※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】


[697]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:16:30 ID:???
狩りを成功させた『黒豹』が猛々しく勝利の雄叫びを上げる姿がそこにはあった。

ワアアアアアアァァァァァァァアアアアアアア!!!!

アベル!!アベル!!アベル!!アベル!!
アベル!!アベル!!アベル!!アベル!!

観客の波が押し寄せるような歓声。過去に落ちぶれた者の大活躍を見て興奮しないものなどいない。
会場全体のアベルコールが、彼が真の強者になったことを証明するかのように地鳴りのように続いていく。 省49

[698]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:17:32 ID:???
ガーネフ「ふぇふぇふぇ…それは仕方のないことですじゃ。誰しもがより強く、より素晴らしい者へと心酔するもの。
     あの『まがい物』の性格と実力では……とても表舞台の中心で輝ける存在とは思えん」

ラムカーネ「だろ?奴はすっかり忘れてしまっているのさ。この俺様が!森崎有三という存在が
      如何にして地位を築き上げのし上がってきたのかを。
      森崎の本質とはかけ離れた情けない存在に自ら成り下がっちまったのさ!!」
省77

[699]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:18:43 ID:???
ガーネフ「(下等な存在故に成り上がろうとする知恵や欲が大きいのは確かじゃが…それだけでは無い?
     ふむ……これは少々調べまわってみる必要がありそうじゃな)」

アベルの得点で盛り上がる観客席の中に、暖かな涙を浮かべて微笑む姿があった。
彼の恋人であり、騎士団復帰を最後まで躊躇していた彼の背中を押したエストだった。

エスト「……よかった。ほんとに……よかったね、アベル……」
省64

[700]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:19:44 ID:???
まるで自分のことのように自慢するエスト。だが、イスラスの目から見ても
あのアベルと言う選手は周囲の選手と比べて格段にレベルが違っているのが分かった。

イスラス「(いいドリブルだった。雄大に、自由に、体で風を切っていくような……)」

イスラスの脳裏には幼い頃、友人家族たちとピクニックで訪れたキューケンホフ公園が映っていた。
大量のチューリップやパンジーが咲き誇る花壇の花を踏み荒らさないようにボールを追って駆けまわったあの頃。
省50

[701]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:21:12 ID:???
イスラス「他人がどうなろうと構わん、か。随分身勝手な思想だな」

中山「軽蔑してくれても構わない。だけど俺にとって森崎は……かけがえのない存在なんだ。
   ……トモダチなんだ。救い出してやりたいんだ。俺が、アイツを……傷つけてしまったから……」

ストラット「親友への償い、か」

中山「……俺に出来ることなんてこれくらいのことしかない。
   なけなしの才能を闇のオーブで補っている俺には……もう、こうすることしか……」
省33

[702]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:22:14 ID:???
イスラス「(……俺は、奴の自由に風をきっていくドリブルを……この手で奪おうとしている……)」

エスト「ね。君、さっきから怖い顔してるけどさ。お腹でも痛いの?」

イスラス「! いや……なんでもない」

エスト「無理をしちゃだめだよ。そだ、こんな事もあろうかと……はいこれ」

イスラス「……これは?」

エスト「痛み止め。このエストちゃんの特製配合だから効き目ばっちり間違いなーし!
    あなたはお得意様だからね。特別に無料にしちゃうよ〜! 省54

[703]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:23:25 ID:???
イスラス「(…俺が…俺が伸ばす手の先は…)」

アリティアの絶対的エース、アベルの恋人であるエストを人質に取り、脅迫せよ。
彼女はあまりにも無防備だ。昏倒させ、担ぎ、自慢の俊足で逃げきる事は容易である。

イスラス「(俺の手は……)」

自分の手を握り締める手。その手は温かくなければならない。
優しくなければならない。暗く冷たい闇などではなく。暖かな、今目の前にあるような光でなければ。

イスラス「(クッ……クックック……俺は何を迷っていたんだろうなぁ……)」 省48

[704]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:25:50 ID:???
前半戦も半分を過ぎた頃。南葛ウイングスは2点のリードを許したことで浮き足立っていた。
特に、エースストライカーのナポレオンの荒れっぷりは前評判以上であった。

ナポレオン「何故俺にボールを回さない!俺に回せばすぐに点をとってやれるってのに!」

井沢「お前には何人ものマークがついていただろ!
   前半最初にこぼれ球を運良く拾えた時と違い、お前へのパスコースが封じられてるんだよ!」
省70

[705]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:27:24 ID:???
彼の辞書には→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→「…分かった。だが、今度しくじったらもう我慢の限界だぜ。
スペード→「いいだろう。だが、俺の体力はあまりに余ってるってことを忘れるんじゃないぜ
クラブ→「ふざけるな!俺は今すぐこのメガキャノンシュートで森崎をふっ飛ばしてやりてぇんだ!
JOKER→「お前の気持ちは分かった。そんじゃ、あの『秘密兵器』を早速試そうぜ…!

[706]森崎名無しさん:2011/12/20(火) 15:28:50 ID:???
彼の辞書には→ スペードQ

[707]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:58:37 ID:???
彼の辞書には→ スペードQ
>スペード→「いいだろう。だが、俺の体力はあまりに余ってるってことを忘れるんじゃないぜ

ナポレオン「分かった。俺も『キャプテン』の言うことは聞いてやるさ。
      だがよ、俺の体力はあまりに余ってるってことを忘れるんじゃないぜ」

井沢「ああ。この前半のうちに1本は必ずシュートチャンスを作ってみせる。
   それが出来なかったときは……お前の勝手にするがいいさ」

ナポレオン「へいへい。話がわかる指揮官さんでほんと助かるぜ。 省45


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24