キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
1 :
銀シュナ
◆DWysPbgK..
:2011/02/23(水) 22:41:54 ID:FiL6Uejo
人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。
そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。
金髪碧眼の若者である彼はついに子爵位の内定を手にし、爵位を持つ門閥貴族の道を歩む事になる。
彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…
今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。
銀河の歴史がまた1ページ…
前スレ
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296506795/
過去スレ
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1294392924/
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/
843 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 21:03:30 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー「ああ。庭師がいないようだが…」
メイド長「はい。若旦那様には申し無く思いますが、今は冬支度の最終調整ですから。
木々の世話に回ってもらっております。」
深々と一礼をするメイド長。しかし、礼より実をとる辺り、その能力は確か。それもシュナイダーが
一々そんなことでは怒ったりしない事を把握していての行動であり、彼女の若い頃…それは同時に
シュナイダーが子供から知っているゆえの能力だった。
シュナイダー「そうか。…それで…」
メイド長「シェリル嬢ですか?彼女は現在着付けを行っています」
シュナイダー「???それは、エメレンツィアが手伝わなくてもいいのか?」
なんとなく不思議に思い問い直す。
メイド長「はい。一流の淑女たるもの1人でドレスを着れないようではイザという時に困ります」
それに対し、淡々と無表情にも近い顔で返事をするメイド長。
844 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 21:06:02 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー「いざ?」
メイド長「はい。若旦那様の招待状…ぶしつけですが私も見させていただきました。あれは間違いなく
年若い殿方が女性に送る恋文と同じ…つまり、本日の目的はそういったものなのでございましょう?」
そういいつつ招待状の入った表装を取り出す。
シュナイダー「……そういうことか!?」
シュナイダーは思い出す。学生課にあった項目の一つ、自分と招待する相手との関係。
それに対してシュナイダーは詳しい説明をするのがめんどくさかったため、適当に友人(異性)に
マークをつけたのだが、そもそもジルベスターのパーティに誘う相手である。家族親類でない
異性であるのならば、それはもう暗に恋人であるということを白状しているものだ。
学生課ではほぼ24時間を監視している生徒のガス抜きとして企画している晦日&新年のパーティ。
せめてそのときだけでもと気を利かせているのだろう。これでもかというほど愛を形作る表装は
間違いなく恋人向けの招待状であり、シュナイダーの共に添えた文章も短く久しぶりに会いたいと
いった旨を書いていただけなので、完全に勘違いさせてしまったようなのである。
845 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 21:07:21 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー(………まさか、そんな罠があったとは!?)
今ならきっと勘違いを正す事が出来る。そう思ったシュナイダーは、メイド長とエメレンツィアを
残したまま急いで着付けを行っている大衣裳部屋のクローゼットルームへと足を運ぶ。
〜〜〜
勝手知ったる我が家である。鍛え抜かれた体を駆使し、ものの数十秒でその場所へたどり着きドアを開く。
シェリル「エメレンツィアさん。やっぱり1人で着るのは難しいです………」
恐らくシェリル付きのエメレンツィアと勘違いしているのだろう。あられもない姿でこちらを
振り返ることもなく話しかけるシェリル・ノーム。
艶やかな肌は肩から腰にかけ優美としか言いようのない曲線を描き、ポニーテールのように後ろで
留められた麗しい金の長髪はそのたおやかなうなじを魅力的に見せている。
846 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 21:08:24 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー(………)
運良く(?)相手が向こうを向いていたので肝心な部分を見る事無く済んだのはある意味僥倖と
いえるだろうが…
どうしますか?
A.黙って扉を閉じる。
B.とりあえず声をかける。
C.逃げる!
D.その他
先にID表示で2票入ったものを選択します。
847 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 21:15:21 ID:TMGcTeJk
B
848 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 21:19:28 ID:v87KpYRI
B
849 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 21:50:03 ID:QDcl4e2Y
B.とりあえず声をかける。
シュナイダー(………)
このまま黙って扉を閉めるのはなんとなく卑怯な気がするシュナイダー。それ故に…いや、その
美しさゆえに思わず声をかけてしまう。
シュナイダー「エメレンツィアではなくてすまないな」
シェリル「………」
その声に体がビクッと硬直させる歌姫見習い。
くっくっく…とまるで機械のような鈍い動作で首だけ振り返ると…
シェリル「……きゃ〜〜〜!!!」
僅かな間、無言で目と目を通じ合わせると…急いで近くにあった布で胸を隠し、大声を張り上げる。
シュナイダー「す、すまん!!」
半年前までは痩せぎすだった体も現在では年相応に女らしく成長しており彼女の美しさを更なるものに
している。そしてそれは同時に彼女へより女らしい感情を与えるものであり、羞恥心によって
思わずそう叫んでしまっているようだ。
〜〜〜
850 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 21:51:15 ID:QDcl4e2Y
〜〜〜
シェリル「ご、ごめんなさい、シュナイダー様」
近くにあったボタン容れや小物などそこらじゅうのものを投げまくった後、ようやくやや平静を取り戻した
シェリル・ノームは謝ってくる。
シュナイダー「いや。私のほうこそ、あまりにも失礼だったな」
普段なら簡単に避けられるはずのシェリルの投げる小物を何故か避けてはいけない気がして、額に
クリティカルさせてしまったシュナイダーはそう答える。
シェリル「い、痛く…ないですか?」
心配そうに近づき、冷たい応急布をぺたりと患部に張りながら恐る恐る話しかける。
シュナイダー「大丈夫だ。心配ない」
胸にタオルを巻いただけ…水着よりは面積は広いはずなのに何故かより刺激的なその姿を僅か数センチ先に
見ながらそう答える。
シェリル「……えっと。見たいですか?あまり自信はありませんが…」
恥ずかしそうにそう尋ねる少女。
851 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 21:52:16 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー「………」
どうしますか?
