キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【神話に】鈴仙奮闘記44【挑むもの】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/05/01(火) 21:32:46 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1518104174
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓うも、
修行の為に訪れたブラジルで大きな挫折を味わった。鈴仙は、かつて道を違えた親友・魂魄妖夢が所属する、
強豪チーム・サンパウロになす術無く敗北。その後、謎のスナイパーの凶弾に倒れ、その視力すら喪ってしまうのだった。

どん底に堕ちた鈴仙達を前に、新チーム・リトルウイングズの監督となる筈だった魅魔は冷酷に告げる。
鈴仙達は弱い。このままでは世界で戦えない。リトルウイングズは解散だ。
――しかし、彼女はそう切り捨てると同時に、鈴仙達にこうも言い残していた。
1か月後の『魔界カップ』で、我ら魔界ユースに勝利すれば、『幻想スーパーJr.ユース大会』の出場権を与える、と……。
かくして僅かな希望を胸に、鈴仙達は幸運にも手に入れた空飛ぶ船・聖輦船に乗り込み魔界へと突入。
紅白戦や魔界観光等による交流を経て、仲間達と共に、新たな力を身に着けながら成長していく。
そしてその途中成果を確かめる練習試合。イングランドを相手に鈴仙達は前半途中で2−0で優勢だが……?

404 :403:2018/09/10(月) 23:19:13 ID:???
あ、ちゃんと書いてあった

405 :森崎名無しさん:2018/09/10(月) 23:24:16 ID:???
ああ、子供たちが犠牲に…
パチュリーは今まで以上にはっちゃけそうなのでネタ枠として頑張ってください

406 :森崎名無しさん:2018/09/10(月) 23:25:43 ID:???
3ヶ月くらいハンモックで寝ることになりそう(技巧チーム戦並感)

407 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/10(月) 23:34:01 ID:3rRiS7Uw
アタリを防ぐ…慧音や霞やてゐはマテルやコレコの差し金だな(ゲーム脳)

冗談はともかく、幼子とその他一名は災難でした。これが鬼やロシア人なら
大丈夫だったのに……(偏見)

408 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/11(火) 00:01:48 ID:3Agqr2AQ
★工業用アルコール→ スペード2 →佳歩
 スピリタス(度数96%)→ ダイヤ10 →パチュリー
 メタノール(劇毒)→ スペード3 ★ →つかさ

鈴仙「ええい、ままよ!」

鈴仙は茶色のグラスをグビっと飲み干した。
慧音辺りが事前に匂いを嗅いでいたのを見て、「そうすりゃ良かった…」と思うが手遅れ。
口の中にアルコールの味が広がって……おいしいです。

鈴仙「ふ、普通のお酒だぁ……」

鈴仙が口に含んだのは爽やかな薬草の香りが広がる蒸留酒――たぶんジンだった。
炭酸水とかトニックウォーターとかで割ればもっと美味しいだとか、
普通の酒ではあるけどストレートだと流石にキツイとか、感想はあるが……こうして飲めるだけマシである。

鈴仙「(はっ!? あ、アブナイ酒を飲んだのは誰に……?!)」

そして次に心配したのは、果たして誰がアタリを掴まされたのかになるのだが……。

佳歩「れ、鈴仙さまぁ……このお酒、まじゅいですぅ……」

鈴仙「か、佳歩!? 大丈夫!? 無理しないで!? ――ペロッ、これは工業用アルコール……!」

不幸にも第一の犠牲者は佳歩だった。
子どもっぽい彼女は大きな瞳一杯に涙を潤ませて、鈴仙に駆け寄ってくる。
慌てて鈴仙は近くにあったノンアルコールの ポーション を飲ませて介抱するも――第二の犠牲者は、すぐ近くに居た。

409 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/11(火) 00:05:22 ID:3Agqr2AQ
つかさ「…………」

つかさはグラスにある液体を全て飲み干していた。
一合近くは入る黒のグラスに満たされた酒を、乾杯にて宣言通り杯を乾かしたつかさは、
弁慶のごとく直立不動で宴席に立ちつくしており――。

つかさ「……ぐふっ」

鈴仙「つ、つかさァーーーーーーーーーーーっ!?」

直後、咆哮の後に吐血して倒れた。

つかさ「ハァ、ハァ……鈴仙、さまですか……? わたくし、がんばったんですが、だめでした……」

鈴仙「え、何!? 今まで根性で酔いを覚まそうとしてたの……!? 流石に無理でしょ……!?」

霞「こ、この液体……高純度のメタノール!? 劇毒だよこれ!? 子どもだったら30ml飲めば死ねるのに、
  つかさちゃんったら一合(180ml)分も呑んだじゃない!? 致死量の6倍だよ!?!?!?」

つかさ「はぁ、はぁ……。この程度の毒で死んでしまっては、リトルウイングズを守る事はできませんもの。
     この程度……! かーーーーっ! でりゃーーーーーっ! ……ふう、ふう。治りました」

鈴仙「治るんだっ!?」

霞「科学的にあり得ないっ!?」

……もっとも、つかさの守備力はもはや世界トップクラス。
メタノール程度では彼女の命を奪う事は敵わず、気合を放出している内に回復したため、そこまで問題にはならなかった。
というかむしろ、修行の機会を得られた事を感謝していた。……凄い兎だ。

 ※メタノールは普通に摂取したら死にます。(ちょっとだけでも失明します)真似しないでください。

410 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/11(火) 00:07:14 ID:???
さとり「鈴仙さんの席周辺が騒がしいですね」

パチュリー「フフ……彼女達はあれでまだ若いからね。あの位が丁度良いもの……」

そんな様子を微笑ましく見守るさとりとパチュリー。
さとりは一人で静かに飲みたかったのだが、知的で物静かなキャラ仲間を自負するパチュリーに絡まれて、
しょうがなく二人で会話を交わしながら、魔界餃子をつまみつつ酒を飲んでいた。

さとり「――あら。これは中々に上質なウイスキー」

パチュリー「そう言えば貴女はイングランドに居たものね。スコッチウイスキーにも詳しいのではなくて?
        実はこの私も、幻想郷ウイスキー友の会紅魔館支部の会長であって、語らせれば長いのだけれど……」チラッ

さとり「その支部、貴女以外に会員居なさそうですね……レミリアさんとかウイスキー飲んで、『けむたくてまずーい』って言いそうだし。
    ……ところで、貴女の方はどんな酒を?」

パチュリー「実はまだなのよね。酒は、雰囲気を楽しむものだから。ゆっくりと静かに、空気と共に飲むのが最適なのよ」

だったら一人で静かに飲めよ……語ってんじゃねえよ……。
とか内心で思いながら、空気を読めるさとりは敢えて何も言わない。
そんな中、勿体ぶってパチュリーは酒に口を付け――。

パチュリー「むきゅ。うん、この匂いは上質なウォッカってグボブバァァーーーーーーーーーーーッ!?
        これどくはいってるぅぅうううううううううううううーーーーーーーーーーーーーーっ!?」

お燐「お姉さん、テンション上がりすぎ〜」

反町「(パチュリーさん。きっとこれまで周囲を気にして飲み会でも騒げなくて、
     ここぞとばかりにバカ騒ぎしてるんだろうなぁ……分かるよ、その気持ち)」

想像以上のアルコール度数に度肝を抜いて、場をネタ的な意味で湧かせる事に成功したのだった。

411 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/11(火) 00:23:37 ID:???
にとり「ひゅ、ひゅぃぃ……ほんの出来心だったんだよぉ……。発明用の燃料代浮かせられるって思っちゃったんだよぉ……」

ドタバタがひとしきり静まった後、にとりが涙目になって自首してきた。
佳歩はむうっと頬っぺたを膨らませて、パチュリーは「アバダケダブラ! アバダケダブラ!」と発狂していたが、
つかさが「ありがとうございます! お蔭でまた強くなれました!」と目を輝かせて
握手を求めて来る光景の異様さに毒気を抜かれたようで、暫くして空気はなあなあになっていた。

