キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。

そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。

301 :森崎名無しさん:2014/08/21(木) 23:56:28 ID:???
D行けば妖夢と会えるかな?

302 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/22(金) 00:06:26 ID:koMQMfrs
A つかさ

鈴仙「(せっかくの機会だから、つかさとお話してみようかしら……?)」

昨日の雑魚妖怪チーム戦で、名前が欲しいと鈴仙達に懇願したつかさ。
彼女の持つ冷静な理性と熱い魂は十分に知っているつもりの鈴仙だったが、
しかしつかさ自身の事を深く知っているわけではない。
ほかのウサギ達と比べても格段に大人の容姿と性格の彼女は手がかからない反面、
鈴仙やてゐの元から半ば独立していた雰囲気すらあった。

鈴仙「(あとは……Dちゃんと仲が良い、って事は知っているんだけど。
ほかの話題になるとさっぱりなのよねぇ。 何か趣味とかわかれば面白いんだけど……)」

鈴仙はつかさに対する話題をじっくりと考えて……こう口火を切った。

A:「そういえばつかさは、今興味のあるものとかないの?」つかさの趣味について聞く。
B:「今日の試合、どっちが勝つと思う?」試合について聞く。
C:「Dちゃんと、すごい仲が良さそうよね〜」ウサギDとの関係について聞く。
D:「ガッツ溢れるプレーをするには、まだまだ体力不足よ!」つかさの体力について話をする。
E:「つかさは、どんな選手になりたい……とかあるの?」つかさの目指す選手像について聞く。
F:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


303 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:09:44 ID:FGuhzLDk
D

304 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:11:02 ID:N/asoZQo
F そういえばつかさって何かすきなこととかあるの?折角名有になったんだし
  また今度暇なとき付き合うわよ



305 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:12:09 ID:Dv0O7Hjo
A

306 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:14:09 ID:Dv0O7Hjo
Eに変更します

307 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/22(金) 00:16:27 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

>>293
中々交流しずらい名無しウサギとの交流チャンスになるかもですね。
>>294
世界が破壊されますね…。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

308 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:19:34 ID:10+givPM
E

309 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:19:51 ID:Nuw6pF76
A

310 :森崎名無しさん:2014/08/22(金) 00:37:09 ID:Nuw6pF76
Eに変更お願いします

311 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 00:52:05 ID:Qx9Mb3Ls
こんばんは、遅くなりましたが明日が休日なので少しは更新したいです。

ところで、突然ですが今日から暫く選択肢を2票決にしてみようかと思います。
理由としては、最近の更新&投票スピードなら、2票決でも余裕があるかな…と思ったからです。
また、投票を決定するために変更をしていただくのも非常に心苦しいですし、
そのせいでかえって投票の自由度を下げてしまっても……と考えたのもあります。

ただ、また全体的なスピードが上がって来て、2票決では対応しきれない場合は、
その都度様子を見たりご意見をうかがうなどして、3票決にしていきたいと思います。
相談も無く決めて恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
(もしも反対意見等がありましたら、またコメントにて教えていただければ幸いです。)


それでは、次レスより更新を再開します。

312 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:00:21 ID:Qx9Mb3Ls
E:「つかさは、どんな選手になりたい……とかあるの?」つかさの目指す選手像について聞く。

鈴仙はつかさのパーソナリティは勿論気になっていたが、
それよりも彼女が選手として、どんな方向性を求めているのか……という志向が気になった。
佳歩の場合は、「鈴仙に並べる2トップになる」……と、目標がずっと一貫していたために、
立場上練習をコーチする機会の多い鈴仙としても、佳歩とは付き合いやすいという面は多々あった。

鈴仙「つかさは、どんな選手になりたい……とかあるの?」

だから、つかさについても彼女の目指す方向性を切り口に、
色々と話を繋げていけないかと鈴仙は狙い……こう問いかけた。

つかさ「えっ…? あの、私ですか……?」

鈴仙「ええ、せっかくこの間名前を決めるときに色々とお話したしね。
それで、つかさについてもっと知りたいな……って思ったのよ」

つかさ「そう……ですね。 私、昔からあまりDちゃん以外とは話をしてませんでしたし、
こうして鈴仙さまの方からお話しをして頂けるなんて思っていませんでしたから……。
――ですから、先ほどは戸惑ってしまって、大変失礼いたしました」

突然に話を振られたつかさは、その大きな瞳を余計に大きくして驚いていたが、
数瞬の逡巡の後に、やがて普段の冷静さを取り戻して、鈴仙に向かって淡々と述べる。
その口調には親しみが十分に籠められていたが、どこか事務的な印象が抜けきらない。

つかさ「そして、鈴仙さまは……。 私の、選手として目指したい方向性。 それについてお聞きしたいのですね」

鈴仙「そ、そうよ……(う〜ん、この幼いながらも達観しきった佇まい。 ホントに私やてゐよりも年下なのかしら、この子……?)」

そんなつかさの見せる身振りと表情は、何故か紅魔館のメイド長を思い出させるような瀟洒さと鋭さに溢れており、
育ての親的存在である筈の、てゐや鈴仙のような暢気さは殆どない。
そんな彼女の雰囲気に、鈴仙は逆にドギマギしながら話を聞く羽目になってしまう。

313 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:03:18 ID:Qx9Mb3Ls

つかさ「……私が目指したい方向性。 それは――」

やがて、つかさはゆっくりとその小さな唇を僅かに開いて話し始める。
つかさが今現在目指す選手像は、つまり――。

先着1名様で、

★つかさの目標→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→つかさ「―――それよりも、私の。 いえ……私たちの過去を聞いてください」
       鈴仙「(くっ……ここでオサレ値を上げて来たわね…!)」
ダイヤ→ハート+「実は、具体的に技の開発を進めているんですよ」
ハート→「Dちゃんとの連携技を磨いて、二人でレギュラーを取れるような選手になりたいと思っています」
スペード→「ブロック一点においては慧音様をも上回るような、職人的なブロッカーでしょうか」
クラブ→「……すみません。 私にはまだまだ、佳歩ちゃんのような明確なビジョンが無い。 ただ……体力の低さは問題と思っています」
クラブA→つかさ「……そもそも私、最初はFW志望だったんですよね。 はぁ〜、佳歩ちゃんはいいよなぁ、どぉせ私なんか…」
      鈴仙「(きゃ、キャラ変わったー!?)」ガビ‐ン?

