キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/20(土) 01:02:08 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1452408627/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止める者は、
これまでの経験で混沌たる狂気を溜め込み成長した鈴仙以外に居ない。
だからこそ、鈴仙は次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、
その狂気をもって純狐を倒し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は最初は戸惑いつつも、中山により自身の成長と覚悟を悟り、最後には永琳の願いを受け入れる。
そして、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』にて
編成された新チーム・リトルウイングスの一員として、大会に優勝することを誓った。

そして、大会前の鈴仙に課せられた第一の使命は、サッカー王国・ブラジルでの修行。
しかし、リオカップの優勝を目標に意気揚々と新天地に乗り込んだ鈴仙を待ち受けていたのは、
凋落した名門チーム・コリンチャンスでの甚だ雑な扱いだった。
日々を生きる為のバイトに手一杯で、当初の情熱を失いかけている中、
鈴仙は自分よりも先にブラジルに渡り、華々しい活躍を遂げていた親友・妖夢と再開し……?

115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/26(金) 00:47:56 ID:DUr+KBLQ
こんばんは、今日は帰りが遅かったのでほんの少しだけ更新になります(泣)
>>114
乙ありがとうございます。
ブースターシュートについては、また鈴仙の話とも絡めていきたいですね。

116 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/26(金) 00:50:22 ID:DUr+KBLQ
★知り合いとの遭遇?→ ハートJ ★
ハート→ネイ「ヘーイ、ウサギ耳が可愛い君。俺と一緒に遊ばないかい?」

鈴仙「いやー。幾らブラジルとは言っても、海の水は冷たくて助かるわー」

コーチがくれた水着は怪しいので着ず、その代わり靴を脱ぎ、素足で水の冷たさを感じる事にした。
最初はコネクション作りを目的をしつつも、眼前に広がる海の大きさを肌で感じる内に、
鈴仙は純粋に浜辺の散歩を楽しむようになっていた。

??「(……おっ。丁度ナンパしようと思った矢先に、可愛い女の子発見)」

ところで。
――非常に今更ではあるが、鈴仙はこれでも外見的には美少女の部類に入る。
いや、入るどころか、下手なアイドルやモデルでは到底勝負にならない程度には可愛らしい。
目はくりっとしていて大きいし、顔立ちも人形のように整っており、
綺麗な銀色がかった藤色の長髪は、本人が醸し出す幸薄いオーラも相まって、
儚げで守ってあげたくなるような印象を男たちに抱かせる。

鈴仙「はぁ〜。最近のバイトがキツ過ぎたから、丁度良い息抜きだわ。
     ナース服 着て 宿舎心配 しろ! ……とか言われても、意味わかんないし」

――とはいえ、これまで近くに居た男達は森崎だのディアスだの、
それぞれ既に別な想い人(女性とは言っていない)が居た事もあって、
驚く位鈴仙にはノータッチだったため、目立たないでいたが。
……とにかく、鈴仙は、不埒な目的で若い男に声を掛けられてもおかしくない容姿をしていた。

117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/26(金) 00:52:11 ID:DUr+KBLQ
??「ヘーイ、ウサギ耳が可愛い君。俺と一緒に遊ばないかい?」

――例えば、こんな風に。

鈴仙「……え!? ウサギって。わ、私ですかっ!?」

鈴仙の背中をポンと叩いてそう誘って来た小柄な美少年は、
勿論鈴仙とは友達でもなんでもない。互いに初対面である。

??「当然だよ、ハニー。俺はどうやら君を追って、狂気のワンダーランドに飛び込んでしまったらしい。
    ああ、とんでも無い狂気さ。何故なら俺は、君の愛らしい瞳を見続けていないと、
    寂しさと切なさで、すぐに消えたくなってしまうんだからさ」

鈴仙「ぇ……ぁ……。そ、その……」

少年はペラペラと思いつく限りの愛の口上を囁きながら、鈴仙との距離を詰めていく。
根が人見知りで生真面目な鈴仙にとって、こうした手負いは非常に苦手だ。
思わず思考がフリーズし、口からは言葉が詰まって出せなくなる。
そしてそれを内気な少女特有の照れと勘違いした少年は、
一層その軽薄さを増して鈴仙に纏わりついて来て……。
その辺りで、鈴仙はこの状況を逃れるべく、必死に思考を再起動させていく。

鈴仙「(……どどど。どうしよう。こんな軽薄そうな奴なんて、私のタイプじゃないってのに!
     それに。――こいつ、見覚えがある……!)」

鈴仙はその足掛かりとして、少年の事をジロリと睨み返した。
この小柄で長髪の優男について、鈴仙は記憶の片隅で覚えていたからだ。
そう、少なくとも鈴仙にとっては、決して彼は初対面では無かったのである。

少年「おや。今度は君が、俺の狂気に当てられたのかな? そんなにこっちの事をジロジロ見てさ。
   (俺にマジに惚れちゃったか……それとももしや。彼女、俺の素性に気付いちゃったかな?
    ――だったら、折角だ。ちょっと驚かせてやろうっと)」

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/26(金) 00:53:20 ID:DUr+KBLQ
そして少年の方も鈴仙の睨みに別の意図を感じ、やみくもに愛の言葉を囁くのを止めて、
丁度足元に転がって来たビーチボールを足でトラップして、

少年「――ほら。俺と遊ぼうぜ? まずはサッカーだ。君は、このボールに触れられたら勝ちだ」

タッ……! シュパァッ!

少年「ほら。どうだ! 君にとっては、まるで魔法のようなドリブルだろう?
    取れたら俺が、君に何でもしてあげるぜ!」

――鮮やかな足技を見せながら、少年は鈴仙に対し、
タックルへと向かうよう挑発をしてみせた。
……この一連の動きで、鈴仙は漸く思い出した。

鈴仙「(……思い出した。彼の名は――ネイ! 妖夢達サンパウロに負けたチーム。
     パルメイラスの中核選手じゃない!)」

そして同時に、鈴仙を舐め切った様子の少年――ネイを見てこう思った。

鈴仙「(……突然声なんて掛けて私を驚かせた罰よ。
    人を勝手にかよわい女の子扱いして、粋がっているようだけど。
    ――それを逆手にとって、驚かせてやるんだから!)……じゃあ、取りに行きますね」

タッ……

ネイ「ほらほら、取れるモンなら取ってみな〜(――おや。素人にしてはフォームが良いな。
   ――いや、単に良いってレベルじゃない。これじゃまるで、素人じゃなくて……!?)」

鈴仙「――私だって一応、あんたと同じプロ候補生なのよ! 負けてたまるモンですか!」

ダダダッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

119 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/26(金) 00:54:57 ID:DUr+KBLQ
――今の自分でも、充分勝てる。
そう思って鈴仙は、自分をか弱い少女と勘違いをし、手加減をしているネイに対して。
……全力のタックルをぶつけてやった。


先着2名様で、

★ネイ→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(手加減-3)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ネイ、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。
≦−2→鈴仙、ボールを奪う。
【補足・補正・備考】
ネイのマークがダイヤ・ハートで「消えるフェイント(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤ・ハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
今回の勝負で鈴仙が優勢であればある程、ネイが鈴仙に対して一目置くようになります。
また、今回の判定については、鈴仙についてのみフラグ習得・回収を有効とします。

120 :森崎名無しさん:2016/02/26(金) 00:56:02 ID:???
★ネイ→ドリブル 54 ( ダイヤ10 )( 3 + 3 )+(手加減-3)=★

121 :森崎名無しさん:2016/02/26(金) 00:56:41 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( クラブ8 )( 6 + 1 )=★

122 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/26(金) 00:56:43 ID:DUr+KBLQ
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日は出張で深夜まで帰って来れないので、更新をお休みします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

123 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 01:19:32 ID:ASx8Dvhc
★ネイ→ドリブル 54 ( ダイヤ10 )( 3 + 3 )+(手加減-3)+(消えるフェイント+4)=61★
★鈴仙→タックル 52 ( クラブ8 )( 6 + 1 )=59★
≧2→ネイ、ボールキープ成功。

ネイ「……それっ!」

タタタタッ……バババッ、シュッ!

ネイは何となくの直観と単純な自己顕示から、
遊びの場において自身の最高傑作を自負する高速フェイント
――『消えるフェイント』を惜しげも無く披露した。

鈴仙「(……右に視線を寄せておいて、実際は左!
    ……では無くて、その実際はヒールリフ……と、見せかけたルーレットからの右!
    ――な、なんてメチャクチャなフェイントなのよ!)」

真っ直ぐにスライディングタックルに向かった鈴仙は、
瞬時にかつ巧妙に繰り出される高難度のドリブルテクニックの連打に面喰うも。
――こうして、ネイの動きがどこに向かっているかを、しっかりと捉えていた。
なぜなら。

鈴仙「(……でも。そのタネはとっくに割れてんのよ!
    私にとって、そのフェイントは。『消えるフェイント』は――中山さんの二番煎じにしか過ぎない!)」

鈴仙は、幻想郷で既にこのフェイントを何度も見て来た。
だからこそ、焦らずに鈴仙はネイが本来突破したい方向――右に一点集中してタックルを仕掛ける事ができた。

ズザアアアアアアアッ……!

ネイ「(迷いの無い動きだ……! こいつ、俺のドリブルを見切っている!)――くそっ!」

ダッ、ガシイッ! ……クルンッ!

124 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 01:20:46 ID:ASx8Dvhc
そのため、ここで鈴仙がボールを奪いきれなかったのは、
ひとえにネイの基礎的な実力の高さと土壇場での判断力の高さであると言える。
彼は鈴仙が自身の動きを読み切った事を見越して、
最後にボールを両脚で抱えてわざと左によろめき、鈴仙のスライディングタックルを後少しで躱してみせた。

ネイ「――ハハ。面白かったよ、ハニー」

鈴仙「……誰があんたのハニーですか」

ネイはおどけたように笑っていたが、その笑みの意味が先程とは異なっていた。
尻軽女を射止める時のような社交的な笑みでは無く、
鈴仙という人物に対し、個人として純粋な興味を持ったそれだった。

ネイ「……君だったんだな。あのトンデモ雑誌に書いあった、
   コリンチャンスのヒーローってのは」

ネイは軽薄そうな印象を薄めてそう鈴仙に尋ねた。

鈴仙「あのブン屋の書いた雑誌の事かしら。だとしたら、あまり覚えてて欲しく無かったけれど」

ネイ「とんでも無い。とても素敵なストーリーじゃないか!
   俺はこう見えて、ロマンチストだからな。ああいう話は柄にも無く、感動しちゃうのさ」

鈴仙「ホントかしら……」

ネイ「ホントさ。何だったら教えてくれないか。君がこれまでに歩んで来たストーリーをさ」

鈴仙「……それ、ナンパの続き?」

ネイ「悪かったよ。でも、話を聞きたいのは本当だ。……それに、落ち着いて考えてみろよ。
   こんな衆人環視のビーチで、人生賭けてサッカーしてる奴が、
   一見いたいけに見える少女をどうこうしたりすると思うかい?」

125 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 01:21:57 ID:ASx8Dvhc
鈴仙「まあ。それも……そうだけどさ」

ネイ「良し! じゃあ決まりだな」

――鈴仙は何時の間にか、この少年のペースに巻き込まれていった。
そして、彼に対して悪くない感情を抱き始めている事を、鈴仙は認めざるを得なかった。
場所をビーチパラソルに移し、鈴仙はネイに対し暫くの間語り合った。
自分の出自のこと、幻想郷のこと、永遠亭のこと、中山やパスカルとの出会いのこと、
八雲紫を取り込んだ純狐や、漁夫の利を狙う豊聡耳神子の企みのことや、
それに対抗する、自分達プロジェクト・カウンターハクレイのこと。
最後に、ブラジルに来てから今までの、紆余曲折ばかりの日々のこと……。
その多くは突拍子も無い話だったが、ネイは疑う事なく話を聞いてくれた。

ネイ「――そうか。……いや、やっぱり君に会えて良かったよ、レイセン」

鈴仙「えっ? そ、そう?」

ネイは爽やかな笑顔をこちらに向けてきた。
思わず照れくさくなってしまい、若干声が上ずってしまったのを鈴仙は恥じる。

ネイ「本当にありがとう。……いや、俺も今、少し悩んでいる事があってね。
   だけど、今日の君の話で色々と、着想を得る所があった」

鈴仙「そ、そう……? そんな着想を得れるトコなんて、あったかしら」

ネイ「――あったさ。友達を信じる心が如何に大事か、とかね」

鈴仙「そんな当たり前の事。サッカーでどう役立てるって言うのよ」

ネイ「……うーん。それを『当たり前』と言ってのける君を褒めてあげたいんだけどな。」
   そうなると、またナンパと誤解されてしまうからな。――そうだ」

126 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 01:31:27 ID:???
ネイは思いついた、と言うように大袈裟にポンと拳を掌に当てて、

ネイ「だったら、交換ってことで。俺も君に何かしらの着想を与えてあげようかな。
   ――丁度、新技を誰かに見せたかったのもあるしさ」

思い立ったかのように、彼は先程使っていたビーチボールを引き寄せる。
そしてフワリとボールを少しだけ浮かせたと思うと――。

バァッ! ……ポンッ。
グルウンッ! ――バシュウウウウウウウウウウウウッ!!

ネイは右足でシュートを撃たずボールをポンと浮かせ、そのまま右足で地面を蹴り、
時計回りに回転しつつボールの左側に回り込み、左足でボレーシュートを放った。

鈴仙「………!(こ、この技は……。私の『マインドスターマイン』の発展形の技……!
   シュートを撃たずに一旦ボールを浮かせる、というまでは同じだけれど。
   そのまま単純にダイビングボレーをする私の技と、
   時計回りに回転する事で遠心力を加えて蹴り込む彼の技には、更にワンランクの差がある。
   もしも、この技を私も習得する事が出来れば――!?)」

そして偶然か必然か。鈴仙にはネイが放ったシュートを見て、強い着想を得ていた。

ネイ「……おっと、すまない! どうやら今ので、ファンの女の子達が気付き始めた。
   君もスキャンダルに巻き込みたくはないからね。俺は退散するよ!」

タタタタッ……。

鈴仙「あっ、行っちゃった……」

127 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 01:48:30 ID:ASx8Dvhc
――もしもここで、彼が鈴仙に対してより強い興味を持っていたならば、
彼は追っかけ達を制してでも、より具体的な方法論について教えてくれていたかもしれない。
しかし、それを悔やむ以上に、鈴仙は大きな物を得ていた。

鈴仙「(ファビオ・デルネイ・フロレンシオ……。一件軽薄そうに見えるけど、
    彼は彼で、強い信念を持つ強い少年だったわね。
    ――そんな彼が所属するパルメイラスは、前の試合ではサンパウロに完敗していたけれど。
    次のリオカップでも、そう簡単に上手く行くとは思わない方が良さそうかも)」

コーチ「おーい、何しとるんじゃ日も暮れて来たし、帰るゾイ。……グヒヒ」

鈴仙「――って、コーチ。いつの間に!」

コーチ「グヒヒ……ボーイフレンドとデートとは、お主も隅におけんのォ」

鈴仙「ち、違いますってば。ナンパされたんです」

コーチ「ほーん。その割には雰囲気良さげじゃったが」

鈴仙「む、むぐぐ……そんな事無いです。あくまで選手としての情報交換ですよ!
   (今さらだけど、この人も充分過ぎる程怪しい存在よね。
    ……今度時間がある時、どうにかしてこの人の素性についても調べてみる必要がありそう)」

また、同時に本日の出来事は、このコーチに対する興味を僅かに高めた。
軽薄に見えたネイが強い熱情を秘めていたように、この老人にもやはり、
語れるに語れぬ、深い物語があるのではないか……と。

コーチ「グヒヒ……ワシははよ帰って隠し撮りしたビデオを見たいんじゃ。筋のショップに売れば、チームの収入にもなるしの」

鈴仙「(いや、やっぱこの人に限っては無いかな……)」

*鈴仙に新必殺シュート(低浮き球)フラグのフラグが立ちました。(経験値:0/20ポイント)

128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 01:52:15 ID:ASx8Dvhc
<<<12月2週・基礎練習フェイズ>>>

鈴仙「ネイ君からは新必殺シュートの丁度良い着想を得たけれど。実戦レベルにするには、まだまだ時間がかかりそうねぇ……。
    ――リオカップまでで、残されたまともな練習回数は……今日含めて3回程度。
    とりあえず今は基礎能力の向上か、他の技の研究に努めた方が良いのかしら」

今週重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(53)  上がりにくい
B:パス(53)    上がりにくい
C:シュート(54)  上がりにくい
D:タックル(52)  普通
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47)  上がりやすい
G:せりあい(52)  上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)

所持中のフラグ:スルー(15/20)、オフサイドトラップ(18/20)、パスカット(10/20)、
           浮き球シュート(0/20)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


129 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 01:55:58 ID:8uR+RXA2
H

130 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 01:56:05 ID:ASx8Dvhc
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。文章を書くのに時間がかかりました…(泣)
そしてすみません、また能力値の伸び方にミスがありました。正しくは、

A:ドリブル(53)  上がりにくい
B:パス(53)    上がりにくい
C:シュート(54)  上がりにくい
D:タックル(52)  上がりにくい
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47)  上がりやすい
G:せりあい(52)  上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)

です。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

131 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 08:48:18 ID:EVMmk5+6
H

132 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 11:03:56 ID:???
ん?会話のなかに森崎の話題は出てこなかったのかな?

133 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 16:56:34 ID:ASx8Dvhc
>>132
書いてる時は失念してましたが、全く話題に上がらないのは不自然かもしれないですね…
ゲーム的には変更なしですが、描写として、>>125の一部をこう修正します。

***

――鈴仙は何時の間にか、この少年のペースに巻き込まれていった。
そして、彼に対して悪くない感情を抱き始めている事を、鈴仙は認めざるを得なかった。
場所をビーチパラソルに移し、鈴仙はネイに対し暫くの間語り合った。
自分の出自のこと、幻想郷のこと、永遠亭のこと、中山やパスカルとの出会いのこと、
全幻想郷選抜大会で出会った、森崎を含むライバルたちのこと――。

ネイ「なにっ、モリサキだと! アイツは今、生きているのか!」

鈴仙「……そっちでは、失踪扱いになっているのね。ええ、彼は生きてた。
   ――もっとも、最後の最後に、幻想郷でも失踪しちゃったんだけどね」

ネイ「! ……そ、そうか。しかし、本当に滅茶苦茶な奴だな」

ネイはそう素直な感想を漏らすと、以降は押し黙った。
もう少し森崎について話を深めようと思ったが、
ネイは「……いや、良い。普通に続けてくれ」と制止したため、鈴仙は話を次に進めた。
八雲紫を取り込んだ純狐や、漁夫の利を狙う豊聡耳神子の企みのことや、
それに対抗する、自分達プロジェクト・カウンターハクレイのこと。
最後に、ブラジルに来てから今までの、紆余曲折ばかりの日々のこと……。
その多くは突拍子も無い話だったが、ネイは疑う事なく話を聞いてくれた。

***

…と、言ったところで次レスから少しだけ更新再開します。

134 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 17:02:02 ID:ASx8Dvhc
H:フラグの開発をする。(更に選択)

鈴仙「――色々と構想はあるし。今日は基礎練習よりもその開発に集中しましょう!」

開発したいフラグを選択してください。括弧内は(現在の経験値/回収に必要な経験値)です。

A:スルーフラグを開発する。(15/20)
B:オフサイドトラップフラグを開発する。(18/20)
C:シュート(浮き球)フラグを開発する。(0/20)
D:その他の分野について、フラグを1から新たに開発したい。
  (選択肢の後に開発したい分野を選んでください。例:D シュート)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Dを選んだ場合、経験値0/20の状態の、フラグのフラグを習得します。
 (判定結果次第で、一発でフラグを習得あるいは習得&回収する事もあります)

135 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 17:09:11 ID:LPS0WOWU
B

136 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 17:21:15 ID:IoTKCMZw


137 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 17:29:40 ID:ASx8Dvhc
B:オフサイドトラップフラグを開発する。(18/20)

鈴仙「……リオカップでは、個人の実力だけでなく組織戦も大事になる。
    オフサイドトラップに関する知識を、もう少し深めてみる必要があるわね」

鈴仙は図書館に行き、オフサイドトラップに関する実践的知識を深める事にした。

先着1名様で、

★鈴仙のオフサイドトラップ練習→! dice★

と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在18ポイント)


138 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 17:33:20 ID:???
★鈴仙のオフサイドトラップ練習→ 4

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:12:37 ID:ASx8Dvhc
★鈴仙のオフサイドトラップ練習→ 4 ★
→4ポイント上昇、フラグ回収!

鈴仙「……うん。元々の下地は幻想郷でも充分やって来たし。
    これだけ勉強出来れば、実際の試合でも使えそうね、『オフサイドトラップ』!」

集中して学習を深めた結果、鈴仙は実践におけるオフサイドトラップの方法論をマスターした。


*鈴仙がフラグを回収し、スキル・オフサイドトラップ(常時発動、縦パスを1/2でオフサイドに出来る)を習得しました。

140 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:14:07 ID:ASx8Dvhc
<<<12月2週・イベントフェイズ>>>
【黄昏の隠者】
〜コリンチャンス・クラブハウス(という名の場末のバー)〜

荒くれ「うおーい、お嬢ちゃん。もう一杯酒だぁー!」

鈴仙「はいはい、只今お持ちしますから、お待ちくださいねー!」

海水浴の日から数日、鈴仙は相変わらずバニーガールとしての業務に邁進していた。
スラム街のド真ん中にあるここは、意外にも客入りが良く、
土曜日曜の概念も無いその日暮らしの男たちの憩いの場となっていた。
(看板バニーガールへの密かな人気も集客要因となっていることに、鈴仙は気付いていない)

鈴仙「……あの。もし知ってれば教えて欲しいんですけど。
    ここのマスターやってるあの御爺さんって。マジで何者なんですか?」

――そして、そんな客の内常連の男に対して、鈴仙はこう聞いてみた。
ネイとの一件がきっかけ……という訳ではないが、
最初は不可解だらけのコリンチャンスでの生活に慣れて来るうちに、
コーチの過去に対する興味が改めて深まって来た事が大きかった。

鈴仙「いや、これまでも色々ヘンな武勇伝は聞いて来たんですけど、そう言う意味じゃなくて。
    過去に何をしていたとか、どうしてチーム諸共、こんなスラム街に追いやられたか、とか」

荒くれ「……知ってると言えば知ってる。だが、俺は言わんぜ」

……が、鉄製のマスクで素顔を隠した、この恐らく中年の荒くれは、
頑として首を縦に振らなかった。

141 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:15:48 ID:ASx8Dvhc
鈴仙「ど、どうしてですか」

荒くれ「それが、ここスラム街の掟だからさ。俺達はここに来た奴らの過去について、
     素性を探らない。その代わり、こっちも色々と他人から詮索されない」

鈴仙「そ、そんな。……お酒、コッソリサービスしちゃいますから。ね?」

可愛らしく手をもじもじさせて、鈴仙なりに頑張って男に媚びを売ってみたが、
それでもその荒くれの男は動じない。

荒くれ「……ここらに居る奴らはな。皆後ろめたい過去を持っているんだ。
     それを聞きだして咎める事は、この街じゃあスリや喧嘩、強盗以上の大罪。
     誰もが皆、お嬢ちゃんみたくキレイな訳じゃないのさ」

鈴仙「…………」

――そして、彼はそれ以上この問いかけに対して答える事は無かった。
また、他の客たちに聞いても回答は同じだった。「教えるのは流儀に反する」……と。

コーチ「おい、お嬢ちゃん! 支給紙と袋を持って来てくれ! ぶっ倒れちまった!」

鈴仙「あらら……。――はいはい、どのお客さんですか!?」

コーチ「おお、この客じゃぞ。ワシは打撲の跡が無いか探すから、お前さんは奥から生食でも取って来てくれい」

鈴仙「はいはい、生食ですね。まさか点滴は要らないですよね?」

コーチ「設備が無いしの。じゃがまぁ、アレストになった場合に備えて、ボスミンも用意するんじゃぞ……グヒヒ。
     こんなトコに救急車がすぐに来るとは思えんからな、念の為じゃ」

鈴仙「はーい(はぁーあ。永遠亭を思い出すなぁ……アレ?)」

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:17:25 ID:ASx8Dvhc
そんな中、客が倒れたとかで珍しく真面目な顔をしているコーチの命令を淡々と聞きこなし、
引き出しにある薬剤棚にドサリと積まれていたサッカー雑誌『リオサッカー』を放り投げ――。

鈴仙「(……いや。いやいや。今のおかしく無かった? なんでコーチみたいな人から、
    アレスト(心停止)だのボスミン(アドレナリン製剤)だのみたいな単語がポンポン飛び出すのよ!?)」

……今のさり気ない会話を経て、何となく芽生えた鈴仙の疑念はますます深まって。

鈴仙「(……もしもスラム街の人が教えてくれないなら。
    私が、自分から知って居そうな人を探して、聞き出すしかないのかしら。
    ――実際、私も『そうした筋』の人間(?)に対して、コネが無い訳じゃないし)」

そして――。


*****


〜サンパウロ・ケイニチ新聞社 雑誌部〜

鈴仙「……あの。すみません。主任記者のアヤソフィア・シェマリーさんとの面会の件ですが」

受付「ああ……はい。レイセンさんですね。承っております。応接室へお進みください」

翌日。鈴仙は夕べ抱いた思いを実行に移した。
探し物 のバイトに行くふりをして、以前貰った名刺を参考に大手新聞社の一セクションへと向かい、
そこで事前にアポイントメントを取っておいた人物との面会を果たした。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:20:20 ID:ASx8Dvhc
アヤソフィア「……あやや。まさか貴女からこっちに来て下さるとはね。
        てっきり、私、嫌われているモンかと思ってましたから」

鈴仙「今だって嫌いよ。こないだは滅茶苦茶書いてくれたじゃない」

アヤソフィア「ああ……。あの少女Uの記事でしたっけ。まぁ、あれにはですね。
        私の方も社としての意向ですとか、読者ウケとか、色んな要素がありましてね……」

あの酒と煙草狂いの助平コーチの、凋落というレベルを超えて崩壊した名門チームの、
その正体を探るべく、鈴仙はアヤソフィア……と名乗る、幻想郷の某天狗に良く似た女性記者の下へと向かった。
過去の幻想郷での付き合いからして、鈴仙は彼女に好意は持っていなかったが、
それは彼女も同じだったらしく、

アヤソフィア「……で。どうしたんですかな。何か私から聞きだしたい情報があるとか?」

――と、互いを懐かしむ雑談も無く、営業的な軽薄な笑顔のみを残して、
単刀直入に鈴仙に対してこう聞いて来た。

鈴仙「……何故、コリンチャンスはあんなボロチームなの。過去に一体何があったの?
    そして、あんなボロチームのスタッフとして在籍するあの老人は、一体何者なの」

アヤソフィア「んー……。成程。鈴仙さん、あんた、あのチームに一月以上居ながら、
        そんな事も知らなかったんですねぇ。その程度でしたら、ある程度の概略は話せますよ」

鈴仙「――意外ね。何か取引でも持ち掛けて来るとでも思ったけれど」

アヤソフィア「失礼ですね。私だって、取引する相手と状況は判断しますよ。
        今は精々、恩を売っておけば充分だと判断しただけです」

アヤソフィアは鈴仙に対して事務的にそう言うと、「ちょっと待っててくださいね」と応接間を去った。
それから数分後、黒羽色のスーツを鮮やかに着こなした彼女は、
過去の新聞記事のコピーを手に持ち現れた。

144 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:22:28 ID:ASx8Dvhc
アヤソフィア「……これは今から……およそ1年前の記事ですかね。
        コリンチャンスの凋落と言えば、この記事が分かり易いかと」

鈴仙はアヤソフィアが差し出した一枚の記事を読む。
そこには、こう書いてあった。

鈴仙「『コリンチャンス、実質上の解散 政府命令により資産の9割を没収』……?」

アヤソフィア「――表向きには、チームの監督が不祥事を起こした事が原因となっています。
        当然、この時点でコリンチャンスは最盛期程でないにせよ名門チームだったので、
        反対運動は起きました。……が、これについて新聞社はウチ含めて誰も取り上げてません」

鈴仙「ど、どうしてよ!」

アヤソフィア「鈴仙さんもご存じのとおり、ブラジルは今、南米一の大都市へと成長しました。
        しかし、その為に彼らは、相当な無茶をしています。
        軍部を用いて議会を形骸化させ、自身に不都合な意見を握りつぶし。
        一部の官僚が、強力な政治を推し進めていく……。それが、今のブラジルという国なんですよ。
        ――ま、いわゆる『開発独裁』やら『官僚的権威主義』ってヤツですな」

鈴仙「た、確かにそういう文系的な話は、もっか医学系な私には音沙汰だけどさ。
    ――そんな話と、コリンチャンスの崩壊とが、どう関係するって言うのよ!」

アヤソフィア「はいはい。そう聞くのは分かっていましたよ。
        ブラジルの強権的な政治体制と、サッカーチーム・コリンチャンスの崩壊。
        この二つを結びつけるのが、……ズバリ、あのコーチさんの過去に潜んでいるとしたら、どうですか?」

アヤソフィアはそう言って、二枚目の新聞記事を取り出した。
それは先程の記事と比べると、少しだけ古い印象を受けた。
そこには、こう書いてあった。

145 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:24:41 ID:ASx8Dvhc
鈴仙「『SCコリンチャンス・パウリスタ ブラジル選手権連覇 ドトール監督の名采配が光る』……?」

それは一見無関係な記事であるように思えた。
数年前、コリンチャンスがブラジル全国選手権に優勝し、
その時の監督は過去のコリンチャンスの名選手で、黄金時代を築き上げた人物であり、
今はこうして連覇を遂げ、監督してもその人気を爆発させつつあると言う内容であったが――。

鈴仙「この記事が一体どうして――って、あれっ!?」

鈴仙は記事を見て驚いた。
……いや、正確には記事にある写真を見て驚いた。

鈴仙「こ、この人って。もしかして……!」

アヤソフィアは鈴仙の推測を裏付けるように頷いた。

アヤソフィア「そうです。あのおじいちゃん――いえ、そう見えるだけで、実はそこまで高齢ではないのですが
        ――は、正真正銘この人です。」

鈴仙「う、ウソ……でしょう!?」

その写真の人物は、髪は黒く老け込んだ印象こそ無かったものの。
確かに、鈴仙が良く知るあの老人と酷似していた。

アヤソフィア「本名はヒポクラテス・ソウザ・ヴィエイラ・ジ・オリヴェイラでしたが、相性はもっぱらドトールでした。
        あ、ドトールとはポルトガル語で、日本語にすると医者って意味です。
        実際、この監督さんは医師免許を持っていて、サンパウロの市民病院の院長先生と、
        コリンチャンスの監督兼コーチを両方務めていたらしいですな。
        いやぁ。日ごろは医師として弱き市民の力になりつつ、ハレの舞台では名選手、名監督として活躍するとは。
        最盛期の彼の人気は、さぞかし凄かった事でしょう。……それこそ、政府にすらマークされる位にね」

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:27:24 ID:ASx8Dvhc
鈴仙「どうして……!? どうして、そんな人が……!?」

アヤソフィア「気になりますか、気になりますよねぇ! ですが、ここからが中々面白い。
        三枚目の記事ですね。これが彼の失脚。引いてはコリンチャンスの崩壊に繋がったとされており
        ――って、あやや。鈴仙さーん?」

鈴仙はアヤソフィアの説明を聞く事すらまどろっこしくなり、思わず新聞社を飛び出していた。
残されたアヤソフィアは、そんな鈴仙の真っ直ぐな背中を見て、こう呟いた。

アヤソフィア「――本当に真っ直ぐで暢気な奴ね。
        ……どっかの橋姫じゃないけれど。腹立たしくなる位、妬ましいわ」


*****


〜コリンチャンス・クラブハウス(という名のバー)〜

鈴仙「こ、コーチ! コーチったら! どうして今まで、そんな凄い事隠してたんですか!」

コーチ「グヒヒ……グヒ? 何の事かな? というかお前さん、バイトはどうしたい」

鈴仙はアヤソフィアに礼を告げる事も無く、即刻にコーチが寝ているクラブハウスへと踏み込んだ。
コーチは相も変わらず昼から酒を呷っていたが、鈴仙の姿を見るやいなやそう言って顔を険しくした。

鈴仙「そんな事どうでも良いです。私はコーチから直接話を聞きたいんです。
    コーチ。私は貴方が名選手であり名監督であり、しかも名医だった事を知りました!
    ですが今まで貴方はずっと、それを隠して、ここで浮浪者の如く生活していた!
    一体どうしてなんですか!?」

147 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:28:53 ID:ASx8Dvhc
コーチ「グフ。グヒ。グヒヒ……ヒィ」

コーチは気持ち悪く笑いながら、再び酒を喇叭飲みした。

コーチ「……それがどうしたい。お前さんは、ワシの過去を知って、何をしたい」

鈴仙「何をって。そりゃあ、コーチングとかをお願いしたいですよ!
    往年の名選手のサッカーを吸収して、リオカップに優勝して……!」

熱っぽく言う鈴仙に対し、コーチの瞳は濁っていく。

コーチ「……リオカップに優勝して、何をしたい」

鈴仙「え? ……そ、そうしたら、もっと強くなって……!
    新チームを。リトルウイングズを率いて、幻想スーパーJr.ユース大会に優勝するんですよ!」

コーチ「優勝して、どうする。最強になりたいのか」

鈴仙「え、ぇっと……?」

コーチはひたすら、鈴仙の話を聞いてその内容について訊き返す事しかしなかった。
鈴仙は哲学的なその問いかけに悩み……。

鈴仙「……。サッカーで、世界を平和にするためです!」

そして、その最適解として、鈴仙はこう言った。
実際に鈴仙は永琳にそう懇願されていたため、間違いでないと思った。
しかし、この答えに対して、これまで濁った眼でグヒグヒ頷くしかしなかったコーチが豹変した。

148 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:31:52 ID:ASx8Dvhc


             コーチ「……ふざけるな! サッカーで世界が平和になる訳がないッ!」

                           鈴仙「!?」


その瞬間、コーチは若返ったかのように大きくなり、それから鋭い怒声を上げた。
しかし、ビクリとその身を震わせていると彼の背丈はみるみる縮み、
再び鈴仙がコーチを見ると、普段の無気力な老人へと戻っていた。

コーチ「……ゴホ、ゴホッゴホッ! ……すまんの。急に怒鳴ったりして。
     ――謝金の件もあるし、魅魔さんからの強い要望があるから、お前さんを追い出したりはせんよ。
     じゃがの。……『サッカーで世界平和』という単語を聞いて、昔を思い出してイライラしちまった。
     昔、そんなサッカーギャグ漫画の登場人物みたいな事を言っとる、糞馬鹿モンがおっての。
     ほんに、ほんに悪かった。……グヒ。グヒヒ」

モミモミ……

鈴仙「……悪かったと思っているなら、早速お尻を触るのは止めて下さい」

――果たして鈴仙は、コリンチャンスとこのコーチに対する謎の多くを解き明かした。
コリンチャンスは間違い無く過去の名門チームであり、
このコーチは間違い無く名門チームの名選手であり名監督だった。
……そして、恐らく、彼の存在が仇となってコリンチャンスは崩壊した。
しかし一方で、鈴仙は未だこの老人の内心について分かっていない。
彼が一体、過去にどのような過ちを犯したのか。

鈴仙「(――まさか。あのヒトも昔は熱血で、サッカーで世界平和を目指していたとか……は、無いわよねぇ)」

149 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:34:48 ID:ASx8Dvhc
コーチはますます老け込んだように小さく縮まっている。

「……ここらに居る奴らはな。皆後ろめたい過去を持っているんだ。
 それを聞きだして咎める事は、この街じゃあスリや喧嘩、強盗以上の大罪。
 誰もが皆、お嬢ちゃんみたくキレイな訳じゃないのさ」

昨夜、客の一人である荒くれが鈴仙にこう言った事を思い出し、鈴仙は少し後悔する。
しかし同時に、鈴仙はコーチの過去をどうしてももっと知りたいと思った。
それは、これからのリオカップを勝ち抜くためには、
あのコーチの全面的な協力が必要不可欠だと感じていた事もあったし。

鈴仙「(……私だって。過去に苦しんでいたけれど、それを中山さんとか皆に助けて貰ったんだから。
    勿論、私なんかの悩みとあの人の悩みは、比べものにはならないかもしれないけれど……。
    ――だけど、ここで何とかするのがキャプテンの役目……よね!)」

――同時に、鈴仙は純粋に助けてあげたいと思っていた。
かつて、自分があの老人の如く過去に押し悩み、しかし仲間に助けられたように。
烏滸がましい事であったとしても、それこそが自分の義務であると、鈴仙は信じて疑わなかった。


*コーチの素性がある程度明らかになりました。

150 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:37:55 ID:ASx8Dvhc
<<<12月3週・基礎練習フェイズ>>>

鈴仙「……コーチの過去も気になるけれど。私自身の練習もきちんとしないとね!
    リオカップは1月1週から開催だし、もう時間も無い。
    勿論、大会が始まってからも練習のチャンスはあるでしょうけど、 
    ここで少しでも底上げをしておいて、損は無い筈よ!」

今週重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(53)  上がりにくい
B:パス(53)    上がりにくい
C:シュート(54)  上がりにくい
D:タックル(52)  上がりにくい
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47)  上がりやすい
G:せりあい(52)  上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)

所持中のフラグ:スルー(15/20)、パスカット(10/20)、浮き球シュート(0/20)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

151 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 23:39:16 ID:EVMmk5+6
E

152 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 23:41:41 ID:TgpqLM6U


153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:44:56 ID:ASx8Dvhc
E:パスカット(50) 普通

鈴仙「……少なくとも第1回戦は、私が攻守両面で活躍しないといけないし。
    ここはまだ低い守備能力も鍛えていきましょう!」

鈴仙はスラム街の荒くれの力を借りて、パスカットの練習を行った。

先着1名様で、

★鈴仙のパスカット練習→! card★

と書き込んでください。数値・マークで分岐します。

JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+2!
2〜12→+1!
1→効果が無かった。

154 :森崎名無しさん:2016/02/28(日) 23:51:29 ID:???
★鈴仙のパスカット練習→ スペードA

155 :森崎名無しさん:2016/02/29(月) 00:05:52 ID:???
うーむ、ここ最近の引きが悪いなぁ。なんだか嫌な流れだ

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/29(月) 00:11:22 ID:???
★鈴仙のパスカット練習→ スペードA ★
1→効果が無かった。

ポーン、ポーン……スカッ!

鈴仙「あ、あれっ」

荒くれ「おーい、お嬢ちゃん。ちょっと集中が足りんのじゃないかい?」

やる気はあっても空回りした鈴仙のパスカット練習は、残念ながら失敗に終わった。


*特に何も起きませんでした。

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/29(月) 00:26:33 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日は7ターン目のイベントをやっていきます。
恐らく、今週中にはリオカップ第一回戦(グレミオ戦の予定)に入れると思います。
>>155
ここ最近呪われたかのような引きですね…
試合では挽回してくれると信じてます。

それでは、本日もお疲れ様でした。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/01(火) 00:49:12 ID:???
こんばんは。帰りが遅くなりましたが更新します。
――――――――――――――――――――――
<<<12月3週・イベントフェイズ>>>
【コリンチャンスの過去】

鈴仙「……」

鈴仙は先日の事をまだ考えていた。

鈴仙「(――あのエロスケベコーチは、実は過去はコリンチャンスの名監督だったこと。
     だけどその時、何らかの事件が原因で、コリンチャンスは失脚し、
     今のボロボロなチームになった……。ここまでは、分かったけれど)」

その内容は当然、コリンチャンスに関する過去について。
スラム街の荒くれ達は他人の過去を語ろうとしないし、
当事者であるコーチは押し黙り、ただフゴフゴと鈴仙の尻を揉むしかしない為、
鈴仙は今、 緊張 のバイトを体よく切り上げて、独力で過去を調べ上げようとしていた、が……。

鈴仙「なーんにも、分かりませんっ!」

お金が無いため雑誌が買えず、市内で人に聞き込むにも、
兎耳を垂らした少女に関わりたがるのは、職質の警察とナンパ目当ての男のみ。
最終的には市立図書館で過去の新聞を読み漁る事にしたものの……。
外界のあまりの情報量に辟易として、新聞の山でとうとうリタイア宣言をしてしまった。

鈴仙「……やっぱり、誰かに聞き込みをした方が良いのかしら。
    私にだって、知り合いが居ない訳じゃないんだし」

うーんと背伸びをしながら、鈴仙は再びに聞き込みに回る事を考えた。
ただし、さっきのようにただ虱潰しに聞くのではない。
知り合いを当たってみよう……と思って。鈴仙はぼうっと考え始めた。

159 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/01(火) 00:51:26 ID:e1tLOJ9+
鈴仙「(一番情報を持ってそうなのは、射命丸……じゃなくて、アヤソフィアでしょうね。
     そもそも、一番最初に私に情報を教えてくれたのは、あいつなんだから。

     ……でも、こないだも慌てて駆け出しちゃったから、何となく会い辛いわね……。
     次に情報がありそうなのは、ブラジルでずっとサッカーをやってるあのナンパ男――ネイ君ね。
     いけすかない所はあるけれど、彼なら、力になってくれる……かもしんないわ。

     他に聞けそうなのは、あのサンパウロの試合で会った、妖夢の事を慕っていそうな新田君かしら。
     ただ、彼も正直私とどっこいどっこいな感じだから、正直、あまり頼りにはならなさそう……)」

――こう考えてみると、鈴仙の交友関係は広いようで広くなかった気もするが。
……兎に角、このままでは埒が明かないと、鈴仙は次に取るべき行動を検討した。
そして、その結果――。

A:新田に聞き込みをしてみる。(成功率:小)
B:ネイに聞き込みをしてみる。(成功率:中)
C:アヤソフィアに聞き込みをしてみる。(成功率:大)
D:このまま図書館で調べる。(判定により上下。失敗する事もあり)
E:他にあてを考える。(自由に聞きたい相手を選んでください 例:E ロベルト)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*情報収集が成功した場合、この直後のイベントでの鈴仙の成長量が増えます。
 (失敗してもイベント自体は発生します)
*成功率が低いキャラに接触した場合でも、そのキャラとの交友を深める事ができ、
 場合によっては今後有用なイベントも発生するため、全くの損ではありません。

160 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/01(火) 00:53:16 ID:???
…と、言ったところで短いですが今日の更新はここまでにします。
本日もお疲れ様でした。

161 :森崎名無しさん:2016/03/01(火) 05:13:24 ID:qfQAiiDM
B

162 :森崎名無しさん:2016/03/01(火) 06:49:24 ID:rqqhKY1U
D

163 :森崎名無しさん:2016/03/01(火) 09:34:12 ID:Ls2HXYJQ
B

164 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/02(水) 00:28:26 ID:9AohjI4s
B:ネイに聞き込みをしてみる。(成功率:中)

鈴仙「――こっちも、あんまり聞きたくない気もするけど……」

コリンチャンスの過去について、ある人物に対する聞き込みを行うべく、
鈴仙は図書館を出て、パルメイラスの練習場へと向かった。

〜パルメイラス・クラブ練習場〜

女性A「キャー! ネイくーん!」

女性B「キャー、キャー! 今私の方見たー!」

女性C「あ! 今こっち来るみたいよ! ねえ、ネイ君がこっちに来る!」

鈴仙「(――っち。やかましい女の子達ね。でも、お蔭で所在が丸わかりだわ……)」

その人物――ネイは、すぐに見つかった。
当初からの評判通り、女好きで女性ファンも多い彼は練習を早々に切り上げ、
取り巻きの女の子達との『ファンサービス』を楽しんでいた。

ネイ「ヘーイ、皆。今日も応援に来てくれてありがとう! 愛してるよ!」

女性A「キャーッ! 私も愛してるー!」

女性B「抱いてー! むしろ抱かせてー!」

女性C「ちょっとアンタ! ネイは私だけのものよ!」

ネイ「アハハ……。俺は誰のものでも無いよ。
   だって、俺が誰かのものになったら、皆のうちの誰かを泣かせちゃうからね?
   俺は、皆を等しく、平等に愛したいのさ!」

165 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/02(水) 00:29:27 ID:9AohjI4s
女性「「「キャーーーッ! ネイくん優しーい!」」」

鈴仙「(皆を等しく平等に愛したいなら、ナンパなんてするなってーのよ。
    しかし、こりゃあちょっと……何と言うか、話辛いわね。心理的にも、物理的にも)」

練習場にある選手との交流スペースにネイは立っていた。
そしてそれを囲むのは、若くて最近風のオシャレな少女が、ひとり、ふたり、さんにん……。
十を超えたあたりで、数えるのが馬鹿らしくなった。
一体どうしたものか、ファンのフリでもして無理やり突っ込もうかなどと鈴仙は考えていると。

ネイ「………!」

カリ、カリカリ……ポーンッ!

