キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。

そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。

435 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:48:20 ID:???
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=★

436 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:52:55 ID:???
この差で勝てない残念なダーティディフェンスの結果・・・どこかで見たような・・・

437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:57:33 ID:???
鈴仙「私のスキルだ!」
……と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
判定ではルナサがフォローですが、本試合はNPC戦のためまたしばらく自動進行になると思います。
>>429
出てたらBADENDでしたねw
>>430
その場合、妖夢が光を掴む代償にさとりが地獄に落ちますね…。
>>436
こいしはジェトーリオ互換っぽくしていますが、スキルが強力なので全能力は低めです。
ドリブル突破されてたらどうしよう…というのが本音ではありますが、
こいしもそうヘタれていませんし、残念というよりは橙がすごいと言ってあげたいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

438 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 00:37:27 ID:???
>クラブA→地霊殿サイドにイベント発生!?
あにきぃ…はやくでてほしいよぉ…

439 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 12:57:57 ID:???
五番にいないしたぶん松山がやって来るイベントだろう

440 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 22:05:22 ID:???
乙でした。実質こいしをドリブル抜くのは無理そう? ということで一案。
3-7-0(のつもりだったけど実質4-6-0)
−−−−−
−−−−−  
F−−−J F永琳 J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eてゐ Gもこたん
−−D−− D慧音
A−B−C Aうさぎ Bつかさ Cうさぎ
−−@−− @姫様

そもそも撃たせないor通さない、センタリングを上げることを視野に入れない。
一応、パスカルとのツインシュートを視野。
左サイドに突破力を固めてこいしを釣り、バックパスからのブースターorサイドチェンジからのもこたんがシュート。
キックオフシュートはタックルに行けない前提で(まだよく分からない)。
DFラインが心配で守備寄りにしたいんだったら↓

−−−−−
−−−−−  
F−−−J Fてゐ J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eうさぎ Gうさぎ
−−D−− Dもこたん
A−B−C A永琳 B慧音 Cつかさ
−−@−− @姫様

ブースターを狙う際てゐにキープしてもらう時間が増えるが、攻守のバランスは取れる。
もこたんのシュートを変わらず狙えるが、こいしがどこにポジションになるか掴みにくくなる。
(中央に来ると厄介?)
前者でいくならオフサイドトラップ、後者でいくならツインシュートが欲しい所。

441 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:15:59 ID:???
こんばんは、今日も少しだけ更新します。
>>438-439
兄貴な松山が出て来るかもしれません。
>>440
乙&陣形提案ありがとうございます!
こいしはボールカットにかけては結構厄介な存在ですね。
キックオフシュートについては、基本的にタックルに行けないようにしようと考えていました。
地霊殿チーム戦では、恐らくブースターシュートが攻略のキモになると思います。
(サッカーのルール的にそれはおかしい! …などありましたら教えてほしいです(汗))
試合前に計4回分自由行動や練習ができる時間がありますので、その時はまた色々と考えてくださればうれしいです。

442 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:17:24 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( スペードA )( 6 + 6 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=60★
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナサがフォロー

古明地こいしは、姉のさとりと同じく覚妖怪というカテゴリに分けられる妖怪であるが、
その性質は覚妖怪のそれから逸脱している。
彼女の服の胸についている、触手の生えたグロテスクな第三の目。
姉のさとりのような「一般的な」覚妖怪は、この第三の目を以て他者の意識を覗き見する能力を持つが、
こいしの第三の目は、姉のそれと違いその瞼を固く閉ざしている。
それ故、こいしは他者の意識や思考を読む事は全くできず、その代償として、彼女は驚くべき能力を得る事となる。

こいし「へっへへ〜。 こちょこちょこちょ」

橙「く、くすぐらないでぇっ……!(っていうか、これだけ堂々と人のプレーを邪魔しておいて、
『無意識で誰も気づいてないから反則じゃない』だなんて。 それこそ反則級だよぉ……!」

実況「あっとどうしたのでしょう! 橙選手、ドリブル突破せずにそのままフィールドにうずくまります!
まるで誰かにくすぐりの刑を受けているかのように、橙選手は笑いをこらえてピクピク震えている〜!?」

――無意識を操る程度の能力。
構造主義的に言えば、それはつまり人間を始めとした遍く『意識あるもの』の根源をも操作する能力。
もしも仮に人間や知性ある妖怪の意識が、顕現せぬ無意識にて規定されているとするならば、
彼女はその規定を変更する権限をも持つ事を意味する。

まぁ、特に何も考えていないこいしがそんな大層な事を考えて橙をこうしていたぶっている訳が無く、
単純に周囲の誰の意識の範疇に入っていない事に満足しているだけなのだが……。
こいしはどうも、少し調子に乗りすぎる癖があるようだ。

443 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:18:52 ID:???
藍「(良く分からんが、橙の様子がおかしいな)橙、オーバークロックを許可する。 一気に駆け抜けろ!」

橙「藍さま、ありがとうございます……! ……ではっ!」

ブウウ……ン! ビュウウウウウウウウウウッ! バチバチバチッ! ……ポーンッ!

こいし「あひぇっ!?」

橙の様子の異常さに気付いた藍が、式を操作して橙の力を瞬間的に強化。
橙をくすぐり続ける事に執心し、ボールを奪って走り去る事を忘れていたこいしを強引に振りほどき、
突破とまでは行かなかったが――それでも、辛うじてボールをはじくことには成功する。
弾かれたボールは、フィールド中央に転がっていき……。

ルナサ「よし、フォローしたぞ!」

実況「あ〜っと、良く分からないプレーでしたが、ボールはこぼれ球に!
橙選手、こいし選手のマークを振りほどこうと俊敏に動きましたが、どうやら勝負は互角だったようです!」

橙「(ホントはそんな綺麗な話じゃないのに〜。 でも、文句を言うわけにもいかないしなぁ)」

藍「(橙が不服そうな顔をしているな。 後で話を聞いておくべきかもしれん。
……しかし、それより今は―――1点を狙ってみようか)―――ルナサ、済まないが私は橋姫に。
そして橙は地霊殿の妹君に狙われているようだ。 悪いが、君『達』が上がって来てくれっ!」

――そして、中盤の要であり、実質的な司令塔である藍は、ボールをフォローしたルナサ『達』に次なる指令を出した。
20分に近付きなお、1−0で膠着した試合を次に進める為の布石を。

ルナサ「了解した、藍殿。 ……メルラン、リリカ。 行くわよ!」

メルラン「あいさ〜〜〜♪」

リリカ「しょうがないにゃぁ〜」

444 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:20:26 ID:???
ダッ!  ダダダダッ!

パルスィ「…!? FWが戻って来て……SBがオーバーラップ! これは……!」

勇儀「おっ、次の花火はこれか? いやァ、地上のサッカーは派手で美しくて良いねぇ!」

幽々子「う〜ん、あれは花火っていうよりは〜。 ……芸術かしら」

実況「き、来た〜〜! ルナサ選手のフォローに合わせてFWの筈のメルラン選手が後退し、
SBの筈のリリカ選手が中盤の底にまで上がってきました。 これはやはり〜〜〜!」

ルナサ「さあ、始めようか。 ――『ライブ・ポルターガイスト』!!」

バシュウウウッ……! 

メルラン「躁鬱相そろった幻想の調べ、楽しんでね〜〜♪」

バシュウウッ!!

