キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。
そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。
735 :
森崎名無しさん
:2014/09/06(土) 01:37:06 ID:???
森崎の攻撃はやっぱりジャイロパスと頭脳的なドリブルがないと物たりんぜよ
乙でしたー
736 :
森崎名無しさん
:2014/09/06(土) 02:19:56 ID:???
乙です
>鈴仙「(なんだか、楽しみ……! こんな強いチームとどう戦うのか。
どうやったら、こんなチームに勝てるのかを考えていくのが、凄く……楽しみ!!)」
デッキ構成とかしてるとすごくよくわかるよその気持ち
まぁLoV3は2に比べて相性の優劣かーなーり強いから考えても勝てない時あるけど
737 :
森崎名無しさん
:2014/09/06(土) 10:04:19 ID:???
森崎の守備力が低いのはゲームシステム上、GKは守備力鍛える意味薄いだけであって
1対1でドリブラーへの対応力とGK時の動きの質を見る限りだと
単純な守備力自体は高く設定されていてもおかしくないと思うの
森崎以外のGKにも言えることだけど
738 :
森崎名無しさん
:2014/09/06(土) 18:45:03 ID:???
ガレリがデータセービングで止めたのは翼のフライングじゃあ?
739 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 00:16:39 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
ひっそりと、今日の昼にスウェーデンJr.ユースの能力値紹介を、
17スレ目末にさせていただきました。 もし宜しければそちらもご確認ください。
>>735
乙ありがとうございます!
ジャイロパスはまだ先の機会になりますね。
頭脳的なドリブルくらいについては、前倒しの習得もあるかもしれません。
技を教えてくれた中里一家も、丁度一緒に幻想入りしてますし。
>>736
乙ありがとうございます。
lov3とはまた違いますが、このスレでもいろんなキャラのいろんな使い方について検討して、
相性の良い相手とぶつかれるようにしていただければと思います。
それに、lov3だって相性が良くても自分のヘッポコムーブのせいで負ける時もありますし…
>>737
そこを突き詰めると結構きついのですが、ゲーム的な都合と割り切っていただければ幸いです。
敢えてそれっぽく弁解するなら、『PA内での立ち回りと、フィールド全体を見ての立ち回りは別物である』
……とかでしょうか。
>>738
確認してみたらその通りでした(汗)雷獣シュートを止めたのはブローリンでしたね。
大変失礼いたしました。
740 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 00:19:52 ID:???
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)
鈴仙「(幽香さんがちょっと怖いけど……。 レティさんに会いに行きましょうか)」
なんだかイヤ〜な予感を覚えながら、鈴仙はフワリと竹林上空にまで飛び、
そこから妖怪の山から反対方向、人里からは南のやや奥まった窪地へと向かう。
それが、幻想郷縁起にも記載があった『太陽の畑』の場所だった。
鈴仙「よっ……と」
減速しながらゆらりと近くの地面に軟着陸した鈴仙は。
鈴仙「――うわぁ……! 噂には聞いていたけど、凄い広さの向日葵畑ね!
ただ、今は秋だから向日葵の見所はほとんど終わり。
一部に遅咲きの向日葵が咲いているだけみたいだけど……」
改めて、幻想郷に隠された自然の雄大さと、整然とした向日葵畑の姿に感動を覚えてしまう。
そしてキョロキョロと辺りを見回すと……その畑の外れには木でできたオシャレなログハウスがあった。
前にレティから聞いた話によると、彼女や雑魚妖怪チームのメンバーは、ここに居候しているらしい。
鈴仙「(ここがどうやら、幽香さんの別荘地なのかしら……?
やはりと言うべきか、本人のあのパーソナリティには似つかわしく無い、小洒落た少女チックな家のようだけど)」
741 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 00:26:15 ID:N/0Tlx5I
コンコン……ガチャッ。
鈴仙「お、おじゃましま〜す」
内心で若干失礼な事を考えつつも、鈴仙は優しくノックをして、
礼儀正しく挨拶をしながらその家に入っていく。 そんな鈴仙を迎えてくれたのは……。
先着1名様で、
★太陽の畑→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→イベント発生
ダイヤ・ハート・スペード→レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」
クラブ→幽香「……あら、誰かと思ったら珍しい。 ――レティなら留守にしてるけど?」
クラブA→幽香「変身!」チェンジ リョウジョカ-? 鈴仙「ゆ、幽香さんが謎の向日葵仮面に変身してるっ!?」
謎の向日葵仮面「……!?(ヒーローはその正体を明かしてはならない! だから口封じしなきゃ(使命感))」
742 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 00:27:00 ID:???
★太陽の畑→
スペード7
★
743 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 00:47:58 ID:N/0Tlx5I
★太陽の畑→ スペード7 ★
ダイヤ・ハート・スペード→レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」
鈴仙「(もしも着替え中(非エロ的な意味で)の幽香さんと出くわしちゃったらどうしよう……)」
内心でビクつきながらも、それを悟られぬよう、キッと目線を一定にして、
そのままドアの奥を見据えて離さない。
果たして、そんな鈴仙の怯えと不安は杞憂に終わる。
レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」
鈴仙「あっ……はい、レティさん。 試合の時ぶりです」
幽香の家から出て来たのは本人ではなく……彼女の友人らしいレティ・ホワイトロックだった。
夏ほどでは無いがまだまだ暑い今日この頃であるが、
レティは健気に山中の住居に帰らず、幽香との居候生活を続けているようだった。
レティ「幽香ならもうしばらくは帰ってこないわ。 遅咲きの向日葵の世話を見ているようだから。
……ところで、ご用は何かしら?」
鈴仙「ええっと……(――う〜ん、どうしよう。 レティさんには前の試合で、
守備能力のコーチを頼みたい! ……みたいな話をしてたのよね。
勿論私としては、出来る事ならすぐにでもレティさんには協力してほしいけど……。
折角だから、それ以外の話もしたいような気がするわね。
それと、どうやら幽香さんもすぐに帰って来るみたいだし、ドア後ろの喧しさを見るに、
リグルやルーミア、それにメディスンみたいな雑魚妖怪チームのメンバーとも交流は出来そう。
さて。 ここは――何を選べば良いかしらね……?」
744 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 00:50:54 ID:N/0Tlx5I
A:「こないだの約束通り、守備を教えてもらいたく伺いました!」(選択後更に分岐)
B:「ううん、今日は幽香や雑魚妖怪チームの人と話に来たの。 具体的には…(選択後更に分岐)」
C:「ウチのチームのウサギ達と、貴女のチームの下級妖怪とで。 少人数同士の練習試合とか出来ないかな…って」
D:「『幽香さんの日傘』……って。 今どこにあるかわかりますか……?」
E:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
745 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 00:52:12 ID:???
…と、いったところで短く恐縮ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
皆様、本日もお疲れ様でした。
746 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 00:54:11 ID:djQtruwg
A
747 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 00:58:35 ID:UG0/Yjcg
乙です
A
748 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 01:00:06 ID:Ma74tI0U
A
正直、日傘が気になるけどw
749 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 01:15:41 ID:???
向日葵仮面の強化フォームは風見だけにV3っぽい見た目になると予想
ちなみに向日葵畑棟とマザー3の・・・
750 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 03:47:33 ID:???
E相撲を教えてもらいにきました
751 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 07:35:05 ID:???
E
バストアップの秘訣を教えてもらいにきました
752 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 10:46:06 ID:???
こんにちは、今日はちょっと夜に更新できないかもですし、
今の内に少しでも更新していきます。
>>747
いつも乙をありがとうございます。
言葉には言い表せていませんが、やはり乙をいただけるのは本当にうれしいです。
>>748
日傘イベントも、一応進める事もできました。
ですがかなり難易度高めに設定しているので、無理して狙わなくてもいいかもです。
>>749
多分いつか埋めネタで仮面レイパーヒマワリとかやります。
マザーは1と2しかやってないのですが、3は軽くプレイ動画を見て、話をなんとなく知ってるくらいです。
pollyannaは名曲ですよね。
>>750
多分冥界の方が良いです。
>>751
私の中では鈴仙はスレンダーな印象ですね。
753 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 10:59:47 ID:???