鈴仙「(これで良かったのやら、悪かったのやら……でも、まあ。結果的になんか盛り上がってるわね、皆。
    会場も充分に広いから、結構固まって話せてるみたいだし。
    ……どうしよう。私も誰かの輪に入ってお喋りでもしようかな)」

鈴仙もまた、憎めない気持ちになりながら、この場の雰囲気に呑まれておくことにした。
そして――。

A:シュンとしたにとりと、それを慰める反町、アリスに声をかける。
B:ヘンなお酒を飲んだ会?の佳歩、パチュリー、つかさに声をかける。
C:何か張り合ってるてゐとお燐と星に声をかける。
D:物静かな様子のさとりと静葉、ナズーリンに声をかける。
E:真面目に論議してるコーチと霞に声をかける。

先に【1票】入った選択肢で続行します。1票なのでメール欄は空白でもどっちでも構いません。

412 :森崎名無しさん:2018/09/11(火) 00:37:19 ID:???
A

413 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/11(火) 00:37:38 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
>>405
パッチェさんなら安心できますね。佳歩はポーションで、つかさは気合でなんとかなりました。
>>406
ハンモックで寝るのはイングランド戦ハーフタイムっきりにしたいです…
>>407
まあ実際皆強いので大丈夫です(パチュリーは発狂してますが…)

それでは、本日もお疲れ様でした。

414 :森崎名無しさん:2018/09/11(火) 00:38:03 ID:5vtUueFo
A
どれも気になって悩む

415 :森崎名無しさん:2018/09/11(火) 19:33:45 ID:???
スピリタスは火炎瓶に使えるからてっきり燃やすのかと・・・

416 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 00:23:18 ID:???
>>415
火炎瓶を作るにはガソリンとか爆発性の物質も必要らしいです。……ん?爆発?(にとりを見ながら)

417 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 00:24:28 ID:???
A:シュンとしたにとりと、それを慰める反町、アリスに声をかける。

にとり「ううっ……どぉせ私なんて、爆発芸しか取り得の無い天才才色兼備美少女河童なんだぁ……」

アリス「そんな事言っちゃダメよ。私達盟友じゃないの」

反町「(いつの間に盟友になったんだ……)」

鈴仙は哀れな感じのにとりに声をかけてみた。
周囲を取り巻くのも、大人しい反町や今となっては常識人と化したアリスだったため、
他より声をかけやすかったというのもある。

にとり「あ、鈴仙だぁ……謝るからメタノール一気飲みは勘弁してくれよぉ……」

結果的に佳歩もつかさも無事だったため、クソ雑魚感漂うにとりを今更糾弾する気はなく、
頼んでも強制してもいないのに勝手に工業用アルコールを飲み、
自らを適度に罰する姿を見ていては、むしろ憐みの感情の方が強かった。

鈴仙「(やらかすけど、なんというかどうも憎めないのよねぇ。その辺、上手いというかなんというか)」

反町「(この辺り、タケシに似てるような気がするな……あいつも昔、勝手に日向に忖度して
     サッカーボールカットにして忠誠を示そうとしてたし)」

振り上げた拳はにとりを適度に弄る事で満足させる事にして、鈴仙は無難に楽しく時間を過ごす事ができた。

アリス「(うんうん。これが盟友というものなのね……。私達はここで、桃園の誓いを果たすのね……)」

酒のせいか、アリスが若干アリスさんっぽくなっていたが、まだ大丈夫だった。

*にとりと反町とアリスの絆ポイントが+1されました。

418 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 00:26:45 ID:???
-------------------------------------------
名前 || 鈴仙 |
−− ++ −− ++
反町 || + 7 ||
 星 || + 7 ||
佳歩 || 1 1 ||
パチェ..|| + 8 ||
アリス. || 1 4 ||
静葉 || + 8 ||
てゐ || 1 3 ||
慧音 || + 7 ||
お燐 || + 7 ||
穣子 || + 6 ||
ナズ || + 7 ||
つか || 1 0 ||
さと || + 7 ||
にと || + 9 ||
−− ++ −− ++
総合 ||120 ||
-------------------

419 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 00:33:36 ID:???
…と、言ったところで短いですが今日はここまでです。

420 :森崎名無しさん:2018/09/12(水) 00:42:43 ID:???
>天才才色兼備美少女河童
反省してるようにみせておもいっきり自画自賛してる……!
そりゃアリスもそんなこと言っちゃだめって言うよ(違)

乙なのです!

421 :森崎名無しさん:2018/09/12(水) 00:51:32 ID:???
残念ながら今回は天才じゃなくて天災なんだよなぁ

422 :森崎名無しさん:2018/09/12(水) 01:17:09 ID:???
鍵でπ/かましてるくらいにはあざといキャラだし多少はね?

423 :森崎名無しさん:2018/09/12(水) 19:48:59 ID:???
天災というよりも人災、いや、妖怪だから妖災かな
ふと思ったけど妖災にとり…響き的になんか強そう

424 :森崎名無しさん:2018/09/12(水) 20:59:11 ID:???
労災にとり?(難聴)

425 :森崎名無しさん:2018/09/12(水) 21:37:24 ID:???
ヒューガー「労災認定?しないにきまってるでしょ」

426 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 23:41:45 ID:???
>>420
乙ありがとうございます!
にとりも一応見た目は美少女ですし自爆の才能はあるので才色兼備は間違ってないから(震え声)
>>421
×今回は
○今回も
>>422
個人的には深秘録にとりのちみっこいイメージが強いですが、二次は巨乳にとり結構多いですよね…
>>423
原作からして二つ名が超妖怪弾頭ですからね。やべーやつ感(自爆的な意味で)では妖災も間違ってないと思います。
>>424-425
このスレのにとりの性格は最近の原作だけじゃなくて、結構ヒューガーの影響も大きいです。
社畜的な所とか雑魚い所とかはタケシ的要素もあると思ってます。

427 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 23:43:15 ID:???
−宅飲みイベントその3 ゲーム編−

鈴仙「……む。この餃子、中身にチーズや果物っぽいのが入ってて……でも、美味しい」

アリス「それ、私が作った魔界風の餃子。おめでたい事があった時に良く振る舞われるのよ」

パチュリー「これ、レミィが気紛れで作った料理に似てるわね。あれはウクライナの郷土料理だったかしら」

そこから数十分、パーティーはつつがなく進行していた。
一同は気紛れに色々な面子と言葉を交わし、気が向いたら料理に舌鼓を打ち、
それを肴にまた談笑する。元々がある程度気心の知れた相手である上に、
挫折や勝利を共に経験した仲間であるが故に、居心地の良い空気が漂っていた。

――そんな時。

てゐ「はいはーい、みなさーん! ここらで宴もたけなわって事で〜、かくし芸大会をしまーす!」

鈴仙「は、はぁ?」

ここぞとばかりにてゐが中央に立ち、そう言い放った。

てゐ「やっぱりね、私は思うわけさ。宴会と言えば余興! 余興と言ったらかくし芸大会、ってね!
    ほらさ、前にルナティックスで温泉行った時もやったじゃん。アレと同じノリ」

慧音「そう言えば、そんな事もあったな……懐かしい。なんだかもう、五年程前の事のように感じられるよ」

お燐「へえ、面白そうじゃん! あたい一番乗りね!」

さとり「全くもう、お燐ったら……。これって、参加強制ですか? ――ああ良かった、志願者だけで良いのね」

てゐ「さとり様が心読んで言ってくれたけど、自由参加だからやりたい人だけで良いよ〜」

428 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 23:44:27 ID:???
鈴仙「なあんだ。じゃ、私はてゐのウサギダンスでも見学して――」

てゐ「あ、鈴仙はカラオケで強制参加ね」

鈴仙「なんでよっ!? ……いや、別にイヤじゃあないんだけどね」

身内だからって礼儀はあるでしょ……と思いながらも、内心では満更でもない鈴仙。
何故かというと――カラオケは、実は鈴仙の得意分野だからである。
過去になんか歌って優勝してみせた経験があるのだ。

てゐ「よっし、そんじゃ他にもやりたい人ー?」

てゐが希望を募ると、結構な人数が手を挙げて来た。

星「芸ではありませんが、最近ちょっといい話がありましたので披露できれば……」

パチュリー「フフ……今こそ賢者の叡智の恐ろしさを知らしめる必要があるわね……」

佳歩「以前にてゐ様から習ったウサギダンス、今こそ発表します!」

反町「あ、だったら俺も……」

穣子「か、一樹君まで!?」

反町「日向の機嫌取りの為に、色々させられたんだよ……」

アリス「だったら私も、人形劇を披露させて貰おうかしら。結構自信あるのよ」

にとり「あっ! じゃあ私もやるぞー! 新作発明でビビらせてやる!」

429 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 23:46:09 ID:???