A.見たい。
B.見たくない。
C.そういうのは大切な人が出来た時に見せるように。足長おじさんのスタンスを崩さない。
D.無言で逃げる。
E.見たくもあるようなないような…曖昧に答える。
F.もっとムードがあるときに聞きたい質問だな。冗談でごまかす。
F.その他
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852 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 21:53:38 ID:FXEnUrqg
F
その他じゃない方
853 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 21:53:43 ID:dF6XYXcg
C
紳士に行きたい(この娘をヒロインにはしたいけど)
854 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 21:58:33 ID:5Smr42u6
C
855 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 22:00:05 ID:TMGcTeJk
F
856 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 22:01:51 ID:Tz+3Hi+c
A 勘違いしてるところにCだと愛情下がりそうな予感
857 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 22:16:36 ID:???
向こうが大切な人と思ってるかどうか分からないし、
誤解を解く端緒にもなると思ったんだけど早まったかな。
858 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 22:19:04 ID:???
C選んだがA選んでその後シェリルがどう感じるかが全くわからんかった
一番無難だと思ったけどまさかCは地雷なんだろうか
859 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 22:20:02 ID:???
個人的には無神経かなー
860 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 22:58:42 ID:QDcl4e2Y
>>856-859
判断としては間違ってないですよ。自分のスタンスを面と向っていったので、ある程度シェリルの
シュナイダーに対する思いはぶれにくくなりましたし。
C.そういうのは大切な人が出来た時に見せるように。足長おじさんのスタンスを崩さない。
シュナイダー「…そういうのは大切な人が出来た時に見せるように」
見たい気持ちが無いのか?といわれて無い!と言い切れるほど聖人君主ではないのだが、
それでもシュナイダーにとって彼女は保護すべき対象…父性にも似た感情がそれを押し留める。
シェリル「そうですか…。では、私に大切な人ができても平気なのですね?」
何故か少し残念そうにそう言葉にするシェリル。
シュナイダー「ああ、私の役割はあくまで保護者、後援者の役割だ。シェリルが銀河に響く歌姫として
成功する事こそ私の喜びだ」
これも半分本当、半分嘘の気持ちで答える。
861 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 23:00:13 ID:QDcl4e2Y
シェリル「では最後に…私にいただいた招待状は…嘘、なのですか?」
シュナイダー「嘘というよりも、それは勘違いだ。私が招待状を送ったのは間違いない。だが、
その表装は学生課が勝手にしたこと。俺も今の今まで知らなかった」
下手に言い訳をしても逆効果だと素直に答える。
シェリル「………わかりました。勝手に勘違いして申し訳ありません」
今度は明らかにがっかりした表情でまだ14歳の少女は寂しそうにそう答えるのだった。
〜〜〜
そして僅かに時間が過ぎ、彼女は部屋着に戻っていた。
シュナイダー「ん?衣装はもういいのか?」
とりあえず額があざになっていないことを確認していたシュナイダーはそう尋ねる。
シェリル「はい。勘違いだとわかったので、エメレンツィアさんに手伝ってもらう事にしました。」
なんとなく微妙に、ほんの僅か棘のある言葉でそう返事するシェリル。
862 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/05(土) 23:01:27 ID:QDcl4e2Y
シュナイダー(しまったかな?)
折角のジルベスター。大いに楽しみたいところ、出鼻を挫かれたような気がしたシュナイダーは、
何か言葉を足しますか?
A.別に何も言わない。
B.何か欲しいのはあるか?
C.もちろん君が魅力的でない、という事じゃないぞ?
D.もしかして、着付けが必要な状況になりたかったのか?
E.スマン。とにかく謝る。
F.文句があるなら出て行け!立場の差をわからせる。
G.その他
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863 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 23:08:40 ID:FXEnUrqg
G
出来ることがあるならばその全てをやれ、それが状況を変える事もある。
…それは歌に限った事ではない
少なくとも私はそうしてきたぞ、フロイライン?
864 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 23:11:03 ID:TMGcTeJk
C
865 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 23:11:30 ID:5Smr42u6
D
866 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 23:15:03 ID:zHnbN/PI
G
君はまだ蕾なのだ。今は手折られることを考えず、美しい華を咲かせてくれ。
867 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 23:17:13 ID:f2Fgpz3s
G
>>866
868 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 23:40:26 ID:???
20にもならない若者の台詞とは思えないけど、重度のシスコンが言うと妙な説得力がw
わーらーべーはーみーたーりー
869 :
森崎名無しさん
:2011/03/05(土) 23:42:54 ID:???
ギップリャなのはきっと貴族だからさ…(間違ったイメージ)
870 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 00:38:48 ID:anETuKH+
>>868
17歳といえばまさにやりたい盛り。
紳士レベルマックス…と見せかけて、やはりシスコンレベルマックスですねw
>>869
まさかこっち方面でギップル妖精の出番になるとは思いもよりませんでしたw
G.君はまだ蕾なのだ。今は手折られる事など考えず、美しい華を咲かせてくれ。
シュナイダー「君はまだ蕾なのだ。今は手折られる事など考えず、美しい華を咲かせてくれ。」
それはシュナイダーの言葉に出来る最大限の言葉だった。
シェリル「…はい。でも…私は…」
言いよどむ美しい少女。
ほぼ身一つで保護されたシェリルにとって唯一与えられるものは体しかない。そういう意味でずっと
覚悟をしており、どうせなら色気も何も無い状況で奉げるよりは少しでも相手を好きになって
おこうと、それを人生の汚点にはしたくないと…それが彼女なりの信念であり覚悟であった。
871 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 00:39:59 ID:anETuKH+
だからこそあの招待状は一筋の光明だった。たとえそれが自分自身、そして相手も偽りの愛だとしても、
嘘で塗り固められた恋だとしても、絶望の中で過ごすよりもずっと良い。スラム育ちでその日の
食料にも事欠く彼女にとって、偽りでも愛とは最後の希望であり、そして何よりも餓えているものだった。
だからこそシュナイダーのその言葉に詰まらせてしまう。
要は彼女はまだ無償の愛という言葉すら知らない幼い雛鳥なのだ。
〜〜〜
えっく……。
小さな鳴き声が聞こえる。ほんの僅かな悔し涙と、自分でもよくわからない感情の涙。
シュナイダー(しまった…のか?)
