キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/06(金) 23:57:19 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【悩むな】鈴仙奮闘記25【斬れば分かる】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1420820255/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

選抜大会で活躍し、全幻想郷代表の一員となる事を目標として来た鈴仙はある日、
自身が『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補に選ばれている事を知る。
それは霊夢や紫達幻想郷に敵対し、以て幻想郷の価値観を覆すという壮大な計画。
全幻想郷の一員として戦うか、それとも幻想郷を敵に回すか。 大会後の鈴仙には今、二つの選択肢が設けられていた。

全幻想郷代表選抜大会予選リーグ第3回戦・西行寺亡霊連合との試合を2−0で勝利した永遠亭ルナティックス。
予選リーグを全勝で終え、決勝トーナメントの一位通過が確定した鈴仙達だったが、鈴仙の表情は苦い。
鈴仙の友人にして西行寺亡霊連合のFW・魂魄妖夢の迷いと決意を知ってしまったからだ。
「ただ、強くなりたい」。それだけを願って、野心溢れる政治家・豊聡耳神子の軍門に入ろうとする妖夢の道は、
果たして本当に正しかったのか。鈴仙にも、妖夢本人にも分からぬ問いへの答えは見つからない。
――しかし、鈴仙には立ち止まって友を顧みる猶予すら与えられない。
鈴仙の成長による幻想郷の崩壊を怯える境界の妖怪。その式が今、主の命令を超えて、鈴仙に接触しようとしていた。

500 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:30:11 ID:???
★佳歩→ドリブル 51 ( ハートJ )( 5 + 5 )=★

501 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:30:59 ID:???
★ルーミア→タックル 45 ( クラブ6 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=
 ミスティア→タックル 43 ( ダイヤA )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=★

502 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 00:37:30 ID:4D5fEC6g
★佳歩→ドリブル 51 ( ハートJ )( 5 + 5 )+(頭脳的なドリブル+3)=64★
★ルーミア→タックル 45 ( クラブ6 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=53
 ミスティア→タックル 43 ( ダイヤA )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=51★
≧2→ 佳歩、突破成功!

佳歩「(二人とも、タックル自体には勢いがあるけれど。
肝心のボールがそれぞれ自分の暗闇とトリ目のせいで見えてない! だったら――)……こうですっ!」

タタタッ……ピタリ。

ルーミア「……ん、あ、あれ〜?」

ミスティア「ちょ、ちょっと〜!? きゅうに止まんないでよ〜♪」

ズザアアッ……スカッ! スカスカッ!!

佳歩「(……うん、やっぱり。 ――やっぱり、二人は急激な速度の変化に対して弱い!
タックル範囲は広いけれど、こうして止まったら一発で防げた!)」

佳歩はルーミア達が肉薄しても慌てず、静かにその動きを止める事で二人のタックルを回避する。
これは華麗と言うよりは、事前にルーミア達の動きを予測しその弱点を看破していたからこそできるフェイント。
まさしく考えすぎな佳歩流の、「頭脳的ドリブル」だった。

鈴仙(ベンチ)

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 00:39:22 ID:???
すみません、間違って途中で投稿してしまいました(汗)
もう暫くお待ちください。

504 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:40:01 ID:???
間違って途中で投稿してしまったのも鈴仙って奴の仕業なんだ

505 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:41:17 ID:???
鈴仙(ベンチ)


これはRG7に行ってずっとベンチでいるという予言・・・!

506 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 00:53:31 ID:???
★佳歩→ドリブル 51 ( ハートJ )( 5 + 5 )+(頭脳的なドリブル+3)=64★
★ルーミア→タックル 45 ( クラブ6 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=53
 ミスティア→タックル 43 ( ダイヤA )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=51★
≧2→ 佳歩、突破成功!

佳歩「(二人とも、タックル自体には勢いがあるけれど。
肝心のボールがそれぞれ自分の暗闇とトリ目のせいで見えてない! だったら――)……こうですっ!」

タタタッ……ピタリ。

ルーミア「……ん、あ、あれ〜?」

ミスティア「ちょ、ちょっと〜!? きゅうに止まんないでよ〜♪」

ズザアアッ……スカッ! スカスカッ!!

佳歩「(……うん、やっぱり。 ――やっぱり、二人は急激な速度の変化に対して弱い!
タックル範囲は広いけれど、こうして止まったら一発で防げた!)」

佳歩はルーミア達が肉薄しても慌てず、静かにその動きを止める事で二人のタックルを回避する。
これは華麗と言うよりは、事前にルーミア達の動きを予測しその弱点を看破していたからこそできるフェイント。
まさしく考えすぎな佳歩流の、「頭脳的ドリブル」だった。

鈴仙(ベンチ)「うんうん、成程。 佳歩はこの動きを狙っていたのね……(ってのはいいけど。
佳歩の目がいつもより座ってて、自信に満ち溢れていたような……)」

子どもJ「(マ、マジかよ……! あの二人のタックルをあんなにアッサリ回避するなんて……!?
オレ、あの二人に一遍にタックルされたら、とてもじゃないけど敵わないのに……!!)」

佳歩「うん、いける……! この調子で!」

タッ!

507 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 00:54:54 ID:4D5fEC6g
佳歩の後ろで子どもJが唖然とする中、佳歩はいつも通りに右サイドにはけつつ、
メディスンに子ども達率いる中盤をアッサリと突破してしまう。
そして、佳歩は一人真・雑魚妖怪チーム側のバイタルエリアへと辿り着いていた。

響子「ど、どんなシュートでもドーンとこ〜いっ!?」

子ども妖怪@「(あれ、おかしいな。 あの子を見てると冷や汗が止まらないよ……?)」

鈴仙(ベンチ)「うんうん……流石佳歩ね。 ボールを持ってPA付近に来ただけで、敵の子ども達は皆怯えているわ!」

佳歩の成長を完全には知らない鈴仙は、ベンチ席で ココア を啜りながら暢気に頷いている。

鈴仙(ベンチ)「(私の方からも、佳歩に何か声援でも送っておこうかな?
『いっけー! シュートよ〜!』とか、『そのままドリブルゴールよ〜!』……とか、そんな感じで。
敵のDF陣で怖いのはカウンターシュート……っぽい技を持ってる響子一人だけ。
そしてその響子も技無しブロック力はそんなに高くない。だから、決まらない心配はしなくても良さそうだけど……?)」

何時になく積極的な雰囲気で敵陣を睨む、佳歩の幼くも凛々しい横顔に満足しつつ、
鈴仙は佳歩に向かって声援を送る事にした。

A:「佳歩! そのまま全力シュート、『ラビットテイル』よ〜!」
B:「佳歩! そのままドリブルゴールよ〜〜!!」
C:「佳歩! 可哀想だから普通のシュートで決めちゃいなさい!」
D:「佳歩! Bちゃんが上がるのを待つのよ! Bちゃんのパスを受けて、『野兎ボレー』を狙いなさい!」
E:「佳歩! あんたの好きなようにやりなさ〜い!!」(判定で佳歩の行動を着ます)
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*現在の時間:前半2分
*現在の状況:ボールは敵陣バイタルエリア、味方はまだ上がり切れてない、敵もDF以外あまり戻っていない

508 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:55:44 ID:D95OL8EE


509 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:56:11 ID:HbKMKhNY
A

510 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:56:30 ID:yUuTstVQ
E

511 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:57:01 ID:1Ie1zidU
F
せっかくだから考えさせよう。

512 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:57:06 ID:sEy6iTUo
E

513 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 00:57:35 ID:EFolLqXM


514 :511:2015/02/21(土) 00:58:13 ID:1Ie1zidU
すいませんEとまちがえました。

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 01:04:43 ID:4D5fEC6g
E:「佳歩! あんたの好きなようにやりなさ〜い!!」(判定で佳歩の行動をきめます)

鈴仙「佳歩! あんたの好きなようにやっちゃうのよ〜!」

鈴仙は特別シュートしろとかドリブルしろとか言わず、佳歩の判断を尊重するようにした。
あまりこちらで色々言うのも野暮ったいと感じたからだ。
ましてや今日は優勝が懸かった大会でも無く、単なる子ども達の草サッカー。
ここは佳歩の判断に任せても問題ないと鈴仙は考え。

佳歩「(鈴仙さまが応援してくれてる! よ、よ〜し! 頑張るぞ……!)」

佳歩もまたあまり気負いすぎない程度で、鈴仙の声援を受けて発奮していた。
そんな佳歩が取った行動とは――。

先着1名様で、

★佳歩の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→佳歩「(そうだ。 『ラビットテイル』をダイビングボレーの形で撃つ事が出来れば……!)」
ダイヤ→ウサギB「佳歩ちゃん!」佳歩「あっ、Bちゃんが上がってる。だったら……二人でワンツー突破です!」
ハート→佳歩「ここは一気に……ドリブルゴールです!」
スペード→佳歩「ここは全力。「ラビットテイル」ですっ!」
クラブ→子どもJ「オレに撃たせろー!」佳歩「い、良いけど……」

516 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:05:10 ID:???
★佳歩の判断→ クラブJ

517 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:05:25 ID:???
★佳歩の判断→ スペード10

518 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:06:20 ID:???
これにカウンターシュートしたりしてw

519 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 01:19:32 ID:4D5fEC6g
★佳歩の判断→ クラブJ ★
クラブ→子どもJ「オレに撃たせろー!」佳歩「い、良いけど……」

佳歩「(う〜ん。どうしようかな! やっぱりここは一気にシュートで……)」

佳歩が今まさに大きく足を振りかぶり、『ラビットテイル』で1点目を挙げようかと決意した、
まさにそんな時だった。

子どもJ「あ、おい! お前ばっかりボール持っててズルいぞー! オレにも撃たせろー!」

佳歩とツートップを組むFWの子どもJが佳歩に追いつき、ボールを積極的に要求してくる。
ドリブルでは佳歩に敵いそうにもないが、せめてシュートでは自分が活躍したい。そんな子どもらしい対抗心が原因だった。

子どもJ「な、いいだろー? お前にだってアシストがつくしさー」

佳歩「――うーん。鈴仙さまも好きにして良い、っておっしゃってたし……良いよ!」

パシッ……。

断り切れない性格の佳歩は、そんな子どもJの要求を受けてボールをパス。
そしてそのまま、響子含め4人編成で固められたPAを睨みつけて――。

子どもJ「やりっ! サンキュー! 絶対決めてやるぜ!!」

グワァッ! バコオオンッ!

響子「(あれなら、ヤマビコ出来るかも!)」

――子どもJは、シュートへと向かった。
幸いにも、敵DFの警戒の全ては佳歩一点だったため、その心理的隙をついた子どもJは、
ほぼフリーに近い状態でシュートを撃つことが出来たが……。

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 01:20:41 ID:4D5fEC6g
レティ(ベンチ)「(――無謀ね。恐らく決まらないでしょう)」

単刀直入に言って。彼の全力のシュートは――悲しい事に、非常に弱かった。

先着4名様で、

★子どもJ→シュート 39 ( ! card )+( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★子どもA→ブロック 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 子どもB→ブロック 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★子どもC→ブロック 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 響子→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★子ども@→パンチング 42 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(ウサギBがフォロー)(子ども@がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→メルランのネオ・ファンタズムがルナティックスゴールに決まってハッピー♪
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじこみ)(人里こどもFCのコーナーキック)(ウサギBがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
響子のマークがダイヤ・ハートで「マウンテンエコー」(+8、250消費)が発動します。
この技は成功したら、相手のシュート力+8でシュートを撃ち返します。
響子のマークがスペードで「失敗マウンテンエコー」(+6、150消費、成功してもこぼれ球)が発動します。

521 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:21:00 ID:???
★子どもJ→シュート 39 ( クラブ8 )+( 4 + 2 )+(フリー補正+2)=★

522 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:22:07 ID:???
★子どもA→ブロック 39 ( クラブ3 )( 3 + 1 )+(人数補正+2)=
 子どもB→ブロック 39 ( ハート7 )( 5 + 3 )+(人数補正+2)=★

523 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:22:15 ID:???
★子どもC→ブロック 39 ( ハート4 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=
 響子→ブロック 47 ( スペードJ )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=★

524 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:25:20 ID:???
>メルランのネオ・ファンタズムがルナティックスゴールに決まってハッピー♪
どこからでてきたw

525 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 01:47:17 ID:4D5fEC6g
メルランやらルナティックスやら不審な単語が出てましたね……失礼しました。メルラン乱入エンドはありませんw
そして子ども妖怪の「妖怪」が抜けてました。すみません。
★子どもJ→シュート 39 ( クラブ8 )+( 4 + 2 )+(フリー補正+2)=47★
★子ども妖怪A→ブロック 39 ( クラブ3 )( 3 + 1 )+(人数補正+2)=45
 子ども妖怪B→ブロック 39 ( ハート7 )( 5 + 3 )+(人数補正+2)=49★
≦−2→雑魚妖怪ボールに。

バシュッ、ヘロヘロヘロ……  ――パシッ。

子ども妖怪B「へへっ、ぜーんぜん大したことないよ、アンタのシュートくらい!」

子どもJ「ち、ちくっしょー! 一人は上手く抜いたのに……!」

――当然の結果と言うべきか、子どもJの放ったシュートはGKどころか、
ブロッカー相手にも勝負になっていなかった。
子ども妖怪Aを抜いたとはいえ、その時点でシュートの威力はほぼ減衰され切っており、
ヘロヘロと空中に漂うボールを、子ども妖怪Bがアッサリフォロー。
無論、運が良ければ子ども妖怪程度には勝利していたかもしれないが――。

鈴仙(ベンチ)「(運が悪くてもこの位勝てないと、中々FWとしてやってくのは厳しいわね……。
――まあ、まだ子供だから仕方ないんだけど)」

子どもJ「くそっ、くそっ……! おいお前、気を付けろよな! アイツ等、結構強いぞ!」

佳歩「う、うん……気を付ける(そ、そうだったかなぁ……?)」

子どもJは佳歩に注意を呼び掛けているものの、佳歩の返事はそっけない。
それもその筈、必殺のカウンターシュートを持つ響子はともかく、
その他の子ども妖怪のブロックは、永遠亭のその他名無しウサギにも劣る程度なのだから。
しかし、それを言っては子どもJが傷つくため、佳歩は多くを語らなかった。

526 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 01:48:18 ID:4D5fEC6g

そして――子ども妖怪Bにフォローされたボールは大きくクリアされ中盤へ。
トップ下のウサギBがやや上がり目の位置に居た事もあり、
ボールは抵抗なく雑魚妖怪チームのFW・ルーミアへと渡る。
ルーミアはツートップの片割れ、ミスティアとのワンツーで人里子どもFCの陣地を突破していき……。

小傘「ど、どどどど、どどどどどどどーーーしよっ!? なんか二人も来たよっ!?」

子どもB「小傘姉ちゃん、焦り過ぎだよ。 まるで鬼か向日葵仮面が来た時みたいだ」

小傘「し、失礼な子ねっ! もしもそんなのが来てたら私今頃心臓発作で冥界逝きよっ!?」

子どもA「ソレ、威張って言う事?」

――今度は雑魚妖怪チームの攻撃チャンスが訪れた。
恐らくこのままだと、ミスティアはルーミアにセンタリングを上げ、
ルーミアは自慢の『ボレーケイション』でゴールを狙ってくるだろう。

つかさ「(――そして、私達に出来る手段は……3つある。
1つ目は、小傘ちゃんと私を中心にタックルに出て、撃たれる前にボールを止める方法。
2つ目は、小傘ちゃんと私、そして子ども2人の4人態勢で、どんなシュートが来ても盤石に止める方法。
3つ目はその中間。小傘ちゃんにはタックルに出て貰い、それが失敗した時は私がブロックに出る方法。
どの方法にも一長一短、簡単に決められる事ではないけれど……)」

ことリーダーシップという場面において全く役に立たない小傘をほっといて、
つかさは一人、この場で取るべき作戦をいくつかシミュレートしていたが、中々答えが出ない。
どの手段にもそれぞれのメリット・デメリットがあるからだ。

つかさ「(でも、私は選択しなければならない。 この試合、私達を戦術的に支えてくれる慧音さんは居ない。
だったら、私がしっかりしなくっちゃ――!)」

527 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:52:29 ID:???
ボレーケイションの威力は53 ミスティアのドリブルは46
シュートは必殺ブロックが発動すれば止まる、発動しなかったら恐らく一発ゴール

528 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 01:52:34 ID:4D5fEC6g
しかし、つかさは考えて――しっかりと結論を出す。
それこそがリーダーの仕事であり、この場面において自分はリーダーにならなくてはならないのだから。
果たして、そんなつかさの出した結論は……。

A:1つ目、小傘や子どもを連れて、4人でルーミアにタックルへと向かう。
B:2つ目、小傘や子どもを連れて、4人でルーミアのシュートをブロックする。
C:3つ目、小傘に先陣を切らせてルーミアにタックル。失敗した場合は残りのメンバーで守る。
D:……考えても決まらなかったため、直観で結論を出した。(判定で決めます)
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*現在の時間:前半6分
*現在の状況:ボールは自陣バイタルエリア、味方はやや戻り切れてない、敵はFW・MFともに上がり目

529 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:53:47 ID:D95OL8EE


530 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 01:54:07 ID:HbKMKhNY
C

531 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 02:02:42 ID:4D5fEC6g
C:3つ目、小傘に先陣を切らせてルーミアにタックル。失敗した場合は残りのメンバーで守る。

つかさ「(――そうね。ここは……)小傘ちゃん! ここはタックルに向かって下さい!」

小傘「う、うんっ! 分かったよ! 私がんばるっ!」

タッ! ダダダダダッ……!!

つかさはテンパる小傘に鋭く指示を行い、小傘も我に返りそれに従う。

つかさ「(確か小傘ちゃんには必殺のタックル技があった。だから、そこまで分が悪い勝負では無い……はずよね)」

ルーミア「ちぇー、めんどくさい作戦で来られたなぁ。 疲れちゃうよ〜」

小傘「わ、わちきだってプライドがあるんだから! 負けないよ!」

先着2名様で、

★ルーミア→ドリブル 46 (! card)(! dice + ! dice)=★
★小傘→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ルーミア、突破成功! そしてダイレクトシュートへ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ミスティアがねじ込み)(メディスンがフォロー)(つかさがフォロー)
≦−2→子どもFCボールに。

【補足・補正・備考】
小傘のマークがダイヤの時、「一本足ピッチャー返し・改「(+2、吹飛5)」が発動します。

532 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 02:04:56 ID:???
★ルーミア→ドリブル 46 ( ダイヤA )( 5 + 2 )=★
そーなのかー

533 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 02:05:04 ID:???
★小傘→タックル 45 ( ハートQ )( 1 + 4 )=★

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/21(土) 02:08:02 ID:???
ルーミアがドリブル突破!そして我らがつかさの出番だ!?
――と、言ったところで今日の更新はここまでです。
草サッカーはさっくり進めて、3〜4日くらいで終わらせられればと考えています。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

535 :森崎名無しさん:2015/02/21(土) 02:31:34 ID:???
乙ロットー!

鈴仙「あれー? 佳歩のキレがやたらいいような? まあいいや、がんばれっ、がんばれっ」(ココアおいしい)
鈴仙さんが佳歩さんの強化に気づかないのも、子供J君のシュートが決まらなかったのも日向のせいに違いない

つかさちゃんのピンチ!
ここは助けが必要だ!

選手の交代をお知らせいたします
子供J君に変わりまして謎のウサギ仮面君

ウサギ仮面?「ドリブル大王に私はなる!」
つかさ(知らない振りしておこう……)
ウサギD「出番とられた……」 しょんぼり

536 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 16:42:26 ID:???
こんにちは、昨日は更新できなかったので、今日は沢山更新したいです。
>>535
乙ロットありがとうございます。
謎のウサギ仮面は出て来てもおかしくないですねw

537 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 16:43:26 ID:???
★ルーミア→ドリブル 46 ( ダイヤA )( 5 + 2 )=53★
★小傘→タックル 45 ( ハートQ )( 1 + 4 )=50★
≦−2→子どもFCボールに。

小傘「で、でりゃ〜〜〜!!」

ズザアアアアアアアアアアッッ……!!

ルーミア「ひょいっと」

スカッ!

まず、小傘のプライドを賭けた全力のタックルは、ルーミアにあっさりと回避された。

子どもB「小傘ねえちゃーん! しっかりしてくれよ〜!!」

子どもA「……それより。来るよ?」

それから、子ども達の興味は小傘からすぐに、ボールキープに成功したルーミアへと移る。
ルーミアは既にミスティアへとボールをパスを出しつつPAへと飛び込んでいた。
そして、ボールを受け取ったミスティアはそのまま右サイドを駆け上がり、ルーミアへと低いセンタリングを上げ――。

バッ! ……グワァアアアアアアアアアアアッ!

ルーミア「……『ボレーケイション』なのかァ!!」

……ドガッ! ギュウウウウウウウウウウウンッ!

つかさ「(……止める。 止めてみせる!)……うおおおおっ!!」

やがて交差した軌道を描きつつゴールへと飛来する、ルーミアの必殺シュートに対し、
つかさは大きく吼えながらブロックへと向かった。

538 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 16:44:56 ID:???
先着3名様で、

★ルーミア→ボレーケイション 53 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★子どもB→ブロック 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 つかさ→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★子ども@→パンチング 42 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ミスティアがねじ込み)(子どもAがフォロー)(子ども@がフォロー)
≦−2→子どもFCボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→ルーミアのボレーケイションが子どもFCゴールにつきささる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ミスティアがねじ込み)(雑魚妖怪のコーナーキック)(子どもAがフォロー)
≦−2→子どもFCボールに。

【補足・補正・備考】
つかさのマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
つかさのマークがハートで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。

539 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 16:45:11 ID:???
★ルーミア→ボレーケイション 53 ( クラブ2 )+( 3 + 3 )=★

540 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 16:50:16 ID:???
★子どもB→ブロック 39 ( スペード8 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=
 つかさ→ブロック 47 ( ダイヤK )( 6 + 3 )+(人数補正+1)=★

541 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 16:51:20 ID:???
これはとにかく打たせないこと重視ですね
つかさがブロック技発動しなかったら問答無用でゴールだから

542 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 16:57:00 ID:???
ディケイドのブロック48じゃないのー?

543 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 16:58:49 ID:???
★子ども@→パンチング 42 ( ダイヤ4 )( 1 + 4 )=★


544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:05:22 ID:???
★ルーミア→ボレーケイション 53 ( クラブ2 )+( 3 + 3 )=59★
★子どもB→ブロック 39 ( スペード8 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=44
 つかさ→ブロック 47 ( ダイヤK )( 6 + 3 )+(人数補正+1)+(ソウルブロック+8)=65★
≦−2→子どもFCボールに。

ギュン……ギュンギュンギュン!

つかさ「(軌道は不可解だけど、しかし速度は緩慢でパワーは弱い!
しっかりと交差の中心を見極めて――)そこおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

ダ ン ッ!       ――バチイイイイイイイイイッ!!

つかさは吼えながら全力でブロックへと向かい、そして自身の精神力を限界以上に解放した、
必殺のブロック――『ソウルブロック』でシュートを完璧にトラップした。

ルーミア「あ〜あ、完全に止められちゃったのかー」

ミスティア「ま、まだよ〜! この私が、ここで奪ってしまえば〜!」

つかさ「(ミスティアが走った! 私がクリアに向かう前に、タックルで再び奪い返そうとする魂胆ね。
間に合うかしら……!?)」

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:06:31 ID:???
そして、ボールをいち早く奪い返したいミスティアと、ボールをいち早く蹴り出したいつかさの視線が交錯する。
無論、ボールを今手元に持つつかさが有利ではあるが、ミスティアもあれで意外とすばしっこい。
果たして、ボールの行方は――。

先着1名様で、

★ボールの行方→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→つかさ「(……ボールを前に運ぶには――この手もある筈よ!)」つかさは大きく右脚を振り上げる!
ダイヤ→フィードは大成功! ボールは前方の佳歩に無事届く!
ハート・スペード→フィードは成功だ。 ウサギBが中盤でボールをフォロー!
クラブ→ミスティアがつかさに追いついた! つかさはボールキープを強いられる!

>>542
すみません、修正漏れでした。今回は運よく結果に影響無かったため、次判定より訂正いたします。

546 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:06:53 ID:???
★ボールの行方→ ダイヤK

547 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:08:54 ID:???
ガットゥーゾ「あのDFなかなかできるな」

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:20:20 ID:???
★ボールの行方→ ダイヤK ★
ダイヤ→フィードは大成功! ボールは前方の佳歩に無事届く!

つかさ「大丈夫、……間に合いなさいっ!」

グワアッ、バゴオオオオオオオオオオッ!!

ミスティア「あ、あと少しで追いついたのに〜〜!?」

つかさはミスティアよりも早く、そしてこちらは偶然でもあるが、遠くにボールを放り出す事に成功した。
タックルを避ける為に普段のフィードよりも高めの軌道を意識したところ、ボールの中心を巧い具合に抑える事が出来たようだ。

ヒュルルルル……パシッ。

佳歩「つかさちゃん、ナイスディフェンス!!」

そしてボールは再び佳歩の元へと戻った。
敵チームの状況も前と殆ど同じ――すなわち、佳歩の前には響子を含めた4人のDFが、PA内をカッチリと固めている。

佳歩「(ここからどうしようかな。ドリブルゴールを狙ってみるか、ここから『ラビットテイル』を狙うか。それとも――)」

子どもJ「な、なんだよ! 次はお前がやろうっていうのか? 俺のシュートだって、全然届かなかったってのに……!!」

佳歩は自分のやや後ろに居る子どもJをチラリと見てみる。
先程はフリー状態でのシュートに失敗した彼だったが、未だ佳歩の正確なシュート力を知らないのか、
佳歩も自分と同じように失敗するのではないか。そんな猜疑的な目をしていた。

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:21:36 ID:???
佳歩「(――どうしようかな。どうしようかな。さっきは子どもJくんにお任せしちゃったけれど。
……次は、順番的に私がゴールに向かっても……いいかな?)」

しかし、佳歩もいっぱしのFW。
他人の目を気にせず、兎に角自分がゴールを挙げたいという欲求も人並みにはある。
だからこそ佳歩は、この場で一瞬だけ考えて――。

A:……ドリブルからの一対一で、ゴールを狙う事にした。
B:……『ラビットテイル』で、ゴールを狙う事にした。
C:子どもJに、もう一回任せてみる事にした。
D:ウサギBが上がって来るのを待ち、ウサギBにミドルシュートを撃って貰う事にした。
E:感じたままに動いてみる事にした。(*更に判定。今度は子どもJに撃って貰う事にはなりません)
F:その他 自由選択枠 普通のシュートでゴールを狙いたい場合などはこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*現在の時間:前半8分
*現在の状況:ボールは敵陣バイタルエリア、味方はFW(子どもJ)以外まだ上がり切れてない、敵もDF以外あまり戻っていない

550 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:22:01 ID:mS7hlm42


551 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:22:49 ID:I5jeejS+
A

552 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:37:14 ID:???
A:……ドリブルからの一対一で、ゴールを狙う事にした。

佳歩「……私はドリブル突破に行く。 だから子どもJ君はねじ込みに備えてっ!」

ダッ!

子どもJ「あっ、おい、待てよ! 勝手にきめんなー!?」

それだけ短く告げると、佳歩はPA内へと駆けこんで行く。
子どもJが慌てて佳歩を追いかける中、雑魚妖怪チームの守備陣も緊張感を増しながらタックルへと向かい……。

響子「え、ええ〜っ。 シュートじゃないの!?」

子ども妖怪A「そんな事言ってる場合じゃないよ!?」

子ども妖怪B「ここで止められないとヤバいよ〜!」

子ども妖怪C「……できるだけ、頑張る」

タッ! タタッ! ―――ズザアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

佳歩「(敵のタックルは4人! ちょっと怖いけど……でも、きっと勝てるはず!!)」

佳歩は一瞬だけ怯んだ様子を見せたものの、すぐに持ち直し、
敢然と真・雑魚妖怪チームのゴールをめざし、真っ直ぐに突き進んでいった。

553 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:38:27 ID:???

先着2名様で、

★佳歩→ドリブル 51 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★子ども妖怪A→タックル 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 子ども妖怪B→タックル 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 子ども妖怪C→タックル 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 響子→タックル 42 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→佳歩、ドリブル突破成功!そのままGKと一対一へ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ウサギBがフォロー)(子どもJがねじ込み)(メディスンがフォロー)
≦−2→子どもFCボールに。
【補足・補正・備考】
佳歩のマークがダイヤの時、「直情的なドリブル「(+3、吹飛3)」が発動します。
佳歩のマークがハートの時、「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
佳歩のマークがスペードの時、「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。

554 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:39:09 ID:???
★佳歩→ドリブル 51 ( ダイヤ2 )+( 4 + 2 )=★

555 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:49:30 ID:???
★子ども妖怪A→タックル 39 ( ダイヤA )( 5 + 5 )+(人数補正+2)=
 子ども妖怪B→タックル 39 ( スペード5 )( 4 + 6 )+(人数補正+2)=
 子ども妖怪C→タックル 39 ( スペード5 )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=
 響子→タックル 42 ( クラブ3 )( 4 + 4 )+(人数補正+2)=★
どうみてもシュートより1対1ね

556 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:49:34 ID:???
★子ども妖怪A→タックル 39 ( スペードJ )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=
 子ども妖怪B→タックル 39 ( ダイヤJ )( 6 + 6 )+(人数補正+2)=
 子ども妖怪C→タックル 39 ( ダイヤ8 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=
 響子→タックル 42 ( JOKER )( 2 + 1 )+(人数補正+2)=★

557 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:51:19 ID:???
いいタックルだ、感動的だな、だが無意味だ

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:52:11 ID:???
★佳歩→ドリブル 51 ( ダイヤ2 )+( 4 + 2 )+(直情的なドリブル+3)=60★
★子ども妖怪A→タックル 39 ( ダイヤA )( 5 + 5 )+(人数補正+2)=51
 子ども妖怪B→タックル 39 ( スペード5 )( 4 + 6 )+(人数補正+2)=51
 子ども妖怪C→タックル 39 ( スペード5 )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=48
 響子→タックル 42 ( クラブ3 )( 4 + 4 )+(人数補正+2)=52★

≧2→佳歩、ドリブル突破成功!そのままGKと一対一へ!

佳歩「でりゃ〜〜〜〜っ!」

ドドドドド……。

佳歩は文字通り、直情的に真っ直ぐ進んだ。
――たとえ、佳歩とゴールキーパーとの間に、障壁が4人ばかり立ちふさがっていようとも。

ドガドガドガッ!!

