キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/13(水) 22:08:13 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1404568668/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

とうとう始まった全幻想郷選抜大会、鈴仙を中心とした新生ルナティックスは
中山・永琳の一時離脱、謎の向日葵仮面の来襲などの逆境を乗り越えて、
予選リーグ第1試合・雑魚妖怪チームとの試合を5−1で圧勝する。

そしてそのまま鈴仙達は、妖精大連合対妖怪の山FCとの試合を観戦に。
チルノと来生を中心とする妖精大連合は奮闘するも、射命丸と反町を中心とする妖怪の山FCの総合力に圧倒され、
前半を2−0で折り返すこととなった。 しかし、そのハーフタイム。
何やら事情ありげな紫が妖精達の為に強力な助っ人、ジノ・ヘルナンデスを呼び出して……?
紫の理想、永琳の謎、第三者の思惑を孕みつつ、物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。

434 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:48:04 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( クラブ8 )( 1 + 4 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=★

435 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:48:20 ID:???
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=★

436 :森崎名無しさん:2014/08/26(火) 23:52:55 ID:???
この差で勝てない残念なダーティディフェンスの結果・・・どこかで見たような・・・

437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/26(火) 23:57:33 ID:???
鈴仙「私のスキルだ!」
……と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
判定ではルナサがフォローですが、本試合はNPC戦のためまたしばらく自動進行になると思います。
>>429
出てたらBADENDでしたねw
>>430
その場合、妖夢が光を掴む代償にさとりが地獄に落ちますね…。
>>436
こいしはジェトーリオ互換っぽくしていますが、スキルが強力なので全能力は低めです。
ドリブル突破されてたらどうしよう…というのが本音ではありますが、
こいしもそうヘタれていませんし、残念というよりは橙がすごいと言ってあげたいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

438 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 00:37:27 ID:???
>クラブA→地霊殿サイドにイベント発生!?
あにきぃ…はやくでてほしいよぉ…

439 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 12:57:57 ID:???
五番にいないしたぶん松山がやって来るイベントだろう

440 :森崎名無しさん:2014/08/27(水) 22:05:22 ID:???
乙でした。実質こいしをドリブル抜くのは無理そう? ということで一案。
3-7-0(のつもりだったけど実質4-6-0)
−−−−−
−−−−−  
F−−−J F永琳 J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eてゐ Gもこたん
−−D−− D慧音
A−B−C Aうさぎ Bつかさ Cうさぎ
−−@−− @姫様

そもそも撃たせないor通さない、センタリングを上げることを視野に入れない。
一応、パスカルとのツインシュートを視野。
左サイドに突破力を固めてこいしを釣り、バックパスからのブースターorサイドチェンジからのもこたんがシュート。
キックオフシュートはタックルに行けない前提で(まだよく分からない)。
DFラインが心配で守備寄りにしたいんだったら↓

−−−−−
−−−−−  
F−−−J Fてゐ J佳歩
−H−I− H鈴仙 Iパスカル
E−−−G Eうさぎ Gうさぎ
−−D−− Dもこたん
A−B−C A永琳 B慧音 Cつかさ
−−@−− @姫様

ブースターを狙う際てゐにキープしてもらう時間が増えるが、攻守のバランスは取れる。
もこたんのシュートを変わらず狙えるが、こいしがどこにポジションになるか掴みにくくなる。
(中央に来ると厄介?)
前者でいくならオフサイドトラップ、後者でいくならツインシュートが欲しい所。

441 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:15:59 ID:???
こんばんは、今日も少しだけ更新します。
>>438-439
兄貴な松山が出て来るかもしれません。
>>440
乙&陣形提案ありがとうございます!
こいしはボールカットにかけては結構厄介な存在ですね。
キックオフシュートについては、基本的にタックルに行けないようにしようと考えていました。
地霊殿チーム戦では、恐らくブースターシュートが攻略のキモになると思います。
(サッカーのルール的にそれはおかしい! …などありましたら教えてほしいです(汗))
試合前に計4回分自由行動や練習ができる時間がありますので、その時はまた色々と考えてくださればうれしいです。

442 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:17:24 ID:???
★橙→ドリブル 49 ( スペードA )( 6 + 6 )+(式の式+1)+(無意識妖怪-2)=60★
★こいし→無意識ダーティディフェンス 53 ( ダイヤ2 )( 3 + 4 )=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナサがフォロー

古明地こいしは、姉のさとりと同じく覚妖怪というカテゴリに分けられる妖怪であるが、
その性質は覚妖怪のそれから逸脱している。
彼女の服の胸についている、触手の生えたグロテスクな第三の目。
姉のさとりのような「一般的な」覚妖怪は、この第三の目を以て他者の意識を覗き見する能力を持つが、
こいしの第三の目は、姉のそれと違いその瞼を固く閉ざしている。
それ故、こいしは他者の意識や思考を読む事は全くできず、その代償として、彼女は驚くべき能力を得る事となる。

こいし「へっへへ〜。 こちょこちょこちょ」

橙「く、くすぐらないでぇっ……!(っていうか、これだけ堂々と人のプレーを邪魔しておいて、
『無意識で誰も気づいてないから反則じゃない』だなんて。 それこそ反則級だよぉ……!」

実況「あっとどうしたのでしょう! 橙選手、ドリブル突破せずにそのままフィールドにうずくまります!
まるで誰かにくすぐりの刑を受けているかのように、橙選手は笑いをこらえてピクピク震えている〜!?」

――無意識を操る程度の能力。
構造主義的に言えば、それはつまり人間を始めとした遍く『意識あるもの』の根源をも操作する能力。
もしも仮に人間や知性ある妖怪の意識が、顕現せぬ無意識にて規定されているとするならば、
彼女はその規定を変更する権限をも持つ事を意味する。

まぁ、特に何も考えていないこいしがそんな大層な事を考えて橙をこうしていたぶっている訳が無く、
単純に周囲の誰の意識の範疇に入っていない事に満足しているだけなのだが……。
こいしはどうも、少し調子に乗りすぎる癖があるようだ。

443 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:18:52 ID:???
藍「(良く分からんが、橙の様子がおかしいな)橙、オーバークロックを許可する。 一気に駆け抜けろ!」

橙「藍さま、ありがとうございます……! ……ではっ!」

ブウウ……ン! ビュウウウウウウウウウウッ! バチバチバチッ! ……ポーンッ!

こいし「あひぇっ!?」

橙の様子の異常さに気付いた藍が、式を操作して橙の力を瞬間的に強化。
橙をくすぐり続ける事に執心し、ボールを奪って走り去る事を忘れていたこいしを強引に振りほどき、
突破とまでは行かなかったが――それでも、辛うじてボールをはじくことには成功する。
弾かれたボールは、フィールド中央に転がっていき……。

ルナサ「よし、フォローしたぞ!」

実況「あ〜っと、良く分からないプレーでしたが、ボールはこぼれ球に!
橙選手、こいし選手のマークを振りほどこうと俊敏に動きましたが、どうやら勝負は互角だったようです!」

橙「(ホントはそんな綺麗な話じゃないのに〜。 でも、文句を言うわけにもいかないしなぁ)」

藍「(橙が不服そうな顔をしているな。 後で話を聞いておくべきかもしれん。
……しかし、それより今は―――1点を狙ってみようか)―――ルナサ、済まないが私は橋姫に。
そして橙は地霊殿の妹君に狙われているようだ。 悪いが、君『達』が上がって来てくれっ!」

――そして、中盤の要であり、実質的な司令塔である藍は、ボールをフォローしたルナサ『達』に次なる指令を出した。
20分に近付きなお、1−0で膠着した試合を次に進める為の布石を。

ルナサ「了解した、藍殿。 ……メルラン、リリカ。 行くわよ!」

メルラン「あいさ〜〜〜♪」

リリカ「しょうがないにゃぁ〜」

444 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:20:26 ID:???
ダッ!  ダダダダッ!

パルスィ「…!? FWが戻って来て……SBがオーバーラップ! これは……!」

勇儀「おっ、次の花火はこれか? いやァ、地上のサッカーは派手で美しくて良いねぇ!」

幽々子「う〜ん、あれは花火っていうよりは〜。 ……芸術かしら」

実況「き、来た〜〜! ルナサ選手のフォローに合わせてFWの筈のメルラン選手が後退し、
SBの筈のリリカ選手が中盤の底にまで上がってきました。 これはやはり〜〜〜!」

ルナサ「さあ、始めようか。 ――『ライブ・ポルターガイスト』!!」

バシュウウウッ……! 

メルラン「躁鬱相そろった幻想の調べ、楽しんでね〜〜♪」

バシュウウッ!!

リリカ「私はいらない子じゃないよ! ――なんせ、私が居ないと……この音楽、ヤバい事になっちゃうからね」

バシュッ、バシュウウウウッ!!
――バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!

ルナサを起点に始まったその静かなパスワークは、メルランに渡ってその勢いを増し、
リリカに渡ってその多様さを増していき……やがて、複雑でリズミカルなテンポの連続ワンツーへと発展していく。
それはまさにサッカーボールを楽器として奏でられる、ひとつの協奏曲。
プリズムリバー三姉妹の十八番、『ライブポルターガイスト』が今、高らかに演奏される。
当然、その繊細で情熱的なパスワークは、地霊殿サブタレイニアンローゼスの寄せ集めゾンビフェアリーでは防ぐこともできず。

445 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:21:32 ID:???
ヤマメ「パスカットで私に臨むとは大した度胸だね! くらえっ、『石窟の蜘蛛の巣』!
……って、ありゃ。 また取れないや。 私って案外大したことないのかねぇ」

こいし「ヤマメさんは案外じゃなくって、最初から大したことないような気が……
(そんな事ないよ! 敵のパスが強すぎるだけだよっ!!)」

ヤマメ「その本音と建前逆転ネタ、やるのはいいけどさ。
キスメが「こいつ、それ以外にネタないのかよ……」っていう養豚場のブタを見るかのような残酷な目で見てたよ〜」

キスメ「……!!」フルフル(←必死にそんな目してないと主張している)

――試合中だというのに暢気な佇まいの地霊殿のDF陣すらも突破する事に成功してみせる。
つまり。プリズムリバー三姉妹は意図も容易くPA内にてさとりと空中で対峙する事となったのだが……。
相対するさとりは、その人を内心見下したようなじっとりとした目線を全く崩さない。

さとり「……貴女達が何を考えているかは具体的に想像つきますが。
私は、PA内のシュートであれば……必ずや、止めてみせますよ」

ルナサ「想像してくれるのは構わないが、いくら貴女の能力でも私たちの力の程度までは図れまい!」

メルラン「そうよそうよ〜〜! さっきのシュートの恨み、私は地味に忘れてないんだからね〜!!」

リリカ「メル姉はカラっとしてるように見えて、シュートにかけてはねちっこいからねぇ。 覚悟しといた方が良いんじゃない?」

ボールは高い状態で浮いており、さとりは如何なるダイレクトシュートが飛んでこようと、
そのパンチングで防ぎきる腹積もりのようだ。
PA内でのセービングに絶対の自信があるとは言っても、
全てのシュートをキャッチできると勘違いする程、さとりは傲慢では無かった。
しかし、先に結論を言えば……ルナサが指摘したとおり、
古明地さとりはプリズムリバー三姉妹の実力をやや過小評価していた。

446 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:22:35 ID:???

ルナサ「――皆!この流れに乗って一気に決めるぞ!」

バッ!!

メルラン「りょ〜〜〜かい〜〜〜っ! ヒャッホ〜、久しぶりのメインよ〜〜〜っ!」

ババッ!!

リリカ「まさか私たちの音楽を、はるか地底の方々にもお届けできるなんて光栄です♪
――さぁ、お聞き下さいな。 ……顕界と冥界をも結ぶ死霊達の大合奏を」

ババババッ!!
                  グワアアアアッ……!
        グワアアアアアッ……!   グワアアアアアッ……!!

さとり「事前に先読みしていても、なんとも度肝を抜かされるシュートですね。
ですが……その程度のシュートなら……!!」

ルナサ達三姉妹は大きく飛び、そのまま空中で美しいトライアングルの形を描く。
それはまさに、音楽の始まりを告げるタクトの動きのようにゆらりと動きながら、
ボールをその中心に捉え―――そして、彼女たちは大きくその足を振りかぶる。

        「「「大合奏――『コンチェルト・グロッソ!!!」」」

 バッ……ギュウウウウウウウウウン!ギュウウウウウウウウウウウウン!
   ギュウウウウウウウウウウウウウウウン! …ドゴォオオオオッ!!
         ブオンブオンブオンブオンブオンブオン!!

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:28:01 ID:gRtghU3c
さとり「これ、は……!(何ということ。 ここまでシュートにブレがあっては
幾ら心を読めていようと、シュートコースを予測出来ていようと無意味……!)」

そのシュートは、まさしく人や妖の心を揺さぶる嵐のような威力を秘めていた。
確かにさとりは、無意識や偶然から生み出される揺らぎまでを読む事は出来ないが、
それでも、並大抵のツインシュートやトリオシュートであればその揺らぎには限度があるため、
彼女の能力が無効になる事は無い。 さとり程の選手となれば、その程度のブレならば経験則で「読める」からである。

しかし、今プリズムリバー三姉妹によって放たれたシュートは、並大抵のシュートでは無かった。
まさに合奏協奏曲を体現したような、複雑で緻密、爆発的で抒情的な軌道を描くシュートは、
まず間違いなく一流クラスのシュートの一つ。

さとり「――負ける、わけには……!」

ブウウン、バチイイッ!!

――そして、能力に頼らずにシュートコースを目測で瞬時に計算し、
ギリギリの所で弾いて見せたさとりは、間違い無く一流の域に達しつつある名GKだった。
……同時に、それが古明地さとりという一選手の限界でもあった。
弾かれたボールは、再び大きく空を飛び高い軌道を描くが――そこには、ねじ込みに向かうひとつの影があった。

先着1名様で、

★ねじこみ判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと、 互換のバケバケEだった!
ダイヤ→ねじ込みに備えていた妖夢だった。
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。
クラブ→ねじ込みに備えていた妖夢だったが…!?

448 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 00:28:37 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:34:31 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
中々話が進まず申し訳ないですが、
書き方を考えていたり、調べものをしたりしていると、すぐに時間が無くなってしまいます(泣)
SSとしてのバランスと、ゲームとしてのバランスを取っていきたいのですが、なかなか難しいですね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

450 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 01:13:13 ID:???
妖夢「ねじこめない?ウゾダドンドコドーン!」
矢車「妖夢、いい顔になったな」松山「俺たちと一緒に地獄に落ちるか?」

451 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 03:40:02 ID:???
藍「(マークを)振り切るぜ!」

452 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 07:49:38 ID:???
妖夢「振り切らせてください!」

453 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 12:41:51 ID:???
乙でした
前のアンケートにもあるように楽しさもバランスも丁度いい具合ですし、
さらっと流せる余裕も加えて持ってもいいと思いますよ。

454 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:30:06 ID:???
よーむがいいキャラをしてきている!

455 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:48:45 ID:???
お前ら本当に妖夢好きだなwww

456 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 18:50:21 ID:???
新田枠というのもあるのではないだろうか・・・→妖夢人気

457 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:30:28 ID:???
俺はFW友人枠なら圧倒的にハラペコ推しなんだけど誰も話題にしてくれなくてたまに泣きそうになるw

458 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 19:55:19 ID:???
妖夢が新田枠だというなら今回のクラブはポストなのかー

459 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 20:16:29 ID:???
いや妖夢ならポストを越える枠外に加え伝説のコメントまで残してくれたかもしれないw

妖夢「急にボールが来たので…足の内側で蹴れば良かったが外側で蹴ってしまった」

オランダ代表 フーリア「・・・理解不可能 」
日本代表 リグルスキー「リグルならギブスをつけていても入るボールだった 」
イングランド代表 リネカー「妖夢は12人目の地霊殿の選手だった 」
オランダ代表 クライフォート「幽々子の顔に泥を塗った 」
イタリア代表 ロッシ「あの位置からあのボールが枠にいかないシュートは今後お目にかかることはないだろう」
フランス代表 ピピン「外す方が難しい」
日本代表 キングKAZUKI「オレが思うに妖夢はラストパスだったんじゃないかな?」 
地獄代表 矢車「俺の妹になれ」
ブラジル代表 コインブラ「あれはミスと言うより準備不足。妖夢はシュートの準備をしていなかった。そこがブラジルの選手との違い」
人里の少年「妖夢は落ち着いたほうがいいよ」

460 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 22:47:57 ID:???
妖夢って正直3章、4章についてこられる?

461 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:38:42 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>453
乙ありがとうございます。
丁度良い具合と言っていただいてうれしいです。
最近ちょっと書きすぎでゲーム性が無いかな?と思ってましたし…。
そうですね、あまり書きすぎても今度は読みづらくなってしまいますし、
書き方の濃淡は大事だと思います。(その点、2さんは本当にうまいと思います)
>妖夢のキャラについて
新田君互換である事は間違いないですねw 
本スレでは色々ありましたが、やはり何だかんだで新田君は人気なんですかね…w
クラブだったらポスト…では無く普通に決まらなかった感じでしょうか。
ただ、判定ではまだ大丈夫なので、「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
>>460
ジョアンさんに鍛えて貰えばついていけます。むしろ暫くは無双できます。

462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:39:57 ID:???
★ねじこみ判定→ スペード6 ★
ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。

ポーン…!

さとりによって辛うじて弾かれたボールは高く飛び、
ゴール際に迫っていた妖夢の頭を飛び越え、PAの外側近くにまで迫る。
その影は、丁度その高いボールに動きを合わせるかのように、自慢の九尾をはためかせながら高く飛び上がった。

藍「高い浮き球か。 ……済まないが見せ場を貰うぞ妖夢!」

バアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜〜っと! ルナサ選手達のトリオシュートにも俊敏に反応し、
ファインプレーを見せたさとり選手でしたが!
ボールを弾ききれず、パルスィ選手を振り切った藍選手がさらにねじ込みに向かいます!」

さとり「し、しまった……! さっきのシュートはあくまで周囲の目を眩ませつつも、
私の体勢を崩すための囮だったのね……! 自分へのマークを剥がし、かつ有利な状態でねじ込むための!」

藍はシニカルな笑みを浮かべて、さとりの言葉を肯定する。

藍「……プリズムリバー三姉妹のシュートを弾いてみせるとは、本当に感服する。
数値換算にして、少なくとも60ポイント以上のセーブ力は無ければ、ああはいくまい。
そうなると本来、私のシュートなど当然に入りはしないのだろうが……!」

さとり「――『無様にも転倒している今ならば、十分にチャンスがある』……ですか!
仮にそうだとしても、私は地霊殿の主として……負けられないのです!」

藍「良い心がけだが……私とて、八雲の者として負けられん! ―――はああああああっ、『式神天降神』ッ!!」

バッ!   ギュウウウウウウウッ、バッ……シィイイイイイイイイイイイン!! ギュンギュンギュンギュンッ!!

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:41:39 ID:???
さとり「……くううっ!(シュートコースは読めた、ゴールの右隅! だけど――体が、追いつかない……!?)」

藍の『式神天降神』と、転倒した状態でのさとりのパンチングはほぼ互角の勝負だった。
むしろ未だ尚、その精神力の差で、さとりに軍配が上がると言っても良かった。
藍とて下手なFW顔負けの決定力を有しているにも関わらず、である。
それだけ、彼女の覚り妖怪としての読心能力、そしてその応用力は凄まじいものだったと言えるだろう。

さとり「サッカーのお蔭で、私はただの嫌われ者から、『地底のSGGK』に変わる事ができた!
そして私は。 私たちは! 今度は地底を変えるためにも、サッカーで勝たなくてはいけない……!」

ダッ……バッ……!!  グウウッ……!!

