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【SSです】幻想でない軽業師


[46]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 20:15:52 ID:???
万全を期し、全力で挑む事こそが礼儀、手を抜く事など逆に無礼であるとはいえ、だ。
結果的にはストライカーである2人の活躍機会を奪った事に変わりはなく、
活躍出来たとはいえど美鈴の心中は複雑であった。

そこを銀のナイフでグサグサと突き刺すように言葉を投げかけるのが、我らがKY長である。

パチュリー「……まあ、そこまで重く考えなくても大丈夫でしょ」
美鈴「そ、そうでしょうか?」

流石に見かねたのか、パチュリーが美鈴を慰める。 省39

[47]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 20:17:14 ID:???
こうして活躍出来た者たちもいれば、当然出来なかった者もいる。
選手兼コーチのパチュリーを含めれば総勢25名。
途中、霊夢ら4名の離脱があったとはいえ、出番すらなかった者すらいた。

うどんげ「私たちまで食べていいのかなぁ……後で料金とか請求されるんじゃ……」
てゐ「気にせず食ってりゃえーウサ。 誰もうどんちゃんの事なんて見てないよ」
うどんげ「ひ、酷いっ!!」

一応、本当に一応、出場機会こそあったものの。 省72

[48]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 20:19:17 ID:???
お空「うにゅ……(全然活躍できなかったなぁ。 お燐の為にも頑張りたかったのに……。
   それに……あの意地悪な人間が凄く活躍して! くそー……もっともっと強くなりたい!)」
メディスン「…………(何の為にわざわざ外の世界までやってきたんだろ)」

部屋の隅で誰とも言葉を交わさず静かに食事をとる者もいた。
地霊殿のストライカー、霊烏路空。
オータムスカイズ所属のMF、メディスン=メランコリー。
彼女たちも活躍出来た、とは言えない部類の選手たちであった。
省46

[49]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 20:21:13 ID:???
短いですが一旦ここまで。

[50]森崎名無しさん:2018/01/23(火) 20:58:34 ID:???
一旦乙です
今更だけど章タイトルでちょっとうるっときた……

[51]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:47:42 ID:???
>>50
乙ありです。
ここから章タイトル回収です。ちょっとだけまた投下します。

[52]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:49:04 ID:???
反町「(……改めて見ると個性的な面子だなぁ、本当)」

手の中にある杯(中身は酒ではなくジュースにしてもらった)を傾けながら、内心そう思う反町。
実際、全日本にも負けずとも劣らない個性的な面々ばかりだ。
彼女らとの思い出を肴に、しみじみと杯の中(何度も言うがジュース)を啜る反町だったが……。

穣子「反町、飲んでる!?」
反町「おぶふっ!」
リグル「ひえぇ……」
静葉「穣子、そんな急に叩いちゃ駄目でしょ。 ……はい、ハンカチ」
省57

[53]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:50:50 ID:???
そのまま、借りていたハンカチを穣子の姉である秋静葉へと返し、
そしてオータムスカイズで常にツートップを張り続けた相棒――リグル=ナイトバグの具合を心配する。
因みに、リグル自身は思った以上に顔にかかったジュースが甘かった為、喜んでいたという。
甘い水は蛍の大好物だからね。仕方ないね。

穣子「にしたってなんでこんな端っこにいんのよ。 あんたがキャプテンで大会MVPまで取ったんだから、
   もっと堂々とど真ん中にデーンと立ってなさいよ」 省80

[54]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:52:15 ID:???
反町「(静葉さんも……)」

オータムスカイズを誰よりも思っていたのは誰か。
これについても意見は分かれるだろうが、恐らく、1番強くチームを強く思っていたのは秋静葉に違いない。
まだチームの人員自体が足りない頃は、その微笑みを持ってして仲間を勧誘し、
チームが結成してからは中盤の要としてチームを牽引した。

途中、風見幽香が加入をした際にはいざこざがあったものの……。
それも、全てはチームを思っての行動である。 省36

[55]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:55:15 ID:???
反町「(もしも俺が帰るとすれば……オータムスカイズはどうなるんだ?)」

先ほど、輝夜と話した反町の今後の身の振り方。
もしも外の世界に帰るとなった場合――オータムスカイズはどうなるのだろう、と夢想をする。
自分1人が抜けた所で大丈夫だろう、と安易に考えられる程には、反町は卑屈でもなければ責任感が無い訳でもない。
キャプテンであり、エースストライカーである。その程度の自覚はある。 省48

[56]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:56:47 ID:???
むにぃ

反町「ふへ?」
穣子「なーにをまたムッツリ考え込んでんのよ、私と姉さんを前にしときながら」

と、反町が悶々とまた考え事を始めた所で、不意に頬をムニンと引っ張られた。
意識を再び現実へと引き戻してみれば、そこには頬を膨らませながら右手で反町の頬を抓む穣子。
その横では苦笑をしながら、そんな2人の様子を見守る静葉の姿がある。

穣子「こんな時まで難しい顔してうんうん唸る事無いでしょ」
反町「にゃにするんだよ……」 省39


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