A:「こないだの約束通り、守備を教えてもらいたく伺いました!」(選択後更に分岐)
レティ「……あぁ。 そう言えばそんな話をしていたわね」
鈴仙「ええ……。 自分で基礎固めはやっているんだけど、独学じゃ中々向上しなくって」
レティ「そうね。 私も先の試合で貴女の守備を見ていたけれど。
決して悪くはない水準ではあるものの、それ以上に迫る大技があれば……と、思いもしたわね」
鈴仙「えっ、大技……? それってひょっとして、師匠の『天網蜘網捕蝶の法』とか、
パスカル君の『クリップタックル』みたいな必殺技って事ですか!?」
レティは首肯して続ける。
レティ「――貴女のタックルやパスカット、それにクリア能力は既に一定以上の基礎を有している。
それならば、私としても基礎をいちいち教えるよりは……「必殺技の習得」に関するレクチャーを
した方が良いかと思っているのだけど……基礎の充実の方がよかったかしら?」
鈴仙「いえ、そんなこと……! 私だって、わざわざお願いしている身ですし……。
それに……基礎能力の向上を目指しても、一朝一夕でやれるというのも難しいと思いますから」
レティ「そう。 それなら良かったわ。 ……とはいえ、当然だけど私も天才指導者じゃないし、
貴女も恐らくは天才プレーヤーでは無い。
だから、今日の練習で教えられるのは恐らくタックル・パスカット・ブロック・クリア。
それらの内どれか1分野のみとなると思うのだけど。 ……そこの判断は、貴女の意思を尊重するわ」
鈴仙「は、はい(う〜ん。 タックルとパスカットについては、私は既に何らかの着想……
要するに『フラグ』はあるんだけど。
それを今日一日の練習だけで回収できるかと言われれば、これまでの私の才能からして難しいかも。
逆に、ブロックとかクリアについて、新しいフラグを獲得する方は比較的簡単かもしれないけれど、
実際にその技を使うか、ってのが問題になるのよねぇ。 はてさて、何をお願いしようかしら……)」
754 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 11:04:27 ID:N/0Tlx5I
鈴仙は必死に悩んで、レティにレクチャーを依頼する分野を検討する。
そしてその結果――。
A:タックルを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)
B:パスカットを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)
C:ブロックを教えて貰う。
D:クリアを教えて貰う。
E:全部教えて貰う!
F:その他 自由選択枠 基礎能力を教えて欲しい場合はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*練習内容ですが、
フラグのある分野→ダイス二つの数値合計分をそのまま経験値に加算
フラグの無い分野→ダイス二つの数値合計が5以上でフラグ習得、12でフラグ回収
…と、少し変則的にしようと思います。なお、アイテムは使用不可とします。
755 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 11:15:01 ID:???
と、いったところで一旦ここまで。
皆様、一旦失礼いたします。
756 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 11:16:06 ID:rcvmQSO+
A
757 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 11:17:51 ID:7C+eehMU
A
758 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 11:28:19 ID:N/0Tlx5I
すみません、やっぱりもう一判定だけやらせていただきます。
A:タックルを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)
鈴仙「それじゃあ、タックルを教えてください!」
レティ「そうね。 FWの貴女は必然的にタックルの機会が多くなるでしょうし。
タックルの強化は急務になるのかしら」
鈴仙「あっ、はい(午前の試合を見る限り、私のタックルはレミリアさんや魔理沙だけじゃなく。
シュート特化の勇儀さんにも大きく劣っている……!
もしも私が一流を目指すとするなら、ここでタックルを鍛えておかなくちゃ!)」
鈴仙はレティの手ほどきを受けながら、太陽の畑にある空き地で必死にタックル練習を行った。
先着1名様で、
★鈴仙のタックル練習→! dice+! dice★
と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在10/20ポイント)
*****
これで今度こそ一旦ここまでです。
759 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 11:28:26 ID:???
出遅れてしまったわ
フラグの無い分野を鍛えたかった・・・
760 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 11:30:08 ID:???
★鈴仙のタックル練習→
5
+
3
★
761 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 12:43:21 ID:???
今話題のエアケイに対抗してエアレイを教えてもらえばよかったぜw
762 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 13:27:17 ID:???
乙です。
毎日更新していて、本当に楽しませてもらっています。
>>ダイス二つの数値合計が5以上でフラグ習得
これだけ見るとお得に思えるけど、現状の鈴仙がブロック技覚えてもガッツの無駄にしかならないし
クリア技も敵のフリーキックやコーナーキックぐらいしか使いどころがないからねえ
過ぎたこと言っても仕方ないけど、パチェノート先に使っておいた方が良かったかも
というか、今使わないことであまりデメリットもない気がするけど
現在鈴仙さんフラグ持ちまくっているのよ?
ドリブル(10/20)、シュート(10/20)、タックル(18/20)、
パスカット(10/20)、スルー(10/20)、
パスカルとのコンビプレイ(17/20)、オフサイドトラップ(8/20)
逆にないのはポストプレイ、パス、クリア、ブロックぐらい?
後はフェアプレイ精神?とかの特殊なものくらいかな?
さて、今思い当たるのはこれくらいかな?
・妹紅との特訓
・つかさとウサギDのコンビプレイ(つかさに会話?)
・ウサギさん達との特訓(つかさ含む)
・妖夢の悩み解決
(好感度上がりやすいから特訓しやすい? 現状ではあまりメリットがないが、かなり後で大きなアドバンテージ?)
・しゃべるボール(せっかくだしパスカルとのコンビプレイかタックル練習で使う?)
・愛のハチマキ(姫様にいつ渡すか、矢車(?)にも関係する?)
763 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 13:29:06 ID:???
そろそろノートも使い時に見えるのよー
764 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 13:30:12 ID:???
しゃべるボールは練習じゃなくてカルロスみたいに
話しかけるなんて怪しいことしちゃあ駄目なの?w
765 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 16:49:08 ID:???
しかし予選の残り二戦もかなり強い相手だよね
だけどウサギさんの成長を考えると師匠抜きで戦ったほうがいいのだろうか
トーナメントまで行くとそういうわけにもいかなくなるだろうし
766 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 16:52:15 ID:???
ウサギさんの成長を考えるなら本番の試合ではなく練習試合とか組んだら?
レティ本田との選択肢にそれっぽいのもあったし
767 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 17:54:57 ID:???
西行対策に士を強化したい
768 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 18:01:04 ID:???
じゃあディケイドに変身させるんだ
769 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 18:33:13 ID:???
少なくても鈴仙さんには、決勝までには博霊連合のDFを抜ける突破力と森崎をぶち抜く決定力が必要とされる。
その上でガッツとか考えたら、精々二点が限界。
となると、失点を1以内に抑えるか、鈴仙以外に森崎から点を取れる選手が必要となる。
パスカル君か佳歩さんにやってもらうことになるけど、恐らく厳しい。
師匠は中盤を抑えてもらわないといけないし、アポロでも森崎相手には分が悪い。
その上アポロは燃費も悪い。師匠のシュート力アップも望めない。
となると、恐らく失点を抑える方向になる。
名無しウサギさんがフィールドにいるような状況じゃ、全員実力者の博霊相手は非常に厳しい。
恐らく、決勝までにウサギB〜Dちゃん全員名有り覚醒。
その上でウサギB〜D+つかささん、妹紅さんと特訓するくらいじゃないと博麗相手は厳しいかも。
(つかささんは燃費が悪いから、途中交代を考慮する必要がある)
仲間を鍛えないといけない。自分も強くならないといけない。
両方やらないといけないのが主人公の辛いところだな。
770 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 18:48:06 ID:???
ところでパスカルとのツインっているのかな?
771 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 18:52:31 ID:???