――しかし、嫌われ者が集いし地底は、幸運の女神にも見放される結果となった。
さとりは全力で飛んだにも関わらず、……昨日の雨の影響により湿ったフィールドの芝生に足を取られ、
動きを一瞬だけであるが鈍らせてしまった。
そして、こうした高レベルの戦いにおいて、その一瞬の差こそがまさに命取り。
さとりの渾身のパンチングは、とうとう藍の放った高空叩き付けオーバーヘッドキックの軌道を捉えながらも、
終ぞ触れる事が出来ずに――。

バシュウウウウウウウウッ! ズバァアアアアアッ!!
    ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 1 − 1 西行寺亡霊連合

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:42:46 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:44:49 ID:???
実況「ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル! 10番の藍選手がここで貴重な1点を上げました〜!
プリズムリバー三姉妹の影に隠れて、虎視眈々と相手の油断と隙を狙っていた藍選手の
頭脳プレーが結果に表れた様子です! 前半21分、ここで同点にできたのは大きいぞ〜!」

橙「ナイスゴールです、藍さま! ドリブルやパスだけじゃなくて、シュートもこんなに凄いだなんて、
やっぱり藍さまは凄いです!」

藍「あはは…ありがとう、橙。 だが、私だってまだまださ。
(紫様のお力があればともかくも、私の選手としての格は八意永琳と比べれば1歩か2歩劣る。
今のシュートだって、簡易計算でも58%の確率で通用しなかったんだ。
さっきの得点は、全くの幸運の産物であると認識しなくては)」

妖夢「(FWの筈の私が全く決められず、藍さんにまで負担を掛けてしまってる…!
どうしよう、どうしよう……! このままじゃ、また活躍できずに終わっちゃう。
そうしたら、また幽々子さまを失望させてしまう……!)」

藍が橙を始めとするチームメイトに祝福される様子を見て、妖夢はますます焦りを深めていた。
MFである藍が得点に絡み、FWである自分が、これまで一度もシュートチャンスに恵まれていないという事実が。
そして何より、今皆に祝福されている藍に対しての嫉妬を覚えている自分自身が、
人一倍真面目で自分に厳しい妖夢には許せなかった。

幽々子「(妖夢………)――それより、次のキックオフはどうしようかしら。
またあのヘンテコなシュートが来たら、私達、また1点差になっちゃうわよ〜?」

……そして、そんな妖夢の感情を察したからか、幽々子は静かに中央へと上がり、
珍しくキャプテンらしく、次のキックオフへの対策を提案した。
もう終わった藍のゴールでは無く、次のキックオフに意識を向ける事で、
妖夢も気持ちを切り替えられるのでは、と思っての幽々子なりの気配りであったが――。

466 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:46:56 ID:???
妖夢「(次は大丈夫かな……。 また失敗しないかな……)」

幽々子「(う〜ん、ダメそうねぇ)」

残念ながら幽々子の細やかな気配りは、素朴な妖夢には通じなかったようである。

しかしそれでも、次のキックオフはやってくるのだからと、
妖夢と幽々子を含むチームメイトは、暫し頭を捻り合うのだが――。

藍「いえ、次は星熊勇儀もキックオフシュートはしてこないでしょう。
後半に入ったならばともかく、今は前半も10分程度残っている。
そして、私の見立てでは、あのシュートは体力を大きく消耗する。
そのため、次のキックオフでは温存をする可能性が高いと読みます」

ルナサ「……確かに。 地霊殿サブタレイニアンローゼスの攻撃の脅威は、
主に星熊勇儀の存在によるもの。 だから、彼女は疲労で早々に退場させる事は出来ない。
切り札は、最後まで取っておくと考えるのが普通か」

――結論として、彼女たちは次のキックオフに星熊勇儀はシュートを撃ってこないと予測して、
ポジショニングを行う事とした。撃ってこなければそれでよし。
もしも撃ってきた場合は、フィールダーの不要な消耗や負傷を防ぐ事になる。
そう割り切って、西行寺亡霊連合は次のキックオフに備え。

お燐「さとり様。 ……後はあたい達に任せて、ゆっくりとお眠りください。 な〜〜〜む〜〜〜」

さとり「……勝手に殺さないで、お燐。 私生きてるから。 元気だから。 だからその手押し車は片づけなさい」

空「う、うわっ!? さとり様が死んでるのにしゃべった〜!? これが今噂のキョンシー!?」

さとり「そしてお空は、こんな雑なブラックジョークを信じないで(……はぁ。 早速失点をしてしまうなんて。
やはり「彼」が言ったように、地上の壁は高いようね……。 私も、井の中の蛙となっていたようです)」

467 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 23:49:00 ID:gRtghU3c
地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーもまた、その士気を回復させながら
残された前半を戦うべく立ち上がる。 そして――。

ピィイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ、今度は地霊殿サブタレイニアンローゼスのキックオフで試合再開です!!
ボールは再び勇儀選手が持ったが、ひょっとしたらまた、あの超必殺シュートが飛んで来るのか〜!?」

勇儀「さて、どうしようかな……」

先着1名様で、

★勇儀の判断→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パルスィ「パルパルパルパル……!」勇儀「――む? パルスィがなんかやる気そうだな」パルスィがドリブルに!?
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」
スペード→お燐「勇儀姐さん、あたいとお空にもうワンチャンちょ〜だい!」勇儀「しゃあないな。 ほれっ!」
クラブ→勇儀「まぁ、折角だからもう一発撃っとくか、『三歩必殺』」
クラブA→妖夢「う、うわあああああああ!!」勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」妖夢が無理やりタックルに!?

468 :森崎名無しさん:2014/08/28(木) 23:49:44 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6


469 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 00:00:00 ID:???
>勇儀「うん……? 勇気と蛮勇は違うぞ?」
勇儀だけに勇気ってか?

470 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/29(金) 00:04:44 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
恐らく、明日で前半が終わり、後半は前回試合のように特別イベントがなければ、
前半よりは早くに終わる予定です。
>>469
確かに似ていて遠目で見ていて判別つかないですね…w

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

471 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 17:21:30 ID:???
>「妖夢って案外大したことあるんじゃね」減少が起きる可能性もあります。
現象じゃなくて減少しちゃらめえええええええ
これ以上大した事なくなっちゃったら七人ミサキの仲間入りしちゃううううう

472 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 18:37:18 ID:???
最初から大したことなかったし岬枠ではないな

473 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:04:05 ID:???
というか、現状たいしたこと無いのか……
いや、そうなんだろうけど切ねぇw

474 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 20:08:15 ID:???
乙でした。妖夢「(ポストが……ポストが私を呼んでいる…………!!)」
最悪、妖夢は嫁にすればいいから大丈夫。
薬膳を覚えてもらわなければならんが。

475 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 21:07:43 ID:???
やっぱりいらない子じゃないかwww

476 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:45:34 ID:???
今の妖夢、なんかプロローグの鈴仙を見ているみたいだ
時間と労力はかかるだろうけど、何とかしてあげたいな

477 :森崎名無しさん:2014/08/29(金) 23:53:41 ID:???
時間と労力かかるなら他の使える奴さがすか味方を強くするべきだと思う
スランプから抜け出すにはまずはきっかけだしそれ与えれば放置でも割と何とかなるんじゃないかな?

478 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:20:35 ID:???
特訓できる程度まで好感度あげるのはいいとおもうけど、その後は仲間にまわしたほうがいいな。

479 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:25:35 ID:???
妖夢にジョアン、名監督ポジションの人間がいれば解決しそうな気がするけど誰でしたっけ?
じいちゃん?松岡?もうジョアン本人?

480 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:30:36 ID:???
たしかに味方強化、ウサギさん達の交流も疎かにはできないしね
つかささんの理解を深めるにはウサギDさんとも交流したほうがいいんだよね
あとは名無しウサギにしては能力高いけど、まだ覚醒していないウサギBちゃんとも交流したいね
妖夢を支援するにしても、しないにしても、しゃべるボール以外はウサギさんとの交流に当てるべきかな

481 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:34:34 ID:???
ウサギCとかも面白いと思うのじゃあ、ドリブル大王〜

482 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:36:04 ID:???
ウサギBurunoとかも面白いと思うのじゃあ、人気1位〜w

483 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:38:22 ID:???
ウサギBuro-rinも面白いかもなwカグロットォォォォォッ!!

484 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:40:31 ID:???
ウサギ達との交流は大事だしな。現状サッカーレベルが4だから特訓などで上げられる限界が51。
多分決勝トーナメントあたりでサッカーレベル上がりそうだから、そのタイミングで特訓して
上げられる限界まであげてから、難題のアイテムでぎりぎりまであげていきたいけどね。

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:48:00 ID:???
こんばんは、かなり遅くなりましたが、今日も更新します。
>>471
誤字りましたw
7人ミサキ……岬とはもはや概念であって個人ではないのですね(哲学)
>>472-473
初期の鈴仙が、中山やパスカルと出会わずこのまま大会に出ていたら…くらいの大したことなさです。
リグルやルーミア、ミスティアよりは強いですが、
妖夢はメルランや佳歩とどっこいどっこいくらいで、
星や空よりも格が一段落ちます。反町は決定力は低いですが、総合力的にはこのあたりです。
鈴仙や射命丸、そして来生はそれよりも一歩上のFWではありますが、
それでも、レミリアや魔理沙、今回の勇儀にはまだ及びません。
…と、いうのが今の幻想郷の大体のFW勢力図です(大体なので、完全に正しいとは限りません(汗))
>>474
乙ありがとうございます。まだ大丈夫です。
やはり私的伝説の選択肢「これからは私を妻として支えてほしい」が火を噴くのかもしれません。
>>475
多分料理は仕込まれてると思うので、少なくとも妻としてはいる子だと思います…!
>>476-477
妖夢のキャラ付けは元のキャラに加えて、「変われなかった鈴仙」を強くイメージしています。
どちらの意見も正しいと思います。
身近な仲間に手を掛ける事も、心配な遠くの未来の仲間に手を掛ける事も間違ってないです。
ただ、妖夢は個人的には色々手を掛けてやった方が伸びる子ではないかと思います。新田君的に考えて。
>>478
妖夢の評価値は既にある程度は高いですし上がりやすいので、
その辺りが一番無難な落としどころなのでは…と私も考えています。
むろん、皆様の選択や判定次第ではどうなるのか全くわからないのですが。
>>479
エーリッヒ(褌)ですかね…。互換キャラ(?)的に考えて。

486 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:49:25 ID:???
>>480-484
名無しウサギについては、まだまだこれから掘り下げていく価値はあるようになっていると思います。
フラグはないものの現時点でつかさに並ぶ総合力を持ち、パス力があるウサギBか。
個性的(?)なキャラでタックルフラグを持ち、ドリブルは案外悪くないウサギCか。
能力値的にはほかのウサギにやや劣るものの、つかさとの繋がりが深いウサギDか。
時間の都合上、全部のウサギを育てきる事は難しいですが、どのキャラを育てても決して後悔しない…筈です。
ウサギK「私もいるよ!」
ただ、ブルノさんは人気1位になった時の結果発表で消滅しましたし(すぐ復活したけど)、
ブローリン君は今頃スウェーデン国内にある氷河の中で氷漬けになっていると思いますので厳しいですね。

487 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:51:25 ID:???
★勇儀の判断→ ダイヤ6 ★
ダイヤ・ハート→勇儀「たまには、ドリブルで上がるのも悪かないか」

勇儀「ま、たまにはドリブルで上がるのも悪かないかね」

ダッ……!

実況「おっと勇儀選手、ここは自慢の『三歩必殺』で行かない! ドリブルで中央に切り込んでいきます!」

結論として勇儀は、藍やルナサの目論見通りシュートを撃たなかった。
それは鬼としての慢心か、それともやはり体力面での制約か。
あるいは――「ドリブル突破でも、十分な勝機がある」……と考えたからか。
勇儀がどのように考えたからかは、西行寺亡霊連合のメンバーには分からない。
ただ一つ、真正面から勇儀のドリブルに相対した妖夢とメルランが分かった事は……。

勇儀「さぁて、愉しませてあげるから……!」

ド  ド  ド  ド  ド  ド  ド  !  !

妖夢「なっ、何この地響き……! これが、鬼のドリブルだって言うの……!?」

メルラン「あっはは〜〜♪ すごいすご〜〜いっ!!」

勇儀「―――駄目になるまで、ついてきなッ!!」

――星熊勇儀は、シュート以外のプレーにおいても、恐るべきパワーを秘めているという事だけだった。

488 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 00:53:16 ID:wrpXZILc
先着2名様で、

★勇儀→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★妖夢→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 勇儀、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がフォロー)(パルスィがフォロー)(藍がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀のマークがダイヤの時、「地獄の苦輪(+3、吹飛1)」が発動します。
勇儀のマークがハート・スペードの時、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。

489 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:53:59 ID:???
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=★

490 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:54:49 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

491 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:55:08 ID:???
★妖夢→タックル 47 ( クラブ4 )( 5 + 5 )+(人数補正+1)=
 メルラン→タックル 45 ( スペード2 )( 6 + 5 )+(人数補正+1)=★

492 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:57:35 ID:???
地獄はやっぱり地獄だった。二人とも怪我かな?

493 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 00:59:42 ID:???
いやここはタックルは別判定のはずだから
妖夢改め地獄犬だけが怪我だな

494 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 01:02:19 ID:???
怪我させたなら、イエローぐらい出るかな?

495 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 01:04:40 ID:wrpXZILc
今回の判定、正確に結果を当てはめれば勇儀の反則によって妖夢が負傷…なのですが。
負傷を採用するとペナとかが入って描写がちょっとやりづらいので、
すみませんが妖夢の負傷をナシにして、メルランがボールをカット。
そして勇儀の反則はアドバンテージで流された……と、いう形にしようかと思います。
特例的な判断となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
(もしもサッカールール的におかしい、などありましたら仰ってください)

496 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:01:58 ID:wrpXZILc
★勇儀→ドリブル 50 ( クラブ3 )( 3 + 1 )=54★
★妖夢→タックル 47 ( クラブ8 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=52
 メルラン→タックル 45 ( クラブ6 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=57★
≦−2→西行寺ボールに。

勇儀のドリブルはまさしく、彼女の二つ名でもある怪力乱神を模したかの如く強力にして無比。
大地を叩き割るかのような必殺の一歩が機関銃のように高速で放たれ続けるのだから、
それは既に災害であり恐怖の化身。

妖夢「………く、くそっ! 負けるもんかっ!」

ズザアアアアアアッ!!

――そのため、圧倒的な力量差を見てもなお、震えを振り払ってタックルに向かう事の出来た妖夢は、
まさに感嘆すべき存在であると評価しても良いだろうが……。
残念な事に、彼女はやはりまだまだ半人前だった。
つまり、タックルに向かう事自体は出来ても、体がその決断にイマイチ着いて来れていないのだ。
故に、妖夢はやや中途半端な体勢でタックルに臨む事となり……。

ガリィイイイッ!!

勇儀「おっと、ちょっと掠っちまったか」

勇儀にその足を若干削られてしまう。
負傷こそしていないのは不幸中の幸いであったが、妖夢はこれ以上勇儀に詰め寄る事は出来ない。
となると、後は楽しそうにキョロキョロ勇儀を見渡しているメルランしか頼みの綱が居なかったのであるが……。

メルラン「ひゃっほ〜〜〜! ボ〜ル寄越しなさいっ!」

ズザアアアアアアアアッ!! ―――バチイイッ!!

勇儀「ほう、鬼を恐れないのか。 アンタも中々に酔狂だねぇ」

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:03:26 ID:wrpXZILc
――常に躁のエネルギーを周囲にばらまき、常に前向きプラス思考のメルランは、
妖夢と異なって、何の恐怖も無くタックルに向かえており。 そして、それが結果として功を奏した形となる。
恐怖の無い、ある意味狂気的なタックルを前に、勇儀は思わずそのボールを完全に零してしまったのだ。

実況「おっと〜! ここでメルラン選手が守備でも魅せてくれた〜〜!
勇儀選手のパワー溢れるドリブルを、見事そのキレのあるタックルで刈り取ってみせます!
西行寺亡霊連合、前半終了間際に大チャンスか〜〜〜!?」

メルラン「え〜〜っと、こういう時はシュート……じゃなくって」


橙「メルランさ〜ん、こっちこっちー! 私がボールを前まで運んであげるよ!」

メルラン「マジで? んじゃお願いね〜!」

バシュウウウウッ、パシッ!

橙「ようし、地底の火車には負けないように頑張るぞ〜!!」

タッ……!

藍「(そうだ、それで良い。 私が碌に身動きが取れん以上、攻撃の起点は中央ではなくサイド際。
限られた空間を有効活用できる場所を探し出すんだ、橙……!)」

橙「(藍さまから指令だ。 周囲の面積を演算して、っと……!)」

藍の指示を受けた橙は、左サイドに大きく切り込みサイドアタックを仕掛ける。
相変わらず、実質的な中盤不在の地霊殿サブタレイニアンローゼスの突破は途中までは容易い。
しかし、ゴールまでおよそ30メートルには、古明地こいしという壁が存在し。
さとりが最も苦手とする、バイタルエリア――丁度読心能力の届かない境界にある――への侵入を困難にしている。
そのため、橙は考えた。 そして、その結果―――。

498 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:04:47 ID:wrpXZILc
橙「(簡単だよ。 近づくとボールを刈り取られるなら……もう、この場でシュートを撃っちゃっていいんだ!)
……メルランさんっ!」

バコッ……!

メルラン「あれ〜? い、良いのかしら〜〜〜!? こんな簡単にボール貰って!」

――それならば、いっその事割り切って、最初からさとりやこいしの能力の範囲外を狙い、
そこからシュートを決めていけば良いのではないか……と。
それを確かめるべく、橙は今にもシュートを撃ちたそうにしていたメルランにボールを渡す。
するとメルランは予想した通り、ただでさえ高いテンションをより高く跳ね上げて……!

メルラン「ようし、『ネオ・ファンタズム』」〜〜〜!!」

グワアアアアアアッ……!
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオン!!
      ――ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルッ!!

さとり「させません……っ!」

――バッ!……バチイイッ!!

さとり「くうっ…!(なんて事。 また、ねじ込みに……!!)」

ヤマメとキスメのブロックを潜り抜けたこの必殺シュートは、
30メートルの距離が離れていてもなお、その威力のほとんどを保ち続けてさとりへと迫っていたが。
さとりはこのシュートをパンチングで前方へと押し出す事に成功していた。

そして、その体勢を少しだけ崩しながらも……さとりは確信する。
今は苦しい状況だが、ここを乗り切れば、前半を1点で折り返す事が出来る……と。
彼女は普段通りの静かな佇まいだけはそのままで、ダイレクトシュートに向かう妖夢をその三つの目で捉えた。

499 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:10:44 ID:wrpXZILc
妖夢「(い、今なら……今ならねじ込める……! 藍さんが出来たなら、私だって……!)」

バッ……!

さとり「『私だって、こんな細見小柄のGKくらいなら突破できる筈よ!』……ですか。
そう油断した事を、今度こそ後悔させてあげましょう……!
(このシュートさえ抜けば、残り時間からして前半を終える事が出来る……!)」

今、ここまでほとんどボールを触れていなかった妖夢は、
決死の形相でボールに追いつき――そして必殺のボレーシュートを放つ。

妖夢「(今、この場で決められなかったら、私は……!)―――食らいなさい、『待宵反射衛星斬』ッ!!」

グワアアアアアアアアッ! バッ……シュウウウウウウウウウウウウウウッン!!
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

先着2名様で、

★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧2→妖夢の待宵反射衛星斬が地霊殿ゴールに見事に突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(西行寺のコーナーキック)(橙がフォロー)(こいしがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

500 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:29 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=★

501 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:51 ID:???
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤ5 )( 2 + 3 )=★

502 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:12:56 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=★

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 02:14:05 ID:???
妖夢のシュートはやはりさとりには通用しなかった……!
……と、いったところで今日の更新はここまでです。

皆様、本日もお疲れ様でした。



504 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 02:15:52 ID:???
乙です
妖夢が覚妖怪の補正を見せてくれたことに感謝
僕らのために役に立ってくれてありがとう!(ゲス顔)

505 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 06:05:15 ID:???
乙です。幽々子「妖夢、絶好の得点チャンスでも負けてしまったわねぇ…」

妖夢(土下座)「待ってください!ダークベンチネビュラ行きだけは!ご勘弁をー!!」

幽々子「覚悟しなさい、矢車くんか7人ミサキが待っているわよ」

妖夢「嫌だ!私は嫌だあああああっ!!」このあたりでヘタレすぎて覚醒強化w

506 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 07:52:22 ID:???
さとりのセーブ値は相当高いな。せりあいは低そうだけど覚妖怪があることを考えたら、
一対一も厳しそうだし、支配力の高さを生かして最大火力のシュートを打っていきたいな。

507 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:19:04 ID:???
反町をもってくれば、悟の心はボドボドダァになるから大丈夫(思考停止)

508 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 08:49:06 ID:???
パルスィがマンマーカー、お燐がサイドアタッカーだとすると相手で点を取れそうなのが
勇儀と空の二人だから乱打戦に持ち込むのもありかもしれない。
インビジブルデューパーなら力押しで決められそうだけど何発も打てるわけではないし。

509 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 09:40:56 ID:???
今の戦法見る限りだとさとり相手にはロングも有効みたいね
キックオフも展開しだいではあると見た

510 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 10:07:21 ID:???
そろそろパチェノート使うのもありかな。7とか8なら残りの数値は練習して、
小さい数値なら下手に練習しないで試合での覚醒も目指せば良い。
後に回してあと1で技を覚えるけど練習する時間が無いとかは避けたい。

511 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:08:24 ID:???
メルランはそのうちへばる、妖夢は地獄一直線
藍はパルスィが緑目を光らせている、随分厳しい戦いになってきた

512 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 12:29:00 ID:???
幽々子がオーバーラップして攻撃出来れば多少はね?