基本裕福であり彼女の心情を知る良しも無いシュナイダーにとって彼女の涙の意味がわからない。
持たざる少女とは持つ事を当たり前とする、そして、貪欲に自分の掌以上の物を得ようと欲する
青年にとって不可解な生き物であり同時に、だからこそ、いとおしいものでもあった。
872 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 00:41:40 ID:anETuKH+
無いものねだりという言葉どおり、相反する青年と少女は自意識とは別の場所でお互いに
惹かれていいく。まだそれは芽吹きかけた感情。ほんの少しの雨で流されてしまうほど
弱々しく、ほんの少し日に当てられただけで枯れてしまうほど弱い存在だが、それでも。
それは確かにこの時点で生まれた。
〜〜〜
シュナイダー「大丈夫か?」
自分の言葉でまたもや傷つけてしまったと後悔するシュナイダーに、シェリルは静かに微笑む。
シェリル「はい。私は…幸せなのですね。」
涙ながらに返事をする。そこに悲壮感は無く、逆に嬉し涙のようにも思えた。
シュナイダー「どうなのだろうな?私にはわからない。だが、もし、シェリルが幸せだというのならば、
私はその幸せを守っていくつもりだ」
どうやら自分の選択は間違いではなかったと安心しながら、半年の間に随分と肉付きよくなり、
美貌にも更に磨きが掛かった少女に答える。
873 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 00:42:42 ID:anETuKH+
シェリル「はい。頑張りますから、だから…幸せにしてください」
そっと口にする言葉。それは額面どおりであれば好きな歌を宇宙に広げるための言葉。
彼女の本当の夢をかなえるための言葉だった。だが、その言葉には彼女自身すら自覚していない
もう一つの意味があるのだが…
シュナイダー「ああ。シェリルが幸せである事を否定しない限りできるだけのことはしよう。
だが、最終的にそれを決めるのはシェリル・ノームだ。歌で世界に飛び立ちたい気持ちに
偽りが無いというのならば、どんなに厳しいレッスンでも、プロモーションでも、
弱音をはくんじゃないよ」
もちろんもう一つの意味など知るよしもないシュナイダーは改めて足長おじさんとして、彼女の
パトロンとなる事を約束するのだった。
〜〜〜
874 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 00:44:33 ID:anETuKH+
シュナイダー「そろそろ…出かけないと時間がなくなるな。用意をしておいで」
上手く仲直りが出来たことを喜ばしく思いながら口では冷静に指示をする。
シェリル「はい。ですが…いいのですか?」
たった今まで冷戦に近い状態になってしまったのだ。流石にすぐに切り替えられるほど単純な
精神構造ではないため、僅かに気が引けてしまう。
シュナイダー「何を言っているんだい。誘ったのは私だ。もちろん嫌なら無理に、とは言わない。
でも、世間を知るにはいい機会だとおもう」
出来るだけ彼女の負担にならないように言葉に気をつけて語りかける。
シェリル「嫌だなんて……少しだけ待ってください。すぐに用意します!」
そういいながら涙で腫れぼったくなってしまった顔をどうしよう?と思いながらドレスルームへと
駆け込むシェリルだった。
と、その一部始終を見ていたメイド長が話しかけてくる。
875 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 00:45:34 ID:anETuKH+
メイド長「よろしかったのですか?」
シュナイダー「なにが?とは聞かないでおくよ。」
メイド長「ならばよろしいのですが…名誉あるシュナイダー家、その家紋は若旦那様だけでなく、
大旦那様も兄旦那様も背負っている事だけは忘れないでくださいまし」
シュナイダー「………」
あえて何も答えず話をごまかす。
っと、そうしているうちにシェリル・ノームが戻ってくる。一般的な女性の身支度にしては
やや時間が短いのはきっと素の彼女自身…つまり素材が良いからであろう。
シュナイダー(………)
そしてシュナイダーは思う、彼女は綺麗だと。確かに屋敷に戻って半ば事故的に見てしまった彼女の
セミ・ヌードは美しかった。痩せぎすだった体には十分な栄養が行き渡り、少女特有の丸みを帯びた
体となったそれはもう別人の域と言ってもいいだろう。
だが、現在見る彼女の美しさは…まさに一幅の絵画。唇に注されたピンクのリップはみずみずしく、
薄くしかししっかりとなされた化粧は美しい部分をより美しく、そうでない部分などまるで無いかのように
化けさせた。衣装はやや貴族好みのよく言えばシック、悪く言えばレトロなものだったが、
彼女の身に纏われることで鮮やかに新しいファッションとして蘇らせてしまったようでもある。
876 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 00:46:37 ID:anETuKH+
シェリル「…どうですか?」
くるりと一回転。化粧用のフリルが色鮮やかに舞い、レース編みのリボンが彼女の美しい黄金の髪を
引き立たせていた。
シュナイダー(………)
どうしますか?