子ども妖怪A「ぐふっ!」

子ども妖怪B「ぎゃあっ!?」

子ども妖怪C「……いたい」

響子「ひゃ、ひゃっほ〜〜〜!?」

技術は稚拙であるものの、きちんとした連携の下行われた響子や子ども妖怪達のタックルは、
佳歩の「直情的なドリブル」を前に全く通用しない。4人ともがフィールドの空高くへと吹き飛ばされる事になった。
それから佳歩は、そのままゴールキーパへと急接近して――。

佳歩「……決めます!」

子ども妖怪@「え、え〜いっ! 奇跡が起きれば何でも出来るーーーっ!?」

559 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 17:53:12 ID:???
先着2名様で、

★佳歩の選択→! card ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
 子ども妖怪@の選択→! card ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
★佳歩 ドリブル/プランスラビット 51/55 (! card)(! dice + ! dice)=
 子ども妖怪@ そなえる 39 (! card)(! dice + ! dice) =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→佳歩が貴重な先制点を決める!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(子どもJがねじ込み)(子どもFCのコーナーキック)(ウサギBがフォロー)
≦−2→子ども妖怪@、ゴールを守る!

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
佳歩のマークがダイヤの時、「直情的なドリブル「(+3、吹飛3)」が発動します。
佳歩のマークがハートの時、「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
佳歩のマークがスペードの時、「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。

560 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:53:43 ID:???
★佳歩の選択→ ダイヤ10  ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
 子ども妖怪@の選択→ ダイヤ5  ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★

561 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:54:15 ID:???
★佳歩 ドリブル/プランスラビット 51/55 ( スペード9 )( 4 + 4 )=
 子ども妖怪@ そなえる 39 ( クラブ2 )( 5 + 3 ) =★

562 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:54:47 ID:???
ラビットテイルより1対1シュートで55が怖いわー

563 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 18:11:09 ID:???
★佳歩の選択→ ダイヤ10  ダイヤかハートならドリブル
 子ども妖怪@の選択→ ダイヤ5  ダイヤかハートならドリブルに備える★
★佳歩 ドリブル 51 ( スペード9 )( 4 + 4 )+(やや華麗なドリブル+2)=61
 子ども妖怪@ そなえる 39 ( クラブ2 )( 5 + 3 ) +(読み当て+2)=49★
≧2→佳歩が貴重な先制点を決める!

子ども妖怪@「ここはドリブルに一点集中よ! それ〜〜〜〜っ!!」

子ども妖怪@が必死で定めた狙いや読みは、佳歩に対して全く通用しなかった。

佳歩「……でりゃあっ!」

タッ、スパァッ、クルンッ……!

子ども妖怪@「そ、そんなあああっ!?」

子どもJ「う、うめぇえっ……!? レベルが違いすぎる……!!」

鈴仙(ベンチ)「えっ、嘘……! 今のドリブル、ひょっとしたら私よりも上手くない……!?」

佳歩は永琳との特訓で自分のものにした、ルーレットやターンを自在に扱い、子ども妖怪@をヒラリと抜き去る。
『華麗なドリブル』――と名乗るにはまだ一歩足りないが、それでも佳歩の技は一定以上の水準に達していた。
それこそ、周囲の人物が思わず目を瞠ってしまうほどに。
そうして完全にGKを抜き去った佳歩は、悠々と広いゴールネットの中央に向かって、思いっきりボールを蹴り出した。

―――バシュッ、ズバアアアアアアアアアッ!!
                         ……ピピィイイイッ!

人里子どもFC 1 − 0 真・雑魚妖怪チーム

564 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 18:13:02 ID:???
鈴仙「(相手が弱いからか、やっぱり佳歩の動きが何時にも増して凄いキレッキレなような……?
というか、さっきの『やや華麗なドリブル』から言い、普通に上手くなってるような……?)」

鈴仙は思わず、ベンチ席でココアを吹きだしそうになる。
佳歩が得点を挙げる事自体は想定内だったとしても、それでもやはり、佳歩は普段以上に素早く正確な動きを見せていた。
これは間違いなく、マグレでは無い。本能的にそう確信する鈴仙だったが――。

鈴仙「(うん。きっと昨日の夜の内に、師匠からドリブルテクを習っていたのよね、きっと)」

鈴仙はドリブル力だけでなく、シュート力においても佳歩に追いつかれたという事実にはまだ気づいていなかった。

鈴仙「……それにしても、これで前半も大体半分以上終了か。
前半は、もう後1回くらい大きな攻防をして終わりっぽい雰囲気かしら。
勝ちを目指すんだったら、このまま中盤や最終ラインで引いて守ればいいと思うけど。
佳歩の調子が良いんだったら、早速もう1点を狙ってみても……いいのかな?)」

そしてそれよりも、鈴仙には仕事があった。
つまり、監督として残り少ない前半戦をどう消化しきるかである。

鈴仙「どうせ草サッカーは15分間ハーフ。佳歩やつかさの体力についても心配しなくても良いと思うけど……」

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 18:14:04 ID:???

ここは攻めるか、守るか、それとも中間か。
鈴仙はベンチ席であーでもない、こーでもないと考えて……。

A:前半の残りを、攻めて攻めて攻めまくるよう指示した。
B:前半の残りを、守って守って守りまくるよう指示した。
C:前半の残りを、中盤でボールを支配しつつ様子見するよう指示した。
D:その他 自由選択枠 あまり具体的すぎる指示はできません。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*現在の時間:前半10分
*Aを選んだ場合佳歩に判定が、Bを選んだ場合つかさに判定が、Cを選んだ場合ウサギBに判定が発生します。
 どれを選んでも得点/失点機会はほぼ平等になるようにします。

566 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 18:14:43 ID:mS7hlm42


567 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 18:17:43 ID:L441Y/zw
C

568 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 20:02:21 ID:???
D:「小傘! バックドロップで誰でもいいから1名潰しなさい!」確実に現実が漫画に追いつきつつある

569 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 20:33:55 ID:???
すみません、席をはずしておりました。更新再開します。
>>568
調べてみましたが、綺麗なバックドロップでしたね…w

570 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 20:34:58 ID:???
C:前半の残りを、中盤でボールを支配しつつ様子見するよう指示した。

鈴仙「(佳歩の攻撃力とつかさの守備力は活かせてるけど、
ここは折角だから、ウサギBちゃんにも活躍して欲しいから……)皆! 良く聞いて!」

鈴仙はベンチ席から、ゴールを挙げて喜んでいる佳歩と子ども達に対して、
これから前半が終わるまで、出来る限り中盤でのボールの支配を大事にするよう指示を出した。

子どもE「ふーむ。確かに下がり過ぎればボールが奪われた時が怖く、
だからと言って攻めすぎては後半戦の体力が不安になる。ならば、我々MFの出番と言う事ですな」

幸いにも子ども達は素直な上に物わかりが良く、鈴仙の指示に逆らう事も無い。
そうして次のホイッスル、雑魚妖怪チームのホイッスルから試合が再開してからも、彼らは上手く動いてくれた。

メディスン「(やっぱりせめて、リグルが居ないと攻撃力が足りない! しょうが無いから、ここは私が前に出て……!)」

子どもE「今ですぞ、子どもGくん!!」

子どもG「オッケー。そりゃ〜〜!!」

ズザアアアアッ、バチィイッ!

メディスン「あ、ちょ……! ゆ、油断した……!!」

ボランチの子どもEと左サイドハーフの子どもGとの連携で、
トップ下として積極的に攻撃に出ようとしていたメディスンのドリブルを止めてみせる。
残念ながら、やはり子ども達とメディスンとの間の実力差は大きく、彼らは完全に奪いきるまでには行かなかったが。

……ポムッ。

ウサギB「ありがとう、二人とも!」

571 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 20:36:12 ID:???
結果的に、ウサギBへとボールを運ぶこととなる。
この前半戦をボールキープ中心に凌ぎきるよう、鈴仙から指示を受けていたウサギBは、
言う通りに焦って攻めず、まずは右サイドハーフ、ウサギBのやや前方に居る子どもFへと渡す事にした。

子ども妖怪F「あ、あ〜っ! ボールちょうだい!!」

中盤の要であるメディスンが動けない以上、カットに向かえるのは子ども妖怪Fただ一人。
佳歩にパスを渡す時と違い、相手チームへの警戒度は少なかった。

ウサギB「(たぶんこれは通る。後は暫く上手く乗り切って、前半終了直前に1点が理想だけど……!?)」

先着2名様で、

★ウサギB→パス 46 (! card)(! dice + ! dice)=★
★子ども妖怪F→パスカット 39 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→子どもF、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(中盤の奪い合いに)(子ども妖怪Eがフォロー)
≦−2→雑魚妖怪ボールに。

【補足・補正・備考】
なし。

572 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 20:36:38 ID:???
★ウサギB→パス 46 ( ハートK )( 4 + 3 )=★

573 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 20:37:55 ID:???
★子ども妖怪F→パスカット 39 ( クラブ3 )( 5 + 4 )=★

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 21:33:26 ID:???
★ウサギB→パス 46 ( ハートK )( 4 + 3 )=53★
★子ども妖怪F→パスカット 39 ( クラブ3 )( 5 + 4 )=48★
≧2→子どもF、パスキャッチ。

バシュウウウッ……!

子ども妖怪F「あっ……! と、とどかない!」

子どもF「す、スゲー。今のパス、八意永琳みたいだった!」

ウサギB「そ、それはちょっと言いすぎだよっ!?」

ウサギBのパスは特別な技巧こそ無かったが、それ故に洗練されていた。
子ども妖怪Fのパスカット技術ではウサギBの出したパスの軌道に到底合わせられず、
ボールは何の問題も無く子どもFへと渡り――そしてそこから、ボールは子どもFCにより支配され、
雑魚妖怪チームは大型のFWが2名も居るにも関わらず、簡単には攻撃できない状況に陥る。
そうして前半の残り時間は3分、2分、あと1分と消費されていき――。

先着1名様で、

★前半の最後→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→
ダイヤ・ハート→佳歩が低いボールに動きを合わせ、『野兎ボレー』の構えに!
スペード→響子が佳歩を警戒している隙に、ウサギBがフリーでミドルシュートを放つ!
クラブ→メディスンが佳歩へのパスをカットし、前半終了。

575 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 21:34:27 ID:???
★前半の最後→ JOKER

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 21:34:28 ID:???
あっ、すみません。
JOKERが抜けてしまいましたが、JOKERが出た場合はウサギBの小ボーナスイベント発生!……とします。

577 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 21:34:58 ID:???
いってるそばからJOKERでた!

578 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 21:36:39 ID:???
と、思ったら本当にJOKERが!
展開的には、ウサギBが活躍してフラグ回収or習得にしようと思いますので、少々お待ちください。

579 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 21:39:44 ID:???
キラーパスくる?

580 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 21:40:22 ID:???
ドイツJr.ユースと脳内練習試合しても勝てそうな気がしてきた

581 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 21:40:28 ID:???
わーい、フラグ、フラグ!

582 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:01:28 ID:???
ベルベットパース

583 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 22:11:41 ID:???
★前半の最後→ JOKER ★
JOKER→ウサギBが大活躍して1得点!更にフラグ回収or習得!

ウサギB「(……よし! これまでの15分で敵チームのデータは大体取れた。後はそれを実践に移すだけよ!)」

――前半終了間際。
ルナティックスの隠れたデータマン・ウサギBはその本領を漸く発揮した。

ウサギB「……そこっ!」

シュンッ!

子ども妖怪G「そ、そんな〜!?」

ウサギBは一旦後方に下げていたボールを子どもEから貰うと、精密なドリブルで前方の子ども妖怪を抜き、

メディスン「い、行かせないわ!」

ウサギB「貴女のタックルは厄介だから――パスで抜かせて貰います!」

バシュッ!

同じくトップ下のメディスンを得意のパスで堅実に抜き去り、

ウサギB「(――今、敵のDFは佳歩ちゃんに集中している! だったら、今なら……)え〜いっ!」

グワァァアッ、バシュウウウウッ!

響子「は、はへ!? そっち!? ブロックに行けないよ〜!?」

584 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 22:12:51 ID:???
厄介なブロッカーである響子がブロックに行けないコースから、フリーでのシュートを放つ。
そして、全能力を万遍なく育てているウサギBのシュートは、子ども妖怪相手にはかなりの脅威であり――。

バシュウッ、ズバアアアアアアアアアアアアアッ!!
   ――ピピィイイイイイイイイッ!

――と、いともたやすくゴールを決めてしまう。2−0。
人里子どもFCはウサギBの幅広いプレースキルと的確な情報判断力により、
あっという間に点差を2に広げる事に成功したのだった。

ルーミア「前半はあと10秒なのかー。じゃあいいや、折角だしキックオフにシュートでも……」

ウサギB「――恐らくゴール率は10%以下でしょうが。 それでも撃たせませんっ!」

ルーミア「えー」

ダッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアッ、バチイイイッ!!
           ――ピィッ、ピィィィイイイイイイイイイッ!!

最後にルーミアがやけくそでキックオフシュートを撃とうとしていたが、ウサギBは最後のあがきすら許さない。
ウサギBはルーミアに向かって全速力でタックルに向かい、ボールを後方に弾き。
――それと同時に前半終了のホイッスルが、弱弱しく鳴らされるのだった。


人里子どもFC 2 − 0 真・雑魚妖怪チーム  前半終了!

585 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 22:16:30 ID:uoq23olo
***

鈴仙「す、凄いじゃないBちゃん! さっきのプレー、どうしたの!?」

ウサギB「(ホントは佳歩ちゃんの成長のが凄いんだけどなぁ……)――え、ええ。
雑魚妖怪チームとは前も当たった事があるので、その時から今まで、ずっとデータを解析していたんです。
だから、前半の最後、ちょっと大胆にプレーをする事が出来ました」

そして前半終了後のハーフタイム。鈴仙はベンチ席に集った選手の中で真っ先にウサギBへと駆け寄る。
佳歩の凄まじいドリブルテクや、つかさの根性溢れるブロックも勿論見所はあったが、
それ以上に普段は目立たない印象のウサギBが活躍している事に鈴仙は驚いていた。
ウサギBはそんな鈴仙の称賛にあくまで、「データの解析」のお蔭です……と、謙遜をしていたが。

ウサギB「――でも、今の一連のプレーで私。何かを掴めたような、そんな気がします」

――と、情報以外にも、選手として何か得る物を感じたらしく、その手ごたえを語ってくれた。
具体的には……。

先着1名様で、
★ウサギBの成長→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+スキル・データサッカー(後半戦全能力+1+敵全能力値判明)を習得!
ダイヤ→パスに関することだった。パスフラグを回収!
ハート→タックルに関することだった。タックルフラグを回収!
スペード→パスカットに関することだった。パスカットフラグを習得!
クラブ→ドリブルに関することだった。ドリブルフラグを習得!
クラブA→シュートに関することだった。シュートフラグ習得!

*クラブA分岐としてシュートがありますが、あまりウサギBはシュートを使わないかな?
 ……という私的な独断によるものですので、シュートフラグの内容自体は有用です。マイナスイベントではありません。

586 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:17:19 ID:???
★ウサギBの成長→ クラブ6

587 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:17:25 ID:???
★ウサギBの成長→ スペード3

588 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:21:32 ID:???
敵全能力値判明はつええw

589 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:27:47 ID:???
今欲しいのはパスとタックルだったんだがな・・・クラブ引いちまった

590 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 22:46:24 ID:uoq23olo
★ウサギBの成長→ クラブ6 ★
クラブ→ドリブルに関することだった。ドリブルフラグを習得!

ウサギBは鈴仙に話す前に、「あんまり実用的じゃないかもですが」と付け加えつつ、こう語った。

ウサギB「実際の試合だと、役に立たないかもですが。私、ドリブルについてちょっと手ごたえがあって」

そう言いながらウサギBは、自身がデータに基づく精密なドリブルで子ども妖怪を抜き去った時の感覚を語ってくれた。
佳歩の「頭脳的なドリブル」とも違う、ウサギBの確かな統計に基づく論拠によるドリブルは、極めれば効果的ではありそうだったが。

鈴仙「成程……(うーん。確かに現状でパサーに近いBちゃんは、ドリブルの機会はあんまり無いかもねぇ。
むろん、オールラウンダーへの指向も強いBちゃんだから、長期的には役に立つかもしんないけれど。
少なくとも、今の大会じゃあ、ドリブルの才能が芽吹く可能性は少ない……かも)」

――と、実際の活用方法に困る事もあり、鈴仙とウサギBは、互いに難しい顔をして首を傾げ合うのだった。

*ウサギBにドリブルフラグが立ちました。

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 22:48:09 ID:uoq23olo
里人@「……いやはや、素晴らしい活躍でしたな」

それから数分後、里人@が鈴仙達子どもFCのベンチへと現れた。
どうやらさっきまで、この人間の男性は律儀にも、雑魚妖怪チームの保護者であるレティへと頭を下げに行っていたらしい。

里人@「さて。ところで鈴仙さんに一つ相談させて頂きたい点がひとつ」

鈴仙「はい、なんでしょう?」

そんな折、里人@は神妙な顔で鈴仙にお願い事を申し出て来た。
一体どんな相談か、例えばもう少し子ども達にも活躍の機会を与えて下さいとかそんな陳情だろうか。
鈴仙は訝しむが、その内容は鈴仙の想像をある意味では大きく超えていた。

里人@「どうです? この試合の後半戦。ダイジェストにしませんか?」

――つまり、大変メタメタしい、ゲーム的な相談だったのである。

鈴仙「だ、ダイジェストですか。 でもそしたらこっちの勝ちは約束された、って事で良いんですか?」

里人@「ええ。確かに敵チームには強いシューターが2人も居ますし、運が悪ければ負けてしまうかもしれませんが。
それ以上に、やはりその、お宅の佳歩さんが想像以上に凄く強くって……」

鈴仙「このまま続けても、前半の焼き直しになっちゃう……って、事ですか?」

里人@「まあ……。ただ、折角なのでストレスフリーな試合を楽しみたい方も居られるでしょうし、
折角のウサギ達の活躍の場なので、『ダイジェストに入る場合も、佳歩、ウサギB、つかさのうち誰か1名に対しては、
ダイジェスト判定とは別に、1回分判定の機会(=覚醒チャンス)を設ける』と、しようかと思っていますが。
勝手にそうして良いものか不安で。ちょっとここで、鈴仙さん。貴女の意見を頂戴したくて……」

里人@は畏まったような、恐縮したような感じに背中を丸めて鈴仙にそう相談を持ちかけて来た。
鈴仙はううんと唸りながら腕を組み、大袈裟に悩んでいる仕草を見せる。

592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 22:49:20 ID:uoq23olo
鈴仙「(う〜ん、どうしようかな。勝利が確定した状態でダイジェストに入れるのは楽だし、
佳歩かBちゃんかつかさか、誰か1人でも追加の判定が出て来るのは嬉しいわね。
ただ、ダイジェストにしたら、どうしたって判定のチャンスが減っちゃうし、何より、ウサギ達が活躍出来る機会が
ちょっと台無しになっちゃうかもしんない。 ここは、ちょっと悩むべきでしょうけど……)」

里人@の提案を呑み、後半をダイジェストにするか。
それとも提案を蹴り、後半も前半と同じようにしっかりと進行していくか。
どちらの案にも存在する、メリットとデメリットの大小を斟酌して、鈴仙が出した答えは――。

A:「そうですね。仰る通り、ダイジェストにしてしまいましょう」(更に追加判定を出すキャラを選択)
B:「いえ。ここはきっちり後半戦もしっかり最後までやりましょう」
C:「……中間案として。後半の半分の7分30秒までに3点差になったらダイジェスト、ってどうですか?」
  (ダイジェストになった場合、追加判定を出すキャラを別途選択)
D:その他 何か案・ご意見等ありましたらどうぞ

先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


*3票決ですので、ご注意願います。
*Aにした場合のダイジェストでの覚醒判定は、各マークのK&JOKERでフラグ回収(習得)、
 Cにした場合のダイジェストでの覚醒判定は、赤スートのK&JOKERでフラグ回収(習得)と、差を出そうと思います。

593 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:49:55 ID:BoeQYFj+


594 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:50:10 ID:mS7hlm42


595 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 22:57:13 ID:L441Y/zw
A

596 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:02:14 ID:???
結局リグルはこないのね…

597 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 23:04:31 ID:uoq23olo
A:「そうですね。仰る通り、ダイジェストにしてしまいましょう」(更に追加判定を出すキャラを選択)

鈴仙「……いえ。そうですね。仰る通り、ダイジェストにしてしまえばいいと思います」

里人@「申し訳ない」

里人@は恭しく頭を下げた。

鈴仙「――で。その場合って、追加で判定を出してくれるのよね、1キャラ分」

里人@「ああ、それは言った通りに。 ……誰か、ご希望があるのでして?」

里人@はほっとしたように頷き、鈴仙にもう一つの質問を訊いた。
即ち、佳歩か、ウサギBか、つかさか。誰について追加の1判定を交えるかどうか、である。

鈴仙「これって、実際に何の判定になるかは分からないんですか?」

里人@「残念ながら。
ただし、判定になる場合は、『そのキャラが今持っているフラグに関する分野、
もしくはそのキャラのポジション的に関わりが深い分野』が選ばれると思いますよ」

鈴仙「例えば佳歩だったら、シュートかドリブルか、もしかしたらパスか。
Bちゃんだったら、パスかタックルか、もしかしたらドリブルやパスカットか。
つかさだったら、タックルかブロックか、もしかしたらドリブルか。 ……みたいな感じなんですね?」

598 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 23:05:45 ID:uoq23olo
里人@は頷いたので、鈴仙はこの後半ダイジェスト、誰に一番を焦点を当ててみるかを考える事にした。
そして、その結果選んだのは――。

A:佳歩だった。
B:ウサギBだった。
C:つかさだった。
D:どちらにしようかな、で決めた。(更に判定)
E:その他 何かご意見・ご質問あればどうぞ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*2票決に戻りましたので、ご注意願います。

>>596
基本的に、リグルはもっと先の登場を考えています。

599 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:06:06 ID:BoeQYFj+


600 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:06:31 ID:mS7hlm42


601 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:06:41 ID:46Lty1/+
Eモチのロン!全裸のロベルト本郷だった

602 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:06:44 ID:???
B
乾汁ならぬウサB汁を作ろう

603 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:07:44 ID:???
ヒャッホー!?

604 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:07:54 ID:???
Eせっかくだから子どもJに焦点あてよう

605 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:09:26 ID:???
E ええい、もうお前たち若造には任せておけん! 私が出る! ご乱心!

606 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 23:17:59 ID:uoq23olo
B:ウサギBだった。

鈴仙「……でしたら、今日はBちゃんに注目を当てたいと思います。
折角、前半の時も目覚ましい活躍をしてましたし」

鈴仙は里人@に告げるよりは、自分に言い聞かせるようにそれと無く呟く。
里人@は既に、もうすぐ開始する後半戦に向けての準備に入っていた。
後半戦の開始前、鈴仙は監督役として子ども達に、中盤の支配を大事にするようそれと無く告げて。

――ピピィイイッ!!

……後半戦の行く末を、注意して見守る事にしたのだった。

607 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 23:19:09 ID:uoq23olo
***これより、ダイジェスト判定に移ります***

先着3名様で、

★佳歩の活躍→ ! card
 ウサギBの活躍→ ! card
 つかさの活躍→ ! card★
★ウサギBの動き→ ! card★
★子ども達の活躍→ ! card★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

【活躍の基準】
ダイヤ・ハートのJ以上を引けば活躍します。
佳歩はダイヤの場合2得点、ハート・スペードの場合1得点します。
ウサギBはダイヤの場合1得点します。
【覚醒】
K・JOKERを引いた選手は覚醒(又はフラグ習得)します。覚醒する能力の分野は、別途判定します。
【ウサギBの動き】
ダイヤ・ハートの場合はパス、スペードの場合はタックル、
クラブ7以上の場合はドリブル、クラブ6以下の場合はパスカットについて、判定が発生します。
【子ども達の活躍】
JOKERが出た場合、イベントが発生します。

608 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:19:32 ID:???
★佳歩の活躍→  ダイヤ3
 ウサギBの活躍→  クラブ10
 つかさの活躍→  ハート3

609 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:19:36 ID:???
★ウサギBの動き→  クラブJ

610 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:20:36 ID:???
ウサギBはドリブラーでも目指すつもりかw

611 :森崎名無しさん:2015/02/22(日) 23:20:49 ID:???
★子ども達の活躍→ ハート2

612 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/22(日) 23:57:54 ID:???
――佳歩が2得点し、ウサギBのドリブルが火を吹く!?
……と、いったところで中途半端ですが今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>588
ウサギBの知識として持っているだけなので、鈴仙はその都度ヒントを貰える…と言う風なスキルを考えてました。
>>601
狂気度が稼げますね…w
>>605
その発想を忘れていましたw
>>610
ドリブル大王の座が危うくなりますね…


すみません、今日は少し今後のゲーム進行についてご相談したい事があるので、次レスに記載させていただきます。

613 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 00:02:44 ID:???
この場を借りて少しご相談させて頂きたい事があります。
大まかにいうと、今後のイベント期日やイベントの在り方に関する変更に関するご相談です。
(【ブリッツボールの決勝戦の日程を、今日の午後から大会終了後に延期】できないかについて等)

今こうして草サッカーを書いてて思っていたのですが、
拙作の展開について、物語の本筋に関係ない部分の大きさに、若干の負担感を覚えています。
第1章や第2章序盤の時点など、物語的な世界観の広がりが必要な時でしたら、
こうしたイベントも今後の伏線として有効活用出来る為、便利な側面は多大にあります。

しかし、最近は、RG7計画、プロジェクト・カウンターハクレイ、そしてハイパーカンピオーネと、
物語の中核を為す部分がどんどん表面化し始めたため、
新たな広がりを出すよりも、今提示された物語の重要要素の伏線張り・回収を優先したいと思っています。
(時間とモチベがもっとあれば、どっちも書けるのでしょうが…)

一方で、ゲーム的な要素はまだ大事にしていきたいと思っています。
たとえば、イベントを延期したり簡略化する事はあっても、イベントそのものを削る事はやりたくありません。
キャラとの交流や弱キャラの成長という、私がやりたい要素を排除してしまう事にも繋がるからです。

そのため、今後、イベントやシステム数点について、内容修正を行わせて頂きたく思います。
具体的には、次レスの通りです。

614 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 00:10:46 ID:bSmZg9Sg
(修正案)
・ブリッツボールの決勝戦を、前幻想郷大会選抜大会終了後に実施。(19日目午後など)
 →試合から試合へのスパンを短期化。選手勧誘やチーム内交流など、イベントの消化率向上にもつながる

・毎朝の花果子念報のイベントを、従来の選択制から、作者が提示した情報を手短に提供する方式へと変更
 (折角買って頂いた新聞なので、買わなかった時よりはメリットが出るようにはします)
 →伏線張り&必要な情報提示の簡略・正確化。ネタ切れというのもあります(汗)

・毎日の行動中の「練習」の内容を強化。第1章の練習フェイズと同じく、個人だけでなくコーチングや合同練習も可能とする
 →自由行動を減らし、育成&試合要素を高める。練習が死にコマンドになっている現状の改善にもなる。

・決勝トーナメントへの観戦を固定イベント・無判定化。
 それに伴い減る行動回数は、幻想郷大会終了後にも自由行動を出来るようにして、一部補填。
 →自由行動・練習イベントを減らす事による物語の簡略化。ゲーム性確保のため、補填は行う。

以上について、参加者の皆さまはどう思われるか、考えを確認させて頂きたく、今回相談をさせて頂きました。
(基本的に自分のやりたいようにやろうと思っていますが、あまり強く否定されてまではやりたくはないので…)

A:以上の内容について、修正しても問題無い。
B:以上の内容について、異議・意見・質問などがある。具体的には…(具体的な記入をお願いします)

アンケート風に二択を提示しましたが、特に票数やagesage、投票人数等については問いませんし、
仮にBの意見が多くても、作者の独断と偏見で、Aの方向で進める可能性も多分にあります。
ですが、スレをより良くしたいとは思っていますので、忌憚なきご意見を頂ければと思っています。

(※また、これは今回の相談とは直接関係なく、当初から考えていたことではありますが、
  第三章以降は自由行動をなくし、本スレのように練習→イベント→試合→イベント→練習…のような感じにしようと思っています。
  それに伴い、狂気度システムや人気度、永琳印象値や仲間評価値など、各種数値システムの多くを廃止しようと思っています。
  (狂気度は形を変えて残すかもしれません))

615 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 00:12:35 ID:???
すみません、長くなりましたがご相談したいことは以上です。
第三章以降のゲームの進め方について、意見がある場合も何かコメントを下されば幸いです。
(こっちはネタバレになるので、答えられない箇所も沢山ありそうですが…w)

皆さま、本日もお疲れ様でした。

616 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 00:15:20 ID:W+EsrJ9E
A スレ主さんのやりやすい方向で

617 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 00:18:25 ID:GTJfpYtg
乙デース


ブリッツボールの延期や新聞の方式変更、決勝トーナメントの他試合無判定はテンポや展開を考えると妥当かと
JOKER出て番狂わせも面白いかもしれないけど(汗)

618 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 00:25:48 ID:LAqksdes
A
やりやすいほうでいいと思う。

619 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 15:49:47 ID:TzbID9YI

新聞で使おうと思ったけど選ばれなくて使えなかったネタとかそういうの見てみたい
近いイベントか試合の情報以外見れなかったのでヒジリーとかカパネットとか

620 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 17:06:50 ID:xmwCBWMA
A
既に言われてるけどGMのやりやすいやり方でいいと思います

621 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 21:59:40 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>617さん、乙ありがとうございました。

>今後の進行に関するアンケートについて
たくさんの回答頂きありがとうございました。
私としては、特段大きい反対が無ければ、自分のやりたいようにさせていただくつもりでしたが、
今回の修正案含め、その方向性を改めて支持してくださったのだと思っています。

というわけで、今後は>>614で示した修正案のとおり進めていきますが、
もしもスレを読んでいて、「もっとこうしたら面白くなるのに」「この点が不親切で分かりづらい」
などありましたら、遠慮せずに書き込み等して頂ければ非常に助かります。

基本的には私のやりたいようにさせて頂きたいので、反映されない場合もありますが、
このスレのゲームや物語を、自分以外の人にとってもより良いものにしたいとも強く思っていますので、
今後ともよろしくお願いします。
>>617
ご意見ありがとうございます。
JOKERはやはりダイナミックに物語を動かすきっかけになるので、大事にしたいですね。
普段の展開でも、JOKERやクラブAに囚われず、常に続きが気になるような展開を書いていければと思っています。
>>619
ご意見ありがとうございます。
新聞は当初ヒジリーとかネタで選んで貰えばいいや…位なつもりでしたが、
ちょっと重要なイベントを詰め過ぎたかもしれません。
選択制にしないからこその面白さを提供できるようになれば良いなと思います。

622 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 22:00:53 ID:???
それと、wikiを少し編集して、大会決勝トーナメント以降の試合組み合わせを記載しました。
またどこかで示していきたいですが、差し当たり以下のような日程となります。

        午   前     午   後
11日目   休   み    休   み
12日目   聖徳×妖精   永遠×守矢
13日目   紅魔×妖怪   地霊×博麗
14日目   休   み    休   み
15日目    永遠×聖徳   紅魔×博麗(準決勝)
16日目   休   み    休   み
17日目   休   み    聖徳×紅魔(三位決定戦)
18日目   休   み     永遠×博麗 ※予定
19日目   休   み    ブリッツ決勝※予定
20日目   休   み    休   み→第三章へ

623 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 22:01:54 ID:???
★佳歩の活躍→  ダイヤ3*2得点!
 ウサギBの活躍→  クラブ10
 つかさの活躍→  ハート3 ★
→特別の活躍はなし。
★ウサギBの動き→  クラブJ ★
→ダイジェスト中、ドリブルで判定あり!
★子ども達の活躍→ ハート2 ★
→特にイベントなし。


――後半戦は、前半戦と比べても幾分退屈な試合になってしまった。
実力的に高いウサギB率いる子どもFCが中盤でのパスワークに終始し、攻勢に出るのを躊躇ったからだ。
無論、ウサギBの実力では、雑魚妖怪チームのトップ下・メディスンに敵わない場合も多々あったが、
ウサギBの足りない所は前線では佳歩が、最終ラインではつかさが好プレーを見せる事で補う。
データを熟知したウサギBによる周到なプレーに、子ども妖怪たちのイライラは次第に募っていき――。

ダッ!