314 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:06:09 ID:???
クラブA・・・今の俺には眩しすぎる・・・
★つかさの目標→ ハートQ

315 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:06:47 ID:???
★つかさの目標→ クラブ5

316 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:11:01 ID:???
石崎タイプで連携技、スクランブル顔面はさすがに無茶か

317 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:29:31 ID:Qx9Mb3Ls
★つかさの目標→ ハートQ ★
ハート→「Dちゃんとの連携技を磨いて、二人でレギュラーを取れるような選手になりたいと思っています」

つかさはごく当たり前かのように、そう鈴仙の前で言い切って見せた。

鈴仙「――やっぱり、Dちゃんのコンビプレイに拘りたいのね」

つかさ「……私の勝手な我儘と言われれば、仰る通りだと思います。
短期的にチームの勝利に貢献するならば、私はおそらくブロック一芸をひたすら磨き、
姫様の負担を減らすための壁となるのが最も効率的である事くらいならば、私もわかっているつもりですから。
ですけど……私は、最後までDちゃんとのプレーに拘りたいのです」

鈴仙「そう……分かったわ。 だったら、私もこれから機会があれば、
Dちゃんとの連携練習についても見て行くようにするわ。 うん、凄く参考になった」

先程まであくまで冷徹だったつかさだったが、やはり彼女はウサギDに対しては深い想いがあるらしい。
あくまでウサギDとのプレーに拘りたい、と語るつかさの横顔には堅さが残るものの、
そこには年相応の少女らしい熱っぽさと純真さが色濃く浮かんでいた。

つかさ「……もちろん、ブロック力ももう少しは高めていきたいですし。
そもそもブロックをするにも連携をするにも、まずは体力がないと意味が無いですからね。
何をするにしても、第一は基礎体力作りだとは思っていますけど」

鈴仙「そうねぇ。 体力作りはコーチしようも無い、努力の世界だから難しいと思うけど……」

つかさ「あら。 私は結構嫌いじゃないですよ、体力作り。 コーチのしようが無い……って事は、
それはつまり、才能が全く無い人でもやりさえすれば結果が出せるって事ですからね」

318 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:31:16 ID:Qx9Mb3Ls

――そして、その後のつかさの表情には、最初の人を寄せ付けないような雰囲気が幾ばくかは消えており。
会話を一区切りする際の最後には、大人っぽさと子供っぽさの両方を兼ね備えた、
艶やかで爽やかな笑顔を鈴仙に見せてくれていた。

鈴仙「(……なんとか、会話には成功したみたいね。 そしてつかさはやっぱりDちゃんに特別な想い入れがある…と。
体力練習やブロック練習だけじゃなくて、言った通りにDちゃんとの練習も見てあげるのが、
つかさと仲良くするための足がかりになる……のかな?)」

*つかさの評価値が上がりました。
*つかさとウサギDの関係、つかさ→(並々ならぬ関係?)←ウサギD が明らかになりました。
*つかさとウサギDとのコンビプレイフラグのフラグが立ちました。

319 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 01:33:23 ID:Qx9Mb3Ls
鈴仙「(――つかさとの会話は、中々実り多いものになってよかったわね。
さて。試合開始まで少しは時間がありそうだけど、残りの時間は何をしてようかなぁ……)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に【2】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

320 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:34:25 ID:P9IEFQeA
AウサギC

321 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:35:01 ID:9fGTEU7Q

妖夢さんに会いたい
つかさとの会話から、ウサギDちゃんとも会話したいけどまた機会はあるだろう

322 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:36:17 ID:P9IEFQeA
A ウサギD に変更お願いします

323 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:36:39 ID:kael5YAI
E

324 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:40:14 ID:MQtnKORs
D

325 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:42:16 ID:UpTJJw0c
AウサギD

326 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:45:38 ID:???
妖夢、地霊殿よりも地獄臭がしとったなあ
謎(笑)の兄貴ができてたりしてw

327 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:53:50 ID:???
よし、中西にレティと相撲するように仕向けるんだな、任せとけ

328 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 01:55:16 ID:???
真・東方の横綱

329 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 02:09:36 ID:???
Dに決まったところで、今日の更新はここまでにします。
>>326
地獄に行けば兄弟が迎えてくれますので、
地獄に行けた方が幸せかもしれませんが、ちょっとどうなるかはわかりませんね。
>>327
レティさんの相撲ネタはやめろォ!(byレティさんはスタイル良いだけだよ派)
>>328
中西「何故、大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しかいないかワイが教えてやろうやないかァ!」

それでは、みなさま、本日もお疲れ様でした。

330 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 02:11:32 ID:???
>>中西「何故、大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しかいないかワイが教えてやろうやないかァ!」
負け西フラグ乙w

331 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/23(土) 23:11:56 ID:Qx9Mb3Ls
こんばんは、今日も更新していきます。
>>330
まだK1デビューしてないんで強いです。乙ありがとうございます。
ちなみに今は横綱は71人になるらしいですね。

D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。

鈴仙「(そうね……。 せっかくだから久しぶりに妖夢達の顔でも見に行こうかしら)」

特に何の気も無しに、鈴仙は友人の妖夢を応援するため、
遥々と人里サッカーコートのロッカールームへと向かう。
重々しい鉄製の扉に「西行寺亡霊連合 控室」と書かれた一枚紙が張られているその部屋は、
何となく物々しい雰囲気を醸し出しており、鈴仙は一旦その扉を開けるのを躊躇するも……。

鈴仙「……まぁ、ここまで来て引き返すのもちょっとアレだしね」

――と、軽く深呼吸してギィと扉を開く。 その中の様子は……。

先着1名様で、

★冥界チームの様子→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ・ハート→普通に和やかな雰囲気だった。
スペード・クラブ→少しピリピリした雰囲気だった。
クラブA→扉を開けると、そこは無数の瞳に囲まれた亜空間だった。

332 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 23:13:27 ID:???
★冥界チームの様子→ ハート8

333 :森崎名無しさん:2014/08/23(土) 23:13:27 ID:???
★冥界チームの様子→ ハート7

334 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:03:01 ID:W39xBQb6
★冥界チームの様子→ ハート8 ★
ダイヤ・ハート→普通に和やかな雰囲気だった。

鈴仙「お、おじゃましま〜す……(――って言って。 ホントにお邪魔にならなければ良いんだけど……)」

――と、恐る恐る扉を開いた鈴仙に対して。

メルラン「うふふ〜〜♪ 今日は私のハットトリックが炸裂するわよ〜〜♪」

ルナサ「……頼む。 頼むから、今日は自陣ゴールから敵陣ゴール目がけてシュートとかはするんじゃないぞ……?」

リリカ「多分ルナ姉の言ってる事、もう既に聞いてないと思うよ〜」

ルナサ「はぁ……。 どうせ私なんて……」

サッカーよりもその楽器の演奏に定評のある騒霊たちも。

藍「さて、今日は手筈通りにやるんだぞ? 橙。 期待しているからな」

橙「はい、藍さま!」

チームキャプテンの友人の懇意により派遣された式とその式も。

中西「(地獄の悪鬼どもめ、見とれやァ。 ワイはこの死にすらも打ち克って見せるで……!)」

利害の一致により偶々チームの一員として組み込まれた名もなき亡霊も。

幽々子「…ふふふ。 今日は終わったら何を食べようかしら〜?」

そして、チームキャプテンを務める、由緒正しく名高き亡霊もまた、その全員がいつも通り。
地底の妖怪という半ば未知の勢力を前にしても、死者達はその在り方を一向に変える気配が無かった。
ただし――。