リリカ「私はいらない子じゃないよ! ――なんせ、私が居ないと……この音楽、ヤバい事になっちゃうからね」

バシュッ、バシュウウウウッ!!
――バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!

ルナサを起点に始まったその静かなパスワークは、メルランに渡ってその勢いを増し、
リリカに渡ってその多様さを増していき……やがて、複雑でリズミカルなテンポの連続ワンツーへと発展していく。
それはまさにサッカーボールを楽器として奏でられる、ひとつの協奏曲。
プリズムリバー三姉妹の十八番、『ライブポルターガイスト』が今、高らかに演奏される。
当然、その繊細で情熱的なパスワークは、地霊殿サブタレイニアンローゼスの寄せ集めゾンビフェアリーでは防ぐこともできず。

445 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:21:32 ID:???
ヤマメ「パスカットで私に臨むとは大した度胸だね! くらえっ、『石窟の蜘蛛の巣』!
……って、ありゃ。 また取れないや。 私って案外大したことないのかねぇ」

こいし「ヤマメさんは案外じゃなくって、最初から大したことないような気が……
(そんな事ないよ! 敵のパスが強すぎるだけだよっ!!)」

ヤマメ「その本音と建前逆転ネタ、やるのはいいけどさ。
キスメが「こいつ、それ以外にネタないのかよ……」っていう養豚場のブタを見るかのような残酷な目で見てたよ〜」

キスメ「……!!」フルフル(←必死にそんな目してないと主張している)

――試合中だというのに暢気な佇まいの地霊殿のDF陣すらも突破する事に成功してみせる。
つまり。プリズムリバー三姉妹は意図も容易くPA内にてさとりと空中で対峙する事となったのだが……。
相対するさとりは、その人を内心見下したようなじっとりとした目線を全く崩さない。

さとり「……貴女達が何を考えているかは具体的に想像つきますが。
私は、PA内のシュートであれば……必ずや、止めてみせますよ」

ルナサ「想像してくれるのは構わないが、いくら貴女の能力でも私たちの力の程度までは図れまい!」

メルラン「そうよそうよ〜〜! さっきのシュートの恨み、私は地味に忘れてないんだからね〜!!」

リリカ「メル姉はカラっとしてるように見えて、シュートにかけてはねちっこいからねぇ。 覚悟しといた方が良いんじゃない?」

ボールは高い状態で浮いており、さとりは如何なるダイレクトシュートが飛んでこようと、
そのパンチングで防ぎきる腹積もりのようだ。
PA内でのセービングに絶対の自信があるとは言っても、
全てのシュートをキャッチできると勘違いする程、さとりは傲慢では無かった。
しかし、先に結論を言えば……ルナサが指摘したとおり、
古明地さとりはプリズムリバー三姉妹の実力をやや過小評価していた。

446 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:22:35 ID:???

ルナサ「――皆!この流れに乗って一気に決めるぞ!」

バッ!!

メルラン「りょ〜〜〜かい〜〜〜っ! ヒャッホ〜、久しぶりのメインよ〜〜〜っ!」

ババッ!!

リリカ「まさか私たちの音楽を、はるか地底の方々にもお届けできるなんて光栄です♪
――さぁ、お聞き下さいな。 ……顕界と冥界をも結ぶ死霊達の大合奏を」

ババババッ!!
                  グワアアアアッ……!
        グワアアアアアッ……!   グワアアアアアッ……!!

さとり「事前に先読みしていても、なんとも度肝を抜かされるシュートですね。
ですが……その程度のシュートなら……!!」

ルナサ達三姉妹は大きく飛び、そのまま空中で美しいトライアングルの形を描く。
それはまさに、音楽の始まりを告げるタクトの動きのようにゆらりと動きながら、
ボールをその中心に捉え―――そして、彼女たちは大きくその足を振りかぶる。

        「「「大合奏――『コンチェルト・グロッソ!!!」」」

 バッ……ギュウウウウウウウウウン!ギュウウウウウウウウウウウウン!
   ギュウウウウウウウウウウウウウウウン! …ドゴォオオオオッ!!
         ブオンブオンブオンブオンブオンブオン!!

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:28:01 ID:gRtghU3c
さとり「これ、は……!(何ということ。 ここまでシュートにブレがあっては
幾ら心を読めていようと、シュートコースを予測出来ていようと無意味……!)」

そのシュートは、まさしく人や妖の心を揺さぶる嵐のような威力を秘めていた。
確かにさとりは、無意識や偶然から生み出される揺らぎまでを読む事は出来ないが、
それでも、並大抵のツインシュートやトリオシュートであればその揺らぎには限度があるため、
彼女の能力が無効になる事は無い。 さとり程の選手となれば、その程度のブレならば経験則で「読める」からである。

しかし、今プリズムリバー三姉妹によって放たれたシュートは、並大抵のシュートでは無かった。
まさに合奏協奏曲を体現したような、複雑で緻密、爆発的で抒情的な軌道を描くシュートは、
まず間違いなく一流クラスのシュートの一つ。

さとり「――負ける、わけには……!」

ブウウン、バチイイッ!!

――そして、能力に頼らずにシュートコースを目測で瞬時に計算し、
ギリギリの所で弾いて見せたさとりは、間違い無く一流の域に達しつつある名GKだった。
……同時に、それが古明地さとりという一選手の限界でもあった。
弾かれたボールは、再び大きく空を飛び高い軌道を描くが――そこには、ねじ込みに向かうひとつの影があった。

先着1名様で、

★ねじこみ判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと、 互換のバケバケEだった!
ダイヤ→ねじ込みに備えていた妖夢だった。
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。
クラブ→ねじ込みに備えていた妖夢だったが…!?

448 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 00:28:37 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:34:31 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
中々話が進まず申し訳ないですが、
書き方を考えていたり、調べものをしたりしていると、すぐに時間が無くなってしまいます(泣)
SSとしてのバランスと、ゲームとしてのバランスを取っていきたいのですが、なかなか難しいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

450 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 01:13:13 ID:???
妖夢「ねじこめない?ウゾダドンドコドーン!」
矢車「妖夢、いい顔になったな」松山「俺たちと一緒に地獄に落ちるか?」

451 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 03:40:02 ID:???
藍「(マークを)振り切るぜ!」

452 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 07:49:38 ID:???
妖夢「振り切らせてください!」

453 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 12:41:51 ID:???
乙でした
前のアンケートにもあるように楽しさもバランスも丁度いい具合ですし、
さらっと流せる余裕も加えて持ってもいいと思いますよ。

454 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:30:06 ID:???
よーむがいいキャラをしてきている!

