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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[250]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:47:21 ID:MrrZYuvc
実況「まず現れたのは、カルロス・サンターナが率いるフラメンゴ!
    今大会MVP候補筆頭とも称される彼は勿論、脇を固めるチームメンバーの実力もピカ一!
    新戦力の情報も入っており、間違い無く目が離せないチームとなりそうだ!」

カルロス「(……やるぞ。俺がブラジルナンバーワン。そして世界一になるんだ。見ていてくれ、アーサー!)」

古びたボールを小脇に抱えて、フラメンゴのキャプテン、カルロス・サンターナは強い意思の籠った瞳を観客席に向けた。
省43

[251]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:49:13 ID:MrrZYuvc
ズシン、ズシン……

??「うひぇー、強そうな奴がいっぺぇいるなぁ! オラワクワクして来たぞ!」

実況「7番目に入場したチームもサンパウロ州から、サントスです!
    巨漢DF・ディウセウ選手が地面を揺らしながら、
    今大会屈指のストライカー・ザガロ選手と共に入場してきました!
    最新鋭の科学トレーニングを取り入れた彼らは、大会のダークホース足り得るでしょうか!?」

ディウセウ「なあザガロ、どっちが沢山倒せるか競争しねえか?」
省55

[252]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:50:50 ID:MrrZYuvc

実況「さあ! ここで15チームが今、スタジアムの中央に揃いました!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

そして、グレミオが最後に集合して15チームが揃った所で、観客達の盛り上がりはピークに達した。
後は残り1チームの入場を待つのみ。そうすればやがて開会セレモニーが始まり、心待ちにしていた試合が始まる。
そんな中で――その残り1チームが中々現れない。
省39

[253]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:51:55 ID:MrrZYuvc
実況「こ、これは……! コリンチャンス、集合時刻よりも30分遅れての到着です!
    一体どうしたのでしょうか!?」

鈴仙「ぜひー、ぜひー。……えっと……その」

遅れてやって来た、コリンチャンスを名乗る兎耳の少女を差し置いて、
平然とした顔で少女の後ろについて来た老人は、

コーチ「……ワシら、チャリとヒッチハイクでここまで来たのよ。だってワシら、お金ないし。
     バスって言ったら、10レアルで乗れる町中の路線バスだけじゃし」
省56

[254]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:53:22 ID:MrrZYuvc
〜スタジアム内・控室前廊下〜

コーチ「いやー。途中でヒッチハイク先がリオ・デ・ジャネイロじゃなくて、
     アフリカ西サハラのリオ・デ・オロだと気づいた時は危なかったのー」

鈴仙「危なかったのー、じゃないですよ。もう……。私達、早速赤っ恥じゃないですか!」

コーチ「まあまあ。観客は名プレーが見れれば、そんな事すぐに忘れてしまうさ」

オープニングセレモニーが終わって、鈴仙とコーチはスタジアムの廊下を並んで歩いていた。 省52

[255]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:55:58 ID:MrrZYuvc


アヤソフィア「やあやあ、お疲れ様です、鈴仙さん。コーチさん、それにコリンチャンスの皆さんも」

――そこでは、前にも何度か見た黒髪スレンダーの女性が、
普段通りのしたり顔で、鈴仙達を出迎えてくれた。


*****


〜スタジアム・コリンチャンス控室〜

鈴仙「な。なんでアンタがここに居るのよ!」

アヤソフィア「まぁまぁ、そう怒らないで。可愛い顔が台無しですよ?」

コーチを含めたコリンチャンスメンバーを部屋に入れた上で、 省22

[256]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 00:57:11 ID:MrrZYuvc
鈴仙「……は。はぁ!?」

アヤソフィアが勝手かつそんな横柄な頼み事をして来たので、鈴仙は思わず素っ頓狂な声を上げた。
しかし鈴仙の常識に反して、彼女は真剣だった。

アヤソフィア「私は本気ですよ。出来れば、WGかSHとしてチームに入りたいですが、
         私に活躍されるのがお嫌でしたら、単なるマネージャー扱いでも結構です。
         ただ、どんな形であっても、私をこのコリンチャンスの一員にしてほしい。 省65

[257]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 01:08:01 ID:MrrZYuvc
鈴仙「……三つ目。あんた、助っ人をしたいって言ってたけれど。サッカーの腕前はどうなのよ」

アヤソフィア「あやや、それならご心配なくです。私はこれでも、毎日の鍛錬は欠かせてませんでね……っと!」

シュンッ! ビュバババッ!

デ・ラーダ「お、俺達!?」

ビベス「う、うわあっ!?」

ミャージ「何だこの素早い動きは!」

ニータ「強い……!」
省34

[258]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/09(水) 01:14:02 ID:MrrZYuvc
コーチ「うむ。彼女は実力的には秀でては居るが、人格的には君と合うかは分からん。
     ……無論、助っ人として出るからには、君を邪魔するような事は敢えてしないと思うが。
     また、彼女よりは劣るが、コリンチャンスの元からの選手を使いたいという気持ちもあるじゃろう。
     そうした意味では、マネージャーとしての登用の方が無難な可能性もある。
     選手サイドの意見も聞きたい、という話じゃな」
省58

[259]森崎名無しさん:2016/03/09(水) 01:16:38 ID:8pFEJFhc



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