キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/14(日) 17:00:35 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【Other】鈴仙奮闘記23【World】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1415891220/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

「鈴仙、貴女は――『プロジェクト・カウンターハクレイ』が新たに創るチームの、キャプテン候補として選ばれました」
全幻想郷選抜大会初戦を勝利で迎えた鈴仙に、永琳はある日の夜こう告げる。
それはこれまでの鈴仙が描いていた将来――全幻想郷代表として、永琳と肩を並べること――とは全く別の道。

全幻想郷代表選抜大会予選リーグ第2回戦・地霊殿サブタレイニアンローゼスとの戦いに勝利した鈴仙。
そんな彼女の元にある日、かつてからの友人、魂魄妖夢が訪れる。
サッカーの特訓や過去の想い出話に花が咲く中、妖夢は鈴仙と道を違える決意。
――すなわち、謎の聖人・豊聡耳神子が主催する計画、『ハイパーカンピオーネ』の一員となる事を教えてくれた。
妖夢を信じて彼女の決意を後押しする鈴仙。 しかし、『ハイパーカンピオーネ』の前段階として神子が率いるチーム、
聖徳ホウリューズは勝利の為には手段を選ばぬ恐るべきチームだった。
ホウリューズの美しくも悪辣なプレーを前に倒れたライバル・紅魔スカーレットムーンズを見て、
鈴仙達は何を想い、どんな方向へと向かって行くのだろうか――。

801 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/05(月) 00:08:54 ID:???
紫「――分かっているじゃないの。 ……眠いんだから、分かっているなら説明させないで」

紫はここで、幽々子の方に向き直る。
彼女もまた、亡霊の親友に対して話したい事があった。

紫「……私、知っているのよ、幽々子? ――貴女が、私を裏切ろうとしている事を」

幽々子「……妖夢を、中山政男を『送り込んだ』連中への派遣を勧めた事かしら?」

紫「そうよ……。 一体、何を考えているのかしら?」

紫は笑っていた。それは彼女が静かな怒りを潜めている時の表情だと、幽々子は知っていた。

幽々子「……べっつに。 ただ私は、いつもの紫の代理をしてるだけよ。
面白そうな事には適当に顔突っ込んで、引っ掻き回して、後は知らな〜い……って感じのね。
――私としては、紫こそどうしたの……? って、思うのだけどね」

幽々子は、そんな紫の感情を知りつつ、敢えてその感情を逆なでするように茶化す。
これは、普段の幽々子と紫との会話に近かったのだが、今の紫には気に入らなかったらしい。

紫「――やっぱりそうだったのね。 ……ならば、もう、裏切り者の貴女に話す事なんて無いわ」

幽々子「……そんな事言うなんて、何時もの貴女らしくないわね。
安易なレッテル張りは、賢者のする事では無いと思うけれど?」

幽々子には紫のどんな返答をするか、想像がついていた。
しかし、彼女は今の紫がどこまで追い詰められているか、完全には分かっていなかった。
紫の表情は怒りを超えて、独善的な哀しみに包まれていた。
紫は、最後に寂しげに、こう呟いた。


紫「……貴女も、私を理解してくれなかったと思うと。 ――残念だわ」

802 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/05(月) 00:10:27 ID:???

スウッ。

幽々子「って、ちょっと……! 話が短絡的過ぎるわよ〜?
だいたい理解も何も、貴女が何にも話してくれなきゃ理解しようが……って、行っちゃった」

これ以上聞きたくないと、紫は椅子代わりにしていた空中に浮かぶ世界の裂け目――スキマに入る。
そこから幽々子が冥界に戻るまで、姿を現す事は無かった。

幽々子「……はぁ。 なんか、最近の私ったらダメね〜。 妖夢にも、紫にも嫌われちゃって。
……私はただ、皆がいつも通りにしているのが一番と思うけれど。
――これは、ただ私が、変化を恐れているだけなのかしらね」

紫が拗ねて戻ってこない様子を見ると、幽々子もそう寂しげに呟いて、再び冥界へと戻る事にした。
残されたのは、ただ綺麗なままの幻想郷の宵の闇。 そして――。

803 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/05(月) 00:11:45 ID:???
藍「………」

宵に光る金色の星。 八雲紫の忠実なる式・八雲藍ただ一人だった。
彼女は偶然にも、彼女の主とその親友との会話を一部始終を聞いてしまっていた。

藍「(最近の紫様は、何時もあんな感じだ。
幽々子様に限らず、自分の理想に反する者を恐れ、怯え……そして、憎悪している。
あのままでは、紫様はいずれ――完全に孤立するだろう。
この幻想郷を守ろうとすればするほど。 あの方は、幻想郷に忌み嫌われ、そして孤立を強いられるだろう……)」

主の忠実な式――機械の如く冷徹に職務をこなすべき藍は、これまで紫の指示の元、色々な事をしてきた。
たとえ疑問に思える事があっても、藍はひたすら紫の命のみを信じて来た。
しかし、今こうして主が偏執し孤立しつつある現在の姿を見た藍は――。
式では無く、独りの妖怪として、紫の境遇を哀れに思っていた。

藍「(式は必ず、紫様の力にならなくてはならない。
しかし”私”は、紫様がこれ以上道を外し孤立する姿を見たくない……!)」

藍は悩む。 式としての使命と、個人としての想いの狭間に。
外界のどのスーパーコンピューターにも負けない思考力を巡らせ、
彼女は自身が取り得る最善の行動を模索する。
そして――彼女は決意した。

藍「(紫様が孤立し、疑心に駆られ動けぬならば――まずは、私が動いてみるか)」

藍は遥か遠く、竹林の生い茂る西の地平を望む。 夜明けにはまだ遠い空に、月が輝いている。

藍「(『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補にして。
大会後に紫様が想定している計画・『リアル・幻想・セブン』のメンバー候補――鈴仙・優曇華院・イナバ!
――明日の試合後にでも、私から彼女に接触してみようか……)」

八雲藍はこの時初めて、自らの意思で主の命を超えた行動を行おうとしていた。

804 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/05(月) 00:14:05 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。明日は試合ミーテイングから始めようと思います。

皆さま、本日もお疲れ様でした。

805 :森崎名無しさん:2015/01/05(月) 00:23:36 ID:???
乙でした

806 :森崎名無しさん:2015/01/05(月) 00:52:28 ID:???
乙ー
成程!
中山は人間の希望という起爆剤、それが勝つことによって神子様達は人の希望を証明し
努力により薄汚い妖怪共やそれに味方する狂人共を世界から見事に消し去り
我々人間が平和に過ごせる安全で安心な世界を取り戻して下さるということか!
さすがは神子様達だ!なんという素晴らしい作戦だ!私は感動の涙のあまり前を見れません!
あなた様は救世主だ!おお大使様!どうか我々を救ってください!!

ってジョークはさておき勝っても負けても敵に利益があるのか
うわーこれは本当に厄介なことになってるな・・・
第3勢力と思われる日向の考えもわかりやすいほんの一部しか読めない、マジでどう動くべきか悩む

807 :森崎名無しさん:2015/01/05(月) 00:56:40 ID:???
『リアル・幻想・セブン』
輝夜、ブルノ、レナート、アモロ、ブローリン、ガレリ、ティーチャー(フリーザ様)

808 :森崎名無しさん:2015/01/05(月) 15:23:06 ID:???
姫様にもサポーター達からお年玉だ受け取れ(カグロットォー!)