455 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:48:45 ID:???
お前ら本当に妖夢好きだなwww

456 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:50:21 ID:???
新田枠というのもあるのではないだろうか・・・→妖夢人気

457 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:30:28 ID:???
俺はFW友人枠なら圧倒的にハラペコ推しなんだけど誰も話題にしてくれなくてたまに泣きそうになるw

458 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:55:19 ID:???
妖夢が新田枠だというなら今回のクラブはポストなのかー

459 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 20:16:29 ID:???
いや妖夢ならポストを越える枠外に加え伝説のコメントまで残してくれたかもしれないw

妖夢「急にボールが来たので…足の内側で蹴れば良かったが外側で蹴ってしまった」

オランダ代表 フーリア「・・・理解不可能 」
日本代表 リグルスキー「リグルならギブスをつけていても入るボールだった 」
イングランド代表 リネカー「妖夢は12人目の地霊殿の選手だった 」
オランダ代表 クライフォート「幽々子の顔に泥を塗った 」
イタリア代表 ロッシ「あの位置からあのボールが枠にいかないシュートは今後お目にかかることはないだろう」
フランス代表 ピピン「外す方が難しい」
日本代表 キングKAZUKI「オレが思うに妖夢はラストパスだったんじゃないかな?」 
地獄代表 矢車「俺の妹になれ」
ブラジル代表 コインブラ「あれはミスと言うより準備不足。妖夢はシュートの準備をしていなかった。そこがブラジルの選手との違い」
人里の少年「妖夢は落ち着いたほうがいいよ」

460 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 22:47:57 ID:???
妖夢って正直3章、4章についてこられる?

461 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:38:42 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>453
乙ありがとうございます。
丁度良い具合と言っていただいてうれしいです。
最近ちょっと書きすぎでゲーム性が無いかな?と思ってましたし…。
そうですね、あまり書きすぎても今度は読みづらくなってしまいますし、
書き方の濃淡は大事だと思います。(その点、2さんは本当にうまいと思います)
>妖夢のキャラについて
新田君互換である事は間違いないですねw 
本スレでは色々ありましたが、やはり何だかんだで新田君は人気なんですかね…w
クラブだったらポスト…では無く普通に決まらなかった感じでしょうか。
ただ、判定ではまだ大丈夫なので、「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
>>460
ジョアンさんに鍛えて貰えばついていけます。むしろ暫くは無双できます。

462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:39:57 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6 ★
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。

ポーン…!

さとりによって辛うじて弾かれたボールは高く飛び、
ゴール際に迫っていた妖夢の頭を飛び越え、PAの外側近くにまで迫る。
その影は、丁度その高いボールに動きを合わせるかのように、自慢の九尾をはためかせながら高く飛び上がった。

藍「高い浮き球か。 ……済まないが見せ場を貰うぞ妖夢!」

バアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜〜っと! ルナサ選手達のトリオシュートにも俊敏に反応し、
ファインプレーを見せたさとり選手でしたが!
ボールを弾ききれず、パルスィ選手を振り切った藍選手がさらにねじ込みに向かいます!」

さとり「し、しまった……! さっきのシュートはあくまで周囲の目を眩ませつつも、
私の体勢を崩すための囮だったのね……! 自分へのマークを剥がし、かつ有利な状態でねじ込むための!」

藍はシニカルな笑みを浮かべて、さとりの言葉を肯定する。

藍「……プリズムリバー三姉妹のシュートを弾いてみせるとは、本当に感服する。
数値換算にして、少なくとも60ポイント以上のセーブ力は無ければ、ああはいくまい。
そうなると本来、私のシュートなど当然に入りはしないのだろうが……!」

さとり「――『無様にも転倒している今ならば、十分にチャンスがある』……ですか!
仮にそうだとしても、私は地霊殿の主として……負けられないのです!」

藍「良い心がけだが……私とて、八雲の者として負けられん! ―――はああああああっ、『式神天降神』ッ!!」

バッ!   ギュウウウウウウウッ、バッ……シィイイイイイイイイイイイン!! ギュンギュンギュンギュンッ!!

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:41:39 ID:???
さとり「……くううっ!(シュートコースは読めた、ゴールの右隅! だけど――体が、追いつかない……!?)」

藍の『式神天降神』と、転倒した状態でのさとりのパンチングはほぼ互角の勝負だった。
むしろ未だ尚、その精神力の差で、さとりに軍配が上がると言っても良かった。
藍とて下手なFW顔負けの決定力を有しているにも関わらず、である。
それだけ、彼女の覚り妖怪としての読心能力、そしてその応用力は凄まじいものだったと言えるだろう。

さとり「サッカーのお蔭で、私はただの嫌われ者から、『地底のSGGK』に変わる事ができた!
そして私は。 私たちは! 今度は地底を変えるためにも、サッカーで勝たなくてはいけない……!」

ダッ……バッ……!!  グウウッ……!!

――しかし、嫌われ者が集いし地底は、幸運の女神にも見放される結果となった。
さとりは全力で飛んだにも関わらず、……昨日の雨の影響により湿ったフィールドの芝生に足を取られ、
動きを一瞬だけであるが鈍らせてしまった。
そして、こうした高レベルの戦いにおいて、その一瞬の差こそがまさに命取り。
さとりの渾身のパンチングは、とうとう藍の放った高空叩き付けオーバーヘッドキックの軌道を捉えながらも、
終ぞ触れる事が出来ずに――。

バシュウウウウウウウウッ! ズバァアアアアアッ!!
    ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 1 − 1 西行寺亡霊連合

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:42:46 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:44:49 ID:???
実況「ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル! 10番の藍選手がここで貴重な1点を上げました〜!
プリズムリバー三姉妹の影に隠れて、虎視眈々と相手の油断と隙を狙っていた藍選手の
頭脳プレーが結果に表れた様子です! 前半21分、ここで同点にできたのは大きいぞ〜!」

橙「ナイスゴールです、藍さま! ドリブルやパスだけじゃなくて、シュートもこんなに凄いだなんて、
やっぱり藍さまは凄いです!」

藍「あはは…ありがとう、橙。 だが、私だってまだまださ。
(紫様のお力があればともかくも、私の選手としての格は八意永琳と比べれば1歩か2歩劣る。
今のシュートだって、簡易計算でも58%の確率で通用しなかったんだ。
さっきの得点は、全くの幸運の産物であると認識しなくては)」

妖夢「(FWの筈の私が全く決められず、藍さんにまで負担を掛けてしまってる…!
どうしよう、どうしよう……! このままじゃ、また活躍できずに終わっちゃう。
そうしたら、また幽々子さまを失望させてしまう……!)」

藍が橙を始めとするチームメイトに祝福される様子を見て、妖夢はますます焦りを深めていた。
MFである藍が得点に絡み、FWである自分が、これまで一度もシュートチャンスに恵まれていないという事実が。
そして何より、今皆に祝福されている藍に対しての嫉妬を覚えている自分自身が、
人一倍真面目で自分に厳しい妖夢には許せなかった。

幽々子「(妖夢………)――それより、次のキックオフはどうしようかしら。
またあのヘンテコなシュートが来たら、私達、また1点差になっちゃうわよ〜?」

……そして、そんな妖夢の感情を察したからか、幽々子は静かに中央へと上がり、
珍しくキャプテンらしく、次のキックオフへの対策を提案した。
もう終わった藍のゴールでは無く、次のキックオフに意識を向ける事で、
妖夢も気持ちを切り替えられるのでは、と思っての幽々子なりの気配りであったが――。

466 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:46:56 ID:???
妖夢「(次は大丈夫かな……。 また失敗しないかな……)」

幽々子「(う〜ん、ダメそうねぇ)」

残念ながら幽々子の細やかな気配りは、素朴な妖夢には通じなかったようである。

しかしそれでも、次のキックオフはやってくるのだからと、
妖夢と幽々子を含むチームメイトは、暫し頭を捻り合うのだが――。

藍「いえ、次は星熊勇儀もキックオフシュートはしてこないでしょう。
後半に入ったならばともかく、今は前半も10分程度残っている。
そして、私の見立てでは、あのシュートは体力を大きく消耗する。
そのため、次のキックオフでは温存をする可能性が高いと読みます」