769に追加で
ただ鈴仙さんしか点が取れないとなると、当然鈴仙さんに守備を集められる。
パスカル君、佳歩さん、師匠は真正面からのシュートはたぶん森崎相手は無理。
それでも、フリー状態のシュート、1対1からなら点は取れるかも。
というわけで、鈴仙さんにポストプレイをおぼえてもらうのもいいかもしれないかなって。
できればパスカル君とかに覚えて欲しいけど、それはちょっと難しいと思うから。
772 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 23:01:19 ID:???
こんばんは、帰ってはこれたのですがちょっとガッツが無いのと、
次のシーンがまた文章主体の長文になりそうでしたので、今日の夜の更新はお休みします。
コメントだけ、返信させていただきます。
>>759
イレギュラーな時間の更新でしたしね。私も他のスレ様への参加時よくありました。
>>761
そしてそのままテニヌ編突入ですね…w
>>762
乙&まとめを本当にありがとうございます。
>>762
さんはじめ、みなさまの参加のお蔭で、こちらも毎日楽しく更新させていただいております。
特訓にしろパチェノートにしろ、色々実行するタイミングは悩む事もあるかもしれませんが、
どちらを取っても相応のメリット・デメリットがあるようになっていると思いますので、
こうして考察頂いた上で、また投票して頂ければ幸いです。
>>763
フラグがたまってますからね。これが全部回収されれば鈴仙も一回り強くなる…かもしれません。
>>764
とりあえず一緒に練習していたら、何か変化が起きるようになる…と思います。
>>765
予選リーグ残りも強敵ですが、一応永琳抜きでも勝てる程度のバランスを想定してますし、
永琳が居ない場合も、鈴仙が目立ちやすく、得点・アシストや人気度を稼げるなどのメリットはあります。
またそこは、永琳にでも相談して頂ければと思います。
>>766
雑魚妖怪チームのほかに、人里でもミニゲームが出来る機会を組んだりは可能です。
ただ、そう簡単に出来るかと言われれば、普通の練習より少しだけ手間はかかると思います。
でも、もしやれれば苦労したなりの価値が出て来ると思います。
>>767-768
他人のそら似ですねw つかさがいろんな世界を渡り歩いたりはしません。
>>770
鈴仙というよりは、パスカルをFW起用するには要る……と言った感じかもです。
むろん、鈴仙にとっても有益なイベントですが。
773 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/07(日) 23:02:41 ID:???
>博麗連合対策について
現状でしたら、永琳が戻り、中山さんが復帰すれば、総合力的には勝負になる程度かと思います。
仰る通り、如何にして森崎のいる守備陣を突破・攻略するかは大きな問題になるかと思います。
森崎は、本スレや他の外伝でもご存じのとおり体力に難があるので、
とにかくみんなでシュートの波状攻撃をしていく…と、いう作戦もアリかと思われます。
また、ご指摘の通りスルーやポストプレイといった戦略も、時には大事になるでしょう。
ただ、名無しウサギ全員名有化+特訓実施…までは、正直かなり難しいようバランスをとっておりますし、
そこまで出来なかったからと言って即座に勝てない…と、いう風にも考えていません。
ですので、考えつつもあまり深く考えすぎずに、楽しく育成計画を練っていただければと思います。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
774 :
森崎名無しさん
:2014/09/07(日) 23:31:53 ID:???
乙です
博麗のいやなところは森崎つぶしても威吹鬼や霊夢がGKできるところだよねぇ
ヤバい必殺型つぶしても強い必殺なしのタイプが出てきまくる・・・
DFは天子と中里がオーバーラップしてくるだろうしまぁ硬さにはそこまで恐怖は感じないけど
次の試合の地底は高火力いるけどあまり撃てないし、撃てるのも少ないしだろうから多分殴り合いなら余裕な方かと思う
永琳いるしね
つかさがディケイドに変身しちゃったりすれば相当楽になるんだけど・・・
775 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 08:50:01 ID:???
パチェノートはもう使ったほうがいいかな。
ダイス二つで10以上はそうそうでないし技の練習時間のことも考えたら、
後回しにすると練習の時間が無いかもしれない。
776 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 18:11:44 ID:???
乙です
博麗の強さもっとぶっ飛んでいるかと思いました。
現状でも中山さんいれば勝負にはなるのね。
・ウサギB〜Dちゃんに名前をつけてあげたい。Kちゃん? うん、ごめんさすがに無理
・親友の妖夢をスランプから立ち直らせ、熱い勝負をしたい
・森崎から点を取れて、ポストプレイもできるFWとかいいよね
上の三つは達成したいけど、厳しいかなあ
加えて、幻想郷選抜に佳歩さん、慧音先生、妹紅さん、てゐさんを連れて行きたい
と思うけど厳しいかなー、やっぱり
777 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 18:59:49 ID:???
問題は浮き球以外しょっぱい慧音だと思うんだけどな
後ついでにいえば必殺タックル発動しなきゃ素通しの妹紅も
まあ妹紅は浮き球でも役割持てるから許せるけど慧音はどうにかしときたい
778 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 19:14:56 ID:???
慧音と妹紅は相手は必然的にエースストライカーばかり相手にするから仕方ない。
ぶっちゃけ基礎値は高いから、練習での能力アップは見込めないのがきつい。
逆に言えば覚醒して技覚えてもらえれば飛躍的に伸びると思うんだけど、特に慧音。
なんなら慧音と交流してみようか、ヒントぐらいつかめるかもしれない。
779 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 22:54:44 ID:???
とりあえずパチェノートを使ってしまいたい。
それ次第で技の練習の時間を取るか交流を取るか決まるし。
780 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/08(月) 23:27:06 ID:???
こんばんは、ほんのちょっとだけ更新します。
>>774
乙ありがとうございます!
博麗連合に萃香がいる辺りは「森崎をスタミナ切れにさせても若林がいる」
という全日本ユースの恐怖を再現できればと思っています。
もっとも、萃香は若林と比べたらGKとしての格は1段劣るのですが。
地霊チームは如何に中盤を支配するかがカギかもしれませんね。
ディケイドに変身! …というのは埋めネタ以外では難しいですね。何より私が分かりませんし(爆)
>>775
先に使えば、より多くの試合で活躍できる可能性が増える…というのもありますね。
最終的な完成度で言えば、出来るだけとっておいた方が良いかもですが、
少しの差だったら早めに使った方が良い…という意見もあるでしょう。
>>776
乙ありがとうございます!
博麗連合の強さは、他のチームと比べるとぶっ飛んでいますが、
それでも育成に失敗したら勝負にならない…だとあまりに厳しすぎるので。
無論、現状+中山さんだったら勝てても勝率は恐らくそんなに高くないので、
これからの育成は大いに価値があります。
色々と達成したい事はあるかと思いますが、全部は無理でも頑張れば結構達成できると思います。
>>777-778
慧音や妹紅が物足りないのは、姫様を鍛えた代償かもしれません。
(妹紅は持前の引きの良さによる覚醒のお蔭で、競り合いやシュートは中々ですが)
二人とも総合力は鈴仙とほぼ互角(二人の方がやや低いけど)。
慧音はドリブル・ブロックフラグを、妹紅はタックルフラグがありますので、
そこを回収できればそれぞれCB・SBとして頼りになれると思います。
781 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/08(月) 23:28:14 ID:???
★鈴仙のタックル練習→ 5 + 3 ★
→8ポイント獲得!(現在18/20)
鈴仙「はぁあああっ!!」
レティ「う〜ん、駄目ね。 いや、悪くはないんだけど……教科書的というか、型に嵌り過ぎてるのよね。
ほら、例えば普通にタックルをするにしても――」
スッ……ズッ、ザァアアアアアアアアッ!!