ボナンザ「………」シャンシャンシャン
姫様「またキーパー…」ウサギC「ナイスガッツボナンザ!」

809 :森崎名無しさん:2015/01/05(月) 22:42:12 ID:???
紫「私のことを好きにならない存在は邪魔なんだよ!」
だんだん言動が草加っぽくなってきたぞこの妖怪

810 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:34:10 ID:???
こんばんは、仕事は早かったのですが本を読んでいたらこんな時間になりました(汗)
ほんの少しですが更新します。
>>805
乙ありがとうございます。
>>806
乙ありがとうございます。
リアル幻想セブンについては多分お察しの通りですね。
どのルートが正解…とは考えておりませんので、悩んで少しでも悔いの無いよう決めて下されば幸いです。
>>807
圧倒的なGK過多ですね…wフリーザ様はトップ下可能でしょうか。
>>808
ボナンザの元ネタを実は知らなかったりしますが、
これをカグヤファンの一員に入れちゃって良いのでしょうか…w
>>809
今の言動等を見るとそうかもですが、きっと悲しい過去とかがあるのです…きっと。

811 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:35:30 ID:???
〜9日目午前・固定イベント〜
【予選リーグ最終戦! VS西行寺亡霊連合!】

【ミーティング】

魂魄 妖夢
突破力:B 得点力:B ボールカット:C ゴール前:D スタミナ:B
全体的に悪くは無いが地味。 特に得点力は今大会においては少し物足りない。 一昔前の鈴仙のような能力。

メルラン・プリズムリバー
突破力:D 得点力:A ボールカット:D ゴール前:D スタミナ:B
シュートに特化した騒霊姉妹の次女。 ただし各種合体技には要注意。


突破力:A 得点力:C ボールカット:D ゴール前:D スタミナ:B
お燐よりも使いどころが広く、安定したウインガー。 藍が味方にいると、少し強くなる。

八雲 藍
突破力:A 得点力:B ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:A
攻守全てに長ける万能型だが、器用貧乏なきらいもある。 頭が良く、オフサイドトラップ等戦術スキルも活用してくる。

ルナサ・プリズムリバー
突破力:B 得点力:D ボールカット:D ゴール前:D スタミナ:B
パスに特化した騒霊姉妹の長女。 合体技を使われると、タックルやパスカットもやや脅威になる。

リリカ・プリズムリバー
突破力:D 得点力:D ボールカット:B ゴール前:D スタミナ:B
タックルに特化した騒霊姉妹の三女。 単独では一番御しやすいが、徒党を組まれると厄介。

812 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:37:18 ID:???

西行寺 幽々子
突破力:B 得点力:A ボールカット:A ゴール前:S スタミナ:S
チームを守る巨大な壁。 彼女相手に空中戦は無謀である。 ダイレクトシュートも強力。

中西 太一
セーブ力:B 一対一:A 飛び出し:B
正体不明の謎の亡霊。 安定した実力者であり切れ者だが、全体的に少し物足りない。

*****

……以上のように、控室のホワイトボードへ記された西行寺亡霊連合の選手データ。
それを眺めてふむと首を捻る永琳。 データの大半を提供し、得意げな表情のてゐ。
話も聞かず、ひたすら携帯ゲームに熱中している輝夜……のゲーム画面を手で隠して妨害している妹紅。
それを呆れた様子で見守る慧音。 緊張と期待が半々のウサギ達。 いつも通りクールなパスカル。
全てがいつも通りの、試合前の光景だったにも関わらず。

鈴仙「(妖夢……一体どうして、あんな神子達の言う事なんて聞くの。 それが――あんたの選んだ道だっていうの……?)」

鈴仙は――やはり、試合を前にして、どうしてもやりきれない気持ちで一杯だった。
過去の事を後悔しない、友の選んだ道は尊重する……。
鈴仙の友人達が教えてくれた様々な教条も、現実の試合の前では幾分心細かった。

鈴仙「(……私は。 やっぱり後悔している)」

つい先日のスカーレットムーンズの試合を思い出す。
『ハイパー・カンピオーネ』の前身団体である聖徳ホウリューズは、
最後まで紳士的に戦った、レミリア達紅魔館の一門を侮辱するような行いを見せた。
――ルールスレスレの危険プレー。 集団ヒステリーの扇動。
そして……勝負の楽しさを捨て、ひたすらに勝利のみを追求する彼女達の美学は、
当事者たるレミリアやパチュリーだけでなく、鈴仙にとっても到底受け入れがたいものだった。

813 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:40:04 ID:???

――そんな集団の中に、あの純粋で生真面目すぎる親友が入り込もうとしている。
そして何も知らない自分は、過去にそれを後押ししてしまった。
他に方法は無かった。 何より、彼女を……妖夢を一番尊重する手段はそれしか無かった。
更には、それを後悔するのは完全に無意味だと、鈴仙は理解しつつも納得出来ていなかった。

てゐ「……鈴仙。 鈴仙!」

鈴仙「――……あれ。 妖夢!?」

てゐ「全然違うよ。 サルとクジラくらい違うってば。 ……ただやっぱり。
鈴仙ってば今日の試合、どうしても思う所があるんだな〜ってね」

鈴仙「……うん。 昨日も寝る前とか、夢で起きた時とかも。 後悔しないぞ! 頑張るしかない!
――って。 色々鼓舞していたんだけど。 ――やっぱり、ダメだったみたい。 私って、ほんとメンタル弱いなぁ……」

鈴仙はやはり弱かった。
幾ら自分の考えている事が不毛で非生産的と分かっていても、どうしても割り切る事が出来ない。
頭の中では、自分の選択は間違っていないと知っていても、いざという場面になると怖くなる。
彼女は依然、常に最適解を模索し、恐れず行動し続ける中山のように強くなかった。

てゐ「……でも。 私はそこが鈴仙の強さだと思うけどね」

鈴仙「――? てゐ、今なんて……」

周囲の雑音でてゐの声が聞こえず、鈴仙は思わず訊き返そうとするが――。

永琳「はい。 それでは皆注目。 今日も、この試合のゲームキャプテンについて、決めていくから」

それは、永琳がパンパンと手を叩く音で中断される。
気付けば、先日の試合に引き続き、ゲームキャプテンの指名に入ろうとしていた。

814 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:42:18 ID:4yoAoU/c
永琳「さしあたって。 この試合は――」

鈴仙「(……今日も、キャプテンに指名されるのかしら。
それとも、二日連続を避けて、パスカル君あたりに任せるのかしら……?)」

鈴仙はどこか上の空。 他人事のようにそう思いつつ、永琳の託宣を待った。
そして、実際にキャプテンとなった人物は――。

先着1名様で、

★ほぼ鈴仙ですが…→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→永琳「……さぁ、出てきなさい。 中山君!」中山「やぁ皆。 久しぶりだが宜しく頼む!」
       なんと、中山さんが帰って来ていた!?
それ以外→永琳「……ウドンゲ。 二試合連続だけど、頼むわよ?」鈴仙だった。
クラブ2〜6→永琳「パスカル君。 ……貴方、キャプテンやってみない?」パスカルだった。
クラブA→永琳「――あんたの出番よ、ウサギC」ウサギC「はっはぁ〜! げんそ〜きょ〜サッカ〜をりょ〜じょくしてやるぜ〜!」
      なんと、ウサギCだった!?

815 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 00:42:45 ID:???
★ほぼ鈴仙ですが…→ クラブ10

816 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 00:42:51 ID:???
★ほぼ鈴仙ですが…→ スペード9

817 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 00:44:10 ID:???
クラブAやべえwww

818 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:44:19 ID:???
――と、言ったところで今日の更新はここまでです。

皆さま、本日もお疲れ様でした。

819 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 00:57:05 ID:???
敵の面子を見ると本当にダイレクトシューターが多い

820 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 01:15:46 ID:???
乙でした。

グラブA……

ウサギC「キャプテンだー! でも、キャプテンってなにすればいいの?」
永琳「基本的にはウドンゲの指示に従えばいいわ」
ウサギC「そっかー」
てゐ(意味が分からないウサ……)

821 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 21:05:39 ID:???
>あのままでは、紫様はいずれ――完全に孤立するだろう。
矢車「お前、俺の妹になれ」

822 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 21:16:44 ID:???
>>817
出てたら……どうなってたんでしょうね(無責任)
>>819
姫様のゴールを脅かし得るシュートは、ほぼ全てダイレクトシュートですね。
>>820
乙ありがとうございます!
キャプテンって何だよ(哲学)状態ですねこれは……
>>821
地獄兄弟からも孤立する……と書きかけて、それってかなり難しいなと思い至りましたw 兄貴の懐の広さに感動です。
紫は悪役らしくはありますが、少し可哀想な役どころかもしれません。

823 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 21:18:31 ID:???
★ほぼ鈴仙ですが…→ クラブ10 ★
それ以外→永琳「……ウドンゲ。 二試合連続だけど、頼むわよ?」鈴仙だった。