ルナサ「……確かに。 地霊殿サブタレイニアンローゼスの攻撃の脅威は、
主に星熊勇儀の存在によるもの。 だから、彼女は疲労で早々に退場させる事は出来ない。
切り札は、最後まで取っておくと考えるのが普通か」

――結論として、彼女たちは次のキックオフに星熊勇儀はシュートを撃ってこないと予測して、
ポジショニングを行う事とした。撃ってこなければそれでよし。
もしも撃ってきた場合は、フィールダーの不要な消耗や負傷を防ぐ事になる。
そう割り切って、西行寺亡霊連合は次のキックオフに備え。

お燐「さとり様。 ……後はあたい達に任せて、ゆっくりとお眠りください。 な〜〜〜む〜〜〜」

さとり「……勝手に殺さないで、お燐。 私生きてるから。 元気だから。 だからその手押し車は片づけなさい」

空「う、うわっ!? さとり様が死んでるのにしゃべった〜!? これが今噂のキョンシー!?」

さとり「そしてお空は、こんな雑なブラックジョークを信じないで(……はぁ。 早速失点をしてしまうなんて。
やはり「彼」が言ったように、地上の壁は高いようね……。 私も、井の中の蛙となっていたようです)」

467 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:49:00 ID:gRtghU3c
地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーもまた、その士気を回復させながら
残された前半を戦うべく立ち上がる。 そして――。

ピィイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ、今度は地霊殿サブタレイニアンローゼスのキックオフで試合再開です!!
ボールは再び勇儀選手が持ったが、ひょっとしたらまた、あの超必殺シュートが飛んで来るのか〜!?」

勇儀「さて、どうしようかな……」

先着1名様で、

★勇儀の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パルスィ「パルパルパルパル……!」勇儀「――む? パルスィがなんかやる気そうだな」パルスィがドリブルに!?
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」
スペード→お燐「勇儀姐さん、あたいとお空にもうワンチャンちょ〜だい!」勇儀「しゃあないな。 ほれっ!」
クラブ→勇儀「まぁ、折角だからもう一発撃っとくか、『三歩必殺』」
クラブA→妖夢「う、うわあああああああ!!」勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」妖夢が無理やりタックルに!?

468 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 23:49:44 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6


469 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 00:00:00 ID:???
>勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」
勇儀だけに勇気ってか?

470 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/29(金) 00:04:44 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
恐らく、明日で前半が終わり、後半は前回試合のように特別イベントがなければ、
前半よりは早くに終わる予定です。
>>469
確かに似ていて遠目で見ていて判別つかないですね…w

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

471 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 17:21:30 ID:???
>「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
現象じゃなくて減少しちゃらめえええええええ
これ以上大した事なくなっちゃったら七人ミサキの仲間入りしちゃううううう

472 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 18:37:18 ID:???
最初から大したことなかったし岬枠ではないな

473 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:04:05 ID:???
というか、現状たいしたこと無いのか……
いや、そうなんだろうけど切ねぇw

474 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:08:15 ID:???
乙でした。妖夢「(ポストが……ポストが私を呼んでいる…………!!)」
最悪、妖夢は嫁にすればいいから大丈夫。
薬膳を覚えてもらわなければならんが。

475 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 21:07:43 ID:???
やっぱりいらない子じゃないかwww

476 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:45:34 ID:???
今の妖夢、なんかプロローグの鈴仙を見ているみたいだ
時間と労力はかかるだろうけど、何とかしてあげたいな

477 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:53:41 ID:???
時間と労力かかるなら他の使える奴さがすか味方を強くするべきだと思う
スランプから抜け出すにはまずはきっかけだしそれ与えれば放置でも割と何とかなるんじゃないかな?

478 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:20:35 ID:???
特訓できる程度まで好感度あげるのはいいとおもうけど、その後は仲間にまわしたほうがいいな。

479 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:25:35 ID:???
妖夢にジョアン、名監督ポジションの人間がいれば解決しそうな気がするけど誰でしたっけ?
じいちゃん?松岡?もうジョアン本人?

480 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:30:36 ID:???
たしかに味方強化、ウサギさん達の交流も疎かにはできないしね
つかささんの理解を深めるにはウサギDさんとも交流したほうがいいんだよね
あとは名無しウサギにしては能力高いけど、まだ覚醒していないウサギBちゃんとも交流したいね
妖夢を支援するにしても、しないにしても、しゃべるボール以外はウサギさんとの交流に当てるべきかな

481 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:34:34 ID:???
ウサギCとかも面白いと思うのじゃあ、ドリブル大王〜

482 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:36:04 ID:???
ウサギBurunoとかも面白いと思うのじゃあ、人気1位〜w

483 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:38:22 ID:???
ウサギBuro-rinも面白いかもなwカグロットォォォォォッ!!

484 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:40:31 ID:???
ウサギ達との交流は大事だしな。現状サッカーレベルが4だから特訓などで上げられる限界が51。
多分決勝トーナメントあたりでサッカーレベル上がりそうだから、そのタイミングで特訓して
上げられる限界まであげてから、難題のアイテムでぎりぎりまであげていきたいけどね。

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:48:00 ID:???
こんばんは、かなり遅くなりましたが、今日も更新します。
>>471
誤字りましたw
7人ミサキ……岬とはもはや概念であって個人ではないのですね(哲学)
>>472-473
初期の鈴仙が、中山やパスカルと出会わずこのまま大会に出ていたら…くらいの大したことなさです。
リグルやルーミア、ミスティアよりは強いですが、
妖夢はメルランや佳歩とどっこいどっこいくらいで、
星や空よりも格が一段落ちます。反町は決定力は低いですが、総合力的にはこのあたりです。
鈴仙や射命丸、そして来生はそれよりも一歩上のFWではありますが、
それでも、レミリアや魔理沙、今回の勇儀にはまだ及びません。
…と、いうのが今の幻想郷の大体のFW勢力図です(大体なので、完全に正しいとは限りません(汗))
>>474
乙ありがとうございます。まだ大丈夫です。
やはり私的伝説の選択肢「これからは私を妻として支えてほしい」が火を噴くのかもしれません。
>>475
多分料理は仕込まれてると思うので、少なくとも妻としてはいる子だと思います…!
>>476-477
妖夢のキャラ付けは元のキャラに加えて、「変われなかった鈴仙」を強くイメージしています。
どちらの意見も正しいと思います。
身近な仲間に手を掛ける事も、心配な遠くの未来の仲間に手を掛ける事も間違ってないです。
ただ、妖夢は個人的には色々手を掛けてやった方が伸びる子ではないかと思います。新田君的に考えて。
>>478
妖夢の評価値は既にある程度は高いですし上がりやすいので、
その辺りが一番無難な落としどころなのでは…と私も考えています。
むろん、皆様の選択や判定次第ではどうなるのか全くわからないのですが。
>>479
エーリッヒ(褌)ですかね…。互換キャラ(?)的に考えて。

486 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:49:25 ID:???
>>480-484
名無しウサギについては、まだまだこれから掘り下げていく価値はあるようになっていると思います。
フラグはないものの現時点でつかさに並ぶ総合力を持ち、パス力があるウサギBか。
個性的(?)なキャラでタックルフラグを持ち、ドリブルは案外悪くないウサギCか。
能力値的にはほかのウサギにやや劣るものの、つかさとの繋がりが深いウサギDか。
時間の都合上、全部のウサギを育てきる事は難しいですが、どのキャラを育てても決して後悔しない…筈です。
ウサギK「私もいるよ!」
ただ、ブルノさんは人気1位になった時の結果発表で消滅しましたし(すぐ復活したけど)、
ブローリン君は今頃スウェーデン国内にある氷河の中で氷漬けになっていると思いますので厳しいですね。

487 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:51:25 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6 ★
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」

勇儀「ま、たまにはドリブルで上がるのも悪かないかね」

ダッ……!