てゐ「ほいほーい。ひい、ふう、みい……最初に手挙げたお燐と、鈴仙含めて8人か。うんうん。丁度良い人数だね。
   順番は……大体手挙げた人順で良いかなー。てなわけでお燐ちゃんどうぞ〜」

鈴仙「(しっかし、てゐのやつ。こういう場の仕切りは本当に手慣れてるわね……)」

これも事前に仕込んでおいたのだろうかと思わせる程の手際の良さで、
かくして第一回リトルウイングズかくし芸大会が始まった。
参加者8名の中、一番盛り上がった演技をした者が優勝。
血で血を洗うこの戦いを、果たして鈴仙は勝ち上れるのだろうか――。


先着2名様で、

★一番手・お燐→火吹き芸 4 + ( ! card )=
 二番手・星→ありがたい話 2 + ( ! card )=
 三番手・パチェ→賢者の智恵(自慢話) -5 + ( ! card )=
 四番手・佳歩→ウサギダンス 7 + ( ! card )=★
★五番手・反町→腹話術 6 + ( ! card )=
 六番手・にとり→発明発表 0 + ( ! card )=
 七番手・アリス→人形劇 10 + ( ! card )=
 大トリ・鈴仙→私の青春2018 8 + ( ! card )=★

と書き込んでください。数値が一番高いキャラが優勝します。同数の場合は再度判定とします。

(特殊効果は次レス記載)

430 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/12(水) 23:48:17 ID:vTr0lj66
お燐のマークがクラブの時「炎上(リアル)」が発動し失格します。
星のマークがダイヤ・ハートの時「天然ボケ(+5)」が発動します。
星のマークがクラブの時「話がグダグダ(−3)」が発動します。
パチェの数字が11の時「ベストイレブン(+11)」が発動します。
佳歩のマークがダイヤの時「超高速ダンス(+5)」が発動します。
佳歩のマークがハートの時「かわいいダンス(+3)」が発動します。
反町の数字がダイヤ12の時「魔王的演技力(+67)」が発動します。
反町の数字がダイヤの時「地味に上手い(+2)」が発動します。
にとりのマークがJOKERの時「メカニトリ(+15)」が発動しメカになります。
にとりのマークがダイヤの時「ネッシー(+8)」が発動します。
にとりのマークがハートの時「新型キュウリ剥き器(+1)」が発動します。
にとりのマークがスペード・クラブの時「自爆」が発動し失格します。
アリスのマークがクラブの時「フラッシュバック(−5)」が発動します。
アリスのマークがJOKER・クラブAの時「アリスさん化」が発動し居た堪れない空気になります。
鈴仙のカードがJOKER・ダイヤ絵札の時、「その時不思議な事が起こった」が発動し優勝します。
鈴仙のカードがクラブA〜6の時、「エーリンの仕業だ!」が発動し失格します。

431 :森崎名無しさん:2018/09/12(水) 23:55:49 ID:???
★一番手・お燐→火吹き芸 4 + ( ハート5 )=
 二番手・星→ありがたい話 2 + ( ハート6 )=
 三番手・パチェ→賢者の智恵(自慢話) -5 + ( スペード7 )=
 四番手・佳歩→ウサギダンス 7 + ( ハートJ )=★

432 :森崎名無しさん:2018/09/13(木) 00:09:44 ID:???
★五番手・反町→腹話術 6 + ( スペードJ )=
 六番手・にとり→発明発表 0 + ( ハートK )=
 七番手・アリス→人形劇 10 + ( クラブ4 )=
 大トリ・鈴仙→私の青春2018 8 + ( ハート10 )=★

433 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/13(木) 00:24:21 ID:???
★一番手・お燐→火吹き芸 4 + ( ハート5 )=9
 二番手・星→ありがたい話 2 + ( ハート6 )+(天然ボケ+5)=
 三番手・パチェ→賢者の智恵(自慢話) -5 + ( スペード7 )=2
 四番手・佳歩→ウサギダンス 7 + ( ハートJ )+(可愛いダンス+3)=21★
★五番手・反町→腹話術 6 + ( スペードJ )=17
 六番手・にとり→発明発表 0 + ( ハートK )+(キュウリ剥き器+1)=14
 七番手・アリス→人形劇 10 + ( クラブ4 )+(フラッシュバック-5)=9
 大トリ・鈴仙→私の青春2018 8 + ( ハート10 )=18★

以上によって佳歩が優勝したところで、短いですが今日はここまでにします(汗)

434 :森崎名無しさん:2018/09/13(木) 18:15:12 ID:???
賢者が案の定KENJAしてる

435 :森崎名無しさん:2018/09/13(木) 18:38:56 ID:???
〜賢者が自慢話をするときのテーマ〜

436 :森崎名無しさん:2018/09/13(木) 18:51:33 ID:???
悪いわね鈴仙、この本は3人用なのよ

437 :森崎名無しさん:2018/09/13(木) 20:14:38 ID:???
アリスがどんどんまともになっていくのと反比例して賢者がけんじゃ(笑)になっていく

438 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:42:55 ID:???
昨日は寝落ちしてました(汗)
今日は余裕があるので多めに更新したいです。

>賢者()なパチェさんについて
優秀なのに色々残念という意味では全盛期のアリスさんにも共通してますが、
パチェさんの場合は己を省みる心が欠如している感はありますね…
ただまあ、根は熱血で良い人なのとなんだかんだで鈴仙の事は大好きですし、
皆もその辺りは分かった上でイジってるので大丈夫だと思います。
あと、ただでさえ(能力値的に)強いパチュリーまでもが真面目な常識人になったら
鈴仙の出番が少なくなりそうですし……(小声)

439 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:43:55 ID:???
★一番手・お燐→火吹き芸 4 + ( ハート5 )=9
 二番手・星→ありがたい話 2 + ( ハート6 )+(天然ボケ+5)=
 三番手・パチェ→賢者の智恵(自慢話) -5 + ( スペード7 )=2
 四番手・佳歩→ウサギダンス 7 + ( ハートJ )+(可愛いダンス+3)=21★
★五番手・反町→腹話術 6 + ( スペードJ )=17
 六番手・にとり→発明発表 0 + ( ハートK )+(キュウリ剥き器+1)=14
 七番手・アリス→人形劇 10 + ( クラブ4 )+(フラッシュバック-5)=9
 大トリ・鈴仙→私の青春2018 8 + ( ハート10 )=18★


お燐「そんじゃ一番お燐、火を吹きま〜す」

さとり「ちょっと待ちなさいお燐。あんたそんな芸出来ないでしょう!?
    火車だからって火属性魔法をマスターしてる訳でもあるまいし……!」

お燐「ふふふ、さとり様がイギリスで湿布貼ってる間にもあたいは成長してたという訳ですよ……っと!」

ゴ〜ッ……!