A.…美しい……思わず見惚れる。
B.凄いじゃないか!改めて彼女の素質に脱帽する。
C.綺麗だよ。旧友のように気障に決める。
D.うん。馬子にも衣装とはよくいったものだ。冗談で流す。
E.うん。十人並みだな。褒めているようで実は褒めない。
F.し、知らん。照れる。
G.特に何も言わない。
H.その他
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877 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 00:54:28 ID:hrgkzd3U
A
Fも惹かれるんだけどねー。ここはちょっと愛情をあげておきたい
878 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 01:05:03 ID:vAkEpxIg
A
879 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 01:05:34 ID:GfJ7Wgsg
B
880 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 01:12:28 ID:???
去年の淡白な反応が嘘のようだ…。
881 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 01:38:14 ID:anETuKH+
>>880
まあ一度成長した姿のスッポンポンを見てますからねぇw
流石に冷静ではいられないのでしょう。
A.…美しい……思わず見惚れる。
シュナイダー「美しい……」
思わず漏らすように言葉にしてしまう若き次期当主。
シェリル「え!?」
思わず聞き返す若き歌姫。しかし、きちんと聞こえていたようで明るいファンデーションが薄く塗られた
頬は時期外れの桜のように染まり、視線をシュナイダーに向けることが出来なくなっていた。
シュナイダー「あ、いや。なんでもない。それでは行こうか?」
紳士のたしなみとしてそういいながら手を差し出す。
シェリル「え?あ、はい。では、いろいろ至らぬことがあると思いますがよろしくお願いします」
シュナイダーの手をとる少女。イブニングドレスの露出が僅かに恥ずかしいのだが、貴族の趣味
というものだろうと納得し、なされるがままにランド・カーに乗り込む。
〜〜〜
882 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 01:39:27 ID:anETuKH+
そして片道2時間の道を気恥ずかしさからか、あまり会話する事も無く士官学校に到着する。
シュナイダー「お手をどうぞ、フロイライン」
次男として生まれたため市井の生活にもある程度理解があるが、やはりシュナイダーは貴族だった。
それ故に一通りの手ほどきを幼少の頃から叩き込まれていたシュナイダーはこういう場にはめっぽう強い。
シェリル「あ、あの…シュナイダー様?」
つい最近までレディファーストという言葉すら知らなかったシェリルの付け焼刃の知識では
シュナイダーの行動には戸惑うばかり。その美しさとは対照的に狼狽の色を隠しきれないでいた。
シェリル「シュナイダー様…あの…やっぱり…やめませんか?」
シュナイダー「ここまで来たんだ。別にここで歌えと言っている訳ではないよ。」
シェリル「歌えといわれた方が何倍もマシです!」
思わず声を大にして、その直後、顔を真っ赤にさせてしまうまだこういう経験の無い美しい少女。
シュナイダー「大丈夫、こういう経験はきっと役に立つ。失敗しても問題ないのは今だけなんだ。
本格的にデビューし夜会に招かれた時困るのは嫌だろう?」
理屈で感情を押し込める作戦に出るシュナイダー。そしてそのデビューの一言が決定的なものとなり、
ようやく歩き出そうとした時…
883 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 01:40:33 ID:anETuKH+
カルツ「おんや…シュナちゃん、正装して今年もジルベスターのパーティに出席するんかい?」
会いたいといえば会いたい、会いたくないといえば会いたくない相手に偶然出会ってしまう。
どうしますか?
A.カルツにシェリルのことを紹介する。
B.とりあえずごまかしてみる。
C.シェリルをつれて逃げる!
D.その他
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884 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 01:42:36 ID:rWRFjJZY
A
885 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 01:48:45 ID:OW8zkvno
A
ここまできて照れる場面でもないよね。堂々と。
886 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 02:20:38 ID:anETuKH+
A.カルツにシェリルのことを紹介する。
シュナイダー(別に疚しい事は無いか。)
だったら何故半年の間も秘密にしていたのか?と聞かれても、逆に聞かれなかったから、としか答えようの
ないあたりに弱点があるのだが、カルツがそんなことに突っ込んでくるとも思えず、シュナイダーは
シェリルを紹介することにする。
どう紹介しますか?
A.実家で預かっている子だ。と紹介する。
B.パトロンをしているんだと紹介する。
C.俺の彼女だ、と紹介する。
D.何言っているんだ。彼女はマリーじゃないか。ボケてみる。
E.その他
先にID表示で2票入ったものを選択します。
887 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 02:21:35 ID:oABNz1Yw
C
888 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 02:26:17 ID:hrgkzd3U
E俺の彼女だ、――といったらどうする?(最後に笑って冗談であることをアピール)
889 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 02:30:27 ID:dxTAIpnM
B
890 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 02:36:27 ID:cw2B2JxA
B
891 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 20:45:13 ID:anETuKH+
B.パトロンをしているんだと紹介する。
シュナイダー(カルツに嘘をつく必要はないか)
彼は同じチームメイトである以前に幼馴染である。だから、というわけでもないのだが、現在において
シュナイダーの最も信用の置ける友人の1人であり、そういう人物に嘘をつくというのはなんとなく
気が引けてしまうのだ。
シュナイダー「ああ、実は半年ちょっと前からパトロンをしている。彼女の名前はシェリル・ノーム。
将来の歌姫だよ……似合わないか?」
最後に一言付け加える辺りに自信の無さが現れているのだが、そのことに気付かないカルツは…
カルツ「………パトロンという事は、世話しとるんか。えっと、シェリルさんというのかい。
ワシの名はヘルマン・カルツ。この学校でシュナイダーと仲ようしとる中の1人じゃ。」
とりあえず、あっけにとられながらも自己紹介を始める。
892 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 20:46:56 ID:anETuKH+
シェリル「あ、はい。シュナイダー様から聞いたことがあります。爪楊枝を決して外さない人だって。
……あ。」
言葉にした後、失礼な事を言ったのではないかと僅かに顔を紅くするシェリルノーム。
しかし、人間の出来ているカルツは特に気にした風なことも無く笑い飛ばす。
カルツ「よかよか。まあ、トレードマークみたいなものじゃけん。今更やめた方が心配されるわ。
……時にシェリル嬢。見たところ若いようじゃが…失礼ながら年齢は?」
シェリル「え!?え〜と、14歳ですが」
カルツ「……なるほど、マリーちゃんよりも年下か………ちょいちょい、シュナイダーさんや。
あ、シェリル嬢、ちょっと兄さんを借りるで」
そういいながら一瞥するとシュナイダーの肩を持ち、声の聞こえない位置まで無理やり移動させる。
シェリル「ほえ?お兄ちゃん?」
頭に?マークが2.3個ついている状態のシェリルをよそに…
カルツ「ふっふっふ、シュナちゃんよ。…きさん、シェリル嬢のことどう思っちょるんじゃ?」
まるで子供のちょっとした悪巧みを発見した親のような口調でそう尋ねる。
893 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 20:50:04 ID:anETuKH+
シュナイダー「先ほど言ったようにパトロンだが…それが?」
カルツ「いや表向きはええ。それで疑問に思うものもそうはおらんじゃろ。
じゃがワシの目はごまかされんぞ。……ずばり、シュナイダーは彼女のことをどうおもっとるんじゃ?」
シュナイダー(………)
どうしますか?
