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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[830]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/17(水) 18:41:53 ID:XxV5YV8+
*選択
A「学生の本分は勉強だ。それさえできない奴に他のことができるか」
B「鍛錬はやり過ぎりゃいいってもんじゃないんだ」
C「だったら尚更、怪我なんてしてる場合じゃないだろ」
森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『10/17 24:00』です。
******
セーフティネットって素敵ですよね…といったところで
本日の更新はこれまでとさせていただきます。
省3
[831]◆W1prVEUMOs
:2012/10/17(水) 20:21:05 ID:???
B
今の行動に成果が無いことを示して無茶をやめさせる
上から押さえつける選択ではなくやめる理由(逃げ道)を作ってあげたい
実際、置いていかれる不安からただただ走っているだけでは技術も身に付かないでしょうし
[832]さら ◆KYCgbi9lqI
:2012/10/17(水) 21:35:45 ID:???
B速く走る為には休養も大切だ。それに速く走る為って言っているが食べる物に気を使ってるのか?
又は体の効率的な動かし方を知ってるのか?
それを知るためにも勉強ってのは結構大切なんだぞと勉強も早く走る為に役立つ事を教える。
[833]◆9OlIjdgJmY
:2012/10/17(水) 23:58:12 ID:???
B
森崎の自戒の念もこめて。
[834]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/18(木) 18:17:53 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>830の選択については……
>>833 ◆9OlIjdgJmY様のご回答を採用させていただきます!
はい、ヤングとの絡みですね。
数カ月前のことをよく覚えていて下さいました!
がっつり本編に盛り込ませていただきます。
CP3を進呈いたします。
また>>831 ◆W1prVEUMOs様、>>832 さら ◆KYCgbi9lqI様のご回答も
それぞれの切り口がなるほどと思わせるもので、本編に反映させていただきました。
省1
[835]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/18(木) 18:18:54 ID:???
***
B「鍛錬はやり過ぎりゃいいってもんじゃないんだ」
「……え?」
頭ごなしの否定を覚悟していたものか、ハンナが肩透かしを受けたように森崎を見る。
「ちょっと前、な」
そんなハンナをじっと見つめ、森崎が重い口を開く。
「俺も、今のお前みたいな落とし穴に嵌ってたんだ。ただ焦って、闇雲に剣を振ってた」
「……」
「怖かったんだ。こんな、鈍った腕で戦えるのか。次の戦場で屍晒すのは俺じゃないか。
省24
[836]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/18(木) 18:19:58 ID:???
言った森崎がその、古傷とタコとで奇妙に固くごつごつと変質した拳に目をやると、
握り、開いて、軽く肩をすくめてみせる。
「そうでなくたって、結果に繋がらねえ鍛錬で無駄に疲れきって、肝心の戦場でくたばってたかもしれねえな。
頭ン中に靄がかかってると、そういうことが見えねえんだよ」
「……」
すっかり黙りこんでしまったハンナに、森崎が視線を戻すと、言う。
「……あん時、俺が止めてもらえたのは巡り合わせだ。
省42
[837]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/18(木) 18:21:01 ID:???
「怠るな。無駄を省け。疲れのどん底で無闇にやる鍛錬なんざ無駄の骨頂だ」
「……はい!」
うん、ではなく。
はい、と。
打てば響くような返事に、森崎がぽんとハンナの肩をひとつ叩いた。
「それとな、ハンナ。学校もサボってないでちゃんと行け。
お前、読み書き以上の学問なんざ何の役に立つ、なんて思ってるだろ」
「う……」
図星を突かれたか、ハンナの神妙な顔がたちまちに崩れる。
省48
[838]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/18(木) 18:22:14 ID:???
しばらく唸っていたハンナが、僅かに肩を落としながら首肯するのを見やって苦笑した森崎が、
ふと空を見上げる。
初秋の太陽は既に天頂近くまで昇っていた。
「……おっと、つい長々と説教しちまったな」
よっと、と声を上げながら立ち上がる森崎。
長時間座り込んでいた腰が痺れたように痛むのを揉みほぐす。
「ま、俺が言いたいのはそれだけだ。後はお前次第だ、頑張んな」
「―――ちょっと、待って!」
片手を上げ、立ち去ろうとした森崎を止めたのは、声だけではない。
省32
[839]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/18(木) 18:23:15 ID:???
「ね、こないだの戦いで活躍したっていう傭兵の隊長さん……だよね」
「あー、まあ、活躍したかどうかは知らんが……傭兵は、傭兵だ。今は隊長でもある……が」
『またまた、照れちゃって』
「……」
『わあっ! 何するのさ!』
退屈していたのかやかましく茶々を入れるピコを、何気なく腕を伸ばす仕草を装って追い払う森崎。
暗闘に気づいた風もなく、ハンナが何度も頷く。
「……やっぱり」
「だったらどうした」
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0ch BBS 2007-01-24