513 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 14:44:38 ID:???
みょんが美味し過ぎる!(キャラ付け的に

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:09:33 ID:???
こんにちは、今日はモチベと時間があるのでたくさん更新したいです。
>>504
乙ありがとうございます。
正直に言って、妖夢はさとりの強さの指標を示すために丁度良かったですね。
そんなポジションも新田君っぽいですがw
>>505
乙ありがとうございます。 まぁ、元々厳しい勝負だったので…(汗)
>>506
PA内に限定すると、萃香のパンチングをも軽く上回る程度には強いですね。
そして一対一は間違いなく幻想郷は勿論、世界でも最強です。
(それでも、永琳相手で引きがヘタれた場合は負けるかもしれませんがw)
ただ明確な弱点はありますし、バランスを崩されればPA内でも充分勝機がありますので、
かなり強いですが一流か…と言われるとまだそうでもありません。
さしずめ、今の姫様と同格程度でしょうか。
>>507
今の反町だったら、火力は妖夢以下ですね…(泣)
>>508
強力なシューターとなるとその二人になりますね。
さとりの体制を崩せるマインド系シュートも役立つかもしれません。
>>509
生半可なシュートでしたら、さとりのパンチングやキスメのブロックに阻まれますが、
鈴仙のマインドエクスプロージョン(威力59+α)や妹紅のネオヴォルケイノ(威力58)なら、
勝負になるかもしれません。 ただ、キックオフはちょっと厳しいかもですね。
>>510
そうですね。大会中の練習は、こうしたあと少しの数値を確実に届かせたりするのに使えば良いと思います。
効果が低くなっている、とは言えどもやはり明確に能力値を伸ばせるチャンスというのは貴重ですので。
>>511
まさに妖夢が頑張れるかどうかが、この試合のキーポイントになりますね。
>>512
幽々子もまた、幻想郷の有力選手の一人ですので、突破力は最低限兼ね備えています。
>>513
妖夢は良いキャラしてますよね。原作的にも、互換キャラ的にもw

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:11:42 ID:wrpXZILc
★妖夢→待宵反射衛星斬 57 ( ダイヤA )( 1 + 3 )=61★
★さとり→パンチング 56 ( スペードA )( 3 + 5 )+(覚妖怪+5)+(バランス崩しペナ-2)=67★
≦−2→地霊殿ボールに。

妖夢「(―――絶対に。 絶対に、絶対に絶対に絶対に決めてみせる!!)」

妖夢は低いボールを切り裂きながら、
ざらつく心を無理やりに沸騰させて、瞳をぎゅっと瞑って何度も自己暗示を繰り返す。
――『待宵反射衛星斬』。
月の光を帯びた狂気によって繰り出される、魂魄妖夢最大最強の剣技。
彼女は今まさに、その全力を解き放とうとしていた。

妖夢「(この技は絶対に、破られちゃあいけないんだ。 だって、この技は……!)」

――そして同時に。この技は妖夢にとっても、特別な意味を持つ技だった。

〜回想シーン〜

――それは大会が始まる1年ほど前。
鈴仙が中山達と出会うよりも、更に半年ほど前の事だった。

その当時、妖夢と鈴仙は、それぞれの主の気まぐれによって、
半強制的にサッカーチームを組まされていた。
夜の明けない異変時やその後の宴会に、花の異変。 それに加えて博麗神社の倒壊騒ぎなどで、
度々顔を合わせていた程度の仲だった妖夢と鈴仙。
そんな彼女たちが半強制的に居を同じくし、そしてサッカーでチームを組む事となり、どうなったか。

――結論から言うと、この二人は当初、最悪に相性が合わなかったのである。

516 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:15:25 ID:wrpXZILc
鈴仙「はぁ〜。 もうやってらんない! 師匠ったら、どうしていっつも私をこんな目に遭わすんですかぁ……」

妖夢「泣き事を言っていても始まりません。 こうなった以上、根気よく修練を重ねるしかないでしょうに…」

鈴仙「根気よく、って具体的にどうすんのよ。 師匠だったらちゃんとしっかり、私にどうすれば良いかを教えてくれたのに…」

妖夢「根気よくは根気よくです! 貴女も口ばっかり動かしてないでちゃんと練習してください!」

他者に流されやすい上、逃げ出し癖があり主体性が全くない鈴仙。
一人で抱え込み、糞が付くほどの真面目で融通が全く利かない妖夢。
始めてあったばかりの両者は、互いに全く正反対の性格をしており、
折角チームを組んだというのに、こうした内容の口喧嘩が絶えなかった。

鈴仙「(何よあいつったら。 結局は自分一人じゃ何も出来ない癖して、それを隠して偉そうに……!)」

妖夢「(何なんだろうあの人。 口を開けば師匠が…、姫様が…ばっかり。 自分の意思がないんじゃないかしら)」

―――しかし、こんな二人も能力的にはどっこいどっこいの半人前であり、
その上、お互い高いプライドを兼ね備えているなどの共通点があると気付き。
繰り返される強敵との練習試合を経る事によって……二人の間には、少しずつではあるが友情が芽生える事となる。

517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:17:19 ID:wrpXZILc
小兎姫「見て頂戴、この弾幕美! ――『無指向性エキストラボム』っ!」

妖夢「う、うわああああっ……!」

ズザアアアアアアアアアッ!! ……バチイッ、ポロッ……ポムッ。

鈴仙「何やってるのよ妖夢。 この位、良く周囲を見てれば切り替えし先なんて幾らでもあったじゃない!」

妖夢「あ、ありがとう。 鈴仙……(最近こんなプレーが多いなぁ。
確かに、鈴仙の言う通り、私はちょっと、回りが見えてなさすぎなのかもしれない……)」

妖夢は、鈴仙の周囲への気配りの上手さと視野の広さ。
そして何より、捻くれたプライドの底にあるお人よしさと面倒見の良さを少しずつであるが認識し。

鈴仙「(うわっ、四人に囲まれちゃった…! 正直、ここは抜くのがきついし諦めたいけど。
やるだけ、やってみましょうか……!)――行きます、『ルナティックレッドアイズ』!!」

ブウ……ゥウン!!

名無し妖精達「「「「な、中々やるじゃない!?」」」」

妖夢「鈴仙、ナイスドリブル!」

鈴仙「あはは……たまたまよ、たまたま(わ、私でも……ドリブル突破出来たよ!
やっぱり、私もたまには妖夢みたく、勇気を持って突っ込んでみた方が良いのかしら……)」

鈴仙は、妖夢の一本気さ、誠実さに無意識にであるが感化され。
それと同時に、妖夢という少女はその堅苦しい正確や口調とは裏腹に、
自分以上に繊細な心と気高い誇りを秘めているのだと理解する事が出来たのである。

518 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:29:11 ID:wrpXZILc
そして『待宵反射衛星斬』は、そうやって鈴仙と心を通じ合わせた妖夢が、
彼女の力を借りて編み出す事に成功した、まさに鈴仙との友情の証。
つまり、そのシュートは、妖夢の本来の気質である真っ直ぐさに加えて……。

〜回想シーン終了〜

ギュウウウウウウッ! グルングルングルン……!!

さとり「(早いうえに……円に曲がる……!?)」

妖夢「(鈴仙が持つ、波長を操る能力を私なりに組み込んだこのシュートは……。
ただ、真っ直ぐなだけじゃない! 小刻みな波を描いて、敵のゴールを広く回転してから突き刺す!
鈴仙が変わったみたいに、私も、このシュートを決めて、自分を……変えてみせるっ!!)」

妖夢の必殺のシュートは、速さと技巧を高い水準で兼ね備えていた。
即ち、自身のように真っ直ぐで、鈴仙のように広がりを持つ。
今の妖夢が、これまでの自分に疑問を持ち、停滞していたとしても。
このシュートに関してのみは、妖夢は心の奥底で自信と希望を持ち続けていたのだ。

実況「あああ〜〜!! 妖夢選手、ここで大技『待宵反射衛星斬』だ〜〜!!
先程ゴールを決めた藍選手の『式神天降神』にも負けない威力で、
さとり選手が守るPA内を鋭く、時には柔らかく穿とうとしております!!」

……しかし。
妖夢にとってこのシュートが特別であっても、広い幻想郷の中では、このシュートは決して特別たりえなかった。
何故なら、妖夢の放ったシュートは、藍の『式神天降神』にも負けない威力……『でしか』無かったからだ。
つまり、そうなると――。

519 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:30:38 ID:wrpXZILc
さとり「(人を惑わす良いシュートですが、そのシュートが向かう先は結局として一本のみで単純!)―――ここは……左下です!!」

バアアアアアアアアアッ………バチイイイイイイイン!!

――バランスを崩しているとはいえ、先程よりは好条件。 その上、今度は芝の湿り具合もしっかりと認識できている。
そんな条件下では、さとりにとって、妖夢の特別なシュートとやらは単なるカモにしか過ぎない。

残酷に言ってしまえば、藍のように他分野においても高い適正を示している訳でも無いにも関わらず、
あくまで平均よりは上程度のシュートしか撃てない今の妖夢は。
……彼女がかつて並び立った鈴仙と比べると、一段どころか二段も三段も劣る、一弱小FWでしかなかった。

妖夢「そ、そん……な……!!」

そんな残酷な現実に妖夢は思わず、その場にがっくりと膝を突きそうになるが……。
こうした絶望には慣れているためか、辛うじてその赤がかった目を大きく開くのみに留まった。
そして実況は、妖夢の悲哀を同情などしてはくれない。
多くにとって、妖夢の心境よりも、試合の趨勢の方がよほど気になる事項であるからだ。

実況「あっと、ここは妖夢選手力みすぎたか〜! ボールはさとり選手のパンチングによって、
大きく中盤へと飛ばされていきます! そして、人数でその実力差を補った地霊殿サブタレイニアンローゼスの
ゾンビフェアリー部隊は無難にパスを回し、ロスタイムを消化していき……!」

ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

妖夢「前半、終了だ……!(やっぱりダメだった。 『待宵反射衛星斬』でも、やっぱりダメだった……!!)」

妖夢が呻くような声を上げたと同時に、前半戦は1−1のまま終了した。
試合としては、西行寺亡霊連合が積極的に攻勢を仕掛けるもさとりやDF陣の守備に阻まれ。
地霊殿サブタレイニアンローゼスは強力な主砲を備えていながらも、中盤の脆弱さにより
チャンス数を稼げずに終わってしまった形となる。
実況が喧しく両チームの健闘を称え、後半戦への期待を膨らませている中……。
妖夢は気丈にも立ち上がり、しかし、それ以上の言葉を出せない様子だった。

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 15:32:25 ID:wrpXZILc
ウサギB「……星熊選手がキックオフであんなシュートを撃った時はどうなるかと思ったけれど。
西行寺チームも中盤の支配力と最終ラインの守備力で優れていて、乱打戦には中々ならないですね……」

つかさ「――とはいえ、西行寺亡霊連合は全体的にオーバーワーク気味。
特に、FWのメルランさんとMFの藍さんは少し息を切らしているようです。
今までは何とか互角に押しとどめていたけれど、後半はどうなるか……」

鈴仙「そうね……(――『待宵反射衛星斬』がああも見事に決まらなかったとなると、
妖夢ったら今頃ひどく落ち込んでそうね……。
妖夢は私よりも気丈だけど、それだけに、挫折したら自分を責めて、私以上に深く傷つくでしょうから。
とはいえ、私が介入しても、試合開始前の様子を見る以上、逆効果になるかもしれないし……。
このハーフタイム、私は何をして過ごそうかしら……?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK、その他名無しウサギ
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:地霊殿サブタレイニアンローゼスのロッカールームに行ってみる。
D:西行寺亡霊連合のロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

521 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:33:10 ID:2taukhpw
AウサギD

522 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:35:19 ID:jiRN39yE
A つかさ

523 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 15:38:09 ID:cX1ieAPg
AウサギD

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 16:13:16 ID:wrpXZILc
AウサギD

鈴仙「(試合前には、つかさからDちゃんについて色々聞いたんだっけ。
今度は、Dちゃんの方から話を聞いてみようかしら……)ねえ、Dちゃん」

ウサギD「ふ、ふえっ? 何ですか鈴仙さま?」

鈴仙「(ちょっと怯えてる様子ね……。 まぁ、いくら時間が経ったとは言え、
あの勇儀さんの凄いシュートを見た以上は仕方がないかしら)うん、ちょっとおしゃべりしようと思って」

ウサギD「はいっ! おしゃべりしたいです!」

他のウサギ達と比べてもより一層幼いウサギDは、
鈴仙の呼びかけに対して心底嬉しそうな様子で答えてくれる。
それでも、表情には先程のシュートへの恐怖と不安が帯びてはいたが…。
むしろ鈴仙がこうして声を掛けてくれた事で、いくばくかはそれが緩和されているようだった。

鈴仙「(うんうん、Dちゃんは素直ね……。 さて、何の話題を振るかだけど……)」

A:つかさとの関係について。
B:つかさとのコンビプレイの構想について。
C:前半戦の凄いシュートについて。
D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。
E:ウサギDが今目指している選手像について。
F:特に話題を決めず、軽く雑談する。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

525 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:14:35 ID:+qYSF59+
E

526 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:15:43 ID:4jbBOEgA
A

527 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:17:02 ID:o7hvFVSw


528 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 16:47:22 ID:???
>D:悩んでいる友達にどうアドバイスすれば良いかについて。

松岡「頑張れ頑張れそこだそこだ諦めるな!絶対に頑張れ積極的にポジティヴに頑張れ!!北京だって頑張ってるんだから!!!」
松岡「気にすんなよ!くよくよすんなよ!大丈夫、どうにかなるって!ドントウォーリー!ビーハッピー!」
松岡「オウン・ゴールだって、立派なゴールじゃないか!」

妖夢「別世界の監督ェ…」

529 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:54:29 ID:???
鈴仙「ドンマイ妖夢! 私もシュートで何回へたれたか分からないわよ! ゴールできない!? 試行回数で押しきれば良いのよ!」

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 17:57:03 ID:wrpXZILc
A:つかさとの関係について。

鈴仙「(つかさとおしゃべりしてた時は聞けなかったし……)そういえばDちゃんったら、
昔からずうっとつかさと仲良しみたいだけど。 二人は姉妹だとか家族だとか、じゃあないのよね?」

ウサギD「はいっ、そうです。 でもEちゃん……じゃなくってつかさちゃんは、
私が今よりももっと小さい時から、ずっと一緒だったんです」

鈴仙「へぇ……。 じゃあ、幼馴染みたいな感じだったのね?」

ウサギD「そうなんです! えっと、えっとね……!」

つかさがそうであったように、ウサギDもまた深い絆で結ばれているパートナーの話題となると、
普段以上に饒舌になり、話し方も熱っぽくなる。
そのため、鈴仙は普段とは違ったウサギDとつかさとの関係や逸話について聞くことができた。
具体的には……。

先着1名様で、

★ウサギDの話→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ウサギD「実は私とつかさちゃんは元々ひとつの存在で、『ふゅーじょん』する事でひとつに戻れるんです!」
ダイヤ→二人が力を合わせて、力の強い妖怪を追い払ったという話。
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。
スペード・クラブ→つかさがウサギDにとっていかに大事な存在であるか…って、具体的じゃない!?

531 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:22 ID:???
★ウサギDの話→ ハート3

532 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 17:58:46 ID:???
★ウサギDの話→ ハート6

533 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 20:06:08 ID:???
ひまわり仮面がまた追い払われたか

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:31:25 ID:wrpXZILc
★ウサギDの話→ ハート3 ★
ハート→組体操のような連携プレイで、窮地を乗り切ったという話。

ウサギDはやはりまだ子供らしく、ウサギBやつかさのように話は上手くない。
それでも、擬音語や擬態語を交えながら、気持ちを込めて楽しげに話してくれていたので、
鈴仙も頬を緩めて安心して聞く事が出来ていた。
そして鈴仙は、その中で少し興味深い話を聞く事になる。

ウサギD「つかさちゃんって凄いんですよ! 私が昔、こわ〜い獣の妖怪に出くわしちゃった時、
つかさちゃんが土台になって、こう、私の体を……ドカーンって!」

鈴仙「へえ……(それって、秋姉妹とかのやってる『スカイラブ』と似たような原理かしら…?
もしもDちゃんがそれを出来るようになれば、パスカットとかでも活躍できるようになるかもしれないけど…)」

ウサギDが話してくれたつかさに関する武勇伝の中に、
鈴仙はつかさが構想しているというコンビプレイのアイデアになりそうな話を見つけた。

鈴仙「(……もしも、二人が何か本格的に技を身に着けたい、って事になったら。
私がつかさにでも伝えてみましょうかしら。 ひょっとしたら、何かの役に立つかもしれないし)」

ウサギD「(やっぱり、つかさちゃんと一緒に試合に出たいなぁ。 でもそれには、もっと練習しないとだしなぁ……)」

そして、ウサギDはウサギDで、やはりつかさと一緒に試合に出たいという想いを強め。
今後の練習に対するモチベーションを高めているようだった。

*ウサギDの評価値がやや上がりました。
*ウサギDとつかさとのコンビプレイフラグのフラグ回収が進行しました。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:32:42 ID:wrpXZILc
鈴仙「さて……そろそろ試合が再開されそうね。 妖夢の様子はどうかしら……」

そして、試合再開の合図を機に鈴仙はウサギDとの会話を止め、
再びフィールドの様子を確認する。
観客席の鈴仙には選手のこまやかな表情までは分からないが……。
妖夢の様子はとりあえず落ち着いているように見える。
それを見た鈴仙はとりあえず安心して、暫くは黙って試合の趨勢を伺う事にした。

―――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ試合再開、今度は西行寺亡霊連合のボールからの試合再開となりますが……。
西行寺亡霊連合は、前半に引き続いて無難なボール回しで攻めのチャンスを伺っているように見えます!」

藍「(私達のチームは、数はともかく純粋な火力ではやはり地霊殿に劣る。
そして、一番古明地さとりと相性の良いメルランの体力が減って来ている事を考慮すると、
私達は遅行を連発するしかない……!!)」

厳重なマークを掻い潜りながら必殺シュートを撃った藍に加えて、
トリオプレイを多用しつつ積極的にミドルシュートも狙っていたメルランの疲労も考えて、
西行寺亡霊連合は前半以上の遅行を強いる。
これはやはり、地霊殿に対しては有効な手段ではあったのだが……
しかし、彼女たちがノーリスクで延々とボールを回し続けられる訳はない。

ルナサ「よし! ここはキープ力の高い橙にサイドチェンジを……」

勇儀「させないよ!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ、バチイイイッ!!

ルナサ「……し、しまった!!」

実況「ああ〜〜っと! 西行寺亡霊連合、後半10分で勇儀選手にボールを奪われてしまいました!」

536 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:33:55 ID:wrpXZILc
勇儀「…ったく、地上の奴らはなんだっけ、その……『ぱすわーく』とかいう妙ちくりんな技が好きだなァ。
私にはその技の良いところが皆目分からんよ」

ドドドドドドドッ!!