A.どうもこうも商品に手をつける馬鹿はいないだろう?と答える。
B.彼女は遠くにあって愛でるものだ。手をつけるつもりはない。と答える。
C.あ〜、まあ…なんだ。嫌いではないが、まだわからない。と答える。
D.好き、とは少し違うが、何か感じ入るものはある。と答える。
E.隠し通せないか。多分、好意以上の感情を抱いている。と答える。
F.黙秘権発動!黙ってシェリルをつれて逃げる。
G.…実はマリーの代わりなんだ。と答える。
H.その他
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894 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 20:51:14 ID:sb/pD2Co
D
今のシュナならこの辺りか?
895 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 20:51:30 ID:T/J6399I
E
896 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 20:51:58 ID:jK3sHWjw
C
僕人参。
897 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 20:55:35 ID:vAkEpxIg
D
898 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 21:11:03 ID:anETuKH+
D.好き、とは少し違うが、何か感じ入るものはある。と答える。
シュナイダー「好き。とは少し違うな。だが、何か感じ入るものはある。」
幼馴染であるカルツにだからこそ正直に答える。
カルツ「なんじゃ煮えきらんな。じゃがまあ、いろいろあったことじゃし、今はそれでええじゃろ。
ということで、シュナちゃんはシスコンやのうて、ロリコンじゃな。
……おっと、そんな怖い顔しなさんな。今は相手は14じゃが、シュナイダーが成人すれば20と17、
シュナイダーが25になれば25と22。ベストマッチじゃ。」
かはは、と笑うようにバンバンと肩を叩く。シュナイダーの過去を知るカルツにとって、
それがどういう形であったとしても、マリーに靡いていた感情を引き戻せるのは悪い事ではない、
と思っているらしい。
899 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/06(日) 21:12:04 ID:anETuKH+
カルツ「時にシュナイダー。今年もメッツァの幼馴染が士官学校にきちょるんじゃが…合流するか?」
本来のカルツの目的はそれだったことを追記して尋ねる。…因みにアルテミュラーもファーナと共に
同行するらしい。
どうしますか?
A.すまないが辞退しておく。
B.どうせなら全員に紹介しておこう。合流する。
C.その他
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900 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 21:14:28 ID:jK3sHWjw
A
このイベントでは愛情を稼いでおきたい
901 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 21:15:50 ID:rWRFjJZY
A
ファーナさんを餌にするとは…しかし涙を飲んでw
902 :
森崎名無しさん
:2011/03/06(日) 21:16:42 ID:vAkEpxIg
B
社会勉強も目的だし
903 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 21:10:50 ID:SQL5QxdI
A.すまないが辞退しておく。
一瞬だけ考える。本来シュナイダーが彼女を招待した理由というのは社会見学という意味である。
そのためには様々な人物と交友を広げ、さらには見識を得ることが妥当だと思われたが…
シュナイダー「いや。すまないが辞退しておこう」
心の中で思っていることと逆の言葉を口にする。
カルツ「そうじゃな。折角の逢瀬じゃ。お邪魔虫は退散するさ」
そういうと、不安そうにこちらを見ているシェリルに大きく挨拶を交わすとカルツは機嫌よく
帰っていくのだった。
〜〜〜
904 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 21:12:05 ID:SQL5QxdI
シェリル「良かったのですか?」
シュナイダー「ん?何がだ?」
シェリル「このような大きな学舎で偶然会うことなんてそうはないと思うのです。だから…」
聡い彼女は言葉を聴かずともカルツの本来の目的を察知していた。
シュナイダー「ああいいんだ。今はシェリルの方が大切だから」
この煌びやかなイルミネーションやオーナメントが作り出す雰囲気がそうさせているのだろう、
何気なく気障な言葉を口にする。
シェリル「///」
その言葉を過剰解釈したのか、その顔立ちほどには成熟していない精神が高揚していくのがシェリルには
恥ずかしい。
シュナイダー「ん?どうした?」
シェリル「いえ…あ、あの…学校内のどこに行かれるのですか?」
905 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 21:13:07 ID:SQL5QxdI
シュナイダー「そうだな…最初はやはり大会場だろう。あそこが一番賑やかだし、なによりジルベスター
パーティーはこの学校の中でプロムの次に盛り上がるイベントだ。」
去年のことを思い出しながらそう返事をし、会場を目指すことになる。
〜〜〜
そして、大会場。非常に大きな第一式典会場をこの日のために模様替えしたものであり、
3階層にわたるエリアが巨大な吹き抜けによって見通しよく映っている。
きらびやかな灯かりにこの日のために用意された軍楽隊の生の演奏。それは軍人という
無骨な響きとは無縁な豪奢なものであり、数が少ないとはいえ何度か社交場に出たことのある
