キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。

そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。

360 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:56:09 ID:???
***

実況「さぁ〜〜〜! コイントスも終わりまもなくキックオフ!
地霊殿サブタレイニアンローゼスの先行で始まるこの試合は一体どうなるのでしょうか!
地底はまだまだ地上では新興勢力扱いが抜けきっておらず、情報が届きづらい為にその実力はまさに未知数!
幻想郷サッカー史の中では永遠亭ルナティックスや紅魔スカーレットムーンズに並んで伝統ある冥界チームは、
地底からの侵略をどこまで防ぎ、そして返り討ちにする事が出来るのでしょうか!
なお、試合前に提出された両チームのフォーメーションはこのようになっています」

−−@−− @さとり
C−B−A Cこいし Bキスメ Aヤマメ
−−−−−
−GDE−
−−−−− 
−I−−F Iパルスィ Fお燐
−−−−− 
−H−J− H勇儀 J空
地霊殿サブタレイニアンローゼス:3−5−2
西行寺亡霊連合:4−3−3
−H−J− H妖夢 Jメルラン 
F−−−− F橙
−−I−− I藍
E−−−G Gルナサ
−−−−− 
D−−−C Cリリカ
−A−B− A幽々子
−−@−− @中西

361 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:57:25 ID:???
幽々子「今日は良い勝負にしましょうね〜」

さとり「―――『地底の妖怪。 それがどの程度の実力かは分からないけど、精々この私を楽しませてね〜』
……ですか。 強者としての目線を持ち続ける事は立派ですが……それが驕りとなっているならば、
私たちが存分に、その寝首を掻かせて頂きますよ」

幽々子「ま、本音で行くとそんな感じかしらね。 ……心を読んでくれると話す手間が省けて便利ね〜」

さとり「それはどうも。 貴女のような者が幻想郷にもっと増えてくだされば、私ももう少し、気楽に暮らせるのですが」

実況「お〜〜っと、フィールドではすでに両チームのキャプテン同士の鍔迫り合い……と
表現するには些かテンションが低めですが、会話が始まっております!
果たしてこの試合、一体どう転ぶのでしょうか〜〜〜〜!?」

さとり「(戦力は恐らくほぼ互角。 ですが私たちは……負けません!)……勇儀さん。
ご存じとは思いますがこの試合は私たちのキックオフから始まります。 つまり……お願いします」

勇儀「おっ、良いのかい? 嬉しいねぇ」

実況「そしてキッカーはどうもCFの星熊勇儀選手から始まるそうです!
旧地獄ナンバーワンストライカーの彼女は『旧地獄ボンバー』の異名で知られており、
一説ではあのレミリア・スカーレット選手や霧雨魔理沙選手にも並ぶ実力者であるとも評されている、
一騎当千の名選手! 果たして彼女はどんなプレーを見せてくれるのでしょうか!」

―――この時、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバー以外の者は想像する事が出来なかった。
弱肉強食、力こそが全ての旧地獄にてナンバーワンの称号を得たストライカー。
星熊勇儀の、その洗練された肉体に秘められる、規格外のスケールの巨大さを。

362 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:58:42 ID:???
…と、いったところで力尽きたので一旦ここまでです(爆)
続きは、また夜八〜九時くらいから更新していければと思っています。
それでは、一旦失礼します。

363 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 18:29:16 ID:???
乙です。
ついに伝統のキックオフシュートが…

364 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:13:48 ID:???
怪我と三歩対策にもこたんFWにしよう
もし学習したら煽りゃすぐのりそう

365 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:46:06 ID:???
むしろ壁は要らんどけろという選択肢もある。

366 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 20:51:02 ID:???
姫様なら・・・それでも姫様なら・・・
鬼のキックオフシュートも止めてくれるはず・・・!

輝夜「おいバカやめろ」

367 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 21:06:47 ID:???
威力によってはライフスプリングインフィニティ使うことも視野に入れるべきだな。

368 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 21:29:00 ID:???
某スレだと厳しい条件付きでようやく主人公の必殺と同じシュートでしたね

369 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:25:43 ID:???
更新を再開します。
>>363
乙ありがとうございます。
三歩必殺は他のスレ様でも超威力のシュートとして恐れられていますが、
このスレだとちょっと威力は落ちるかもしれません。…それでも十分強烈ですが。
>>364
妹紅FWは結構有用な選択肢かもしれませんね。
勇儀はやや脳筋なきらいもありますが、戦いのプロでもあります。
>>365
怪我が心配ない、というのは大きいかもですね。
他の消耗を考えて、敢えて姫様にお任せするというのも無い事はありません。
>>366
出目が良かったら、案外止めちゃうかもしれません。
>>367
ライフスプリング……は吹き飛ばないという利点もありますので、ガッツの節約にもなりますね。
>>368
バランス的にはその某スレさまに近い感じになっていると思います。
最強クラスではあるが、飛びぬけて最強無敵では無い位ですね。
ただ、今の鈴仙が出せるどのシュートよりも強いです。

370 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:26:44 ID:???
――ピィイイイイイイイイッ!!

実況「さあ〜! キックオフのホイッスルが鳴りました!
地霊殿サブタレイニアンローゼスのキックオフから試合かい―――し……?!」

……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアッ!!
          
キックオフ直後、人里サッカーコート中……いや、幻想郷一帯を覆う程に膨大な妖気が溢れ出る。
その余りに強烈な勢いに、周囲の建造物の一部が塵のように吹き飛ばされる。
つまりそれは、鬼が自身の持つ全力を解き放たんとその右脚を振り上げた際の衝撃だった。

勇儀「……さァて。 まずは一発、花火でも打ち上げだ!! それ、まずは……一歩!!」


                ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!
       ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ………バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

371 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:29:47 ID:???
              そう言うと勇儀はその右脚で……大きく、大地を踏みつけた。
        すると大地は、勇儀によるあまりの圧力に耐えかねてその振動を周囲に伝える。
             天地創世が再びこの場で行われているかの如き鳴動が生じるが、
                  しかし勇儀の進撃はそれだけでは止まらない。

                         勇儀「二歩……!!」

          バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
                 ビュウウウウウウウウウウウッ! ドゴォオオオオオッ!!
           ドドドドドドドドドドドド………! バギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

        センターサークルに鎮座するボール目がけて、勇儀はその左脚を大きく天に奮う。
    すると天は、竜巻のような勇儀の一閃に応じて荒れ、空間に存在する有象無象を天高く吹き上げる。
   そして―――勇儀の左脚が地を突き穿ち、二度目の右脚がボールに向かって打ち下ろされる瞬間、
                周囲の人妖は皆恐怖した。 恐怖せざるを得なかった。

     鈴仙「(………ウソ……でしょ? あれが――あんなのが……『シュート』だ……って言うの!?)」

         永遠亭のウサギ達の皆が怯え泣き喚く中、鈴仙はこれまでに育てて来た勇気を胸に、
           恐る恐るではあるが、勇儀がその右脚をボールに打ち付ける瞬間を覗き込む。

                     勇儀「これで終わりだ……!!」

     フィールド全体が、いや、サッカーコート全体が鬼から放たれる圧力によって焼け野原と化していく。
       絶対的な力に対する恐怖の悲鳴をバックコーラスに、勇儀は無慈悲にも三歩目を踏み抜け。
             女の口から出されたものとは思えぬ重低音で、こう呟いた。

                勇儀「――『四天王奥義・三歩必殺』…………!!」

                           カ  ッ!!

372 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:31:11 ID:???

              ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ!
バリバリ!!   バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!!
          ドゴォリバグギャ  グ           ギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
              グォォ    ォォォォ    ォォオオオオ!!!!!!!
                         リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!!
バシュウウ         ウウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
    ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ 
          グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
     ドドドドドドドドドドドドドド
         グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
                  ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                  ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオ!!
バシュウウ         ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
                      ュウウウウウウウウウ       ウウウウウウウウウッ!!
             グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!


373 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 22:34:25 ID:W39xBQb6
先着4名様で、

★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ! card )+( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★藍→ブロック 48 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+=
 バケバケE→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★バケバケC→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 幽々子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★
★中西→パンチング 56 (! card)+(! dice + ! dice)+(50m補正+4)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リリカがフォロー)(ルナサがフォロー)(メルランがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の四天王奥義「三歩必殺」が西行寺ゴールを粉々に打ち砕く!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(地霊殿のコーナーキック)(バケバケDがフォロー)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀の「四天王奥義「三歩必殺」」には吹飛係数0があります。
幽々子のマークがダイヤで「桜吹雪地獄」(+8、250消費)が発動します。
幽々子のマークがハートで「西行桜吹雪」(+4、100消費)が発動します。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

374 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:35:36 ID:???
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=★

375 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:36:38 ID:???
★藍→ブロック 48 ( ダイヤA )+( 1 + 2 )+(人数補正+2)+=
 バケバケE→ブロック 41 ( ダイヤ8 )+( 2 + 5 )+(人数補正+2)=★

376 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:21 ID:???
★バケバケC→ブロック 41 ( クラブ6 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=
 幽々子→ブロック 51 ( スペードJ )+( 2 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=★

377 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:41 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペード10 )+( 3 + 6 )+(50m補正+4)=★
中西「何故、大相撲300年の歴史の中で横綱が68人しかいないかワイが教えてやろうやないかァ!」

378 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:37:45 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペード7 )+( 4 + 3 )+(50m補正+4)=★

379 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:38:05 ID:???
さぁスパコンだ!
★中西→パンチング 56 ( クラブK )+( 4 + 5 )+(50m補正+4)=★

380 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:40:29 ID:???
         ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
      ,.-,/        /::::::::::::::::::::::!,,  \
     (  ,'          i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
      `''|          |:::::::::::::::::::::}     ``ー''"
        !       '、:::::::::::::::::::i
        '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \>

381 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:44:05 ID:???
キックオフで本気姫様と五分よりちょっと有利程度か
きっついな・・・

382 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:48:02 ID:???
キックオフシュートならサポーターと新入りの声援援護もらえば勝てそうw

383 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 22:48:04 ID:???
>>380 それ俺がやろうと思ったのにwww
なんとなく威力も予想通りだな、時間もかかりそうだし速攻で奪い取れば大丈夫だろう
というよりこの先の相手ほとんどそれくらいの火力はあるね
向日葵仮面といい序盤だから条件付き多いみたいだけど

384 :森崎名無しさん:2014/08/24(日) 23:51:32 ID:???
            レティ用↓



          ,.-'''"-─ `ー,--─、_,-''''''''''i、
        ,.-,/        /=====||======! \
        ∈ ,'          i======||=====ノ-、,,`''ー'''"7
       `''|          |=======リ=====}  ``ー''"
         !       '、=====||======i
         '、 `-=''''フ'ー''ヽ、==||\====/─-、,,-'''ヽ
          \_/     ヽ--、__\ ./,,..--一-、 ヽ
                     ヽ-一く        \>

385 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:03:27 ID:???
ネオファイヤースターバースト級か
一人用のPODで避難の準備だぁ

386 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:05:01 ID:ISuzIErk
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=75★
★藍→ブロック 48 ( ダイヤA )+( 1 + 2 )+(人数補正+2)+=53*吹き飛び!
 バケバケE→ブロック 41 ( ダイヤ8 )+( 2 + 5 )+(人数補正+2)=50★*吹き飛び!
★バケバケC→ブロック 41 ( クラブ6 )+( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=54*吹き飛び!
 幽々子→ブロック 51 ( スペードJ )+( 2 + 4 )+(人数補正+2)+(40m補正+3)=62★*吹き飛び!
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★勇儀→四天王奥義「三歩必殺」 64 ( ダイヤ6 )+( 5 + 4 )+(フリー補正+2)=75★
★中西→パンチング 56 ( スペード10 )+( 3 + 6 )+(50m補正+4)=69★*吹き飛び!
≧2→勇儀の四天王奥義「三歩必殺」が西行寺ゴールを粉々に打ち砕く!

藍「……!?」

バケバケE「ば……バケ〜〜〜〜!?」

ドゴォオオオオオオオン!!

運悪く勇儀のシュート圏内に入ってしまった藍とバケバケEは、
抵抗や回避行動を取る間も無く大きく吹き飛ばされるが、それもまた仕方の無い事であった。

幽々子「……あら、これはちょっと私じゃ無理ね〜」

バケバケC「バケバケェぇええ!?」

バゴォオオオオン!!

CBの幽々子は比較的勇儀から遠い位置に居たため、
また、彼女自身も平均以上のブロック力は兼ね備えていると考えていたため、
勇儀のシュートの威力を少しでも抑えるべくふわりと浮いて、バケバケCを伴いシュートコースに立つが。
残念ながら、幽々子は星熊勇儀という鬼を過小評価していると断ぜざるを得ない。
なぜならば、彼女もまた、勇儀が放ったシュートに触れる事すら敵わなかったからだ。

387 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:06:13 ID:ISuzIErk

中西「……な、なんやァ!? 今更死が何やァ! ワイはその程度のシュートには負け……グワァァアアア!!」

そして、意気込んで決死のセービングに出た中西の勇気もまた、
抗いようも無い力と恐怖の象徴。鬼の全力の前には無力だった。
極限にまで高められた威力のパワーシュートは、中西の巨体を紙切れのように吹き飛ばし。

―――バゴオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ……ピッ……!?   ――ピィッピィイイイイイイイイイイイ!!


地霊殿サブタレイニアンローゼス 1 − 0 西行寺亡霊連合

388 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:07:16 ID:ISuzIErk

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

389 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:09:17 ID:ISuzIErk
実況「……な、なんだ……!? 何でしょうかあのシュート……とも形容するにもおこがましいあの暴力は!
勇儀選手がキックオフで撃ち放った『三歩必殺』と呼ばれるそれは……!
フィールドの中央、トップ下の藍選手を巻き添えに!
そしてCBの幽々子選手やGKの中西選手の堅守をも完全に無力化して、
その力をゴールネットのど真ん中に叩き付けました!
た、只今粉々に破壊されたゴールの修復にかかりますので、暫くお待ちください」

鈴仙「……な、何よ……あのシュート!? キックオフシュートであんな威力だなんて。
もしあんなのがバイタルエリアとかから撃たれたら……止められる訳がないじゃない!」

ウサギB「お……落ち着いてください鈴仙さまっ!
大丈夫です、あのシュートにだって弱点はきっとあります。 だから、今は落ち着いて試合を…!」

ウサギC「とか言ってるBちゃんも、脚のガクガクが止まってないよ〜?
……わたしも、体全体がびくんびくんってなっちゃってるけど」

――星熊勇儀が放ったシュートは、鈴仙達にとっても大きな衝撃だった。
シュートを放つ前に大きな動作を要していたとはいえ、
仮にキックオフでも撃たれたら最後、その威力は永琳の『爆宙アポロ』や
ゆうk…謎の向日葵仮面の『マーダースパーク』。
そして……鈴仙とてゐの『インビジブルデューパー』をも軽く超えるような。
そんな常識外れの威力を持ったシュートが飛んで来るのだ。
如何に輝夜が成長したとはいえ、あのシュートを真正面からセービングするのは至難の業に思える。

鈴仙「……でも、Bちゃんの言う通りよね。 あのシュートにはきっと、弱点だってある筈。
それにひょっとしたら、シュートだけが滅法強くって他はからきしの可能性だってある訳だし。
今はとにかく、落ち着いて情報を得る事に集中しないと」

とはいえ、試合は始まったばかり。 勇儀の脅威について語るにしても、その時は今ではない。
鈴仙は意識を再びフィールドの方へと向ける事にする。
試合の一時中止は終わり、再び西行寺亡霊連合のキックオフから仕切り直される様子だった。

390 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:13:00 ID:ISuzIErk
――ピィイイイイイイイイッ!

実況「さ……さあ! 気を取り直して試合再開です。
西行寺亡霊連合はトップ下の八雲藍選手にボールを戻し、暫くボールキープを行って様子見をしております」

地霊殿の誇る巨砲による一撃に、早くも1点を許してしまった西行寺亡霊連合。
しかし、主将を中心として精神的なブレの少ないメンバーが多いこのチームは、
それだけで動揺する事も無く、堅実に時間を稼ぐという手法に出る。

藍「……やれやれ。 さっきはいきなり見苦しい所を見せてしまった。 このままでは、私も紫様に何と言われる事やら」

勇儀「へぇ、そりゃあ大変だ。 私にゃあ事務方の仕事なんてこれっぽっちも分からんが、
アンタらはアンタらで日々精神をすり減らしてるみたいだね。 同情するよ」

藍「やぁ、それは在り難い。 だったら……この場もみすみす通してくれれば嬉しいのだが、ね!」

バッ! ババッ!!

