キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。
そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。
609 :
森崎名無しさん
:2014/09/01(月) 23:44:31 ID:???
クラブAでネネちゃん思い出したw
610 :
森崎名無しさん
:2014/09/01(月) 23:50:08 ID:???
そりゃさとりが潰れたときにスタンバイしてるっしょ。
その内松山も剣もくるさ。
611 :
森崎名無しさん
:2014/09/01(月) 23:53:57 ID:???
それ地底じゃなくてふらのじゃないですかね?
612 :
森崎名無しさん
:2014/09/01(月) 23:56:57 ID:???
判定次第で四男(ディエンド)が出てきてメンバーが大変なことになりそう
613 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/01(月) 23:59:32 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
ダイヤが出たので早々にネタバレしちゃいますが、実は彼は本物の矢車さんではありません。
詳しくはまた明日の更新で書きますが、大体予想のつく展開になるかと思います(汗)
(元ネタファンの方にとっては肩すかしを食らったり、もしかしたら不快感を抱かれたかもしれません。
その方々には申し訳ございませんが、少しでも説得力があるよう描写していきたいですのでご了承ください)
>影山について
元々存在しないです。 偶々、誰か似た男が矢車という偽名を使っているだけですから。
>>600
カブトについては描写と一連のストーリーを考える為、少しではありますが視聴しました。
リアルタイムで見なかった事が、今更ながら悔やまれます。
>>609
ネネちゃんリスペクトですねw
ムリヤリこじつけたような病名が出て来るのもク○しんリスペクトですw
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
614 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 00:01:28 ID:???
乙です
そういや白髪とか言ってたもんね・・・俺が馬鹿だった
615 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 12:28:51 ID:???
矢車(松山) 影山(慈円手入) 剣(乱費怨) 海東(岬犬)
つまりこういうことか
616 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 21:55:43 ID:???
鬼もいることからJOKER引くと
響鬼勢+地獄兄弟(海東)+松山というチームになる
・・・響鬼と地獄兄弟ってベクトルが真逆だな
617 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 22:45:19 ID:???
ネネちゃん・・・初期の頃はヒロインしてたのに・・・
矢車兄貴も初期からの変貌がすさまじい人・・・いや、別人に近いか
618 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:39:16 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>614
乙ありがとうございます。
そこを読み取っていただけたのならうれしいです。
>>615
そんな感じに近いですが、影山以下は多分出てきませんw
>>616
矢車さんは半分キャプ森定番キャラ(?)かなぁ…と思って名前を出しましたが、
多分JOKERを出しても精々が私がギリわかる範囲の影山レベルですね。
JOKERの場合は、既存のキャラがより掘り下げられる形となっていました。
>>617
クレ○ん初期って岡本夏生がヒロインって思ってました(爆)
時代も変わりましたねぇ……
矢車さんは、最初はチームの調和を第一に考えてたという辺りも誰かを思い起こさせますね。
619 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:40:48 ID:???
★地獄の姉弟?→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→ハート+矢車という男が地霊殿に隠されていた経緯について。
矢車「…………」
さとりの呼びかけに対し、矢車と呼ばれたその白髪の男はピクリとも反応しない。 それは逡巡か、それとも単純な拒絶か。
その様子は扉を隔ててサウンドオンリーな鈴仙には当然分かりもしないが――。
勇儀「――まぁ、私とすれば強くて根性の曲がってないヤツだったらば誰も良いさ。
そして古明地、お前が弟と認める位だったら、そいつもまた性根はしっかりしてるんだろう。
とりあえず私は、矢車とやらの加入には反対しないよ」
ヤマメ「……って、勇儀姐さんが言うなら私やパルスィやキスメも文句ないよ。 たぶん」
パルスィ「勝手に人の意見を決めつけないで……!
飲み会で『とりあえずビールだよね?』って言って、有無を言わせずビールを強制する輩位妬ましいわ……!」
キスメ「……! !!」(←パルスィは誰が加入してもこんな感じなので大丈夫だよ! とアピールしている)
……代わりにここで、地霊殿の構成員以外の地底の妖怪達――勇儀をリーダー格とする4名は、
矢車の加入についてはどちらでも構わない、即ち中立の立場を表明する。
基本的に祭り好きで気楽に生きる彼女たちは、矢車の素性がどうであれ、なんとなく楽しそうならそれで良いのだ。
彼女は矢車を問い詰める代わりに、気軽に質問を投げかける。
勇儀「加入は置いといて聞きたいんだが。 矢車とやら、お前さんはサッカー……は、できるだろうが。
どのポジションが一番慣れてるんだい?
悪いがFWなら、お前さんの価値は半減するだろうからな、先に聞いといたよ」
矢車「……良いよなぁ、お前は。 地獄の世界でも前向きで。 俺には眩しすぎる……」
勇儀「あん?」
620 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:42:12 ID:???
さとり「――すみません勇儀さん。 彼はちょっと、言葉が不自由でして……。
誰が、何を聞こうともずっとこんな調子なんですよ。
なので、私が彼の様子を見て来た限りでお伝えしますが――彼は、大きなくくりで言えばMFに適正があります。
それも、トップ下やボランチ。 中盤を司り、選手を繋ぐプレイに最も長けています」
お燐「(そうなんだよね〜。 だから、さとり様がこいつの加入にこだわるのも分かるっていうか。
悔しいけど、こいつのサッカーテクはあたいやお空よりも上。
あたいの見立てじゃあ、基礎力だけなら、今日対戦した九尾の狐(藍)よりも上だからねぇ)」
空「(うにゅ? TOPPUSITA? BORANNTI? サッカーのポジションって、FWとMFとDFとGKだけじゃないの?)」
こいし「(ウチらのチーム、基本的に協調性0だからねー。
皆仕事はするから、なんやかんやでチームプレーはそこそこだと思うけど)」
そして、矢車はそんな彼女たちの友好的な手をも振り払い唾を吐きかける勢いで拒絶する。
そんな根性曲りな態度に勇儀は機嫌をやや損ねるが――そこは、さとりのフォローによって解決する。
彼女以外の地霊殿メンバーが矢車の事を快く思っていない以上、
彼はまさに、さとりが居なければここまで生きて来られなかったような気もする。
*****
鈴仙「(ふむふむ……矢車君とやらの適性は、トップ下かボランチ……っと。
う〜ん、もしも矢車君が凄い実力者だったとしたら、これで地霊殿の中盤の支配力は激増。
勇儀さんへとボールが渡る確率が抜群に跳ね上がるって事じゃない。 これは厄介ね……)」
―――鈴仙もまた、扉の向こうで有益な情報を得られた事に満足していた。
更には、実力主義者の地底の住民が、彼の実力不足については一言も口にしない事から、
矢車という選手の持つ実力は、相当に高いという事も推察される。
恐らくは、これだけの情報を持ち帰れば永琳に褒められこそすれ、叱られる事はないだろう……たぶん。
鈴仙「(でも。 後ちょっとは、この場に居て情報を聞き出すべきね……)」
621 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:43:58 ID:???
そして、鈴仙はこの場で得られる情報はこれだけでは無いと確信していた。
何故なら、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーによる会話はまだ続いていたし、
矢車という男の進退についてもまだ明らかになっていない。
それに……鈴仙にはひとつ、気がかりな点があったからだ。
鈴仙「(――私がかつて、中山さんから外界のサッカーについて話を聞いた時も……。
『矢車』なんて名前の男、絶対に話題に上った事すら無かった!
もしも彼が実力者だっていうなら、あの中山さんが……!
