キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。
そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。
38 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 22:36:02 ID:???
文章が消えた?これも鈴仙の仕業か
39 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 22:38:26 ID:???
紫さんのせいさ。文章がスキマ送りされちゃったのさ
40 :
森崎名無しさん
:2014/08/14(木) 22:49:02 ID:???
やっぱり鈴仙の仕業じゃないか!(既知)
41 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 23:55:18 ID:???
★ロリナンデスイベント最終判定→ クラブ6 ★
クラブ→チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」
チルノ「(……ダメだ。 あたいはキャプテンなんだ。
だから、ここは皆の『勝ちたい!』……って思いを大事にしなくちゃいけない)」
――この半年間、曲がりなりにも妖精達を纏めた1チームを率いて来たチルノ。
その間で、笑ったり、泣いたり、喧嘩したりと、彼女なりではあるが色んな経験をしてきた事により、
彼女は少しだけ大人になっていた。 ……否。なって『しまって』いた。
チルノは自分の意思だけではなく、集団の意思を尊重する事もまた大事と学んでしまった。
そのため、不安気に自身を見つめるチームメイトの視線を感じながら、
チルノは――ヘルナンデスに頭を下げた。 それは、傲慢な性格の彼女らしからぬ行為だった。
チルノ「ナントカナンデス。 頼むから、あたい達に力を貸してくれ……!」
ヘルナンデス「――了解さ。小さく麗しきキャプテンさん」
助っ人の加入について、当初は反対の立場を表明していたチルノ。
頑固者で意地っ張りの彼女が、前言を撤回してヘルナンデスの救援を要請する姿を見た
妖精大連合のチームメイト達は、そんな彼女の様子に驚きつつも複雑な心境を抱いていた。
ルナ「(……理念よりも、目の前の『勝ち』か。 ――やっぱし、そっちのが大事だもんね)」
サニー「展開が良く分かんないけど、これでチルノもサニー派閥に組み込まれたかと思うと希望を持てたわね!」
スター「いや、それはない。 ……と、思う」
大妖精「(チルノちゃん、多分、私の為に……! ――でも、これで良かったのかなぁ……)」
ただ、実際にヘルナンデスの加入に反対する者は、妖精大連合のチームメイトの中には居ない。
それだけに、彼女達の『何としても勝ちたい』という感情は本物だったと言う事だろう。
故に、残す問題は残り一つ。
42 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/14(木) 23:56:21 ID:???
来生「お前ら、それで良いのかよ。 あれだけ『妖精で勝つ!』とか言っておいて……
ここでぽっと出の謎GK(来生は既にヘルナンデスの事を忘れている)に頼って、
これまで頑張って来た妖精FだかGだかは、能力が低いからってポイするのか?」
――これまで半年間、チルノや大妖精と共に妖精大連合を引っ張ってきた来生。
彼だけは、最後までヘルナンデスの加入について反対の意思を表明していた。
チルノ「それはちがう! あたいはただ、皆で勝つ為に……」
来生「――勝つ為だったら、最初の目標とかポリシーとかもかなぐり捨てるってか?
そんなのまるで、外の世界のヤツらのチームみたいだぜ!」
来生は、この時珍しく怒っていた。
何度馬鹿にされても、何度敗北を喫しても決して負けずに自信を喪失せず。
ひたすらに、ひたむきに妖精の地位向上にむけて努力を重ねて来た筈のチルノが、
この期に及んで「皆の為」という綺麗な言葉を以て、その路線を変更しようとしている事に。
来生「……ああそうだ。 外の世界で俺が見て来たチームは例外なく酷いもんだった。
サッカーに懸けるポリシーとか譲れないモンも無く、
皆が皆、目先の勝利に向けてセコい手ばっかり使って、強者にはヘコヘコしてやがる。
後、誰も俺の才能を認めてくれないし」
チルノ「ち、ちがっ……! そういうつもりじゃ……!」
大妖精「来生、さん……?(才能を認めて貰えないのはまた違う話だと思うけど……)」
来生「違わねぇさ。 あーあ、もう少し骨のあるヤツらだと思ったんだけどガッカリしたぜ。
そんな安いエサに釣られて、本来の目的を忘れるだなんて。
さっきも言ったけど断言するぜ、そんなんで勝っても絶対に嬉しくない……ってな」
43 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:01:17 ID:???
目先の勝利よりも、もっと大事な理念を大事にするべき。
そう言った意味では来生の言い分は正統性があったが……。
しかし、彼の考え方は妖精達を納得させるには至らない。
サニー「えーっ。 別に良いんじゃないの? それに……私達だって勝ちたいし」
――何故なら、今や妖精達は何よりも「勝ちたい」と願っていたからだ。
崇高な理念や理想も、実利的な勝利が伴わなければ意味を為さないし、何より、感情としても負けたくない。
そしてこの場において、来生の理想論よりも妖精達の切実な願いの方が説得力を伴っていた。
来生「……分かったよ。 だったら好きにしろよ。
――言っとくけど、俺は今キゲンが悪いから試合に出ないからな」
コツ、コツ……ガチャン。
そんな妖精達の雰囲気を感じ取った来生は、不機嫌そうに席を立ち、控室から退席しようとする。
その表情には、信じていた者に裏切られた時のような憂いも帯びていた。
チルノ「……キスギ、ごめん」
そして、自分の信念の強さを頑なに信じてくれていた事を知ったチルノは、
まるで親友とケンカをした後のような泣きそうな表情を浮かべて、ポツリと呟く。
大妖精「……チルノちゃんは、決して間違っていないよ。
だから、カントク……来生さんとも、絶対に仲直り出来るから……ね?」
チルノ「……ん、ごめん……」
大妖精「らしくないよ……! ごめんって言うのやめよ、チルノちゃん?
チルノちゃんは最強なんだよ? こんな所でクヨクヨしてちゃ駄目なんだから」
チルノ「……うん」
44 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:09:43 ID:???
チルノの事を誰よりも慮る大妖精だけが、彼女の小さな肩を抱きしめてそう慰める。
人間でありながら、妖精以上に妖精らしく、そして彼なりに妖精の行く末を案じ続けていた来生。
実利を超えたレベルでの、真なる意味での妖精達――チルノ達の理解者であった彼を失いたくない。
それはチルノだけでは無く、大妖精にとっても同じだった。
紫「――さぁ、もうすぐ後半が始まるわ。 頑張ってらっしゃい…皆」
ヘルナンデス「…………(チーム内の不和、か。 どこも同じだな)」
――そして、本来ならば彼女達にとって天啓となるべく存在である紫とヘルナンデス。
この二人は、これまで迷う事を知らなかったチルノが始めて抱えた迷いに対して、
明確なる答えを、何一つとして示そうとしなかった。
*来生とチルノの関係が、来生→(???)←チルノ になりました。
*ジノ・ヘルナンデスが妖精大連合に加入しました。
45 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:12:31 ID:???