バケバケD「バケぇッ!?」

西行寺亡霊連合の中盤ではボールキープ力に劣るルナサが勇儀にボールを奪われると、
勇儀は機嫌を良くしてそのまま彼女の守っていた左サイド際を強引に突破していく。
SBのバケバケDを抜き去った後、勇儀はそのまま自慢の右脚を勢いよく振り上げた。

勇儀「さあ、魅せてあげるよ……鬼の真骨頂をね!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

中西「く、来るで!?」

幽々子「ん〜、ダイレクトじゃなくてミドルで来るのね。 私も、ブロックはあんまし得意じゃないのに〜」

前半戦キックオフ時に恐ろしい威力を見せた星熊勇儀の右脚の行先を、
西行寺亡霊連合のメンバーは、観客席の人妖は固唾を呑んで見守っていた。
すると……多くの予想に反して、その右脚は奇妙な動きを見せたのである。

勇儀「――これが私の編み出したオリジナル技……!」

グルンッ!

リリカ「へ、へぇっ……!? け、蹴りそこない……!?(な訳ないよね。 じゃあ、これは一体……!?)」

537 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/30(土) 21:35:47 ID:wrpXZILc
勇儀の右脚はボールを捉えながらも……それを蹴りださずに空を切ったのである。
そして彼女はそのまま左脚を軸にグルリと横に一回転をして見せて……!

グォオオオンッ!
   ――――ボォオオオオオオオオオオオオ………オン!!


勇儀「力業――『大江山嵐』だァァアア!」」

先着3名様で、
★勇儀→大江山嵐 61 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★バケバケB→ブロック 41 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 (! card)+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★中西→パンチング 56 (! card)+(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(リリカがフォロー)(中西がフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみに)(地霊殿のコーナーキック)(リリカがフォロー)
≦−2→西行寺ボールに。
【補足・補正・備考】
勇儀の大江山嵐には吹飛係数2があります。
幽々子のマークがダイヤで「桜吹雪地獄」(+8、250消費)が発動します。
幽々子のマークがハートで「西行桜吹雪」(+4、100消費)が発動します。
中西のマークがダイヤで「つっぱりディフェンス」(+3)が発動します。

538 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=★

539 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:37:08 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( ダイヤK )+( 1 + 2 )=★

540 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:38:19 ID:???
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)=★

541 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:18 ID:???
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=★

542 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 21:39:23 ID:???
★中西→パンチング 56 ( スペードQ )+( 6 + 4 )=★

543 :森崎名無しさん:2014/08/30(土) 22:04:51 ID:???
これが鬼の引きか・・・!なんてやつだ・・・!

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:27:44 ID:uAgV7dBs
★勇儀→大江山嵐 61 ( スペード7 )+( 5 + 6 )=72★
★バケバケB→ブロック 41 ( ハートK )+( 4 + 5 )+(人数補正+1)=51*吹き飛び!
 幽々子→ブロック 51 ( ハート9 )+( 6 + 1 )+(人数補正+1)+(西行桜吹雪+4)=63★*吹き飛び!
★中西→パンチング 56 ( ハート3 )+( 1 + 3 )=60★*吹き飛び!
≧2→勇儀の大江山嵐が西行寺ゴールを吹き飛ばす!

バギュルルルルッ! ドガドガドガッ!!

回転を加えて放たれた勇儀のシュートは、間違いなく今大会屈指クラスの破壊力を秘めながら、
ブロックに出たバケバケに幽々子、そして果敢にパンチングに向かった中西までをも
まるで風に飛ばされる紙屑かのように易々と吹き飛ばし――。

ズガバギドゴオオオオオオオオオッ! ――バアン!!
 ……ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

ネットだけでなく、ポストやバーを含んだゴールそのものごと、フェンスに叩き付ける。
ボールは当然にその圧力に耐え切れず爆弾のように破裂して、
やがて審判が思い出したかのようにホイッスルを吹くまでは静寂が広がっていた。

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 1 西行寺亡霊連合

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:28:49 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:29:52 ID:uAgV7dBs
実況「き、決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ルッ!? 後半12分で星熊勇儀選手が、
二点目を豪快にうちはなった〜〜! 「大江山嵐」と呼ばれたその怪物シュートは、
まるで竜巻のようにその半身を巻き込み威力を増幅して蹴りぬくという、
何とも常識外れの発想によるもの! これが『旧地獄ボンバー』の真の実力だというのか〜!?」

幽々子「……うーん、これは少しマズいかしらね」

中西「はぁ、はぁ……せやな。 お嬢はんにはそろそろ、前に上がってもらう必要があるかもしれへん」

幽々子「まぁ、私は別に負けても美しい試合が出来ればそれで良いんだけど。
だからと言って手を抜くと紫や藍や……それと妖夢にも怒られちゃうからね。
それに―――、きっと私のシュートの方が、鬼さんのシュートよりも美しいと思うし」

中西「……それも、否定せェへん。 ただ、上がるタイミングはしっかり狙わなアカンで」

今しがた勇儀の恐るべきシュートを食らった西行寺亡霊連合のDF陣。
その中核を担う幽々子と中西の表情には恐怖は無い。彼女たちの精神は、死を経て既に老成しきっているからである。
そのために、彼女たちは虎視眈々と逆転の機会を狙う事が出来た。

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

―――そして、西行寺亡霊連合のチャンスは、後半24分に訪れた。
ボールを受けたルナサが、勇儀やパルスィのボールカットを鮮やかに抜く必殺のパス。
パスを磨いた彼女が編み出した新技・『スードストラディバリウス』によってボールは橙に渡り、
橙は再びそこでこいしと相対する事となるのだが……。

こいし「またやっちゃうよ〜、『無意識ダーティディフェンス』……って、アレ? 体が無意識に左右されて動かない〜〜〜!?」

橙「な、なんか良く分かんないけどラッキー!」

ダッ!

547 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:31:03 ID:uAgV7dBs
ここでこいしが自らの能力の短所を露呈する。
つまり彼女は、他者の無意識に介入して操作する事が出来る反面、自分自身の無意識について制御できず、
こうした風に身動きが取れない状態を作ってしまう可能性があるのだ。
そのために橙はここで、漸くバイタルエリアに切り込む事ができ……。

橙「(藍さまの式が私に教えてくれてる……!
ここで妖夢さんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が約35%。
メルランさんにグラウンダーのパスを出して決めてくれる確率が――約67%!
だったら妖夢さんには申し訳ないけど、ここはメルランさんに……!!)」

バコオオッ! ……ポムッ。

メルラン「はぁ、はぁ……うふふ〜! こ、これで私も……1点よ〜〜〜!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

さとり「(……ッ、まずい! この距離であの選手に全力を出されたら……!!)」

メルラン「いっけ〜〜、『ネオ・ファンタズム』〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

決定率の高いメルランに対してパスを送り、そのまま彼女にシュートを撃ってもらう。
このシュートもまた強力であるが、それでも、運が良ければキスメかさとりのどちらかが弾く可能性があった。
しかし、……運命の女神は、ひたすら嫌われ者達に対して冷酷だった。
さとりのパンチングは確実にメルランのシュートコースへと向かえていたが、それでもわずかに届かず。


――ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
  ……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 2 − 2 西行寺亡霊連合

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:32:09 ID:uAgV7dBs
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、勇儀、藍、メルラン

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙

549 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:33:17 ID:???
実況「再びゴ〜ル!! 次に点を決めたのは西行寺亡霊連合!
試合当初よりその性格も相まってガンガンシュートを撃ち続けていたメルラン選手が、
漸くここで得点を挙げる事に成功しました〜〜〜!!
これで後半終了間際に点差は再びゼロ、即ち同点に!
これはこの試合、ますますどうなるかわかりませ〜〜〜〜〜〜ん!!」

メルラン「はぁ、はぁ、はぁ……は、はっぴ〜〜……はひぃっ」

ルナサ「全く。 実力差も考えずに飛ばしすぎるから……」

さとり「勇儀さん。 貴女にばかり負担を押し付ける事になるのは非常に心苦しいのですが……」

勇儀「言わずもなが、さ。 ―――次のキックオフで、また点差を開ける」

妖夢「(全然、試合に入れていない……。 ―――全く、なんと滑稽な…)」

……ピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――全体で数えて6回目のキックオフは、そこからあまり時間を掛けずに始まった。
メルランは先の『ネオ・ファンタズム』を撃ち放ってその体力の殆どを消耗していたが、
彼女の他に適任の幽霊が居るかと言われるとそれは居らず、疲労のメルランに対する
選手交代が行われなかったためだ。

勇儀「さて……。 この試合もこれで決着と思えば名残惜しいが…終わりあるからこそ、浮世はかくも面白い。
ならば……やるしかないね!!」

          グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

550 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:34:29 ID:???
               ―――そして、シュートもそこから極めて迅速に行われた。
     何故なら、地霊殿サブタレイニアンローゼスの主砲は、……センターサークルからシュートを撃てるならば
                それだけで十分だと豪語する程に強大だったからである。

     勇儀「……私の体力だって無限じゃあない。 だから、ここで決めて終わりにしてあげるよ………一歩!!」

              ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……!!
     ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ………バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

           妖夢「(駄目…レベルが、違いすぎる。 私は、この場にいちゃいけないんだ……!)」

  藍「(ここは敢えてブロックに向かわない方が、効率的には優れているのかもしれん。
                 だが――ここで引いてしまっては再び点差を付けられる。
                 ならば私は……無為となっても守るしかないのか……!)」

                            勇儀「二歩……!!」

         バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
                 ビュウウウウウウウウウウウッ! ドゴォオオオオオッ!!
        ドドドドドドドドドドドド………! バギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

            幽々子「(この距離、この方向、この姿勢ならば……全力で行けば、あるいは……)」
             
        中西「(お嬢さんが本気の眼をしとる。 これなら……ひょっとしたら、止められるかもしれへん。
               そしてもしも止めたら―――ワイ等の勝ちが、グッと近くなる筈や)」

              勇儀「必ずや殺す、星熊の火炎――『四天王奥義・三歩必殺』…………!!」

                              カ   ッ!!


551 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:35:58 ID:???
                         ドゴオオオオオン! バギュウウウウッ!!ドッゴォ!
バリバリ!!   バリバ リ!!ドッゴォオオオ オオオオオオオオオオンッ!!
          ドゴォリバグギャ  グ           ギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
              グォォ    ォォォォ    ォォオオオオ!!!!!!!
                         リバリバリッ!ゴゴゴッ! グシャアアアアアアア!!!!!
バシュウウ         ウウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
    ュウウウウア!!! ャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
      ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオウウウウウ 
          グギャグギャドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
     ドドドドドドドドドドドドドド
         グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!
                  ボオオオオオオオオオオン!! チュドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!
                  ギャアアアアアアアアアアアアアッ! ギュウウウウウウウッ! ドゴオオオオオオオ!!
バシュウウ         ウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!バリバリ!!!  
                      ュウウウウウウウウウ       ウウウウウウウウウッ!!
             グギャグギャグギャグギギャァァァアッ!!

552 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:37:18 ID:???
―――古代より存在せし恐怖の象徴たる鬼。そして、その鬼達を纏め統率していた存在こそが鬼の四天王。
星熊勇儀は、間違いなくその四天王の一員であり、その称号は「力」。
力を最も貴ぶ種族において、「力の星熊」の名を勇儀が冠し続けて来れた理由は何か。
それは当然。 ――こと純粋な力においては、鬼の中であっても、彼女に並ぶ者が一人として居なかったからである。

妖夢「きゃ、きゃぁああああああっ!?」

藍「ぐ、ぐあああっ……!(やはり無為か。 しかし、これで幽々子様のブロックの手助けになれば……!)」

バケバケ「バケェーーーーーーーーーーっ!?」

故に、星熊勇儀のこの右脚に籠められた力学的エネルギーは、鬼の中においても最強。
それは同時に、この幻想郷においても最強の威力を持つという事を意味している。
もしもこれを止められるとすれば、幻想の範疇をも更に超越した存在のみ。

例えば―――顕界を超越せし冥府の底に済む、死を司る亡霊のような。

幽々子「――花に染む、心のいかで残りけん……!」

……パァアアアアアアアアアアアアアッ!!

勇儀「……ほーう?」

幽々子「……捨て果ててきと、思うわが身に。 ―――桜符・『桜吹雪地獄』!!」

バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!! ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ………!!

――果たして勇儀により放たれたシュートは、今やゴールでは無く、
幽々子の前方に表れた夥しいまでの桜色の帯に包まれ、その威力を殺されていた。
その完全に近い桜の開花は、生命の終焉を予感させる程に激しく吹き荒れて、鬼による純粋な破壊をせき止める。
『桜吹雪地獄』。見た者を死に誘う冥界の妖怪桜・西行妖の力を帯びた、幽々子による限界突破のブロックは、
藍達のブロックによる僅かな時間稼ぎによって、その力を最大にまで持っていく事に成功したのだ。

553 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:38:39 ID:???
バチイイイイッ……!! ポムッ……。

幽々子「はぁ〜。 ……お腹すいたわねぇ」

――凡そこの世の者では誰も止める事が出来ぬと思われていた勇儀のシュートは、
この世ならざる亡霊嬢の一撃により初めて防がれて、勇儀はいよいよ喜色満面に笑みを浮かべる。

勇儀「そうだ……それだよ! 私が求めていた戦いは! 全力を超えた全力同士による、
生死の境界を超えたキチガイ染みた殺しあい。 あはははっ、亡霊嬢、気に入ったぞ!」

幽々子「それはどうも。 だけど、今の私達は時間がないの。 ……符蝶「死蝶の舞」!」

スッ……クルンッ。 スパァアアアアアアアアアッ!!

そして大きく笑いその手に持つ杯の酒を呑みほした勇儀を、
オーバーラップした幽々子はドリブルで軽く突破し、そのボールをルナサに預ける。
後半戦も残り僅かの時間しかない。 
恐らくは最後になるであろうこの絶好の攻撃チャンスにおいて、
いよいよ西行寺亡霊連合の大将は拠点の城門を開き、敵陣の中央へと出陣していく。

幽々子「藍が橋姫に捕まったままだから。 だから、楔役は貴女にお任せするわね〜」

ルナサ「わかりました。 ……行くぞ、『スード・ストラディバリウス』!!」

グワアアアアッ、バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

ゾンビフェアリー「「「と、とれませーん!?」」」



554 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:41:32 ID:???
パルスィ「妬ましいわ……この期に及んで、私はアンタの進撃に蓋をする程度しか出来ないだなんてね」

藍「――だが、それは大事な技術と思うがね。 言ってしまえば、君が我々のかく乱に引っかからければ、
西行寺の1点目は無かったかもしれないのだから」

パルスィ「……私が、そんな安っぽい挑発に乗るとでも?」

藍「まさか。 ただ単に、妖夢も橙も、挙句の果てには幽々子様までもが全線へと向かったから、
ちょっと雑談をしようと思っただけだよ」

実況「さあ〜〜〜! 西行寺亡霊連合はCBの幽々子選手までもが大きくオーバーラップをして、
いよいよこの残された後半ロスタイムで3点目を決めようと全力で攻めあがります!
幽々子選手、高いボールに動きを合わせました!」

幽々子「願わくば、花の下にて春死なん……!」

バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

さとり「(来ます……。 あれが恐らく、西行寺幽々子の奥義――『西行寺無余回顧』……!
PA内の私でしたら、恐らくは五分五分でパンチングに向かえそうですが……『とめます』……!!)」

グッ…!

PA内まで大きく切り込んだ幽々子は、高い跳躍力を活かして誰もが追いついて来れない位置まで飛んだ。
その様子を見ていたさとりは、グッ、と強くその小さな拳を握りしめ、幽々子から発せられる恐ろしいシュートの行先を読み取った。
――そして、幽々子の心を読んださとりは。 自身の判断が間違いであった事を悟る。

さとり「何、ですって……!(何てこと。 西行寺幽々子の狙いは……シュートではない!
ここまで上がって来たにも関わらず、彼女はどこまでも冷静に―――)」

555 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:43:11 ID:???
幽々子「決めるわ……! ―――って思ってたけど、やっぱりや〜めた。 …妖夢っ!」

ポ〜ンッ! ポムッ、コロコロ……。

妖夢「―――へ? わ、私ですか。幽々子さま……!?」

さとり「(『PAの外』に居る半人前の剣士に『ポストプレイ』をするなんて……!?)」

幽々子「(ポストプレイによってフリーの状況ならば、妖夢の『未来永劫斬』でも、
あのGKと互角以上の勝負をする筈。 ここは決めて、妖夢の自信にしてほしいわね〜。
……私だって、あの子の事は信頼してるんだから。 それを教えてあげなくちゃ)」

幽々子は戦術面における有利と、最近の妖夢の自信喪失の解消の両取りを密かにめざし、
敢えて妖夢に向かってポストプレイを行った。
その結果、目立つ大技を持ち厄介な幽々子に注目を割いていた敵陣営は、思わず面喰い、
バイタルエリア内の妖夢に対峙するものは、古明地さとり一名しか存在しなかった。

妖夢「(決めなきゃ、決めなきゃ。 幽々子さまが繋いでくれたボールを……決めなきゃ……!)」

ドクンドクンと、心臓の脈が高鳴るのを妖夢は感じる。
走り続けた疲労が吹き飛び、世界が鮮明になったような錯覚がある。
目の前にはサッカーボール。 そのさらに先には余裕めいた表情が崩れた古明地さとり。
隣には何時も通りほんわかとしていながらも、何となく不安を感じさせる様子の主・西行寺幽々子。
妖夢はこの状況に、思わず棒立ちになってしまう。
妖夢がシュートを撃たない事に気付いた敵DFの黒谷ヤマメが、こちらに向かってくる。

妖夢「―――ぁ」

――そして、焦って見渡した観客席の中で目立つ、特徴的な兎耳。
その顔はイマイチ見えないが、ハラハラした表情で、必死に自分を応援してくれている少女。

妖夢「(れい、せん……! 私、私、今……!)」

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:44:23 ID:???
かつて自分と並び立ち、そして今は自分の遥か先を歩く鈴仙を見て、
妖夢の心からはパニックは消え。自然と悲壮な覚悟が溢れて来る。

妖夢「(ここで決められなかったら、私はまた、鈴仙から遠く離れてしまう。
折角友達になれたのに―――おいてけぼりになって、鈴仙にも迷惑をかけてしまう。
幽々子さまに失望されるのも勿論嫌だけど……それは、もっと……いやだ!)」

グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「あ〜〜っと! ここでボールを受け取った妖夢選手が、バイタルエリアでその右脚を大きく振り上げました!!
これは恐らく『未来永劫斬』の構え! 威力では先の『待宵反射衛星斬』に劣りますが、
今は幽々子選手のプレーにより妖夢選手はフリー!
そして、さとり選手が全力を出せないPAの外!!
更に試合時間は残り少なく、ここでゴールとなれば試合終了の笛の鳴る可能性も!!
妖夢選手、この試合最後にして最大のチャンスをどう生かし切るか〜〜〜〜〜!?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

妖夢にはもはや、実況や観客の声など聞こえていなかった。聞こえるのは自分の心音だけだった。
何時もの練習のように。 妖夢は静かにその右脚を振り下ろし……そのボールを蹴りぬいた。

妖夢「……この、『未来永劫斬』で。 斬れないものは――――あんまりないッ!!」

バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイイン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

さとり「(……!? 凄い勢い……! これもまた、彼女の精神が成せる技と言うの……!?)」

本来ならば、恐らくは鈴仙の「マインドシェイカー」に並ぶ程度の威力しかないであろう妖夢のシュート。
しかしさとりは、妖夢の渾身の一撃に対し動く事が出来なかった。
それだけに、妖夢がこのシュートに賭けた思いは強かったのだ。
果たして、ボールはさとりが取れぬゴール左隅に向けて勢いよく飛んで行く。

557 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:46:39 ID:???
妖夢「(やった……GKを抜いた! これで―――これで! 私達が1点リードだ!
私は……不格好でも、勝てるんだ……! そして、鈴仙にも……追いつ――」

ガイイイイイイイイイイイイン!!

