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1- レス

【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】


[54]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/01(木) 20:10:27 ID:???
乱暴に言い放って森崎を睨む、その姿はよくよく見れば確かに女性である。
灰色がかった銀髪を長く伸ばした顔立ちは、むしろ美人といってもいい。
しかし、森崎が迷ったのも無理はなかった。
獰猛とすら言えるような目で森崎を睨みつける彼女の出で立ちはといえば、
糊のきいた純白のカッターシャツに黒のベスト、胸元にはベルベットでできた臙脂のリボンタイ。
そして何より、その足を覆うのはスカートではなく、すっきりとしたラインの黒のパンツであった。
省46

[55]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/01(木) 20:11:28 ID:???
「……じゃあ、どうして俺の名前を」
「用があって捜してたんだよ。っと、勘違いすんじゃねえぞ」
「……?」
「用があるのはオレじゃない。……あっちだ」

すげなく言った女性が、す、と滑るように歩むと、馬車の扉に正対する。

「お嬢さん、間違いないみたいだぜ」

声は、馬車の中にかけられたものである。
僅かな間を置いて、くぐもった声が返ってくる。

「……そう。開けなさい」
「へいよ、っと」
省42

[56]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/01(木) 20:12:30 ID:???
ハリに満ちた、どこまでもしなやかな肉付きは成熟した女のそれではあり得ない。
一目、その魅力に心奪われ、二目、その鍛え方に瞠目する。
神のたわむれに描いた曲線の如きふくらはぎから純白の三つ折靴下に隠された踵の腱へと至る
筋に秘められるのは、少女というものが元来持つ、微かな熱と沈み込むようなやわらかさではない。
そこにあるのは、凝集された力の結晶である。
無理やりに鍛え上げた醜い塊ではない、匠の手で研ぎ上げられた刀の如き筋肉が、 省39

[57]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/01(木) 20:13:38 ID:dUOJLR82
今度こそ、森崎が困惑する。
自分の次は、ハンナ。
話の流れも、相手の意図もまったく読めないのを不気味に思った森崎が―――


*選択

A「さ、さあ……」 とぼけてみる。

B「知ってるといえば、知ってるが……」 一応、答えてみる。

C「綺麗な、脚だな」 欲望に忠実になってみる。(必要CP:5)


森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『11/2 1:00』です。
省10

[58]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/11/01(木) 20:42:38 ID:???
こっちの素性を完全に知られてる以上、嘘をつく理由が何もない。
あと別スレで学んだけど、【権力持ってる相手と対立するならちゃんと準備してから】だよ。
思いつきで対立するとひどい目にあう…まあ流されるだけでもひどい目にあうけどw

[59]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/11/01(木) 20:47:52 ID:???
…しまった、投票忘れてた。投票はBです。

[60]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/11/01(木) 23:21:54 ID:???
B向こうはこちらの事を把握してますから、隠す必要はないかなと思います。
森崎ならハンナのライバルだなぐらいの事は気付くのではないかと思います。

[61]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/06(火) 19:06:00 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>57の選択については……

>>60 さら ◆KYCgbi9lqI様のご回答を採用させていただきます!
そうですね、状況的に相手が誰なのかは察知してもおかしくありません、ということで
その辺りを本編に反映させていただきました。
CP3を進呈いたします。


>>58-59
はい、この相手はともかく、本当に危険な相手にノリや思いつきで喧嘩を売っていくのは
猛獣に徒手空拳で挑むようなものですね。 省11

[62]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/06(火) 19:07:01 ID:???
***

B「知ってるといえば、知ってるが……」


誤魔化しても無駄だと判断し、森崎が答える。
調べをつけた上で問うているのは、単なる枕詞か、それとも何かを試しているのか。
そもそも名指しでこちらを捜しあてたという相手だ。
組織力、資金力には疑問を差し挟む余地がない。
言葉を濁したのは相手の意図が読めないからだが、しかし森崎の返答に馬車の中の少女は
小さく首肯しただけで悠然とした笑みのまま、眉筋ひとつ動かさない。 省30

[63]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/06(火) 19:08:02 ID:???
「ただザクロイドといやあ、この国の燐光石市場を仕切ってる大商人だ。
 外様の俺でもそこかしこで聞く名前だからな、さすがに引っかかってたんだよ」
「……」

一瞬、リンダの表情が曇ったように見えた。
大商人、と森崎が口にした刹那のことである。
ほんの僅かに下がった眉尻は、しかし森崎が目を凝らして確かめるより早く、元に戻ってしまう。
気にはなったが、しかしおくびにも出さず言葉を続ける森崎。
省58


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