鈴仙「ひゃあっ!? こ、これって『フェイントタックル』!?」
レティ「そんな感じかしら。 貴女は見るところ、パワータイプでは無いし。
足もそこそこ以上に早いようだけど、それよりも幻想郷の住民らしからぬ水準で基礎技術が出来てるから、
こんな感じの、技巧派タックルが似合うかと思ったんだけど」
鈴仙「えっ? そんなに私の基礎技術って良いんですか?」
レティ「私自身も、どっちかと言えば貴女に近いタイプだから分かるけど……。
――多分、そこまで安定して正確にスライディングタックルを出来る選手なんて、
幻想郷の住民じゃあ、私は貴女の師匠か、それとも……紅魔館のメイド位しか知らないわ。
博麗の巫女や吸血鬼とかは、かなりの感覚派だからね」
鈴仙「わ、私が咲夜さんクラス!? それって、かなり凄いんじゃあ……」
レティ「……基礎『だけは』ね。 大技の存在はもちろんだけど、
咄嗟の機転や場数による勘とかでも、貴女はまだまだ野暮ったい感じだし」
鈴仙「むぅ……機転や勘かぁ。 それって、サッカーに限らず、私が一番苦手な分野なんだけれども」
レティ「私だって一緒よ。 だから……今はそれを補う技巧とテクを身につけなさい」
782 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/08(月) 23:39:27 ID:???
時には優しく評価し、時には厳しく叱責するレティの指導は、鈴仙にとって新鮮かつ分かりやすいものだった。
無論、普段の永琳の指導も得る物は大いにあるし、
今こうしてレティに評価された鈴仙の基礎技術の精密さは、間違いなく永琳流の教えによる所が大きい。
しかし、努力型の強豪選手であるレティは、天才型の永琳とは違い、
しばしば鈴仙の目線に立って、丁寧に練習を教えてくれていた。
そして、その練習方針は基礎の定着により、丁度行き詰っていた鈴仙にとってプラスに働いた。
鈴仙は、昼過ぎの時間から日没までというこの短時間でめきめきと技巧を磨き。
鈴仙「でりゃぁああっ!!」
スッ……ズッ、ザァアアアアアアアアッ!!
レティ「そう…! その技巧が出来れば、それは貴女の武器になる!」
鈴仙「はい……ありがとうございます!」
――後僅かの練習で、実戦でも完璧に使いこなせる程度にまで、そのタックル技を鍛えぬく事に成功したのであった。
*鈴仙のタックル経験値が+8されました。(現在18/20)
*レティの評価値がやや上がりました。
783 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 23:40:59 ID:???
そして練習の疲れをとるためにレティ特製ちゃんこ鍋をごちそうしてもらいましたとさ
784 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/08(月) 23:42:44 ID:???
――と、いったところで本当に短いですが、今日の更新はここまでです。
明日こそは、ちょっと長めのNPCイベントを挟んで永琳復帰、
そして大会4日目(休息日)の行動選択……位までやるのが目標です。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
785 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 23:43:56 ID:???
乙なのです!
786 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 23:46:48 ID:???
ごっつぁんです!
787 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 23:46:50 ID:???
とうとうFF5で存在自体が反則だった薬師の帰還か
788 :
森崎名無しさん
:2014/09/08(月) 23:55:55 ID:???
ごっつぁん乙
789 :
森崎名無しさん
:2014/09/09(火) 00:58:32 ID:???
まあパチェノート使ってもピンゾロ引く可能性があるしね、特にうどんちゃんの運だと
(と、フラグを立てておけば大丈夫だろう)
790 :
森崎名無しさん
:2014/09/09(火) 17:49:44 ID:???
鈴仙「そうだ、変な目だしたらなかったことにしてもらえばいいじゃない!」
慧音「今夜は鈴仙の歴史で満漢全席だ!」
久しぶりに永夜抄に触れたら先生強い、かっこいい。
異変のとき、紫には効かなかったけど、霊夢の目は欺いているんだよね。
先生基礎値は高いから、早いとこ覚醒して欲しい。
791 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:12:01 ID:???
こんばんは、更新します。 ちょっと書くのに時間がかかりすぎたので、
判定無しでコメントも返せないですがご容赦ください。
また、今日の展開は色々と挑戦してみたゆえ、あまりに唐突でおかしい所もあると思いますが…。
なにとぞご容赦頂ければ幸いです。
792 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:14:54 ID:???
戦闘機において、第一にその強さの指標とされるものが低被探知性――即ち「ステルス」性能である。
電波吸収性において最優のフェライト素材をふんだんに使用され、
同時に索敵性能においても最優クラスのレーダーが搭載されたステルス戦闘機は、間違いなく航空戦における核。
そして、この最優のステルス性能を持つとある戦闘機には、
推力変更ノズル――繊細な小回りと短距離離陸を可能とする可動式ジェットノズル――を有していた。
これにより、ただでさえ発見困難な戦闘機の被探知性は大きく向上。
素人はおろか、熟練の航空士を以てしてもそれを発見するのは不可能に近い。
まさに不可視不可触のその魔法仕掛けの凶鳥は極め付けに、
中距離ミサイルを6発、短距離ミサイル2発をその小さな体内に抱え持ち、
それ1機1機が文字通りの最終決戦兵器のように見えてくる。
――米軍最強の戦闘機・F−22。
終わらぬ冷戦に比喩では無い終止符を撃つべく、今なお着々と米国内にて配備が続けられているそれは、
最も場違いな場所――即ち、四度に渡り繰り返され、未だにその残滓が残る中東戦争の主戦地に君臨していた。
レバノン・イスラエル国境を見下ろす広大なゴラン高原。
かつては多くの戦車が集い、悲惨な殺戮が繰り返されたその場所に、その最強戦闘機は「群れ」を形成していた。
朝まだきの漆黒の空には、ブウウ…と静かなエンジンの嘶きを吠えるF−22が……
その数にして数百機。 これから大規模な無差別爆撃を起こすのではないかと疑われるまでの、圧倒的な物量。
そして、一機一機が自らの性能の優位に慢心せず、秩序だった集合を作るその姿は――。
まさにこの戦闘機に付けられた異名――Raptor《猛禽》の名を形容するに相応しい。
――しかし。 この恐るべき航空戦力には、数点ほど不可解な点があった。
まず一点目に、この大部隊を迎え撃つべき敵側戦闘機が一機も見当たらない点。
それは彼らの持つ高性能レーダーを以てしても探知不可能であり。
比較的未熟な操縦士の中には、「我々の戦闘機よりも優秀な戦力を、敵は持っているのではないか」――と、疑問を抱く者さえいた。
793 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:18:07 ID:???
だが、彼らの認識は、残念ながら大きく間違っていたと言わざるを得ない。
何故なら……と、説明に移る前に、二点目の不可解な点に移る事とする。
二点目にして、最大の不可解な点。それは―――。
日向「何機居ようが同じだ……! 食らえハエ共!
これが俺の――『ワイルド・ネオタイガーショット』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
グワアアアアアアアアアアアッ……!!
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオン……!!
ドギュルルルルルッ! バリドゴグシャアアアアアッ!! バキッ! メキメキ…!!
ドォオオオオオオオオオオオッ……ンン!!
――猛禽の群れは、何故、自らが虎の恰好の餌である事すら知らずに、
野生の虎が支配する縄張りへと、無謀にも立ち入ったのか、という事だった。
〜3日目午後・固定イベント〜
【邪仙と虎】
***
夢美「お疲れ様、社長。 相変わらずバケモノ染みたシュートね」
日向「戦闘機を……しかも、その精密な構造故に壊れやすいステルス機を破壊する程度で褒められても、ちっとも嬉しくないな。
世界にはカウンターシュートで生じる摩擦熱と波動で、既に幻想種と化した筈の竜族を召喚するDFや、
摂氏1万度相当の熱量をシュートにぶつけ、プロミネンス現象を発生させるFWが居る。
――最も、破壊効率に掛けては俺も他の奴に負けている自信は無いがな」
数百もの戦闘機を一人で撃墜させて疲労したのだろう、
日向小次郎は額の汗をぬぐいながら手下(タケシ)に用意させた、キンキンに冷えたコーラを一気に呷る。
草が焼けこげ鉄が燃える臭いが漂う高原は、日向の実力によって再び元の静謐さを取り戻していた。
794 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:21:48 ID:???