子ども妖怪B「え〜い! もうMFには任せとれ〜ん!」

子ども妖怪C「わたしらも、ボール奪いに行こう!!」

ダダッ!

624 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 22:04:00 ID:???
メディスン「あっ、ちょっと馬鹿! ウサギBがボールを持っているいま、今無暗にそんな事しても……!!」

子ども妖怪F「で、でも!」

子ども妖怪G「俺達が4人いれば、メディと同じくらいの活躍は出来るかも!!」

ダダダダダッ! ……ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!!

雑魚妖怪チームの子ども妖怪のDF達は、とうとう癇癪を起こして、中盤のMFと協働してタックルに向かう事にした。
子ども妖怪達に深い戦略は特に無い。単純に、退屈だったからボールが欲しかっただけである。

ウサギB「(――やっぱり来た。 そして……これこそが、私の望んでいたチャンスですっ!)」

そして、この局面こそがウサギBが後半開始からずっと望んでいた、理想的な展開だった。
子ども妖怪達は、自分達がウサギBの掌の上で踊らされている事にも知らず、無謀にもタックルへと向かうが……。

メディスン「ああ、もう……! あんたらがアイツに敵うワケが無いでしょう!」

この子ども達の中では高い総合力を誇り、捻くれながらも真面目にサッカーをしているメディスンだけは知っていた。
子ども達が幾ら徒党を組まずとも、ウサギBと彼らとの間では大きな壁がある事は明白だ、という事実に。

625 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 22:05:05 ID:???

先着2名様で、

★ウサギB→ドリブル 46 (! card)(! dice + ! dice)=★
★子ども妖怪F→タックル 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 子ども妖怪G→タックル 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★子ども妖怪C→タックル 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 子ども妖怪B→タックル 39 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ウサギB、突破成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(中盤の奪い合いに)(メディスンがフォロー)
≦−2→雑魚妖怪ボールに。

【補足・補正・備考】
なし。

626 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 22:09:40 ID:???
★ウサギB→ドリブル 46 ( ダイヤJ )( 4 + 3 )=★

627 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 22:11:49 ID:???
★子ども妖怪F→タックル 39 ( クラブ5 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=
 子ども妖怪G→タックル 39 ( スペードQ )( 5 + 2 )+(人数補正+2)=★

628 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 22:14:26 ID:???
すみません、ウサギBのドリブル値を間違えていました。
ただしいウサギBのドリブル値は44です。結果にて修正いたします。

629 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 22:14:33 ID:???
★子ども妖怪C→タックル 39 ( クラブ4 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=
 子ども妖怪B→タックル 39 ( ハート2 )( 4 + 4 )+(人数補正+2)=★
やはりフラグ回収は簡単にはいかないか

630 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 23:23:00 ID:???
★ウサギB→ドリブル 44 ( ダイヤJ )( 4 + 3 )=51★
★子ども妖怪F→タックル 39 ( クラブ5 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=45
 子ども妖怪G→タックル 39 ( スペードQ )( 5 + 2 )+(人数補正+2)=48★
★子ども妖怪C→タックル 39 ( クラブ4 )( 4 + 1 )+(人数補正+2)=46
 子ども妖怪B→タックル 39 ( ハート2 )( 4 + 4 )+(人数補正+2)=49★
≧2→ウサギB、突破成功。

ウサギB「はっ! やああっ!」

タッ、シュッ、クイッ!

鈴仙(ベンチ)「(うーん。悪くないドリブルだけど……悪くない、以上では無いわね……)」

前半終了間際に見せたキレのあるプレーと比べて、
この時ウサギBが見せたドリブルは幾分凡庸であった。
彼女の特技は自慢の情報収集能力によるデータサッカーであるが、
こうした密集状況になると不確定要素が増し、あまり役に立たないのかもしれない。

とはいえ、これまでのルナティックスでの訓練にて鍛えられたウサギBの腕は確か。
大会に出て来る名無し選手から毛が抜けた程度の実力の子ども妖怪をアッサリと躱し切り、
そのまま敵DFが空いた隙を狙い、佳歩に低い浮き球を放り込む。
響子がブロックに出ていたが、佳歩は全く気にすることも無く―――。

佳歩「『野兎ボレーシュート』ですっ!」

バッ、グワアアアアアッ、バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
               ―――ズッバァァァァァッ、ピピィイイイイッ!!

631 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 23:24:01 ID:???

子どもJ「(――い、今の……何だ? 全然軌道が見えなかった。
まさか、今まで隠していたけれど。 ――アレが、アイツの全力シュートなのか……?)」

鈴仙(ベンチ)「(――気のせいかしら。
今の佳歩の「野兎ボレー」、パスカル君の「ジャンピングボレー」以上の威力があったような……?)」

敵チームの選手だけでなく、仲間の子ども達や鈴仙までもを恐怖させる程のあっけなさで、
後半7分、佳歩は人里子どもFCに3点目を献上するのだった。

人里子どもFC 3 − 0 真・雑魚妖怪チーム


***


――そこから先は、雑魚妖怪チームの精鋭も僅かばかり活躍を見せた。
メディスンがボールキープでウサギBに勝利し、ルーミアやミスティアに数度放り込み。
つかさが不在か、もしくは全力のブロックに出れない位置取りを狙い、シュートを放ってみせた。
しかし、この試合のつかさは好調。
後半終了間際まで、一度もルーミア達の後塵を拝す事は無かった。のだが――。

小傘「でりゃ〜〜! 私のメテオチャージを食らえ〜〜〜!!」

ズザアアアアアアアアアアアアッ、バギイッ!グシャッ!

ミスティア「いった〜い♪ 何さらすんじゃこのメスガキィッ♪」

小傘「こ、怖い!? 笑顔で歌ってるのにセリフが怖い!?」

子どもA「……アホくさ」

632 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 23:25:18 ID:???
――後半12分に、つかさに先行して一人タックルに出た小傘がPA内で反則。
人里子どもFCはPKを取られ――そしてその結果失点してしまう。
幸い、小傘は目に涙を一杯溜めて「わざとじゃないんですううう!!」
と誰が見ても分かる事を声高に主張していたのが認められたのか、軽い注意で済んだが、
人里の子ども達からの小傘への評価値は大きく下がってしまったと言う。

次のキックオフ。
いい加減自分と佳歩との間にある、途方もない実力差を知った子どもJは謙虚にも佳歩にボールを渡す。
佳歩は自分ばかりが動いてて良いのかと躊躇しつつも、しかし預けられたボールを責任強く前線へと運んだ。
そして、佳歩はバイタルエリアへと辿り着いた時、そのしなやかな右脚を大きく振りあげて――。

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

佳歩「――天まで届いて、『ラビット……テイル』!!」

バッ、シュウウウウウウウウウウウウウウウウッ! ギュウウウウウウウ…………ンンンッ!!

子どもJ「……ぼ、ボールが消えた……!?」

鈴仙(ベンチ)「す、凄い速度……!! やっぱり佳歩、ドリブルだけじゃなくて、シュートも……!
基礎的なシュート力も、この私にマジで追いついちゃったの!?」

――恐らくは敵側からしたら、魔王の一撃にも等しい死のシュートが放たれた。
響子も子ども妖怪のDFも、そして勿論GKも、そのシュートがどんな軌道を描いて、
どんなコースに向かっているかを認識すら出来ない。
軍の狙撃手としての経験から、動体視力に僅かの自信のある鈴仙が、
辛うじて佳歩が何をしたのかが目に追えた程度だった。


――ズバァッ! ………ピッ、ピピィイイイイッ!!

633 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 23:38:49 ID:???
審判役の里人@が慌てて笛を吹き、人里子どもFCはこれで4点目を得たらしい。
試合はまだ後半14分。残りはあと僅かであるが、しかしまだ動けるにも関わらず、
雑魚妖怪チームのメンバーは、そして人里子どもFCのメンバーは、
フランドール・スカーレットでも霊烏路空でも無く、この頼りない因幡佳歩という無名だった選手が、
これほどまでの威力を持つシュートを撃った事に驚愕し、硬直していた。

そこから、思い出したかのように子ども達は動き出したが時既に遅し。
試合再開から一分足らず、互いのプレーは盛り上がる暇も無く――。

――ピッ、ピッ。……ピィィィィッ……!!

試合終了を告げるホイッスルにより、強制的に中断させられるのだった。

人里子どもFC 4 − 1 真・雑魚妖怪チーム


******


里人@「……し、試合終了。 人里子どもFCの勝ち!」

鈴仙「……勝ったけど、うん。 ――まさか、ここまで圧倒的だなんてねぇ……」

鈴仙はベンチでココアの残りを飲み干しながら、まず暢気な感想を、
未だフィールドにて喜びを分かち合っている子ども達に向かって吐いた。

鈴仙「佳歩は言うまでも無いけれど。ウサギBちゃんは主体的に動いてリーダーシップを発揮してくれたし、
つかさも今日は調子よく、ルーミアやミスティアのシュートを止めてくれた。
……それに、実力だけじゃなく、皆が子ども達をしっかりと精神的に引っ張っていたような。そんな気がするわね」

634 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/23(月) 23:40:24 ID:???
鈴仙は折角なので、佳歩やウサギBやつかさの、この試合での成長を改めておさらいすることにした。
子ども達がこっちに来るまで、恐らくは残りわずか。
元気な彼らが来たら、鈴仙はきっと、何かを考えているどころでは無い。

鈴仙「今日の試合、佳歩達が一番成長したと思える事。 それは――」

先着3名様で、

★佳歩の練習結果→! card★
★ウサギBの練習結果→! card★
★つかさの練習結果→! card★

と書き込んでください。

○○の練習結果のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+30
JOKER→全能力+1+フラグ習得!(習得フラグについては判定)

*今回の練習結果について、現在の能力値が【48】以上の物は上がりません。
 該当する能力の上昇となった場合、【最大ガッツ+30】とみなします。

*今回の練習で上がらない能力値は、【佳歩のドリブル、佳歩のシュート、佳歩のパスカット、つかさのブロック】です。
 佳歩及びつかさの判定で前述の能力が上昇する事になった場合、
 能力値は上昇せず、代わりに最大ガッツが+30されます。
 (JOKERの場合も能力上昇限界はあり、最大ガッツの上昇は重複しません)

635 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 23:40:59 ID:???
★佳歩の練習結果→ ハート9

636 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 23:42:09 ID:???
★ウサギBの練習結果→ ハート7

637 :森崎名無しさん:2015/02/23(月) 23:42:54 ID:???
★つかさの練習結果→ クラブ6

638 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 00:24:45 ID:???
★佳歩の練習結果→ ハート9 ★
→最大ガッツ+30!
★ウサギBの練習結果→ ハート7 ★
→シュート+1!
★つかさの練習結果→ クラブ6 ★
→最大ガッツ+30!

鈴仙「(佳歩は……シュートやドリブルに目を取られがちだけど、かなりタフになったわね。
あれなら、安心して上がって貰って、そして『ラビットテイル』を撃って貰えそう。
つかさも、今日の試合あれだけ『顔面ブロック』や『ソウルブロック』を見せたのに、
最後までそこまでバテなかった。あの子も体力を鍛えてたのね……。
――そして、ウサギBちゃんは。 前半間際で見せたシュートが、結構良いセン行ってたわね。
まあ、未だ実戦レベルじゃないけれど……それでも、オールラウンドプレーヤーを目指してるBちゃんらしいかもね)」

子ども達がやって来る前に、鈴仙は今日の試合の脳内総括を終える事が出来た。
後はそれをカッコ良くそれと無く、ウサギ達に伝えてあげるだけである。

鈴仙「(たまには私も、大人っぽい所見せなくちゃね……)」

この時鈴仙はまだ知らない。
子ども達の注目が、実際に試合で大活躍した佳歩やつかさ、ウサギB達に集まった結果。
鈴仙が必死に考えた校長先生のような話は、ロクに聞いてくれないという残酷な現実に――。

*佳歩の最大ガッツが+30されました。
*つかさの最大ガッツが+30されました。
*ウサギBのシュート力が+1されました。

639 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 00:25:46 ID:???
***

――鈴仙が子ども達に対して大人気なく怒鳴りつつ、レティが大人っぽく子ども妖怪を慰めていたその時。

幽香「――どう思う? 貴女とあの因幡佳歩との間に、どんな差があると思った?」

リグル「……才能の差」

幽香「本気でそう思ってるんなら、私は貴女と絶交するわ」

リグル「……でも、私。分かんないよ……」

人里サッカーコートが良く見える丘の高台にて、リグルと幽香は体育座りをしていた。
金の足りない妖怪や妖精が、人里サッカーコートで行われる試合をこっそり見る際によく使われる高台だが、
今そこに居るのは二人だけだった。柔らかい芝生が日光を受けて風に揺れていた。

リグル「……私だって。私だって、あの大会に向けて頑張っていたんだもん!
だから必死に、『ネオリグルキック』を編み出したし、それなのに、一回も、決まらないなんて……!」

幽香「それは当然。貴女が弱いからよ」

幽香に誘われ一連の試合を見ていたリグルは、この時、激しい劣等感に苛まれていた。
なぜ、自分は出来ないのか。
なぜ、あのサッカーコートに居る佳歩という自分と同じくらいの少女は出来るのか。
あっちも努力をしたのだろうが、こっちだって負けていない筈だ。
なのに、どうしてこんなにも差が出るのか――。

640 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 00:28:29 ID:???
リグル「ううっ。わ、分かってるもん。分かってるのに、幽香、ヒドイよ……!!」

幽香はそんなリグルの問いに対して、決して優しくは答えない。
リグルがひどくしゃくりあげるのを無視して、幽香は静かに遥か青空を眺めていたが。

幽香「――謎の向日葵仮面という美少女は、こう言っていたわ」

思い立ったように、幽香はピンと指を立てて、リグルに向き直った。

リグル「……え。ひ、向日葵仮面さんが? なんて?」

幽香「『世の中には二種類のタイプの人妖しかいない。
凌辱するタイプの人妖と、凌辱されるタイプの人妖だけだ』――ってね」

リグル「(凌辱って……確か『超強い』って意味だよね。前ルーミアから聞いたし。
超強いタイプの人妖と、超強くないタイプの人妖……って意味かな)――うん」

幽香「今の貴女は、間違いなく後者のタイプよね。
ぽっと出の自分と同じような選手に、居場所も、活躍も、栄光も奪われて、
まさにボランチに必要な能力値を根こそぎ吸い取られたような絶望感。
リグルは今、滅茶苦茶に凌辱されたせいで、そんな絶望を抱いているのよね」

リグル「う、うん(滅茶苦茶に超強いされたせい……? どういう日本語なんだろ)」

幽香「――その絶望を拭い去るには、自分が凌辱するしかない。
もしも能力値を吸い取られたら、別の奴から吸い取り返せばいいのよ。
そんで強くなって、最初に能力値を吸い取った奴の能力値を吸い取れば完璧じゃない」

リグル「う、うーんと……? つ、つまり……絶望がイヤなら、超強くなれば良い、って事?」

幽香「……まあ、大体あってるわ」

641 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 00:29:38 ID:???
リグルはここで、幽香が言わんとしてくれている言葉の意味を考える。
世の中には、凌辱する側と凌辱される側しかいない。凌辱されるのが嫌ならば、自分が凌辱するしかない。
だから、……自分が、凌辱する側になれば良い。つまり、自分が超強くなれば良い。
そういう意味だろうか。
だったら確かに、幽香の言いたい事は単純だ。ヘタに慰められるよりも分かりやすいが――

リグル「……でも、それだったら結局、私が超強くなるしかない――って事じゃん。
当たり前の事だよ。それよりさ、どうやったら私、凌辱する側になれるの?」

しかし、蟲たちを操る女王と言えどまだ幼いリグルには、それ以上の事は分からない。
もっと分かりやすい答えが、リグルには必要だった。

幽香「……さて。それは私には分からない。精々、貴女の中の自然に問いかけてなさい。
――と、言いたい所だけど」

幽香はここで一旦話を切る。二人きりの穏やかな草原に、一名の乱入者が現れたからだ。
幽香はその乱入者の姿を見て、一瞬だけ目を丸くしたが――しかし、その次の瞬間には、
普段の穏やかで嗜虐的な笑顔を、リグルに対して向けていた。

幽香「――喜びなさい、リグル。 ……アンタ、思ったよりも早く――凌辱する側になれるかもね」

リグルはそんな幽香の言葉を聞き、第三の女の冷たい表情を見て頷きながら。

リグル「私……! 凌辱したい! もう凌辱されるのは嫌なんです!!
努力して、練習して……凌辱できるようになって! 世界一の凌辱FWを目指したいんですっ!!」

――そう、力強く宣言した。
そして第三の女は、リグルの悲痛だがどこまでも純真で真っ直ぐな言葉を聞いて……軽く引いていた。

642 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 00:32:41 ID:???
――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
第三の女の正体ですが、ここではぼかして、何事も無かったかのように鈴仙の午後の行動へと移ります。
今はとりあえず、リグルに強化フラグが立った?……位の認識でお願いします。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

643 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 00:54:30 ID:???
本当に謎の○○仮面になりそう
能力値はヒャメロー

644 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 00:57:19 ID:???
凌辱という言葉がなんで会話中にポンポン飛び出しているんだ……?
リグルさん、言葉の意味を知らずにやたらと使ったらメ!
知らないうちに

「あなた、覚悟してきてる人ですよね? 凌辱してきたってことは、
自分も凌辱されるかもしれないという覚悟を常にしてきているってことですよね?」

とか言われちゃうぞ

乙でした

645 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 00:57:45 ID:???
天道w

646 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 01:00:04 ID:???
いいえ、コロネです

ディケイド・・・奴がこの試合に参戦したせいで子供とようかいのバランスが破壊された
奴はやはり危険な存在・・・
おのれディケイドオォォォ!

士のガッツはうれしいけどウサギBが本格的にどこを目指してるかわからなくなってきたw


647 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 01:00:20 ID:???
さらばサッカーさよなら小傘、乙ロット

648 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 01:23:42 ID:???
乙でした
でも魅魔様の屈辱ならちょっと見たいかも

649 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 04:39:19 ID:???
リグル...お前はエースになれるんだよ。
ハッハァー!

650 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 17:41:37 ID:???
天道語録、いや幽香語録か

651 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 22:31:05 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>644さん、>>647さん、>>648さん、乙と乙ロットありがとうございました!

>>643
幽香さんは多分いい人なので多分大丈夫です。能力値を吸っても後で返してくれます。
>>644
リグル「超強いしてきたってことは、自分も超強いされる……?」
>>646
ウサギBのシュートは、ちょっとおいしくなかったかもですね。
オールラウンダーに一歩近づいたと言えばそうですが、このままだと器用貧乏かもです。
>>647
最初意味なくレッドカードにしようと思ってましたが、可哀想なのでやめました。
>>648
ドゴォ…と思ったらちょっと違いましたね。
>>649
エース路線じゃないかもですね。
>>645,650
謎の向日葵仮面語録…と思ったらその天道からして、おばあちゃんの語録の引用でしたね。

652 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 22:34:38 ID:???
〜大会11日目・午後〜

鈴仙「あれ、帰ったらみとりから手紙が来てる。
え〜っと、『ブリッツの決勝戦だけど、機械が壊れたから延期になった』……か。
そういや確かにあのスタジアム、かなりボロかったものねぇ。
――でも、そのお蔭で良い感じにヒマが出来たかも。さて、どうしようかな?
最近はルナティックスの練習設備も良くなったし、練習してみるのも良いかもだけど……?」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:練習をする(一人か仲間で練習したり、コーチングをします。更に分岐)
C:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:27
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
×:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:大会11日目〜大会13日目(決勝T一回戦終了)までのスケジュール)
        午   前     午   後
11日目   休   み    休   み
12日目   聖徳×妖精   永遠×守矢
13日目   紅魔×妖怪   地霊×博麗

※試合のある時は、鈴仙は自由行動ができません。

*都合により、本日午後に予定されていたブリッツの試合が、大会終了後に延期されました。

653 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:36:01 ID:0WsfnvnQ
Aブリッツが延期されたのも鈴仙って奴の仕業なんだ

654 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:41:02 ID:lUCg4Ap+
A

655 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 22:46:32 ID:???
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「――ま、練習するのもしんどいし、地底の財宝とかも気になるし。
今日は自由にぶらぶらして、明日の守矢みらくるず戦にでも備えましょ!
――ホントだったら、師匠の部屋にでも行って、敵チームの情報やこっちの作戦について、
色々打ち合わせるべきかもだけど、別に良いわよね……?」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

656 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:47:33 ID:0WsfnvnQ


657 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:48:41 ID:Rs8apkO+
B

658 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 22:52:07 ID:???
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「……外出ね。人里のコーヒー無料券や妖怪の山付近の焼き芋の無料券もあるし。
地底にも用がある。新聞に載ってた財宝探しや、ブリッツの練習とか。
だけど、これまでロクに行ったことの無い場所も、なんとなーく気になるわね……」

A:人里(貸本屋や道具屋、慧音の住居等があります)
B:霧の湖(妖精大連合メンバーが居ます。プリズムリバー三姉妹の居る廃洋館もあります)
C:紅魔館(レミリアやパチュリーが居ます)
D:冥界(中西や幽々子が居ます)
E:迷いの竹林付近(妹紅やミスティアが居ます)
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)
G:妖怪の山(河童のバザーやスタジアム、守矢神社等があります)
H:地底(危険もありますが、旧都には様々な店があります、温泉もあります)
I:命蓮寺(星や白蓮が居ます)
J:香霖堂(霖之助がおり、アイテムが購入できます)
K:魔法の森(魔理沙やアリスが居ます)
L:博麗神社(霊夢や森崎が居ます)
M:無縁塚(危険もありますが、掘り出し物も発掘できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

659 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:52:30 ID:2u3aNfsA
C

660 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:53:04 ID:0WsfnvnQ


661 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:53:39 ID:UYOVNbkA
H

662 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:54:46 ID:jVozbvfA


663 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 22:55:23 ID:mZjvrzxA


664 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:03:17 ID:???
E:迷いの竹林付近(妹紅やミスティアが居ます)

鈴仙「最近遠出ばっかりだったし、たまには近場を散策してみようかしら……。
……と、言うにはいささかこの竹林もシケた所だけどねぇ。

行くとしたら妹紅の庵――そういえば、前に姫様も地底探索のお供にお勧めしてたし、
慧音さんとの関係についても、まだ色々と話を聞いてみたいかも――か、ミスティアのやってる屋台ね。
あいつ、さっきまでサッカーしてたけど……仕込みやら準備やら大丈夫なのかしら?
まさか、自分が店をやってるという事実までは忘れてないと思うけど……」

A:妹紅の住処にお邪魔してみる。
B:ミスティアの屋台に行ってみる。
C:竹林を探検してみる。
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

665 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:03:38 ID:0WsfnvnQ


666 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:05:40 ID:rSECcMaY
A

667 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:20:46 ID:???
A:妹紅の住処にお邪魔してみる。

鈴仙「……まあ、こないだも焼き鳥をご馳走になった事だし。
お礼も兼ねて、妹紅の家にでも遊びに行こうかしら」

鈴仙はいつもより控えめに空を飛んで、迷いの竹林のややこしい抜け方を実践してみて。
そうして無事に四回しか迷わずに、竹林の外れにある妹紅の庵に辿り着く。
妹紅はその時丁度竹を割りながら火をくべて、竹炭を作っている最中だった。

妹紅「やあ、鈴仙」

人は勿論妖怪も無暗に訪れられないような秘境で知り合いと会えたのが嬉しいのか、
妹紅は朗らかに腕を振って鈴仙を迎えてくれた。

鈴仙「仕事に精が出るわね、妹紅」

妹紅「これも私の数少ない収入源だからね。
竹炭を里の男や夜雀に売って、僅かな日用品の足しにしてるって訳よ」

あははと笑う妹紅は、生まれついての端正な顔立ちに似合わず随分と田舎くさい。
鼻っ柱についた黒い炭を指で拭って髪を掻き上げ、鈴仙に人懐っこい笑顔を向ける。
そんなお茶目さも、どこか世俗離れした仙人のように鈴仙には見えた。

668 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:22:00 ID:???
鈴仙「(最近人里で有名な仙人の方が、今の妹紅よりもずっと立派な家に住んでるらしいけど……。
――と、いう世知辛い話は良いとして。 ここは、妹紅に何て話しかけようかしらね?)」

A:普通に遊びに来た。
B:慧音との仲について、もっと突っ込んで聞きに来た。
C:一緒に人里で遊びたくて来た。
D:地底探検に誘おうと思って来た。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

669 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:22:36 ID:0WsfnvnQ


670 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:26:05 ID:8apA3AdU
D

671 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:27:12 ID:???
D:地底探検に誘おうと思って来た。

鈴仙「うーん。 ちょっと、詳しくはおいおい話すんだけど……」

鈴仙は妹紅に、地底の財宝の一件について話した。
地底には『バイキングの宝』が眠っていること、財宝の場所が灼熱地獄のど真ん中でとにかく熱いこと。
とにかく熱いから、炎の妖術を操る妹紅も用心棒として着いて来てくれないか、ということを。
(輝夜との一件については、敢えて隠すようにした)

妹紅「成程。 そんな話があったのね。 そうねぇ、今日の今からか……う〜ん」

妹紅は腕を組み少し考え、そして――。

先着1名様で、

★妹紅の予定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→妹紅「『バイキングの宝』ってこれの事? もう持ってるけど」鈴仙「な、なんで!?」
ダイヤ・ハート・スペード・クラブ7以上→妹紅「それは面白そうな話だね。 是非ご一緒させて貰おうかな」
クラブ2〜6→妹紅「う〜ん。 実はこれから、人里の方に用があってね……」
クラブA→妹紅「ごめん。 実はこれから輝夜に用があってね……」鈴仙「これ殺しあいだー!?」

672 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:27:28 ID:???
★妹紅の予定→ ダイヤQ

673 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:27:32 ID:???
★妹紅の予定→ ハートA

674 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:51:01 ID:???
★妹紅の予定→ ダイヤQ ★
ダイヤ・ハート・スペード・クラブ7以上→妹紅「それは面白そうな話だね。 是非ご一緒させて貰おうかな」

妹紅「それは面白そうな話だね。 是非ご一緒させて貰おうかな」

鈴仙「えっ、ホント? 良いの? 仕事とか大丈夫?」

妹紅「別に良いよ。仕事と言っても誰かと約束してる類じゃないし。
最悪、貧乏になって飢えて死んでも、また生き返ると空腹は和らぐからね」

鈴仙「そ、そうなんだ……。でも確かに、餓死のまま生き返っても、またすぐに死んじゃうからね」

妹紅「それと例えば、溶鉱炉の中に身体を放り込まれて常時死に続けるような状態になったら、
適当に死なないギリギリの位置に身体が萃まって来て、勝手にリザレクションしてくれる」

鈴仙「そ、そーなのかー(どうしてそんな事試す羽目になったのかは……怖いし何となく想像付くから聞かないでおこっと)」

色々と不死に関する興味深い話も聞かされたが、結論として妹紅は鈴仙の誘いを快諾してくれた。
そしてそこから鈴仙は妹紅を連れて、遥か地底の灼熱地獄跡へと向かう。
道中の地底の妖怪や荒くれに絡まれる事も多々あったが、
遠隔射撃に優れる鈴仙と近接攻撃に優れる妹紅のコンビは互いに相性が良く、相手を全く寄せ付けない。
かくして鈴仙は地霊殿へと辿り着き、当主のさとり公認の上、地底探索へと再度乗り出す事にした。

675 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:52:25 ID:???
−灼熱地獄跡 入口−

妹紅「ひゃあ。ここが噂の灼熱地獄跡か。……凄い熱気を感じるわね」

鈴仙「そうね……(――私はイヤリングのお蔭で平気だけど。ていうか妹紅もやっぱり熱気は感じるんだ……)」

鈴仙と妹紅は、意を決して――地霊殿の中庭にあるその大穴へと、飛び込んだ。

先着1名様で、
★第一層 灼熱地獄跡(浅層)@→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →地獄の炎で日焼けサロンしている矢車を発見! 矢車「俺には炎は眩しすぎる……アチチ」
K→アイテム発見!
Q→中堅クラスの怨霊との対決。
J→アイテム発見!
10→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
9→中堅クラスの怨霊との対決。
8→何も無かった。
7→アイテム発見!
6→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
5→何も無かった。
4→やや強力な怨霊との対決。
3→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
2→アイテム発見!
1→強力な怨霊が鈴仙に襲い掛かる!
クラブA→虫型の謎の妖怪が鈴仙に襲い掛かる!

鈴仙のガッツ:910/910

*鈴仙のガッツは、戦闘やイベントで減っていきます。0になったら、能力がダウンし、永遠亭に強制送還されます。

676 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:52:42 ID:???
★第一層 灼熱地獄跡(浅層)@→ ダイヤ5

677 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:55:28 ID:???
★第一層 灼熱地獄跡(浅層)@→ ダイヤ5 ★

鈴仙「妹紅、こっちこっち」

妹紅「えっ、こっち? 鈴仙?」

勿論初めてこんな地底の深くに来た妹紅は、最初は迷路状の深い洞窟に困っている様子だが、
熱気にやられて疲労を見せる事は無い。
新聞に書いてあった地図をしっかりとメモしていた鈴仙のナビもあり、二人は無事に奥へと進んでいく。
そして――。

先着1名様で、

★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →松山が兄貴の自慢をしていた。 松山「地獄の炎で日焼けなんて、兄貴凄すぎるよぉ…!」
K→アイテム発見!
Q→中堅クラスの怨霊との対決。
J→アイテム発見!
10→熱気にやられた…ガッツ−50。
9→中堅クラスの怨霊との対決。
8→熱気にやられた…ガッツ−50。
7→アイテム発見!
6→熱気にやられた…ガッツ−50。
5→熱気にやられた…ガッツ−50。
4→やや強力な怨霊との対決。
3→熱気にやられた…ガッツ−50。
2→アイテム発見!
1→強力な怨霊が鈴仙に襲い掛かる!
クラブA→虫型の謎の妖怪が鈴仙に襲い掛かる!