鈴仙「……え!?」

ネイは女性ファンに絡まれながら、器用にも何か紙に文字を描き、鈴仙の方へと投げつけて来た。
そこには、「1時間後、選手寮のロビーで」と走り書きで書いてある。
どういう思惑かは置いといて、ネイは自分から鈴仙に対して接触を持ちかけた格好となる。

鈴仙「(……でも、ここはノるしかないんだけどさ)」

鈴仙は練習場の傍にあるパルメイラスの若手選手寮のロビーへと向かった。
そして小一時間後……。

166 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/02(水) 00:32:20 ID:9AohjI4s
〜パルメイラス・選手寮ロビー〜

ネイ「――やあ。まさか君の方から会いに来てくれるなんて嬉しいよ」

鈴仙「勘違いしないで。そんなんじゃないわ。私はただ、情報収集に来ただけよ」

嫌らしいまでに優しげな笑みを浮かべるネイ。
恐らくこれで数多の頭が弱い女を落として来たのだろうが、
自分は違うぞと言わんばかりに、鈴仙はつっけんどんと答えた。

ネイ「くーっ。その『自分は他の頭が弱い女とは違うのよ』って思ってそうな顔も可愛いね。
   そうだ、今からパルメイラスに来ないかい? 大丈夫、君ならオルヘスよりは強いのは確かだからさ」

鈴仙「ど、どうしてわかっ……(――とか、言ってる場合じゃないわ。
    このままだと、本当に彼のペースに流されちゃう! 早い所、私の本題を伝えないと……)」

図星を突かれて驚く仕草を無理やり抑え、
鈴仙は今自分が探っている内容についてネイに伝えた。

鈴仙「あのね、今日私が来た理由はさっきも言ったとおり、貴方から情報を得るためなの。
    具体的には……」

つまり、コリンチャンスの過去の栄光と凋落。そしてそれに大きく関わっていると言う、
あの今や老いぼれたコーチ兼監督を包む謎の真相。
果たして一般市民でしかないネイに、こんな事を聞いても分かるのかという不安が
今更になって湧いて来たが、しかし少なくとも、彼は鈴仙以上にブラジルに詳しい筈だ。

167 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/02(水) 00:33:34 ID:9AohjI4s
ネイ「ふーん。そうだな……」

多少の期待と多くの不安の中、ネイはこう語りだした。

先着1名様で、

★ネイの回答→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→エベルトン「おい貴様ァ! 練習サボってナンパとは良い度胸だな!」ネイ「か、監督!」
ダイヤ・ハート・スペード→ネイ「そうだな。……コネが無い訳でもないし、調べてみようかな」
クラブ→ネイ「悪いね。政治ニュースには詳しくないんだ」
クラブA→女性「あんた何ネイ君と喋ってるの!? 死ね!」チャキッ! 鈴仙、良い船になる。

168 :森崎名無しさん:2016/03/02(水) 00:35:55 ID:???
★ネイの回答→ JOKER

169 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/02(水) 00:39:47 ID:???
JOKERが出た!…と、言った所で今日は短いですがここまでです。
今回のJOKERは鈴仙の成長的な意味で大きいかもしれません。
それでは、本日もお疲れ様でした。

170 :森崎名無しさん:2016/03/02(水) 00:51:39 ID:???
練習の帳尻合わせが来たな

171 :森崎名無しさん:2016/03/02(水) 01:40:46 ID:???
乙です
カワイコちゃんに甘いとはいえ、結構ネイは協力的で良かった
リオカップ前に会えたのは中々の幸運ですね、逆に運が人脈に片寄り過ぎてますけど

172 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 00:53:42 ID:???
すみません、時間が足りず文章だけですが、更新再開します。
>>170
これで多分、リオカップは充分に戦えるようになったと思います。
>>171
乙ありがとうございます。
人脈については今後のストーリー面は勿論、ゲーム面でも活かせるようにしたいですね。

173 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 00:54:45 ID:???
★ネイの回答→ JOKER ★
JOKER→エベルトン「おい貴様ァ! 練習サボってナンパとは良い度胸だな!」ネイ「か、監督!」

ネイ「――ねぇ、君。最近サンパウロに出来た美味いコーヒー屋の事、知ってるかい?」

鈴仙「……はぁ?」

そして鈴仙の期待に反し、ネイは暫く何も語らなかった。
いや、正確には彼はロビーに並んだソファに座り、
延々と鈴仙にサンパウロ市内のお洒落な喫茶店や雑貨店、洋服屋などの案内をしていた。
それは多くの女子ならば垂涎ものだったのかもしれないが、少なくとも鈴仙には良く分からなかった。

鈴仙「――私は、そんな事を聞きに来たんじゃないって。さっきも言ったでしょう!」

いかにも女性をナンパする事しか考えていない彼の発言に、
鈴仙はいよいよ我慢の限界と机をバンと叩いて立ち上がる。
それには流石のネイも慌てたらしく、優男然とした表情を崩して、

ネイ「ああ……いや、すまない。君があんまりにも可愛いから。ついつい何時もの癖が出ちゃって」

鈴仙「か、可愛いですって」

そんな単語、中山さんやパスカル君は一言たりとも言ってくれなかったなぁ…
とか思って、内心満更でも無くないのを隠しつつ、鈴仙はもう一度繰り返した。

鈴仙「私はね。真実を知りたいのよ。謎の凋落を遂げた名門チーム・コリンチャンス。
   その全盛期を支えたヒーロー・ドトール監督に隠された過去!
   私は決して、あんたの女になるために態々高い電車賃払ってここまで来てないの!」

174 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 00:56:40 ID:???
ネイ「……………」

鈴仙の真摯な言葉に、ネイは言葉を詰まらせた。
てっきり別のナンパ文句なり弁解なりがひょいと出てくると思ったのに、
まるで年相応の少年らしく、彼は鈴仙の目をじっと見つめて呆けている。

鈴仙「ど、どうしたのよ。なんかそんな風になったら、私が悪い奴みたいじゃん」

今度は罪悪感を覚えた鈴仙が慌てる番だった。

ネイ「……素敵だ」

しかしそんな鈴仙を尻目に、ネイはますます症状を悪化させていた。
そしてそれは、鈴仙をますます慌てさせる羽目になった。

ネイ「――正直、この前のビーチで会った時から、君は何か違う。
   ……そう思っていたし。それで今日もこうして話す機会を設けたかったのだけれど。
   俺はどうも、君に本気で惚れちまったみたいだ」

鈴仙「……ど、どうせそれも含めてナンパの定番フレーズなんでしょ。
   遊びっぽいポーズから、急に真面目ぶっても遅いんだからね」

ネイ「そんな事ない。俺はマジだ。……故郷に彼氏とかは居るのかい?」

鈴仙「ど、どーせいないわよ。私、男の人とそういうのって何かイヤだし」

ネイ「それなら、俺が教えてあげるよ。ああ、絶対に君を楽しませてあげるさ」

ネイは鈴仙の手を取った。鈴仙は背筋がぞわっとした。
ネイに対して嫌悪感を覚えているというよりは、自分が異性とこうなる事について、慣れていないし嫌だった。

175 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 00:57:56 ID:???
鈴仙「(ど、どどど……どうすればいいの、私!?)」

少女マンガのヒロインみたいに目をチカチカさせながら、
生理的嫌悪感の中に入り混じる、そこはかとないロマンチックに混乱していると――。

??「おいコラァ! 練習の時間はまだ終わっていねぇぞ、そこのエロ猿ゥ!」

ネイ「――ヤベっ」

……助け船は、ロビーの玄関から怒声と共にやって来た。

??「ネイ、テメー。そんなに交尾の練習がしたけりゃ、俺がサンパウロ一の発展場を教えてやるよ。
   病気になるまでやり放題だぜ。どうだ、良いだろう」

下品な声、下品な台詞、いかつい顔立ちにゴツゴツとした身体。
およそ地上の穢れを体現したような男が、そう大声でがなり立てると、
流石のネイも鈴仙へのアプローチを諦め、軍人の如くびしっと男の前に立ち、

ネイ「……申し訳ないです、サー」

しょんぼりとそう溜息を吐きながら言った。
しかし、その男は依然その語気を弱めない。

??「家畜風情が、今更謝っても遅い事を学習しやがれェッ! 人間モドキが粋がるんじゃねぇぞ!
    どうしても申し訳ないと思うなら、今からでも練習に戻れ!」

ネイ「――イエス、サー」

ネイはやれやれと肩を竦めながら、鈴仙の方を未練ありげに一瞥して退場していった。

??「……チッ。アイツらの根性はこんなモンか。たったクソ猿一匹が消えたくらいで、
    いつまで経ってもくすぶり続けやがってよォ……」

176 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 00:59:15 ID:???
ネイが去った後、下品な男は鈴仙の事も無視して、恨みがましくブツブツと呟いている。
突然の急接近から鈴仙を救ったという意味では、確かにこの下品な男は救世主だったが、
よくよく考えると、ネイ以上にヤバい人物が現れたような気もして来た。

鈴仙「あ、あのー。貴方は……?」

しかし、そのまま黙って帰るのも気が引けたので、鈴仙はおずおずと男に対してそう声を掛けるが。

??「――あぁん!? ここは神聖なクラブハウスだ。
    テメェみたいな売女は、存在する事自体烏滸がましいんだよ!
    スラム街のド真ん中で服でも脱いで、ブヒブヒ喘いでろ! メス豚が!」

――男は鈴仙に対して何の配慮も無い罵声を投げつけるのみである。
これならグヒグヒ尻を揉んでくるだけのコーチの方が断然紳士だ。

鈴仙「――私は売女じゃありません。サッカー選手です」

あまりに無配慮な言い方に少しだけカチンと来た鈴仙は、彼に対してこう言い返してやった。

??「あーーん? 誰もテメェの男のタマ転がしの腕なんて聞いちゃいねぇよ。
    貴様みたいな不潔な女は、金輪際二度と『サッカー』の単語を口にするな。豚臭が移る」

下品な男の口は減らないが、鈴仙も毅然とこう返す。

鈴仙「――そっちこそ。女だからと決めつけて、勝手に娼婦扱いするのは、
    紳士としてのマナーに反するんじゃ無いですか?
    私はれっきとした、サッカー選手です。コリンチャンスに所属してます。
    嘘だと思うなら、ブラジルサッカー協会にでも確認してみたらどうですか!」

ここまで言って、男の反撃が不意に怖くなって鈴仙は一旦言葉を止める。
しかし、鈴仙の予想に反して男は、

177 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 01:00:32 ID:???
??「……コリンチャンス、だと……!?」

これまでの横柄な態度を金繰りしてて、突然明らかな動揺を見せた。

??「――おい、女! 貴様、本当にあのチームから来たのか!」

鈴仙「そ、そうですよ!」

鈴仙の肩に掴みかからん勢いで、男は大声でそう訊き返す。
鈴仙もつられて大声で応えるが、そこから先、男は暫く押し黙った。
そして、重苦しく、鈴仙に対してこんな依頼を持ちかけて来た。

??「……頼む。お前が本当にコリンチャンスから来たというのなら。
   ――俺を、そのクラブハウスがある場所へと案内してくれ。いますぐだ!」

鈴仙「……え。えぇ……は、はいっ!」

態度を急変させた男に対し、鈴仙は頷かざるを得なかった。



*****


〜サンパウロ・スラム街〜

――そこから、男は鈴仙に自身の身分とその周辺の事を洗いざらい話してくれた。
男の名はエベルトンと言い、パルメイラスのユース部門の監督をしていること、
現在チームが低迷し、自身の進退もかかっており、機嫌が悪いということ、
そして、ネイやトニーニョ、サトルステギのような中核選手に加え、今は居ない「モリサキ」という男について……。

178 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 01:02:16 ID:???
ベルトン「……俺達のチームにはキャプテンが居た。
       日本人で、クソ生意気な野郎だったが、強い力を持っていた。
       ――力と言っても、腕っぷしじゃねぇ。影響力だ。ヤツはあの小せえ身体で、
       ふぬけたパルメイラスの連中を無理矢理変えやがった。
       ……そして、ある日突然、消えた」

鈴仙「……(森崎はブラジルでも猛威を振るっていたと中山さんから聞いたけど。
    この監督にそこまで言わせるなんて、本当に凄い奴だったのね。……今、どうしてるんだろ)」

……それから、暫くもしない内に、鈴仙とエベルトンはスラム街のド真ん中にある、
ボロボロに古びたバーの玄関へとやって来た。
エベルトンはスラム街のどの荒くれよりも乱暴にドアを開け、乱暴に周囲を見渡して。

エベルトン「……消えたと思ったら、そんな所にいやがったか」

コーチ「……グヒ?」

虫食いだらけのソファに座って煙草をふかしている老人に対し、そう忌々しげに声を掛けた。


エベルトン「……説明してやるよ。コイツは確かに、若き日は選手として、後年は監督として、
       コリンチャンスの栄光時代を築き上げた」

コーチ「……………」

エベルトンは勝手に店の奥から上等そうなピンガを持って来て呷り始めた。
鈴仙は突っ立ったまま、彼の独白を聞き始める。

エベルトン「俺もまた、コリンチャンスの選手で、かつては同年代のFWとして何度もゴールを競い合った。
       もっとも、俺は純粋な点取り屋で、奴は前線でゲームメイクもこなすタイプだったから、
       単純な比較はできなかったが――兎に角、奴は俺の最大の友にして、最大のライバルだったのさ」

179 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 01:03:22 ID:???

コーチ「誰じゃ? お前さんは……ワシはそんないかつい顔なんて、覚えとらんゾイ」

それに対するコーチの反論はあまりに弱弱しい。エベルトンは無視して続けた。

エベルトン「そして、俺の奴に対する羨望は、選手引退後にいよいよ大きくなった。
       サッカー以外は艦船いじり位しか取り得の無かった俺と違い、
       アイツは医師免許を持っていた。その上、高い技術と高潔な精神を持っていた。
       ――俺が落ちぶれて、奴が医師兼監督として輝いたのは、ごく当然の帰結だったな」

エベルトンは既に二本目のピンガに手を着けていた。

エベルトン「しかし、奴には巨大すぎる欠点があったのさ。……そう、欠点だ。
       ――要するにアイツは、あまりに高潔すぎて、理想が高すぎたから。
       コリンチャンスとサンパウロの患者を救うだけじゃ、足りなかったんだ。
       奴が医師とサッカー監督に加え、政治活動にのめり込むのは時間の問題だった」

コーチ「グヒ、グヒヒ……。ぱ、ぱぱぱ、パイオツのカイデーのチャンネーじゃゾイ……グヒヒ……」

エベルトンを尻目に、コーチはお気に入りの雑誌を逆さに開いていた。

エベルトン「『サッカーで世界を変える、私はサッカーで世界を平和にするんだ』
       ……それは、奴の口癖だった。俺は、そんな事をのたまうアイツを笑って見ていた。
       しかし、コリンチャンスが勝ち続け、サンパウロ市の平均寿命が有意に伸び、
       政治活動への賛同者が次第に集まり出してから、多くの者は奴の言葉を信じた。
       『ドトール監督を次の大統領に!』……真顔でそう言うサンパウロ市民は、当時はとても多かった」

180 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 01:04:37 ID:???
コーチ「……おーい、鈴仙。そろそろ晩御飯を作ってくれい。この男を摘みだしての」

鈴仙「…………ごめんなさい。私は、真実を知りたいんです……」

鈴仙は悲痛な声を上げる老人の頼みを黙殺した。

エベルトン「……そして、それを良く思わない者も多く居た。開発独裁、軍事拡張政策をとる現政権だった。
       彼らは、平等論者、軍縮論者のクソ医師を潰す為に、あらゆる手段を執った。
       ――例えば、病院でのどうしようも無い死亡事例を『医療事故』と仕立て上げ、
       警察権力にそれを取り締まらせる方法とかな」

コーチ「………ゴホッ、ゴホッ!」

そして、とうとうコーチは立ち上がった。咳をしながら彼は立ち上がる。
エベルトンは軽蔑した目線で老人を見る。彼は先程自分をこの老人と同年代と言ったが、
やや不摂生ではあるが健康的な中年であるエベルトンと、生きる気力を失った抜け殻のような老人であるコーチが
並んで立つと、鈴仙はそれを到底信じられなかった。

コーチ「……急患での前置胎盤と癒着胎盤の混合ケース。起きる確率と助かる確率は、コンマ1%以下。
     私は手を尽くした。……だが、母子ともに……救えなかった。それは事実だ……」

そして更に信じられない事に、コーチの瞳に理性の光が灯った。
彼はゼイゼイとした声で。しかし、普段のような呆けた印象は全く無い整然とした風にこう言った。
鈴仙が驚き目を見開いていると、彼の口からは更に驚くべき言葉が飛び出した。

181 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 01:06:52 ID:???
コーチ「……君の妻だ。そして……娘だ。……許してくれ、エンリケ」

エベルトンは何も言わなかった。代わりにもう何本目か分からないピンガを飲み干した。

エベルトン「そんな話じゃねぇよ。馬鹿が。……兎に角政府は、不幸な一家の不幸な事故を、
       何とかボンクラ医師のボンクラ医療ミスに仕立てあげ、そして信頼を地の底に叩き落とした。
       ――この辺りが政府の賢い所だ。単に国家反逆罪とかで捕まえても、世間や国際社会の反発を買うからな。
       素人が分かりにくい医療分野の事件にする事で、
       ……兎に角。これでコリンチャンスの栄光は途絶え、政府にとって目障りなコブは消えた。……筈だった」

鈴仙「筈……と、言いますと?」

エベルトン「――コイツの医師としての評判があまりに高すぎた。
       市民は医療ミスを犯したやぶ医者であっても、コイツの診療を受けたいと願ったのさ。
       だから、市民運動に負けた政権は、殺人罪で収監したコイツを死刑や終身刑に出来なかった。
       やがて、コイツは釈放されて戻って来る。……だから、政府は第二の矢を放った。

       つまり、コイツの帰り場所を――コリンチャンスを無理やり潰した。
       資産の九割を没収し、国内大企業にプレゼントした。
       ついでに、根強い支持者・支援者達の多くを、コイツの釈放に合わせて収監するという念の入れっぷりだ。

       そのせいで、サトルステギとかリベ……何とかのような主力選手はチームを離れ、役員もチームを手放し。
       ……最後に残ったのは、この全てを失われた元医師のジジイと、残り資産で建てた場末のバーと、
       そして、僅かなサッカー好きの荒くれだけになった」

コーチ「……ゴホッ。ゴホッ!」

エベルトンは黙り、コーチの咳払いだけが場末のバーに響いた。
鈴仙は立ち尽くすしかできなかった。

182 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/03(木) 01:10:46 ID:???
――と、言ったところで今日はここまでです。
コーチはオリキャラですが、前でスレに紹介のあったソクラテス選手の逸話を元に、
ロベルトやエベルトンと同年代のキャラクターとして書かせて頂きました。
あと、ネイに聞くと言いつつエベルトンが活躍してますが、
JOKERの副作用でネイの鈴仙への親密度がかなり上がっています。
それでは、本日もお疲れ様でした。

183 :森崎名無しさん:2016/03/03(木) 01:27:56 ID:???
乙でした。

そう言えばコーチもエベルトンもロベルトも激動の時代を生きてきた選手
いや人間だという事に今更ながら気づかされました。
ペレ、カカ、ババ、ガリンシャなど実在のカナリアスターズ達が伝説になったのも
こうした背景による人格的・社会的影響が背景にあるのだろうと、
人物描写について大いに参考となる話と思えました。

184 :森崎名無しさん:2016/03/03(木) 01:34:23 ID:???
そう言えば、コリンチャンスからサトルステギとリベリオが抜けている
という事は、鈴仙が加わってもスタメンは後1人足りない……
という訳で新選手はこの人でしょうか?

★最後のメンバー→! card★

と!後のスペースを埋めて書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→???「君とはどこかで会ったような気がする……」
      鈴仙「(なんだろう、この懐かしくて温かくて愛おしい感じ……)」
ダイヤ→ マーガス 「よろしく」
ハート→ 一条 「よろしく」
スペード→ ドールマン 「よろしく」
クラブ→アリス「や、やっぱりサッカーはフランスよりもブラジルね!」鈴仙「(あっ、ハブられたんだな……)」
クラブA→謎の向日葵仮面「良かれと思って出てきたわ!少し忘れていたかしら?」鈴仙「」

185 :森崎名無しさん:2016/03/03(木) 01:53:37 ID:???
★最後のメンバー→ ダイヤA

乙なのです

186 :森崎名無しさん:2016/03/03(木) 22:12:40 ID:???
>かつては同年代のFWとして何度もゴールを競い合った。
確か元ネタはパルメイラスのGKだったはず……つまりエベルトンも森崎みたいなキチガイGKだった…?

187 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:30:56 ID:???
>>183
乙ありがとうございます。
実はそこまで考えずノリと妄想で作ってました(爆)
>>184-185
マーガス君は結構心強いですね…
>>185さんは乙ありがとうございます。
>>186
南米版吉良監督というイメージでFWと思いこんでましたが、
元ネタってGKだったんですね…>エベルトン

188 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:32:16 ID:???
鈴仙「(――コーチはかつて、世界平和という大きな夢を見ていた。
    しかし、その夢は実現を目前として、当時の政治に潰された。
    それどころか、政治は彼の居場所を悉く奪った。
    ……そして、今この人は、呆けた浮浪者を装って、このスラム街でひとりぼっちだ)」

コーチ「……私は、思い上がっていた。自惚れていた。自分なら世界を変える事が出来ると。
     ――だが、その結果が、このクラブチームだ。
     私の理想は叶わぬどころか、逆に私を応援してくれた人達を滅ぼしたのだ。
     ……じゃから。私は――ワシは、もう嫌じゃ。何も考えず、女の子のケツを揉んで生きるんじゃぁ……」

コーチはその言葉を最後に崩れ落ちた。残った右手で鈴仙の尻を揉み続けていなければ、
それはあまりに哀れで悲しい結末だった。
だがしかし、残されたエベルトンはそれを良しとしなかった。

エベルトン「……テメー、まさか諦めてこんな所に居たのか?
       俺はてっきり、今後の復活を狙って潜伏してると信じてたんだがな」

彼はユラリとコーチに近づき、そして、

ガシッ、グッ……!

エベルトン「ふざけるな! そうして逃げられちゃあ、テメエをピッチ上でボコボコにするという、
       この俺様の夢が叶わなくなるじゃねぇか!」

襟を掴んで顔を赤らめ、唾を目いっぱい吐きかけながら、コーチに対してそう激昂してみせた。

エベルトン「俺はあの時、親友のテメエと死んだ妻子を政府に売った!
       その時の金で、俺はスポーツ政界とのコネを作って、お前と同じ監督になった!
       俺はそんな悪魔だから、テメエはそんな俺に倒されるべき聖人であるべきなんだ!」

コーチ「……」

189 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:33:21 ID:???
支離滅裂な感情の爆発に対しても、コーチはとろんと夢見たような顔立ちで、何も答えない。

コーチ「……無駄だよ。私の物語は、もう終わった。世界を救おうとして、愛すべき人を滅ぼした。
     そんな哀れで滑稽な道化の喜劇の結末は、例え機械じかけの神が出て来ても変わりはしないさ」

エベルトン「て、テメェッ。言わせておけば訳の分からん事をベラベラと……!」

鈴仙「……………」

ひたすらに怒り狂うエベルトン。夢見がちにまどろむコーチ。
その間に立つ鈴仙は、本当に何も出来ないのだろうか。

鈴仙「……だったら」

そう考えるよりも先に、唇が動いていた。それは打算とかを超越した、まさしく感情の爆発に近かった。

鈴仙「だったら。私がコーチの夢を引き継ぎます。
    前に言いましたよね。『私はサッカーで世界を平和にするんだ』……って。
    コーチがもう動かないなら、私が、貴方の代わりに夢を叶えます」

エベルトンからコーチの過去を聞き、それに共感している自分が居た。
鈴仙もまた、幻想郷で傷つく人を見て来たからこそ、自分の力を高めたいと思ったからこそ、
今こうして故郷を離れ、文字通りサッカーで世界を守る為に動いているのだから。

エベルトン「……あん?」

コーチ「――鈴仙……」

エベルトンは疑り深く、コーチは夢から覚めた子どものように、それぞれ鈴仙の方を見つめた。
鈴仙は物怖じせずに続けた。

190 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:36:10 ID:???
鈴仙「……私は、まだまだ未熟です。多分、昔のコーチ程サッカーは上手くないし、
    医術にしたって、漸く研修医に毛が生えた程度のクラスです。
    だけど。……これまでで磨いて来た、サッカーへの想いは。
    コーチにも、エベルトンさんにも、決して負けないと思います」

その言葉には、絶対の自信があった。
鈴仙には成し遂げたい目標があった。辿りたい栄光があった。
守りたい仲間があった。誇りたい矜持があった。
収めたい戦いがあった。聞かせたい思い出があった。
そして――再び出会いたい、かつて道を違えた友が居た。

コーチ「……私の気持ちは、前と変わらん。サッカーで世界を平和になぞ、できっこない。
     そんな下らん思いでサッカーするなら、金だの栄光だのの為にサッカーする方が、余程健全だ」

コーチはぶっきらぼうに反論した。しかし鈴仙も負けてはいなかった。

鈴仙「――します。勿論、その目的が狂気的《ルナティック》だという事は百も承知です。
    だけど、それでも。それこそが私のやりたい事なんです。
    幻想的な狂気で憎しみを断ち切り、夢のような理想を現実に上書きしてみせる。
    そのためには、私――何があっても挫けない!」

鈴仙の瞳がほのかに赤く煌めいた。それはまさしく狂気の波長だった。
しかし、その狂気に当てられたかのように、瞳を見たコーチは動いた。

コーチ「……ついて来なさい。エベルトン、出来れば君も」

エベルトン「……チッ」

コーチは鈴仙とエベルトンの二人を、市内の広場へと案内した。
そこは正式なサッカーコートでは無いが、通り一遍の運動は出来るようになっていた。

191 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:48:30 ID:???
コーチ「……鈴仙。私は君に最終調整を行う」

鈴仙「さ、最終調整? まだ何もやってないのにですか?」

コーチ「――そんな事は無い……と、思うよ」

鈴仙「……そうでしょうか。今まで、バイトばっかりで碌な練習すら出来ていなかったのに」

コーチはその中で、初めて鈴仙に対して実践的なコーチングを始めた。
しかしその内容は依然風変りだったため、鈴仙は思わず彼に問いかけると、

コーチ「……私はこれまで、君のお尻を触れる事で、その筋肉の発達具合をチェックして来た。
     そして体幹――君の身体の一番基礎的な部分だ――の状態を見越して、
     色々なアルバイトを行わせた。そして調整した。
     ……だから、今日の一回だけで良い。それで、大きく伸ばせる筈だ」

――コーチは全てを見透かすような目でこう言った。
その超然ぶりは、鈴仙の師・八意永琳に通ずるものがあった。
絶対的な説得を感じた以上、鈴仙は頷くしかなかった。
……何故お尻なのかについては、敢えて突っ込まないでおいた。

コーチ「……もっとも、どこまで開花するかには誤差がある。
     だが、やらずには結果は分かりようが無い。……悪いが、エベルトン。手伝ってはくれないか」

エベルトン「……分かったよ。ここまで来たら最後まで面倒見てやる」

ここで傲慢と傍若無人が服を着ているようなエベルトンが、
鈴仙の調整について協力を呑んだのは、鈴仙にとって意外だった。
そんな表情を察したのかエベルトンは、鈴仙に向かって寂し気にこう呟いた。

エベルトン「……娘が。もし無事に生まれて成長していたら、お前と同じ位だった」

192 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:51:36 ID:bsK5Zf2s
鈴仙「――えっ?」

エベルトン「――あん? 何寝ぼけてやがるんだ! さっさと練習を始めるぞ、クソガキ!
       わざわざ敵に塩を贈る真似してまで、貴様らに手を貸してやってるんだ。
       手抜きしたらリオカップが始まる前に、テメエをぶっ殺すぞ!」

彼はすぐに前言を無かった事にして、最初に出会った時のような粗暴さを取り戻し。
そして――調整と称した、これまでのブラジル生活を総決算するが如くの大成長が始まった。


先着3名様で、

★コーチの理想→! card★
★鈴仙に引き継がれる思い→! card★
★エベルトンの支援→! dice★

と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

31〜→鈴仙に一体何が…? 全能力+3、更に更に…?
26〜30→超進化!!     全能力+2、更に…?
16〜25→進化!        全能力+1、攻撃系or防御系各+1
10〜15→特訓は成功だ!  全能力+1
2〜9→そこそこの成果だった。攻撃系各+1

*攻撃系=ドリブル・パス・シュート・せりあい で、防御系=タックル・パスカット・ブロック・せりあい です。
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*合計値が21以上の時、フラグ習得!(分野は選択で決定)
*合計値が26以上の時、必殺技習得!(分野は選択で決定)
*JOKERが出た場合は『ダイヤの15』として扱います。オールマイティにはなりません。
*今回については、特訓時の上昇制限は才レベル限界の57とします。
*イベントに成功しているため、鈴仙の能力値の上昇量(判定テーブル)が良くなっています。

193 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 00:53:02 ID:???
★コーチの理想→ スペード2

194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:55:22 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
本日もお疲れ様でした。

195 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 00:56:06 ID:???
★鈴仙に引き継がれる思い→ ハート3

196 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 00:56:35 ID:???
★鈴仙に引き継がれる思い→ スペードK

197 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 01:00:10 ID:???
★エベルトンの支援→ 3

198 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 01:30:40 ID:???
折角のイベント付き特訓でこの結果とは…上がっただけマシか
まあ監督もこれで立ち直って環境も整ったし、後は試合で覚醒できる事を祈る

199 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 02:19:43 ID:???
どこかのスレでは合計値4をにたような状況で出したやつがいたな

200 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 08:45:34 ID:???
マジにマーガス来てくれないかなぁ
鈴仙がこの様じゃ、得点源もう一人は欲しい

201 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 10:14:11 ID:???
ブラジル来てからいいことひとつもないな

202 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 11:12:52 ID:???
監督復活ぐらいかな。

203 :森崎名無しさん:2016/03/04(金) 13:22:39 ID:???
サルサノさんという逸材と出会えたこと。

204 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 01:13:39 ID:???
更新再開します。
>>198-199
全能力+1くらいはされるかな…とか思ってたら見事に予想を裏切られましたねw
成長のチャンスは他にもあるので、諦めずにやるしかないですね。
>>200
鈴仙一人でダ・シルバとメオンを相手にするのもあれですので、
序盤の試合限定の助っ人をストーリー上考えていますね。
>>201-203
今はまだ芽の状態ですが、ネイや新田と親しくなれたのは実は結構大きいです。

205 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 01:14:57 ID:???
★コーチの理想→ スペード2 ★
★鈴仙に引き継がれる思い→ ハート3 ★
★エベルトンの支援→ 3 ★
2〜9→そこそこの成果だった。攻撃系各+1

タタタタタ……

エベルトン「てめぇ! 何だそのチンタラした走りは! 女だからって手抜きは許さねぇぞ!」

鈴仙「こ、これでもちゃんと走ってます!」

エベルトン「だったら口を動かす前に、もっと腰を入れろ。
       全身の力をバネにできねえで、どうやって大柄な野郎に競り勝てる!」

エベルトンの指示を受け、鈴仙の特訓はそこそこ順調だった。
彼の指導は厳しかったが理論的で無駄が無く、僅か数時間で、
鈴仙のFWとしての能力は大きく上昇した。

コーチ「……」

エベルトン「……まただんまりかよ。折角この俺が馬の骨のガキにせっせとサッカーを教えるなんて、
       数万年に一度とない珍事をしてやってると言うのによ。ああん?」

休憩時、エベルトンは再び寡黙な老人へと戻っていた旧友に対して親しげに声を掛ける。

エベルトン「しかし、医学ってのは凄いもんだな。体幹とやらを鍛えておいただけで、
       こんなにも爆発的に成長するとは思わなかったぜ、あのガキ。
       特に、シュート力がすげえ。俺のパルメイラスにゃ、アイツに並ぶ奴はいねえよ」

206 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 01:15:57 ID:???
エベルトンはこの時、コリンチャンスの名将が鈴仙に施した訓練の的確さに関心していた。
自分は指示を出しこそしたが、その実、鈴仙は勝手に伸びていると称した方が正しい。
打てば響くように、彼女の身体はエベルトンの指示に応じて理想的に進化していたからだ。
しかし、コーチの意見は違った。

コーチ「……いや。まだまだじゃよ。あの娘は――まだ、私の想定の五割……。
     いや、三割程度の力しか、解放し切れていない。今日の調整は、むしろ失敗した方だ」

虚ろながらも、目の奥にはしっかりと理性の炎を灯した状態で、コーチはそう断言した。
それがボケ老人の酔狂では無い事は、エベルトンは直観的に察知していた。

エベルトン「マジかよ……」

気合の入った練習の副作用か、ぶっ倒れて休んでいる鈴仙を見てエベルトンは溜息を吐いた。
そして同時に、永年希望を失い堕落していた老人を立ち直らせた少女に対し、彼はある種の畏敬の念を抱いていた。

エベルトン「(……このガキは、まだまだ身の程知らずで臆病で未熟だ。
        だが、確かにコイツには、人を動かす何かを持っている。
        そう。それはまるで……かつて俺を含めたパルメイラスの連中を変えた、モリサキのような……)」

傲慢な彼は、当然その念を表に出しはしない。鈴仙に対しても、相変わらずの見下した態度を取るだろう。

コーチ「……彼女は凄いよ、エベルトン」

しかし、旧友は目聡く彼の真意を察していた。

コーチ「これまでの彼女との生活で、私は確かに少しずつ、希望の種を貰っていた気がする。
     それが今日、花開いた。……だから、私も再び過去を直視し、未来へと目を向けられるようになった。
     ……彼女は、本当に、私の夢を叶えてくれるかもしれないな」

207 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 01:17:22 ID:???
かつての英雄は、サッカーによる世界平和を夢見た。
その夢は多くの者に笑われ、砕かれ、そして蹂躙された。
――その後、同じ夢を見る若者が現れた。最初はそれを笑おうと思った。かつて自分がそうされたように。
しかし彼女は、何があっても諦めない意思を見せた。……自分とは違って。

鈴仙「う、うう〜ん。すみませんコーチ、エベルトンさん。もう私、うごけませぇん……」

彼女は今はまだ弱く、仲間が必要だ。しかし、仲間が集まるにはまだ猶予がある。
ならば、せめてもう少しの間は、自分が彼女を守ろう……。
実年齢以上に老いた男は、自分の娘を見るかのような優しい眼差しを鈴仙に向けた。

*鈴仙のドリブル、パス、シュート、せりあいが+1されました。
*コーチが本気を出すようになりました。エベルトン、ネイとの関係が深まりました。

208 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 01:18:24 ID:???


***


アヤソフィア「あやや……。今日という今日こそは、私を頼って来て下さると思ったのに」

――そして、そんな三人の様子を監視していた者が居た。
パシャパシャと旧式カメラに写真を修めながら、アヤソフィアは不敵な笑みを浮かべてそう呟く。

アヤソフィア「――でも、まさかパルメイラスのキチガイ提督まで傘下にしちゃうなんて思わなかったなぁ。
        あのコーチをやる気にさせる位は出来ると思ったけれど、あれはちょっと意外だったわ」

アヤソフィアは手帳を開くと、そこには彼女がブラジルにて撮影した、
鈴仙に関する様々な写真やメモ書きが残されている。
記者としての業務の合間に、自身で懸命に情報収集を行った成果である。
……しかし、彼女は何故、かくも執拗に鈴仙に拘るのか。

アヤソフィア「……さぁ、鈴仙さん。貴女の強さは偽物では無い事が、これで見事に立証されました。
        なので、ここからは潜入取材です。……精々、私に色々と教えて下さいよ?」

その理由を胸に秘めたまま。
彼女は安心して、自身の計画を第二ステップの段階へと進める事にした。

209 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 01:21:39 ID:N0uRY6IM
<<<12月4週・基礎練習フェイズ>>>

鈴仙「――さあ。いよいよリオカップまで後一瞬間! 最後の大詰めよ!
    ……と、言ってもチームがボロいのは相変わらずだから、やれる事は限られてるんだけどね。
    さてと、そんなわけで。――今日は、何を練習しようかな」

今週重点的に鍛える能力を選んで下さい。カッコ内は現在の能力値です。

A:ドリブル(54)  上がりにくい
B:パス(54)    上がりにくい
C:シュート(55)  とても上がりにくい
D:タックル(52)  上がりにくい
E:パスカット(50) 普通
F:ブロック(47)  上がりやすい
G:せりあい(53)  上がりにくい
H:フラグの開発をする。(更に選択)

所持中のフラグ:スルー(15/20)、パスカット(10/20)、浮き球シュート(0/20)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


210 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 01:23:08 ID:r2LP040M
E

211 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 01:36:02 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日、明後日は色々用事が詰まっているため、更新できないかもしれません。
でも来週には、初戦であるグレミオ戦に入っていけると思っています。
それでは、本日もお疲れ様でした。

212 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 07:35:30 ID:o5cjFiik
A

213 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 09:02:30 ID:nuv64B9E
E

214 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 12:29:03 ID:N0uRY6IM
E:パスカット(50) 普通

鈴仙「昨日は攻撃能力は伸びたけど、守備力はサッパリだったし。
    ……中盤の守りを固める意味でも、今度こそパスカットに挑戦よ!」

鈴仙はパスカットの技術を中心的に高めた。

先着1名様で、

★鈴仙のパスカット練習→! card★

と書き込んでください。数値・マークで分岐します。

JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+2!
2〜12→+1!
1→効果が無かった。

215 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 12:33:19 ID:???
★鈴仙のパスカット練習→ スペード10

216 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 13:07:16 ID:???
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低  才
妖夢  57  55  56  55  54  51  53  381  2  4   8
所持中のフラグ:なし

最大ガッツ:950

選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  54  54  55  52  50  47  53  366  3  4 

最大ガッツ:990

現時点で比較すると妖夢の方が二回りくらい強いのね

217 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 13:10:16 ID:???
あ、パスカットは51でした。合計は同じはず

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 13:15:17 ID:N0uRY6IM
★鈴仙のパスカット練習→ スペード10 ★
2〜12→+1!

鈴仙「うん。流石に何度も練習してると、ちょっとはマシになって来るわね」

鈴仙は着実にパスカットの基礎を固める事に成功した。


*鈴仙のパスカットが+1されました。50→51

219 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/05(土) 13:16:55 ID:???
…と、言ったところで今日はおそらくここまでです。
>>216-217
妖夢はかなり強いです。
ただ、鈴仙にしても、リオカップ開始後も基礎的な練習に加え、
能力アップイベントの予定もあるので、決勝時ではその差も縮まるとは思います。

220 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 18:00:08 ID:???
縮まる・・・そんなレベルか

221 :森崎名無しさん:2016/03/05(土) 19:03:29 ID:???
入らないシュートなんざ数値が1億あったって怖くもなんともない

222 :森崎名無しさん:2016/03/06(日) 00:20:16 ID:???
反町(入らないシュートは怖くもなんともない…その通りだ、コントロールは大事だ!)バシィッ! バイン、ポロ… 
穣子「やった!一人で止められたよ、一樹君、お姉ちゃん!」
反町「チャキ」静葉「私の技だ!…ってそれはもう駄目よ!」

223 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 22:58:04 ID:???
<<<12月4週・イベントフェイズ>>>
【リオカップ・開幕前夜】
〜コリンチャンス・クラブハウス(と言う名の場末のバー)〜

コーチ「只今、鈴仙。リオカップの開催委員会に行って、対戦組み合わせ表を貰って来たぞ」

年末をあと僅かに控えたある日、過去の理性を取り戻したコーチは
鈴仙に対して一枚の紙と共にこう言った。

鈴仙「! 来週から始まる、ブラジル若手サッカーの登竜門。
    いよいよ、近づいて来たって感じですね!」

コーチが渡してくれた大会の開催要領を確認しながら、鈴仙は頷いた。
開催要領には総則として、全体の流れ及びルールについて記載してある。
そこには、具体的にこう書かれていた。

224 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 22:59:17 ID:???
【リオカップ ルール】
○予選リーグ
 4チームずつ4ブロックに分かれてリーグ戦を行います。
 上位2チームが決勝トーナメント進出となります。

 前後半30分ハーフで行われます。
 勝利は3点、敗北は0点、引き分けは1点として扱い、3戦した際に最も多くの点数を獲得したチームが優勝となります。
 なお、同点のチームが複数いた場合、得失点差、得点数の順番で順位を決めます。
 延長戦やPKはありません。
 反則についてですが、レッドカード、もしくはイエローカード累積2枚で退場した場合、
 次の試合には出場出来なくなってしまうので、ご注意下さい。
 『3』人まで選手交代可能です。

○決勝トーナメント
 予選通過の8チームから、順位と選出ブロックにより組み合わせを決定します。

 前後半30分ハーフで行われます。
 同点だった場合、前後半15分ハーフでの延長戦を行い、
 それでも決着がつかない場合はPKで勝負を決める事になります。
 予選リーグのイエローカードの累積はリセットされません。
 『3』人まで選手交代可能です。

225 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:00:17 ID:???

鈴仙「(……大まかには、前の全幻想郷選抜大会と、大体同じ感じに見えるわね。
     違う所と言えば、決勝トーナメントの流れ位かしら。
     決勝も予選と同じく、前後半30分ハーフなのと、
     予選リーグのカードが決勝トーナメントにも引き継がれる点については、注意しないといけないかしら)」

そしてページを裏返すと、本題である予選リーグの組み合わせ表があった。
予選リーグは各4チームでの争いであるため、鈴仙達コリンチャンスは、
予選で3チームとの対戦が予定される事になる。

コーチ「我々コリンチャンスと同じ組のチームは、グレミオ、サントス、フルミネンセの3つ。
     試合順番も今説明した通り。まず始めにグレミオと当たり、次にサントス、
     そして一番最後にフルミネンセとの試合となる」

そう言って老人は鈴仙に試合スケジュールの説明を始めた。

コーチ「じゃが。……第三試合のフルミネンセは、ハッキリ言って雑魚じゃ。
     今のわしらであっても、問題無く倒す事が出来るじゃろう。
     そのため、当面の問題は、来週から早速始まる第一試合のグレミオ。
     そして第二試合のサントスに勝つ事に集約される」

鈴仙「(グレミオ……ってのは詳しくは分からないけど、優勝候補の中ではやや劣るって前評判があったっけ。
    サントスは……サンパウロ市にドデカイクラブハウスを建てて、
    スウェーデンから科学技術やら選手やらの融通をしているって評判の、金満チームだったわね)」

以前の記憶を振り返りながら、鈴仙は各要注意チームについての情報を整理する中、
コーチもまた鈴仙に対して情報を提供した。

226 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:01:47 ID:???
コーチ「グレミオはGKメオンの守備。そしてMFダ・シルバの突破力が売りのチームと言われておる。
     しかし、両選手とも大会トップクラスではあるが、充分隙があるだろう。
     また、メオンの増長した態度もあって、チーム全体の総合力が他と比べても、やや低めとの情報もある。
     だが私も、荒くれ共には仕事を通じて一通りの訓練はさせていたから、
     敵の無名選手に対しては、そこそこの働きを見せてくれるじゃろうて」

鈴仙「はい(グレミオ戦の段階では、まだ私の仲間は合流できない。
    戦力的には一番厳しいけれど。頑張らなくっちゃ!)」

コーチ「サントスはFWザガロとCBディウセウ。そしてMFにリベリオを置いたバランスの取れたチームじゃ。
     彼らのサッカーは兎に角攻撃的。ザガロの強引なドリブルやシュートは言うまでも無く。
     リベリオやディウセウも、隙を見れば強烈な必殺シュートを撃って来る可能性が高い。
     この試合の時点で、優秀なDFかGKを置いておきたい所じゃの。

     弱点はディウセウ以外の選手の守備力の低さ……と、言いたい所じゃが、
     その穴について、彼らは埋める算段を付けておるとも聞く。
     この辺りは、実際に試合が近づかん事には、分かりそうにもないな」

鈴仙「はい(……サントスについては、まだまだ要警戒って段階か。でも、そこについては仕方ないわね)」

ここまで話して、コーチはブリーフィングを一旦打ち切り、
鈴仙に対してこう切り出した。

コーチ「……さて。前にチラリと喋ったかもしれんが、ワシらコリンチャンスは今や、
     有志のみが集った、荒くれ共の寄せ集めのチームじゃ。無論、スポーツ医師である私の知識を尽くして、
     彼らには最低限以上の訓練を施した自負はあるから、下手なチームの無名選手と比べても、
     決して勝負にならん事は無く。むしろ場合によっては、五分以上の働きをしてくれると信じておる」

これは鈴仙が後になって知った事だったが、スラム街で鈴仙に絡んでくれる荒くれ共は、
以前は全員がコリンチャンスの選手だったらしい。彼らは才能こそ恵まれなかったが、
コーチの高潔な人格を慕って、鈴仙が奮闘する影でアルバイトや訓練等を積んで来たようだ。

227 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:05:55 ID:gmpXrou+
コーチ「しかし、彼らには、まだ少し伸びしろがある。わしはこれまでの償いも兼ねて、
     彼らに対しても全体指導を行う心算じゃ。――そこでじゃ、鈴仙。
     わしは彼らに対し、どの分野を重点的に鍛えさせれば良いと思うか?

鈴仙「……えっ。直前練習の分野指定だなんて。そんな大事な事を、私なんかに任せて大丈夫なんです?」

コーチ「時間は無いから、個別に指導をしたり、全分野について指導する事は出来ない。
     そんな中で、攻撃面か守備面か。チーム全体の育成方針として、どの分野を優先させるべきか。君の考えを聞きたいの」

鈴仙「いえ、でも。そこはコーチが、今後の戦いに向けて何が必要かを検討すれば――」

コーチ「――私は、君の直観を信じているんだ」

旧友であるエベルトンを前にした時に見せたような畏まった口調で、コーチはそう言った。

鈴仙「(……次のグレミオ戦。そしてその次のサントス戦においては、
     多分、コリンチャンスの荒くれ達の力も借りる必要がある。
     だからこそ、ここでの彼らの能力値の底上げについては重要だとは思うけれど。
     ――攻撃面を重視させるか、守備面を重視させるか、あるいは他か。
     直観を信じるって言われても、どうすれば良いのかしら……?)」

228 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:08:57 ID:gmpXrou+
コーチの超然とした態度に内心で辟易しつつも、
鈴仙は目先の試合でコリンチャンスの無名選手に対し必要な能力分野について考えた。
そして――。


A:攻撃面を鍛える(コリンチャンスの無名選手全員のドリブル・パス・シュートが各+1されます)
B:守備面を鍛える(コリンチャンスの無名選手全員のタックル・パスカット・ブロックが各+1されます)
C:フィジカル面を鍛える。(コリンチャンスの無名選手全員の最大ガッツ+100、競り合いが+2されます)
D:必殺技の習得センスを鍛える。(判定でコリンチャンスの無名選手数名が必殺技を覚えます)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:11:07 ID:gmpXrou+
…と、言ったところで早いですが、今日の更新はここまでにします。
明日(か明後日)から、サントス戦にかかる描写に入って行ければと思っています。
それでは、本日もお疲れ様でした。

230 :森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:11:14 ID:JD4awfTM
D
こいこいこい

231 :森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:15:20 ID:fQ+2FtJM


232 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/06(日) 23:15:32 ID:???
>>229はサントス戦じゃなくてグレミオ戦でした(汗)
それと、コメントにも返信します。
>>220
引きが良ければ同値くらいになるか、あるいは上回る可能性もあります。
>>221-222
反町のシュートだったら、GKサルサノさんでも普通に止まりますね…

それでは、今度こそお疲れ様でした。

233 :森崎名無しさん:2016/03/06(日) 23:37:46 ID:9aqrLl5c
D

234 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:17:38 ID:x6xzPwyc
D:必殺技の習得センスを鍛える。(判定でコリンチャンスの無名選手数名が必殺技を覚えます)

コーチ「……ふむ。基礎力よりも爆発的な必殺技に賭けるか。
     じゃが、必殺技は基礎や理論ではどうにもならない、センスが問われる分野でもある。
     やるだけやってみるが、サッパリな結果となってしまうかもしれない。……それでも、良いかの?」

鈴仙「でも。……逆に言えば、基礎練習よりも爆発的で目覚ましい効果が出る可能性もある、って事ですよね。
    だったら、私、それに賭けるべきだと思います」

コーチ「ふむふむ……。確かにそうとも言える、か。分かった。やってみるとしよう」

威勢の良い鈴仙の返答に、コーチは納得して頷いた。
そしてほんの少しだけ考えた後、思いついたようにコーチはこう話し始めた。

コーチ「そして……それならば。今の内にお前さんに、チームメイトの能力的な特徴について、
     簡単に紹介でもしてあげようか」

鈴仙「……そういや私、ここに何カ月も居るのに、他のメンバーがどんな感じなのか、全く分かって無かったです」

クラブチームで、自分のチームメイトが誰だか分からない事は落ち着いて考えなくても異常だが、
これ以上の異常が満載のチームに所属していたため、鈴仙の感覚はやや麻痺していた。
それを聞いてコーチは自嘲気味に笑いながら続けた。

235 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:19:37 ID:x6xzPwyc
コーチ「――コリンチャンスは現在10名のプレーヤーがいる。
     多くはこのスラム街に移転する前からコリンチャンスに所属し、
     才能は無いがチーム愛を見せ荒くれにまで転じた、愛すべきわしの弟子たちじゃ」

コーチは古びた写真――かつてのコリンチャンスの集合写真だ――を鈴仙に見せながら、
それぞれポジションごとにメンバーを説明していった。


コーチ「FWはゲーノスとクラウディ。ゲーノスは古株だが、クラウディは元から居たパイサンドウのユース部門に上がれず、
     しかしサッカーがしたいという強い想いで、このスラム街へとやって来た男だ。
     能力的にはどっちもほぼ同じじゃが、ゲーノスは高い浮き球にやや強く、クラウディは低い浮き球にやや強い。

     MFは3人しか居ない。ライア、ナバイロ、マギッシじゃ。
     こいつら三人も、永らくチームを支えてくれていた。……ここしか、支えるべきチームがなかったとも言えるが。
     SHを務める事が多かったライアとマギッシはドリブルが、中央に居る事が多かったナバイロはパスがやや長ける。

     DFは4人じゃ。SBのデ・ラーダとビベス、そしてCBのミャージとニータ。
     SB連中はパスカットを、CB連中はクリアをやや得意とするが、タックル、ブロック能力は同じ。
     だから、4人集まれば、少なくとも普通のドリブルやシュートが相手ならば……まあ、そこそこの壁にはなると思う。

     GKはピュジェという男じゃ。GKとしての実力は……ハッキリ言って低い。
     パルメイラスのサルサノという奴よりはマシと思っていたが……サルサノも先の試合では、神通力を見せたからの。
     次の試合では、鈴仙。お前さんが沢山ゴールを挙げる必要があるぞ」

236 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:21:29 ID:x6xzPwyc

鈴仙「なるほど……(――これまでずっと荒くれしてました、ってのは不安だけど。
    もし本当に彼らが過去にブラジルプロサッカー界にいて、このコーチの腕が確かだとしたら。
    無名選手であっても、永遠亭の名無しウサギ達とは違って、最初からある程度以上の能力は持ってそうね)」

コーチ「――さ。説明はこんくらいにして、わしは先に寝かせてもらおう。明日は特訓で忙しいからの」

説明を終えた後、コーチはそう言ってそのままソファに寝ころんだ。
コーチは耄碌から覚めたが、結局資金難なのは変わりが無いため、彼には碌な寝床がない。
鈴仙はコーチに別れを告げ、先ほど説明を受けた、まだ見ぬコリンチャンスメンバーの成長を期待しながら、
屋外のダンボールハウスで眠りに就いた。


*****


――そして、年始を直前に控えた翌日。

コーチ「皆、今まで迷惑かけてすまんかったの。……そのお詫びに、今日は精一杯しごかせて貰おう!」

コリンチャンメンバース「「「「「……おう!!」」」」」

コーチはスラム街の荒くれと化したコリンチャンスメンバーを呼びつけてそう宣言した。
彼は精神医学的な手法から、選手の必殺技センスを覚醒させる方法を取った。
練習は早朝から日没まで続き、果たしてその結果は……。

237 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:23:48 ID:x6xzPwyc
先着4名様で、

〜FW〜
★ゲーノスのセンス→ ! card
 クラウディのセンス→ ! card★
〜MF〜
★ライアのセンス→ ! card
 ナバイロのセンス→ ! card
 マギッシのセンス→ ! card★
〜DF〜
★デ・ラーダのセンス→ ! card
 ビベスのセンス→ ! card
 ミャージセンス→ ! card
 ニータのセンス→ ! card★
〜GK〜
★ピュジェのセンス→ ! card★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

【判定の基準】
J〜Kが出れば、マークやそのポジションに応じた必殺技やスキルを習得します。
具体的には以下のとおりとします。
FW:ダイヤ・ハートでドリブル、スペード・クラブでシュート
MF:ダイヤ・ハートでパス、スペード・クラブでパスカット
DF:ダイヤ・ハートでタックル、スペード・クラブでブロック
GK:ダイヤ・ハートでセービング、スペード・クラブで一対一
(JOKERが出れば、ダイヤ・ハートとスペード・クラブ両方の必殺技やスキルを習得します)

※一人も習得者が出ない場合は、流石にあんまりなので救済策を取ります。

238 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 00:24:25 ID:???
★ゲーノスのセンス→  クラブ5
 クラウディのセンス→  ハート8

239 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 00:26:12 ID:???
★ライアのセンス→  ハートJ
 ナバイロのセンス→  クラブ8
 マギッシのセンス→  スペード4

240 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 00:26:59 ID:???
★ライアのセンス→  ダイヤ3
 ナバイロのセンス→  ダイヤQ
 マギッシのセンス→  クラブ9

241 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 00:29:42 ID:???
★デ・ラーダのセンス→  スペード10
 ビベスのセンス→  ハート4
 ミャージセンス→  ハートQ
 ニータのセンス→  スペードK

242 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 00:29:54 ID:???
★デ・ラーダのセンス→  スペードQ
 ビベスのセンス→  ダイヤ2
 ミャージセンス→  ダイヤQ
 ニータのセンス→  クラブQ


243 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/08(火) 00:46:55 ID:x6xzPwyc
SHのライアがドリブル技、CBのミャージとニータがそれぞれタックル、ブロック技を習得した!
GKはどうなる!?
…と、言ったところで短いですが、今日の更新はここまでにします。

ちなみにコリンチャンスの無名選手については、現時点で全員総合力359程度になっています。
(本スレで言うと、グレミオ以上サントス・フラメンゴ以下程度)
鈴仙(総合力366)との差が小さいですが、鈴仙がまだ伸びる余地があるのに対し、
無名選手については、余程JOKERを連発しない限りは、基本的にこの能力値で行く事になります。
(フラグ習得・回収はありますが、名無しウサギのような成長イベントは想定していません。)

それでは、本日もお疲れ様でした。

244 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 00:52:30 ID:???
★ピュジェのセンス→  ダイヤA

245 :森崎名無しさん:2016/03/08(火) 12:13:03 ID:???
流石は森崎以下と評された男よ……
(一対一もアレだが、肝心のセービングが酷い)

246 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:40:30 ID:MrrZYuvc
>>245
コリンチャンス選手は能力値が乗ってるサイト様を参考にしつつ、
全体的に平均的になっていますが…ピュジェ君のセーブ力は低いですね。

247 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:42:22 ID:MrrZYuvc
★ゲーノスのセンス→  クラブ5
 クラウディのセンス→  ハート8 ★
★ライアのセンス→  ハートJ→パス技習得!(>>243でドリブル、って言ってますが間違いでした)
 ナバイロのセンス→  クラブ8
 マギッシのセンス→  スペード4 ★
★デ・ラーダのセンス→  スペード10
 ビベスのセンス→  ハート4
 ミャージセンス→  ハートQ→タックル技習得!
 ニータのセンス→  スペードK ★→ブロック技習得!
★ピュジェのセンス→  ダイヤA ★
ライアがパス技、ミャージがタックル技、ニータがブロック技を習得します。


コーチ「(やれる限りの術は施したが、芽が出る確率は……ま、13分の3程度じゃろうか。
      この中で言えば、2、3人程が何か技を習得出来れば上出来と言った所だが……)」

このコーチの厳しめな目測は結果として的中した。

ライア「監督! 今以上に照準を定めたパスの開発に成功しました!」

ミャージ「俺は体格を生かしたタックルを究めました! リオカップではがんばります!」

ニータ「俺は飛び出しブロックのタイミングを掴みました。少しでもシュートを防いでみせる!」

コリンチャンスの生え抜きの選手達の内丁度3名が、
リオカップに向けての新たな武器を開発する事に成功していた。

コーチ「(――ふむ。これでグレミオレベルなら、大分安心して戦えるようになったか。
      後は欲を言えば、鈴仙に加えてもう一人程度、強力なタレントが欲しい所じゃが……)」

248 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:44:26 ID:MrrZYuvc

コーチ「(――というか。わしら、無事にリオ・デ・ジャネイロまで辿り着けるんじゃろうか……)」

コーチは優秀であるが、貧乏である事には変わりない。
彼はたらればの夢物語を早々に切り上げ、ここからどうリオカップを勝ち抜くか、
そもそもサンパウロから結構遠いリオまで、金が無い中どうやって行こうか考える事に専念したのだった。

*ライアが「ピンポイントパス(パス+2、60消費)」を習得しました。
*ミャージが「パワータックル(1/4でタックル+2、吹飛4)」を習得しました。
*ニータが「ダイビングブロック(1/4でブロック+4、100消費)」を習得しました。

249 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:46:04 ID:MrrZYuvc
<<<1月1週・リオカップ開幕!>>>


〜ブラジル・リオデジャネイロ州リオデジャネイロ市〜

――そして、年が明けるとすぐに、リオカップは始まった!
鈴仙達が住むブラジル・サンパウロから車を使って約五時間半、436キロメートル。
ブラジルの南東部にある州都は、今にも実際に燃え上がらんとする程の熱気に包まれていた。


観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

実況「さあ〜〜! 見て下さい、このマラカナンスタジアムが圧倒的な人に溢れています!
    その数なんと25万人! ここエスタジオ・ド・マラカナンの最大収容人員は20万人ですが、
    それに加えて更に5万人がブラジル中、いや、世界中から集まったが為に、
    スタジアムの観客席は人の上に人が重なり、とんでも無い事になっています!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

実況の煽りに、観客達が身を振り絞ってあらんかぎりの大声をだす。
声の振動でスタジアムが潰れてしまいそうにすら思える中、
この観客達よりももっととんでも無い連中が現れ始めたからだ。

実況「さあ! そして……オープニングセレモニーが始まります!
    ブラジル全土から集まった、16の若き精鋭たちが今、登場します!」

??「…………!」

その連中の先頭を飾るのは、整った顔立ちをした、オレンジに近い茶髪をした美少年だった。
美少年と言っても彼は決して華奢では無く、バランス良く引き締まったスポーツマンの体格と、
そして熟練の戦士さながらの、静かな自信のオーラに満ちていた。

250 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:47:21 ID:MrrZYuvc
実況「まず現れたのは、カルロス・サンターナが率いるフラメンゴ!
    今大会MVP候補筆頭とも称される彼は勿論、脇を固めるチームメンバーの実力もピカ一!
    新戦力の情報も入っており、間違い無く目が離せないチームとなりそうだ!」

カルロス「(……やるぞ。俺がブラジルナンバーワン。そして世界一になるんだ。見ていてくれ、アーサー!)」

古びたボールを小脇に抱えて、フラメンゴのキャプテン、カルロス・サンターナは強い意思の籠った瞳を観客席に向けた。

翼「……!」ニコッ!