来生、熱かったな。熱すぎて燃えたから髪が天然パーマに…
46 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:15:40 ID:???
分かるな―その気持ち
本来は突撃役だけど周囲も突撃役しかいないせいでよく負けてた時に自分が妥協して
アシスト役やると勝ちまくったけど何かこうすっきりしない感じ
やっぱり戦いは理想論がなくちゃ楽しめないもんな・・・
47 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:17:02 ID:???
チーム作りとは難しいものよ
48 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:47:47 ID:???
そして、時間は待ってはくれない。来生との亀裂も、チルノの心中も回復しない中、
妖精大連合は後半戦のフィールドへと向かわなくてはならなかった。
実況「選手の交代をお知らせします。 妖精大連合GKは大妖精選手に代わりヘルナンデス選手……
――なお、変更後のフォーメーションはこちらになります」
−−@−− @にとり
C−B−A C河童 B穣子 A河童
−−D−− D静葉
G−−−E G雛 E天狗
−−I−− Iはたて
−−−−−
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
妖精大連合:4−5−1
−−K−− KリリーB
−−−−−
−F−I− F大妖精 IリリーW
−−G−− Gサニーミルク
−E−D− EルナチャイルドDスターサファイア
B−−−C
−H−A− Hチルノ
−−@−− @ヘルナンデス
49 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:49:08 ID:???
実況が不自然な程に淡々と、GKの交代を中心したフォーメーションチェンジを手短に発表。
多くの観客は、新たに加えられた「ヘルナンデス」の文字に対してさしたる感想を抱かなかったが――。
パスカル「な――!? へ、ヘルナンデスだって!?」
反町「ジノ・ヘルナンデスがここに……!?
〈まずいぞ、彼が本物だったら、俺や椛さんのシュートはほぼ通用しない!〉」
イタリアナンバーワンGKにして、カテナチオの正式な継承者。
先のJr.ユース大会では奮わなかったものの、その実力はまさしく一流。
彼の名を知る者にとって、妖精大連合の助っ人はまさしく恐怖であった。
そして時間は、そんな恐怖をも含有したまま無情にも流れていき――。
……ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ〜! 漸く始まる後半戦! 妖精大連合のキックオフで試合開始です!!
ボールはまず、妖精チームの中央に聳えるFW、リリーB選手の下へ!
リリーB選手、僅かなボール交換の後、ドリブル突破に向かいます!」
椛「そ、そうはさせませんっ!」
ズッザアアアアアアアアアアアッ!!
リリーB「く、くうっ……! でも大丈夫。 『春の嵐』!!」
タッ、ゴオオッ!
実況「リリーB選手ドリブル突破! ですがその先には〜!!」
反町「『ポイゾナスタックル』だ!!」
ズザアアアアアアアアア! バチイッ!
50 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:50:26 ID:???
実況「椛選手のすぐ後ろには反町選手がいた!
守備力にもそこそこ以上の定評がある反町選手、
来生選手の影響かヤケに鍛え上げられたドリブル力を持つリリーB選手からも、
難なくボールを弾いてしまいます!!」
射命丸「はい、ナイス零れ玉でした反町君。
では、そのヘルナンデス君とやらの情報も分かりましたし――ここは速攻戦でッ!」
バビュウウウウン!! ギュンギュンギュンッ!
サニー「ちょ……また!?」
ルナ「も、もう一回『グレートトライアングル』を……!?」
スター「とか言ってる間にもう突破されちゃったわよ。 あーあ」
反町からの情報により、ジノ・ヘルナンデスが如何に優秀な選手であるかを理解した射命丸は、
敢えて遅攻を選ばずに、『幻想郷最速』の脚を活かしたドリブル突破に出る。
そのまま果たして射命丸は大妖精を、光の三妖精を、思い悩むチルノをも容易く突破し、
ジノ・ヘルナンデスとの一対一を仕掛ける事に成功するが……。
ヘルナンデス「参ったな、まさか初プレーがドリブラーとの一対一とは。 早速、嫌なトラウマがよぎって来るよ」
射命丸「へぇ、それは非常に気になりますね。
――貴方のその優男を気取ったニヤケ面が、この私の能力を見て、どこまで戦慄してくれるかがね!」
バッ!
51 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 00:51:46 ID:yKwM3Ebo
先着3名様で、
★射命丸の選択→! card ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
ヘルナンデスの選択→! card ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ヘルナンデス そなえる 54 (! card)(! dice + ! dice) =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→射命丸がゴールを決める!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がねじ込み)(椛がねじこみ)(はたてがねじこみ)
≦−2→妖精ボールに。
読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。
【補足・補正・備考】
射命丸がドリブルを選択時、マークがクラブ以外の時、「風神少女(+4)」が発動します。
射命丸がドリブルを選択時、スキル・幻想郷最速によりドリブル値が+1され、
射命丸のマークと敵マークが一致した場合、、敵の数値が−2されます。
52 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:52:20 ID:???
★射命丸の選択→
ハート5
ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
ヘルナンデスの選択→
ダイヤ10
ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
53 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:52:31 ID:???
★射命丸の選択→
JOKER
ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
ヘルナンデスの選択→
ハートA
ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
54 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:54:02 ID:???
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 (
クラブK
)(
2
+
6
)=★
55 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:55:15 ID:???
★ヘルナンデス そなえる 54 (
クラブ6
)(
5
+
2
) =★
56 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:55:15 ID:???
★ヘルナンデス そなえる 54 (
クラブ3
)(
5
+
2
) =★
57 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:56:02 ID:???
なにィ!?もうだめだ…おしまいだぁ…!
58 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 00:58:54 ID:???
ヘルナンデスってリアルラックが足りなくね?
やっぱり名前にHELLってついているからかなw
59 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 01:04:18 ID:???
このスレでのヘルナンデスは不幸なんですかねぇ
むしろヘルナンデスのせいで負けたらこれはこれで面白いからまぁいいけどさwww
60 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 01:11:13 ID:???
なんとここでヘルナンデスがまさかまさかの反則!? 一体どうなる妖精チーム!?
