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1- レス

【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】


[717]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 02:17:46 ID:???
俯きながら言葉を吐くさとりに、感情を押し殺したかのような声で告げる若林。
瞬間、さとりはハッと顔を上げて若林を見上げれば……。
若林はさとりに対して軽蔑するかのような……まるで汚物を見るかのような表情を浮かべているのだった。

若林「俺はお前とは違う……俺は、お前のような軟弱者じゃない」
さとり「そんな……事実、あなたは今さっきまでここで頭を垂れ、うじうじしていたじゃないですか……。
    私に隠し事は無駄ですよ……どんな嘘だって……」 省68

[718]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 02:19:15 ID:???
若林「ふん、一応は感謝しておいてやる。 お前がその情けない姿を見せてくれたお陰で。
   俺はそうは絶対になりたくない……もう二度となりたくないと思えるようになったんだからな。
   じゃあな、負け犬」
さとり「なっ……!」

体育座りを止め、立ち上がり、嘲るような笑みを向けながら颯爽と立ち去る若林。
てっきり自分に同調し、同意し、慰めてくれると思っていたさとりは驚き。
……そして、やがて頬を朱に染め、激昂しながらその背に声をかける。
省29

[719]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 02:20:16 ID:???
若林「責任が重い、評価はされない。 だからこそ……活躍をすれば、それだけ敵にも味方にもデカい顔が出来る。
   点を取らんFWが点を取るまで防ぎ続ければ、俺の好守のお陰で勝てたと評されるだろうな。
   圧倒的なエースの攻撃を止めれば、俺はそのエースを直接的な対決で超えたと言える。 だからだ」

ともすればビッグマウスな言葉を吐いた後、若林源三はその場をランニングをしながら去っていった。
後に残ったのは、古明地さとりたった1人。
省20

[720]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 02:22:18 ID:???
  .-、  _
  ヽ、メ、〉      r〜〜ー-、__      ________________
  ∠イ\)      ムヘ._     ノ      |
   ⊥_      ┣=レヘ、_ 了     | え−−い、若林とさとりんはいいっ!
-‐''「 _  ̄`' ┐  ム  _..-┴へ   <
  | |r、  ̄ ̄`l Uヽ レ⌒',    ヽ.   | 反町を映せっ! 反町の魔王振りをっ!!
  (三  |`iー、  | ト、_ソ   }     ヽ   | 省23

[721]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 02:35:43 ID:???
さとりか完全にレイプ被害者

[722]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 02:38:26 ID:???
この文章の長さ的に考えて、さとりとバヤシラスボスあるで

[723]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 02:54:27 ID:???
体育座り乙でした

[724]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:09:21 ID:???
さとり「………………」

若林が去り、しばらく川原で佇んでいたさとりだったが……。
しかし、いつまでもそうしている訳にもいかず……やがて日が暮れ、あたりが暗くなると。
若林が向かった方向とは真逆の方角へ足を向け、歩き出し……帰路についた。

さとり「(どうして戦えるの……負けることが怖くないの……?)」

心中で先ほどの若林の言葉を繰り返し、それに対して何度も疑問を持ちながら。
さとりはやがて、自身が宿泊をするフランスJrユース寄宿舎へと帰り着く。
省47

[725]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:10:38 ID:???
バムッ! ダダダダッ!!

こいし「はぁっ……はぁっ……。 どうしたの、もう終わり?」
ナポレオン「こっ、この野郎……!」
ピエール「(やはり強い……! だが……そろそろこの動きに目が慣れてきた! もう少し……もう少しだ!!)」
さとり「……こい、し……?」

日が暮れ、既に規定の練習時間が過ぎたこの時間帯。
寄宿舎へと帰り着いたさとりは……ライトのついたフィールドで、未だにボールを追い続けるフランスJrユースメンバー。 省52

[726]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:11:40 ID:???
さとりはしばらくその光景を、ただ呆然と見つめ……一同はそんなさとりに気づかぬまま、練習に明け暮れる。
だが、それから約1時間が経過した頃。

ドサリッ……

こいし「はぁっ……はぁっ……! ゲホッ!」
さとり「! こいしっ!!」

何時間もたった1人でチーム一同を指導し、動き回っていたこいし。
八意永琳のようなスタミナもなければ、効率的に指導も出来ないこいしの身体には当然ながら疲労が蓄積し。 省55

[727]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:12:45 ID:???
八雲紫によって事実上の左遷をされ、弱小国のフランスへと派遣されたこいしは。
八雲紫を見返してやる為にも、必ず大会を優勝で飾ってやると誓っていた。
どことなく冷めたところがあり、達観した考えを持つこいしは、初めて本気になろうとしていたのだが……。
だが、さとりはそれは不可能なのだと考え、こいしの言葉をかたくなに否定した。

さとり「確かに、ピエール君は他国のエースにも通用するだけの力がある」
ピエール「………………」 省73


0ch BBS 2007-01-24