実況「おっと勇儀選手、ここは自慢の『三歩必殺』で行かない! ドリブルで中央に切り込んでいきます!」

結論として勇儀は、藍やルナサの目論見通りシュートを撃たなかった。
それは鬼としての慢心か、それともやはり体力面での制約か。
あるいは――「ドリブル突破でも、十分な勝機がある」……と考えたからか。
勇儀がどのように考えたからかは、西行寺亡霊連合のメンバーには分からない。
ただ一つ、真正面から勇儀のドリブルに相対した妖夢とメルランが分かった事は……。

勇儀「さぁて、愉しませてあげるから……!」

ド  ド  ド  ド  ド  ド  ド  !  !

妖夢「なっ、何この地響き……! これが、鬼のドリブルだって言うの……!?」

メルラン「あっはは〜〜♪ すごいすご〜〜いっ!!」

勇儀「―――駄目になるまで、ついてきなッ!!」

――星熊勇儀は、シュート以外のプレーにおいても、恐るべきパワーを秘めているという事だけだった。

488 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:53:16 ID:wrpXZILc
先着2名様で、

★勇儀→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★妖夢→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 勇儀、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がフォロー)(パルスィがフォロー)(藍がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀のマークがダイヤの時、「地獄の苦輪(+3、吹飛1)」が発動します。
勇儀のマークがハート・スペードの時、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。

489 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:53:59 ID:???
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=★

490 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:54:49 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

491 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:55:08 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ4 )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( スペード2 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=★

492 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:57:35 ID:???
地獄はやっぱり地獄だった。二人とも怪我かな?

493 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:59:42 ID:???
いやここはタックルは別判定のはずだから
妖夢改め地獄犬だけが怪我だな

494 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 01:02:19 ID:???
怪我させたなら、イエローぐらい出るかな?

495 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 01:04:40 ID:wrpXZILc
今回の判定、正確に結果を当てはめれば勇儀の反則によって妖夢が負傷…なのですが。
負傷を採用するとペナとかが入って描写がちょっとやりづらいので、
すみませんが妖夢の負傷をナシにして、メルランがボールをカット。
そして勇儀の反則はアドバンテージで流された……と、いう形にしようかと思います。
特例的な判断となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
(もしもサッカールール的におかしい、などありましたら仰ってください)

496 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:01:58 ID:wrpXZILc
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=54★
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=52
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=57★
≦−2→西行寺ボールに。

勇儀のドリブルはまさしく、彼女の二つ名でもある怪力乱神を模したかの如く強力にして無比。
大地を叩き割るかのような必殺の一歩が機関銃のように高速で放たれ続けるのだから、
それは既に災害であり恐怖の化身。

妖夢「………く、くそっ! 負けるもんかっ!」

ズザアアアアアアッ!!

――そのため、圧倒的な力量差を見てもなお、震えを振り払ってタックルに向かう事の出来た妖夢は、
まさに感嘆すべき存在であると評価しても良いだろうが……。
残念な事に、彼女はやはりまだまだ半人前だった。
つまり、タックルに向かう事自体は出来ても、体がその決断にイマイチ着いて来れていないのだ。
故に、妖夢はやや中途半端な体勢でタックルに臨む事となり……。

ガリィイイイッ!!

勇儀「おっと、ちょっと掠っちまったか」

勇儀にその足を若干削られてしまう。
負傷こそしていないのは不幸中の幸いであったが、妖夢はこれ以上勇儀に詰め寄る事は出来ない。
となると、後は楽しそうにキョロキョロ勇儀を見渡しているメルランしか頼みの綱が居なかったのであるが……。

メルラン「ひゃっほ〜〜〜! ボ〜ル寄越しなさいっ!」

ズザアアアアアアアアッ!! ―――バチイイッ!!

勇儀「ほう、鬼を恐れないのか。 アンタも中々に酔狂だねぇ」

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:03:26 ID:wrpXZILc
――常に躁のエネルギーを周囲にばらまき、常に前向きプラス思考のメルランは、
妖夢と異なって、何の恐怖も無くタックルに向かえており。 そして、それが結果として功を奏した形となる。
恐怖の無い、ある意味狂気的なタックルを前に、勇儀は思わずそのボールを完全に零してしまったのだ。

実況「おっと〜! ここでメルラン選手が守備でも魅せてくれた〜〜!
勇儀選手のパワー溢れるドリブルを、見事そのキレのあるタックルで刈り取ってみせます!
西行寺亡霊連合、前半終了間際に大チャンスか〜〜〜!?」

メルラン「え〜〜っと、こういう時はシュート……じゃなくって」


橙「メルランさ〜ん、こっちこっちー! 私がボールを前まで運んであげるよ!」

メルラン「マジで? んじゃお願いね〜!」

バシュウウウウッ、パシッ!

橙「ようし、地底の火車には負けないように頑張るぞ〜!!」

タッ……!

藍「(そうだ、それで良い。 私が碌に身動きが取れん以上、攻撃の起点は中央ではなくサイド際。
限られた空間を有効活用できる場所を探し出すんだ、橙……!)」

橙「(藍さまから指令だ。 周囲の面積を演算して、っと……!)」

藍の指示を受けた橙は、左サイドに大きく切り込みサイドアタックを仕掛ける。
相変わらず、実質的な中盤不在の地霊殿サブタレイニアンローゼスの突破は途中までは容易い。
しかし、ゴールまでおよそ30メートルには、古明地こいしという壁が存在し。
さとりが最も苦手とする、バイタルエリア――丁度読心能力の届かない境界にある――への侵入を困難にしている。
そのため、橙は考えた。 そして、その結果―――。

498 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:04:47 ID:wrpXZILc
橙「(簡単だよ。 近づくとボールを刈り取られるなら……もう、この場でシュートを撃っちゃっていいんだ!)
……メルランさんっ!」

バコッ……!

メルラン「あれ〜? い、良いのかしら〜〜〜!? こんな簡単にボール貰って!」

――それならば、いっその事割り切って、最初からさとりやこいしの能力の範囲外を狙い、
そこからシュートを決めていけば良いのではないか……と。
それを確かめるべく、橙は今にもシュートを撃ちたそうにしていたメルランにボールを渡す。
するとメルランは予想した通り、ただでさえ高いテンションをより高く跳ね上げて……!

メルラン「ようし、『ネオ・ファンタズム』」〜〜〜!!」

グワアアアアアアッ……!
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオン!!
      ――ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!!

さとり「させません……っ!」

――バッ!……バチイイッ!!

