※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[88]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:29:44 ID:???
>>84
今回は優勝しても肩書きがつくくらいで特にボーナスは考えていなかったのであまりお気になさらずに。
>>85
中里が加入しなくても1/2の予定でしたが、チームの実力的にはやはりハンブルガーに分がありそうです。
>>86
今回の試合はなるべく全員に出番を与えられた……かな?
>>87
これからあまりにも本編とかけ離れた若林が登場します。苦手な方はご注意を!
===========
★その手に掴めマイスターシャーレ→ クラブ7 ★
省46
[89]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:30:50 ID:???
だが、キャッチできないということはそれだけこぼれ球を再び奪われる可能性が増えるということでもある。
それでも若林はブレーメンの怒涛のラッシュを弾く。叩く。跳ね返す。
中里「諦めないでござる。拙者の夢がかなったように、諦めなければ必ずゴールは奪えるでござる!」
めげずにサイドからのクロスを上げる中里。それに動きを合わせるマーガス。
マーガス「ブラストヘッドじゃ若林には通用しない。だったらこいつだ!」
省45
[90]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:31:55 ID:???
若林「どんなシュートだろうと抜かせるものかよ!はああああああっ!!」
バギィッ!!ミシミシィッ!!
だが、若林は両手の拳を固めると突き上げるようなパンチで完全にシュートの勢いを殺して止める。
マーガス「そんな…!これでも駄目なのか!」
若林「ワントラップするってことはそれだけGKに冷静さを取り戻させる猶予を与えちまうんだぜマーガス!」
彼の数度に渡るパンチングがようやく実を結ぶ。このこぼれ球をついにハンブルガーが確保した。
省43
[91]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:33:40 ID:???
中里「否定はせん。だが、今は試合中。拙者への文句はあくまでもサッカーの技術で訴えるでござるよ、小童」
ポブルセン「ぐぎぎ……ぐがあぁぁぁっ!!」
中里「(せめて精神を動揺させなければとても拙者が太刀打ちできる相手ではござらん。
さて、暫くは時間を稼げそうだが…彼奴ら、どう動く?)」
シェスターの華麗かつ執拗なマークを振りきれないカペロマン。
そしてポブルセンは中里のマークを抜けようともせず、周りが見えていないのか自ら動いてスペースを作ろうともしない。
省55
[92]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:34:53 ID:???
若林が守り、カルツが繋ぎ、シュナイダーが点を取る。見事なまでの縦の中央ラインの形成。
ハンブルグjrチームは無敵の強さを誇っていた。しかし、この夢の様な時間はそんなに長くは続かなかった。
彼があっさりとバイエルンへの移籍を決めたことを、カルツは表には出さないが長年疑問に思っていた。
しかし徐々にその疑問は解かれていく。WY大会で日本に敗れ、まだまだ自分たちの実力は未熟だと理解した頃から特に。
省66
[93]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:35:55 ID:???
グイッ!!
ブローリン「(こいつ……態勢を上げてきただと!?)」
彼の意図に気がついたときは全てが遅かった。彼は突破を目的としていない。
彼が成そうとしている仕事。それはより確実に得点のチャンスを得ること。
絶好の位置での『フリー』の状態を得ること。すなわち――
カルツ「げふぅっ!!」
鮮血が舞った。鼻血を盛大に吹き出しながら倒れるカルツ。
ブローリンは赤く染まった自分の肘をまじまじと見せつけられ驚愕するしか無かった。
省40
[94]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:37:09 ID:???
フリーキックのキッカーはなんと若林だった。
そしてこれは長年オーバーラップを武器として使ってきた森崎に対しての
ようやく同じ目線でぶつかり合えるようになった若林からのちょうせん状のような気がしてならなかった。
若林「(お前がキャプテンを目指す理由。周りの皆に認められたかったと言っていたな。
俺はお前のオーバーラップをただ自分が目立つことだけのエゴの塊だと決めつけていた。
省54
[95]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:38:12 ID:???
メッツァ「まったく、若林にも困ったものだよ。こんな無茶をするんだ。絶対に決めてきてくれよな!」
バコォッ!シュルルルルルッ!!
トップスピンパスが優雅な弧を描き絶妙なクロスとしてあげられる。
このボールに競り合うのは当然のごとく若林と森崎の二人だった。
若林「勝負だ森崎ィ!」
森崎「来い!若林ィ!」
二人のちょうど間に潜りこむようにして入り込むボール。若林はダイビングヘッドの体勢で突っ込みシュートを放とうとしている。
省19
[96]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:39:13 ID:???
後にこの試合を見ていた観客は語る。
森崎「うっ……」
その時のフィールドに広がった衝撃はまるで星々の爆発。
若林「ぐあっ……」
それはあまりにも眩過ぎて眩しすぎて。
森崎・若林「「(ボールは……ボールはどこだ)」」
二人の『目』は笛が鳴るまでボールの行方を捉えることは出来なかった。
[97]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:40:16 ID:???
ギャルンッ!
トップスピンの回転が若林の被っている帽子をふわりと舞い上がらせる。
そしてその帽子は森崎の判断力を一瞬停止させる『ブラインド』となった。
森崎「あ、ああっ!!」
バサァッ!!
若林「ぐっ…うぅ…は、入ったのか……?それとも外しちまったのか……?」
カルツ「ゲ、ゲンさん!しっかりしろ〜〜〜っ!!」
額からは溢れる血が目に入ったせいなのか、周囲の景色がぼんやりしている。
ああ、なんてこった。ただでさえ右手の拳を潰しているのに。
省38
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24