678 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/24(火) 23:56:31 ID:???
すみません、表記を忘れてましたが、鈴仙のガッツは、910/910です!
*鈴仙のガッツは、戦闘やイベントで減っていきます。0になったら、能力がダウンし、永遠亭に強制送還されます。

679 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:57:41 ID:???
★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→ ダイヤ6

680 :森崎名無しさん:2015/02/24(火) 23:58:27 ID:???
イヤリングでもだーめーかー

681 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:01:07 ID:???
実はうっかりイカリングだったりとかしない?

682 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:13:46 ID:???
*すみません、鈴仙のガッツ減少イベントは耐熱イヤリングの効果で無効となっていますが、
 それを直し忘れていました。結果にて修正します。

★第二層 灼熱地獄跡(浅層)A→ ダイヤ6 ★
6→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!

妹紅「いやあ、熱いわねぇ……って、鈴仙はそのイヤリングのお蔭で平気なんだっけ」

鈴仙「まあね。――とはいえ、ここから更に奥深く……ってなると、どうなるか分からないけど。
――私的には、「熱いわねぇ」で済ませられる妹紅の方が凄いんだけど」

妹紅「ふふん、心頭滅却すれば火もまた涼しってね。根性さえあれば、何とかなるって事よ!」

鈴仙「いや、心頭滅却って根性とは違うと思う……(妹紅ってば、意外と単純……?)」

腕を組んであははと屈託なく笑う妹紅の姿を、考えてみれば鈴仙はこれまであまり見た事が無かった。
頼りがいのある姉御肌……というよりは、今の妹紅は同年代の元気な少女のイメージ。
しかし、そっちの方が本来の妹紅なのかもしれないな……と、考える事で、
鈴仙はまず直球に浮かんだ失礼な感想を封じ込める事にした。
そして――。

妹紅「あっ、着いた……のかな? 灼熱地獄跡の最深部」

鈴仙「みたいね……」

鈴仙は再び、妹紅は始めて地球の中心にある炎の海へと辿り着く。
摂氏数千度を超えた大気に、妹紅の全身は焼けながら再生し、しゅうしゅうと白い煙を吐いている。
如何に炎の妖力に長けるとはいえ、ガードに関しては専ら身体が資本のようである。

683 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 00:15:00 ID:RWjE2cu+

妹紅「一応聞くけど――勿論、最後まで今日は行くんでしょう?」

鈴仙「……ええ(とはいえ、地図があるとはいえ、目当ての宝までは、最低でも2〜3回は探検しないと行けないでしょうね。
その間に私や妹紅が、凶暴化した地獄烏に襲われる可能性だってある。
2回程度探検したら、また戻れるチャンスはあるでしょうけど――)」

ここで戻るか、それとも行くか。鈴仙は確認の為一瞬で考えて――。

A:灼熱地獄跡の探検を続行する!
B:今日はやっぱり、一旦帰らせて貰う。
C:その他 自由選択枠 簡単な質問ならばこちらで受け付けます。

鈴仙のガッツ:910/910

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*探検を続行する場合、二回探索判定を行えば再び帰還選択肢が出てきます。

684 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:15:49 ID:A8IpOA7Y


685 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:16:57 ID:fNcSETFg
A

686 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:20:28 ID:???
火属性の奴とか多そうだね、灼熱地獄

            ,、ィ''"""~7
       ,.-─,ィイ,,,,、、、,,_/
      ,r'Y-ー'-jレ、  ,,,_ ヽュ、
     _ノ⌒'ー-、 」jソ   `ゝ'j〉人ヽ_ _ _
   ,r'´,ォイj>ュ、 Yハ、  ,t三}、   ̄`7ー、7 ̄ 7ニニニニニニ=
   レ'⌒Y/   i i  >-ー'゙´ ゝイ_j_jー‐ 'ゝ----‐'゙    
   |_ _」   |  ゝーr‐r‐r‐r‐r‐r‐ーュニニニァ=          
   |   |   >'"´ ̄ ̄`T´二二7_/二二つ
   |   |ヽ__,イミt、__,イフ´
   |_ _」>ニニ二三三二ニ<__
   |    レ´              `ヽ
   `ー‐'Y´二ニゞ、 __,,ィ、    /
        >ーニY;;;;;:.:.:.:.r'´^Y´^7′
        〔  `i::::::.:.:.:..! _」 _/
       L__つ;:;:;:;;/´   `ー-、
              'ー─ ──'゙

687 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 00:21:44 ID:RWjE2cu+
A:灼熱地獄跡の探検を続行する!

鈴仙「愚問よ。行くしかないでしょうが……!」

妹紅「OK。でも……まあ、これからが本番っぽいからね。お互い死なないように、気を付けようか」

鈴仙「妹紅は絶対に死なないでしょ……」

妹紅「おっと、そうだったわね。 いやあ、最近輝夜と殺し合いをしなくなったから忘れてたや」

妹紅は笑いながら、僅かに自身を纏う妖力を高めていくと、
やがて妹紅の身体を焼くのは地獄の炎から妹紅の炎へと変化する。
そうして、彼女は無謀にも炎を纏いながら火の海へとダイブしていった。

688 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 00:24:22 ID:RWjE2cu+
鈴仙「あっ、私が地図持ってるから案内する……って、言ってたのに。もう行っちゃったや、妹紅」

命知らずで好奇心旺盛で行動力抜群なあたり、どこかの姫様にそっくりだなぁ。
……と、いう感想は、命が惜しい鈴仙は決して口には漏らさない。
その代わりに鈴仙は、やれやれと肩を竦めながら、妹紅に続いて火の海を低空スレスレで滑っていくのだった。

先着1名様で、

★第三層 灼熱地獄跡(深層)@→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →??「カグロットォーーー!」鈴仙「ほ、ホントに出た!? 伝説の超人!!」
K→レアアイテム発見!
Q→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
J→アイテム発見!
10→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
9→凶暴化した地獄烏の群れとの対決!
8→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
7→アイテム発見!
6→プロミネンスが噴出した! 鈴仙のガッツ−50!
5→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
4→中堅クラスの怨霊との対決。
3→プロミネンスが噴出した! 鈴仙のガッツ−50!
2→アイテム発見!
1→冷やかしに来たお燐が、意味無く鈴仙に襲い掛かる!
クラブA→虫型の謎の妖怪が鈴仙に襲い掛かる!

鈴仙のガッツ:910/910

*灼熱地獄跡深層で発生する毎ターン固定のガッツペナ(−100)は、耐熱イヤリングにより無効となっています。

689 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:24:56 ID:???
★第三層 灼熱地獄跡(深層)@→ スペード7
カグロットォーーー!

690 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 00:32:21 ID:RWjE2cu+
アイテムを発見した! ――と、言った所で今日の更新はここまでです。
>>686
すみません、AAの元ネタが分かりませんでした(滝汗)

先にアイテムの内容判定だけ、やらせて頂こうと思います。
皆さま、本日もお疲れ様でした。


先着1名様で、

★アイテム判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「地獄ライダー変身セット・プロト品(使用する事で、その戦闘のみ戦闘力+20、必殺技習得)」だった!?
ダイヤ→「ひらめき電極セット(自主練習時に使用すると、フラグ回収判定に+! dice)」だった。
ハート→「初心者用サッカーブック(名無しウサギのキャラの能力がランダムで+1×2、一回限り)」だった。
スペード→「手作りのお札(妖怪との戦闘時、相手の数値を−2する。使い捨て)」だった!
クラブ→「埼玉銘菓・十万石まんじゅう(おいしい)」だった!
クラブA→「ふわたりてがた」二枚目だった!

691 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:33:21 ID:???
★アイテム判定→ ハート5

692 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:33:26 ID:???
★アイテム判定→ スペード6

693 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:33:38 ID:???
★アイテム判定→ ダイヤJ

694 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 00:33:44 ID:???
★アイテム判定→ スペードJ

乙ロットー!

そしてお燐(汗) 実は暇なのか?

695 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 08:32:15 ID:???
乙ロットー!ブローリンいるのかw

696 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 11:09:32 ID:???
初心者用サッカーブック……ありがたい

渡さねば(値足りぬ)
能力合計301以下のウサギさんが該当かな? 名無しウサギさんは全員当てはまるのだろうか

697 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 21:55:49 ID:RWjE2cu+
こんばんは、今日も更新していきます。
>>694
乙ロットありがとうございました。地霊殿6面道中的なイメージです。
>>695
乙ロットありがとうごあいます。ブローリン君は余程の事が無いと出ないと思いますw
>>696
初心者用サッカーブックは当初才レベル1換算で280、つまり才レベル4の今で言えば301以下が該当なのですが、
実は今のルナティックスメンバーで、それに該当するフィールダーはウサギCしかいません。
ただ、第1章で全体的にキャラが強くない時点の基準ですし、それだと使い勝手が悪いので、
前の草サッカーイベントの判定基準を流用&名無し限定…に変更したいと思います。

698 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 21:57:18 ID:RWjE2cu+
★アイテム判定→ ハート5 ★
ハート→「初心者用サッカーブック(名無しウサギのキャラの能力がランダムで+1×2、一回限り)」だった。

妹紅「鈴仙、鈴仙! このマグマの下に何かある!」

鈴仙「……へ?」

バシャァァッ!

妹紅は鈴仙の目の前でそう無邪気に叫ぶと、マグマの海へと文字通りダイブした。
ぶしゅっ、と何かが蒸発した音とほのかに肉の焦げる臭いが漂う。鈴仙が同じ事をやったら、勿論即死である。
鈴仙があんぐりと口を開けていると、妹紅は何事も無かったかのように。

バシャァッ!

妹紅「あったあった! 耐熱性のアタッシュケースが落ちていたんだよ!」

鈴仙「そ、そう……それは良かったけれど。まずはその剥き出しの右半身を治してから、私に話しかけてくれない……?」

妹紅「おっと、怖がらせちゃったか。じゃ、ちょっと離れるわね」

全身大火傷でどこからが上半身でどこからが下半身かも分からない異形と化した妹紅は、
次第にその身体を元のスレンダーな十代の少女へと戻しながら、器用にアタッシュケースを開けていく。

妹紅「――これは……『初心者用サッカーブック』ね! 私には要らないから、鈴仙に渡しておくわ」

鈴仙「(――やっぱり、ちょっと異常よねぇ。
幾ら死なないって言っても、ここまで自分を顧みないのはどうなのかしら……)」

そう言って鈴仙に本を渡す妹紅は、漸く元の姿に戻っていた。元の姿に戻っていても、なんだか妹紅は怖かった。

*鈴仙が「初心者用サッカーブック(名無しウサギの能力値がランダムで上昇、1回限り)」を入手しました。

699 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 21:58:49 ID:RWjE2cu+
鈴仙「もうちょっとで、目的地には着くかしら……?」

そして鈴仙と妹紅は、気を取り直して灼熱地獄跡の深層を深く進む。
マグマの海がより一層荒れ狂う中、二人が見たものは――?

先着1名様で、

★第四層 灼熱地獄跡(深層)A→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →??「夕食でもいかがかな?」夕食を勧めてくるおやじに遭遇!
K→レアアイテム発見!
Q→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
J→アイテム発見!
10→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
9→凶暴化した地獄烏の群れとの対決!
8→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
7→アイテム発見!
6→プロミネンスが噴出した! 鈴仙のガッツ−50!
5→熱気が凄いが、鈴仙は平気だ!
4→中堅クラスの怨霊との対決。
3→大規模なフレアが発生した! 鈴仙のガッツ−100!
2→アイテム発見!
1→無意識に居たこいしが、無意識に鈴仙に襲い掛かる!
クラブA→虫型の謎の妖怪が鈴仙に襲い掛かる!

鈴仙のガッツ:910/910

*灼熱地獄跡深層で発生する毎ターン固定のガッツペナ(−100)は、耐熱イヤリングにより無効となっています。

700 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 22:00:19 ID:???
★第四層 灼熱地獄跡(深層)A→ ダイヤ6

701 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 22:21:43 ID:RWjE2cu+
★第四層 灼熱地獄跡(深層)A→ ダイヤ6 ★
6→プロミネンスが噴出した! 鈴仙のガッツ−50!

鈴仙「え〜っと、確か新聞記事によると……」

鈴仙が少し高度を落として、灼熱地獄跡の最深層部に通じる横穴を探そうとしたその時だった。

妹紅「鈴仙、危ないっ!!」

鈴仙「――えっ、何? どうしたのもこ――」

ド オ ン !!

突如、鈴仙は海から吹き出す炎の渦に巻き込まれた。

妹紅「鈴仙! この辺りの炎は単なる溶岩じゃない、ガスだ!
だからきっと、こうしてコロナに向かってガスが噴き出してくるプロミネンス現象が――。
って、そんな事言ってる場合じゃない!助けなきゃっ!!」

ダッ!

幸いにも、危険をすぐに察知した妹紅が鈴仙を助けに炎の渦へと飛び込んでくれ、
そして鈴仙自身も、耐熱イヤリングを身に付けていた為に最小限の負傷で済んだが。

鈴仙「……あ、熱い……あつうぃ!?」

全身を摂氏一万度超のガスにやられた鈴仙は、激しいヤケドの痛みに苦しめられるのだった。

*鈴仙のガッツが−50されました。

702 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 22:23:08 ID:RWjE2cu+
……しかし、鈴仙と妹紅は帰る訳には行かない。
彼女達の目的である「バイキングの財宝」は、恐らくこのガス層の先にあるのだ。

妹紅「――見て、鈴仙。 炎のガスがここから滝のように流れ落ちてる。
そして、その真っ赤な大空洞の中心に、何か黒い光があるよ。 きっと、あそこが――」

鈴仙「――あそこが、この灼熱地獄跡の最深部かもしれない、ってワケね……!」

鈴仙と妹紅は、溶岩の海を囲う、半径数百キロの巨大なクレーターを前に、空中で立ち竦んでいた。
周囲の熱気は熱気を超えて殺気に近く、これまで居た怨霊は完璧に溶けきって、
そこに居る地獄烏達はごくわずか、力の強そうな巨大な奴らだけである。

鈴仙「まさに業火マントルって感じね……」

妹紅「たぶん、邪魔する妖怪は殆ど居ないと思うけど。
その代わり、この酷い熱で嫌でも体力をゴリゴリ削られるでしょうね。
――どうする、鈴仙? やっぱり怖くなった? 帰る?」

妹紅は鈴仙の身を案じて、一旦帰るかどうか聞いてくれた。
鈴仙はそんな妹紅の呼びかけに対して――。

A:「……行くわよ! 行くに決まってるじゃない!」首を横に振った。
B:「もうやだおうちかえるううううううううううううう!?」泣きながら頷いた。
C:その他 自由選択枠 簡単な質問ならばこちらで受け付けます。

鈴仙のガッツ:860/910

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*探検を続行する場合、二回探索判定を行えば再び帰還選択肢が出てきます。

703 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 22:23:26 ID:WCgLPtKU
A

704 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 22:24:06 ID:lNFmZVmw
A

705 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 22:25:13 ID:qkzIi6cM
C心頭滅却すれば火もまた涼し、精神統一しほっぷすてっぷかーるいす!

706 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 22:25:38 ID:RWjE2cu+
A:「……行くわよ! 行くに決まってるじゃない!」首を横に振った。

鈴仙「ここで帰ったら、一体何のための冒険だって言うのよ……!」

鈴仙は妹紅の呼び掛けを断り、いよいよ眼前にある、地獄の中心部へと向かう事にした。
そこで鈴仙が遭遇したものとは――。

先着1名様で、

★第五層 灼熱地獄跡(再深層)@→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →??「夕食でもいかがかな?」夕食を勧めてくるおやじに遭遇!
K→バイキングの財宝を発見!
Q→強力な地獄鴉に遭遇!
J→バイキングの財宝を発見!
10→プロミネンスが噴出した! 鈴仙のガッツ−50!
9→バイキングの財宝を発見!
8→プロミネンスが噴出した! 鈴仙のガッツ−50!
7→バイキングの財宝を発見!
6→大規模なフレアが発生した! 鈴仙のガッツ−100!
5→バイキングの財宝を発見!
4→大規模なフレアが発生した! 鈴仙のガッツ−100!
3→コロナ層にぶつかってしまった! 鈴仙のガッツ−150!
2→バイキングの財宝を発見!
1→暴走した空が、放射能をバラまきながら鈴仙に襲い掛かる!

鈴仙のガッツ:860/910

*灼熱地獄跡再深層で発生する毎ターン固定の熱気ガッツペナ(−150)は、耐熱イヤリングにより無効となっています。
*はたての新聞効果で、バイキングの財宝を発見できる可能性が大きく上がっています。

707 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 22:26:07 ID:???
★第五層 灼熱地獄跡(再深層)@→ ハート2

708 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 22:26:14 ID:???
★第五層 灼熱地獄跡(再深層)@→ ダイヤ2

709 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 22:28:58 ID:???
鈴仙「玉兎なめんなぁ! っしゃあ!」

710 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 23:11:38 ID:RWjE2cu+
★第五層 灼熱地獄跡(再深層)@→ ハート2 ★
2→バイキングの財宝を発見!

鈴仙と妹紅は、死に物狂いでこの地獄を進んで行った。
二人の道中には、幸いにも大型の地獄鴉には出会わなかったものの、危険に溢れていた。

妹紅「鈴仙、そこから凄い熱気を感じる。きっとコロナ層に近いんだよ!」

鈴仙「ま、マジで!? 流石に百万度超のプラズマにぶつかるのはきついわね……!」

赤の中に煙のように流れる薄白いコロナを避け、

ドォォォン、ドォォォォォン……

妹紅「やばい、これはもうすぐデカいフレアが来そうだ。
――鈴仙、一秒間に1万キロメートルくらいで飛べない!?」

鈴仙「無理に決まってるでしょうが!
私に出来る事なんて、精々が狂気の瞳で自身の座標軸を虚数空間に代入して躱す位よ!」

妹紅「そっちのが余程凄い気がするけど。じゃあ、それで逃げて! 私は死んで耐えるから!」

強烈な磁気嵐を孕みながら、秒速千キロメートルで炸裂するフレアに耐え、

ゴオオッ! ゴオオオッ!!

鈴仙「あちゃちゃちゃーーっ!」

妹紅「鈴仙、だいじょうばちゃちゃちゃーーっ!」

発生したプロミネンスに二人で仲良く突っ込んで、お尻をヤケドしたりして。

711 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 23:12:39 ID:RWjE2cu+
鈴仙「はぁ、はぁ……つ。着いたわ……!?」

妹紅「し、死ぬかと思った……」

――鈴仙と妹紅は灼熱地獄の最深部の最深部。
黒く光る数千万度の太陽の中核よりも更に下、様々なゴミや希少金属が広がる地帯へと辿り着いていた。
そこでは熱いガスが冷たい溶岩に冷やされて、ちょっとした淀みを作っていた。

鈴仙「あ……あった! きっとこれがお宝よ!!」

そしてここまで着けば、鈴仙は苦も無くその財宝を見つける事が出来た。
数千度ぽっちのぬるい溶岩で守られた財宝……という名の装置は、殆どその形状を変えずに現存していた。

妹紅「これは……大きなシリンダー? でもその根本に色んな機械が植わっている。まるでSFマンガみたいな装置だね……!」

鈴仙「――見て、この計器に書かれた文字。ドイツ語……じゃない、スウェーデン語で、医学用語が並んでいるわ。
これはきっと、ちょっと俄かには信じがたいけれど『メディカルマシーン』。そして海賊旗を模したロゴが彫られている。
だから……これこそが私達の目的! 『バイキングの財宝』の正体なのよ!!」

機械やその周辺のログを検索する事で、鈴仙は、お燐が吹聴し輝夜が求めた『バイキングの財宝』の正体をより正確に知る。

かつてスウェーデン政府が、最新鋭の科学的トレーニングを導入しようとした際に出来てしまった、
オーバーテクノロジーによる悪魔の治癒装置。
試合中の負傷をたちどころに完治させる代償に、脳神経を痛め、歪め、そして変容させる副作用を持つ悪魔の機械。
そのあまりのおぞましさに政府が存在を否定し、幻想の彼方へと追いやった幻想の機械――。

鈴仙「この機械は凄いけれど、酷いわね。確かに効果はあるのかもしれないけれど、
ここまで電極やら薬品やら使っちゃったら、麻酔無しでロボトミー手術をやるようなモンよ」

妹紅「……バイキング達はかつて、多くの新大陸や新島を見つけ、多くの財宝を得た。
しかしその一方、バイキング達は、新たに発見される多くの真実に常識や道徳、倫理を破壊され、
やがて精神に異常を来していった。 ――この機械はどうやら、そんな類のモノみたい」

712 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 23:14:40 ID:RWjE2cu+

眉が無いと言う理由だけで角の無いロンゾ族となり、
見た目がチャラそうと言う理由だけで総理大臣の孫となり、
原作エピソードと行動が中二っぽいと言うだけで言語が∞(ルシフェル)語となり、
果ては名前が似てるというだけで伝説の超サイヤ人となる。

鈴仙と妹紅は、この悪魔の機械の実験台となり得た、無垢な少年達の末路を想像して、ぞっとした。

鈴仙「……この機械は、ここで壊しちゃいましょう。
こんなのがあったら、幻想郷だけじゃない、世界がダメになるわ」

鈴仙はこの機械を持ち帰らず、数万度のガスに投げ入れ破壊しようと思ったが――。

妹紅「――あ、でも。それだったら、永琳に改造して貰ったら良いんじゃない?
きっとあの人だったら、人妖に害の無いよう、上手く工夫してくれると思うけど」

鈴仙「――む。いや、確かにその手があったわね……。
(でも、それと姫様の難題回収とは、例によってトレードオフになりそうねぇ。
『姫様にこのままの財宝を渡して、ハチマキを譲って貰う』か、『師匠に財宝を改造して貰って、安全に治療機能を使う』か。
基本前者の方がオトクな気がするけれど、ちょっと考えておいた方が良いかもね)」

……妹紅から、そう提案があったため思いとどまる。
落ち着いて考えてみて、仮にこの財宝を輝夜が手に入れたとしても、とても悪用するとは思えない。
(本気で悪用するつもりなら、輝夜はこれよりもっと酷い財宝を保管している筈なのだ)
そう考え直した鈴仙は、この機械を妖力で軽くして地上まで持ち帰る事にしたのだった。

*鈴仙が『バイキングの財宝(輝夜か永琳に渡せます)』を入手しました。
*『バイキングの財宝』を輝夜に渡した場合、アイテム・『愛のハチマキ』を輝夜に渡さず、難題攻略ボーナスを獲得できます。
*『バイキングの財宝』を永琳に渡した場合、
 アイテム・『メディカルマシーン(試合中の「軽傷治療済」が「なおりかけ」になる。無制限)』と引き換えてくれます。

713 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/25(水) 23:17:21 ID:???
――と、言った所で一旦ここまでです。ここから少し、守矢チームの試合前イベントを描写したいと思っています。

「なおりかけ」状態では能力値ダウンが無いが、万全の状態よりは負傷しやすい。
負傷した場合は再び『軽傷未治療』になる。……と、いう扱いにしようと思います。

714 :森崎名無しさん:2015/02/25(水) 23:49:16 ID:???
一旦乙
何かもうすでに実験体になってるんですがそれは

715 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/26(木) 00:09:14 ID:???
すみません、やっぱり書ききれなかったので今日の更新はここまでにします(汗)
>>714
一旦乙ありがとうございました。
ロンゾ族とか伝説の超サイヤ人が出て来るのは鈴仙の脳内で、
現実の彼らは幸いにも実験台にならなかった…と、いう設定です(今のところ)。

皆さま、また明日よろしくお願いします。

716 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:15:37 ID:???
乙です

良かった、犠牲になった新入りサポーターはいないんですね
これは姫様に渡す方向でいいかな?

717 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:17:28 ID:???
(今のところ)
あっ

718 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 00:21:39 ID:???
おつでしたー

>伝説の超サイヤ人が出て来るのは鈴仙の脳内
じゃああの新人サポーターは一体何ロリーなんだ(すっとぼけ

719 :森崎名無しさん:2015/02/26(木) 18:59:05 ID:???
こうして矢車の元まで鉢巻を持っていった鈴仙が見たものは
矢車の妹となった妖夢の姿だったとさ

720 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:04:20 ID:???
こんばんは、今日も更新を始めていきます。
今日は守矢チームのイベントからの予定でしたが、
構成を考えると敵チームのイベントは試合前に持って行った方が良いかなと思ったので、
予定を変えて大会12日目、決勝トーナメント一回戦第一試合から始めていきたいと思います。
>>716
乙ありがとうございました。新入り君も楽しそうなのでいいと思います。
>>717
第四章くらいできれいなブローリン君が登場する予定です(今のところ)
>>718
乙ありがとうございました。あれは……たぶんそっくりさんですね。
>>719
そしたら話的には一気に片付き(?)ますね…w

721 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:05:26 ID:???
〜大会12日目・午前・固定イベント〜
【決勝トーナメント・一回戦第一試合】
−妖怪の山・モリヤスタジアム−

*******************
<決勝トーナメント スケジュール>
        午   前     午   後
11日目   休   み    休   み
12日目   聖徳×妖精   永遠×守矢
13日目   紅魔×妖怪   地霊×博麗
14日目   ……………  ……………
―――――――――――――――――――                           

鈴仙「……予感通りというか、案の定と言うか。私達の一回戦の対戦相手って、守矢みらくるずなのね」

ウサギB「まあ、リーグと通過順位で大体決まっていますから」

鈴仙達ルナティックスは大会12日目の朝、既に決勝トーナメントの会場に入っていた。
ルナティックスの試合は今日の午後からであるが、さりとて今日の午前の試合も見逃す訳には行かない。

佳歩「――あっ、出てきましたよ。聖徳ホウリューズのメンバー! それに妖精さん達も……」

パスカル「さて、どっちが勝つかな。準決勝は、出来るだけ楽な方が来てくれれば良いが」

何故なら、今から行われる試合――Aブロック1位の聖徳ホウリューズ対Bブロック2位の妖精大連合――の勝者は、
それ即ち、鈴仙達永遠亭ルナティックスの準決勝戦の相手となるのだから。
人が零れ落ちそうな程の満員、耳が張り裂けそうな歓声の中、両チームはフィールドへと出て行く。
どうやら、もう間もなく試合開始のようだ。

722 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:07:00 ID:???

永琳「一点特化の選手達を、豊聡耳神子の指導力と集団戦術で巧みに操作し、岬太郎がそれを補佐する。
それが聖徳ホウリューズの強みでしょうけど……」

慧音「だが、光るタレントでいえば、妖精大連合だって負けてはいない。
あの来生という少年のドリブルは間違いなく幻想郷でもトップクラスだ。
それに――ほら、今日のGKは最近幻想入りしたジノ・ヘルナンデスという少年。
彼のセービング能力は姫君にも並ぶ。聖徳ホウリューズが得点するのは楽では無いぞ」

永琳と慧音に限らず、スタジアムに押し寄せる人妖はそれぞれがそれぞれに勝敗を予想していた。
聖徳ホウリューズが勝つと信じる人間に、妖精大連合がまた奇跡を見せてくれると信じる妖怪。
混沌とした感情の渦は、まるで誰かに踊らされているかのように容易く熱を帯びてくる。

輝夜「……今日も「いる」みたいね。政治家さんの遊撃舞台。観客席の12人目」

輝夜は「今日も良い天気ね」という感じの口調で鈴仙に耳打ちしてきた。

鈴仙「確かに、あの感情を操るらしいお面の妖怪――秦こころが居たら、また厄介ですよね。
もしも暴動が起きたら、……姫様。その時は壁になって下さい」

輝夜「常識的に考えて逆でしょうが! 姫が壁役のゲームとか見た事無いわ!?
肉壁はモコシア君にでも任せとけばいいのよ!!」

鈴仙「じょ、冗談ですよっ(モコシア君になって、さらばサッカーされたら一番困るのは姫様でしょうに……)」

と、鈴仙と輝夜はそんな会話を交わしていたが。
――結論から言えば、この試合では暴動は起こりそうで……結局、起こらなかった。

723 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:08:01 ID:???

――ピィィィィィィィィィィィィィィィィッ!

バシッ……バシッ……バシッ……。

リリーW「い、いきなりパス回しですか〜!?」

リリーB「馬鹿にしてるのかしら……?」

サニー「手抜きなんてズルいわよ! 全力で点取って勝ちにいきなさいよー!!」

神子「――まさか。私は君たちを尊敬していないし、手を抜いてもいない。
全力で君たちに勝とうとしている、ただそれだけさ。 ……それ、岬君!」

バシュウッ! ……パシッ。

岬「――すまないね。僕も本当はこうしたくはないのだけれど」

キックオフ後、ボールを得た聖徳ホウリューズはその組織力を攻撃に活かさず、完全に中盤でのパス回しにのみ利用した。
パスにおいて幻想郷トップクラスの水準を誇る神子と岬。
そして、万が一の零れ球には彼女達流のトータルフットボール――『和を以て貴しとなす』が発動し、決して隙を見せない。

――このまま、パス回しで試合が終わるのではないか。
観客の誰かがそう思い始めた前半26分。試合は幸運と策略が交錯し、思わぬ方向に大きく動く事となる。
一回だけ、トップ下の大妖精が得意の『スパイラルパスカット』で、岬の『グリーンカットパス』を完全に奪い取り、
来生へとパスを繋ぐ事に成功し。

724 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:09:17 ID:???
来生「そりゃっ! マントの姉ちゃん、そのヘンな髪型直した方が良いぜ〜!」

ダッ、ピョ〜〜〜〜ンッ!! ……スタッ!