――と、いったところで今日の更新はここまでにします。
うーん、正直ここでPKになるのは予想外でして困っているのですが、
自分で出した判定である以上、そしてカードのダイナミクスを尊重したいので、
またそれに見合った展開を考えていきたいと考えています。
>>38-40
文章を切り取ってコピペしようと思ったら別の単語をコピーしてしまった的な話ですw
鈴仙も紫も悪くないですよーw
>>45-47
きれいな来生を書いてみたい衝動に囚われて、色々考えて書いてみました。
本当は書きなおす前のがもっと色々と書き込みを加えていたのですが…(泣)
ただ、展開としてはこっちの方がマイルドで丁度良かった気もしますし、
文章も長すぎるとダレますので、今の方が良かったのだとも思っています。
>>57-59
ちょっと流石に予想外で最初困っていたのですが、
これはこれでストーリーに深みをもたせる伏線になったかと、今は前向きに考えていますw
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
61 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 01:16:47 ID:???
DFの数は足りてるのにこぼれ球が全部ねじこみ…
左舷(チルノ)ブロック薄いぞ何やってんの!
62 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 01:51:26 ID:???
非常に苦しいが、色んな意味での苦境を乗り越えれば妖精チームは更に強くなる
63 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 02:32:10 ID:???
ジノが入って連携が乱れたのもあるが、パスワークや静葉等の描写を見るに
元々高い妖怪の山チームの連携が更に上達してるのも結果の要因なんだろうな。
ねじ込み、一対一のフォローは意識統一がはっきりして中々高そうだし
ますますオランダっぽいイメージがする。まだ詰め時のフォローしか現れてないけど
64 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 13:39:32 ID:???
前の試合からFW3人で前線に人がいたし、1対1ならこぼれ球全部ねじ込み対応してたね
それでも十分強いけど強化していけば、本編の没案になってたGK結果も対応する真TFBが見られるかもしれない
妖精チームも来生が入っていれば、起点の文をパスカルの様に止められる可能性があったんだが…
文も反町もまだ引き出しがあるし、ここから巻き返すのはキツイか
65 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 16:50:33 ID:???
しかしトータルフット=こぼれ球全部拾うっていうのはな…
66 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 17:48:16 ID:???
こうまで簡単に1対1くらうってことはチルノの動き関係無しに
フィールダーの総合力がまだ足りてないってことじゃなぁ
67 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 18:59:21 ID:???
ヘルナンデスが反則したのも間違いなく鈴仙の仕業に違いない(発狂)
68 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:00:06 ID:???
おのれ鈴仙
69 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:03:29 ID:???
これも れいせんの せいだ!
やめたげてよぉ!
70 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:08:23 ID:???
ゴルゴムもクライシスも同情するレベル
71 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 19:16:29 ID:???
もう天狗の仕業にしとこうぜ
72 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:19:20 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>こぼれ球が全部ねじこみな事について等
色々と考察して下さってる方には申し訳ないのですが、
『できるだけヘルナンデスのセービング機会(=能力値判明チャンス)を増やそう』
以外にあまり意図はなかったりします(汗)
描写としては、射命丸がチルノ含めDF陣全員を一斉に突破してしまったため、
PA内のフォロワーが不在……という風に解釈して頂ければ助かります。
ただ、『FWが3人だと、ねじこみ判定は有利になりやすい』
……というのは、妖怪の山FCに限らず当てはまるかと思いますので、
今後の戦略構成の参考にして頂ければと思います。
実際、チルノのタックル力だったら、四人がかりでいけば本気を出した射命丸のドリブルすらも、
ドリブル技が発動しなければ充分止め得るのですが……
そこは、数値に見えない心の葛藤があったなどと考えてください。
>鈴仙のせいについて
定番ネタ(?)になりつつありますねw
書いてるこちらが言うのもあれかもですが、
あまりに陰謀論めいてきますと収拾がつかなくなりますので、
鈴仙のせいにするのは適切な範囲内でして下さると助かります(笑)
73 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:20:33 ID:???
★射命丸の選択→ ハート5 ハートならドリブル
ヘルナンデスの選択→ ダイヤ10 ダイヤならドリブルに備える★
★射命丸 ドリブル/風神一扇 51/54 ( クラブK )( 2 + 6 )+(幻想郷最速+1)=60★
★ヘルナンデス そなえる 54 ( クラブ6 )( 5 + 2 )+(幻想郷最速-2)+(読み当て補正+2) =61★*反則!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そしてはたてがねじこみ
射命丸「さあ…私の速さに、どこまでついて来れるかしらッ!?」
バシュウウッ! ギュウウウンッ!
ヘルナンデス「……大した速さじゃないか。 今の状況が夢だとしたら、とんだ悪夢だ」
フィールド中央からヘルナンデスの守るゴールまでの約50メートルを、
ドリブルしながらの状態で僅か5秒足らずで駆け抜けて来た射命丸。
その出鱈目なスピードとボールコントロール技術に、
ヘルナンデスは苦笑しながらも心底感心した素振りを見せる。
しかし、その瞳には感嘆こそあれど絶望は無かった。
ヘルナンデス「(……救いがあるならば、このドリブルは速さこそは間違いなく世界でも
1、2を争う程ではあるが、精密な技術にはやや欠いている。 ならば……)俺は、負けないッ!」
バアアッ!
射命丸「……!?」
ヘルナンデスは飛んだ。 これから約0.5秒後に射命丸が存在するであろう位置へ。
射命丸は驚愕した。 自分が通るべきドリブルコースに、既にヘルナンデスが居た事に。
まるでテレパシーで内心を読み取られたような、その正確かつ適切な読みはまさに最後の要塞。
射命丸は、この試合初の自身の完全敗北を覚悟して目を瞑り――。
ドゴオオオオオオッ! グシャッ!
――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
74 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:22:45 ID:???
ヘルナンデス「――し、しまった…!」
――ヘルナンデスは、敗北を覚悟した射命丸の減速までは読み切れず、
ボールでは無く、射命丸の身体を大きく掴んで押し倒してしまう形となってしまう。
射命丸「あ……う……! へ……ヘンタイッ!?」
ヘルナンデス「ち、違う!? それは誤解だッ!?」
実況「お〜っと! 突如現れた助っ人GKのヘルナンデス選手!
どうやら勢い余って射命丸選手をふっ飛ばしてしまったようです!
幸い射命丸選手に外傷はありませんが、ボール越しではないためこれは反則!
妖怪の山FC! ここで貴重なPKの権利を獲得しました〜〜〜〜〜!!」
紫「(――おかしい。 これは明らかに運命が捻じ曲げられている。
まるで、この世界の上位に位置する誰かが、無作為にダイスを振り直したように……!)」
ルナ「えっ……えっ……? PK……?」
サニー「そ、そんなぁ!? 私たち、紫さんに騙されてたの!?」
スター「それは無い。 ……って言えないのが、あの妖怪の怖い所だけどねぇ」
リリーW「あ、あれ〜?」
リリーB「そんな……!?」
大妖精「ど、どうしようチルノちゃん……!?」
チルノ「くっそぉ……!(やっぱり、あたいは間違ってたのか……!?)」
75 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:25:49 ID:???