永琳「……ウドンゲ。 二試合連続だけど、頼むわよ?」

鈴仙「えっ? ――は、はいっ!」

鈴仙は辛うじて、永琳の指名に返答する事が出来た。 しかし、永琳はそれでは満足しなかった。

永琳「――ウドンゲ。 指名した私が言うのもアレだけど。 キャプテンがそんなに落ち込んでいたら、皆の士気まで下がるわよ?」

今日の試合で対戦する、今や道を違えた親友――妖夢に対して、
鈴仙が複雑な想いを抱いているのを知ってか知らずか、永琳は敢えて辛辣にそう指摘した。

鈴仙「……ご、ごめんなさい。 お師匠様。 少し、昨日から寝付けなくて」

永琳「――それも、あまり良くないわね。 キャプテンたる者こそ、健康管理は十二分にして然るべきよ」

ここまで言われて初めて、自分は永琳に試されている事に鈴仙は気付いた。
恐らく、永琳は鈴仙の心中の葛藤を見抜いており、その上で、敢えて鈴仙をキャプテンに指名して来たのだ。
理由は恐らく――。

鈴仙「(『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテンになるとすれば、こうした逆境や苦境は日常茶飯事。
そんな中でも、気丈にリーダーシップを発揮していけるのか? ……師匠は、こんな事を私に問いかけているのね)」

そう悟った鈴仙は、苦しいと思いつつも、腹立たしいとは思わなかった。
今の鈴仙は心底、強くなりたいと思っていたからだ。
割り切れるようになったと思ったのに、土壇場に来ると割り切れなくなる、弱い自分が嫌だった。 だから鈴仙は、

鈴仙「……ええ。 すみません」

と、永琳に軽く頭を下げて謝って。

824 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 21:22:52 ID:4yoAoU/c
鈴仙「――皆! 今日は予選リーグの最終戦! 今まで私達は二勝しているけれど。
この試合で負けた場合は、地霊殿と西行寺とで、得失点差を争わなくちゃいけなくなる。
だけど……ここで勝てば、文句なしに間違いなく、私達は決勝トーナメントに進出よ!
この試合も、ルナティックスが勝ち切るのよ……!!」

ルナティックスメンバー「「「「おう!!」」」」

勇気と熱気を無理やりに奮い起こして、鈴仙は声を震わせ膝を笑わせながら、力強く皆を鼓舞するのだった。
それは彼女を良く知るチームメイトから見て、あまりに痛々しい姿ではあったが……心配は不要だった。 なぜなら。

佳歩「(――鈴仙さま……! だいじょうぶです。 私がツートップの片割れとして、鈴仙さまを支えてみせますから!
……で、でも。 今日の試合FWで出れるかなぁ……?)」

パスカル「(――レイセンらしいな。 弱い自分を隠したがる癖に、その実全然隠せていない。
俺も陰ながら、サポートしてやるとするか)」

てゐ「(ホント、ほっとけない子だよねぇ……めんどくさいとも言うけど)」

妹紅「(困ったら、友達に頼るんだよ――鈴仙)」

慧音「(周囲が完全に、鈴仙を味方しているようだな。 ……君は否定するかもしれないが。 これもまた、立派な才能だよ)」

――鈴仙には知らずとも、その周囲には彼女を良く知り、そして支えてくれる友人達が数多く居たからだ。

永琳「(……そう。 これこそが私には無く、ウドンゲだけが持つ……いえ。
中山政男やアラン・パスカルとの接触により、新たに持ちえた、今までには無い『何か』。
この力がきっと、幻想郷を大きく変える筈よ。 ――もっとも。 今はまだ、つぼみの状態でしょうけれど)」

そして、この状況を予測した上で鈴仙をキャプテンに指名した永琳は。
自らの仮説が、少なくとも現時点では正しかった事に満足し、薄く微笑むのだった。

*鈴仙がチームキャプテンに任命されました。

825 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 21:26:25 ID:4yoAoU/c
鈴仙「――さて、本題に入りましょう」

気持ちが落ち着きかけて来たところで、鈴仙はチームメイトを控室のホワイトボードの前に呼びつけた。

鈴仙「まず。 これが前の試合での西行寺亡霊連合の布陣よ。 ……たぶん、今日の試合もこれで来ると思う」

鈴仙はそう言って、ホワイトボードに西行寺亡霊連合が先日、
地霊殿サブタレイニアンローゼスと戦った際の陣形を図示する。

西行寺亡霊連合:4−3−3
−−@−− @中西
−B−A− A幽々子
C−−−D Cリリカ
−−−−− 
G−−−E Gルナサ
−−I−− I藍
−−−−F F橙
−J−H− H妖夢 Jメルラン

ウサギD「中盤が少な目で、FWとDFが多いかんじ……?」

ウサギB「――だけど、中盤がカラッポって訳じゃあ無いと思う。
WGの橙とMFの藍さんは、昔の大会で連続ワンツーを使って来た記憶があるし、
G番のルナサさんとC番のリリカさんとの距離が近い。
多分……積極的に秋姉妹さんみたいな、合体パスカットとかでボールカットに来ると思う」

つかさ「FWとDFが、必要に応じて流動的に移動し得る――と、いう事ね……それは厄介だわ」

妹紅「――敵のシューターは、メルランと妖夢と八雲藍に……地上シュートを持つ橙と、
CBだが強力なダイレクトを持つ幽々子を入れて5人……かな」

826 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 21:29:16 ID:4yoAoU/c
慧音「概ねそれで良いと思う。 ただ、シューターの数自体は多いが。
先の試合を見る限りだと、一発一発の威力は地霊殿サブタレイニアンローゼスに劣ると思うな。
私も、積極的にブロックを狙って行かねば」

輝夜「ま。 よーするに楽勝ってコトね! よっし! 私のカリスマセーブが火を……」

パスカル「――吹いて貰っては困りますよ、カグヤさん。
何故なら西行寺亡霊連合には一つ、恐るべきシュートがある筈だろう?」

輝夜「恐るべきシュートォ? あの亡霊の高空ダイレクトだったら、
どーせ妹紅が手柄欲しさに飛び出して刈ってくれるわよ」

妹紅「信頼してるんだか馬鹿にしてるんだか、良く分からない言い方だなぁ……。
――パスカル君の言いたいのはアレでしょう?
プリズムリバー三姉妹の……『コンチェルトグロッソ』。
確かにアレは、私のクリアにも匹敵するでしょうけど……威力だけなら、西行寺幽々子のダイレクトと互角じゃない?」

永琳「――とは、単純には言い難いわね。 プリズムリバー三姉妹の最大シュートは三人でのトライアングルシュート。
軌道は大きくぶれを伴い、弱いと思っていた選手の蹴り出しが、思わぬ結果を生むかもしれない。
……まあ、要するに。 油断は禁物という事よ、輝夜?」

輝夜「はーい」

ウサギC「GKのなかにしってさぁ。 あれジャイッチじゃね?」

佳歩「じゃ……邪一血!? 何その怖い名前!?」

てゐ「あんたら、何話してんのさ……」

するとチームメンバーは、揃いも揃って各々の持つ情報を示しながら、
敵チームの布陣や警戒すべき戦法について意見を述べてくれた(一部、関係の無い話をする者もいた)。

827 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 21:31:36 ID:4yoAoU/c
鈴仙「(うーん。 色々情報が出たけれど。 とりあえずはいつも通り、
フォーメーションを固めていくところから始めましょうか……)」

キャプテンである鈴仙は、頭の中のモヤモヤを一旦消し飛ばして、
今日の試合における、最初のフォーメーションを考えようとしていた。
そして、その結果鈴仙は仲間達にこう案を告げた。

A:「4−4−2で、バランス良く人を配置して、手広く備えましょう!」
B:「4−3−3で、攻め手を増やして、敵の守備陣を圧倒するのよ!」
C:「5−3−2で、DFに人数を掛けて、敵のシュートを封殺するのよ!」
D:「5−4−1で、守備と中盤を固めて、確実に決定機を狙っていくのよ!」
E:「3−5−2で、中盤の数に差をつけて、ボールを支配するのよ!」
F:「4−6−0のゼロトップよ! 敵の出方を見つつ遅攻しながら、隙を突いて攻めるのよ!」
G:その他 自由選択枠 人数構成だけでなく、具体的なフォーメーション案がありましたらどうぞ。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