さとり「くうっ…!(なんて事。 また、ねじ込みに……!!)」

ヤマメとキスメのブロックを潜り抜けたこの必殺シュートは、
30メートルの距離が離れていてもなお、その威力のほとんどを保ち続けてさとりへと迫っていたが。
さとりはこのシュートをパンチングで前方へと押し出す事に成功していた。

そして、その体勢を少しだけ崩しながらも……さとりは確信する。
今は苦しい状況だが、ここを乗り切れば、前半を1点で折り返す事が出来る……と。
彼女は普段通りの静かな佇まいだけはそのままで、ダイレクトシュートに向かう妖夢をその三つの目で捉えた。

499 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:10:44 ID:wrpXZILc
妖夢「(い、今なら……今ならねじ込める……! 藍さんが出来たなら、私だって……!)」

バッ……!

さとり「『私だって、こんな細見小柄のGKくらいなら突破できる筈よ!』……ですか。
そう油断した事を、今度こそ後悔させてあげましょう……!
(このシュートさえ抜けば、残り時間からして前半を終える事が出来る……!)」

今、ここまでほとんどボールを触れていなかった妖夢は、
決死の形相でボールに追いつき――そして必殺のボレーシュートを放つ。

妖夢「(今、この場で決められなかったら、私は……!)―――食らいなさい、『待宵反射衛星斬』ッ!!」

グワアアアアアアアアッ! バッ……シュウウウウウウウウウウウウウウッン!!
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

先着2名様で、

★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧2→妖夢の待宵反射衛星斬が地霊殿ゴールに見事に突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(西行寺のコーナーキック)(橙がフォロー)(こいしがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

500 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:29 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=★

501 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:51 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤ5 )( 2 + 3 )=★

502 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:56 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:14:05 ID:???
妖夢のシュートはやはりさとりには通用しなかった……!
……と、いったところで今日の更新はここまでです。

皆様、本日もお疲れ様でした。



504 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:15:52 ID:???
乙です
妖夢が覚妖怪の補正を見せてくれたことに感謝
僕らのために役に立ってくれてありがとう!(ゲス顔)

505 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 06:05:15 ID:???
乙です。幽々子「妖夢、絶好の得点チャンスでも負けてしまったわねぇ…」

妖夢(土下座)「待ってください!ダークベンチネビュラ行きだけは!ご勘弁をー!!」

幽々子「覚悟しなさい、矢車くんか7人ミサキが待っているわよ」

妖夢「嫌だ!私は嫌だあああああっ!!」このあたりでヘタレすぎて覚醒強化w

506 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 07:52:22 ID:???
さとりのセーブ値は相当高いな。せりあいは低そうだけど覚妖怪があることを考えたら、
一対一も厳しそうだし、支配力の高さを生かして最大火力のシュートを打っていきたいな。

507 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:19:04 ID:???
反町をもってくれば、悟の心はボドボドダァになるから大丈夫(思考停止)

508 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:49:06 ID:???
パルスィがマンマーカー、お燐がサイドアタッカーだとすると相手で点を取れそうなのが
勇儀と空の二人だから乱打戦に持ち込むのもありかもしれない。
インビジブルデューパーなら力押しで決められそうだけど何発も打てるわけではないし。

509 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 09:40:56 ID:???
今の戦法見る限りだとさとり相手にはロングも有効みたいね
キックオフも展開しだいではあると見た

510 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 10:07:21 ID:???
そろそろパチェノート使うのもありかな。7とか8なら残りの数値は練習して、
小さい数値なら下手に練習しないで試合での覚醒も目指せば良い。
後に回してあと1で技を覚えるけど練習する時間が無いとかは避けたい。

511 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:08:24 ID:???
メルランはそのうちへばる、妖夢は地獄一直線
藍はパルスィが緑目を光らせている、随分厳しい戦いになってきた

512 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:29:00 ID:???
幽々子がオーバーラップして攻撃出来れば多少はね?

513 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 14:44:38 ID:???
みょんが美味し過ぎる!(キャラ付け的に

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:09:33 ID:???
こんにちは、今日はモチベと時間があるのでたくさん更新したいです。
>>504
乙ありがとうございます。
正直に言って、妖夢はさとりの強さの指標を示すために丁度良かったですね。
そんなポジションも新田君っぽいですがw
>>505
乙ありがとうございます。 まぁ、元々厳しい勝負だったので…(汗)
>>506
PA内に限定すると、萃香のパンチングをも軽く上回る程度には強いですね。
そして一対一は間違いなく幻想郷は勿論、世界でも最強です。
(それでも、永琳相手で引きがヘタれた場合は負けるかもしれませんがw)
ただ明確な弱点はありますし、バランスを崩されればPA内でも充分勝機がありますので、
かなり強いですが一流か…と言われるとまだそうでもありません。
さしずめ、今の姫様と同格程度でしょうか。
>>507
今の反町だったら、火力は妖夢以下ですね…(泣)
>>508
強力なシューターとなるとその二人になりますね。
さとりの体制を崩せるマインド系シュートも役立つかもしれません。
>>509
生半可なシュートでしたら、さとりのパンチングやキスメのブロックに阻まれますが、
鈴仙のマインドエクスプロージョン(威力59+α)や妹紅のネオヴォルケイノ(威力58)なら、
勝負になるかもしれません。 ただ、キックオフはちょっと厳しいかもですね。
>>510
そうですね。大会中の練習は、こうしたあと少しの数値を確実に届かせたりするのに使えば良いと思います。
効果が低くなっている、とは言えどもやはり明確に能力値を伸ばせるチャンスというのは貴重ですので。
>>511
まさに妖夢が頑張れるかどうかが、この試合のキーポイントになりますね。
>>512
幽々子もまた、幻想郷の有力選手の一人ですので、突破力は最低限兼ね備えています。
>>513
妖夢は良いキャラしてますよね。原作的にも、互換キャラ的にもw

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:11:42 ID:wrpXZILc
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=61★
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=67★
≦−2→地霊殿ボールに。

妖夢「(―――絶対に。 絶対に、絶対に絶対に絶対に決めてみせる!!)」

妖夢は低いボールを切り裂きながら、
ざらつく心を無理やりに沸騰させて、瞳をぎゅっと瞑って何度も自己暗示を繰り返す。
――『待宵反射衛星斬』。
月の光を帯びた狂気によって繰り出される、魂魄妖夢最大最強の剣技。
彼女は今まさに、その全力を解き放とうとしていた。

妖夢「(この技は絶対に、破られちゃあいけないんだ。 だって、この技は……!)」

――そして同時に。この技は妖夢にとっても、特別な意味を持つ技だった。

〜回想シーン〜

――それは大会が始まる1年ほど前。
鈴仙が中山達と出会うよりも、更に半年ほど前の事だった。

その当時、妖夢と鈴仙は、それぞれの主の気まぐれによって、
半強制的にサッカーチームを組まされていた。
夜の明けない異変時やその後の宴会に、花の異変。 それに加えて博麗神社の倒壊騒ぎなどで、
度々顔を合わせていた程度の仲だった妖夢と鈴仙。
そんな彼女たちが半強制的に居を同じくし、そしてサッカーでチームを組む事となり、どうなったか。

――結論から言うと、この二人は当初、最悪に相性が合わなかったのである。

516 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:15:25 ID:wrpXZILc
鈴仙「はぁ〜。 もうやってらんない! 師匠ったら、どうしていっつも私をこんな目に遭わすんですかぁ……」