試合を上空で観戦していた紫は、この結果に対して内心で驚き戸惑う。
そして当事者たる妖精大連合のメンバーに走った動揺は、その比では無かった。
強力な助っ人により、自分達は勝てるんじゃなかったのか。
来生と仲違いしてまで手に入れた力は、彼が言った通り偽者だったのか。
ヘルナンデス「(……妙な気持ちだ。 助っ人であるとはいえ、自分自身がチームの不和の原因となり、
それを自ら増幅しているなんて。 あの時のストラットやジェンティーレも、同じ気持ちだったのかな)」
――幸いなことに、ヘルナンデスはカードを貰う事も無く厳重注意を受けるだけで済んだが、
しかしこの先にはPKが待ち受けている。
如何にヘルナンデスが有能なGKであったとしても、彼には人の心までを読みとる能力は無い。
恐らく、このPKによる失点は避けられないだろう。
射命丸「ここはハットトリックのチャンス……ではあるのですが。
すみません、私はちょいと疲れました。 なので、反町君にPKはお任せしようと思います。
その地味〜なキックコントロール力で、是非とも枠内にゴールを入れて下さいね」
反町「……分かった、射命丸さん(地味なのは分かってるんだよ! ううっ……)」
ピィイイイッ!
実況「――さあ! ホイッスルが鳴りました!
PKを蹴るのは射命丸選手……では無く、まだまだ余力を残している反町選手!
彼は幻想郷最速の射命丸選手や、ヨーヨー名人の椛選手と比べるとインパクトでは劣りますが、
しかし彼の基礎技術は間違いなく妖怪の山FCでも1、2を争うレベル!
ここは妖怪の山FC、安定感ある男に仕事を任せてきたぞ〜〜!!」
76 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 21:31:22 ID:yKwM3Ebo
反町「(……決める!)」
グワアアアアアッ、バシュウウウウウウウッ!
――そして、容赦なくホイッスルが鳴り、妖怪の山FCのキッカーとして反町はその右脚を大きく振り上げる。
ヘルナンデス「(必ず……止める!)」
ヘルナンデスは、一か八かとゴールの右方へ向かって大きく飛び出した。
果たしてその結果は――?
先着1名様で、
★地獄ナンデス→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER・ダイヤ絵札→??「まったァ! そのゴール、俺に守らせて貰おうか!」
ダイヤ→ヘルナンデスが何とか止める!
ハート・スペード・クラブ→無情にもゴールは決まる。
77 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:31:59 ID:???
★地獄ナンデス→
ハート3
★
78 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:32:02 ID:???
★地獄ナンデス→
クラブ10
★
79 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:32:12 ID:???
★地獄ナンデス→
クラブ2
★
80 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:36:03 ID:???
ひ、避難する準備だぁ
81 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:39:10 ID:???
地獄だ…新監督矢車の登場フラグや…妖精みんな妹になれ…
82 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:39:32 ID:???
元がロリナンデスだからダメだったかw
83 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:45:24 ID:???
紫のやることが「良かれと思ってぇ!」に感じてきたぜ・・・
84 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:46:46 ID:???
やらかしまくる黒幕候補に草
85 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:47:37 ID:???
これ却って結束強くなりそうで笑える
黒幕キャラはこれがあるから恐ろしい。ヒドラ(笑)とか
86 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:48:44 ID:???
ナンデスさん一発レッドだったら伝説を作れたのに
87 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:49:12 ID:???
こんな状況になるんだったらヘルナンデス加入しない方が良かったかもな
88 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:50:38 ID:???
妖精大連合の大逆襲が始まるような気がしていたが
別にそんなことはなかったぜ!
89 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:53:00 ID:???
仲直りしたキスギも入って、ヘルナンデスもいる妖精連合になったらよいなー
90 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 21:53:25 ID:???
ファンサービスかな(白目)
91 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:15:30 ID:???
妖精的には負けた方がいいかもしれんな
来すぎと仲直りがしやすいだろうし
92 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:32:45 ID:???
来生との仲直りは簡単ではないと思う
信念を曲げて目先の美味そうな餌に飛び付いたのを怒っているんだから
93 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:35:59 ID:???
少なくとも負けたほうがしやすいとは俺は思うな
来生に対しての申し訳なさも出てくるとは思うし
バカだから心がある程度広そう
94 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:36:18 ID:yKwM3Ebo
★地獄ナンデス→ ハート3 ★
ハート・スペード・クラブ→無情にもゴールは決まる。
バシュウウウウウッ……!
ヘルナンデス「(逆……か)」
反町はヘルナンデスの向かった方向とは真逆に向かってボールを蹴っていた。
魔王染みた威力も無い、ただ精度のみに優れた無難なシュートはしかし、
ゴールの枠内ギリギリを的確に狙っており――。
ズバアアアアアアッ! ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
妖怪の山FC 3 − 0 妖精大連合
95 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:37:30 ID:yKwM3Ebo
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町
大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼
96 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:41:11 ID:???
――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
実況「ゴ〜〜〜〜ッル!! 反町選手、やはりここはキッチリと仕事をした〜!
妖怪の山FC、後半5分にて早くも3点目を挙げました!
突然のGKの交代劇などもありましたが、それにより妖精チームは却って結束を乱したか!?
一番やってはいけない反則により、引き分けや勝利への希望の芽がほぼ絶たれました〜!」
チルノ「(……もしもあの時、あたいが最後までキスギと一緒に反対してたら。
勝ちたいっていうゆーわくに負けて無かったら……!)――く、くそっ! こんなの何かの間違いよ!」
大妖精「(チルノちゃん……必死に涙をこらえてる。
きっと、今一番、誰よりも泣きたいのはチルノちゃんの筈なのに……)」
――勝利を求めるあまりに、当初の理想を破棄して短絡的な強さを求め。
そしてその結果、短絡さによる自滅により敗北する。
妖精大連合にとって、最悪のストーリーがそこに描かれていた。
来生「ほーら、だから言ったのによ。 あんなヤツの力なんて借りなくても良い、って」
――そして、控室を抜けだし観客席で試合を観戦していた来生は、これみよがしに肩をすくめてすかしてみせる。
正直に言うと、先程啖呵を切ってチームを抜けだしたのは、これまで一緒にプレーしてきた自分を差し置いて、
まず最初にぽっと出のヘルナンデスに声が掛かった事への嫉妬心も少なからずあった。
そのため来生にとって、この展開は悔しいながらも、どこか胸のすく展開であった事は否定出来なかった。
97 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:42:40 ID:???