外界の病院で入院中、朝から晩までずっとサッカーの勉強ばかりしていた中山さんが、知らない筈がないもの……!!)」
今は鈴仙の近くにはいない、中山が残してくれた知識。
それが地霊殿サブタレイニアンローゼスに隠された、真の謎の存在を示唆してくれる。
鈴仙は自身の判断に強い自信を持って、偵察を続ける事とした。
*****
さとり「……勇儀さん達が彼を訝しむという気持ちもわかりますし、
お燐や空。それにこいしが、彼の陰鬱な態度を嫌う気持ちもわかる。
――なんせ、私にはその全ての感情が読めるのだからね」
勇儀「ははっ、それは面白い自虐ネタだ。 まぁいちいち心を読まんでも、私はそれを否定せんし隠す気もないがね。
確かに加入に反対しないとは言ったが、こいつについてもうちょい知りたいってのが私の本音さ」
お燐「さとり様……(私は確かに、さとり様の夢を否定し拒絶するこいつが許せない。
そして何より……こいつは、さとり様にこんなにも愛されているのに、それすらも拒絶している。
あたいにとっちゃ、それが一番許せないよ……!)」
それは先程の会話の続き。自嘲気味におどけてみせるさとりの言葉に、
勇儀は本心をあらわに頷き、お燐は内心を渦巻かせて押し黙る。
622 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:45:33 ID:???
矢車「……どうせ皆、俺の事を馬鹿にしているんだろう……? 笑えよ」
そして矢車は、幽霊というよりは機械のように、自身に潜む闇をぶちまける。
お燐が考えるとおり、その仕草や言動のすべてが世界への拒絶を示していた。
それを見たさとりはやはり、矢車という男の経緯について簡単にでも説明しておく必要があると悟り、
言葉を選びながら静かに口を開いた。
さとり「……今の矢車君には……この幻想郷……いえ。 この地底にやって来るまでの記憶。 それが一切ありません。
彼は自身を『地底の闇から生まれた存在』と語っていますが……私には、そうは思えません」
矢車「…………」
ヤマメ「あり? じゃあその矢車ってのは仮名だったの?」
さとり「そうです。 彼には今のような闇と絶望以外に何も無かったもので……。
私が、勝手に彼をそう呼んでいるだけなのです。 そして、私が彼を気に留める理由はそれだけでは無い」
こいし「へ? そうなの? 私はてっきり、お姉ちゃんがその人間さんがタイプだったから
テケトーな理由つけて新しいペットにしただけかと……」
さとり「……違うわ。 っていうかこいし、貴女は私を何だと思ってるのよ……」
冗談半分に茶化してみせるこいしを前にしても、さとりの表情は。
そして話を気持ち悪いくらいに押し黙って聞いている矢車の表情は一向に変わらない。
まるで本当に姉弟のようだ、と周囲の者がつい思ってしまう程に、二人の様子は時々シンクロするのである。
ぶっきらぼうにこいしの冗談を退けながら、さとりは再び真剣に語りだす。
さとり「……彼は、半年前の私が思わず興味を抱いてしまった程に特異な人間なんです。
何故なら、彼は……彼は、私の能力を以てしても、心を読む事が出来ないのだから」
一同「「「「………!?」」」」
623 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:46:48 ID:???
――そして、さとりが語った第二の理由に。
さとりの『心を読む程度の能力』を良く知る地霊殿サブタレイニアンローゼスの一同は、大きく驚愕した。
さとりの事を良く知らない、そして扉一枚隔てている鈴仙にとっては良く分からない事態ではあったが…。
どうやら、さとりの能力を以てしてでも心を読む事が出来ない、という事は非常に重大であるようだ。
さとり「――正確には、彼の心を読む事が出来る。
しかし、私には彼の心の闇しか見えない。 何故なら、その闇があまりに暗くて深すぎるから……。
人の心を一冊の本とすれば。 彼の本は、そのページ全てが、丸々黒く塗りつぶされているみたい」
ヤマメ「成程、そいつぁ確かに面白い話だね。 さとり様、あんたが妹さんの心は読めないってのは知ってるよ。
なんせ、あんたの妹さんはこう見えて常に意識が無い。 要するに心そのものが無いようなモンだからね」
空「だけど、その矢車さんにはこいし様と違って心がちゃんとあるのに。 それを読み取る事が出来ないってこと……?
さとり様は神様だって、幽霊だって、地獄の閻魔様の心だって読める筈なのに……!?」
空の言葉に対してさとりは首肯し――一同は改めて、矢車という男が持つ心の闇の深さを理解する。
つまり矢車は何も、冗談や酔狂で、地獄だの闇だの呟いていた訳ではない。
幼い乳飲み子が母親の名を呼ぶことしか出来ないように、今の彼にはそうした言葉しか考えられないのだ。
勇儀を含めた全員が鎮まる中、さとりは言葉を続ける。
624 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:52:15 ID:dSYX1r4E
さとり「――私は、サッカーで地底と地上の友好を結びたいと考えている。
しかしその一方で、矢車君のように心を閉ざし切って、すべてを拒絶してしまう者を救いたいのです。
かつて地獄の底から光を掴んだ、私自身のように」
お燐「(さとり様……矢車と昔の自分とを重ね合わせて……)」
過去の――サッカーを始める前のさとりを知るお燐は、ここでさとりが矢車に固執する理由の一旦を漸く理解する。
かつてのさとりもまた、今の矢車のように全てを拒絶し、その心を深く閉ざしていたからだ。
お燐の矢車に対する敵意が僅かに揺らいだ事を読み取ったのか、タイミング良くさとりは再び矢車へと向き直る。
さとり「傲慢な言い方になってしまうかもしれませんが――矢車君。 私は……貴方を、助けたいのです。
かつての私のように、心を閉ざしてすべてを否定している貴方の事を。
そして……助けてほしいのです。 理想を抱きつつも、それを叶えられぬ非力な私達を」
その芯の強さを示しながら、さとりは改めて、矢車に手助けを要請する。
矢車はそんなさとりの姿を見て、沈黙を破り……。
先着1名様で、
★地獄の回答→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER・クラブA→矢車「俺と一緒に地獄に落ちよう……。 真っ暗闇の無間地獄で、ずっともがき苦しもう」さとり「えっ…?」
おっと矢車兄貴、ここでさとりに渾身のプロポーズ(?)だ!?
ダイヤ・ハート→さとり「お願いします……!」矢車?「(……この、女は…? 見覚えがある……?)」何かを思い出しそうな様子だ!
スペード→矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」前向きな様子だ!
クラブ→矢車「……決められんな。 お前には、俺の地獄の優柔不断を笑ってもらおうか……」保留にする様子だ!
625 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 23:52:44 ID:???
★地獄の回答→
スペード6
★
626 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 23:52:55 ID:???
★地獄の回答→
スペード4
★
627 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 23:52:58 ID:???
★地獄の回答→
ダイヤ10
★
628 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 23:53:43 ID:???
★地獄の回答→
ダイヤK
★
629 :
森崎名無しさん
:2014/09/02(火) 23:54:43 ID:???
プロポーズwww
630 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/02(火) 23:58:35 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>629
JOKERだったらこれでさとり様が落ちていました。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
631 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 00:09:28 ID:???
>>629
笑うなあああああ!!
乙です
確かウカ姐さんに対してのセリフでしたね、確かこの後の展開は・・・
あ、ギャグシーンや
632 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 02:43:06 ID:???
矢車さん(仮)にハチマキ見せたら何か思い出しそう
余計酷い状態になるかもしれんけど
633 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 08:19:10 ID:???
あ、あくまたん…
634 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 16:48:57 ID:???
ああなるほど、今までハチマキ使わなかったのは地霊戦で矢車(仮)の参戦に合わせたかったからか!
初期の描写で出るのは反町と並んで分かりやすかったが、これは確かに良いタイミングだな
635 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 16:51:54 ID:???
絶対考えすぎだと思うw
636 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 16:57:18 ID:???