シュナイダーでさえやはり気圧されるような雰囲気を持っていた。
シェリル「………」
ただただ圧倒されるシェリル。そこは彼女がパトロン探しのために通っていた2流の演芸場とは
比較にならない格式を持っており、貴族の社交場だといってもきっと彼女は信じてしまうだろう。
906 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 21:14:16 ID:SQL5QxdI
シュナイダー「どうしたんだ?やはり1人では心細いか?」
シェリル「いえ。…少しだけ感動していたんです。世界にはこんなにも美しい世界があるのだと。
光と音楽に溢れた世界があるのだと………去年の私には思いも浮かばない世界です」
身元引受人になる処理の中、素行調査や過去の履歴等を調べているうちにシュナイダーは
彼女の生い立ちを知ることになった。それは貴族として生まれ真っ当な教育を受けた自分とは
根本的に異なる世界。常にひもじさと身の危険を背中にあわせた世界。生きることは喜びではなく、
ただただ死の恐怖、餓えから逃れるための手段でしかなかった。
そういう意味で彼女がストリートギャングになる道や、あの地下の情報屋のような怪しい雰囲気の
店に身をゆだねることにならず、歌一つで光の世界を目指そうと考えたのは幸いだろう。
だからこそ今再び思う。たとえ、自分は彼女の辛さを共有できないとしても、彼女がせめてそうありたい
と思う道を作ってあげようと。光にすら喜びを…そして恐らく畏怖をも覚えている彼女を救うことで
自身が貴族であるが故の特権を享受している事実を忘れさせようとしているのだけかもしれないとしても…
907 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 21:15:22 ID:SQL5QxdI
シェリル「???どうしました?」
そう考えているうちに自分でも知らず知らず夜服に身を包む少女を見つめていたシュナイダー。
シュナイダー「あ、いや…そうだな…」
どうしますか?
A.とりあえず踊ろうか?
B.とりあえずそこの椅子に座って何か飲もうか?
C.まずは腹ごなし。思いっきり食べよう。
D.…いや、やっぱりここは人が多いな。ちょっとテラスの方にいこうか?
E.実は招待状は屋敷から連れ出す方便だったのさ。夜の街へ繰り出す。
F.シェリル…謳ってくれないか?
G.その他
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908 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:18:19 ID:???
Fは歌って、の誤植?
あと、シェリルって出会いの時点でシュナを感動させるだけの歌をもってたよな?
909 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:27:19 ID:VTWE3XfM
F
910 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:29:18 ID:N2Krh6co
B
911 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:36:33 ID:BxW0Z3Sg
F
912 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:39:22 ID:???
この場で歌わせたらメッツァとかと別行動にした意味あんまなくないか?
913 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 21:44:07 ID:SQL5QxdI
>>908
誤植というよりも…某オボンヌのパロディだったり。紛らわしくてすみません。
で、シェリルの歌能力は幾つかの項目を授けています。
現時点でパッションは既に平均を大きく超えているので瞬発力は素晴らしいです。
他にも歌唱力、演技力、持久力、魅力がありますが、まあ、基本的にシュナイダーは間接的にしか干渉
出来ないのであまり気にしないでください。※魅力は基本的に不変。
(この能力のグラフの形でスキルが『歌姫』になったり『銀河の妖精』になったりし、また
スキルそのものの効果も変わります)
因みにリズム感や音感は歌唱力の中に、振り付けやダンスは演技力の中に含まれています。
>>912
そうですね、目立てば気づかれます。…まあ、カルツがうまく立ち回ることを祈っていてください。
F.シェリル…謳ってくれないか?
シュナイダーは思う。彼女の成果を試してみたいと。故に頼んでみる。歌ってくれないか?と。
914 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 21:45:15 ID:SQL5QxdI
シェリル「え。でも。…私の歌はこの場にはふさわしくないと思うのですが…」
シェリルの歌はこういう社交場には似合わない。シェリルの衣装はシェリルの歌には似合わない。
だから、いいよどみ……
歌姫のデビュー?→! card
! cardのスペースを抜きコピペってください。
ダイヤ わかりました。思い切って歌ってみる!
それ以外 いいえ。ごめんなさい…
となります。
915 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:46:51 ID:???
歌姫のデビュー?→
ハート5
916 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:47:35 ID:???
まだ自信が足りないか……
917 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:49:38 ID:???
まあ、かなり依存してる感じだからな。
デビューしても間借りするんだろうか。
918 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 21:52:53 ID:???