妖夢「け……?」

ボールがネットに突き刺さる音の代わりに、鈍い音が聞こえたことを、
妖夢は信じたくなかった。幽々子や皆の力を借りたとはいえ、
自分が貴重なゴールを決めたのだという幻想に浸っていたかった。

実況「お〜〜っと、これはゴールポストだ!! 妖夢選手、折角の得点チャンスでしたが…!
どうやら力んで狙いを絞り過ぎたのでしょうか!?

――ゴールポストへの衝突。妖夢はとうとう、この土壇場において最もしてはいけぬミスを犯してしまった。

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 00:52:42 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>528
今の妖夢に松岡監督が来たら、大変な事になりますね…うつ的な意味で。
>>529
多分妖夢には、最近の鈴仙の良いところばかりが見えているのでしょう。
他人のフェイズブックを見るとみんなリアルが充実してそうで嫌になる現象的な感じです。
>>543
正直ここもヘタれたらどうしようかと思っていました(汗)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


559 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 00:58:35 ID:???
乙です
「私はつかさでもウサギDでもない! 貴様を倒すものだ」
だったら面白かった

ポスト……妖夢さんドン底…よし、分霊のねじ込みだ!

560 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 01:24:11 ID:???
乙でした
データを得られたのはいいが、選択で妖夢を励ませなかったのが残念だったな
いい結果ならんだろうが顔は合わせとこうか。せめて次に繋がる過程を踏んどかないと

561 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:00:57 ID:???
ガレリ「よく見ろ、地獄に行ってもこんな面白いポストは見られんぞ
    これでゴールだなどとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」
ポスト(ブルノ)「壁はいらんどけろ」
アルガス「家畜に神はいない!」

妖夢「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」

562 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 11:04:40 ID:???
ブルノに止められるとは・・・

563 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 13:28:08 ID:???
妖夢「急にボールが来たので…」

564 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:17:43 ID:???
こんにちは。今日は夜更新できなさそうなので今少し更新します。
>>560
乙ありがとうございます。
試合前の判定でクラブを出してしまったのはちょっと痛かったですね。
結構色々こじれてしまいましたが、それでも手を尽くすのは無駄にはならないと思います。
>>561
無判定でちょっと可哀想ですが、いつか報われると思います…
>>562
ブルノさんはお笑いGKですが実力も無いことはないので、
妖夢の引きがちょっとヘタれたら、ブルノさんでもガチで十分対処可能です。
>>563
決めようと思いすぎたのが敗因…かもしれません。

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:19:03 ID:???
妖夢「そんな……そんな……!」

幽々子「(…………)――嘆いている暇は無いわ、妖夢。 ……急いで戻りましょう!」

そして、妖夢にとっての悪夢はまだ終わってはいなかった。
弾かれたボールは運の悪い事に、味方では無く右SHのお燐の足元へと転がり。

お燐「よっしゃ〜! 地上の猫もアシスト決めてたし、ここはあたいも張り切っちゃうよ〜!!」

タッ……!

実況「ボールをフォローしたのは……お燐選手!
相方の空選手へとボールを運ぶため、彼女お得意のサイド際を車のように激走していきます!」

藍「ま、まずいっ……! 早く急がねば!」

パルスィ「タックルに向かう気ね。 それは良いけど……もし妬ましくも貴女に渡ったならば。
死んでも奪い返させて貰うわ……!!」

藍「ぐっ……(しかし、彼女といい他のメンバーといい、地霊殿チームの勝利への意気込みは予想以上に高い。
彼女たちを突き動かしている『何か』があるのだろうか……?)」

ルナサ「(メルランが消耗しすぎていて、合体タックルには行けない。 ならば……)藍殿、助力します!!」

タッ、ズッザアアアアアアアアアアアアッ!!

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:20:03 ID:uAgV7dBs

実況「藍選手とルナサ選手、お燐選手を止めるべくタックルに向かった〜!!」

先着2名様で、

★お燐→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(サイドアタック+2)=★
★藍→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パルスィがフォロー)(ゾンビ妖精Eがフォロー)(バケバケEがフォローし、試合終了)
≦−2→西行寺ボールになり、試合終了!

【補足・補正・備考】
お燐のマークがダイヤの時、「ランダムキャットウォーク(+5)」が発動します。
お燐のマークがハートの時、「キャットウォーク(+3)」が発動します。
藍のマークがダイヤ・ハートの時、「ユーニラタルコンタクト(+2)」が発動します。

567 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:12 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)=★

568 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:22:55 ID:???
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

569 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:26:09 ID:???
判定とは関係ないですが、お燐のスペカ名を勘違いしていたので訂正します。
×キャットウォーク→○キャッツウォーク
×ランダムキャットウォーク→○キャットランダムウォーク
で、今後は行きたいと思います。(補正や技の内容などは従来と一緒です)
大変失礼いたしました。


570 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:29:39 ID:???
幽々子が上がっているからゴール前の制空権もなくなってる…まさに地獄…

571 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 16:43:34 ID:???
でも負けるべくして負けたような・・・
西行寺のゴールは全てイベントだったし

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:50:18 ID:???
★お燐→ドリブル 49 ( ハートJ )( 5 + 6 )+(サイドアタック+2)+(キャッツウォーク+3)=65★
★藍→タックル 49 ( クラブ4 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=56
 ルナサ→タックル 45 ( ダイヤ3 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=56★
≧2→ お燐、突破成功! そして空にボールが渡り…!?

お燐「それそれっ、『キャッツウォーク』だよ〜〜!!」

バッ! クルンッ! スタッ!

藍「な、なにっ……!?(ボールを持ったまま、空中で一回転だと……! しかもサイド際で。
悔しいが、ことサイド際での突破力にかけては、彼女は橙をも上回ると評価せざるを得ないな……)」

ルナサ「くっ……(パスのみを磨いた弊害が、ここに来たか……! リリカ、後は任せた……!)」

実況「お燐選手、旧地獄の灼熱地獄跡で鍛えたバランス感覚を生かした素晴らしいドリブルで、
藍選手とルナサ選手の二名をきりきり舞いに! そのままグイグイと敵陣に切り込んでいきます!」

リリカ「そ、そうはさせないもん! 私のタックルを食らいなさい!」

お燐「んー、さっきは運よく突破出来たけど……ここはパスでっ。 ……お空、一旦預けるよ!」

バコッ……

リリカ「ふへっ? あ、アンタパスもできんの!?」

お燐「まぁ、ドリブル程じゃないけど、嗜む程度にはね〜。
……っていうか、ドリブルで切り込むだけがサイドアタックじゃないし」

リリカ「た、たしかに……(――って、アレ? これってひょっとしなくてもヤバイんじゃ……?)」

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:51:46 ID:???

藍とルナサをドリブルで突破したお燐は、タックルにかけては藍をも上回る実力を持つリリカを無理に抜こうとせずに、
空とのワンツーを挟んで突破を図った。
空のパス力は、サイド際にて輝くお燐のパスと比べては稚拙ではあったが決して低くはない。
つまり、パスカットについては最低限程度しか磨いていなかったリリカには既に勝ち目の薄い勝負だった。
そして……。

お燐「ようし、さっきの亡霊のお姉さんはまだ戻り切っていないし……空ッ!
一番最後においしいとこ持っていきな!!」

バコオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

空「ありがとう! えーと……お、お……お燐!」

ッ……バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
    ――バコオオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「あ〜〜〜〜〜〜っと!! ここでとうとうお空選手にボールが上がってしまった〜〜!!
ブロックに行けるのは名無しのバケバケ選手のみで、実質的にこのシュートを止めうるのは、
GKの中西太一選手のみ! これが決まってしまえば、西行寺亡霊連合はまさに天国から地獄!
そして地霊殿サブタレイニアンローゼスは地獄から光を掴む結果となりますが……!?」

中西「(ちぃいっ……! こんなところでワイは、まだまだ成仏できんのや……!
森崎有三。 アイツの首を狩り落とすまでは……!!)―――う、うぉおおおおっ!!」

バアアーーーッ!!

            ―――グワアッシャアアアアアアアアアアアアアン!!

空はヘディングに、中西はパンチングに飛んだ。
核の炎を纏った空と、怨念を纏った中西は、空中で暫しの間衝突し―――。

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:52:56 ID:???
空「(さとり様や、地底の皆の為にも……私は、負ける訳にはいかないっ……!!)」

ゴオオオオオオオオオオオオッ!!

中西「な、なんや……急に、推進力を増し、て――――アァアアアアアアアアアアアアッ!!」

   ―――ドオオオオオオオオオオオオオン!! ズバァアアアアアアアッ!!

      ………ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 
      ピッ、ピッ、……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

地霊殿サブタレイニアンローゼス 3 − 2 西行寺亡霊連合   試合終了!!

575 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:54:12 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生
2ゴール 射命丸、勇儀
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、藍、メルラン、空

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト 小悪魔
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 16:57:55 ID:???
――と、いったところで一旦ここまで。
出来れば夜にも更新したいですが、厳しいかもです。
>>570
ここでポストるとは幽々子さまも予測できなかったのでしょう…多分。
>>571
NPC戦の勝敗については、先にこちらで大まかに決めております。
その上で、判定次第でひっくり返り得る…という感じですね。
どっちを勝たせるつもりだったかは、敢えて秘密としておきます。

それでは、一旦失礼いたします。

577 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:48:48 ID:???
こんばんは、もう少しだけ更新します。
――――――――――――――――――――

実況「お〜〜〜っと! ここで空選手が『核反応制御不能ヘッド』でゴールを決めると同時に、試合終了の笛が鳴りました!
西行寺亡霊連合対地霊殿サブタレイニアンローゼスの試合はまさに、予選リーグとは思えぬ程の激戦!
蓋を開けてみれば2−3と地霊殿側の勝利に終わりましたが、本当にどちらが勝ってもおかしくない!
まさに、そんな試合だったと言えましょう!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「勇儀姐さーん! あんたに惚れましたー!」「さとり様ってかわいいー!!」「ゆゆさまー!」
「ルナサさーん!」「いやー、冥界チームも惜しかったなー」「あそこでポストが無ければな……」

妖夢「私のせいで……! 私が、決められなかったせいで……! 私は、どうすれば良いの……!?」

幽々子「――過去の事を掘り返しても意味がないわ妖夢。 まぁそれに、私だって生きてた頃の記憶が無いわけだし〜」

妖夢「すみません、幽々子様……!(これまで、独りでなんとかしなきゃって思ってたけど。
幽々子様。 やっぱり私は、道を示してほしいです……!
―――でも、そんな事言ったら幽々子様に失望されてしまうから……言えないよ……!)」

幽々子「(う〜ん。 おどけてみせたのは失敗だったかしら。
暢気で居つつも必要な情報を提供しなくてはならないのだから、村人Aも大変ねぇ……)」

敗北した西行寺亡霊連合の中では、やはりというべきか……。
自身の攻撃ミスにより勝利を敗北に変えてしまったという責任を感じている妖夢は、
まるでこの世の終わりであるかのようにがっくりを肩を落とし、
遠目から不安げに見守る鈴仙にも読み取れる程に大きなネガティブオーラを発している。

578 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:50:00 ID:???
さとり「(……今日の勝利はまさしく偶然。 今の私達には力が――いえ、力は足りてるかもしれないけど。
それでも、まだまだ足りない物がある。 それがなくては、地底はいつまでもこのまま……!)」

お燐「(やっぱり、中盤が物足りないねぇ。 橋姫さんはある意味強力だけど、
あたい共々トップ下やボランチってガラじゃないし。 「あいつ」は、一体どうすんのかねぇ)」

勇儀「なんだいお前ら、折角勝ったのに陰気な顔してるじゃないかい。
今日は我々の初勝利を祝う、絶好の宴会日和じゃないか!
色々と思うところもあるのも分かるが、呑んで叫べば全部スッキリするさ!」

こいし「世の中の人がみ〜んな勇儀さんみたいだったらラクなのにねぇ……」

勇儀「おっ、褒めてくれてるのかい古明地のご令嬢よ! ハハハ、今日は朝まで一緒に飲もうぞ!」

こいし「やばっ、セリフの最後に(無意識)って付けるの忘れてた!」(無意識)

ヤマメ「(そんなにラクチンな能力だったのか……)」

――そして、勝利した地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーもまた、
完全なお祭りモードという訳では無かった。
それは、彼女たちの勝利はあくまでもマグレであり、理想の実現の為には、
まだまだ足りない物があると、無意識の中にも認識出来ていた為である。
……最も、それを認識した上で、辛さでは無く克己の楽しさを見出している鬼も居たのではあるが。

579 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:57:42 ID:???
鈴仙「(どうしよう、妖夢が今にも倒れそうな目つきで歩いているけれど…!
今、私はそんな妖夢の所に行ってあげるべきなの?
行ってあげたとして、私は妖夢に何ていってあげるべきなの?
そして、それで―――妖夢は、立ち直れる事が出来るの……!?)」

試合の感想を口々に語り合うウサギ達の声が聞き取れない程に、
鈴仙の心もまた、今や穏やかではなかった。
あの純粋で生真面目で、誰よりも自分自身に対して厳しすぎる妖夢が、
この試合の結果を前向きに受け取れる筈がない。
しかし、今の自分が果たして、そんな妖夢をどうする事が出来るのかが分からない。

妖夢を助けてあげたい。しかし、そう思う事自体がおこがましいのではないか。
そうせめぎ合う二つの想いに苦しむ中、鈴仙の心を更に掻き立てる出来事が起きる。

スッ…

男「俺が見た地獄は、こんなもんじゃない……」

鈴仙「―――!?」

ボソボソと、要領の得ない事を口走る白髪の男。
まだ若いであろうにすっかりと老け込んだ、やつれた顔立ちからは鋭い眼光。
そしてそこから漂う異常なまでの負の波長に、鈴仙は思わず妖夢に対する思考を一時中断させてしまう程である。
そんな男が、鈴仙の前をまるで幽鬼のように横切って――地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へと歩いて行った。

鈴仙「(えっ、えっ……! 今の人……何!? まるで生きてるのに幽霊みたいな……!)」

――それはある意味、妖夢よりも興味深い存在であるかのように見えた。
それほどに、かの男が放つ存在感が尋常では無かったからである。

鈴仙「(――どうしよ。 あの男の様子も気になるけれど……!
やっぱり、私は妖夢の所に行ってあげたい……ああ、でも、それで私は妖夢に何を……!?)」

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 22:59:15 ID:uAgV7dBs

大切な友人の様子に、地獄の臭いを感じる男に。
鈴仙の思考はかき乱されるのであるが―――やはり、鈴仙の体はひとつしかない。
自分は今、西行寺亡霊連合の控室に向かって、とにかくも妖夢の元へと駆け寄るべきか。
それとも、地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室に向かって、忽然と現れた謎の男の正体を見極めるべきか。
鈴仙は必死に考えた結果―――。

A:西行寺亡霊連合の控室へ向かい、妖夢の元へ行ってあげる。
B:地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へ向かい、謎の男の正体を突き止める。
C:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

581 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:01:05 ID:b2J4VM2U
A

582 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:03:48 ID:gsYKYlZM
B

583 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:05:11 ID:4uLuZUZQ
B

584 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:05:18 ID:Zb2vr32o
A

585 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/31(日) 23:22:42 ID:???
Bが選ばれた!…と、いったところで長くなりそうなので、今日の更新はここまでにします。
皆様、本日もお疲れ様でした。


586 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:29:14 ID:???
乙です
妖夢……次の行動は妖夢、そのつぎつかさ、妹紅と言った感じがいいかな
妖夢が一回で立ち直るか分からないけど

587 :森崎名無しさん:2014/08/31(日) 23:30:21 ID:???
ようこそ ヤグルマのもり へ

588 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 00:03:12 ID:???
Bを選んだ理由ってなんだろう?

A:地獄を見たという人物から、妖夢を立ち直せるためのヒントが得られるかもしれないから
B:妖夢も気になるが、単純に男に興味を引かれた
C:個人的には妖夢のところに行きたいが、チームの一員として次対戦するチームの情報収集を選んだ
D;特に妖夢を立ち直す必要性を感じない
E:その他

589 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 02:26:44 ID:???
E
妖夢がよりドツボにはまったり他チームに消えたりするのを防ぐため

590 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 02:46:23 ID:???
このアンケート全部妖夢のことばかりかいてあるな

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:07:55 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>586
乙ありがとうございます。妖夢は結構行くところまで行ってしまいましたね……。
それでも妖夢を構ってみるか、見切りをつけて身近な仲間を構うか。
色々な選択肢があると思いますが、どれを選んでも最終的には損にならないようにしたいと思っています。
>>587
ネタバレ:矢車さんは出てきます
>>588-590
妖夢を取るか、突然現れた謎の男を取るかは結構難しい選択肢だったと思います。
これについてはどちらがハズレ、という事はなく、イベントの描写の濃淡に影響するかな……と
思っています。

更新の前に、守矢チームとか神子チームとかの得点がランキングに反映されていない事に気付いたので、
次の通り修正します。

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子
2ゴール 射命丸、勇儀、早苗、神奈子、ピエール
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗
2スト 小悪魔、ピエール
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子



592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:10:02 ID:???
B:地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へ向かい、謎の男の正体を突き止める。

鈴仙「(……大丈夫よ。 妖夢の所には幽々子さんも居る。
あの人もあの人で、師匠みたいに底の見えない人だけど、師匠よりは優しそうだし……きっと、大丈夫よね……?)」

――本当は、幽々子の放任主義的な方針が、妖夢の不安を更に加速させているという事実もあるのだが…。
そんな事情は全く知らない鈴仙は、ここは謎の男の追跡に向かうが吉と判断し、
地霊殿サブタレイニアンローゼスの控室へとひっそりと忍びよる。

鈴仙「そ〜っ……」

とはいえ、比較的友人や知人の多かった西行寺亡霊連合とは違い、
地霊殿サブタレイニアンローゼスには精々お燐くらいしか親しいと呼べる者は存在しない。
だからこそ、鈴仙はその男が控室の扉を開く中、波長を操り気配を殺しつつ、
その会話をこっそり盗み聞きする事にする。
――そして、鈴仙の聞く限り。 控室では、こんな会話がなされていた。

さとり「何故、貴方がここに……?」

男「笑いに来た。 地べたを這いずり回って、必死に光を掴もうともがくお前たちをな。
そして……忠告しに来た。 どうせお前たちには、その光を一生見る事ができないと」

暗い表情をした白髪の男は、絞り出すようにしてその言葉を紡ぐ。

お燐「……今まで散々引き籠っておいて、それでわざわざお説教? そりゃあ流石に無いと思うんだけどなぁ〜」

空「そ、そうだよ! 何言ってるかよくわかんないけど、さとり様の夢を……!
――地底と地上とのロンドン橋を作るっていう夢をバカにするんだったら、私だって容赦しないよ!!」

こいし「ロンドン橋は落ちそうだからダメだよ、おくう……。 普通の架け橋で我慢しよ」

593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:15:05 ID:???