828 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 21:32:08 ID:u/fpLDwo
G5−3−2
−H−−− H鈴仙
−−−J− Jパスカル
−−−−−
G−I−F Gてゐ I永琳 F佳歩
−−−−−
D−A−E DウサギB A妹紅 EウサギC
−B−C− Bつかさ C慧音
−−@−− @輝夜

西行寺の最強シュートはDF上げる必要があるためカウンターが効きやすいから5バックも視野に入る。
妹紅を中央に置いておくと敵の大抵のシュートがクリアにかかってくれる。
メルランの地上シュートは別なのでボール持たれたら撃たせる前にすぐ潰す。
敵の前線メンバーはタレント豊富だけど後ろの方は数が限られてるのもカウンター戦術が相性いいところ。

パスカルにはセカンドトップの位置で何をやってもいいと許可だしてもいい。忙しいけどやりがいはあるはず。
ツインシュート、チャンスメイク、中盤争い、鈴仙とワンツーで前に出てきたリリカを除外。
MFが3人だから色んなところに顔出してくれたらありがたい。

というわけでこうなったけどウサギBのところはDでもいいかも

829 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 21:36:28 ID:SkvamyE+
E

830 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 21:38:08 ID:0fz66PXc
>>828

831 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 21:38:34 ID:???
A
空中戦多いなら最終ラインは5か4は欲しいな

832 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 22:06:44 ID:4yoAoU/c
>>828
永遠亭ルナティックス:5−3−2
−H−−− H鈴仙
−−−J− Jパスカル
−−−−−
G−I−F Gてゐ I永琳 F佳歩
−−−−−
D−A−E DウサギB A妹紅 EウサギC
−B−C− Bつかさ C慧音
−−@−− @輝夜

トン、トン、トン……

鈴仙はおもむろにホワイトボードに上記のような陣形を書き出していった。 ふと思う所があったからだ。

鈴仙「西行寺亡霊連合の最強のシュートは、幽々子さんの『西行寺無余回顧』。
そして、ルナサ・メルラン・リリカの三人が集まって放つ、『コンチェルトグロッソ』。
……この二つに共通する点は、何だと思う?」

佳歩「え、えっと……どっちも高いシュート……ですか?」

鈴仙「ああ……それもあるわね。 だけど、肝心なところは他にあるわ」

鈴仙はチームメイトを名指ししながら、一つずつ自分の意見を整理していく。

鈴仙「――この二つのシュートは、どっちも師匠の『爆宙アポロ』に負けないか……やや劣る程度には優秀。
だけど、この二つのシュートには大きな欠点が存在するわ。
すなわち――『どちらのシュートも、DFをオーバーラップさせないと撃てない』という欠点が!」

833 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 22:08:09 ID:4yoAoU/c
パスカル「なるほど。 それで5−3−2か」

ウサギD「えっ、えっ……? ど、どういうことですか……?」

察しの良いパスカルは気付いていたが、チームメイトの中にはまだ呑みこめていない者も多かった。
鈴仙は説明を続ける。

鈴仙「……つまり。 西行寺亡霊連合の弱点は――カウンターなんだと思うの。
特に、追い詰められて、決めないといけない局面になるほど、
敵は幽々子さんや騒霊姉妹の三女――リリカさんを上げていかないといけない。
そんな時、5人編成のDFは大きく役立つ。 敵のシュートを人数を掛けて止めて、そして――」

てゐ「手薄になった敵チームの懐に、一気に放り込んで――トドメをブスリ。 ……だね〜」

永琳「ふむ……成程ね。 悪くない作戦だと思うわ」

相変わらず素直に鈴仙を褒めない永琳だったが、表情を見るに心からそう思っているようだった。
それで安心した鈴仙は、更に話を続ける。

鈴仙「それで、5−3−2は確定として。 5バックのDFには、ウサギBちゃん、ウサギCちゃんをSB。
そして妹紅、つかさ、慧音をCBとして置くわ。
妹紅はリベロでなく、専ら敵の高空シュートを撃ち落として貰う役目になると思う」

妹紅「うん、了解。 でも、オーバーラップの指示があったら、いつでも上がるからね!」ワキワキ

慧音「(お前はシュートを撃ちたいだけだろう、妹紅よ……)」

鈴仙「師匠は中盤の支配を。 てゐと佳歩はそれぞれパスとドリブルによる突破を主に任せると思うわ。
そして、2トップのFWは――私と、パスカル君よ」

パスカル「おっ。 ご指名かい。 嬉しいな」

834 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 22:10:09 ID:4yoAoU/c
鈴仙「……今日の試合は、MFが少ないから。 だからセカンドトップの位置で、幅広く動いて貰いたいなってね。
それに――敵に隙が生じた場合は。 『アレ』のお披露目にもなるからね」

パスカル「ああ……『リフレクトバレット』か。 確かにあれは試してみたい。
俺だって、腐ってもFW。 ゴールが大好きな人種の一人だからな」

鈴仙の考えた案は筋が通っていた。
敵チームの傾向を踏まえた上で、充分に対策がなされていると皆も思った。
それ故に、鈴仙の考えたフォーメーション案に根本から反対する者は一人も居なかったが……。


輝夜「あー、でも。 イナバ、一点だけ良い?」

鈴仙「――はい。 何でしょうか、姫様(『今からHNM狩りに行くから帰る』とか言い出したらどうしよう……)」

珍しい事に挙手をしたのは輝夜だった。
そして更に珍しい事に、鈴仙の予想に反して、輝夜は1点だけ真面目な指摘をした。

輝夜「試合に出すモブイナバC(*ウサギCです)だけどさぁ。 一回イエロー貰ってなかったっけ。
確かに、あの子はタックルについて少しだけ才能が開花しそうだったけど。 入れても良いかしら?
ただ、まぁ……ここでイエローが累積しても、決勝トーナメントではリセットされるから、どうでも良いっちゃいいかもだけど」

鈴仙「……いえ。 確かに、それも一理ありますね……。
(――どうしよう。 ウサギCちゃんの代わりにDちゃんを入れた方が安定するのかな。
 でも、折角の試合機会なんだし、Cちゃんのタックルの才能を磨いておきたい気もするのよね。
 ここだけ、少し考え直してみようかしら)」

835 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 22:14:13 ID:4yoAoU/c
鈴仙は輝夜の意見を聞いて、SBとして出す名無しウサギの人選について考え直した。

鈴仙「(ウサギCちゃんとDちゃんとでは、Cちゃんの方がドリブルが得意で、Dちゃんの方がパスカットが得意。
それで後の能力については……概ね、どっこいどっこいって感じかしら。
ウサギBちゃんはその点、パスが得意で他の能力もCちゃんやDちゃんよりも概して高め……感じだけど。
うーん。 どうしたもんかしら)」

鈴仙が少しだけ悩み、そして出した結論は――。

A:いや。 ウサギCを出して問題無い。
B:……やっぱり、ウサギCとウサギDを交代させよう。
C:むしろウサギBとウサギDとを交代させよう。
D:その他 自由選択枠 つかさや慧音、妹紅などと交代したい場合はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

836 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:16:10 ID:u/fpLDwo


837 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:18:27 ID:20D+rGRQ
A

838 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:18:40 ID:HJkTHmcs
A

839 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 22:24:41 ID:4yoAoU/c
鈴仙「……いえ。 これで行きましょう! 今日の試合、Cちゃんのタックルが大事になる……気がしますから!」

輝夜「――了解。 そんなら良いわ」

――と、鈴仙が力強く意志を再確認すると、輝夜も納得して頷いてくれた。
結果、ルナティックスは以下の陣形にて、西行寺亡霊連合と対戦することになる。

永遠亭ルナティックス:5−3−2
−H−−− H鈴仙 910/910
−−−J− Jパスカル 840/840
−−−−−
G−I−F Gてゐ 680/680 I永琳 900/900 F佳歩 720/720
−−−−−
D−A−E DウサギB 540/540 A妹紅 910/910 EウサギC 530/530
−B−C− Bつかさ 630/630 C慧音 750/750
−−@−− @輝夜 730/730

そして、これを機にフォーメーションが確定した事もあり、ミーティングも終了感が漂う。
鈴仙も無理に引き締める事も無く、このまま流れで試合開始までの自由時間という事にした。