妖夢「泣き事を言っていても始まりません。 こうなった以上、根気よく修練を重ねるしかないでしょうに…」

鈴仙「根気よく、って具体的にどうすんのよ。 師匠だったらちゃんとしっかり、私にどうすれば良いかを教えてくれたのに…」

妖夢「根気よくは根気よくです! 貴女も口ばっかり動かしてないでちゃんと練習してください!」

他者に流されやすい上、逃げ出し癖があり主体性が全くない鈴仙。
一人で抱え込み、糞が付くほどの真面目で融通が全く利かない妖夢。
始めてあったばかりの両者は、互いに全く正反対の性格をしており、
折角チームを組んだというのに、こうした内容の口喧嘩が絶えなかった。

鈴仙「(何よあいつったら。 結局は自分一人じゃ何も出来ない癖して、それを隠して偉そうに……!)」

妖夢「(何なんだろうあの人。 口を開けば師匠が…、姫様が…ばっかり。 自分の意思がないんじゃないかしら)」

―――しかし、こんな二人も能力的にはどっこいどっこいの半人前であり、
その上、お互い高いプライドを兼ね備えているなどの共通点があると気付き。
繰り返される強敵との練習試合を経る事によって……二人の間には、少しずつではあるが友情が芽生える事となる。

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:17:19 ID:wrpXZILc
小兎姫「見て頂戴、この弾幕美! ――『無指向性エキストラボム』っ!」

妖夢「う、うわああああっ……!」

ズザアアアアアアアアアッ!! ……バチイッ、ポロッ……ポムッ。

鈴仙「何やってるのよ妖夢。 この位、良く周囲を見てれば切り替えし先なんて幾らでもあったじゃない!」

妖夢「あ、ありがとう。 鈴仙……(最近こんなプレーが多いなぁ。
確かに、鈴仙の言う通り、私はちょっと、回りが見えてなさすぎなのかもしれない……)」

妖夢は、鈴仙の周囲への気配りの上手さと視野の広さ。
そして何より、捻くれたプライドの底にあるお人よしさと面倒見の良さを少しずつであるが認識し。

鈴仙「(うわっ、四人に囲まれちゃった…! 正直、ここは抜くのがきついし諦めたいけど。
やるだけ、やってみましょうか……!)――行きます、『ルナティックレッドアイズ』!!」

ブウ……ゥウン!!

名無し妖精達「「「「な、中々やるじゃない!?」」」」

妖夢「鈴仙、ナイスドリブル!」

鈴仙「あはは……たまたまよ、たまたま(わ、私でも……ドリブル突破出来たよ!
やっぱり、私もたまには妖夢みたく、勇気を持って突っ込んでみた方が良いのかしら……)」

鈴仙は、妖夢の一本気さ、誠実さに無意識にであるが感化され。
それと同時に、妖夢という少女はその堅苦しい正確や口調とは裏腹に、
自分以上に繊細な心と気高い誇りを秘めているのだと理解する事が出来たのである。

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:29:11 ID:wrpXZILc
そして『待宵反射衛星斬』は、そうやって鈴仙と心を通じ合わせた妖夢が、
彼女の力を借りて編み出す事に成功した、まさに鈴仙との友情の証。
つまり、そのシュートは、妖夢の本来の気質である真っ直ぐさに加えて……。

〜回想シーン終了〜

ギュウウウウウウッ! グルングルングルン……!!

さとり「(早いうえに……円に曲がる……!?)」

妖夢「(鈴仙が持つ、波長を操る能力を私なりに組み込んだこのシュートは……。
ただ、真っ直ぐなだけじゃない! 小刻みな波を描いて、敵のゴールを広く回転してから突き刺す!
鈴仙が変わったみたいに、私も、このシュートを決めて、自分を……変えてみせるっ!!)」

妖夢の必殺のシュートは、速さと技巧を高い水準で兼ね備えていた。
即ち、自身のように真っ直ぐで、鈴仙のように広がりを持つ。
今の妖夢が、これまでの自分に疑問を持ち、停滞していたとしても。
このシュートに関してのみは、妖夢は心の奥底で自信と希望を持ち続けていたのだ。

実況「あああ〜〜!! 妖夢選手、ここで大技『待宵反射衛星斬』だ〜〜!!
先程ゴールを決めた藍選手の『式神天降神』にも負けない威力で、
さとり選手が守るPA内を鋭く、時には柔らかく穿とうとしております!!」

……しかし。
妖夢にとってこのシュートが特別であっても、広い幻想郷の中では、このシュートは決して特別たりえなかった。
何故なら、妖夢の放ったシュートは、藍の『式神天降神』にも負けない威力……『でしか』無かったからだ。
つまり、そうなると――。

519 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:30:38 ID:wrpXZILc
さとり「(人を惑わす良いシュートですが、そのシュートが向かう先は結局として一本のみで単純!)―――ここは……左下です!!」

バアアアアアアアアアッ………バチイイイイイイイン!!

――バランスを崩しているとはいえ、先程よりは好条件。 その上、今度は芝の湿り具合もしっかりと認識できている。
そんな条件下では、さとりにとって、妖夢の特別なシュートとやらは単なるカモにしか過ぎない。

残酷に言ってしまえば、藍のように他分野においても高い適正を示している訳でも無いにも関わらず、
あくまで平均よりは上程度のシュートしか撃てない今の妖夢は。
……彼女がかつて並び立った鈴仙と比べると、一段どころか二段も三段も劣る、一弱小FWでしかなかった。

妖夢「そ、そん……な……!!」

そんな残酷な現実に妖夢は思わず、その場にがっくりと膝を突きそうになるが……。
こうした絶望には慣れているためか、辛うじてその赤がかった目を大きく開くのみに留まった。
そして実況は、妖夢の悲哀を同情などしてはくれない。
多くにとって、妖夢の心境よりも、試合の趨勢の方がよほど気になる事項であるからだ。

実況「あっと、ここは妖夢選手力みすぎたか〜! ボールはさとり選手のパンチングによって、
大きく中盤へと飛ばされていきます! そして、人数でその実力差を補った地霊殿サブタレイニアンローゼスの
ゾンビフェアリー部隊は無難にパスを回し、ロスタイムを消化していき……!」

ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖夢「前半、終了だ……!(やっぱりダメだった。 『待宵反射衛星斬』でも、やっぱりダメだった……!!)」

妖夢が呻くような声を上げたと同時に、前半戦は1−1のまま終了した。
試合としては、西行寺亡霊連合が積極的に攻勢を仕掛けるもさとりやDF陣の守備に阻まれ。
地霊殿サブタレイニアンローゼスは強力な主砲を備えていながらも、中盤の脆弱さにより
チャンス数を稼げずに終わってしまった形となる。
実況が喧しく両チームの健闘を称え、後半戦への期待を膨らませている中……。
妖夢は気丈にも立ち上がり、しかし、それ以上の言葉を出せない様子だった。

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:32:25 ID:wrpXZILc
ウサギB「……星熊選手がキックオフであんなシュートを撃った時はどうなるかと思ったけれど。
西行寺チームも中盤の支配力と最終ラインの守備力で優れていて、乱打戦には中々ならないですね……」

つかさ「――とはいえ、西行寺亡霊連合は全体的にオーバーワーク気味。
特に、FWのメルランさんとMFの藍さんは少し息を切らしているようです。
今までは何とか互角に押しとどめていたけれど、後半はどうなるか……」

鈴仙「そうね……(――『待宵反射衛星斬』がああも見事に決まらなかったとなると、
妖夢ったら今頃ひどく落ち込んでそうね……。
妖夢は私よりも気丈だけど、それだけに、挫折したら自分を責めて、私以上に深く傷つくでしょうから。
とはいえ、私が介入しても、試合開始前の様子を見る以上、逆効果になるかもしれないし……。
このハーフタイム、私は何をして過ごそうかしら……?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