335 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:04:13 ID:W39xBQb6
妖夢「(大丈夫かな……。 今日はちゃんとポストに当たらず2ゴール!
……いや、せめて1ゴール位は取れれば良いんだけど……はぁ)」

――その中でイマイチ死に切れていないからか、半人半霊の妖夢だけは一人、
試合を前にして緊張を隠しきれていない様子だったが。

藍「――む。 どうやら来客が参られたようだ。 橙、出てやりなさい。
(本当は主将の従者たる妖夢にでもやらせるべきだろうが……。
今の彼女はかなり緊張していて、それどころではないだろうからな)」

そして、そんな妖夢の緊張と同時に、来客の気配を感じ取った八雲紫の式。
八雲藍と呼ばれている彼女は自慢の九尾の狐尾を優雅にはためかせながら、
藍自身が編んだ式を被せた猫又の橙に応接を依頼する。

橙「はーいっ。 こちらは西行寺亡霊連合の控室ですけど、選手のご関係者さまでしょうか?」

鈴仙の前に姿を見せた藍の式・橙の背丈は佳歩やてゐと変わらない程小さい。
しかしそれでも、相応の躾はなされているのだろう、幼いながらもしっかりと礼をしながら、
丁寧な態度で鈴仙に臨んでくれていた。

鈴仙「永遠亭の鈴仙です。 妖夢の応援にと思って、 ライフガード を差し入れに来たのだけれど」

橙「……ああ、そうなんですね。 妖夢さーんっ、鈴仙さんが来てくれましたよ〜?」

妖夢「はっ!? す、すみませんすみませんっ!? ……って、えっ。 鈴仙?」

鈴仙「やっほ。 最近はご無沙汰してたわね、妖夢。 応援に来させてもらっちゃったわ」

336 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:08:00 ID:W39xBQb6
橙が取り次いだ先の妖夢は、何か考えに耽っていたのか橙の呼び出しに対して、
非常に焦った様子を見せていたが、それでも、鈴仙の名を聞くと嬉しそうな顔を浮かべてくれた。
妖夢は鈴仙に駆け寄り、短く切った銀髪を揺らしながら熱っぽく鈴仙に語りかける。

妖夢「鈴仙。 鈴仙……! 私、最近ずっと鈴仙の事を考えていて……!」

鈴仙「へ、へっ?」

妖夢「あっ……! ご、ごめんね。 違う、そんな意味じゃなくって……!」

必死に鈴仙に何かを伝えようとするが、妖夢の言葉は要領を得ない。
恐らくは、試合に対する過剰な緊張が原因なのであろうが、
鈴仙は前に酒場や練習場で見た、どこか思いつめた妖夢の姿を思い出して心配になる。

鈴仙「(最近の妖夢ったら、昔に比べて浮き足立った印象なのよね。
それにしても、最近ずっと私の事を考えてた、ってどういう意味なのかしら……愛の告白? ―――っていう冗談はさておいて。 
私はこれから試合に臨む妖夢に、どんな言葉をかけてあげれば良いんだろう……?
中途半端な言葉は、逆に妖夢のプライドを傷つけてしまうかもしれないし難しいけど。 私は……)」

妖夢に対して、鈴仙は差し入れのライフガードを渡しながら、こんな一言を掛けてあげる事にした。
その一言とは……。

A:「――頑張りなさいな妖夢。 貴女ならきっとできるわ!」ベタだがシンプルに。
B:「私は私、妖夢は妖夢なんだから。 比べたりしちゃダメだと思うわ」アドバイスをする風に。
C:「何となく気持ちは分かるけど。とにかく、やるしかないわよ!」共感の意を伝える。
D:「ホラホラ、深呼吸して深呼吸。 そんなんじゃあ緊張で死んじゃうわよ?」軽く茶化した風に。
E:「妖夢が何を悩んでるかは分かんないけど。 私は、妖夢の事応援してるから!」自分は応援してると言う。
F:「――試合終わったら、飲みにでも行きましょう?」飲みにケーションする。
G:「ま、まずはお友達からでお願いしますっ!?」愛の告白の体で行く。
H:その他 自由選択枠

先に【2】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

337 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:09:39 ID:FeH3LV8c
B

338 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:11:53 ID:yVqSrrss
D

339 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:14:04 ID:AWxznKI2
E

340 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:14:45 ID:mqn7j8Y2
D

341 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:14:50 ID:???
G

342 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:16:05 ID:FlwKtglw
G

343 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:43:01 ID:W39xBQb6
D:「ホラホラ、深呼吸して深呼吸。 そんなんじゃあ緊張で死んじゃうわよ?」軽く茶化した風に。

鈴仙「(……妖夢は真面目だけど、その分色々と考え込み過ぎて突っ走るというか、
色々と悩んだりするタイプだからね……って、私も人の事あんまし言えないけど)」

幸いにも鈴仙は、妖夢のような考え方をする知人を他にも知っていたし、
何より妖夢程では無いが比較的生真面目な性格と自負のある鈴仙は、
彼女の悩みや焦りについて、幾らか心当たりもあった。

鈴仙「(要するに妖夢は、昔の―――パスカル君や中山さんと会う前の私みたいな状態……なんだと思う。
常に漠然とした不安とか無力感。 優秀な他者への劣等感が消えなくって、でも日々の忙しさに努力を怠って。
妖夢の場合は私と違って本当に真面目だから、努力を怠るって事はないでしょうけど。
それがまた悪い方に働いちゃって、頑張っても頑張っても報われない状態。
自分の目指す方向性が良く分からなくって、色々と混線している状態にいるような。 そんな気がする)」

それ故に、妖夢の悩みを分析する事自体については、鈴仙にとってそう難しい作業では無かった。
しかし、それを分析したからと言って、試合前のこの短時間にそれをありのままに話す訳にはいかない。
鈴仙はメンタルカウンセラーでは無く、あくまで妖夢の一友人にしか過ぎないのである。
そのため鈴仙は、敢えて妖夢の深い心理を掘り下げる事もせず、だからと言って無責任で上から目線の助言を行う事もせず。

鈴仙「ホラホラ、深呼吸して深呼吸。 そんなんじゃあ緊張で死んじゃうわよ?」

――と。あくまで友人として妖夢の緊張を指摘し、それ以上は突っ込まないことにした。
無暗な詮索は、妖夢の剣士としての高いプライドを損ねる事になると考えたからだ。

344 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:46:32 ID:W39xBQb6
妖夢「……鈴仙」

――そんな鈴仙の気遣いに対して、妖夢は……?