穣子「う、うわ〜! すごい! ホントに火を吹いてるよ〜! 地底の妖怪ってすごいんだねぇ」

反町「(スピリタスを口に含んでからマッチで火を付けてるだけだし。普通の妖怪……っていうか人間でもできそうだな……)」

てゐの仕切りで始まったかくし芸大会は盛り上がった。

440 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:45:27 ID:???
星「『人は必ず陰徳を修すべし』という言葉があります。
  これは人は必ず、人に知られない所で徳を積むべきである……という仏教の考えを表したものでして、
  人を助けるのでも、わざわざその事が相手にわかるようにするのではなく、
  密かに善行を為す事が、その人の功徳に繋がるというものです。

  私も本尊となる前の修行時代では、夜中や不在時などにこっそりと在家信者の家に入り、
  料理を作ったり金塊を置いたり、隠しておいた如何わしい本を机上に置いて、
  こうした本を読まずに精進するよう指導文書を書いておくなど、ひそかな善行を積んでいましたよ」

ナズーリン「それって不法侵入だろうが! エロ本を机上に置くとかお母さんか!?」

星「……! で、ですから信者さんが気味悪がっていたのですか……!?
  私はてっきり、妖怪への嫌悪感から来る心ない差別感情の発露かと思い、悩んでいました……!」

ナズーリン「ご主人の行為の方がよっぽど心ないよっ!?」

鈴仙「(これじゃ説話じゃなくて漫才ね……)」

パチュリー「……こうして私は最強魔法を発動して魔王を倒し、
       国王から賢者を超えた賢者を更に超えた賢者を意味する“超ケンジャ人3”の称号を得たのよねぇ……」

てゐ「あほくさ〜……ってか、ウソくさ〜……」

つかさ「……我慢するのよつかさ。これも眠気に耐える為の修行と思って……」

441 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:46:35 ID:???
佳歩「ど、どっこらラビットぴょんぴょんぴょんっ!?」

霞「佳歩ちゃん、かわいい……!」

さとり「ある特定の性癖を持った男性の劣情を誘うに充分ですね……」

お燐「さとり様ー、そういういやらしい発言禁止!」

静葉「反町くん。分かっているわよね……?」チャキッ?

反町「……!?(お、俺にそんな趣味はありませんよっ!?)」

てゐ「あ、次反町君で腹話術ね、どぞ」

反町「あ、はい……それじゃ」

クイッ!

反町の右手人形「クハハハ! 我の超絶シュートさえあれば日向など雑魚当然よォ!」

反町の左手人形「ひ、ヒィィーーーッ! 申し訳ありませんでしたソリマチ卿様ァーー!」

佳歩「す、すっごーい! 反町さん、無言のままにノリノリで演技してますっ!」

慧音「普段の無口っぷりから解放されたようで、イキイキしているな……」

442 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:47:46 ID:???
佳歩「ど、どっこらラビットぴょんぴょんぴょんっ!?」

霞「佳歩ちゃん、かわいい……!」

さとり「ある特定の性癖を持った男性の劣情を誘うに充分ですね……」

お燐「さとり様ー、そういういやらしい発言禁止!」

静葉「反町くん。分かっているわよね……?」チャキッ?

反町「……!?(お、俺にそんな趣味はありませんよっ!?)」

てゐ「あ、次反町君で腹話術ね、どぞ」

反町「あ、はい……それじゃ」

クイッ!

反町の右手人形「クハハハ! 我の超絶シュートさえあれば日向など雑魚当然よォ!」

反町の左手人形「ひ、ヒィィーーーッ! 申し訳ありませんでしたソリマチ卿様ァーー!」

佳歩「す、すっごーい! 反町さん、無言のままにノリノリで演技してますっ!」

慧音「普段の無口っぷりから解放されたようで、イキイキしているな……」

443 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:50:04 ID:???
にとり「今回オススメの発明はこちらっ! 『全自動キュウリの皮剥き器・改』だ!
    前回発明時の失敗を生かして、皮むきスピードはなんと3倍!」

星「さ、さんばいっ!? ナズーリン、これはもしや、ノーベル賞級の発明では……!?」

ナズーリン「私は騙されないぞ……前のが3日掛かってたから、結局は皮むきに1日もかかってるじゃないか!」

アリス「こうして、ひとりぼっちのアリシアちゃんに、優しいお友達ができ……と、ともだち……あ、頭がっ!?」

ガシャーンッ!?

鈴仙「だ、大丈夫アリス!?(途中まで完璧な劇だったのに……やはりアリスさんの傷跡は深いみたいね)」


皆が個性を生かして様々な芸をやってのけて、その全てが面白い。
(パチュリーの自慢話だけはグダグダでほぼ全員が寝ていたが)
そんな中で、鈴仙も自信満々にカラオケを歌い上げるのだが―――。

にとり「へー、普通に上手いじゃん」

鈴仙「あ、ありがと(あれ……!? 不思議な事が起こらなかった……!?)」

反応こそ良かったが、前回のような会心感には至らない。
そして結果としても――。

てゐ「はい皆顔上げてー。それじゃ、優勝者が決まりました……優勝者は……じゃーん、佳歩ちゃんでーす!」

佳歩「わ、私ですかぁっ! よ、よかった……! 恥ずかしいの我慢して練習した甲斐がありましたぁ」

444 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:51:11 ID:???

佳歩が一位で優勝し、鈴仙の順位は反町と僅差で二位。
歌自体は良かったが、佳歩のパワーには追いつけなかったようである。

てゐ「じゃ、佳歩ちゃんには商品として スパイシーほしにく 一年分をプレゼントするね〜」

佳歩「うわぁっ! ありがとうございます!」

鈴仙「(く、本来喜んであげるべき場面なのに、悔しさが先行してしまう……っ!)」


――初代かくし芸クイーンを(脳内で)自負していた鈴仙としては、
プライドがちょっとわずかに傷ついた瞬間だった。

445 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 17:52:19 ID:???
…と、いったところで中途半端ですが一旦ここまでです。

446 :森崎名無しさん:2018/09/14(金) 20:14:15 ID:???
一旦乙です
期待した時点で奇跡は起こらなくなるものなんだよなぁ

447 :森崎名無しさん:2018/09/14(金) 20:28:42 ID:???
元ネタは息をするように奇跡を起こせるのにな

448 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 22:20:50 ID:???
更新再開します。
>>446
一旦乙ありがとうございます。奇跡の力に頼りすぎた末路でしたね…
>>447
しょせん鈴仙なので仕方ないです。

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 22:22:40 ID:???
−宅飲みイベントその4 歓談編(後半)−

穣子「ねぇねぇ! 次はトランプしようよ! 大富豪!」

霞「十七人でやったら、手札が一人あたり3〜4枚になりますよ……」

にとり「カードなんて軟弱なモンはいらん! 飲み会ゲームで勝負だい!」

鈴仙「あっ、だったらカラオケ勝負とか……」

てゐ「鈴仙め、自分がちょーっと歌上手いから調子に乗りおって……」

鈴仙「そ、そんなんじゃないけどっ!?」

かくし芸大会を終えてもなお、一同はワラワラと盛り上がった。
色々なゲームや余興の案が出て、結局は全てをやる事になった。
3人一組で大富豪をやったり、飲み会ゲームをやって、罰ゲームでメタノールを飲まされたり……。カラオケも楽しかった。
そして――。

慧音「……ふう。大分落ち着いたな」

鈴仙「そうですねぇ……」

パーティは数時間ほど盛り上がり、にとりが酒の飲み過ぎで自爆した辺りで、
少しずつ落ち着いていった。……まだ終わりはしないが、しんみりと深く話が出来そうな雰囲気だ。

鈴仙「(こういう雰囲気も私、案外嫌いじゃないのよね。あまり仲の良くない人でも深くお喋りできるし)」

450 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 22:23:48 ID:tI80B4As
手元には乾杯の時に口にしたジンの炭酸割りが入ったグラスがある。
魔界由来の特別なハーブが漬け込まれており、独特の香りと味がして気に入ってしまっていた。
鈴仙はそのグラスを片手にして、話してみたい者の隣へと入りこんだ。

