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1- レス

【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】


[293]代理です。:2013/11/20(水) 20:17:23.63 ID:eNIuOfw5
ファンタジスタと言う世界でも極稀にしか見られない才能をネイが見せた事で
ブラジルユースの面々以外全てが驚愕を味わう。
だがそこからの展開はブラジルもドイツも観客も、誰も予想していなかった物になった。

放送「さあネイくん右サイドを深く抉る!ここからどうするのか?」

ネイ「(勿論こうするのさ!トニーニョ!)」

グワアアアアアアッ!

トニーニョ「(来い、ネイ)」

バッコォオオーーーーーン!
省26

[294]代理です。:2013/11/20(水) 20:18:09.44 ID:eNIuOfw5
それはミューラーがネイとトニーニョのブースターシュートを弾いた所から始まった。
二人分のキック力が足された事で凄まじいスピードで飛ぶこのシュートにはさしものミューラーも
対応に苦慮したが、それでもパンチングで跳ね上げる形で防ぐ事には成功した。

放送「かろうじて弾いた!ボールは高く浮いた!」

カルロス「(チャンス!)」

ダダダッ!
バッ!
グルルルルッ!

フライハイト「シェスター、コースを制限してくれ」
省20

[295]代理です。:2013/11/20(水) 20:18:54.57 ID:eNIuOfw5
続くカルロスのローリングオーバーヘッドはフライハイトが味方のサポートを得てこぼれさせた。
そしてザガロがこのボールをフォローし、それにポブルセンが追いすがった事でアクシデントは発生した。

ザガロ「邪魔すんな、どけっ!」

ポブルセン「てめえが消えろ!」

ガガッガッガガッ!!

放送「ザガロくん!しかしポブルセンくんが執拗にアタックしてくる!これは撃てないか?」

ザガロ「この野郎ーーーっ!!」

ガシュッ! 省24

[296]代理です。:2013/11/22(金) 07:49:17.27 ID:2QEDLwyc
放送「あーーっとこれは反則!ザガロくんがポブルセンくんの足を削ってしまった!
審判が今ザガロくんに近寄って…ああーーーっ!!」

ビッ!

放送「イエローカード!イエローカードが出ました!この試合初の反則ですが
ゴールチャンスに焦って相手を怪我させてしまった事が厳しく判定されました!」

観客「あちゃー、やっちまったか」「ザガロめ。大会中はカードコレクター止めてくれよ」

ザガロ「ぐっ…!」
省37

[297]代理です。:2013/11/22(金) 08:25:34.41 ID:2QEDLwyc
クリストフ・ポブルセン。暴力的で自己中心的な性格とプレイスタイルで悪名高い旧東ドイツ出身のMFである。

彼の過去についてはあまり知られていない。
東ドイツの少年サッカーリーグでは記録上かなりの好成績を残していたのだが、その当時から既に
激しい気性を隠さなかったとも証言されている。だが貧しく不安定な東ドイツに見切りをつけ
命がけで西ドイツに亡命したのにも関わらず引き取ってくれるクラブが無かった事、 省53

[298]代理です。:2013/11/22(金) 08:26:19.61 ID:2QEDLwyc
シィーーーーーーーーーーン…

獣ですら発するとは思えない不気味な怒声をポブルセンが出した時、誰も何も言えなかった。
彼の容態を案じていた審判も、治療の準備をしていたドイツユースも、仕切り直しを考えていたブラジルユースも、
ブラジルを応援していた観客も、成り行きを見守っていた全日本ユースも、そして実況放送も。

スッ。
トサッ…

ポブルセン「シェスター、すぐに俺に渡せ」

シェスター「えっ!?」
省29

[299]代理です。:2013/11/22(金) 08:27:44.08 ID:2QEDLwyc
シェスター「(ゲッ、マジかよ!?…いや、ここでやらせなきゃコイツ確実に乱闘する!
ええい、どうせ暴れさせるんだったらインプレー中の方がまだマシだ!)」

バコッ!

シェスターはポブルセンを良く知っていた分、ここで試合再開しなかったらポブルセンが
試合を滅茶苦茶にしてしまうだろうと瞬時に判断し要求通りフリーキックを蹴った。

ポブルセン「…シャァアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

ダカダカダカダカッ!
省24

[300]代理1/3:2013/11/22(金) 23:39:31.66 ID:PgrKKzIL
観客「あああ〜っ!?」「おい、プレイ止めるんじゃなかったのよ!」「治療拒否か?」
「つーか今わざとザガロに当たりに行ってたぞ!」「何しやがるこの放火魔野郎!」

翼「あっ…」

若林「あの馬鹿らしいな…」

日向「フッ、良い根性じゃねえか。馬鹿だがな」

カルツ「無茶するなポブルセン!怪我を悪化させる前にワシに…」

ポブルセン「ガァアアアアアアアアアアアアアア!!」

ダダダダダッ!
省38

[301]代理2/3:2013/11/22(金) 23:40:01.62 ID:PgrKKzIL
当然ブラジルはすぐに対処し、サンタマリアとマウリシオが中盤でボールを奪いに行く。
万全状態ならまだしも負傷したポブルセンならボールを奪える確率は高い筈だった。

しかし彼らは即座に思い知る事になる。狂人は時として人の常識を覆し限界を超えてしまう事を。

ポブルセン「死ね!」

ギュウンッ!
ドガガガガッ!!

マウリシオ「えっ!?ぎゃああああああああああっ!!」

サンタマリア「な…何だと!?」
省42

[302]代理3/3:2013/11/22(金) 23:40:31.76 ID:PgrKKzIL
放送「あああああ〜っ!?更にポブルセンくん中央突破でマウリシオくんとサンタマリアくんを
暴走列車の如く撥ね飛ばしたァ!何故怪我を治療しない状態であんな事が出来るのか!?
彼は痛みを感じないのでしょうか?目の前の光景が信じられません!」

観客「な、なんだそりゃああああ!?」「血を見てキレたのか?それでパワーアップか?」
「バカ野郎、脚の怪我ってサッカーだと致命的なんだぞ!それでパワーアップ出来て堪るか!」 省58

[303]代理1/7:2013/11/23(土) 15:46:33.91 ID:sRJ/rZsa
放送「ポブルセンくんが上がる上がる!相変わらず彼はパスなどしそうにありません!
しかし今は彼の中央突破が得体の知れない脅威となっているのです!早く止めないと危険だ!」

観客「わ〜〜〜っ、何やってやがる!」「早く止めろ!止めろってば!」「そいつに撃たせるなーっ!!」

ディウセウ「落ち着け皆ァ!ジェトーリオとドトールはサンタマリアの指示通りに守るんだ!
アマラウ、もしもの時はオラ達で意地でも止めっぞ!」
省54


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