先着1名様で、

★深呼吸→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→妖夢「コォォォ……ッ」鈴仙「(こ、これは……『波紋法』の呼吸!? 波紋法の呼吸は「勇気」の産物!!)」
ダイヤ・ハート→妖夢「あはは……ありがと。 色々と心配かけちゃったみたいでごめんね」鈴仙「(良かった、笑顔だ……!)」
スペード→妖夢「すう、はぁ……。 はぁ……」鈴仙「(あんまり効果は無かったかしら……?)」
クラブ→妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」鈴仙「(あれっ? 余計に落ち込んじゃった?)」

345 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:47:03 ID:???
★深呼吸→ クラブQ

346 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 01:48:08 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
皆様、本日もお疲れ様でした。

347 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:48:21 ID:???
努力しても成果でないってのはゲームでいうとレベル上がっても能力上がらないキャラ、つまりジェイガン
★深呼吸→ スペードQ

348 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:48:57 ID:???
地獄への階段を着実にまた一歩

349 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 01:57:41 ID:???
今の妖夢って自分の力を信じてないよね
信じられるのを信じられないって本当に何やってもうまくいかないって気になる
こういう時に俺だったらしばらく弱い相手か友人にスパーリングお願いするけど
剣士の高いプライドと来たか・・・う〜む

350 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 04:31:01 ID:???
やっぱりレイセンのせいらしい?


351 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:01:49 ID:ZMnfSie2
おのれマモノ!また一人の選手が地獄に落ちてしまった!

352 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:43:04 ID:???
みょんは冷静に諭してくれる人がよりも
足手纏いだったり、喚いたりするのが近くにいると奮起するタイプと見た
あとは……まあ………男やね…………

353 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:55:20 ID:???
こういうプライドの高いタイプは一度へし折ったほうがいいよな。

354 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 11:00:06 ID:???
つまりまだまだクラブ活動が必要と言うことか

355 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 13:01:24 ID:???
モズク風呂って手もあるな

356 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:50:32 ID:???
こんにちは、今日も更新します。
>>347
FEはあんましわからないですが、ジェイガンは努力しても伸びないというよりは、
既にもう熟練しているため伸びないという感じだと思います。永琳はジェイガンに近い感じですね。
妖夢は……多分辛抱強く育てれば強くなります。
>>348
その先に何が待ち受けてるのでしょうか……。
>>349
初期の鈴仙と妖夢は似ていますが、
妖夢の場合鈴仙よりも真面目すぎるところがネックになっていると思います。
理想が高すぎる上に頑固で抱え込みやすい…といった感じでしょうか。
>>350
強いて言うなら、鈴仙があまり面倒を見なかったせい……になるのでしょうか。
>>351
まだ大丈夫です。 ……たぶん(汗)
>>352
ポイズンスレさまの妖夢はそんな感じで奮起していましたね。
男については……あるとしたら中西なのでしょうか。
>>353
初期の鈴仙もパスカルや中山の出会いをきっかけにプライドをいい感じに捨てる事が出来てたので、
妖夢にもそうしたイベントがあれば変わるかもしれません。
>>354-355
基本的にダイヤの方が後々の鈴仙のためになりやすい……と、いう風にしたいですが、
話的にはそっちもそっちで面白いかもですね。

357 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:52:08 ID:???
★深呼吸→ クラブQ ★
クラブ→妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」鈴仙「(あれっ? 余計に落ち込んじゃった?)」

妖夢は鈴仙のアドバイスを聞くと乾いた笑みを浮かべ、そうしてスウと大きく息を吸いはしたのだが……。
そこから出る息はゆったりとした深呼吸というよりは、さっきよりも格段に大きいため息と表現する方が適切だった。
妖夢は俯いた様子でかぶりを振って、掠れたような声で弱弱しくこう独りごちる。

妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」

そう微かに言い放った妖夢の瞳は、綺麗に切りそろえられた前髪のせいで鈴仙には見えない。
しかし、妖夢は余計にその落ち込みを深めたような、そんな様子が伺える。
それでも、妖夢は自分のこうした態度が鈴仙にとって失礼であると理解していたために、
勢い良く力を振り絞って鈴仙の赤い瞳を見つめながら、鈴仙にお礼を告げた。

妖夢「……ごめんね、折角来てもらったのにこんな様子で。 差し入れのライフガード、本当にありがとう。
私がこの飲み物好きだって、鈴仙は覚えててくれたんだ」

鈴仙「うん、まあね……。 試合前は妖夢、いつもコレ飲んでたような気がしてたし」

鈴仙は曖昧に頷き返しながら、かつて――もう1年も前になるだろうか――、
妖夢とコンビを組んでチームを組んでいた時の事を思い出す。
自分は永琳から、妖夢は幽々子から放り出されて急造チームを組み、幻想郷の並み居る強敵と戦い、
最後には永琳と幽々子の連合チームを相手取って試合を行っていた事を。
そしてその際に仲良くなった妖夢は、鈴仙にとって、始めての永遠亭の外の友達だった。
だからこそ、今こうして落ち込んでいる妖夢を何とか助けてあげたい。 鈴仙はそう思っていたのだが……。

鈴仙「(――私じゃあ、妖夢を助けてあげられないのかな)」

358 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:53:10 ID:???
妖夢が鈴仙や周囲の者に対して感じている壁は、鈴仙が予想する以上に高かった。
鈴仙は僅かな無力感を覚えながらも、仮初の明るさを取り戻した妖夢と二言三言会話を交わし。
そして……何の対策も無いままにロッカールームを去る事になってしまった。

*妖夢の評価値が上がりました。
*妖夢の悩みはあまり解消されませんでした。


*****


佳歩「……あっ、鈴仙さま! もうすぐ試合が始まりますよ!」

鈴仙「おっ、丁度良いタイミングで戻って来れたみたいね」

――鈴仙が妖夢達に挨拶を行った後、そんなに広くない人里サッカーコートをぷらぷら歩いて自分の席に戻ると、
既に両チームの選手がスタジアムに整列していた。

鈴仙「どれどれ……(妖夢のチームの人たちはさっき見たから良いとして。地霊殿は一体、どんな様子なのかしら? 
地霊殿当主の私有チームと、旧地獄の荒くれどものチームとが合併して出来たチーム……
ってのは、どこかで聞いた事がある気がするけれど)」

鈴仙は地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーの様子を中心に見る事にした。
集団は鈴仙の予想以上に統率が取れているようで、地上の由緒正しいチームと同じく礼儀作法をきちんと叩き込まれているように見える。
先頭にはいつかの縁日でも見かけた小柄の紫髪の少女――地霊殿当主の古明地さとりが物憂げな風に佇み、
何だかんだで結構縁のあるお燐はさとりのすぐ隣に立ち、いつも通りのお面のような笑顔を絶やそうとしない。

そして、その中で一際の異彩と存在感を放つ者が一人。

359 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:54:51 ID:???
勇儀「冥界の幽霊か。 ――ハ、こりゃあ涼しげで気持ちが良いねぇ」

男と見間違えるほどの長身と、精悍で好戦的な笑顔が特徴的な、星の文様を象った空色の着流しの美女。
試合を愚弄しているのか、その片手には直径3尺に届かんまでに巨大な盃を持ち、
今から花火でも見に行くような上機嫌な表情でその盃から酒を呷っている。

