キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/19(金) 00:00:30 ID:/mjs3LOQ
さとりは慣れた様子で松山の言葉をあしらい、
簡単にではあるが牢獄に散らかったゴミの片づけや、室内用具の手入れを始める。
鈴仙が持ち込んだ二つのカップラーメンについても、何一つ感想を述べる事無く淡々とゴミ袋に入れて行く。

鈴仙「――さとりさんって、毎日この矢車……いや、今は松山なんだっけ……の面倒を見てるんですか?」

さとり「――少し彼に、思う所がありまして。 ……先に言っておくけれど、愛とか恋とかそういうありがちなネタは要らないので」

鈴仙「言ってもないし、思ってもいないってば……」

さとり「……なら良いです。 ――時に、松山君。 最近は、随分と自身の存在を保てるようになったようですね。
まさか部屋に入った時から、あなたがその形態を発現させているとは思わなかったわ」

松山「……何だよ、兄貴でもない癖に恩着せがましいぞ、お前」

さとり「兄貴だったら恩着せがましかった良いのね。 ……爽やかで恩着せがましい感じの矢車君。 私は見たく無いけれど」

無表情で淀みないくせに、何故かどこか必死なさとりの言動を聞き流しながら。
さとりと松山とで同居人らしい会話が始まった事を機に、鈴仙はいよいよ所在無げに牢獄をぶらぶらとし始める。
特に深い理由も無く来たので、より松山と関係の深い人物が現れた以上、
鈴仙がこうして気まずい空気になるのはある意味必然ではあったが。

ガッ……!

鈴仙「きゃ、きゃ〜っ! い、今なんか小石に蹴躓いたっ!」

……暗い地面にあった何かに足をぶつけた鈴仙は、そんな空気をぶち壊しにする程の間抜けな絶叫を上げた。

松山「おいおい。 ……お前、さっきから一体何なんだよ。 本気で何しに来たんだ?」

鈴仙「わ、私にも正直分からないわよ。 研究したかったような、カウンセリングしたかったような、ラーメン食べたかったような……。
思兼の神にそそのかされて、無理やりやらされたのよきっとぉ……」

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0ch BBS 2007-01-24