妖夢「………」

そんな彼に続くようにして入って来たのは、ここブラジルにおいてはある意味異質なチームだった。
先陣を切る選手は日本人、銀髪の少女、金髪のイタリア人、また日本人……。
多くの外国人選手を抱えたこのチームはしかし、フラメンゴ以上の歓声を持って観客に受け入れられた。

実況「次に現れたのはサンパウロ州の雄、サンパウロFC!
    なんとこのチームは、日本MFの大空翼がキャプテンを務めている……だけでは無い!
    エースストライカーが日本の奥地出身の少女であり、その両者ともが、
    ブラジルでも最強クラスの選手と言う事が一番の驚きです!
    彼らが一体、このリオカップで他にどのような驚きを見せてくれるのかに期待です!」

翼「(皆に早く俺のサッカーを見せて、幸せな気持ちになって貰わなくちゃな!)」

妖夢「(私は勝つ。やっぱり……どうしても、勝たなくてはいけないの……)」

251 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:49:13 ID:MrrZYuvc
ズシン、ズシン……

??「うひぇー、強そうな奴がいっぺぇいるなぁ! オラワクワクして来たぞ!」

実況「7番目に入場したチームもサンパウロ州から、サントスです!
    巨漢DF・ディウセウ選手が地面を揺らしながら、
    今大会屈指のストライカー・ザガロ選手と共に入場してきました!
    最新鋭の科学トレーニングを取り入れた彼らは、大会のダークホース足り得るでしょうか!?」

ディウセウ「なあザガロ、どっちが沢山倒せるか競争しねえか?」

ザガロ「ふざけろ、ディウセウ。俺達は奴らを倒しに来たのではない。征服しに来たのだ……ククク」

ネイ「トニーニョ、早く行くぞ。俺は勝ってあの子にプロポーズするんだ」

トニーニョ「またその話か。お前らしくも無く、一途だな」

実況「次に現れたのが……同じくサンパウロ州から、パルメイラスです!
    彼らのチームは一時期失踪騒動があり、それ以来選手の士気がガクンと落ちたとの評判ですが……。
    そんな評判を笑い飛ばさんばかりの、真剣な表情で全員がピッチに入っていきます!
    今大会の彼らには、期待できそうです!」

エベルトン「(ケッ。なーにが、期待できそうです! ……だ。ガキの運動会かよ。
        ――ま、そうやって余裕ヅラ出来るのも今の内さ。覚悟しとけよ、今のパルメイラスは……強えぞ)」

実況「15番目に現れたチームはグレミオです!
    今大会ナンバー1キーパーと称されるクラウディオ・メオンが守るゴールは、果たして破られるのでしょうか?」

メオン「(破られる訳がねえ。俺は最強だ、負ける気がしない。――俺を破るならサイクロンでこい!)」

ダ・シルバ「なーんかさ。俺達だけ扱い、微妙にショボくないか? 気のせいか? 気のせいなのか?」

252 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:50:50 ID:MrrZYuvc

実況「さあ! ここで15チームが今、スタジアムの中央に揃いました!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

そして、グレミオが最後に集合して15チームが揃った所で、観客達の盛り上がりはピークに達した。
後は残り1チームの入場を待つのみ。そうすればやがて開会セレモニーが始まり、心待ちにしていた試合が始まる。
そんな中で――その残り1チームが中々現れない。

実況「……え。えー。残すところはあと1チーム、コリンチャンスのみです!
    コリンチャンスの選手達が、今スタジアムに……入って来る筈です!」

シーン。  ――ざわざわ、ざわざわ……

コリンチャンスがいつまで経っても現れない。その事実は観客席の気温を下げるのに十分だった。

実況「コリンチャンス、コリンチャンスはどうしたのですか! 何故現れないのですか!」

友人や恋人との待ち合わせに遅刻する者は多く居るが、
サッカーの若手の登竜門たる一大大会に遅刻する者は滅多に居ない。
それゆえに、一度冷えた観客は、盛大な遅刻をかましているチームへの怒りの炎を灯す事で、
せめてもの慰みを得ようとしたようだったが――彼らの怒りは数分後、呆れに変わった。


ドタドタドタ……バターン!

鈴仙「お、遅くなってすみませぇーーん! コリンチャンスです!!」



253 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:51:55 ID:MrrZYuvc
実況「こ、これは……! コリンチャンス、集合時刻よりも30分遅れての到着です!
    一体どうしたのでしょうか!?」

鈴仙「ぜひー、ぜひー。……えっと……その」

遅れてやって来た、コリンチャンスを名乗る兎耳の少女を差し置いて、
平然とした顔で少女の後ろについて来た老人は、

コーチ「……ワシら、チャリとヒッチハイクでここまで来たのよ。だってワシら、お金ないし。
     バスって言ったら、10レアルで乗れる町中の路線バスだけじゃし」

痴呆老人のような弛緩した笑みで、平然とリオカップに出場するチームらしからぬ言動を言ってのけた。
老人会の草サッカー大会と会場を間違えたとしか思えない場違いっぷりに、
観客席は怒りよりも先に、混乱するしかなかった。

コーチ「ま、そんなちょっとヘンなチームですけど。いっちょ宜しく頼んますわ。……グヒヒ」

それでも、この老人が親しげにグヒヒと笑い一礼をすると、彼らは何となく黙らざるを得なかった。
言いたい事は色々とあったが、茶番は止めて一刻も早く試合を見たかった事と、
あまりに突っ込むべき所が多すぎた事などから、諦観にも近い呆れ顔で、
第16のチーム、コリンチャンスの飛び入り参加を認めるしかなかったのである。

実況「え、えー。と、とにかく。まぁ、16チームが無事に揃ったという事で。
    時間よりも少し遅れていますが、オープニングセレモニーを開始します! まず……」

妖夢「(……鈴仙。雑誌では聞いていたけど、本当に来ていたのね)」

そんな中、妖夢はボケたコーチと鈴仙との漫才チックな掛け合いを遠目に眺めて、

妖夢「(――この大会。私が勝って、私の道の方が貴女の選んだ道よりも善い道だった事を、証明してみせる……!)」

心の中で鈴仙に対し、静かだが黒い闘志に身を委ねていた。

254 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:53:22 ID:MrrZYuvc
〜スタジアム内・控室前廊下〜

コーチ「いやー。途中でヒッチハイク先がリオ・デ・ジャネイロじゃなくて、
     アフリカ西サハラのリオ・デ・オロだと気づいた時は危なかったのー」

鈴仙「危なかったのー、じゃないですよ。もう……。私達、早速赤っ恥じゃないですか!」

コーチ「まあまあ。観客は名プレーが見れれば、そんな事すぐに忘れてしまうさ」

オープニングセレモニーが終わって、鈴仙とコーチはスタジアムの廊下を並んで歩いていた。
あの場はコーチのボケ老人演技が光り、聴衆は煙に巻かれたような、
毒気を抜かれたような雰囲気になっていたものの、鈴仙は恥ずかしい気持ちでいっぱいだった。
そしてそんな鈴仙を無視するかのように、老人は暢気な風にこう確認した。

コーチ「……わしらの試合は、今やっている開幕試合、フラメンゴ対スポルチ戦の次じゃ。
     前にも言ったように、対戦相手はグレミオ。GKメオンの守備力とMFダ・シルバの突破力が光るチームじゃな。
     それで、わしらは今から、グレミオ戦の戦略を練る為に、与えられた控室へと向かっておる所だった……かの?」

鈴仙「そうです。分かり易い状況説明ありがとうございます」

そうやって歩いている内に、廊下の突き当たりにある次試合チーム用の控室――
今は鈴仙達コリンチャンス用の控室だ――を見つけたので、
鈴仙はツンと澄ました表情のまま、コーチよりも一歩先に進み、大会スタッフから貰った鍵でドアを開けようとしたが。

鈴仙「……あれ。もうドアが開いてる」

鈴仙が鍵を使うまでも無く、その鉄製の扉は開いていた。
一体何故かと、鈴仙がコーチや他の選手達に先んじてドアを開いて中に入ると。

255 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:55:58 ID:MrrZYuvc


アヤソフィア「やあやあ、お疲れ様です、鈴仙さん。コーチさん、それにコリンチャンスの皆さんも」

――そこでは、前にも何度か見た黒髪スレンダーの女性が、
普段通りのしたり顔で、鈴仙達を出迎えてくれた。


*****


〜スタジアム・コリンチャンス控室〜

鈴仙「な。なんでアンタがここに居るのよ!」

アヤソフィア「まぁまぁ、そう怒らないで。可愛い顔が台無しですよ?」

コーチを含めたコリンチャンスメンバーを部屋に入れた上で、
鈴仙は改めて、怒気と驚きを籠めた声で、彼女――アヤソフィアに対してこう問いただした。
軽薄な外見の女記者は最初、馴れ馴れしい笑みでその問いをはぐらかしていたが、
暫くして、その態度が鈴仙を落ち着かせる為には何の役にも立たない事を悟った彼女は、短刀直入にこう切り出した。


アヤソフィア「何故来たかって。それは、貴女達コリンチャンスにお願いがあったからですよ」
         私を助っ人として、このチームに入れてくれはしないか――ってね」

256 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:57:11 ID:MrrZYuvc
鈴仙「……は。はぁ!?」

アヤソフィアが勝手かつそんな横柄な頼み事をして来たので、鈴仙は思わず素っ頓狂な声を上げた。
しかし鈴仙の常識に反して、彼女は真剣だった。

アヤソフィア「私は本気ですよ。出来れば、WGかSHとしてチームに入りたいですが、
         私に活躍されるのがお嫌でしたら、単なるマネージャー扱いでも結構です。
         ただ、どんな形であっても、私をこのコリンチャンスの一員にしてほしい。
         そう思って、私はこうしてお願いをしてるんですから」

相変わらずアヤソフィアの態度からは裏が掴めない。

鈴仙「――色々聞きたい事があるから、一点ずつ聞くけれど、良いかしら?」

アヤソフィア「ええ。勿論です」

鈴仙「じゃあ一つ目。一体何故、私達に手を貸したいだなんて思うの?」

アヤソフィア「それは簡単。理由は勿論、貴女ですよ、鈴仙さん」

鈴仙「わ、私? どうしてよ」

アヤソフィア「……貴女は自覚してないかもしれないけど。貴女は多くの人を変える力がある。
        ここに来てからも、貴女は完全に無気力だったコーチに理性の灯を取り戻した。細かい事で言えば、もっと色々あるわ。
        ――そんな出来事を見て、私は興味を持ったんです。貴女という存在が持つ、目に見えない力についてね」

鈴仙「(私が持つ、見えない力。それって私がかつて森崎や中山さんを通じて得た、色々な心の強さの事かしら……)
    ――まあ。それは分かったわ。だから二つ目だけど。あんたは一体、何を企んでるの?
    単なる興味本位だったら、単にルポでも書いてればいいじゃない。どうして、ウチのチームに入る必要があるのよ」

アヤソフィア「企むだなんて、とんでもない! 言ったじゃないですか、私は興味があるだけだって。
         それを知るには、傍目から見るだけでは無く、実際に当事者になる事が大事だなって、そう思っただけですよ」

257 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 01:08:01 ID:MrrZYuvc
鈴仙「……三つ目。あんた、助っ人をしたいって言ってたけれど。サッカーの腕前はどうなのよ」

アヤソフィア「あやや、それならご心配なくです。私はこれでも、毎日の鍛錬は欠かせてませんでね……っと!」

シュンッ! ビュバババッ!

デ・ラーダ「お、俺達!?」

ビベス「う、うわあっ!?」

ミャージ「何だこの素早い動きは!」

ニータ「強い……!」

鈴仙「うちのDF陣4人がかりを容易く突破……か。ドリブル力については相変わらず、世界トップクラスみたいね」

アヤソフィア「失礼な。私はタックルやパスカットだって、人並み以上にはこなしますよ?
        攻撃だけじゃなく、守備面でもぬかりナシです」

そうやって細身ながらスタイルの良い胸を張るアヤソフィアの服装は、
よく見ればサッカーも出来るような薄手のシャツだった。

コーチ「……監督という立場から言えば。君の実力は確かにこのチームにとっては、
     願っても無い助け船となるじゃろうな」

鈴仙「コーチ! この人、本当に入れるんですか!?」

コーチ「さーて。……どうするかのう。鈴仙、君はどう思う?」

鈴仙「……また私ですか」

258 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 01:14:02 ID:MrrZYuvc
コーチ「うむ。彼女は実力的には秀でては居るが、人格的には君と合うかは分からん。
     ……無論、助っ人として出るからには、君を邪魔するような事は敢えてしないと思うが。
     また、彼女よりは劣るが、コリンチャンスの元からの選手を使いたいという気持ちもあるじゃろう。
     そうした意味では、マネージャーとしての登用の方が無難な可能性もある。
     選手サイドの意見も聞きたい、という話じゃな」

鈴仙「……あの、なんか選手かマネージャーとしての採用が前提になってますけど――」

アヤソフィア「――あ。ちなみにもし私を採用して下さるんでしたら、金銭面は色々フォローしますよ。
         ……だって、もしこのままだったら、あなた達、公園のベンチで寝泊まりする予定だったでしょう。
         流石にそれでは、試合へのコンディション上問題ですよね?」

鈴仙「(助っ人としてもマネージャーとしても雇わない、という選択肢は無い……と、いう事を暗に示してやがるわね。
    ……うーん。アヤソフィア……彼女がもしも、幻想郷のあのブン屋だとすると、
    あまり良い思い出は無いけど、決して本当に悪い奴では無い気もするしなぁ……)」

――選手としての意見を求められた鈴仙は、しっかりと考えた上でこう意見を出した。


A:アヤソフィアに助っ人として、試合に出て貰う。
B:アヤソフィアにはマネージャーとして活躍して貰う。

先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Aを選んだ場合、グレミオ戦ではアヤソフィアが選手として出場します。
*Bを選んだ場合、グレミオ戦ではアヤソフィアは選手として出場しません。
*今後の試合については、出場について別途選択可能です。

259 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 01:16:38 ID:8pFEJFhc


260 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 01:18:49 ID:MrrZYuvc
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
アヤソフィアさんを出場させるメリットとしては、能力の高い選手が居る為、試合難易度が下がる点、
デメリットとしては、コリンチャンスメンバー等鈴仙の仲間の活躍(覚醒)の場が減る点があると思います。
3票決なので、積極的に投票に参加して頂ければ嬉しいです。

それでは、本日もお疲れ様でした。

261 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 01:20:42 ID:4AdnBqdA
A


262 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 01:20:49 ID:EvY3bGDQ
B

263 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 01:24:04 ID:7QnMqWFo


264 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 01:40:30 ID:JYkS6N2w
A

265 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 18:10:25 ID:???
マジで雇いたくないのに雇わないって選択肢がなくてマジでつらい

266 :森崎名無しさん:2016/03/09(水) 18:18:17 ID:???
まぁまぁ、気持ちは痛いほど分かるけどね。ここは結果に従いましょうよ。

267 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:24:45 ID:pDNX8uuY
更新再開します。
>>265-266
私としては、彼女のようなキャラがチームに居た方が、ストーリーや会話にスパイスが利いて面白いかなと思って書いています。
ですが、具体的に何故雇いたくないとか、どうした展開があったら良いかなどコメント頂ければ、
私がやりたい・やれる範囲内でではありますが、今後の描写や選択肢を増やす等で、ある程度はご要望に沿えると思います。
……ただ、強い言葉で言われると、結構メンタルが弱いので傷つきます(汗) なので我儘ですが、建設的な風に言って下さると助かります。

268 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:26:50 ID:pDNX8uuY
A:アヤソフィアに助っ人として、試合に出て貰う。

鈴仙「……言っとくけどね。私は、あんたを信用していないの」

アヤソフィア「――でしょうな」

鈴仙の前置きに、どこかで見た女記者は肩を竦めながらおどける。
それに構わず鈴仙は続けた。

鈴仙「だけど。……現状の私達のチームに、強力な選手が居て欲しいという気持ちは、私もコーチと同じよ。
    もしも本当にその力を見せてくれると言うならば――アヤソフィア・シェマリー。
    私が、あんたの助っ人としての加入を拒む理由は無いわ」

その結論を出すのに、鈴仙は忸怩たる思いだった。
アヤソフィアの内心は全く見通せず、怪しい。その上、慇懃無礼な態度の奥には、鈴仙に対する敵意すら感じる。
それにも関わらず、今回彼女を選手として採用せざるを得ないと思い至ったのは、
彼女の純粋な実力の高さに対する信頼もあったが、近しくなる事で、その真意を突き止めたいという気持ちもあった。

鈴仙「勘違いしないでよね。私の方こそ、あんたを見張っておきたい気持ちがあるの。
    あんたの企みが悪い物だったとしても、私は止めてみせるから」

そう言って気丈に自身を睨みつけている鈴仙の態度に、
アヤソフィアは目を丸くしていたが……。

アヤソフィア「――ブラヴォー! 流石鈴仙さんです。おみそれしました、まさしく主役の貫禄ですね」

ぱちぱちと手を叩いて、彼女は鈴仙の選択を歓迎した。勿論これは、鈴仙の神経を逆撫でするのに充分だった。

鈴仙「――また、そんなふざけた態度をして」

アヤソフィア「申し訳無い。ただ、これは私の性分なものでして。これをもって不信を煽る気はさらさら無いのですね。
        ……だけど、そうですね。少しでも信頼して頂く為に、こうしたものを用意しました。どうでしょう」

269 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:27:52 ID:pDNX8uuY

ピラリ……。

こんな展開を予想していたらしいアヤソフィアは、ポケットから一枚の紙切れを取り出す。
それを見たコーチは少しだけ目を丸くして、

コーチ「……ふむ。これは辞表か。大手新聞社に勤務されとったのに、ケッタイな事じゃのう」

アヤソフィア「私の貯金だけじゃ、リオカップ期間中、貴方がたの金銭的フォローを行うのは困難でしたから。
        勤務1年未満の自己都合退職で貰える額なんてたかが知れていますが、それでも追加の金が必要でした」

鈴仙「そんな事言われても。記者なんてフリーでも幾らでも食っていけるじゃない。
    私には、単なるパフォーマンスにしか見えないわ」

アヤソフィア「……まぁ。私だってこの位で信じて貰おうだなんて思っていません。
        私は鈴仙さんから当面の信頼を得るべく、加えてこんなものを用意しました」

アヤソフィアは今度は別の紙切れを鈴仙に見せた。
無意味な数値が羅列しているだけのメモに見えた、この紙は……。

鈴仙「――こ、これは。次に対戦するグレミオに関する詳細なデータメモ……!
    メオンが得意とするシュートコースや、ダ・シルバのドリブル突破率まで、
    一つひとつの項目が、凄く丁寧に作られてる……!!」

アヤソフィア「ご希望とあらば、次のサントス戦でもお作りしますよ。
        これでもデータやら数字には、そこそこ造形があるものでして」

鈴仙「(データやら数字って聞くと、霞……永遠亭のデータマンを思い出すわね。
    でも、考えてみればあの子が憧れてたのって、このブン屋なんだっけ)」

アヤソフィア「で。これだけじゃあアンタの内心の本気度が伝わらない!
        ――とか、言われそうだったので。こんなものも用意しておきました。どうぞ」

270 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:29:27 ID:???
現状、別勢力のスパイで面倒見てくれたら裏切って協力しようか、って感じなんかな
初期から割と活躍してたし素直じゃないから、こっちから手を差し伸べてもいいけど
そこまで手が回らないし、何よりそれなら最初で選んでたしなあ

271 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:29:36 ID:pDNX8uuY
少しだけ永遠亭での生活を思い出している鈴仙を尻目に、
アヤソフィアは追い打ちと言わんばかりに第三の紙を提示して来た。
これは今まで彼女が示したメモと違って、やや格式ばった書式でこう書かれていた。

鈴仙「契約書。――私、アヤソフィア・シェマリーは、コリンチャンススタッフとして就任するにあたり、
    以下の事項を必ず遵守します。
    一、コーチ、監督及びキャプテンの指示には必ず敬意を持って従います。
    一、コーチ、監督及びキャプテンの指示が無い場合であっても、チームの利益を最優先した行動を取るよう努めます……?」

アヤソフィア「簡単ですが、契約書です。私は、試合やチーム運営について、
        鈴仙さん達にとって最高の味方たるよう動き、裏切る意図は全くない事を示す為に書きました。
        もしもこれに反した場合は、裁判所なり私刑なり、好きなようにして下さって構いませんよ」

最後にそう断言して見せる彼女は、確かに少なくとも「コリンチャンスの一員として活躍する」という点においては、
信頼が出来そうだった。

アヤソフィア「ここまで長々と話して私が伝えたかった事は一つ。私は、少なくとも今は、貴女の敵では無いという事です。
        いや、むしろ逆に。私は、少なくとも今は、貴女の味方で居たいのです。
        金やデータやプライドを捨ててでも、私は貴女のプレーを間近で見たかった」

鈴仙「……だったら、理由を教えてよ。単に私に興味がある意外にも、しっかりとした理由があるからこそ、
    あんたはそこまでするんじゃないの?」

アヤソフィア「……そこを突かれると痛いですね。真意も分からん奴なぞ信頼できるかという意見はごもっともですし。
         ただ、少なくとも私と鈴仙さんは利害関係が一致しています。
         詳細はまた後日お話しますが、私は貴女とサッカーをして、リオカップに勝ちたいという明確な目的があるのですよ」

鈴仙「……もう、あんたが何を言ったって信じがたいわ。
    ――だから、分かった、敵じゃないって言うなら、一旦はその言葉を信じてあげる。
    その必死さに免じてね。今はここで、あんたを諮問している場合じゃないもの」

アヤソフィア「……助かります」

272 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:35:41 ID:pDNX8uuY
コーチ「そうじゃの。……今は、試合に関する最後の整理をすべきじゃ」

アヤソフィアの言葉に鈴仙も最終的には折れ、彼女の加入に関する適否にかかる議論は一旦延期となる。
そのきっかけを作ったのは鈴仙のコーチ兼監督だった。

コーチ「オホン。二人が議論をしている間、わしの方で布陣案を作ってみた。
     アヤソフィアさんが入って、FW4名、MF3名、DF4名、GK1名の12名となったコリンチャンスから、
     少しでもバランスの良さげな布陣を……と、考えた結果、こうなった」

熟練の将軍でもある彼は、鈴仙がアヤソフィアを取り調べている間にも、
ミーティングの準備をぬかりなく進めていた。
控え室のホワイトボードには、選手を示すマグネットがこのように記されていた。

コリンチャンス:4−3−3
−H−J− H鈴仙 990/990 Jゲーノス 700/700
F−−−− Fアヤソフィア 800/800
−−I−− Iナバイロ 700/700
G−−−F Gライア 700/700 Fマギッシ 700/700
−−−−−
C−D−B Cデ・ラーダ 700/700  Dミャージ 700/700 Bビベス 700/700
−−A−− Aニータ 700/700
−−@−− @ピュジェ 700/700
控え:クラウディ(FW)
備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち

273 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:36:42 ID:???
色々言われてるけど、実は自分は文が好きなのでこの展開は嬉しいです。
チーム集めでは難易度がきつかったのとFWが過多だったので選べなかったけど…。
好意の反対は無関心というし、アヤソフィアさんの敵意がどうなるのかすごく楽しみです。

274 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:37:13 ID:pDNX8uuY
コーチ「対戦相手はグレミオ。もう何度も言ったが、GKメオンの守備力と、
     MFダ・シルバの突破力が怖いチームじゃ。
     じゃが、メオンの守備力は鈴仙の全力のシュートの前では脆く、
     ダ・シルバの突破力はアヤソフィアさんのそれと比べては劣る。
     また、その他の無名選手についても、わしらの無名選手の方が総合的に優れておる。
     ……結論としては、余程運か戦略が悪くない限りは、苦戦する事は無いと思われるチームじゃろうな」

アヤソフィア「私のデータによれば、メオン君のセーブ力がMAXで61ポイント程度。
        その一方、鈴仙さんの『マインドエクスプロージョン』の威力は、同基準で言えば64ポイント程度です。
        ……ふむふむ、成程。確かにコーチさんの情報とも合致してますな」

コーチが概論を話す中、すっかりチームに溶け込んだしたり顔のアヤソフィアが各論を話してくれる
ミーティングは、悔しいながらも鈴仙にとって充実していた。

アヤソフィア「ダ・シルバ君のドリブル力は、若干ではありますが、私に劣ります。
        ――が。決して油断せず、多人数で防ぎに行ける体制を作るべきでしょうね。
        そうなると、コーチさんのこの布陣は概ね妥当でしょうか」

鈴仙「そうね……(強いて言うなら、MFが3人でタレント不在って点は不安だけど。
     私もあいつもFWだし、MFの替えは他にも居ないし、しょうがない所もある……のかな。
     勿論、少し工夫をすればもっと良くする事も出来そうだけど……)」

275 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:40:01 ID:pDNX8uuY
そのため、鈴仙はこの案をベースとして、集中して布陣案を考える事ができ。
暫くの思考の後、コーチやアヤソフィア、そして並み居るコリンチャンスの選手に対して、こう意見を述べた。

A:このコーチ案の陣形で問題無い。キックオフだ!
B:鈴仙をトップ下に持って行き、中盤のゲームメイクもできるようにする。
C:鈴仙をCBに持って行き、リベロとして攻守両面で活躍できるようにする。
D:アヤソフィアをSHに持って行き、中盤の守備でも動けるようにする。
E:アヤソフィアをFWに持って行き、前線の攻撃力を高める。
F:その他 思いついた布陣があれば書き込んで頂いても良いですし、B+Dと言ったものもOKです。
  (B+Cなど、同じ選手を二つの位置に動かすことは出来ません)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

276 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:47:04 ID:+HUYt+7w
A

277 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 00:48:44 ID:iz6Sw93c


278 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:52:53 ID:pDNX8uuY
…と、言った所で短いですが今日の更新はここまでにします。
明日からグレミオ戦に入っていけると思います。
>>270
すみません、確かにスパイっぽくも見えましたが、
この辺りは描写不足でしたので補足しますと、アヤソフィアは別勢力のスパイではありません。
完全に個人的な思惑のために活動しています。
>>273
鈴仙には無いスレた所のある(?)キャラとして、彼女を助っ人で出したかった気持ちがありました。
ただ、射命丸は新チームや各勢力とは別の、個人的な思惑があるという設定でいたため、
勧誘難易度は高めにしていました。(もしも勧誘に成功してたら、その辺りは変更の可能性がありました)
この個人的な思惑の内容については、今後のストーリーで明かせられればと思っています。

それでは、本日もお疲れ様でした。

279 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 02:27:12 ID:???
乙です
スパイに見えた、というよりもっともらしい理由を付けて面倒見て貰って
結局力が欲しい、当事者になる事自体が目的なのでは、と考えてました。

しかし勧誘難易度が高く、何か目的があっても個人行動ではたかが知れてるので、
それなら各勢力の間で蝙蝠でいるのでは、と行き着きました。あくまで個人の目的ならどっちでもいい感じで

280 :265:2016/03/10(木) 07:39:59 ID:???
>267
>91で
>――そこには、単なる嫌がらせではなく。鈴仙に対する明確な敵意と悪意が見え隠れていた
と書いてるからです

敵意と悪意を持っていて、しかもそれを表に出さず友好的な態度と笑顔で近づいてくるような人物と、
少なくとも俺はかかわり合いにもなりたくないし、人生で大きなイベントを始める本番で仲間になってほしくもありませんでした


なるべく言葉を選んだつもりだったのですが、まだキツい言い回しになってしまったでしょうか?
もしそうなら申し訳ありません。

281 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 15:17:26 ID:???
ネイ「トニーニョ、早く行くぞ。俺は勝ってあの子にプロポーズするんだ」

やべえよ…こんなこと+13に知られたらネイが生皮剥がされてワニのえさにされちまうよ…

282 :森崎名無しさん:2016/03/10(木) 22:41:20 ID:???
乙なのです

+13で誰かわかってしまう(笑)
まあ彼女は鈴仙だけが+13の理由じゃないから……

まあ文はやっぱFW過多と勧誘難易度がネックでしたよねえ……どちらか片方だったら挑戦してたかも
もちろん今のチームメイトに不満はないです
正直多少ネジ曲がっても仕方ない境遇ではあるし、なんとも
鈴仙にとってはほぼ関係ないから、とばっちりではあるけど

ここからカタルシスを得られる展開になりそうではあるし、
ギスギスした展開があまり好きじゃない私でも、
これくらいなら個人的には全然大丈夫です。

お忙しそうですが、これからも更新を楽しみにしています。

283 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:23:34 ID:Y0HL/bwY
こんばんは、遅い時間ですみませんが、少しだけ更新再開します。
>>279
乙ありがとうございます。
すみませんそうですね、スパイで無いにせよ、鈴仙の味方では無い(=新チームメンバーではない)以上、
結果的には同じようなものかもしれません。
ただ、現状では胡散臭い奴ですが、最終的には良きライバル的な存在にはなれると思います。
>>280
コメントありがとうございます。
成程確かに、GMとしては、ストーリーに起伏やドラマ性を設けたいが為に、一癖あるキャラを入れたいと思うのですが、
鈴仙=PCとしては、そのせいでPCのストレスが増える場合は、ストーリーを曲げてでも避けたいと思うのは道理だと思います。
この辺りはストーリーとロールプレイとの兼ね合いもありますので、最終的には私の好みにさせて頂きますが、
出来る限り納得の行くような展開や描写を考えたいと思います。

誤解させてしまったなら申し訳ないですが、私は>>265のコメントの言葉がキツい、とは言っていません。
今後、要望と称して心ない言葉等が出たら嫌だな…と思っただけです。
>>281
森崎を圧倒した鈴仙=ストラットとしたら、てゐはミアータポジションですね…
>>282
乙ありがとうございます。
私も鈴仙のチームについてはギスギスした展開にはしたく無いので、
恐らくご希望に添える塩梅になるかと思っています。
更新楽しみにして頂いて嬉しいです。基本やりたいようにやっていますが、
その支えになるのが、今頂いたような励ましのコメントだと実感しています。
最近忙しいですが、マイペースに楽しく書いていきたいと思っていますので、また宜しくお願いします。

284 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:25:14 ID:Y0HL/bwY
A:このコーチ案の陣形で問題無い。キックオフだ!

鈴仙「……いえ。このコーチ案の陣形で問題無いと思います」

コーチ「ふーむ。そうか。それならば、>>272の陣形で行くとするか。
     即ち、FWに鈴仙、ゲーノス、WGにはアヤソフィアさん。
     MFにはナバイロ、ライア、マギッシ。
     DFにはデ・ラーダ、ミャージ、ビベス、ニータ。
     そしてGKはピュジェ。これで良いかね、皆」

コーチの呼びかけに対して反論は無かった。それを確認して彼は満足気に頷き、

コーチ「……では、間もなくコリンチャンスの記念すべき、今大会初キックオフじゃ。
     皆、焦らず怒らず、冷静かつ大胆に戦うんじゃぞ」

コリンチャンスメンバー「「「「「はい!!」」」」」

――そして、息を揃えて円陣を組むメンバーを見て、満足気にピッチへと向かっていった。

アヤソフィア「いやー。いよいよ始まりますね、鈴仙さんのブラジル初舞台が」

鈴仙「何なのよ、その馴れ馴れしい態度は……」

そんな彼らを尻目に、アヤソフィアは普段通りの軽薄さで鈴仙をそう茶化している。
鈴仙は頬を膨らませながらも、彼女はにっこりと笑って恥ずかしげも無く、

アヤソフィア「――別に。ただ嬉しいんですよ、私は。
        あの鈴仙さんと一緒に、こんな大舞台で戦えるんですからね」

285 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:27:01 ID:Y0HL/bwY

そう言って、可愛らしく駆けながら鈴仙を残して先に行ってしまった。
残された鈴仙は、はあと溜息をついて、

鈴仙「……私だって。自分の実力がブラジルのサッカー選手に通じるか心配で、一杯一杯なんだから。もうっ……」

すごすごと歩いて、戦場へと足を踏み入れて行くしかなかった。
そして――。

*****

〜マラカナンスタジアム・フィールド〜

実況「……フラメンゴ対スポルチの最終スコアは4−0! 
   カルロス選手のハットトリックに、補佐のサンタマリア選手も1ゴール2アシスト。
   フラメンゴは巷で囁かれる秘密兵器を使わずとも、スポルチを圧倒してみせました!
   そして第二試合が始まります。第二試合は……コリンチャンス対グレミオ!」

ワァァァァァァッ……!

鈴仙「――あ、あれ!? なんか開幕時と比べて歓声が微妙じゃないですか!?」

コーチ「そりゃあ、お前さん。誰が好き好んで草サッカー上がりのボロチームの試合を見たがる。
     そんな時間の無駄をする位なら、飯でも食いに行った方が余程有意義じゃろ」

アヤソフィア「そーいえば、コリンチャンスの当たるカードのチケットだけ、ピンポイントで激安でしたねぇ。
        それこそ、チケットの札束で漸くパン一枚が買えるかどうか程度の安さでしたよ」

鈴仙「そんな、敗戦国のインフレ経済じゃないんだから……」

アヤソフィア「まぁま。そこから這い上がる事に、我々のストーリーの意義があるのですぞ。
         捻くれずにもっと熱くなりましょうよ。イッツルナティックタイムです」

286 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:30:39 ID:Y0HL/bwY
鈴仙「むう……」

ダ・シルバ「そうだぜ、バニーちゃん。サッカーは何事もパッションだ。
       気合が無いサッカーなぞ、技術はあっても単なるお遊戯さ」

鈴仙「! ……あんたは!」

――そんな鈴仙達の間に割って入ったのは二人の少年だった。
一人はまさしく熱血漢の好青年を体現したような褐色の少年であり、
その後ろで根性悪い笑みを浮かべる青髪白肌の少年とは対照的だった。

アヤソフィア「む。その無個性なのか個性的なのかよくわからない微妙なツンツン頭は、
         フェルナンド・ダ・シルバ君ですね! 私、サッカー記者のアヤソフィアです。宜しく」

メオン「ククク……とことん笑わせてくれるチームだ、コリンチャンス」

アヤソフィアの挨拶に対し、青髪の少年――クラウディオ・メオンは傲慢な笑みを浮かべている。
性格の悪いヤツ、というのが鈴仙にとっての彼の第一印象だった。
彼はダ・シルバを押しのけて鈴仙達の前に上がると、意地悪く唇を歪めてこう言い放った。

メオン「フン。ボケ老人の監督に、場末のバーのバニーガール風情がキャプテンか。
    初勝利を飾るのがこんな冗談みたいなチームなのが口惜しいが、精々足掻くがいいさ。
    ま、お前達に足掻ける元気があればの話だがな。ククク……ハッハッハ」

鈴仙「……ヤケに偉そうで挑発的な態度ね、コイツ。よっぽど腕に自信があるのかしら?」

アヤソフィア「ポルト・アレグレ――彼の故郷にして、グレミオの本拠地ですね――では、
        神童扱いされる程度には強いですよ。もっとも、井の中の蛙感がマックスですが」

そして鈴仙の第一印象には狂いが無く、メオンは明らかに横柄で傲慢だった。
自分の実力の高さに増長しきった少年を見て、鈴仙は内心で肩を竦める。
流石の鈴仙も、子ども染みた挑発には簡単に乗る気はさらさらなかった。

287 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:32:04 ID:Y0HL/bwY
鈴仙「(ま。でも、……面倒そうな奴だし、無難に挨拶しといた方が良いかしらね。
     でも、アイツったら、私らが女老人だと思って舐め切った態度だし。
     ちょっと位は厳しく言っても良いと思うけれど……)」

A:「キャプテンの鈴仙よ。今日は宜しくお願いするわね」
B:「今日はとっても楽しみなの。あんたのその鼻を明かしてやることがね!」
C:「あんたがナンバーワンGKなら、私はナンバーワンFWよ!」
D:「そっちこそ、冗談みたいな髪型してる癖に……」
E:「(……黙って相手の出方を見守りましょう)」
F:「あんたって……姫様ファンのならず者の一員じゃなかったっけ?」
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

288 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/11(金) 01:34:20 ID:Y0HL/bwY
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
皆さん、本日もお疲れ様でした。


289 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 01:34:29 ID:SqafMEXw
A

ものすごくFを選びたい

290 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 01:35:37 ID:vDvNuhS+
G
スッとメオンの顔に掌を(鼻息がかかるぐらい)近づけ、戻した後で
軽く手についた匂いを嗅ぐしぐさをした後に

鈴仙「臭い息をさらすのは、そのくらいにしなさい」

と挑発する。

291 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 01:43:03 ID:EFlagc6g
A

292 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 15:12:21 ID:???
G 
よく考えたら昔の自分にすごい似てることに気がついて勝手に落ち込み思わず死にたくなる

293 :森崎名無しさん:2016/03/11(金) 22:13:34 ID:???
G
試してみたいんですよ、あなたとレナートどちらがナンバーワンザルキーパーにふさわしいか

294 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 00:56:38 ID:MrcKanMQ
>>289
メオンファンの一般姫系女性が黙ってないですね…
>>290
スラム街生活でたくましくなった鈴仙だったら、この位やっても良いかもですね。
>>292
特に意識せず書いてましたが、言われてみたらそうですね…
>>293
能力的にメオン君はそこまでザルじゃない…と言いかけて能力値スレで調べましたが、
才レベル5相当でパンチ80、一対一76しかないんですね…。カノーバさんよりも一回り弱いです。
モブGKよりはマシと言えば、それは褒め言葉になるのか、それとも…

295 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 00:58:06 ID:MrcKanMQ
A:「キャプテンの鈴仙よ。今日は宜しくお願いするわね」

メオン「ククク……まあ、精々少しは楽しませてくれ給えよ。俺は紳士だから、弱い者いじめは好きじゃないんだ」

鈴仙が無難に挨拶をし、握手を求めて手を指し伸ばしたのにも応じず、
メオンは傲慢に腕を組んだままそう答えた。

鈴仙「……本当に腹立たしい奴ね。自分の才能に絶対の自信を持ってるって言うか」

アヤソフィア「……いやー、弱い犬程良く吠えるを地で行くお方ですねぇ、ホント。
        ――鈴仙さん。こんな奴に負けちゃダメですよ」

鈴仙「分かってるわよ。あんたも、あれだけ言っといて案外大したこと無かったりしたら、はっ倒してやるんだから」

審判「……選手代表、キックオフを」

そして、そんな小競り合いと陰口が飛び交う中、審判は苛立たしげに、
両チームのキャプテン――鈴仙とメオンに対し、コイントスを求めた。
その結果は……。


先着1名様で、

★コイントスの結果→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→コリンチャンスボール
スペード・クラブ→グレミオボール
JOKER→そのとき、ロベルト本郷(全裸)の 変わり身の術 がメオンの顔面に直撃!!

296 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:02:35 ID:???
★コイントスの結果→ クラブQ

297 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:33:31 ID:MrcKanMQ
★コイントスの結果→ クラブQ ★
スペード・クラブ→グレミオボール

メオン「……おや、幸先が良いな。ならば俺は、このまま先攻権を貰おうか。
    一度もボールに触れずに負けてしまっても、泣き言は言わないでくれよ」

メオンは絶対の勝利を確信した表情で、自身の守るべきゴールへと去って行った。
残された鈴仙も、流石にここまで舐められては堪らないと闘志を燃やし、
そんな彼の後ろ姿をじいっと睨みつけて、

鈴仙「――メオン。私は絶対、あんたからゴールを奪ってみせる……!」

小声ではあるがそう力強く、そう宣言してみせた。
そして――。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「――グレミオのキックオフで試合開始です!」

コーチ「(――始まった、か……漸く)」

鈴仙のブラジルでの初戦、グレミオとの戦いは今ここに幕を開けた。

298 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:34:41 ID:MrcKanMQ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨッチャン「1か月と少し振りですね、ヒント神・ヨッチャンです!
       長くなってしまいましたが、漸くリオカップが始まって試合が始まります!
       さて、本日の対戦相手はグレミオ。本スレにおいても初戦の相手として選ばれ、そして圧勝していますが、
       このスレにおいても、初戦の相手に相応しい適度な弱さになっていると思います。
       さあ、それではまずは両チームの陣形から見ていきましょう」

−−@−− @メオン
−−−−−
B−C−A Bジーオ Cタキーハ Fコクラン
−−−−−
−G−D− Gクリムト Dジャスマ
F−I−E Fファリア Iダ・シルバ Eタピエス
−−−−−
−H−J− Hスピノザ Jマデーロ
グレミオ 3−5−2
コリンチャンス:4−3−3
−H−J− H鈴仙 990/990 Jゲーノス 700/700
F−−−− Fアヤソフィア 800/800
−−I−− Iナバイロ 700/700
G−−−F Gライア 700/700 Fマギッシ 700/700
−−−−−
C−D−B Cデ・ラーダ 700/700  Dミャージ 700/700 Bビベス 700/700
−−A−− Aニータ 700/700
−−@−− @ピュジェ 700/700

299 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:38:46 ID:MrcKanMQ
ヨッチャン「敵GKのメオン君は散々言っていますが、これでもブラジルナンバーワンGKを自称するだけあって、
       中々の実力者です。決して油断せず、レイセンやアヤソフィアなど、
       実力ある選手を惜しみなく使い、全力をもって叩いてあげましょう!

       また、何となく影が薄いですが、ダ・シルバ君も決して雑魚ではありません。
       むしろ、そのドリブル力は現在のレイセンを始め、コリンチャンスを圧倒する事請け負いです。
       彼を自由にさせ、一対一で突破されまくって敗北……という展開だけは避けましょう!        
       
       最後に一点。【この試合は、負けた場合はゲームオーバーでリセット】となります。
       負ける事はまず無いと信じていますが……それでも、ダイスの神様がどんな悪戯をするかは分かりません。
       最後まで気を緩めずにゲームを楽しんで下されば幸いです!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

300 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 01:43:06 ID:MrcKanMQ

実況「……キックオフのボールは、グレミオのトップ下。I番のダ・シルバ選手に渡りました!」

ダ・シルバ「さーて、まずは小手調べだ! 俺の情熱に焼かれるなよ!」

ダッ! ダダダダダダダダダッ!

実況「そしてダ・シルバ選手は脇目もふらず、フィールド中央をドリブル一直線〜〜!
    ウルグアイが誇る情熱の暴走列車が、コリンチャンスのオンボロ屋台をぶち壊しに急発進だ〜〜!」

ダ・シルバ「さあ来な、バニーちゃん! 男らしくサシで勝負だ!」

鈴仙「私は男じゃないっての!(でも――早いだけじゃない。こいつ……上手いわね。
    今の私のタックルじゃあ、殆ど勝負にならない程度には!
    とは言え、私には狂気の瞳もあるし、仲間との連携も出来る。
    無理してあいつの口車に乗る必要は無いわけだけど、さて、どうしたら……)」

A:ダ・シルバにサシでタックル勝負を挑む。(鈴仙のタックル:52)
B:FWのゲーノスと協力して、二人でタックルに向かう。
C:FWのゲーノスを単身タックルに向かわせ、自分はフォローに備える。
D:ここは二人とも動かず、中盤選手のタックルに任せる。
E:ここは単身大きく下がって、中盤選手と一緒に4人でタックルに行く。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:990/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

301 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:45:56 ID:pcYjUqDg
A

302 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:48:25 ID:gqHQQ0M+


303 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 01:57:20 ID:7EAsfRq6
B

304 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 02:06:16 ID:MrcKanMQ
B:FWのゲーノスと協力して、二人でタックルに向かう。

鈴仙「……生憎と私はそこまで男らしくはなくってよ。
    女の子らしく、仲間と一緒に攻めさせて貰うわ! ――ゲーノス君、お願い!」

ゲーノス「ああ、分かった!」

タッ! タタタタッ……ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!

実況「ダ・シルバ選手の挑発にも動じず、鈴仙選手は同じFWのゲーノス選手と共に、
    二人がかりでタックルに向かいました!」

ダ・シルバ「ちぇっ、つれないな。でも、二人で来られた方が好都合だぜ!
       邪魔な選手を、一気に抜き去ってやる事が出来るからな!」

ダッ! ダダダダダダッ!

実況「しかしダ・シルバ選手は全く動じず! 鈴仙選手とゲーノス選手を吹き飛ばさん勢いで、
    真っ直ぐにタックルへと対抗していきます! 果たして、どうなるのか〜〜!?」

305 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 02:07:42 ID:MrcKanMQ
先着2名様で、

★ダ・シルバ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マデーロがフォロー)(スピノザがフォロー)(アヤソフィアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ダ・シルバのマークがダイヤ・ハートで「パッションスタンピード(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤ・ハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。


―――――――――――――――――――――――
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

306 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 02:09:02 ID:???
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( クラブA )( 5 + 4 )=★

307 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 02:13:16 ID:???

★鈴仙→タックル 52 ( JOKER )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
ゲーノス→タックル 51 ( ハートA )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

308 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 09:10:38 ID:???
なにぃ!?あの引きは・・・!まさしく主人公!