さとり「……勇儀さん。 試合中の飲酒はマナー違反と申し上げた筈ですが」

勇儀「ああん、マナー? そんなもん知るか。 むしろ強者を前に酒を入れて戦意を高揚させるのが常識であって、
それを怠るあんたらの方がマナー違反じゃないのかい?」

さとり「……はぁ。 いえ、すみません。 私が悪かったです(幾ら心を読めても、話が通じなければ全くの無力ね……)」

こいし「(なんという脳筋発想……)」

観客席から見てもわかる、整列中に酒を呷る女の非常識さ。しかしその豪放さは確かに、彼女の種族にとって常識であった。

手入れをしていないであろうにも関わらず艶やかで美しい金髪に伸びる、
一角獣のような長く鋭い赤い角を見た鈴仙は、彼女から発せられる爆発的なまでの妖気に思わず震え、
自分と同じようにおびえている佳歩やウサギDをあやしながら、呟く。

鈴仙「あれが……噂に聞く鬼の四天王。 力の星熊―――星熊、勇儀……!」

レミリア・スカーレットや霧雨魔理沙に次ぐ……否。 そのシュートに関しては両者をも上回るとされる旧地獄ボンバー・星熊勇儀は、
幻想郷でも最高峰のFWを目指す鈴仙にとって、超えなくてはならない障壁の一つ。

鈴仙「(地底に関する情報はあまり地上に入って来ていないから、レミリアさんや魔理沙と違って知名度自体は低いけど……。
彼女もまた、萃香さんに負けない程の凄い選手の筈よ。 今日はしっかりとチェックしなくちゃね)」

――鈴仙はきちんと深呼吸をして、強者に対する恐れを少しずつ消していく。
将来は、自分自身があのような強者とならなければいけない。
そう言い聞かせながら、固唾を呑んで試合の趨勢を見守る事にした。

360 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:56:09 ID:???
***

実況「さぁ〜〜〜! コイントスも終わりまもなくキックオフ!
地霊殿サブタレイニアンローゼスの先行で始まるこの試合は一体どうなるのでしょうか!
地底はまだまだ地上では新興勢力扱いが抜けきっておらず、情報が届きづらい為にその実力はまさに未知数!
幻想郷サッカー史の中では永遠亭ルナティックスや紅魔スカーレットムーンズに並んで伝統ある冥界チームは、
地底からの侵略をどこまで防ぎ、そして返り討ちにする事が出来るのでしょうか!
なお、試合前に提出された両チームのフォーメーションはこのようになっています」

−−@−− @さとり
C−B−A Cこいし Bキスメ Aヤマメ
−−−−−
−GDE−
−−−−− 
−I−−F Iパルスィ Fお燐
−−−−− 
−H−J− H勇儀 J空
地霊殿サブタレイニアンローゼス:3−5−2
西行寺亡霊連合:4−3−3
−H−J− H妖夢 Jメルラン 
F−−−− F橙
−−I−− I藍
E−−−G Gルナサ
−−−−− 
D−−−C Cリリカ
−A−B− A幽々子
−−@−− @中西

361 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:57:25 ID:???
幽々子「今日は良い勝負にしましょうね〜」

さとり「―――『地底の妖怪。 それがどの程度の実力かは分からないけど、精々この私を楽しませてね〜』
……ですか。 強者としての目線を持ち続ける事は立派ですが……それが驕りとなっているならば、
私たちが存分に、その寝首を掻かせて頂きますよ」

幽々子「ま、本音で行くとそんな感じかしらね。 ……心を読んでくれると話す手間が省けて便利ね〜」

さとり「それはどうも。 貴女のような者が幻想郷にもっと増えてくだされば、私ももう少し、気楽に暮らせるのですが」

実況「お〜〜っと、フィールドではすでに両チームのキャプテン同士の鍔迫り合い……と
表現するには些かテンションが低めですが、会話が始まっております!
果たしてこの試合、一体どう転ぶのでしょうか〜〜〜〜!?」

さとり「(戦力は恐らくほぼ互角。 ですが私たちは……負けません!)……勇儀さん。
ご存じとは思いますがこの試合は私たちのキックオフから始まります。 つまり……お願いします」

勇儀「おっ、良いのかい? 嬉しいねぇ」

実況「そしてキッカーはどうもCFの星熊勇儀選手から始まるそうです!
旧地獄ナンバーワンストライカーの彼女は『旧地獄ボンバー』の異名で知られており、
一説ではあのレミリア・スカーレット選手や霧雨魔理沙選手にも並ぶ実力者であるとも評されている、
一騎当千の名選手! 果たして彼女はどんなプレーを見せてくれるのでしょうか!」

―――この時、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバー以外の者は想像する事が出来なかった。
弱肉強食、力こそが全ての旧地獄にてナンバーワンの称号を得たストライカー。
星熊勇儀の、その洗練された肉体に秘められる、規格外のスケールの巨大さを。

362 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:58:42 ID:???
…と、いったところで力尽きたので一旦ここまでです(爆)
続きは、また夜八〜九時くらいから更新していければと思っています。
それでは、一旦失礼します。

363 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 18:29:16 ID:???
乙です。
ついに伝統のキックオフシュートが…

364 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:13:48 ID:???
怪我と三歩対策にもこたんFWにしよう
もし学習したら煽りゃすぐのりそう

365 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:46:06 ID:???
むしろ壁は要らんどけろという選択肢もある。

366 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:51:02 ID:???
姫様なら・・・それでも姫様なら・・・
鬼のキックオフシュートも止めてくれるはず・・・!

輝夜「おいバカやめろ」

367 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 21:06:47 ID:???
威力によってはライフスプリングインフィニティ使うことも視野に入れるべきだな。

368 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 21:29:00 ID:???
某スレだと厳しい条件付きでようやく主人公の必殺と同じシュートでしたね

369 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:25:43 ID:???
更新を再開します。
>>363
乙ありがとうございます。
三歩必殺は他のスレ様でも超威力のシュートとして恐れられていますが、
このスレだとちょっと威力は落ちるかもしれません。…それでも十分強烈ですが。
>>364
妹紅FWは結構有用な選択肢かもしれませんね。
勇儀はやや脳筋なきらいもありますが、戦いのプロでもあります。
>>365
怪我が心配ない、というのは大きいかもですね。
他の消耗を考えて、敢えて姫様にお任せするというのも無い事はありません。
>>366
出目が良かったら、案外止めちゃうかもしれません。
>>367
ライフスプリング……は吹き飛ばないという利点もありますので、ガッツの節約にもなりますね。
>>368
バランス的にはその某スレさまに近い感じになっていると思います。
最強クラスではあるが、飛びぬけて最強無敵では無い位ですね。
ただ、今の鈴仙が出せるどのシュートよりも強いです。

370 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:26:44 ID:???
――ピィイイイイイイイイッ!!