ハチマキ無事に帰ってくるんだろうな?
637 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 18:26:31 ID:???
矢車 こいし パルスィ この面子を見る限りだとドリブルよりパス攻めワンツー攻めが有効
3−6−1でパスコース増やしまくって攻撃も守備も支配
縦ポンに弱いけどDFにクリアー強いの置くかロングパスをウサギDの合体技で楽々カットで対策可能
実行を考えるなら早めにウサギDとつかさの合体技を鍛えるのもあり
638 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:05:36 ID:???
みたかんじそこまでブロック位特化した選手いなさそうだしさとりもミドルに弱いだろうし
中距離からのブースターを狙うべきか
永琳もいるからキープ力もあるだろうしとにかく星熊童子に撃たせないように行動すれば
そこまで苦戦しないだろう
問題は妹紅を星熊童子をつぶすためにFWにするか空を叩き落とすために使うべきか
639 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:09:56 ID:???
妹紅で遊戯王つぶすのになんでFW?ゴール狙いで普段より前目に置くならまだわかるけど
640 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:21:08 ID:???
キックオフシュートにはタメが必要だし強いタックルがほしい
鈴仙の足が速いを利用して少し時間を稼いで妹紅で奪い去るという戦術
撃たれたら決まる可能性もそこそこあるしいろんな味方が吹っ飛ぶし
出来れば未然に防ぎたいから
641 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:22:09 ID:???
単純に現状の妹紅のタックルだとエースキラーさせるには物足りなさすぎる
タックル48なのに過大評価すぎ、技が発動さえすれば強力とはいえ
642 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:23:47 ID:???
それじゃあどうやって止める?
643 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:25:13 ID:???
そもそも前線での守備強化目的ならパスカルの名前が上がるのが妥当
644 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:28:18 ID:???
あ、そうかすっかり忘れてた
645 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:30:19 ID:???
向日葵のドリブルを抑えたのに忘れられるとは…(涙)
646 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:32:11 ID:???
ごめんね、あの向日葵、想定外なほど大したことなくってすっかり記憶からぶっ飛んでたwww
んーでも実際パスカルだけで大丈夫・・・だよね、鈴仙の狂気の瞳が効かない
可能性が高いからちょっと怖いけど
647 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:34:14 ID:???
パスカル・タックル51+3(1/2)だから
カット率は妹紅より上じゃない?
648 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:36:00 ID:???
というかFWなのにチームのタックル最強はパスカルじゃね?
日向といいシュナイダーといいDFの面目潰しまくるなあ
649 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:38:51 ID:???
いや、そうなんだけどね、キックオフシュートが成功するかどうかってさ
撃つ前に行けるかどうかってまず判定があると思うのよ
パスカルだけだとたぶん2分の1くらいで撃たれるんじゃないかなって思ってる
で、キックオフって鈴仙を含むと-2される可能性がそこそこある
俺が作者なら無効化できるスキルか何かを用意しておくと思う
それを踏まえてちょっと考え中
650 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:41:23 ID:???
>>648
ほ、ほらテクモの4ではボランチにコンバートしてたから
651 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:46:58 ID:???
ルールしだいでしょ
現行ルールだとキックオフシュートは阻止不可能
652 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 20:48:53 ID:???
おお、向日葵忘れられてしまうとは情けない…
完全に口だけだった雨わかさぎと一緒に七人ミサキに加入するがいい
653 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 21:17:01 ID:???
正直キックオフシュートはライフスプリングインフィニティにまがせて、
ブロックは放棄でもいいとおもうけど。
ブロックにいってもほぼ間違いなく吹き飛ばされて怪我のリスクも背負うことになるし。
654 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 21:21:03 ID:???
うん、三歩必殺に関してはブロックどかすが正解だと思う。つかさが死んじゃうし
でもキックオフシュートならGKは勝負でもいいと思う
試合見る限りじゃキックオフ打てる数もそこそこ限られてたし
中盤勝負に勝てば他のシュート数も抑えれるから
655 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 22:10:56 ID:???
キックオフシュートにGKが勝負した場合
三歩必殺 64フリー補正+2 吹飛係数0
たすけてえーりん! 60 50m補正+4 +1/4で+2
とめる!が発動してようやく互角といったところか。
656 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 22:15:25 ID:???
キックオフシュートだから弾ければねじこみの危険も少ないはずだから
距離があるなら堂々と勝負でもいいとは思う
え?セットプレイで近くから打たれたら?死んだふりでしのごうw
657 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 22:47:43 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>地獄のプロポーズについて
正直何を言ってるのか良く分からないですね…w
>地獄のハチマキについて
今は鈴仙の手によって厄払いされているので、そうひどい事にはならない筈です。
むしろ、鈴仙がこの地獄イベントに主体的にかかわるためのキーアイテムになる…かもしれません。
>地霊殿戦の作戦について
色々と考えていただきありがとうございます。
パスカルのタックルは今や永琳よりも強いですね。
今回の試合だけで、また鈴仙と組む2トップの片割れとしてFW要因を考えると、
全線の守備を重視するならパスカル、さとりの弱点のミドルを狙うなら妹紅、
力と手数で押し切るなら永琳、そして愛があれば佳歩…になるでしょうか。
キックオフシュートについてですが、ウィキペディアを見ると、
「キックオフを行わないチームのプレーヤーは、センターサークル内(ボールから9.15m以内)に侵入してはならない」
となりますので、キックオフ前にタックルへ行けないのかなぁ……と、考えています。
>案外大したことなかった向日葵さんとわか姫ちゃんについて
両者ともちょっと先にハードルを上げ過ぎちゃったかもしれませんね。
どっちもチェンジフォームする前の方が活躍していたかもですが、
特にわかさぎ姫についてはそもそも判定自体少なかったんで許して下されば幸いですw
658 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 22:48:27 ID:???
勝負は分が悪いしできるだけしたくないな
回数が少ないけど確実に止めたい派
659 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 22:50:09 ID:???
★地獄の回答→ スペード6 ★
スペード→矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」前向きな様子だ!
さとり「矢車君。 私達は……勝って、光を掴まなくてはならないの……!」
熱を帯びた口調と瞳で矢車を説き伏せるさとり。
そんな彼女の表情は憂いと熱情が入り混じり、大抵の男の庇護欲を掻き立てるに十分である。
しかもその上顔立ちは、容姿は、まるでお伽噺に出て来るお姫様のように美しく愛らしい。
始めてさとりの姿を見た者は誰もが、彼女が妖怪の中でもあまりに醜くおぞましい、
『覚』の一種であるとは思わないだろう。
矢車「…………」
しかし当然、地獄の闇に覆われた矢車の心は……さとりの表情だとか顔立ちだとか。
そんな単純な、一時の色情で揺れ動いたりなどしない。
もしも彼が他者に心を動かされる場合があるとしたら、それは上辺の美しさや優しさでは無く。
矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」
――自分と同じ、闇の住人に対する見えない共感。
自身と同じ闇を抱き、世界から見捨てられ、全てを失った事のある者しか分からぬ絶望。
矢車はこの時、さとりの言葉に辟易としながらも……彼女の瞳の奥に宿った闇を見逃してはいなかった。
矢車「……はぁ〜。 良いよなぁお前は。 闇の世界でも前向きで」
さとり「は、はぁ……(闇の世界って、地底の事で良いのかしら……?
しかし、不思議な気分です。 彼の真っ黒な瞳を見ていると、
逆にこの私が、矢車君にその心を見透かされているような……)」
――だからこそ、矢車は拒絶では無く、(彼なりの)親しさを籠めたため息でさとりの言葉を受ける。
660 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 22:52:31 ID:???
