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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】


[384]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:00:50 ID:S3FVxcpM
A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(そろそろ遠回しに僕達の危機について、話してみよう)」

今後の事を考え、これからの準備としてほんの少しずつお告げの事について話をする事にした。
これから学校内で仲間が見つかり、協力を求める事となった際、いきなりでは混乱が大きすぎる。 省45

[385]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:05:59 ID:S3FVxcpM
A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(そろそろ遠回しに僕達の危機について、話してみよう)」

今後の事を考え、これからの準備としてほんの少しずつお告げの事について話をする事にした。
これから学校内で仲間が見つかり、協力を求める事となった際、いきなりでは混乱が大きすぎる。 省45

[386]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:07:41 ID:S3FVxcpM
今日はこれまでにいたします。思ったより再開に時間がかかり過ぎてしまいました。
明日はもう少し投稿できるようにしたいです。

[387]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:20:42 ID:m0OntpQw
これより投稿を開始いたします。なお、幕間にて演出の都合上
物語描写の視点が変更されます事をご了承願います。

[388]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:22:06 ID:m0OntpQw
教室後ろのドアから、短髪サッカー少女が現れる。
会話中である事などお構いなしの開けっぴろげなあいさつの後、トタトタとこちらへ歩み寄ってドカリと隣の席に座りこむ。

あずみ「あらやだデート中だった?面白そうねえたまには忘れ物してみるもんだわ」
聖薇「早川さん」

再び指で眼鏡の縁を押さえ、あずみちゃんを問い質す。顔は険がかかっていて、傍目にも苛立っているのが分かる。
省43

[389]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:23:24 ID:m0OntpQw
まさに泥沼。性状的に反りが合わないらしく、数分もしないうちにいがみ合いをはじめてしまった。
このまま喧嘩されては収拾がつかない。早いところどうにか収めなければ。

あずみ「だいたい……」
聖薇「そもそも……」

パアン!

言い争う2人の間に手を伸ばし勢いよく叩く。不意打ちと高音で2人とも動きが止まったのを見計らって、事態の収拾を図る。

岬「そこまで。こっちの話は、えっと、今度早乙女さんの家で 省46

[390]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:24:45 ID:m0OntpQw
横から聖薇が口を挟んでくる。異議を差し込まれる前に機先を制する形で、彼女に話しかける。

岬「早乙女さん、早川さんとは何回か色んな場所で交流の場を持った事があったけど、元気で真面目で裏表のない、良い子だと思う。
  一度親しくつきあう場を作って話し合えばきっと理解しあえると思う。どうかお願いします」
聖薇「え、いや、そんな」

聖薇に向けて頭を下げる。恭しく懇願する姿を見てうろたえ気味に相手は僕の言葉を受け止め、観念して提案を了承した。
省50

[391]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:26:19 ID:m0OntpQw
           第22−23話間幕間 『知らせ』


早乙女「マロニエよし、もち米よし、蒸籠に破れはなし、砂ふるいに穴は開いていないっと」

今日は娘が初めて学校の友達を呼んで家にやってくる。そのうちの1人はあの日に訪れた男の子、
彼の勉強成果を確認するテストを家で行い、ついでに食事会を行うという事だが、
せっかく人足となる子が来てもらったのだ。その子にも力仕事で調理を手伝ってもらおう。
省49

[392]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:28:09 ID:m0OntpQw
早乙女「えっ!?」

思わず大声を出した後、ハッとなってキッチンのドアを開けて周囲を見回しました。
幸い、私の他には誰もいません。すぐに戻って犯人の詳細を尋ねます。

早乙女「本当!?」
石清水「ああ、本当だ。3年前にガードマン3人を膾のように切り刻み、聖薇を恐怖のどん底に陥れた憎むべき男、
    正体もろくに分からず、かき消すように姿を消していた奴が、どうも愛と聖薇のいるパリに来ているらしい」 省42

[393]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:29:42 ID:m0OntpQw
早乙女「あなたこそそんな事を。私に負けず劣らず命がけの事をしたではありませんか。それより、今後の事について」
石清水「そうだその事だ。愛の父上や母上とも相談したのだが、やはりここは警備の厚い日本に戻るべきかと」
早乙女「いえ、ここで迂闊にバタバタするべきではありません。
    まだ相手の出方や意図も分からないのに、無暗に動くと相手に存在を悟られるかもしれません。
    しばらくはじっとしているべきかと」
石清水「し、しかし」 省37

[394]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:32:15 ID:m0OntpQw
            第23話『テスト、食事会、そして告白』


岬「早乙女さん、おはよう」
聖薇「おはようございます、岬さん」

朝7時。太陽こそ昇っているとはいえ、何とも早い時間だ。
これまで受けてきた個人学習の総仕上げとして、僕はこれからテストを受ける事になっている。
ここで1教科でも80点を下回れば、入学してからも補習を受けるはめになってしまう。
昼ごはんとその後のおやつ、マロニエ餅作りのために強行軍とはなるが、なんとしてもクリアしておきたい。 省19


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0ch BBS 2007-01-24