永琳「……私の出番って、ひょっとしたら無かったんじゃないかしら?」
そして、そこに永琳は居た。
鈴仙が雑魚妖怪チームとの試合に挑んだ夜、彼女たちは遥々中東の地へと向かっていた。
夢美「最初は、ここまで来てもらうつもりも無かったんだけどね。
ただ、私達の計画――『プロジェクト・カウンターハクレイ』の妨害に噛んでいたのが、
八雲紫では無く……例の、聖徳太子一派だったと発見した以上。
こうして直接、奴らの資金源を潰しておく必要が出て来たという訳よ」
――元々永琳が呼ばれた理由は、こうした血生臭い話では無かった。
夢美がかつて語ったように、永琳の助力は、
あくまで何者かによる破壊工作を受けた組織の立て直しと言う事務的なもの。
遥々中東の地にまで赴くべき用事では決してなかったのだが……
聖徳太子一派――即ち、神子の一派が絡んでいる問題と判明した事で、事情は変わった。
ちゆり「聖徳太子一派は、ある意味じゃあ八雲紫よりも怖いんだぜ。
奴らは最初、金も力も人脈もまるで無い烏合の衆だと思ったが……。
それゆえに、やって来る破壊工作がエグいっていうか、しっかりと考えられてるっていうか。
で、そんな奴らが金や力や人脈を持っちまったらどうなるか……。
きっと、私達の計画なんぞゴリ押しでつぶした上に、幻想郷を自分らの都合の良いように変えて来るに違いないぜ。
私らは、そこまでラディカルな事は求めてないってのに」
永琳「――で、やる事が私達精鋭部隊による資金源の根絶、っていう訳ね。
……こっちもこっちで、やってる事がチンケというか」
夢美「しょうが無いでしょう? 精々が一企業であり、私兵にも限度がある上練度も低い私達の軍団が、
国内財閥を一手に総べる、アラブの金満武器商人相手に勝てる訳が無い。
とならば、すべき事は――暗殺よ」
永琳「……言っておくけれど。 私は、姫を守る為以外では人の命を奪わない。
私がする事は、精々がターゲットの「洗脳」の解除まで。 殺しはしないわ」
795 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 00:22:13 ID:???
この日向さん人間やめてますね
796 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 00:24:07 ID:???
元からキャプ翼には人間やめてるのちらほらいたからね
797 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:25:07 ID:???
――永琳たちの遠征目標は、神子の一派に結託しようとしている、とあるアラブの資産家の無力化。
神子の一派は、幻想郷でつまらない稼業をして小銭を稼ぎ……そうして八雲紫の警戒を薄めながら、
外界にて密かに暗躍を続けた結果――あまりに莫大なバックアップを得る事となったのだ。
そして、それを受けた日向は、まず先に第三極たる神子の一派を潰す事に決意。
プロジェクト・カウンターハクレイの一翼を担う永琳もまた、彼らに同行する事となったというのが、事の顛末である。
日向「結果が出れば、何でも構わん」
夢美と永琳の口論を受けて、日向はぶっきらぼうにそう呟く。
結果が出れば構わない……それが彼らに課された使命の全てだった為、その発言は正確だった。
夢美「……社長の言う通りね。 私達の戦いは、あくまで幻想郷を揺るがしはすれども、
破壊するまでになってはならない。
第三極の存在が、ここまで巨大な物となってしまえば、その戦いの軸が大きく不安定になってしまう。
今まで気付けなかった私達のミスもあるけれど。
だからこそ……今、彼女たちの企みは止めなくてはならない」
科学が絡まずとも聡明な夢美は、今回の作戦の成否が、神子の一派の台頭。
そして、それによる望まぬ混沌を防ぐための大一番であると読んでいた。
――そして、その考えは間の悪い事に……敵の方としても同じ認識だったようだ。
青娥「あら……。 私の作った?屍《キョンシー》に、おじ様が作って下さった飛行機が一遍に瓦礫の山に。
これはちょっとあんまりですわ、虎の王子様」
798 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 00:26:48 ID:???
>とあるアラブの資産家の無力化
ヒドラェ…
799 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:27:14 ID:???
まるで死臭の如くむせ返る硝煙の中。青く透き通る黒髪に、空のように薄い羽衣を纏った美しい女性の名は霍青娥。
豊聡耳神子に道教の秘術を伝えた張本人にして、古来より名を轟かせる邪仙は、
まるで天界から降りて来た天使かと錯覚してしまうほど清楚な笑みを浮かべながら、可愛らしく拗ねてみせる。
日向「来たな……邪仙とやら。 ボケた金満豚を口説き落とす遊びは楽しかったか」
青娥「あら……。 おじ様の事を豚だなんて。 なんと酷い殿方なのでしょう」
ちゆり「一機あたり1億二千万ドル(日本円で約140億円)の飛行機100台、
そのおじ様とやらの名義で勝手に買い上げといて、良く言うぜ」
日向の人を殺すような視線も、ちゆりのあきれたような声も、霍青娥の眼には耳には届かない。
仙人でありながらその力を享楽の為に使う彼女にとって、自分にとってつまらない物は全く興味が無かった。
夢美「成程。 どうにもこうにも事を大きく荒立てた元凶というのは、
この邪仙だった……と、言うわけね。 聖徳太子も、幻想郷でさぞビックリしてるんじゃないかしら?
自分の家来だか師匠だか分からない人物が、まさか人類史上最大の石油王にして武器商人
――ユブンタイ家を手中にしていると知ったら」
最後に夢美がそう皮肉を言ってみせた後、暫くの沈黙が訪れる。
青娥「……それだけかしら、言いたいことは」
そして、その沈黙を十分に味わった青娥は――ここで漸く心底楽しげな笑顔を浮かべて告げる。
その笑顔は、先程の天使のような無垢な微笑みでは無く、自らの力を誇示できる事に喜びを感じる邪仙らしい、まさしく邪なる嗤いだった。
青娥「……それなら……道士様の面白い計画を、貴女達に邪魔される訳にはいかないわね。
さぁ――まだ、動けるでしょう? 私の可愛い…空飛ぶキョンシー達!!」
ゴゴゴゴゴ……ギィッ、ガシィイイイイッ……! ウィーン……!
ブウウッ………ウウウウン!! ガタガタガタ………!
800 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:29:03 ID:???
――彼女から発せられる冥の波動を感じ、再びそのバラバラになった機体を無理やりに結合させていく100余りのラプター。
その動きは、無機質でできた機械でありながら気持ち悪いまでに有機的で、
ぐちゃぐちゃの挽肉がこね上がる様子を想起させる。
やがて、不細工な鳥の形を模した『戦闘機のキョンシー』達は先程と同じように空へと舞い上がり、
今にも爆発しそうなエンジン音を立てながら……日向や永琳へと捨身の特攻を仕掛けていく。
沢田「ひ、ヒィイイイイイイ!! 日向さんバンザーイ!!」
日向「早まるなタケシ。 ダイナマイトを体中に巻き付けるのはまだ早いぞ……!」
グワアアアアアアアアッ……
日向「『タイガーショット』!」
バギュウウウウウン! ドオン!
……ギィッ、ガシィイイイイッ……! ウィーン……!
日向「……自己蘇生機能持ち、か。 これはウチの便利グッズ部門のアイデアに使えそうだな」
ちゆり「い、いいい、言ってる場合かなんだぜ!? 社長のタイガーショットを食らっても、
あの戦闘機、また破片を磁石みたいにくっつけてまた攻めてくるんだぜ!?」
青娥がその妖術で作り出した戦闘機のキョンシーは、日向のタイガーショットに、
ちゆりの必殺の武器を以てして粉砕しても尚――その破片を再び集めてまた立ち上がる。
無機質であるにも関わらず――否、無機質であるが故にその底なしの復活が恐ろしく、
日向一行は少しずつ押されていた。
801 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:38:54 ID:???