矢車「……お前が光を掴むというならば、俺は止めないさ。 しかし……俺達には幸運の女神など付きはしない。
付くとすれば魔物。 そう……地獄の闇より這い出でし、角と牙が生えた三本頭の魔物だ」
さとり「……重々承知の上です。 私は、最初からそんな都合の良い菱形王の女神なぞ期待していません。
期待すべきは、始めから今まで、ずっと私に着いて来てくれたお燐とお空。
そして、力を貸してくれた勇儀さん達に……矢車君。 貴方の力です」
矢車「……漸く、良い顔をして来たな。 光を掴もうともがく、醜い闇の魔物の顔だ」
さとり「……ふふ。 真正面からそう言っていただく方が、私にとっては嬉しいです。
ええ、私は醜く卑しい覚。 それがおこがましくも光を掴む……だとか言っているんだもの。
さぞかし滑稽でしょうね。 ……笑っても、構わないわよ」
さとりの理想は、単純な綺麗事では無い。
地底の闇を知り、地獄を経験し――その上で、彼女は尚、光を掴もうとしている。
先程までの儚げな懇願と、今のさとりの強かに歪んだ唇は対照的ではあるが。
矢車は、今のさとりの方が良い顔をしていると思った。
矢車「お前は……地獄を知りながら……そうも光を欲するか。
光はあんなにも眩しく、苦しく、そして辛い物だというのに……」
そして、同じ闇の住人たる矢車にとって、さとりの覚悟は理解しがたい物だった。
何故この女は、理想論を甘えと知りながら、それを信じようとするのか。 何故、ろくでなしの癖に光を掴もうとするのか。
その先には、手痛いしっぺ返しが待っているというのに……。
さとりは、そんな矢車の問いかけに、今度は素直に笑ってこう答えた。
さとり「……そうですね。 私は、サッカーを通して知ったからでしょうか。
――真夜中の闇にあっても、暗い地獄であっても太陽が輝く……『白夜の世界』が、この世にはあるという事を」
矢車「『白夜の世界』……?」
――矢車は始めて、さとりの言葉に純粋な興味を示した。
661 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 22:54:09 ID:???
*****
鈴仙「(なんかネガティブな雰囲気しか、扉越しの私には伝わってこないけど。
結局矢車って人は試合に出るの? 出ないの? それがちょっと、良く分からないわねぇ……)」
鈴仙は扉にピッタリ張り付いて、気配を殺しながら必死に会話を聞き取ろうとしていたのだが……
サッカーコートスタッフ「あの〜、お嬢ちゃん? そろそろ定期清掃の時間だから、
邪魔だしどいて欲しいんだけど……」
鈴仙「ふ、ふわっ!?」
サッカーコートスタッフ「お嬢ちゃんってここのチームの人?
控室の人達にさ、掃除したいから、反省会は自分らの家でやってって伝えてくれないかな?」
鈴仙「い、いや〜。 その。 ……お疲れ様ですごめんなさ〜い!?」ダッ!
サッカーコートスタッフ「あっ!? ……別に逃げなくても良いのにねぇ。 ま、いいか」
ここでスタッフさんによる思わぬ邪魔が入り、情報収集は敢え無く水入りとなってしまう。
覗き見がバレるというよりも、素がビビリでチキンハートな鈴仙は声を掛けられた事自体に焦ってしまい、
そそくさとサッカーコートを逃げ出してしまったからだ。
鈴仙「(でも、まぁ……引き際としては丁度良かったかな? 敵チームの情報はそこそこ手に入ったし、
矢車って人がどうなるかは……まだ分かんないけど、とりあえず存在だけは知ることが出来たし。
これ以上籠っていても、あまり良い事なかったかも)」
――しかし、この偵察で鈴仙に十分な情報が手に入った事は大きい。
ただ一つ、扉越しからでは、矢車がさとりに興味を見せていた様子までは掴めなかったため、
鈴仙の主観では、矢車の進退は良く分からないと結論を付けざるを得なかったのだが…。
662 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 22:56:01 ID:???
鈴仙「(何となく、出そうな気がする……。 気だから、ドヤ顔で言っても、師匠に突っ込まれてボコボコにされそうだけど…)」
……しかし、扉越しから感じた地獄の波動。
それが今日の試合のように不発で終わり続ける事はないだろうと、鈴仙は密かに確信していた。
*「矢車」と名乗る男が地霊殿サブタレイニアンローゼスに加入しているとわかりました。(ポジションはMF)
*矢車とさとりの互いに対する評価、 矢車→(興味?)←さとり が判明しました。
663 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 22:57:12 ID:???
――そして、鈴仙が偵察に励んでいた頃。スタジアムで試合の感想を述べ合う人妖に紛れ……。
一人の政治家と一人の詐欺師は、その計画を次に進めるべく議論していた。
神子「……どう思いました、彼女について?」
岬「――そうですね。 誠実で真面目な風を装いながら、
その内心ではプライドが異常なまでに肥大し、同時に他者への不満が育っている。
しかしそれに蓋する理性が、本性の解放を、痛みと引き換えに防いでいる……。
――そんな感じでしょうか。 僕の周囲にもかつて良く居た、中途半端な完璧主義者です」
神子「素晴らしい。 才能もあってか、君は良く人を見ているようだ。
――ただ、私の見立てでは、彼女は……君の周囲に居たような三下には終わらないと思うけど」
岬「……感じたんですね、彼女に集まる、夥しいまでの向上心――すなわち、欲〈デザイア〉を」
神子「ええ。 昔初めて会った時はそれが希薄だったけど……誰か近しい人による影響もあってか、
ここ数か月で爆発的に顕在化したみたいね。 ……即ち、これは利用しない訳が無い。 っていう事よ」
岬「貴方が僕をここに呼んだ理由がわかりましたよ、太子様。
確かにこの仕事をするには、貴方は敵意を持たれているでしょうし、
布都さんはアh……純粋すぎるし、屠自古さんは押しが弱すぎる。
貴女の娘とやらが別の仕事を遂行中で、青娥さんが海外へ行って居なければ……。 ――後はもう、僕しかいない」
神子「そういう事。 私には優秀な家臣は居れども、君のような『詐欺師』は他に居ない。
彼女を我々のプロジェクトの一員へと引き込むよう、手伝って欲しいという訳ね。 ……早速、今から行ける?」
岬「風を吹かす程度なら、なんとか」
神子「それは頼もしい。 では、行って来て貰いましょうか」
岬「ええ……すべては、人間の道の為に(――何だかんだ言って、彼女の臣下という立ち位置も悪くはない。
やはり僕は、絶対的なナンバーワンを補佐する位置が向いている……と、いう事かな)」
664 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 23:03:05 ID:???
半年の時を経て、すっかり有能な秘書と化した岬の後ろ姿に、
聖徳道士・豊聡耳神子は大きく満足しながら彼の仕事を見送る。
政を志すには基盤も人材もあまりにも脆弱な彼女達であったが、
進みだす局面に向けて、一早く布石を打ち始めていた。
神子「(――そう。『彼女』の才能は、我が『ハイパー・カンピオーネ』計画の中核を為すに相応しい。
彼女に秘められた力、我々が真っ先に手に入れさせて貰おう……!)」
665 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:04:31 ID:???
ハイパー・カンピオーネってすごくパチモンくさいんですけどw
666 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:06:02 ID:???
カンピオーネ・・・ヒドラ・・・うっ、頭が・・・!
667 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:06:51 ID:???
大したことないフラグですね わかります
668 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:09:49 ID:???
みょんな事になってきたな
669 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 23:20:14 ID:2OLT6BgU
そして、視点は再び鈴仙に戻る。
試合観戦を終えて永遠亭へと戻ってきた鈴仙は、
博麗連合対命蓮寺ロータスとの試合を観戦していたメンバーと合流する。
鈴仙「お疲れ様です、姫様。 試合はどうでした?」
輝夜「んー、まぁ中々面白い試合だったわねぇ。
特に後半55分、敵のDFモコザキが屈辱の顔面正直者の死オウンゴールをかますところとか」
妹紅「勝手に試合をねつ造するな!? しまいにゃ火にくべるわよ!?