鈴仙「(――ふう。 ……やっぱり、何か考えていた方が却って気持ちが落ち着くわね。
さて。 試合開始まで時間があるようだけど、何をしてようかしら?)」

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと3回まで行動できます。
*自発的に考えて、筋の通ったフォーメーションを発案した事で、永琳印象値が上がります。39→41

840 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:25:43 ID:SkvamyE+
A つかさ

841 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:26:12 ID:u/fpLDwo
A つかさ

842 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 22:34:51 ID:4yoAoU/c
A つかさ

鈴仙「ねぇ、つかさ……」

つかさ「あら……鈴仙さま。 先程はお疲れ様でした」

両手を前に持っていき、丁寧にペコリとお辞儀をするつかさ。
利発そうな笑顔が、鈴仙の澱んだ心を少しだけ癒してくれたような気がした。

鈴仙「(どうしよう。 折角だから、つかさと暫くお喋りでもしてようかしら……)」

鈴仙はつかさと話す事で、少しでも気分を紛らせたいと思った。
話題を考えて、鈴仙はつかさにこんな切り口で話しかけた。

A:特にテーマを決めずに雑談する。
B:試合後、練習に誘ってみる。
C:試合後、人里に遊びに誘ってみる。
D:ウサギDとのコンビプレイはどうなったか聞いてみる。
E:もしもウサギDがつかさと違う道を歩みたい…と言ったらどうするか聞いてみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

843 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:36:02 ID:???
こういうフォーメーション考えれる人は素直に感心する。
他のところはともかく、フォーメーションだけは考え込んで投票止まっちゃうわ

844 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:37:29 ID:ZMsJS0gY
C

845 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:38:42 ID:ZpaWUYRI
F人里草サッカー助っ人募集の件について話す

846 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:39:50 ID:SkvamyE+
F 新聞で人里草サッカーチームが助っ人を募集しているけど興味がないか聞いてみる

847 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 22:41:31 ID:SkvamyE+
F人里草サッカー助っ人募集の件について話す

すみません、こちらに変更します

848 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 23:18:20 ID:4yoAoU/c
F人里草サッカー助っ人募集の件について話す

鈴仙「そう言えば、つかさ」

つかさ「? 何ですか、鈴仙さま?」

鈴仙はここで、ふと人里の草サッカー助っ人募集の広告を思い出した。
恐らくは、事前に登録しておけば、ウサギ達もついて来てくれるとは思ったが、
先に話を通しておくのが筋と考え、鈴仙はつかさに募集の件について話してみると。

つかさ「成程。 それは……面白そうですわね」

つかさは上品に微笑んで、鈴仙の話を興味津々に受け止めてくれた。

鈴仙「本当? それじゃあ、もしも実際に私が人里に行って選手登録した場合。
――大会の11日目――明後日の午前に予定を開けて貰う必要があるけれど、大丈夫かしら?」

つかさ「ええ、大丈夫ですよ。 ――宜しければ、他のウサギ達にも話をしておきましょうか?
11日目の午前に、鈴仙さまから声が掛かったら、試合に出るようにって。
皆、人里には興味一杯ですから。 きっと嫌がる事なく、試合に出てくれると思います」

鈴仙「あ、あら……そう? なんか悪いわね」

つかさ「はい。 ですから……。
【鈴仙さまは、今みたいにウサギ達に声を掛けずとも、人里で試合に出したいウサギを登録さえすれば良い】ですよ。
こういう話があるって事は、私が皆にもお伝えしておきますから」

つかさはそう言って、助っ人募集の件について快諾するだけでなく、
――今のような事前の打診は不要となるよう、お膳立てをしてくれたのだった。

*つかさの評価値が上がりました。
*以降、ウサギ達を助っ人登録する場合、今回のような事前の打診は必要ありません。

849 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 23:20:58 ID:4yoAoU/c
鈴仙「(つかさは本当に気が利くわね……ウチに居るのが勿体無いくらい。
稗田かどっかの金持ちの家で、女中として働いていても全然おかしく無いわよねぇ……。
――さて、試合まであと少し。 何をしていようかな?)」

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで行動できます。

850 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 23:22:09 ID:u/fpLDwo
Aパスカル
ブリッツの助っ人にパスカルみたいなテクニシャンが欲しいと思ってたけどどうかな?

851 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 23:23:11 ID:SkvamyE+
B

852 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 23:29:09 ID:ZpaWUYRI


853 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 23:51:39 ID:4yoAoU/c
B:観客席をうろついてみる。

鈴仙「(ううん。 やっぱり、外の空気でも吸って来ようかな)」

ぎゅっと背伸びして凝りをほぐし、ポンポンと肩を叩きながら鈴仙は控室を後にした。
暗い思案に囚われていると、無意識の内にこんなに身体が固くのだと一人関心する。
そして、外に出て振り返って観客席を見ると。

――ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアッ!!

耳をつんざく様な大歓声が、自分達に向けられていたという事実に、鈴仙は今やっと気づく。
思えば永遠亭を出て、ここ人里サッカーコートに来るまでの記憶が、綺麗さっぱり飛んでいた。
それだけに、今日の朝の自分が精神的に追い詰められていて、今になって漸く少し回復したという実感が湧く。

鈴仙「(人混みは昔からニガテだけど。 今なら、そんなに悪くないかな)」

そう考えながら、鈴仙は観客席を回って行く。
これだけ多く観客が集っているならば、必ず誰か知り合いには出会えそうだった。

854 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 23:56:02 ID:4yoAoU/c
果たして、鈴仙が真っ先に顔を合わせた人物は――。

先着1名様で、

★顔を合わせた人物→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→紫「………」鈴仙「(や、八雲紫が観客席に! ……でも、様子がおかしいような)」
ダイヤ→星「鈴仙。 お久しぶりです!」村紗「試合、頑張ってくださいね」
ハート→さとり「あら……また遭いましたね」矢車「……はぁ」
スペード→レミリア「フッ……奇遇だな鈴仙よ」咲夜「お嬢様が、是非貴女を応援したいと」
クラブ→レティ「鈴仙、元気してた?」幽香「りょうじょ……失礼、活躍を祈っているわ」

855 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 23:56:36 ID:???

★顔を合わせた人物→ スペード4

856 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 23:57:00 ID:???
★顔を合わせた人物→ ハート4

857 :森崎名無しさん:2015/01/06(火) 23:58:11 ID:???
ちょうど事情聴取したかった一行がやっぱりダイヤ

858 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 00:00:31 ID:???
咲夜さん、翻訳しちゃった(笑)

859 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 00:03:19 ID:???
レミリアと咲夜さんの二人組に出会ったところで、今日の更新はここまでです。
>>843
試合に際して色々と対策を考えて下さるのは本当にありがたいですし、嬉しいです。
ですが、私も実はフォーメーションは良く分からず、票を入れにくいタイプです(汗)
>>850
パスカルはフィジカルがやや弱めですが、全体的にバランスの取れた好手ですね。
ブリッツについては、基本的に自由選択枠で勧誘して頂く…という形にしようかと思っています。
>>857
ダイヤでしたら、自由行動が浮いて大きめなプラスだったかもですね。
>>858
咲夜さんにより、少しずつお嬢様のカリスマが脅かされていく……?

