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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[751]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 15:56:20 ID:???
◎ブンナーク ブンナークキャリバー( クラブA )77+( 2 + 2 )+(Fブレイク、メンタル+1)=[82]
フィッツウォルタ クリア( スペード3 )68+( 1 + 3 )+(ADF+3)=75
◎レビタン ブロック( クラブ7 )69+( 3 + 5 )+(人数補正+2)=[79]
△クスタ ブロック( クラブ9 )69+( 3 + 3 )+(人数補正+2)=[77]
ミルチビッチ ブロック( ハート2 )66+( 2 + 1 )=69
△カルバリョ ブロック( クラブ3 )67+( 4 + 6 )+(人数補正+2)=[77]
省57
[752]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 15:57:48 ID:???
ブンナーク「うぉあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」 バァッ
フィッツウォルタ「グゥッ!」
キャリバーを繰り出す時のブンナークは、まさに暴虐の鉄塊である。
過去の事実として、クスタでさえポジショニングの優位を持ってしても、コレを止められなかった。
ドカアァァァァァァ!!!!
フィッツウォルタ「ゲホッ!」
圧倒的なフィジカルの差に、フィッツウォルタが派手な無重力体験を強いられる。
しかしそれでも彼は、自身のやるべき仕事を達成している。
省32
[753]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 15:58:49 ID:???
クスタ「もう二度と! 只やられるだけにはならない!」 ドドォッ
ブンナーク(無駄だぜっ!)
意気を吐きつつ猛然とコースに飛び込むクスタに、レビタン達も彼に倣って身体を投げ出す。
しかしブンナークキャリバーはやはり強烈…
ドガガガァッ!!!
クスタ「グワッ…!」 レビタン「うぅっ…」
カルバリョ「バカげとる…!」 ミルチビッチ「ググゥッ!?」
その弾道は撥ね返されるどころか逸らされる事もなく、四つの壁を貫いてみせた。
省24
[754]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 15:59:51 ID:???
呆気ない程の完璧さでブンナークキャリバーはキャッチされた。
しかも着地もスタっと綺麗に決めたサビチェビッチの表情は、何事もなかった様に平然だった。
フィオレティーナの選手達にとって、その光景は絶句に値する物だった。
サビチェビッチ「………」 バシュッ!
三杉「ハッ! しまった、みんな戻れ!」
三杉らが立ち尽くした瞬間、サビチェビッチは素早くボールを前線に蹴っていた。
慌てて守備に戻るフィオレンティーナフィールダーだが、それも遅かった。
省40
[755]森崎名無しさん:2012/01/13(金) 16:00:08 ID:???
ここはまぁラスボスGKサビチェビッチの見せ場だよね
[756]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 16:00:59 ID:???
マルコのパスもバンビーノのドリブルも、普段の輝きが遠い物となった。
また新田もリズムを崩し、スピードだけが空回りするようになる…
そのような追い込まれた状況であったが、フィオレンティーナが直ぐに失点を重ねる事はなかった。
ブンナークがここに至り、追いこまれた獣のような闘いの本能を爆発させたのである。
ブンナーク「ボールか首を置いてきやがれっ!」 ドガガァッ!
ナムリス「ボゲゲェッ!」
ブンナーク「どけよっ!」 ガガッ
レビタン「ぬぅっ!?」
省40
[757]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 16:02:22 ID:???
ブンナークの体力が尽きた30分以降、フィオレンティーナは防戦一方に晒された。
反撃する為の守備ではなく守る為の守備が増えた彼等に、もはや流れは存在しなかった。
後半34分、オルミーガが35mの位置から放ったシュートを中山が何とか弾くが…
こぼれた浮き球をピャタコーフが連続回転しながらのボレーでねじ込んで4点目を決められた。
0−4…屈辱的とも言えるスコアを突き付けられ、遂にフィオレンティーナの戦意は口を閉ざす。
省61
[758]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 16:04:02 ID:???
ジョアン(見ているかアンザーニ、あやつはまだ諦めていないぞ…)
ジュン・ミスギ…心臓病によって才能を押し潰されていた過去を持つ少年。
ジョアンの予想を超える姿に成長した選手の一人だった。
三杉(この試合、もう勝つ事は出来ないだろう…。
だが最後まで諦めてたまるか、このプレイでもう一度流れを変えるっ!)
得点の手段はほぼ断ち切られたと言って良い。
だが彼は再び戦意を燃やし、攻撃の途へと就いた。
省26
[759]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 16:05:47 ID:???
ジョアン「それでいい、クスタ…。 お前のDFはまさしく芸術品だ…そして…」
視線を移した先に、ジョアンが最も長く連れ立った少年の姿。
アルシオン「オレに持って来い、クスタ!」
クスタ「なにっ…? パスでボール運びはしないのではないのですか!?」
アルシオン「ああ、故にそれがラストパスとなる…お前にアシストをくれてやると言っている!」
クスタ「(そう言う事か…)いいでしょう、魅せてみろアルシオン!」
省34
[760]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 16:07:17 ID:???
三杉「ダメだ…この時間帯、彼に撃たせたら・・・!」
縋るような絶叫がグラウンドに響き渡る。
しかし彼の望みを叶える者は居ない…砕き散らす者しか居なかった。
アルシオン「く だ け ち れ ぇ っ ! ! !」
ド ッ ゴ オ ォ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! !
ラムカーネ「ゴフッ………戦闘レベル…通常では阻止不可能と判断する。
…これで何もかも終わりだ、シャドゥシールドを使う…。」
省25
[761]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/01/13(金) 16:08:40 ID:???
心臓病を完治させ、ガラスのエースの名を返上した。
技術を磨き、最新の戦術を勉強して、確固たるチームの強さという物を知った。
三杉(強い選手を11人集めても、そのチームが勝つとは限らない・・・
どんなに強力な個が相手でも、チーム戦術が機能すれば負けない・・・)
本当の強さとは何なのか…個人技や突出した一人に頼る物ではないと、彼は大きな信念を得たのだ。
しかしそこに掲げられたスコアは、目の前に広がる光景は・・・それが砂上の楼閣≠セったと告げている。
省48
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0ch BBS 2007-01-24