309 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 10:33:51 ID:???
皮肉って新タックルの名前にパッションって入れてやろうかね

310 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 17:52:48 ID:???
本編では大したことない上に退場したからなぁ

311 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 19:52:59 ID:???
練習の時は酷い引きだったのにな。

312 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 22:15:29 ID:MrcKanMQ
>>308
一発目の引きでJOKERとは思いませんでしたw
>>309
技名はこっちで考えていましたが、希望がありそうなので少し投票をしてみようと思います。
>>310
クラブAだったので、原作踏襲になるかと踏んでましたが…w
>>311
試合でJOKERを出し続ければ練習で成長しなくても問題ないですね(白目)


すみません、今から書き始めるゆえ更新までにまだ時間がかかりそうなので、
簡単にではありますが、今のうちに鈴仙が今回のフラグ習得&回収で習得する、
タックル技の名前を募集しようと思います。

性能は1/4でタックル+3です。(従来の「アイドリングウェーブ」の発動確率は1/4になります。
ダイヤで+3、ハートで+2、スペード・クラブで発動無しということです)
私の案はアイドリングウェーブの進化形ということで、「マインドストッパー」を考えていますが、
他にも案がありましたら、投票を頂ければ幸いです。

A:マインドストッパー
B:自由投票枠 お好きな技名をお書きください

先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

313 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:18:51 ID:pcYjUqDg
A

314 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:23:00 ID:brCUpGq+
A

315 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:45:22 ID:???
A

>>試合でJOKERを出し続ければ練習で成長しなくても問題ないですね(白目)

鈴仙は覚醒で基礎能力値上がらないので、それだけじゃダメです(白目)


316 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 22:46:59 ID:gqHQQ0M+
A

sageてました、すみません

317 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:05:20 ID:???
基礎能力値上がらなかった?

318 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:23:30 ID:???
フラグ回収時の能力アップはないね、ルールにも書かれてる

319 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:40:57 ID:MrcKanMQ
>>315
覚醒で基礎能力上がらなくても、常にダイヤで15出せたら2〜3の数値差なんて誤差と化しますし……
>>316-317
フラグ回収はあるけど、基礎能力は上がらないで正しいです。
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( クラブA )( 5 + 4 )=64★
★鈴仙→タックル 52 ( JOKER )( 6 + 1 )+(人数補正+1)(*JOKERよりダイヤ15)+(アイドリングウェーブ+2)=77
≦−2→コリンチャンスボールに。

〜マラカナンスタジアム・観客席〜

ネイ「ほら、監督! もっと前、もっと前に行きましょうって!」

エベルトン「うるせえ、俺だって行きてえけどこのイモ洗い状態だ、進めねえよ!
       というか俺に指図するな!」

――閑古鳥と言っても、それは前のフラメンゴの試合と比べての話で、
マラカナンスタジアムには今も尚常識的には考え難い程の観客がひしめき合っていた。
そしてその中には、リオカップ優勝候補チームの一つである、
パルメイラスの監督及び有力選手一名も含まれていた。

ネイ「トニーニョが呆れてましたよ。コリンチャンスもグレミオも恐れるに足るチームで無い。
   そう言っていたのは、監督ご本人だろう……って」

エベルトン「あんの根暗お利口ちゃんは、そんな陰口叩いてたのかよ。
       こちとら眠れる獅子が目覚めたと思って、内心ビクついてるって言うのに」

ネイ「ビクついてるって言うなら、俺もですよ。
   彼女を一目見た時から感じた、デウスの雷に打たれたかのようなあの衝撃。
   あれをもう一度感じたいという気持ちと、畏れ故に避けたい気持ち。
   この二つに揺れ動くのは、もう本当に――」

エベルトン「……テメエのノロケ話は聞いてねえよ」

320 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:42:03 ID:MrcKanMQ

もっとも、その目的は統一されていなかった。
エベルトンは旧友たるコリンチャンスコーチの采配が鈍っていない事を確認する為で、
ネイはもっと単純に自身の想い人がピッチ上で活躍する姿を見たいが為だった。

ネイ「……あ! 監督、この辺りなら見れそうですよ、試合!」

エベルトン「おっ、少しは気が利くじゃねえか。さーて、先生の現役復帰初オペの状況はどうだ?
       ……って。――な、なんだとォ?!」

――そして、この二人の目的は、試合開始5秒で早くも達成された。



〜フィールド上〜

ざわ、ざわざわ……

ダ・シルバ「………あん?」

メオン「……なん……だと?」

実況「こ、こ……これは! これはどういう事でしょう。私は悪夢でも見ているのでしょうか……!?」

鈴仙「え、ど、……どういう事?」

アヤソフィア「あやや……。これは凄い」

――その時、観客席は、フィールド上の選手達は。
そして……当の鈴仙自体も、今目の前で起こった事について、巨大な疑問符を浮かべていた。

321 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:43:15 ID:MrcKanMQ
鈴仙「(足が……勝手に動いていた。視線が……勝手に動いていた。
    その上で、完璧な……? ううん、完璧なんかじゃない。
    だってこれは、私が知ってる完璧って次元を遥かに上回った、まるで別人のようなタックル。
    そして相手も明らかにおかしい。だって……だって相手は………!?)」

コーチ「(……私の育成理論は、間違っていなかったな)」

その中で唯一平静を保っているのは、あのぼけた風体の老人――
鈴仙のコーチ兼コリンチャンス監督のドトール氏だけだった。

コーチ「(これまで私は、アルバイトの内容をスケジューリングしつつ、
     その中で彼女が取り得る動き、筋肉や骨の成長を予測してきた。
     そして、その予測と現実との穴を埋めるべく、夜のバーでの業務内容を調整した。
     ……それを踏まえた詰めの練習は少し失敗したが――問題無い。これならば。
     彼女の全筋肉及び全神経は――これからも彼女の望むままに、進化し続ける!)」

全ての展開は彼の想像の範疇だった。無論、それを知る者は彼以外の誰も居ないのだが。
しかしそれも無理はない。浮浪者然とした彼の風体もそうだが、それ以上に、
今眼前で起こった事は、多くの想像からかけ離れていたからだ。
つまり。

――ポムッ。

鈴仙「……私は、何の労苦も無く、自分よりも格上であるダ・シルバ君から。
   完全にボールを奪ってみせた……!?」

実況「ダ・シルバ選手、ドリブル突破に失敗。鈴仙選手が、ボールを取りました………!?」

――う、ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?

既にダ・シルバの実力の高さを知る多くの観客達は、実況の声を引き金に、
漸くそう悲鳴染みた絶叫を上げる事が出来た。

322 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:47:32 ID:MrcKanMQ
ダ・シルバ「――どんなマジックを使った。
       この俺が、お前のタックルを前にして、全く動けなかっただなんて……!?」

ボールを奪われたダ・シルバは思わず立ち尽くしていた。
目の前で起きた事もそうだが、それに対し自分が何も出来なかった事について、彼は驚愕していた。

アヤソフィア「……急激に自身の動きを止める、鈴仙さんお得意のフェイントタックル、「アイドリングウェーブ」。
        加えて彼女は無意識に、その絶妙な間と視線、そしてタイミングをもって、敵の動きをも止めていました。
        精神を操り、自身に限らず周囲の者を停滞させる、鈴仙さんのテクニカルタックルの真骨頂。
        これを名乗るとしたら……そう。『懶惰「生神停止(マインドストッパー)」』とでも言うところでしょうか」

驚きの解けたアヤソフィアは、一歩引いた目線で鈴仙の技を評価する。
そして改めて内心で驚き直す。名コーチの仕込みがあったとは言え、かくも短時間でここまでの技を閃く事は無い。
この尋常ならざる成長は間違い無く、鈴仙が挫折の結果漸く得た、努力の結晶に違いないと確信した。

アヤソフィア「――良いですね。そうこなくっちゃですよ、鈴仙さん……!」

そのままボールを押し出し前へと上がっていく鈴仙を追いながら、
新聞記者は彼女の才能にほくそ笑み。

エベルトン「……おい。帰ったらトニーニョに伝えろ。
       コリンチャンスは、下手したらサンパウロ以上の脅威だ。今の内にデータを集めておけとな」

ネイ「ああ……何て凛々しい横顔なんだ、レイセン。まるでギリシア神話に出て来る美の女神のようだ……」

エベルトン「……こいつもコイツで使えねえな。まだ前みたいなナンパ野郎の方がマシだったぜ」

観客でその活躍を見ていた者達は、彼らが以前より持っていた感情を、
良くも悪くも更に増幅させることとなった。

*鈴仙が新タックル技「マインドストッパー(1/4でタックル+3)」を習得しました。
 (従来の「アイドリングウェーブ」の発動確率は1/4になります)

323 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:50:21 ID:MrcKanMQ

クリムト「ダ、ダ・シルバがあんなにアッサリ……」

ファリア「諦めるな! 攻撃面は大した事が無いかもしれないだろう!」

ジャスマ「そ、そうだ……俺達残りのMF衆で取り囲めば怖くないぞ!」

タピエス「4人に勝てる訳ないだろ!」

タッ、タタタタタッ……!

鈴仙「……身体が軽い。もう何も怖くない! ――と、いう訳には行かなさそうね」

実況「さあ〜! ダ・シルバ選手を止めて前へと上がった鈴仙選手ですが、
    彼女の前には、グレミオのMF4人衆が中央に寄って立ちふさがります!
    先程は眼が冴える守備を見せてくれましたが、
    3−5−2と中盤重視のグレミオの中盤を一人で突破する事は難しいかもしれません!」

鈴仙「(簡単に見た感じ、彼らの実力は……ゲーノス君達コリンチャンスの選手にも少し劣る。
    そして私のドリブル力は、先のダ・シルバ君程で無いにせよ、悪くはない。
    だから、突破も可能そうだけど……)」

アヤソフィア「鈴仙さーん! 私も居ますよー!」

鈴仙「(……折角だから、アイツの実力を確かめてみるのも悪くないかもしんないわね。
    他にもやれる手はあるかもだけど。ここは……)」

324 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/12(土) 23:52:00 ID:MrcKanMQ
鈴仙は少し考えて、中盤を突破する方法を検討した。
そして――。

A:自分で突破する。(鈴仙のドリブル:54)
B:ウインガーのアヤソフィアに突破して貰う。
C:一旦後ろにボールを戻し、遅攻を試みる。
D:この距離でも問題無い。40メートル超ロングシュートだ!(更に選択)
E:その他 自由選択枠 ゲーノスやナバイロを使いたい方はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。



325 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:53:22 ID:pcYjUqDg
B

326 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:53:59 ID:brCUpGq+
B

327 :森崎名無しさん:2016/03/12(土) 23:54:03 ID:gqHQQ0M+


328 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:05:37 ID:TAPWeiOw
B:ウインガーのアヤソフィアに突破して貰う。

鈴仙「(まあ。折角だし、敵も中央に集まっているから……)――アヤソフィア、任せたわ!」

グワァッ、バシュウッ!

アヤソフィア「やったぁ。鈴仙さんから頼られるなんて、感無量ですよ、私」

鈴仙「ヘラヘラ無駄口叩いてないで、さっさと突破してよ!」

アヤソフィア「はいはい。分かっていますってば。……そーれっ!」

ダッ! ビュウウウウウウウウウウンッ!

実況「鈴仙選手、ここでサイドへとボールをはたき……フォローしたのは謎の女性選手!
    どうやら元サンパウロの大手新聞社の記者との噂ですが、彼女もまた、
    鈴仙選手のように秘められた実力を持っているのでしょうか!」

クリムト「く、くそっ……! レイセンの突破を恐れ、真ん中に寄せすぎたか。
     ファリア、SHのお前が単身タックルに向かってくれ!」

ファリア「分かった。なーに、俺達はダ・シルバのドリブルを見慣れてるんだ。
     このボインな黒髪姉ちゃんが多少上手くたって、そうそうビビらないさ」

アヤソフィア「ふむふむ。ならばビビらせてあげましょうか。
        ……地獄を見て、そこから這い上がった。この私のドリブルでね!」

シュンッ、タタタッ。――ゴオオオオッ!

329 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:06:46 ID:TAPWeiOw
先着2名様で、

★アヤソフィア→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ファリア→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(クリムトがフォロー)(スピノザがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
アヤソフィアのマークがクラブ以外で「高速ドリブル(+4)」が発動します。

330 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:07:59 ID:???
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハート6 )( 5 + 4 )=★

331 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:08:36 ID:???
★ファリア→タックル 50 ( スペードK )( 6 + 4 )=★

332 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:22:45 ID:TAPWeiOw
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハート6 )( 5 + 4 )+(高速ドリブル+4)=69★
★ファリア→タックル 50 ( スペードK )( 6 + 4 )=60★
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。

アヤソフィア「ざーんねん。私のドリブルは多少どころじゃ済みませんよ。――それーーーっ!」

ダダダダッ! シュンッ! シュババババババッ!

ファリア「は、早い! 早すぎる……!」

アヤソフィア「早いだけじゃないです。足元の技術だって一流ですよ、私は!」

鈴仙「(……す、凄い! まさか、前に見た時よりも上手くなってるなんて……!?)」

実況「アヤソフィア選手……、彼女もまた一流の実力者だった〜〜!
   超高速のフェイントドリブルに、サイドハーフのファリア選手は全く身動きできず!
   そのまま、残るMF陣も引き離し早々にバイタルエリアへと到達します!
   そして……鈴仙選手もまた、バイタルエリアに到達!
   前半1分にして、得点チャンスを得たのはグレミオでは無く、コリンチャンスだ〜〜!」

メオン「……フン。使えん雑魚どもめ。だが、ここで俺が止めればジ・エンドだ。
    俺に、ドライブシュートは通用せん!!」

カッ! バリバリバリッ!

鈴仙「――いや。そんなに目力出されても、私、ドライブシュート使いじゃないし……」
   (メオン君を信頼してるのか、それとも目立つのが怖いのか。
    DF陣は揃ってペナルティエリアに引き籠っているわね。
    ここは早速決めて、試合を有利に進めたいところだけど……)」

333 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:24:57 ID:TAPWeiOw
鈴仙は左サイドでボールを持っているアヤソフィア。
そして一応ねじ込みに備えて上がっているゲーノスに軽く目くばせしながら、
ここからの動きについて考えた。そして、鈴仙が取った行動は……。

A:グラウンダーのパスを要求。『マインドエクスプロージョン』で決める!(威力:64+1/4でGKに転倒ペナ(−4))250消費
B:センタリングを要求。『マインドスターマイン』で決める!(威力:63+1/4でGKにバランス崩しペナ(−2))200消費
C:このままアヤソフィアにドリブルゴールさせる。
D:その他 ゲーノス君に撃たせたい場合、『マインドブローイング』で決めたい場合等はこちらで

鈴仙のガッツ:950/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

334 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:27:57 ID:/MQNvJr6


335 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 00:41:43 ID:lwl8iJ82
B

336 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:58:08 ID:TAPWeiOw
B:センタリングを要求。『マインドスターマイン』で決める!(威力:63+1/4でGKにバランス崩しペナ(−2))200消費

鈴仙「(……まずは小手調べよ!)――アヤソフィア、低いセンタリングを頂戴!」

アヤソフィア「なるほど、「そっち」ですね! 了解です!」

バシュウッ!

実況「アヤソフィア選手、左サイド奥から綺麗なセンタリング!
   DF陣はこれをカットに向かわず、あくまでブロックの体勢!
   鈴仙選手は低い浮き球に動きを合わせて〜〜!」

鈴仙「……爆ぜろ幻影。『マインドスターマイン』ッ!」

ダッ! ポーンッ……バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

メオン「……ダイレクトシュートか! 俺がかつて弱点としていた分野だが、今は克服した。
    その程度、完璧に止めてやろう!」

グッ……バァァァァァァッ!

337 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 00:59:45 ID:TAPWeiOw
先着3名様で、

★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★コクラン→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 タキーハ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ジーオ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★メオン→パンチング 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲーノスがねじ込み)(ジャスマがフォロー)(クリムトがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」が博麗連合ゴールに炸裂する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲーノスがねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(ジャスマがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで敵GKにバランス崩しペナ(−2)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。

338 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 01:01:58 ID:TAPWeiOw
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
(判定表、鈴仙のゴールが博麗連合に突き刺さってますね…(汗))

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

339 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 01:02:32 ID:???
★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( ハート9 )( 3 + 4 )=★

340 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 01:03:52 ID:???
★コクラン→ブロック 52 ( ダイヤQ )( 2 + 1 )+(人数補正+1)=
 タキーハ→ブロック 52 ( ダイヤA )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=
 ジーオ→ブロック 52 ( ダイヤ6 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=★

341 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 01:14:47 ID:???
★メオン→パンチング 60 ( クラブK )( 3 + 1 )=★

342 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 08:33:01 ID:???
よし店の宣伝だ
勝つたびにこれをやれば商売繁盛だ
少なくともネイは来る

343 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 10:01:33 ID:???
妖夢になくて鈴仙にあるもの。それは、ここぞという時の勝負強さ。

344 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 10:17:53 ID:???
あっさり決めるのが最大の武器。

345 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 20:03:04 ID:???
妖夢「ふふふ……あの試合で私の決定率が悪かったのは、鈴仙の強化イベントを発生させない私の知略に基づいた結果よ!」

新田(いや、どう考えてもそんなキャラじゃないでしょう姉御……)

乙なのです

346 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:33:48 ID:TAPWeiOw
すみません、日中外出してて遅くなりましたが更新再開します。
>>342
店の宣伝も面白いですね。ネイ君は金を落としてくれそうです。
>>343
鈴仙にしても、過去にはピンゾロ地獄がありましたが、良くここまで成長したものです。
妖夢さんの勝負弱さは驚きでしたが…
>>344
一応3差なのでまあ入るかと思ってましたが、
6差とか9差でも決まらなかった場合がありましたからね…
>>345
乙ありがとうございます。
実際まさか妖夢がハットトリックしないと思って無かったので、あの時は頭を抱えましたね…w

347 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:35:12 ID:TAPWeiOw
★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( ハート9 )( 3 + 4 )=70★
★コクラン→ブロック 52 ( ダイヤQ )( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=54
 タキーハ→ブロック 52 ( ダイヤA )( 3 + 4 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=58
 ジーオ→ブロック 52 ( ダイヤ6 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=58★
★メオン→パンチング 60 ( クラブK )( 3 + 1 )=64★
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」がグレミオゴールに炸裂する!


低い浮き球を一旦浮かせ、時間差を置いてからダイビングボレーを行う
鈴仙の『マインドスターマイン』は、爆発的な威力や大胆な変化はない。
しかし、高いキック精度に裏打ちされた技巧派のシュートは、
かつてはあの森崎有三からもゴールを奪った事さえある、間違い無く強力な必殺技だった。

メオン「……単なる時間差ボレーシュートで、この俺を出し抜けると思うな!」

バァァッ!

――そのため、まるで役に立たない味方DFに見切りをつけたメオンが、
鈴仙のこのシュートを単なる凡技として切って捨てたのは、
間違い無く彼の落ち度であり、また才能の限界であると言えた。

ギュウウウウウウウウウウウッ!

メオン「なにィ……!? と、届かん……!」

彼が自身の浅はかさを悔いた時にはもう遅かった。
シュートのスピードや向かうコースを、鈴仙により見事に幻惑させられている事に、
メオンはこの時まで気付かなかったのだ。

――ズバァァァァァァッ!

やがて、正確に狙いすまされたシュートは、何の苦労も無くゴールネットの右上へと突き刺さり。

348 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:36:32 ID:TAPWeiOw

……ピィィィィィィィィィィィィィィッ!

実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!
    鈴仙選手の『マインドスターマイン』が、グレミオゴールにつきささりました〜〜!」

メオン「――こんな。こんな馬鹿な……!」

鈴仙「(……決まった。私のシュートが、ブラジルのGKにも通じたんだ……!)」

――鈴仙は、試合開始から僅か1分足らずで、記念すべき公式戦初ゴールを決める事に成功した。


コリンチャンス 1 − 0 グレミオ



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール  カルロス
1ゴール  鈴仙、サンタマリア

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア
1アシスト アヤソフィア

349 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:38:20 ID:TAPWeiOw
タタタタ……

アヤソフィア「あややーっ! 鈴仙さん、ナイスゴールでしたよ!
        ほら、ハイタッチしましょハイタッチ! ……いえーい!」

鈴仙のゴールに対し、アヤソフィアはテンション高く馴れ合って来る。
お人好しの鈴仙は一瞬そんな彼女のフレンドリーさに絆されそうになるも……。
しかし、当初はあれだけ警戒していた相手に、そんな簡単に心を許して良いものかと自問し、

鈴仙「……ま、まぁ。こんなもんよ」

――と、ハイタッチには応じつつも、少し照れながら不愛想に応える事にした。
そんな子供っぽい態度にアヤソフィアは苦笑いを浮かべ。

アヤソフィア「――まぁ。私なんぞにはそんな態度で充分ですが。
        すっかり熱くなってる観客さんにも、同じ風に返しちゃうんですか?」

そう言って手を掲げて周囲の観客の声を聞くよう、鈴仙に対して促した。

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
   「なんだあの選手!」「メオンが全く相手になってなかったぞ!」「コリンチャンスって強くね!?」
   「サンパウロのヨームと互角か!?」「いや、それは流石にないだろ」「ですよねー」「俺ならとれたな」

鈴仙「……凄い歓声ね! 幻想郷の大会とはまるで違う……!」

アヤソフィア「人口やら客層からして、全然違いますからね……っと、オホン!
        ――私が何故そんな日本の一地域のサッカーを知っているかはさておいて。
        鈴仙さん、観客に対してポーズを返してみてはいかがですかな?
        あるいは、敵さんへの挑発でもベターとは思いますが」

鈴仙「そうねぇ……」

350 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/13(日) 23:39:59 ID:TAPWeiOw
屈託なく笑うアヤソフィアの提案に頷き、鈴仙はどう応じるかを考えた。
そして――。

A:「やった! ブラジル初ゴールだよ〜〜っ!」純粋に喜び駆け回る。
B:「見たかァ! 私が今大会ナンバーワンFW、鈴仙・優曇華院・イナバよ!」自分の名を売る。
C:「皆。敵のGKはザルよ。撃てば入るわ!」メオンを挑発する。
D:「ブン屋も中々やるじゃない。見直したわ!」アヤソフィアに礼を言う。
E:「みなさーん! こんな私がバニーさんやってる、スラム街のコリンチャンス・バーに来てねー!」ガッツリ宣伝する。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:750/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

351 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 23:40:46 ID:hRBdVDus
A

352 :森崎名無しさん:2016/03/13(日) 23:41:24 ID:YXp3u4/U
A

353 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:24:30 ID:knG/Yt0I
A:「やった! ブラジル初ゴールだよ〜〜っ!」純粋に喜び駆け回る。

鈴仙「やった! ブラジル初ゴールだよ〜〜っ!」

鈴仙はこれまで溜まっていた不安や焦燥から解放された心持ちで、
お腹の底から思いっきりそう叫んで駆け回った。
そんな謙虚な態度に観客達は反感を抱く事もなく、

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「何か知らんが頑張れー、コリンチャンス!」「レイセン! レイセン!」

――と、新たなヒーローの登場に胸をときめかせるのだった。

354 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:25:51 ID:knG/Yt0I
メオン「――俺は……あんなガキに……負けたのか?」

そして、対するグレミオは当初の想定とは大きく反する結果となり、大きく落胆していた。
ブラジルナンバーワンGKと囁かれたメオンの権威は、僅か1分30秒で地に堕ちかけ、
ダ・シルバを始めとするグレミオのフィールダー陣もまた、
コリンチャンスに対し為す術無くやられてしまった事もあり、大きくその士気を落としつつあった。

ダ・シルバ「……何点取られても、俺がその分取り返してやれば良いだろ!
       だーーーっ、もう、クヨクヨすんな! ほら、ボール貸せ!」

スピノザ「えっ……? ま、まさかまた中央突破する気なのか、ダ・シルバ!?
      もうちょっと、何か色々作戦を考えた方が……!」

ダ・シルバ「たった一回失敗した位で日和ってられっか!
       それに、俺のドリブルが止まったのもマグレだ。見てな、すぐに一点を返してやる……!」

ファリア「無茶だよ! メオン、止めてくれよ!」

メオン「………いや。ダ・シルバの発言にも一理ある。
    今のはきっとマグレだ。俺が、俺達が……あんなふざけた連中に負ける筈が無い……!」

――その結果、最後に彼らに残ったのは捨て鉢的な楽観主義のみだった。
試合はまだ始まったばかりであり、急ぐ必要は決してない。
しかし、そんな冷静な指摘は今のグレミオには入って来なかった。
それはダ・シルバの軽率さや熱くなりやすさが大きな要因ではあるが、
同時に、それを本来制御すべきメオンの、キャプテンとしての力量不足もまた関係していた。
そして――。


――ピピイイイイイイイイイイイイイイッ!



355 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:28:30 ID:knG/Yt0I

実況「試合再開です。グレミオのキックオフ!ボールはまず、ダ・シルバ選手に渡り……!」

ダ・シルバ「おらおらおらーーーっ! 情熱の炎で溶かし切ってやるぜーーっ!」

ダダダダダダダダダダッ!

鈴仙「ま、また中央突破!?」

アヤソフィア「――なんとかの一つ覚えですねぇ。鈴仙さん、私は離れてタックルに行けないので、
        さっきみたくもう一遍、何とかしちゃってください」

鈴仙「わ、分かってるわよ!(――全く同じ戦法で攻めてくるなんて、
    余程この攻め方に自信があるのか、それとも他に手が無いのか……。
    さて。さっきはゲーノス君と協力して、二人でタックルを止めに言ったところだけど。
    今回も同じで良い……のかな?)」

A:ダ・シルバにサシでタックル勝負を挑む。(鈴仙のタックル:52)
B:FWのゲーノスと協力して、再び二人でタックルに向かう。
C:FWのゲーノスを単身タックルに向かわせ、自分はフォローに備える。
D:ここは二人とも動かず、中盤選手のタックルに任せる。
E:ここは単身大きく下がって、中盤選手と一緒に4人でタックルに行く。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:750/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

356 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:37:01 ID:mqzfUtwo
B

357 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:47:18 ID:DCzGzJTs


358 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:55:03 ID:knG/Yt0I
B:FWのゲーノスと協力して、再び二人でタックルに向かう。

鈴仙「そっちが同じ手を使ってくるなら、こっちだってそうさせて貰うわ!
    何回だって止めてやるんだから! 行きましょ、ゲーノス君!

ゲーノス「ああ!」

タッ、ズザアアアアアアアアアアッ!!

実況「ダ・シルバ選手の特攻に対して、先ほどの試合開始時と同じように、
    コリンチャンスはFWの鈴仙選手とゲーノスの二名がタックルへと向かいました!
    先程は鈴仙選手の奇跡的なプレーが光りましたが、果たして今回はどうなるのか〜!?」

ネイ(観客席)「レイセンはまた止める。そうだろ、監督!?」

エベルトン(観客席)「さーて。どうかな(――奴の。レイセンの努力と才能は本物かもしれん。
             だが、それだけで勝ち抜ける程、ブラジルサッカーは甘くねぇぞ?)」

359 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:56:22 ID:knG/Yt0I
先着2名様で、

★ダ・シルバ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マデーロがフォロー)(スピノザがフォロー)(アヤソフィアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ダ・シルバのマークがダイヤ・ハートで「パッションスタンピード(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。


―――――――――――――――――――――――
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

360 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:57:48 ID:???
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( ダイヤK )( 5 + 6 )=★

361 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 00:59:58 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( クラブQ )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 ( ダイヤ9 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=★

362 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 01:00:26 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( ハート7 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 ( ハート9 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

363 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 17:43:36 ID:???
すみませんネイさん
彼女こういうやつなんです
それでもいいなら愛してやってください

364 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 19:55:38 ID:???
勝てないと見るや最低値をだすとは負けどころがわかっているな。

365 :森崎名無しさん:2016/03/14(月) 21:55:10 ID:???
決めるときは決めて、外すときは盛大に外す主人公の鏡

366 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 00:37:55 ID:bc6M+ldc
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( ダイヤK )( 5 + 6 )+(パッションスタンピード+3)=69★
★鈴仙→タックル 52 ( クラブQ )( 1 + 1 )+(人数補正+1)=55
 ゲーノス→タックル 51 ( ダイヤ9 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=62★
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。

――フェルナンド・ダ・シルバ。
ウルグアイの攻撃的サッカーを象徴するような荒い気性と類まれな突破力を兼ね備えた彼は、
守備に走りがちなグレミオサッカーのカンフル剤として、多大なる歓迎と共にチームへと加入した。
しかし、その歓迎は長くは続かなかった。

ダ・シルバ「(ザガロ。ネイ。サンタマリア。トニーニョ。……そして、カルロス・サンターナ。
        ブラジルのFWやMFは、俺よりもずっと強い。……俺は、弱い)」

母国ウルグアイにて五指に入る選手だった彼は、
確かにブラジルにおいても凡百の選手とは比べ物にならない強さを見せた。
しかし、その強さはあくまで凡百の選手と比べての物にしか過ぎず、
ブラジル育ちの、同世代の若手選手達に対し、ダ・シルバは全く歯が立たなかった。

ダ・シルバ「(ブラジルに来て分かった。俺のサッカーは二流、いや三流だ……!)」

……彼は、狭い母国で五指に入る程度では、世界では勝負になっても到底勝てない事を思い知った。

ダ・シルバ「(――くそっ! 諦めて堪るか。俺はここで終わらねぇ。終わるとしても、真っ赤に燃え上がってから終わってやる!)」

しかし、彼は他の多くの「期待外れ」選手と違って、腐る事だけはしなかった。
得意分野であるドリブルを何度止められても、自分が戦犯となり敗北を重ねても、
彼は心の底に秘めた熱さだけを忘れないようにした。
そしてある日――彼は漸く自らの才能に目覚めた。

367 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 00:39:12 ID:bc6M+ldc
ダ・シルバ「――俺が三流? それがどうした。三流は三流でも……熱い三流なら上等よ!」

ダンッ!

ダンッ!

ゲーノス「――このリズミカルな足取りは……スキルステップ?」

眼前の視界が過去の回想とリンクする。
ダ・シルバは今試合を行っている、コリンチャンスのゲーノスを前にしながら、
自身が情熱の炎を手に入れた、喜ばしいあの日の事を思い出していた。

ダ・シルバ「……違うね。俺の技は、ありふれた言葉で片づけられない!
       高速かつ力強いステップで敵の動きを交わし、見切り、そして超える!
       ――これが、三流の俺が辛うじて持っていたなけなしの才能。
       情熱ステップ、『パッションスタンピード』だーーーーーっ!!」

ダーーーーンッ!

ゲーノス「…………!?」

実況「ダ・シルバ選手の『パッションスタンピード』が炸裂〜〜〜! ゲーノス選手、止められません!」

ダ・シルバ「俺には突出した才能は何もねぇ。だが、この情熱は! この熱さだけは!
       他の誰にも負ける気はしねえぜ! うおおおーーーーーっ!」

ダダダダダダッ……!

368 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 00:41:34 ID:bc6M+ldc
鈴仙「げ、ゲーノスくん……わひゃっ!?」

ツルン、スッテーン!

実況「一方その頃、タックルに出遅れた鈴仙選手は、フィールドに捨てられたバナナに滑って転んだ〜!
    先程の活躍とは打って変わって、エンターテイナーっぷりを発揮します、鈴仙選手!」

観客「ワハハハハハハ……」

エベルトン(観客席)「――だから言ったろ。ブラジルサッカーは甘くねぇ、って(それ以前のお話だったような気もするが……)」

ネイ(観客席)「いや監督。レイセンはきっとこの場は体力を温存したんだ。それでいて観客に親しみやすさを植え付けるとは……。
         くーっ、やっぱり可愛いだけじゃなくてクールだぜ、レイセン!」

エベルトン(観客席)「(こいつ……こんなキャラだったか?)」



実況「さあ、気を取り直して。鈴仙選手とゲーノス選手を抜いたダ・シルバ選手は、
    そのままコリンチャンスの中盤に突入です。中盤は3人態勢のコリンチャンスは一人一人の守備範囲が広く、
    中々人数を掛けて守る事ができません!」

ナバイロ「行けるのは俺とマギッシだけか……!」

マギッシ「フォローはまかせたぞ、左サイドハーフのライア!」

ダッ、ダダダッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

ダ・シルバ「何人居ても同じだーーーっ! うおおおおおっ、どきやがれーーーーっ!!」

実況「コリンチャンス、辛うじてナバイロ選手とマギッシ選手の二名でタックルに向かったところへ……!
    ウルグアイの暴走列車! ダ・シルバ選手が飛び込んで来た〜〜〜〜!!」

369 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 00:43:16 ID:bc6M+ldc
先着2名様で、

★ダ・シルバ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ナバイロ→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 マギッシ→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マデーロがフォロー)(ライアがフォロー)(アヤソフィアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ダ・シルバのマークがダイヤ・ハートで「パッションスタンピード(+3)」が発動します。

370 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 00:44:35 ID:???
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( ダイヤ7 )( 1 + 1 )=★

371 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 00:44:53 ID:???
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( ダイヤ5 )( 5 + 1 )=★

372 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 00:50:09 ID:???
★ナバイロ→タックル 51 ( クラブ2 )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=
 マギッシ→タックル 51 ( ハート4 )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=★

373 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 01:09:51 ID:bc6M+ldc
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( ダイヤ7 )( 1 + 1 )+(パッションスタンピード+3)=60★
★ナバイロ→タックル 51 ( クラブ2 )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=57
 マギッシ→タックル 51 ( ハート4 )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=62★
≦−2→コリンチャンスボールに。

ダ・シルバは才能の無さを溢れる情熱でカバーした恐るべき男である。
しかし情熱には大きな欠点がある事に、彼は気付いていなかった。

ダ・シルバ「うおおおおーーーっ!」

ダダダダダダッ!

ナバイロ「す、凄いドリブルだ!(――けど、さっきと比べると元気が無いような……)」

マギッシ「え、えーいっ!」

ズザアアアアアアアアアアアアアッ……バシッ。

ダ・シルバ「うおおおおおーーー……って、アレ?」

実況「コリンチャンスの右サイドハーフ、マギッシ選手がボールを取った!
    ダ・シルバ選手! 今度のステップは少し動きが読みやすかったか!?」

ダ・シルバ「そ、そんなァ!?」

エベルトン(観客席)「そう何度も通るワケねぇだろ、あんな勢いだけのドリブル。
             そりゃ運が良い時はいいが、理論立ってない当てずっぽう、いつか破綻するに決まってらァ」

――情熱はあくまで情熱であり、それ以上でもそれ以下では無い。
その力がダ・シルバのサッカー技術そのものを向上させる訳では無いのだから、
調子が悪い時は、格下の選手にさえアッサリと刈られるのは道理だった。
人生、情熱だけでは上手く行かないものである。

374 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 01:10:57 ID:???
ネイのテバサキ感、さすがファンタジスタだけの事はあるな

375 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 01:12:34 ID:bc6M+ldc

鈴仙「――な、なんか。兎に角ボールを奪えたみたいね……しまらないけど」

アヤソフィア「でも鈴仙さん。これからどうやってカウンターするんです?
        グレミオはダ・シルバ君の特攻に続いて、FWやらMFやら、結構な人員が中盤に上がっています。
        マギッシ君から直接鈴仙さんにパスを繋げようには、その間に控える人数がきつい。
        また、必殺パス持ちのライア君にサイドチェンジしようにも、この人数差じゃあ、
        途中でパスカットが入る可能性があります。……ここは、効率の良い手を考える必要がありますよ」

鈴仙「わ、分かってるわよ(――と、啖呵を切ったけれど……どうしようかしら。マギッシ君の能力は平凡。
    グレミオの選手と相対するとして、サシなら兎も角、集団相手じゃあちょっときつい。
    私はキャプテンとして、どんな指示を出すべきかしら?)」


A:マギッシにそのままドリブルで右サイドを突破して貰う。
B:マギッシにそのままパスで鈴仙まで繋いで貰う。
C:マギッシとナバイロのワンツーで、中盤のラインを押し上げて貰う。
D:左サイドのライアにサイドチェンジ。必殺パスで鈴仙まで通して貰う。
E:左サイドのライアにサイドチェンジ。必殺パスでアヤソフィアまで通して貰う。
F:その他 遅攻を選びたい場合もこちらで

鈴仙のガッツ:710/990

376 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 01:14:17 ID:bc6M+ldc
――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。

>>363
ネイ「とんでも無い、凄くクールだぜ! ギャップ萌え、ってヤツかな?」
>>364
極端な目がガンガン出てきますね…
>>365
どっちかと言うと、エンターテイナーの鑑なような気がしますw
>>374
図らずともそうなっちゃいました。全ての元凶はファンタジスタだった…?


それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

377 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 08:37:34 ID:S99KADg+
C

378 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 08:48:50 ID:dk6Bm1sY
C

379 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 13:27:11 ID:???
乙です
ネイはファンタジスタが元凶というか、おかげで他のファンタジスタ同様、強烈な個性が出たというか…
逆に森崎への劣等感、アルゼンチン唯一の希望、熟女好きの国籍不明と、他より孤高でなく精神面で安定してるのが皮肉か
その分他のファンタジスタ(来生除く)と比べると総合値、個人技を低く見られるけど、
大差のあるブロック競り合い以外は翼と同能力、弱点の空戦や得点力はコンビ技を組むトニーニョがいる

出会った当初は森崎のいない現状が、本編でもリオカップ優勝した後に起きたであろう
苦悩がファンタジスタへと昇華する描写に繋がるかと思ったら、案の定これである。

380 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 15:14:08 ID:???
F
よーし、とりかごよォォォォォ!!!

381 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 17:45:37 ID:???

…って、あれ?
あのキーパーなんかボロボロになってない?
まるで何度も必殺シュートに吹き飛ばされたみたいに
(まさか姫様が……?)

382 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 23:46:25 ID:bc6M+ldc
こんばんは、更新再開します。
>>379
乙ありがとうございます。
ブロックと競り合い以外翼とネイの総合力同じって気付きませんでした。割と地味に凄いですね…(びっくり)
ネイは無意識で鈴仙に森崎を重ね合わせている所もあるかもしれないですね。
私的にはトニーニョ君が若干置いてけぼりになっちゃったのが気がかりですw
>>380
実際のところ、グレミオってダ・シルバ以外に得点に結びつけれそうな選手が居ないので、
とりかごされたら普通に困ると思いますw
>>381
少年漫画で良くある、仲間の一撃が主人公のトドメに繋がるパターンですね(違)

383 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 23:47:51 ID:bc6M+ldc
C:マギッシとナバイロのワンツーで、中盤のラインを押し上げて貰う。

鈴仙「……中盤の数に対抗するには、こっちも数で押し切るのよ!
   マギッシ君、ナバイロ君。一気にワンツーで中盤を切り抜けて!
   大丈夫、失敗しても私達がフォロー出来るわ!」

マギッシ「わ、分かりました!」

ナバイロ「俺達の力、見せてやる!」

タタタッ……グワァァ、バシュッ!

実況「コリンチャンスの右サイドハーフのマギッシ選手、同じくトップ下のナバイロ選手と共に駆け出します!
    そしてその折にタイミング良くワンツー・リターンの構え!
    彼らと同じくラインを押し上げるコリンチャンスのFW・MF陣も相まって、
    先程ダ・シルバ選手が単身特攻した時の形勢が逆転したようです!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア………!!」

アヤソフィア「――おお、盛り上がってる、盛り上がってる。
        しかし咄嗟の思いつきにしては、敢えてのワンツー中央突破は中々良いアイデアでしたね。
        これなら選手が平凡でも、総力を挙げてフォローに向かえるので、無問題ですし」

鈴仙「いちいち感想を言ってないで、あんたもフォローに回るのよ、アヤソフィア!」

アヤソフィア「はーい、分かってますよっ」

タタタタッ……!

384 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 23:49:30 ID:bc6M+ldc
スピノザ「くそっ、コリンチャンスめ……!」

マデーロ「いや、まだ諦めるな。俺達グレミオのFWとMFが力を合わせれば、
      4人でパスカットに向かえる! 完璧に取ってさえしまえば、逆にこっちのチャンスだぞ!」

タピエス「そうか! よし、俺も頑張るぞ!」

ジャスマ「(……失敗したら、二失点目の危機だしなぁ)」

バッ、バババッ!

実況「そこに負けじと、グレミオの中盤選手も総がかりでパスカットに入る!
    コリンチャンスのワンツー突破が勝つか、グレミオの守備が勝つか!
    果たして勝利の女神がほほ笑むのはどっちだ〜〜〜!?」

先着3名様で、
★マギッシ→ワンツー 51 (! card)(! dice + ! dice)=
 ナバイロ→ワンツー 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★スピノザ→パスカット 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 マデーロ→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★タピエス→パスカット 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ジャスマ→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−【守備側】
≧2→マギッシとナバイロ、ワンツー成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アヤソフィアがフォロー)(鈴仙とファリアで競りあい)(ゲーノスがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
特になし。

385 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 23:50:52 ID:???
★マギッシ→ワンツー 51 ( ハートJ )( 6 + 2 )=
 ナバイロ→ワンツー 52 ( クラブK )( 1 + 1 )=★

386 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/15(火) 23:52:43 ID:bc6M+ldc
すみません、マギッシとナバイロの能力値を低く勘違いしていました。
正しくは、マギッシのパス力が52、ナバイロのパス力が53です。
今回はもう引かれているので、結果にて修正します。大変失礼しました。

387 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 23:52:53 ID:???
★スピノザ→パスカット 49 ( ハート4 )( 2 + 6 )+(人数補正+2)=
 マデーロ→パスカット 50 ( スペード8 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=★

388 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 23:53:45 ID:???
★スピノザ→パスカット 49 ( ダイヤK )( 4 + 5 )+(人数補正+2)=
 マデーロ→パスカット 50 ( クラブQ )( 1 + 5 )+(人数補正+2)=★

389 :森崎名無しさん:2016/03/15(火) 23:56:13 ID:???
★タピエス→パスカット 49 ( スペードJ )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=
 ジャスマ→パスカット 50 ( ハート5 )( 6 + 3 )+(人数補正+2)=★

390 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 00:11:27 ID:LNpoUaVM
★マギッシ→ワンツー 52 ( ハートJ )( 6 + 2 )=60
 ナバイロ→ワンツー 53 ( クラブK )( 1 + 1 )=55★
★スピノザ→パスカット 49 ( ハート4 )( 2 + 6 )+(人数補正+2)=59
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてアヤソフィアがフォロー

バシュウウウウッ……

ナバイロ「よし、良いぞマギッシ……って、しまった!」

バシッ……ポーン!

スピノザ「ミスキックとは、コリンチャンスのゲームメイカーたるお前らしくないなナバイロ!」

実況「あ〜〜っと! 一見上手く行きそうなコリンチャンスのワンツー突破でしたが……!
    ナバイロ選手、痛恨のミスキックにより、ボールを敵FWのスピノザ選手に零されてしまいます!」

アヤソフィア「――全く、しょうがないですねぇ。私がお尻ぬぐいしてあげますよ!」

ポーンッ、パシッ。……ビュンッ!

実況「ですがコリンチャンスの反撃は終わらない! 左サイド方面でボールを拾った
    コリンチャンスの謎の女記者・アヤソフィア選手がフォローし、そのまま高速で中央突破に向かいます!
    ……いや、しかし……!?」

ダダダダダダダッ!

ダ・シルバ「うおーーーっ! 女なんかに負けて堪るかーーーっ!」

アヤソフィア「あやや……いや。実に、汗臭い御仁ですこと」

391 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 00:13:12 ID:LNpoUaVM
実況「アヤソフィア選手の前には、先ほど容易くボールを刈られたばかりのダ・シルバ選手が追いついた!
    情熱冷めやらぬまま、がむしゃらにタックルへと向かいます!」

ファリア「(よし、一対二ならきっと勝てる……!)――お、おれも勝負だ!」

タタタタッ、ズザアアアアアアアアアアッ!

アヤソフィア「おや。また貴方でしたか。……まぁ、何度来ても、誰がいようと同じです。
        この私の『高速ドリブル』の錆にしてくれましょうぞ!」

――タッ、ビュウウンッ!

実況「それに対してアヤソフィア選手、全く逃げない!
    まるで風のような身軽さで、ドリブル突破に行った〜〜!!」

先着2名様で、

★アヤソフィア→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ダ・シルバ→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ファリア→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(クリムトがフォロー)(ジーオがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
アヤソフィアのマークがクラブ以外で「高速ドリブル(+4)」が発動します。

392 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 00:16:44 ID:???
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ダイヤ10 )( 3 + 6 )=★

393 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 00:16:52 ID:???
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( クラブ7 )( 2 + 1 )=★

394 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 00:16:58 ID:???
――と、言ったところで短いですが、今日の更新はここまでにします。
本日もお疲れ様でした。

395 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 00:17:44 ID:???
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ダイヤ4 )( 3 + 5 )=★

396 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 00:20:44 ID:???
★ダ・シルバ→タックル 51 ( クラブ8 )( 1 + 5 )+(人数補正+1)=
 ファリア→タックル 50 ( クラブK )( 2 + 1 )+(人数補正+1)=★

397 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 00:38:11 ID:???
乙でした!
高速ドリブルでキリキリ舞である。
しかし、敵の時はへたれて味方になるとよい数字だすな!(まだ二回)

398 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 21:11:25 ID:???
そういえばブラジルでの最初のうどんさんのファンってネイってことでいいのかしら

399 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 23:14:17 ID:???
>>397
乙ありがとうございます。アヤソフィアは助っ人の名に恥じないよう中々強いです。
(あと、グレミオは鈴仙一人でも大体何とかなりそうな位なので、余計際立ってます)
……それでもヘタレるような気がしてましたが、気のせいでしたw
>>398
スラム街の荒くれもファンですけど、追っかけ度で言えばネイ君がピカイチでしょうね。

400 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 23:15:38 ID:???
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ダイヤ10 )( 3 + 6 )+(高速ドリブル+4)=69★
★ダ・シルバ→タックル 51 ( クラブ8 )( 1 + 5 )+(人数補正+1)=58
 ファリア→タックル 50 ( クラブK )( 2 + 1 )+(人数補正+1)=54★
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。

アヤソフィア「舐めないで欲しいわね!」

ビュンッ! ビュンビュンッ!!

ダ・シルバ「ぐおっ!(この速さ……! ビクトリーノ以上だ……!)」

ファリア「やはりだめだ。早過ぎる!」

実況「アヤソフィア選手、先ほどの高速突破をもう一度繰り返し、
    グレミオのフィールダーと我々観客陣に、その圧倒的な能力を発揮します!」

鈴仙「……相変わらず、凄いドリブル力ね(でも。アイツはまだまだ手を抜いているような気がする。
    周囲の目を気にして、まだ奥の手を隠しているような――って言うのは、流石に買いかぶり過ぎかしら)」

鈴仙と並んで試合開始時から目覚ましい活躍を遂げるアヤソフィアを尻目に、
コリンチャンスの中盤は更に攻撃ラインを前へ前へと押し上げていく。
そして……。

メオン「――良いか。あのH番(鈴仙)には絶対ボールを回すな!
    それと今ボールを持ってるあの記者も要注意だ。
    他は手薄でも構わんから、この二人を絶対に水際で食い止めろ!」

グレミオDF陣「「「お、おう!!」」」

タッ、タタタッ……。

401 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 23:18:06 ID:LNpoUaVM
クリムト「メオンのヤツ、すっかりビビッてやがるな。まだ1点差と言うのに……」

ジャスマ「だが、一点差の時点で敵の脅威に気付いてくれたと言う事も出来る。
      俺達DMFも、最終ラインのDF達に協力しようじゃないか」

タタタタタ……

実況「さあ、そして前半6分! コリンチャンスは二度目の得点チャンスを掴みました!
   左サイドバイタルエリア手前を走るWGのアヤソフィア選手に、
   その少し前でボールを待つFWの鈴仙選手、そしてゲーノス選手です!
   ただ、先程の反省を踏まえてか、グレミオがやや前掛かりの位置で、
   鈴仙選手とアヤソフィア選手を手厚くマークしているのが少し気になります!」

鈴仙「(メオン君も、流石に警戒感マックス、って感じね……。
    DF3人に加えて、さっきパスカットの構えだったDMF2人も、
    アヤソフィアのドリブル突破や、私へのパスを警戒している感じだわ。
    ――その反面、FWのゲーノス君はこの人数の中ドフリーだけど、
    それでも、何だかんだ言ってそこそこのGKであるメオンに対して決まるかはかなり怪しいわね。
    ……さて。ここはどうして攻めようかしら)」

A:アヤソフィアに自分(鈴仙)へのパスを頼む。
B:アヤソフィアにこのままドリブル突破して決めて貰う。
C:自分(鈴仙)が一旦下がって、30メートルの距離から『マインドエクスプロージョン』を撃って決める!
  (威力:64+1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))250消費
D:自分(鈴仙)とアヤソフィアのワンツーでPA深くまで切り込む。
E:ノーマークのゲーノスに、フリーでシュートを撃って貰う。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:730/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

402 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 23:20:35 ID:IwtDKmc6
D

403 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 23:23:20 ID:J5/Mlr4U


404 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 23:24:14 ID:FLvwopFs
D

405 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 23:38:05 ID:LNpoUaVM
D:自分(鈴仙)とアヤソフィアのワンツーでPA深くまで切り込む。

鈴仙「(……まさか、私がこんな形で、あのブン屋と共闘だなんて。
    ブラジルに来る前だったら、到底考えつかなかったわね。
    だけど、――今は勝つために、とことんやるしかないわ!)」

鈴仙は不敵に微笑むアヤソフィアをちらりと見て、視線でこうメッセージを送った。
飄々とした記者風の少女は鈴仙の必死な呼びかけに対して、
その微笑みを一瞬シニカルなものに変えつつも――。

アヤソフィア「……ええ、分かりました。やりましょう」

やがて彼女も鈴仙と同じように、決然とそう頷いた。
そして――。

グワァァァッ!

アヤソフィア「いきますよ、鈴仙さん!」

鈴仙「頼むわよ、幻想ブン屋!」

アヤソフィア「幻想ブン屋……? はて、それはどこの臆病者の事でしょうか。
        私の名はアヤソフィア・シェマリー。以後、お間違えの無いように……っと!」

バッ、シィィィィィ……ン!!