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

860 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 21:35:30 ID:???
★顔を合わせた人物→ スペード4 ★
スペード→レミリア「フッ……奇遇だな鈴仙よ」咲夜「お嬢様が、是非貴女を応援したいと」

レミリア「フッ……。 暁を告げし逢魔が時に貴様に出会うとは。
まぁ、運命の女神より寵愛されし存在たる私にとって、この程度の巡り合わせは既知だったのだがな」

咲夜「お嬢様が、是非貴女を応援したいと言って聞かないもので」

レミリア「ちょ、ちょっと咲夜! 折角のカッコ良い雰囲気を邪魔しないでよ」

鈴仙を見かけて声を掛けてくれたのは、
先日も快い挨拶をしてくれた紅魔の当主・永遠に幼き紅帝、レミリア・スカーレットと……。
その従者であり、悪魔の荒鷲としてその名を馳せるメイド長・十六夜咲夜の二名だった。

鈴仙「あっ……こんにちは、レミリアさん。 お会いできてうれしいです。
(カッコ良かったかなぁ……。 ――熟語に纏めて『永月邂紅』〈ルナ・スカーレットメント〉とかの方がカッコ良いと思うけど)」

鈴仙は冷静な本音(と本人は思っている)を隠し、あくまで大人な笑顔で身を屈め、レミリアに向かって恭しく礼をする。
佳歩辺りとそんなに変わらない背丈の少女相手にはかなり大袈裟に見える礼だが、レミリアもこれで気を良くした風だった。

レミリア「うむうむ。 あんたは目上の者への態度が良く行き届いているようね。
月の賢者は本当に教育熱心なようだ。 ――そろそろ、ウチへの引き抜き時かしら?」

鈴仙「えっ?」

レミリア「冗談よ。 じょーだん」

861 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 21:40:42 ID:dR3Gah1+
鈴仙には、とても冗談には見えなかった。
話をしていて気付いたのだが、レミリアは会話の途中、不意を突くようにこちらを見透かすような目を向ける時がある。
これこそが彼女が誇る『運命を操る能力』なのかもしれないが、
鈴仙はふとした瞬間にも、彼女の底知れなさを実感して内心震えていた。

鈴仙「(……でも。 咲夜さんは全然普通な感じなのよね。
これが悪魔の館で働く人間の覚悟なのか。 はたまた天然で気付いて無いだけなのかは分かんないけど。
やっぱり、この人も大概にヘンな人間だわ……)」

そんな中、お誂え向きの笑顔を全く崩さず、咲夜はレミリアに日光が当たらないよう丁寧に日傘を翳している。
そう言えば、レミリアが先の聖徳ホウリューズで神子から受けた負傷は完治しているようだった。

鈴仙「(――さて。 折角だからレミリアさんや咲夜さんと、何か話をしてみようかな?)」

ふと、場に沈黙が流れたので、鈴仙はこれを良い事にレミリアか咲夜へ何か話題を振ろうとする。
鈴仙が口にした話題は――。

(両方宛ての話題)
A:特にテーマを決めず、適当に二人と雑談する。
(レミリア宛ての話題)
B:『スカーレットムーンズ二軍』という謎の(?)名無しチームについて。
C:最近のレミリアの楽しみについて。
D:一流のFWとしての在り方について。
(咲夜宛ての話題)
E:兎に角話題を振って、仲良くなろうとしてみる。
F:紅魔館での求人について。
G:咲夜に悩み事があるのかについて。

H:その他 自由選択枠 

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

862 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 21:42:43 ID:v7ix+Dqo
D

863 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 21:43:01 ID:2Udn7OCo
D

864 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 21:59:20 ID:dR3Gah1+
D:一流のFWとしての在り方について。

鈴仙「……レミリアさんは、私と同じFWですから。
折角なので、レミリアさんのような一流のFWが、どんな事を思って、どんな在り方を心がけているのか。
それについては、ちょっと聞いてみたいです」

レミリア「ふむ。 中々殊勝な心掛けと言えるわね……」

レミリアは得意げに、体格に釣り合わず大きな蝙蝠の翼をはためかせながら言う。
世辞でも何でも無く、鈴仙はいちFWとして、
幻想郷屈指のストライカーとも評価されるレミリアのFW論を聞きたかった。
ルナティックスのメンバーからは聞けないような、何か新鮮な発想があるのではないかと鈴仙は思っていた。

レミリア「……そうね。 まぁ、在り方と言えば大袈裟だけど。
私の考え位なら、何か言えるかしらね。 例えば……」

果たして、レミリアが鈴仙に語ってみせた内容は――。

先着1名様で、

★レミリア的FW論→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→レミリア「やはりシュート魔王こそ一流ね。 私もシュート力67目指して頑張ってるんだけど、まだまだで」
       鈴仙「(頑張るベクトルがぶっちぎり過ぎでしょ!?)」
ダイヤ→「一歩下がってゲームメイクも出来るような。 そんなFWが私の理想ね」
ハート→「やはり爆発的なシュート力かしら。 FWは点を決めてこそだし」
スペード→「凡人はシュート力に目が行きがちだけど――敢えて私は、前線でのカット力こそ重要と思うわね」
クラブ→「それは自分で考える。 自分で考えてこそ一流よ」
クラブA→レミリア「『急にボールが来たので…』とか素直に言える誠実さね。 点を取るだけがFWじゃないわ」
      鈴仙「(それはちょっと違うような……)」

865 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 22:00:53 ID:???
★レミリア的FW論→ ハートA

866 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 22:04:08 ID:???
ちょうどこの動画見てたときにクラブA見てワロタw
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm15371547

867 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 22:08:40 ID:???
クラブAが出てたらレミリアのカリスマが酷いことにw

868 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 22:35:27 ID:???
レミリア「かっこいい必殺シュートが必要ね。全世界ナイトメアとか」
パスカル(これ以上レイセンの技名がカオスになるのか!?)

869 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 22:40:57 ID:dR3Gah1+
★レミリア的FW論→ ハートA ★
ハート→「やはり爆発的なシュート力かしら。 FWは点を決めてこそだし」

レミリア「FWに必要なスキルは、高い突破力に前線での守備力。
それに強靭なフィジカルが挙げられると思うけれど。 ……やはり、何よりも大事なのがシュート、かしらね」

彼女にして珍しく、レミリアは言葉を選びながらそう言った。

鈴仙「やっぱり、シュート力……ですか」

レミリア「FWとは何より第一に、敵の守備陣を恐れさせる存在であるべきだ。
そう考えた上で、如何に高いゲームメイクセンスとボールカット能力。
オフ・ザ・ボールやスペースの作り方が巧くとも、シュートが撃てなくては、
FWはその機能を1割も果たしていない……。 パチェに言わせればともかく、私はこう思うわね」

鈴仙「FWはあくまで点取り屋……シュートこそが大事って事ですね」

レミリア「――まぁ、一言で言えばね」

レミリアは尊大さを隠さずにそう答えたが、鈴仙には全く嫌味に感じなかった。
彼女の語り口と実際の実力とに、何の相違も無かったからだろう。

鈴仙「でも、シュート力も中々身に付かなくって。 日頃の積み重ねと言われればそうなんですけど」

レミリア「才能という壁も、何だかんだで厳然とあると思うけどね。
――まぁ。 あんたがそこまで一流のFWに興味があると言うなら……超特別に、見てあげても良いわよ」

鈴仙「……えっ?」

870 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 22:42:57 ID:dR3Gah1+
レミリア「だーかーらー。 もしよかったら、この私があんたのシュートを見てやろうか……って言ってるのよ」

鈴仙「い、良いんですか!?」

レミリア「ノブレス・オブリージュ。 富や才にも長けた者は、それを貧者に分け与える義務があるのよ」

レミリアは上機嫌にそう言ってのける。 彼女が幼くとも大人物であり、『紅帝』とも評価される所以は、この懐の大きさにあった。
自分の技術が優れていると確信した上で、その技術を弱者に分け与える事に惜しみが無い。
何故なら彼女は、誰かが自分を追い越す、自分が破れ、他者の支配に屈する……という発想が端から存在しないのだ。
そして、どこまでも唯我独尊であるが故に、レミリア・スカーレットは幼いながら、どこまでも大きな妖怪だった。

咲夜「(やはり、旧態依然による体制のひずみを無視し、あくまで自分の理想に籠る八雲紫でも無く。
大衆の人気取りとばら撒きに徹する豊聡耳神子でも無く。 ……私にとってお嬢様こそが、最高の統治者です)」

――そして咲夜に限らず。
そんなレミリアを内心で崇拝し、彼女こそが真の統治者と信ずる者もまた、少なからず存在していた。

*レミリアの評価値がやや上がりました。
*レミリアが紅魔館で、シュート練習を1回見てくれる事になりました。 自由行動の際レミリアに会いにいけばイベントが発生します。

871 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 22:44:45 ID:dR3Gah1+
鈴仙「(レミリアさん、上機嫌そうだったなぁ……。
でも、私のシュート力も伸び悩んでいた時に、今の申し出は嬉しかったかも。
――さ! 試合まであとちょっと。 悔いの残らないように過ごしたい所だけど……?)」

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

872 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 22:51:03 ID:2Udn7OCo
A てゐ