というか後半55分ってロスタイム長いなオイ!?」
パスカル「ま、まぁまぁ落ち着いて下さい、モコウさん、カグヤさん……
(ケイネ先生やレイセンはいつも、こんな面倒な仲裁をやって来たんだなぁ……。正直、尊敬するよ)」
輝夜達が案の定アテにならない事もあり、慧音やてゐが名無しウサギ達の面倒を見ている事から、
鈴仙は、何故か普段よりも自分に対して優しいパスカルから試合の内容を聞き出す事になる。
パスカル「試合についてなんだが、結論から言えば4−1で博麗連合の勝ちだ。
命蓮寺は優秀なコマが揃っていたが、博麗連合は……やはり、タレントの量も質もそれをも上回っていた。
で、具体的な情報やデータについてなんだが……」
670 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 23:21:42 ID:2OLT6BgU
試合の内容だけならば、毎朝の花果子念報を見れば事足りる。
しかしこうして観戦をする理由は、やはり敵チームの仔細な能力や技を見極められる為である。
鈴仙はパスカルの説明を聞き、少しでも現在の博麗連合の実力を把握しようとして……。
先着1名様で、
★パスカルの情報→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→パスカル「さて、これが博麗連合スタメンの能力値データと必殺技リスト集だ」鈴仙「てゐよりも、ずっとこまかい!!」
ダイヤ→一部選手の能力値の一部が判明した。(更に分岐)
ハート・スペード→普通に新聞で読むよりは傾向がつかめた。
クラブ→普通に新聞で読んだ程度しか分からなかった……
クラブA→パスカル「実は、カグヤさんとモコウさんが大ゲンカしてフィールドは文字通り炎上。 試合は没収試合になったんだ」
鈴仙「はぁ〜っ……(クソデカため息)」
671 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:22:06 ID:???
★パスカルの情報→
スペード10
★
672 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:22:14 ID:???
★パスカルの情報→
ハート6
★
673 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:22:31 ID:???
★パスカルの情報→
ハート5
★
674 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:42:23 ID:???
何がプロジェクトだ
貴様は甚だしい勘違いをしている
ハイパーは英語で、カンピオーネはイタリア語だ!
675 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/03(水) 23:49:38 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>ハイパーカンピオーネについて
いわゆる第三極です。
各所各所に案外大したことない要素を滲ませていますが、
案外大したことないチームとして設定しといたら、逆に強くなる現象もあるかもしれません。
それでは、本日もお疲れ様でした。
676 :
森崎名無しさん
:2014/09/03(水) 23:50:29 ID:???
岬と神子、ヒドラ(笑)臭がぷんぷんするぜぇ
677 :
森崎名無しさん
:2014/09/04(木) 04:28:39 ID:???
欲望、解放、大したことない
どこかで見たり聞いたりしたような・・・
678 :
森崎名無しさん
:2014/09/04(木) 05:14:36 ID:???
ん?一失点したのか、森崎がなのか?
679 :
森崎名無しさん
:2014/09/04(木) 07:21:28 ID:???
無理なオーバーラップで失点した?
1失点してもオーバーラップ起点で2点3点とれればプラスだけど
680 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/05(金) 00:05:17 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>676-677
訳あり風な紫と違って、神子と岬は割とわかりやすいヒールになりそうですね。
なので小物臭い感じがするのは意図した通りです。
>>678-679
森崎じゃなくて、萃香がGKになっています。
16スレ目の
>>480
くらいで萃香に得点王・アシスト王・最優秀GKになるとハッタリかましたのが原因かもしれません。
……楽勝試合と判断して、上手い事言いくるめて点と支持率を稼ぎに来たのかもしれませんがw
681 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/05(金) 00:06:26 ID:???
★パスカルの情報→ スペード10 ★
ハート・スペード→普通に新聞で読むよりは傾向がつかめた。
パスカル「……そうだな。 まずは試合開始時のフォーメーションから書かせて貰うんだが――」
パスカルはそう言って手元にある紙きれを拾い、
日本人顔負けの達筆でサラサラと両チームの陣形を書いてくれる。
パスカル「命蓮寺ロータスはともかく、博麗連合のフォーメーション……。
――というか、とある選手の起用が非常に面白かったんだ。 具体的には……っと」
パスカルは言葉で示す代わりに、鈴仙に陣形を書いた紙を見せてくれた。
その紙には、両チームの陣形が次のように記されていた。
−−@−− @萃香
−−A−− A玄爺
B−−−C B天子 C中里
−−D−− D衣玖
E−−−G E針妙丸 Gアリス
−−I−− I霊夢
−−−−J J森崎
F−H−− F小町 H魔理沙
博麗連合2014:3−4−3
命蓮寺ロータス:4−5−1
−−H−− H星
−I−G− Iマミゾウ Gぬえ
−−−−−
J−E−F J村紗 E白蓮 Fバケバケ
−−−−−
−−D−− D響子
C−A−B Cバケバケ Aナズーリン B小傘
−−@−− @一輪
682 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/05(金) 00:07:50 ID:???
鈴仙「(命蓮寺は……前に私達と試合した時とおんなじみたいね。
そして、博麗連合は――あれ、『ハクレイタイプ(左ウイングにスペースを空け、I番の位置を上げた変則4−3−3)』
じゃないんだ。 I番の攻撃参加が多くなる陣形だから、霊夢がめんどくさがったのかなぁ……?)」
一見すると、両チームともにオーソドックスなフォーメーション。
鈴仙は始め、一体どこが面白かったのかがイマイチ分からなかったが……。
鈴仙「――って、森崎君が……FW!?」
パスカル「……そうだ。 どうやら博麗連合は守りよりも攻撃を重視してきたみたいだな。
レイセンもナカヤマあたりから聞いた事があるだろう?
全日本Jr.ユース最優秀GKの森崎有三。 ―――その、恐るべきドリブル能力を」
鈴仙は静かに頷く。
鈴仙「……普通にやって、ドリブル特化の射命丸さんや来生君をも引き離す程度。
そして、一度本気を出したら――師匠や霊夢をも超えた最強のドリブラー……でしょ」
パスカル「その通り。 実際、Jr.ユースで俺たちと当たった時もアイツはFWで出場していたしな。
当時はシュート力やパス力は低めだったが、その圧倒的なドリブル力で2アシストを挙げていた。
エイリンさんや、今日見て来たレイムさんとはまたベクトルは大きく違うが……。
――俺からしたら、ユーゾー・モリサキもまた天才だったよ」
鈴仙「パスカル君にそう言わせるなんて。 余程森崎君のドリブルは――って、アレ?
『当時は』シュート力やパス力は低め……?」
その時のパスカルは楽しそうな、しかし内心では戦慄したような笑顔を取り繕っていた。
パスカルの言いぶりに疑問を覚えた鈴仙に対し、パスカルは重々しく言い放つ。
パスカル「――誤算だ。 モリサキのフィールダー能力は、何があったか向上してやがる。
それこそ……FWとしても十分本職を張れる位に、だ」
683 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/05(金) 00:09:02 ID:???
〜試合の回想〜
実況「さぁ〜〜!! 命蓮寺ロータスは堅調なパス回しで相手の実力をうかがっておりましたが、
前半10分! ここで右SHのアリス選手の『上海人形カット』によってボールを奪われる!