勇儀「冗談。 お前さんに同情はするが、それで面白い勝負ができなきゃ本末転倒じゃないか!
私はさっきのシュートだけじゃあ全然満足してないんだ。 だから……ボールを寄越しな、九尾!」

――しかし、そんな悠長な戦術は誰よりも戦いを愛する力の勇儀の気に召さなかったらしい。
彼女は持前の強靭な足腰を持って藍にプレスを掛けていくが――。

藍「……私には紫さまより授かった藍という名に、八雲の家名がある。
それに。 力だけに頼ったプレーでは私には勝てんよ。 ―――式輝・『プリンセス天狐』!!」

ブウウッ……ン! バシュウッ、バシュウウ、 ――……ッ、シュパァアアアアアアッ!!

勇儀「なにィ?」

391 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:14:02 ID:ISuzIErk
実況「ああ! ここは藍選手がファインプレー! 勇儀選手の強引なタックルを先読みしていた藍選手、
自慢の幻術ドリブル・『プリンセス天狐』のを用いて無事にボールキープを成功させます!」

藍「(――星熊勇儀のタックル、数値換算にして49から51の間に分類。
その上で中央値を取る確率が89.3%。 ……となると奴のタックル力は大凡50か。
これ以上に特殊な技を持つ可能性が11.4514%と低めの値を指している。
楽観的に技無しと見積もったとしても、CFとしては十分過ぎる数値だ。
私も『プリンセス天狐』を展開出来ていなければ、どうなっていた事か……)
―――橙! そろそろ敵陣を崩してみよう! フィニッシャーは誰でも良い。 任せたぞ!」

バコオオオッ!

橙「了解です、藍さま!」

実況「そして藍選手、左WGの橙選手にパス! 橙選手はそのドリブル突破力について特に優れており、
藍選手のパスからの橙選手のサイドアタックは、西行寺亡霊連合の黄金パターンと言っても過言ではない!
橙選手、地霊殿の弱点たる脆弱な中盤を自慢の『韋駄天ドリブル』でガンガン突破していきます!」

橙「ふっふ〜ん。 今日は私の『式』だって憑きたてのほやほやなんだからね!」

バシュウウッ!

パルスィ「くっ……妬ましいわね(とはいえ、私の今日の仕事はこいつでは無い。 今は我慢よ…!)」

八雲藍の忠実なる式神たる橙には、その名の通り彼女の妖怪としての能力を向上させる『式』が組み込まれている。
その効果は、普段の日常生活を送る分にはそう目に見える程度では無いのだが――。

藍「(……式神構成メモリ、オールグリーン。 ドリブル突破プログラムに容量転移、
その後にセンタリングモードを導入。 対象……魂魄妖夢もしくはメルラン・プリズムリバー。
成功確率の高いパス先を判定すべく、演算補助プログラムを作動せよ……)」

392 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:19:49 ID:ISuzIErk
戦闘時や弾幕ごっこ、あるいはサッカーのように短期間で高い作業を求める業務が課された場合、
その『式』の操り手たる藍が橙の式を直接操作する事で、橙の能力を底上げする事が出来る。
もっとも、妖怪としては最上級。 名高き九尾の狐である藍の知力と妖力を以てしても、
その式の操り方は、彼女の主人たる八雲紫と比べると大きく劣る。
しかしそれでも実際に、藍の操作によって橙のプレー能力は大きく向上していた。

橙「(うんっ。 頭がスッキリ澄み渡ってる。 これも藍さまと一緒にサッカーをしてるお蔭だね!
さ〜て、妖夢さんとメルランさん。 ラストパスはどっちに出そうかなぁ……っと)」

先着1名様で、

★あまり成功しない黄金パターン?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→
ダイヤ→橙「(メルランさんの地上シュートのが分が良いかな?)」メルランにグラウンダーのパス!
ハート・スペード→橙「(メルランさんに…)」こいし「な〜にか、忘れてないかな?」メルランにパス……の前にこいしがタックルに!
クラブ→橙「(妖夢さんが最近元気ないし。 ここは自信をつけて貰うためにも…)」妖夢に低いパス!?

393 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:20:25 ID:???
★あまり成功しない黄金パターン?→ ダイヤ5

394 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:23:11 ID:???
妖夢「軽い、私の扱いが非常に軽い・・・」

395 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 00:30:46 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでにします。
JOKERを書き忘れてしまってましたが、出たらイベントを考えたいと思います。

>曙AAについて
まぁ、相手がボブサップなのも悪かったですし…(震え声)
>三歩必殺の威力について
これまでで最高の数値になっています。
ですが、色々と出すのに制約のある技ですので無理ゲーにはならない筈です。
ただ、このクラスの火力を出せる選手となると実はあまりおらず、鈴仙を抜きにすれば、
それこそ良く引き合いに出ていたレミリアとか魔理沙とか位になるんじゃないかと思います。

本スレの数値換算で行くと三歩必殺は87、姫様の助けてえーりんは83。(1/4で85)
丁度本スレの陸やヘルナンデスでアルシオンやシュナイダーのシュートに挑む感じになっていますので、
厳しく感じるかもしれませんが、そのかわり本スレよりも敵のGKから得点しやすいので多分丁度良いのではと思っています。
(乱打戦になりやすい、という欠点もありますが……)

>>394
PA内でのダイレクトシュートの方が得意な妖夢は、
さとりとはちょっと相性が悪いです。理由はお察しの通りです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

396 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 00:39:18 ID:???
>>394
妖夢「度重なるヘタレや失敗のせいでワダジノメンダルハボドボドダ!」

397 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:39:40 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>396
これからJOKER出して大活躍するかもしれないから……(泣)

398 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:41:22 ID:???
★あまり成功しない黄金パターン?→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→橙「(メルランさんの地上シュートのが分が良いかな?)」メルランにグラウンダーのパス!

橙「(ここからゴールまでは大体20メートル位。 もうちょっと切り込んだ方が良いような気もするけれど…
――ううん、ここはなんか今すぐメルランさんに渡すべきな気がする!)……メルランさんっ!」

バシュウッ……!

実況「あっとここで橙選手、バックパス!
ゴール目がけてまっしぐらに駆け込むメルラン選手の足元にグラウンダーのパスを送ります!」

こいし「(ちぇーっ。 もうちょい切り込んでくれた方が良かったのに)」

藍による操作のお蔭か、それとも直観か。 橙はこの場で最善の選択を取ることに成功した。
つまり、少しでもゴールへの距離を稼ぐ事を諦め、やや後方のメルランにパスを送る事にしたのである。
この動きは、前方でタックルに向かわんとしていたこいしの動きを牽制する事に加えて。

メルラン「ん〜っ? これはつまり、私がもう蹴っちゃっても良いって事〜〜??
あはは〜〜〜っ、ラ〜〜〜〜〜ッキ〜〜〜〜〜♪」

グワアアアアアアアアアアアアアアッ……!

さとり「……やはり素直に、ペナルティエリアの中にまでは切り込んでくれませんか。
ですが……『とめます!』」

グッ……!

実況「出た〜〜! 前半8分にして西行寺亡霊連合の躁のFW!
メルラン・プリズムリバー選手が大きくその右脚を振り上げたぞ〜〜〜!
ひょっとしてこれは、大会前より噂されていた彼女の新技・『ネオ・ファンタズム』か〜〜!?
さとり選手、気合十分にメルラン選手をその三つの目で睨みシュートに備えます!」

399 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:42:58 ID:???
ヤマメ「おっと。 私らだっているのを忘れて貰っちゃあ困るよ、っと!」

キスメ「……!」

妖夢「……メルランさん、私はねじこみに備えます!
(昔はメルランさんよりも私の方が上だったけど、今じゃあすっかり差を付けられちゃったなぁ……)」

バッ!

PA内でブロックに、ねじ込みに向かう両チームの選手に、それを迎えて不適に唇を歪めるさとり。
しかしメルランはそんな周囲の状況などあんまり気にしない。
彼女はあくまで頭からつま先まで、楽しむ事しか考えていなかった。

メルラン「いっけぇぇええええええ〜〜♪ ……これが私の、『ネオ・ファンタズム』よ〜〜〜!」

バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオン!!
      ――ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!!

――そして、先日の試合の来生の例を見るに然り、
そう言った手合いの連中は型に嵌ると存外に厄介なものである。
つまり、彼女のミドルシュートは……その態度とは裏腹に強力だった。

メルラン「決まれ決まれ決まれぇ〜〜〜〜〜♪」

400 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/25(月) 22:45:48 ID:ISuzIErk
先着3名様で、

★メルラン→ネオ・ファンタズム 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ヤマメ→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 キスメ→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(とめます!+2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(妖夢がねじこみ)(こいしがフォロー)(さとりがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→メルランのネオ・ファンタズムが地霊殿ゴールに鮮やかに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(西行寺のコーナーキック)(妖夢がねじこみ)(こいしがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
メルランの「ネオ・ファンタズム」には吹飛係数5があります。
ヤマメのマークがダイヤで「原因不明の熱病」(+6、150消費)が発動します。
ヤマメのマークがハートで「フィルドミアズマ」(+4、100消費)が発動します。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。(※今回はイベント戦のためマークに関わらず発動します)

401 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:46:18 ID:???
★メルラン→ネオ・ファンタズム 58 ( クラブ6 )( 3 + 4 )=★

402 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:07 ID:???
★ヤマメ→ブロック 47 ( ダイヤ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 キスメ→ブロック 50 ( ハート4 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

403 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:28 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( ハート5 )( 6 + 4 )+(とめます!+2)=★

404 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:32 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( クラブ6 )( 3 + 4 )+(とめます!+2)=★

405 :森崎名無しさん:2014/08/25(月) 22:47:44 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( クラブK )( 2 + 6 )+(とめます!+2)=★

406 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:07:04 ID:/H9d7KDo
★メルラン→ネオ・ファンタズム 58 ( クラブ6 )( 3 + 4 )=65★
★ヤマメ→ブロック 47 ( ダイヤ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)+(原因不明の熱病+6)=58*吹き飛び!
 キスメ→ブロック 50 ( ハート4 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)+(飛んで井の中+6)=68★
≦−2→地霊殿ボールに。

プリスムリバー三姉妹は、そのトリオプレイはもとより、個人としての実力は低いと認知されていた。
長女のルナサはパスを、三女のリリカはタックルを。
そして今振りかぶってボールを蹴り放った次女のメルランはシュートをそれぞれ得意としていたが、
彼女たちの「得意」は、あくまで相対的なレベルだった。
つまり、ルナサのパスは永遠亭の白兎に大きく劣り、リリカのタックルは紅魔館の従者に大きく劣り。
そして、慢性的なFW過多が問題となっている幻想郷において、
メルランのシュートは、他の数多の人妖と比べ大きく劣っていたが……。

ルナサ「(……しかし、今は違う。 今大会に向けて私達はそれぞれの一芸を重点的に鍛え上げた!
今や、メルランのシュートとて、無視出来る威力ではないっ!)」

リリカ「(ひょっとしたら、ここで1点決めちゃうかもね〜)」

そして、姉妹の期待に違わず――メルランのシュートは打ち損じた様子も無く、
豪快な唸り音を立てながら、まるで彼女の演奏するトランペットのように景気よくゴールへと向かい。

ヤマメ「なんの! 食らいな私の新技、『原因不明の熱病』! ……って、やっぱし基礎が伴ってないと無理かァ。
止めらんないや、コレ」ドゴオオオッ!!

メルランのシュートは、人を殺さんばかりの瘴気に覆われたヤマメをも軽々と吹き飛ばす。
そんな光景を目の当たりにした観客は、このシュートを防ぐ事はやはり至難の業であるかのように思えたが……。
――主の間へと繋がる地霊殿のエントランスホール。 その天蓋にはどうやら、思わぬ伏兵が潜んでいたようだ。

407 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:09:29 ID:/H9d7KDo
キスメ「……!!」

ブウン、ガシィイイイイッ!!

メルラン「決まれ決まれ〜〜〜っ……って、アラ? 決まってない!?」

実況「あ〜〜っと! ここでCBのキスメ選手が天高く飛び上がり、タイミング良くダイブ!
釣瓶落としの妖怪らしく、シュートの威力を横方向では無く縦方向から殺し切りました!
地霊殿のDFラインは3バック。 高い攻撃力に反して守備陣は脆弱なのでは……と予想されましたが、
どうやらそうでも無いようだ〜〜〜!!」

さとり「でかしました、キスメさん。 ……すぐに、ボールを蹴りだして下さい」

キスメ「……!」

ブウン……ガイイイン!!

――そうして、試合は再び中盤の攻防へと戻る。 ルナサという強力なパサー、そして橙という強力なドリブラーを持つだけで無く、
その両方及びボールカット。更にはシュートにも優れた適正を持つ万能トップ下の藍を擁する
西行寺亡霊連合は当初、地霊殿の明確な弱点と考えられた中盤を間違いなく圧倒していたが……。

パルスィ「(西行寺の明確な攻守の起点はこの九尾。 こいつさえ押さえてしまえば、
後の攻撃は単調なサイド突破か縦ポンに終始せざるを得ない。 
……私と同じOMFというのに、妬ましいまでの重要性ね……!!)」

ズザアアアアアアッ!

藍「くっ…! 何という執念、まさしくハードマーカーの鑑とも言いたい所だが。 ……これならどうだっ!」

クィッ……シュンッ! シュパァアッ!

408 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:10:35 ID:/H9d7KDo
パルスィ「ええ、凄い『頭脳的なドリブル』だ事ね。 でも……それが妬ましいッ!」

ズザアアアアアッ!! ……バチイッ!!

藍「なッ……!(一度抜き去った筈なのに、すぐにもう一度タックルに……!?
馬鹿な、そんな動きをしていては無駄に疲労を重ねるだけと言うのに……! 論理的に考えられん挙動だ!)」

パルスィ「……簡単な事よ。 妬ましいまでの実力差があるなら――ひたすら妬み続ける。
即ち―――こちらが勝つまで、何度でもトライを繰り返すのみ……!
たとえ足の皮が擦り切れ肉が剥き出しになろうとも、骨が軋み砕けようとも……私は、妬み続ける事で勝利するのよ……!」

実況「お〜〜っと! 前半15分、藍選手を常時マークしていたパルスィ選手が幾たびものタックルにより、
ようやくボールを零す事に成功します!
地底の妖怪の中でもとりわけ無力でとりわけ卑しい種族とされる橋姫の彼女が、
今こうしてフィールドに立っているのは、こうした執念溢れるプレーのお蔭なのでしょうか!?」

――前半を半分回った程で、藍を重点的にマークしていたパルスィがその実力差を覆して
ボールを零す事に成功し……幸運にも、そのボールは味方である右SHのお燐へと渡る。
お燐はパルスィの湿っぽいしかめつらを眺めながらニカッと笑みを浮かべ。

お燐「よしよし。 勇儀姐さんの次は、あたいとお空で行っちゃおうかな〜?」

タッ!

実況「そしてボールを受け取ったお燐選手、そのまま笑顔で橙選手のようにサイドを駆け上がっていく〜!
その技術は橙選手と全く互角! ですが僅かに速度においてお燐選手がやや劣っているでしょうか!?」

409 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:11:53 ID:/H9d7KDo

リリカ「うんうん、これなら私でも取れそうだね〜。
自慢じゃないけど、橙のドリブルだったら私、体感で6割は防げてるから」

お燐「……あはっ、いいね良いねその人を……いや、あたいは猫か。 まぁいいや、その人を舐めきってる目線!
昔はあたいも、地上のヤツらに良くそう見られたもんさ。
……だけど、このドリブルを見てもそう言ってられるかな〜〜っ!? それっ、『ランダムキャットウォーク』!!」

バッ! ピョンッ、 ピョピョンッ! クルクルクルッ!!

リリカ「う、うげッ……!? な、何よそのヘンタイ染みたドリブル! そんなんじゃすぐにラインアウト…しないっ!?」

ここでリリカは気付く。 この人懐っこそうな笑みを浮かべるおさげの猫妖怪は、ただのSHでは無い。
自分がタックルを磨いた。 そして姉達がパスやシュートを磨いた職人だとすると。
この妖怪は―――『サイドアタック』の職人。 本来の実力は恐らく自分たち姉妹にも劣るが、
彼女はこのサイドライン際にいる限り、一流の選手にも並びうる好選手へと化ける。
実際に、サイド際で見たお燐の基礎的なドリブル技術は……幻想郷最速を標榜する射命丸文や、
変幻自在のトリックスターたる来生哲兵にも比肩するように、リリカには見えていた。
そして、その動きに度肝を抜かされたリリカは思わず手を抜いてしまい、お燐の突破を素通ししてしまう事となる。

お燐「さァて、いい加減決めちゃおうか。 ……お空! そろそろカカシみたいに突っ立ってないで飛びな!」

バッ……ゴォオオオオオン!

