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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】


[142]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/18(木) 23:56:59 ID:QXAbfd76

***

さとり「……おや。 どこか賑やかとは思えば」

鈴仙「――んげっ」

ラーメンを汁まで啜り終わり、それでもどこか心地よい無言の中で、ノンビリと腰を落ち着けていた鈴仙(と松山)。
そんな二人の前に――乱入者が現れた。

さとり「……貴女の事はお燐から聞いています。
だから、『ふ、不法侵入で逮捕されたらどうしよう!?』……とか、思わなくても大丈夫よ」

鈴仙「あ、あはは……そりゃあ失敬」
省47

[143]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/19(金) 00:00:30 ID:/mjs3LOQ
さとりは慣れた様子で松山の言葉をあしらい、
簡単にではあるが牢獄に散らかったゴミの片づけや、室内用具の手入れを始める。
鈴仙が持ち込んだ二つのカップラーメンについても、何一つ感想を述べる事無く淡々とゴミ袋に入れて行く。

鈴仙「――さとりさんって、毎日この矢車……いや、今は松山なんだっけ……の面倒を見てるんですか?」

さとり「――少し彼に、思う所がありまして。 ……先に言っておくけれど、愛とか恋とかそういうありがちなネタは要らないので」
省61

[144]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/19(金) 00:02:56 ID:???
さとり「(……松山君の言う通り。 この子は本当に何をしにここに来たのかが良く分からない。
会った時からずっと、心を読んでいるつもりだけど、肝心な本質が掴めない。

さっきまでラーメンでも食べて親睦を図っていたようだけど、それだけの為に遥々地底まで来たとは考えづらい。
松山君を懐柔することによる、何かしらの利益を狙ったのかもしれないけれど、
それなら、もっと投資のし甲斐のある選手なんて山のように居るから、そっちにすれば良い。
省52

[145]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/19(金) 00:04:02 ID:???
さとり「(これは……成程。 前者と後者が混じった、「両方」という事ね……)――鈴仙さん。
貴女はまずハチマキをしまって。 そして、医学的見地から彼に処置をお願いします。
私は能力を応用して、少しでも彼の精神を安定させてみせます……!」

鈴仙「えっ、えっ……! は、はい。 分かりました!
(――ハチマキ……ハチマキ。 ……そう言えば! あのハチマキと松山君には何か関係があるかもしれないって。 省62

[146]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/19(金) 00:07:25 ID:???
鈴仙「――こ、これは……!?」

さとり「……気を付けて下さい。 ――どうやら私達……彼のトラウマに、取り込まれつつあるみたい……!」

ブウウ……ン! ブウウ………ッ……ン、ンン……!!

つまり、松山の記憶の鼓動は、さとりの瞳から溢れる程に強烈だった。
また、他者の精神の波長を読み取るらしい鈴仙の狂気の瞳と、さとりの第三の目とに親和性があった事も災いした。
さとりによって読み取られた松山の記憶は、鈴仙によって波を描いて周囲に拡散し、 省59

[147]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/19(金) 00:10:19 ID:???
――と、超展開になったところで今日の更新はここまでです。
明日は付き合いがあるので、更新できないかもしれません。
松山の脳内イベントは、1〜2日程度で終わらせる予定です。

それと、>>143で、
さとり「兄貴だったら恩着せがましかった良いのね。 …」
とありますが、これだと意味が分からないので、
さとり「兄貴だったら恩着せがましくても良いのね。」
……と、言った風に脳内変換して頂ければ助かります。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

[148]森崎名無しさん:2014/12/19(金) 22:02:25 ID:???
こんなことに巻き込まれたのも全部鈴仙ってやつの仕業なんだ

[149]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/20(土) 00:28:46 ID:???
思ったより早く帰ってこれたので、ほんのちょっと更新をします。
>>148
これは間違ってないですねw

[150]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/20(土) 00:30:01 ID:???
鈴仙「松山の心象世界って……! ――な、なんで私まで……? っていうか、そんな事本当にあるんですか………!?」

さとり「――普通は、こんな事起きる筈は無い。 私の能力はあくまで、人の心を読み取るだけに過ぎない。
精々でも読み取ったトラウマを弾幕で再現出来る程度です。 恐らくは……言っては悪いけど、貴女のせいですね」

鈴仙「わ、私は悪い事してないわよっ!? ……たぶん」

さとり「それは知っています。 だから、今回の一件は単なる事故。 省60

[151]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/20(土) 00:32:36 ID:DykbGsZA

――心象風景に塗りつぶされるようして姿を消した、松山光の捜索。
恐らくこれこそが、鈴仙達の脱出やこの世界の正体を掴む為には必要となるだろう。

鈴仙「――しっかし。 どこをどう探してみれば良いのやら……?」

さとり「……まぁ、探すとしたらこの施設――恐らくは外界の「学校」――の中になりますかね。
一応普通の人間の松山君が、市町レベルに広大な精神世界なんて作れる訳ないでしょうから」

……さとりが言わずとも、鈴仙には何となくそんな予感がしていた。 省45


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