前後の選択で、まず好感度を上げたいという人と歌手として自立させたい人がずれた感じかな。
919 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 22:14:27 ID:SQL5QxdI
>>916
自信が無いというより、会場に来ていきなり歌ってくれといわれても面食らうだけでしょう。
>>917
今のままならデビュー後も間借りをします。というより、既にシュナイダーさんが手放すつもりは
無いほどにシェリルのことを気に入ってます。
(但し、愛情というよりも保護欲みたいなものですが)
>>918
そうですね。せめて彼女が落ち着いてからその話題を持っていけばもう少し違った展開になったでしょうが。
歌姫のデビュー?→ハート5
それ以外 いいえ。ごめんなさい…
これは一つのチャンスだ。それがシュナイダーの考えだった。
そしてシェリルもその思考に気づかないほど愚かな女性ではなかった。
920 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 22:15:57 ID:SQL5QxdI
だが、シェリルの歌はアリアやオペラではない。バックの軍楽隊はきっとその楽曲を演奏できないだろうし、
アカペラで歌うとしても、この場には明らかにふさわしくない。そしてそれは自身だけでなく、
なによりもシュナイダーが失笑の的になる可能性があるのだ。たとえシュナイダーに嫌われたとしても
恩人である彼にそういう状況を作る事だけは許されない。そう考えたシェリルは、
シェリル「ごめんなさい…」
必ずしも彼女が悪いわけではないのだが、まるで親に怒られた小さな子供のようにそう返事する。
シュナイダー「………そうか。」
元々のシェリルの出した唯一の条件が歌いたい歌を否定しない事。逆に言えばここで歌わせるということは
歌の種類を狭める事であり、結果的に条件に触れてしまう事になるかもしれないためシュナイダーは
強くいえず、諦めるしかなくなる。
921 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 22:17:04 ID:SQL5QxdI
シュナイダー(…しまったな。性急過ぎたか……)
場の空気に呑まれている少女にいきなり歌えと言い出したことを我ながら恥ずかしくおもいつつ…
どうしますか?
A.とりあえず踊ろうか?
B.とりあえずそこの椅子に座って何か飲もうか?
C.まずは腹ごなし。思いっきり食べよう。
D.…いや、やっぱりここは人が多いな。ちょっとテラスの方にいこうか?
E.実は招待状は屋敷から連れ出す方便だったのさ。夜の街へ繰り出す。
F.シェリル…やっぱり謳ってくれないか?
G.その他
先にID表示で2票入ったものを選択します。
922 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 22:20:16 ID:xjoBeW1I
B
ドラマチックなことをやりたがってズレるのは前世からの傾向なので、気を付けたいなあ、と自戒。
923 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 22:46:15 ID:8lZ2yFy6
B
924 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 22:46:39 ID:9KOCXkFo
C
925 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 23:22:54 ID:SQL5QxdI
>>922
ドラマチックな展開をしたい場合地味な下準備が必要なスレですからね。
それでも友好値がそこそこ以上になってる場合は確率成功にすることが出来るので挑戦す事
自体は悪くないと思います。
B.とりあえずそこの椅子に座って何か飲もうか?
シュナイダー「では…まずは何か飲もうか?」
僅かに重い空気を払拭するように話しかける。
シェリル「はい」
短くそう答えたシェリルと共に会場の端に設置させられたバー権休憩所へと移動する。
シュナイダー「そういえばシェリルはアルコールの経験は?」
シェリル「え?あ、ありませんが…」
926 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/07(月) 23:24:06 ID:SQL5QxdI
シュナイダー(ふむ…)
どうしますか?
A.自分はシャンパン、シェリルはソーダ水を頼む。
B.2人ともシャンパンを頼む。
C.2人ともソフトドリンクを飲む。
D.その他
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927 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 23:24:35 ID:VTWE3XfM
C
928 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 23:37:02 ID:xjoBeW1I
C
929 :
森崎名無しさん
:2011/03/07(月) 23:58:13 ID:???
相手の為に自分が下に降りるってのは地雷に思えるなあ。
シェリルのような女が相手では。
930 :
森崎名無しさん
:2011/03/08(火) 00:01:23 ID:???
俺は単純にこの状況で一人酒飲むのがいやだなあ。
行動するごとにダイス振って六で爆睡とかありそうじゃね?w
931 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/08(火) 23:37:09 ID:s1YeVXUo
>>929
いえいえ。別にアルコールのランクが上でソフトドリンクは下だという認識は無いはずなので
大丈夫ですよ。
>>930
シャンパン一杯で酔いつぶれて寝るって…どんだけ大きいグラスなんですかw
っということで、今回は選んでいても寝ることはありませんですよ。
あえて言えばリラックス効果と14歳にお酒を飲ませる道徳心の問題ですね。
銀英伝では結構若いうちから飲んでも大丈夫っぽいですがw
C.2人ともソフトドリンクを飲む。
シュナイダー「すまないが、ソーダ水をグラスで2つ」
アルバイトでウエイトレスをしている女性士官候補生にそう頼むシュナイダー。士官学校内では
シュナイダーのように悠々自適に過ごす士官候補生もいれば当然苦学生いるわけで彼女は後者で
あるようだった。
そして、その数分後。ようやく一息ついたとリラックスをするシュナイダーの元へ薄い琥珀色の
炭酸飲料が置かれる。
932 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/08(火) 23:38:09 ID:s1YeVXUo
シュナイダー「ん…ジンジャエールか。そうだな、気分だけでも乾杯するにはいい品選びだな」
シェリル「はい。……それにしてもシュナイダー様はやはり馴れておられるのですね?」
どことなく落ち着かない様子でグラスについた水滴で遊びながら尋ねるシェリル。
シュナイダー「ああ、まあな。社交界にでる事は無かったが、そういう子息たちが集まる会には
何回か出席しているからかもしれないな」
意図を計りかねているシュナイダーは全く面白みの無い回答をしてしまう。
っとそのとき、ようやく思い当たる。シュナイダーにとっては当たり前の光景となっていたので
大して気にもしてなかったのだが、周りの人物がちらちらとこちらのほうを覗いているのだ。
考えてみれば当たり前。士官学校内でも屈指の成績を誇り、さらには士官学校に在籍するには
明らかに高い身分を持つカールハインツ・フォン・シュナイダー。その注目度は恐らく現3年の
中でも3指にはいり、さらには脇にまだ若いとはいえ見たこともない美少女が座っているのだ。
基本的に男女間のゴシップを好むお年頃である青年達がそれを無視しろというのは流石に酷なこと
なのだろう。
933 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/08(火) 23:39:09 ID:s1YeVXUo
シュナイダー「…見られることに慣れないと、歌手デビューなんて出来ないぞ?」
シュナイダーも当初は鬱陶しいと思っていたのだが、慣れれば慣れるものである。現在では
見られているという意識はそのままに自由に行動している。それはある意味においては
人気者の有名税みたいなものであり、シェリルにそれを教える事は悪い事ではないと思えた。
シェリル「……そうですね。あ、そういえばお聞きになられましたか?」
シュナイダーの教えに神妙に頷いた後、デビューという言葉にシェリルは反応し、やや明るい声で
尋ねてくる。
シュナイダー「???いや。何のことか思い当たる節はないな」
実際に彼女が喜ぶ事で思い当たるものが無いシュナイダーは正直に答える。
シェリル「はい。実は、私…デビューが決まったんです!」
恐らくシェリルの口から言わせるためにメイド長も兄も父も黙っていたのだろう。彼女は嬉しそうに
報告してくる。
934 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/08(火) 23:40:13 ID:s1YeVXUo
シュナイダー(そうか。確かに半年以上レッスンを重ねているし、元々歌唱力という意味では
既に完成の域に達しているから当たり前といえば当たり前か…)
そう考えながら…
どうしますか?