実況「アヤソフィア選手、パスを出した〜〜! そして鈴仙選手も前へと飛び出した!
    コリンチャンス! これは最終ラインをワンツーで駆け抜ける狙いだ〜〜!」

406 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/16(水) 23:40:17 ID:LNpoUaVM
タキーハ「それがどうした!」

ジーオ「シュートじゃなけりゃ、怖くないぞ!」

コクラン「止める!」

ジャスマ「中盤底の俺も手伝うぞ! クリムト、タピエス! お前等もフォローに回れよ!」

バッ! バババッ!

実況「そしてそれを止めに動くグレミオの選手達の群れ!
    ゴール前で勃発した、コリンチャンスとの紛争をクリアするべくパスカットに入ります!
    ここを通せば失点はほぼ確定、一方ここを守れば同点、逆転のチャンス! グレミオ、ここは正念場だ〜!」

先着3名様で、

★鈴仙→ワンツー 54 (! card)(! dice + ! dice)=
 アヤソフィア→ワンツー 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ジャスマ→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 タキーハ→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ジーオ→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 コクラン→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−【守備側】
≧2→鈴仙とアヤソフィア、ワンツー成功。そして残すはメオンのみ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲーノスがねじ込み)(ナバイロとクリムトで競りあい)(タピエスがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。

407 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 23:41:03 ID:???
★鈴仙→ワンツー 54 ( ダイヤA )( 4 + 1 )=
 アヤソフィア→ワンツー 53 ( クラブA )( 2 + 1 )=★

408 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 23:41:15 ID:???
★鈴仙→ワンツー 54 ( ダイヤ2 )( 2 + 3 )=
 アヤソフィア→ワンツー 53 ( ダイヤ10 )( 4 + 5 )=★

409 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 23:43:44 ID:???
★ジャスマ→パスカット 50 ( スペード6 )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=
 タキーハ→パスカット 50 ( ハート3 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=★

410 :森崎名無しさん:2016/03/16(水) 23:49:53 ID:???
★ジーオ→パスカット 50 ( ダイヤ4 )( 3 + 6 )+(人数補正+2)=
 コクラン→パスカット 50 ( クラブ5 )( 1 + 1 )+(人数補正+2)=★

411 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 00:04:55 ID:KqHmttVc
★鈴仙→ワンツー 54 ( ダイヤA )( 4 + 1 )=59
 アヤソフィア→ワンツー 53 ( クラブA )( 2 + 1 )=56★
★ジャスマ→パスカット 50 ( スペード6 )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=59
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてナバイロとクリムトで競りあい

バシュルルルル……

鈴仙「――って、ちょっと早くないこのパス!」

アヤソフィア「なーにを言ってますかな鈴仙さん。聖徳太子も言ってるじゃありませんか。
        本当に価値ある物は、速度だけなのだよ! ……ってね」

鈴仙「……それって、昔豊聡耳神子が演説で使ってた文句じゃないの。
    ああ、いや、確かに聖徳太子も言ってたって事になるのかな。でも……」

ジャスマ「隙あり!」

――タッ! バチイイッ!

実況「あ〜っと、鈴仙選手とアヤソフィア選手! パスのスピードに食い違いが生じ、ワンツー失敗!
   ボールはPAに到達するより先に、ボランチのジャスマ選手に零されてしまいます!」

アヤソフィア「あ〜あ。ダメでしたか。鈴仙さんはちょっと暢気すぎるんですよ。
        人生は短いんですから、もっと素早く生きないと!」

鈴仙「そう言うアンタは、せっかち過ぎるのよ。慌てて走ってちゃあ、大事な物も見逃しちゃうわ!」

412 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 00:11:30 ID:KqHmttVc
コーチ「……改めてみると。この二人ってまるで正反対じゃのう。
     ワンツーとかコンビプレイとかには、とことん向かなそうな手合いじゃわい」

ネイ(観客席)「くそっ! アヤソフィアめ、何やってるんだ!
         折角のレイセンとのコンビプレイだろ! もっとその価値を噛み締めろよ!」

エベルトン(観客席)「分かったからオメーはもう喋るな。
             ――っと。アホが横で喚いていた内に、試合も少しは進んだか。どれどれ……」


*****


ポーンッ!

ナバイロ「よし、これなら取れる……!」

実況「零されたボールは、中盤奥で高く浮き上がり……!
    鈴仙選手の後続のナバイロ選手が、そのボールにがぶり寄りました!」

クリムト「させるか! ここでクリアして仕切り直しだ!」

実況「ですがそこにはグレミオのクリムト選手が立ちはだかりました!
    コリンチャンスのナバイロ選手が体格的に若干不利にも見えますが……!
    ここは、是非とも競り勝ち、チャンスを大事にしたいものです!」

413 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 00:13:27 ID:KqHmttVc
先着2名様で、

★ナバイロ→高い競り合い 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★クリムト→高い競り合い 52 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−【守備側】
≧2→ナバイロが競り勝ち、鈴仙に低いボールが渡る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲーノスがフォロー)(タピエスがフォロー)(ファリアがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
特になし。

414 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 00:14:09 ID:???
★ナバイロ→高い競り合い 51 ( クラブ2 )( 1 + 6 )=★

415 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 00:14:33 ID:???
★ナバイロ→高い競り合い 51 ( クラブK )( 1 + 5 )=★

416 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 00:15:23 ID:???
★クリムト→高い競り合い 52 ( ダイヤ3 )( 3 + 1 )=★

417 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 00:15:26 ID:???
★クリムト→高い競り合い 52 ( クラブ4 )( 5 + 4 )=★

418 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 00:20:25 ID:???
ザラキ唱えそう

419 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 00:46:47 ID:KqHmttVc
★ナバイロ→高い競り合い 51 ( クラブ2 )( 1 + 6 )=58★
★クリムト→高い競り合い 52 ( ダイヤ3 )( 3 + 1 )=56★
≧2→ナバイロが競り勝ち、鈴仙に低いボールが渡る!

ナバイロ「それっ!」

クリムト「……くっ!」

バッ、バシイイッ!

実況「ナバイロ選手、一足先にボールへ迎えた分ポジショニングで優位に立てたか!
    クリムト選手に競り勝ち、ボールを前に押し出しました! そして〜〜〜!?」

ポーンッ!

鈴仙「……来た!」

―――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「ここで! ここで漸く鈴仙選手が低いボールに動きを合わせる!
    位置はペナルティエリアの中、メオン選手の真正面だ! しかし!」

タキーハ「ジャスマの次は、俺達の番だ!」

ジーオ「が、頑張るぞ!」

コクラン「おう!(……大丈夫なのか?)」

鈴仙「……メオン君の前に控えるは、グレミオのDF三人組ね!」

アヤソフィア「鈴仙さん。三人いようが、彼らは恐れるに足りません!
        さっきみたくダイレクトで行くなり、トラップして一対一を狙うなり、好き勝手やっちゃってください!」

420 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 00:48:16 ID:KqHmttVc
鈴仙「言わずもなが、よ!(――さあ。いよいよクライマックスよ!
    ここはやりたいようにやっちゃっても良い気はするけれど……!?)」

A:このままトラップだ!(鈴仙のトラップ:57)※抜いた後、シュートか一対一か更に選択
B:もう一度、『マインドスターマイン』で決める!(威力:63+1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
C:アヤソフィアにパスし、ドリブルでDFを抜いて貰う。
D:鈴仙「メオン メオン メオン メオン」メオンを応援してあげる。
E:その他 ゲーノス君に決めて貰いたい場合もこちらで

鈴仙のガッツ:690/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

421 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 00:49:26 ID:E4eBVqRw
A

422 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 00:50:15 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
>>418
姫様(意味深)を優先して回復しそうですね…

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

423 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 00:53:19 ID:Q48x8KsM
C

424 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 03:02:32 ID:ivdOI8YU
B

425 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 06:41:16 ID:AWXiUlfc
B

426 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 23:50:14 ID:KqHmttVc
こんばんは、更新再開しますが、一点能力値について誤りがありました。
メオンのパンチング力について、前回判定時に60で計算していましたが、正しくは61でした。
前回判定時はどちらにしてもゴールでしたが、大事な数値を間違えてしまい、すみませんでした。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
B:もう一度、『マインドスターマイン』で決める!(威力:63+1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費

鈴仙「(三人掛かりでクリアに来られたら、シュートの前に反則の可能性だってあるし……)
    ――ここはまた、『マインドスターマイン』で決める!」

バァッ! ポーンッ!

実況「鈴仙選手、低いボールを浮き上げてダイビングボレーに!
    これは先程も鮮やかな一点目を決めた『マインドスターマイン』の体勢だ!」

メオン「……同じ手は二度も効かん。そして俺は決して手抜きもせん!
    DF共、お前達もブロックでは無くクリアに行け! 反則を恐れず、全力でぶつかりに行くんだ!」

タキーハ「お、おう!」

ジーオ「クリアか……怪我したら嫌だな」

コクラン「だが、失点して負ける方がもっと嫌だ。ここはメオンの言う通りにしてやる!」

バッ! ババババッ! 

実況「そしてグレミオは反則覚悟のクリアで、何としてでもボールを押し出そうと向かいます!
    最後に控えるメオン選手は、果たしてこのシュートを防ぎきる事が出来るのでしょうか!?」

鈴仙「……綺麗な花火を見せてあげるわ。幻爆――『マインドスターマイン』ッ!」

グワァァァッ……! ――バシュウウウウウウウッ!!

427 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/17(木) 23:51:45 ID:KqHmttVc
先着3名様で、

★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★コクラン→低いクリア 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 タキーハ→低いクリア 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ジーオ→低いクリア 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★メオン→パンチング 61 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アヤソフィアがねじ込み)(ゲーノスがねじ込み)(タピエスがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」がグレミオゴールに炸裂する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アヤソフィアがねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)(タピエスがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで敵GKにバランス崩しペナ(−2)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。

428 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 23:54:48 ID:???
★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( クラブ2 )( 4 + 5 )=★

429 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 23:57:26 ID:???
★コクラン→低いクリア 52 ( スペード8 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=
 タキーハ→低いクリア 52 ( スペード6 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)=
 ジーオ→低いクリア 52 ( スペード9 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

430 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 23:57:50 ID:???
★コクラン→低いクリア 52 ( ダイヤJ )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=
 タキーハ→低いクリア 52 ( ハート3 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=
 ジーオ→低いクリア 52 ( クラブQ )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

431 :森崎名無しさん:2016/03/17(木) 23:58:52 ID:???
★メオン→パンチング 61 ( ダイヤ7 )( 4 + 3 )=★

432 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 00:26:23 ID:???
ネイ「(メオンもその程度か。うちのサルサノなら、余裕でシンクロ召喚出来たな…)」

433 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/18(金) 00:57:08 ID:JcrOvqIQ
★鈴仙→マインドスターマイン 63 ( クラブ2 )( 4 + 5 )=72★
★コクラン→低いクリア 52 ( スペード8 )( 3 + 3 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=57
 タキーハ→低いクリア 52 ( スペード6 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=57
 ジーオ→低いクリア 52 ( スペード9 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=61★
★メオン→パンチング 61 ( ダイヤ7 )( 4 + 3 )=68★
≧2→鈴仙の「マインドスターマイン」がグレミオゴールに炸裂する!

バシュルルルルルルル……!

コクラン「……う、ううわあっ!」

タキーハ「――感覚が鈍る。ボールに届かない!」

ジーオ「やっぱり、メオンに頼るしかないのか……!?」

反則に訴えてでもボールを止めに向かうグレミオDF陣の努力は、まさしく焼け石に水だった。
三者三様にクリアに向かえども、全員がボールに追いつけない。
それは鈴仙の瞳が放つ波長の効果もあったが、純粋に彼らと鈴仙とでは実力に雲泥の差があった。

メオン「……ぐ、ぐおおおっ! ――こんな。こんなフェイクにこの俺が……!
    ブラジルナンバーワンGKとも評された、この俺が負けて堪るか……!!」

そんな中で、白目を剥きながらも鈴仙が見せる幻影に対し、必死に対抗するメオンは、
確かにグレミオのDF陣のような凡百な選手とは違っていた。
高すぎるプライドは彼を傲慢にしたが、同時にそれは、窮地における精神的支柱となっていた。

434 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/18(金) 00:58:19 ID:JcrOvqIQ
バッ!

メオンは飛んだ。その位置は正確にボールを捉えていた。

メオン「うおおおおっ!」

そして次に、パンチングの為に拳を大きく振りかぶった。
タイミングは間違いない。その筈だった。しかし―――。

ギュウウウウッ―――グンッ!

メオン「!?(ボールの勢いが……手元で伸びた!?)」

メオンはここまで全力であっても尚、鈴仙の事を過小評価していた。
……今回において、彼自身に非は無い。メオンは宣言通り手を抜かず、
鈴仙に対して全力で当たっていた。しかし、それでもメオンは、ここで守り切れなかった。
その理由は純粋に、彼の実力の限界であったとしか言いようが無かった。
ボールはメオンを抜いて、ゴールネットに勢いよく突き刺さって――。


――ズバァァァァァァッ、ピピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!

435 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/18(金) 00:59:27 ID:JcrOvqIQ


コリンチャンス 2 − 0 グレミオ



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール  カルロス
2ゴール  鈴仙
1ゴール  サンタマリア

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア
1アシスト アヤソフィア

436 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/18(金) 01:00:31 ID:JcrOvqIQ
実況「決まった〜〜! ゴ〜〜〜ル!
    鈴仙選手の『マインドスターマイン』が、グレミオのゴールに再び突き刺さりました!
    鈴仙選手、前半8分にして早くも2点目! メオン選手を相手にこの活躍は凄い!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「レイセン! レイセン!」「グレミオ何やってんだー!」「コリンチャンスなんかに負けるなー!」「ですよねー」

アヤソフィア「いやー。こりゃ面白い。ポンポンゴールが決まりますねぇ。
        まあ、ブラジルナンバーワンゴールキーパーのいきなりの失調に、
        観客席は――特にグレミオファンの多い場所は――阿鼻叫喚になってますけど」

鈴仙「やっぱり、ファンの数やら人やらして、幻想郷とは全然違うのね……」

アヤソフィア「何を今さらですよ、鈴仙さん。それより、キャプテン的な宣言は良かったですか?
        『この試合、50点差を目指す!』とかの、アレの事です」

鈴仙「え、宣言?」

アヤソフィア「そうですよ。勿論鈴仙さんがご自身で喜ばれるのも大事ですが、
        ここはキャプテンとして、皆にも続くよう言ったりして、士気を継続させるのも手かと。
        ……ま、逆に飛ばし過ぎた場合は、休戦しといても良いのですが」

437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/18(金) 01:04:21 ID:JcrOvqIQ
鈴仙「うーん……成程。宣言ねぇ……(――確かに、このままガンガン攻めるぞ! とか、
    この点差を大事にするぞ! とかを皆に対して言えたら、
    チームの全体的な動き方について、軽く舵を切ったり位はできるのかも。
    ――まあ。最悪はノリで何か言っておけば良いし。そうね、ここは――)」

A:「さあ! この調子でガンガン攻めるわよ!」攻めっ気たっぷりに宣言する。
B:「ここまで決めた2点を大事にしましょう!」守りについても示唆しておく。
C:「アヤソフィア、次はあんたが決めるのよ!」アヤソフィアに振ってみる。
D:「もっと熱くなりなさいよ、グレミオ!」グレミオを煽り立てる。
E:「ですよねー」観客席のメオンファンに同意しておく。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:530/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

438 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/18(金) 01:05:51 ID:JcrOvqIQ
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
ちなみに今回のグレミオ戦ですが、3点差がついた場合は、ダイジェストにしようと考えています。
それでは、本日もお疲れ様でした。

439 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 01:06:10 ID:yrk2yb5w
C

440 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 01:07:12 ID:CoumvrHw
A

441 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 01:16:30 ID:4SGzjQ3g
F
メオンの前にやってきてこれ見よがしに
「さあ、何本目に(名声的な意味で)死ぬかな〜」

442 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 01:35:53 ID:EAKfb7H2
A

443 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 15:15:20 ID:???
2ゴール  鈴仙(バーのバニーガール)
1アシスト アヤソフィア(サッカー記者)
1アシスト ナバイロ(ゴロツキ)

なんだこのチーム

444 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 17:53:55 ID:???
サッカー選手に副業は付き物
キャラ付けのためでも、リアルでも

445 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 19:31:26 ID:???
F
「念のためハットトリックを決めて
確実なる安心というダイジェストにしておくか… 
なあメオン」

446 :森崎名無しさん:2016/03/18(金) 20:47:36 ID:???

「みんn『メオン メオン メオン メオン』えっ、なにこのメオンコールは?」
メオン「応援されてる気がせんのは何故だ…?」

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 00:35:22 ID:iELcJ8c2
こんばんは、ほんの少しですが更新再開します。
>>441
もう既に死にかけてますね…
>>443
冷静に考えると色々とカオスですねw
ナバイロ君は競り勝っただけの為アシストではないかな?とも思ってましたが、
描写的にはパスに近い気もしますし、次にアシストランキングに入れておこうと思います。
>>444
ちょっと調べたら、副業で会社やってたり投資やってるサッカー選手って結構居るんですね…(びっくり)
リアル日向みたいな人も居るのでしょうか。
>>445
このペースだったらハットトリックは堅そうですね…
>>446
すごい一体感を感じるエールですね(棒)

448 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 00:36:23 ID:iELcJ8c2
A:「さあ! この調子でガンガン攻めるわよ!」攻めっ気たっぷりに宣言する。

鈴仙「――私達はまだまだこんなモンじゃないわ。勝つなら大勝よ!」

コリンチャンスメンバー「「「「「おーーーう!!」」」」」

アヤソフィアに乗せられたこともあり、鈴仙は威勢よくそう宣言する事にした。
そして強豪チームであるグレミオ相手に、これまで圧倒的な勝負をしていた事もあって、
チームメイトの士気もそれに応じて高まっていった。

アヤソフィア「あや、中々慣れてらっしゃいますね。これだけおだててれば、
        何かしらの面白発言が飛び出して来るのではと期待してましたが」

鈴仙「残念だったわね。私だって場数を踏んで、成長してるのよ」

アヤソフィア「ああ……はい。そうでしたね。――ま、そうでなくとも、この試合はほぼ貰ったようなものですしね。
        ほら、鈴仙さん。見て下さいよグレミオサイドを。
        彼ら、私達みたいなゴロツキ集団に負けたのが余程悔しいみたいです」

盛り上がるチームメイトの中、相変わらずシニカルに佇むアヤソフィアを睨みつけながらも、
鈴仙は彼女の指に従うままにグレミオメンバーの様子を観察すると、
確かにその通り、一失点目の比では無い暗い雰囲気が漂っているようだった。

メオン「……何故だ。何故、俺は負けた! さっきは全く手を抜いた訳じゃなかった!
    俺が出し得る全力で敵にぶつかった! なのに……何故だ!?」

ダ・シルバ「何故って言われても。そりゃあ、お前より、あのレイセンって女の方が強かったからだろう。
       あのバニーちゃん、見かけによらず芯が強い子だぜ」

メオンが半ば狂乱し、それを窘めるダ・シルバにさえも、表情に僅かな諦めの念が見える。
これまでメオンやダ・シルバに引っ張って貰って来た、その他のグレミオメンバーは言うまでも無く、
コリンチャンスの雰囲気を見て絶望に包まれていた。

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 00:38:03 ID:iELcJ8c2
メオン「……これ以上の失点は許されない。この次のキックオフは、焦らずボールを回しながら、
    丁寧に攻撃のチャンスを作っていくしかないだろう」

ダ・シルバ「はァ? 何言ってるんだよ! こういう逆境の時こそ全力で攻めて、
       一秒でも早く点差を縮める事が大事だろうが! 誓って言うが、チンタラ遅攻なんてやってても、
       この前半戦、絶対チャンスは訪れやしないぜ。――いや、敵のチャンスはあるかもしれんが」

メオン「ダ・シルバ。……このチームのキャプテンはあくまで俺であり、お前じゃない。
    これまでは黙認していたが。チームの秩序を乱し、勝手な行動に出るというならば――」

ダ・シルバ「――出るなら、何だ? 俺を交代させるか? それこそ、本当の終わりだぜ」

メオン「……分かっている。だが、攻めるにしても、方法を変える必要がある。そう言いたかっただけだ」

臆病にも守勢に入るメオンと、無謀にも特攻を講じたいダ・シルバ。
この二人の亀裂は深まり、今にも崩壊寸前となっていた。
ここに鈴仙達コリンチャンスの落ち度は一切ない。
彼らグレミオのメンバーが精神的に弱かった。それだけの事だった。

ダ・シルバ「――5分だ。俺が中心になって、5分間は様子を見る。
       それで問題が無ければ、メオン。悪いが俺は、攻めさせて貰うぜ」

メオン「……ふん。良いだろう」

試合開始直前になり、二人はこう妥結したものの、
それはもはや、勝利の為か、単なる妥結の為の妥結なのか。今の二人には、それすらも分からなかった。
そして――。

450 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 00:42:59 ID:iELcJ8c2

――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

ダ・シルバ「……おい、受け取れスピノザ!」

グワァッ、バシュウウウウウウッ!

実況「さあ、グレミオのボールで試合開始! ですが……グレミオ、すぐには攻めません!
    I番のダ・シルバ選手のパス回しを中心として、じっくりと攻めのタイミングを伺っていきます!」

鈴仙「(……前半10分足らずで2点を奪われ、早くも腰が砕けちゃったって感じね。
    諦めるには、ちょっと早いような気もするけれど)」

士気を失ったグレミオは、これ以上の迂闊な失点を避けるべく、無難なパスワークに走る。
そんな展開は鈴仙の中では想定の範囲内だった。

鈴仙「(さて、こっちとしては2点のリードがあるわけだし、無理に攻める必要は無いけれど。
    ここはどうしようかな―――)……って、アレ?」

タタタタタタッ……。

そして、パスワークを観察しながら、じっくりと次の選択肢を検討していた鈴仙の横を、
慌ただしく選手が通り過ぎた。その選手は左サイド側のアヤソフィア。
そして右サイドハーフのライアの二名だった。

ライア「レイセンもガンガン攻めろと言っていたし、こんなパスワーク、を素通しなんてさせないぞ!!
    すぐに奪って、3点差にしてやる!!」

アヤソフィア「――いやぁ、どうやらさっきの演説が利きすぎて、
        チーム全体の意識が前掛かりになってたっぽいですな。
        ま、それはそれで零れ球もフォローして貰いやすそうだし、
        こうして遅攻も未然に防げますから、一石二鳥ですよ。……失敗しても知らないけど」

451 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 00:48:12 ID:iELcJ8c2
バッ! ブワアァッ!

鈴仙「ちょ、ちょっとー。何で勝手に動いてるのよー!」

先程の鈴仙が放った士気高揚に応じて、コリンチャンスの選手がラインを押し上げ詰め寄り、
いつでも誰でもボールを奪えるような状態となっていた。

アヤソフィア「まあまあ。ここはある意味では速攻カウンターのチャンスですよ。
        ここは焦らず、私達の活躍にご期待あれ……っと!」

アヤソフィアはそう言い残して、ライアと共に悠然とダ・シルバのパスをカットへと向かった。
鈴仙は最初あきれ顔を隠せないでいたが、徐々に彼女達の行動が全くの蛮行では無い事にも気づき始める。

鈴仙「(……でも、確かにここでボールを奪えるのは、敵のペースを崩すって意味でも大きい!
    さっきはああは言ったけれど。私も、内心ではボールカットを願っておこうかしら)」

バシュウウウウッ……!

ダ・シルバ「――チッ。敵さんもやる気マンマンってか!
       (……ここで取られれば、5分どころか5秒も足らずに遅攻終了だ。これじゃあ流石に、俺もメオンを笑えないぜ)」

鈴仙の前ではパスを出したI番である、ダ・シルバが苦しげに顔を歪めている。
アヤソフィアとライアの果敢な守備は、グレミオに精神的プレッシャーを与えていた事は確からしい。

コーチ「(さて、後はボールを取れればほぼチェックメイトじゃが。……どうなるかな)」

452 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 00:49:23 ID:iELcJ8c2
先着2名様で、

★ダ・シルバ→パス 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アヤソフィア→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ライア→パスカット 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→スピノザ、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マデーロがフォロー)(ゲーノスがフォロー)(鈴仙がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
アヤソフィアのマークがダイヤ・ハートで「クイックダッシュカット(+2)」が発動します。

453 :副キャプテン半田:2016/03/19(土) 00:50:46 ID:???
★ダ・シルバ→パス 54 ( ハート6 )( 6 + 5 )=★

454 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 01:04:00 ID:???
★アヤソフィア→パスカット 53 ( ダイヤJ )( 4 + 4 )+(人数補正+1)=
 ライア→パスカット 51 ( ダイヤJ )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=★

455 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 01:21:01 ID:iELcJ8c2
★ダ・シルバ→パス 54 ( ハート6 )( 6 + 5 )=65★
★アヤソフィア→パスカット 53 ( ダイヤJ )( 4 + 4 )+(人数補正+1)+(クイックダッシュカット+2)=64
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてマデーロがフォロー

ビュバババッ! ――バチイイッ!

アヤソフィア「食らいなさい、これが私の超高速パスカット……って、あやや。失敗してしまいましたか」

ダ・シルバ「舐めるな! 伊達に毎日河原で夕日に向かって走ってないぞ!」

アヤソフィア「それが今のパスとどう関係あるんですかね……?」

ダ・シルバの狂気一歩手前に膨らんだ熱さが影響してか、
アヤソフィアは万全の体制でパスカットに向かったにも関わらず、後少しの所でボールを零してしまった。
ボールは左サイド側から中央へと流れていき――グレミオの右のFW、マデーロの下へと渡った。

マデーロ「よし。ここで俺がコリンチャンスの攻勢を受け流せば……!」

ゲーノス「だが、ここで俺がお前からボールを奪えれば、3点目まで大きく近づくぞ!」

ダッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

実況「ボールをフォローしたグレミオのマデーロ選手に対し、コリンチャンスのFW、ゲーノス選手が向かった!」

456 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 01:23:25 ID:iELcJ8c2
先着2名様で、

★マデーロ→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ゲーノス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→マデーロ、ボールキープ成功。そしてそのままパスワークへ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(スピノザがフォロー)(ナバイロがフォロー)(鈴仙がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
なし。

457 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 01:25:05 ID:???
★マデーロ→ドリブル 52 ( ハート5 )( 5 + 4 )=★

458 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 01:27:37 ID:???
★ゲーノス→タックル 51 ( クラブ8 )( 6 + 6 )=★

459 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 02:04:16 ID:iELcJ8c2
★マデーロ→ドリブル 52 ( ハート5 )( 5 + 4 )=61★
★ゲーノス→タックル 51 ( クラブ8 )( 6 + 6 )=63★*フラグ習得!
≦−2→コリンチャンスボールに。

ゲーノス「くそっ! コリンチャンスはレイセンやヘンな記者だけのチームじゃないぞ!」

グワァッ、バギイイイイイイイイイイイイイイッ!

マデーロ「う、うわああっ!?」

実況「ゲーノス選手、凄いタックル! マデーロ選手の巧みなドリブルを足元から刈り取って見せました!」

鈴仙「ゲーノス君、ナイスよ!」

ダ・シルバ「くそっ! 結局こうなるのかよ!」

実況「そしてこれまでパスワークで相手の隙を伺っていたグレミオは、
    再び窮地に立たされる事となりました。ダ・シルバ選手を筆頭として、
    中盤の選手達はコリンチャンスの攻勢を止めるのに必死で動いています!」

460 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 02:06:42 ID:iELcJ8c2
鈴仙「(――真っ直ぐ攻めるのは一筋縄じゃいかない、って事でしょうけど……。
    それでも、決して無謀とまでは言えない筈! だから、ドリブル突破も決して間違いでは無いけれど。
    他にも良い方法がある気がするのよね。――ここは、どうすべきかしら!)」

A:このまま自分(鈴仙)が中盤を突破だ!(鈴仙のドリブル:54)
B:アヤソフィアに渡してドリブル突破して貰う。
C:ゲーノスとのワンツーで中盤を突破する。
D:一旦左サイドのライアに戻し、ロングパスで鈴仙に通して貰う。
E:むしろここからシュートで決める!(更に選択)※現在の距離:50メートル
F:鈴仙「ようし、とりかごだ!」
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:550/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

461 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 02:12:03 ID:AdimsNqc


462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 02:13:18 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

463 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 02:19:32 ID:FHgyheB6
D


464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 13:02:41 ID:iELcJ8c2
D:一旦左サイドのライアに戻し、ロングパスで鈴仙に通して貰う。

鈴仙「(このまま真正面から行けば、ダ・シルバに間違い無くぶつかってしまう。
    彼は高いドリブル力が持て囃されているけれど、それ以外の能力も、
    グレミオの他のフィールダーと比べたら明らかに高い。だからここは……!)――それっ!」

バシッ……。

実況「あ〜っと、鈴仙ここはバックパス! トップ下のナバイロ選手を経由し、
   ボールは左サイドのアヤソフィア選手……では無く、警戒の薄いライア選手!
   コリンチャンスとしても、ここは無理して攻めない方針でしょうか!」

鈴仙「……いーや、違うわ! ライア君、今こそあんたの力を見せる時よ!」

ライア「力……そうか! コーチとの特訓で身に着けた、あのパスか! ようし!」

グワァァァッ!

ライア「――『ピンポイントパス』だ!」

バッシュウウウウウウウウッ!!

ダ・シルバ「ちくしょう、正面衝突を避けて来たか。頼むぜ、左側MFのファリア、クリムト!」

ファリア「ああ!」

クリムト「わかっている!!」

バッ! ババッ!

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 13:03:56 ID:iELcJ8c2
先着2名様で、

★ライア→ピンポイントパス 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ファリア→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 クリムト→パスカット 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アヤソフィアがフォロー)(スピノザがフォロー)(ダ・シルバがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
なし。



――――
…と、言ったところで外出するので一旦ここまでです。

466 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 13:16:01 ID:???
★ライア→ピンポイントパス 54 ( ハートJ )( 3 + 4 )=★

467 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 13:33:41 ID:???
★ファリア→パスカット 50 ( ダイヤ10 )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=
 クリムト→パスカット 49 ( クラブ2 )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=★

468 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 16:53:47 ID:iELcJ8c2
★ライア→ピンポイントパス 54 ( ハートJ )( 3 + 4 )=61★
★ファリア→パスカット 50 ( ダイヤ10 )( 6 + 2 )+(人数補正+1)=59
 クリムト→パスカット 49 ( クラブ2 )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=62★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてダ・シルバがフォロー

バシュルルル……!

ファリア「こ、こいつうまいぞ!」

クリムト「パスだけなら、I番のナバイロ以上か……!?
     ――だが、全体的な水準なら、ダ・シルバとほぼ互角。
     この程度なら、完全に弾く事は出来ないまでも……!」

バァァッ! ――バチイイッ!

ライア「そ、そんなァ!」

実況「クリムト選手、ライア選手の渾身のパスを同じく渾身のパスカットで零れ球に!
   中盤での小競り合いは再びその舞台を左サイドから中央へと戻し、
   そして、その主役となるべき選手は、やはり……!」

ダ・シルバ「こうも場がゴタ付いちまったら、遅攻だなんて言ってらんねえよな、メオン!」

パシッ。……ダッ! ダダダダダダダダッ!

実況「出た〜〜! ウルグアイからやって来た真っ赤な猛牛!
   グレミオI番のフェルナンド・ダ・シルバ選手が得意のドリブルで、
   この膠着した状況を打破しに向かいました〜〜〜!!」

鈴仙「――し、しまったわ! ここで突破されたら状況も崩れちゃう!
    ここはどうしたら……!?」

469 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 16:56:15 ID:iELcJ8c2
ダ・シルバ「やい、バニーちゃん! さっきの仕返しだ。
       まずはお前をふっとばしてから、ゴールを決めさせて貰うぜ!!」

ダダダダダダダダダ!

ゲーノス「こ、こっちに来るぞ!」

鈴仙「(ダメね――避けられない。選択肢なんて考えてるヒマも無いわ。
    ここはどうしても、真っ向勝負するしかなさそうね!)――ゲーノス君、行くわよ!」

先着2名様で、

★ダ・シルバ→ドリブル 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ダ・シルバ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(スピノザがフォロー)(マギッシがフォロー)(アヤソフィアがフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ダ・シルバのマークがダイヤ・ハートで「パッションスタンピード(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。

470 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 17:02:17 ID:???
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( クラブ2 )( 6 + 2 )=★

471 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 17:23:35 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( スペードQ )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=
 ゲーノス→タックル 51 ( スペード8 )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=★

472 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 18:41:42 ID:???
これが差だな
ダ・シルバとの

473 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 19:20:55 ID:???
そんな情熱じゃバーのバニーガールも口説けやしない

474 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 19:35:41 ID:iELcJ8c2
★ダ・シルバ→ドリブル 55 ( クラブ2 )( 6 + 2 )+(狂気の瞳-2)=61★
★鈴仙→タックル 52 ( スペードQ )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=65*フラグ習得!
≦−2→コリンチャンスボールに。

鈴仙「(……慌てる必要はないわ。あいつのドリブルは既に何回も見て来た。
    色んな技巧が詰まっていて、本当に暑苦しいドリブルだけど――弱点はシンプルの筈!)」

鈴仙はダ・シルバと真正面から対峙し、尚も退かなかった。
これまでの自分だったら、明らかに格上を相手する事に対し、
少なからず不安や恐れを抱いていたが、今は全く怖くない。
むしろ、今の自分の全力で眼前の相手にどう立ち回るべきか、
そう考える事で気持ちが高揚していた。それは今までの鈴仙には無い感情だった。

アヤソフィア「まるで……中山、政男みたいね」

この姿を見て、アヤソフィアは自分がかつて見た事のある、とある選手の名を呟いていた。
どんな強敵を目の前にしても決して倒れない不死身の少年の姿が、
今ここに居る鈴仙の姿と重なって見えた。


タッ! ――ギュウウウウウ……ン!

ダ・シルバ「ぐうっ! す、凄いプレッシャーだ……! だが、俺は負けん!」

ダッ! ダダダダッ!

鈴仙「(――そうよ。この一々暑苦しいダダダダって音! これは要するに、
    一歩一歩の歩幅が短くて、動作の一つ一つが大振りであるという事。
    まるで軍隊の突撃みたいなこのドリブルの弱点は……!)―――ここよ!」

475 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 19:37:54 ID:iELcJ8c2

――スッ! タッ、……ビュンッ!

ダ・シルバ「ぬおおおっ!?」

バシイイイイッ! ……ポムッ。

鈴仙「……情熱で塗り固められた鋼鉄を壊すには、力づくよりもいい方法があるわ。
   大きく動いて、小さく刺す。理論立った必要最小限の動きへの対処が全くなって無いのよ、アンタは!」

ダ・シルバ「な、なにィ……!?」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

実況「――れ、鈴仙選手またも快挙! あのダ・シルバ選手から1度ならず2度までも、見事にボールを奪いました!
   情熱のドリブルに惑わされず、冷静なタックルを確実に決めたこの高い技術!
   剛と柔を併せ持ったプレーに、観客は大盛り上がりです! これはまさか、前半15分を待たずして、
   鈴仙選手がハットトリックを決めてしまうのか〜〜〜!?」

コーチ「(私の見込み通り――いや、それ以上だ。彼女は、恐るべき速さで進化している……!)」

ネイ(観客席)「ヒューヒュー! カッコ良いぜ、レイセン!」

エベルトン(観客席)「(そこらのボンクラ共と同程度の感想しか吐かないバカは放っておくとして。
              ヤツは……レイセンは、基礎的な実力や経験値では、明らかにダ・シルバに劣っていた。
              それにも関わらず、今これだけの能力を発揮しているのは、努力や才能の類だけじゃねぇ。
              ――大選手として、何か表現し難い物を『持っている』としか、言いようがねぇな)」

476 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 19:39:59 ID:iELcJ8c2
ジャスマ「クリムトとファリアは、ライアのパスカットに行くため左に寄り過ぎた。
      タピエスはまだ俺に追いつけない。……俺が、あのレイセンとやるしかない!」

ダッ!

鈴仙「(……ダ・シルバに勝って――バイタルエリアまでは後一人!
     アヤソフィアは先に上がっているけれど、ライア君のパスが良い囮になって、
     彼女へのマーカーは不在。今こそが攻撃のチャンスよ! さて、ここは……!)」

A:ジャスマをドリブルで抜く!(鈴仙のドリブル:54)
B:先に上がっているアヤソフィアにパス。ドリブル突破からの一対一を狙ってもらう!
C:先に上がっているアヤソフィアにパス。最前線でボールキープをしてもらう!
D:ここは敢えてゲーノスに運んで貰う。
E:ここは敢えてボールを後方に戻し、パスワークで時間を稼ぐ。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:510/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

477 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 19:41:02 ID:FHgyheB6
B

478 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 19:42:45 ID:aqdJEwjA
B

479 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 21:46:18 ID:iELcJ8c2
B:先に上がっているアヤソフィアにパス。ドリブル突破からの一対一を狙ってもらう!

鈴仙「(……このままドリブル突破して、『マインドエクスプロージョン』を決める事は可能。
    だけど、もっといい方法がゴール前に居るわね)」

鈴仙がチラリと前を見ると、この試合何だかんだで頼りになったアヤソフィアが、
既にバイタルエリアに陣取って得点のチャンスを伺っている。
そしてジャスマと鈴仙との間に距離はあり、WGが居る左サイド側はガラ空きだ。

鈴仙「……アヤソフィア! 決めちゃって!」

バシュッ!

アヤソフィア「――おお、やっと私の活躍シーンが到来ですか!」

パシッ、ビュウウウウウウウウウンッ!

実況「鈴仙選手、スペースの空いた左サイドに向かってパス!
    アヤソフィア選手が得意の俊足でこれをキャッチすると、
    そのまま高速ドリブルで、ペナルティエリアへと単身突撃を仕掛けました!」

メオン「……勝て、とは言わん。だが――全力で守れ」

グレミオDF陣「「「……分かってる!」」」

タッ! ……ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

アヤソフィア「三対一、ですか。ですが全然負ける気がしませんね!
        この私の、高速ドリブルのサビにしてあげるわ!」

480 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 21:48:03 ID:iELcJ8c2
先着2名様で、

★アヤソフィア→ドリブル 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ジーオ→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 タキーハ→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 コクラン→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。メオンと一対一に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(ゲーノスがフォロー)(タピエスがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。
【補足・補正・備考】
アヤソフィアのマークがクラブ以外で「高速ドリブル(+4)」が発動します。

481 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 21:48:57 ID:???
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハート3 )( 6 + 3 )=★

482 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 21:50:29 ID:???
★ジーオ→タックル 50 ( スペードK )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=
 タキーハ→タックル 50 ( ハート3 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=
 コクラン→タックル 50 ( ダイヤ2 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=★

483 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 22:14:47 ID:iELcJ8c2
★アヤソフィア→ドリブル 56 ( ハート3 )( 6 + 3 )+(高速ドリブル+4)=69★
★ジーオ→タックル 50 ( スペードK )( 1 + 4 )+(人数補正+1)=56
 タキーハ→タックル 50 ( ハート3 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=58
 コクラン→タックル 50 ( ダイヤ2 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=56★
≧2→アヤソフィア、ドリブル突破。メオンと一対一に!

アヤソフィア「それーーっ!」

ビュン! ビュンビュン!

ジーオ「分かっていても……!」

タキーハ「反応が、追いつかない……!」

コクラン「め、メオーン! 何とかしてくれー!」

実況「ああ〜! グレミオのDF陣もアヤソフィア選手のドリブルには追いつけない!
    グレミオの守備陣は僅か一瞬で丸裸となりました! そして最後に残ったのは〜!?」

メオン「……俺は止める。俺はブラジルナンバーワンゴールキーパー、メオン様だぞ……!」

アヤソフィア「自分で自分を様付けとか。小物キャラのテンプレ過ぎて吹き出しそうですよ。
        いや、そうやって私の失笑を誘うのが、貴方の作戦ですかな?」

メオン「――貴様如きが、知った口を叩くな……! ここで俺が無様に負けると、
    俺は……俺の未来はどうなる! グレミオの未来はどうなる!?」

アヤソフィア「知りませんよ、そんなの。それぞれの立場に、それぞれの揺るぎない信念があって。
        それを守る為に時には助け合い、そして時には害し合う。
        ――それが社会ってモンでしょう? 私は、私の信念の為に貴方を倒します」

シュンッ!

484 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 22:16:38 ID:iELcJ8c2

実況「さあ、そしてアヤソフィア選手がGKのメオン選手に一騎討ち!
    前半もまだ16分しか経っておりませんが、それでもここで3点差が付けば、
    グレミオの勝利はほぼ絶望的となるでしょう! 果たして勝つのはどっちだ〜!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「えーい、どうせなら決めちまえー!」「がんばれコリンチャンスー!」「耐えろグレミオー!」
   「負けるなメオーン!」「メーオーン、メーオーン」「メオン メオン メオン メオン」

アヤソフィア「――手加減はしないわ。だから、本気を見せる事なく、惨めに敗れてしまいなさい!」

メオン「……俺は。俺は、俺は……ブラジル、ナンバーワン、ゴールキーパーだぁぁぁっ!!」

先着3名様で、

★アヤソフィアの選択→! card ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
 メオンの選択→! card ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★
★アヤソフィア ドリブル/高速ノーモーションシュート 56/59 (! card)(! dice + ! dice)=★
★メオン そなえる 57 (! card)(! dice + ! dice) =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→アヤソフィア、流れに乗って3点目を決める!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(ゲーノスがねじ込み)(コリンチャンスのコーナーキック)
≦−2→メオン、何とかゴールを守る!

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
アヤソフィアのマークがクラブ以外で「高速ドリブル(+4)」が発動します。

485 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 22:17:46 ID:???
★アヤソフィアの選択→ クラブ6  ダイヤかハートならドリブル、スペードかクラブならシュート
 メオンの選択→ スペード10  ダイヤかハートならドリブルに備える、スペードかクラブならシュートに備える★

486 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 22:18:09 ID:???
★アヤソフィア ドリブル/高速ノーモーションシュート 56/59 ( スペードJ )( 6 + 1 )=★

487 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 22:19:13 ID:???
★メオン そなえる 57 ( スペード2 )( 4 + 1 ) =★

488 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 22:19:35 ID:???
★メオン そなえる 57 ( スペード5 )( 2 + 2 ) =★

489 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 23:42:33 ID:???
ここまで散々高速ドリブルを見せ続けていたのによくぞシュートと見抜いた
いい読みだ
感動的だな
だが無意味だ

490 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:42:33 ID:iELcJ8c2
★アヤソフィアの選択→ クラブ6  クラブならシュート
 メオンの選択→ スペード10  スペードならシュートに備える★
★アヤソフィア 高速ノーモーションシュート 59 ( スペードJ )( 6 + 1 )=66★
★メオン シュートにそなえる 57 ( スペード2 )( 4 + 1 )+(読み当て補正+2) =64★
≧2→アヤソフィア、流れに乗って3点目を決める!

アヤソフィアとメオンの対峙は一瞬だった。
まず最初に動いたのはアヤソフィアで、彼女は先程のようにドリブル突破をするかのような恰好で、
前傾姿勢を取って大きく前に飛び出した。
メオンはそれを見ても動かなかったが、やがてアヤソフィアとは真逆の方向に飛んだ。

メオン「(――今の動きはフェイクだ! 本命は必ずシュートで来る!)」

GKとしての経験と勘が、アヤソフィアが次に取る行動を伝えており、
この危機的な状況下においても、メオンは揺るぐ事なくその勘に従う事ができた。
これは彼のGKとしての実力の高さだけでなく、精神面での強さも示しており、
『ブラジルナンバーワンGK』という称号が決して彼だけの妄想では無い事を証明していた。
視界の端で僅かにボールと、アヤソフィアが驚愕に顔を歪めているのが見えた。

メオン「……見ていろ。これが――俺の本気だ!」

ボールは充分メオンの手に届く距離にあった。このまま全力で手を伸ばせば、
辛うじて弾く事はおろか、キャッチする事すら可能と思えた。
自身の本気が、アヤソフィアのそれを上回ったとメオンは信じていた。
だが――。

アヤソフィア「……ハッ!」

バシュッ、シュンッ! バシイィィィィィ!

メオン「――なにィ?」

491 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:44:24 ID:iELcJ8c2
アヤソフィアは超高速で動き、一度ロビングで蹴りだそうとしたシュートを、
更にもう一度蹴りだして別方向へと動きを変えた――何の予兆も見せずに。
『高速ノーモーションシュート』とも言えるそれは、メオンの一流の勘すらもが感知しない速度で、
ゴールネットへと吸い込まれていき――。

ズバァァァァァァァッ! ――ピピィイイイッ!

