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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
[797]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:15:16 ID:???
早苗(観客席)「長野県最強GKの渡会君からアッサリゴールを決めちゃった、あの反町君って子も凄いと思ったけど。
……こうしてみると、彼ですら全国では最優じゃないのね」
そして、彼女はこの時、狂気的な殺戮現場を前に小市民然とした反町に対し、幾許かの失望を抱いていたのも事実だった。
自分達を打倒したチームを圧倒した、全国有数のチームのエースストライカー。
そんな反町ですら、日向小次郎という圧倒的才能を前にしては単なる雑魚に過ぎない。
省56
[798]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:16:33 ID:???
反町「(これ以上人が死ぬ所は見たくない。でも、日向に逆らって死にたくない。
だったら……俺にできる事は……)――くっ、頭がふらついて……」
グラッ……バターンッ! ……ドサッ。
阿部士「あべしっ!?」
ピィィィィィッ!
日向「――チッ。反町の馬鹿め。サッカーは格闘技だぞ。リング上で血が流れるのを見て倒れる奴がどこにいる」
実況「おっと、日向選手が阿部士選手を抜くと思いきや、反町選手の転倒によってホイッスルが鳴りました!
省50
[799]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:18:11 ID:???
早苗(観客席)「(……今のって、もしかして。身を挺して彼の――阿部士君の命を救ったんじゃないかしら)」
そして、こうした反町のプレーに、早苗は興味を抱いていた。
早苗にとっては反町が、圧倒的な才能により、自分のこれまでの全てを否定され、
しかしそれにも関わらず、出来る限りの精一杯をやろうとしている風に映った。
早苗(観客席)「(私も、頑張らなくちゃ。自分達を倒したチームが全国の場でアッサリ敗北しようとも。
省55
[800]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/20(月) 00:23:35 ID:???
……と、言った所で短いですが今日の更新はここまでにします。
(本当は18日土曜日中には更新したかったですが、外出や体調不良もあり更新できませんでした)
早苗さんの描写パートはもうちょっとだけさせて頂いて、その後試合終了+反町の章エンディングイベントをやって、
来週頃を目標に、久しぶりの鈴仙パートに戻る予定でいますが、案の条予定は未定です(汗)
本日もお疲れ様でした。
[801]森崎名無しさん:2016/06/20(月) 00:32:59 ID:???
乙なのです!
反町君は爆発し……いや、それ以外の不幸度考えればこれくらい報われてても釣り合い取れるのか?
[802]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:32:48 ID:???
〜回想シーン終了〜
早苗「(……だけど、私は伝えられなかった。反町君への想いを伝える事が、迷惑だと思った。
なぜって、私が彼を知った頃にはもう、彼の傍には二人の想い人が居たから……)」
反町「早苗、さん……?」
実況「……早苗選手、ドリブルで突破かと思いきや、周囲を取り囲む反町選手と秋姉妹の二人の間合いを意識し動かない。
動的なプレーを好む彼女らしからぬ慎重さです!」
省59
[803]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:33:56 ID:???
アリス「まだよ! 私はあんたみたいな『リアルが充実している人』なんかに負けない!」
ダッ!
早苗「貴女に私のリアルの何が分かるんですかっ!」
バシュンッ! シュパッ!
アリス「『リアルが充実している人』には勝てなかったよ……」
実況「早苗選手、この試合大活躍のアリス選手をも突破しゴール前へ!
既に疲労困憊の美鈴選手を差し置いて、カイエ選手から高いセンタリングを貰い……!」
早苗「……決まれぇぇぇーーーっ!」
省39
[804]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:35:16 ID:???
早苗が振り出しに戻したかったのは、この試合の趨勢か、霊夢との10番対決か、
それとも――反町を巡る恋模様か。様々な想いが詰まった奇跡のシュートは、
通常のドライブシュートとは反対に、高く空へと舞い上がりながら、レジスタンスのDF達を吹き飛ばし――。
アモロ「君の想いがどれだけ強いか、僕は分からない。でも――僕達だって、君に負けない位苦しんだり悩んだりして、
この場所に立っているんだ。だから――そう簡単に譲れないんだーーーーーっ!!」
省46
[805]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:36:21 ID:???
反町「(……勝った。俺は……俺達は……この試合に、勝ったんだ……。
まるで何度も何度も負けた上で勝利を掴んだような。そんな達成感すら湧いてくる……。
それだけに、苦しい勝負だった……)」
ピエール「(……俺は負けた。――が、この結果にどこかホッとしている自分が居る。
俺が信じ切れなかった仲間との絆は、少なくとも俺以外の間では確かに存在している事が分かった)」
省22
[806]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 00:41:59 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
>>801
乙ありがとうございます。
もうちょっと爆発させれば良かったかな、とも思っています。
[807]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/06/21(火) 23:47:07 ID:5xxKxztU
反町「……」
反町は暫くぼうっとしたまま、立ち尽くしていた。
この試合が彼に与えた肉体的・精神的疲労はそれだけに耐えがたいものだった。
ピエール「………」
視界には、恐らくは自分と同じような面持ちで佇むピエールと。
早苗「はぁぁ……。負けちゃった。勝てると思ってたんですけど」
普段通りの様子であっけらかんとした風に見える早苗、そして……。
アリス「(これってユニフォームを交換する的な流れのアレよね……?
省37
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0ch BBS 2007-01-24