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【More】キャプテン霧雨92【tenderly】


[222]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:18:28 ID:???
魔理沙「ふーん。私のファンか何かかな。まあ最後のドリブルとかすごかったしな。
     どれどれ…………!!!?!!?!!?」

ダッ!!

神奈子「え、ちょっと魔理沙!?」

ぬえ「し、師匠!?」

諏訪子「こ、これから閉会式だよ、どこに行くのさ!?」

軽口を叩きながら、手紙を開く。そして。
内容を見た瞬間、魔理沙は誰の制止も聞かず控え室への外へと飛び出した。
………

魔理沙「(間に合ってくれ……! 省19

[223]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:19:28 ID:???
魔理沙「(魅魔様っ…………!!)」

息を切らし、試合後で疲れ切った体は悲鳴を上げていて。
それでも足は止まらず、外へ駆け出る。

魔理沙「み、魅魔様………!」

探すまでもなく、彼女はそこにいた。
その背は、いつか見たとおりで。
見ただけでその目に涙が溢れて、言葉が詰まる。
言いたいことは山のようにあるのに。
伝えたいことは数えきれなくあるのに。その背を見るだけで、何も言えなくなってしまう。
省39

[224]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:20:28 ID:???
昔に戻ったかのようにぐずり泣く魔理沙に、魅魔の言葉は優しかった。
涙が止まらなくなる。情けない姿は、見せたくないのに。

魔理沙「うんっ……」

魅魔「なら、胸を張りな。
    あんたは負けたけど、失いたくないものは失わずに済んだ。
    勝利よりも大事なものを守ることが出来たんだ。なら、100点満点だ」

背を向けてはいるが、声色は確かに笑っていた。
魔理沙がその意志のままに戦ったことを、喜んでいた。
省52

[225]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:21:46 ID:???
魅魔が破壊者であったという告白。
そして『勝つサッカー』という言葉の重さに、魔理沙の口は開けない。

魅魔「だから魔理沙、あたしからの最後のお願いだ。
    もう『勝つサッカー』なんてものを掲げるのはやめな。そんなもの、捨てちまえ。
    あんたはあんた自身の、魔理沙が楽しいサッカーをすればいい。
    私の『勝つサッカー』なんてモンをやるには、あんたは優しすぎるんだ」

『勝つサッカー』をやめろ、そう言われて魔理沙の思考がこわばる。 省42

[226]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:22:49 ID:???



―――魔理沙は、頷いた。




[227]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:23:50 ID:???
それは魅魔からの心からの望みだったと理解してしまったから。
どれほど辛くても、悲しくても。
受け入れないなんてことは、出来なかった。

魅魔「ありがとう、魔理沙。すっとしたよ。
    バカな話さ。最悪の道だって知ってながら、あたしはまだ…。
    あんなことを言ってもまだ、あんたがこちら側に来ればいいだなんてどこかで思ってた」

魔理沙「魅魔様っ……」

魅魔「なあ、魔理沙。あたしはあんたがどんな道を行こうが大切な弟子だって思ってる。 省44

[228]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:24:50 ID:???
魅魔「魔理沙、八卦炉を貸してもらえるかい?」

魔理沙「……はい」

魅魔「ん。……はは、色々あったんだねえ。私は外でロクなことがなかったんじゃないかって思ってたけど。
    色々と充実した時間を過ごせてたみたいじゃないか。よかったよかった。
    ……これは、あたしから道を違えた弟子への最後の選別だ。
    私が使えば終わりを告げる光になる。
    でも、今のあんたなら……きっと、優しい光を放つことができるだろうさ」

省10

[229]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:26:12 ID:???
魅魔「さて……。渡すものも渡したし、あたしゃ帰るとするよ」

八卦炉を魔理沙に返し、再び魅魔は踵を返す。
そして魔理沙とは逆に進む足に、思わず魔理沙は叫んでいた。
この別れが今生の別れになる…そんな予感がして。

魔理沙「ま……待ってよ、魅魔様!そうだ、終わったら私の家に来てくれよ!
     全然、まだ言いたいことが山のようにあって、だから…もっと話したいから、だから」

魅魔「すまないね、魔理沙。そうしたいのは山々だけど…そういうわけにもいかないのさ」 省32

[230]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/10/06(土) 21:27:21 ID:???
A 魅魔様の言うとおり、自分のサッカーを探すことに集中する
B 私だって変われるなら、魅魔様だって…!

※注意!これは今後に比較的大きな分岐です。
A:通常ルート。今後魅魔とそれに関わる選手たちは表には出てきません
B:基本的には変わりませんが、ちょくちょく現在の魅魔に関してのイベントが挿入され、
最終的に魅魔の作り上げたチームと魔理沙(NOT守矢)との試合が強制イベントとなります。
どのようなチームかは、魅魔が言っていることからお察しください。 省7

[231]森崎名無しさん:2012/10/06(土) 21:43:43 ID:???
あー、青龍杯と似たような話かな?
Bルートなら残虐超人チームに対して、寄せ集めで戦わなきゃいけないってことか。

[232]森崎名無しさん:2012/10/06(土) 22:03:45 ID:JOUaiXzw



0ch BBS 2007-01-24