メオン「……完敗だ」

――ホイッスルが鳴ってから全てを察したメオンは辛うじて、
そう言葉を絞り出すしかできなかった。


コリンチャンス 3 − 0 グレミオ

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール  カルロス
2ゴール  鈴仙
1ゴール  サンタマリア、アヤソフィア

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア
1アシスト アヤソフィア、ナバイロ

492 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:46:23 ID:iELcJ8c2
実況「――ゴ〜〜〜〜〜ル!! スーパーゴールです、アヤソフィア選手!
   サンパウロの女記者が大スクープを創り上げました!
   鈴仙選手に続き、大会ナンバーワンGKのメオン選手を抜き去りゴール!
   開会当初は不安だらけのチームでしたが、ここに来て、コリンチャンスの実力の高さが明らかとなった〜〜!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「なんだこのチーム!?」「バニーガールとゴロツキと記者の草サッカーチームじゃなかったのかよ!?」
   「コーチもただのボケ老人だろ?」「何か秘密が……」「知らん! 兎に角俺はコリンチャンスを応援するぜ!」
   「ですよねー」「俺なら取れたな」「なにィ」「サイクロンで来なさい、イナバ!」「ワチャワチャ」

鈴仙「(なんか今、観客席にここに居る筈が無い知り合いが居たような……)
    ――そ、それより。アヤソフィア、やるじゃない!」

大歓声の中ゴールを決めたアヤソフィアを、鈴仙は祝福しようと思った。
そこで、ゴールを決めても、尚ペナルティエリアでメオンを見下ろす恰好で佇む彼女の下へと駆け寄ると。

アヤソフィア「……下らない」

アヤソフィアは、強い侮蔑の目線で、そう独り言ちていた。

アヤソフィア「――こんなに脆い才能を、自分の全てだと信じ込むなんて。
        こんなに脆い敗北を、彼の全てと決め付けるなんて。……本当に、サッカーは下らないわ」

鈴仙「あの……アヤソフィア?」

アヤソフィア「!?」

493 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:47:55 ID:iELcJ8c2
鈴仙がおずおずと彼女に声をかけると、彼女は少し驚いたように肩を震わせて、

アヤソフィア「あ。あややーーっ! 鈴仙さん、居たんですか!
        どうでしたどうでした私の活躍。凄く輝いていたでしょう!
        もう二度と、『案外大したことなくね?』とか言わせませんよ!
        ああいや、私は平凡なエリート日系ブラジル記者ですから、そんな事言われた事ないんですけど!」

――と、普段通りの慇懃無礼な笑顔で、鈴仙の言葉に応じてくれたが。

鈴仙「(――彼女が私に見せた悪意。そして今の発言。……これには、何か関係があるのかしら)」

鈴仙の中で、アヤソフィアの内心に対する疑念はますます深まる。
彼女は何を思い、何を恨み、そして何を目指しているのか。鈴仙は彼女の事を、まだ何も知らない。
……そして恐らく、彼女は鈴仙に対して心を開く気はないのだろう。少なくとも今の時点では。

鈴仙「(――何だか微妙な雰囲気だけど。一応ゴールを決めて貰ったってのもあるし。
    ここは一言、何でも言っておいた方が良いわよね……)」

494 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 23:49:50 ID:iELcJ8c2
――鈴仙は今の彼女にかけるべき言葉を少し考えてから、こう言った。

A:「……あんたが助っ人に来て貰って良かったわ。これからも宜しくね」無難にお茶を濁す。
B:「……私達は一時的とは言え仲間よ。何かがあったら相談してね」先程の独り言について仄めかす。
C:「……サッカーは、下らなくなんかないわ」先程の独り言に反論する。
D:「……………」沈黙でアヤソフィアの発言を促す。
E:「ですよねー」とりあえずメオンファンに同意する。
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:510/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

495 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 23:51:05 ID:l3w7xi6M
A

496 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 23:52:25 ID:iZvVpngU
A
いきなり突っ込むのもよくないな。

497 :森崎名無しさん:2016/03/19(土) 23:52:37 ID:QtuIOwx+
D

498 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:19:42 ID:???
ここプロサッカーの世界だから結果しか見てもらえないのは仕方ないんだぜブン屋
趣味の範囲ならまだしも

499 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 00:25:53 ID:lj7wSmGk
A:「……あんたが助っ人に来て貰って良かったわ。これからも宜しくね」無難にお茶を濁す。

鈴仙は何か言いたかった。彼女の抱える心の闇に触れてみたかった。
しかし、それは今では無いとも感じていた。そのため、鈴仙は何も聞こえなかったふりをして、

鈴仙「……あんたが助っ人に来て貰って良かったわ。これからも宜しくね」

――そう、当初の予定通り、無難な言葉で彼女を祝福する事にした。
アヤソフィアは少しだけ何かを言いよどんだ様子だったが、

アヤソフィア「……ふふ、ありがとうございます。この試合、私と鈴仙さんとで50点差を目指しちゃいましょうか」

鈴仙「それは威勢が良いわね。でも、取りあえずは次のキックオフを無事に乗り越えてからよ」

アヤソフィア「分かってますよ。……ま、相手は士気がボロボロですし。多分大丈夫とは思いますが」

すぐに何事も無かったかのように、元通りの様子で鈴仙と言葉を交わす。
彼女の態度は相変わらず親しさの中に一物が残ったような様子だったが、
――なんとなくではあるが、当初よりも親しさが増しているような気がした。

鈴仙「(アヤソフィア……。あんたが何を考えているのかは分からないけど。
    最終的に私達を害する目的があると言うのなら。私はきっと、あんたを止めてみせるわ……!)」

鈴仙は彼女のそんな僅かな心境の変化を感じつつも、
しかし決して取り込まれる事が無いよう、強い意志を持つ事を心に誓った。

500 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 00:27:38 ID:lj7wSmGk
アヤソフィア「――ところで。鈴仙さんに提案なんですが」

鈴仙「提案? 次のキックオフの?」

アヤソフィア「まぁ、広義的にはそうですが……メタメタしくぶっちゃけて言えば、
        『ここから先の展開を、ダイジェストにするか否か?』です。
        ダ・シルバ君は元気ですけど、ここから3点差をひっくり返せるは疑問ですし、
        私達もまだまだ、メオン君から1〜2点ずつは決めれそうな余裕がありますしね」

鈴仙「本当にメタいわね……。まぁ、これ以上続けても、グレミオにはもう、新しくて効果的な攻め方もないし。
   同じような展開がまだ暫く続くような気がするから、私も丁度良いと思うけど」

アヤソフィア「そうですねぇ。一つ検討事項があるととしたら、
        鈴仙さんがハットトリックするまで普通にやるべきか? くらいだと私は思います。
        まあ、試合時間を45分以上残したダイジェストなので、ダイジェストでも得点率は高くしようと思ってますが。
        具体的には、カード2枚引いてクラブを連続で引かない限りは1点確定、とか」

鈴仙「そうだとしたら、16分の1を引かない限りは、1点は確定ってのは大きいわね。
   逆を言えば、1回のチャンスで失敗無く、16分の15を引かないと行けなくなる訳だけど。
   まぁ……だから。基本はダイジェストにする方向で考えつつも、
   カード一発引きで点が入るか否かってのが嫌な場合は、もう少し続行で考えた方が良いのかしら」

アヤソフィア「原則的にはそうですね。ですが中にはダイジェストにしたくない方も居るでしょうし、
        実はそちらが多数派という疑いもありますので、ここはアンケートを取る事にしましょう。
        ――『今回のグレミオ戦について、今すぐダイジェストにしても良いか?』という提案について、どう思いますか?」

A:ダイジェストにする!
B:鈴仙がハットトリックしてから、ダイジェストにする!
C:その他 前半終了までダイジェストにしないなど、何か他にご意見があればどうぞ

先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

501 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:28:56 ID:67IlD1Mk
A

502 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:29:51 ID:5MXDOZBo
A

503 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:31:28 ID:bqoBMtWs
B

504 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:31:36 ID:K65u0uSw
A

505 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 00:51:41 ID:lj7wSmGk
Aに決まったところで、今日の更新はここまでにしますが、
展開の円滑化のため、先にダイジェスト用の判定表を引いて頂ければと思います。

(ダイジェスト用判定表)
先着5名様で、

★鈴仙の活躍→ ! card ! card
 ゲーノスの活躍→ ! card ! card
 アヤソフィアの活躍→ ! card ! card★
★ナバイロの活躍→ ! card ! card
 ライアの活躍→ ! card ! card
 マギッシの活躍→ ! card ! card★
★デ・ラーダの活躍→ ! card ! card★
 ミャージの活躍→ ! card ! card
 ビベスの活躍→ ! card ! card
 ニータの活躍→ ! card ! card★
★ピュジェの活躍→ ! card ! card★
★グレミオの粘り→ ! card ! card★

と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。

【活躍の基準】
鈴仙はクラブ以外(数字不問)を引けば得点します。
アヤソフィアはダイヤ・ハート(数字不問)を引けば得点します。
その他のフィールダーはJ以上で活躍し、JOKERを引けば得点します。
グレミオはJOKER・ダイヤを引けばダ・シルバが1点を挙げます。
【覚醒】
K・JOKERを引いた選手は覚醒(又はフラグ習得)します。
覚醒する能力の分野は、別途判定します。

506 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:53:17 ID:???
★鈴仙の活躍→  ハート2   クラブK
 ゲーノスの活躍→  クラブ4   ハートK
 アヤソフィアの活躍→  クラブK   クラブ2

507 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 00:54:35 ID:lj7wSmGk
デ・ラーダ君の右横に不要な★が付いていますね…。この★は無視して、DF4人分で引いて頂ければ幸いです。
>>472
この試合の鈴仙は本当に持っていますね…
>>473
鈴仙も充分熱いですからね。
>>489
小物っぽい感じですが、メオンもGKとしては充分一流クラスだと思っています。
>>498
どちらかと言うと、本スレのコインブラ君的なスタンスでの発言ですね。>アヤソフィア

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

508 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:55:47 ID:???
★ナバイロの活躍→  クラブ6   クラブ3
 ライアの活躍→  クラブ5   スペード8
 マギッシの活躍→  ダイヤ3   スペード2

509 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 00:57:35 ID:???
★デ・ラーダの活躍→  ダイヤ6   スペードA
 ミャージの活躍→  クラブ3   クラブ3
 ビベスの活躍→  ダイヤ4   ハートQ
 ニータの活躍→  スペード7   ダイヤ5

乙なのです

510 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 01:04:53 ID:???
★ピュジェの活躍→  ダイヤ4   スペード4

511 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 02:23:01 ID:???
★グレミオの粘り→  クラブ4   スペードA

512 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 03:27:28 ID:???
鈴仙さんが持ってるフラグは、ドリブルとスルーとタックル、パスカットだっけ

513 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 18:19:21 ID:???
低シュートを持ってるけど、ドリブルは持ってたっけ
アヤソフィアも同じスートでフラグ習得したし、コンビ技を一気に回収出来たら面白いかも

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 23:38:27 ID:lj7wSmGk
こんばんは、遅くなりましたが更新再開します。
>>512-513
鈴仙のフラグは、低シュート、タックル、パスカット、スルーと把握してます。
ドリブルフラグは無かった筈ですが、もし記録があれば教えて頂ければ追加します。
コンビ技回収は、JOKERだったらやろうかと思います。

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 23:40:21 ID:lj7wSmGk
★鈴仙の活躍→  ハート2   クラブK*1得点&フラグ習得!
 ゲーノスの活躍→  クラブ4   ハートK*活躍&フラグ習得!
 アヤソフィアの活躍→  クラブK   クラブ2 ★*活躍&フラグ習得!
★ナバイロの活躍→  クラブ6   クラブ3
 ライアの活躍→  クラブ5   スペード8
 マギッシの活躍→  ダイヤ3   スペード2 ★
★デ・ラーダの活躍→  ダイヤ6   スペードA ★
 ミャージの活躍→  クラブ3   クラブ3
 ビベスの活躍→  ダイヤ4   ハートQ
 ニータの活躍→  スペード7   ダイヤ5 ★
★ピュジェの活躍→  ダイヤ4   スペード4 ★
★グレミオの粘り→  クラブ4   スペードA ★
→鈴仙が1得点! 鈴仙、ゲーノス、アヤソフィアの3名がフラグ習得!

*ダイジェストの描写の前に、フラグの習得判定から始めようと思います。


先着3名様で、

★鈴仙の覚醒→! card★
★ゲーノスの覚醒→! card★
★アヤソフィアの覚醒→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。
(分岐については次レスに書き込みます。)

516 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 23:42:38 ID:???
★鈴仙の覚醒→ スペード8

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 23:43:01 ID:lj7wSmGk
【各キャラ覚醒の判定表】
〜鈴仙の覚醒〜
JOKER→アヤソフィアとのコンビプレイ技を一気に習得!
ダイヤ→低シュートフラグを回収!
ハート→タックルフラグを回収!
スペード→パスカットフラグを回収!
クラブ→スルーフラグを回収!

〜ゲーノスの覚醒〜
JOKER→任意のフラグを習得可!
ダイヤ→ドリブルフラグを習得!
ハート→シュートフラグを習得!
スペード→タックルフラグを習得!
クラブ→パスフラグを習得!

〜アヤソフィアの覚醒〜
JOKER→鈴仙とのコンビプレイ技を一気に習得!
ダイヤ→ドリブルフラグを習得!
ハート→シュートフラグを習得!
スペード→パスカットフラグを習得!
クラブ→タックルフラグを習得!

*鈴仙・アヤソフィアの判定でJOKERが出た場合、コンビプレイ技については一発習得としつつも、
 もう片方のキャラで出たカード(JOKERじゃない方)についても、有効な判定とします。

518 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 23:44:23 ID:???
★ゲーノスの覚醒→ スペード8

519 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 23:47:17 ID:???
★アヤソフィアの覚醒→ ハートK

520 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 23:49:36 ID:???
>>ドリブルフラグについて

【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】の399レス目でしょうか?
勘違いでしたらすみません。

521 :森崎名無しさん:2016/03/20(日) 23:50:12 ID:???
すみません、516さんは判定表記入前なので、無効ではないでしょうか?
間違っていたらごめんなさい。

522 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/20(日) 23:57:07 ID:lj7wSmGk
>>520
本当ですね…すみません、今まで全く気付いてませんでした。
フラグについて今まで忘れたままかなり進行してしまいましたので、
処置としては今ここでフラグを習得した扱いにしつつも、
これまでのお詫びとして、最初から経験点を高めにした状態での習得としようと思います。
ご指摘ありがとうございました。
>>521
当スレでは慣例的に、判定がレスを跨ぐ時も判定を有効にしていました。
ただ、いつもはその旨を書いていたところ、今回記載が漏れてしまいました。すみません。
>>516さんはこれまでの慣例を信じて書き込んだと思われますので、有効とします。

523 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:17:14 ID:zHOLhdKs
すみません、そう言えば>>459でゲーノスはタックルフラグを既に習得していました。
なので、今回についてゲーノスはタックルフラグを習得では無く、回収とします。失礼しました。
★鈴仙の覚醒→ スペード8 ★
スペード→パスカットフラグを回収!
★ゲーノスの覚醒→ スペード8 ★
スペード→タックルフラグを回収!
★アヤソフィアの覚醒→ ハートK ★
ハート→シュートフラグを習得!
――――――――――――――――――

A:ダイジェストにする!

鈴仙「……そうね。リオカップは長期戦だし。勝てる試合にこれ以上しっかりと詰めて考える必要は無いと思うわ。
   ここから先は、流していきましょう」

アヤソフィア「ええ、私もそれが懸命かと」

鈴仙とアヤソフィアは互いの意見の一致を確認すると、
既に失意に暮れているグレミオの陣地から離れて、次のキックオフに備えて持ち場に着いた。
そして……。


*これからの展開はダイジェストになります*


524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:18:29 ID:zHOLhdKs
――ピィィィィッ!

ダ・シルバ「……俺は熱い。暑い厚い熱い篤い圧い温い〜〜〜ッ!」

ダダダダダダダダダダッ!

――試合再開後、グレミオに伸し掛かる絶望的なムードを振り払わんと、ダ・シルバは奮闘した。
結局する事は変わらずドリブルでの特攻であるが、そこには鬼気迫る物が確かになった。
ここで負けられない。ここで負けてはいけない。もし負けたら、それは自分達のサッカー人生の大きな負傷となる。

ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!

鈴仙「……、くっ。今度は取れない!」

――幾度となく敗北を喫して来た、コリンチャンスのバニーガールも追い越した。
今度こそ勝てる。ダ・シルバはそう思った。しかし、彼はやはり未だ未熟だった。

ダ・シルバ「へへっ、抜いたぜ! これでもう敵無しだ!」

ゲーノス「……ふざけるな。まだ俺がいる! ――コリンチャンスを……俺達を……舐めるなァ!」

バシュウウウウウウウッ! ―――ズバァァッ!

ダ・シルバ「なにィ!?」

実況「あ〜〜〜っと! ゲーノス選手、素早いタックルでボールを奪いきりました!
    ダ・シルバ選手のドリブル特攻は、またしてもセンターサークル付近で失敗!」

――彼は内心で、鈴仙とアヤソフィア以外のコリンチャンスの選手の事を軽視していた。
無論、そう考えるのも仕方ない程、ダ・シルバとコリンチャンスの無名選手の実力は離れている。
しかし、決して無視できない程の差では無い。その事実を見落としていた時点で、彼の敗北は決まっていた。

525 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:19:41 ID:zHOLhdKs
観客「何やってるんだダ・シルバァ!」「そんな下手な特攻で逆転できるか!」「さっさとウルグアイに帰れー!」

ダ・シルバ「ぐっ……!」

観客達からの心無い罵声に対し、ダ・シルバは何も言い返せず立ち竦むしかなかった。
そして悪い事に、試合はまだ進んでいた。……グレミオにとって、より悪い方向に。

アヤソフィア「ゲーノスさん、ナイスでーす! ささ、また私が前線までボールを運びますよ!」

ゲーノス「任せた、アヤソフィアさん!」

バシュウッ……!

ボールは滑らかにウインガーのアヤソフィアへと渡った。
当然対するグレミオMF達は、彼女の高速かつ巧みなドリブルに対しどうする事も出来ない。
ボールはあっと言う間に中盤を越えて、グレミオのゴール前へと届き――。

アヤソフィア「それ、鈴仙さん! グラウンダーで容赦なく決めちゃって下さい!」

バシュウッ!

鈴仙「ええ、言われなくてもそうするわ!」

メオン「……止める。止める、俺は……止める。止めるんだ……!」

壊れた人形のようにボソボソと呟くメオンを尻目に、鈴仙は無慈悲にボールを拾い、
そのまま大きく右脚を振り上げて、グレミオに対して最後の一撃を与えんと宣言する。

526 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:21:11 ID:zHOLhdKs

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

鈴仙「……食らいなさいグレミオ。これが私の感情の爆発!」
    ――『マインド、エクスプロージョン』……!」

バッ! ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
ギュン……ギュン、ギュン、ギュンギュンギュンギュン!

ジーオ「――今度は、グラウンダー……!?」

タキーハ「だが……さっきのヤツよりも更に早いぞ! いや、早いだけじゃない……!」

コクラン「か、身体が吹き飛ばされる……うおおおおおおっ!」

バギイッ! グシャッ! ドガァァッ!

鈴仙から放たれた加速する弾丸はグレミオのDF陣を塵のように吹き飛ばすと、
そのままメオンの真正面を捉えた。

メオン「……止める!」

バァァァァッ! ――グワシイイイイイッ!!

メオンは辛うじて残されたプライドと闘争本能を総動員し、
ボールに対して怯える事無くぶつかって行った。
両手でシュートを抱え込み、その威力の全てを減衰しようと試みた。
そして――その努力は徒労に終わった。

527 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:22:21 ID:zHOLhdKs
メオン「(だ……駄目だ。身体が、ボールごと、押し込まれて……!)――ああああっ!」

バギイイイイッ! ズバンッ!! ―――ドオオオオオオン!!
―――……ピッ、ピィィィィィイイイイ!!!


コリンチャンス 4 − 0 グレミオ



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール  カルロス、鈴仙
1ゴール  サンタマリア、アヤソフィア

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア、アヤソフィア
1アシスト ナバイロ


528 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:23:51 ID:zHOLhdKs
実況「――鈴仙選手。これは……凄い、凄すぎる!
   カルロス選手をも超える、前半20分でのハットトリック達成です!
   しかも並のGKでは無く、あのメオン選手を相手にしてのハットトリック!
   廃墟と化したチーム・コリンチャンスに彗星の如く現れた狂気のニューヒロインが、
   ブラジル全土を驚愕の嵐に染め上げようとしています〜〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
   「レイセン! レイセン! レイセン! レイセン!」「凄いなコレ。ヨウム以上じゃないか?」
   「いや、まだ技術は荒削りだ」「てか、メオンって案外大したことなくね?」「ですよねー」
   「おいメオン! ポルト・アレグレの恥め!」「もう帰って来るな!」「何がブラジルナンバーワンキーパーだ!」

メオン「………くっ」

鈴仙がこうして劇的な3ゴール目を挙げた時、
ボールと共に吹き飛ばされてゴールネットを突き破り、
フェンスに衝突して倒れたメオンは、物理的な痛みと観客達の罵声に悶え、立ち上がれないでいた。

鈴仙「――あ、あの。リオカップはまだこれからだし。その……きっと何とかなる、っていうか……」

メオン「今のお前に同情される事よりも、落ち込む事は無い。――頼むから、構わないでくれ……」

鈴仙「! ……そう、だったわね。ごめんなさい」

試合開始当初はメオンを応援していたファン達すらも、今では掌を返して、
このビッグマウスだけが取り柄の三流キーパーをこき下ろす事に夢中になっている。
そんな状況に鈴仙は思わず手を差し伸べるも――メオンの言葉により、
それは一番残酷な行為である事に気づき、それ以上は触れられなかった。

529 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:25:19 ID:zHOLhdKs

*****

そこから戦意を全く失ったグレミオは、前半終了はおろか、
試合終了まで遅攻とも言えぬ、気の抜けたパスワークを繰り返した。
正確にはダ・シルバが数度、ドリブルによる特攻を試みたが。

ビベス「――そんな気の抜けたドリブル、流石に通さんぞ!」

ズザアアアアアアアアアアッ、バチイイッ!

ダ・シルバ「(――技術で世界一になれずとも、この熱さだけは世界一だと信じていた。
       しかし実際はその熱さにしても、こんな簡単に挫けるような、クソみたいな代物だったか……)」

数十万人からの罵声を1時間近くに渡り聞き続けた彼は、既にその熱さを失っていた。
数度のドリブルは、その全てがGKに届く事すらなく、途中で頓挫していた。

アヤソフィア「さーて。前線でボールキープし続けるのにも飽きて来ましたし、私も決めちゃいますかね!」

グワァァァッ、バシュウウウウッ! ――ギュンッ!

メオン「(ボールが一瞬ブレた! だが……)舐めるな、この程度なら……!」

バシイッ!

アヤソフィア「ありゃりゃ。ガッツリキャッチですか。上手く行くと思ったんだけどなぁ。
        (――でも、今の感触はきっと成功。次に機会があればきっと……!)」

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:26:54 ID:zHOLhdKs
――そして一方のコリンチャンスは、鈴仙の疲労もあってこれ以上の積極的な攻めは展開せず。
牽制半分にミドルシュートを撃ってきたアヤソフィアのボールがキャッチされるなどして、
たまにボールを奪われる事があっても、前述のようにしっかりと守備を固めた事により、
終始楽な試合展開を、後半開始から終了まで維持する事に成功した。
そのまま、長い後半戦も大きな見所が無く、刻一刻と時間が過ぎていき――。

クリムト「ダ・シルバ! 俺とワンツーだ! せめて最後に一矢報いようぜ!」

バシュッ……!

鈴仙「そうはさせない。――食らって、『アキュラースペクトル』ッ!」

ブウウン! ―――バシイッ!

クリムト「そ、そんな……! 後少しだったのに……!」

鈴仙「――ごめんなさいね。でも、私だって、勝たないといけないから……!
    (今の『アキュラースペクトル』の出し方は良かったわね。……自分の感覚として、しっかり覚えておこうっと)」

後半戦のロスタイムに、パスワークを続けていたグレミオが最後の特攻を仕掛けて来るも、
鈴仙は冴えわたるパスカットを発揮し、彼らの最後の希望を簡単に打ち砕く。
そして――。

531 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:29:48 ID:zHOLhdKs
……ピッ、ピッ。ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

メオン「(――終わった。何もかも……)」

鈴仙「(――終わった。ブラジル初勝利よ……!)」

鈴仙達コリンチャンスは、強豪グレミオを4−0で下すというこの上無い派手な方法で、
僅か一日にして恥知らずな草サッカーチームから、リオカップの優勝候補にまで上り詰めたのだった。


コリンチャンス 4 − 0 グレミオ 試合終了!



*鈴仙がパスカットフラグを回収。アキュラースペクトルの発動率が1/2になりました。
*鈴仙がドリブルフラグを習得。次に11以上で勝利した場合フラグを回収します。
*ゲーノスがタックルフラグを回収。「スピードタックル(+2)」を習得しました。
*アヤソフィアがシュートフラグを習得。次に11以上で勝利した場合フラグを回収します。

532 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:32:07 ID:zHOLhdKs
実況「試合終了! グレミオ、コリンチャンスにまさかの4−0で敗北!!
    グレミオは大会開始前は、名GKメオン選手を有する強豪チームとして語られ、
    かたやコリンチャンスはそもそも出場するのか自体が謎の弱小チームと信じられていました。
    が、結果はその真逆! コリンチャンスは鈴仙選手、アヤソフィア選手を中心に強者の余裕を見せ、
    一方でグレミオは当初の期待を裏切るような結果となってしまいました!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」「ブウウウウウウウウウウウウウウウ!」
   「レーイーセン!」「レーイーセン!」「メオーン! 金返せー!」「グレミオは帰れー!」「私なら(えーりんが)取れたな」
   「コリンチャンス頑張れー!」「サントス戦も勝っちまえー!」「ダ・シルバー! 何が情熱だー!」「ですよねー」

エベルトン(観客席)「チッ。面白いのは前半の途中までだったな」

ネイ(観客席)「全くだよ監督。俺はレイセンのダブルハットを見たかったのに!」

エベルトン(観客席)「オメーは何を言ってるんだ。……まあ良い。どうせ帰ったらミーティングだ。
             コリンチャンス対策について、今の内にガッツリ検討しておくぞ」

――試合が終わり、一部の例外こそあれど、観客達は概ね二通りの反応を見せていた。
一つは鈴仙達コリンチャンスの勝利を称え、今後の活躍を期待する歓声。
そしてもう一つはメオン達グレミオの敗北を蔑み、 期待を裏切られた事に対する罵声。

鈴仙「――これが、ブラジルのサッカーなのね……」 

数十万の人間を収容したスタジアムには、幻想郷で観測した時とは比べ物にならない程の、
強い感情の波長が反響して増幅し、鈴仙の瞳へと吸い込まれていく。
そして、そんな有象無象の放つ波長と同じくらい強く、そして刺々しい感情を放つ存在が鈴仙の近くにいた。

メオン「…………」

鈴仙「(メオン君。試合前の威勢とは裏腹に、かなり精神的にやられてる印象ね……)」

533 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:34:20 ID:zHOLhdKs
グレミオのゴール前でいつまでも立ち上がろうとしない少年は、
全く予想だにしなかった現実を前に、正気を失っていた。
試合中は辛うじて保っていた緊張の糸が切れた今、彼は口をパクパクとさせたまま、
何か言葉を紡ぐことすらできずに打ちひしがれている。

鈴仙「(勝負とは言え、ここまでボロボロになってると、流石にちょっと可哀想かも。
    ――どうしよう、メオン君に何か声を掛けておこうかしら……?)」

A:「……いい試合だったわ。どうもありがとう」無難に声を掛ける。
B:「こんな冗談みたいなチームに負けた気分はどう?」試合前の挑発にお返しする。
C:「あんた達の技は凄かったわ。でも、熱さなら私の方が上だったと思うわ」熱さについて語る。
D:「………(よしましょう。今の彼に何を言っても、彼に対する侮辱にしかならない)」黙る。
E:「ところで、アンタのファンの中に、私の知り合いが居る気がするんだけど……」
F:その他 鈴仙に言わせたい事があればどうぞ


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

534 :森崎名無しさん:2016/03/21(月) 01:39:29 ID:YvZHW9Lg
F 「つい最近までーーあなたなんかより、ずっと弱くて臆病なウサギがいたわ」 自分の経験談を始める

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/21(月) 01:40:48 ID:???
……と、言った所で今日の更新はここまでにします。
本日も遅くまでお疲れ様でした。

536 :森崎名無しさん:2016/03/21(月) 01:41:04 ID:4c5VjnsU
A
ちっとも無難ではないような気がするが。今後の糧だ

537 :森崎名無しさん:2016/03/21(月) 01:42:47 ID:t16uOJVA
A

538 :森崎名無しさん:2016/03/21(月) 01:42:52 ID:Xs5quR+w
D

539 :森崎名無しさん:2016/03/21(月) 01:44:42 ID:pU+k0idw
F
「一度の敗退で諦めるなら、あなたも、ブラジルも、そこまでね。
次会うときは、少しはマシな男になってなさい」

540 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:07:26 ID:???
A:「……いい試合だったわ。どうもありがとう」無難に声を掛ける。

メオン「ぐっ……!」

黙っているには嫌にしても、気の利いた言葉は思いつかない。
かと言って洒落た皮肉を言う気にもなれない。
そうなった鈴仙は、彼に対してごく月並みな言葉を述べるだけに留めた。
無論、その月並みな言葉こそが彼の神経を逆撫でする事も知っていたが、仕方が無い。
不器用な鈴仙には、これ以上の良い選択が思いつかなかったのだから。

メオン「……貴様には、どうせ分かるまい」

――吐き捨てるように最後にそう言ったメオンに対し、鈴仙は「違う」と思った。

鈴仙「(私だって、一歩間違えればメオン君と同じような立場になっていた。
    ううん、それだけじゃない。きっとこれからも……いつ、私がこうなってもおかしくない)」

鈴仙にとって、敗者を弱者として切り捨てる事が難しかった。
弱い立場から成長して来た彼女自身、敗者の惨めな気持ちが良く理解できたからだ。
そうした感情は、森崎のような者にとっては単なる「弱さ」として一蹴されるかもしれない。
しかし、鈴仙は自分がメオンに対してそうした感情を見せた事を恥じる気は全く無かった。

鈴仙「(――中山さんは言ってくれた。そうした弱さこそが私の強さだって。
    それに、ルナティックスの皆も、そんな弱い私について来てくれた……!)」

何故なら、鈴仙はこれまでの道程で既に学んでいたからだ。
そうした弱さこそが自分の強さであり、
そんな自分を仲間として愛してくれる者は、自分の周りに必ず居るのだと言うことを。

541 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:09:07 ID:???
妖夢「……弱い」

――その一方で、ネイやエベルトンとは反対の方向で試合を観戦していた妖夢は、
熱狂冷めやらぬ観客席の一角にてそう呟いていた。
自身が所属するサンパウロFCでの試合を明日に控え、自由行動となったところ、
彼女は旧友たる鈴仙のブラジルでの初試合を観戦していた。

妖夢「(確かに鈴仙は、この試合派手なパフォーマンスを見せて活躍していた。
    だけど、肝心の基礎能力は、ブラジルで辛い修行を乗り越えたこの私に比べ、およそ2周りは劣る。
    メオンやダ・シルバのような二流選手は運よく圧倒できても、私達サンパウロにはまだ及ばない……!)」

そして、妖夢は鈴仙の試合ぶりに対して苛立ちを隠せなかった。
何故なら、彼女は自分と比べて明らかに弱かったからだ。
また、彼女はその弱さを隠す為の努力をしていないと妖夢は思った。

妖夢「(……弱くても良い、周りが助けてくれるから。
    ――もし貴女がそう思っているのなら、私は貴女と同じ道を選ばなかった事について、心底安心するわ。
    弱くても良いなんて、甘えに過ぎない。一つの道を歩む以上、人は強くなければならないのだから……!)」

ギリと唇を噛んで、妖夢はスタジアムを後にする。
これから彼女には、サンパウロFCでの正規の特訓に加え、
豊聡耳神子が掲げる『ハイパーカンピオーネ』計画のキャプテン候補たる為の、
非常に苦しくて辛い特別練習が待ち受けていた。

妖夢「行こう。私は、もっと強くならなくてはいけないのだから……!」

鈴仙と妖夢。互いに別れた二人の道は、決してもう交じり合わないかのように思えた。

542 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:10:22 ID:???
〜リオ・デ・ジャネイロ市内 ビジネスホテル〜

コーチ「いやー、良くやったの皆。まさかああも見事に勝てるとは思わんかったぞ」

――やがて、試合に初勝利したコリンチャンメンバー達は、
アヤソフィアの厚意で確保された宿泊施設の狭いレストランにて、ささやかな祝宴を挙げていた。

アヤソフィア「今日は私のオゴリです。好きなだけ食べて下さいね。
        ……宿泊客サービス用の、パンとスープとコーヒーしかありませんが」

鈴仙「それでもご馳走よ。いつもはカビたパンの耳とか、焦げたチーズの切れ端とか、
    最悪ゴミ捨て場から弁当を漁らないといけなかったんだから!」

アヤソフィア「……コリンチャンスの栄養状態は、想像以上に酷かったんですねぇ。
        バーしてたんですし、まかない料理とか作らなかったんですか?」

コーチ「鈴仙は料理がヘタじゃからのう。それに、わしらの店に来る連中も、
     料理よりも酒と酔える場所が欲しいって連中ばかりじゃったし。缶詰ばかりじゃったよ」

鈴仙「残った缶詰も、コーチが独り占めしちゃうし……ううっ」

コーチ「そうだっけな。……グヒヒ」

アヤソフィア「あはは……(この人達、私が資金援助しなかったら、どうするつもりだったんだろ……)」

アヤソフィアもまさかホテルを貸し切れる程の資産家では無いのだから、
祝宴をするにしても、他のお客の迷惑にならない程度に静かにしないといけない。
そんな囁かな環境ではあったが、食事会はそこそこに盛り上がっていた。

543 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:11:25 ID:???
鈴仙「――でも。今日の試合は上手く行って本当に良かったわ」

そして話題は自然に、先の試合から次の試合へとシフトしていく。
具体的には、第2試合の対戦相手である、サントスFCとの試合の事だった。

鈴仙「コーチ。次のサントスFCって、どんなチームなんでしょうか?
   チームがお金持ちで、最新鋭のトレーニング設備を有しているって事は分かりますけど……」

最初にブラジルに来た時、このサントスこそが自分の所属するチームと勘違いした事もあり、
そして何よりコリンチャンスには無い豊富な資金を持っている事もあり、
鈴仙はこのチームに対して嫉妬と羨望の入り混じる感情を抱いていた。
コーチは鈴仙の質問に対して深く頷き、こう答えた。

コーチ「――サントスFCは、わしらコリンチャンスにとって宿敵じゃ。
    それは、同じサンパウロ州内のチームである、という事は勿論じゃが……。
    なんせ、過去に国の陰謀でコリンチャンスの資産が没収された際にも、
    その影にはサントスの若社長に対する厚い便宜があった事と聞いている」

鈴仙「サントスの若社長? それがどうして?」

アヤソフィア「成程、私には分かりますよ。
        要するに国は、当時のコーチさんが率いた不穏分子・コリンチャンスを潰すと同時に、
        当時から政府寄りだった新興企業の社長が居るサントスに対し、援助をしたかったんですね。
        親政府の企業が富めば、国も税収が増えるし、色々便宜を図れるし、良いこと尽くめですから」

鈴仙「……また、そんな黒い話になるのね。楽しみである筈のサッカーを、政治の道具みたいに……」

コーチ「――私がかつて、サッカーで世界平和を望んだように、サッカーで世界征服を望む者だっている。
    ……そうした意図自体を否定する事は、少なくとも私にはできないな」

久しぶりに医師らしい口調で言ったコーチの話を聞くに、
コリンチャンスとサントスにはそう浅くない因縁があるようだった。

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:13:03 ID:???
アヤソフィア「背景は置いといて、チームとしてもグレミオとは比較になりませんよ。
        FW・MF・DFそれぞれに強力なタレントが居る上に、
        その全員が、今日戦ったメオン君やダ・シルバ君以上の実力の持ち主です。
        しかも、脇を固めるメンバー達も、金を活かした科学的トレーニングのお蔭か、
        グレミオは勿論、我々コリンチャンスの無名選手達以上の実力者であると聞きます。
        ――更にこれに、新しい助っ人が2名加わると聞いてますから。
        今日みたいな気分で試合に出ちゃうと、ボロ負けする事請け合いです」

そして、アヤソフィアが語ったより具体的な――戦力的な面での解説も脅威だった。
元々、今日の試合にしても、ダ・シルバやメオンの調子がもっと良ければ。
自分の調子がもっと悪ければ、どうなっていたのか全く分からないのだ。

鈴仙「(サントスFC……金と陰謀が蠢く、モノクロの巨大魚。
    彼らに勝つためには、今の私達の力だけじゃ、きっと足りない)」

鈴仙の想いは自然に、自分と同じ『プロジェクト・カウンターハクレイ』の新チーム、リトルウイングズの一員として、
世界各国で修行を続ける仲間達へと向いていた。

鈴仙「(前に聞いた魅魔さんの話だと、第一陣の修行が終わるのが今頃の筈。
    ――一体誰が、どんな成長をして、私達の所に来てくれるのかしら……?)」

次の試合は、鈴仙と(選択によっては)アヤソフィア、
そして新たに鈴仙に合流する、リトルウイングズのメンバーを交えての試合となるだろう。
――今日の感覚で、慣れたと思ってはいけない。
鈴仙は新鮮な気持ちでこれからの日程に備えるよう、自分自身に言い聞かせる事にした。

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:14:24 ID:???
〜同日同時刻 リオ・デ・ジャネイロ市内 サントス専用練習場〜



ディウセウ「なぁザガロー。本当に良かったのか、コリンチャンスの試合見なくってさー」

ザガロ「全く問題は無い。奴らウサギ共の手など、とっくに割れている」

――その頃。サントスFCはコリンチャンスの存在など全く気に留めずに、
リオカップ用に借り上げた小規模なスタジアムで練習をしていた。
彼らはキャプテンである巨漢CB・ディウセウの号令の下、基礎的なドリブルやパス、瞬間移動等、
サッカーにおける実戦テクニックについて、種々の最終確認を行っている。

ザガロ「メオンを相手に3得点。そこそこ以上のストライカーではあるようだが……俺には勝てんさ」

そして、ディウセウを補佐しながらそう不敵に言い放ったのは、精悍な体つきをした金髪の青年。
サントスの副キャプテンにしてエースストライカーである、マルシオ・パッソス・ガザロだった。
彼は立場上は副キャプテンであったが、サントスの関連企業である鰻の空輸事業において
莫大な利益を上げる若社長でもあったため、上層部に対する発言力を持つのは彼の方である。

ザガロ「俺達はコリンチャンスの馬鹿共から金を巻き上げ、その金で最新鋭のトレーニング設備を兼ね備えた!
     クラブハウスにある重力トレーニング機やメディカルマシーンの素晴らしさは、お前も百も承知だろう、ディウセウ?」

ディウセウ「たしかに重力トレーニングはおもしれぇよなー。
       オラ、こないだ漸く100倍重力下で『キャノンヘッド』撃つのに成功したぞ!」

ザガロ「……つまり、最新装置を粉々にしたのは貴様だと言う事か。まぁ良い。
     俺達には無限の金がある。金がある限り、俺達サントスは無限に強くなる」

ディウセウ「うっひょー。まだ強くなれんのか。オラ、ワクワクしてきたぞ!」

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:15:39 ID:???
ザガロは短気な性分であり、逆にディウセウはマイペース過ぎる。
そんな彼らが何故かくも親し気な間柄なのかと聞かれれば、二人には大きな共通点があった。
それは飽くなき力への欲求。勝利を目指す思いの純粋さ――そしてそれ故の狂気さだった。


ゴゴゴゴゴ……。


ザガロ「――おや。そう言えばもう、約束の時刻だったか」

――そして、彼らは力を探求するが余り、決して解き放ってはならない者を、
このブラジルの地に呼び寄せてしまった。

ディウセウ「ようやくかー! でも、やっぱりつええ奴と一緒にサッカーできるって、ワクワクするな」

ザガロは時計で時刻を確認すると、チームメイトをベンチへと散らして、
空中に浮かぶ巨大な卵型の飛行機を見てニヤリと笑った。

ゴゴゴゴ……ドーーーン!

やがて卵型の飛行機はスタジアムの中央に止まった。
卵の側面が開き、中から無数の関係スタッフがワラワラと出て来て、
ザガロとディウセウ達の前に大きな集団を作る。

??「――探しましたぞ、ザガロ社長」

暫くして、集団を掻きわけるようにして一人の選手が出て来た。
彼はゴールキーパーのジャージを着ており、片目に負傷を負った外見は、
一見壮年の男性にも見えたが、その実はザガロ達と同年代らしかった。

547 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:17:39 ID:???


ザガロ「スウェーデン人だな」


ザガロは警戒を解かないまま、その男に対して言った。
男はザガロの質問を肯定する代わりに、恭しく膝を付き敬礼しながら、
その真意を隠した老獪な笑みを湛えて、こう自らの名を告げた。


ガレリ「――ガレリでございます」


――ザガロは。サントスFCは、この時まだ知らなかった。
彼らが助っ人として呼び出した悪魔により、リオカップが恐怖と破壊に包まれてしまう事を。




                                                〜鈴仙の章 その1 終わり〜 

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:22:20 ID:???
鈴仙の章その1終了時の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  54  54  55  52  51  47  53  366  3  4 
所持中のフラグ:ドリブル(15/20)、スルー(15/20)、低シュート(10/20)、タックル(10/20)

最大ガッツ:990

ルナティックブラスト(1/4でドリブル+4)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛2、常時使用不可)250消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドベンディング(近シュート+5)120消費
インビジブルデューパー(シュート+12、要てゐ(※)、1/4で失敗)250×2消費
真実の友情(シュート+14、要佳歩、てゐ(※)、ポスト・枠外無効)250×3消費、1試合1回限り
 ※発動の起点はてゐ。発動には(佳歩と)てゐと鈴仙がゴール前まで上がっている事が必要。
リフレクトバレット(低シュート+6、要パスカル、200×2消費)
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
マインドストッパー(1/4でタックル+3)
アイドリングウェーブ(1/4でタックル+2)
アキュラースペクトル(1/2でパスカット+2)
スキル・狂気の瞳(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・心象操作(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)
スキル・オフサイドトラップ(前線へのスルーパスを1/2でオフサイドにできる)
スキル・フェアプレイ精神(鈴仙は反則を犯さず、代わりに鈴仙が反則の条件を満たした場合−3のペナを負う)

549 :森崎名無しさん:2016/03/22(火) 00:32:53 ID:???
当たらぬポストはあまりないさん良い感じに頭に乗ってて腹立つなw

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/22(火) 00:41:02 ID:aKjAvHo+
――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
明日は鈴仙達以外の勢力についてちょっと描写しつつ、
いよいよ仲間の章に入って行こうと思います。

仲間の章の進め方としては、
 ・誰の章を選ぶかは投票で選択(本スレみたく、時間を決めて10票カウント方式に出来ればと考えています)
 ・練習は各キャラ4回
   ※>>16で8回って言ってますが、練習の伸びを増やす代わりに、回数を減らそうと思います。ご了承ください。
 ・鈴仙とは違って、能力値ごとでなく、各キャラで異なる成長方針ごとに
  (例:サイドバックタイプ、センターバックタイプ、オーバーラップタイプ)
  練習を選択。選択肢に応じた複数の能力値・フラグが一気に成長する
 ・練習ごとに固定でイベントが入る
 ・試合後、ボーナスで各キャラが成長し、コリンチャンスに加入する

という方法で進めようと思っています。
進め方等について意見・質問があれば、できるだけ応えるようにしたいです。
>>549
運悪くメオン以下のGKにポストを繰り返した事に対するやっかみもあると思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

551 :森崎名無しさん:2016/03/22(火) 02:40:18 ID:???
サントスがDB祭りになりそうだ・・・

552 :森崎名無しさん:2016/03/22(火) 02:44:34 ID:???
ディウセウニート、ザガロ王子、そして伝説のスーパーサイヤ人か
もう駄目だ、おしまいだ……

553 :森崎名無しさん:2016/03/22(火) 10:44:14 ID:???
    「  ?… !?     !!??」

554 :森崎名無しさん:2016/03/22(火) 12:54:19 ID:???
リベリオ……空気……スルー……ま、まさかパンツ!?

555 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/23(水) 00:25:08 ID:xuijax3g
こんばんは、更新再開します。
>>551
本スレからして元々ベ○ータとカ○ロットな感じだったので、
折角だからもっと盛り上げよう&ザガロ≒日向だから、社長要素を持たせようと思った結果、
どうみてもDBな感じになってしまいましたw
>>552
ネタ的な要素を抜いても結構強敵になるかと思いますね。
>>553-554
すみません、普通に忘れてました(爆)

本当は今日は鈴仙以外の勢力について描写しようと思っていましたが、
あれから考えた結果、流れ的に仲間の章が終わってからの方が良いかな、と思ったので、
早速ですが、いきなり投票から入ろうと思います。

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/23(水) 00:32:58 ID:xuijax3g
***これより第1回目の仲間の章へと移ります。遊びたい仲間のシナリオを選択してください***

A:佳歩、てゐ、つかさの章(アルゼンチン編)
  ストーリー:永遠亭の仲良し兎、佳歩とてゐとつかさの三人は異国の地でパスカルと再開し、懐かしい思い出を語り合う。
         しかし、パスカルが持つ、ディアスの「相棒」としての覚悟は彼女達の想像を超えていた。
         そんな中起こった「偽ディアス異変」を乗り越え、三人がそれぞれ選んだ「道」は……。

B:パチュリー、慧音の章(イタリア編)
  ストーリー:世界最高のレジスタと世界最高のカティナチオマステリーを目指し、
         それぞれやって来たパチュリーと慧音。彼女達の任務は弱小チームを「戦術」で優勝させる事。
         「理想」と「現実」の間で揺れ動きつつ成長する二人だったが、豊聡耳神子の魔の手が迫り……。

C:星、ナズーリン、にとりの章(メキシコ編)
  ストーリー:「ヒューガー」のメキシコ進出により、メキシコシティの街の「貧富の差」は決定的となった。
         空中に浮かぶ豪奢なプレート都市と、その下で排気ガスにまみれるスラム街。
         「平等」を夢見る大富豪・寅丸星は、反ヒューガーテロ組織の一員・河城にとりと再開し……。

D:反町、秋姉妹、アリスさんの章(フランス編)
  ストーリー:反町達が転入したフランスのサッカースクールでは、もうすぐ「文化祭」のシーズンがやって来た。
         学級委員の反町は、個性的なクラスメートの意見を纏め上げ、何とか祭りを成功させようと試みる。
         しかしどうやら、秋姉妹の二人の中にはもっともっと大事な問題があって……? アリスさんの「未来」はどっちだ!

E:さとり、お燐の章(イギリス編)
  ストーリー:ロンドンで精神科医となった古明地さとりは、その能力から、一流の「探偵」としても街で一目置かれる存在となった。
         そしてそんなある日、彼女はかつての戦友・矢車想と「運命」的な再開を果たす。
         しかし、それは地獄に満ちた、謎の連続「凌辱」事件の幕開けだった……。

        このスレにて、☆2016/03/23 20:00:00☆ から投票期間を設けます。
   そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

※ここで選ばれ攻略したキャラクターは、次のサントス戦にて鈴仙達コリンチャンスと合流します。

557 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 00:38:51 ID:???
アリス「え、あの? なんで私だけさんづけなの?」

というか……星、にとり、さとりはなにやってんだー!?

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/23(水) 00:45:18 ID:xuijax3g
…と、言ったところで選択肢だけですが、今日の更新はここまでにします。
投票につきましては、【明日23日水曜日の夜8時から】となっておりますので、ご注意ください。

キャラについては、先に選ぶ程長く使えるため、強いキャラを先に選んだ方がサントス戦は有利になると思います。
ただ、強いキャラは概して覚醒機会が少な目となるため、敢えて弱そうなキャラを先に選んで、
鈴仙編での覚醒機会にも期待するという手もあります。普通にDF重視、とかFW重視、みたいな選び方もアリだと思います。
何となくストーリーの筋書きが面白そうだと言う理由だけで選んで頂いても、大丈夫なバランスにするつもりです。
色んな考え方を出来るようにしたつもりですので、ぜひ積極的に投票を頂ければ幸いです。

>>557
アリスさんは人気者なので、まるで腫れ物に触れる時のように、丁重に扱われているんだと思います。
サッカー修行とか最初言ってましたが、色々考えてるうちに「おい、サッカーしろよ」状態になってしまいました。
大筋がそんなストーリーでも、努力してサッカーをやって、最後はサッカーでケリ付けるような風にしたいと思っています。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

559 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 17:57:28 ID:???
ディウセウとブローリンを相手取るなら、得点力の強化が必須
ウサギ達か星達のどっちかが来て貰いたいけど、ここは近場かな

560 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 19:38:56 ID:???
単純に人が多い
各ポジションにタレントが入る
反町をまともにFWで使って成長させるチャンスがあるのは多分もうここだけ
アリスさんタックル技生えろ

以上の理由で俺はフランス推す

561 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:00:16 ID:il49R1NI


562 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:00:19 ID:tvw+yDi2


563 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:06:07 ID:CN4BCwpQ
B

564 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:06:24 ID:VOjGLkws
A

565 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:15:55 ID:awzJdroA
D

566 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:24:36 ID:ncVgAtjY
B

567 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:33:17 ID:UKiHucCM
C

568 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:41:47 ID:M5PiBxJE
B

569 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:42:33 ID:39hz1vW2
D

570 :森崎名無しさん:2016/03/23(水) 20:49:04 ID:3UsTPf06
D

571 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:12:20 ID:KsOxxqbA
Dが5票、Bが3票、AとCが1票ずつという訳で、Dに決まった!
……と、言った所で更新再開します。
皆さん、沢山投票して下さりありがとうございました。

早速、今日から仲間の章を進めて行こうと思います。
なお、仲間の章については、こんな感じで進行します。(鈴仙の章と大体同じです)

【仲間の章 進行表】
オープニング
   ↓
練習フェイズ(全4回)
 ↓   ↑
イベントフェイズ(全4回)
   ↓
全練習・イベント終了
   ↓
  試合
   ↓
エンディング

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:14:06 ID:KsOxxqbA
D:反町、秋姉妹、アリスさんの章(フランス編)
  ストーリー:反町達が転入したフランスのサッカースクールでは、もうすぐ「文化祭」のシーズンがやって来た。
         学級委員の反町は、個性的なクラスメートの意見を纏め上げ、何とか祭りを成功させようと試みる。
         しかしどうやら、秋姉妹の二人の中にはもっともっと大事な問題があって……? アリスさんの「未来」はどっちだ!

〜オープニング〜


―――ひらり、はらり舞う、秋の紅葉に想いを寄せていた。
その場所はとても寂しくて。だけどとっても暖かくて。
一人で立っていたけれど、全然寂しくなんかなくて。

「……………」

信じていた。自分はここに居ても良いんだと確信していた。
だから、誰からも無視されているのに、僕の心はとても穏やかだった。

「――ねぇ。キミ、寒くないの?」

――ほらね。
自分と同じ背丈の女の子。銀杏を落とした川のように、さらっとして綺麗な金色の髪。
大きな鳶色の瞳は瑞々しい果実で、すらりと伸びた手足は稲の穂のようにしなやかだ。
僕はその子に向かってこう言った。

「大丈夫。だって、きみが信じてくれるから」

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:20:15 ID:KsOxxqbA

女の子はきょとんと首をかしげた。
だけど、すぐに僕の言っている事が分かったみたいで、
その子はぱあっと顔を輝かせると、僕の手を取り、こう言ってくれた。

「ありがとう。ずっと、ずうっと……会いたかったよ」

だから、僕はその子の名前を呼んで、こう言ってあげることにした。

「……ごめんね。だけど、これからは、ずっと一緒だよ」


――決して終わる事の無い紅葉の雨が降り注ぎ、永遠の豊穣を喜ぶ楽園の中で。
その子が皆にとってのそれであるように、僕はその子にとっての「神様」だった。






          第三章 プロジェクト・カウンターハクレイ 海外修行編

               ――反町・秋姉妹・アリスの章――



574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:22:23 ID:KsOxxqbA
*****

??「ねぇ……」

涼やかな秋風そよぐ中、甘ったるく優しい声が耳朶に溶け込む。

??「起きて、反町君……」

甘ったるさを良い具合に中和してくれる、凛々しくて気持ちの良い声がその上に層を作った。
あまりに魅力な聴覚情報を入手した脳みそは、快感物質を大量に放射し、
その結果、あまりの気持ちよさにこれはきっと夢なのだと言う結論を下した。

反町「(――だめだ。後5分。こんな良い夢、できれば覚めたくない……)」

狭い個室となっている男子寮の一室で、少年反町一樹は眠気と戦っていた。
良い夢とは言っているが、どうやら彼はそんな夢の世界でも言いたい事は言えないらしく、
顔を若干ニヤつかせながらも、目を閉じたまま寝返りを打つ事で感情を表現した。

??「むぅー。折角人が起こしてあげようと思って来たのに」

??「学則違反は、本当はしたくなかったけれど。穣子一人だと不安だったから……」

夢の少女のうち、一人は頬っぺたを膨らませて、もう一人は溜息を吐いている。
反町にはこの少女が誰か心当たりがあったが、その時には既に身体が二度寝を求めていた。

??「どうするの。このままじゃ、三人そろって遅刻よ」

??「う〜ん。あ、そうだ! お姉ちゃん、ちょっとソレ借りるね。……え〜い!」

チャキッ! ドスッ!

575 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:23:54 ID:KsOxxqbA
*****

??「ねぇ……」

涼やかな秋風そよぐ中、甘ったるく優しい声が耳朶に溶け込む。

??「起きて、反町君……」

甘ったるさを良い具合に中和してくれる、凛々しくて気持ちの良い声がその上に層を作った。
あまりに魅力な聴覚情報を入手した脳みそは、快感物質を大量に放射し、
その結果、あまりの気持ちよさにこれはきっと夢なのだと言う結論を下した。

反町「(――だめだ。後5分。こんな良い夢、できれば覚めたくない……)」

狭い個室となっている男子寮の一室で、少年反町一樹は眠気と戦っていた。
良い夢とは言っているが、どうやら彼はそんな夢の世界でも言いたい事は言えないらしく、
顔を若干ニヤつかせながらも、目を閉じたまま寝返りを打つ事で感情を表現した。

??「むぅー。折角人が起こしてあげようと思って来たのに」

??「学則違反は、本当はしたくなかったけれど。穣子一人だと不安だったから……」

夢の少女のうち、一人は頬っぺたを膨らませて、もう一人は溜息を吐いている。
反町にはこの少女が誰か心当たりがあったが、その時には既に身体が二度寝を求めていた。

??「どうするの。このままじゃ、三人そろって遅刻よ」

??「う〜ん。あ、そうだ! お姉ちゃん、ちょっとソレ借りるね。……え〜い!」

チャキッ! ドスッ!