紫「(――結果として、彼女達の信念にブレを生じさせ、結束を乱す事に成功したのかもしれないけれど。
これはちょっと、酷い事をしてしまったかもね……)」
紫は当初、ヘルナンデスと……本来ならば恐らく同時加入していたであろう来生の力により、
妖精大連合は生温い勝利を手に入れる事になると予測していた。
しかしその結果としては、妖精達は、何を信じれば良いのか分からず、
底の無い無力感と後悔に囚われる事により、結束以前の不安定を生みだす結果となってしまっている。
無論、このまま行けば敗北しようが紫の目的――妖精達の団結の阻止――を達成出来るのであろうが、
もしも彼女達がその無力感を乗り越え、本来の信念に立ち返ろうとしたならば、
恐らくは彼女達の結束は、紫が当初危惧していた以上の物となる。
紫「(妖精達の想いが、先のハーフタイムの時と同じならば私の目論見は結果的には的中する。
しかし、もしもそれ以上の『何か』を彼女達が持っているならば――。
……私は、また失敗を犯してしまったかもしれないわね)」
フィールドを高らかに見降ろす天空にて、紫は自嘲めいた笑みを浮かべる。
その姿は霊夢にも藍にも幽々子にも、他の人妖達にも見せた事の無かった、弱弱しげな笑みだった。
98 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/15(金) 22:43:57 ID:yKwM3Ebo
――そして、視点をフィールドに戻す。
妖精達はこのまま、途方も無い後悔と無力感を抱いたまま終わるのか。
それとも、その感情を背負い、次なる一歩を踏み出そうと出来るのか。
チルノ「…………」
彼女達の行く末はやはり、他の妖精とは違う勇気と情熱をもつ彼女の小さな双肩に懸っていた。
チルノは涙が零れ落ちないように空を仰ぎ、そして……
先着1名様で、
★光を掴む妖精→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→ダイヤ+??「ここで光の三妖精の4人目たる私の出番ね!」オリキャラが現れた!?
ダイヤ→ハート・スペード+来生「全く、しょーがねぇヤツらだなぁ」来生が戻って来た!
ハート・スペード→チルノ「一回決めちゃった事は直せないもの。 最後までやるのよ、皆!」最後まで頑張る事を決意した。
クラブ→チルノ「う、ぐずっ……ごべんね、みんなぁ……」やはり涙が止まらなかった。
クラブA→??「妖精達……皆揃って俺の妹になれ」地獄からの使者が現れた!?
99 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:44:54 ID:???
★光を掴む妖精→
ダイヤ4
★
100 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:44:55 ID:t9HNPL8U
★光を掴む妖精→
ダイヤ7
★
101 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:45:05 ID:???
★光を掴む妖精→
ハート8
★
102 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:46:16 ID:???
キャプテン来生!
103 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:46:31 ID:???
(そっと去る兄貴)
104 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:51:02 ID:???
来生は普通にFWか?ディアスと同じトップ下か?
105 :
99
:2014/08/15(金) 22:52:06 ID:???
よっしゃあ!光をつかめたぜ!
ぶっちゃけここでクラブ出ると思ってたよ
106 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:54:38 ID:???
こっち的にはダイヤのほうでよかったのかな?
107 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:55:32 ID:???
クラブAw
108 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 22:58:04 ID:???
シュガーサテラなんてネタあったんだ
109 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:05:19 ID:???
正直紫m9って感情しか浮かばない
110 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:08:33 ID:???
紫って案外大したことなくね?
111 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:14:27 ID:???
雨降って地固まるってこのことか
112 :
森崎名無しさん
:2014/08/15(金) 23:21:19 ID:???
勝負はまだここから
113 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:41:58 ID:???
★光を掴む妖精→ ダイヤ4 ★
ダイヤ→ハート・スペード+来生「全く、しょーがねぇヤツらだなぁ」来生が戻って来た!
――秋の晴空が、チルノの瞳に溜まった涙を乾かす。
紫の危惧したとおり、彼女の精神はやはり妖精の規格を超えて強靭だった。
チルノはカラッとした不敵な笑顔でチームメイト――そこには、ヘルナンデスも含まれていた――を、
見つめ返して強く言い放つ。
チルノ「アンタ達は……『覆水盆に返らず』って名ことわざを知ってるかしら?」
サニー「フクミズって何よ!? 難しい言葉で、紫みたくアンタも私をだますつもりなのね!?」
ルナ「いや、そのツッコミは色々と品性を疑うわ、サニー……。
っていうか、話し言葉でその意味を知らないっていう体なのに、なんで丁寧に漢字を間違えられるの?」
大妖精「……私は知ってるよ。 一度起きてしまった事は、もう直す事が出来ない……って意味でしょう?
この前、慧音先生の妖怪寺子屋で一緒に勉強したよね」
チルノは力強く頷く。
その瞳には、先程紫の提案を受け入れた時のような理性は無い。
しかし、その代わり、その瞳には――誰よりも熱い炎が滾っている事に大妖精は気付いた。
チルノ「……そう。 一回決めちゃった事は直せないもの。 最後までやるのよ、皆!
あたい達は、他の何よりも勝つ事を望んだ。 それで、色々と失くしちゃったものもあるかもしれない。
だけど――、それはもう拾う事ができないんだ! そしてその代わりに拾えるもの――つまり、『勝つ』のよ!」
チルノを始めとする妖精は馬鹿であるが、しかしその一方で物事の本質に関する嗅覚は鋭い。
だからこそ、彼女達は理屈では無く感情として分かっていた。
一旦捨てた当初の理念は、再び拾い直す事は難しい。
しかし、その為に得た勝利への布石は、これから手を伸ばせば、充分に届く位置にある。
――いや、捨てたからこそ、自分達は拾わなくてはいけないのだ……と。
114 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:43:32 ID:???
リリーW「――なんとなくですけど、わかりますよ……!」
リリーB「(カントクさんとの思い出は……正直、遊んでばっかりだった気もするけど。
けれど、その日々があったからこそ――私達は、勝ちに行く事が出来る。 それを忘れちゃ、ダメだったのね……)」
そして、妖精達は単純故に、そうと信じたら疑う事を知らない。
そもそも彼女達は、合理性や実利を求めてはいけなかったのだ。
そんな考え方は、自然に生まれ自然に生きる彼女達にはそぐわず、すぐに破綻する。
チルノ「――受け売りの言い訳とかへりくつなんて、そんなの氷みたくすぐに壊れちゃう。
あたい達は――あたい達らしくやるしかないのよ!」
そのために、チルノはシンプルな結論を出した。
――結局は、過去に何があろうと、自分達は自分達らしくやるしかないのだ、と。
サニー「……。 ――わ、私も丁度そう思っていた所よ!」
スター「はいはい。 あんたは張り合わなくて良いってば
(ホントにチルノってのは摩訶不思議な妖精だわ。
暑苦しくてワガママなのに、何故かこっちを体よくその気にさせてくるんだから)」
大妖精「(やっぱり、チルノちゃんは強い……! 最強なんだ……!!)」
ヘルナンデス「(――チームが、瓦解しない……? これがあのキャプテンの少女の魅力と言うのか……?