そして見る限り。その男は、さとりを除いた地霊殿のメンバーにとっては、あまり歓迎されない客人であるように思える。
特にお燐に至っては、楽しげな口調は崩さないまでも、
普段通りの能面のような笑顔を捨てて、明らかな侮蔑と憐憫の情が籠った表情で彼を睨んでいる。

勇儀「おいおい、私はこんなヤツ見たこともないよ?
まぁそこそこ強そうなガタイをしてるから腕は確かろうが……。
なぁ古明地、そいつの瞳はサッカー始める前までのお前みたいだ。
―――ひょっとして、秘蔵の妹に加えて、実は兄弟まで居たとか。 そんな感じかい?」

その中で、明らかに空気を読めていない――いや、読もうとしなかったのは勇儀だった。
彼女は普段と全く一緒のカラッとした口調で、
楽しげにづかづかと地霊殿の内情に対して、土足で足を踏み入れていく。

こいし「ちょっとのーきん、アンタにはかんけー……」

勇儀のこの無遠慮な態度に、日ごろから勇儀の事を陰で脳筋扱いしているこいしは、
(ちなみに勇儀本人は『脳筋』を褒め言葉だと思っている)思わず怒り心頭に口を挟むのだが……。

さとり「……そうです。 彼は私の弟です」

こいし「ふあっ!?」

さとりは敢えて、その誤解を招く表現を言い切ってしまう。
その上に、そう言い切った時のさとりの表情は凛。
かつて皆の嫌われ者として畏怖され蔑まれた時のような、陰湿な目では無い。
紅魔の吸血鬼を想起させられるような、幼いながらも鋭いカリスマの籠った瞳に、
一同は一瞬、その男が本当にさとりの弟であるのかと錯覚してしまう程であったが……。

594 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:18:31 ID:???
男「……そいつが勝手にそう言っているだけだ。 俺は地獄の闇から生まれた存在……」

もっとも、その男が真っ先にその言葉を否定してしまうため。
そして、側近でもあるペットのお燐と空という事情を知る人物が居る為に、さとりの言葉は曲解をされずに済む。

パルスィ「何か、事情がありそうね……」

ヤマメ「そうだねぇ。 酒の肴になりそうだ、折角だから私らにも話しとくれよさとり様!」

キスメ「……ごくり」(←気になっている表情)

さとり「――それでも、私達に事情があるのは間違いない。 そうでしょう?」

男「………」

とはいえ、さとりが自ら言ったように、彼女と男には何らかの事情があるだろう事には変わりない。
それも、勇儀やパルスィのような部外者には、まるで聞いた事のないような。
しかし、それを今すぐこの場で聞き出すには時間と行間があまりにも無さすぎる。

さとり「……詳しい事情は、貴女がたにもお話しします。
貴女方も、私にとっては掛けがえの無い、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーなのですから……。
――ですが、丁度ここに『彼』が来てくれたのです。
私がそれを語るには、『彼』が私の願いを聞き届けてくれた後の話。 ……つまり」

さとりは、ここで話を切り。 目線を真っ直ぐにその白髪の男へと合わせる。
空はもちろん、お燐よりも背の低いさとりがその男――平均的な成人男性程の背丈だ――と目線を合わせるとなると、
さとりは首を大きく天へ傾けなくてはならず、彼女のその必死で切実な表情は余計に幼びても見える。
さとりは意志の帯びた昏い瞳を潤ませながら、男にこう嘆願した。


さとり「どうか、次の永遠亭ルナティックスの試合では、貴方の力を貸して欲しいのです。 ―――矢車君」

595 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:23:42 ID:???
松山じゃねえ!本物の地獄兄弟の人が出てきた!

596 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:25:24 ID:???
影山がいそうにないところを見ると影山を殺した後の兄貴かな?


597 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:25:35 ID:HoOBlUd+
*****

鈴仙「……地霊殿サブタレイニアンローゼスに……助っ人の外来人!?」

彼女たちの会話に聞き耳を立てていた鈴仙は、思いがけぬ新情報に驚く。
現状で、星熊勇儀と霊烏路空という幻想郷でもトップクラスの火力を有し、
古明地さとりやその妹のこいしのように、癖こそあるがその水準は一流に届き得る好選手。
加えて、お燐を始めとする小粒ながらも強力な選手が並み居る地霊殿は……。
―――その実、今日の試合でも尚全力では無かったという事実に。

鈴仙「(ただ、今日の試合に出てない訳だし、どうもさとりさん以外のチームメイトとは折り合いが悪かったり、
そもそも存在すら知らなかった人が居るくらいだから、何か欠点とかはあると思うんだけど……)」

この情報は、間違いなくチームにとっての利益となる。 永遠亭ルナティックスのメンバーはもちろん、
他のライバルチームだって知りえないかも知れぬ情報を、今、ここで鈴仙が掴んでしまったのだから。

鈴仙「(……どうしよう、もうちょっと大胆に聞き耳を立ててみるべきかしら?
――うまくいけば、その矢車っていう人の選手の特徴やら弱点やらが分かるかもしれないし。
ただ失敗したら、お燐とかさとりさんとかの印象が悪くなったり、あのこわ〜い鬼とかにブン投げられそうで
怖くはあるんだけども……どうしよう?)」

しかし同時に、そこまで厳重な情報を知ってしまった部外者は、その口を封じられる事も常である。
更なる情報を得るか、今得た情報で満足するか。鈴仙は思い悩んだ結果……。

A:もうちょっと残って聞き耳を立てる!
B:いや、更に『赤月下(インフレアドムーン)』を使って透明になって、そのまま部屋に侵入だ!
C:いやいや、やっぱり帰ろう。 これだけでも師匠や姫様はきっと褒めてくれる……ハズ。
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*Aは中リスク中リターン、Bはハイリスクハイリターン、Cはノ−リスクローリターン(今得た情報分のみ)の選択になります。

598 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:26:41 ID:???
なにぃ!? 完全に松山君だと思っていたのに!

599 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:28:36 ID:dVuX7eXQ
A

600 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:06 ID:KB9t5x+6
出したということはカブト見たの?
D太陽のあるであろう天を指さしながら堂々と入室

601 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:12 ID:lwNWQUx+
A

602 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:16 ID:DaNYet+2
C

603 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:29:44 ID:/g1IoWr+


604 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:30:00 ID:ZdrYTghk
D 「間違いない……きっと義兄さんだわ!」
問題を複雑にする

605 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:32:22 ID:???
一緒にラーメンでも食えば兄弟になれると思う

606 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:41:12 ID:HoOBlUd+
A:もうちょっと残って聞き耳を立てる!

鈴仙「(いやいや……! ここでみすみす帰っちゃったら、
中途半端な情報で皆を混乱させちゃうかもしれないじゃない!)」

まだだ。 まだこの情報は完璧では無い。
何故なら、まだその矢車という男の選手としての特徴はおろか、その素性すら分かっていないのだから。
鈴仙はそう自分に言い聞かせて、隠密の状態を維持できるよう波長を操作し、漏れ聞こえる会話を必死に掴み取る。
そうして聞こえてきた話の内容は……

先着1名様で、

★地獄の姉弟?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ→ハート+矢車という男が地霊殿に隠されていた経緯について。
ハート→矢車という男の選手としての適性について。
スペード→お燐「ちょっと待ってよ! あたいはこいつの参加を認めない!」鈴仙「(口喧嘩が喧しくて、良く分かんないわね…)」
クラブ→さとり「――待ってください。 ……この会話を、盗み聞きしている者が居る」鈴仙「(や、やばっ!?)」
クラブA→クラブ+勇儀「ぐ、ぐあああっ…! 持病の『ウサギさんを腹パンしたくなる症候群』の発作が……!」鈴仙「」

607 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:41:45 ID:???
★地獄の姉弟?→ ダイヤ2

608 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:43:02 ID:???
影山はどうしたのかな?
白夜見に行った後なのかしら

609 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:44:31 ID:???
クラブAでネネちゃん思い出したw

610 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:50:08 ID:???
そりゃさとりが潰れたときにスタンバイしてるっしょ。
その内松山も剣もくるさ。

611 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:53:57 ID:???
それ地底じゃなくてふらのじゃないですかね?

612 :森崎名無しさん:2014/09/01(月) 23:56:57 ID:???
判定次第で四男(ディエンド)が出てきてメンバーが大変なことになりそう

613 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/01(月) 23:59:32 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしたいと思います。
ダイヤが出たので早々にネタバレしちゃいますが、実は彼は本物の矢車さんではありません。
詳しくはまた明日の更新で書きますが、大体予想のつく展開になるかと思います(汗)
(元ネタファンの方にとっては肩すかしを食らったり、もしかしたら不快感を抱かれたかもしれません。
 その方々には申し訳ございませんが、少しでも説得力があるよう描写していきたいですのでご了承ください)

>影山について
元々存在しないです。 偶々、誰か似た男が矢車という偽名を使っているだけですから。
>>600
カブトについては描写と一連のストーリーを考える為、少しではありますが視聴しました。
リアルタイムで見なかった事が、今更ながら悔やまれます。
>>609
ネネちゃんリスペクトですねw
ムリヤリこじつけたような病名が出て来るのもク○しんリスペクトですw

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

614 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 00:01:28 ID:???
乙です
そういや白髪とか言ってたもんね・・・俺が馬鹿だった

615 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 12:28:51 ID:???
矢車(松山) 影山(慈円手入) 剣(乱費怨) 海東(岬犬)
つまりこういうことか

616 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 21:55:43 ID:???
鬼もいることからJOKER引くと
響鬼勢+地獄兄弟(海東)+松山というチームになる
・・・響鬼と地獄兄弟ってベクトルが真逆だな

617 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 22:45:19 ID:???
ネネちゃん・・・初期の頃はヒロインしてたのに・・・
矢車兄貴も初期からの変貌がすさまじい人・・・いや、別人に近いか

618 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:39:16 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>614
乙ありがとうございます。
そこを読み取っていただけたのならうれしいです。
>>615
そんな感じに近いですが、影山以下は多分出てきませんw
>>616
矢車さんは半分キャプ森定番キャラ(?)かなぁ…と思って名前を出しましたが、
多分JOKERを出しても精々が私がギリわかる範囲の影山レベルですね。
JOKERの場合は、既存のキャラがより掘り下げられる形となっていました。
>>617
クレ○ん初期って岡本夏生がヒロインって思ってました(爆)
時代も変わりましたねぇ……
矢車さんは、最初はチームの調和を第一に考えてたという辺りも誰かを思い起こさせますね。

619 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:40:48 ID:???
★地獄の姉弟?→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→ハート+矢車という男が地霊殿に隠されていた経緯について。

矢車「…………」

さとりの呼びかけに対し、矢車と呼ばれたその白髪の男はピクリとも反応しない。 それは逡巡か、それとも単純な拒絶か。
その様子は扉を隔ててサウンドオンリーな鈴仙には当然分かりもしないが――。

勇儀「――まぁ、私とすれば強くて根性の曲がってないヤツだったらば誰も良いさ。
そして古明地、お前が弟と認める位だったら、そいつもまた性根はしっかりしてるんだろう。
とりあえず私は、矢車とやらの加入には反対しないよ」

ヤマメ「……って、勇儀姐さんが言うなら私やパルスィやキスメも文句ないよ。 たぶん」

パルスィ「勝手に人の意見を決めつけないで……!
飲み会で『とりあえずビールだよね?』って言って、有無を言わせずビールを強制する輩位妬ましいわ……!」

キスメ「……! !!」(←パルスィは誰が加入してもこんな感じなので大丈夫だよ! とアピールしている)

……代わりにここで、地霊殿の構成員以外の地底の妖怪達――勇儀をリーダー格とする4名は、
矢車の加入についてはどちらでも構わない、即ち中立の立場を表明する。
基本的に祭り好きで気楽に生きる彼女たちは、矢車の素性がどうであれ、なんとなく楽しそうならそれで良いのだ。
彼女は矢車を問い詰める代わりに、気軽に質問を投げかける。

勇儀「加入は置いといて聞きたいんだが。 矢車とやら、お前さんはサッカー……は、できるだろうが。
どのポジションが一番慣れてるんだい?
悪いがFWなら、お前さんの価値は半減するだろうからな、先に聞いといたよ」

矢車「……良いよなぁ、お前は。 地獄の世界でも前向きで。 俺には眩しすぎる……」

勇儀「あん?」

620 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:42:12 ID:???
さとり「――すみません勇儀さん。 彼はちょっと、言葉が不自由でして……。
誰が、何を聞こうともずっとこんな調子なんですよ。
なので、私が彼の様子を見て来た限りでお伝えしますが――彼は、大きなくくりで言えばMFに適正があります。
それも、トップ下やボランチ。 中盤を司り、選手を繋ぐプレイに最も長けています」

お燐「(そうなんだよね〜。 だから、さとり様がこいつの加入にこだわるのも分かるっていうか。
悔しいけど、こいつのサッカーテクはあたいやお空よりも上。
あたいの見立てじゃあ、基礎力だけなら、今日対戦した九尾の狐(藍)よりも上だからねぇ)」

空「(うにゅ? TOPPUSITA? BORANNTI? サッカーのポジションって、FWとMFとDFとGKだけじゃないの?)」

こいし「(ウチらのチーム、基本的に協調性0だからねー。
皆仕事はするから、なんやかんやでチームプレーはそこそこだと思うけど)」

そして、矢車はそんな彼女たちの友好的な手をも振り払い唾を吐きかける勢いで拒絶する。
そんな根性曲りな態度に勇儀は機嫌をやや損ねるが――そこは、さとりのフォローによって解決する。
彼女以外の地霊殿メンバーが矢車の事を快く思っていない以上、
彼はまさに、さとりが居なければここまで生きて来られなかったような気もする。


*****

鈴仙「(ふむふむ……矢車君とやらの適性は、トップ下かボランチ……っと。
う〜ん、もしも矢車君が凄い実力者だったとしたら、これで地霊殿の中盤の支配力は激増。
勇儀さんへとボールが渡る確率が抜群に跳ね上がるって事じゃない。 これは厄介ね……)」

―――鈴仙もまた、扉の向こうで有益な情報を得られた事に満足していた。
更には、実力主義者の地底の住民が、彼の実力不足については一言も口にしない事から、
矢車という選手の持つ実力は、相当に高いという事も推察される。
恐らくは、これだけの情報を持ち帰れば永琳に褒められこそすれ、叱られる事はないだろう……たぶん。

鈴仙「(でも。 後ちょっとは、この場に居て情報を聞き出すべきね……)」

621 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:43:58 ID:???
そして、鈴仙はこの場で得られる情報はこれだけでは無いと確信していた。
何故なら、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーによる会話はまだ続いていたし、
矢車という男の進退についてもまだ明らかになっていない。
それに……鈴仙にはひとつ、気がかりな点があったからだ。

鈴仙「(――私がかつて、中山さんから外界のサッカーについて話を聞いた時も……。
『矢車』なんて名前の男、絶対に話題に上った事すら無かった!
もしも彼が実力者だっていうなら、あの中山さんが……!
外界の病院で入院中、朝から晩までずっとサッカーの勉強ばかりしていた中山さんが、知らない筈がないもの……!!)」

今は鈴仙の近くにはいない、中山が残してくれた知識。
それが地霊殿サブタレイニアンローゼスに隠された、真の謎の存在を示唆してくれる。
鈴仙は自身の判断に強い自信を持って、偵察を続ける事とした。


*****


さとり「……勇儀さん達が彼を訝しむという気持ちもわかりますし、
お燐や空。それにこいしが、彼の陰鬱な態度を嫌う気持ちもわかる。
――なんせ、私にはその全ての感情が読めるのだからね」

勇儀「ははっ、それは面白い自虐ネタだ。 まぁいちいち心を読まんでも、私はそれを否定せんし隠す気もないがね。
確かに加入に反対しないとは言ったが、こいつについてもうちょい知りたいってのが私の本音さ」

お燐「さとり様……(私は確かに、さとり様の夢を否定し拒絶するこいつが許せない。
そして何より……こいつは、さとり様にこんなにも愛されているのに、それすらも拒絶している。
あたいにとっちゃ、それが一番許せないよ……!)」

それは先程の会話の続き。自嘲気味におどけてみせるさとりの言葉に、
勇儀は本心をあらわに頷き、お燐は内心を渦巻かせて押し黙る。

622 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:45:33 ID:???
矢車「……どうせ皆、俺の事を馬鹿にしているんだろう……? 笑えよ」

そして矢車は、幽霊というよりは機械のように、自身に潜む闇をぶちまける。
お燐が考えるとおり、その仕草や言動のすべてが世界への拒絶を示していた。
それを見たさとりはやはり、矢車という男の経緯について簡単にでも説明しておく必要があると悟り、
言葉を選びながら静かに口を開いた。

さとり「……今の矢車君には……この幻想郷……いえ。 この地底にやって来るまでの記憶。 それが一切ありません。
彼は自身を『地底の闇から生まれた存在』と語っていますが……私には、そうは思えません」

矢車「…………」

ヤマメ「あり? じゃあその矢車ってのは仮名だったの?」

さとり「そうです。 彼には今のような闇と絶望以外に何も無かったもので……。
私が、勝手に彼をそう呼んでいるだけなのです。 そして、私が彼を気に留める理由はそれだけでは無い」

こいし「へ? そうなの? 私はてっきり、お姉ちゃんがその人間さんがタイプだったから
テケトーな理由つけて新しいペットにしただけかと……」

さとり「……違うわ。 っていうかこいし、貴女は私を何だと思ってるのよ……」

冗談半分に茶化してみせるこいしを前にしても、さとりの表情は。
そして話を気持ち悪いくらいに押し黙って聞いている矢車の表情は一向に変わらない。
まるで本当に姉弟のようだ、と周囲の者がつい思ってしまう程に、二人の様子は時々シンクロするのである。
ぶっきらぼうにこいしの冗談を退けながら、さとりは再び真剣に語りだす。

さとり「……彼は、半年前の私が思わず興味を抱いてしまった程に特異な人間なんです。
何故なら、彼は……彼は、私の能力を以てしても、心を読む事が出来ないのだから」

一同「「「「………!?」」」」


623 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:46:48 ID:???

――そして、さとりが語った第二の理由に。
さとりの『心を読む程度の能力』を良く知る地霊殿サブタレイニアンローゼスの一同は、大きく驚愕した。
さとりの事を良く知らない、そして扉一枚隔てている鈴仙にとっては良く分からない事態ではあったが…。
どうやら、さとりの能力を以てしてでも心を読む事が出来ない、という事は非常に重大であるようだ。

さとり「――正確には、彼の心を読む事が出来る。
しかし、私には彼の心の闇しか見えない。 何故なら、その闇があまりに暗くて深すぎるから……。
人の心を一冊の本とすれば。 彼の本は、そのページ全てが、丸々黒く塗りつぶされているみたい」

ヤマメ「成程、そいつぁ確かに面白い話だね。 さとり様、あんたが妹さんの心は読めないってのは知ってるよ。
なんせ、あんたの妹さんはこう見えて常に意識が無い。 要するに心そのものが無いようなモンだからね」

空「だけど、その矢車さんにはこいし様と違って心がちゃんとあるのに。 それを読み取る事が出来ないってこと……?
さとり様は神様だって、幽霊だって、地獄の閻魔様の心だって読める筈なのに……!?」

空の言葉に対してさとりは首肯し――一同は改めて、矢車という男が持つ心の闇の深さを理解する。
つまり矢車は何も、冗談や酔狂で、地獄だの闇だの呟いていた訳ではない。
幼い乳飲み子が母親の名を呼ぶことしか出来ないように、今の彼にはそうした言葉しか考えられないのだ。
勇儀を含めた全員が鎮まる中、さとりは言葉を続ける。

624 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:52:15 ID:dSYX1r4E
さとり「――私は、サッカーで地底と地上の友好を結びたいと考えている。
しかしその一方で、矢車君のように心を閉ざし切って、すべてを拒絶してしまう者を救いたいのです。
かつて地獄の底から光を掴んだ、私自身のように」

お燐「(さとり様……矢車と昔の自分とを重ね合わせて……)」

過去の――サッカーを始める前のさとりを知るお燐は、ここでさとりが矢車に固執する理由の一旦を漸く理解する。
かつてのさとりもまた、今の矢車のように全てを拒絶し、その心を深く閉ざしていたからだ。
お燐の矢車に対する敵意が僅かに揺らいだ事を読み取ったのか、タイミング良くさとりは再び矢車へと向き直る。

さとり「傲慢な言い方になってしまうかもしれませんが――矢車君。 私は……貴方を、助けたいのです。
かつての私のように、心を閉ざしてすべてを否定している貴方の事を。
そして……助けてほしいのです。 理想を抱きつつも、それを叶えられぬ非力な私達を」

その芯の強さを示しながら、さとりは改めて、矢車に手助けを要請する。
矢車はそんなさとりの姿を見て、沈黙を破り……。

先着1名様で、

★地獄の回答→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER・クラブA→矢車「俺と一緒に地獄に落ちよう……。 真っ暗闇の無間地獄で、ずっともがき苦しもう」さとり「えっ…?」
             おっと矢車兄貴、ここでさとりに渾身のプロポーズ(?)だ!?
ダイヤ・ハート→さとり「お願いします……!」矢車?「(……この、女は…? 見覚えがある……?)」何かを思い出しそうな様子だ!
スペード→矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」前向きな様子だ!
クラブ→矢車「……決められんな。 お前には、俺の地獄の優柔不断を笑ってもらおうか……」保留にする様子だ!