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:25:25 ID:KsOxxqbA
――そんな時、反町少年の耳元で不快な音が鳴った。
それは夢で良くあるような、少女がベッドにダイブして来たとか、そんなんじゃなかった。
ドスっと言うのは布が破けた音で、その前のチャキッという音はどう見ても刃物を出す時の音だった。

反町「(な、なんだ……!?)」

自分の眼前に銀色の刃が落ちて来て、反町は漸く本格的に目を覚ます。
しかし、ここで叫びたい事すら叫べない彼の修正が裏目に出た。

??「う〜ん。まだ起きないかぁ。……じゃあ、もういっか〜い!」

ヒュンッ! ドスッ!

銀色の刃はもう一度反町の枕元に直撃した。耳に穴が空きそうだったが、
咄嗟の所で回避したお蔭で、辛うじて枕に穴が空いただけで済んだ。
そして、ここまでくると彼も漸くおき上がって、二人の少女を見つめてから、漸く初めて言葉を発した。

反町「――穣子さん、静葉さん。起こすにしたって、カッターナイフを使わなくて良いじゃないですか……」

穣子「えへへっ。ごめんね、一樹君!」

反町の幻想郷での大事なガールフレンド・秋穣子はペロリと舌を出してそう言った。
間が悪ければ頸動脈を掻っ切られていてもおかしくなかったが、
真面目で純朴だが天然な所もある穣子が相手では、反町も強く出る事ができない。

静葉「ウフフ……」チャキッ

反町「う、うわーーっ! 今ので何でカッターナイフを手にかざしているんですか、静葉さん!?」

先程まで冷静だったもう一人のガールフレンドにして穣子の姉でもある静葉は
……カッターナイフを腕に当てがい笑顔で佇んでいた。
自殺未遂にしか見えないその行為に、反町は一瞬慌てふためくも――。

577 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:30:34 ID:KsOxxqbA

パキッ。

静葉「……穣子が乱暴にカッターを使うから、刃こぼれしちゃって。ぺキって折っただけよ」

反町「そ、そうですか……」

――このカッターナイフ芸は、今や彼女の一部を構成していると言っても良い、
大事なアイデンティティだった。昔はともあれ、今の落ち着いた静葉はカッターナイフを正義の為に使う。
……寝坊助を起こすという行為を正義の行為に入れるべきか否かについては、議論の余地があったが。

穣子「――それよりさ、一樹君。早くガッコ行こう! 遅刻しちゃうよ!」

静葉「朝ごはんには トマト を用意しておいたわ。
    お行儀が悪いけれど、教室に行くまでに、歩きながらで良いから食べちゃって。
    だって、もうすぐで一時間目が始まってしまうもの」

二人の衣装は、かつて反町が出会った時から様変わりしていた。
やや赤がかった朽葉色のブレザーを着こなす二人は、
豊穣と終焉を司る神々にはとても見えず、現代の幼い十代の少女らしかった。

穣子「一樹君、大好き!」

反町「(……嬉しいけど。今、このタイミングで言う必要、あったのか……?)」

穣子「必要ないけど。人生五十年って言うし、言える時に言っとかないと思って!」

静葉「穣子。さとり妖怪でも無いのに反町君の心を読んじゃだめよ。後、私達って一応神様だから。
    多分五十年と言わず、もうちょっとは長生きするから……八十八年位は」

反町「(それじゃ、長生きした人間と一緒じゃないか……)」

578 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:33:23 ID:KsOxxqbA
反町は改めて、神っぽいようで神っぽくない会話を聞きながら、二人を見つめる。
スレンダーではあるが少女らしい柔らかさがあり、はっとする可憐さがある静葉も、
中肉で素朴という印象こそあるが、逆にその素朴さ故の魅力が輝く穣子も、
反町にとってはどちらも大切な大切な神様であり、守るべき女性だと感じた。

反町「(――そうだ。俺は。俺達3人は『プロジェクト・カウンターハクレイ』計画の一環として、
    ここフランスに最近出来た、名門サッカースクールに編入学したんだった。
    そして今日は、俺達がここに来てから丁度一週間……)」

反町は身支度をしながら、自身が今置かれている状況を思い出す。

反町「(……ついこれまでの穏やかな生活で忘れそうになっていたけど。
    俺は、強くなる必要があるんだ。穣子さんを。静葉さんを、守れるように!)」

自分は決して浮かれられる立場で無いという事を自覚して、改めて意思を固めるが。

反町「(そう言えば、来月の頭は文化祭だっけ。ウチのクラス、一体何やるんだろうなぁ……)」

――しかし一方で、かつては終ぞ味わう事の出来なかった、
「健やかな学園生活」を精一杯楽しもうとしている自分を、反町は否定できなかった。

579 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:34:32 ID:KsOxxqbA
***

キーン、コーン、カーン、コーン…………

ピエール「遅いぞ、ソリマチ。女の子とデートも良いが、俺達の本分を忘れてはいないな?」

反町「申し訳ない、ピエール委員長」

ピエール「……そこまで謝らなくても良いさ。結果的に、ベルが鳴ってから教室に入って来ているしな」

クラスを纏める学級委員長が、かのエル・シド・ピエールだと知った時、反町は初め大きく驚いた。
そしてその後納得した。フランスでは、ユース代表選手を含めた将来有望な選手達は、
全員が例外なく、このサッカースクールへと入学させられるらしい。

穣子「さっすがー! ピエール君は融通が利くなぁ〜」

静葉「……とは言え、皆を待たせたのは事実よ。早く席に着きましょう」

遅刻した反町はクラスの皆から奇異の目線で見られるが、反町は既に慣れていた。

反町「(――フランス人の名門子弟が集まるスクールで、
    俺みたいな何の取り柄も無い日本人が入って来たんだからな。
    それで、遅刻ギリギリの登校だ。悪目立ちしても、仕方ないか)」

クラスメート「(あいつ、また彼女と一緒に来てるし……)」「(まさか朝から……?)」「(くそっ、羨ましい!)」ヒソヒソ

――その理由は、反町が考えているものとクラスメートが考えているものとの間では、大きな差があったが。

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:44:39 ID:KsOxxqbA
ボッシ「よおソリマチ。見た感じ夜のシュート練習は上手くいってそうだが。
     今日の午後からのシュート練習は、また俺が勝たせて貰うぜ?」

反町「おはよう、ボッシ。今日こそは俺が勝ってみせるよ」

ルスト「確かボッシとソリマチは、これまで3勝3敗だったっけか。
     『サーブルノワール』対『ポイズンヘッド』のシュート勝負は白熱するからなァ」

ボッシ「ふふん。実は俺、『ネオサーブルノワール』を開発中でさ。これさえ出来れば、ソリマチなんて目じゃないね」

反町「それは怖いな。俺も、シュート練習しないと(前にシュート練習してたら、パス練習と勘違いされたけど……)」

しかし、反町にもしっかりと男の友人が出来ていた。
フランス代表ではFWを務めたボッシ、そして同じくCBのルストの二人だった。
ボッシは反町と似たタイプのFWであるため、ライバルとしての対抗心から。
ルストはそのボッシの友人という繋がりで、転入早々に仲良くなれた。

ガラリ。

担当教員「……おはよう」

そんな折、紺色のスーツを着た担当教員がクラスに現れた。
彼は淡々とした口調でクラスメンバーの出欠を取っていき。

担当教員「……ナポレオンは。ルイ・ナポレオンは今日も欠席か」

今日も、ここで出欠が途切れた。教員は苛立った声で周囲に促すと、

アモロ「あ。あの……。ナポレオンは、『クソみてえな座学よりも、俺は身体を動かすのが性に合ってる』って……」

581 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:46:17 ID:KsOxxqbA
クラスで一番気弱なアモロが、おずおずと手を挙げてそう答えた。
噂では彼は、クラス一の不良と言われるナポレオンに、陰でイジメを受けているとの事だった。
教員はフンと鼻をならすと、

担当教員「――理論を知らずに非科学的な活動を続ける問題児め。奴には一度、灸を据えてやらねばならんな。
      まぁ良い。授業を始める。日直、号令を」

厳格さを体現する風体のままそう呟き、無理矢理に授業を始めるべくそう言った。

穣子「はーい。……きりーーっつ! れいっ! おねがいしまーーす! ちゃくせき! ぶいっ!」

担当教員「『ぶいっ!』……は、余計だ。以後、注意するように」

穣子「らじゃっ!」

静葉「(……ああ、穣子ったら。『らじゃっ!』は余計だって、またあの先生に怒られちゃうわ……)」ヒソヒソ

反町「(でも。あんな穣子さんを見てると。俺、元気になりますよ)」ヒソヒソ

静葉「(あら。……私みたいなメンヘラカッターナイフ女と一緒じゃ、元気になれないかしら?)」ヒソヒソ

反町「(静葉さんと一緒だったら、俺、心が安らぎます。だから、どっちも必要ですよ)」ヒソヒソ

静葉「……そう(反町君。そんな事はきちんと言えるんだから……)」

582 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:47:45 ID:???
担当教員「こら、そこで何を話している!」

反町「あっ、すみません!」

穣子の号令から始まった、隣席の静葉との会話を打ち切られ、反町は慌てて前を向く。
――これが、フランスに来てからの、反町一樹の日常だった。
教員の役に立つが退屈な講義を聞きながら、反町はこう考えていた。

反町「(……平和な学園生活。理論に裏打ちされたサッカー講習。規律を重んじる仲間達。
    そして……穣子さんと静葉さんが隣に居てくれる。――これこそが、俺が夢見た生活だ!
    キャプテン……鈴仙さんの所に戻るまで、こんな日々が、ずっと続けば良いのにな……!)」

――新しい一日。校舎の窓は目覚めの秋空が青く輝いていた。



***


アリス「(どうしてここまで沢山書いておきながら、私についての言及が無いのよ……。
     どうして私は友達が出来るどころか、その前の土俵にすら立たせて貰えないのよぉ……!)」

そして同じクラスの筈のアリスは、全く集団の輪に馴染めずに、
机に突っ伏して寝たふりをしながら、人知れず泣いていた。

583 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:59:08 ID:???
……と、言ったところで、本当は第1回目の練習まで行きたかったのですが、
時間が時間なので、今日の更新はここまでにします。

参考として、現在の反町、静葉、穣子、そしてアリスさんの能力値を載せておきますので、
どんな方針の選手にしていきたいかのアイデアがありましたら、
選択肢に反映する(かもしれない)ので、色々書いて頂ければ幸いです。

〜現在の能力値〜
選手名   ド  .パ シ タ  カ .ブ  せ  総  高/低 ガッツ才
反町    51  51 50 49 48 48 48  345 3 / 3  740  5
静葉    49  50 48 48 50 48 48  341 2 / 2  700  5
穣子    47  47 45 50 50 50 48  337 2 / 2  700  5
アリス   51  53 .49 49 52 49 49 .352 3 / 3  800  5


     反町
毒々しいドリブル(1/4でドリブル+2)
トリカブトパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
アキュラシーシュート(シュート+4、ポスト無効)120消費
強烈なシュート/ヘディング/ボレー(1/2でシュート+2)
ポイズンヘッド(高シュート+4)
トクシックインパクト(低シュート+4)200消費
ポイゾナスタックル(1/2でタックル力+2)
スキル・秋ジスタ(9月〜11月限定でスキル・ファンタジスタを得る)

584 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 01:00:23 ID:???
    静葉
フォーリンパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
落葉シュート(シュート+5)160消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
フォールカット(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)

    穣子
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
ウォームカラーハーベスト(1/4でタックル+2)
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
スイートポテトルーム(1/4でブロック+6)150消費
ポテトルーム(1/4でブロック+4)100消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
   アリス
都会派なドリブル(1/2でドリブル+3)
アーティクルサクリファイス(パス+2)60消費
ドールミラセティ(パス+2の連続ワンツー、要上海or蓬莱)80×2消費
ひとりドールミラセティ(パス+2の連続ひとりワンツー)160消費
ドールズ・ウォー(低シュート+5)250消費
上海人形カット(1/2でパスカット+3)

585 :森崎名無しさん:2016/03/24(木) 02:27:57 ID:???
乙でした
アリスさんトイレでご飯食べてそうで割と不憫

586 :森崎名無しさん:2016/03/24(木) 12:41:48 ID:???
乙でした
秋姉妹の特訓で上がった能力が一部反映してないね、一章で戦った時とガッツが同じだし

587 :森崎名無しさん:2016/03/24(木) 20:45:47 ID:???
育成方針か、アリスは十分スタメンで活躍出来るし放置として
秋姉妹はポジションごとに必要な能力を育成すれば必然と持ち味のスカイラブは強化される

特に強みの無い反町をどうするか、普通の練習がストライカーやウイング等のFWタイプの練習だと仮定して
スポーツ理論に基づく筋トレや体幹トレーニングで、競り合いガッツを鍛えスカイラブ土台を習得する秋姉妹サポートタイプ、
地上シュートを抑えシュート特化にせず、その分シューティングスターやポイゾナスオーバー等を習得し高低選ばないエリアルタイプ、
練習?そんなことよりデートだ!俺は二人とイチャイチャ学園ライフを送るぞ!!、更に浮き球が上げ愛に生きるタイプ、こんなとこか

588 :森崎名無しさん:2016/03/24(木) 23:46:23 ID:???
ほぼスタメンが確定してるのって、
FW 鈴仙
MF アリス、パチュリー
DFは人数がそもそも少ないので4バックなら全員スタメン、3バックならナズが外れるかな?くらい。

で、これを見た場合鈴仙・アリス・パチュリーと攻撃寄りの選手が多いから反町はボランチタイプに育っていけないかなぁ
必殺パスあるからボール散らせるしドリブル技増えればキープ力もある
タックルは1/2持ちだから基礎さえ上がれば実用範囲になるんじゃないか
ついでにSH静葉さん、DF穣子の間にいればFWの時よりも技も使いやすくなるだろうし

589 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 00:18:53 ID:???
>>585
乙ありがとうございます。
アリスさんは今はこんなんですが、ストーリー中に見せ場はある筈です。
>>586
乙ありがとうございます。
すみません、秋姉妹のガッツは700じゃなくて750でした。
ただ、その他の基礎能力値については、確認したところこれで間違いない(はず)です。
>>587
育成方針について書き込みありがとうございます。
反町がスカイラブの土台という発想は無かったです。面白そうなので、選択肢に盛り込みました。
あと、そういやシューティングスターとか覚えてましたね反町君……w
反町君の浮き球はまず間違いなく上がりますね(ネタバレ)
>>588
反町をFW以外で使う手はアリですね。
本人はFW希望ですが、FW以外の能力を伸ばせるようにもしたいと思います。

590 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 00:20:16 ID:???
〜練習フェイズ@〜
−反町のターン−

反町「――さあ。講義が終わったら、実技練習だ!」

……反町達が通うフランスのサッカースクールでは、
概ね午前に戦術論や技術論に関する理論を学び、午後にはその実践を行う流れとなっている。
また、実践時には生徒1人につき1名のコーチが付き、毎日面談の上、
その生徒の希望する、もしくは適正にあった練習メニューを行えるよう、環境整備がなされていた。

指導教官「さて。君の現在の能力は、データで表すと概ねこのようになっている」

また、選手の能力の管理は高性能コンピュータにて行われており、
以下に示すように完璧に数値化されていた。

選手名   ド  .パ シ タ  カ .ブ  せ  総  高/低 ガッツ
反町    51  51 50 49 48 48 48  345 3 / 3  740
所持中のフラグ:なし

     反町
毒々しいドリブル(1/4でドリブル+2)
トリカブトパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
アキュラシーシュート(シュート+4、ポスト無効)120消費
強烈なシュート/ヘディング/ボレー(1/2でシュート+2)
ポイズンヘッド(高シュート+4)
トクシックインパクト(低シュート+4)200消費
ポイゾナスタックル(1/2でタックル力+2)
スキル・秋ジスタ(9月〜11月限定でスキル・ファンタジスタを得る)

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 00:21:36 ID:???
指導教官「そして、当校が君の選手としての性向やポテンシャルを検討した結果、
      以下の4コースの育成メニューを選んだ。目を通しておきなさい」

次に教官が差し出したレジュメを見る。そこには、こんな選択肢が書かれていた。

○反町一樹の育成コース一覧(☆印は、特に伸びやすい能力)

A:アキュラシーフォワードコース
  コース概要:生来のキックコントロールを伸ばし、正確な地上シュートを撃てるようにします。
          また、パスやドリブルなど、キックを活かしたゲームメイク技術についても同時に磨きます。
          半面、タックルやクリアなど、フィジカル面での育成は疎かとなります。
  主な上昇能力:☆パス、ドリブル、シュート

B:パワフルフォワードコース
  コース概要:エースストライカーをめざし、前線で戦う為のシュート、タックル、フィジカルを鍛え上げます。
          相手を吹き飛ばすような、強力なダイレクトシュート技を習得する事ができます。
          一方で、パスやボールキープなどは磨かれないため、前線で孤立しがちです。
  主な上昇能力:☆シュート、タックル、競り合い

C:ディフェンシブフォワードコース
  コース概要:通常FWでは磨かれないブロックやパスカット等DF能力を伸ばし、一人一芸を身に付けます。
          FW能力もある程度は磨かれるため、ボランチやSB等でも活躍できる万能選手になれます。
          当然、器用貧乏で何も出来ない選手となってしまう危険性もあります。
  主な上昇能力:☆ブロック、タックル、パスカット、シュート、ドリブル

D:内助の功フォワードコース
  コース概要:秋姉妹のパートナーとして、とことん尽くせるFWとなります。
          具体的には、フィジカルやガッツを鍛え、最終的にはスカイラブの土台となる事を目指します。
          同時に、彼女達と近いポジションであるMF・DFとしての能力を鍛えますが……これってFWか?
  主な上昇能力:☆最大ガッツ、競り合い、タックル、パスカット

592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 00:28:06 ID:???
指導教官「――カリキュラム通りに行けば、君には卒業まで4回、コース選択の機会が与えられる。
       一つのコースを4回続けて行うのも良いし、なりたい選手像から逆算して、
       コース選択のバランスを考えるのも良い。無論、当校の優れた教育環境がある以上、
       どう選んだとしても、最悪の結果はそうそう起きないと思うが」

反町「(内助の功って何なんだ……?)――あの、質問があります」

指導教官「何かね」

反町「ここに、『主な上昇能力』について記載がありますが。
   必殺技などについては、自主的に練習をする必要があるのでしょうか」

指導教官「成程、良い質問だ。……結論から言うと、原則不要だ。
      何故なら、このコース練習で伸びるのは、能力値だけでは無い。
      その能力に応じた技の『フラグ習得・回収』についても、別途判定が行われる。
      要するに、これまで個別かつ大量に行っていた基礎練習・フラグ練習を、
      数回分一気に纏めてパック詰めしたようなイメージだと思ってくれれば良い」

反町「となると、基礎能力については、元の値が高いと伸び辛いのでしょうか」

指導教官「概ねはそうだ。だが、これまで君がやって来たであろう基礎練習とは違う基準だ。
       詳しくは実際に選んでから見て欲しいが……概ね全体的に、能力値が伸びやすいようになっていると思う。
       ――他に質問は無いかね」

反町「……そうですね。まずは、実際にコースを選んでみてから考えようと思います」

指導教官「聞き分けが良くて助かるよ。では、実際にさっきの選択肢から一つ、
       君がこの第1回目の練習フェイズで取り組みたいコースを選んでくれたまえ」

593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 00:30:16 ID:L1dSP7RA
☆反町の第1回目の練習コースを選んでください。
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:アキュラシーフォワードコース
  コース概要:生来のキックコントロールを伸ばし、正確な地上シュートを撃てるようにします。
          また、パスやドリブルなど、キックを活かしたゲームメイク技術についても同時に磨きます。
          半面、タックルやクリアなど、フィジカル面での育成は疎かとなります。
  主な上昇能力:☆パス、ドリブル、シュート

B:パワフルフォワードコース
  コース概要:エースストライカーをめざし、前線で戦う為のシュート、タックル、フィジカルを鍛え上げます。
          相手を吹き飛ばすような、強力なダイレクトシュート技を習得する事ができます。
          一方で、パスやボールキープなどは磨かれないため、前線で孤立しがちです。
  主な上昇能力:☆シュート、タックル、競り合い

C:ディフェンシブフォワードコース
  コース概要:通常FWでは磨かれないブロックやパスカット等DF能力を伸ばし、一人一芸を身に付けます。
          FW能力もある程度は磨かれるため、ボランチやSB等でも活躍できる万能選手になれます。
          当然、器用貧乏で何も出来ない選手となってしまう危険性もあります。
  主な上昇能力:☆ブロック、タックル、パスカット、シュート、ドリブル

D:内助の功フォワードコース
  コース概要:秋姉妹のパートナーとして、とことん尽くせるFWとなります。
          具体的には、フィジカルやガッツを鍛え、最終的にはスカイラブの土台となる事を目指します。
          同時に、彼女達と近いポジションであるMF・DFとしての能力を鍛えますが……これってFWか?
  主な上昇能力:☆最大ガッツ、競り合い、タックル、パスカット

※「☆ドリブル」など、能力分野の頭にある☆印は、特に伸びやすい能力です。
※「主な上昇能力」に記載の無い能力も、稀に上昇する事があります。

594 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:35:24 ID:K0FLX5iU


☆タックルか☆パスカットならC選びたかったけどブロックはうーん

595 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:36:52 ID:L3+EK7W+
A

596 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:39:28 ID:???
アリスさんって紅魔戦でオフサイドトラップ使ってたけど、描写のみでスキル持ちじゃなかったのか
うっかりしてた

597 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:40:55 ID:???
更に浮き球が上がってしまうのか(意味深)一応サッカースクール在学中なんですけど…

598 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 00:51:52 ID:L1dSP7RA
>>596
すみません、多分描写した後に、能力値データに入れ忘れてました。次に能力値を出す時に修正します。
他にも同じようなミスがあるかもしれませんので、ご指摘頂ければ幸いです。

A:アキュラシーフォワードコース

反町「じゃあ、Aのコースを選んでみます。やっぱり、正確性を兼ね備えたFWというのには憧れますし」

指導教官「分かった。では、やってみなさい」

反町は教官の指示を受け、キックコントロールの強化を図った。

先着3名様で、

★反町のパス特訓→ ! dice + ! dice =★
★反町のドリブル特訓→ ! dice + ! dice =★
★反町のシュート特訓→ ! dice + ! dice =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

パス特訓→10以上でパス+2、「ネオトリカブトパス(仮)」習得
        5以上でパス+2、パスフラグ習得
        2以上でパス+1

ドリブル特訓→10以上でドリブル+2、更にドリブルフラグ習得
          5以上でドリブル+1、更にドリブルフラグ習得
          2以上でドリブル+1

シュート特訓→10以上でシュート+2、更にシュートフラグ習得
          5以上でシュート+1、更にシュートフラグ習得
          2以上でシュート+1

599 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:53:35 ID:???
★反町のパス特訓→ 4 + 6 =★

600 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:54:05 ID:???
★反町のパス特訓→ 5 + 6 =★

601 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:54:30 ID:???
★反町のドリブル特訓→ 6 + 1 =★

602 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:55:11 ID:???
★反町のシュート特訓→ 6 + 1 =★

603 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 00:59:44 ID:???
パス技覚えてフラグ2つ取得なら上出来だね

604 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 01:02:31 ID:L1dSP7RA
★反町のパス特訓→ 4 + 6 =10★
★反町のドリブル特訓→ 6 + 1 =7★
★反町のシュート特訓→ 6 + 1 =7★
パス特訓→10以上でパス+2、「ネオトリカブトパス(仮)」習得
ドリブル特訓→5以上でドリブル+1、更にドリブルフラグ習得
シュート特訓→5以上でシュート+1、更にシュートフラグ習得

バシュルルルッ! ギュンッ!

指導教官「素晴らしいコントロールだ。後は威力さえあれば、文句なしのFWなんだが……」

反町「(パスの練習は上手く行った! 今なら、より精度の高い『トリカブトパス』を撃つ事も出来そうだ!
    ……それに、教官には言われてるけど。シュートだって、着実に腕が上がった自信がある。
    次の練習も頑張るぞ!)」

*反町のパスが+2されました。51→53
*反町がパスフラグを習得&回収。『ネオトリカブトパス(仮)(パス+3)80消費』を習得しました。
*反町のドリブルが+1されました。51→52
*反町がドリブルフラグを習得しました。
*反町のシュートが+1されました。50→51
*反町がシュートフラグを習得しました。

605 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 01:07:00 ID:L1dSP7RA
−静葉のターン−

反町がFWとしての能力を磨いている頃、
静葉も同様に指導教官からのレクチャーを受け、第1回目のコース練習の選択を行おうとしていた。

静葉「(……私単体の能力では、パチュリー・ノーレッジのような一流MFに並ぶ事は到底不可能。
     となると、彼女を補佐するようなMFになる事こそが一番の近道とは思うけれど。
     オータムスカイラブ以外で、私個人が輝けるための個性も身に付けたい。どうすれば……)」


☆静葉の第1回目の練習コースを選んでください。
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:陰のゲームメーカーコース
  コース概要:絶対的なトップ下を補佐して、中盤で戦える選手を目指します。
          前線で戦える攻撃力と、ボランチとしても動けるパス力・守備力の両方を身に付けます。
          どうしても、強力な選手の劣化版になりかねないのが欠点です。 
  主な上昇能力:☆パス、ドリブル、シュート、パスカット

B:静かのサイドハーフコース
  コース概要:サイド際に立ち、ボールを運んだり、サイドアタックを阻止できる選手になります。
          中盤に必要な能力を万遍なく鍛えられるので、無駄が無いコースです。
          ただ、こればかり選んでいても、地味な選手になりがちです。
  主な上昇能力:☆ドリブル、パス、タックル、パスカット

C:終焉のダイナモコース
  コース概要:ひたすら体力をつけ、試合開始から試合終了まで動ける選手を目指します。
          マーカーとして敵に張り付く、奥の手のシューターとなる等、ニッチながら活躍シーンは多いです。
          個性的な選手になれますが、活躍しどころが限られた選手になる危険もあります。
  主な上昇能力:☆最大ガッツ、タックル、シュート、特殊スキル(ダイナモ)等

606 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 01:12:01 ID:EH84ywww
C

607 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 01:14:23 ID:K0FLX5iU
A

608 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 01:14:25 ID:L1dSP7RA
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
今回覚えた反町の「ネオトリカブトパス(仮)」について、もし他に名前案があれば、コメントを頂ければ幸いです。
案が出た場合は投票をして、名前を決定したいと思います。(案が無ければこのまま『ネオトリカブトパス』にします)

それと、これからの更新予定ですが、このまま反町編を続けていきたい一方、
そろそろ1月に実施した、人気投票の結果発表もしたいと思っています。
そのため、明日に穣子とアリスさんの練習を終え次第、本編は早々に次スレに移行し、
残ったこのスレは、並行して人気投票の結果発表に使おうかな、という事を検討しています。

なので、もし良ければスレタイ案について、

【】鈴仙奮闘記36【】

の形で書いて提案して頂ければ大変嬉しいです。
次スレは、恐らく丸々反町の章か、早ければ鈴仙の章サントス編も含むと思います。

それでは、本日も遅くまでお疲れ様でした。

609 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 01:33:59 ID:???
本日も夜遅い中書いてくださり、お疲れ様でした。

パス案『キラービーパス』:スズメバチの針のように鋭くも勢いのよいパス

【反町の秋】鈴仙奮闘記36【アリスの冬】
【フランスの】鈴仙奮闘記36【秋景色】

610 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 02:08:22 ID:ACTgunR2
C

611 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 07:17:40 ID:???
姉妹揃ってガッツ上げ続ければ合体技連発しながら最後まで戦えるってことかな?

612 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 09:21:08 ID:???
【白秋】鈴仙奮闘記36【狂騒曲】
【孤独】鈴仙奮闘記36【毒々】

613 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 21:50:05 ID:???
パス案「オオゼリパス」トリカブトと並ぶ日本三大有毒植物の一つで毒性がそれよりやばい

【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】

614 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 22:53:09 ID:L1dSP7RA
こんばんは、更新再開します。
>>594
☆でなくても手堅くは伸びるので、ディフェンシブフォワードも悪くはないですね。
>>597
学園モノのお約束だと思ってます。
>>603
練習回数が少ない分、仲間の章は成長を実感出来る感じにしたいですね。
>>609
必殺名とスレタイ提案ありがとうございます!
こちらこそいつも更新が遅くなってしまいすみません。
仕事もあって、そこから書いていってとなると、どうしても最近は12時を跨いでしまいます。
もうちょっとしたら仕事が少し楽になるので、早めに&沢山更新できればと思っています。
>>611
そうしたメリットもありますね。
ただ、ダイナモコースはガッツ以外の成長が弱めなので、
選び過ぎると単体では微妙な選手になってしまうのが欠点でしょうか。
>>612
スレタイ提案ありがとうございます!
>>613
必殺名とスレタイ提案ありがとうございます!
反町君のお蔭で毒に関する知識が深まりました。

615 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 22:55:10 ID:L1dSP7RA
更新を始める前に、反町の新必殺パスの技名について投票させて頂きたいと思います。
性能としてはガッツ80消費、パス力+3で、
高いシュートコントロール力を活かした精密なパスというイメージです。

A:ネオトリカブトパス
B:キラービーパス
C:オオゼリパス
D:その他 自由選択枠(要4票)

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

616 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 22:56:51 ID:9/LnRQDs
C

617 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:01:11 ID:iYE9GME6
C

618 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:03:11 ID:IkHc6IoE


619 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 23:06:44 ID:L1dSP7RA
C:オオゼリパス

??「オオゼリパス……。あんたの新技の名前はオオゼリパスよ……良いわね……。
    スクールの皆や新チーム・リトルウイングズのメンバーにも、私がしっかり伝えておくからね……」

反町「(!? か、神の声が聞こえたような気がする……!)」

何となくどこかで聞き覚えがあるような天の声を受けた結果、
反町の新必殺パスは『オオゼリパス』と言う名前に決まっていた。
良く分からないが、そこに反町の意志は介在しえない事だけは確かだった。

*反町の新必殺パスの名前は『オオゼリパス』になりました。

620 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 23:13:00 ID:L1dSP7RA
C:終焉のダイナモコース

静葉「(反町君がどうやら『オオゼリパス』なる新技を編み出したみたいね……。
    私も反町君を守ると言った手前、負けていられないわ)」

静葉はその穏やかな表情に熱い闘志を秘めて、体力を伸ばす特訓に取り組んだ。

先着3名様で、

★静葉の最大ガッツ特訓→ ! dice + ! dice =★
★静葉のタックル特訓→ ! dice + ! dice =★
★静葉のシュート特訓→ ! dice + ! dice =★
★静葉の特殊スキル特訓→ ! dice + ! dice =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

最大ガッツ特訓→10以上で最大ガッツ+80
           5以上で最大ガッツ+50
           2以上で最大ガッツ+30

タックル特訓→10以上でタックル+2、更にタックルフラグ習得
          5以上でタックル+1、更にタックルフラグ習得
          2以上でタックル+1

シュート特訓→10以上でシュート+2、更にシュートフラグ習得
          5以上でシュート+1、更にシュートフラグ習得
          2以上でシュート+1

特殊スキル特訓→12でスキル・ダイナモ取得
            10以上でスキル・ダイナモのフラグを習得
            5以上でスキル・ダイナモのフラグのフラグを習得

621 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:15:24 ID:???
★静葉の最大ガッツ特訓→ 4 + 1 =★

622 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:17:35 ID:???
★静葉のタックル特訓→ 6 + 4 =★

623 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:18:22 ID:???
★静葉のシュート特訓→ 5 + 2 =★

624 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:19:11 ID:???
★静葉の特殊スキル特訓→ 4 + 2 =★

625 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 23:44:05 ID:L1dSP7RA
★静葉の最大ガッツ特訓→ 4 + 1 =5★
 5以上で最大ガッツ+50
★静葉のタックル特訓→ 6 + 4 =10★
 10以上でタックル+2、更にタックルフラグ習得
★静葉のシュート特訓→ 5 + 2 =7★
 5以上でシュート+1、更にシュートフラグ習得
★静葉の特殊スキル特訓→ 4 + 2 =6★
 5以上でスキル・ダイナモのフラグのフラグを習得

タッ、タッ、タタタタッ……。

静葉「……ふう。タックル分野を中心に、まずまずの結果を得られたようだけど。
   試合中走り続けられる『ダイナモ』を称するには、まだまだ遠い道のりね。
   他の分野の成長も疎かになってはいけないけれど、練習を続けて行きましょう」

激しい練習後、静葉は冷静かつ客観的に、自身の成長と課題を検討していた。

*静葉の最大ガッツが+50されました。750→800
*静葉のタックルが+2されました。48→50
*静葉がタックルフラグを習得しました。
*静葉のシュートが+1されました。48→49
*静葉がシュートフラグを習得しました。
*静葉がスキル・ダイナモのフラグのフラグを習得しました。
  (能力値には表示されず、次回練習時のフラグ習得率をアップさせます)

626 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 23:45:33 ID:L1dSP7RA
※本当は練習前に載せる予定でしたが忘れてたので、今回成長後の静葉の能力値を載せました。

選手名   ド  .パ シ タ  カ .ブ  せ  総  高/低 ガッツ
静葉    49  50 49 50 50 48 48  344 2 / 2  800
所持中のフラグ:シュート、タックル

フォーリンパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
落葉シュート(シュート+5)160消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
フォールカット(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)

627 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 23:48:28 ID:L1dSP7RA
−穣子のターン−

穣子「よーし! 一樹君もお姉ちゃんも頑張ってるんだし。私も頑張らないとね!」

指導教官「はしゃぐのは良いが、そのためにはまず、結果を出す事だな。
       さて。君の現在の能力値は……」

穣子の練習に先立ち、神経質そうな教官は穣子の能力値をデータ変換した。
具体的には以下のとおりだった。

〜現在の能力値〜
選手名   ド  .パ シ タ  カ .ブ  せ  総  高/低 ガッツ才
穣子    47  47 45 50 50 50 48  337 2 / 2  750  5

毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
ウォームカラーハーベスト(1/4でタックル+2)
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
スイートポテトルーム(1/4でブロック+6)150消費
ポテトルーム(1/4でブロック+4)100消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)

628 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 23:50:56 ID:L1dSP7RA
指導教官「典型的なCBタイプだな。だが、全体的にまだ伸びる余地がある。
       その気になれば、空中戦を活かしたオールラウンダーにもなれるか。
       ……まぁ。それを決めるのは私だけでは無い。
       おい君。事前に提出を依頼しておいた、練習コース案を出してくれたまえ」

穣子「はーいっ!」

そう言って穣子は、昨日必死に考えた練習コース案を指導教官に提出した。
イモ判で作ったイラスト付きの画用紙を見た教官は最初、

指導教官「……おい、君。サッカースクールは君の遊び場じゃないんだぞ」

――と、静かに怒りの感情を見せていたが。

指導教官「……いや、しかし。しっかりと読み込むとそれなりのロジックに基づいているとも言えるか。
      分かった、このコースでの練習を認めよう。ただし、真剣に取り組むように」

穣子「ありがとうございます! 大丈夫です! 私、一樹君の為にも絶対頑張るから!」

ひたすら明るい穣子のノリに負けたのか、それともある程度の理を認めたのか、
彼女自身が考案した練習コースを選択する事を最終的に認めた。
ちなみにその具体的な内容は、以下の通りだった。

629 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/25(金) 23:52:28 ID:L1dSP7RA
☆穣子の第1回目の練習コースを選んでください。
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:お芋さんディフェンダーコース
  コース概要:お芋の如くカタくてアツいDFを目指すよ!
          必殺ブロックを磨きに磨いて、鉄壁センターバックになっちゃう!
          ……でも、お芋さんみたくどっしり太って動けなくなっちゃうとイヤだなぁ。
  主な上昇能力:☆ブロック、タックル、競り合い

B:収穫祭ハードワーカーコース
  コース概要:秋と言えばお祭りだから、夜通し遊んでも疲れないガッツウーマンになるよ!
          ついでにボールも奪えるよう、タックルやパスカットも磨いちゃえ!
          ……え? ブロック? うーん。遊んでばかりだと、どっしり構えるのは苦手になっちゃうかも。
  主な上昇能力:☆最大ガッツ、タックル、パスカット、ドリブル

C:秋空スカイラブコース
  コース概要:やっぱり私達と言えばお姉ちゃんとのコンビプレイだよ!
          『オータムスカイラブ』を際立たせるべく、色んな能力を手広く鍛えちゃおう!
          ……シュートや浮き球補正は要らない? いるよ、いるってば! だって、じゃないと目立てないじゃん!
  主な上昇能力:☆シュート、タックル、パスカット、ブロック、競り合い、最大ガッツ、浮き球補正
            (※多くの能力値が伸びる分、一つひとつの上昇量はやや少なめです)

630 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:54:15 ID:EH84ywww
A

631 :森崎名無しさん:2016/03/25(金) 23:56:10 ID:IkHc6IoE
A

632 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 00:03:44 ID:y4K/J9Wg
A:お芋さんディフェンダーコース

穣子「世界では凄いストライカーが一杯って聞くし。まずはお芋さんのような熱さを目指して特訓だよ!!
    いしや〜きいも。お〜いも〜。は〜やく、し〜ないと、間に合わなくなってもしらんぞーーっ!」

指導教官「(彼女の世界観が良く分からん……)」

指導教官があきれ顔で付き添う中、穣子はCB能力を集中的に特訓した。

先着3名様で、

★穣子のブロック特訓→ ! dice + ! dice =★
★穣子のタックル特訓→ ! dice + ! dice =★
★穣子の競り合い特訓→ ! dice + ! dice =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

ブロック特訓→10以上でブロック+2、「ロイヤルスイートポテトルーム」習得
          5以上でブロック+2、ブロックフラグ習得
          2以上でブロック+1
 
タックル特訓→10以上でタックル+2、更にタックルフラグ習得
          5以上でタックル+1、更にタックルフラグ習得
          2以上でタックル+1

競り合い特訓→10以上で競り合い+2、更に競り合いフラグ習得
          5以上で競り合い+1、更に競り合いフラグ習得
          2以上で競り合い+1

633 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:07:05 ID:???
★穣子のブロック特訓→ 3 + 6 =★

634 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:08:13 ID:???
★穣子のブロック特訓→ 6 + 3 =★

635 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:10:12 ID:???
★穣子のタックル特訓→ 6 + 3 =★

636 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:12:35 ID:???
★穣子の競り合い特訓→ 5 + 4 =★

637 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:12:57 ID:???
★穣子の競り合い特訓→ 6 + 4 =★

638 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:15:32 ID:???
1足りない

639 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 00:18:33 ID:y4K/J9Wg
★穣子のブロック特訓→ 3 + 6 =9★
 5以上でブロック+2、更にブロックフラグ習得
★穣子のタックル特訓→ 6 + 3 =9★
 5以上でタックル+1、更にタックルフラグ習得
★穣子の競り合い特訓→ 5 + 4 =9★
 5以上で競り合い+1、更に競り合いフラグ習得

タタタッ、バシイッ! タタタッ、ズザアアアアアアアアッ!

穣子「ほらほらーっ! これでもまだ、私が遊んでるって思うー!?」

指導教官「……失礼した。見事な技だ。
       ブロック一芸では無く、タックルや競り合いにも輝くものがあった」

穣子はCBとしての練習で平均以上の成果を挙げ、指導教官の舌を巻かせる事に成功した。


*穣子のブロックが+2されました。50→52
*穣子がブロックフラグを習得しました。
*穣子のタックルが+1されました。50→51
*穣子がタックルフラグを習得しました。
*穣子の競り合いが+1されました。48→49
*穣子が競り合いフラグを習得しました。



640 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 00:28:42 ID:y4K/J9Wg
−アリスのターン−

生徒A「アリスさんってさー、いつも本読んでるよね。何読んでるんだろう」

生徒B「じゃあお前聞いてみろよーw」

生徒A「えー。でもアリスさんってクールっていうか。俺達とは生きる世界が違うっていうかー」

アリス「……………(何他人を勝手にキャラ付けしてるのよ……!
     私はね、あんたら何かに格付けされるような、分かり易い女じゃないのよ……!)」

練習前の休み時間。アリスは本を読む事で孤立に理由づけを図っていた。
しかしどうせ、こうして聞こえる話が気になってしょうがないのだから、あまり効果はなかった。

アリス「(――こんな時は、人気者になれる練習コースでも考えて気を紛らわせるのよ。
     都会派魔女の私に相応しい、最先端かつ都会チックな練習プランで、
     私も人気者になってやるんだからぁ……!)」

そしてその代わり、アリスはこれから行う練習コースについて思いを巡らせる事にした。
雑誌等から研究した、お洒落な都市流のお洒落な練習方法をあーでもない、こーでもないと審査して。
最終的に3つに残った都会派練習コースから、果たしてアリスさんが選択したものは……

641 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 00:30:19 ID:y4K/J9Wg
☆アリスの第1回目の練習コースを選んでください。
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:都雅のパリコース
  コース概要:オシャレな女の子=人気者はもはや常識です。そしてオシャレの発信地と言えばパリ!
        サッカーにおいてもオシャレなパリ風の個人技を磨いて、一目置かれる存在になりませんか?
        (個人技を磨きすぎて、友達を見捨てた場合の責任は負いません)
  主な上昇能力:☆パスカット、ドリブル、タックル、ブロック

B:魔光彩の上海コース
  コース概要:上海は多様な文化と人種が交じり合う都市。
        そんな街で個性を纏め上げる協力的なパスサッカーが出来れば、友達百人請け合いです!
        (時にドリブルで切り込めない友情関係は、案外脆いです)
  主な上昇能力:☆パス、パスカット、特殊スキル(ファストブレイク、なだれ攻撃)

C:爽やか狂気の南葛市コース
  コース概要:全ての伝説はここから生まれた――。スーパーサッカー発祥の地・南葛市が今アツい!
        ボールとトモダチになるための交信術さえ磨けば、貴女も明日からファンタジスタだ!
        (ボール以外のトモダチを無くす恐れがあります。注意しましょう)
  主な上昇能力:☆ドリブル、シュート、タックル、特殊スキル(ファンタジスタ)


※参考として、次レスにアリスの現在の能力値を掲載します。
  (このレスと次レスの間にある投票も有効とします)

642 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 00:32:04 ID:y4K/J9Wg
〜現在の能力値〜
選手名   ド  .パ シ タ  カ .ブ  せ  総  高/低 ガッツ
アリス   51  53 .49 49 52 49 49 .352 3 / 3  800

都会派なドリブル(1/2でドリブル+3)
アーティクルサクリファイス(パス+2)60消費
ドールミラセティ(パス+2の連続ワンツー、要上海or蓬莱)80×2消費
ひとりドールミラセティ(パス+2の連続ひとりワンツー)160消費
ドールズ・ウォー(低シュート+5)250消費
上海人形カット(1/2でパスカット+3)
スキル・オフサイドトラップ(長距離のスルーパスを1/2でオフサイドにできる)

643 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:38:49 ID:fKdxi8V2
A

アリス「なんで私にはコーチがいないの?」

644 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:41:49 ID:Sa5oVrig
A

645 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:42:07 ID:Ejj3J80g
C

646 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 00:52:50 ID:y4K/J9Wg
A:都雅のパリコース

アリス「――折角フランスに来たんだから。ここはシャンペンサッカーの真髄を学ぶべきね。
    運よく、私のプレースタイルにも合致しているし……」ブツブツ

生徒A「ねぇアリスさん、さっきから何ブツブツ話してるのw?」

アリス「ハッ!? ……さ、さぁね。何も言ってないわ。気のせいじゃないかしら?
     (どうしてコイツらは、普段は人を腫れ物扱いするくせして、
      こういう時だけ目聡く痛い所を突いてくるのよぉ……!?)」

――クラスメートとの孤立をますます深めながらも、
アリスはその後、フランスサッカーにおける個人技の妙を効果的に学習した。

647 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 00:54:05 ID:y4K/J9Wg
先着4名様で、

★アリスのパスカット特訓→ ! dice + ! dice =★
★アリスのドリブル特訓→ ! dice + ! dice =★
★アリスのタックル特訓→ ! dice + ! dice =★
★アリスのブロック特訓→ ! dice + ! dice =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

パスカット特訓→10以上でパスカット+2、「ムーンサルト上海」習得
           5以上でパスカット+2、パスカットフラグ習得
           2以上でパスカット+1

ドリブル特訓→10以上でドリブル+2、更にドリブルフラグ習得
          5以上でドリブル+1、更にドリブルフラグ習得
          2以上でドリブル+1

タックル特訓→10以上でタックル+2、更にタックルフラグ習得
          5以上でタックル+1、更にタックルフラグ習得
          2以上でタックル+1

ブロック特訓→10以上でブロック+2、更にブロックフラグ習得
          5以上でブロック+1、更にブロックフラグ習得
          2以上でブロック+1

648 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:55:50 ID:???
★アリスのパスカット特訓→ 5 + 2 =★

シャンハーイ



649 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:56:22 ID:???
★アリスのパスカット特訓→ 4 + 3 =★

650 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 00:57:52 ID:???
★アリスのドリブル特訓→ 4 + 5 =★

651 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 01:07:11 ID:???
★アリスのタックル特訓→ 1 + 2 =★

652 :森崎名無しさん:2016/03/26(土) 01:10:26 ID:???
★アリスのブロック特訓→ 4 + 1 =★

653 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 01:21:54 ID:y4K/J9Wg
★アリスのパスカット特訓→ 5 + 2 =7★
 5以上でパスカット+2、パスカットフラグ習得
★アリスのドリブル特訓→ 4 + 5 =9★
 5以上でドリブル+1、更にドリブルフラグ習得
★アリスのタックル特訓→ 1 + 2 =3★
  2以上でタックル+1
★アリスのブロック特訓→ 4 + 1 =5★
 5以上でブロック+1、更にブロックフラグ習得

バッ! シュパッ!

アリス「……ふう。少しはサマになったかしら」

何故かコーチとなる担当教官が不在だったにも関わらず、
(ちなみにアリスさんは、自分以外のクラスメイトには担当教官がついている事を知らない)
アリスは元来の賢さとテクニカルプレイへの素養を総動員し、
独学ながらそこそこ高い成果を挙げる事に成功した。

*アリスのパスカットが+2されました。52→54
*アリスがパスカットフラグを習得しました。
*アリスのドリブルが+1されました。51→52
*アリスがドリブルフラグを習得しました。
*アリスのタックルが+1されました。49→50
*アリスのブロックが+1されました。49→50
*アリスがブロックフラグを習得しました。

654 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/26(土) 01:24:35 ID:y4K/J9Wg
……と、言ったところで今日の更新とこのスレでの更新はここまでにします。
明日は外出するので、更新できないか、できてもお昼など不規則な時間になるかもです。

スレタイ案については昨日も募集しておりましたが、もしも追加であります場合は、
【】鈴仙奮闘記36【】
の形で書いて提案して頂ければ大変嬉しいです。
次スレは、恐らく丸々反町の章か、早ければ鈴仙の章サントス編も含むと思います。

それでは、本日も遅くまでお疲れ様でした。

655 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/27(日) 23:20:54 ID:KzagRQDM
こんばんは、遅くなりましたが更新します。
今日は人気投票の結果発表をしようと思います。
司会について昨年は判定で決めてましたので、今年も判定にしようと思います。

先着1名様で、

★司会進行→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→フリー選択権
ダイヤ→依姫&豊姫のいつもの解説コンビ
ハート→永遠亭のモブウサギ達(佳歩、霞、つかさ含む)
スペード→輝夜&妹紅(+永琳とか慧音とか)の仲良し(?)コンビ+α
クラブ→中山&パスカル(+来生とか矢車とか)の男衆コンビ+α
クラブA→カグヤさん&ブルノさん(+その他カグヤファン)

※クラブAを除き、マークによる優劣はなく便宜的なものです。

656 :森崎名無しさん:2016/03/27(日) 23:22:14 ID:???
★司会進行→ クラブQ

657 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/28(月) 00:52:18 ID:TPLZEPXA
★司会進行→ クラブQ ★
クラブ→中山&パスカル(+来生とか矢車とか)の男衆コンビ+α

中山「……あー、マイクテスト、マイクテスト。大丈夫か?」

パスカル「心配症だな、ナカヤマ。何度もチェックしなくても、きっと聞こえてるよ」

中山「――そ、そうか? じゃあ始めるとするか。第2回、鈴仙奮闘記人気投票、結果発表を!」

ガヤの外来人達「ワアアアアアアアアアア!」「パチパチパチパチ!」
           「ハッハァー!」「良いよなぁあいつ等は、どうせ俺なんか……」

パスカル「はいはい、拍手ありがとう。……さて。ここまで言ったは良いが、
      どうやって進めれば良いものやら」

中山「うむ。こういう時は前例踏襲が一番かと思って、過去に行った人気投票の流れを確認してきた。
    すると、どうやら最初は総投票数と総コメント数の紹介をやっていた。
    だから、取りあえずそこから始めればいいんじゃないか?」

パスカル「成程な。流石ナカヤマだ。用意周到だぜ。それじゃ、早速その発表から行こうか」

658 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/28(月) 00:53:33 ID:TPLZEPXA
☆総投票数・総コメント数☆

総投票数:1038    総コメント数:207


パスカル「……おお、千以上か。凄い数だが……どの位凄いんだ?」

中山「そうだな。前回の投票総数が1096票、コメント総数が261。
    前回と比べてやや減であるが、しかし一方で、宣伝すべき投票期間中に、
    作者のPCが一時故障していたり、色々あったからな。それに……」

パスカル「それに?」

中山「投票の価値は、人数やコメントの多寡で決まるものではない。
    参加して下さっている方、一人一人の想いの大小は、
    そうした数値でだけでは表せない所が多々あるからだ。
    人気投票とは結果では無く、実はその過程を楽しむ事にこそあると思っているよ」

パスカル「成程な。……だが、そうなると、人気投票の結果発表自体がナンセンスとなっちゃうな」

中山「そんな事はないさ。結果を発表する過程もまた、楽しみとなるのだからな。
    ――さて。能書きはさて置いて、少しでも結果発表と行こうか。
    なお、0票のキャラについては紹介を割愛させて頂くが、ご了承頂きたい」

パスカル「じゃ、まずは1票入った77位のキャラからだな。
      27名も居て大変だが、一気に紹介するぞ。……どうぞ」

659 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/28(月) 00:55:02 ID:TPLZEPXA
☆77位(1票)
ピース、蘇我 屠自古、比那名居 天子、エセキエル・バビントン
リリーホワイト、小野塚 小町、スターサファイア
サニーミルク、ルナチャイルド、沢田 タケシ、小悪魔、エル・シド・ピエール
物部 布都、洩矢 諏訪子、秦 こころ、古明地 こいし、霊烏路 空
四季映姫・ヤマザナドゥ、黒谷 ヤマメ、村紗 水蜜、雲居 一輪&雲山
伝説の超人・ヒジリー、星熊 勇儀、ラズリー、わかさぎ姫、ウサギK
玄爺、露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)

中山「ふーむ。そこそこ目立ったキャラも居る印象だが……」

パスカル「目立つって言っても、その試合ピンポイントだったキャラが多いかな。
      それか、時間が経って、印象が薄れたキャラも多いし」

中山「印象深いキャラを書くというのは難しいなァ。
   ……それじゃあ、コメントのあったキャラについてだけでも、軽く紹介とでも行こうか」


>鈴仙さんの旦那様キター!