だとすると、俺はこれから……彼女から、色々と学ばないといけないな)」
来生(観客席)「…………(くっそー、何で俺、観客席にまで行っちゃったんだ?
良く分からんけどあいつらの目が変わったのを、もっと間近で見たかったのに……)」
そんなチルノの宣言に、妖精は奮起し、ヘルナンデスは改めてチルノという少女に籠められた熱に気付き、
そして来生は再び彼女達に興味を抱きつつ――妖精達の新たな反逆が始まった。
115 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:52:38 ID:???
――ピィイイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ! 気を取り直して妖精大連合のキックオフです!
ボールはリリーW選手に渡り、リリーB選手との連続ワンツーでせめ……ああ〜〜っと、
やはりボールははたて選手にカットされました!」
……とはいえ、妖精達の士気が回復し、ヘルナンデスが鉄壁のGKであったとしても、
彼女達の逆転勝利は未だ厳しい。
何故なら、妖精達の総合力はやはり妖怪の山FCの選手達を大きく下回る。
そのために、更なる失点までにはならずとも、ボールを終始キープされ通しの状況が続いていた。
しかし――。
116 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:55:42 ID:???
チルノ「どっせーい! ……『フロストコラムス』ッ!」
ズッザアアアアアアアアアアアッ! バギイッ!
はたて「あっ、そんなぁ〜!」
雛「まだまだよ、『厄神式ダーティディフェンス』!!」
ギュルルルルッ……バギイイイッ!
チルノ「ぶべらっ!」
椛「いきますよっ、『アトミック・ファイヤー』〜〜〜!!」
バギュウウウウウウウウウウッ!
ヘルナンデス「必ず止めるッ!」
ガシッ!!
サニー「よっしゃ! ナイスよナンデスさんっ!」
ルナ「うんっ! そしてそのまま……!」
スター「『三妖精のフェアリーダンス』で中央突破よ〜〜!」
穣子「なんのなんの〜! ――お姉ちゃん!」
静葉「ええ、『オータムスカイラブパスカット』よ!」
ガシッ……バァアアアアアアアアアアアアアン! バシッ!
117 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:57:37 ID:???
鈴仙「――す、凄い。 妖精達、凄い死ぬ気で走ってる……!」
パスカル「……大した運動量だ。
ボールの支配率は目測でも4割を切っているというのに、それを感じさせない程のボールへの執念。
もしもこの試合がプロチーム同士の戦いだったら、次戦のコンディションを考え始めるだろうに、
妖精達には全くそんな気配が無い。 ―――ある意味では、ディアスやキスギに近い人種らしいな、妖精ってのは」
――しかし。それでも妖精達は走り続けた。
当初の理想や理念を一旦捨ててまで欲した勝利に向かって。
とはいえ、彼女達は馬鹿のように走り回り、ボールを前に持って行く以上の戦術を知らない。
それ故に、妖精達の必死の動きは悲しい程に報われず、点差は3のまま、5分が過ぎ、10分が過ぎ……。
後半も半分を折り返した、その時だった。
雛「悪いけど……ボールは頂くわ。 創符……『ペインフロー』ッ!」
ズザアアアアアアアアッ! バギイイイッ! ドゴオオオッ!
妖精B「きゃんっ!?」
一旦ボールをフォローしていた左SBの妖精Bは、
雛の厄を纏ったタックルを受けて大きく吹き飛び負傷する。
ゲーム自体は妖精Bを吹っ飛ばした本人である雛が、
ボールを真っ先に蹴りだした為に問題は無かったが、交代要員をどうするか。
滝のように汗を流しながらも、チルノが必死に考えていたその時だった。
118 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 00:59:30 ID:???
ザッ……。
来生「……けっ。 ザマーみろザマーみろ、やっぱり俺様が居なくて困ってんじゃねぇーか」
チルノ「……き、来生ッ! アンタってば、あたいらに愛想尽かして帰ったんじゃ……!?」
来生「ちょっと困らせてやろうと思っただけだよ。 この俺という才能が居ないと、どうなるか…ってな。
だけどあのナントカナンデスが予想以上に案外大したこと無かったから、充分困ったかな〜……って思って、戻って来たわけだ」
チルノ「な、なんだよソレ……! そんなら最初っから、力を貸しなさいよバーカ!」
来生「は? バカって最初に言った方がバカだし」
チルノ「ムギギギ……」
大妖精「ま……まぁまぁ落ち着いてよチルノちゃん。 ――それより、カントクさん……?」
一旦は妖精達と袂を分けた筈の来生が、暢気な表情のままに戻ってきたのだ。
そのあまりの呆気なさに、チルノはともかく大妖精は彼の意図が汲み取り切れずに困惑するのだが……。
来生「大ちゃん、頼むっ! どうもこいつら俺の才能を欲しているようだし、
あのナントカナンデスは頼りにならないからな。 ――俺も、一緒にサッカーさせてくれよ」
大妖精「えっ……!?」
来生「だってほら、『フクミズお盆に帰らず』って名セリフがあるだろ?
お盆に帰れなかったフクミズさんは、それを後悔せずに堂々とコミケに行ったっていう事から転じて、
一回出来なかった事はもう仕方が無い、って意味になった。
だから……もういいよ、『とにかく勝つ』って言う風にしたんだろ、妖精大連合の目標は?
だったら、点取り屋でエースの俺が居ないと、勝てないんだから、当たり前だよなぁ?」
大妖精「それは……えっと、勿論私は大歓迎ですけど……?」
119 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 01:01:49 ID:???
来生の突然な申し出。
大妖精は彼に限らずチルノの面倒も良く見ていた為に、彼らの唐突さには慣れ切ったつもりでいたが、
まさか喧嘩をしたすぐ後に、こうして自分達の為に戦ってくれるとは思っていなかったために、やはり動揺してしまう。
チルノ「……たのむ、キスギ。 キスギには悪いけどさ――あたい達は、もう「勝つ」って決めちゃったんだ。
だから、勝つ為に……あたい達に力を貸してくれ」
そして、それはチルノもある程度同じだったのだろう。
一旦鉾を収めた後も、何となく気恥かしげに目線を逸らし、しかし誠実に来生に対して頭を下げた。
来生はその言葉を非常に満足気に聞いて頷き。
来生「了解だぜ、そして……この勝負、俺達の勝ちだわ」
後半も15分を残していないと言うのに、彼は自信に満ち溢れてそう言いきった。
120 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 01:02:49 ID:???
