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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】


[404]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 22:58:02 ID:???
〜回想シーン〜

あれは……秋が終わってから4カ月(3月)くらいの事だったかな。

穣子「あれっ…! お姉ちゃん。誰この人!?」

静葉「ええ。 私達が配属させて貰った、全幻想郷選抜大会に向けての新チーム…妖怪の山FCの、助っ人外来人の男の子だそうよ」

反町「…よろしくお願いします(この人達、ホントにこんな格好でサッカーするのか?
スカートだし、もう一人(穣子)に至ってはなんか裸足だし……。 でも静葉さんって素敵な人だなぁ……)」
省54

[405]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 22:59:13 ID:???
一樹君は謙遜してたけど……それでも私とかお姉ちゃんからしたら滅茶苦茶上手で。
「サッカーで信仰獲得!」とか言ってた自分達が馬鹿らしくなって自己嫌悪とかもしてたっけ。
それでも――楽しかったなぁ。どんどん上手くなってるのが実感できたし。
相変わらず焼き芋屋さんは繁盛しないし、信仰は寂れる一方だったけど…私もお姉ちゃんも、貧しいなりにしあわせだった。

だけど……人間と同じように。私だって――よくばりだった。少
しずつ、それだけじゃあ満足できなくなって来ちゃった。 省37

[406]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 23:00:56 ID:???
まさかまさかの退場処分。チームは何とか勝てたみたいだけど…
それでも反省会では射命丸さんとか皆に色々言われちゃって、さすがの私もションボリしちゃった。
でも、そんな時に――。

反町「(あっ…そういえば昨夜、穣子さんの家に財布置き忘れてたんだっけ)み、穣子さん!」

穣子「――なあに? 反町くん…?」

反町「そ、そのー…(し――しまった!? 穣子さん、意外と凹んでしまっている!
そのせいで財布を家に忘れた事を口に出しづらい!)」
省38

[407]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 23:04:40 ID:???
静葉「……穣子。 貴女――反町君に惚れてるでしょ」

穣子「ぎっくううううううううう!? そ、そんな事ないよお姉ちゃん!?」

静葉「――今のご時世貴女くらいよ、穣子? そこまでも嘘が苦手なのは…。
鬼だって、もうちょっとはマシな嘘の付き方をするでしょうね……」

穣子「う…うん。 ごめん、お姉ちゃん」

静葉「…私に謝る事じゃないわ。 ――で。 反町君が好きなんでしょ?
だったら、今のままこじらせるよりはいっそ付き合っちゃえば良いんじゃないかしら。 省41

[408]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 23:05:40 ID:???
――それで、告白は難なくオッケーしてもらって、私が一樹君と恋人同士になった頃くらいから…。
私の幸せとは反対に―――お姉ちゃんは、少しずつ壊れて来た。

穣子「ただいま〜! ごめんねお姉ちゃん、ちょっと一樹君のおうちで、遅くまで居ちゃって。
――べ、別に変な事はしてないからね! だから大丈夫だからね!?」

私はがいつも通り、皆から五月蠅いって言われる大きな声を出して帰って来た時。
何時もなら聞こえる筈のお姉ちゃんの声が聞こえて来なかった。 省30

[409]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 23:08:41 ID:???
静葉「ただいま〜♪ はいシーン♪ お姉ちゃん、とうとう愛する穣子にもポイーされちゃったなぁ〜♪
でもいいもんねぇ〜♪ お姉ちゃんには大好きな…カゼ薬さんがあるからね?」

穣子「やめてお姉ちゃん!! また竹林のお医者さんでお薬買ってたみたいだけど…それだけはやめてぇー!!」

ガッシャーン! ガラガラガラッ!

――そう。夏に入ってから。お姉ちゃんはどんどん危うくなってしまった。
その原因は分かってる、信仰が足りないから…。
省37

[410]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 23:11:02 ID:???
〜回想シーン終わり〜

反町「静葉さん―――! くそっ、どうにかならないのかっ!? 雛さん! あんたも神様だったら、
静葉さんを直す方法とか――知らないのか!?」

穣子がこれまでの経緯を回想している間に…反町は自らに降りかかる厄をも厭わず、
雛に詰め寄り、強い口調で問いただしていたが…雛はそっけなく首を振ってしまう。

雛「私は正確には神様じゃない。 だけど…もしも彼女に信仰が足りないんだとするなら。
――強い信仰の祈りが必要じゃないかしら…?」
省47

[411]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/26(木) 23:15:56 ID:TnRQv2/k
しかし、そんな穣子の発言に対しての、この土壇場で。

反町「(そ――そんな! 俺は…俺は一体どうすればいいんだ!
確かに最初は……大人で物静かな静葉さんに憧れていたけど…
穣子と付き合っている内に、穣子の事が心から好きだと言えるようになった!
一体何だ!? 俺の――この俺の『言いたい事』って―――何だ!?)」

彼女の告白を受けて…反町は押し黙ってしまっていた。
自分の八方美人な態度が、穣子や静葉を傷つけていたのかもしれないという自覚はあったし、後悔もあった。 省62

[412]森崎名無しさん:2013/09/26(木) 23:16:37 ID:???
★言いたい事を言わなきゃいけない世の中で→ ハート10

[413]森崎名無しさん:2013/09/26(木) 23:18:31 ID:???
>おい幻想郷最速、フラグでも立てておけ
射命丸の扱いワロタw


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