空「うんっ、私頑張るっ!!」

実況「さあ〜! そしてお燐選手、非常に綺麗なセンタリングを空選手に向かって放ちました!
空選手は大きくジャンプしてその高い球……に?」

バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

410 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:13:00 ID:/H9d7KDo

―――そして、常軌を逸したテクニカルプレイを見せたお燐に続いて。
次は彼女の相方たる空、が常軌を逸したパワープレイを見せる事になる。
勇儀程では無いが長身の空は、勇儀をも大きく超えるジャンプ力でボールに向かって跳ぶ。
それはまるで、体にロケットエンジンが付いているのかと錯覚してしまうまでの大跳躍。
優雅にドカドカと轟音を鳴らしながらPA内に入って来た勇儀は、
自身にボールが回って来ない事を全く気にせず、あろうことかその中でドッカリと胡坐を掻いて、
これから打ちあがる花火を待つかのように、空が向かった天空を見上げる。

幽々子「あら〜。 これは高いわね〜」

勇儀「そうだろうそうだろう!? おい亡霊嬢、あの娘子はこの私のお気に入りなんだ。
なんせ見てくれも良いし愛嬌もある。 そして何より……!!」

幽々子「『力に満ち溢れてる!』……ですか。 ――なんてね、そっちのキャプテンさんの真似よ」

勇儀「ハハハッ、似てるじゃないか! と。 さて……そろそろ行った方が良いんじゃないか?」

幽々子「それもそうねぇ。 ……それじゃあ、行ってくるわ」

幽々子はそう鬼と和やかに語らい合うと、やがて空に迫る勢いで大きく飛んだ。
空中戦を何より得意とする幽々子にとって、空の見せた異常なまでの高さは興味深かった。


――幽々子が空に近い位置にまで飛び、クリアの体制を取った時。
空は既に大きくその上半身を反り、必殺のヘディングを繰り出そうとしていた。

空「行くよ〜。 ……『八咫烏ヘッド』ォォォオオオオオオオオオ!!」

グルンッ! ブウン……ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

411 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:21:04 ID:/H9d7KDo
『八咫烏ヘッド』。それは、八咫烏の力を取り込み、神にも等しい力を得た空が編みだした地霊殿の誇る副砲。
その威力は当然、星熊勇儀の三歩必殺には大きく劣るが……。
しかし、間違いなく幻想郷でも一流と評される程度の威力と破壊力を間違い無く秘めていた。

幽々子「この高さ、霊夢と互角くらいかしら。 ……あぁやだやだ、長生きはしたくないものだわ〜」

中西「あんさんは長生きする以前に死んでるやろうが……。 って、ボケてる暇やない!」

天から太陽が落ちて来るような衝撃に歯を食いしばり、中西はキーパーグローブをきつく握りなおした。

先着3名様で、
★空→八咫烏ヘッド 59 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(勇儀がねじこみ)(バケバケDがフォロー)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→空の八咫烏ヘッドが西行寺ゴールにメルトダウンする!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(勇儀がねじこみ)(地霊殿のコーナーキック)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
空の「八咫烏ヘッド」には吹飛係数3があります。
空のマークがダイヤで「核反応制御不能ヘッド」が発動し、威力がさらに+2され、吹飛係数が1になります。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

412 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:21:58 ID:???
★空→八咫烏ヘッド 59 ( クラブ7 )( 5 + 1 )=★

413 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:23:00 ID:???
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( ハートJ )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 ( JOKER )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=★

414 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 00:23:01 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにします。
ひとつだけ訂正ですが、バケバケBの高い飛び出し値は50ではなく47でした。結果にて訂正します。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

415 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:23:22 ID:???
ヤタガラスは食べれるのだろうか?
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( クラブ2 )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 ( クラブQ )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=★

416 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:23:33 ID:???
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( クラブJ )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=
 バケバケB→高い飛び出し 50 ( ダイヤ5 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

417 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:24:12 ID:???
日本神話だと八咫烏はミサキの一種、お空って案外大したことなくね?w

418 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:26:46 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペードK )( 3 + 4 )=★

419 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:29:57 ID:???
さとりと幽々子の能力を見るとパスカルの予選でのFWは厳しい
トーナメントはともかく、予選ではゴールするビジョンが見えない

420 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:40:15 ID:???
そういえば熊野この前行ったけどそこらへんにヤタガラス関連のお土産とか伝説があった
日本代表もヤタガラスのユニフォームだからということで来てたらしい

パスカルはFWだけどアシスト型FWだもん仕方ないね
それ以上に点挙げてる気しかしないけどwww


421 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 00:51:29 ID:???
相性のせいでパスカルとかリグルみたいなダイレクトシューターはきつそう
リグルはパパのコーチ受ければ相性の壁をぶち破れそうな気もしなくはないけどw

422 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 01:17:13 ID:???
想起・魔王の右足

これでさとりんは心臓とまるから余裕だな

423 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 01:43:49 ID:???
地霊は鈴仙妹紅永琳佳歩でミドルぶちかますのが一番の策なんだが
キスメやヤマメにカットさせて刈り取ったり、さとりにPAでセーブ以外やらせたり色々練り様はある

問題は最後の西行戦何だよな
PAのセーブが強いだけで、競り合いはそこそこであろうさとりと違い
中西は競り合い判定の地上空中に強いし、コンビ技や幽々子がいてシュートにも隙が無い。どうしたもんか

424 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 02:19:53 ID:???
西行戦は正直今までとは違って結構めんどくさい相手になりそう
勝てるけど被害も多そう
ブースター!っぽいわざは確か本編だとトニーニョが前に行かなきゃならないが
ネイがキープすると日向、中山、松山、早田と悪魔のようなタックルが飛んできたから撃てなかった
つまり藍が前に来るまえに、橙をつぶせばいい、妹紅含めて2,3人はほしいか
つぎに虹川、スカイラブ系統だしおそらくガッツ減りやすい弱点はある
ガッツ減らせば中西がカタパルトになる可能性もあるしそうなったら逆にチャンスになりうる
幽々子はディフェンスと攻撃が高いけど見た感じDF側にいるし
おそらくどうしても点が必要なときかFK,CK以外で上がることはない
火力はないけど攻撃手段が多いから必殺型GKは厳しいか
幸い1VS1を積極的に挑んできそうのは妖夢以外そういなさそうだね
攻撃が中の中、防御が上の下といったところか
鈴仙で2発くらい決めてあとはサポートに徹するか
普通にやればこいつら多分相手の最高火力でも姫様が止められない可能性のほうが低いし

425 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:04:25 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>415
あまりおいしくはなさそうですね…。
>>417
ミサキという単語を初めて知りましたw
民俗学とかもやれたら、幻想郷の世界がより深まりそうですね…
>>420
八咫烏関係の話は地元の近くにもありますね。
どうもいろんなところに八咫烏伝説があるようです。
>>421
ライトニングリグルキックを覚えたらワンチャンありますね…w
>>422
敵じゃなくて自分のトラウマを想起するさとり様かわいそう…
>パスカルのFW起用について
鈴仙とのツインシュートさえ完成すれば、佳歩や妹紅とは違ったタイプのFW候補になれるのですが、
現状では決定力が反町君クラスなので厳しいですね。
パスカルはドリブルだけで無くパスもうまいので、WGとかも案外適正あるかもしれません。
>地霊殿戦、西行寺戦の考察について
考察ありがとうございます。読んでいてとても面白いです。
両チームは最終的な実力的に概ね互角と考えておりますが、タイプは大きく異なるチームですね。

426 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:05:45 ID:???
★空→八咫烏ヘッド 59 ( クラブ7 )( 5 + 1 )=65★
★幽々子→リポジトリ・オブ・ヒロカワ 60 ( ハートJ )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=68
 バケバケB→高い飛び出し 47 ( JOKER )( 4 + 3 )+(人数補正+1)(*JOKERよりダイヤ15)=63★

空の放った八咫烏ヘッドが天から落ちる太陽とすれば。

幽々子「――涙をや、忍ばん人は、流すべき……」

ボウッ……!

大地を軽く蹴ってフワリと浮き上がる幽々子の全身は、
その身を激しく震わせながら、太陽に向かって爛々と照り返す紫の水鏡。
やがてその紫色はライラックを経由して白く染まり、幾何学的な光の帯を作りながら太陽を呑みこまんと、
やがて訪れる死の如く緩やかかつ確実に迫りくる。
幽々子は詩を吟ずるのを俄かに止め、消えてしまいそうな笑みを浮かべて必殺のクリアを宣言する。

幽々子「……幽曲。 『リポジトリ・オブ・ヒロカワ』」

空「う、うにゅ……!?」

バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………………!!

――その刹那、スタジアム中を席巻する程の光が輝き。
果たしてボールはいつの間にか、再びフィールドの中央へと舞い戻っていった。

実況「で、出た〜〜〜!! これこそが幻想郷随一の対空能力を持つ幽々子選手の
得意技が一、『リポジトリ・オブ・ヒロカワ』です!!
超人・聖白蓮の全力の競り合いをも超えるとされるこの光の衝撃に、
地底の太陽・霊烏路空選手は敢え無く敗れてしまった〜〜!!」

427 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:07:31 ID:/H9d7KDo
鈴仙「(あのクリア。 多分人数を掛けていれば師匠の爆宙アポロだって易々防いで見せる程度の威力よ…!
あんな大技があったら、PA内でのプレーはほぼ制約されたような物じゃない……!!)」

ウサギB「わ、私は幽々子さまの『リポジトリ・オブ・ヒロカワ』を生で初めて見たんですが。
まさかあんなにも強く、そして美しいだなんて――!」

つかさ「(強さの中にも美しさを兼ね備える。 才能の無い私には、到底できない代物の業ね…!)」

地霊殿サブタレイニアンローゼスに星熊勇儀が居るならば、
西行寺亡霊連合には西行寺幽々子が居る――。
そう主張せんばかりの幽々子の大技の披露に、鈴仙達は思わず目を奪われてしまう。
だがしかし、当然として試合は彼女たち二人だけの物では無い。
鈴仙達が改めてボールの行先を目で追うと、試合は新たな局面を迎えていた。

先着1名様で、

★試合の様子→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→藍「うおおおお! テンション上がって来たー!」スッパァァァアン? 橙「(いつもの藍様だ!)」あまりの名勝負に藍様が脱いだ!
ダイヤ→プリズムリバー三姉妹が中盤に集結! 連続ワンツーで一気にPAへと向かう!
ハート→勇儀がフォローしたボールに、藍がタックルへと向かう!
スペード→橙のドリブルに対し、こいしのタックルが襲い掛かる!
クラブ→メルランのシュートに、妖夢がねじ込みに行くが…!?
クラブA→地霊殿サイドにイベント発生!?

428 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:08:20 ID:???
★試合の様子→ スペード6

429 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:09:28 ID:???
藍「キャストオフ!」チェンジ スッパテンコー
にならなかったかww

430 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:40:05 ID:???
妖夢「相変わらずクラブ判定扱い……あ、けどその後のシュートでJOKER引けば問題解決ね!」

431 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:42:55 ID:/H9d7KDo
★試合の様子→ スペード6 ★
スペード→橙のドリブルに対し、こいしのタックルが襲い掛かる!

橙「やった、ボールだ! ようし……!」

タッ!

幽々子により大きく前方へとフィードされたボールは、守備よくWGの橙がフォロー。
彼女はそのまま自慢のドリブルで、地霊殿の左サイドを快速に突破していたのだが――。

こいし「さ〜て、次こそはボール取っちゃうよ〜〜!」

スッ。 ……ズザアアアアアアアアッ!

橙「にゃっ!?(う、ウソッ! いつの間にこの子、私の懐に……!)」

実況「あ〜〜っと、橙選手! ここで地霊殿の秘蔵の妹・古明地こいし選手の密着マークに阻まれた!
快速ドリブラーの橙選手、こいし選手の不可視の襲撃に思わずバランスを崩してしまいます!」

先程は橙の機転により対峙出来なかったこいしは、今度は確実に仕事を遂行すべく、
前回よりも前目の位置で橙の突破に備えていた。
そして橙にとって、こいしの存在は思考の死角。
即ち無意識の内に入っていた為に、彼女の接近に気が付く事は出来なかった。
しかも悪辣な事に、古明地こいしの恐ろしさはこれだけでは無かった。

こいし「(よしよし。 この慌てっぷりだったら、審判さんには絶対にバレないよね……えいっ)」

グィッ……! ズッ!

橙「!?(こ、こいつ……! こんなに堂々と私のゼッケンを引っ張って……!)」

432 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:46:48 ID:/H9d7KDo
自慢のスピードでこいしを振り切ろうとしていた橙は気が付く。
彼女が自身の無意識操作能力を操った上で、堂々と反則ディフェンスを行っている事に。
しかも、より理不尽な事に――。

実況「おっとこれはどうしたのでしょうか! 橙選手ここで動きを緩めてしまいます!」

橙「(実況も審判も誰も、この反則に気が付いて無い! ……そ、そんな!?)」

こいしが広範囲の人妖の無意識を操った影響か、彼女の凶行は橙以外の誰一人として認知する事が出来なかった。
その状況を大袈裟に例えれば、自分自身とそれ以外とで世界が隔絶されているかの如く。
しかしそれでも橙は、この理不尽さを健気に耐えきって、無理な体勢でのドリブル突破を続行しようとするが…。

こいし「……無駄だよ。 誰にも嫌われず、誰にも好かれない。
意識を超越した無意識の孤独を、あなたにも分からせてあげるッ!!」

先着2名様で、

★橙→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=★
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 橙、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(藍がフォロー)(ルナサがフォロー)(パルスィがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
橙のマークがダイヤ・ハートの時、「韋駄天ドリブル(+4)」が発動します。
「無意識ダーティディフェンス」の効果により、こいしのマークがクラブの場合、相手側が強制的に勝利します。
こいしのマークと敵スートが一致時、スキル・無意識妖怪により敵の数値が−2されます。
(※今回はイベント戦により、無条件で発生しています)

433 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:47:58 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( スペードA )( 6 + 6 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=★

434 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:48:04 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( クラブ8 )( 1 + 4 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=★

435 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:48:20 ID:???
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=★

436 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:52:55 ID:???
この差で勝てない残念なダーティディフェンスの結果・・・どこかで見たような・・・

437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:57:33 ID:???
鈴仙「私のスキルだ!」
……と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
判定ではルナサがフォローですが、本試合はNPC戦のためまたしばらく自動進行になると思います。
>>429
出てたらBADENDでしたねw
>>430
その場合、妖夢が光を掴む代償にさとりが地獄に落ちますね…。
>>436
こいしはジェトーリオ互換っぽくしていますが、スキルが強力なので全能力は低めです。
ドリブル突破されてたらどうしよう…というのが本音ではありますが、
こいしもそうヘタれていませんし、残念というよりは橙がすごいと言ってあげたいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

438 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 00:37:27 ID:???
>クラブA→地霊殿サイドにイベント発生!?
あにきぃ…はやくでてほしいよぉ…

439 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 12:57:57 ID:???
五番にいないしたぶん松山がやって来るイベントだろう

440 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 22:05:22 ID:???
乙でした。実質こいしをドリブル抜くのは無理そう? ということで一案。
3-7-0(のつもりだったけど実質4-6-0)
−−−−−
−−−−−  
F−−−J F永琳 J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eてゐ Gもこたん
−−D−− D慧音
A−B−C Aうさぎ Bつかさ Cうさぎ
−−@−− @姫様

そもそも撃たせないor通さない、センタリングを上げることを視野に入れない。
一応、パスカルとのツインシュートを視野。
左サイドに突破力を固めてこいしを釣り、バックパスからのブースターorサイドチェンジからのもこたんがシュート。
キックオフシュートはタックルに行けない前提で(まだよく分からない)。
DFラインが心配で守備寄りにしたいんだったら↓

−−−−−
−−−−−  
F−−−J Fてゐ J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eうさぎ Gうさぎ
−−D−− Dもこたん
A−B−C A永琳 B慧音 Cつかさ
−−@−− @姫様

ブースターを狙う際てゐにキープしてもらう時間が増えるが、攻守のバランスは取れる。
もこたんのシュートを変わらず狙えるが、こいしがどこにポジションになるか掴みにくくなる。
(中央に来ると厄介?)
前者でいくならオフサイドトラップ、後者でいくならツインシュートが欲しい所。