−リトルウイングズ メンバー一覧−
FW:(鈴仙)、反町、星、佳歩
MF:パチュリー、アリス、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり
スタッフ:コーチ、霞

★上記のメンバー一覧から、ゆっくり話したいキャラを【1名】選択してください★

先に【1票】入った選択肢で続行します。1票なのでメール欄は空白でもどっちでも構いません。

※誰を選んでも大筋には影響しません。

451 :森崎名無しさん:2018/09/14(金) 22:25:55 ID:???
てゐ

452 :森崎名無しさん:2018/09/14(金) 22:26:07 ID:YVvFMmrE
慧音

453 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:21:43 ID:???
>てゐ

鈴仙「……ちょっと、一緒に飲まない?」

てゐ「あ? ……鈴仙かぁ。ちぇっ、しょーがないなぁ」

てゐは嫌々そうにそう答えていたが、そそくさと座布団を持ってきて、

てゐ「ま、座んな」

と、鈴仙を招き入れてくれた。

てゐ「ほんじゃま、乾杯しとく?」

鈴仙「何に乾杯するのさ」

てゐ「そうだねぇ……んじゃ、佳歩ちゃんのウサギダンスに乾杯でもしとくか」

鈴仙「ぶっ、何よそれ。……っていうかやっぱりアレ、あんたが仕込んだのね」

てゐ「まあねぇー。本当は、姫様やらの機嫌取りようで前々から仕込んどいたネタなんだけど、
   佳歩が恥ずかしがりつつ結構乗り気でさ」

鈴仙「あー、そうかもねぇ。佳歩って一度やる、って決めたら極めるタイプだから……」

てゐ「それなー」

鈴仙とてゐは永遠亭時代からの相棒であり、単なる腐れ縁を超えた何かが確実にある。(てゐは必死で否定するけど)
だからこそ、会話も簡単には途切れないし、たまに沈黙が訪れたとしても、それすらも心地よい。

454 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:23:36 ID:tI80B4As
鈴仙「……後悔してない? 私と、一緒に来たこと」

てゐ「は?」

鈴仙はてゐの事をよく知っている。だからこそ――ずっと、引っ掛かっている事がある。
親しいが故に、これまで何となく済ませていたが。今のような場面なら、聞いても良いような気がして、鈴仙は続けた。

鈴仙「だってさ。てゐは慎重派で、基本危ない橋は渡らないヤツだったじゃん」

てゐ「まあね。ヤバげな事が起きたら、まずは鈴仙を前に出して様子を見るってのが私のモットーだったし」

鈴仙「人を鉄砲玉みたく思いやがって……まあ、別に良いけど。とにかく。
    そんなアンタが、よく私について来ようと思ったなぁ……って。どー見ても色々と危ない、って思ったでしょ」

鈴仙はそれが疑問だった。元々、プロジェクト・カウンターハクレイの元に集った仲間達は、
それぞれの思惑や意図がある事は知っている。例えば秋姉妹は信仰の為だし、慧音は子ども達のため。
偶々拾われたアリスとか、ヒューガーメキシコ支部に飛ばされそうだった所を救われたにとりとか、
例外はあるが……そんな中でてゐが、特段の強い目的もなく、また佳歩のように鈴仙を慕っている訳でもないのに、
鈴仙について行く事を決めたのは意外だと思っていた。

てゐ「……んー」

それに対しててゐは手元の 白湯 を傾けながら唸り。

てゐ「……勘違いしないでよね。私は、佳歩とかつかさとか霞とか、自分の手下が心配だったから来ただけだ。
    鈴仙の事なんて、これっぽっちも大事だとか心配だとかなんて思ってないんだからね」

なんて、あまりにもテンプレートすぎる強がりを言ってのける。

455 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:24:54 ID:tI80B4As
てゐ「鈴仙の事は、ついで! どーでもいい存在! お刺身のツマみたいなモンだね!
    本当は私だって、永遠亭でぬくぬくと過ごしたかったんだよ!」

鈴仙「……本当に?」

鈴仙の追求に対し、てゐはあからさまに機嫌を悪くしてそう辛辣に応える。

てゐ「あったり前でしょ!私は自分の長生きが一番大事なんだよ。
    だから、私の知らんところで鈴仙に何かの事があったら、寝ざめが悪くなってストレスが溜まるだろ――って、あっ」

だが、てゐはここでらしからぬ失敗を犯す。
そしてさしもの鈴仙も、ここで言われっぱなしになるほど卑屈ではない。

鈴仙「って事は、私の事心配してくれてた訳か。どーでもいい存在なのに」

てゐ「……ぐ、ぐぐぐっ……!」

いつもは見下してバカにしている鈴仙の反撃に、てゐは顔を真っ赤にしてから酒をあおる。
「酒のせいで顔が真っ赤になったじゃねーか!」とてゐは怒っているがもう手遅れだ。

鈴仙「……てゐ、ありがと」

鈴仙はぽつりとそう言ったのが、てゐにとっては致命傷だったらしく。

てゐ「こ、これで勝ったと思わないでよね……! 私はもう寝る……! 鈴仙はぼっち酒してろい!」

そう言って、逃げ出すように宴会場を去ってしまい。
臆病なまでに保身を重視するてゐが、自分の為に尽くしてくれていた事に、鈴仙は改めて気付くのだった。

*てゐの絆ポイントが+1されました。(13→14)
*てゐとの絆を再確認し、てゐとのコンビプレイ(ワンツー)の経験値が+ 4 されました。(現在10/20ポイント)

456 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:26:12 ID:tI80B4As
-------------------------------------------
名前 || 鈴仙 |
−− ++ −− ++
反町 || + 7 ||
 星 || + 7 ||
佳歩 || 1 1 ||
パチェ..|| + 8 ||
アリス. || 1 4 ||
静葉 || + 8 ||
てゐ || 1 4 ||
慧音 || + 7 ||
お燐 || + 7 ||
穣子 || + 6 ||
ナズ || + 7 ||
つか || 1 0 ||
さと || + 7 ||
にと || + 9 ||
−− ++ −− ++
総合 ||121 ||
-------------------

457 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:33:19 ID:tI80B4As
かくして、祝勝祝いと今後の奮闘を祈念した飲み会は成功裏に終わり。
鈴仙と仲間達との絆はますます深まる事となった。

先着2名様で、

★星の感想→! card
 ナズーリンの感想→! card
 パチュリーの感想→! card
 つかさの感想→! card★
★佳歩の感想→! card
 静葉の感想→! card
 穣子の感想→! card
 お燐の感想→! card
 さとりの感想→! card★

と書き込んでください。マークによって分岐します。

JOKER→絆ポイント+2!(10以上のキャラは+1)&フラグ習得
ダイヤ・ハート→かなり楽しんでた。 絆ポイント+1!(10以上のキャラは変動なし)
スペード・クラブ→普通に楽しんでた。

*今日で絆ポイントが上昇した、慧音、アリス、にとり、反町、てゐについては判定を省略します。

458 :森崎名無しさん:2018/09/14(金) 23:37:10 ID:???
★星の感想→ スペード8
 ナズーリンの感想→ ダイヤ5
 パチュリーの感想→ クラブ4
 つかさの感想→ スペード5

459 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/14(金) 23:37:47 ID:OhYLEYSU
★星の感想→ ハート2
 ナズーリンの感想→ スペード5
 パチュリーの感想→ ダイヤA
 つかさの感想→ ハート7

460 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/14(金) 23:39:09 ID:OhYLEYSU
★佳歩の感想→ ハート10
 静葉の感想→ スペード8
 穣子の感想→ スペード5
 お燐の感想→ ダイヤ5
 さとりの感想→ クラブ9

461 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:43:22 ID:???
★星の感想→ スペード8
 ナズーリンの感想→ ダイヤ5 +1!
 パチュリーの感想→ クラブ4
 つかさの感想→ スペード5 ★
★佳歩の感想→ ハート10
 静葉の感想→ スペード8
 穣子の感想→ スペード5
 お燐の感想→ ダイヤ5 +1!
 さとりの感想→ クラブ9 ★
→ナズーリンとお燐の絆ポイントが+1!