流石はパスカットならば幻想郷最高峰の実力を持つ、孤高の人形職人!」
アリス「――サッカーはブレイン、この程度は楽勝ね。
(さてと……効率的に考えれば、ここは後方の衣玖に渡して溜めを作るか。
それとも、圧倒的な突破力を持つ霊夢にパスなんだけど――)」
森崎「おいアリス! 俺たち友達だろ!? だからボールくれよ!」
アリス「(ハッ!? と、友達……!?)――ええ分かったわ森崎!」
バコオオッ!!
森崎「(へへっ、ちょろいぜ)」
実況「そしてここでアリス選手、前方右のウインガー、森崎選手にボールを渡しました!
そして森崎選手、そのままドリブル突破か〜!?」
星「そ、そうはさせませんっ!?」
ぬえ「正体不明のタックルで怯えて死ね!」
パスカル(解説)「――モリサキのドリブル力が幻想郷でも並外れている事は、
博麗連合がやっていた幾つかの練習試合で、他のチームの人間も分かっていた。
だから当然、相手はモリサキを警戒マークしていた。
正直、アリスさんとやらがここでモリサキにパスを出したのは判断ミスだと思ったんだが……」
684 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/05(金) 00:10:50 ID:???
森崎「へっ、誰がドリブルで行くって言ったよ!?」
グワアアッ、バコオオオン!!
星「ぱ、パス!?」
ぬえ「やべっ、一流とは言えないまでもうめっ!? パス力51はあるんじゃねコレ?」
魔理沙「サンキュ、森崎!」
実況「そして森崎選手、ここは見事なパスでマークを掻い潜り。 前線の霧雨魔理沙選手へと上手く渡します!
そのまま魔理沙選手、右脚を大きく振り上げて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
魔理沙「くらえ命蓮寺ロータス! これが私の……『マスタースパーク』だ〜〜〜!!」
グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
ドッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!! ビィイイイイッ………ンン!!
ナズーリン「まだだ、『超高感度ペンデュラムガード』……! でも、ダメか……!?
(だが……威力は多少なりとも減衰された。 これならば――!!)」
一輪「残念だったわね! その程度なら……『華麗なる親父時代』、突入よ〜〜〜!!」
グオオオオオン!! ブウウウン、バチイイイイイイイイ……ッ!!
魔理沙「な、なにィ……!?(私の『マスタースパーク』が、完全に防がれた……!?
くそっ、やっぱりこの技もそろそろ時代遅れなのか……!?)」
実況「ああっとここで一輪選手と雲山選手!
合体セービングで、魔理沙選手の十八番、『マスタースパーク』を封殺して見せました!!」
森崎「(ちっ、折角俺様のアシストが決まると思ったのに)」
685 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/05(金) 00:18:01 ID:???
〜回想一旦終わり〜
パスカル「――モリサキのパス力の高さは決して最高峰とは言い難いが……。それでも、十分な精度を誇っていた。
ソリマチやてゐの必殺パスには辛うじてやや劣るが、FWである俺の、普通のパスに匹敵する程度には。
奴にとっては残念な事に、それが即アシストには繋がらなかったが――敵の警戒を強めるには十分だったと思う」
鈴仙「成程……(――しかし、肝心の魔理沙が、一輪さん達相手に決められなかったって言うのは地味に気がかりね。
確かに一輪さん達の『華麗なる親父時代』は萃香さんのパンチングに匹敵する威力だし、
魔理沙はミドルよりもダイレクトシュートの方が得意だったけど……このままじゃ、勇儀さんにも一歩劣る感じね)」
FWの鈴仙にとって、GKの森崎有三という男はある意味霊夢以上の最大の敵である。
そして、中山に言わせれば世界最高の守備力を誇る彼が、
その一方で世界最高の突破力を持ち合わせているという事実は同じFWとしても恐ろしい。
鈴仙「(普通に考えたら、それだけうまいFWだったらGK能力は低いに決まってるような気もするけど。
あの中山さんが手放しで評価している森崎君だもの、きっと中山さん以上のバケモノなのよね、きっと……)
――それで、試合の流れとしては、それからはどうだったの?」
パスカル「おっと、済まない。 つい選手の個別評価に移ってしまっていたな。
弾かれたボールだったが、そこからまた、暫くは中盤の小競り合いになっていたな。
結果こそ4−1だったが、最初は命蓮寺もかなりの粘りを見せていたんだ。
しかし――前半の24分位だったか。 そこで均衡が破られ始めたかな。 具体的には……」
686 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/05(金) 00:19:28 ID:ZagXoWOo
先着1名様で、
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→「ところで、ムラサさんだがキャラ変わったな。『お前らのキャプテンは無能だなぁ!』とか勇ましい感じだったぞ」
ダイヤ→「やはり、博麗連合I番の霊夢さんの活躍が大きかったな」
ハート→「中盤の底の衣玖さんが良い仕事をしていたんだ」
スペード→「ド派手なオーバーラップとド派手なシュートで、SBのヒナナイ…選手が1点を挙げたんだ」
クラブ→「森崎のアシストが決まった。 魔理沙さんが1点を挙げたんだ」
*****
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆様、本日もお疲れ様でした。
687 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 00:20:08 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→
ダイヤ5
★
688 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 00:20:42 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→
ダイヤJ
★
689 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 00:20:54 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→
ダイヤ7
★
あれ・・・たしか森崎はジュニアユースの時はFWじゃなくてサイドハーフだったはずじゃ
たしか松山が守備が足りませんよとか言ってたから間違えないはず
690 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 00:22:37 ID:???
乙です。
JOKER……キソー?
霊夢「いきなり無能呼ばわりとは……良い度胸ね」
691 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 00:22:41 ID:???
ダイヤばっかりだ!
これは紫が引きを操作して霊夢に活躍させようとしているに違いない!
おのれ紫!
692 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 14:40:50 ID:???
森崎「友達(アリス)とは自分の思い通りに動いてくれるやつのことだ!」
693 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 18:06:36 ID:???
森崎は最強の盾(セービング)と矛(ドリブル)を備えた選手!
うん、控えめに言っておかしい能力してるわ。
694 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 18:18:35 ID:???
乙でした。アリスがやっぱり変な子に……
神綺「アリスちゃんに友達がいないのは、鈴仙って子のせいなのね!」
夢子「当て身」
どこかのアーマーナイト思い出すなあ、その内きっと
「あなたは愛を信じますかー?」みたいな、原作ミハイルになりかねん。
アイ アム アイ! (色々混ぜすぎた)
695 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 18:21:18 ID:???
アリスちょろすぎるw
696 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 18:29:20 ID:???
>>692
光実ぇ!
697 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 19:24:59 ID:???
森崎気をつけろよ、その技のリスクとしてチームから離れるときに
ヤンデレストーカーとなって追いかけてくるかもしれないぞw
アリス「うふふ、逃がさないわよ」森崎「」
698 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 19:56:40 ID:???
現実世界に帰ったらバイエルン(エリート熊)やパルメイラスのマスコット人形が
アリスの手駒となって森崎を監視ストーキング、逃がさないわよ
699 :
森崎名無しさん
:2014/09/05(金) 22:02:05 ID:???