パスカル「バビントンに対してのコメントだな。……って、旦那ァ!?
      アイツ、何時の間に結婚してたんだ!?」

中山「落ち着け、パスカル。……どうやら、前世での話……的な話だそうだ」

パスカル「なーんだ、ビックリしたぜ。でも、バビントンは俺も知ってるが、レイセンとかァ。
      今のレイセンだったら、頼り無く思っちゃうんじゃないか?」


660 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/28(月) 00:56:09 ID:TPLZEPXA
>相方と合体してリリーXにでもならないともう出てこれそうにないぞ……

中山「リリーホワイトさんへのコメントだ。合体と言えば、フュージョン的なアレか?」

パスカル「一時的なフュージョンじゃなくって、一生合体できるアクセサリの方が強いかもしれんな。
      あ、俺はディアスと合体しようとか思ってないぜ。俺は合体じゃなくて、並び立ちたいからな」


>こいつ替え玉にして送り出せば輝夜チームに引っ張れたんじゃないかと思った

パスカル「スターサファイアへのコメントだな。確かに髪型とか似てるな」

中山「サイズはミニチュアだがな。だがまぁ、彼女では輝夜さん程のカリスマ(?)を発揮できないだろう。
    ……いや、する必要が無いというのが正しいか」


>小人閑居して不善を成すって言葉が思い浮かんだんだけどなぜだろう

中山「サニーミルクさんへのコメントだな。『つまらない人間が暇でいると碌な事をしない』――か。
   確かに色々と野心深い子らしいが。まぁ……人間じゃなくて妖精だから問題無いんじゃないか?」

パスカル「お前にしては適当だな……そう言えば、お前と彼女とのフラグは結局そのままだったな」

中山「その辺りを突かれると、痛い所はあるな」


>栗妖精に清き1票を!

パスカル「ルナチャイルドへのコメントだ。何だか、妖精には固定ファンが居るみたいだな?」

中山「うむ。投票するなら簡単だが、コメントをするには手間がある。
   それだけの思い入れがあるのならば、作者も喜ぶだろう」

661 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/28(月) 01:09:57 ID:TPLZEPXA
>パチュリー様のお母さんに見える時がある。

中山「小悪魔さんへのコメントだ。パチュリーさんも決して子どもでは無いが、
    変にプライドが高くて意地っ張りな所があるからな。仕方ないかもしれない」

パスカル「その辺り、紅魔館の当主とはそっくりだよな」


>ヒジリー、ムシケラサッカー好きか?

パスカル「伝説の超人・ヒジリーに対するコメント。ムシケラサッカーか。俺はやりたくないね」

中山「俺も同感だが……どこか夢の中で、それに近い物を経験した事がある気がする」

パスカル「レイセンも大変だな、良く分からん奴らに取り巻かれて……」


>勇儀王

中山「星熊勇儀さんへのコメントだが、俺、勇儀王は実はルールが良く分からないんだ」

パスカル「俺からしたら、そんなカードゲームしてる暇があるなら、働くか、サッカーしてるね。
      全く、娯楽に溢れたニッポンが羨ましいよ」


>ブリッツボール戦前に、鈴仙に「なりたい魚料理を言いな」って言ったやりたかったww

パスカル「わかさぎ姫へのコメント。すまんが、元ネタを良く分かっていないな」

中山「魚料理は何でも好きだな。わかさぎ釣りもした事があるが、楽しいもんだぞ」

662 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/28(月) 01:20:53 ID:???
>かけてあげましょCQC

中山「ウサギKへのコメントだ。うーん、彼女は活躍させられなくて、残念だったな」

パスカル「そうだな。せめて初期能力値をもっと高く設定しておいても良かったかな」

中山「ウサギKに限らず、他のモブウサギ達にも何等かの活躍の場を見出してやりたい次第だ。
    今後の展開に期待してくれ」


>カメェェェッー!

パスカル「玄爺へのコメントだ。この一言が全てを物語ってるな」

中山「このスレにおいては、玄爺は寡黙なキャラという事でお願いしている。
    ……が、今後どうなるか分からんし、彼が某暗黒向日葵仮面にこのセリフを言わせるかもしれん」


>ブラジル編での活躍に期待

中山「露鈴兎・本後宇院・イナバさんへのコメント、なんだが……」

パスカル「これは、活躍しない方が良いんじゃないか。と言うより、封印しておいて欲しいな。
      それこそ玄爺似な賢者的存在にでも……」

*****

中山「――と、言ったところで今日の発表はおしまいにしたい。……短くて申し訳ない」

パスカル「作者も忙しい……訳じゃなくて、ゲームしてたり本読んだりしてる時も多いけどな。
      でも、こんな感じでまったり発表させて貰う方針だから、宜しくな!」

663 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/02(土) 02:35:35 ID:???
パスカル「遅くなってすまないが、人気投票を再開するぞ!」

中山「次に紹介すべきは、2票が入った66位のキャラだったな。
    16名も居るので、一気に紹介させて貰うぞ! それっ!」

☆66位(2票)
日向 小次郎、神綺、八坂 神奈子、リリーブラック、河城 みとり
十六夜 咲夜、フランドール・スカーレット、聖 白蓮、八雲 紫
紅 美鈴、西行寺 幽々子、橙、多々良 小傘、陸 大雷、
ジノ・ヘルナンデス、カアザタキ(若林)

パスカル「この辺りも面白いな。話の筋で全体的に目立つキャラも居れば、
      ピンポイントで良い活躍を見せたキャラ。ネタが冴えるキャラなどよりどりみどりだ」

中山「欲を言えば、全体的に目立つキャラはより多くの票を得て欲しかったが。
    この辺りは作者の力量やキャラの多さ等もあるだろうか」

パスカル「まぁまぁ。人気投票は結局のところ、お祭りなんだ。
      そうやっていちいち分析してたら、キリがないぜ。
      とりあえずは、コメントのついたキャラをピックアップだ」

664 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/02(土) 02:36:47 ID:???
>娘さん、なんであんな性格になっちゃったの?

中山「神綺さんへのコメントだな。恐らく、魔界の神であるが故に子どもが多く、
    全ての子に対して愛情を注げなかったのではないか?」

パスカル「成程。それで娘が愛に飢える事になったんだな……」


>きっちり清濁併せ呑む貴方が好き。

パスカル「八坂神奈子さんへのコメント。彼女達守矢神社サイドは、
      プロジェクト・カウンターハクレイ側と、八雲紫側との間を飛び回りながら、
      漁夫の利的な利得を狙うイメージで考えていたな」

中山「表向きでは保守的な博麗連合を支持しつつ、裏ではプロジェクト・カウンターハクレイが
    成功した場合のおこぼれを狙って根回しをしていた……と、いう感じだな。
    もしも早苗さんが鈴仙さんの味方になる場合は、そうした葛藤を描いていた……かもしれない」


>リリーBLACKRXになればワンチャン
>相方と合体してリリーブライトにでもならないともう出てこれそうにないぞ…

パスカル「リリーブラックに対するコメント。リリーブライトだったら強そうだが、
      そのブライトでも中々活躍できないから、難しいところだ」

中山「リリーコンビも、もう少し強くしても良かったかな?
    これでも、光の三妖精よりも総合値は高かったりするが」

665 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/02(土) 02:37:51 ID:WCiG8xLE
>優勝おめ

中山「河城みとりさんへのコメント。ブリッツボール編は、色々と挑戦的だったな」

パスカル「個人的に、図面がAAで表示されて即座に進行!
       ……というゲームスタイルは画期的だったと思ったが、どうだろうか」

>メイドは強キャラの法則

パスカル「十六夜咲夜へのコメントだ。彼女のタックルは強いぞ!」

中山「現時点では能力値公開のみだが、現時点では非常に珍しい、補正+4のタックル技を持つ選手だ。
    彼女との対戦がどうなるかは、非常に楽しみではあるな」


>JOKERを敵視……クラブAの化身!?

中山「八雲紫さんへのコメントだ。鈴仙さんの成長はまさしくJOKER級だが。
    クラブAはベクトルこそ違えど展開に与えるパワーは似ているが……」

パスカル「秩序の改変を忌避する、という意味では。JOKERとクラブA以外の、
      ごくごく平凡な出目全ての化身というべきかもしれないな。
      ファンタジーな世界の管理者が、ファンタジックな変化を嫌うというのもおかしな話だが」

>ジャック!

パスカル「紅美鈴さんへのコメントだな。彼女は愛されているな。……東方サッカーな意味で」

中山「東方サッカーも昔になってしまったな。是非2の開発が待たれるところだ」

パスカル「いや、ナカヤマ。2はもうとっくに……―――いや、よそう。敢えて言うべきではないか」

666 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/02(土) 02:46:48 ID:WCiG8xLE
>野に放たれたのが成長フラグになるか!?

中山「橙さんへのコメントだ。なんだか、藍さんの十余年にわたる奴隷生活編が始まりそうな気がするな」

パスカル「今でも藍は苦労しているからな……ターバンが良く似合いそうだ」


>碌に活躍できずに終わるくらいなら、開始早々にさらばサッカーで大活躍させておけばよかったぜ

パスカル「多々良小傘へのコメントだな。矢車の勧誘に失敗した時、
      彼女が追加メンバーとして新チームに加入……と、いう可能性もあったらしいぞ?」
     
中山「ただ、ソウルブロックやカウンターシュートを覚えて大活躍の彼女のビジョンが見えないな。
    ――いや、話としては面白そうではあるが」

>バヤシ バヤシ バヤシ バヤシ
>――カアザタキ、ブリッツ好きか?

中山「カアザタキこと若林に対するコメントだ。
    奴は性格はともかく、才能は抜群だし、一度決めた事はやり遂げる男だ」

パスカル「……となると、彼はブリッツボールをやり遂げる事になるのか?
      それはそれで、勿体ない気もするが」

中山「彼がブリッツでの空中感覚を活かしてサッカーに復帰するかどうかは……。
    さあ、どうなるのかな」


*****

パスカル「――と、言ったところで今日の発表はここまでだ。
      明日は流石にもう少し更新できる……とは思うが、気長に待っていてくれ」

667 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/11(日) 02:05:39 ID:???
*****

中山「な、長かった……」

パスカル「まさか半年近く待たされるとはな。作者の奴は一体何をしてたんだ?」

中山「一応本編の更新はしていたが……。それもこれまでと比べると、とてもでは無いが早いとは言えないな。
    物語が長期化し、かつ結末に向かってくると、プロットでは簡単な部分であっても、
    実際に書く段には、これまでの伏線の組み立てや引き直しが多く必要になる事が分かって来た。
    ――そう考えると、最終章を書き終わるのに何年かかるか……との事だ」

パスカル「いやまあ、書くのが大変なのは分かってるよ。でも、人気投票の結果発表は別だろ?
      一日一人分くらいでも紹介はできたんじゃ……」

中山「ゴホン。まあ、言いたい事は分かるが……。『更新は楽しく』、が一番のゴールデンルールだ。
    更新が義務感に駆られた作業となってしまっては本末転倒。勝手で申し訳無いが、許して欲しい」

パスカル「でもコメントは楽しむ為のモチベーションに繋がるよ。実際人気投票を再開しよう、と思い立てたのも、
      コメントを頂いたからだった。できれば、また反応等を返してくれれば嬉しいな」

中山「さて、前置きが長くなってしまったが。それでは第二回人気投票の結果発表に移ろう。
    前回は2票入った61位のキャラ(作者註:>>663を見ると66位になってました。すみません)の続き、
    3票入った45位のキャラから紹介していこう」

パスカル「45位のキャラは……多いな、16名も居るのか。また一気に紹介するとするか。いくぞ!」

668 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/11(日) 02:07:12 ID:???
☆45位(3票)
姫海棠 はたて、霍 青娥、大空 翼、茨木 華扇、
レミリア・スカーレット、キスメ、大妖精、チルノ、
ウサギC、ウサギD、若島津 健、伊吹 萃香、
八雲 藍、中西 太一、リグル・ナイトバグ、中里 正人


中山「ふーむ……。何というか、色々なキャラクターが混在しているな」

パスカル「過去に見せ場があったキャラ。これから見せ場があるであろうキャラ。
      コンスタントに出番はあるが脇役のキャラ。……前回では上位にランクインしていたキャラも居るな」

中山「61位では、コメントのついたキャラをピックアップしていたが……。
    そうだな、重要そうなキャラだがコメントが無いのもあるし、ここは全員紹介していこうか」


>佳きあやはたを見させていただきました

パスカル「姫海棠はたてへのコメント。彼女は実力はともかく、射命丸の友人として大きな存在だ。
      ……もう一人の友人は、ヨーヨーに目覚めてしまったし」

中山「はたては実力的には射命丸に及ばないながらも、着実に努力を重ね少しでも近づいて来た存在だ。
    そうした意味では、鈴仙さんと永琳さんの関係にも繋がる所はあるかもしれない。
    師弟関係とライバル関係という、大きな違いはあるがな」

>この人と芳香がいればルナティクスは負けていたかもしれない。これからに期待して1票

中山「霍青娥へのコメントだな。彼女は第一部では殆ど見せ場が無かったが、3票を得た。
    コメントの通り、これからの活躍に期待する票が多かったのかな」

パスカル「実際、彼女は聖徳ホウリューズの参謀兼内偵として、色々とエグい分野で活躍している。
      恐らく彼女が表舞台に立つのは物語の最終盤になるかもしれないが、気長に応援して欲しい」

669 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/11(日) 02:08:25 ID:???
>機械の脳、機械の心、まさにサッカーサイボーグ
>ここの翼くんは誰押しになるかな

中山「翼へのコメントだな。原作の原作における絶対的な主人公であり、
   オリンピックにも出た世界的に有名なヒーローだな。……しかし、このスレの翼は何というか……嫌な奴だな」

パスカル「作者によると、今の翼像は、原作や本スレ初期の翼を突き詰めた結果出来たものだ。
      本スレでの翼は、リオカップでの森崎との対峙があり、その前もずっと森崎を意識していた。
      そして、それをきっかけに自分にとってのサッカーを見つめ直し、人間的にも成長した。
      しかし、このスレでは森崎が早々に幻想入りし、失踪している。
      だから、翼としては森崎を通して自分を見つめ直すきっかけを失い、拠り所を失いかけていた。
      幸いにも親友の石崎がブラジルに来てくれた事もあり、精神的に破綻する事は無かったが
      ――その代償として、彼は以前にも増して独善的な人物になってしまった。
      勿論、他の可能性や解釈もあるだろうが、このスレではこういう経緯があるんだ、という位の認識で居てほしい」

中山「石崎は翼のイエスマンな節もあるからな。……悪意は無いとは言え、翼が自身の歪んだ信念をここまで固めてしまったのは、
    あいつのせいでもあるかもしれん。だが、いずれにせよ強敵である事には変わりないな」

パスカル「JOKER引いて謎キャラに成り下がる可能性も高いけどな……」ボソリ


(コメント無し)

中山「茨木華扇さんはコメント無しだが3票で45位だ。実は彼女は本来、博麗連合の一員として戦う予定だった」

パスカル「実際の所は若島津の師匠として飯を食いながら狂った教えをのたまう、
      ミューラーの師匠互換みたいな感じになってしまったがな。
      萃香と華扇が一緒に仲良くサッカーするなんておかしいんじゃないか、とか、
      純粋に彼女が入ると博麗連合戦が無理ゲーになるんじゃないか、とか、
      そんな理由もあって、彼女の決勝出場は残念ながらお蔵入りになってしまった」

中山「深秘録とかでも腕の包帯を活用していたからな。GKとして出しても良かったもしれん」

670 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/11(日) 02:09:43 ID:???

(コメント無し)

パスカル「彼女がこの票数で、しかもコメントも付かなかったのは意外だな。
      レミリア・スカーレットも3位で45位だ」

中山「彼女はNPC戦とは言え聖徳ホウリューズ戦でも活躍したし、テクモ版3よろしく海外派遣の先陣を切ったり、
    何よりシュナイダー互換である事もあったりとで、もっと上の順位に行くと思ったんだが」

パスカル「……NPC戦があったのも投票から大分前だしな。
      どうしても、人気投票をすると最近の状況が結果に反映されやすい気がするよ。
      キャラクター性にしても、余程上手く書かない限りは中々長期的な票に繋がらないのかもしれない」


>シャベッタァー!

中山「キスメへのコメントだな。そう言えば、地霊殿戦でしゃべっていたな、彼女……」

パスカル「実際彼女が無口キャラなのか否かは議論が分かれる所だが。
      ずっと無口であったキャラが喋りだすってのは、マンガでもありがちな展開だよな」


(コメント無し)

中山「コメントは無いが3票を得て45位になった、大妖精さんだ」

パスカル「彼女は森崎に近い、大技火力特化型のGKだよな。後、MFとしてドリブルやパスカットもそこそこだったか」

中山「微妙にオーバーラップへのこだわりが強いのは、某長寿スレさんの大妖精の影響があるな。
    第一章ではあまり強く無かったが、第二章ではそこそこ強化されていた。
    果たして第二部での彼女の成長や如何に、いやそもそも出番にこうご期待!」

671 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/11(日) 02:11:38 ID:???
>アスレチック・ビルバオみたいなチームにしたかったのかな

パスカル「大妖精と同じく3票で45位になったチルノへのコメントだ。
      もしかして、大妖精が3票を得たのも、彼女と並ばせてあげよう……と言った厚意なのかもしれないな」

中山「アスレチック・ビルバオ。選手をバスク人にのみ限定したチームか。
    確かに、選手を妖精にのみ限定したチームを作り、妖精の強さを証明したかった彼女と、根底は通じているのかもしれないな」

パスカル「試合があったのは第一章の最序盤と随分前だったが、来生との絡みもあって、根強い人気がありそうだ」


>Cちゃんのかわいさりょく 67

中山「ウサギCへのコメントか……彼女は一体何者なのだろうか」

パスカル「そして67という数値には一体何の意味があるのか……。――しかし、彼女は少し残念だったな。
      何やらポテンシャルを秘めているような描写が多かったのに、それを開花させる機会が無くて」

中山「一応育てれば、『ニュータイプ』や『ファンタジスタ』のような特殊スキルを身に着けられる予定だった。
    ただ、ルナティックスにドリブルが少し高い名無しウサギが居て、使われるかと言うと……厳しかったな」

パスカル「それこそ、ドリブル力67位まで鍛えてれば別だったのかもなァ」


>カ・ガーミン!

パスカル「ウサギDへのコメントだな。……彼女も惜しかった。折角『ムーンラブ』シリーズを覚えたは良いが、
      それを伸ばす機会が無かった。名前も付かなかったしな」

中山「名前がついていたら、やっぱりかがみになっていたのだろうか……つかさだけに。性格はつかさっぽいが」

パスカル「(中山の口からかがみだのつかさだのが出てくると、何となく複雑な心境だ……)」

672 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/11(日) 02:12:43 ID:???
>爆発したw

中山「若島津へのコメントだな。そういえば、鈴仙さんのシュートを受けた奴の爆発が原因で、
    モリヤスタジアムが一度大破していたな。決勝トーナメントの1回戦の事だったか」

パスカル「あのスタジアム。準決勝では天邪鬼に襲われてるし、決勝では世界崩壊の巻き添えになるし……。
      その度に一々建て替えをしている守矢神社が少し不憫だ。
      ――と、話がズレたが。奴もまた、第三章で登場予定だ。今度は、前の試合のようには行かないかもな」

>萃香乙

パスカル「伊吹萃香へのコメントだな。……萃香乙!」

中山「萃香乙! ……で、済ませたかったが。一度『真実の友情』を止めてるんだよな。
    決して油断ならない選手と言うのを忘れてはいけない、が……まぁ。
    輝夜さんの必殺セービングでも、何故か一緒に吹っ飛ばされてるしなぁ……」

パスカル「ネタを抜きにしても。選手として、彼女が一流クラスである事は間違い無いからな。
      今後も出番がありそうだが、彼女は最後まで、敵の要注意選手の一人であり続けるだろう」


>不遇ランキングトップが狙えるくらい不憫
>Cast off

中山「八雲藍へのコメントだな。……彼女はオープニングに出て、中盤も紫の下で色々と葛藤し、
    そこから鈴仙さんにもう一つの道、リアル・幻想・セブンを示すなど、ある程度の存在感はあったと思う」

パスカル「彼女は確かに不憫だな……色々と考えては居るんだが、全てが空回るか裏目っている印象だ。
      ――ちなみに余談だが、ラズリーに捉えられ地獄の大神殿の奴隷になった藍が、
      同じく奴隷になったマミゾウや小鈴と一緒にタルに乗って神殿から脱出する! ……という番外編の案があったらしい」

中山「どうみてもド○クエ5じゃないか……。今後、藍さんが石になって8年余りを無為に過ごす事が無いよう祈っておこう」

673 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/11(日) 02:14:29 ID:???
>もっと相撲AA貼れるような試合展開にしたかったなあ

パスカル「中西太一へのコメントだな。確かに西行寺亡霊連合戦は、あまり点が入らない試合だったな」

中山「最近では、フランス編にも登場して……こっちでは4失点か。それでも相撲AAが余り無かったのは、
    それ以上に敵だった生徒会チームが手強かったという事も、一因にあるのかもしれないな」

パスカル「彼は今日本サッカー協会に雇われて、岬の部下として金策やら雑務に追われている状況らしい。
      ただ、亡霊として冥界に居た経験を踏まえて、新設されたオカルト部門に近々配属されるそうだぞ。
      日本サッカー協会が、オカルトに精通した天才女子高生を見つけたらしい」

中山「天才女子高生……か。天才というのは得てして厄介な連中が多いからな。一応仲間として、彼の幸運を願うよ」


>謎の手羽先仮面「リ!グ!ル!」

中山「えーっと、これは……リグル・ナイトバグに寄せられたコメントだな」

パスカル「謎の手羽先仮面……一体何空翼なんだろうな。――というお約束はさて置き。
      彼女も確か、第二章の時点で強化フラグが立っていたな。
      確か、謎の女性に声を掛けられていた。あれは結局何だったんだ?」

中山「うーむ、これには一応構想があるらしくてな。ただ、ちょっとどうするか決めかねている部分があって、
    一旦彼女の強化フラグについては保留状態になっているようだ」

パスカル「そうなのか……。彼女が高いシュート力を見せつける姿も、また見てみたかったがな……また?」

中山「気にするな。恐らくは別の世界線での記憶だろう」


パスカル「……と、言ったところで今回の発表はここまでだ。次回は42位にランクインしたキャラの発表から再開する。
      また良ければ、見に来てくれよな。待っているぜ!」

674 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/12(月) 00:28:10 ID:???
中山「予告通り再開していくぞ、次は4票を獲得し、42位に輝いた3名のキャラクターだ」

パスカル「流石にこの辺りからは、同率順位は少なくなって来るな。
      その分キャラやコメントについても、より深く掘り下げて紹介していく予定だ。
      では紹介しよう、42位に輝いた3名のキャラクターは……」

☆42位(4票)
藤原 妹紅、水橋 パルスィ、レティ・ホワイトロック


中山「ふむ。確かにどのキャラクターもそれなり以上の存在感を持っていた印象はあるが……」

パスカル「妹紅さんが、ちょっと順位が低すぎやしないか? 前の人気投票では今回とほぼ同規模ながら、
      32票を得てベスト10に入っていたのに」

中山「この辺りは難しいが……ただ、考えてみれば、第一部終盤では攻撃面でも、守備面でも、
    第一回の投票時と比べてはパッとしなかった印象があるか。
    妹紅さんが悪いと言うよりは、鈴仙さんや輝夜さんを筆頭に、
    他のキャラが成長したというのが大きな理由だと思うが」

パスカル「――と。こんな流れだから、まずは妹紅さんのコメントから紹介していこう。次のレスからだ」

675 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/12(月) 00:30:39 ID:???
>DFなのに能力がどう見てもFWw

中山「コメントはこの一つだな。うーん、一応彼女は当初ユーティリティプレイヤーとして、
    参加者さんの選択や判定次第でFW寄りにもDF寄りにも、MFにもなり得る選手と考えていたんだが。
    まさかここまで攻撃面……というかシュートに偏るとは思わなかったな」

パスカル「後はクリアだな。彼女のクリア力は幻想郷どころか世界でもトップクラスで、
      それを理由に全幻想郷代表にも選抜されているな。実際本編でも、数多くのダイレクトシュートを叩き落として来た」

中山「FWとしてならポストプレイ、DFとしてならタックルやパスカットを磨いて来られたら、
    スタミナの高さも相まって、これまで以上に厄介なサイドバックとなりそうだな。
    彼女を敵にして戦うのは難しそうだが、同時にすごく楽しみだ」

パスカル「同感だな。……ところで、彼女のキャラはどうにかならなかったのか?
      最初はシリアス感もあるキャラだった筈なのに、何時の間にか、
      輝夜さんと漫才ばかりしているイメージになり果てた感があるんだが……」

中山「えっと、そこは……輝夜さんが色々とアレな時点で、妹紅さんもそれに多少は引っ張られてしまったというか。
    でも、まあ。結果的に彼女が内紛の種ともならず、穏やかな雰囲気でサッカーが出来て良かったじゃないか?」

パスカル「(ナカヤマが答えに詰まっている……)――よ、よし。それじゃそろそろ次に行くか」

676 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/12(月) 00:32:36 ID:???

>えーりんキラー

パスカル「さて、次のキャラに移るぞ。これは水橋パルスィさんへのコメントだ。
      いやぁ。確かに地霊殿戦での彼女の活躍は見事だった。
      マンマーカーのプロとして、見事にナカヤマを封じていたな」

中山「彼女の抱く嫉妬の炎と、俺が抱く強さへの渇望。これは似通っている風に感じた。
    パルスィさんは鈴仙さんのチームにも入る可能性はあったが。
    もし彼女が加入していたら、良きライバルとして再度戦えたんじゃないかと思う」

パスカル「確かに、ポテンシャルの高さについては言及されてたからな……。
      幻想郷の中山さん、と彼女が呼ばれる日がいつかは来るのだろうか」

中山「俺としては、あくまで彼女は彼女として、『パルスィさん』と呼ばれるような名選手になって欲しいが。
    ……だけど、選手名にさんが付くのは一種のネタと化している気がするのだが。輝夜さん然り、アリスさん然り」

パスカル「それ以上は考えるな、ナカヤマ! 次に行くぞ」

677 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/12(月) 00:35:46 ID:???
>スーパーずつきまだですか
>あのAAを張り付けたのは実は私だ
>どすこい!
>横綱

中山「レティ・ホワイトロックさんへのコメントだ。……多いな」

パスカル「コメント率100%は凄いな。……内容は置いておくとしても」

中山「彼女は妖怪としては決して格上では無いが、地道な努力で幻想郷有数のDFとして、
    永年評価され続けて来た存在という、鈴仙さんの先輩的なキャラとして設定していた。
    実際、彼女のお蔭で鈴仙さんが新技を覚えたりもしたし、物語的にもゲーム的にも、
    彼女の存在は有り難かったのではなかろうか」

パスカル「相撲ネタがいやに流行っていたな。
      作者的にはレティさんは体格がしっかりとした大人の女性っぽいというイメージこそあれども、
      決してふとましいとまでは思っていないのだが」

中山「当たり判定の大きさネタは昔流行っていたし、その時点でネタにされる事は必然だったのだろう……。
    ――そう考えると、少し不憫な気もするが」

パスカル「最近はあまりそう言う設定は見なくなった気がするなァ……他にもBBAネタとかPADネタとかも。
      このスレでも、特に最近は、あまりそういうネタは使わないか、
      使うとしても、単なるキャラディスから昇華させて、ストーリー上必然性があり、面白くなるようにしたいと思っている。
      その割には割とあっさり、凌辱とかシュート力67とか地獄とか能力値吸収とか言ってるが……」

中山「このあたりは、読む人の寛容さや考え方にも依る所が大きいという事もある。
    作者としては、しっかりと頂いた声を聞き、その上で自由に、かつ誠意を籠めて書いていくしかないだろうな」

パスカル「――と、言ったところで42位の発表は以上だ。次回は38位の発表から初めていくぞ」

中山「できれば明日に更新できれば良いが、また気長に待ってくれれば嬉しい。それでは、御機嫌よう」

678 :森崎名無しさん:2016/09/12(月) 09:28:29 ID:???
乙でした
活躍時期の問題は難しいですよね、ブルノさんみたいな特殊な例もいますが

679 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/13(火) 00:56:18 ID:???
今日は更新・発表をお休みします。
>>678
乙ありがとうございます。この辺りは私の描写の力量不足だったかもしれません。
「(出番や活躍が前でも)コイツに投票しよう!」…と思わせるまでの印象付けが足りなかった部分もあると思います。
ブルノさんとかブローリン君とかは超印象的ですけど、全員があんなんだったらそれはそれで収集付きませんし(汗)

680 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/16(金) 00:44:32 ID:???
☆38位(6票)
鬼人 正邪、東風谷 早苗、風見 幽香、博麗 霊夢

中山「……再開しよう。いきなり紹介してみたが、ここに紹介されたのが6票を獲得し、38位に輝いた4名のキャラクターだ」

パスカル「この辺りまで来ると、流石にそこそこ以上には目立ったキャラがランクインして来た、という感じだな。
      では早速だが、一人ずつ紹介していこう」

>こいつの意図が、全キャラ見渡しても一番よく読めない。そういう意味で期待してます

中山「レジスタンスを自称する一匹狼の天邪鬼、鬼人正邪へのコメントだ。
    彼女は出番こそ少ないが、場を掻き乱したい時にポッと出てくる感じだな」

パスカル「うーん。今のところ脈絡なく出て来ては、すぐにフェードアウトしていくと言う印象しかなかったが。
      ……でも確かに言われてみれば、その脈絡の無さが怖いというのはあるかもしれないな」

中山「彼女がサッカー選手として表舞台に出る事は、今のところ余り考えられない。
    しかしこれからも、物語を掻き乱すジョーカー役として出る事はあるだろう」

パスカル「本スレの物語的にも、こいつが志向する『下剋上』とはテーマが似通っているからな。
      皆が忘れた頃に、何かをやらかすかもしれん」

681 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/16(金) 00:45:48 ID:???
>なにやら早苗さんにも不憫そうな気配が……ファイト

パスカル「東風谷早苗さんへのコメントだ。彼女も色々と描写されていたな。
      守矢みらくるず戦では、気丈に振る舞いながらも内心では自分の弱さにコンプレックスを抱く少女。
      最近でもフランス編で、反町に淡い思いを抱いていた事が分かったりと、ちょくちょくクローズアップされる印象だ」

中山「普段は割とおちゃらけて元気ハツラツと言った感じだが、
    その奥にある(と思ってる)素直さとか健気さとか真面目さをもっとうまく描写したい……と作者がいつも思っているそうだ」

パスカル「キャラ描写は本当に難しい。一面的なキャラを引き立たせるだけでも難しいのに、
      その奥にある隠された一面や、物語を通して生まれる、新たな一面についても魅力的に描写したい。
      しかしその一方で色んな側面を書きすぎると、キャラとしての分かり易い一貫性が損なわれる……。
      ――魅力的なキャラを生み出して来た先人の方々には、到底追いつけそうにないよ」

中山「当然他にも難しい項目はいっぱいあるが、その辺りは永遠の課題になるだろうな……」


>投票するから助けてくれ、俺には家族がいるんだ!

パスカル「気を取り直して、風見幽香さんへのコメントだ。……いきなり物騒だな」

中山「まあ、凌辱を公言して憚らない人物だからな……本人は清楚のつもりでいるらしいが」

パスカル「第二章の序盤、雑魚妖怪チーム戦でも優雅な技の中に、荒っぽいプレーが両立していた。
      どちらもこなせると言う意味ではやはり、一流の選手なのだろうが。
      でも出来れば、彼女とは積極的に当たりたくないね。負傷が怖い」

中山「俺は逆に、一度戦ってみたいけどな。前は修行中で試合に参加できなかったから」


682 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/16(金) 00:47:27 ID:???
>案外たいしたことなくね?

パスカル「案外たいしたことない。そう言えれば良かったんだがな」

中山「記録で聞いている。彼女の『フラワーパス』に追いつけたルナティックスの選手は居なかったとな。
    確かにゴールこそ挙げてはいないが、MFとして充分に動いていたとは言えるだろう。
    後半戦も出ていればきっと、1得点程度は挙げて……おいパスカル、どうした。そんなに震えて」

パスカル「い、いや……別に(これって、後半戦を含めてのコメントじゃないよな……?
      ついでにナカヤマはあの変装に気付かなかったのか……?)」

>闇堕ちするのは妖夢ではなく霊夢だった……?

中山「霊夢さんへのコメントだ。いやー、彼女は強敵だった!」

パスカル「だが悪い事に、これから更にもっと強くなるらしいぜ?」

中山「それはそれで、俺は喜ばしい事だがな。俺も次の対決に向けて、鍛え直したいよ」

パスカル「……ナカヤマのその本心からのストイックさは、俺には真似できないな。
      さて。原作の彼女は、親友を失ったとしても闇堕ちするかどうかは微妙な気もするが、
      このスレにおいては少なくとも、彼女は親友――魔理沙を失った事で、
      かなりの喪失感と後悔を抱いているようだったな」

中山「ああ。彼女も人間の少女だ。それは本来決しておかしい事では無いが……」

パスカル「――そこについては、最近の展開が気になるぜ。いったい霊夢はどうなっちまうんだろうな?」


中山「さてと。短いが本日の投票発表は以上だ。最近忙しく、あまり更新できず申し訳なかった。
    例によってまた明日も更新できるかどうかは分からないのだが……。
    ――モチベと時間の許す限り、またこうやってドンドン書いて行こうと思う。それでは、ご機嫌よう」

683 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/17(土) 01:19:03 ID:???
パスカル「遅い時間になったが、発表を再開するぜ! 次は36位だったな」

中山「ああ。36位にランクインしたのは2キャラ、得票数は7票。
    この辺りになると、ある程度以上の印象を与えられたキャラと考えても良いかもしれないな。
    ……と、前置きは軽めにしておいて。早速発表と行こうか。どうぞ」


☆36位(7票)
来生 哲兵、霧雨 魔理沙

パスカル「ランクインは来生と魔理沙さんか。
      確かにどっちも、ストーリー上明確にスポットライトが当たっていたキャラだったから、
      ある程度の票が入るのも頷けるな」

中山「個人的に、来生はかなり頑張ったと思う。活躍が大分前だったにも関わらず、
    比較的直近に出番の多かった魔理沙さんと並ぶ得票だったのは特筆すべきだろう。
    ……と。そんな流れで、コメントの方も見て行くか」

684 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/17(土) 01:20:20 ID:???
>熱い展開好き
>今まで見た来生の中で間違いなく格好いい来生

パスカル「これは来生へのコメントだ。キャラそのものへの人気に加え、
      あいつが活躍した前後の展開に対する人気、本スレで果たせなかった覚醒来生という魅力的なifへの人気。
      そうした要素は確かに大きかっただろうな」

中山「本編では見たかったが、ストーリーや投票、判定の関係上見れなかった展開を、自分で作る事ができる。
    これは外伝スレをやる事でしか得られない、大きな楽しみの一つだな」

パスカル「他にも、ストーリーのネタを色々考える中で、本編や他の外伝の、
      魅力的なシーンやキャラクターを再発見できる事も楽しさの一つだな。
      特に本編のストーリーは非常に深く練られていて、読めば読むほど色々と考察させられる」

中山「このスレをきっかけに、例えば本スレにおける来生の軌跡を再び辿ってくれたり、
    もしくは来生が主人公で活躍するような外伝を創ってくれたり。勿論、他のキャラでも良いが。
    そうなってくれれば嬉しいな」


685 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/17(土) 01:22:59 ID:???

>金かわ
>選手生命をかけたファイナルスパークがポストセービングに負けるとは…w

中山「魔理沙さんへのコメントだな。彼女は当初、鈴仙と対比的な存在――仲間に頼らず、
    自分の力だけで高みを目指すという意味で――として活躍して貰う予定だったな」

パスカル「そうだな。それで実際、彼女は自分の力では有り余る力を制御できず、
      しかしそれでも霊夢に並び立つ事を優先して破滅する……そんなダークヒーロー的な役どころだったな。
      渾身の6ゾロ『ファイナルスパーク』が、輝夜さんの謎セービングに防がれさえしなければ……」

中山「あれはもう、森崎板全体で数えても上位に入る程度には仰天の判定だったんじゃないだろうか。
    実際作者も、輝夜さんがJOKERを出した際はかなり頭を捻ったそうだ」

パスカル「普通入って思うだろ。一体どうやってアレを防ぐんだよ……。
      ――まあ、あまりのあり得なさから着想を得て、あのセーブ技が出来た事もあるから、
      そう言った意味では怪我の功名ではあるが」

中山「つい最近の展開では、再び復活して全幻想郷代表の一員となったようだが。
   正直、これからどうなるのか分からないな。そもそも、あの怪我から本当に復活したのかも含めて……」


パスカル「――てな所で、今日の発表は短いがここまでだ。
      明日は余裕がありそうだから、発表を進めると同時に、本筋の佳歩ルートも進めて行きたいとも思ってるから、
      また読んでくれれば幸せだ。それじゃあ、またな!」

686 :森崎名無しさん:2016/09/17(土) 09:15:53 ID:???
乙です

つまり魔理沙さんと姫様が同じチームなら無敵と言うことですね(錯乱)
姫様がJOKER引いたときは笑いしか出なかった

687 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/19(月) 00:45:06 ID:xfnCvXu6
A:佳歩、てゐ、つかさの章(アルゼンチン編)
  ストーリー:永遠亭の仲良し兎、佳歩とてゐとつかさの三人は異国の地でパスカルと再開し、懐かしい思い出を語り合う。
         しかし、パスカルが持つ、ディアスの「相棒」としての覚悟は彼女達の想像を超えていた。
         そんな中起こった「偽ディアス異変」を乗り越え、三人がそれぞれ選んだ「道」は……。

〜オープニング〜
−魔界・神綺の居城−

魅魔「……あんたとした事が遅れを取るなんて。相当大事が起きたみたいだね」

新チーム・リトルウイングズの運営を任された魅魔は、鈴仙達を諸外国に送り出して以降は、
諸外国を漫遊し、ライバルとなる諸外国。そして全幻想郷代表の戦力を調査する任務を充てられていた。
その期間は本来、鈴仙が合流した仲間達とリオカップを勝ち抜き、優勝の栄冠を掴むまでであったが、
……突然の連絡が入った為に、彼女は本拠地である魔界への帰還を余儀なくされていた。

神綺「正直、異界の神の実力を侮っていたわ。夢子ちゃんが一撃で倒される位はまだ予測できてたけれど。
   私が支配するこの世界において、この私にここまで肉薄するだなんてね」

全身に深い傷を負いながらも、神綺は泰然とした笑みを浮かべている。しかし、旧知の中である魅魔は察知していた。
その笑みの裏には、敵と、そして何より自分自身への烈しい憤怒が隠されている事を。

魅魔「突然、あんたが連絡をして来た時はビビったよ。まさかあの女神が、あんな真正面から戦いを仕掛けて来ただなんて!
   しかもそれは単なる陽動で、我々の計画のキモを盗みに来たのが主目的だったなんて。
   無敵の女王にして死の女神、ラミアーの母たるヘカテー神が純狐に興味を示している事は知っていたけど、
   あの誇り高き神が純狐の為にこそ泥まで仕出かすとは、誰が想像できるって言うんだい!」

魅魔もまた、神綺から聞かされた状況を知り狼狽していた。
八雲紫の――その内部に月の狂気を湛えた――妨害はある程度予想していたが、今回の件は彼女の想像を超えていた。

魅魔「霧雨魔理沙。そして森崎有三。この二人は、我々プロジェクト・カウンターハクレイの趣旨の為に。
   そして何より、我々の勝利の為に。鈴仙・優曇華院・イナバと同じ位外せない存在として見ていた。
   しかし、彼女達はもう居ない」

688 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/19(月) 01:26:55 ID:???
すみません、今日は発表の方はお休みします。
更新できそう・・・みたいな事を言ってしまってすみません。
あと>>687で盛大に誤爆してしまいすみませんでした(汗)
>>686
乙ありがとうございます。
「持ってる」という意味ではあの魔理沙を防げるのは姫様だけでしょうね…

689 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/24(土) 05:52:26 ID:???
パスカル「本編に続いて俺の出番だ! さて、今日は34位からの発表だな。うーん。まだまだ先は長いな……」

中山「上位陣はより丁寧に発表したい思いもあるから、時間を取らせる事にはなるだろう。
   ただ、今後は長期停止はせず、シッカリ最後まで発表し切ろうと思うので、気長に見守ってほしい」

パスカル「とは言いつつ、本編更新を優先してしまう時もあるかもしれないが……。
      ある程度は勘弁してやってくれ。基本的に、気が向いた方を気が向いただけ更新するスタイルでやらせて貰いたい。
      それでは、早速発表に行こうか。8票を獲得し、34位に輝いたキャラは……こちらになる」

690 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/24(土) 05:53:59 ID:???
☆34位(8票)
お燐、ゾンビ妖精E

中山「灼熱地獄跡の主従?コンビが入賞……って、おいおい。モブなのに凄い得票だな、ゾンビ妖精Eは」

パスカル「確か、! morosaki判定で藤沢が出たんだっけか。で、試合には松山が同席していたと。
      そうなると、中の人は藤沢説が出てもおかしくは無いな。自然なネタの流れと言えるだろう」

中山「では、折角話題があった事も踏まえて、まずはゾンビ妖精Eへのコメント紹介をしていこうか」

>こいしやお空、勇儀より人気って、ゾンビ妖精Eさんはすごいなあ(白目)

パスカル「本家の東方project人気投票ではありえない結果ではあるな……うん」

中山「俺としては、色々と描写があった魔理沙さんやレミリアさんを差し置いて彼女が上位に躍り出る事に、
    何等かのやりきれない思いがあるのだが……。人気は水物とも言うし、気にし過ぎてはいけないだろうか」

>ふじさわ妖精
>正体を現せなかったのが残念でならない

中山「JOKERが出ていたらどうなっていたかは気になる所だな。続行していたのだろうか?」

パスカル「正直作者もそこまでは想定しなかったが……。まあ、無難に行けばナイスボートなバッドエンド。
      藤沢選手化で日本代表入りもネタとしてはインパクト強いが、収拾が付かなくなるおそれもあっただろうな……」

691 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/24(土) 05:55:18 ID:???

>ようこそ新チームへ!

中山「そのままお燐さんへのコメントに入っているぞ。……とはいえ、彼女へのコメントはこれ一つのみだったが」

パスカル「彼女がチーム入りしたのも、中々の因縁があったと思うがな。
      ヒューガーズ戦、冒険イベント、ブリッツボール……。物語の初期から第一部の終わりまで、
      コンスタントにレイセンの物語に助っ人やパートナーとして絡んで来ている。
      正直当初はそこまでスポットライトを当てていなかっただけに、
      今回新チームのメンバーになったのは、言いようのない縁を感じたよ」

中山「とはいえ、新チームメンバーの中では彼女の順位は一番低いようだな……。
    これは今後の活躍による爆発を期待せざるを得ない」


パスカル「さて。ここらで今日の発表はここまで……にしても良いが。折角だから、次の順位も発表していくぞ」

中山「次は33位か。流石にここまで来ると、票が入るのにも頷けるキャラが揃ってくるな」

パスカル「33位に該当したのは1名だから、一気に発表するぜ。9票を獲得し33位に輝いたのは……」

692 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/24(土) 06:00:03 ID:???
☆33位(9票)
因幡 霞

中山「ルナティックスのデータウーマン・霞が33位の栄光に輝いた。
    彼女は残念ながら新チームには加わる事が出来なかったな」

パスカル「オールラウンダーという触れ込みではあったが、能力値的に、他のMFと競合すると弱かったか。
      データ収集やスパイ、スカウターの開発とかで存在感は示していただけに、勿体ない気持ちはあるが、
      一方で致し方なかったとも思えるな。――では、コメントも紹介しようか」

>これからも出番あるかな?

中山「そしてこれが、彼女についたコメントだ。彼女の出番は多くの人が待ち望んでいる
    ……と、思っても良いのかな?」

パスカル「第一部で仲間として使えていたキャラが、第二部以降の際に使えなくなるっていうのは、
      淋しいものがあるな。とりわけ、名無しからそこそこのパサーに成長してくれた彼女の場合、
      そんな気持ちもひとしおだ」

中山「霞の出番については、……実は考えている。恐らくは近日中には出番が現れるんじゃなかろうか」


パスカル「……おっと、もうこんな時間か。では、今日の発表は一旦ここまでにしよう。
      次がいつになるかは確約できないが、大きく間が空かないようには配慮したい。それでは、また」

693 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/26(月) 00:23:57 ID:???
☆31位(10票)
綿月 豊姫、綿月 依姫

パスカル「31位に輝いたのは、月からレイセンを応援している? 豊姫さんと依姫さんの二名だった」

中山「彼女達は本編の出番こそ脳内試合を除いて無いが、能力値公開やヒント解説などで一定の存在感を発揮している。
    その証拠に、彼女達は第一回の人気投票ではそれぞれ2票、3票というお世辞にも人気があるとは言いがたい
    得票状況だったのが、今回では大きく票を伸ばしている」

パスカル「色々とネタもあったし、熱心なファンも居たみたいだからな。では、コメント紹介に移るぞ。まずは豊姫さんからだ」

>コンドコソユカリヲドゲザサセテヤルワァ……

中山「色々あって深海棲艦と化してしまった豊姫さんが登場する分岐があったな、そういえば……」

パスカル「実際彼女が艦娘化したらかなり強そうだし、マジで出て来たらレイセンは今頃轟沈して海の藻屑だったかもな……」

>折角の西ドイツ脳内試合での活躍が……水の泡……

パスカル「そういえば、西ドイツ戦は結局ならなかったな……」

中山「当初から全試合できるようなバランスは設定してなかったとはいえ、確かに惜しかったな。
   仮にやっていたとしたら、博麗連合クラスの強敵だったとは思うが」

694 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/26(月) 00:25:12 ID:???
>ある地球人の科学者の試算によると、宇宙の大きさは10の10乗の10乗の122乗ほどあるそうですよ(暗黒微笑)

パスカル「全く見当のつかない数値だが……彼女の能力があれば、一瞬で果てから果てへと移動できるのだろうか」

中山「あの永琳さんの教え子だからな……。いつこのスレの話が宇宙大戦争になってもおかしくは無いな。
    流石にそうなると鈴仙さんが置いてけぼり過ぎるから、無いとは思うが」

>また3年後に会いましょう!

パスカル「ううむ……この更新ペースだとネタで無くなってしまうのが恐ろしいな……」

中山「次に出番があるとすればリオカップ編の能力値公開だと思うが、それがいつになるやら……。
    長期間に渡る連載の恐ろしさを、最近になって漸く噛みしめているよ」

>かつてスレ末に駄文を投稿したものです。私のせいで出番が遅れてしまったようで、罪滅ぼしに1票入れさせていただきます。

中山「ならば君には豊姫さんご本人からのメッセージを送ろう」

豊姫「罪滅ぼしって言うなら、私が主役で超活躍する外伝を作って……ツクッテ……」

パスカル「最後の方、また深海棲艦っぽくなっていたが大丈夫か……?
      ――と、とにかく。突き詰めて考えれば、このスレの文章は勿論、世の中の文章全てが駄文みたいなもんだ。
      色々気にせず、またチャレンジしてくれれば嬉しいよ」

695 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/26(月) 00:26:49 ID:???
>いつも試合前解説やヒント提供ありがとうございます。

中山「ここからは依姫さんへのコメントだ。やはり彼女のヒント解説は役立っているようだな」

パスカル「知っての通りか分からないが、彼女達は本スレで言う塩田姉妹の互換キャラとして描写している。
      ポジションとしてはどっちも初音さん寄りだが。そういった意味での人気もあるのかもしれない」

>誰が彼女によってバシュッゴォされるだろうか

中山「レミリアさんの必殺技描写はよく『バシュッ! ゴオオオオッ!』……って書いている気がするな」

パスカル「そのネタは良いのだろうか……でもレミリアさんの場合、活躍出来ているから良しとするか」

>ヒント神ヨッチャン

パスカル「ノリで考えた名前だが、親しみやすさを出せたと思う。儚月抄あたりでは色々と話題になった彼女だが、
      姉共々、レイセンに対しては色々気にかけていると思うし、その辺りを上手く表現出来たなら嬉しいところだ」


中山「……と、言ったところで今日の発表も短いがここまでだ」

パスカル「明日はひょっとしたら、本編(佳歩一行編)を更新する! ……かもしれないし、
      結局どっちも更新できないかもしれない。が、また更新していくので、読んでくれれば幸いだ。では、またな!」

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0ch BBS 2007-01-24