*イベント開催ボーナスで、ナズーリンとお燐の絆ポイントが追加で+1されました。
-------------------------------------------
名前 || 鈴仙 |
−− ++ −− ++
反町 || + 7 ||
 星 || + 7 ||
佳歩 || 1 1 ||
パチェ..|| + 8 ||
アリス. || 1 4 ||
静葉 || + 8 ||
てゐ || 1 4 ||
慧音 || + 7 ||
お燐 || + 8 ||
穣子 || + 6 ||
ナズ || + 8 ||
つか || 1 0 ||
さと || + 7 ||
にと || + 9 ||
−− ++ −− ++
総合 ||123 ||
-------------------

462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:46:44 ID:???
【魔界生活13日目】−魔界カップ開幕まであと7日−

コーチ「さぁー皆ぁ、昨日はお愉しみじゃったが、今日は今日とて気を入れ直して……」

てゐ「――分かってる、って。鈴仙!」

バシュッ、バシッ……!

鈴仙「ん。ありがと、てゐ!(てゐのやつ、昨日はゴキゲン斜めだったけど。
    今日になるとなんだかんだで、やる気になってるわね)」

飲み会を終えてもなお、リトルウイングズの戦いは終わらない。
これまでと同様、いや一部の選手についてはこれまで以上に練習に意識を集中し、
効率のいい全体練習に取り組む事が出来ていた。

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:48:51 ID:tI80B4As
〜魔界生活13日目 練習フェイズ〜 −魔界カップ開幕まであと7日−

鈴仙「(さて。今日の個人練習はどうしようかな。昨日は静葉さんのパスカット練習を見てあげたけど、
    今日の全体練習の感じだと、私とてゐのワンツーの精度もグンと良くなってる感じなのよね……)」

A:基礎能力を向上させる。
  能力値を一つに絞って練習を行います。フラグの習得・回収はできません。
  今回失敗した場合、次に同じ分野で成功するまで、補正+1が発生します。(累積あり)

B:必殺技フラグを回収する。
  自分のフラグの習得・回収を行う事ができます。

C:仲間の練習を補助する。
  仲間の練習を手伝います。仲間の能力については、フラグを習得・回収していく形となります。
  どのフラグを習得・回収していくかは仲間の意向が優先されます。
 
D:仲間と一緒に練習する。
  仲間と一緒に練習します。AとBを複合した形となり、効果はそれぞれ単独よりも劣りますが、
  場合によっては、一挙に成果を挙げる事ができます。

先に【1票】入った選択肢で続行します。1票なのでメール欄は空白でもどっちでも構いません。
(次レスに参考データを張りますが、このレスと次レス間にある投票も有効とします)

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:51:17 ID:tI80B4As
<参考データ>
−鈴仙の能力値−
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  56  55  56  54  54  47  54  376  3  4 

−能力値の伸び具合−
もう上がらない:なし
とても上がりにくい:ドリブル(56)、シュート(56)
上がりにくい:パス(55)、タックル(54)、パスカット(54)、競り合い(54)
普通:なし
上がりやすい:なし
とても上がりやすい:ブロック(47)

−所持中のフラグ−
シュート(10/20)、タックル(10/20)、てゐとのコンビプレイ(ワンツー)(14/20)
反町とのコンビプレイ(10/20)

−仲間のフラグ・成長希望−
次レス参照

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/14(金) 23:53:26 ID:tI80B4As
−仲間のフラグ・成長希望−
選手名   限界に達している分野     本人が次に鍛えようとしている物    備考
反町     パス                ドリブル                 オータムスカイラブは成長の余地あり
星                         パス
佳歩                        タックル

パチュリー                    パス
アリス                      ドリブル、シュート
静葉                        パスカット               オータムスカイラブは成長の余地あり
てゐ     ドリブル、パス          タックル                鈴仙とのコンビプレイフラグあり

慧音                        パスカット
お燐     タックル              シュート
穣子     ブロック              タックル                 
ナズーリン                    パスカット                オータムスカイラブは成長の余地あり
つかさ                       

さとり    セーブ力             (※備考)                  想起セービングは成長の余地あり
にとり                       競り合い

466 :森崎名無しさん:2018/09/15(土) 00:00:45 ID:???
C

467 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/15(土) 00:14:32 ID:RWqaqDHY
C:仲間の練習を補助する。

鈴仙「(今日は仲間の練習を補助しましょうか)」

鈴仙は>>465を参考に、誰の練習を補助しようか考えた。

−リトルウイングズ メンバー一覧−
FW:(鈴仙)、反町、星、佳歩
MF:パチュリー、アリスさん、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり


★上記のメンバー一覧から、誘いたいキャラを【1名】選択して下さい★
(分かるように名前を記載してコメントして下さい 例:佳歩 てゐ …等 ”因幡”とか”秋”とか、誰なのか特定できないのはダメです)
 ※鈴仙(自分自身)、霞、コーチ等スタッフは選択不可とします。

先に【1票】入った選択肢で続行します。1票なのでメール欄は空白でもどっちでも構いません。

468 :森崎名無しさん:2018/09/15(土) 00:32:45 ID:???
静葉

469 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/15(土) 09:50:14 ID:RWqaqDHY
また寝落ちしてました(汗)次の選択肢までちょっと更新します。
―――――――――――――――――――――――――――――
>静葉

先着1名様で、

★静葉のパスカット練習→(! dice+! dice)=★

と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在16/20ポイント)

*合計点が10ポイントを超えた場合、静葉はフラグを習得します。
*合計点が20ポイントを超えた場合、静葉はフラグを回収します。

470 :森崎名無しさん:2018/09/15(土) 11:00:10 ID:???
★静葉のパスカット練習→( 6 + 2 )=★

471 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/15(土) 11:19:31 ID:RWqaqDHY
★静葉のパスカット練習→( 6 + 2 )=★
→8ポイント獲得しフラグ回収!

静葉「こう何日も見てくれているもの。流石に今日には完成させないと……」

バッ! ギュンッ! ヒラリッ……パシッ。

鈴仙「す、すごい……! まるで落ち葉みたいに華麗な空中制御でしたよ!」

何日も練習を共にしてくれた鈴仙の熱意に報いるように、静葉も熱心に練習に取り組んだ。
そしてその結果、元々得意としていた落葉の如きパスカット「フォールカット」の練度を高め、
中盤でのカット力を大きく成長させた。

鈴仙「(静葉さんは元々、このチームで有数のタックラーだったけど。
     これにパスカットが加わって、ますますボールカットの安定度が高まったわね。
     SHとしての出番はもとより、マンマーカーとしてはまさにうってつけの選手になったというか)」

静葉「(穣子は慧音さんに次ぐ、守備の副将として活躍している。私も、負けていられないわ……)」


*静葉がパスカットフラグを回収。能力値が+1され、「フォールカット」の発動率が1/2→3/4になりました。

472 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/15(土) 11:21:46 ID:RWqaqDHY
〜魔界生活13日目 自由行動フェイズ〜 −魔界カップ開幕まであと7日−

ナズーリン「今日は私が昼食を作ってみたんだ。どうかな」

鈴仙「うん。中々の ハンバーガー だったよ」

練習を終えて昼食に舌鼓を打ちながら、鈴仙は自由行動をどうしようか考える。

鈴仙「(考えてみれば、自由行動も久しぶりな気がするわね。
     特段トラブルとか悩み事を抱えてる仲間の話は聞いてないから、フィーリングで選べば良い気もするけど、
     何人か誘うのと一人を呼んで遊ぶのって、どう違うんだったかしら)」