そして、恐るべき破壊力を持つ日向のシュートが。
ちゆりの必殺の武器が、夢美の人間離れした叡智による正体不明の攻撃が。
その全て通らないとなると、それは即ち――。
夢美「……こんな展開は予想していたけれど。 やっぱり、貴女に貸しを作るのは後が怖くていい気がしないわ」
永琳「……貴女は、人を何だと思っているの。 こんな所にまで私を駆り出した時点で、
正直私は怒っているのだけど。 私には守るべき姫が居るというのに……」
夢美「そこについても謝る。 だから……やっぱり、貴女の力を……貸して欲しい。
貴女の愛する姫君と……そして――『弟子』の為に」
夢美が高いプライドを折ってまで行った懇願は、果たして永琳の心にどこまで響いたかは疑問であるが。
「愛する姫君と弟子の為に」。最後にそう述べた時――永琳の瞳が僅かに変わったような錯覚を夢美は感じた。
無数の戦闘機が接近する中、永琳は退屈そうにかぶりを振ってため息を吐いた。
永琳「……はぁ。 こうなったら、さっさと終わらせるしかないわね」
――そしてその後。彼女たちは否応なしに思い知らされることとなる。
掲げる宗教の違いなど、心底馬鹿馬鹿しく思えるまでに圧倒的で絶対的な存在が、
今この宇宙に、地球に………今、この場に――『居る』のだという事を。
802 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 00:39:17 ID:???
ここは主人公が颯爽と登場する場面……!?
803 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 00:40:42 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
アラブの金持ち=ユブンタイという設定は某スレ様の設定を借用させていただきましたが、
多分このスレでヒドラさんが出て来る事は多分ないかと思っておりますので、ほんのフレーバーという感じです。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
804 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 00:55:30 ID:???
ヒドラ乙
805 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 07:28:58 ID:???
外の世界危なすぎる、これも全て妖怪の仕業
ゆかりんが幻想郷を維持するわけじゃけ
806 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 07:44:28 ID:???
なるほど、シュートで火の玉を発生させたり、戦闘機を打ち落とす・・・
こんな人間がごろごろいたらそら妖怪も結界貼って引きこもりますわ(確信)
807 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 21:28:36 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
本当はここから永琳がアカシックレコードを改竄して世界を3回位改変したり、
旧支配者を1撃で射殺す程度の威力の矢を一秒間に千百五十二連発したりする予定でしたが、
ゲームの趣旨から外れてぶっ飛んでいるので没にしました。今日は永琳の復帰イベントから入ります。
>>802
主人公(えーりん)ですね、わかります。
>>804
乙ありがとうございました。ヒドラは多分大丈夫です。
>>805-806
強くなってきた人間に対して、妖怪が隠れ住む為に作られたのが幻想郷…という設定だった筈ですし、
キャプ森(キャプ翼)ワールドには、原作からして人間離れした人間がゴロゴロいるので、
両者の設定から見てもどこもおかしくはないです。…たぶん。
あと、永琳とか鬼とかはもっと強いのでバランスは大丈夫です。その代わり戦闘力がインフレしてますが。
808 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 21:30:14 ID:???
〜3日目午後・固定イベント〜
【薬師の帰還】
*****
鈴仙がレティとのタックル練習を終えて帰宅した頃には、もう日は沈み夜になっていた。
秋の夜長とは良く言ったもので、夏の日長に慣れてしまうと、
その反動で途端に秋の夜が長く感じてしまうものだ。
鈴仙「はぁ……。 今日は疲れたし、さっさとご飯食べてお風呂入って寝ようっと」
筋肉痛で痛む右ひざのふくらはぎあたりをさすりながら、
鈴仙は耳も体もくたっとした様子で永遠亭の戸を開こうとすると、
遠く――竹林の奥からこっちに向かい、女性の話し声が聞こえてきた。
女性「ええ。 ええ……そう。 逃がした……残念だったわね。
でも仕方ないわ、あれから細菌兵器まで持ち出して来られたら……私達は、人命を優先するしか無いのだから」
鈴仙「(……この声は。 そして、この良く分からないけれど物騒な話題は……)」
鈴仙は女性の声に聞き覚えがあった。
振り向くと、先程までは見えなかったが竹林の奥から小さなシルエットが見え、
その影がこちらに向かって少しずつ大きくなって行くのが分かる。
鈴仙「もしかして、あれは――」
鈴仙にははっきりと分かった。 声など聞かずとも、シルエットが見えなかったとしても。
周囲に、穢れ無きオーラと糸のように張り詰めた緊張感を齎しているあの人物こそが…。
まさしく、鈴仙達が最も待ち望んでいる人物の一人であるという事に。
809 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 21:33:50 ID:CTOKjZSw
女性「……」
女性はいつの間にか、鈴仙のすぐ近く前にまで立っていた。
先程までは携帯式の電話で誰かと話していたのだろう彼女は、
既に通話を止めて、懐かしさを感じるような微妙な目線で鈴仙を見つめていた。
鈴仙「あなたは……」
その女性は、そう。 もちろん――。
先着1名様で、
★薬師の帰還→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→女装したロベルト本郷(全裸)だった。
クラブA→傷つきボロボロになった永琳だった!?
その他→もちろん、鈴仙の不動の師匠・八意永琳だった。
810 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 21:34:31 ID:???
★薬師の帰還→
ハート5
★
811 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 21:34:41 ID:???
★薬師の帰還→
クラブ5
★
812 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 21:39:11 ID:???
うん?女装した(全裸)?
異議あり!この分岐はあきらかにムジュンしています!
813 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 21:51:31 ID:CTOKjZSw
★薬師の帰還→ ハート5 ★
その他→もちろん、鈴仙の不動の師匠・八意永琳だった。
鈴仙「師匠……!」
永琳「遅くなって御免なさいね、ウドンゲ。
ちょっと日本行きのボーイングが、謎の大災害の影響で運行停止になってしまっていて。
最終的には私が適当に運転したから、何とか今日に間に合ったけれど……申し訳ない事をしたわ」
鈴仙「は、はぁ……(この分かって当然、って感じで意味わかんない話を押し付ける感じ……本物の師匠だ!)」
永琳は普段通りの余裕を見せていたが、その奥には多少なりの疲弊があったのだろうか。
普段の(鈴仙のみに対する)尊大な態度が失せ、しおらしく鈴仙に対して謝意を向けていたのだ。
鈴仙「(それにしても。 あの師匠が私にこうも丁寧に謝るなんて……余程何かヤバい事があったのね。
多分、地球が二回か三回程滅亡するレベルの)」
そしてその様子を、永年永琳に付き添ってきた鈴仙は容易に看破出来た。
――最も、鈴仙は永琳がここまで消耗する様子を見たことは初めてだったのだが。
鈴仙「(普段は1%の力で過ごしている師匠も、今回は5%位の力を出さざるを得なかった……って感じかしら。
そしてますます、師匠の身にどんな事があったのか聞いてみたいのだけれど……。
まずはやっぱり、姫様をお呼びするべきかな?
でも、私だって師匠の弟子。 少し位は、師匠の身の上について聞く権利はあると思うんだけどなぁ……)」
814 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 21:53:02 ID:CTOKjZSw
鈴仙は永琳に何と言葉を掛けるべきか迷った。
事情を聴くべきか、まずはすぐに輝夜に会わせるべきか。
鈴仙は永琳の手荷物(永琳は旅行客のように、左手にローラー付きのトランクを持っていた)を預かりながら、
永琳に掛けるべき言葉や、とりあえずの応対を必死で考えて……。
A:「師匠! 本当に心配しましたよ……!」まずは素直に心配していたと告げる。
B:「一体、どこで何をなさっていたんですか……?!」何をしていたのかを聞く。
C:「ま、まずは姫様の元へ!」とにかく輝夜に会わせる。
D:「アンタはニセ者ね! 師匠が私にそんな優しい態度を取る訳が無いもの!」偽者だと疑ってみる。
E:「この荷物重たいですね。 中には一体何が……!?」預かった手荷物を開けてみる。
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
815 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 21:53:55 ID:TionMIKc
C
816 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 21:56:18 ID:SBGqLniE
C
817 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 22:04:32 ID:wa3+LNuM
E
818 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/10(水) 22:24:01 ID:CTOKjZSw
C:「ま、まずは姫様の元へ!」とにかく輝夜に会わせる。
鈴仙「(い、色々聞きたい事や言いたいことはあるけど……それは姫様だって同じ筈!)