>>696
紫「希望っていうのはタチの悪い病気よ。
それも人に伝染する。ウサギさん、
あなたはね、そうやって病原菌を撒き散らしているのよ!」
700 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:32:36 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>689
すみません、盛大に記憶違いでした(汗)FWだったのはオランダ戦でしたね…。
パスカル君の記憶違いか、それともFWをSHに脳内変換願います。
>>690
乙ありがとうございます。
JOKERだったら酸素魚雷シュートとか出て村紗?が強化されていました。
村紗?「ちょっとばかし涼しくなったぜ……」(大破)
>>691
ゆかりんの力が戻ってきてなによりです(ほっこり)
>>693
流石に今の本スレよりは弱いですが、Jr.ユース編と比べたら森崎の攻撃力はかなり強化されていますね。
霊夢は恐ろしいくらい強いですし、魔理沙もこれから覚醒する予定で、
他のメンバーも他チームだったらエース級の選手ばかりなので、これまでとは別格な、ラスボスらしい風格があると思います。
……と、ハードルを上げるとまた案外大したことなくなりそうで怖いのですがw
>>694
乙ありがとうございます。
クラブを一回引いただけでちょっとやりすぎたかな?と思わないでもないですが、
パチュリーさんが賢者キャラだったり、静葉さんがカッターナイフを持ち歩いているような世界なので多分ふつうです(汗)
お母さんは多分いつか出番がきます。
>ちょろいアリスさんについて
淋しがりだけどプライドが高く、また自分から行動を起こさない為に孤立してるようなイメージです。
ですのでクラブAでも引かない限りは、アクティブなヤンデレにならず、
アリス「(くううっ……! 森崎ぃ……! 私たち、友達じゃなかったのぉ……!?)」
と、内心悶々としつつも特に行動を起こさない感じだと思いますw
701 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:34:04 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→「やはり、博麗連合I番の霊夢さんの活躍が大きかったな」
*急ですが、パスカルが霊夢等日本人?選手を表記する際これまでカタカナでやってましたが、(例:レイム)
解説でもそれだとわかりづらいと思ったので、解説時に限りふつうに漢字表記でやります。(例:霊夢)
パスカル「……そう。 あれは前半24分――まぁ、大体25分といったところか。
同じくトップ下を冠していた、二ッ岩マミゾウさんにボールが渡った時だったが……」
〜試合の回想〜
村紗「マミゾウさん、頼みます!」
バシュウウッ!
マミゾウ「ほいよ、任された(――さーて。 儂らとしては前半は様子見。
そして後半に、超人と化した聖と寅丸を中心に攻める……と、いうのが理想なのじゃが)」
霊夢「そんな簡単に理想が叶えば、人生苦労しないってば」
マミゾウ「ほっほ。 齢十五にも満たん小娘風情が言いおる。
じゃが、こっちは年甲斐も無く……理想に拘泥させて貰おうかの。 ――ほれっ、『ワイルドカーペット』じゃ!!」
ブウウウウ……ンッ!!
パスカル(解説)「マミゾウさんの出した必殺ドリブルは相変わらず派手だったし、
それに彼女の基礎的なドリブル力は、前の対戦の時よりも成長していた。
しかし、それを霊夢さんは――」
霊夢「無駄よ――『パスウェイジョンニードル』ッ!!」
ギュウンギュウンギュウン!! ズザザザザァァーーーーーッ!! ……バチイッ!
702 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:35:39 ID:???
マミゾウ「むう……せめて零す程度には…と思ったが。 これまでの実力者とは恐れ入った」
小傘「お、恐れ入ってる場合じゃないよ〜!? 巫女にボールが渡っちゃった〜〜!??」
パスカル(解説)「――必殺の途轍もない切れ味のタックルで、あっさりと奪ってしまった。
マミゾウさんを擁護しておくと、彼女はほぼベストコンディションに近いドリブルを行えていたのにも関わらず、だ。
俺もこの実力差では、せめて零す位とは思っていたんだが――。
いやはや、幻想郷の住人にとって『博麗の巫女』というのは本当に恐るべき存在なんだな。
しかも霊夢さんの活躍はそれだけじゃない。 彼女はそのままボールを持って切り込んで……」
響子「こ、この門前は通さないよ〜!!」
小傘「あ、当たって砕け、うらめしや〜〜〜っ!!」
霊夢「あ、なんか来た来た。 そうねぇ、こいつは……エラシコってのをやってみようっと」
シュッ、スイッ!
響子「は、はえっ!?」
霊夢「そんで小傘は……」
小傘「ギリッ……!!(どんなワザが来ても、私は絶対にとめて見せる……!!)」
霊夢「――ま、ふつうでいっか」
タタタッ…!
小傘「わ、私のあつかい……そして普通に取れない自分の実力の低さにぜつぼ〜したぁ……」
703 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:37:10 ID:???
パスカル(解説)「……霊夢さんは、様々な技巧及び緩急入り混じる『華麗なドリブル』で、
小柄なDF二人を悠々と抜き去る。 そして仕上げは――」
針妙丸「むー、私にもボール回してよぉ!!」
霊夢「はいはい。 んじゃあんたは――私に高いセンタリングでも上げといて。 そうしたらアシストも付くし。
……それに、ここまで抜いたんだから。 あんたのパスが多少下手でも、十分私まで通るわよ」
バコッ……!
針妙丸「くっそー、小さいからってバカにしてぇ。 でも……長い物にも巻かれないとダメな時もあるし。
―――分かったわよ! え〜〜いっ!」
バシュウウウウッ―――!
森崎「(あっくそ霊夢のヤツ! よりにもよって自分派閥の小人にアシスト付けさせやがった!
俺のシンパの小町は――)」
小町「あ〜あたいはフォローにそなえなきゃ〜ポストプレイなんてガッツを40も消費する行為私にはできない〜」(棒読み)
森崎「(駄目だこいつ。 スイッチが入ってねぇ……!
――まぁ、後ろにゃクリアの強い尼さん(白蓮)が居るから、霊夢の判断も間違っちゃいないが)」
実況「あ〜〜っとここで霊夢選手、上がって来ていた左サイドハーフの少名針妙丸選手とワンツー!
そして針妙丸選手は最後に霊夢選手へと高いボールを上げた!」
白蓮「させません……! いざ、南無三ッ!」
バアアアッ!!
霊夢「無駄よ。 ―――これで決めるわ! 『夢想封印・瞬』!!」
704 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:38:48 ID:???
バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!
――バッ……シュウウウウウウウウウウウウン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!
白蓮「高いッ!?(いや、高いなんてレベルでは無い。 これは、凡そ人間が届き得る高さじゃない……!?)」
ドゴオオオオオッ! ズバアアアアアアアアアアアアッ!! ……ピピィイイイイイッ!
博麗連合2014 1 − 0 命蓮寺ロータス
〜一旦回想ここまで〜
パスカル(解説)「霊夢さんが得意らしい、超高空から叩き付けるドライブオーバーヘッド――『夢想封印・瞬』。
その威力は永琳さんの『爆宙アポロ』をも上回り、ゆうk……謎の向日葵仮面さんの『マーダースパーク』にも匹敵していた。
まさに本職のFW顔負けの圧倒的攻撃力。
それと、地味に流されてはいたが――彼女のドリブル力もまた、異常だった。 それこそ通常状態では、森崎をも上回ってる位に」
鈴仙「(最強クラスの攻撃力に、タックルもパスカル君並みかそれ以上。
練習嫌いが祟って鈍ってないか密かに期待してたけど。 むしろ昔よりも成長してるんじゃ……?)」
鈴仙はここで改めて、博麗霊夢という少女の持つ圧倒的な強さ。そして理不尽さを知る事となる。
特に、鈴仙は命蓮寺ロータスとは一度対戦した事もある。
その際は、白蓮を途中で欠いていたにも関わらず、持前のチームプレーで鈴仙達を苦しめ、
そして最終的には4−3の辛勝へと追い込んだ良きライバルともいえるチームが、
今こうして霊夢に圧倒されているという事実は、想定の範囲とはいえ十分にショッキングだった。
パスカル「……しかし、命蓮寺はここで何とか持ちこたえて前半を終了し。
―――そして、後半ではむしろ逆に一矢を報いる形を演出した」
パスカルの話は、いつの間にか次の局面へと入っていた。時間は後半開始後の10分。
705 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:39:57 ID:???
〜再び試合の回想〜
魔理沙「くらえぇぇぇえええっ! 『ブレイジングスター』!!」
バァアアアアアアアアアアッ!! ブゥウウウウウウン!!
