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1- レス

【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】


[103]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 08:45:45 ID:d18vpdcU
中山「俺は勝ちたいんですよ。勝たせて“もらう”んじゃなくてね」

ミッターマイヤー「…ほほう。それは確かに既に化物どもが集まっている超名門では出来ないな」

中山は望んでいた。自分の力で勝ち更に強くなる事を。

ミッターマイヤー「求めるライバル達と頻繁にレギュラーとして戦え、そして現実的な確率で
栄光を狙える程度の強豪…そんなクラブを求める君のお眼鏡に適ったのがシュツットガルトか」

中山「はい」
省42

[104]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 08:47:12 ID:d18vpdcU
いったんここまで。

[105]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 11:06:07 ID:d18vpdcU
〜若林 源三〜

若林のワールドユースでのパフォーマンスは活躍したとは言い難い物だったが、
彼は少年時代から既にブンデスリーガの名門ハンブルガーSVに所属しており、
ユース部門でも優秀な成績を出してワールドユース本大会前に既にプロ入りしていた。

カペロマン「おい!おい!天変地異だ!ポブルセンに若い女の子がプレゼント渡した!」

メッツァ「えっなにそれこわい」

カルツ「ほー?物好きな女も居るんじゃのう。で、何を貰ったんだ?」
省26

[106]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 11:08:22 ID:d18vpdcU
カルツ「あー、ワカバヤシ。お前さんは女っ気はないのか?」

若林「そんな物はない」

カペロマン「すごい即答だな。日本に残していた彼女とか居ないのか?」

若林「居ないし作る気もない」

カルツ「取り付く島も無いとはこの事じゃのう…」

若林が欲するのは実力、勝利、そして復讐。それ以外は非常にストイックな男である。
そんな彼にも出会いや縁が無かった訳ではないが、彼はそれを選ばなかった。 省44

[107]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 11:10:25 ID:d18vpdcU
若林家女中「!!?」

若林夫人「何を驚いているのです。早く行かねば警備員に摘み出させますよ?」

若林「……………」

彼女に出来る事はそれだけだった。決死の覚悟の苦言は雇い主達には無意味な雑音としか受け取られず、
庇われた若林も彼女を庇い返す素振りなどまるで見せずに黙っているだけだった。

一時間後、誰にも見送られる事なく彼女は屋敷に向かって一度だけ深く礼をしてから立ち去ろうとした。

若林「馬鹿な事をしたな…」

元女中「坊ちゃま!?」
省30

[108]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 11:11:59 ID:d18vpdcU
元女中「はい、あなたは昔からとても我儘でした。まだ仕事に慣れていなかった私は
幾度も幾度も困らされた物です。そしてその度に、貴方だけはこの家の方でも人間臭く感じた物でした」

若林「…人間臭さ、か…」

元女中「あなたが急にドイツに発って以来、私の胸にはぽっかり穴が開いた様でした。
この寒い寒いお屋敷の中で唯一の暖炉が消えてしまい…そしてたまにお会いする度に
あなたが段々旦那様達に似てきて、あの冷たい会話にも耐性が出来ていくのを見るのは 省47

[109]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 11:13:43 ID:d18vpdcU
元女中「…あの。これは、ドイツについてこい、と言う意味で…?」

若林「違う。今までの礼と、さっき庇わせてしまった埋め合わせだ」

元女中「………そう、ですか…」

だが若林は彼女が期待した程の優しさは見せず、彼女を突き放す。

若林「俺は若林源三。あんたが大嫌いな若林だ。そしてそれを変えたくもない」

元女中「…もう、居ないのですか?私に和菓子を強請っていたあの腕白な男の子は…」
省37

[110]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/05(金) 11:17:35 ID:d18vpdcU
いったんここまで。

[111]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/06(土) 07:52:03 ID:CYeeWqvU
〜カール・ハインツ・シュナイダー、ジークムント・フライハイト、?????〜

ワールドユース大会では3位と言う結果に終わったものの、大会単独得点王で
最優秀FWに選ばれたシュナイダーの名声は大会後に更に高まった。
元々15歳と言う脅威の若さでプロデビューしていた彼は今や
誰もが認めるバイエルンの若きエースであり、将来は薔薇色と言えた。

シュナイダー「う、うぉおおお…マリー、マリー、まりぃいいい…」

フライハイト「またか…ハァ」
省37

[112]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/06(土) 07:53:17 ID:CYeeWqvU
知る人ぞ知る事実。カール・ハインツ・シュナイダーは病的なシスコンである。
その為ヘルナンデスに想いを寄せるマリーに徐々に嫌われつつあり、
それを何とかしようとして負のスパイラルに陥っているのが彼の最近の日常であった。

フライハイト「(仕方がない、また妹をダシにするか)そろそろ練習時間だ、頭を切り替えろ。
お前はこのクラブのエースでありドイツサッカーの希望の炎。そんなお前が家族とのトラブルで 省56

[113]2 ◆vD5srW.8hU :2015/06/06(土) 07:55:15 ID:CYeeWqvU
いったんここまで。


0ch BBS 2007-01-24