――師匠! まずは姫様の元へ!!」
鈴仙は弟子としての立場より、永琳と輝夜の従者としての立場を優先した。
つまり、自分よりも永琳と輝夜が一番望むであろう言葉を鈴仙は告げたのである。
永琳「――悪いわね。 まさか、貴女にこうも気遣いをさせてしまうなんて」
永琳は苦々しく微笑みながら、鈴仙に荷物を預けて急ぎ足で永遠亭の中へと入っていく。
その足取りから、彼女が如何に輝夜との再会を渇望していたのか。
そして、そうまで愛する輝夜を見捨てて、外界へと出た事がどれだけのストレスだったのかを、
鈴仙は僅かばかりであるが理解する事が出来た。
永琳「……ウドンゲ」
そんな永琳は振り向きざまに……鈴仙にこう告げた。
先着1名様で、
★薬師の帰還2→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→イベント発生
ダイヤ→「……貴女も私に同行するのよウドンゲ。 話があるわ」
ハート・スペード→「――ありがとうね」
クラブ→「……相変わらず謙虚ね」
819 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 22:24:51 ID:???
★薬師の帰還2→
ダイヤQ
★
820 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 22:24:52 ID:???
★薬師の帰還2→
ハート3
★
821 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 22:29:38 ID:???
おっしおっしこれはたぶん大きい
822 :
森崎名無しさん
:2014/09/10(水) 22:31:52 ID:???
よしよし鈴仙も本格参戦か
823 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 00:08:03 ID:???
すみません、ちょっと文章を分かりやすく推敲したいのと、
明日にまとめて更新したいのがありまして、今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>821-822
大体の流れを言えば、これで鈴仙も永琳たちの『プロジェクト・カウンターハクレイ』計画の一端を理解し。
その上で、ゲームキャプテンを優先的に任せられるようになりました。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
824 :
森崎名無しさん
:2014/09/11(木) 00:36:48 ID:???
乙です
主人公としても、弟子としても話の根幹に関われないと寂しいもんね
825 :
森崎名無しさん
:2014/09/11(木) 22:34:57 ID:???
なんかこの永琳なら完成したオーベロンといい勝負しそうですね・・・
それはそうとファミ通やサイト見てたらまたバージョンアップするらしいですよ
またマジックザギャザリングとコラボするそうな
ガラクとジェイスがのってました
826 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:10:49 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>824
乙ありがとうございます。
このダイヤで、本当は予選突破後に行おうとしていたイベントが前倒しになりましたね。
>>825
lov3の話ですね。永琳がカード化したら本気だします。多分永琳は超大型で、鈴仙は荒らしだと思います。
827 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:11:58 ID:???
★薬師の帰還2→ ダイヤQ ★
ダイヤ→「……貴女も私に同行するのよウドンゲ。 話があるわ」
鈴仙「えっ……?」
鈴仙はこの時、我が耳を疑った。
永琳「聞こえなかったかしら、ウドンゲ? ――話がある、と」
鈴仙「い、いえその。 聞こえましたが……。 私も、姫様と同じく話を聞いても良いんですか?」
鈴仙にとって、この扱いは破格だった。
普段は、どうしても輝夜の扱いが第一となり二の次三の次にされえる事の多い鈴仙が、
今日この場で輝夜と同列に話を聞くよう命ぜられた。
これはきっと、特別な意味があっての同行。 鈴仙は直観的にそう感じ、
鈴仙「……分かりました、師匠」
そう、意志の籠った瞳を永琳に向ける事で返した。
***
〜永遠亭・輝夜の私室〜
輝夜「永琳……良く帰って来てくれたわね。 必ず無事と、私は確信していたけれどね」
永琳「申し訳ございません、姫。 ……篤い信頼を頂き、恐悦至極に存じます」
鈴仙「(う、うわぁ……! なんか二人ともいつもと違う……! 特に姫様とか、本当の姫様みたいじゃないの!?)」
828 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:13:42 ID:???
――余計な物がほとんど無い輝夜の私室。
輝夜と永琳がそれぞれ主従の会話を繰り広げる中、鈴仙はその後ろで座布団も無く正座していた。
普段妹紅と喧嘩をしている様子からは考えられぬ程、落ち着き威厳のある様子の輝夜を前に、
永琳は普段の尊大で聡明な態度からは考えられぬ程、恭しく頭を下げて謝意を示す。
鈴仙「(それにしても。 一体どんな話でこの私が呼ばれたのかしら……?
今みたいな様子じゃあ、私の出る幕なんて殆どない筈だけど……?)」
そして、いつも通りのビクビクを抑えられない鈴仙は、
この二人のやりとりを見ていると心底自分が場違いな存在ではないかと勘ぐっていた。
今自分がこの場に呼ばれたのも何かの間違いか、それとも新手の嫌がらせか。
当初呼ばれた時の緊張感はどこへやらという風に、鈴仙はさっさと帰って寝たいと心底思っていたが。
永琳「……さて。 早速本題に入りましょうか」
輝夜「そうね。 ちょっと立て込んだ話だから、早々に済ませておかないと。
……永琳も、そう思ってあの子を今、連れてきたんでしょう?」
永琳「はい。 私達の予測以上に、事態は急速に進んでいたもので。 ――鈴仙」
鈴仙「えっ……?」
永琳と輝夜は、不意に鈴仙の方に向き直った。
自分を置き去りにして話を進めていた輝夜と輝夜は、今や自分を中心に据えたような位置で座り直している。
これでは、まるで――今夜の話の中心が……永琳の旅の報告でも無く、輝夜の訓令でもなければ。
鈴仙「(この構図。 まるで……私が、この話の『主人公』みたいな位置じゃない……!?)」
この夜のこれからの出来事は、これまでの鈴仙にとって。
そして恐らく、これからの鈴仙にとっても――全く予想外の事態だった。
829 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:15:28 ID:???
永琳「鈴仙。 今宵は、貴女にこそ話があるの」
永琳は鈴仙の動揺を感じながらも、いつものようにからかう事もせず。
輝夜「驚くかもしれないけれど……これは、貴女に課せられた運命。
いや、正確には。 ――私達が、貴女に課した重く抗いがたい運命よ。
だからこそ、鈴仙。 貴女は少なくとも私達の話を聞く権利があるし、同時に聞く義務がある。
――だから、聞きなさい」
輝夜は、普段の子供っぽさとも、好々爺めいた大物さとも違った、
人の感情を狂わせるような不思議な瞳を鈴仙に向けて――告げた。
輝夜「鈴仙・優曇華院・イナバ。 ――おめでとう、貴女は……。
我が『プロジェクト・カウンターハクレイ』が新たに創るチームの、キャプテン候補として選ばれました」
830 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:16:44 ID:???
鈴仙「プロジェクト……カウンター……ハクレイ……? 何ですか、それ……?」
永琳「それについては、私が説明するわ」
ポカンと口を開く鈴仙の為に、永琳は説明を加えた。
永琳「プロジェクト・カウンターハクレイとは、サッカーを通じた幻想郷と外界との交流促進事業。
外界の民は、幻想郷の民の自由で奔放な生き方を学び、
幻想郷の民は、外界の民の秩序と努力を学ぶ事により、互いのサッカー技術の向上を図る事が、
主な事業内容とされているわ」
鈴仙「……色々と突っ込みたい事はあるんですが。 ――その事業と、私になんの関係が……?
(ついでに言うと、そういう綺麗な話って大体胡散臭いのよねぇ。 今朝てゐと話してた、グルグル不死トールの話じゃないけど)」
永琳の概略を聞く限りは、とても素晴らしい企画であるように見えるそのプロジェクト。
しかし、鈴仙にはその話の全貌がどうにも見えてこない。
永琳「――まぁ、貴女が大体考えている事は分かるわ、ウドンゲ。
『こういう上辺が綺麗な話って、大体胡散臭いのよね…』とか、そんな感じでしょう?