さとり「何人か誘うのは、浅く広く絆ポイントを上昇させる時に使えば良いですし、
    一人を誘うのは、一人の悩み事を解決させたり、狭く深く絆を深めたい時に使えばいいですよ。
    本当に何も思いつかない時は、一人でぶらぶらするのもお勧めします。
    ランダム要素が絡む分、上手く行った時は高い結果を得る事ができますよ」

鈴仙「ありがとうございます……って、なんでさとりさんまで、そんなチュートリアルキャラみたいな事を」

さとり「『何選べばいいかわからん……』という参加者の方の心を読んだんですよ」

鈴仙「あっ、そうっすか……(深くは立ち入らない方がいいわね、これは……)」

473 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/15(土) 11:23:16 ID:RWqaqDHY
さとりのアドバイス(?)も参考にして、改めて鈴仙は今日何をするかを考え、その結果――。

A:一人で周囲を散歩してみる。(更に判定)
  屋敷の中や魔界地方都市内を歩き回ります。ランダムで誰かと接触します。
B:仲間達と遊ぶ。(更に選択)
  チームメイトを何人か(3名まで)誘って遊びます。
  仲間と親密になれたり、仲間の成長方針についてアドバイスできます。
C:仲間の一人を呼んで遊ぶ。(更に選択)
  チームメイトを1名誘って遊びます。
  集団で遊ぶ場合よりもより親密になれたり、成長方針について込み入った話ができます。
D:皆で遊べるイベントを計画してみる。(更に分岐)
  チームメイト全員で遊べるイベントを計画します。実際に遊ぶのは次の日の自由行動フェイズとなります。
  二回分の行動が必要となる分、チームメイト全体と親密になれるチャンスがあります。
E:個人練習をする。(更に分岐)
  個人練習をします。効果や効率は昼の練習より悪いです。
<以下、ショートカットキー>(選択肢一発で目当てのイベントに飛ぶ為の便利機能です)
なし

先に【1票】入った選択肢で続行します。1票なのでメール欄は空白でもどっちでも構いません。

474 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/15(土) 11:44:13 ID:???
一旦ここまでです。
(投票があった場合、更に選択のところまでは進めたいと思います)

475 :森崎名無しさん:2018/09/15(土) 11:53:10 ID:dJixYca+
B

476 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/15(土) 12:46:44 ID:RWqaqDHY
B:仲間達と遊ぶ。(更に選択)

−リトルウイングズ メンバー一覧−
FW:(鈴仙)、反町、星、佳歩
MF:パチュリー、アリスさん、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり


★上記のメンバー一覧から、誘いたいキャラを【2名or3名】選択して下さい★

(分かるように名前を記載してコメントして下さい 例:佳歩 てゐ …等 ”因幡”とか”秋”とか、誰なのか特定できないのはダメです)
 ※鈴仙(自分自身)、霞、コーチ等スタッフは選択不可とします。
 ※一名のみの投票は無効とします。(Cとの差別化のため)

先に【1票】入った選択肢で続行します。1票なのでメール欄は空白でもどっちでも構いません。

477 :森崎名無しさん:2018/09/15(土) 13:09:03 ID:???
パチュリー 慧音

478 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/18(火) 01:27:00 ID:???
すみません、更新できませんでした。
明日は更新したいです(汗)

479 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/18(火) 22:02:24 ID:UJL7NmC6
>パチュリー、慧音

パチュリーと慧音は、屋敷の居間で懇々と語りあっていた。

鈴仙「(二人ともイタリアでサッカーを学び、しかも元々知能指数が高いだけあって気が合うのかしらね……)」

慧音「ああ、鈴仙。どうだ、君も60年代のブラジルサッカーの傾向について話し合ってみないか」

パチュリー「歴史となると、慧音くらいしか詳しい人がいないのよね」

鈴仙「慧音さんって、サッカーの歴史にも詳しいんですね……」

慧音「流石に詳細は、この前イタリアの図書館で読んだ程度だがな。
    だが、歴史教師だから、ありとあらゆる物の成り立ちと今後を考える事が好きなんだよ」

パチュリー「私が欲しいのは、過去や未来ではなく、現存する知識そのものなんだけどね。
        そう言った意味で慧音は、気が合う友人とも言えるし、分かり合えぬ敵とも言えるわ」

鈴仙「へ〜」

480 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/18(火) 22:15:40 ID:UJL7NmC6
自分が一生その領域に踏み込む事はないだろうな……、と確信しつつ、
鈴仙はパチュリー達と何をしようか考えた。

A:パチュリーと慧音のサッカーでの課題や日常の悩みについて聞いてみる。
B:鈴仙の目指すべき選手像について相談してみる。
C:魔界地方都市をブラついて楽しんでみる。
D:パチュリーのけんじゃ(笑)っぷりについて問題提起してみる。
E:イタリアの選手層について聞いてみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

481 :森崎名無しさん:2018/09/18(火) 22:19:05 ID:xQrI0p6U
B

482 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/18(火) 22:21:51 ID:UJL7NmC6
すみません、コピペミスで【1票決】が正しいです!

483 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/18(火) 23:05:45 ID:UJL7NmC6
B:鈴仙の目指すべき選手像について相談してみる。

慧音「ふむ、目指すべき選手像、か……」

パチュリー「そうね。私も色々と考えてはいるのだけれど……」

鈴仙がこの話題を切り出しても、二人は決して嫌な顔一つせずに考えてくれた。
そして驚くべきことは、この二人ともが考えを止める事をせず、
鈴仙にとってある程度以上に有益な情報を提供してくれた事だった。

鈴仙「(やっぱり、ウチのチームが誇る知能派集団は違うわね……)」

果たして、その内容は――。

先着2名様で、

★パチェの見立て→! card★
★慧音の見立て→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

<パチェの見立て>
JOKER→パチェ「主人公たる賢者の引き立て役として、頭の悪いエースキャラは必須よね」鈴仙「あのー、何の話?」
ダイヤ→ハート・スペード+「佳歩や星、反町の良い所を採った、万能選手を目指せると思ってるわ」
ハート・スペード→「パス。せりあい。ポストプレイ。ウチのチームのFWに足りない分野を補うべきよ」
クラブ→「一人一芸。あんたはこの大会、守備もできるディフェンシブフォワードを目指すべきね!」

<慧音の見立て>
JOKER→慧音「私には分かる……鈴仙、お前にはGKの才能がある!!!!」鈴仙「な、なんだってー!?」
ダイヤ→「パスやドリブルはどうだ? 鈴仙はもっと上を目指せると思うんだが」
ハート→「競り合い強さではないだろうか。我がチームには妹紅のように打たれ強い選手が少ない」
スペード・クラブ→「前線での守備力が気になるな。寅丸星のようなタックルを鈴仙が出来れば、DFとして心強い」

484 :森崎名無しさん:2018/09/18(火) 23:07:09 ID:???
★パチェの見立て→ スペードJ

485 :森崎名無しさん:2018/09/18(火) 23:14:21 ID:???
★慧音の見立て→ スペードK

486 :森崎名無しさん:2018/09/18(火) 23:51:31 ID:???
数値とマーク-一致なら完璧だった

487 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/19(水) 01:18:37 ID:lCEKshy6
★パチェの見立て→ スペードJ ★
→「パス。せりあい。ポストプレイ。ウチのチームのFWに足りない分野を補うべきよ」
★慧音の見立て→ スペードK ★
→「前線での守備力が気になるな。寅丸星のようなタックルを鈴仙が出来れば、DFとして心強い」

パチュリーと慧音が出した結論は異なっていた。

パチュリー「……このチームの本職FWには、ポストプレイヤーが居ないわ。
        強力なダイレクトシュートを持つ一方で、搦め手としてのパスも行えるような選手が」