441 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:15:59 ID:???
こんばんは、今日も少しだけ更新します。
>>438-439
兄貴な松山が出て来るかもしれません。
>>440
乙&陣形提案ありがとうございます!
こいしはボールカットにかけては結構厄介な存在ですね。
キックオフシュートについては、基本的にタックルに行けないようにしようと考えていました。
地霊殿チーム戦では、恐らくブースターシュートが攻略のキモになると思います。
(サッカーのルール的にそれはおかしい! …などありましたら教えてほしいです(汗))
試合前に計4回分自由行動や練習ができる時間がありますので、その時はまた色々と考えてくださればうれしいです。

442 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:17:24 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( スペードA )( 6 + 6 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=60★
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナサがフォロー

古明地こいしは、姉のさとりと同じく覚妖怪というカテゴリに分けられる妖怪であるが、
その性質は覚妖怪のそれから逸脱している。
彼女の服の胸についている、触手の生えたグロテスクな第三の目。
姉のさとりのような「一般的な」覚妖怪は、この第三の目を以て他者の意識を覗き見する能力を持つが、
こいしの第三の目は、姉のそれと違いその瞼を固く閉ざしている。
それ故、こいしは他者の意識や思考を読む事は全くできず、その代償として、彼女は驚くべき能力を得る事となる。

こいし「へっへへ〜。 こちょこちょこちょ」

橙「く、くすぐらないでぇっ……!(っていうか、これだけ堂々と人のプレーを邪魔しておいて、
『無意識で誰も気づいてないから反則じゃない』だなんて。 それこそ反則級だよぉ……!」

実況「あっとどうしたのでしょう! 橙選手、ドリブル突破せずにそのままフィールドにうずくまります!
まるで誰かにくすぐりの刑を受けているかのように、橙選手は笑いをこらえてピクピク震えている〜!?」

――無意識を操る程度の能力。
構造主義的に言えば、それはつまり人間を始めとした遍く『意識あるもの』の根源をも操作する能力。
もしも仮に人間や知性ある妖怪の意識が、顕現せぬ無意識にて規定されているとするならば、
彼女はその規定を変更する権限をも持つ事を意味する。

まぁ、特に何も考えていないこいしがそんな大層な事を考えて橙をこうしていたぶっている訳が無く、
単純に周囲の誰の意識の範疇に入っていない事に満足しているだけなのだが……。
こいしはどうも、少し調子に乗りすぎる癖があるようだ。

443 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:18:52 ID:???
藍「(良く分からんが、橙の様子がおかしいな)橙、オーバークロックを許可する。 一気に駆け抜けろ!」

橙「藍さま、ありがとうございます……! ……ではっ!」

ブウウ……ン! ビュウウウウウウウウウウッ! バチバチバチッ! ……ポーンッ!

こいし「あひぇっ!?」

橙の様子の異常さに気付いた藍が、式を操作して橙の力を瞬間的に強化。
橙をくすぐり続ける事に執心し、ボールを奪って走り去る事を忘れていたこいしを強引に振りほどき、
突破とまでは行かなかったが――それでも、辛うじてボールをはじくことには成功する。
弾かれたボールは、フィールド中央に転がっていき……。

ルナサ「よし、フォローしたぞ!」

実況「あ〜っと、良く分からないプレーでしたが、ボールはこぼれ球に!
橙選手、こいし選手のマークを振りほどこうと俊敏に動きましたが、どうやら勝負は互角だったようです!」

橙「(ホントはそんな綺麗な話じゃないのに〜。 でも、文句を言うわけにもいかないしなぁ)」

藍「(橙が不服そうな顔をしているな。 後で話を聞いておくべきかもしれん。
……しかし、それより今は―――1点を狙ってみようか)―――ルナサ、済まないが私は橋姫に。
そして橙は地霊殿の妹君に狙われているようだ。 悪いが、君『達』が上がって来てくれっ!」

――そして、中盤の要であり、実質的な司令塔である藍は、ボールをフォローしたルナサ『達』に次なる指令を出した。
20分に近付きなお、1−0で膠着した試合を次に進める為の布石を。

ルナサ「了解した、藍殿。 ……メルラン、リリカ。 行くわよ!」

メルラン「あいさ〜〜〜♪」

リリカ「しょうがないにゃぁ〜」

444 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:20:26 ID:???
ダッ!  ダダダダッ!

パルスィ「…!? FWが戻って来て……SBがオーバーラップ! これは……!」

勇儀「おっ、次の花火はこれか? いやァ、地上のサッカーは派手で美しくて良いねぇ!」

幽々子「う〜ん、あれは花火っていうよりは〜。 ……芸術かしら」

実況「き、来た〜〜! ルナサ選手のフォローに合わせてFWの筈のメルラン選手が後退し、
SBの筈のリリカ選手が中盤の底にまで上がってきました。 これはやはり〜〜〜!」

ルナサ「さあ、始めようか。 ――『ライブ・ポルターガイスト』!!」

バシュウウウッ……! 

メルラン「躁鬱相そろった幻想の調べ、楽しんでね〜〜♪」

バシュウウッ!!

リリカ「私はいらない子じゃないよ! ――なんせ、私が居ないと……この音楽、ヤバい事になっちゃうからね」

バシュッ、バシュウウウウッ!!
――バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!

ルナサを起点に始まったその静かなパスワークは、メルランに渡ってその勢いを増し、
リリカに渡ってその多様さを増していき……やがて、複雑でリズミカルなテンポの連続ワンツーへと発展していく。
それはまさにサッカーボールを楽器として奏でられる、ひとつの協奏曲。
プリズムリバー三姉妹の十八番、『ライブポルターガイスト』が今、高らかに演奏される。
当然、その繊細で情熱的なパスワークは、地霊殿サブタレイニアンローゼスの寄せ集めゾンビフェアリーでは防ぐこともできず。

445 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:21:32 ID:???
ヤマメ「パスカットで私に臨むとは大した度胸だね! くらえっ、『石窟の蜘蛛の巣』!
……って、ありゃ。 また取れないや。 私って案外大したことないのかねぇ」

こいし「ヤマメさんは案外じゃなくって、最初から大したことないような気が……
(そんな事ないよ! 敵のパスが強すぎるだけだよっ!!)」

ヤマメ「その本音と建前逆転ネタ、やるのはいいけどさ。
キスメが「こいつ、それ以外にネタないのかよ……」っていう養豚場のブタを見るかのような残酷な目で見てたよ〜」

キスメ「……!!」フルフル(←必死にそんな目してないと主張している)

――試合中だというのに暢気な佇まいの地霊殿のDF陣すらも突破する事に成功してみせる。
つまり。プリズムリバー三姉妹は意図も容易くPA内にてさとりと空中で対峙する事となったのだが……。
相対するさとりは、その人を内心見下したようなじっとりとした目線を全く崩さない。

さとり「……貴女達が何を考えているかは具体的に想像つきますが。
私は、PA内のシュートであれば……必ずや、止めてみせますよ」

ルナサ「想像してくれるのは構わないが、いくら貴女の能力でも私たちの力の程度までは図れまい!」

メルラン「そうよそうよ〜〜! さっきのシュートの恨み、私は地味に忘れてないんだからね〜!!」

リリカ「メル姉はカラっとしてるように見えて、シュートにかけてはねちっこいからねぇ。 覚悟しといた方が良いんじゃない?」

ボールは高い状態で浮いており、さとりは如何なるダイレクトシュートが飛んでこようと、
そのパンチングで防ぎきる腹積もりのようだ。
PA内でのセービングに絶対の自信があるとは言っても、
全てのシュートをキャッチできると勘違いする程、さとりは傲慢では無かった。
しかし、先に結論を言えば……ルナサが指摘したとおり、
古明地さとりはプリズムリバー三姉妹の実力をやや過小評価していた。

446 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:22:35 ID:???

ルナサ「――皆!この流れに乗って一気に決めるぞ!」

バッ!!

メルラン「りょ〜〜〜かい〜〜〜っ! ヒャッホ〜、久しぶりのメインよ〜〜〜っ!」

ババッ!!

リリカ「まさか私たちの音楽を、はるか地底の方々にもお届けできるなんて光栄です♪
――さぁ、お聞き下さいな。 ……顕界と冥界をも結ぶ死霊達の大合奏を」

ババババッ!!
                  グワアアアアッ……!
        グワアアアアアッ……!   グワアアアアアッ……!!

さとり「事前に先読みしていても、なんとも度肝を抜かされるシュートですね。
ですが……その程度のシュートなら……!!」

ルナサ達三姉妹は大きく飛び、そのまま空中で美しいトライアングルの形を描く。
それはまさに、音楽の始まりを告げるタクトの動きのようにゆらりと動きながら、
ボールをその中心に捉え―――そして、彼女たちは大きくその足を振りかぶる。

        「「「大合奏――『コンチェルト・グロッソ!!!」」」

 バッ……ギュウウウウウウウウウン!ギュウウウウウウウウウウウウン!
   ギュウウウウウウウウウウウウウウウン! …ドゴォオオオオッ!!
         ブオンブオンブオンブオンブオンブオン!!

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:28:01 ID:gRtghU3c
さとり「これ、は……!(何ということ。 ここまでシュートにブレがあっては
幾ら心を読めていようと、シュートコースを予測出来ていようと無意味……!)」

そのシュートは、まさしく人や妖の心を揺さぶる嵐のような威力を秘めていた。
確かにさとりは、無意識や偶然から生み出される揺らぎまでを読む事は出来ないが、
それでも、並大抵のツインシュートやトリオシュートであればその揺らぎには限度があるため、
彼女の能力が無効になる事は無い。 さとり程の選手となれば、その程度のブレならば経験則で「読める」からである。

しかし、今プリズムリバー三姉妹によって放たれたシュートは、並大抵のシュートでは無かった。
まさに合奏協奏曲を体現したような、複雑で緻密、爆発的で抒情的な軌道を描くシュートは、
まず間違いなく一流クラスのシュートの一つ。

さとり「――負ける、わけには……!」

ブウウン、バチイイッ!!

――そして、能力に頼らずにシュートコースを目測で瞬時に計算し、
ギリギリの所で弾いて見せたさとりは、間違い無く一流の域に達しつつある名GKだった。
……同時に、それが古明地さとりという一選手の限界でもあった。
弾かれたボールは、再び大きく空を飛び高い軌道を描くが――そこには、ねじ込みに向かうひとつの影があった。

先着1名様で、

★ねじこみ判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと、 互換のバケバケEだった!
ダイヤ→ねじ込みに備えていた妖夢だった。
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。
クラブ→ねじ込みに備えていた妖夢だったが…!?

448 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 00:28:37 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:34:31 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
中々話が進まず申し訳ないですが、
書き方を考えていたり、調べものをしたりしていると、すぐに時間が無くなってしまいます(泣)
SSとしてのバランスと、ゲームとしてのバランスを取っていきたいのですが、なかなか難しいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

450 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 01:13:13 ID:???
妖夢「ねじこめない?ウゾダドンドコドーン!」
矢車「妖夢、いい顔になったな」松山「俺たちと一緒に地獄に落ちるか?」

451 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 03:40:02 ID:???
藍「(マークを)振り切るぜ!」

452 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 07:49:38 ID:???
妖夢「振り切らせてください!」

453 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 12:41:51 ID:???
乙でした
前のアンケートにもあるように楽しさもバランスも丁度いい具合ですし、
さらっと流せる余裕も加えて持ってもいいと思いますよ。

454 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:30:06 ID:???
よーむがいいキャラをしてきている!

455 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:48:45 ID:???
お前ら本当に妖夢好きだなwww

456 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:50:21 ID:???
新田枠というのもあるのではないだろうか・・・→妖夢人気

457 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:30:28 ID:???
俺はFW友人枠なら圧倒的にハラペコ推しなんだけど誰も話題にしてくれなくてたまに泣きそうになるw

458 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:55:19 ID:???
妖夢が新田枠だというなら今回のクラブはポストなのかー

459 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 20:16:29 ID:???
いや妖夢ならポストを越える枠外に加え伝説のコメントまで残してくれたかもしれないw

妖夢「急にボールが来たので…足の内側で蹴れば良かったが外側で蹴ってしまった」

オランダ代表 フーリア「・・・理解不可能 」
日本代表 リグルスキー「リグルならギブスをつけていても入るボールだった 」
イングランド代表 リネカー「妖夢は12人目の地霊殿の選手だった 」
オランダ代表 クライフォート「幽々子の顔に泥を塗った 」
イタリア代表 ロッシ「あの位置からあのボールが枠にいかないシュートは今後お目にかかることはないだろう」
フランス代表 ピピン「外す方が難しい」
日本代表 キングKAZUKI「オレが思うに妖夢はラストパスだったんじゃないかな?」 
地獄代表 矢車「俺の妹になれ」
ブラジル代表 コインブラ「あれはミスと言うより準備不足。妖夢はシュートの準備をしていなかった。そこがブラジルの選手との違い」
人里の少年「妖夢は落ち着いたほうがいいよ」

460 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 22:47:57 ID:???
妖夢って正直3章、4章についてこられる?

461 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:38:42 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>453
乙ありがとうございます。
丁度良い具合と言っていただいてうれしいです。
最近ちょっと書きすぎでゲーム性が無いかな?と思ってましたし…。
そうですね、あまり書きすぎても今度は読みづらくなってしまいますし、
書き方の濃淡は大事だと思います。(その点、2さんは本当にうまいと思います)
>妖夢のキャラについて
新田君互換である事は間違いないですねw 
本スレでは色々ありましたが、やはり何だかんだで新田君は人気なんですかね…w
クラブだったらポスト…では無く普通に決まらなかった感じでしょうか。
ただ、判定ではまだ大丈夫なので、「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
>>460
ジョアンさんに鍛えて貰えばついていけます。むしろ暫くは無双できます。

462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:39:57 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6 ★
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。

ポーン…!

さとりによって辛うじて弾かれたボールは高く飛び、
ゴール際に迫っていた妖夢の頭を飛び越え、PAの外側近くにまで迫る。
その影は、丁度その高いボールに動きを合わせるかのように、自慢の九尾をはためかせながら高く飛び上がった。

藍「高い浮き球か。 ……済まないが見せ場を貰うぞ妖夢!」

バアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜〜っと! ルナサ選手達のトリオシュートにも俊敏に反応し、
ファインプレーを見せたさとり選手でしたが!
ボールを弾ききれず、パルスィ選手を振り切った藍選手がさらにねじ込みに向かいます!」

さとり「し、しまった……! さっきのシュートはあくまで周囲の目を眩ませつつも、
私の体勢を崩すための囮だったのね……! 自分へのマークを剥がし、かつ有利な状態でねじ込むための!」

藍はシニカルな笑みを浮かべて、さとりの言葉を肯定する。

藍「……プリズムリバー三姉妹のシュートを弾いてみせるとは、本当に感服する。
数値換算にして、少なくとも60ポイント以上のセーブ力は無ければ、ああはいくまい。
そうなると本来、私のシュートなど当然に入りはしないのだろうが……!」

さとり「――『無様にも転倒している今ならば、十分にチャンスがある』……ですか!
仮にそうだとしても、私は地霊殿の主として……負けられないのです!」

藍「良い心がけだが……私とて、八雲の者として負けられん! ―――はああああああっ、『式神天降神』ッ!!」

バッ!   ギュウウウウウウウッ、バッ……シィイイイイイイイイイイイン!! ギュンギュンギュンギュンッ!!

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:41:39 ID:???
さとり「……くううっ!(シュートコースは読めた、ゴールの右隅! だけど――体が、追いつかない……!?)」

藍の『式神天降神』と、転倒した状態でのさとりのパンチングはほぼ互角の勝負だった。
むしろ未だ尚、その精神力の差で、さとりに軍配が上がると言っても良かった。
藍とて下手なFW顔負けの決定力を有しているにも関わらず、である。
それだけ、彼女の覚り妖怪としての読心能力、そしてその応用力は凄まじいものだったと言えるだろう。

さとり「サッカーのお蔭で、私はただの嫌われ者から、『地底のSGGK』に変わる事ができた!
そして私は。 私たちは! 今度は地底を変えるためにも、サッカーで勝たなくてはいけない……!」

ダッ……バッ……!!  グウウッ……!!