実況「――さて、妖精大連合は妖精B選手が負傷で退場し、どうやら新たな選手が入場するそうです。
妖精B選手に代わり入るのは――来生選手です!」
反町「来生……だって!(――いや、確かに妖精チームの監督やってるのは知ってたけど。
まさかアイツも試合に出るなんて……?!)」
射命丸「反町君。 彼の実力については如何ほどご存知で?」
反町「あ、ああ。 来生は……全日本Jr.ユースでは日向に次ぐ、
いわゆる第二ストライカーとしての地位を確立していました。
俺の扱いが第三か第四位だったし……少なくとも、幻想入りする前までは俺以上のFW。
特に、直感を活かしたドリブルを得意としていて、世界ではともかく、国内ではかなりの破壊力を持っていました」
射命丸「ふむふむ……では、ドリブラーではあるけど、私程のドリブラーでは無い。
――そんな感じの認識でしょうかね?」
反町「ええ、まぁ。 それと色々性格的にも難があったし……。
正直、奴が幻想郷入りする前と変わっていなかったとしたら、今は、俺の方が実力は上だと思います」
来生の選手としての参加に純粋に驚いていたのは反町だった。
全日本Jr.ユースでは互いに日向の影に隠れた存在であったが、
その性格、特徴、プレースタイルの全てが自身とは正反対の物であり、
際だって友好関係がある訳では無かったが、内心で僅かなライバル心を抱いていた。
――そして反町を始めとする妖怪の山FCの一同は戦慄する事となる。
外界では単なる変人と切り捨てられた来生に秘められていた、恐ろしいまでの才能に。
121 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 01:20:30 ID:???
……と、いったところで、今日の更新はここまでにしようと思います。
皆さん、沢山コメントを下さり本当にありがとうございます。
正直、ここ最近のような無判定の文章パートを書いている時は、
「ちゃんと意味の通る文章を書けているかな?」「つまらない文章で退屈じゃないかな?」と心配になるので、
こうして感想や思った事を書いて頂くのはモチベ的にも文章の書きやすさ的にも非常に嬉しいです。
全てのコメントに返せないのだけは申し訳ないですが、読んで今後の展開や描写の参考にしたり、
JOKERやクラブA分岐の参考にしておりますw
>今回の判定について
ここでダイヤを引けたのは大きかったですね。
それ以外だったら、折角精神的には立ち直れても、問題解決にはもう少し時間がかかっていたと思います。
>シュガーサテラについて
原作キャラにしてもオリキャラにしても東方シリーズの妖精の名前って素敵ですよね。
チルノとかヒューイとかみたいな短いのも良いですが、サニーミルクとかシュガーサテラみたいなのもオシャレだと思います。
>紫って案外大したことなくね?
ここまで裏目るのは私も予想外でしたが、
却ってそれが『紫の力が弱まっている』という伏線を際立たせるのに良かったかな?とも思ったりしてます。
某ヒドラさんにしても、そもそも最初にハードル上げ過ぎたのが問題だったから、
今の内に色々言い訳しておけば大丈夫……?
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
122 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 06:23:37 ID:???
乙です。まぁ全部レイセンのせいらしいし
123 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 07:42:02 ID:???
乙です
なんだと!?やはり鈴仙の仕業だったのか!
124 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 07:43:13 ID:???
乙です。おのれ鈴仙
125 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 08:38:31 ID:???
おまえらwww
でもまぁ努力論を掲げて、結果出してるのは(東方組では)鈴仙ぐらいだよなぁ
126 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 08:47:41 ID:???
後は腹ペコタイガーくらいか
やはりタイバニは大正義。はっきりわかんだね
127 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 20:09:30 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>122
乙ありがとうございます。
もう一度どこかで、「どこまでが鈴仙が影響を与えた事による問題で、どこからがそれ以外の問題か」
……というのを整理した方が良いかもですね。
(ネタとは思いますが)全部鈴仙のせい、という訳ではないですw
>>123
乙ありがとうございます。
ですが、無自覚に悪人扱いされてる理不尽さも鈴仙に似合ってるような気もしますねw
>>124
乙ありがとうございます。
何でも鈴仙のせいにされるお陰で、鈴仙が不在でも存在感が高まっている…?
>>125-126
中山に近い鈴仙が結果を出し、その鈴仙との交流が比較的多かった星が強くなっている
……という事実は結構大事かもしれませんね。
いわゆるうどみょんは有名?ですが、鈴仙と星のコンビも結構良いと思います。
いつか埋めネタでヒーロー稼業をする二人とか書いてみたいです。牛角さんポジは慧音先生でw
128 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 20:10:41 ID:???
――ピィイイイイイイイイイッ!!
実況「ホイッスルが鳴り、試合再開です!
ヘルナンデス選手に加えて来生選手を加えた妖精大連合、
フォーメーションを3−5−2と前目に調整し、ガンガン攻める様相ですが、
ヘルナンデス選手の加入が裏目に出たように、来生選手の加入が
彼女達の陣形に乱れを生じさせないと良いのですが……!」
−−@−− @にとり
C−B−A C河童 B穣子 A河童
−−D−− D静葉
G−−−E G雛 E天狗
−−I−− Iはたて
−−−−−
F−−−− F射命丸
−−H−J H椛 J反町
妖怪の山FC:3−4−3
妖精大連合:4−5−1
−K−J− KリリーBJ来生
−−−−−
−F−I− F大妖精 IリリーW
−−G−− Gサニーミルク
−E−D− EルナチャイルドDスターサファイア
−−−−−
A−H−C Hチルノ
−−@−− @ヘルナンデス
129 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 20:12:00 ID:???
雛「(――早い所天狗の誰かか反町君にボールを渡したいわね。
よし、ここは……)――『ブロークンアミュレット』!」
グワアアッ、バシュウウウウウッ!!
スローインからボールを受け取った左サイドハーフの雛は、
新たに加入した来生の様子見と時間稼ぎを兼ねて、中盤トップ下のはたてにパスを送るが……。
大妖精「回って……何でも止めるッ!」
バッ! グルングルングルン……バシッ!
雛「な、何ですって……!?(この子、ドリブルだけじゃなくてパスカットも上手い……!)」
実況「で、出た〜〜! 大妖精選手の『スパイラルパスカット』!!
セービングの動きをパスカットに応用したそれは、
雛選手の厄を纏ったパスをも回転の勢いで完全に殺し、マイボールにしてみせる!
そして大妖精選手はそのまま〜〜〜!?」
大妖精「……お願いしますっ、来生さんッ!」
バコン! ……ポムッ。
来生「ハッハァ! 確かに受け取ったぜ!」
――雛のボールは大妖精によってカットされ、即ちボールは来生に渡る。
来生は当然、全く何も考える事も無く中央をドリブル突破していくのだが、
妖怪の山FCとて無策で来生を受け入れる訳では無かった。
130 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 20:13:09 ID:???