鈴仙「パチュリーさんなら、ポストプレイ技も持ってますし適任ですけど……」

パチュリー「私をFWで起用するのは可能だけど、正直、勿体ないと思うわ。
        火力も、一対一の突破力も、燃費も。私の上位互換なんてざらにいるからね。
        星がそうした方面に成長してくれてるかと思ったけれど。
        今の彼女、タックルは凄い反面、フィジカルはそう特筆して良いとは言えないし」

パチュリーの指摘は言葉を選ばないが的確だった。このチームに足りないのはポストプレイが出来るFW。
だから、鈴仙がその穴を埋める事はチームに利する……理屈として正しい。
だが、慧音はそんなパチュリーとは違う観点からアドバイスをくれた。

488 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/19(水) 01:21:14 ID:???
慧音「私はチーム全体ではなく、ごく身勝手かつ個人的な観点で述べさせて貰うが。
    前線の守備力が底上げしてくれれば、DFとしては安心できるという思いがある。
    そうした意味では、鈴仙がタックルを磨くという事も、私としては嬉しく思う」

そのアドバイスはいたって平凡かつ、慧音個人の私情も含んだ、
一見すると頼りなく役立たないアドバイスにも見えた。
しかし、鈴仙は彼女の言葉ではなく姿勢から意図を感じ取った。

鈴仙「(これって……私が守備に若干不安を抱いているのを分かってくれてて、
     その上でわざと、パスやドリブルじゃなくてタックルを練習すれば良い……って言ってくれてるのかも)」

先のイングランド戦、鈴仙は攻撃面では活躍したが守備面においては特筆した働きを挙げていない。
それはFWである以上、多少は仕方ない事かもしれないが、ロリマー、リチャード、テイラー……と。
FWに厚いタレントを擁するイングランドに対峙するにあたっては、言い訳じみた事は本来言えない。
ましてや、イングランド以上に強いチームが相手では、尚の事である。

鈴仙「(私が気付いていない事にまで意識を汲んでくれて、そう言ってくれたのかな。
     だとしたら、慧音さんってやっぱりすごいな……)」

パチュリー「(おかしいわね……私への尊敬度が慧音に吸い取られていってるような……)」

慧音「(パチュリー殿の指摘も知識も技術も、そこに一切の間違いはない。
     だが、私は教師として、多少の間違いは許容して、一緒に向き合ってやりたい。それだけの違いだ)」

若干良く分かっていないパチュリーだったが、慧音はそんな様子すらも個性と認める。
鈴仙は慧音の懐の深さに、改めて畏敬の念を深めるのだった。


*次回以降の練習時、1回限定で、鈴仙のパスorせりあいorタックルの基礎練習に補正がかかります。
(次回“以降”なので、次回練習じゃなくてもOKです)

489 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/19(水) 01:22:41 ID:???
短いですが今日はここまでです。

490 :森崎名無しさん:2018/09/19(水) 06:12:55 ID:???
うーん慧音先生のご指導だ
ポストプレイってキャプ森のシステムだとそこまで重要に感じないんだよな
本編のマーガスランピオンもいまいちだったし

491 :森崎名無しさん:2018/09/19(水) 16:59:21 ID:???
ランピオンがすぐ退場してマーガスは若島津の噛ませだったから
実際どのくらい驚異かわからんよね

492 :森崎名無しさん:2018/09/19(水) 17:07:49 ID:???
あびせげりが強すぎるのが悪いんや・・・

493 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/20(木) 00:35:37 ID:???
ちょっとだけ更新します。

>ポストプレイについて
この辺り匙加減もありますが、ポストプレイが出来ると数値的だけでなく、
判定的にも敵をひっかけやすいなど有利にしたいと思っています。
(前回のイングランド戦で、パチュリーのポストプレイでロブソンをひっかけたように)
あびせげりが強すぎる(原作再現)ってのは大きかったですね……

494 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/20(木) 00:51:15 ID:Q9lGe7Pg
すみません、手違いで文章が消えてしまったので、今日の更新は判定だけにします(爆)
あと、前回の更新でパチェと慧音の絆ポイントが上昇していないと不自然なので……

*パチュリーと慧音の絆ポイントが+1ずつ上昇しました。


先着1名様で、

★魔・界→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→さとり「この薬さえあれば、私の腕もル○ィみたいに伸びるのよ……」さとりが怪しげだ!
ダイヤ→コーチ「ワシが本気を出せば凄いって事をみせてやるゾイ!」コーチが珍しくやる気だ!
ハート→つかさ「ブロック一芸だけじゃなく、他の事も出来るようにしないと……」つかさが更に修行する!
スペード→反町「(穣子さんと静葉さんとの連携を確認するぞ!)」反町がやる気だ!
クラブ→霞「魔界ユース事務局のサーバーにウイルスを添付しておいて、っと……」霞が諜報してた!

495 :森崎名無しさん:2018/09/20(木) 00:54:22 ID:???
★魔・界→ ダイヤ8


496 :森崎名無しさん:2018/09/20(木) 20:39:43 ID:???
反町「(穣子さんと静葉さんとの連携を確認するぞ!)」反町がヤる気だ!
一文字変えるだけで一気に怪しくなるな(笑)

497 :森崎名無しさん:2018/09/20(木) 23:16:29 ID:???
3Pとは随分とえちいですな、大歓迎です。あとは別世界から早苗さんも連れてこよう。

498 :森崎名無しさん:2018/09/22(土) 21:19:13 ID:???
反町の高い浮き玉が5くらいになりそう

499 :森崎名無しさん:2018/09/22(土) 21:55:00 ID:???
次の試合ガッツが使い切った後の三杉みたいになってそう

500 :森崎名無しさん:2018/09/22(土) 22:26:13 ID:???
幼子たちの憧れのソリマチ卿が性不純行為を働くわけないだろ!いい加減にしろ!

501 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/22(土) 23:18:40 ID:3ymXVteM
すみません、色々あって更新遅れました(汗)

>反町くんのヤル気について
夜のトリオプレイの練習に励んでそうですね…
別世界の早苗さんが来たら流血沙汰になりそうな気もしますが(チャキッ的な意味で)
一部テクモ版ではシューティングスターを覚えますし、
原作でも零れ球をねじ込みとかしてるので、浮き球補正との親和性は元々高い説を推します。
>>500
ソリマチ卿は秋系少女やらエース系少女やら陵辱系少女から
「抱いて!抱いて!添い寝して!」とか言われてますね。

502 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/22(土) 23:21:35 ID:3ymXVteM
ダイヤ→コーチ「ワシが本気を出せば凄いって事をみせてやるゾイ!」コーチが珍しくやる気だ!


コーチ「なんか最近、ワシの貫録というか威厳が無くなってる気がするしのう……」

この日奮起したのは選手ではなく、……なんとブラジル・コリンチャンスを離れて
鈴仙に着いてきてくれたコーチその人だった。
一見ただの無能セクハラ老人であり事実その通りではあるのだが、本来は非常に優秀なのである。
にも関わらず誰もが皆その事を忘れてしまっているようで、
最近は同居しているけれど冷遇されているおじいちゃんのような扱いを受けている。

コーチ「ようし! 今宵はワシのダンディズムの真骨頂! 誰か一人をカンペキに育成してやるゾイ!
     有能コーチ枠はどこぞのイージー何某嬢ではなく、このワシである事を知らしめてやる!」

良く分からない事を呟きながら夜の廊下を歩く様はまさしく徘徊老人のそれだったが、
その腕と意気込みは確か。そんな彼が選んだ選手は――。

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/22(土) 23:23:59 ID:3ymXVteM
先着1名様で、

★実は凄い人→! card★

と書き込んでください。数字に該当するキャラがコーチの練習により成長します。

JOKER→鈴仙
K→慧音
Q→さとり
J→パチュリー
10→にとり
9→お燐
8→アリス
7→ナズーリン
6→星
5→静葉&穣子
4→反町
3→てゐ
2→つかさ
1→佳歩

504 :森崎名無しさん:2018/09/22(土) 23:28:35 ID:???
★実は凄い人→ ハート2

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