625 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:52:44 ID:???
★地獄の回答→ スペード6

626 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:52:55 ID:???
★地獄の回答→ スペード4

627 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:52:58 ID:???
★地獄の回答→ ダイヤ10

628 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:53:43 ID:???
★地獄の回答→ ダイヤK

629 :森崎名無しさん:2014/09/02(火) 23:54:43 ID:???
プロポーズwww

630 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/02(火) 23:58:35 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>629
JOKERだったらこれでさとり様が落ちていました。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

631 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 00:09:28 ID:???
>>629 笑うなあああああ!!

乙です

確かウカ姐さんに対してのセリフでしたね、確かこの後の展開は・・・
あ、ギャグシーンや

632 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 02:43:06 ID:???
矢車さん(仮)にハチマキ見せたら何か思い出しそう
余計酷い状態になるかもしれんけど

633 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 08:19:10 ID:???
あ、あくまたん…

634 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 16:48:57 ID:???
ああなるほど、今までハチマキ使わなかったのは地霊戦で矢車(仮)の参戦に合わせたかったからか!
初期の描写で出るのは反町と並んで分かりやすかったが、これは確かに良いタイミングだな

635 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 16:51:54 ID:???
絶対考えすぎだと思うw

636 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 16:57:18 ID:???
ハチマキ無事に帰ってくるんだろうな?

637 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 18:26:31 ID:???
矢車 こいし パルスィ この面子を見る限りだとドリブルよりパス攻めワンツー攻めが有効
3−6−1でパスコース増やしまくって攻撃も守備も支配
縦ポンに弱いけどDFにクリアー強いの置くかロングパスをウサギDの合体技で楽々カットで対策可能
実行を考えるなら早めにウサギDとつかさの合体技を鍛えるのもあり

638 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:05:36 ID:???
みたかんじそこまでブロック位特化した選手いなさそうだしさとりもミドルに弱いだろうし
中距離からのブースターを狙うべきか
永琳もいるからキープ力もあるだろうしとにかく星熊童子に撃たせないように行動すれば
そこまで苦戦しないだろう
問題は妹紅を星熊童子をつぶすためにFWにするか空を叩き落とすために使うべきか

639 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:09:56 ID:???
妹紅で遊戯王つぶすのになんでFW?ゴール狙いで普段より前目に置くならまだわかるけど

640 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:21:08 ID:???
キックオフシュートにはタメが必要だし強いタックルがほしい
鈴仙の足が速いを利用して少し時間を稼いで妹紅で奪い去るという戦術
撃たれたら決まる可能性もそこそこあるしいろんな味方が吹っ飛ぶし
出来れば未然に防ぎたいから

641 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:22:09 ID:???
単純に現状の妹紅のタックルだとエースキラーさせるには物足りなさすぎる
タックル48なのに過大評価すぎ、技が発動さえすれば強力とはいえ

642 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:23:47 ID:???
それじゃあどうやって止める?

643 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:25:13 ID:???
そもそも前線での守備強化目的ならパスカルの名前が上がるのが妥当

644 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:28:18 ID:???
あ、そうかすっかり忘れてた

645 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:30:19 ID:???
向日葵のドリブルを抑えたのに忘れられるとは…(涙)

646 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:32:11 ID:???
ごめんね、あの向日葵、想定外なほど大したことなくってすっかり記憶からぶっ飛んでたwww
んーでも実際パスカルだけで大丈夫・・・だよね、鈴仙の狂気の瞳が効かない
可能性が高いからちょっと怖いけど

647 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:34:14 ID:???
パスカル・タックル51+3(1/2)だから
カット率は妹紅より上じゃない?

648 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:36:00 ID:???
というかFWなのにチームのタックル最強はパスカルじゃね?
日向といいシュナイダーといいDFの面目潰しまくるなあ

649 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:38:51 ID:???
いや、そうなんだけどね、キックオフシュートが成功するかどうかってさ
撃つ前に行けるかどうかってまず判定があると思うのよ
パスカルだけだとたぶん2分の1くらいで撃たれるんじゃないかなって思ってる
で、キックオフって鈴仙を含むと-2される可能性がそこそこある
俺が作者なら無効化できるスキルか何かを用意しておくと思う
それを踏まえてちょっと考え中


650 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:41:23 ID:???
>>648
ほ、ほらテクモの4ではボランチにコンバートしてたから

651 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:46:58 ID:???
ルールしだいでしょ
現行ルールだとキックオフシュートは阻止不可能

652 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 20:48:53 ID:???
おお、向日葵忘れられてしまうとは情けない…
完全に口だけだった雨わかさぎと一緒に七人ミサキに加入するがいい

653 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 21:17:01 ID:???
正直キックオフシュートはライフスプリングインフィニティにまがせて、
ブロックは放棄でもいいとおもうけど。
ブロックにいってもほぼ間違いなく吹き飛ばされて怪我のリスクも背負うことになるし。

654 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 21:21:03 ID:???
うん、三歩必殺に関してはブロックどかすが正解だと思う。つかさが死んじゃうし
でもキックオフシュートならGKは勝負でもいいと思う
試合見る限りじゃキックオフ打てる数もそこそこ限られてたし
中盤勝負に勝てば他のシュート数も抑えれるから

655 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 22:10:56 ID:???
キックオフシュートにGKが勝負した場合
三歩必殺 64フリー補正+2 吹飛係数0
たすけてえーりん! 60 50m補正+4 +1/4で+2
とめる!が発動してようやく互角といったところか。

656 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 22:15:25 ID:???
キックオフシュートだから弾ければねじこみの危険も少ないはずだから
距離があるなら堂々と勝負でもいいとは思う
え?セットプレイで近くから打たれたら?死んだふりでしのごうw

657 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:47:43 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>地獄のプロポーズについて
正直何を言ってるのか良く分からないですね…w
>地獄のハチマキについて
今は鈴仙の手によって厄払いされているので、そうひどい事にはならない筈です。
むしろ、鈴仙がこの地獄イベントに主体的にかかわるためのキーアイテムになる…かもしれません。
>地霊殿戦の作戦について
色々と考えていただきありがとうございます。
パスカルのタックルは今や永琳よりも強いですね。
今回の試合だけで、また鈴仙と組む2トップの片割れとしてFW要因を考えると、
全線の守備を重視するならパスカル、さとりの弱点のミドルを狙うなら妹紅、
力と手数で押し切るなら永琳、そして愛があれば佳歩…になるでしょうか。
キックオフシュートについてですが、ウィキペディアを見ると、
「キックオフを行わないチームのプレーヤーは、センターサークル内(ボールから9.15m以内)に侵入してはならない」
となりますので、キックオフ前にタックルへ行けないのかなぁ……と、考えています。
>案外大したことなかった向日葵さんとわか姫ちゃんについて
両者ともちょっと先にハードルを上げ過ぎちゃったかもしれませんね。
どっちもチェンジフォームする前の方が活躍していたかもですが、
特にわかさぎ姫についてはそもそも判定自体少なかったんで許して下されば幸いですw

658 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 22:48:27 ID:???
勝負は分が悪いしできるだけしたくないな
回数が少ないけど確実に止めたい派

659 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:50:09 ID:???

★地獄の回答→ スペード6 ★
スペード→矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」前向きな様子だ!

さとり「矢車君。 私達は……勝って、光を掴まなくてはならないの……!」

熱を帯びた口調と瞳で矢車を説き伏せるさとり。
そんな彼女の表情は憂いと熱情が入り混じり、大抵の男の庇護欲を掻き立てるに十分である。
しかもその上顔立ちは、容姿は、まるでお伽噺に出て来るお姫様のように美しく愛らしい。
始めてさとりの姿を見た者は誰もが、彼女が妖怪の中でもあまりに醜くおぞましい、
『覚』の一種であるとは思わないだろう。

矢車「…………」

しかし当然、地獄の闇に覆われた矢車の心は……さとりの表情だとか顔立ちだとか。
そんな単純な、一時の色情で揺れ動いたりなどしない。
もしも彼が他者に心を動かされる場合があるとしたら、それは上辺の美しさや優しさでは無く。

矢車「(この女、瞳の奥に闇が見える。 俺と同じ地獄を見たか……)」

――自分と同じ、闇の住人に対する見えない共感。
自身と同じ闇を抱き、世界から見捨てられ、全てを失った事のある者しか分からぬ絶望。
矢車はこの時、さとりの言葉に辟易としながらも……彼女の瞳の奥に宿った闇を見逃してはいなかった。

矢車「……はぁ〜。 良いよなぁお前は。 闇の世界でも前向きで」

さとり「は、はぁ……(闇の世界って、地底の事で良いのかしら……?
しかし、不思議な気分です。 彼の真っ黒な瞳を見ていると、
逆にこの私が、矢車君にその心を見透かされているような……)」

――だからこそ、矢車は拒絶では無く、(彼なりの)親しさを籠めたため息でさとりの言葉を受ける。

660 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:52:31 ID:???
矢車「……お前が光を掴むというならば、俺は止めないさ。 しかし……俺達には幸運の女神など付きはしない。
付くとすれば魔物。 そう……地獄の闇より這い出でし、角と牙が生えた三本頭の魔物だ」

さとり「……重々承知の上です。 私は、最初からそんな都合の良い菱形王の女神なぞ期待していません。
期待すべきは、始めから今まで、ずっと私に着いて来てくれたお燐とお空。
そして、力を貸してくれた勇儀さん達に……矢車君。 貴方の力です」

矢車「……漸く、良い顔をして来たな。 光を掴もうともがく、醜い闇の魔物の顔だ」

さとり「……ふふ。 真正面からそう言っていただく方が、私にとっては嬉しいです。
ええ、私は醜く卑しい覚。 それがおこがましくも光を掴む……だとか言っているんだもの。
さぞかし滑稽でしょうね。 ……笑っても、構わないわよ」

さとりの理想は、単純な綺麗事では無い。
地底の闇を知り、地獄を経験し――その上で、彼女は尚、光を掴もうとしている。
先程までの儚げな懇願と、今のさとりの強かに歪んだ唇は対照的ではあるが。
矢車は、今のさとりの方が良い顔をしていると思った。

矢車「お前は……地獄を知りながら……そうも光を欲するか。 
光はあんなにも眩しく、苦しく、そして辛い物だというのに……」

そして、同じ闇の住人たる矢車にとって、さとりの覚悟は理解しがたい物だった。
何故この女は、理想論を甘えと知りながら、それを信じようとするのか。 何故、ろくでなしの癖に光を掴もうとするのか。
その先には、手痛いしっぺ返しが待っているというのに……。
さとりは、そんな矢車の問いかけに、今度は素直に笑ってこう答えた。

さとり「……そうですね。 私は、サッカーを通して知ったからでしょうか。
――真夜中の闇にあっても、暗い地獄であっても太陽が輝く……『白夜の世界』が、この世にはあるという事を」

矢車「『白夜の世界』……?」

――矢車は始めて、さとりの言葉に純粋な興味を示した。

661 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:54:09 ID:???
*****


鈴仙「(なんかネガティブな雰囲気しか、扉越しの私には伝わってこないけど。
結局矢車って人は試合に出るの? 出ないの? それがちょっと、良く分からないわねぇ……)」

鈴仙は扉にピッタリ張り付いて、気配を殺しながら必死に会話を聞き取ろうとしていたのだが……

サッカーコートスタッフ「あの〜、お嬢ちゃん? そろそろ定期清掃の時間だから、
邪魔だしどいて欲しいんだけど……」

鈴仙「ふ、ふわっ!?」

サッカーコートスタッフ「お嬢ちゃんってここのチームの人?
控室の人達にさ、掃除したいから、反省会は自分らの家でやってって伝えてくれないかな?」

鈴仙「い、いや〜。 その。 ……お疲れ様ですごめんなさ〜い!?」ダッ!

サッカーコートスタッフ「あっ!? ……別に逃げなくても良いのにねぇ。 ま、いいか」

ここでスタッフさんによる思わぬ邪魔が入り、情報収集は敢え無く水入りとなってしまう。
覗き見がバレるというよりも、素がビビリでチキンハートな鈴仙は声を掛けられた事自体に焦ってしまい、
そそくさとサッカーコートを逃げ出してしまったからだ。

鈴仙「(でも、まぁ……引き際としては丁度良かったかな? 敵チームの情報はそこそこ手に入ったし、
矢車って人がどうなるかは……まだ分かんないけど、とりあえず存在だけは知ることが出来たし。
これ以上籠っていても、あまり良い事なかったかも)」

――しかし、この偵察で鈴仙に十分な情報が手に入った事は大きい。
ただ一つ、扉越しからでは、矢車がさとりに興味を見せていた様子までは掴めなかったため、
鈴仙の主観では、矢車の進退は良く分からないと結論を付けざるを得なかったのだが…。

662 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:56:01 ID:???
鈴仙「(何となく、出そうな気がする……。 気だから、ドヤ顔で言っても、師匠に突っ込まれてボコボコにされそうだけど…)」

……しかし、扉越しから感じた地獄の波動。
それが今日の試合のように不発で終わり続ける事はないだろうと、鈴仙は密かに確信していた。

*「矢車」と名乗る男が地霊殿サブタレイニアンローゼスに加入しているとわかりました。(ポジションはMF)
*矢車とさとりの互いに対する評価、 矢車→(興味?)←さとり が判明しました。

663 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 22:57:12 ID:???
――そして、鈴仙が偵察に励んでいた頃。スタジアムで試合の感想を述べ合う人妖に紛れ……。
一人の政治家と一人の詐欺師は、その計画を次に進めるべく議論していた。

神子「……どう思いました、彼女について?」

岬「――そうですね。 誠実で真面目な風を装いながら、
その内心ではプライドが異常なまでに肥大し、同時に他者への不満が育っている。
しかしそれに蓋する理性が、本性の解放を、痛みと引き換えに防いでいる……。
――そんな感じでしょうか。 僕の周囲にもかつて良く居た、中途半端な完璧主義者です」

神子「素晴らしい。 才能もあってか、君は良く人を見ているようだ。
――ただ、私の見立てでは、彼女は……君の周囲に居たような三下には終わらないと思うけど」

岬「……感じたんですね、彼女に集まる、夥しいまでの向上心――すなわち、欲〈デザイア〉を」

神子「ええ。 昔初めて会った時はそれが希薄だったけど……誰か近しい人による影響もあってか、
ここ数か月で爆発的に顕在化したみたいね。 ……即ち、これは利用しない訳が無い。 っていう事よ」

岬「貴方が僕をここに呼んだ理由がわかりましたよ、太子様。
確かにこの仕事をするには、貴方は敵意を持たれているでしょうし、
布都さんはアh……純粋すぎるし、屠自古さんは押しが弱すぎる。
貴女の娘とやらが別の仕事を遂行中で、青娥さんが海外へ行って居なければ……。 ――後はもう、僕しかいない」

神子「そういう事。 私には優秀な家臣は居れども、君のような『詐欺師』は他に居ない。
彼女を我々のプロジェクトの一員へと引き込むよう、手伝って欲しいという訳ね。 ……早速、今から行ける?」

岬「風を吹かす程度なら、なんとか」

神子「それは頼もしい。 では、行って来て貰いましょうか」

岬「ええ……すべては、人間の道の為に(――何だかんだ言って、彼女の臣下という立ち位置も悪くはない。
やはり僕は、絶対的なナンバーワンを補佐する位置が向いている……と、いう事かな)」

664 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:03:05 ID:???
半年の時を経て、すっかり有能な秘書と化した岬の後ろ姿に、
聖徳道士・豊聡耳神子は大きく満足しながら彼の仕事を見送る。
政を志すには基盤も人材もあまりにも脆弱な彼女達であったが、
進みだす局面に向けて、一早く布石を打ち始めていた。

神子「(――そう。『彼女』の才能は、我が『ハイパー・カンピオーネ』計画の中核を為すに相応しい。
彼女に秘められた力、我々が真っ先に手に入れさせて貰おう……!)」

665 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:04:31 ID:???
ハイパー・カンピオーネってすごくパチモンくさいんですけどw

666 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:06:02 ID:???
カンピオーネ・・・ヒドラ・・・うっ、頭が・・・!

667 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:06:51 ID:???
大したことないフラグですね わかります

668 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:09:49 ID:???
みょんな事になってきたな

669 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:20:14 ID:2OLT6BgU
そして、視点は再び鈴仙に戻る。

試合観戦を終えて永遠亭へと戻ってきた鈴仙は、
博麗連合対命蓮寺ロータスとの試合を観戦していたメンバーと合流する。

鈴仙「お疲れ様です、姫様。 試合はどうでした?」

輝夜「んー、まぁ中々面白い試合だったわねぇ。
特に後半55分、敵のDFモコザキが屈辱の顔面正直者の死オウンゴールをかますところとか」

妹紅「勝手に試合をねつ造するな!? しまいにゃ火にくべるわよ!?
というか後半55分ってロスタイム長いなオイ!?」

パスカル「ま、まぁまぁ落ち着いて下さい、モコウさん、カグヤさん……
(ケイネ先生やレイセンはいつも、こんな面倒な仲裁をやって来たんだなぁ……。正直、尊敬するよ)」

輝夜達が案の定アテにならない事もあり、慧音やてゐが名無しウサギ達の面倒を見ている事から、
鈴仙は、何故か普段よりも自分に対して優しいパスカルから試合の内容を聞き出す事になる。

パスカル「試合についてなんだが、結論から言えば4−1で博麗連合の勝ちだ。
命蓮寺は優秀なコマが揃っていたが、博麗連合は……やはり、タレントの量も質もそれをも上回っていた。
で、具体的な情報やデータについてなんだが……」

670 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:21:42 ID:2OLT6BgU
試合の内容だけならば、毎朝の花果子念報を見れば事足りる。
しかしこうして観戦をする理由は、やはり敵チームの仔細な能力や技を見極められる為である。
鈴仙はパスカルの説明を聞き、少しでも現在の博麗連合の実力を把握しようとして……。

先着1名様で、

★パスカルの情報→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パスカル「さて、これが博麗連合スタメンの能力値データと必殺技リスト集だ」鈴仙「てゐよりも、ずっとこまかい!!」
ダイヤ→一部選手の能力値の一部が判明した。(更に分岐)
ハート・スペード→普通に新聞で読むよりは傾向がつかめた。
クラブ→普通に新聞で読んだ程度しか分からなかった……
クラブA→パスカル「実は、カグヤさんとモコウさんが大ゲンカしてフィールドは文字通り炎上。 試合は没収試合になったんだ」
       鈴仙「はぁ〜っ……(クソデカため息)」

671 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:22:06 ID:???
★パスカルの情報→ スペード10

672 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:22:14 ID:???
★パスカルの情報→ ハート6

673 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:22:31 ID:???
★パスカルの情報→ ハート5

674 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:42:23 ID:???
何がプロジェクトだ
貴様は甚だしい勘違いをしている
ハイパーは英語で、カンピオーネはイタリア語だ!

675 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/03(水) 23:49:38 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

>ハイパーカンピオーネについて
いわゆる第三極です。
各所各所に案外大したことない要素を滲ませていますが、
案外大したことないチームとして設定しといたら、逆に強くなる現象もあるかもしれません。

それでは、本日もお疲れ様でした。

676 :森崎名無しさん:2014/09/03(水) 23:50:29 ID:???
岬と神子、ヒドラ(笑)臭がぷんぷんするぜぇ

677 :森崎名無しさん:2014/09/04(木) 04:28:39 ID:???
欲望、解放、大したことない
どこかで見たり聞いたりしたような・・・

678 :森崎名無しさん:2014/09/04(木) 05:14:36 ID:???
ん?一失点したのか、森崎がなのか?