神子「……流石だね、来生君。 ――でも、君に髪型の事は言われたくないかな」

来生「ハッハァ! それほどでも無いぜ!!」

――来生はそのまま、前方にいた神子のプレスを『クリップジャンプ』で完全に回避する。
このプレーは少なくない観客に、先の妖怪の山FC戦で見せた来生劇場の開幕を期待させた。
しかし。このプレーは結果として、来生や妖精大連合にとって、悪い方向に動いてしまった。

神子「……(――来生哲兵は、より多くの人数を抜けば抜くほど調子を増していく。ならば……)
……皆! それ事は独り断むべからず! 人数を掛けてPAを固めろ!!」

ホウリューズメンバー「「「「はっ!!」」」」」

バッ……バババッ………。

来生「あ……なんだあ?」

チームメンバーは神子の号令に従うと、トータルフットボールらしい流れる動きを一斉に放棄しPAに向かう。
十人の声を同時に聞き取る能力を持つ彼女は、人間の欲や気質すら読み取る。
古明地さとりの読心能力にも近い能力を持つ神子は、この時点で来生の能力と特性を完全に把握していた。
――だが、神子達の勝利に賭ける悪辣さはこれだけに留まらない。
彼女はこの策を保険とし、それ以上に卑怯で汚い作戦を考えていたのだ。

725 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:10:20 ID:???
高杉「(神子さまがしゃくを振りかざした! これは俺の出番だ!)――やい来生! 俺の事を覚えているか? 覚えてないだろうなァ」

来生「当たり前だ!」

神子は自身の配下の高杉に、ちょっとした仕掛けを仕込んでいた。
高杉は神子の指示に従い、バイタルエリアでボールを持つ来生の注意を惹きつける。
高杉は自分の顔を完全に忘れていた来生に対して、こう野次を飛ばした。

高杉「あーあ、妖精達は本当にズルいよなァ」

来生「……何だって?」

来生は調子に乗った顔を僅かにひきつらせて、ボールを持ちながら高杉に近づいた。
丁度審判や他の妖精大連合の選手に声が聞こえない程度の位置に来生が来た時、高杉は内心でほくそ笑んだ。

高杉「(……来生は何があっても自信を喪失しない。それは少しでもコイツと付き合っていれば分かる事だ。
だが、俺はこう見えてもこいつと長く付き合って来たんだ。だから分かるぞ、コイツの心理的な弱点が)」

高杉は来生のミドルシュート――どうせ撃つ筈が無いのだが――を警戒する振りをして、更に来生へと近づいた。
そして、完全に誰にも声が聞こえず更には口を動かしている事も分からない位置を何故か把握して……彼は一気にこう告げた。

高杉「妖精達は最悪の奴らだよ。
お前やヘルナンデスみたいな馬鹿や変態を、魔法や色香で誤魔化して、そうやって勝ちを掴もうとするんだ。
なあ、知らなかったか? お前がここに来たのも実は、妖精達が八雲紫に土下座してさ、
「ラクして勝ちたいから最高の点取り屋を下さい」って言ったからなんだぜ?
――まあ、可愛い顔して打算たっぷりなアイツらが、バカ正直なお前に本当の事を言う訳が無いけどな。

そうだよ来生。お前は悪く無い。でもな、世界は皆お前と違って打算と裏切りに満ち溢れているんだ。
俺だってそうさ。森崎如きにやられて使えない若林さん……いや若林よりも神子様が素晴らしいと思って裏切った。
妖精達も一緒だぜ? 今でこそお前を慕っているが、もっと強い奴――ディアスあたりが来たら乗り換えるだろうなァ」

726 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:11:52 ID:???
来生「なんだと……?」

来生が高杉の言葉の何割を理解出来ただろうか。しかし、これだけは理解出来た。
来生は彼らしからぬ静かな怒りを秘めて呟いた。

来生「お前、チルノや大ちゃん達の事、馬鹿にしてるのか……!」

高杉「(やっぱり思った通り――来生は、こう見えて仲間との情に弱い!
自分を幾らけなされてもケロリとしているが、こうして仲間をバカにされると、元が感情的だからすぐに火が付く筈だ!)
違う違う、お前を憐れんでいるのさ。折角才能に恵まれているのに、相方や仲間に恵まれてない。
――だってそうさ、滝と井沢も今頃、お前の代わりを見つけて外の世界でヨロシクやってるぜ?

お前の仲間はさ、来生。 みーんな他力本願でへりくだり上手の、無能ばっかりって事だよ」

――そして、高杉が最後の総括を言い終わるか終わらぬかの内に、来生は吼えた。


来生「……どこの誰とも知らないお前が、チルノの理想を語るな。滝と井沢を……バカにするな!」


ダッ! ダダダダダダダダダダダダダッ!!

神子「(思い通り!)」

岬「な、なんてむごい作戦をするんだ……彼女達は(――と、呟いておかないと、イザという時の逃げ場が無くなっちゃうからね)」

727 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:13:08 ID:???
――来生は高杉に向かって単純に突っ込んだ。
自慢のクリップジャンプでも、得意のマルセイユルーレットでも、我流のキスギステップでも無く、ただの直線的なドリブル。
来生は高杉の腹をけ破るつもりで、猛然とPAへと突っ込んでいき――。

高杉「(これで終わりだ! 精々修哲トリオに俺を入れて、修哲カルテットにしようと思わなかった自分を恨むんだな!)
――う、うわあああああああああああああああっ!!」


ドッ、バッタァァァァアン!!
       ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

タッ、タッ、タッ………。 ――サッ!


来生「……あんだよ。まだゴールしてないぞ」

妖精の点取り屋・来生哲兵は、審判が翳した赤札と後ろに大きく仰け反った高杉とを見比べて、
――これ以上点を取れない事を知ると、無念そうに溜息を吐いた。

728 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:15:28 ID:???
チルノ「え? 何が起こったの!? なんでキスギが退場してるの!?」

大妖精「……来生さん、間違って高杉さんをPAで吹っ飛ばしてケガさせちゃったみたい。
それで、審判さんがレッドカードを出したんだよ」

チルノ「たかがカードの一枚がどーした! ふーいんされしえぐぞでぃあは五枚集めないと勝てないのよ!」

状況をイマイチ掴みきれていない妖精達は、来生の退場を知っても尚どこか浮き足立った様子。
「NO! 俺は言わない! こいつが勝手に突っ込んだんだ」と慌てて言い訳をする、
高杉のふてぶてしい顔を見ても、彼女達は怒りよりも前にどこか呆けていた。

ヘルナンデス「(……キスギは馬鹿だがそう早急に反則を取られる……奴かもしれないが。
――それでも、今の反則は少し怪しい気がする。 ……しかし、これは参ったな――)」

ただ一人、ゴールを任されたヘルナンデスのみが、この局面のまずさを良く理解していた。
そして妖精達も、これから嫌でも知る事となるだろう。
――点取り屋を喪った事による、損失の大きさを。

729 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:16:59 ID:???

ポーン、ポーン、ポーン……

スター「でりゃ〜〜!! ――だ、駄目だったわ……」

――後半35分。
試合はロスタイムしか残されていないにも関わらず、得点は0−0のままだった。
しかし、額面とは違い、試合の趨勢は大きく聖徳ホウリューズに傾いていた。
点取り屋不在の妖精大連合は果敢にボールを奪おうとし、
また実際に二度か三度、ボールを奪ってみせた事もあったが、そこから先が決まらない。
来生という点取り屋の不在は、現実として妖精大連合にとって大きな痛手だった。

ヘルナンデス「立てるかい、チルノちゃん」

チルノ「馬鹿にするな……大ちゃんから聞いたんだぞ……。
お前は、大人の女の人に強い劣等感を抱いているから、こうしてあたい達みたいな子としかお喋りできないんだ、って……!」

ヘルナンデス「――そこは否定はしないが。君の体力はもう危ない、後は俺に任せるんだ」

チルノ「お前だって、あのとじなんとかに『おーごんの右腕』を使いすぎたせいでボロボロでしょ?
あたいはキャプテンだから、チームメンバーの体調くらい、分かって当然なのよ……」

ヘルナンデス「……! ――そうか、済まない。そう言えば、君も立派なレディだったな」

チルノ「あたいはレティじゃなくてチルノだよ?」

ヘルナンデス「……何でもない、忘れてくれ」

730 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:18:08 ID:???

――ボールを奪えない、ボールを奪っても決める事が出来ない。
これが行き着く果ては――圧倒的なボール支配率から繰り出される、圧倒的なシュートの暴力だった。
最後の壁であるチルノとヘルナンデスは互いに体力の殆どを消耗しており、もはや充分なプレーは出来ない。
むしろ、ここまでを無失点に抑えているのは奇跡だった。

神子「そして、君たち妖精がここまで上がってこれた奇跡ももうおしまいだ」

バイタルエリアには神子が立っていた。チルノにはもう『顔面アイシクルフォール』をぶちかますやる気がない。
ヘルナンデスの『黄金の右腕』は錆びつきかけている。ルナは何もしてないのに転んだ。

後半戦のロスタイム。
岬の渾身のマリーシアにより、神子はフリーキックの権利を得た。
神子はレミリアを撃ち殺したアキュートシュート――『詔を承けては必ず慎め』を放とうとしている。
神子は妖精達を――そして、もしかしたらここには居ない来生に向けて、最後にこう言い放った。

神子「――友人なんてのは、弱き者が縋りつく幻影に過ぎない。
この世にあるのは全て利害関係と、そうでなければ神経症的な錯乱だけ。
生ける伝説となる私には、そんなもの不要だ!」

           グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

神子「――来生哲兵。チルノ。そしてジノ・ヘルナンデス! そなたらは、我の聖徳伝説の礎となるが良い!!」

    ……バッギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!

731 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:19:39 ID:???

――ドゴン! バギバギッ……!!  バシュンッ! ――ピピィィィィィィイイイイイイイイイッ!!
ピッ、ピッ。ピピィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイッ……!!

ヘルナンデス「(――終わった……、か)」

神子のシュートが弾け、ヘルナンデスの耳には様々な音が流れ込んで来た。
仲間達があっけなく吹き飛ばされる音、自分の右腕が砕ける音、シュートがネットを突き破った音。
ゴールと、試合終了を告げる残酷なホイッスルの音。
そんな中、ゴールを守れなかったヘルナンデスは。


ヘルナンデス「(友人とは、弱き者が縋りつく幻影に過ぎない……か。
俺も前までそう思っていたけれど、本当にそうなのかなぁ……。なぁ、キスギ……皆)」


――と、右腕にじんじんと疼く痛みのせいか、そんな場違いな事を、ふと思うのだった。


聖徳ホウリューズ 1 − 0 妖精大連合  試合終了!

732 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:20:47 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
9ゴール レミリア
8ゴール 鈴仙
7ゴール 勇儀
6ゴール フランドール、来生、射命丸
5ゴール 魔理沙、屠自古、星
4ゴール 諏訪子、森崎、神子
3ゴール 早苗、霊夢、反町、謎の向日葵仮面
2ゴール 神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子
      影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、岬

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
5アシスト 霊夢
4アシスト てゐ、パチュリー、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小町、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、アリス、レミリア
       衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ

733 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:22:38 ID:???
――と、言った所で今日の更新はここまでにします。
この先は、試合後のエピソードをちょっと書いてから守矢戦ミーティング&自由行動。
そして守矢チームのイベントを挟んでから、試合に入って行こうと思います。

皆さま、本日もお疲れ様でした。

734 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:25:19 ID:???
守矢のスパイ作戦2ってどうなったんでしたっけ

735 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/27(金) 00:32:07 ID:???
>>734
すみません、最初やると書いてたかもですが、カットさせて頂きます。
現状でも殆どホームタウンディシジョンは排除できますし、
やってもリターンの割にはテンポが悪くなるだけかなと思いましたので…。

736 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 00:32:54 ID:???
わっかりましたー乙ロット!

737 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 12:10:10 ID:???
決勝トーナメントへの観戦を固定イベントになって残り行動数6だから
さすがに才レベルは大会終了まであがらないかな?

738 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 12:49:47 ID:???
高杉が働いてる外伝を初めて見た気がする。

739 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 13:03:54 ID:???
高杉は外伝でも基本的にどうしようもないからな

740 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 15:30:43 ID:???
というより基礎能力が低くて能力限界が低いから必然的にロングスローでしか...

741 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 16:39:40 ID:???
フォーメーション組むのに大事な要素は大体はつかめたけど
結局、中山は出てくるのかしら

742 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 17:14:57 ID:???
なんか調子に乗り始めた悪い子岬くんはいつか本当に悪い大人の格好の餌食になりそう
というか既に太子の餌食になってるのか

743 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 17:17:00 ID:???
そんな岬くんでも地獄兄弟はいつでも受け入れてくれるから
地獄の金庫番 ミサキーヌ

744 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 17:28:13 ID:???
地獄の金庫番ミサキーヌにスカウトされた妖夢が訪れたのは地獄兄弟でしたとさ
だったら岬も妖夢も地獄ハッピーENDで解決なのになあw

745 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 17:35:43 ID:???
しかし現実は非情
太子「なあ岬の坊っちゃん。岬父に教わらなかったのかい? なぜ悪い子に育っちゃいけないかその理由を!
嘘つき、卑怯者、そういう悪い子供こそホントに悪い大人の格好の餌食になるからさ!」

ああでもこのルートなら最終的に妖夢がロードみょんに進化して太子を壁ドン(物理)してくれるのか

746 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 18:10:29 ID:???
>>744 しかし声で間違えてなぜか牙王と一緒に行動する模様、蛇もいるよ!

乙です
そりゃ予定に妖星じゃなく太子様率いる聖徳ホウリューズが勝つと書いてあったからね

ところで妖夢君、ここに果物があるんだがいかがかね?

747 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 20:26:01 ID:???
とりあえず、うちの病院でナンデスさんを治療しておやり
ついでにファミコンジャンプモードに魔改造しておこう(ニヤリ)

748 :森崎名無しさん:2015/02/27(金) 22:52:18 ID:???
今回は前回とは逆にミドルシューターが多い、特に1対1対策が重要
守備は地上戦重視だから妹紅はDFにいらないと見てFWに置いてパスカルをMFでなくDFに置くのもあり
敵に有効な横の揺さぶりを重視するならドリブルパスの上手いパスカルを普通にサイドハーフ起用でもよさそうだけど

749 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 01:32:26 ID:???
こんばんは。
今日も更新……したかったのですが、帰りが遅くなったので、今日はコメント返しのみさせて頂きます。
>>736
乙ロットありがとうございます!
>>737
才レベルについては、決勝トーナメント準決勝(VS聖徳)から上げようと考えています。
行動回数が少なくなった事に対する補充は、
決勝前に予定している、チーム特訓イベントの効果を高める事などで行いたいと考えています。
作中で正式にアナウンスを行います。
>>738-740
高杉は聖徳ホウリューズの一般メンバー内では優秀な部類ですので、結構強いと思います。
>>741
中山さんはそろそろ復帰しますが、とりあえずは中山さん抜きで考えた方が良いと思います。
>>742-745
知略だったら岬も優秀でしょうが、それでもやっぱり神子>>>岬になりそうですね。
盤外戦術についても、もっと面白くできればと思っています。
>>746
乙ありがとうございます。
決勝の相手をぼかしている以外は、基本的に勝ち負けは分かり易くなってます。
>>747
ヘルナンデスの全盛期ですね…w
>>748
戦略考えて下さりありがとうございます。
また試合前ミーティングで、もうすこし詳細な情報も出していければと思います。

それでは、皆さま、また明日よろしくお願いいたします。

750 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 02:29:32 ID:???
乙でした。気候も安定しないのであまり無理しないでください。

それと高杉、センターバックのお前がどうやって「FWの二人とMF一人のトリオ」と連携を取るつもりなんだ。
おバカさんめ、だから変な宗教にハマっちまうんだ……

いきなり仕事ほっぽり出す1/4人前がいたり、
後戻りできない事に気付いてない腹黒がいたり、
ゴール前を放棄する気満々のセンターバックがいたり、
問題児しかいねえ!
この太子、もしかしなくても縛りプレイを好き?
それとも天然でそうするタイプ?

751 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 08:43:00 ID:???
才レベルが上がるのが準決勝からか。個人的には才レベルがあがって
シュート値をあげてから鉢巻を渡したいんだよな。
森崎を打ち破るためにはぎりぎりまでシュート値を上げたかったがさすがに厳しいかな。

752 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 10:04:25 ID:???
乙です。

中山さんは成長限界まで行ってるみたいだし、たしかに頼るとウサギさん達の成長が阻害されるかもしれないね
負けたら元も子もないけど
今試合前に鉢巻渡して、決勝前にドイツ戦に勝って能力値あげる選択肢もあるかな?
もっともこれはドイツ戦で勝利&狂気値管理を求められるやり方だけど

三章からは狂気値なくなる可能性もあるみたいだし
紫洗脳が考えにあるなら、特訓狙いもありか
対象はウサギBちゃんかつかささんかな

その場合狂気値に余裕があれば浮き玉も上げられるかも
印象操作はフェアプレイ精神を覚えれば必要ないかな
一応マリーシア対策になるかもしれないけど、限定的すぎる
レベル3まで上げれるならともかく

三章以降のウサギさん達の出番の可能性はどれくらいかな?

いいこと思い付いた。
ウサギCちゃんを来生のところに修行に出そう
ドリブル大王になって帰ってくるかも

753 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 11:01:39 ID:???
狂気値しだいだけどドイツ戦して勝利した時、全能力+1ってあるけど、
一定値超えていたらあがらない数字とかあるのかな?

754 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 16:16:42 ID:???
ドイツJr.ユースと勝負したい思ってるけど、チーム全員の全能力+1
いくら強いからって、これ程のボーナスもらっていいのだろうか
主人公の全能力+1とモブウサギの全能力+1位で十分なような

755 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 16:46:15 ID:???
布都ももちゃん手駒にしてる辺り太子の見る目と仲間運のなさはお察し

756 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 17:56:13 ID:???
>神子「――友人なんてのは、弱き者が縋りつく幻影に過ぎない。
この世にあるのは全て利害関係と、そうでなければ神経症的な錯乱だけ。
生ける伝説となる私には、そんなもの不要だ!」

こんなことを言うのは仲間や友人と焼き肉でも言って自分の育てていた肉を根こそぎ奪われた
からに違いない

俺も正直家族や友人や仲間が邪魔になる時あるもん
おまけにあいつらホルモン類嫌いなせいで俺頼めないし

757 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 18:30:21 ID:???
太子、その内アプサラスでも作り始めそうだな

758 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:09:53 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>750
乙ありがとうございます。
神子の配下が心元ないのは、自分さえいれば問題無いという自信もあるでしょうが、
多分に人的・財的資源に乏しいという事もありますね。
>>752
乙ありがとうございます。
二部以降も名無しウサギが出て来れるかどうかは、愛次第かもですね。
>>755
布都は実は割と真面目で優秀じゃないかと信じてます…

>ドイツ戦の勝利ボーナスについて
ドイツ戦は裏ボス的な強さを想定していまして、勝利はかなり困難です。
……ですが、全選手の全能力値+1というボーナスは、全選手の能力値が低かった当時を反映しての事でもあったので、
ここは少し見直した方が良いかもしれませんね。

次回テンプレにて正式に修正を加えようと思いますが、ドイツ戦での勝利ボーナスは、
【鈴仙の全能力値+1(53が上限)】位にしようと思います。

名無しウサギの能力値についてはかなり難しい判断ですが、この際一律に上昇は無しとさせて頂きます。
その代わり、今後実施予定の仲間の固定強化イベントにて、名無しウサギの成長は優遇すると思います。
(他の仲間は運良くてフラグ回収のみの所を、ウサギはフラグ回収+全能力上昇、みたいな)
意見を聞いての急遽変更となり申し訳ございませんが、ゲームの円滑な進行のため、ご了承願います。

759 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:11:40 ID:???

実況「試合終了! 決勝トーナメントの第一回戦は、聖徳ホウリューズが1−0で妖精大連合を下しました!
これまで妖精達の根性と、来生選手とヘルナンデス選手のスーパープレイで快進撃を続けたこのチームも、
やはり豊聡耳神子選手を中心とした、完璧な組織力には敵いませんでした!」

ワアアアアアアアアアアアアッ……パチパチパチパチ……。

実況が普段通りのハイテンションで、試合の総括を行っている。確かにその内容には誤りは無い。
来生の退場というアクシデントは確かに痛手だったが、彼女達の敗因の多くは、基礎的な総合力の不足による所が大きい。
そのため、1−0で聖徳ホウリューズが勝ったという結果も、一見そこまで特筆すべき事では無いように思えるが。
しかし、この場には圧倒的な違和感があると鈴仙は思った。

鈴仙「(――確かに、試合結果そのものはそこまで面白くは無かったかもしれない。
だけど……来生君がDFを吹っ飛ばして退場になったり、最後に神子がフリーキックが決勝点を挙げたり、
そこそこ目立つシーンや面白いシーン。腹立たしいシーンもあった筈なのに。……なのに)」

鈴仙はふと観客席から立ち上がり、ルナティックスメンバーを離れた周囲の人妖の様子を観察する。
思い思いに試合の感想を模範的に語る彼ら彼女らは、至極正常だった。

――つまり、感情の激しいうねりが生じる筈のこのサッカースタジアムにおいて、彼ら彼女らは全て「異常」だった。
鈴仙の周囲の人妖の多くは、感情が無いのに感情がある振りをしている哲学的ゾンビの如く、
思い思いに、それぞれの波長を全く動かさずに行動していた。

輝夜「――感情を操られているわね、こいつら。
自分達のアヤシイプレーを印象に残らなくするために、感情を亡くすよう、仕向けられているんだわ」

輝夜は観客席の反対側を見ながら、直球にそう言った。鈴仙は輝夜の視線を追いかけた。

サッ、サッ……!

こころ「――私って、なんでこんなことしてるんだっけー」

760 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:12:51 ID:???
すると、そこには――希薄な感情をしたパステルカラーの少女が、やはりいつかと同じように舞を踊っていた。
周囲には神子の弟子らしい仙人見習いが取り巻いており、簡単に妨害は出来ないようになっている。

鈴仙「秦こころ……。また、あの少女が神子や聖徳ホウリューズの行動をサポートしていたのね。
今度は支持者を増やす為では無く、不支持者を極力出さないように!」

パスカル「……ご立派そうな事をする時は、必要以上に場を盛り上げて、大手を振って行うこと。
やましい事をする時は、ヘタに場を盛り上げず、こっそり行うこと。
――サッカーをパフォーマンスとしてしか見ていない、功利主義の政治家らしい手法だな」

鈴仙の隣に座っていたパスカルもまた、苦言を呈したい様子だった。
サッカーの試合内での実力や策略では無い、いわゆる盤外戦術をも駆使してまで、
徹底的に勝利に固執する聖徳ホウリューズの手法は、
プロの汚い面を知っているパスカルにとってもあまり快い物では無かったらしい。

鈴仙「――やっぱり、聖徳ホウリューズは間違いなく、その実力以上に厄介な相手となりそうね……」

鈴仙はそうポツリとこの試合の総括を呟いてから、ジュースでも飲みに行こうと暢気に立ち上がるが。
その時、鈴仙を呼び止める者が居た。

永琳「……待ちなさい、ウドンゲ。貴女、少し勘違いをしているのでは無くて?」

鈴仙「か、勘違い……?」

それはパスカルでも輝夜でも無く、永琳だった。

761 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:14:44 ID:???

永琳「そう、勘違い。貴女は聖徳ホウリューズを警戒しているようだけど。
ルナティックスが優勝を目指すにあたり、それ以上に警戒すべき相手が居るのを忘れている。
その相手とはまさしく――今回対戦する、守矢みらくるずよ」

鈴仙「えっ……!」

永琳は鷹のように鋭い目線でフィールドを外れて、中央にあるVIP席を睨んでいる。
彼女はこの試合の最初から、フィールドの神子達でも無く、観客席のこころでも無く、全く別の人物を警戒していた。
鈴仙を一瞥だにせず、永琳はこう言い放った。

永琳「予言するわ、ウドンゲ。
私達永遠亭ルナティックスは――このままでは、準決勝に駒を進める事すらなく、守矢みらくるずに敗北するでしょうね」

永琳が警戒した人物は、高い位置にあるVIP席から観客を見下していた。
天のように蒼いショートヘアを微動だに動かさず、椅子の上で胡坐をかく長身の女性。
彼女の名は八坂神奈子。乾を操り武を好む日本古来の大神にして、幻想郷最強のDFとしても知られている。

永琳「守矢の毒蛇には精々気を付けなさい、ウドンゲ。あの蛇は――三枚舌よ」

永琳は静かに、しかし彼女らしからぬ物々しさを帯びた声で、鈴仙にそう警告しながら。



永琳「――そう、このままでは……ね」

神子も神奈子も居ない、ただ観客達が固まっている別の方向を向き直して、そう呟いた。

762 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:15:46 ID:???
〜12日目午後・固定イベント〜
【決勝トーナメント第1回戦! VS守矢みらくるず】
−守矢スタジアム・ロッカールーム−

――鈴仙の心に若干の不安を残しつつも、ルナティックスの第一回戦の開始時刻が迫りつつあった。
ウサギBから貰っていた、守矢みらくるずの主要選手のデータ表片手に怖々プレゼンを行う鈴仙だが、永琳はあれきり口を開かない。
内心から溢れる不安を少しだけ隠して、鈴仙がホワイトボードに書いた内容はこうだった。

○守矢みらくるず 主要選手データ

洩矢 諏訪子
突破力:A 得点力:A ボールカット:C ゴール前:D スタミナ:A
ドリブル・パス・シュート全てに技を持っている。負傷させたら後が怖い?

東風谷 早苗
突破力:A 得点力:B ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A
奇跡を起こす能力があるが、総合力は西行寺の藍や地霊殿の松山に劣る。ミドルシュートが少し厄介かも。

エル・シド・ピエール
突破力:S 得点力:B ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:S
守矢のテクノロジーで幻想入り?全方面において優秀なDMF。ブロックまでできる。

八坂 神奈子
突破力:C 得点力:B ボールカット:A ゴール前:S スタミナ:S
今大会最強DF!?タックル・ブロック・クリアは勿論、距離減衰の無い必殺シュートも恐ろしい。

若島津 健
セーブ力:A 一対一:A 飛び出し:S
仙人の下で修業し、修羅として生まれ変わった。多彩な必殺技を持つが、肝心のサッカーの実力は……?

※注意※
 守矢チームにはこれ以外にも、『ホームタウンディシジョン』を1〜2回程度発動させる危険性アリ。

763 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:16:52 ID:???
○守矢みらくるずの予想スタメン布陣

−−@−− @若島津
−B−A− 
C−D−E D神奈子
−−E−− Eピエール
J−−−G
−−I−− I早苗
−−−−−
−−H−− H諏訪子
守矢みらくるず:5−4−1


鈴仙「――と、いう風に。
守矢みらくるずはそのタレントの数こそ5人と、これまで戦って来たどのチームよりも少ないです。
だけどその代わり、一人ひとりの実力が高く、GKからCFまで、きれいな縦のラインが繋がっています。
後は……GKの若島津君を除いて、どの選手も何かしらミドルシュートを持っているのは特徴でしょうか。
それで、えっと、この局面はですね……」

永琳「…………」

永琳は何かを知っているようで、しかし何も語らない。
いつものように横やりすら入れず、鈴仙の話を静かに聞き入っている。
普段は永琳の指摘をやりづらいと思う鈴仙だったが、何も言われないは言われないで結構怖い。

鈴仙「――そ、そんな訳でして。まずは陣形を決めましょう!」

764 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:18:19 ID:HdPM3pCk
鈴仙はまず、陣形を決めるにあたり自分の意見をプレゼンする事にした。
たぶんいつもだったら、ここで永琳なりパスカルなりが意見を言ってくれる筈だろう……と、
そんな期待を籠めながら、鈴仙は試合の陣形についてこう提案した。

A:「4−4−2で、バランス良く人を配置して、手広く備えましょう!」
B:「4−3−3で、攻め手を増やして、敵の守備陣を翻弄しましょう!」
C:「5−3−2で、DFに人数を掛けて、敵の一対一とミドルシュートを防ぐのよ!」
D:「5−4−1で、守備と中盤を固めて、確実に決定機を狙っていくのよ!」
E:「3−5−2で、敵の弱点であるタレントの数不足を、中盤の人数で攻略するのよ!」
F:「4−6−0のゼロトップよ! 敵の出方を見つつ遅攻しながら、隙を突いて攻めるのよ!」
G:その他 自由選択枠 人数構成だけでなく、具体的なフォーメーション案がありましたらどうぞ。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*永琳が何か意味ありげにしていますが、守矢チームのスタメン・主要選手は今>>762-763で示したもので間違いありません。
 その前提で、フォーメーション等考えて下されば幸いです。

765 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:18:45 ID:52V1CJsI
G4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 J妹紅
−−−−−
G−−−F Gてゐ F佳歩
−E−I− EウサギB I永琳
−ACB− AウサギD C慧音 Bパスカル
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜

守矢の特徴は縦のラインがとにかく強い。推定55〜58位のミドル持ちが4人。
予選3チームより火力は低い。1対1狙いの展開がきっと多くなるはず。

基本的な対策は敵の中央攻撃、特に1対1が怖いから守備は地上戦最重視。
逆に攻撃はサイド重視で中央をなるべく避けていくのが吉。中央というかピエールを避けやすく。

DFは地上戦重視だから今回は妹紅はお役御免、チーム1のストッパー・パスカルの出番。
SMFは突破力重視で比較的守備軽視にできる部分だから妹紅より佳歩。

766 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:27:26 ID:Dr5bUCgM
左サイドのタレントがいないのが気になるのでそこをドリブルやシュートでついていくならこれ
罠かもしれんが右サイドにやや選手を片寄らせてみた
1VS1が怖いので師匠とパスカルを守備的な行動に

G5−3−2
F−H−− H鈴仙 F佳歩
−−−−− 
−J−−G J妹紅 Gてゐ
−−−−− 
−−I−J I永琳 Jパスカル 
−D−E− DウサギB EウサギC
−B−C− Bつかさ C慧音
−−@−− @輝夜


767 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:28:17 ID:YHDiP9qc
>>765

768 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:29:23 ID:???
いや、どちらかのサイドじゃなくて中央だけなのが今回の相手

769 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:32:22 ID:???
新聞だと若島津の1対1はBのはずだったんだけどつよくなってルー

770 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:33:15 ID:???
もう決まったんだけど
中央をわざわざ相手にするのは防御の時
攻撃時はできるだけ中央を避けたいけど右サイドに寄せたのは左によってきた守備陣を
左→下→右という∇みたいなパス回しで回避していくため

771 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:34:01 ID:???
パスカルとウサギBが逆のほうがよさそうな気もするが、どうかな?