実況「さあ〜! キックオフのホイッスルが鳴りました!
地霊殿サブタレイニアンローゼスのキックオフから試合かい―――し……?!」

……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアッ!!
          
キックオフ直後、人里サッカーコート中……いや、幻想郷一帯を覆う程に膨大な妖気が溢れ出る。
その余りに強烈な勢いに、周囲の建造物の一部が塵のように吹き飛ばされる。
つまりそれは、鬼が自身の持つ全力を解き放たんとその右脚を振り上げた際の衝撃だった。

勇儀「……さァて。 まずは一発、花火でも打ち上げだ!! それ、まずは……一歩!!」


                ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!
       ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ………バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

371 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:29:47 ID:???
              そう言うと勇儀はその右脚で……大きく、大地を踏みつけた。
        すると大地は、勇儀によるあまりの圧力に耐えかねてその振動を周囲に伝える。
             天地創世が再びこの場で行われているかの如き鳴動が生じるが、
                  しかし勇儀の進撃はそれだけでは止まらない。

                         勇儀「二歩……!!」

          バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
                 ビュウウウウウウウウウウウッ! ドゴォオオオオオッ!!
           ドドドドドドドドドドドド………! バギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

        センターサークルに鎮座するボール目がけて、勇儀はその左脚を大きく天に奮う。
    すると天は、竜巻のような勇儀の一閃に応じて荒れ、空間に存在する有象無象を天高く吹き上げる。
   そして―――勇儀の左脚が地を突き穿ち、二度目の右脚がボールに向かって打ち下ろされる瞬間、
                周囲の人妖は皆恐怖した。 恐怖せざるを得なかった。

     鈴仙「(………ウソ……でしょ? あれが――あんなのが……『シュート』だ……って言うの!?)」

         永遠亭のウサギ達の皆が怯え泣き喚く中、鈴仙はこれまでに育てて来た勇気を胸に、
           恐る恐るではあるが、勇儀がその右脚をボールに打ち付ける瞬間を覗き込む。

                     勇儀「これで終わりだ……!!」

     フィールド全体が、いや、サッカーコート全体が鬼から放たれる圧力によって焼け野原と化していく。
       絶対的な力に対する恐怖の悲鳴をバックコーラスに、勇儀は無慈悲にも三歩目を踏み抜け。
             女の口から出されたものとは思えぬ重低音で、こう呟いた。

                勇儀「――『四天王奥義・三歩必殺』…………!!」

                           カ  ッ!!

372 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:31:11 ID:???

              ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ!
バリバリ!!   バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!!
          ドゴォリバグギャ  グ           ギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
              グォォ    ォォォォ    ォォオオオオ!!!!!!!
                         リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!!
バシュウウ         ウウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
    ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ 
          グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
     ドドドドドドドドドドドドドド
         グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
                  ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                  ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオ!!
バシュウウ         ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
                      ュウウウウウウウウウ       ウウウウウウウウウッ!!
             グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!


373 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:34:25 ID:W39xBQb6
先着4名様で、

★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ! card )+( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★藍→ブロック 48 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+=
 バケバケE→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★バケバケC→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 幽々子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★
★中西→パンチング 56 (! card)+(! dice + ! dice)+(50m補正+4)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リリカがフォロー)(ルナサがフォロー)(メルランがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の四天王奥義「三歩必殺」が西行寺ゴールを粉々に打ち砕く!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(地霊殿のコーナーキック)(バケバケDがフォロー)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀の「四天王奥義「三歩必殺」」には吹飛係数0があります。
幽々子のマークがダイヤで「桜吹雪地獄」(+8、250消費)が発動します。
幽々子のマークがハートで「西行桜吹雪」(+4、100消費)が発動します。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

374 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:35:36 ID:???
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=★

375 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:36:38 ID:???
★藍→ブロック 48 ( ダイヤA )+( 1 + 2 )+(人数補正+2)+=
 バケバケE→ブロック 41 ( ダイヤ8 )+( 2 + 5 )+(人数補正+2)=★

376 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:21 ID:???
★バケバケC→ブロック 41 ( クラブ6 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 幽々子→ブロック 51 ( スペードJ )+( 2 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★

377 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:41 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペード10 )+( 3 + 6 )+(50m補正+4)=★
中西「何故、大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しかいないかワイが教えてやろうやないかァ!」

378 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:45 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペード7 )+( 4 + 3 )+(50m補正+4)=★

379 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:38:05 ID:???
さぁスパコンだ!
★中西→パンチング 56 ( クラブK )+( 4 + 5 )+(50m補正+4)=★

380 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:40:29 ID:???
         ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
      ,.-,/        /::::::::::::::::::::::!,,  \
     (  ,'          i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
      `''|          |:::::::::::::::::::::}     ``ー''"
        !       '、:::::::::::::::::::i
        '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \>

381 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:44:05 ID:???
キックオフで本気姫様と五分よりちょっと有利程度か
きっついな・・・

382 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:48:02 ID:???
キックオフシュートならサポーターと新入りの声援援護もらえば勝てそうw

383 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:48:04 ID:???
>>380 それ俺がやろうと思ったのにwww
なんとなく威力も予想通りだな、時間もかかりそうだし速攻で奪い取れば大丈夫だろう
というよりこの先の相手ほとんどそれくらいの火力はあるね
向日葵仮面といい序盤だから条件付き多いみたいだけど

384 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 23:51:32 ID:???
            レティ用↓



          ,.-'''"-─ `ー,--─、_,-''''''''''i、
        ,.-,/        /=====||======! \
        ∈ ,'          i======||=====ノ-、,,`''ー'''"7
       `''|          |=======リ=====}  ``ー''"
         !       '、=====||======i
         '、 `-=''''フ'ー''ヽ、==||\====/─-、,,-'''ヽ
          \_/     ヽ--、__\ ./,,..--一-、 ヽ
                     ヽ-一く        \>

385 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:03:27 ID:???
ネオファイヤースターバースト級か
一人用のPODで避難の準備だぁ

386 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:05:01 ID:ISuzIErk
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=75★
★藍→ブロック 48 ( ダイヤA )+( 1 + 2 )+(人数補正+2)+=53*吹き飛び!
 バケバケE→ブロック 41 ( ダイヤ8 )+( 2 + 5 )+(人数補正+2)=50★*吹き飛び!
★バケバケC→ブロック 41 ( クラブ6 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=54*吹き飛び!
 幽々子→ブロック 51 ( スペードJ )+( 2 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=62★*吹き飛び!
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=75★
★中西→パンチング 56 ( スペード10 )+( 3 + 6 )+(50m補正+4)=69★*吹き飛び!
≧2→勇儀の四天王奥義「三歩必殺」が西行寺ゴールを粉々に打ち砕く!

藍「……!?」

バケバケE「ば……バケ〜〜〜〜!?」

ドゴォオオオオオオオン!!