――しかし、嫌われ者が集いし地底は、幸運の女神にも見放される結果となった。
さとりは全力で飛んだにも関わらず、……昨日の雨の影響により湿ったフィールドの芝生に足を取られ、
動きを一瞬だけであるが鈍らせてしまった。
そして、こうした高レベルの戦いにおいて、その一瞬の差こそがまさに命取り。
さとりの渾身のパンチングは、とうとう藍の放った高空叩き付けオーバーヘッドキックの軌道を捉えながらも、
終ぞ触れる事が出来ずに――。

バシュウウウウウウウウッ! ズバァアアアアアッ!!
    ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 1 − 1 西行寺亡霊連合

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:42:46 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:44:49 ID:???
実況「ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル! 10番の藍選手がここで貴重な1点を上げました〜!
プリズムリバー三姉妹の影に隠れて、虎視眈々と相手の油断と隙を狙っていた藍選手の
頭脳プレーが結果に表れた様子です! 前半21分、ここで同点にできたのは大きいぞ〜!」

橙「ナイスゴールです、藍さま! ドリブルやパスだけじゃなくて、シュートもこんなに凄いだなんて、
やっぱり藍さまは凄いです!」

藍「あはは…ありがとう、橙。 だが、私だってまだまださ。
(紫様のお力があればともかくも、私の選手としての格は八意永琳と比べれば1歩か2歩劣る。
今のシュートだって、簡易計算でも58%の確率で通用しなかったんだ。
さっきの得点は、全くの幸運の産物であると認識しなくては)」

妖夢「(FWの筈の私が全く決められず、藍さんにまで負担を掛けてしまってる…!
どうしよう、どうしよう……! このままじゃ、また活躍できずに終わっちゃう。
そうしたら、また幽々子さまを失望させてしまう……!)」

藍が橙を始めとするチームメイトに祝福される様子を見て、妖夢はますます焦りを深めていた。
MFである藍が得点に絡み、FWである自分が、これまで一度もシュートチャンスに恵まれていないという事実が。
そして何より、今皆に祝福されている藍に対しての嫉妬を覚えている自分自身が、
人一倍真面目で自分に厳しい妖夢には許せなかった。

幽々子「(妖夢………)――それより、次のキックオフはどうしようかしら。
またあのヘンテコなシュートが来たら、私達、また1点差になっちゃうわよ〜?」

……そして、そんな妖夢の感情を察したからか、幽々子は静かに中央へと上がり、
珍しくキャプテンらしく、次のキックオフへの対策を提案した。
もう終わった藍のゴールでは無く、次のキックオフに意識を向ける事で、
妖夢も気持ちを切り替えられるのでは、と思っての幽々子なりの気配りであったが――。

466 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:46:56 ID:???
妖夢「(次は大丈夫かな……。 また失敗しないかな……)」

幽々子「(う〜ん、ダメそうねぇ)」

残念ながら幽々子の細やかな気配りは、素朴な妖夢には通じなかったようである。

しかしそれでも、次のキックオフはやってくるのだからと、
妖夢と幽々子を含むチームメイトは、暫し頭を捻り合うのだが――。

藍「いえ、次は星熊勇儀もキックオフシュートはしてこないでしょう。
後半に入ったならばともかく、今は前半も10分程度残っている。
そして、私の見立てでは、あのシュートは体力を大きく消耗する。
そのため、次のキックオフでは温存をする可能性が高いと読みます」

ルナサ「……確かに。 地霊殿サブタレイニアンローゼスの攻撃の脅威は、
主に星熊勇儀の存在によるもの。 だから、彼女は疲労で早々に退場させる事は出来ない。
切り札は、最後まで取っておくと考えるのが普通か」

――結論として、彼女たちは次のキックオフに星熊勇儀はシュートを撃ってこないと予測して、
ポジショニングを行う事とした。撃ってこなければそれでよし。
もしも撃ってきた場合は、フィールダーの不要な消耗や負傷を防ぐ事になる。
そう割り切って、西行寺亡霊連合は次のキックオフに備え。

お燐「さとり様。 ……後はあたい達に任せて、ゆっくりとお眠りください。 な〜〜〜む〜〜〜」

さとり「……勝手に殺さないで、お燐。 私生きてるから。 元気だから。 だからその手押し車は片づけなさい」

空「う、うわっ!? さとり様が死んでるのにしゃべった〜!? これが今噂のキョンシー!?」

さとり「そしてお空は、こんな雑なブラックジョークを信じないで(……はぁ。 早速失点をしてしまうなんて。
やはり「彼」が言ったように、地上の壁は高いようね……。 私も、井の中の蛙となっていたようです)」

467 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:49:00 ID:gRtghU3c
地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーもまた、その士気を回復させながら
残された前半を戦うべく立ち上がる。 そして――。

ピィイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ、今度は地霊殿サブタレイニアンローゼスのキックオフで試合再開です!!
ボールは再び勇儀選手が持ったが、ひょっとしたらまた、あの超必殺シュートが飛んで来るのか〜!?」

勇儀「さて、どうしようかな……」

先着1名様で、

★勇儀の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パルスィ「パルパルパルパル……!」勇儀「――む? パルスィがなんかやる気そうだな」パルスィがドリブルに!?
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」
スペード→お燐「勇儀姐さん、あたいとお空にもうワンチャンちょ〜だい!」勇儀「しゃあないな。 ほれっ!」
クラブ→勇儀「まぁ、折角だからもう一発撃っとくか、『三歩必殺』」
クラブA→妖夢「う、うわあああああああ!!」勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」妖夢が無理やりタックルに!?

468 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 23:49:44 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6


469 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 00:00:00 ID:???
>勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」
勇儀だけに勇気ってか?

470 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/29(金) 00:04:44 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
恐らく、明日で前半が終わり、後半は前回試合のように特別イベントがなければ、
前半よりは早くに終わる予定です。
>>469
確かに似ていて遠目で見ていて判別つかないですね…w

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

471 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 17:21:30 ID:???
>「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
現象じゃなくて減少しちゃらめえええええええ
これ以上大した事なくなっちゃったら七人ミサキの仲間入りしちゃううううう

472 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 18:37:18 ID:???
最初から大したことなかったし岬枠ではないな

473 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:04:05 ID:???
というか、現状たいしたこと無いのか……
いや、そうなんだろうけど切ねぇw

474 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:08:15 ID:???
乙でした。妖夢「(ポストが……ポストが私を呼んでいる…………!!)」
最悪、妖夢は嫁にすればいいから大丈夫。
薬膳を覚えてもらわなければならんが。

475 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 21:07:43 ID:???
やっぱりいらない子じゃないかwww

476 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:45:34 ID:???
今の妖夢、なんかプロローグの鈴仙を見ているみたいだ
時間と労力はかかるだろうけど、何とかしてあげたいな

477 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:53:41 ID:???
時間と労力かかるなら他の使える奴さがすか味方を強くするべきだと思う
スランプから抜け出すにはまずはきっかけだしそれ与えれば放置でも割と何とかなるんじゃないかな?

478 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:20:35 ID:???
特訓できる程度まで好感度あげるのはいいとおもうけど、その後は仲間にまわしたほうがいいな。

479 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:25:35 ID:???
妖夢にジョアン、名監督ポジションの人間がいれば解決しそうな気がするけど誰でしたっけ?
じいちゃん?松岡?もうジョアン本人?

480 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:30:36 ID:???
たしかに味方強化、ウサギさん達の交流も疎かにはできないしね
つかささんの理解を深めるにはウサギDさんとも交流したほうがいいんだよね
あとは名無しウサギにしては能力高いけど、まだ覚醒していないウサギBちゃんとも交流したいね
妖夢を支援するにしても、しないにしても、しゃべるボール以外はウサギさんとの交流に当てるべきかな

481 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:34:34 ID:???
ウサギCとかも面白いと思うのじゃあ、ドリブル大王〜

482 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:36:04 ID:???
ウサギBurunoとかも面白いと思うのじゃあ、人気1位〜w

483 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:38:22 ID:???
ウサギBuro-rinも面白いかもなwカグロットォォォォォッ!!

484 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:40:31 ID:???
ウサギ達との交流は大事だしな。現状サッカーレベルが4だから特訓などで上げられる限界が51。
多分決勝トーナメントあたりでサッカーレベル上がりそうだから、そのタイミングで特訓して
上げられる限界まであげてから、難題のアイテムでぎりぎりまであげていきたいけどね。

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:48:00 ID:???
こんばんは、かなり遅くなりましたが、今日も更新します。
>>471
誤字りましたw
7人ミサキ……岬とはもはや概念であって個人ではないのですね(哲学)
>>472-473
初期の鈴仙が、中山やパスカルと出会わずこのまま大会に出ていたら…くらいの大したことなさです。
リグルやルーミア、ミスティアよりは強いですが、
妖夢はメルランや佳歩とどっこいどっこいくらいで、
星や空よりも格が一段落ちます。反町は決定力は低いですが、総合力的にはこのあたりです。
鈴仙や射命丸、そして来生はそれよりも一歩上のFWではありますが、
それでも、レミリアや魔理沙、今回の勇儀にはまだ及びません。
…と、いうのが今の幻想郷の大体のFW勢力図です(大体なので、完全に正しいとは限りません(汗))
>>474
乙ありがとうございます。まだ大丈夫です。
やはり私的伝説の選択肢「これからは私を妻として支えてほしい」が火を噴くのかもしれません。
>>475
多分料理は仕込まれてると思うので、少なくとも妻としてはいる子だと思います…!
>>476-477
妖夢のキャラ付けは元のキャラに加えて、「変われなかった鈴仙」を強くイメージしています。
どちらの意見も正しいと思います。
身近な仲間に手を掛ける事も、心配な遠くの未来の仲間に手を掛ける事も間違ってないです。
ただ、妖夢は個人的には色々手を掛けてやった方が伸びる子ではないかと思います。新田君的に考えて。
>>478
妖夢の評価値は既にある程度は高いですし上がりやすいので、
その辺りが一番無難な落としどころなのでは…と私も考えています。
むろん、皆様の選択や判定次第ではどうなるのか全くわからないのですが。
>>479
エーリッヒ(褌)ですかね…。互換キャラ(?)的に考えて。

486 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:49:25 ID:???
>>480-484
名無しウサギについては、まだまだこれから掘り下げていく価値はあるようになっていると思います。
フラグはないものの現時点でつかさに並ぶ総合力を持ち、パス力があるウサギBか。
個性的(?)なキャラでタックルフラグを持ち、ドリブルは案外悪くないウサギCか。
能力値的にはほかのウサギにやや劣るものの、つかさとの繋がりが深いウサギDか。
時間の都合上、全部のウサギを育てきる事は難しいですが、どのキャラを育てても決して後悔しない…筈です。
ウサギK「私もいるよ!」
ただ、ブルノさんは人気1位になった時の結果発表で消滅しましたし(すぐ復活したけど)、
ブローリン君は今頃スウェーデン国内にある氷河の中で氷漬けになっていると思いますので厳しいですね。

487 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:51:25 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6 ★
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」

勇儀「ま、たまにはドリブルで上がるのも悪かないかね」

ダッ……!

実況「おっと勇儀選手、ここは自慢の『三歩必殺』で行かない! ドリブルで中央に切り込んでいきます!」

結論として勇儀は、藍やルナサの目論見通りシュートを撃たなかった。
それは鬼としての慢心か、それともやはり体力面での制約か。
あるいは――「ドリブル突破でも、十分な勝機がある」……と考えたからか。
勇儀がどのように考えたからかは、西行寺亡霊連合のメンバーには分からない。
ただ一つ、真正面から勇儀のドリブルに相対した妖夢とメルランが分かった事は……。

勇儀「さぁて、愉しませてあげるから……!」

ド  ド  ド  ド  ド  ド  ド  !  !

妖夢「なっ、何この地響き……! これが、鬼のドリブルだって言うの……!?」

メルラン「あっはは〜〜♪ すごいすご〜〜いっ!!」

勇儀「―――駄目になるまで、ついてきなッ!!」

――星熊勇儀は、シュート以外のプレーにおいても、恐るべきパワーを秘めているという事だけだった。

488 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:53:16 ID:wrpXZILc
先着2名様で、

★勇儀→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★妖夢→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 勇儀、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がフォロー)(パルスィがフォロー)(藍がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀のマークがダイヤの時、「地獄の苦輪(+3、吹飛1)」が発動します。
勇儀のマークがハート・スペードの時、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。

489 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:53:59 ID:???
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=★

490 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:54:49 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

491 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:55:08 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ4 )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( スペード2 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=★

492 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:57:35 ID:???
地獄はやっぱり地獄だった。二人とも怪我かな?

493 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:59:42 ID:???
いやここはタックルは別判定のはずだから
妖夢改め地獄犬だけが怪我だな

494 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 01:02:19 ID:???
怪我させたなら、イエローぐらい出るかな?

495 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 01:04:40 ID:wrpXZILc
今回の判定、正確に結果を当てはめれば勇儀の反則によって妖夢が負傷…なのですが。
負傷を採用するとペナとかが入って描写がちょっとやりづらいので、
すみませんが妖夢の負傷をナシにして、メルランがボールをカット。
そして勇儀の反則はアドバンテージで流された……と、いう形にしようかと思います。
特例的な判断となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
(もしもサッカールール的におかしい、などありましたら仰ってください)

496 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:01:58 ID:wrpXZILc
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=54★
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=52
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=57★
≦−2→西行寺ボールに。

勇儀のドリブルはまさしく、彼女の二つ名でもある怪力乱神を模したかの如く強力にして無比。
大地を叩き割るかのような必殺の一歩が機関銃のように高速で放たれ続けるのだから、
それは既に災害であり恐怖の化身。

妖夢「………く、くそっ! 負けるもんかっ!」

ズザアアアアアアッ!!

――そのため、圧倒的な力量差を見てもなお、震えを振り払ってタックルに向かう事の出来た妖夢は、
まさに感嘆すべき存在であると評価しても良いだろうが……。
残念な事に、彼女はやはりまだまだ半人前だった。
つまり、タックルに向かう事自体は出来ても、体がその決断にイマイチ着いて来れていないのだ。
故に、妖夢はやや中途半端な体勢でタックルに臨む事となり……。

ガリィイイイッ!!

勇儀「おっと、ちょっと掠っちまったか」

勇儀にその足を若干削られてしまう。
負傷こそしていないのは不幸中の幸いであったが、妖夢はこれ以上勇儀に詰め寄る事は出来ない。
となると、後は楽しそうにキョロキョロ勇儀を見渡しているメルランしか頼みの綱が居なかったのであるが……。

メルラン「ひゃっほ〜〜〜! ボ〜ル寄越しなさいっ!」

ズザアアアアアアアアッ!! ―――バチイイッ!!

勇儀「ほう、鬼を恐れないのか。 アンタも中々に酔狂だねぇ」

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:03:26 ID:wrpXZILc
――常に躁のエネルギーを周囲にばらまき、常に前向きプラス思考のメルランは、
妖夢と異なって、何の恐怖も無くタックルに向かえており。 そして、それが結果として功を奏した形となる。
恐怖の無い、ある意味狂気的なタックルを前に、勇儀は思わずそのボールを完全に零してしまったのだ。

実況「おっと〜! ここでメルラン選手が守備でも魅せてくれた〜〜!
勇儀選手のパワー溢れるドリブルを、見事そのキレのあるタックルで刈り取ってみせます!
西行寺亡霊連合、前半終了間際に大チャンスか〜〜〜!?」

メルラン「え〜〜っと、こういう時はシュート……じゃなくって」


橙「メルランさ〜ん、こっちこっちー! 私がボールを前まで運んであげるよ!」

メルラン「マジで? んじゃお願いね〜!」

バシュウウウウッ、パシッ!

橙「ようし、地底の火車には負けないように頑張るぞ〜!!」

タッ……!

藍「(そうだ、それで良い。 私が碌に身動きが取れん以上、攻撃の起点は中央ではなくサイド際。
限られた空間を有効活用できる場所を探し出すんだ、橙……!)」

橙「(藍さまから指令だ。 周囲の面積を演算して、っと……!)」

藍の指示を受けた橙は、左サイドに大きく切り込みサイドアタックを仕掛ける。
相変わらず、実質的な中盤不在の地霊殿サブタレイニアンローゼスの突破は途中までは容易い。
しかし、ゴールまでおよそ30メートルには、古明地こいしという壁が存在し。
さとりが最も苦手とする、バイタルエリア――丁度読心能力の届かない境界にある――への侵入を困難にしている。
そのため、橙は考えた。 そして、その結果―――。

498 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:04:47 ID:wrpXZILc
橙「(簡単だよ。 近づくとボールを刈り取られるなら……もう、この場でシュートを撃っちゃっていいんだ!)
……メルランさんっ!」

バコッ……!

メルラン「あれ〜? い、良いのかしら〜〜〜!? こんな簡単にボール貰って!」

――それならば、いっその事割り切って、最初からさとりやこいしの能力の範囲外を狙い、
そこからシュートを決めていけば良いのではないか……と。
それを確かめるべく、橙は今にもシュートを撃ちたそうにしていたメルランにボールを渡す。
するとメルランは予想した通り、ただでさえ高いテンションをより高く跳ね上げて……!