772 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:36:46 ID:???
今回はゴール前のタックルが守備の最重要ポイントだから
代わりに中山がゴール前にでもいない限りはパスカルをDFから外すのはかなり危険だと思うの

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 20:38:17 ID:???
>>769
すみません、S〜E評価は数値を基に私の主観で決めているため、同値でも若干ブレます(汗)強くなってはいません。
中西と若島津の一対一は実は同値なのですが、中西をAにしていた…という事情もあります。
出来る限り統一出来るよう今後気を付けます。

774 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:38:24 ID:???
ウサギBとDにしたけど、これでよかったかな?
ぶっちゃけると大差ないからDとCが入れ替えても殆ど影響ないけど

775 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 20:43:27 ID:???
DFは審判買収が怖いから敵の突撃はPAの外でなるべく迎え撃つ
妹紅への縦ポンはCBの高いクリアに加えてオフサイドトラップにも注意

776 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 21:14:47 ID:???
守矢は後半から誰をよぶんでしょうね?きれいなナポレオン?w

777 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 22:00:40 ID:???
>>765

鈴仙「……こんな陣形はどうかしら」

鈴仙はふと思い立って、陣形とともにそこに当てはまるメンバーの名前をホワイトボードに書く事にした。

永遠亭ルナティックス:4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 J妹紅
−−−−−
G−−−F Gてゐ F佳歩
−E−I− EウサギB I永琳
−ACB− AウサギD C慧音 Bパスカル
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜

メンバーは相変わらず静かに鈴仙の采配を見守っていたが、
妹紅をFWに、パスカルをCB寄りの位置に並べた時は数人が声を漏らしていた。
それを敢えて無視して、鈴仙は陣形の説明を始めた。

鈴仙「まず、攻撃面から説明します。
守矢みらくるずはタレントが一直線にある以上、横のゆさぶりにどうしても弱い。
ですから、てゐと佳歩をそれぞれ上がり目のSHに置く事で、ドリブル突破は勿論、一対一やシュートも狙えるようにする。
それと、守矢の中盤は、早苗と外界出身のピエール君の二人の存在が大きい。
だから競り勝つ事での中盤省略ができ、かつシュート力の高い妹紅をFWにする事で、少しでも回避できる事を狙います」

佳歩「な、なるほど……(やっぱり、シュートやドリブルだけじゃなくって、フィジカルもFWには大事だもんね……)」

鈴仙とのツートップを密かに望んでいた佳歩だけは、少しだけ残念そうにしていたが、それ以上の反論は無い。
鈴仙は話を続ける。

778 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 22:01:59 ID:???
鈴仙「それで、次は守備面。
Bちゃんから貰ったデータを見る限り、守矢みらくるずはミドルシュートの連発か、一対一で攻めて来る事が予測されます」

輝夜「どっちも私がニガテ目な分野ねぇ……」

鈴仙「――ですが、どっちも撃たせる前、あるいは一対一になる前に止めてしまえば問題ありません。
具体的には、パスカル君の強烈なタックルを利用します」

パスカル「……確かに、俺のタックルは今だったらエイリンさんにも負けない自信はある」

慧音「――私も、拙いながらもタックルは出来る。
無論、30メートル程距離を離して、止められる前に撃って来る場合もあるだろうが……」

輝夜「ま、その位だったら私のパンチングで何とかなるでしょうね。……うん、いいんじゃない、これで」

鈴仙「は、はい。 ありがとうございます……!」

殆どのチームメイトは、鈴仙の説明を聞いて大方納得してくれているようだった。
一方で、気になる永琳の方も……。

永琳「……ご苦労様。ええ――多分、前半だったら、それで充分戦えると思うわ」

鈴仙「は、はい! 頑張ります!(よ、よかった〜。これで怒られてたらどうしようかと思った……。
――でも、前半だったら……? やっぱり師匠、何か知ってるような気がするんだけど……)」

――と、言葉を濁しつつではあるが、特段不満も無く鈴仙の提案を受け入れてくれるのだった。

779 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 22:04:57 ID:HdPM3pCk
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 910/910 J妹紅 910/910
−−−−−
G−−−F Gてゐ 680/680 F佳歩 800/800
−E−I− EウサギB 540/540 I永琳 900/900
−ACB− AウサギD 510/510 C慧音 750/750 Bパスカル 840/840
−−D−− Dつかさ 660/660
−−@−− @輝夜 730/730

それからミーティングは早々に終わり、鈴仙は残り少なくなった試合までの時間を持て余す。

鈴仙「(――さて。もうちょっと時間があるけれど。何をしてようかしら……?
姫様や師匠に財宝を渡したり、試合中のマークについて話したりは充分出来ると思うけれど……)」

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと3回まで行動できます。
*自発的に考えて、筋の通ったフォーメーションを発案した事で、永琳印象値が上がります。45→46
 (永琳印象値も高めになって来たので、上昇幅は前より少なめ)

780 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:06:31 ID:52V1CJsI
A 輝夜

781 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:08:20 ID:JOpLc1Is
A 輝夜

782 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:21:52 ID:???
鉢巻渡すつもりかな?

783 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 22:24:23 ID:HdPM3pCk
A 輝夜

輝夜「何かしらイナバ! 言っとくけど私今デイリーの消化で忙しいから!」

鈴仙「(ゲームなのに、毎日やらなくちゃいけない日課を課されるってどうなんだろ。
それって、殆ど仕事と変わりないんじゃ……)」

輝夜はまた例の薄い板を使って、良く分からないゲームをしていた。
ゲームに課されたイベントをこなす事に精一杯になっているのは、
ゲームを遊んでいるというよりゲームに遊ばされているようで、何となく本末転倒な気がする。
――が、折角楽しんでいる人にそんな事を言うのは野暮である。鈴仙は余計な事を言わないようにした。

鈴仙「(――まあ、何か面白そうな話題を振ったら、何かしらリアクションしてくれると思うし。
ここはあまり気にせず、何を話すか考えておきましょうかね)」

鈴仙は輝夜がゲームの結果に一喜一憂する様子を楽しみながら、良い話題を考えた。
その内容は……。

A:「いえ、まあ。特に良い話題なんて無いんですけど」雑談だった。
B:「今日の試合後、一緒に練習しませんか?」練習の誘いだった。
C:「――何のゲームやってるんですか、一体……」ゲームについてだった。
D:「今日の試合、どうなると思います……?」今日の対戦についてだった。
E:「そういえば、手に入れましたよ、あの『バイキングの財宝』!」クエストの報告だった。
F:その他 自由選択枠 ブリッツボールに勧誘したい場合等はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

784 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:25:25 ID:52V1CJsI


785 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:30:58 ID:TgpqLM6U


786 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:31:39 ID:DAKFH3xc
D
まだ鉢巻は早いかな。

787 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:31:54 ID:???
F 輝夜応援団の新入りをスカウトしましょうと提案する。w

788 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 22:32:40 ID:???
F 菱餅は3-3周回で出ますよ

789 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 23:10:24 ID:HdPM3pCk
E:「そういえば、手に入れましたよ、あの『バイキングの財宝』!」クエストの報告だった。

輝夜「えっ、マジで!」

輝夜はそう言うと薄い板をポンとベンチに置いて鈴仙に向き直った。
どうやらあのゲームは輝夜が何か操作しなくても、勝手にキャラが動いてくれるらしい。

鈴仙「……それで、とりあえず財宝をお渡ししたいんですが」

輝夜「うん。……何かでかい機械らしいけど、あんたのその発言をトリガーに、
私のお宝コレクション! 名付けて姫の財宝《ゲート・オブ・ルナロン》に収納されたから心配しないで!」

鈴仙「そ、そうですか。便利な能力ですね……」

輝夜「まあね! なんならイナバもコレクションに加えてやっても良いわよ!」

鈴仙「いえ、それは遠慮しときます(なんか他の財宝とかと一緒に砲台みたくブン投げられたりとか、
凄いようでいてわりかし雑な扱い受けそうだし……)」

輝夜「そ。――ま、それは良いけれど。 ……ハチマキはどうするの?
元々、このバイキングの財宝を渡した事をもって、ハチマキはあんたが持っていても良い
……って取り決めにはしたけれど、見せる時期までは決めてないから。
今見せるの? また後にするの? どっち?」

鈴仙「ああ、えっと……そうですね(――私は地霊殿の矢車に、いつか手に入れた、
『愛のハチマキ』を渡して欲しいと言われているけど、そのハチマキは難題として姫様にお渡ししようと思っていた。
――だけど、姫様は今渡した『バイキングの財宝』があれば、ハチマキは私が持っていれば良いと言っていた。
そんな話だったわよね。 だから要するに問題は、私がハチマキをいつ、姫様にお見せするかって話なんだけど……」

790 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 23:12:46 ID:HdPM3pCk
今バイキングの財宝を渡したついでに、輝夜に今ハチマキを見せておくか。
……更にいえば、今この場でシュート力+2、最大ガッツ+50というボーナスを享受するか否か。
鈴仙は少しだけ考えて――。

A:「はい。一緒にお見せします」首を縦に振った。(鈴仙のシュート力が+2、最大ガッツが+50され、ハチマキは残ります)
B:「いえ。それはまたの機会に…」首を横に振った。(ハチマキを見せるのは、また次の機会になります)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*輝夜に『バイキングの財宝』を渡しました。

791 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 23:13:47 ID:uxpsueMI
A

792 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 23:15:39 ID:DAKFH3xc
B
難しくてもシュート値54を目指したいな。

793 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 23:20:29 ID:52V1CJsI
A

794 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 23:20:38 ID:???
今渡す→才レベルが上がったあとにドイツに勝てば54になるんだよね?

795 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 23:35:07 ID:HdPM3pCk
A:「はい。一緒にお見せします」首を縦に振った。(鈴仙のシュート力が+2、最大ガッツが+50され、ハチマキは残ります)

鈴仙「……はい、一緒にお見せします」

輝夜「おっ、中々殊勝な心掛けじゃない。 ……うん、確かに見た。
でも刺繍が「I LIKE YOU」なのは頂けないわねぇ。
それって暗に、「アンタは良い人なんだけど対象外です」って言ってるみたいなモンよ?」

鈴仙「いやでも、LOVEとかにしてヘンな人に勘違いされたらマズいかなぁって」

輝夜「まー、確かに私が貰って『I LOVE YOU』って書いてあったらビリビリにした上で、
『輝夜→(NO THANK YOU)→鈴仙』みたいな関係になってたかもだけど」

ハチマキを見せると、この刺繍付きの布きれにやはり何か価値があるのだろうか、
輝夜はふんふんと頷きながら興味深そうにハチマキを覗き込んで……。

輝夜「ほい、あんがと。多分今あんたが感じた達成感で体力とかキック力とか、
色々なパワーが上がっている筈よ」

――と、適当に鈴仙に言ってのける。そんなバカな、と鈴仙は言おうとも思ったが……。

鈴仙「(――いや。でも本当に、あの灼熱地獄跡の経験が、私の足腰を鍛えてくれたような。
そんな感じはするわね……)」

輝夜の魔力か、それとも鈴仙が単純すぎるが故か。
自身の体力とシュート力について、確かな自信を感じてしまう鈴仙だった。

*鈴仙のシュート力が+2されました。51→53
*鈴仙のシュート力が、現在の才レベルでの限界に達しました。才レベルが上がるまで、これ以上は原則上昇しません。
*鈴仙の最大ガッツが+50されました。910→960
*鈴仙の最大ガッツが950を超えました。これ以上は原則上昇しません。

796 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/02/28(土) 23:36:25 ID:HdPM3pCk
鈴仙「(なんか今の私、かなり強くなった気がする……!
シュート力もそうだけど、今なら積極的に守備や突破に出て、必殺シュートを乱発しても大丈夫かも!
――さて! 試合まであとちょっとだけど、後は何をしてようかしら?)」

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで行動できます。

797 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 23:37:57 ID:JOpLc1Is
A ウサギB

798 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 23:38:04 ID:52V1CJsI


799 :森崎名無しさん:2015/02/28(土) 23:41:57 ID:DAKFH3xc
A ウサギB

800 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 00:03:00 ID:k1G+Pwok
A ウサギB

鈴仙「――ねえねえ、Bちゃん……」

ウサギB「はい、なんですか鈴仙さま」

ウサギBは、いつも通り丁寧で真面目そうに鈴仙に振り返ってくれた。

鈴仙「(……うん。いつものBちゃんね。前の引くほど凄いデータを収集して来たBちゃんとは思えないわ)」

ウサギB「……? どうかしましたか、そんなに私の顔をマジマジと見て」

鈴仙「あ、ああ……いやいや。何でもないけど、ちょっとBちゃんとお喋りして時間を潰そうかと思って」

鈴仙はそう言って、あくまで自然体でウサギBと会話を楽しむ事に意識を集中させる。
……その時点で、既に自然体じゃ無いという指摘は置いといて。鈴仙が考えた話題はこうだった。

A:「別に。ちょっと雑談でもしようと思って」適当に雑談をする。
B:「今日の試合後、一緒に練習してみない?」練習に誘ってみる。
C:「そういえば、ホームタウンディシジョンについてだけど……」ホームタウンディシジョンについて相談してみる。
D:「そういえば新聞で読んだけど、妖怪の山が今大変みたいね……」世間話(?)をする。
E:その他 自由選択枠 ブリッツボールに勧誘したい場合等はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

801 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:04:32 ID:XLjeGSHE


802 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:08:41 ID:a82nXHo+
初心者用サッカーブックは自由行動でしか渡せないか
まあ試合前に渡されてもか

D

803 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:10:59 ID:jNRLOycw
C

804 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 00:12:44 ID:???
>>802
あっ、いえ。すみません。渡せます。
輝夜に財宝を渡せるのと同じ理屈で渡せるようにしたいと思っていたのを、選択肢に盛り込むのを忘れていました。
お手数ですが、Eの自由選択枠を利用して選択をお願いします。

805 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:12:45 ID:yHKdbFtk
C

806 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:13:30 ID:XLjeGSHE
Eで初心者用サッカーブックの使用に変更お願いします

807 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:14:47 ID:jNRLOycw
Eで初心者用サッカーブックの使用に変更お願いします

808 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 00:21:13 ID:k1G+Pwok
E:初心者用サッカーブックの使用

鈴仙「そう言えば、Bちゃん。 ちょっとこれを読んでみて欲しいんだけど……」

ウサギB「? 何ですか、この本?」

鈴仙「初心者用のサッカー教本よ。テスト前の詰め込みじゃないけど、ちょっとは役に立つかなって」

ウサギB「なるほど……。いえ、それでしたら折角なので読んでみます」

落ち着いて考えると、試合前に本をどかっと渡されても迷惑な気もしたが、
ウサギBは喜んで本を貰って、その上でロッカールームのベンチに広げて読んでくれた。
データ収集が好きな彼女は、むしろヘタな練習よりもこうした理論を知る方が楽しい……という趣向もあるのかもしれない。
そしてこの行為は、ウサギBの能力向上に少なからず役立っていた。具体的には……。

先着2名様で、

★ウサギBの成長1→ ! card★
★ウサギBの成長2→ ! card★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

○○の練習結果のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
JOKER→全能力+1+フラグ習得!(習得フラグについては判定)

*今回の練習結果について、現在の能力値が【48】以上の物は上がりません。
 該当する能力の上昇となった場合、【最大ガッツ+10】とみなします。
*今回の練習で上がらない能力値は、ありません。

809 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:21:37 ID:???
★ウサギBの成長1→  クラブ9

810 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:22:33 ID:???
★ウサギBの成長2→ スペード8

811 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:24:13 ID:???
どこを目指す…

812 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 00:38:17 ID:k1G+Pwok
★ウサギBの成長1→  クラブ9 ★
→せりあい+1!
★ウサギBの成長2→ スペード8 ★
→ブロック+1!

一枚一枚ページを丁寧にめくって、ウサギBは本当に熱心に本を読んでくれていた。
そして暫くして、ウサギBは鈴仙に感想を報告してくれたのだが――。

ウサギB「読みました。特に今日は、DFとしての心構えの項をしっかり復習しました!」

鈴仙「あ、あらそう……(――Bちゃんは今日の試合ボランチだし、パスが得意だから、
パスに関する所を読んで欲しかったなー……って、言うのは流石に私のワガママかな。
Bちゃんを育てたいなら、今度、一緒に練習でもした方が効率的かもしれないわね……)」

当初の狙いよりもちょっとだけ外れた所に行ってしまったようであり、鈴仙は少しだけ残念な気持ちになった。
……が、ウサギBの純真な笑顔(と後からの社会的な報復)が怖くて、それ以上何も言えなかった。

*ウサギBのブロックとせりあいが+1されました。

813 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 00:41:22 ID:k1G+Pwok
鈴仙「さあ、試合開始まであと少し! 今のうちにやるべきことはしっかりやっといて、
くれぐれも後悔の無いようにしたいところだけど――そうやって効率を追い求めてると見失うモノもあるから、
世の中ってば中々難しいのよねぇ……」

妹紅「なーにお年寄りみたいな事言ってるのさ鈴仙。そういうのは、せめて私くらいの年になってからじゃないと」

鈴仙「あ、あれ、そうだったかな(妹紅の年が基準だったら、人間は死ぬまで絶対お年寄りみたいな事が言えないですが、それは……)」

A:メンバーと会話する(選択肢の後に話しかけたいキャラを明記してください。例:A 輝夜)
B:観客席をうろついてみる。
C:特に何もない。試合開始!
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

814 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:41:42 ID:XLjeGSHE
B 社会的な報復w

815 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:42:03 ID:hVFpCqmM
B

816 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:43:27 ID:jNRLOycw
A つかさ

ウサギBの好感はあがらないのかな?

817 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 00:55:41 ID:???
そういえば難題をクリアしたけど輝夜の評価値もあがっていないな。

818 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 01:00:27 ID:k1G+Pwok
>>816
アイテムを渡して能力値アップした上に評価値もアップ、だったらゲーム的なメリットが大きすぎるかと思いますし、
前にアイテムを渡した時も同様に処理していたので、今回は評価値アップは無しとします。
>>817
そちらはミスです(汗)輝夜の評価値は大きく上がっております。
難題システム自体のボーナスが、能力値上昇に加えて輝夜の評価値アップも含めているのが理由です。
ややこしい設定&ミスを連発して申し訳ございません。

819 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:01:28 ID:???
ハチマキを渡した時大幅上昇するけど、今回見せただけだしね
それとは別に評価が上がるかもしれないけど

820 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 01:02:48 ID:k1G+Pwok

B:観客席をうろついてみる。

鈴仙「……さて。やる事はやったし、先に観客席に行って、知り合いの顔が居ないか探してみようかな……」

鈴仙は一足先にロッカールームを出て、再び満員となったスタジアムの観客席を見回す。
この狭い幻想郷に一体どれだけ居たんだと言わんばかりの人、人、人。……妖怪かもしれないけど。
まさに幻想郷の全ての人妖がこのスタジアムに集まったのではないかと思うほど、スタジアムは人であふれていた。

鈴仙「サッカーというスポーツが、幻想郷にとって大きな存在になりつつある……という事かしら」

思うに、サッカーが流行するまでの幻想郷には、ここまで多くの人妖を取り込んだ娯楽は無かったように思える。
スペルカードルールを利用した弾幕ごっこが辛うじて近いのかもしれないが、
弾幕ごっこにしても、魔力や妖力で弾を大量に撃てないと始まらないし、遊ぶ者も少女しかいない。
いわば、選ばれた者のみのスポーツだった。

鈴仙「でも、サッカーは違う。サッカーはどんな価値観を持った人妖をも夢中にさせ、
どんな生まれや力に関わらず、ボールさえあれば誰でも楽しむ事が出来る……」

そう考えると、サッカーというスポーツは真に素晴らしく、そして恐ろしい。
この観客の熱狂を感じて、鈴仙は永琳や日向の狙い――サッカーで、幻想郷の支配体制に一石を投じる――が、
あながち馬鹿馬鹿しい物では無いと改めて思う。

821 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 01:12:50 ID:k1G+Pwok

鈴仙「――と。色々考え混んでたけれど、あれは……ひょっとして知り合いね!」

鈴仙は観客席の中から知り合いを見つけ、そちらの方へと向かっていった。
その知り合いとは――。

先着1名様で、

★観客席より→ ! card★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

JOKER→藍「そうか分かったぞ! 皆が全裸になれば幻想郷が救われる!」チェンジ スッパテンコー
       橙「うわああああああん! いつもの藍さま……かもしれないけど! うわああああああん!!」鈴仙「(知らない子ね…)」
ダイヤ→謎のサッカー少年「おや」鈴仙「――あ、貴方は……!!!」
ハート→霊夢「あら……鈴仙。今日はケガしないでね」鈴仙「あんた……私をバカにしてるでしょ」
スペード→華扇「さあ若島津よ、思い出すのです。この私との修行の日々を……」鈴仙「ヘンな人?が居る……」
クラブ→中西「…………(カリカリ)」鈴仙「あれは西行寺チームにいた中西ね。一人なのかしら……」
クラブA→きれいな謎の向日葵仮面「この試合、50点差は可哀想なので、49点差を目指して下さい!」鈴仙「」

*遅れましたが、>>795で難題イベントをクリアしているので、輝夜の評価値が大きく上がりました。
 (ただし、輝夜に「渡して」はいないので、輝夜に渡す事による「愛のハチマキ」のボーナス効果は得られません)

822 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:13:15 ID:???
★観客席より→  ハート5

823 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:15:54 ID:???
霊夢さんお久し振り

ジョーカーとクラブAの存在感が
49点も50点も変わらんわ

824 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:16:51 ID:???
ダイヤは絶対その人ですよねー

825 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:19:52 ID:???
きれいな向日葵仮面がいるなら逆に汚い向日葵仮面もいるのかしら

826 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 01:22:57 ID:???
鈴仙、またしても(?)霊夢と出くわす!
――と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。
>>794
それで間違いないですが、ドイツはかなり強いです。
元から強いですが、第二章になるにあたって、数点上方修正がされております。
裏ボス的な気持ちで望んで頂ければ幸いです。
>>823
きれいな凌辱だと思います。
>>824
クラブAだと正体は高杉になります(うそです)
>>825
汚い凌辱はちょっと怖いですね……w

それでは、皆さま、本日も遅くまでお疲れ様でした。

827 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:23:15 ID:???
どっちもやることは変わりないと思うw

828 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:23:50 ID:???
乙ロットー

829 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 01:24:00 ID:???
汚い方はほんとに全行動に吹飛係数がついてそう...

830 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 12:27:34 ID:???
>クラブAだと正体は高杉になります(うそです)
それだけはごかんべんををををををを(土下座)

831 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 20:58:21 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>828
乙ロットありがとうございます!
>>830
さすがに大丈夫ですw

832 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 21:00:16 ID:???
★観客席より→  ハート5 ★
ハート→霊夢「あら……鈴仙。今日はケガしないでね」鈴仙「あんた……私をバカにしてるでしょ」

鈴仙「あっ」

霊夢「……あっ、ってのはヒドいんじゃないの」

鈴仙と目があったのは、大きな赤のリボンで後ろ髪を束ねた大きい目の少女――霊夢だった。
周囲の熱狂にも流されず、年齢らしからぬ達観したような風で妖怪然としているが、
それはたんなるものぐさによるものだと鈴仙は知っていた。
プロジェクト・カウンターハクレイの構想を聞いてはいるが、鈴仙は霊夢自身の事はそこまで嫌いでは無い。
むしろ以前『呪いのハチマキ』の解呪に関するヒントを教えてくれた恩もある。

霊夢「まだ試合前だっていうのに、何一人でぷらぷらしてるのよ。ルナティックスに友達居ないの?」

鈴仙「よ、余計なお世話よ! そういう霊夢だって、今日は一人じゃない!」

霊夢「あら、私は一人じゃないわよ。……ほら、ここに」

霊夢はそう言うと、ヒョイと懐から騒がしい友人を取り出した。
身の丈15センチ程の少女は霊夢の指に摘まれて、忙しなく四肢を動かしている。
永琳が実験動物として飼っているモルモットのようだと、鈴仙は思った。

針妙丸「……ちょっと、そんな雑に摘まないでよー! 服がほつれちゃうじゃない!」

霊夢「こないだ拾ってきた小人……針妙丸って名前らしいわ。
今は当分寄る辺が無いから、ウチに居候させつつ、チームの数合わせに使ってるの」

針妙丸「私は数合わせなんかじゃないよ〜! 小さいからってバカにするな〜〜!!」

直情的な性格らしい針妙丸は、霊夢の言葉に対して怒ってぷらぷら揺れるが、霊夢は全く気にしない。
良いおもちゃにされているようだった。

833 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 21:01:54 ID:k1G+Pwok
鈴仙「……ぷっ。何だかウチのウサギにもこんな感じの子が居るけれど。
霊夢がこんな子と一緒に暮らしてるなんて、ちょっと意外かも」

霊夢「私だって、好きでこんな事してるワケじゃないのよ。
……妖怪やら怪異やら異変やらをぶっ倒すのが、本来の私の仕事なんだし」

そう冷たく言い放つ霊夢だったが、その表情は柔らかい。
こうして話してみると、鈴仙は自分の中での霊夢像と、
今ここで小人とお喋りしている霊夢とでは、少し違ったような印象を受ける。

鈴仙「(なんというか、昔みたいな隙の無い感じじゃなくって。
ちょっとだけ優しくなったような、年相応の女の子っぽくなったような……)」

とはいえ、迂闊な事を言って霊夢の機嫌を損ねたくなかった鈴仙は、
その様子を微笑ましげに見守るだけにとどめる。

鈴仙「(……藍さんの話だと、八雲紫は霊夢に凄く肩入れしているみたいだけど。
そうだとしたら、霊夢も裏では私の事を敵扱いしているのかな。
――色々霊夢には聞いてみたい気もするけれど……)」

霊夢をもっと知りたい欲求と、知ってはいけないような予感とに困惑しながらも、
鈴仙は霊夢(か、じたばたしている針妙丸)に向ける話題を考え出した。その内容は――。

A:「……ねえ、ちょっと一緒にお喋りしてくれない? どうも緊張しちゃって」普通に雑談する。
B:「……守矢みらくるずって、どう思う? なんか色々怪しくって怖いんだけど……」守矢チームについて。
C:「……ねえ。霊夢は――八雲紫についてどう思う?」それとなく、霊夢が紫をどう思っているか。
D:「……午前の試合、どう思った? 神子達って結構ヤバく無いかしら……?」神子の計画について。
E:「……ところで、一体どうやって拾ったのよ、その小人」霊夢と針妙丸との関係について。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

834 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 21:05:45 ID:XLjeGSHE


835 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 21:06:12 ID:hVFpCqmM
E

836 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 21:07:03 ID:D5kBM91c


837 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:42:29 ID:k1G+Pwok
E:「……ところで、一体どうやって拾ったのよ、その小人」霊夢と針妙丸との関係について。

幻想郷の秩序安定を理由に、鈴仙達の奮闘による成長を敵視しているらしい八雲紫。
そんな彼女の暗躍について、霊夢は何か知っているのか。知っていたとして霊夢はどう思っているのか。
鈴仙は質問してみたい衝動に駆られたが、その答えを聞くのが怖い気がした鈴仙は、

鈴仙「……ところで、一体どうやって拾ったのよ、その小人」

――と、文字通り霊夢の掌の上に座っている針妙丸に話題を移す事にした。

霊夢「――ああ。この子はちょっとね。アンタ達は知らなかったかもしれないけれど、
少し前に、私のお祓い棒やら魔理沙の八卦炉やらが暴れ出す異変?みたいなモノが起きててね」

鈴仙「へぇー。知らなかったわ……」

霊夢はそれから簡潔に、道具達が暴れ出す異変とその顛末について教えてくれた。
どうやら話を聞くに、この針妙丸という少女はその異変の首謀者であったが、
参謀役的な天邪鬼に騙されて後ろ盾を失い、霊夢に退治された後は魔力も何もかも失って、
こうして借り暮らしに甘んじているという事だった。

針妙丸「――ま。ホントは魔力も戻って来たから、何時でも一族の住処に戻れるんだけどねー」

霊夢「……って、いう事なのよ。満足した?」

鈴仙「うん、満足したけれど……その参謀役的な天邪鬼って」

鈴仙はここで、前に読んだ新聞記事――天邪鬼が下らない悪戯で逮捕された――を思い出した。
針妙丸は察してくれて、うんうんと頷いて教えてくれた。

838 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:43:33 ID:???
針妙丸「そう。あの私を裏切った鬼人正邪はね、ま〜だ何か悪巧みしてるのよ!
なんかSISIとかLISIとか知らないけど、ヘンな一人レジスタンスを結成しちゃって。
中身自体は大した事してないし、悪さをするたび道教の仙人に返り討ちにされてるみたいだけどさ」

鈴仙「へぇ〜。やっぱりアイツが。ヘンな奴なのね……。――って、道教の仙人?」

針妙丸の話にヘンな引っ掛かりを覚えた鈴仙に対し、霊夢が補足してくれた。

霊夢「神子の事よ。あいつ、宗教争いが無くなってからも、ちょくちょく人里に自転車漕いで現れて庶民派アピールしつつ、
さっき言った正邪みたいなチンピラ妖怪を退治して、人里の人間からの支持を貰ってるらしいわよ。
――言いたい事は分かるわ、鈴仙。 ……怪しいわよね?」

鈴仙「……ええ。それって、神子が上手い事天邪鬼を焚き付けて、マッチポンプしてたりとか……?」

霊夢「――証拠は無いけれど。でも、そうだとしたら上手い手段よ。
天邪鬼はダメと言われたら何でもやりたくなるタイプだから、自分の手を汚さず操作しやすい。
神子と鬼人正邪との繋がり――と、いうのは違うけれど。
そうした汚い勢力を手駒にしている可能性も、否定しちゃいけないわね」

針妙丸「そうだよ! ウサギさんも気をつけてね! アイツ、善人顔で擦り寄ってくるけれど、本質は根っからのゲスだから!
最近は裏ルートで下剤を買い集めてるとか聞いたし!」

鈴仙「そ、そうなのね……(――下剤か……。何となく気を付けた方が良いような気しかしないわね……)」

結果として、鈴仙は霊夢と針妙丸との関係を切り口に重要そうな情報を得る事が出来た。
即ち、支持稼ぎの手段としての神子と正邪との繋がり。
そして、正邪が下剤を買い集め何か悪巧みをしているという噂。

鈴仙「とりあえず。次の試合前に、弁当やら下剤やらが出て来た場合は要注意ね……」

*鈴仙が鬼人正邪と神子との繋がりについて情報を得ました。
 更に、聖徳ホウリューズ戦前に発生予定だったマイナスイベントの内容が緩和されました。

839 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:44:36 ID:???