運悪く勇儀のシュート圏内に入ってしまった藍とバケバケEは、
抵抗や回避行動を取る間も無く大きく吹き飛ばされるが、それもまた仕方の無い事であった。

幽々子「……あら、これはちょっと私じゃ無理ね〜」

バケバケC「バケバケェぇええ!?」

バゴォオオオオン!!

CBの幽々子は比較的勇儀から遠い位置に居たため、
また、彼女自身も平均以上のブロック力は兼ね備えていると考えていたため、
勇儀のシュートの威力を少しでも抑えるべくふわりと浮いて、バケバケCを伴いシュートコースに立つが。
残念ながら、幽々子は星熊勇儀という鬼を過小評価していると断ぜざるを得ない。
なぜならば、彼女もまた、勇儀が放ったシュートに触れる事すら敵わなかったからだ。

387 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:06:13 ID:ISuzIErk

中西「……な、なんやァ!? 今更死が何やァ! ワイはその程度のシュートには負け……グワァァアアア!!」

そして、意気込んで決死のセービングに出た中西の勇気もまた、
抗いようも無い力と恐怖の象徴。鬼の全力の前には無力だった。
極限にまで高められた威力のパワーシュートは、中西の巨体を紙切れのように吹き飛ばし。

―――バゴオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ……ピッ……!?   ――ピィッピィイイイイイイイイイイイ!!


地霊殿サブタレイニアンローゼス 1 − 0 西行寺亡霊連合

388 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:07:16 ID:ISuzIErk

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

389 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:09:17 ID:ISuzIErk
実況「……な、なんだ……!? 何でしょうかあのシュート……とも形容するにもおこがましいあの暴力は!
勇儀選手がキックオフで撃ち放った『三歩必殺』と呼ばれるそれは……!
フィールドの中央、トップ下の藍選手を巻き添えに!
そしてCBの幽々子選手やGKの中西選手の堅守をも完全に無力化して、
その力をゴールネットのど真ん中に叩き付けました!
た、只今粉々に破壊されたゴールの修復にかかりますので、暫くお待ちください」

鈴仙「……な、何よ……あのシュート!? キックオフシュートであんな威力だなんて。
もしあんなのがバイタルエリアとかから撃たれたら……止められる訳がないじゃない!」

ウサギB「お……落ち着いてください鈴仙さまっ!
大丈夫です、あのシュートにだって弱点はきっとあります。 だから、今は落ち着いて試合を…!」

ウサギC「とか言ってるBちゃんも、脚のガクガクが止まってないよ〜?
……わたしも、体全体がびくんびくんってなっちゃってるけど」

――星熊勇儀が放ったシュートは、鈴仙達にとっても大きな衝撃だった。
シュートを放つ前に大きな動作を要していたとはいえ、
仮にキックオフでも撃たれたら最後、その威力は永琳の『爆宙アポロ』や
ゆうk…謎の向日葵仮面の『マーダースパーク』。
そして……鈴仙とてゐの『インビジブルデューパー』をも軽く超えるような。
そんな常識外れの威力を持ったシュートが飛んで来るのだ。
如何に輝夜が成長したとはいえ、あのシュートを真正面からセービングするのは至難の業に思える。

鈴仙「……でも、Bちゃんの言う通りよね。 あのシュートにはきっと、弱点だってある筈。
それにひょっとしたら、シュートだけが滅法強くって他はからきしの可能性だってある訳だし。
今はとにかく、落ち着いて情報を得る事に集中しないと」

とはいえ、試合は始まったばかり。 勇儀の脅威について語るにしても、その時は今ではない。
鈴仙は意識を再びフィールドの方へと向ける事にする。
試合の一時中止は終わり、再び西行寺亡霊連合のキックオフから仕切り直される様子だった。

390 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:13:00 ID:ISuzIErk
――ピィイイイイイイイイッ!

実況「さ……さあ! 気を取り直して試合再開です。
西行寺亡霊連合はトップ下の八雲藍選手にボールを戻し、暫くボールキープを行って様子見をしております」

地霊殿の誇る巨砲による一撃に、早くも1点を許してしまった西行寺亡霊連合。
しかし、主将を中心として精神的なブレの少ないメンバーが多いこのチームは、
それだけで動揺する事も無く、堅実に時間を稼ぐという手法に出る。

藍「……やれやれ。 さっきはいきなり見苦しい所を見せてしまった。 このままでは、私も紫様に何と言われる事やら」

勇儀「へぇ、そりゃあ大変だ。 私にゃあ事務方の仕事なんてこれっぽっちも分からんが、
アンタらはアンタらで日々精神をすり減らしてるみたいだね。 同情するよ」

藍「やぁ、それは在り難い。 だったら……この場もみすみす通してくれれば嬉しいのだが、ね!」

バッ! ババッ!!

勇儀「冗談。 お前さんに同情はするが、それで面白い勝負ができなきゃ本末転倒じゃないか!
私はさっきのシュートだけじゃあ全然満足してないんだ。 だから……ボールを寄越しな、九尾!」

――しかし、そんな悠長な戦術は誰よりも戦いを愛する力の勇儀の気に召さなかったらしい。
彼女は持前の強靭な足腰を持って藍にプレスを掛けていくが――。

藍「……私には紫さまより授かった藍という名に、八雲の家名がある。
それに。 力だけに頼ったプレーでは私には勝てんよ。 ―――式輝・『プリンセス天狐』!!」

ブウウッ……ン! バシュウッ、バシュウウ、 ――……ッ、シュパァアアアアアアッ!!

勇儀「なにィ?」

391 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:14:02 ID:ISuzIErk
実況「ああ! ここは藍選手がファインプレー! 勇儀選手の強引なタックルを先読みしていた藍選手、
自慢の幻術ドリブル・『プリンセス天狐』のを用いて無事にボールキープを成功させます!」

藍「(――星熊勇儀のタックル、数値換算にして49から51の間に分類。
その上で中央値を取る確率が89.3%。 ……となると奴のタックル力は大凡50か。
これ以上に特殊な技を持つ可能性が11.4514%と低めの値を指している。
楽観的に技無しと見積もったとしても、CFとしては十分過ぎる数値だ。
私も『プリンセス天狐』を展開出来ていなければ、どうなっていた事か……)
―――橙! そろそろ敵陣を崩してみよう! フィニッシャーは誰でも良い。 任せたぞ!」

バコオオオッ!

橙「了解です、藍さま!」

実況「そして藍選手、左WGの橙選手にパス! 橙選手はそのドリブル突破力について特に優れており、
藍選手のパスからの橙選手のサイドアタックは、西行寺亡霊連合の黄金パターンと言っても過言ではない!
橙選手、地霊殿の弱点たる脆弱な中盤を自慢の『韋駄天ドリブル』でガンガン突破していきます!」

橙「ふっふ〜ん。 今日は私の『式』だって憑きたてのほやほやなんだからね!」

バシュウウッ!