873 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 22:52:08 ID:v7ix+Dqo
A アラン・パスカル

874 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 22:54:47 ID:EyaMpLXs
Aパスカル

875 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 23:02:57 ID:dR3Gah1+
A パスカル

鈴仙「パスカル君、パスカル君……!」

パスカル「ん? どうしたレイセン、そんな怖い顔して」

鈴仙「えっ、私そんな顔してた?」

パスカル「してたさ。 しかめっ面して、眉間にシワ寄せてた」

鈴仙「むむむ……。 それは失礼したわね」

鈴仙の緊張を察してか知らずか、パスカルは普段通りの冷静さ軽薄さが入り混じった感じで、鈴仙に話しかけてくれた。

パスカル「どうした。 作戦の話かい、それとも練習のお誘いかい? どちらもOKだけど」

鈴仙「ああ。 えっとね……(どうしよう。 どんな話題を振ってみようかな……)」

鈴仙はパスカルに対する話題を即席で考え、そして――。

A:「特に話題も無いけど、ちょっと喋りたくって」特にテーマも決めず喋る。
B:「今日の試合後、一緒に練習しない?」練習に誘ってみる。
C:「今日の試合後、一緒にお茶しない?」お茶に誘ってみる。
D:「今日の試合の動きについてなんだけど……」パスカルの細かい動きについて打ち合わせる。
E:「悪いんだけど、名無しウサギを一人コーチングしてくれない?」名無しウサギのコーチングを依頼する。
F:その他 自由選択枠 ブリッツボールに勧誘したい場合はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

876 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:05:06 ID:2Udn7OCo
D

877 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:09:59 ID:v7ix+Dqo


878 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:15:10 ID:???
F パスカルとサンプドリアの0-0-10について話してみる。どういうことなの…

879 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:21:40 ID:???
結局負けているじゃねーか!
やっぱフォーメーションって大事だわ。

880 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:23:16 ID:???
しかもマイボールのキックオフでしたらしい。

881 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:24:50 ID:???
サンプドリアの赤井「攻撃が下手なのに10人FWの1人にされてた。わけがわからないよ」

882 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 23:31:11 ID:dR3Gah1+
D:「今日の試合の動きについてなんだけど……」パスカルの細かい動きについて打ち合わせる。

パスカル「なんだ、試合についてか。 お茶にでも誘ってくれるかと期待してたんだが」

鈴仙「……ひょっとして、誘って欲しかったの?」

パスカル「――それは勿論。 ……ま、良いんだ。 俺達にはこっちのがサマになってる」

パスカルはそう言うとホワイトボードの方へと向かう。 鈴仙もそれに続いた。

パスカル「さて。 これがこの試合におけるルナティックスのフォーメーションだが……」

パスカルは再度、ホワイトボードに書かれた陣形図を確認する。
陣形を書いた鈴仙は、もうちょっと丁寧な字で書いとくべきだったなぁ……と、
走り書きの図を見ながら後悔しつつ、パスカルに倣う。

永遠亭ルナティックス:5−3−2
−H−−− H鈴仙 910/910
−−−J− Jパスカル 840/840
−−−−−
G−I−F Gてゐ 680/680 I永琳 900/900 F佳歩 720/720
−−−−−
D−A−E DウサギB 540/540 A妹紅 910/910 EウサギC 530/530
−B−C− Bつかさ 630/630 C慧音 750/750
−−@−− @輝夜 730/730

パスカル「……さて。 今回はJ番の俺の動きだが――うん。
確かにレイセンが俺と話をしたくなる気持ちは良く分かる。
何故なら、俺の位置がこの陣形を機能させるにあたって、最も重要となるからな……」

パスカルは鈴仙の意図を見抜いていた……と、いうより。
この陣形の強みであり弱点が自分である事をよく理解していた。

883 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 23:32:42 ID:dR3Gah1+
鈴仙「パスカル君が上がり過ぎたら、中盤が数的に不利になる。
パスカル君が下がり過ぎたら、前線で私が敵のマークの餌食になる。
勿論、理想はパスカル君が適度に上がったり下がったりしてくれる事なんだけど……」

パスカル「――まぁ。 常に最適解を出し続けられる自信は――正直言ってないな。
必ず、どこかで妥協しないといけない場面は出て来るだろう」

鈴仙「……とはいえ。 パスカル君にはその自慢の広い視野――『オールドタイプ』としての才能があるから。
私が何も言わなくても、この位置に置くことで広く顔を出してくれるとは思っているわ。 だから、問題は――」

パスカル「その前提の上で。 俺が上がり目を意識するか、下がり目を意識するか。
それについて確認をしておきたい。 そういう事だろう、レイセン?」

鈴仙「うん。 そういう事。 まぁ、基本は勿論真ん中でしょうけど……全体的な思考パターン的にね。
攻撃的に行くか守備的に行くかっていうのは、やっぱり決めておいて損は無いと思うわ」

クレバーで理解の速いパスカルに感謝しつつ、鈴仙は結論を下す。
つまり、セカンドトップの位置にあるパスカルは、攻撃的に動くべきか、守備的に動くべきか――。
鈴仙はこう答えた。

A:気持ち上がり目で、どちらかと言うと攻撃的に動いて欲しい。
B:気持ち下がり目で、どちらかと言うと守備的に動いて欲しい。
C:やっぱり特に指定はしない。 パスカルの自由に動いて欲しい。
D:その他 自由選択枠  パスカルに考えて欲しい事、マークして欲しい選手が居ればこちらで
                 ※あまりに具体的過ぎる動きは状況次第のため、指示できません。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Cにした場合は特に変化無しです。
*AかBにした場合、Cにするよりはメリット総量が大きいようにします。 ただ、守備(攻撃)面で稀に出遅れる事があるかもしれません。

884 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:34:09 ID:EyaMpLXs


885 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:35:23 ID:2Udn7OCo
A

886 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:36:46 ID:v7ix+Dqo
A カウンターだからとりあえずはこっちで

887 :森崎名無しさん:2015/01/07(水) 23:39:09 ID:???
この試合で一番自由度高いのはここ
セカンドトップとかディアスのようなファンタジスタのポジションをパスカルがやる

888 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/07(水) 23:59:25 ID:???
A:気持ち上がり目で、どちらかと言うと攻撃的に動いて欲しい。

鈴仙「――パスカル君はあくまでFW。 だから……そう。 どちらかと言うと攻撃的に動いて欲しいわね。
私とワンツーで上がったり、もし私にマークが集中してそうだったら、切り込んでみたり、
果敢に『バナナシュート』を撃ってみても良いと思う。 だから、気持ちはやっぱり上がり目の位置で。
そして、可能な限りで、中盤の師匠――は大丈夫そうだけど。 てゐとか佳歩とかの手伝いをして欲しいかな」

パスカル「成程、了解した」

パスカルは手短に鈴仙の意思に了解した。
……今考えてみれば、彼も攻守の要となるポジションに置かれた事に、不安を覚えていたのかもしれない。
だから、結論はともかく、こうして鈴仙が声を掛けてくれた事自体が、パスカルにとってはありがたいようだった。

パスカル「(……まさかこの俺が、こんな重大なポジションを任せられる日が来るとはな。
――俺自身もまだまだだろうが。 ……しかし、不安が和らぐと、何だか嬉しい気もする。
アイツに、少しだけ追いつけたようで……)」

そう思いかけたパスカルは、「そりゃないか」と否定しつつも。
彼もまた、一連の会話は自身の成長を改めて実感するきっかけとなっていた。

*パスカルの評価値がやや上がりました。
*パスカルがやや上がり目な思考で行動するようになりました。

889 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 00:08:18 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでです。 明日から漸く、試合が始まりそうです。
>>866
シュートシーン以外では活躍してるらしいので大丈夫です…w
>>867
クラブAの方もある意味ではカリスマでは無いでしょうかw
>>868
全世界ナイトメアとか不夜城レッドとかはともかく、
最近のでも『フィットフルナイトメア』とかは結構カッコいいと思います(弁護)
>サンプドリアのフォーメーションについて
現代的な布陣か何かかと思ったんですが、やっぱり違ったんですねw
赤井君は……人数補正&フォロー要員かな?
>>887
>セカンドトップとかディアスのようなファンタジスタのポジションをパスカルがやる
この発想は無かったです! パスカルの成長についても、また書いていきたいですね。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