―――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!
一輪「あ、あんた等シュート強すぎよ……! そのせいで、私等ってば合体セービングばっかしで。
これで、もう、限界……! 『華麗なる親父時代』……!!」
――雲山は疲労しながらもその拳を力強く握っている――
ブウウウウウウウウウン! ガシィイイイイイッ……!!
実況「あっと、一輪選手額に玉のような汗を流しながらもボールカット!
こぼれ球は――CBの位置にまで下がっていた白蓮選手がフォローします!!」
白蓮「白蓮? いいえ、違いますね。 私は…………!」
カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
超人・聖白蓮「――私は、超人・聖白蓮です!! ちゃぁあああああーーーーーー!!!」
バギュンッ! ドルドルドルドルッ!!!
小町「ふ、ふえ? 何このナナハンバイクみたいな音……って、ふんぎゃあああっ!?」
森崎「お、俺は守備参加しないぞ! GK能力以外は攻撃力しか育ててないから命だけはおたすギャーーーッ!?」
706 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:41:10 ID:???
パスカル(解説)「一輪さん達が辛うじて弾いたボールは白蓮さんがフォローし。
そして彼女はその秘められた超人としての力を解き放った。
シュートを撃った直後で身動きの取れない魔理沙さんは守備参加できず、
森崎と小野塚小町さんは守備能力がそんなに高くなかった。
加えて、ドリブルにおいて大きく基礎能力が向上している白蓮さんを止めるのは中々難しく――」
霊夢「……ッ! 零しちゃうしか、無いわね……!」
バチイイッ…!
村紗「(零しはしたけど、押し切った! あの博麗の巫女を、聖様は……!!)
――大丈夫です聖様! ボールは今私がお返しします! ……『アンカーパス』よっ!」
グワアアッ、バゴオオオオッ!!
天子「ちょ、ちょーい!? せっかくオーバーラップしてやった私の為にそこはタックルで行こうよっ!?」
衣玖「(この局面でのオーバーラップは必要だったのですか、総領娘様……?)」
超人・聖白蓮「――ありがとうございます村紗。 さぁ……後はもう少し!!」
パスカル(解説)「――攻撃の起点になったのは、やはり白蓮さんによるカウンターだった。
リベロとしての仕事を存分に発揮し、中盤底から敵陣までドリブルでド派手に突破。
途中、ボールをはじかれる事もあったが――そこは仲間がフォローしてくれる。
集団による調和と、個人による突破。 命蓮寺ロータスは、このどちらについても一流の域にまで昇華させていた事は間違いない。
白蓮さんはボランチの衣玖さんを軽く吹き飛ばしてバイタルエリアに入り――」
超人・聖白蓮「ぬえ……頼みます!」
バコッ…!
707 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:42:16 ID:???
ぬえ「は、何でアンタの頼みごとなんて聞かなきゃいけないの?
――って、昔だったら言ってたかもだけど。 今じゃあもう、腐れ縁だしね…っと!
これはどうかな、『鵺的スネークショー』!!」
タッ……シュッ、クルンッ……!!
中里「ぬうっ、やり申すなお主!(そして拙者はぬえちゃんと○り申したいで候(^^; なんてね(^^;(ぉ」
ぬえ「()が閉じてないから本音がダダ漏れだけど……その本音はちょっと引くわー」
実況「ぬえ選手、正体不明の巧みなドリブルで中里選手の居る右サイドを突破!
中里選手はタックルも上手いですが、軽い身のこなしを活かしたパスカットが本職!
命蓮寺随一の突破力を持ったぬえ選手の進撃は止められない!!」
パスカル(解説)「前の試合では連携が苦手そうなぬえさんだったが。
あれから色々と絆を深めたのか、今日の試合ではチームにうまく溶け籠めていたと思う。
だから――ここで、彼女を軸とした絡め手が上手く嵌った」
ぬえ「それっ、決めなよ聖!」
バコオオオオッ…!!
萃香「(超人・聖白蓮…! 確かアイツは高空からの『オーバーヘッド』が得意だったね。
……面白い。 ぜひともパンチングで防がせて貰おうじゃないか)」
超人・聖白蓮「(――敵GKは……身構えている! ならば大丈夫。 ここは……)
――ここは私が決める! ……とでも思っていたんですかァ!?」
ブウウウウッ……スッ――!
708 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:43:53 ID:???
萃香「ん、んにゃぴっ!? ここでスルーッ!?(い、いかん! バランスを崩しちまったい!
そんでもってこのスルーパスの先、は……!!)」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
星「一輪達が守り、聖が突破し、村紗が繋ぎ、そして今ぬえが切り開いてくれた道!
その道は天なりて問うべくも無く是たらんッ! 食らいなさい、毘沙門天の示す絶対的な―――『正義の威光』を!!」
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオン!! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
萃香「ち、ちいいっ……! 私と、した事がッ……!! ――ぁぁああああっ……!!」ドゴオオオオン!!
実況「萃香くん ふっとばされた〜〜〜!!」
――ズバァアアアアアアアアアッ! ピピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
博麗連合2014 1 − 1 命蓮寺ロータス
〜回想終わり〜
パスカル「……後半13分での、命蓮寺ロータスの鮮やかな同点弾。
この時は俺も、『もしかしたら、命蓮寺が勝つか、そうでなくても引き分けるのでは?』――とか、色々考えてしまったな」
パスカルは目を細めて楽しげに思い返している。
やはり、頭の良くプロの世界に身を投じているとはいえ、彼もまた一人のサッカー小僧。
高い実力のチーム同士の対決は、情報収集も関係無く、純粋に面白い物だったのだろう。
709 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/06(土) 00:45:01 ID:???
鈴仙「――でも、結果は4−1なんでしょ? ……やっぱり、命蓮寺はこれが限界だったのかしら?」
パスカル「残念ながら。 描写は省いたが、後半開始時点で、命蓮寺は博麗連合に試合を大きく支配されていたんだ。
霊夢さんだけじゃない、アリスさんのパスも厄介だったし――意外な事に、少名針妙丸さん…とかいう少女もまた、
ドリブルによる突破と、そこそこの威力を持つミドルシュートで試合をかき乱していた。SBのオーバーラップも効いていたな。
その結果、FWの星さんやOMFのマミゾウさん達も積極的に守備に向かわざるを得なくなり。
そして同時に、多数のシューターを抱える博麗連合の波状攻撃で一輪さんをはじめとする、
命蓮寺のDF陣は後半開始早々であっという間に壊滅状態。
他のフィールダーにも疲労がたまり、前半同様に持ちこたえ続ける事は出来なかった。
さっき話した得点劇は――まさに、そんな彼女達が魅せてくれた、最後の煌めきだと言わざるを得なかった。
何故なら、一連カウンターで一番動いていた白蓮さんの体力が……その得点を機に、枯渇したからだ」
鈴仙「……花果子念報のチーム分析を見たら、命蓮寺ロータスの支配力も博麗連合の支配力も、
おんなじ☆5つだったと思うけど。 やっぱり、それだけの差があるのね……」
パスカル「……そうだな。 新聞はあくまで新聞、全てが正しいとは限らないし、
そもそもの評価基準だってまちまちだ。 だが、俺があのチーム……博麗連合の実力を正確に☆表記に表わすとすれば。
間違いなく、☆は5つや6で収まらないだろう。 そんな印象だった。 ――あのチームだけは、別格だ」
パスカルの発言には説得力があった。
実際に試合を見ていない鈴仙にも、博麗連合の強さが具体的にイメージできたからだ。
恐らくは、今のままの永遠亭ルナティックスでぶつかれば、確実に負ける。
鈴仙は改めて、自身や自チームの目指す最終目標をイメージするのだが……。
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