メルラン「ようし、『ネオ・ファンタズム』」〜〜〜!!」

グワアアアアアアッ……!
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオン!!
      ――ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!!

さとり「させません……っ!」

――バッ!……バチイイッ!!

さとり「くうっ…!(なんて事。 また、ねじ込みに……!!)」

ヤマメとキスメのブロックを潜り抜けたこの必殺シュートは、
30メートルの距離が離れていてもなお、その威力のほとんどを保ち続けてさとりへと迫っていたが。
さとりはこのシュートをパンチングで前方へと押し出す事に成功していた。

そして、その体勢を少しだけ崩しながらも……さとりは確信する。
今は苦しい状況だが、ここを乗り切れば、前半を1点で折り返す事が出来る……と。
彼女は普段通りの静かな佇まいだけはそのままで、ダイレクトシュートに向かう妖夢をその三つの目で捉えた。

499 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:10:44 ID:wrpXZILc
妖夢「(い、今なら……今ならねじ込める……! 藍さんが出来たなら、私だって……!)」

バッ……!

さとり「『私だって、こんな細見小柄のGKくらいなら突破できる筈よ!』……ですか。
そう油断した事を、今度こそ後悔させてあげましょう……!
(このシュートさえ抜けば、残り時間からして前半を終える事が出来る……!)」

今、ここまでほとんどボールを触れていなかった妖夢は、
決死の形相でボールに追いつき――そして必殺のボレーシュートを放つ。

妖夢「(今、この場で決められなかったら、私は……!)―――食らいなさい、『待宵反射衛星斬』ッ!!」

グワアアアアアアアアッ! バッ……シュウウウウウウウウウウウウウウッン!!
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

先着2名様で、

★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧2→妖夢の待宵反射衛星斬が地霊殿ゴールに見事に突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(西行寺のコーナーキック)(橙がフォロー)(こいしがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

500 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:29 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=★

501 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:51 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤ5 )( 2 + 3 )=★

502 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:56 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:14:05 ID:???
妖夢のシュートはやはりさとりには通用しなかった……!
……と、いったところで今日の更新はここまでです。

皆様、本日もお疲れ様でした。



504 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:15:52 ID:???
乙です
妖夢が覚妖怪の補正を見せてくれたことに感謝
僕らのために役に立ってくれてありがとう!(ゲス顔)

505 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 06:05:15 ID:???
乙です。幽々子「妖夢、絶好の得点チャンスでも負けてしまったわねぇ…」

妖夢(土下座)「待ってください!ダークベンチネビュラ行きだけは!ご勘弁をー!!」

幽々子「覚悟しなさい、矢車くんか7人ミサキが待っているわよ」

妖夢「嫌だ!私は嫌だあああああっ!!」このあたりでヘタレすぎて覚醒強化w

506 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 07:52:22 ID:???
さとりのセーブ値は相当高いな。せりあいは低そうだけど覚妖怪があることを考えたら、
一対一も厳しそうだし、支配力の高さを生かして最大火力のシュートを打っていきたいな。

507 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:19:04 ID:???
反町をもってくれば、悟の心はボドボドダァになるから大丈夫(思考停止)

508 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:49:06 ID:???
パルスィがマンマーカー、お燐がサイドアタッカーだとすると相手で点を取れそうなのが
勇儀と空の二人だから乱打戦に持ち込むのもありかもしれない。
インビジブルデューパーなら力押しで決められそうだけど何発も打てるわけではないし。

509 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 09:40:56 ID:???
今の戦法見る限りだとさとり相手にはロングも有効みたいね
キックオフも展開しだいではあると見た

510 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 10:07:21 ID:???
そろそろパチェノート使うのもありかな。7とか8なら残りの数値は練習して、
小さい数値なら下手に練習しないで試合での覚醒も目指せば良い。
後に回してあと1で技を覚えるけど練習する時間が無いとかは避けたい。

511 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:08:24 ID:???
メルランはそのうちへばる、妖夢は地獄一直線
藍はパルスィが緑目を光らせている、随分厳しい戦いになってきた

512 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:29:00 ID:???
幽々子がオーバーラップして攻撃出来れば多少はね?

513 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 14:44:38 ID:???
みょんが美味し過ぎる!(キャラ付け的に

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:09:33 ID:???
こんにちは、今日はモチベと時間があるのでたくさん更新したいです。
>>504
乙ありがとうございます。
正直に言って、妖夢はさとりの強さの指標を示すために丁度良かったですね。
そんなポジションも新田君っぽいですがw
>>505
乙ありがとうございます。 まぁ、元々厳しい勝負だったので…(汗)
>>506
PA内に限定すると、萃香のパンチングをも軽く上回る程度には強いですね。
そして一対一は間違いなく幻想郷は勿論、世界でも最強です。
(それでも、永琳相手で引きがヘタれた場合は負けるかもしれませんがw)
ただ明確な弱点はありますし、バランスを崩されればPA内でも充分勝機がありますので、
かなり強いですが一流か…と言われるとまだそうでもありません。
さしずめ、今の姫様と同格程度でしょうか。
>>507
今の反町だったら、火力は妖夢以下ですね…(泣)
>>508
強力なシューターとなるとその二人になりますね。
さとりの体制を崩せるマインド系シュートも役立つかもしれません。
>>509
生半可なシュートでしたら、さとりのパンチングやキスメのブロックに阻まれますが、
鈴仙のマインドエクスプロージョン(威力59+α)や妹紅のネオヴォルケイノ(威力58)なら、
勝負になるかもしれません。 ただ、キックオフはちょっと厳しいかもですね。
>>510
そうですね。大会中の練習は、こうしたあと少しの数値を確実に届かせたりするのに使えば良いと思います。
効果が低くなっている、とは言えどもやはり明確に能力値を伸ばせるチャンスというのは貴重ですので。
>>511
まさに妖夢が頑張れるかどうかが、この試合のキーポイントになりますね。
>>512
幽々子もまた、幻想郷の有力選手の一人ですので、突破力は最低限兼ね備えています。
>>513
妖夢は良いキャラしてますよね。原作的にも、互換キャラ的にもw

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:11:42 ID:wrpXZILc
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=61★
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=67★
≦−2→地霊殿ボールに。

妖夢「(―――絶対に。 絶対に、絶対に絶対に絶対に決めてみせる!!)」

妖夢は低いボールを切り裂きながら、
ざらつく心を無理やりに沸騰させて、瞳をぎゅっと瞑って何度も自己暗示を繰り返す。
――『待宵反射衛星斬』。
月の光を帯びた狂気によって繰り出される、魂魄妖夢最大最強の剣技。
彼女は今まさに、その全力を解き放とうとしていた。

妖夢「(この技は絶対に、破られちゃあいけないんだ。 だって、この技は……!)」

――そして同時に。この技は妖夢にとっても、特別な意味を持つ技だった。

〜回想シーン〜

――それは大会が始まる1年ほど前。
鈴仙が中山達と出会うよりも、更に半年ほど前の事だった。

その当時、妖夢と鈴仙は、それぞれの主の気まぐれによって、
半強制的にサッカーチームを組まされていた。
夜の明けない異変時やその後の宴会に、花の異変。 それに加えて博麗神社の倒壊騒ぎなどで、
度々顔を合わせていた程度の仲だった妖夢と鈴仙。
そんな彼女たちが半強制的に居を同じくし、そしてサッカーでチームを組む事となり、どうなったか。

――結論から言うと、この二人は当初、最悪に相性が合わなかったのである。

516 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:15:25 ID:wrpXZILc
鈴仙「はぁ〜。 もうやってらんない! 師匠ったら、どうしていっつも私をこんな目に遭わすんですかぁ……」

妖夢「泣き事を言っていても始まりません。 こうなった以上、根気よく修練を重ねるしかないでしょうに…」

鈴仙「根気よく、って具体的にどうすんのよ。 師匠だったらちゃんとしっかり、私にどうすれば良いかを教えてくれたのに…」

妖夢「根気よくは根気よくです! 貴女も口ばっかり動かしてないでちゃんと練習してください!」

他者に流されやすい上、逃げ出し癖があり主体性が全くない鈴仙。
一人で抱え込み、糞が付くほどの真面目で融通が全く利かない妖夢。
始めてあったばかりの両者は、互いに全く正反対の性格をしており、
折角チームを組んだというのに、こうした内容の口喧嘩が絶えなかった。

鈴仙「(何よあいつったら。 結局は自分一人じゃ何も出来ない癖して、それを隠して偉そうに……!)」

妖夢「(何なんだろうあの人。 口を開けば師匠が…、姫様が…ばっかり。 自分の意思がないんじゃないかしら)」

―――しかし、こんな二人も能力的にはどっこいどっこいの半人前であり、
その上、お互い高いプライドを兼ね備えているなどの共通点があると気付き。
繰り返される強敵との練習試合を経る事によって……二人の間には、少しずつではあるが友情が芽生える事となる。

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:17:19 ID:wrpXZILc
小兎姫「見て頂戴、この弾幕美! ――『無指向性エキストラボム』っ!」

妖夢「う、うわああああっ……!」

ズザアアアアアアアアアッ!! ……バチイッ、ポロッ……ポムッ。

鈴仙「何やってるのよ妖夢。 この位、良く周囲を見てれば切り替えし先なんて幾らでもあったじゃない!」

妖夢「あ、ありがとう。 鈴仙……(最近こんなプレーが多いなぁ。
確かに、鈴仙の言う通り、私はちょっと、回りが見えてなさすぎなのかもしれない……)」

妖夢は、鈴仙の周囲への気配りの上手さと視野の広さ。
そして何より、捻くれたプライドの底にあるお人よしさと面倒見の良さを少しずつであるが認識し。

鈴仙「(うわっ、四人に囲まれちゃった…! 正直、ここは抜くのがきついし諦めたいけど。
やるだけ、やってみましょうか……!)――行きます、『ルナティックレッドアイズ』!!」

ブウ……ゥウン!!

名無し妖精達「「「「な、中々やるじゃない!?」」」」

妖夢「鈴仙、ナイスドリブル!」

鈴仙「あはは……たまたまよ、たまたま(わ、私でも……ドリブル突破出来たよ!
やっぱり、私もたまには妖夢みたく、勇気を持って突っ込んでみた方が良いのかしら……)」

鈴仙は、妖夢の一本気さ、誠実さに無意識にであるが感化され。
それと同時に、妖夢という少女はその堅苦しい正確や口調とは裏腹に、
自分以上に繊細な心と気高い誇りを秘めているのだと理解する事が出来たのである。

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:29:11 ID:wrpXZILc
そして『待宵反射衛星斬』は、そうやって鈴仙と心を通じ合わせた妖夢が、
彼女の力を借りて編み出す事に成功した、まさに鈴仙との友情の証。
つまり、そのシュートは、妖夢の本来の気質である真っ直ぐさに加えて……。

〜回想シーン終了〜

ギュウウウウウウッ! グルングルングルン……!!

さとり「(早いうえに……円に曲がる……!?)」

妖夢「(鈴仙が持つ、波長を操る能力を私なりに組み込んだこのシュートは……。
ただ、真っ直ぐなだけじゃない! 小刻みな波を描いて、敵のゴールを広く回転してから突き刺す!
鈴仙が変わったみたいに、私も、このシュートを決めて、自分を……変えてみせるっ!!)」

妖夢の必殺のシュートは、速さと技巧を高い水準で兼ね備えていた。
即ち、自身のように真っ直ぐで、鈴仙のように広がりを持つ。
今の妖夢が、これまでの自分に疑問を持ち、停滞していたとしても。
このシュートに関してのみは、妖夢は心の奥底で自信と希望を持ち続けていたのだ。

実況「あああ〜〜!! 妖夢選手、ここで大技『待宵反射衛星斬』だ〜〜!!
先程ゴールを決めた藍選手の『式神天降神』にも負けない威力で、
さとり選手が守るPA内を鋭く、時には柔らかく穿とうとしております!!」

……しかし。
妖夢にとってこのシュートが特別であっても、広い幻想郷の中では、このシュートは決して特別たりえなかった。
何故なら、妖夢の放ったシュートは、藍の『式神天降神』にも負けない威力……『でしか』無かったからだ。
つまり、そうなると――。

519 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:30:38 ID:wrpXZILc
さとり「(人を惑わす良いシュートですが、そのシュートが向かう先は結局として一本のみで単純!)―――ここは……左下です!!」

バアアアアアアアアアッ………バチイイイイイイイン!!

――バランスを崩しているとはいえ、先程よりは好条件。 その上、今度は芝の湿り具合もしっかりと認識できている。
そんな条件下では、さとりにとって、妖夢の特別なシュートとやらは単なるカモにしか過ぎない。

残酷に言ってしまえば、藍のように他分野においても高い適正を示している訳でも無いにも関わらず、
あくまで平均よりは上程度のシュートしか撃てない今の妖夢は。
……彼女がかつて並び立った鈴仙と比べると、一段どころか二段も三段も劣る、一弱小FWでしかなかった。

妖夢「そ、そん……な……!!」

そんな残酷な現実に妖夢は思わず、その場にがっくりと膝を突きそうになるが……。
こうした絶望には慣れているためか、辛うじてその赤がかった目を大きく開くのみに留まった。
そして実況は、妖夢の悲哀を同情などしてはくれない。
多くにとって、妖夢の心境よりも、試合の趨勢の方がよほど気になる事項であるからだ。

実況「あっと、ここは妖夢選手力みすぎたか〜! ボールはさとり選手のパンチングによって、
大きく中盤へと飛ばされていきます! そして、人数でその実力差を補った地霊殿サブタレイニアンローゼスの
ゾンビフェアリー部隊は無難にパスを回し、ロスタイムを消化していき……!」

ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖夢「前半、終了だ……!(やっぱりダメだった。 『待宵反射衛星斬』でも、やっぱりダメだった……!!)」

妖夢が呻くような声を上げたと同時に、前半戦は1−1のまま終了した。
試合としては、西行寺亡霊連合が積極的に攻勢を仕掛けるもさとりやDF陣の守備に阻まれ。
地霊殿サブタレイニアンローゼスは強力な主砲を備えていながらも、中盤の脆弱さにより
チャンス数を稼げずに終わってしまった形となる。
実況が喧しく両チームの健闘を称え、後半戦への期待を膨らませている中……。
妖夢は気丈にも立ち上がり、しかし、それ以上の言葉を出せない様子だった。

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:32:25 ID:wrpXZILc
ウサギB「……星熊選手がキックオフであんなシュートを撃った時はどうなるかと思ったけれど。
西行寺チームも中盤の支配力と最終ラインの守備力で優れていて、乱打戦には中々ならないですね……」

つかさ「――とはいえ、西行寺亡霊連合は全体的にオーバーワーク気味。
特に、FWのメルランさんとMFの藍さんは少し息を切らしているようです。
今までは何とか互角に押しとどめていたけれど、後半はどうなるか……」

鈴仙「そうね……(――『待宵反射衛星斬』がああも見事に決まらなかったとなると、
妖夢ったら今頃ひどく落ち込んでそうね……。
妖夢は私よりも気丈だけど、それだけに、挫折したら自分を責めて、私以上に深く傷つくでしょうから。
とはいえ、私が介入しても、試合開始前の様子を見る以上、逆効果になるかもしれないし……。
このハーフタイム、私は何をして過ごそうかしら……?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

521 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:33:10 ID:2taukhpw
AウサギD

522 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:35:19 ID:jiRN39yE
A つかさ

523 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:38:09 ID:cX1ieAPg
AウサギD

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 16:13:16 ID:wrpXZILc
AウサギD

鈴仙「(試合前には、つかさからDちゃんについて色々聞いたんだっけ。
今度は、Dちゃんの方から話を聞いてみようかしら……)ねえ、Dちゃん」

ウサギD「ふ、ふえっ? 何ですか鈴仙さま?」

鈴仙「(ちょっと怯えてる様子ね……。 まぁ、いくら時間が経ったとは言え、
あの勇儀さんの凄いシュートを見た以上は仕方がないかしら)うん、ちょっとおしゃべりしようと思って」

ウサギD「はいっ! おしゃべりしたいです!」

他のウサギ達と比べてもより一層幼いウサギDは、
鈴仙の呼びかけに対して心底嬉しそうな様子で答えてくれる。
それでも、表情には先程のシュートへの恐怖と不安が帯びてはいたが…。
むしろ鈴仙がこうして声を掛けてくれた事で、いくばくかはそれが緩和されているようだった。

鈴仙「(うんうん、Dちゃんは素直ね……。 さて、何の話題を振るかだけど……)」

A:つかさとの関係について。
B:つかさとのコンビプレイの構想について。
C:前半戦の凄いシュートについて。
D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。
E:ウサギDが今目指している選手像について。
F:特に話題を決めず、軽く雑談する。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

525 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:14:35 ID:+qYSF59+
E

526 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:15:43 ID:4jbBOEgA
A

527 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:17:02 ID:o7hvFVSw


528 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:47:22 ID:???
>D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。

松岡「頑張れ頑張れそこだそこだ諦めるな!絶対に頑張れ積極的にポジティヴに頑張れ!!北京だって頑張ってるんだから!!!」
松岡「気にすんなよ!くよくよすんなよ!大丈夫、どうにかなるって!ドントウォーリー!ビーハッピー!」
松岡「オウン・ゴールだって、立派なゴールじゃないか!」

妖夢「別世界の監督ェ…」

529 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:54:29 ID:???
鈴仙「ドンマイ妖夢! 私もシュートで何回へたれたか分からないわよ! ゴールできない!? 試行回数で押しきれば良いのよ!」

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 17:57:03 ID:wrpXZILc
A:つかさとの関係について。

鈴仙「(つかさとおしゃべりしてた時は聞けなかったし……)そういえばDちゃんったら、
昔からずうっとつかさと仲良しみたいだけど。 二人は姉妹だとか家族だとか、じゃあないのよね?」

ウサギD「はいっ、そうです。 でもEちゃん……じゃなくってつかさちゃんは、
私が今よりももっと小さい時から、ずっと一緒だったんです」

鈴仙「へぇ……。 じゃあ、幼馴染みたいな感じだったのね?」

ウサギD「そうなんです! えっと、えっとね……!」

つかさがそうであったように、ウサギDもまた深い絆で結ばれているパートナーの話題となると、
普段以上に饒舌になり、話し方も熱っぽくなる。
そのため、鈴仙は普段とは違ったウサギDとつかさとの関係や逸話について聞くことができた。
具体的には……。

先着1名様で、

★ウサギDの話→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ウサギD「実は私とつかさちゃんは元々ひとつの存在で、『ふゅーじょん』する事でひとつに戻れるんです!」
ダイヤ→二人が力を合わせて、力の強い妖怪を追い払ったという話。
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。
スペード・クラブ→つかさがウサギDにとっていかに大事な存在であるか…って、具体的じゃない!?