−守矢みらくるず・ロッカールーム−

――そして、鈴仙が霊夢や針妙丸と話し込んでいた頃。
守矢みらくるずもまた同様に、フォーメーションについての最終確認を終了せんとしていた。

早苗「……と、言うわけでして。フォーメーションは5−4−1。
GKの若島津さんから、CBの神奈子様。ボランチのピエールさんに、トップ下は私。そしてワントップは諏訪子様です。
攻撃は、蓬莱山輝夜さんの弱点らしい一対一とスタミナ不足を狙う為、ドリブル突破とミドルシュートを織り込みます。
そして守備ですが、恐らく相手はサイドのゆさぶりをしきりに掛けて来るでしょう。
正直、これをされると厳しいのですが……それでも、鈴仙さんさえ抑えれば、充分若島津さん達で完封出来ると思います。
後は――私達の奇跡の力で、何としても勝ちましょう! みなさん!」

守矢みらくるずのキャプテンにして神社の風祝である東風谷早苗がそう言い切ると、
後ろで見ていた主神の八坂神奈子は誇らしげに胸を張りながら拍手をしつつ、チラリと後ろを振り向いて拍手を促す。
機械と魔法仕掛けの人形達、それと何だかんだでお人好しのピエールはつられて拍手をするが、
もう一柱の神である諏訪子と、神をも捨てた修羅である若島津は拍手に応じない。

諏訪子「……神奈子さ。早苗ももう一人前なんだし、そーゆー親バカ良くないと思うよ。 あたしら親じゃないけど」

若島津「……御託は良い。さっさと殺らせろ」

神奈子「アンタ達ねぇ……。早苗が頑張っているんだよ? もうちょっと祝福しろ。これは神託であるぞ」

諏訪子「神に対して神託してどうすんのさ……」

早苗「あ、あの。神奈子様。そんなに褒められても恥ずかしいです……」

840 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:45:37 ID:???
神奈子の親馬鹿(親では無いが)に対し、早苗は辟易したようににじり寄る。

神奈子「大丈夫さ、早苗。お前は強い子だからね。
きっと、今日の試合では奇跡を起こしてくれると信じているよ(審判には結構積んだからね)」

早苗「は、はい……」

神奈子「……大丈夫。お前は私達の言う通りにしていれば良いんだよ。
――今まで私達が早苗に対して、何か間違った事を言ったかい?」

早苗「……ありません」

神奈子「うんうん。そりゃあそうだ。なんせ早苗は、私達の自慢の風祝だからね!」

ピエール「……まぁまぁ、カナコさん。
サナエはどうやら緊張しているようだ、あまりそうやってプレッシャーを掛けるのも良くないぞ」

早苗「……いえ。ピエール君、大丈夫。そんな事ないです。
――ええ! 勿論です! 私達は守矢の信仰回復の為、更なる躍進が必要!
この大会で優勝する事で、私達が他より優れている事をアピールしなくちゃなんですから!!」

諏訪子「……早苗。無理してるよね」

早苗「無理してません! 緊張してません! 何言ってるんですか諏訪子様までっ!」

神奈子から与えられる重すぎる期待、諏訪子やピエールの痛々しい気遣いを知りながら、
早苗は無理して明るい声と表情を作った。そして「信仰の敵を打ち滅ぼす!」……と口では豪語する一方で。


早苗「(みじめ、みじめ、みじめ。 ――ああ、私ったら……ほんとうに、みじめ)」

この時の早苗の心情は、最高に惨めだった。

841 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:47:00 ID:???
〜回想シーン〜

――早苗は、まだ自分が自分の才能の限界に気付いていなかった頃を思い出す。

早苗「(あの頃はコドモだったなぁ。
ちょっと生まれが特別で、回りの子ども達よりもちょっと勉強やスポーツが出来るからって。
――あの頃の私は、自分が世界で一番優秀で大切な存在だって、間違いなく信じてた)」

あれは、丁度今から一年か二年程前になるだろうか。
早苗が幻想郷に越してくる前に、外の世界であった大きなサッカー大会。その準決勝である。
女子でありながら、自分の中学のどの男子よりも上手かった早苗は、キャプテンを任されていた。
早苗が入部するまでは一回戦止まりだったチームは、今回破竹の快進撃で準決勝まで駒を進めており、
早苗はこれを自分の満ち溢れた才能のお蔭であると確信していた。
――しかし。

早苗「(――でも、あの時私は負けた。マグレや奇跡じゃない、純粋に実力で)」

早苗のチームは、準決勝で当たった県内でも屈指の名門校には勝てなかった。
自分と互角な程優秀なトップ下、堅実なボランチ、突破力に優れたセカンドストライカーにウインガー。
全方面での守備力に優れたセンターバック。そして何より、キャプテンだったセンターフォワードの圧倒的な攻撃力。
悔しくて様々な奇跡を使ってみたものの、基本的な実力差からして違ったため、通用しなかった。

早苗のチームは呆気なく敗北した。5−1という大差で。
――が、これだけならば、早苗もまだ自尊心を保てていたかもしれない。
自分は確かに優秀だった。しかし相手の層が厚すぎた。それに相手は強すぎた。
だから、自分が負けるのもある意味では仕方無い――と、言い訳をする事で。
しかし、早苗にはそんな言い訳すら許されなかった。

842 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 22:48:16 ID:???
どこかで聞いたようなw

843 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:49:18 ID:???

早苗「(……でも、もっと悔しかったのは。私達を圧倒したチームが、大会一回戦で。
しかも、優勝候補でもなんでもない普通のチームに、1−5でボロ負けしちゃった事ですよね)」

早苗と互角のトップ下も、堅実なボランチも、圧倒的なCFも何もかも皆が、
全国という舞台では単なる名無し選手か、それ以下でしかなかった事である。
そして、それはつまり、そんな名無し選手に敗北した早苗の才能など、
日本全体で見ればなんら大したことの無いという事を意味していた。

その時から、自信と希望に満ち溢れていた早苗の生活に、少しずつ罅が生じ始めた。

早苗「(幻想郷に行ったのも、今考えてみれば……逃げ出したかったからかもしれない。
中途半端な才能しかない私でも、幻想郷に行けば、また前のような天才少女として輝けるかもしれないって)」

――それから早苗は、神奈子達の言いつけでは無く、自分の意志で幻想郷へと向かう事を決意した。
それはどちらかと言えば、現実からの逃避と言う方が正確だった。
しかし早苗はここでも、現実以上に厳しく、自らの才能の無さに絶望する事になる。
早苗が向かった先の土地には、早苗と同い年で、早苗以上の才能を持ち合わせる少女が居たのだ。
今代博麗の巫女である、霊夢である。
スペルカード勝負、弾幕アクション勝負、サッカー勝負……その全てにおいて早苗は負け続けた。

早苗「(――でも、それから先は余計に惨めだった。霊夢さんは何時でも私より強くて、カッコよくて、皆の人気者で。
神奈子様と諏訪子様の期待を裏切るたびに、お二人が優しい顔をしてくれるのが辛かった!)」

「早苗は私達の自慢の風祝だ」「早苗は早苗のままで良い、霊夢を目指す必要なんてない」
……そんな事を言われる位だったら、「案外大したことない」とか「長野県最強のMF(笑)」とか、
冷たく言われる方がマシだった。

844 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:50:47 ID:???
勿論、それを表情に出したりはしない。
早苗は何時でも明るくて、自信に溢れていて、時には信仰目当てに暴走してしまうような。
そんな神奈子達にとって理想の少女であり続けたいと思ったし、それが自分の存在価値であると信じて疑わなかった。

――そうして頑張り続けた早苗の心が折れたのは、昨日の夜の事だった。
夜中、厠に行こうと自室を出た早苗は見てしまったのだ。聞いてしまったのだ。
本殿にて密会を交わす神奈子と……幻想郷の管理者、八雲紫の式の姿を。

神奈子「――金なら幾らでも出す」

そして、神である神奈子が木端妖怪に過ぎぬ紫の式に対して土下座して、こう懇願しているのを。

神奈子「――お願いだ、貴女の力で私達の早苗をどうにか幻想郷代表……いや、それが無理なら。
それが無理ならば、内々裡に進んでいる計画・『リアル・幻想・セブン』の一員に!
どうにか、明日の結果が如何様であろうとも、ねじ込んではくれないだろうか……!」

藍「……金など受け取れません。それに、こんな事せずとも彼女はきっと活躍します。どうにか考え直して――」

神奈子「そんな事言わずに。早苗は私の、いや、私達の希望なんだ……ううっ……!」

神の威厳をかなぐり捨てて、畳に頭を擦り付けて泣きながら、藍にそう哀願する神奈子の姿は、
これまでくすんでいた早苗の自尊心を、決定的に打ち砕くに充分だった。

早苗「(お仕えすべき神にあのような失態を演じさせるなんて。私は、風祝失格です……)」

早苗は大会前の夜、一睡もできずに泣いていた。

845 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:57:20 ID:???
〜回想シーン終了〜

――しかし、早苗は悲しい事に強い少女だった。
とっくに自尊心なんて壊れているのに、彼女は今もなお、無理やりに普段の明るい東風谷早苗を演じていた。

早苗「(――だけど。これで倒れたら私は……本当に、神奈子様に見捨てられるかもしれない。
それだけは絶対に許されない事なんだ。そう、これは神が私に与えたもうし試練………!!)
――さあさ、皆! 行きましょう! 神の名の下に勝利するのです! イア! モリヤ!」

目の下のクマを慣れない化粧でごまかして、
早苗は諏訪子やピエールの腕を引っ張り、元気にフィールドへと足を踏み入れる。
それは本人以外にとって痛々しい光景だったが、しかしそんな早苗を支えられる者は居ない。

早苗「イア! モリヤ! イア、イア……きゃっ!」

ズルッ!

ピエール「大丈夫かい?」

……スッ、ガシッ。

早苗「あ、ありがとう、ございます……」

ふらついた早苗はフィールドへと続く階段に足を踏み外し、頭から倒れそうになる。
幸い、ピエールが早苗の身体を抱き留めてくれた事により、早苗は助かった。
しかし、ピエールはこの時、どう見ても無理をしている早苗が居たたまれ無かった。

ピエール「……貴女の気持ちは分かる。その上で言わせてくれ。――決して、無理はするな。貴女には、貴女の生き方がある」

846 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 22:58:22 ID:???
――と、抱き留めたままに、彼女の耳元にそっと囁く。しかし、早苗はそんなピエールの思いやりすら惨めだった。
明らかに苛立った声で、早苗はピエールの腕を振り払い、

早苗「そんな事、言われなくても分かってるわよ……」

と、誰にも聞こえないように呟き、再び元の明るい少女に戻ってチームメイトを案内していた。
今の早苗を支えられる者は、やはり誰も居なかったのである。


***


諏訪子「(――早苗の想いに関わらず、私達は勝利しなくちゃいけない。
その為に必要なギミックや仕掛けも、盛りだくさんに準備して来た。でもさ……神奈子)」

そんな中、神奈子と並び守矢神社に祭られている土着神・洩矢諏訪子は、やるせない感情を覚えていた。
蛙のようにしゃがみこんで、稲のように長く輝く金髪を地面に垂らしながら、大きな麦わら帽子を左手で押えて空を見上げて、

諏訪子「(……本当に、良いのかな。あんなにも一生懸命で、あんなにも私達を慕ってくれる早苗を。
私達はその感情すら手玉に取って、都合よく利用しようとしている。 ――私達さ、バチ……当たんないかなァ)」

――と、神でありながら神らしからぬ事を、誰にと言わずぼやくのだった。

847 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 23:01:56 ID:???
――と、言ったところで一旦ここまでです。続きは試合直前のイベント+コイントスになります。
ひょっとしたら今日はこれで終わりになるかもです。
>>842
リスペクトはしてますが別人ですねw 本物だったら10−1 とかですので、弱いです。

848 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:02:26 ID:???
早苗の話を見る限りだと審判買収にとっくに勘付いてそう…
さあ、矢車さんの妹におなり

849 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:03:43 ID:???
割とマジに矢車さんの妹に
って書こうとしたらもう書かれていた

850 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:04:50 ID:???
地獄少女SANAE誕生

851 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:06:36 ID:???
鉢巻を渡しに向かった鈴仙が見たものは
矢車の弟妹になった妖夢と早苗と岬犬の姿でしたとさ
地獄乙です

852 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:07:53 ID:???
あと紫も追加で

853 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:10:11 ID:???
矢車「相棒(松山)はもう大丈夫でも、こいつら(早苗たち)がいるから消えるのはまだまだ先の話になりそうだな」
これこそ地獄ハッピーEND

854 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:40:14 ID:???
下剤混入に買収とトップがブラックすぐる
姫様とお嬢様のなんとホワイト感や

855 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:46:29 ID:???
観客洗脳に比べたら下剤なんて生易しいもんよ

856 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:49:41 ID:???
バカだなぁ皆
下剤でみんなを出場停止にさせてあげるのは試合中にケガしないようにしてあげるためという
神子様のやさしさだよ。
人外が主人公だからって人外の方に心が傾きすぎてはいないかい?
僕たちも君たちも人間なんだ!さぁ!速やかに神子様を崇め奉ろう!

857 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 23:53:27 ID:???
―――ワアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「さあああ〜〜〜〜!! 間もなく始まります、決勝トーナメント第一回戦第二試合!
永遠亭ルナティックス対守矢みらくるず!!
両チームとも強豪ひしめくリーグを勝ち抜いてきた、文句なしの優勝候補!
永遠亭ルナティックスは依然中山政男選手が行方不明との事ですが、
鈴仙選手に永琳選手、輝夜選手など一流の選手が勢揃いしています!

守矢みらくるずも、幻想郷最強のDFと噂される八坂神奈子選手を筆頭に、
フランスナンバーワンMFと名高いエル・シド・ピエール選手など、強烈なタレントが犇めいており、
決して戦力的には負けていない! 一体この試合、どっちが勝つのでしょうか〜〜!?」

佳歩「――う、うわわわっ!! 凄い観客ですっ!? さっきよりも増えてるような……!」

慧音「言っては悪いが、聖徳ホウリューズと妖精大連合とでは勝敗が見えやすかったからだろうか。
私達のカードの方が好カードとして、注目を集めていたのかもしれない」

輝夜「あと、午前だったら皆起きられないしね。私もいつもだったら毎日昼2時起きだし」

妹紅「それはお前が朝までネトゲばっかりやってるからだろうが! 一緒にするな!」

輝夜「ソシャゲもやってるわよ! スタミナ管理大変なんだから!!」

妹紅「知るかァ!? というか、大変って思うんだったらやらない方が良いんじゃないの?」

輝夜「私もそう思うんだけど……なんか損だなって思うと止められなくって……」

妹紅「あ……うん。ごめん」

大観衆による大歓声が轟く決勝トーナメント第一回戦、ルナティックスメンバーはわりといつも通りだった。
ウサギ達は観客の多さに驚き、輝夜と妹紅は漫才なのか喧嘩なのか雑談なのか良く分からない会話に興じている。
――と、そんな時、間延びした声が、フィールド中央付近にいる鈴仙の耳に飛び込んで来た。

858 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 23:55:05 ID:???
早苗「鈴仙さ〜ん」

鈴仙「……何よ。宗教勧誘ならお断りですけど」

何時の間にか鈴仙の目の前に登場していたのは、守矢みらくるずのトップ下・東風谷早苗だった。
溢れる神力の影響か、鮮やかな翠色に染まる長い黒髪を靡かせながら、
普段通りの馴れ馴れしい笑顔と態度で鈴仙に擦り寄って来る。

早苗「そんな悠長な事、言っていられませんよ! なんせ貴女方はいわば信仰を賭けた勝負の敵!
敵は見つけ次第撃ち滅ぼすのが、我ら守矢の信徒の教えです!!」

鈴仙「……物騒な教えねぇ。そんな事言ってるから、宗教って毛嫌いされるんじゃないの?」

そう言えば自分は何教だろう、とりあえず実家にはオモイカネ神が居るけれど……等暢気に考えながら、鈴仙は適当に答えた。
しかしその答えは早苗のお気に召さなかったようであり、

早苗「そうした無宗教論者のバイアス、ひっじょーーーーに不愉快ですっ!!
良いですか? そもそも宗教とは人やウサギの心を救う為に生まれたんですよ!
とくに、効率化が進み、人間やウサギの価値が薄らぐ文明社会において、
人間やウサギの存在価値は信仰を抜いては語れないのです!

今ならセミナーの案内と小冊子を無料でお配りしていましてですね!
今回の冊子は特別に、八坂様がスティーブン・ジョブズ、あのスティーブン・ジョブズの神霊を、
神社に呼び出して特別対談を行ったコラムが掲載していまして………!」

鈴仙「スティーブン・ジョブズって誰よ……」

――と、熾烈な宗教勧誘攻撃に撃ってこられる。
それはかつて、早苗が永遠亭に信仰の押し売りに来た時の事を鈴仙に思い出させた。
ちなみにその時は確か、喧嘩を売って弾幕勝負に出たは良いが、返り討ちに会ったという割と苦い思い出がある。

鈴仙「(――ま、早苗も悪いヤツでは無いんだけどね……)」

859 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 23:56:21 ID:???
しかし同時に鈴仙は、早苗の良い所も幾つか見て来た。
彼女は信仰が関わるとこうやって暴走するが、素は真面目で大人しい、家族思いの少女であるという事を鈴仙は知っている。
だからこそ、鈴仙はそこまでカリカリする事も無く、早苗に対して――。

A:「ま、良く分からないけれど……。今日は試合、宜しくね」普通に挨拶する。
B:「霊夢を相手にしていると思って、頑張るわね」霊夢を引き合いに出す。
C:「ちょっと神様……見てないで止めて下さいよぉ」近くの諏訪子に助けを求める。
D:「スティーブン・ジョブズ!? すっごーい! 冊子ちょうだい!」勧誘に乗ってみる。
E:「……ところで、審判の買収についてどう思う?」審判買収について言及してみる。
F:「幻想郷最強のDF(笑)は、この私が凌辱してやるわ」早苗をスルーし、神奈子に向かって右脚をブンブンする。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

860 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:57:03 ID:XLjeGSHE


861 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:57:39 ID:d5m0bcX6
G GOこそが神です

862 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:58:04 ID:???
G 姫様こそが神です。既に多数のザルGKたちに信仰されているし

863 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:58:13 ID:VRYWAi7Y
A

864 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/01(日) 23:59:50 ID:???
――と、言ったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
申し訳ございませんが、日を跨いでしまった時はお手数ですが、再投票をお願いします。
コメント等については、また明日返したいと思います。

それと、忘れていましたが霊夢と針妙丸とそれなりに交流をしたという事で、少し評価値をアップさせたいと思います。

*霊夢と針妙丸の評価値がやや上がりました。

――と、いう処理をさせて頂きましたので、ご了承下さい。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

865 :森崎名無しさん:2015/03/01(日) 23:59:52 ID:???
今大会最強のDFネタがさっそくw

866 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:00:56 ID:yCl6Vmag


867 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:01:14 ID:4xjyDs9I
E よくないなぁ・・・

868 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:01:57 ID:???
G そんな早苗には矢車教をごり押しする

869 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:12:35 ID:???
地獄乙ロット!

870 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:32:02 ID:???
乙ロットー!

A以外の選択肢がどれも地雷に見える……!

買収に下剤、ホームタウンディシジョン、観客操作に、異能を使ったマリーシア……
姫様や霊夢さんが天使に見えてきたでぇ……!

早苗さんやら紫、岬にチルノ達、リグルと言った面々がかなり追い詰められている一方、
霊夢さんはいい方向に変わりつつある?

しかし考えてみると鈴仙さんや来生が普通に強い外伝って貴重ですよね

871 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:45:59 ID:???
しかしタダでさえ強敵なのに、色々と裏で手を回して、奥の手を持っていそうだね、守矢もその次も
師匠の口ぶりからして、後半はかなりやばいことになりそうだけど、さっぱり予測がつかない
対策もできそうにないし、下手したらどうしようもない状況に陥れさせられて、
実力以外の面で敗退しかねない?
もうちょっと事前に調査の必要があったかも?

昔の鈴仙さんならノーマークだろうけど、今は警戒されてるし
……対応や判定次第では来生みたいに退場させられる可能性も?
反則退場食らって敗退なら、得点ランキング上位だろうと、選抜入れない大義名分に充分なるし

872 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:52:31 ID:???
鈴仙が警戒されているということはてゐの突破も凄く警戒されている。ブースターシュートの基点だから。
となるとピエールは十中八九てゐの突破を止めにサイドに寄っていくはずだから
そこでサイドチェンジすれば妹紅や佳歩が格段にシュートに行きやすいような布陣になっているはず。
前々から鈴仙が大量に得点しても他のが得点しないのを気にする声があったから対策してみた。

873 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:54:40 ID:???
>>871 紫「それよ!」


874 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 00:58:53 ID:???
佳歩にピエールが寄っていったらパスの強い永琳に戻してから弱点の横の揺さぶり。
攻撃の時間はかかるけどピエールはかなり前に出にくそう。完全に弱点。

875 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/02(月) 22:07:11 ID:???
こんばんは、今日も更新を始めていきます。
>>851さん、>>869さん、>>870さん。乙と乙ロットありがとうございます!

>地獄な早苗さんについて
早苗さんの性格は原作からして真面目なのか破天荒なのか良く分からなかったので、
自分なりに理由づけを考えた結果こうなりました。
早苗「SWK is GOD」
>守矢チームや聖徳チームのあくどさについて等
この辺りは割と分かり易く敵役っぽくしていますね…。
霊夢やら永琳やらは分かりませんが、姫様は多分大丈夫ですねw
>守矢チーム強くない?
守矢戦はイベントを考えていますが、全体的な難易度はこれまでの予選編とそこまで変わらないかな…?
――と、思っています。弱点も割と分かり易いですからね。

876 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/02(月) 22:08:31 ID:???
E:「……ところで、審判の買収についてどう思う?」審判買収について言及してみる。

早苗「――へ?」

早苗は不意を突いた鈴仙の問いかけに、思わず目をくりっと丸める。
鈴仙にとってやはりと言うべきか、意外と言うべきか。
恐らく彼女の親代わりである神々が仕掛けたらしい、
『ホームタウンディシジョン』の存在について、早苗は全く知らないようだった。

鈴仙「いや、何となく聞いただけよ。 ――でも、ほら?
このスタジアムって名前からして『モリヤスタジアム』だし。
貴女は知らなくっても、裏であの偉そうな神様とかが……」

それでも鈴仙は事情を知らないフリをして、何となくで早苗に呼びかけてみた。
ひょっとしたら、早苗が決定的な証言か――そうでなくとも、これまでに感じた、何らかの違和を漏らしてくれるかもしれない。
しかし鈴仙の予想に反して、それまで温厚だった早苗はわなわなと唇を震わせて、

早苗「――馬鹿にしないで下さい! 八坂様はそのような卑怯な手を使うような方ではありません!」

鈴仙「む、むうっ。別に、そういうつもりで言ったワケじゃあ……」

早苗「我らが八坂様、洩矢様は歴史で言えば確かに、貴女方が信仰する月の旧神には遠く及びません。
ですが、彼の方どもはそれ以上に気高く強き神格と神徳を持ち合わせています!
これ以上我が主神を侮辱するのならば、永遠亭に十字軍を派遣しますよ!?」

877 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/02(月) 22:10:17 ID:???
と、鈴仙に対して真剣な顔で激昂する。
鈴仙の想像以上に、早苗の八坂神奈子達に対する信頼――いや、ここでは信仰と言うべきか――は強かった。

鈴仙「十字軍って言ったら基督教の信者じゃないの。……でも、分かったわ。
ヘンな事言って御免さないね。今日の試合は、宜しく頼むわ」

早苗「ええ! 我ら信仰の民は寛容ですからね! 信仰か死かの平和的二択です!」

鈴仙「全然平和的じゃないでしょ、それ……(――でも、この感じだと。
やっぱり早苗は、守矢チームの『ホームタウンディシジョン』はあんまり分かっていないみたいね。
う〜ん。やっぱり悪いのは悪そうな神様達だけ、って事かしら……?)」

どうやら早苗からは、これ以上の情報や有利な交渉材料を得られなさそうである。
鈴仙は諦めて早苗との会話を切り上げ、キックオフに備えることにした。

***

早苗「(でも……。もしも神奈子様達が、私の為に、そうした誇りを投げ打っていたとしたら――)」

――しかし、早苗は早苗でこの時、鈴仙の言葉に完璧に反論できないでいた。
つい昨日の夜、早苗が信仰する神奈子は、自分の為に卑怯な手を使おうとしてはいなかったか。
前の試合でも、確かに自分達に有利過ぎる裁定が下されてはいなかったか。
鈴仙が少しビビってたじろく中、早苗は鈴仙をこれ以上攻撃しようとはしなかったが、
早苗の中で僅かな疑念が芽生えていたのは確かだった。

878 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/02(月) 22:11:39 ID:???
そして、早苗が僅かに心を乱されていたのと同時に。

神奈子「(む。早苗の表情がどこか浮かない。先日見つかった、子どもによる我が拠点のガサ入れの跡……
――成程。奴らも勘付いているのかね。 う〜ん、ホームタウンディシジョンの発覚は織り込み済みとしても。
ここは、早苗の私達への信頼を傷つけないよう、あまり目立たないよう、ピンポイントでの実施に留めておくべきかな)」

そんな早苗の感情の起伏を逐一チェックする悪い大人達に対し、
先の鈴仙の行動は体の良い牽制として働いていたのも、また事実だった。

*早苗の評価値がほんの少しだけ下がりました。
*守矢みらくるずのチームスキル・『ホームタウンディシジョン』の発動可能回数が減りました。

879 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/02(月) 22:12:44 ID:???
――そして。
鈴仙と早苗がそれぞれの持ち場に戻った時、
丁度両チームのキャプテンである輝夜と神奈子がコイントスに臨もうとしていた。

神奈子「さて――裏か表か。貴様が先に選ぶ事を許すぞ」

輝夜「ハァ!? なんで私がアンタなんかに許可されないといけないのよ! 私表ね!」

神奈子「文句を言いながら、ちゃっかりご利益は頂く。 ……今どきの外の世界の若者みたいなヤツだね、あんた」

輝夜「フフフ……。私は若いからね!
アンタも良い感じに若作りしてるけど、そろそろ目じりとかヤバいんじゃない! 二十代後半くらい!?」

神奈子「……私よりも年上の奴には言われたくないねぇ、それは」チラリ

諏訪子「なーんでこっち見るかなぁ、神奈子の奴」

実況「さあ〜〜! さっそくコイントスを前にして、輝夜選手がさっそく神奈子選手を挑発!
輝夜選手の神をも畏れぬ厚かましさに、神奈子選手は少し戸惑っているようです!!」

鈴仙「(大体あってるわね……)」

880 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/02(月) 22:13:53 ID:???
輝夜と神奈子はそれから何か二言、三言交わした後、静かにコイントスの行方を見守っていた。
コイントスの結果は、どうやら――。

先着1名様で、

★コイントスの結果→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→ルナティックスボール
スペード・クラブ→守矢ボール
JOKER→そのとき、ロベルト本郷(全裸)の マルセイユルーレット が輝夜の顔面に直撃!!
       (*ヒャッホー系が出たらJOKERでなくてもこの分岐に強制的に行きます)

881 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 22:14:19 ID:???
★コイントスの結果→ ハートK

882 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 22:44:00 ID:???
狂気値欲しいしキックオフシュートとかもおもしろそうだが。
さすがにホームタウンディシジョンも使えまい。

883 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 22:47:20 ID:???
ありゃ、早苗さんの評価値下がってしまった

884 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 22:48:15 ID:???
そりゃそうだ、でも相手の有利な状況を一つ潰せるのは大きいから実質メリット

885 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 23:07:08 ID:???
汚いルーレットだ...

886 :森崎名無しさん:2015/03/02(月) 23:28:30 ID:???
ドコが回るんだろうね

887 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:07:42 ID:???
★コイントスの結果→ ハートK ★
ダイヤ・ハート→ルナティックスボール

輝夜「おっ、表が出たわね。ラッキー!」

神奈子「これから守矢に入信したら、毎回キックオフを先攻に出来るメダルを売ってあげるよ?
お値段6万円の所をなんと半額の3万円。ローンで36回払いだったら、毎月1回あたりたったの1563円。
一日当たりに換算するとなんと52円。どうかね、一日50円で先攻が買えると思えば……」

輝夜「それってどーせ、どっちも表になってるコインとかでしょ?
しかもその計算だったら利率込みで5万6千円になるし、結局はぼったくりじゃない!
つーか今法律変わったから、外の世界でその利率でローン組んだら捕まるわよ」

神奈子「……馬鹿っぽいけど、頭は悪く無いみたいね。典型的な昼行燈か」

輝夜「そういうアンタは、エデンを食い荒らすサマエル気取りかしら?
知的ぶってるけど、案外品の無い所とかメクラな所とかソックリよ」

神奈子「はは、そんな端役は諏訪子にでもやらせてくれ。私はヤハウェ役とか、せめてサタン役とかの方が良い。
……と。さて、雑談はそろそろ止めにしようか。さっさと試合がしたくなって来た」

輝夜「そうね。これ以上喋って審判に噂とかされたら恥ずかしいし……」

輝夜は恥ずかしそうにゴールへと戻っていき、
神奈子は輝夜とは反対の方向――守矢みらくるずのゴール前へと向かっていく。
観客席の盛り上がりはいよいよ最高となり、試合は間もなく始まろうとしていた。

888 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 00:08:55 ID:???
サマエル「アローンアップで30コス超覚醒持ちで一時期優秀やったんやぞ、なめとんのかコラ」

889 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:10:00 ID:???

針妙丸(on霊夢の肩)「霊夢ー! どっちが勝つと思う?」

霊夢「……早苗には悪いけど、十中八九ルナティックスでしょうね。
神奈子あたりも色々考えてるみたいだけど、多分それでも付け焼刃でしょ」

華扇「若島津よ。力無き正義が無力であるように、正義無き力もまた無力。
これをゆめ忘れてはなりませんよ……(この ローストビーフ おいしいわね……)」ムシャムシャ

反町「(やっと間に合った。しかし、幻想郷って人こんなに居たんだ……)」

射命丸「……さてさて。どっちのチームが決勝戦で私達と当たりますかねぇ」

はたて「文。……目が笑ってない(私達の一回戦の対戦相手は紅魔スカーレットムーンズ。勝てる訳が無いわよ……)」

勇儀「おーっ、こりゃあ面白そうな試合だ! 酒が旨くなりそうだね!」(←樽で日本酒飲んでる)

お燐「お酒はたーんと、地底の蔵から持って来てるからね〜」(←おちょこで日本酒飲んでる)

矢車「日本酒は、俺には眩しすぎる……」(←実は下戸)

さとり「矢車君には甘酒が良かったかしらねぇ……プププ」(←グラスで日本酒飲んでる)

矢車「どぉせ俺なんか……」

890 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:11:08 ID:???

パチュリー「鈴仙……パチェノートの52ページよ……!」

レミリア「そんなにページ数なかったでしょ、あれ。というか内容も覚えてないでしょ。
(鈴仙から更なる運命の高ぶりを感じる。やっぱりあいつ――また、強くなったな?
フフ、決勝戦が楽しみで楽しみでしょうがないわね……)」

幽々子「試合見団子はまだ〜、妖夢〜……は、居ないんだったかしら。……やっぱり、淋しいわね」

中西「(少なくともGKとしての腕では、ワイは輝けんかった。だがワイはまだ諦めへんで……)」カリカリ

謎のサッカー少年「(鈴仙さんは強くなった。しかし、心の強さだけではどうしようも無い問題もある。
――俺の出番は、その時で充分だな)」

***

――これまでとは比べ物にならぬ観客達が、鈴仙達を見下ろしている事に気付いた。
幻想郷の名だたる実力者から、そうでは無い者までが一同にこのスタジアムに会している。

鈴仙「……でも、それがどうしたってのよ! もうここまで来たんだったら、逃げ場なんてないんだから!」

思わず逃げ出したくなる欲求をふみ潰し、鈴仙はもう一度フィールドをグルリと見渡す。
狂気の瞳を使って敵選手の波長をチェックする。予想通り、波長が読めない敵が居る……3名くらい。
しかしそれで怯えて逃げ出す、昔のような鈴仙では無かった。

鈴仙「(私には仲間が居る。失敗してもバカやっても、私の事を認めてくれた仲間が居るもの!
だったら……私は大丈夫。私は天才じゃないけれど、それでも神様だって倒してみせるんだから……!)」

鈴仙は拳をぎゅっと握って、何となく天に向かって突き出してみせる。
2トップの妹紅が鈴仙の方を向き、にやりと笑って緊張をほぐしてくれた。
恐らくキックオフ、ボールは妹紅から鈴仙へと渡るだろう。

891 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:12:46 ID:???