890 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 00:12:19 ID:???
――と、すみません!
良く見たらスレ容量が490kbまで達しておりましたので、
ちょっとだけ早いかもですが、次スレのスレタイも募集してしまおうと思います。

【】鈴仙奮闘記25【】

の形で考えて下さると幸いです。
次スレは、西行寺亡霊連合との試合で1スレ埋まるかな…と思います。
試合の中で、鈴仙と妖夢についても、何か書いていきたいです。

それでは、今後こそお疲れ様でした。

891 :森崎名無しさん:2015/01/08(木) 00:17:29 ID:???
【パスカルの】鈴仙奮闘記25【テリトリー】
【炎の】鈴仙奮闘記25【カウンターアタック】
【天候の】鈴仙奮闘記25【支配者】
おつー

892 :森崎名無しさん:2015/01/08(木) 00:19:19 ID:???
【天空の】鈴仙奮闘記25【支配者】
間違えた、天候なんか支配できんがなw

893 :森崎名無しさん:2015/01/08(木) 15:51:55 ID:???
乙です。

【妖夢の悩み事は】鈴仙奮闘記25【内緒なの】
【決めろ電撃の】鈴仙奮闘記25【カウンター】
【レミリア様が】鈴仙奮闘記25【見てる】
【揺れる鈴仙】鈴仙奮闘記25【妖夢の決意】


894 :森崎名無しさん:2015/01/08(木) 20:11:38 ID:???
【友よ君はなぜ】鈴仙奮闘記25【悪魔に魂を売ったのか】

895 :森崎名無しさん:2015/01/08(木) 20:54:45 ID:???
一旦は妖夢の背中押してよかったか不安になったけど、妖夢もちゃんと考えてるだろうしね。
神子達を完全に信頼してるじゃないとも言ってたし、見極めていざというときは神子達を止めるためにあえてカンピオーネ入りしたとか。

896 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 22:37:56 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。

>>891-892
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
緋想の剣を持ってこないと天候は支配できませんねw
>>893
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
>>894
スレタイ提案ありがとうございます!
>>895
妖夢はちゃんと考えてるし、神子達の事を完全に信頼してる訳では無いですね。

宣伝っぽいですが、拙作のwikiのページを少しリニューアルしてみました。
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
内容は殆ど追加してないですが、順番を変えたり項目立てする事で見やすくなった…ら、いいなぁと思っています。
wikiに乗せて欲しい情報や、より分かり易くする為のアイデア等ありましたら、教えて頂ければ嬉しいです。

897 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 22:39:27 ID:???
実況「……さあ! いよいよ試合開始です! 予選リーグもいよいよ佳境、Cブロック第5試合!
永遠亭ルナティックス対西行寺亡霊連合との大一番!
これまで二勝のルナティックスに対するは、一勝一敗の西行寺亡霊連合。
ルナティックスが勝利し、いち早く決勝リーグへの進出を決定するか。
それとも! 西行寺チームが勝利し、予選リーグを再び混沌の渦に叩き込むか。
その結果は今、この人里サッカーコートに訪れた数千人の人妖達にしか分かりません!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「永琳!」「永琳!」「幽々子様!」「うどんちゃん! ゴール決めろー!」「ルナサさーん! 頑張れー!」
「あっ、あれが新聞に出てたつかさちゃんだよ!」「かわいいー!」「藍さまー! 橙ちゃーん!!」
「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「カグロットォーーーーー!」

慧音「……予想以上に凄い観客だ。 今日の同じ時間には、守矢みらくるず対博麗連合の試合があるというのに」

ウサギB「あっち(妖怪の山スタジアム)も混んでるらしいですけど、上手くばらけた感じですね……」

輝夜「それだけ私への注目が凄いって事よ!」

てゐ「(確かにファン(?)の熱心さで言えば、姫様は大したもんウサ……)」

永琳「(この人入り。 この人気も――かつてのように、私だけのものじゃない。
今のルナティックスには、誰かさんのお蔭で魅力的なタレントが揃っているものね)」

鈴仙「(――今日の試合。 私は頑張れるかな……じゃない。 頑張らないと……!)」

試合前のフィールドはいつも、選手の、観客の、スタッフ達の――様々な感情が吹き溜まり混沌としている。
そんな坩堝のど真ん中に放り込まれた鈴仙は、嫌でも意識が研ぎ澄まされていくのを感じた。
不安や緊張を置きっぱなしにしつつも、戦意や敵意が高揚していくのは少しだけ不快だ。

898 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 22:43:38 ID:???
鈴仙「……キックオフまで、あと1分! よーーーっし!」

不意に、言葉を声に出してみる。 その方が少しでも何か嫌な気持ちが外に出ていく気がした。

鈴仙「よーーっし、頑張れ、私! がんばれーっ……!」

どうせ観客達の喧噪で、自分の声なんて聞こえやしない。
そう思って鈴仙は目をしっかり閉じて、何度も自己暗示を繰り返す。
声を出している間だけは、気分が本当に楽だった。

妖夢「もうすぐ試合が始まるよ、鈴仙?」

鈴仙「――は、はえ?」

――その行為を、通りかかった誰かに咎められるまでは。

妖夢「もう、一人で叫びっぱなしだなんて。 鈴仙ったら本当に暢気なんだから……」

その誰かは、短く切り揃えた銀髪を軽く揺らしながら、
やや釣り目で大きい瞳を訝しげにこちらに向けて、呆れたように溜息を吐く。
……周囲に白い霊魂を漂わせている誰かは改めて言うまでも無く、
鈴仙の大切な友人である半人半霊の白玉楼の庭師。 魂魄妖夢その人だった。

鈴仙「……よ、妖夢。 ……悪かったわね」

叫びたくなるような気持ちにさせたのはどっちよ……と、鈴仙は何とか言うのを押しとどめて、
居心地の悪そうに兎耳を弄りながら頭を掻く。
鈴仙から見た妖夢の表情は――もう、かつてのように迷っていないようだった。

妖夢「――鈴仙が気付かないうちに、もうコイントスも終わってる。 ……ルナティックスの陣地は、あっちの方よ」

899 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 22:45:26 ID:u7UH1Ky+
妖夢が指で鈴仙とは逆方向を指し示めしてくれる。
見ると、ルナティックスメンバーの何人かが鈴仙の戻りを気にしているようだった。
鈴仙は慌てて、自分の陣地側に戻ろうとするが。

鈴仙「(……待って、待ってよ。 私は――妖夢に何か言いたい事がある筈。
それが何かは、上手く言葉には出来ないけれど。
……少なくとも、朝から今までずっと気になりっぱなしな位には、私は妖夢に何かを伝えたい筈!
どうしよう。 今のうちに。 私は、妖夢と話してみたい……!)」

鈴仙は妖夢と話をしたくて堪らなかった。 話で無くとも、せめて何か言葉を掛けたいと思った。
一昨日の試合風景――神子がレミリアを打ち倒した時の光景がフラッシュバックする。
当然の権利のように繰り返される反則。 妖怪への一方的かつ理不尽な糾弾。
勝利のみを優先し、それ以外の全てを切り捨てる無慈悲さ。

妖夢はかつて、そんな連中と共に戦いたいと言った。 鈴仙はそれを何も知らずに後押しした。
そんな後悔が、妖夢と相対する事で鈴仙の中で噴火しつつあった。

鈴仙「――よ、妖夢ッ!」

妖夢「……れ、鈴仙? ……どう――したの?」

そうして鈴仙は戻りながらも振り向きざまに、妖夢の透き通った瞳を直視して――。

A:「……今日の試合、宜しくね」
B:「――妖夢。 貴女は、どうしてそんな道を選んだの……?」
C:「神子は正しくなんかない! 間違っているわ!」
D:「妖夢は。 勝つためならどんな汚い事をしても良いなんて、思っていないよね……?」
E:「私、あんたの事――み、見損なったわ!」(←泣きながら)
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*難しそうですが、A〜Eについて、ゲーム的に大きなアタリハズレはありませんので、2票決とします。

900 :森崎名無しさん:2015/01/08(木) 22:46:12 ID:jzDX/8YU
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