531 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:22 ID:???
★ウサギDの話→ ハート3

532 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:46 ID:???
★ウサギDの話→ ハート6

533 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 20:06:08 ID:???
ひまわり仮面がまた追い払われたか

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:31:25 ID:wrpXZILc
★ウサギDの話→ ハート3 ★
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。

ウサギDはやはりまだ子供らしく、ウサギBやつかさのように話は上手くない。
それでも、擬音語や擬態語を交えながら、気持ちを込めて楽しげに話してくれていたので、
鈴仙も頬を緩めて安心して聞く事が出来ていた。
そして鈴仙は、その中で少し興味深い話を聞く事になる。

ウサギD「つかさちゃんって凄いんですよ! 私が昔、こわ〜い獣の妖怪に出くわしちゃった時、
つかさちゃんが土台になって、こう、私の体を……ドカーンって!」

鈴仙「へえ……(それって、秋姉妹とかのやってる『スカイラブ』と似たような原理かしら…?
もしもDちゃんがそれを出来るようになれば、パスカットとかでも活躍できるようになるかもしれないけど…)」

ウサギDが話してくれたつかさに関する武勇伝の中に、
鈴仙はつかさが構想しているというコンビプレイのアイデアになりそうな話を見つけた。

鈴仙「(……もしも、二人が何か本格的に技を身に着けたい、って事になったら。
私がつかさにでも伝えてみましょうかしら。 ひょっとしたら、何かの役に立つかもしれないし)」

ウサギD「(やっぱり、つかさちゃんと一緒に試合に出たいなぁ。 でもそれには、もっと練習しないとだしなぁ……)」

そして、ウサギDはウサギDで、やはりつかさと一緒に試合に出たいという想いを強め。
今後の練習に対するモチベーションを高めているようだった。

*ウサギDの評価値がやや上がりました。
*ウサギDとつかさとのコンビプレイフラグのフラグ回収が進行しました。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:32:42 ID:wrpXZILc
鈴仙「さて……そろそろ試合が再開されそうね。 妖夢の様子はどうかしら……」

そして、試合再開の合図を機に鈴仙はウサギDとの会話を止め、
再びフィールドの様子を確認する。
観客席の鈴仙には選手のこまやかな表情までは分からないが……。
妖夢の様子はとりあえず落ち着いているように見える。
それを見た鈴仙はとりあえず安心して、暫くは黙って試合の趨勢を伺う事にした。

―――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ試合再開、今度は西行寺亡霊連合のボールからの試合再開となりますが……。
西行寺亡霊連合は、前半に引き続いて無難なボール回しで攻めのチャンスを伺っているように見えます!」

藍「(私達のチームは、数はともかく純粋な火力ではやはり地霊殿に劣る。
そして、一番古明地さとりと相性の良いメルランの体力が減って来ている事を考慮すると、
私達は遅行を連発するしかない……!!)」

厳重なマークを掻い潜りながら必殺シュートを撃った藍に加えて、
トリオプレイを多用しつつ積極的にミドルシュートも狙っていたメルランの疲労も考えて、
西行寺亡霊連合は前半以上の遅行を強いる。
これはやはり、地霊殿に対しては有効な手段ではあったのだが……
しかし、彼女たちがノーリスクで延々とボールを回し続けられる訳はない。

ルナサ「よし! ここはキープ力の高い橙にサイドチェンジを……」

勇儀「させないよ!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ、バチイイイッ!!

ルナサ「……し、しまった!!」

実況「ああ〜〜っと! 西行寺亡霊連合、後半10分で勇儀選手にボールを奪われてしまいました!」

536 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:33:55 ID:wrpXZILc
勇儀「…ったく、地上の奴らはなんだっけ、その……『ぱすわーく』とかいう妙ちくりんな技が好きだなァ。
私にはその技の良いところが皆目分からんよ」

ドドドドドドドッ!!

バケバケD「バケぇッ!?」

西行寺亡霊連合の中盤ではボールキープ力に劣るルナサが勇儀にボールを奪われると、
勇儀は機嫌を良くしてそのまま彼女の守っていた左サイド際を強引に突破していく。
SBのバケバケDを抜き去った後、勇儀はそのまま自慢の右脚を勢いよく振り上げた。

勇儀「さあ、魅せてあげるよ……鬼の真骨頂をね!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

中西「く、来るで!?」

幽々子「ん〜、ダイレクトじゃなくてミドルで来るのね。 私も、ブロックはあんまし得意じゃないのに〜」

前半戦キックオフ時に恐ろしい威力を見せた星熊勇儀の右脚の行先を、
西行寺亡霊連合のメンバーは、観客席の人妖は固唾を呑んで見守っていた。
すると……多くの予想に反して、その右脚は奇妙な動きを見せたのである。

勇儀「――これが私の編み出したオリジナル技……!」

グルンッ!

リリカ「へ、へぇっ……!? け、蹴りそこない……!?(な訳ないよね。 じゃあ、これは一体……!?)」

537 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:35:47 ID:wrpXZILc
勇儀の右脚はボールを捉えながらも……それを蹴りださずに空を切ったのである。
そして彼女はそのまま左脚を軸にグルリと横に一回転をして見せて……!

グォオオオンッ!
   ――――ボォオオオオオオオオオオオオ………オン!!


勇儀「力業――『大江山嵐』だァァアア!」」

先着3名様で、
★勇儀→大江山嵐 61 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★バケバケB→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 56 (! card)+(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(リリカがフォロー)(中西がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(地霊殿のコーナーキック)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀の大江山嵐には吹飛係数2があります。
幽々子のマークがダイヤで「桜吹雪地獄」(+8、250消費)が発動します。
幽々子のマークがハートで「西行桜吹雪」(+4、100消費)が発動します。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

538 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=★

539 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( ダイヤK )+( 1 + 2 )=★

540 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:38:19 ID:???
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)=★

541 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:18 ID:???
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=★

542 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:23 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペードQ )+( 6 + 4 )=★

543 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 22:04:51 ID:???
これが鬼の引きか・・・!なんてやつだ・・・!

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:27:44 ID:uAgV7dBs
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=72★
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=51*吹き飛び!
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)+(西行桜吹雪+4)=63★*吹き飛び!
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=60★*吹き飛び!
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!

バギュルルルルッ! ドガドガドガッ!!

回転を加えて放たれた勇儀のシュートは、間違いなく今大会屈指クラスの破壊力を秘めながら、
ブロックに出たバケバケに幽々子、そして果敢にパンチングに向かった中西までをも
まるで風に飛ばされる紙屑かのように易々と吹き飛ばし――。

ズガバギドゴオオオオオオオオオッ! ――バアン!!
 ……ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

ネットだけでなく、ポストやバーを含んだゴールそのものごと、フェンスに叩き付ける。
ボールは当然にその圧力に耐え切れず爆弾のように破裂して、
やがて審判が思い出したかのようにホイッスルを吹くまでは静寂が広がっていた。

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 1 西行寺亡霊連合

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:28:49 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:29:52 ID:uAgV7dBs
実況「き、決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ルッ!? 後半12分で星熊勇儀選手が、
二点目を豪快にうちはなった〜〜! 「大江山嵐」と呼ばれたその怪物シュートは、
まるで竜巻のようにその半身を巻き込み威力を増幅して蹴りぬくという、
何とも常識外れの発想によるもの! これが『旧地獄ボンバー』の真の実力だというのか〜!?」

幽々子「……うーん、これは少しマズいかしらね」

中西「はぁ、はぁ……せやな。 お嬢はんにはそろそろ、前に上がってもらう必要があるかもしれへん」

幽々子「まぁ、私は別に負けても美しい試合が出来ればそれで良いんだけど。
だからと言って手を抜くと紫や藍や……それと妖夢にも怒られちゃうからね。
それに―――、きっと私のシュートの方が、鬼さんのシュートよりも美しいと思うし」

中西「……それも、否定せェへん。 ただ、上がるタイミングはしっかり狙わなアカンで」

今しがた勇儀の恐るべきシュートを食らった西行寺亡霊連合のDF陣。
その中核を担う幽々子と中西の表情には恐怖は無い。彼女たちの精神は、死を経て既に老成しきっているからである。
そのために、彼女たちは虎視眈々と逆転の機会を狙う事が出来た。

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

―――そして、西行寺亡霊連合のチャンスは、後半24分に訪れた。
ボールを受けたルナサが、勇儀やパルスィのボールカットを鮮やかに抜く必殺のパス。
パスを磨いた彼女が編み出した新技・『スードストラディバリウス』によってボールは橙に渡り、
橙は再びそこでこいしと相対する事となるのだが……。

こいし「またやっちゃうよ〜、『無意識ダーティディフェンス』……って、アレ? 体が無意識に左右されて動かない〜〜〜!?」

橙「な、なんか良く分かんないけどラッキー!」

ダッ!

547 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:31:03 ID:uAgV7dBs
ここでこいしが自らの能力の短所を露呈する。
つまり彼女は、他者の無意識に介入して操作する事が出来る反面、自分自身の無意識について制御できず、
こうした風に身動きが取れない状態を作ってしまう可能性があるのだ。
そのために橙はここで、漸くバイタルエリアに切り込む事ができ……。

橙「(藍さまの式が私に教えてくれてる……!
ここで妖夢さんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が約35%。
メルランさんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が――約67%!
だったら妖夢さんには申し訳ないけど、ここはメルランさんに……!!)」

バコオオッ! ……ポムッ。

メルラン「はぁ、はぁ……うふふ〜! こ、これで私も……1点よ〜〜〜!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

さとり「(……ッ、まずい! この距離であの選手に全力を出されたら……!!)」

メルラン「いっけ〜〜、『ネオ・ファンタズム』〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

決定率の高いメルランに対してパスを送り、そのまま彼女にシュートを撃ってもらう。
このシュートもまた強力であるが、それでも、運が良ければキスメかさとりのどちらかが弾く可能性があった。
しかし、……運命の女神は、ひたすら嫌われ者達に対して冷酷だった。
さとりのパンチングは確実にメルランのシュートコースへと向かえていたが、それでもわずかに届かず。


――ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
  ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 2 西行寺亡霊連合

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:32:09 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍、メルラン

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:33:17 ID:???
実況「再びゴ〜ル!! 次に点を決めたのは西行寺亡霊連合!
試合当初よりその性格も相まってガンガンシュートを撃ち続けていたメルラン選手が、
漸くここで得点を挙げる事に成功しました〜〜〜!!
これで後半終了間際に点差は再びゼロ、即ち同点に!
これはこの試合、ますますどうなるかわかりませ〜〜〜〜〜〜ん!!」

メルラン「はぁ、はぁ、はぁ……は、はっぴ〜〜……はひぃっ」

ルナサ「全く。 実力差も考えずに飛ばしすぎるから……」

さとり「勇儀さん。 貴女にばかり負担を押し付ける事になるのは非常に心苦しいのですが……」

勇儀「言わずもなが、さ。 ―――次のキックオフで、また点差を開ける」

妖夢「(全然、試合に入れていない……。 ―――全く、なんと滑稽な…)」

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――全体で数えて6回目のキックオフは、そこからあまり時間を掛けずに始まった。
メルランは先の『ネオ・ファンタズム』を撃ち放ってその体力の殆どを消耗していたが、
彼女の他に適任の幽霊が居るかと言われるとそれは居らず、疲労のメルランに対する
選手交代が行われなかったためだ。

勇儀「さて……。 この試合もこれで決着と思えば名残惜しいが…終わりあるからこそ、浮世はかくも面白い。
ならば……やるしかないね!!」

          グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:34:29 ID:???
               ―――そして、シュートもそこから極めて迅速に行われた。
     何故なら、地霊殿サブタレイニアンローゼスの主砲は、……センターサークルからシュートを撃てるならば
                それだけで十分だと豪語する程に強大だったからである。

     勇儀「……私の体力だって無限じゃあない。 だから、ここで決めて終わりにしてあげるよ………一歩!!」

              ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!
     ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ………バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

           妖夢「(駄目…レベルが、違いすぎる。 私は、この場にいちゃいけないんだ……!)」

  藍「(ここは敢えてブロックに向かわない方が、効率的には優れているのかもしれん。
                 だが――ここで引いてしまっては再び点差を付けられる。
                 ならば私は……無為となっても守るしかないのか……!)」

                            勇儀「二歩……!!」

         バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
                 ビュウウウウウウウウウウウッ! ドゴォオオオオオッ!!
        ドドドドドドドドドドドド………! バギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

            幽々子「(この距離、この方向、この姿勢ならば……全力で行けば、あるいは……)」
             
        中西「(お嬢さんが本気の眼をしとる。 これなら……ひょっとしたら、止められるかもしれへん。
               そしてもしも止めたら―――ワイ等の勝ちが、グッと近くなる筈や)」

              勇儀「必ずや殺す、星熊の火炎――『四天王奥義・三歩必殺』…………!!」

                              カ   ッ!!


551 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:35:58 ID:???
                         ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ!
バリバリ!!   バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!!
          ドゴォリバグギャ  グ           ギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
              グォォ    ォォォォ    ォォオオオオ!!!!!!!
                         リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!!
バシュウウ         ウウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
    ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ 
          グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
     ドドドドドドドドドドドドドド
         グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
                  ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                  ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオ!!
バシュウウ         ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
                      ュウウウウウウウウウ       ウウウウウウウウウッ!!
             グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!

552 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:37:18 ID:???
―――古代より存在せし恐怖の象徴たる鬼。そして、その鬼達を纏め統率していた存在こそが鬼の四天王。
星熊勇儀は、間違いなくその四天王の一員であり、その称号は「力」。
力を最も貴ぶ種族において、「力の星熊」の名を勇儀が冠し続けて来れた理由は何か。
それは当然。 ――こと純粋な力においては、鬼の中であっても、彼女に並ぶ者が一人として居なかったからである。

妖夢「きゃ、きゃぁああああああっ!?」

藍「ぐ、ぐあああっ……!(やはり無為か。 しかし、これで幽々子様のブロックの手助けになれば……!)」

バケバケ「バケェーーーーーーーーーーっ!?」

故に、星熊勇儀のこの右脚に籠められた力学的エネルギーは、鬼の中においても最強。
それは同時に、この幻想郷においても最強の威力を持つという事を意味している。
もしもこれを止められるとすれば、幻想の範疇をも更に超越した存在のみ。

例えば―――顕界を超越せし冥府の底に済む、死を司る亡霊のような。

幽々子「――花に染む、心のいかで残りけん……!」

……パァアアアアアアアアアアアアアッ!!