521 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:33:10 ID:2taukhpw
AウサギD

522 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:35:19 ID:jiRN39yE
A つかさ

523 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:38:09 ID:cX1ieAPg
AウサギD

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 16:13:16 ID:wrpXZILc
AウサギD

鈴仙「(試合前には、つかさからDちゃんについて色々聞いたんだっけ。
今度は、Dちゃんの方から話を聞いてみようかしら……)ねえ、Dちゃん」

ウサギD「ふ、ふえっ? 何ですか鈴仙さま?」

鈴仙「(ちょっと怯えてる様子ね……。 まぁ、いくら時間が経ったとは言え、
あの勇儀さんの凄いシュートを見た以上は仕方がないかしら)うん、ちょっとおしゃべりしようと思って」

ウサギD「はいっ! おしゃべりしたいです!」

他のウサギ達と比べてもより一層幼いウサギDは、
鈴仙の呼びかけに対して心底嬉しそうな様子で答えてくれる。
それでも、表情には先程のシュートへの恐怖と不安が帯びてはいたが…。
むしろ鈴仙がこうして声を掛けてくれた事で、いくばくかはそれが緩和されているようだった。

鈴仙「(うんうん、Dちゃんは素直ね……。 さて、何の話題を振るかだけど……)」

A:つかさとの関係について。
B:つかさとのコンビプレイの構想について。
C:前半戦の凄いシュートについて。
D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。
E:ウサギDが今目指している選手像について。
F:特に話題を決めず、軽く雑談する。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

525 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:14:35 ID:+qYSF59+
E

526 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:15:43 ID:4jbBOEgA
A

527 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:17:02 ID:o7hvFVSw


528 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:47:22 ID:???
>D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。

松岡「頑張れ頑張れそこだそこだ諦めるな!絶対に頑張れ積極的にポジティヴに頑張れ!!北京だって頑張ってるんだから!!!」
松岡「気にすんなよ!くよくよすんなよ!大丈夫、どうにかなるって!ドントウォーリー!ビーハッピー!」
松岡「オウン・ゴールだって、立派なゴールじゃないか!」

妖夢「別世界の監督ェ…」

529 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:54:29 ID:???
鈴仙「ドンマイ妖夢! 私もシュートで何回へたれたか分からないわよ! ゴールできない!? 試行回数で押しきれば良いのよ!」

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 17:57:03 ID:wrpXZILc
A:つかさとの関係について。

鈴仙「(つかさとおしゃべりしてた時は聞けなかったし……)そういえばDちゃんったら、
昔からずうっとつかさと仲良しみたいだけど。 二人は姉妹だとか家族だとか、じゃあないのよね?」

ウサギD「はいっ、そうです。 でもEちゃん……じゃなくってつかさちゃんは、
私が今よりももっと小さい時から、ずっと一緒だったんです」

鈴仙「へぇ……。 じゃあ、幼馴染みたいな感じだったのね?」

ウサギD「そうなんです! えっと、えっとね……!」

つかさがそうであったように、ウサギDもまた深い絆で結ばれているパートナーの話題となると、
普段以上に饒舌になり、話し方も熱っぽくなる。
そのため、鈴仙は普段とは違ったウサギDとつかさとの関係や逸話について聞くことができた。
具体的には……。

先着1名様で、

★ウサギDの話→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ウサギD「実は私とつかさちゃんは元々ひとつの存在で、『ふゅーじょん』する事でひとつに戻れるんです!」
ダイヤ→二人が力を合わせて、力の強い妖怪を追い払ったという話。
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。
スペード・クラブ→つかさがウサギDにとっていかに大事な存在であるか…って、具体的じゃない!?

531 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:22 ID:???
★ウサギDの話→ ハート3

532 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:46 ID:???
★ウサギDの話→ ハート6

533 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 20:06:08 ID:???
ひまわり仮面がまた追い払われたか

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:31:25 ID:wrpXZILc
★ウサギDの話→ ハート3 ★
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。

ウサギDはやはりまだ子供らしく、ウサギBやつかさのように話は上手くない。
それでも、擬音語や擬態語を交えながら、気持ちを込めて楽しげに話してくれていたので、
鈴仙も頬を緩めて安心して聞く事が出来ていた。
そして鈴仙は、その中で少し興味深い話を聞く事になる。

ウサギD「つかさちゃんって凄いんですよ! 私が昔、こわ〜い獣の妖怪に出くわしちゃった時、
つかさちゃんが土台になって、こう、私の体を……ドカーンって!」

鈴仙「へえ……(それって、秋姉妹とかのやってる『スカイラブ』と似たような原理かしら…?
もしもDちゃんがそれを出来るようになれば、パスカットとかでも活躍できるようになるかもしれないけど…)」

ウサギDが話してくれたつかさに関する武勇伝の中に、
鈴仙はつかさが構想しているというコンビプレイのアイデアになりそうな話を見つけた。

鈴仙「(……もしも、二人が何か本格的に技を身に着けたい、って事になったら。
私がつかさにでも伝えてみましょうかしら。 ひょっとしたら、何かの役に立つかもしれないし)」

ウサギD「(やっぱり、つかさちゃんと一緒に試合に出たいなぁ。 でもそれには、もっと練習しないとだしなぁ……)」

そして、ウサギDはウサギDで、やはりつかさと一緒に試合に出たいという想いを強め。
今後の練習に対するモチベーションを高めているようだった。

*ウサギDの評価値がやや上がりました。
*ウサギDとつかさとのコンビプレイフラグのフラグ回収が進行しました。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:32:42 ID:wrpXZILc
鈴仙「さて……そろそろ試合が再開されそうね。 妖夢の様子はどうかしら……」

そして、試合再開の合図を機に鈴仙はウサギDとの会話を止め、
再びフィールドの様子を確認する。
観客席の鈴仙には選手のこまやかな表情までは分からないが……。
妖夢の様子はとりあえず落ち着いているように見える。
それを見た鈴仙はとりあえず安心して、暫くは黙って試合の趨勢を伺う事にした。

―――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ試合再開、今度は西行寺亡霊連合のボールからの試合再開となりますが……。
西行寺亡霊連合は、前半に引き続いて無難なボール回しで攻めのチャンスを伺っているように見えます!」

藍「(私達のチームは、数はともかく純粋な火力ではやはり地霊殿に劣る。
そして、一番古明地さとりと相性の良いメルランの体力が減って来ている事を考慮すると、
私達は遅行を連発するしかない……!!)」

厳重なマークを掻い潜りながら必殺シュートを撃った藍に加えて、
トリオプレイを多用しつつ積極的にミドルシュートも狙っていたメルランの疲労も考えて、
西行寺亡霊連合は前半以上の遅行を強いる。
これはやはり、地霊殿に対しては有効な手段ではあったのだが……
しかし、彼女たちがノーリスクで延々とボールを回し続けられる訳はない。

ルナサ「よし! ここはキープ力の高い橙にサイドチェンジを……」

勇儀「させないよ!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ、バチイイイッ!!

ルナサ「……し、しまった!!」

実況「ああ〜〜っと! 西行寺亡霊連合、後半10分で勇儀選手にボールを奪われてしまいました!」

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