反町「(とうとうボールが来生に渡ったな……!
だが、来生のドリブル突破の恐ろしさは、抜けば抜くほどその技術にキレを増していく点!
少なくとも初速ならば、きっと射命丸さんにも及ばず――。
もしも俺が知る以上に成長していなければ、あの大妖精さんにも劣る筈なんだ!
だから、こうして―――)椛さん、射命丸さん、はたてさんッ!」
椛「ええ! こうして、調子づく前に人数を掛けて止めてしまえば……!」
はたて「来生くんとやらのドリブルは、案外怖いモンじゃない、でしょ!?」
射命丸「折角カッコ良い登場をして貰って恐縮ですが、貴方はここで醜態をさらす事になるのです!」
タッ! ズザアアアアアッ! ズザアアアアッ! ズザアアアアアッ! ズザアアアッ!!
来生の大まかなドリブル力とその特性を良く知る反町は、
事前に妖怪の山FCの前衛陣と相談をしており、一斉にタックルで迎え討つ事を提案していた。
来生の選手としての情報を知らない射命丸達は、この提案を飲まない理由も無く――。
研ぎ澄まされた連携力を活かして、隙の無い4段タックルを放つ。
実況「ああ〜〜〜っ! 来生選手の周囲四方には妖怪の山FCが誇る強力な前衛陣が!
皆さんもご存じの通り、射命丸選手、はたて選手、反町選手の3者には強力な必殺タックルがあり、
椛選手についても哨戒で鍛えられた足腰は地味ながら強烈だ!
来生選手、早速絶体絶命のピンチだ〜〜〜〜!?」
来生「ハッハァ! なんか説明が長くてよう分からんが、そうこなくっちゃな!」
バッ! ――シュウウウウン!!
反町「く、来るぞッ!(――初速が、思った以上に早い………!?)」
131 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 20:14:58 ID:???
先着2名様で、
★来生→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★反町→タックル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
射命丸→タックル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
椛→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
はたて→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 来生、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リリーBがフォロー)(リリーWがフォロー)(静葉がフォロー)
≦−2→妖怪の山ボールに。
【補足・補正・備考】
来生のマークがダイヤの時、「クリップジャンプ(+5)」が発動します。
来生のマークがハート・スペードの時、「マルセイユルーレット(+3)」が発動します。
来生のマークがクラブの時、「キスギステップ(+2)」が発動します。
反町のマークがダイヤ・ハートの時、「ポイゾナスタックル(+2)」が発動します。
射命丸のマークがダイヤの時、「ハイスピードタックル(+3)」が発動します。
射命丸のマークがハートの時、「スピードタックル(+2)」が発動します。
はたてのマークがダイヤの時、「スピードタックル(+2)」が発動します。
132 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 20:15:33 ID:???
★来生→ドリブル 51 (
ハート10
)(
1
+
4
)=★
133 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 20:18:38 ID:???
★反町→タックル 48 (
ハート4
)(
4
+
1
)+(人数補正+2)=
射命丸→タックル 48 (
スペードA
)(
4
+
2
)+(人数補正+2)=
椛→タックル 45 (
スペード6
)(
4
+
1
)+(人数補正+2)=
はたて→タックル 47 (
ダイヤ3
)(
5
+
4
)+(人数補正+2)=★
134 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 20:21:28 ID:???
所詮来生、まぁ奪われてはないが
135 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 20:21:50 ID:???
来生でも4対1はきついか
136 :
森崎名無しさん
:2014/08/16(土) 20:24:58 ID:???
だが来生に人集めすぎると大妖精のドリブルにあっさりやられそう
137 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 20:37:19 ID:???
★来生→ドリブル 51 ( ハート10 )( 1 + 4 )+(マルセイユルーレット+3)=59★
★反町→タックル 48 ( ハート4 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)+(ポイゾナスタックル+2)=57
射命丸→タックル 48 ( スペードA )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=56
椛→タックル 45 ( スペード6 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=52
はたて→タックル 47 ( ダイヤ3 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)+(スピードタックル+2)=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして静葉がフォロー
来生「くらえーっ、『マルセイユルーレット』ォ!!」
クルンッ……クルクルクルッ!!
反町「(やっぱりそれか……だが、そのドリブルだったら俺も良く知っている!)
――くらえっ、『ポイゾナスタックル』だ!!」
ザッ、バシュウウウウウウウウウウウウッ! ――スカッ!
反町「し、しまった!?(――前まで通りの実力だったら、これで充分防げていた筈なのに!?)」
――反町は来生の実力をやや過小評価し過ぎていた。
彼のドリブルはこれまでのような技術や直感だけでなく、経験による確かな裏打ちがなされていた。
故に、反町は鋭いタックルを来生に向けるも――、それは僅かに届かない。
射命丸「……くっ!?(――あ、あれッ!? この人間のドリブル……私とほぼ互角じゃあ……!?)」
椛「うわ〜ん、やっぱり無理ですよ〜!?」
続く射命丸と椛も、僅かな油断があったのだろうか。
両者ともに来生の描く変幻自在のルーレットに阻まれる。
138 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/16(土) 20:38:48 ID:???
はたて「(確かにヤバイドリブルだけど……でも、文のドリブルと比べたら速度で劣る!)
――だったら、私の方が……ずっと早い!!」
バシュウッ、 ギュウウウウウウウウウウウウッ!! ――バギイイッ!
来生「ハッハァー! ……って、アレ?」
辛うじてはたては、射命丸程では無いにしても速度を重視したタックルを用い、
FW3人のタックルによって、ドリブルコースを大きく制限された来生からボールを弾き。
何とか後方の静葉にボールを渡す事に成功する。
静葉「ウフフ……! 私達は九十九姉妹とは違うってトコ、見せてあげるわ!
――食らいなさい、『フォーリンパス』!」
――グワアアアアッ、バッゴオオオオオオン!
そして、静葉は暫くボールをキープした後、
来生のドリブル突破から態勢を立てなおした前方の天狗トリオにボールを渡す。
無論、彼女達にこれ以上点を取る意図は無く、
それはあくまで中盤の支配力を活かした遅攻に繋いで行くための手段だったが――。
大妖精「……何度だって。 私は止めてみせますっ!」
リリーW「私も手伝います〜!」
バアアッ!
……妖精達は、まだまだ諦めては居なかった。
CMFの位置に着いた大妖精とリリーWは、ここで静葉のボールをカットし、
再び来生に繋げるべく大きくジャンプしパスカットへと向かう。
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