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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[640]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:17:06 ID:???
>>637
ランダムですので、無いよりマシ、上手く行ったらラッキー…程度に思って頂ければ助かります。
本格的に鍛えたければ、やはり鈴仙(PC)自らがテコ入れをするしかありませんね。
ここから少し文章パートになります。博麗連合イベントの続きとなりますが、
いつも通り?展開が急だったり、キャラの描写が拙かったりするかもですが…
頑張って書いたので、読んで頂ければと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
省51
[641]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:18:10 ID:???
魔理沙「(うどんげが伸びている……! この前の試合でのアイツのシュートは時に失敗もしていたが。
既に私のマスタースパークとそう威力は変わらんかった。 ……まだ若干劣ってはいるが。
私が数年かけて積んできた努力も、アイツは…アイツ「等」は、たった数カ月。
いや――酷いヤツに至っては、一瞬で粉々にするんだって事。 そんな当たり前の常識を…忘れていた!)」
彼女は焦っていた。高い才能も、魔力も持たない彼女はひたすらに練習を重ねていき、
省45
[642]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:19:25 ID:???
魔理沙「はあ……少し疲れたぜ。 どれ、水筒から水を…って。 アレっ?」
――しかし、悩んではいても腹は減るし、喉は乾く。 魔理沙はすぐ近くの切り株に置いておいた筈の
水筒に口をつけようとするが……見当たらない。
魔理沙「……おかしいな。 妖精に盗まれたか?」
おかしいと思い、カバンの中や自分の家で心当たりのある場所を見渡しても水筒は見つからない。
魔理沙「――となると、博麗神社か……?」
省20
[643]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:20:52 ID:???
そして、一方その頃。
タタタタッ……バシッ! タタタタッ……バシッ!
森崎「くそっ! この俺様がどーしてこんな地味な練習をしなくちゃいけないんだ……!」
悪態をつきながら、森崎有三は深夜の博麗神社の裏庭サッカーコートにて自主練習をしていた。
(森崎自身は、博麗神社から少し離れた蔵に一人で暮らしている)
悪態をついてはいるが、これは誰かに命ぜられたものでもなんでもなく、
純粋に、自分に必要と思うからやっているまでである。
省39
[644]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:22:10 ID:???
―――有り体に言うと、森崎には練習相手が不足していたのである。
森崎の世界トップのセービング・センスを刺激するまでの、強力なストライカー。
それを森崎は求めていた。 正確には、そんな選手と継続的に練習が出来る事を求めていた。
―――そんな森崎にとって。
魔理沙「……モロサキ…?」
森崎「ちげーよ……」
魔理沙という、彼に匹敵する反骨心と向上心を持った選手と親交を深めるきっかけを作れた事は。
少なくとも、今の彼にとって大きなプラスに作用する。
[645]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:23:38 ID:???
魔理沙「何だよ、お前さんも練習か?」
森崎「……ちっ。 これからたっぷりと俺の天才っぷりを見せ付けてやる所だったのに。
これじゃあカッコが付かないじゃねぇか」
魔理沙「うわっ、カッコ悪いなお前」
森崎「うぜえっ」
涼しい夜の風が吹くサッカーコートで、二人は暫し談笑を交わしていた。
口の悪さと理不尽なまでの意地の悪さ。そしてその奥に潜む純粋な闘争心と向上心に溢れる二人は、
今までの気まずさが嘘のようにすっかりと意気投合していた。
省39
[646]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:25:53 ID:???
魔理沙が笑顔でミニ八卦炉を持ちだした為に、森崎は前言を撤回して、魔理沙が再び話を戻す事を待つ。
危険に対し、敏感である事はここ幻想郷において特に重要である。
魔理沙「―――ええい、話を本題に戻すぞ。 ……単刀直入に言う、『私と、一緒に練習しないか?』」
魔理沙の率直な。迷いを感じさせない提案に、森崎はシニカルに首を傾げるが。
森崎「…………」
何かを続ける気は無い。魔理沙はそう考えてその理由を述べて行く。
省23
[647]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:27:50 ID:???
そんな彼女の必死な態度に、さしもの森崎も折れたのか……コクリと首を縦に振った。
森崎「……ま、互いにデメリットは無いしな。 こちとらガチでやる気と時間のある奴を探してたんだ。
ただ………」
しかし、森崎はタダでは魔理沙の勧誘には乗らない。
森崎は自分の右腕に抱えたボールをコロリと魔理沙の手元に転がし…。
森崎「―――前提条件。 『この俺様のセービングに刺激を与える』! これがマジで出来るのかどうか!
省46
[648]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:30:45 ID:rKs7O8Gs
魔理沙の立っている位置から、ゴールまではおよそ20m。
丁度壁無しのフリーキックのような状態で、魔理沙は助走を始め……。
魔理沙「行くぜモロサキ!!」
グワアアアアアッ……!!
その言葉を合図に、魔理沙は右脚を思いっきり振り上げて溜めを創る。
この溜めを創った状態で、ひたすら全力で芯を撃ち抜いて行くシュートこそが彼女の十八番。
あらゆる障害を薙ぎ払い、ただ一直線にゴールのみを目指し続ける恋の魔砲。
これが、これこそが―――!
省17
[649]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/26(月) 23:32:03 ID:rKs7O8Gs
その恐るべき魔砲に向かって、森崎は何の恐れもなく跳んだ。
このようなシュートは、自分の障害にもならないという、大きな自信と力を込めて、大胆不敵に飛んだ。
そして―――!
先着2名様で、
★魔理沙→マスタースパーク 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★森崎→がんばりセービング・改 62 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【キーパー】
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0ch BBS 2007-01-24