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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[806]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 20:20:11 ID:???
「……ま、しかし今日は大丈夫だろ。誰もいねえし」
森崎の言葉通り、時間帯によっては混雑する道も今は閑散としている。
時折通りすがる乗合馬車の、蹄と車輪が石畳を噛む音が森崎の耳に響いてくるだけだった。
『登校時間はもう終わってるからね。重役出勤なんてキミも偉くなったもんだよ』
「嫌味な言い方すんな! 軍令部に呼び出されてただけだろうが! ほら、あれ! あの書類!」
『はいはい、お疲れ様〜』
「くっそう……人の苦労も知らないで」
『知ってるけどね』
省39
[807]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 20:22:23 ID:PaEHKKCc
*チェック
(体術+剣術)判定
目標値【16】 → ! numnum
※ ! と numnum の間のスペースを消して数値を出して下さい。
難易度【ターン係数50+やや難60】−{(体術+剣術)/2=94}を目標値とし、目標値以上の値が出れば成功。
00が出た場合は難易度にかかわらず成功となります。
結果によって展開が分岐します。
成功→ 落ちてきたものを咄嗟に受け止める!
失敗→ 落ちてきたものを華麗に避ける!
******
省3
[808]傍観者 ◆YtAW.M29KM
:2012/10/12(金) 20:30:36 ID:???
目標値【16】 →
15
中世ヨーロッパにジャガイモとトマトはなく、中世日本に醤油はない…というのは結構面白いポイントだよね。
[809]傍観者 ◆YtAW.M29KM
:2012/10/12(金) 20:31:47 ID:???
…EP5を支払います。いきなりこれか!w
[810]さら ◆KYCgbi9lqI
:2012/10/12(金) 20:34:51 ID:???
あと何人ぐらいヒロイン出て来るんだろう?
[811]◆W1prVEUMOs
:2012/10/12(金) 20:42:49 ID:???
正ヒロイン候補は五人と言ってたけど、今まで出てきた女性の誰がヒロインで誰が脇役なのか自分には分からない(笑)
[812]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:08:19 ID:???
>>808
トマトのないイタリア料理やポテトのないドイツ料理は、今からだと想像できませんね。
まあ、そもそも料理と呼べるほど食材にバリエーションを持てたのはある程度以上の
富裕層だけかもしれませんが。
>>810-811
正ヒロインはソフィア、レズリー、ロリィ、それから今まさに出てきた娘と、
来月に初お目見えする娘で打ち止めですね。
原作だとこれまでに出てきたキャロル、スー、クレアさん(と、一応ノエル)なども
省4
[813]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:09:50 ID:???
それと万が一全ヒロインの攻略に失敗した場合でも、ピコだけは森崎から離れません!w
***
成功→ 落ちてきたものを咄嗟に受け止める!
「くっ……、っと!」
森崎がそれを受け止めようとしたのは、頭上に差す影の主が女学生であると瞬時に認識した故である。
濃紅色のチェック柄は、学園に通う生徒のスカートの布地であった。
『何でそんなこと覚えてるのさ!』
相方が鋭く指摘するのを聞き流しながら森崎が腰を落とし、両手を差し出す。
省34
[814]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:10:52 ID:???
「―――え、えぇっ!? わわ、なに、きゃぁっ!?」
「あ、こら、暴れるな!」
『いや、驚くでしょ。実際』
遠くから他人事のように言うピコに内心で舌打ちしながら、森崎が腕の中の少女を宥めようとする。
「下ろす! いま下ろすから暴れんな!」
「いや、やだ、はな、離して! なに!?」
「ええい、くそっ……うわっ!?」
「きゃあっ!?」
どすんと重い音は、森崎の腕から解放された少女が石畳の上に落下した音である。
「いったたた……」
省29
[815]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:11:53 ID:???
「……お前、学園の生徒だろ」
「え、あ……ははは」
「笑ってごまかそうとするな! つーか、まさかこの壁の上から飛び降りたのか……」
言って森崎が見上げる壁は、彼自身の背丈よりも高い。
自衛意識の現れであろうか、忍び返しの類こそ設置されてはいなかったが、それでも
森崎が腕を伸ばして飛び上がったとしても届かないような位置に、その縁はあった。
「ま、まあ、その……」
と、少女が口ごもった、その時。
「―――ショースキーさん! まだそこにいますね!」
省25
[816]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:12:54 ID:???
『やっさしー。別に振り払ってもいいのに』
「……まあ、大体こんなことになるとは思ってたんだよ」
くるりくるりと頭の周りを回りながら冷やかす相方にもごもごと答えながら、
森崎は手を繋いだまま前を走る少女を見やる。
短い髪が風に靡いて、毛先がふるりふるりと揺れていた。
(つーか……足、早いな)
年端もいかぬ少女である。
しかし日々教練で鍛え抜いている森崎に勝るとも劣らない足を持っているようだった。
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0ch BBS 2007-01-24