勇儀「……ほーう?」

幽々子「……捨て果ててきと、思うわが身に。 ―――桜符・『桜吹雪地獄』!!」

バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!! ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ………!!

――果たして勇儀により放たれたシュートは、今やゴールでは無く、
幽々子の前方に表れた夥しいまでの桜色の帯に包まれ、その威力を殺されていた。
その完全に近い桜の開花は、生命の終焉を予感させる程に激しく吹き荒れて、鬼による純粋な破壊をせき止める。
『桜吹雪地獄』。見た者を死に誘う冥界の妖怪桜・西行妖の力を帯びた、幽々子による限界突破のブロックは、
藍達のブロックによる僅かな時間稼ぎによって、その力を最大にまで持っていく事に成功したのだ。

553 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:38:39 ID:???
バチイイイイッ……!! ポムッ……。

幽々子「はぁ〜。 ……お腹すいたわねぇ」

――凡そこの世の者では誰も止める事が出来ぬと思われていた勇儀のシュートは、
この世ならざる亡霊嬢の一撃により初めて防がれて、勇儀はいよいよ喜色満面に笑みを浮かべる。

勇儀「そうだ……それだよ! 私が求めていた戦いは! 全力を超えた全力同士による、
生死の境界を超えたキチガイ染みた殺しあい。 あはははっ、亡霊嬢、気に入ったぞ!」

幽々子「それはどうも。 だけど、今の私達は時間がないの。 ……符蝶「死蝶の舞」!」

スッ……クルンッ。 スパァアアアアアアアアアッ!!

そして大きく笑いその手に持つ杯の酒を呑みほした勇儀を、
オーバーラップした幽々子はドリブルで軽く突破し、そのボールをルナサに預ける。
後半戦も残り僅かの時間しかない。 
恐らくは最後になるであろうこの絶好の攻撃チャンスにおいて、
いよいよ西行寺亡霊連合の大将は拠点の城門を開き、敵陣の中央へと出陣していく。

幽々子「藍が橋姫に捕まったままだから。 だから、楔役は貴女にお任せするわね〜」

ルナサ「わかりました。 ……行くぞ、『スード・ストラディバリウス』!!」

グワアアアアッ、バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

ゾンビフェアリー「「「と、とれませーん!?」」」



554 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:41:32 ID:???
パルスィ「妬ましいわ……この期に及んで、私はアンタの進撃に蓋をする程度しか出来ないだなんてね」

藍「――だが、それは大事な技術と思うがね。 言ってしまえば、君が我々のかく乱に引っかからければ、
西行寺の1点目は無かったかもしれないのだから」

パルスィ「……私が、そんな安っぽい挑発に乗るとでも?」

藍「まさか。 ただ単に、妖夢も橙も、挙句の果てには幽々子様までもが全線へと向かったから、
ちょっと雑談をしようと思っただけだよ」

実況「さあ〜〜〜! 西行寺亡霊連合はCBの幽々子選手までもが大きくオーバーラップをして、
いよいよこの残された後半ロスタイムで3点目を決めようと全力で攻めあがります!
幽々子選手、高いボールに動きを合わせました!」

幽々子「願わくば、花の下にて春死なん……!」

バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

さとり「(来ます……。 あれが恐らく、西行寺幽々子の奥義――『西行寺無余回顧』……!
PA内の私でしたら、恐らくは五分五分でパンチングに向かえそうですが……『とめます』……!!)」

グッ…!

PA内まで大きく切り込んだ幽々子は、高い跳躍力を活かして誰もが追いついて来れない位置まで飛んだ。
その様子を見ていたさとりは、グッ、と強くその小さな拳を握りしめ、幽々子から発せられる恐ろしいシュートの行先を読み取った。
――そして、幽々子の心を読んださとりは。 自身の判断が間違いであった事を悟る。

さとり「何、ですって……!(何てこと。 西行寺幽々子の狙いは……シュートではない!
ここまで上がって来たにも関わらず、彼女はどこまでも冷静に―――)」

555 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:43:11 ID:???
幽々子「決めるわ……! ―――って思ってたけど、やっぱりや〜めた。 …妖夢っ!」

ポ〜ンッ! ポムッ、コロコロ……。

妖夢「―――へ? わ、私ですか。幽々子さま……!?」

さとり「(『PAの外』に居る半人前の剣士に『ポストプレイ』をするなんて……!?)」

幽々子「(ポストプレイによってフリーの状況ならば、妖夢の『未来永劫斬』でも、
あのGKと互角以上の勝負をする筈。 ここは決めて、妖夢の自信にしてほしいわね〜。
……私だって、あの子の事は信頼してるんだから。 それを教えてあげなくちゃ)」

幽々子は戦術面における有利と、最近の妖夢の自信喪失の解消の両取りを密かにめざし、
敢えて妖夢に向かってポストプレイを行った。
その結果、目立つ大技を持ち厄介な幽々子に注目を割いていた敵陣営は、思わず面喰い、
バイタルエリア内の妖夢に対峙するものは、古明地さとり一名しか存在しなかった。

妖夢「(決めなきゃ、決めなきゃ。 幽々子さまが繋いでくれたボールを……決めなきゃ……!)」

ドクンドクンと、心臓の脈が高鳴るのを妖夢は感じる。
走り続けた疲労が吹き飛び、世界が鮮明になったような錯覚がある。
目の前にはサッカーボール。 そのさらに先には余裕めいた表情が崩れた古明地さとり。
隣には何時も通りほんわかとしていながらも、何となく不安を感じさせる様子の主・西行寺幽々子。
妖夢はこの状況に、思わず棒立ちになってしまう。
妖夢がシュートを撃たない事に気付いた敵DFの黒谷ヤマメが、こちらに向かってくる。

妖夢「―――ぁ」

――そして、焦って見渡した観客席の中で目立つ、特徴的な兎耳。
その顔はイマイチ見えないが、ハラハラした表情で、必死に自分を応援してくれている少女。

妖夢「(れい、せん……! 私、私、今……!)」

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:44:23 ID:???
かつて自分と並び立ち、そして今は自分の遥か先を歩く鈴仙を見て、
妖夢の心からはパニックは消え。自然と悲壮な覚悟が溢れて来る。

妖夢「(ここで決められなかったら、私はまた、鈴仙から遠く離れてしまう。
折角友達になれたのに―――おいてけぼりになって、鈴仙にも迷惑をかけてしまう。
幽々子さまに失望されるのも勿論嫌だけど……それは、もっと……いやだ!)」

グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜っと! ここでボールを受け取った妖夢選手が、バイタルエリアでその右脚を大きく振り上げました!!
これは恐らく『未来永劫斬』の構え! 威力では先の『待宵反射衛星斬』に劣りますが、
今は幽々子選手のプレーにより妖夢選手はフリー!
そして、さとり選手が全力を出せないPAの外!!
更に試合時間は残り少なく、ここでゴールとなれば試合終了の笛の鳴る可能性も!!
妖夢選手、この試合最後にして最大のチャンスをどう生かし切るか〜〜〜〜〜!?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

妖夢にはもはや、実況や観客の声など聞こえていなかった。聞こえるのは自分の心音だけだった。
何時もの練習のように。 妖夢は静かにその右脚を振り下ろし……そのボールを蹴りぬいた。

妖夢「……この、『未来永劫斬』で。 斬れないものは――――あんまりないッ!!」

バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイイン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

さとり「(……!? 凄い勢い……! これもまた、彼女の精神が成せる技と言うの……!?)」

本来ならば、恐らくは鈴仙の「マインドシェイカー」に並ぶ程度の威力しかないであろう妖夢のシュート。
しかしさとりは、妖夢の渾身の一撃に対し動く事が出来なかった。
それだけに、妖夢がこのシュートに賭けた思いは強かったのだ。
果たして、ボールはさとりが取れぬゴール左隅に向けて勢いよく飛んで行く。

557 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:46:39 ID:???
妖夢「(やった……GKを抜いた! これで―――これで! 私達が1点リードだ!
私は……不格好でも、勝てるんだ……! そして、鈴仙にも……追いつ――」

ガイイイイイイイイイイイイン!!

妖夢「け……?」

ボールがネットに突き刺さる音の代わりに、鈍い音が聞こえたことを、
妖夢は信じたくなかった。幽々子や皆の力を借りたとはいえ、
自分が貴重なゴールを決めたのだという幻想に浸っていたかった。

実況「お〜〜っと、これはゴールポストだ!! 妖夢選手、折角の得点チャンスでしたが…!
どうやら力んで狙いを絞り過ぎたのでしょうか!?

――ゴールポストへの衝突。妖夢はとうとう、この土壇場において最もしてはいけぬミスを犯してしまった。

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:52:42 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>528
今の妖夢に松岡監督が来たら、大変な事になりますね…うつ的な意味で。
>>529
多分妖夢には、最近の鈴仙の良いところばかりが見えているのでしょう。
他人のフェイズブックを見るとみんなリアルが充実してそうで嫌になる現象的な感じです。
>>543
正直ここもヘタれたらどうしようかと思っていました(汗)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


559 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 00:58:35 ID:???
乙です
「私はつかさでもウサギDでもない! 貴様を倒すものだ」
だったら面白かった

ポスト……妖夢さんドン底…よし、分霊のねじ込みだ!

560 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 01:24:11 ID:???
乙でした
データを得られたのはいいが、選択で妖夢を励ませなかったのが残念だったな
いい結果ならんだろうが顔は合わせとこうか。せめて次に繋がる過程を踏んどかないと

561 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:00:57 ID:???
ガレリ「よく見ろ、地獄に行ってもこんな面白いポストは見られんぞ
    これでゴールだなどとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」
ポスト(ブルノ)「壁はいらんどけろ」
アルガス「家畜に神はいない!」

妖夢「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」

562 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:04:40 ID:???
ブルノに止められるとは・・・

563 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 13:28:08 ID:???
妖夢「急にボールが来たので…」

564 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:17:43 ID:???
こんにちは。今日は夜更新できなさそうなので今少し更新します。
>>560
乙ありがとうございます。
試合前の判定でクラブを出してしまったのはちょっと痛かったですね。
結構色々こじれてしまいましたが、それでも手を尽くすのは無駄にはならないと思います。
>>561
無判定でちょっと可哀想ですが、いつか報われると思います…
>>562
ブルノさんはお笑いGKですが実力も無いことはないので、
妖夢の引きがちょっとヘタれたら、ブルノさんでもガチで十分対処可能です。
>>563
決めようと思いすぎたのが敗因…かもしれません。

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:19:03 ID:???
妖夢「そんな……そんな……!」

幽々子「(…………)――嘆いている暇は無いわ、妖夢。 ……急いで戻りましょう!」

そして、妖夢にとっての悪夢はまだ終わってはいなかった。
弾かれたボールは運の悪い事に、味方では無く右SHのお燐の足元へと転がり。

お燐「よっしゃ〜! 地上の猫もアシスト決めてたし、ここはあたいも張り切っちゃうよ〜!!」

タッ……!

実況「ボールをフォローしたのは……お燐選手!
相方の空選手へとボールを運ぶため、彼女お得意のサイド際を車のように激走していきます!」

藍「ま、まずいっ……! 早く急がねば!」

パルスィ「タックルに向かう気ね。 それは良いけど……もし妬ましくも貴女に渡ったならば。
死んでも奪い返させて貰うわ……!!」

藍「ぐっ……(しかし、彼女といい他のメンバーといい、地霊殿チームの勝利への意気込みは予想以上に高い。
彼女たちを突き動かしている『何か』があるのだろうか……?)」

ルナサ「(メルランが消耗しすぎていて、合体タックルには行けない。 ならば……)藍殿、助力します!!」

タッ、ズッザアアアアアアアアアアアアッ!!

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:20:03 ID:uAgV7dBs

実況「藍選手とルナサ選手、お燐選手を止めるべくタックルに向かった〜!!」

先着2名様で、

★お燐→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(サイドアタック+2)=★
★藍→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パルスィがフォロー)(ゾンビ妖精Eがフォロー)(バケバケEがフォローし、試合終了)
≦−2→西行寺ボールになり、試合終了!

【補足・補正・備考】
お燐のマークがダイヤの時、「ランダムキャットウォーク(+5)」が発動します。
お燐のマークがハートの時、「キャットウォーク(+3)」が発動します。
藍のマークがダイヤ・ハートの時、「ユーニラタルコンタクト(+2)」が発動します。

567 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:12 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)=★

568 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:55 ID:???
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

569 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:26:09 ID:???
判定とは関係ないですが、お燐のスペカ名を勘違いしていたので訂正します。
×キャットウォーク→○キャッツウォーク
×ランダムキャットウォーク→○キャットランダムウォーク
で、今後は行きたいと思います。(補正や技の内容などは従来と一緒です)
大変失礼いたしました。


570 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:29:39 ID:???
幽々子が上がっているからゴール前の制空権もなくなってる…まさに地獄…

571 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:43:34 ID:???
でも負けるべくして負けたような・・・
西行寺のゴールは全てイベントだったし

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:50:18 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)+(キャッツウォーク+3)=65★
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=56
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=56★
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?

お燐「それそれっ、『キャッツウォーク』だよ〜〜!!」

バッ! クルンッ! スタッ!

藍「な、なにっ……!?(ボールを持ったまま、空中で一回転だと……! しかもサイド際で。
悔しいが、ことサイド際での突破力にかけては、彼女は橙をも上回ると評価せざるを得ないな……)」

ルナサ「くっ……(パスのみを磨いた弊害が、ここに来たか……! リリカ、後は任せた……!)」

実況「お燐選手、旧地獄の灼熱地獄跡で鍛えたバランス感覚を生かした素晴らしいドリブルで、
藍選手とルナサ選手の二名をきりきり舞いに! そのままグイグイと敵陣に切り込んでいきます!」

リリカ「そ、そうはさせないもん! 私のタックルを食らいなさい!」

お燐「んー、さっきは運よく突破出来たけど……ここはパスでっ。 ……お空、一旦預けるよ!」

バコッ……

リリカ「ふへっ? あ、アンタパスもできんの!?」

お燐「まぁ、ドリブル程じゃないけど、嗜む程度にはね〜。
……っていうか、ドリブルで切り込むだけがサイドアタックじゃないし」

リリカ「た、たしかに……(――って、アレ? これってひょっとしなくてもヤバイんじゃ……?)」

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:51:46 ID:???

藍とルナサをドリブルで突破したお燐は、タックルにかけては藍をも上回る実力を持つリリカを無理に抜こうとせずに、
空とのワンツーを挟んで突破を図った。
空のパス力は、サイド際にて輝くお燐のパスと比べては稚拙ではあったが決して低くはない。
つまり、パスカットについては最低限程度しか磨いていなかったリリカには既に勝ち目の薄い勝負だった。
そして……。

お燐「ようし、さっきの亡霊のお姉さんはまだ戻り切っていないし……空ッ!
一番最後においしいとこ持っていきな!!」

バコオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

空「ありがとう! えーと……お、お……お燐!」

ッ……バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
    ――バコオオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「あ〜〜〜〜〜〜っと!! ここでとうとうお空選手にボールが上がってしまった〜〜!!
ブロックに行けるのは名無しのバケバケ選手のみで、実質的にこのシュートを止めうるのは、
GKの中西太一選手のみ! これが決まってしまえば、西行寺亡霊連合はまさに天国から地獄!
そして地霊殿サブタレイニアンローゼスは地獄から光を掴む結果となりますが……!?」

中西「(ちぃいっ……! こんなところでワイは、まだまだ成仏できんのや……!
森崎有三。 アイツの首を狩り落とすまでは……!!)―――う、うぉおおおおっ!!」

バアアーーーッ!!

            ―――グワアッシャアアアアアアアアアアアアアン!!

空はヘディングに、中西はパンチングに飛んだ。
核の炎を纏った空と、怨念を纏った中西は、空中で暫しの間衝突し―――。

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:52:56 ID:???
空「(さとり様や、地底の皆の為にも……私は、負ける訳にはいかないっ……!!)」

ゴオオオオオオオオオオオオッ!!

中西「な、なんや……急に、推進力を増し、て――――アァアアアアアアアアアアアアッ!!」

   ―――ドオオオオオオオオオオオオオン!! ズバァアアアアアアアッ!!

      ………ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 
      ピッ、ピッ、……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 3 − 2 西行寺亡霊連合   試合終了!!

575 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:54:12 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍、メルラン、空

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐

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