その通り、この事業には当然の如く裏の顔があるわ。
即ち――、【外界勢力による、幻想郷の秩序体制の大規模な革新】。
そしてウドンゲ、貴女はいずれ……その活動の急先鋒となる『とある企業』をスポンサーに抱え。
保守的な幻想郷の体制に、サッカーで一石を投じて貰いたいと思っているの。
――幻想郷の保守的な権威の象徴となる『博麗の巫女』と、それを取り巻く保守派の妖怪……具体的に言えば『八雲一家』。
この二つの勢力に、サッカーの試合で勝利する事によってね」
831 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:17:59 ID:???
鈴仙「は……!? な、なんですかそれ!? 第一、私は今は永遠亭ルナティックスのメンバー。
そんな変テコな活動に協力している暇もないし。 それに、この大会が終わったら今度は、
かつてのJr.ユース参加国と幻想郷選抜によって行われる親善大会の、全幻想郷代表として……!?
――あ、いえ。 そりゃあ、もちろん選考漏れとかも十分にあり得ますけど」
永琳「それについては問題無いわ。
私達は、その親善大会に向けて1国のJr.ユースメンバーを買い占めて、大会にねじ込ませるから。
だからさっき輝夜が言ってた『プロジェクト・カウンターハクレイが新たに創るチーム』ってのは、
その親善大会での参加チームよ。
――だから。 貴女にはいずれどっちに付くかを考えて貰う必要があるわね。
【私達が創る新チームに付く】か。 それとも、【八雲紫を中心とした、全幻想郷選抜チームに付く】か」
鈴仙「あ、あはは……何ですか、その冗談」
輝夜「冗談では無いわ、鈴仙」
永琳のあまりにスケールの大きすぎる話に、鈴仙は乾いた笑いを零さざるを得なかった。
輝夜は鈴仙を普段呼ばない名前で呼び、現実を直視しない彼女を制する。
気が狂うかのような底深い輝夜の瞳を見た鈴仙は、何とかそれで少しだけ気を取り直すも。
鈴仙「――でも、やっぱり信じられません。 大体どうして、師匠と姫様がそんな計画に?
それにどうして、無理をして幻想郷の秩序を変える必要が?
それと最初の方に、事態が急速に進んだ……とか言ってましたけど。 そもそも、師匠はどうして外界に行って、何をしていたんですか?
私には、分からない事だらけです。 突然にこうして中央に立たされても、わかりません……」
832 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:19:21 ID:???
――鈴仙はやはり、勇者でもなければ英雄でも無い。
聖人でもなければ天才でも無いし、覇王でもなければ当然狂王でも無かった。
サッカーの実力を磨き、前を見る勇気を身に着けたとしても……。
それでも、鈴仙はまだ、主人公としてはあまりに頼りない、臆病な少女だった。
だから……永琳の言葉を聞いても、受け入れる受け入れない以前に、
まず、何をどうすれば良いのかすらも理解する事が出来なかった。
そして、鈴仙がこうした反応を見せる事は……輝夜にとっても永琳にとっても予想通りだった。
輝夜「……その感情も、無理もないわね。 私達は今まで、貴女が可愛いばかりに大事にし過ぎていた。
それこそ、従者と主人。 もしくは師匠と弟子という関係があったとしても。
私と永琳は貴女を優しく包む母のように、厳しく叱る父のように、明るくお転婆な妹のように、もしくは冷静で頼れる姉のように。
貴女に対して接して来ていたつもり。
だから、今日の話は貴女にとってはとても唐突で厳しい話に見えるかもしれない。
何故なら、私達は可愛い貴女を、無理にでも巣立てさせようとしているのだからね」
輝夜は、思い悩む鈴仙の頭を優しく撫でる事でその心を落ち着かせた。
今にして思えば、その所業に手を焼かされながらも、輝夜の存在はいつも鈴仙の心を温かく保ってくれていた。
永琳「――鈴仙。 貴女には聞く権利がある事を、私は当然に自覚している。
これまで私は、貴女にとって常に良い師匠では無かったかもしれない。
貴女の成長を慮るあまり、貴女の才能の芽を摘んでしまい、意欲という翼を折ってしまっていたかもしれない。
そして、それはこれからも続くかもしれないけれど。 ――私は、貴女の事を常に考えているわ」
永琳は、機械的な口調ながらも、彼女なりの全力で鈴仙にその慈愛を伝えた。
普段鈴仙に辛く当たる事も多い永琳だったが、鈴仙はその行動の裏には、彼女の天才であるが故の不器用さがあると知った。
鈴仙「……ありがとう、ございます。 姫様、そして……師匠」
気付けば、鈴仙の頬には何か熱いものが伝っていた。
こうして二人に礼を告げようにも、胸が熱くて目がじんわりとして、言葉が上手く紡ぎだせなかった。
833 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:20:23 ID:???
*****
永琳「……さて、話を少しだけ戻すけれど」
鈴仙がひとしきり泣き止んで落ち着いた後、先程の自身の発言が相当に恥ずかしかったのか、
永琳は顔を隠して、普段通りの事務的な声で告げる。
永琳「――私と輝夜は、先程言った通り『プロジェクト・カウンターハクレイ』に携わっている。
だからこそ、私達が貴女に説明をするとなると。
恐らくはどうしても貴女に、我々のプロジェクトへの参加を誘導する説明になってしまう可能性が高いわ。
そうなると、私は貴女の【これまでの目的通り、全幻想郷代表メンバーになる】…という目標を、
こちらの都合でへし折ってしまう事になる」
輝夜「八雲紫は八雲紫で、幻想郷の事をしっかりと考えている賢者だからね。
全幻想郷のメンバーに入って、あいつの事情を理解した上で、中から自分や幻想郷の在り方を変えていく…。
という物語だって、あるのかもしれないし」
永琳「……そういう事ね。 私達はね、ウドンゲ。 あれだけ言っておきながらも、
貴女には、貴女自身の考えた道を選んでもらいたいの。
そしてそこには当然、得られるべき要素もあるし、けして得られぬ要素もある。
ただ――貴女に、後悔だけはして欲しくない……そういう事よ。 要するに……」
輝夜「――前置きが長くなってしまったけれど。 これから暫く、質問タイムを設けるわね。
中にはどうしても、今の段階じゃ答えられないような質問もあるけれど……。
答えるだけ、答えようと思っているわ」
鈴仙「は、はい(質問タイム、か。 色々と聞きたい事はあるけれども……一体何について聞こうかしら)」
834 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/09/11(木) 23:23:57 ID:FzJa1S5+
永琳たちは最後に、このような質問の時間を設けてくれた。
鈴仙が来るべき『選択の時』に備えて、後悔しない適切な選択を行えるように。
鈴仙は二人の主人の優しさを改めて噛みしめつつ、二人に対して質問を行った。 それは……。
A:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
B:永琳を外界に向かわせた理由について。
C:新チームのメンバーの選抜方法について。
D:輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。(*ぼかされる確率高)
E:その他 自由質問枠
F:質問はもういい。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*質問回数に上限はありませんが、1度選ばれた選択肢は二度と選択できません。
*自由質問については、1票入った時点で答えられるか否か、どこまで答えられるか(判定あり)、回答不可かをお示しします。
*このイベントにより、第3章の二大分岐が判明しました。
【全幻想郷選抜メンバーの一員として大会を勝ち抜く】か、【永琳たちの新チームの一員として大会を勝ち抜く】かです。
この分岐内容の詳細については、後日(明日以降)別途まとめようと思います。
第3章の分岐選択については、大会終了後に行われます。
835 :
森崎名無しさん
:2014/09/11(木) 23:26:13 ID:PhpGZeuE
C
人気が思ったより稼げなかったからこういう選択肢ができたのかな?それとも既定路線かな?
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