パルスィ「くっ……妬ましいわね(とはいえ、私の今日の仕事はこいつでは無い。 今は我慢よ…!)」

八雲藍の忠実なる式神たる橙には、その名の通り彼女の妖怪としての能力を向上させる『式』が組み込まれている。
その効果は、普段の日常生活を送る分にはそう目に見える程度では無いのだが――。

藍「(……式神構成メモリ、オールグリーン。 ドリブル突破プログラムに容量転移、
その後にセンタリングモードを導入。 対象……魂魄妖夢もしくはメルラン・プリズムリバー。
成功確率の高いパス先を判定すべく、演算補助プログラムを作動せよ……)」

392 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:19:49 ID:ISuzIErk
戦闘時や弾幕ごっこ、あるいはサッカーのように短期間で高い作業を求める業務が課された場合、
その『式』の操り手たる藍が橙の式を直接操作する事で、橙の能力を底上げする事が出来る。
もっとも、妖怪としては最上級。 名高き九尾の狐である藍の知力と妖力を以てしても、
その式の操り方は、彼女の主人たる八雲紫と比べると大きく劣る。
しかしそれでも実際に、藍の操作によって橙のプレー能力は大きく向上していた。

橙「(うんっ。 頭がスッキリ澄み渡ってる。 これも藍さまと一緒にサッカーをしてるお蔭だね!
さ〜て、妖夢さんとメルランさん。 ラストパスはどっちに出そうかなぁ……っと)」

先着1名様で、

★あまり成功しない黄金パターン?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→
ダイヤ→橙「(メルランさんの地上シュートのが分が良いかな?)」メルランにグラウンダーのパス!
ハート・スペード→橙「(メルランさんに…)」こいし「な〜にか、忘れてないかな?」メルランにパス……の前にこいしがタックルに!
クラブ→橙「(妖夢さんが最近元気ないし。 ここは自信をつけて貰うためにも…)」妖夢に低いパス!?

393 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:20:25 ID:???
★あまり成功しない黄金パターン?→ ダイヤ5

394 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:23:11 ID:???
妖夢「軽い、私の扱いが非常に軽い・・・」

395 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:30:46 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
JOKERを書き忘れてしまってましたが、出たらイベントを考えたいと思います。

>曙AAについて
まぁ、相手がボブサップなのも悪かったですし…(震え声)
>三歩必殺の威力について
これまでで最高の数値になっています。
ですが、色々と出すのに制約のある技ですので無理ゲーにはならない筈です。
ただ、このクラスの火力を出せる選手となると実はあまりおらず、鈴仙を抜きにすれば、
それこそ良く引き合いに出ていたレミリアとか魔理沙とか位になるんじゃないかと思います。

本スレの数値換算で行くと三歩必殺は87、姫様の助けてえーりんは83。(1/4で85)
丁度本スレの陸やヘルナンデスでアルシオンやシュナイダーのシュートに挑む感じになっていますので、
厳しく感じるかもしれませんが、そのかわり本スレよりも敵のGKから得点しやすいので多分丁度良いのではと思っています。
(乱打戦になりやすい、という欠点もありますが……)

>>394
PA内でのダイレクトシュートの方が得意な妖夢は、
さとりとはちょっと相性が悪いです。理由はお察しの通りです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

396 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:39:18 ID:???
>>394
妖夢「度重なるヘタレや失敗のせいでワダジノメンダルハボドボドダ!」

397 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:39:40 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>396
これからJOKER出して大活躍するかもしれないから……(泣)

398 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:41:22 ID:???
★あまり成功しない黄金パターン?→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→橙「(メルランさんの地上シュートのが分が良いかな?)」メルランにグラウンダーのパス!

橙「(ここからゴールまでは大体20メートル位。 もうちょっと切り込んだ方が良いような気もするけれど…
――ううん、ここはなんか今すぐメルランさんに渡すべきな気がする!)……メルランさんっ!」

バシュウッ……!

実況「あっとここで橙選手、バックパス!
ゴール目がけてまっしぐらに駆け込むメルラン選手の足元にグラウンダーのパスを送ります!」

こいし「(ちぇーっ。 もうちょい切り込んでくれた方が良かったのに)」

藍による操作のお蔭か、それとも直観か。 橙はこの場で最善の選択を取ることに成功した。
つまり、少しでもゴールへの距離を稼ぐ事を諦め、やや後方のメルランにパスを送る事にしたのである。
この動きは、前方でタックルに向かわんとしていたこいしの動きを牽制する事に加えて。

メルラン「ん〜っ? これはつまり、私がもう蹴っちゃっても良いって事〜〜??
あはは〜〜〜っ、ラ〜〜〜〜〜ッキ〜〜〜〜〜♪」

グワアアアアアアアアアアアアアアッ……!

さとり「……やはり素直に、ペナルティエリアの中にまでは切り込んでくれませんか。
ですが……『とめます!』」

グッ……!

実況「出た〜〜! 前半8分にして西行寺亡霊連合の躁のFW!
メルラン・プリズムリバー選手が大きくその右脚を振り上げたぞ〜〜〜!
ひょっとしてこれは、大会前より噂されていた彼女の新技・『ネオ・ファンタズム』か〜〜!?
さとり選手、気合十分にメルラン選手をその三つの目で睨みシュートに備えます!」

399 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:42:58 ID:???
ヤマメ「おっと。 私らだっているのを忘れて貰っちゃあ困るよ、っと!」

キスメ「……!」

妖夢「……メルランさん、私はねじこみに備えます!
(昔はメルランさんよりも私の方が上だったけど、今じゃあすっかり差を付けられちゃったなぁ……)」

バッ!

PA内でブロックに、ねじ込みに向かう両チームの選手に、それを迎えて不適に唇を歪めるさとり。
しかしメルランはそんな周囲の状況などあんまり気にしない。
彼女はあくまで頭からつま先まで、楽しむ事しか考えていなかった。

メルラン「いっけぇぇええええええ〜〜♪ ……これが私の、『ネオ・ファンタズム』よ〜〜〜!」

バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオン!!
      ――ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!!

――そして、先日の試合の来生の例を見るに然り、
そう言った手合いの連中は型に嵌ると存外に厄介なものである。
つまり、彼女のミドルシュートは……その態度とは裏腹に強力だった。

メルラン「決まれ決まれ決まれぇ〜〜〜〜〜♪」

400 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:45:48 ID:ISuzIErk
先着3名様で、

★メルラン→ネオ・ファンタズム 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ヤマメ→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 キスメ→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(とめます!+2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(妖夢がねじこみ)(こいしがフォロー)(さとりがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→メルランのネオ・ファンタズムが地霊殿ゴールに鮮やかに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(西行寺のコーナーキック)(妖夢がねじこみ)(こいしがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
メルランの「ネオ・ファンタズム」には吹飛係数5があります。
ヤマメのマークがダイヤで「原因不明の熱病」(+6、150消費)が発動します。
ヤマメのマークがハートで「フィルドミアズマ」(+4、100消費)が発動します。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。(※今回はイベント戦のためマークに関わらず発動します)

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