神奈子「(――さて、お手並み拝見だ。八意思兼神よ。
月の神と地上の神、今やどっちが優れているか。それを白黒はっきりさせようじゃないか)」

諏訪子「(……鈴仙かぁ。昔聞いた噂と違って、良い目をしてるね。
今からでもウチの風祝になって貰っても良い位――というのは冗談としても、こりゃあ早苗も負けちゃうかもね。
今日の試合だけじゃなくって……これからでも)」

早苗「(――私は、勝ちたい。神奈子様や諏訪子様の為なのは勿論。
私は、私の居場所とプライドを取り戻す為にも。絶対に、この試合、勝って見せる……。
そして私は……霊夢さんにだって、勝って見せるんだから………!!)」

遥かCBと近きCFの位置から、守矢の神々がルナティックスを値踏みするような視線で傲慢に見つめている。
その間を保つトップ下にて、早苗は祈るように目を閉じてひたすら儚げに信仰を注ぐ。
早苗の翠の黒髪が美しく鮮やかな新緑へと染め上がっていく。

スッ……。

審判が笛を口にくわえる。

早苗「――そう、私は絶対、ここで終わらないんだから……!」

鈴仙が妹紅に歩み寄る中、早苗はキッとこれまでの悩みを捨て去り、炎のような目線を鈴仙に向ける。

892 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:20:40 ID:???
早苗「神奈子様の為にも、諏訪子様の為にも……私の為にも。 こんなところで、負けられないのよ……!!」

早苗の信仰は更に膨れ上がっていく。
今や早苗の全身を覆う新緑のベールは溢れ、早苗の頭頂部で新芽のような淀みを創る。
審判が笛を吹くと同時に、早苗は最後に鈴仙に対してこう宣言した。


早苗「――鈴仙さん。貴女は笑うかもしれませんが、人間というのは信仰一つで変われます。強くなれます。
だから、私は何があっても笑ってこれた。どんなに辛い時でも、惨めな時でも。
信仰を捧げ、救いを求める事のみが、私の人生に残された最後の拠り所だった。
私はこの信仰で、惨めな自分と決別し……そして貴女や、霊夢さんにも今度こそ勝ってみせる。

さあ――幾千と積み重ねられた信仰を纏い祀り、やがて祀られるに至った現人神の力を見て、思い直しなさい。
……奇跡を起こす、神の力を!!」


――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ……!!!


試合開始直後、フィールドの中央、鈴仙を突き抜けるように一陣の風が吹いた。

893 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:22:08 ID:???
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「今度は二カ月ぶりにこんばんは。いつもニコニコレイセンの隣に、ヒントの神・ヨッチャンです!
今回の試合は、第二章の第四試合、守矢みらくるずとの試合となります。
いよいよ始まった決勝トーナメント編の記念すべき第1試合で、私も楽しみにしています。

守矢みらくるずは一言で言えば、かなり尖ったチームです。
これまでのチームと違い、タレントの量ではなく質で押し切るタイプのチームでして、
縦のラインがかなり充実しているゆえ、体感としてはかなり強く感じるかもしれません。

ですが、レイセンのシュート力も強まり、他の選手も強くなったお蔭でタレント層が厚くなった今は、
量でも質でも、永遠亭ルナティックスが圧倒できると思います。
むろん、ホームタウンディシジョン等敵の工作は厄介ですが、それでも、諦めずに戦えばきっと光明が見えてくるでしょう!

−−@−− @若島津
−B−A− 
C−D−E D神奈子
−−E−− Eピエール
J−−−G
−−I−− I早苗
−−−−−
−−H−− H諏訪子
守矢みらくるず:5−4−1
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 910/910 J妹紅 910/910
−−−−−
G−−−F Gてゐ 680/680 F佳歩 800/800
−E−I− EウサギB 540/540 I永琳 900/900
−ACB− AウサギD 510/510 C慧音 750/750 Bパスカル 840/840
−−D−− Dつかさ 660/660
−−@−− @輝夜 730/730

894 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:23:36 ID:???
CBの八坂神奈子選手は今大会最強のCBと言ってほぼ間違いないと思います。
レティ・ホワイトロック選手をも上回る圧巻のブロック力に、強烈なタックルにクリア、
そして距離を気にせず撃てる必殺シュートを完備しています! CFの洩矢諏訪子選手との連携も怖いですね。

DMFのエル・シド・ピエール選手は、八意様に匹敵する高い総合力を持っています。
前線へと繋げるパス、後衛と連携する為のブロック、イザという時のミドルシュートにボールキープ力。
全てにおいてが一流であり、彼をどう対処するかが、この試合の隠れたポイントとなりそうです。

GKの若島津健選手は、守矢チームの群れからは外れた一匹狼ですが、実力は高いです。
とはいえ、今のレイセンならば充分に彼のどてっぱらに風穴を開ける程度の力は持っていますので、
そこまで恐れない方が良いかもしれません。……とはいえ、彼の持つ多彩な技には注意が必要ですが。

CFの洩矢諏訪子選手は、全体的にバランスの取れたFWです。
総合力的にはパッとしませんが、その反面点数に絡む様々な局面で顔を見せて来るでしょう。
この試合ワントップでマークは容易ですが、祟り神でもある彼女の機嫌を損ねるのは宜しく無いかもしれません。

OMFの東風谷早苗選手を最後に紹介します。
彼女は総合力だけで言えば、これまで戦ったトップ下――風見幽香、矢車想/松山光、八雲藍と比べても劣ります。
ですが、それを補う為の多方面の必殺技と、それでも補えない時の為の奇跡を秘めており、油断ならない選手です。

そして、一番最後にゲームオーバーについての説明をいたします。
色々考えた結果ですが。【決勝トーナメント編では、決勝戦以外はゲームオーバあり。決勝戦のみゲームオーバーなし】
……と、いう方向で進めたいと思っています。
つまり、この試合は【ルナティックスが負けたらゲームオーバー】と、いう事ですね。

負けた場合ではストーリーが続かない事となりますので、リセットが必要となりますが。
……その場合、多少のペナルティを取らせて頂こうと思います。
そのため、緊張感を持ったまま、時には慎重に、時には大胆に選択をして頂ければ幸いです」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

895 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 00:24:02 ID:???
鈴仙のガッツの最大値が増えていない

896 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 00:28:21 ID:???
――と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。

>>885-886
もはやロベルト(全裸)を付ければ全ての技が下ネタになってしまうような気がしますw
>>888
サマエルは存在を失念していましたが、ゆゆ様は是非使ってみたいですね…
>>895
すみません、指摘ありがとうございます。鈴仙のガッツは960ですね。
次の判定等では間違えないようにしたいと思います。

それと、スレの容量が491kbと結構なところまで行きましたので、
ここでスレタイ募集をさせて頂こうと思います。

【】鈴仙奮闘記27【】

の形で考えて下さると幸いです。
次スレは、守矢みらくるずとの試合で1スレ埋まるかな…と思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

897 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 00:31:02 ID:???
【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
【守矢】鈴仙奮闘記27【スキャンダル】
乙ロット!

898 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 00:43:45 ID:???
乙です
サマエルは2だと拡散だけど自動発動罠速度ダウン+毒で強いんだけど3だとマジシャン不死に多すぎて使いにくい
攻撃にはあまり向かないような感じ
不死単デス様デッキもうやめちゃったし(現在混種デス様デッキ使用中)初心者が最初に出たらお勧めする程度ですね
サタンは一貫してゴミレアの道を爆走してました。【】ついても使いにくすぎでした
なぜかつかわれないカードはいるけどコイツは使われなくて当然レベルですね

【信じる奴が】鈴仙奮闘記27【ジャスティス!】
【親の心】鈴仙奮闘記27【子知らず】

899 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 01:32:39 ID:???
乙ロットー!
妬ましい……なんだかんだで仲睦まじい地底の妖怪と少年が妬ましい……!
早苗さんはそんなに頑張らなくていいんだよって言ってあげたい

【幻想と現実の】鈴仙奮闘記27【狭間で】
【信じる】鈴仙奮闘記27【もののために】
【こちら風祝】鈴仙奮闘記27【突貫します】
【愛の鉢巻】鈴仙奮闘記27【宿る必殺シュート】
【信仰は】鈴仙奮闘記27【儚き人と現人神のために】
【燃えろ】鈴仙奮闘記27【みらくるサッカー】


900 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 18:46:27 ID:???
【真実は】鈴仙奮闘記27【残酷だ】
【守矢】鈴仙奮闘記27【崩壊か?】
【決勝トーナメント】鈴仙奮闘記27【開始だ!】

さてどう攻めるべきかな?
いつものパターンならサイドから攻めるんだけどポジション的には下がり気味だし。


901 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 22:40:53 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。500kb位になるまでは、このスレで更新したいと思います。
>>897
スレタイ提案と乙ロットありがとうございます!
>>898
乙とスレタイ提案ありがとうございます。
lov3もやりたいですが、中々時間が取れませんね…私はずーっとサルイジ使ってます(未だシルバーB)
>>899
乙ロットと沢山のスレタイ提案ありがとうございます!
さとり様は何だかんだで矢車さんの事嫌いでは無いと思います。
>>900
スレタイ提案ありがとうございます!作戦についてはまた悩んで下さればうれしいです。

902 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 22:44:42 ID:dZu9IUts

――ビュウウッ……!!
早苗の信仰の強さを表すかのように、未だフィールド内に吹き荒れるつむじ風を受けながら、鈴仙は考えていた。
キックオフ後すぐに妹紅からボールを貰い、センターサークル内でボールを押えながら。

鈴仙「(……ここはまず、どう攻めようかしら。
――敵チームは……諏訪子さんがやや下がり目で、早苗と協力したりフォローに回ったりするような位置に行ったから、
いきなりプレスを掛けられる心配は無さそう。ただ、あの位置だったらSHのサイドアタックにも充分対処可能って感じね。
だからここは、正面から行くかサイドから行くか。急いで点を取りに行くか、それとも後ろに預けて様子を見るか。
落ち着いて考えれば良いんだけど……?)」

A:自分で突破する!(鈴仙のドリブル:51)
B:妹紅に突破して貰う! 妹紅って結構キープ力あった気がするし!
C:左サイドのてゐに、ドリブル突破して貰う!
D:右サイドの佳歩に、ドリブル突破して貰う!
E:後ろの永琳に預けて、溜めを作って必殺パスで自分にまで返して貰う!
F:私のシュート力は53よ! キックオフで『マインドエクスプロージョン』したって、決まるでしょ!?
  (威力:62+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))250消費*現在50m地点
G:その他 自由選択枠 てゐにパスをさせたい場合などはこちらで

鈴仙のガッツ:960/960

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

903 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 22:45:27 ID:ltTnPMiw
D

904 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 22:45:36 ID:hTQBb2KE
C

905 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 22:46:06 ID:hfaCfq4o


906 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 22:47:58 ID:???
>私のシュート力は53よ!
そのネタやると思ったwさあ、佳歩いけえ!

907 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 23:09:07 ID:dZu9IUts
D:右サイドの佳歩に、ドリブル突破して貰う!

鈴仙「(――いや、ここは佳歩ね! こないだの草サッカーでも絶好調だったし、きっと上手くやってくれるわ!)
……佳歩っ! ここはあんたが前に運ぶのよ!」

バシッ! ……ポムッ。

佳歩「はい、分かりました鈴仙さま!!」

タッ!

実況「鈴仙選手、ここは慌てずしっかりと相手を見て右サイドへバックパス。
ボールを受け取った佳歩選手は、相変わらずのすばしっこいドリブルで右サイドを突破に向かいます!」

諏訪子「――む、そっちで来たか。早苗、とりあえず小手調べだ。私達で迎え撃とう」

早苗「はい、分かりました洩矢様! 神の御威光、とくと目に焼きつけちゃってください!!」

諏訪子「私はどっちかというと闇タイプなんだけどなぁ。――ま、どっちでもいいか」

タッ! タタッ! ――ズッザアアアアアアアアアッ!!

実況「そして佳歩選手のドリブルに対しては……守矢みらくるずのCFとトップ下。
諏訪子選手と早苗選手が右サイドに寄って、タックルに向かいました〜〜!!」

908 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 23:10:07 ID:dZu9IUts
先着2名様で、

★佳歩→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★諏訪子→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 早苗→タックル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 佳歩、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(妹紅がフォロー)(人形Gがフォロー)(ピエールがフォロー)
≦−2→守矢ボールに。

【補足・補正・備考】
佳歩のマークがダイヤの時、「直情的なドリブル「(+3、吹飛3)」が発動します。
佳歩のマークがハートの時、「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
佳歩のマークがスペードの時、「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。
早苗のマークがダイヤ・ハートの時、「海が割れる日(+2)」が発動します。
諏訪子はスキル・祟り神により、諏訪子の負傷時、被負傷者に対して祟りペナ(−1)を与えます。
早苗のスキル・奇跡を起こす程度の能力により、早苗のカードの数字が7の場合、ダイスの数値を15とします。

909 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:10:30 ID:???
★佳歩→ドリブル 51 ( クラブA )( 6 + 3 )=★


910 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:10:41 ID:???
★佳歩→ドリブル 51 ( ハートK )( 6 + 4 )=★

911 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:12:15 ID:???
★諏訪子→タックル 47 ( ダイヤ10 )( 2 + 6 )+(人数補正+1)=
 早苗→タックル 48 ( ハートJ )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=★

912 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:12:18 ID:???
★諏訪子→タックル 47 ( ダイヤ2 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=
 早苗→タックル 48 ( クラブQ )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=★

913 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:14:25 ID:???
突破きたでー

914 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:18:52 ID:???
永琳の弟子の部下に負けるとは神も落ちたものだな

915 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:27:58 ID:???
奇跡は滅多に起きないから奇跡なんだよ

916 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:31:55 ID:???
ピエールはどうするんでしょうね、永琳にバックパスされての横のゆさぶりが怖いならサイドによらずに見送るしかないけど

917 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:38:08 ID:???
鍛えてて良かった佳歩ちゃん
早苗さんの奇跡は月のファンタジスタより強力ですね
もっともあちらは最低値が最大値に変わるという強みがあるけど

918 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 23:49:55 ID:dZu9IUts
★佳歩→ドリブル 51 ( クラブA )( 6 + 3 )=60★
★諏訪子→タックル 47 ( ダイヤ10 )( 2 + 6 )+(人数補正+1)=56
 早苗→タックル 48 ( ハートJ )( 2 + 5 )+(人数補正+1)+(海が割れる日+2)=58★
≧2→ 佳歩、突破成功!

諏訪子「(う〜ん、ま。こんなのっけから審判に動いて貰う必要も無いよね。
この因幡佳歩ってのも悪くは無いドリブラーだけど、早苗なら勝てるでしょ)」

佳歩の実力を過小評価していた諏訪子はそう考えて、
敢えて佳歩のドリブルコースを封じるのみに留まり、ボールの奪還は早苗に任せる事にした。

早苗「(諏訪子様がぴょこぴょこ動いて、動きを邪魔してくださっている! これだったら……!)」

タッ、バシュルルルルッ、ギュギュギュギュギューーーーッ!

早苗は諏訪子の献身的な動きに感謝しながら身を思いっきり屈め、
そして佳歩の足元を目がけて、身を捩りながら水上をスキーで滑るように突っ込んでいく。

早苗「――食らいなさい! これが私の、『海が割れる日』ですっ!!」

佳歩「………!?」

長距離・超速度のスライディングタックルは、さながら葦の海を渡る聖人の如し。
佳歩は思わず目を見開き、あと僅かでボールを奪われそうになるが――。

佳歩「(……大丈夫。確かに見た目は派手だけど、動き自体は一直線!慌てず、動かないで……)
―――そこおっ!」

ヒュッ! ―――ギュンッ、シュパァァァァァァァッ!

919 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 23:51:24 ID:dZu9IUts
早苗「か、躱された……!?」

諏訪子「あの早苗が、あんなにアッサリと……!? そんなに強いなんて、聞いてないよ!」

実況「おおお〜〜! まずはここで佳歩選手が活躍しました!
諏訪子選手の執拗なマークを潜り抜け、早苗選手の神がかったタックルを僅かな動きで回避!
更に右サイドを上がっていきます!!」

鈴仙「ナイスよ、佳歩!(――でも、ここからが問題ね。なんてったって、あの佳歩の前に居るのは……)」

ピエール「――さあ、ドリブルかい? サイドチェンジかい? それとも……シュートかい?
そのどれを選んだとしても、必ずここで君を防いでみせよう」

人形G「――フォロー。もしくは共同にてタックル・パスカットへ向かう準備――」

佳歩「……ッ!」

実況「ですが、佳歩選手の近くにはピエール選手と人形G選手が寄って来ています!
とはいえ、慌ててプレスに行くでも無く、隙あらばパスカットやブロックにも行けるような微妙な位置!
素晴らしい突破を見せた佳歩選手も、ピエール選手の圧倒的存在感に足踏みです!」

佳歩「ううっ、どうしましょう鈴仙さまぁ……」チラッ

鈴仙「(――佳歩が困っているわね……! そのまま突破も、パスで躱すのも難しそうだし、
シュートにしたって、ゴールからは30メートルは離れているんだから、しょうが無いけれど。
一番安全なのは、ボランチの師匠にバックパスをして、ドリブル突破なりゆさぶりを掛けて貰うなりして貰う事。
でも、そうすると攻勢に隙が出来て、折角佳歩が通してくれた早苗も、体勢を取り戻しちゃうかもしれない……)」

鈴仙は自分のやや後方に居る佳歩とピエール。
そして更に後方で、タックル失敗から立て直して、永琳の周辺に向かいつつある早苗の姿が見える。

920 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 23:52:34 ID:dZu9IUts

鈴仙「(ピエール君は焦る姿も見せない。根負けするのは佳歩の方が先でしょうね。
ここは何か、佳歩に一声かけてあげたいけれど……!?)」

A:「佳歩! ここはドリブル突破よ!」
B:「佳歩! ここは左サイドのてゐにパスよ!」
C:「佳歩! ここは思い切って必殺シュート、『ラビットテイル』よ!」
D:「師匠よ! 後ろの師匠に一旦戻して、必殺パスで左サイドのてゐに渡して貰うのよ!」
E:「師匠よ! 後ろの師匠に一旦戻して、ドリブルで早苗やピエール君を抜き去って貰うのよ!」
F:「え〜い! 兎に角頑張るのよ佳歩〜〜!」(*佳歩の判断に任せます)
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:960/960

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

921 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:52:59 ID:hTQBb2KE


922 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:53:24 ID:V9nLIhso
D

923 :森崎名無しさん:2015/03/03(火) 23:56:10 ID:???
神奈子にバンバンTDNシュートはなってガッツ浪費させたいけど余裕がないんだよな
微妙に

924 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/03(火) 23:58:44 ID:???
Dが選ばれたところで、今日の更新とこのスレでの更新はここまでにしようと思います。
明日はスレ建てをしまして、多分少しは更新が出来ると思っています。
また、スレタイにつきましては直前まで募集しておりますので、追加&新規で案がありましたら、

【】鈴仙奮闘記27【】

の形で考えて下さると幸いです。
次スレは、守矢みらくるずとの試合で1スレ埋まるかな…と思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

925 :森崎名無しさん:2015/03/04(水) 00:09:51 ID:???
鈴仙「佳歩は(半分くらいは)私が育てた」(えっへん)
早苗「なんと!? 私も弟子を育てるべきですね!」

諏訪子「やばい、早苗がいきなりキラキラし始めた!」

神奈子「ああ……あんなに楽しそうな早苗は久しぶりだ。ありがとう鈴仙……」
諏訪子「なんか感動してるー!?」

うん、私の中の早苗さんのイメージはおかしい
だれとでも漫才を始めてしまう
鈴仙さんと漫才する日は来るのか!?

乙ロットー!

926 :森崎名無しさん:2015/03/04(水) 00:13:26 ID:???
奇跡というと、そのときふしぎな事が起こった 位はないとなあ
乙ロットー!

927 :森崎名無しさん:2015/03/04(水) 00:15:40 ID:???
>>926 息をするかのように奇跡を引き起こす奴とは比較してはいけない

928 :森崎名無しさん:2015/03/04(水) 20:07:47 ID:???
最初はなだれ攻撃ってリスク高いしなあ……って思ってたけど
なだれ攻撃とオフサイドトラップ組み合わせたら強くない?
けど特訓やウサギさん強化も捨てがたいね

929 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/04(水) 23:14:47 ID:???
新スレを立てて参りました。
以降は新スレの方で更新させていただきます。
【復活の】鈴仙奮闘記27【N】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1425474393/l50

>>925さん、>>926さん、乙ロットありがとうございました。
次スレでも鈴仙奮闘記をよろしくお願いします。

930 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/25(土) 12:25:08 ID:???
【埋めネタ・能力値公開I】

依姫「みなさん、こんにちは。さあそれでは、今日は地霊殿サブタレイニアンローゼスの能力値を公開していき……」

豊姫「依姫」

依姫「な、なんですかっお姉様。
そんな『まさかお前、このままさも何事も無かったかのように振る舞うのか?』みたいな怖い顔をして……」

豊姫「だって……ねえ。地霊殿チームと試合があったのなんて、もう半年近くも前になるのよ?
それで能力値を公開したって、遅いとか以前に、皆忘れていると思うわ」

依姫「そ、そんな事ありませんって! それに、このスレがゲームである以上、
やはり設定された能力値を公開する事は、一種のフェアプレーにも繋がると思いますし、
読んで頂く方にとっても、選手の実力差を正確に認識する事は、より分かり易く戦略的な攻略に繋がります!」

豊姫「じゃあ、もっと早く公開しなさいよ」

依姫「善処します。善処しますからその麗しい笑顔でドスの効いた声を止めてください……。
――と、いう訳で。中山君を抜いた永遠亭ルナティックスを大いに苦しめたものの、
結果的には3−2で敗北してしまった、地霊殿サブタレイニアンローゼスの能力値はこちらになります」


−J−H− J空 H勇儀
−−−−−
F−−I− Fお燐 I矢車/松山
−−−−−
−G−E− Gパルスィ
−−D−−
A−B−C Aヤマメ Bキスメ Cこいし 
−−@−− @さとり

931 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/25(土) 12:26:13 ID:???
選手名    ド  パ  シ  タ  カ  ブ  せ   総 高/低 ガッツ 才
J空     .45 47  50  47  46  47  51  333 5 / 3  800  4
I矢車   .51 .49 .50  51  50  50  50  351 4 / 4  900  4
 松山    50 .48 .49  50  49  49  49  344 2 / 2  900  4
H勇儀   .50 .48  52  50  47  50  52  349 3 / 3  950  4
Gパルスィ 48 .47  46  47  47  47  46  328 2 / 2  700  4
Fお燐   .49  48  45  43  45  42  42  314 1 / 2  700  4
Eゾンビ妖精44  44  40  43  43  40  40  294 1 / 1  600  4
Dゾンビ妖精44  44  40  43  43  40  40  294 1 / 1  600  4
Cこいし  ..50  49  48  48  48  47  47  337 3 / 3  750  4
Bキスメ  .41  41  40  42  42  50  46  302 1 / 1  700  4
Aヤマメ  45  45  41  46  49  47  47  320 1 / 2  700  4
@さとり  ..48  47  47  47  47  46  49  321 2 / 2  700  4 パンチング56、キャッチ54

スタメンフィールダーの総合値合計:3215

932 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/25(土) 12:28:10 ID:???
  J空
プチフレア(シュート+4)120消費
メガフレア(シュート+6、吹飛4)200消費
八咫烏ポスト(高パス+2)100消費
八咫烏ダイブ(低シュート+4)200消費
八咫烏ヘッド(高シュート+4)200消費
核反応制御不能ヘッド(八咫烏ヘッド時に1/4で発動、高シュート+6)

  I矢車
ホッパーキック(高シュート+3)160消費
スキル・影の覚醒(試合時確率で松山と人格交代する)

  I松山
■■シュート(シュート力+6、吹っ飛び係数5)200消費
■■■■オーバー(高シュート力+2)120消費
■■■タックル(1/2でタックル力+3、吹っ飛び係数4)
■■■パスカット(1/4でパスカット力+2)

  H勇儀
地獄の苦輪(1/4でドリブル+3、吹飛1)
強引なドリブル(1/2でドリブル+2、吹飛2)
四天王奥義「三歩必殺」(シュート+12、吹飛0、完全フリー時限定)350消費
大江山嵐(シュート/空シュート+9、吹飛2)250消費

  Gパルスィ
グリーンアイドモンスター(1/4でドリブル+3)
ジェラシーボンバー(シュート+6、吹飛4)200消費
丑の刻参り(1/4でタックル+2、吹飛2)
シロの灰(1/4でパスカット+2)
スキル・橋姫(マークした相手に対し、即座にもう一度判定に向かえる)

933 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/25(土) 12:29:22 ID:???
  Fお燐
キャットランダムウォーク(1/4でドリブル+5)
キャッツウォーク(1/4でドリブル+3)
スプリーンイーター(シュート+5)160消費
スキル・サイドアタック○(ライン際に居る時、全能力+2)

  Cこいし
DNAの瑕(パス+2)60消費
ブランブリーローズガーデン(低シュート+4)200消費
無意識ダーティディフェンス(任意でタックル+5、1/4で失敗)
妖怪ポリグラフ(1/4でパスカット+3)
恋の埋火(1/4でブロック+4)100消費
無意識セービング(自分のカードがJ〜K、JOKERで相手絶対失敗)0消費

  Bキスメ
飛んで井の中(1/2でブロック+6)150消費

  Aヤマメ
石窟の蜘蛛の巣(1/2でパスカット+3)
原因不明の熱病(1/4でブロック+6)150消費
フィルドミアズマ(1/4でブロック+4)100消費
カンダタロープ(低クリア+3)160消費

  @さとり
とめます!(1/4でセーブ+2)
スキル・覚妖怪(PA内のシュートについてセーブ+5、一対一+5、読み違え発生しない)
スキル・一対一+3
スキル・想起(相対する選手の知り得る技をコピーして使用可。その技に使用するガッツの1.5倍を消費)

934 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/25(土) 12:30:45 ID:???
豊姫「……こうして見ると、前評判だった一芸特化というよりは、割とバランスが良さげねぇ」

依姫「そうですね。純粋な一芸特化と言えそうなのはキスメ選手くらいで、
他の選手は一芸に秀でてはいても、もう一、二程度の分野にもそれなりの適性がある。そんなイメージでした」

豊姫「このチーム最大の実力者である星熊勇儀は、まさにそんな感じだったわね。
無論彼女の自慢は、完全フリー時限定とはいえ大会最強の威力を出せる『三歩必殺』と、
その逆に、地上、空中どこからでも撃てる上に燃費・威力共に申し分ない『大江山嵐』の必殺シュート。
だけど、ドリブルにもパワフルな技を持ち、体格を生かしたタックル・せりあいも悪くはない……。
レミリア・スカーレットや霧雨魔理沙にも並び得る、一流のストライカーだと思うわ。
旧地獄ボンバーの異名から分かるように、彼女のイメージはウルグアイの火野君ね」

依姫「中盤の矢車想こと松山光君は、バランスの取れた高水準の能力を持っていました。
矢車想は全能力が高く、空中戦に優れ。そして、松山光は技が多彩で、地上戦に優れているという双極の長所がある。
場面に応じて二つのモードを切り替えられれば、中々手ごわかったかもしれませんね」

豊姫「GKの古明地さとりは、覚妖怪の特性さえなければ、八意様の居ない輝夜レベルの守備力。
だけど、ことPA内においてはまさに鉄壁。そのパンチ力は圧巻の61、一対一の性能は読み違え無しの57!
この試合に関しては、ダイレクトシュートとドリブルを得意とする八意様は、相性が悪かったですわね。
想起技については当初考えてなったけれど、JOKERでオーバーラップしたので付けてみたわ。
本人の能力値がそれほどでも無いから、あまり活躍は出来なかったけれど」

依姫「地霊殿のペットコンビ、お燐とお空はドイツのカペロマンとマーガス……と、いうよりは
実は中国の王君と飛君をイメージした感じですね。具体的には、怪鳥=八咫烏って感じです。
いつか松山君とトリオになって、トリプルパスカットを披露してくれるかもしれません」

935 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/25(土) 12:35:07 ID:???
豊姫「古明地こいしは、本人自体は無難な能力。
だけど、反則にもならないダーティディフェンスが中々厄介な存在だったわね。
地上シュートが撃てない代わりに守備力が高くなったジェトーリオ君的なイメージかしら?
無意識セービングは設定したけど、結局使う機会が無かったわ……」

依姫「最後に、気ままな地底妖怪の黒谷ヤマメ、水橋パルスィ、キスメの三人を纏めて紹介します。
黒谷ヤマメは、パスカットが得意なDFという事で、あまり活躍出来ませんでしたが。
それでも、安易にパスで切り込む事を封じた、という意味で、相手を牽制出来たかもしれません。
水橋パルスィは、予想外の活躍を見せてくれました。八意様の体力を無為に削らせる事が目的だったのですが、実際に防いでみせるとは!
キスメは、ミドルシュートに弱いという地底チームの弱点を、見事に補強してくれました。まさにキスメマジックですね」

豊姫「名無しのゾンビ妖精については……まあ、雑魚妖怪チームの名無し程弱くは無いけど、
特別強くも無い、と言った感じかしらね。ただ、攻撃的なチームらしく、ドリブルとパスが高めに設定されているわ」

依姫「――さて。何とか容量以内に纏める事が出来ましたね」

豊姫「そういや、結構ギリギリだったわね……容量」

依姫「取りあえず、西行寺チームと守矢チームの能力値公開は早めにやりたいと思っています。
もう一つ、どうしても公開したいデータもありますからね。その際に一緒に公開する予定です」

豊姫「――苦節二年で、第二章ももうすぐクライマックス!
守矢チーム戦はまだ少し予選の延長の雰囲気を残していたけれど、ここから先の展開はまさにノンストップ!
八意様と八雲紫の思惑、豊聡耳神子と日向小次郎の陰謀、博麗霊夢と霧雨魔理沙。そして森崎有三と中山政男の苦悩。
幻想郷と外の世界を揺るがす大きな流れに巻き込まれるレイセンの運命は如何に……!!
――的な展開を目指していきたいと思うから、これからも読んでくれれば幸いですわ」

依姫「……目指していきたいと思う(本当にそうなるとは言ってない)」

豊姫「依姫、なんか言った?」

依姫「い、いえっ。何でもございませんお姉様っ!?」                       〜能力値紹介I・完〜

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