A.それはおめでとう!と喜ぶ。
B.では何かお祝いが必要だな。プレゼントを考える。
C.そうか。クールに決めてみる。
D.まだ早いんじゃないか?金の卵はギリギリまで温める。
E.で、何時だ?話の先を聞く。
F.デビュー後の生活はどうするつもりだ?と聞く。
G.その他。
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935 :
森崎名無しさん
:2011/03/08(火) 23:43:43 ID:iwqwj2r+
B
こういう時のための貯金で御座る
936 :
森崎名無しさん
:2011/03/08(火) 23:44:01 ID:3bWajNp+
B
ここは素直に。
937 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/10(木) 18:13:20 ID:7YtpT+qM
B.では何かお祝いが必要だな。プレゼントを考える。
シュナイダー(めでたいことには違いない。何かプレゼントを渡したいものだが…)
そう考えるシュナイダー。しかしシュナイダーの手持ちの中で女の子が喜びそうなものなど
あるはずも無く…
どうしますか?
A.シェリルをつれて今から買い物に行く。
B.新年のカウントダウン後買い物に行く。
C.後日買い物に行って宅配で送る。
D.今もっているものを渡す。(アイテム名も記入ください)
F.その他
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※現時点の時刻であればどのお店でも開いてます。
938 :
森崎名無しさん
:2011/03/10(木) 18:23:04 ID:AHoVR7mA
A
939 :
森崎名無しさん
:2011/03/10(木) 18:26:42 ID:5DkJHr7U
F 後日一緒に買い物へ行く(取り敢えず今は祝辞と約束だけ)
940 :
森崎名無しさん
:2011/03/10(木) 18:51:14 ID:LczyiUtg
A
後日だと行動消費しそうだからなあ
941 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/10(木) 20:06:17 ID:7YtpT+qM
A.シェリルをつれて今から買い物に行く。
ふと手元の時計を見る。
シュナイダー(まだ店は空いてる時間か…)
既に日は暮れているが今日はジルベスター。外灯は華やかに彩られ、この日を掻き入れ時とばかりに
ブティックや貴金属店、それに花屋など女の子が喜びそうな専門店は手薬煉引いて待っていることだろう。
シュナイダー「おめでとう、シェリル・ノーム。それでそのお祝いに何かプレゼントをしたいのだが、
今から街まで行ってみないか?」
シェリル「え?そ、そんな。感謝する立場の私がその上プレゼントなんて…とんでもありません」
シュナイダーの予想外の言葉に慌てふためく少女。既にこれ以上感謝のしようがない立場にいる
彼女にとってそれは恐縮するほか無い出来事だった。
942 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/10(木) 20:07:18 ID:7YtpT+qM
シュナイダー「いや、これは私の気持ちだ。といっても今回は私のポケットマネーからだから
たいしたものは買えないが、それだけ私がシェリルに期待していると言うことだ。私の頼み…
聞いてもらえないか?」
真面目な顔でそう話しかけるシュナイダー。
シェリル「そんな…ずるいです。そんな風に言われたら断ることなんで、出来ないじゃないですか…」
言葉だけ聞くと非難しているようにも聞こえるが、その表情、その口調、その声色…それら全てが
喜びと感謝の意を表していた。
シュナイダー「ありがとうシェリル。私にとって君の成長が嬉しい。これから始まる君のストーリーを
身近で感じることが出来るというのがこんなに嬉しい事だと知ったのは…私にとっても喜びだ」
そうキザな表現であるが偽りではない言葉で更に押し切ると、もうシェリルに拒否する意志は完全に
なくなってしまう。そして、早速贈り物を購入するために大会場を後にすることとなる。
943 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/03/10(木) 20:08:24 ID:7YtpT+qM
シュナイダー(さて…どんなものを買おうか?)
シェリルに聞けば一番なのだろうが、きっと彼女の性格からして遠慮するに決まっていると思った彼は…
どこに向いますか?
A.超高級セレクトショップ(1000帝国マルク〜)
B.貴金属店(100帝国マルク〜)
C.品の良いブティック(20帝国マルク〜1000帝国マルク)
D.お洒落な雑貨屋(10帝国マルク〜200帝国マルク)
E.可愛らしいフラワーショップ(1帝国マルク〜100帝国マルク)
F.その他
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所持金 1400帝国マルク
大体の価値は1帝国マルク=100円で換算しています。
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