679 :森崎名無しさん:2014/09/04(木) 07:21:28 ID:???
無理なオーバーラップで失点した?
1失点してもオーバーラップ起点で2点3点とれればプラスだけど

680 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:05:17 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>676-677
訳あり風な紫と違って、神子と岬は割とわかりやすいヒールになりそうですね。
なので小物臭い感じがするのは意図した通りです。
>>678-679
森崎じゃなくて、萃香がGKになっています。
16スレ目の>>480くらいで萃香に得点王・アシスト王・最優秀GKになるとハッタリかましたのが原因かもしれません。
……楽勝試合と判断して、上手い事言いくるめて点と支持率を稼ぎに来たのかもしれませんがw

681 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:06:26 ID:???
★パスカルの情報→ スペード10 ★
ハート・スペード→普通に新聞で読むよりは傾向がつかめた。

パスカル「……そうだな。 まずは試合開始時のフォーメーションから書かせて貰うんだが――」

パスカルはそう言って手元にある紙きれを拾い、
日本人顔負けの達筆でサラサラと両チームの陣形を書いてくれる。

パスカル「命蓮寺ロータスはともかく、博麗連合のフォーメーション……。
――というか、とある選手の起用が非常に面白かったんだ。 具体的には……っと」

パスカルは言葉で示す代わりに、鈴仙に陣形を書いた紙を見せてくれた。
その紙には、両チームの陣形が次のように記されていた。

−−@−− @萃香
−−A−− A玄爺
B−−−C B天子 C中里
−−D−− D衣玖
E−−−G E針妙丸 Gアリス 
−−I−− I霊夢
−−−−J J森崎  
F−H−− F小町 H魔理沙
博麗連合2014:3−4−3
命蓮寺ロータス:4−5−1
−−H−− H星
−I−G− Iマミゾウ Gぬえ 
−−−−− 
J−E−F J村紗 E白蓮 Fバケバケ
−−−−− 
−−D−− D響子
C−A−B Cバケバケ Aナズーリン B小傘
−−@−− @一輪 

682 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:07:50 ID:???
鈴仙「(命蓮寺は……前に私達と試合した時とおんなじみたいね。
そして、博麗連合は――あれ、『ハクレイタイプ(左ウイングにスペースを空け、I番の位置を上げた変則4−3−3)』
じゃないんだ。 I番の攻撃参加が多くなる陣形だから、霊夢がめんどくさがったのかなぁ……?)」

一見すると、両チームともにオーソドックスなフォーメーション。
鈴仙は始め、一体どこが面白かったのかがイマイチ分からなかったが……。

鈴仙「――って、森崎君が……FW!?」

パスカル「……そうだ。 どうやら博麗連合は守りよりも攻撃を重視してきたみたいだな。
レイセンもナカヤマあたりから聞いた事があるだろう?
全日本Jr.ユース最優秀GKの森崎有三。 ―――その、恐るべきドリブル能力を」

鈴仙は静かに頷く。

鈴仙「……普通にやって、ドリブル特化の射命丸さんや来生君をも引き離す程度。
そして、一度本気を出したら――師匠や霊夢をも超えた最強のドリブラー……でしょ」

パスカル「その通り。 実際、Jr.ユースで俺たちと当たった時もアイツはFWで出場していたしな。
当時はシュート力やパス力は低めだったが、その圧倒的なドリブル力で2アシストを挙げていた。
エイリンさんや、今日見て来たレイムさんとはまたベクトルは大きく違うが……。
――俺からしたら、ユーゾー・モリサキもまた天才だったよ」

鈴仙「パスカル君にそう言わせるなんて。 余程森崎君のドリブルは――って、アレ?
『当時は』シュート力やパス力は低め……?」

その時のパスカルは楽しそうな、しかし内心では戦慄したような笑顔を取り繕っていた。
パスカルの言いぶりに疑問を覚えた鈴仙に対し、パスカルは重々しく言い放つ。

パスカル「――誤算だ。 モリサキのフィールダー能力は、何があったか向上してやがる。
それこそ……FWとしても十分本職を張れる位に、だ」

683 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:09:02 ID:???
〜試合の回想〜

実況「さぁ〜〜!! 命蓮寺ロータスは堅調なパス回しで相手の実力をうかがっておりましたが、
前半10分! ここで右SHのアリス選手の『上海人形カット』によってボールを奪われる!
流石はパスカットならば幻想郷最高峰の実力を持つ、孤高の人形職人!」

アリス「――サッカーはブレイン、この程度は楽勝ね。
(さてと……効率的に考えれば、ここは後方の衣玖に渡して溜めを作るか。
それとも、圧倒的な突破力を持つ霊夢にパスなんだけど――)」

森崎「おいアリス! 俺たち友達だろ!? だからボールくれよ!」

アリス「(ハッ!? と、友達……!?)――ええ分かったわ森崎!」

バコオオッ!!

森崎「(へへっ、ちょろいぜ)」

実況「そしてここでアリス選手、前方右のウインガー、森崎選手にボールを渡しました!
そして森崎選手、そのままドリブル突破か〜!?」

星「そ、そうはさせませんっ!?」

ぬえ「正体不明のタックルで怯えて死ね!」

パスカル(解説)「――モリサキのドリブル力が幻想郷でも並外れている事は、
博麗連合がやっていた幾つかの練習試合で、他のチームの人間も分かっていた。
だから当然、相手はモリサキを警戒マークしていた。
正直、アリスさんとやらがここでモリサキにパスを出したのは判断ミスだと思ったんだが……」

684 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:10:50 ID:???
森崎「へっ、誰がドリブルで行くって言ったよ!?」

グワアアッ、バコオオオン!!

星「ぱ、パス!?」

ぬえ「やべっ、一流とは言えないまでもうめっ!? パス力51はあるんじゃねコレ?」

魔理沙「サンキュ、森崎!」

実況「そして森崎選手、ここは見事なパスでマークを掻い潜り。 前線の霧雨魔理沙選手へと上手く渡します!
そのまま魔理沙選手、右脚を大きく振り上げて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

魔理沙「くらえ命蓮寺ロータス! これが私の……『マスタースパーク』だ〜〜〜!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
 ドッ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!! ビィイイイイッ………ンン!!

ナズーリン「まだだ、『超高感度ペンデュラムガード』……! でも、ダメか……!?
(だが……威力は多少なりとも減衰された。 これならば――!!)」

一輪「残念だったわね! その程度なら……『華麗なる親父時代』、突入よ〜〜〜!!」

グオオオオオン!! ブウウウン、バチイイイイイイイイ……ッ!!

魔理沙「な、なにィ……!?(私の『マスタースパーク』が、完全に防がれた……!?
くそっ、やっぱりこの技もそろそろ時代遅れなのか……!?)」

実況「ああっとここで一輪選手と雲山選手!
合体セービングで、魔理沙選手の十八番、『マスタースパーク』を封殺して見せました!!」

森崎「(ちっ、折角俺様のアシストが決まると思ったのに)」

685 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:18:01 ID:???
〜回想一旦終わり〜

パスカル「――モリサキのパス力の高さは決して最高峰とは言い難いが……。それでも、十分な精度を誇っていた。
ソリマチやてゐの必殺パスには辛うじてやや劣るが、FWである俺の、普通のパスに匹敵する程度には。
奴にとっては残念な事に、それが即アシストには繋がらなかったが――敵の警戒を強めるには十分だったと思う」

鈴仙「成程……(――しかし、肝心の魔理沙が、一輪さん達相手に決められなかったって言うのは地味に気がかりね。
確かに一輪さん達の『華麗なる親父時代』は萃香さんのパンチングに匹敵する威力だし、
魔理沙はミドルよりもダイレクトシュートの方が得意だったけど……このままじゃ、勇儀さんにも一歩劣る感じね)」

FWの鈴仙にとって、GKの森崎有三という男はある意味霊夢以上の最大の敵である。
そして、中山に言わせれば世界最高の守備力を誇る彼が、
その一方で世界最高の突破力を持ち合わせているという事実は同じFWとしても恐ろしい。

鈴仙「(普通に考えたら、それだけうまいFWだったらGK能力は低いに決まってるような気もするけど。
あの中山さんが手放しで評価している森崎君だもの、きっと中山さん以上のバケモノなのよね、きっと……)
――それで、試合の流れとしては、それからはどうだったの?」

パスカル「おっと、済まない。 つい選手の個別評価に移ってしまっていたな。
弾かれたボールだったが、そこからまた、暫くは中盤の小競り合いになっていたな。
結果こそ4−1だったが、最初は命蓮寺もかなりの粘りを見せていたんだ。
しかし――前半の24分位だったか。 そこで均衡が破られ始めたかな。 具体的には……」

686 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/05(金) 00:19:28 ID:ZagXoWOo
先着1名様で、

★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「ところで、ムラサさんだがキャラ変わったな。『お前らのキャプテンは無能だなぁ!』とか勇ましい感じだったぞ」
ダイヤ→「やはり、博麗連合I番の霊夢さんの活躍が大きかったな」
ハート→「中盤の底の衣玖さんが良い仕事をしていたんだ」
スペード→「ド派手なオーバーラップとド派手なシュートで、SBのヒナナイ…選手が1点を挙げたんだ」
クラブ→「森崎のアシストが決まった。 魔理沙さんが1点を挙げたんだ」

*****

……と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆様、本日もお疲れ様でした。

687 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:20:08 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤ5

688 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:20:42 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤJ

689 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:20:54 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤ7


あれ・・・たしか森崎はジュニアユースの時はFWじゃなくてサイドハーフだったはずじゃ
たしか松山が守備が足りませんよとか言ってたから間違えないはず

690 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:22:37 ID:???
乙です。
JOKER……キソー?

霊夢「いきなり無能呼ばわりとは……良い度胸ね」

691 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 00:22:41 ID:???
ダイヤばっかりだ!
これは紫が引きを操作して霊夢に活躍させようとしているに違いない!
おのれ紫!

692 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 14:40:50 ID:???
森崎「友達(アリス)とは自分の思い通りに動いてくれるやつのことだ!」

693 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:06:36 ID:???
森崎は最強の盾(セービング)と矛(ドリブル)を備えた選手!
うん、控えめに言っておかしい能力してるわ。

694 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:18:35 ID:???
乙でした。アリスがやっぱり変な子に……

神綺「アリスちゃんに友達がいないのは、鈴仙って子のせいなのね!」
夢子「当て身」

どこかのアーマーナイト思い出すなあ、その内きっと
「あなたは愛を信じますかー?」みたいな、原作ミハイルになりかねん。
アイ アム アイ! (色々混ぜすぎた)

695 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:21:18 ID:???
アリスちょろすぎるw

696 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 18:29:20 ID:???
>>692
光実ぇ!

697 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 19:24:59 ID:???
森崎気をつけろよ、その技のリスクとしてチームから離れるときに
ヤンデレストーカーとなって追いかけてくるかもしれないぞw

アリス「うふふ、逃がさないわよ」森崎「」

698 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 19:56:40 ID:???
現実世界に帰ったらバイエルン(エリート熊)やパルメイラスのマスコット人形が
アリスの手駒となって森崎を監視ストーキング、逃がさないわよ

699 :森崎名無しさん:2014/09/05(金) 22:02:05 ID:???
>>696 紫「希望っていうのはタチの悪い病気よ。
     それも人に伝染する。ウサギさん、
     あなたはね、そうやって病原菌を撒き散らしているのよ!」

700 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:32:36 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>689
すみません、盛大に記憶違いでした(汗)FWだったのはオランダ戦でしたね…。
パスカル君の記憶違いか、それともFWをSHに脳内変換願います。
>>690
乙ありがとうございます。
JOKERだったら酸素魚雷シュートとか出て村紗?が強化されていました。
村紗?「ちょっとばかし涼しくなったぜ……」(大破)
>>691
ゆかりんの力が戻ってきてなによりです(ほっこり)
>>693
流石に今の本スレよりは弱いですが、Jr.ユース編と比べたら森崎の攻撃力はかなり強化されていますね。
霊夢は恐ろしいくらい強いですし、魔理沙もこれから覚醒する予定で、
他のメンバーも他チームだったらエース級の選手ばかりなので、これまでとは別格な、ラスボスらしい風格があると思います。
……と、ハードルを上げるとまた案外大したことなくなりそうで怖いのですがw
>>694
乙ありがとうございます。
クラブを一回引いただけでちょっとやりすぎたかな?と思わないでもないですが、
パチュリーさんが賢者キャラだったり、静葉さんがカッターナイフを持ち歩いているような世界なので多分ふつうです(汗)
お母さんは多分いつか出番がきます。
>ちょろいアリスさんについて
淋しがりだけどプライドが高く、また自分から行動を起こさない為に孤立してるようなイメージです。
ですのでクラブAでも引かない限りは、アクティブなヤンデレにならず、
アリス「(くううっ……! 森崎ぃ……! 私たち、友達じゃなかったのぉ……!?)」
と、内心悶々としつつも特に行動を起こさない感じだと思いますw

701 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:34:04 ID:???
★情報提供はサクサク1日で終える予定でした(泣)→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→「やはり、博麗連合I番の霊夢さんの活躍が大きかったな」
*急ですが、パスカルが霊夢等日本人?選手を表記する際これまでカタカナでやってましたが、(例:レイム)
 解説でもそれだとわかりづらいと思ったので、解説時に限りふつうに漢字表記でやります。(例:霊夢)

パスカル「……そう。 あれは前半24分――まぁ、大体25分といったところか。
同じくトップ下を冠していた、二ッ岩マミゾウさんにボールが渡った時だったが……」

〜試合の回想〜

村紗「マミゾウさん、頼みます!」

バシュウウッ!

マミゾウ「ほいよ、任された(――さーて。 儂らとしては前半は様子見。
そして後半に、超人と化した聖と寅丸を中心に攻める……と、いうのが理想なのじゃが)」

霊夢「そんな簡単に理想が叶えば、人生苦労しないってば」

マミゾウ「ほっほ。 齢十五にも満たん小娘風情が言いおる。
じゃが、こっちは年甲斐も無く……理想に拘泥させて貰おうかの。 ――ほれっ、『ワイルドカーペット』じゃ!!」

ブウウウウ……ンッ!!

パスカル(解説)「マミゾウさんの出した必殺ドリブルは相変わらず派手だったし、
それに彼女の基礎的なドリブル力は、前の対戦の時よりも成長していた。
しかし、それを霊夢さんは――」

霊夢「無駄よ――『パスウェイジョンニードル』ッ!!」

ギュウンギュウンギュウン!! ズザザザザァァーーーーーッ!! ……バチイッ!

702 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:35:39 ID:???
マミゾウ「むう……せめて零す程度には…と思ったが。 これまでの実力者とは恐れ入った」

小傘「お、恐れ入ってる場合じゃないよ〜!? 巫女にボールが渡っちゃった〜〜!??」

パスカル(解説)「――必殺の途轍もない切れ味のタックルで、あっさりと奪ってしまった。
マミゾウさんを擁護しておくと、彼女はほぼベストコンディションに近いドリブルを行えていたのにも関わらず、だ。
俺もこの実力差では、せめて零す位とは思っていたんだが――。
いやはや、幻想郷の住人にとって『博麗の巫女』というのは本当に恐るべき存在なんだな。
しかも霊夢さんの活躍はそれだけじゃない。 彼女はそのままボールを持って切り込んで……」

響子「こ、この門前は通さないよ〜!!」

小傘「あ、当たって砕け、うらめしや〜〜〜っ!!」

霊夢「あ、なんか来た来た。 そうねぇ、こいつは……エラシコってのをやってみようっと」

シュッ、スイッ!

響子「は、はえっ!?」

霊夢「そんで小傘は……」

小傘「ギリッ……!!(どんなワザが来ても、私は絶対にとめて見せる……!!)」

霊夢「――ま、ふつうでいっか」

タタタッ…!

小傘「わ、私のあつかい……そして普通に取れない自分の実力の低さにぜつぼ〜したぁ……」

703 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:37:10 ID:???

パスカル(解説)「……霊夢さんは、様々な技巧及び緩急入り混じる『華麗なドリブル』で、
小柄なDF二人を悠々と抜き去る。 そして仕上げは――」

針妙丸「むー、私にもボール回してよぉ!!」

霊夢「はいはい。 んじゃあんたは――私に高いセンタリングでも上げといて。 そうしたらアシストも付くし。
……それに、ここまで抜いたんだから。 あんたのパスが多少下手でも、十分私まで通るわよ」

バコッ……!

針妙丸「くっそー、小さいからってバカにしてぇ。 でも……長い物にも巻かれないとダメな時もあるし。
―――分かったわよ! え〜〜いっ!」

バシュウウウウッ―――!

森崎「(あっくそ霊夢のヤツ! よりにもよって自分派閥の小人にアシスト付けさせやがった!
俺のシンパの小町は――)」

小町「あ〜あたいはフォローにそなえなきゃ〜ポストプレイなんてガッツを40も消費する行為私にはできない〜」(棒読み)

森崎「(駄目だこいつ。 スイッチが入ってねぇ……!
――まぁ、後ろにゃクリアの強い尼さん(白蓮)が居るから、霊夢の判断も間違っちゃいないが)」

実況「あ〜〜っとここで霊夢選手、上がって来ていた左サイドハーフの少名針妙丸選手とワンツー!
そして針妙丸選手は最後に霊夢選手へと高いボールを上げた!」

白蓮「させません……! いざ、南無三ッ!」

バアアアッ!!

霊夢「無駄よ。 ―――これで決めるわ! 『夢想封印・瞬』!!」

704 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:38:48 ID:???

バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!
――バッ……シュウウウウウウウウウウウウン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

白蓮「高いッ!?(いや、高いなんてレベルでは無い。 これは、凡そ人間が届き得る高さじゃない……!?)」

ドゴオオオオオッ! ズバアアアアアアアアアアアアッ!! ……ピピィイイイイイッ!

博麗連合2014 1 − 0 命蓮寺ロータス

〜一旦回想ここまで〜

パスカル(解説)「霊夢さんが得意らしい、超高空から叩き付けるドライブオーバーヘッド――『夢想封印・瞬』。
その威力は永琳さんの『爆宙アポロ』をも上回り、ゆうk……謎の向日葵仮面さんの『マーダースパーク』にも匹敵していた。
まさに本職のFW顔負けの圧倒的攻撃力。
それと、地味に流されてはいたが――彼女のドリブル力もまた、異常だった。 それこそ通常状態では、森崎をも上回ってる位に」

鈴仙「(最強クラスの攻撃力に、タックルもパスカル君並みかそれ以上。
練習嫌いが祟って鈍ってないか密かに期待してたけど。 むしろ昔よりも成長してるんじゃ……?)」

鈴仙はここで改めて、博麗霊夢という少女の持つ圧倒的な強さ。そして理不尽さを知る事となる。
特に、鈴仙は命蓮寺ロータスとは一度対戦した事もある。
その際は、白蓮を途中で欠いていたにも関わらず、持前のチームプレーで鈴仙達を苦しめ、
そして最終的には4−3の辛勝へと追い込んだ良きライバルともいえるチームが、
今こうして霊夢に圧倒されているという事実は、想定の範囲とはいえ十分にショッキングだった。

パスカル「……しかし、命蓮寺はここで何とか持ちこたえて前半を終了し。
―――そして、後半ではむしろ逆に一矢を報いる形を演出した」

パスカルの話は、いつの間にか次の局面へと入っていた。時間は後半開始後の10分。

705 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:39:57 ID:???
〜再び試合の回想〜

魔理沙「くらえぇぇぇえええっ! 『ブレイジングスター』!!」

バァアアアアアアアアアアッ!! ブゥウウウウウウン!!
  ―――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

一輪「あ、あんた等シュート強すぎよ……! そのせいで、私等ってば合体セービングばっかしで。
これで、もう、限界……! 『華麗なる親父時代』……!!」
 
 ――雲山は疲労しながらもその拳を力強く握っている――

  ブウウウウウウウウウン! ガシィイイイイイッ……!!

実況「あっと、一輪選手額に玉のような汗を流しながらもボールカット!
こぼれ球は――CBの位置にまで下がっていた白蓮選手がフォローします!!」

白蓮「白蓮? いいえ、違いますね。 私は…………!」

カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

超人・聖白蓮「――私は、超人・聖白蓮です!! ちゃぁあああああーーーーーー!!!」

バギュンッ! ドルドルドルドルッ!!!

小町「ふ、ふえ? 何このナナハンバイクみたいな音……って、ふんぎゃあああっ!?」

森崎「お、俺は守備参加しないぞ! GK能力以外は攻撃力しか育ててないから命だけはおたすギャーーーッ!?」

706 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:41:10 ID:???
パスカル(解説)「一輪さん達が辛うじて弾いたボールは白蓮さんがフォローし。
そして彼女はその秘められた超人としての力を解き放った。
シュートを撃った直後で身動きの取れない魔理沙さんは守備参加できず、
森崎と小野塚小町さんは守備能力がそんなに高くなかった。
加えて、ドリブルにおいて大きく基礎能力が向上している白蓮さんを止めるのは中々難しく――」

霊夢「……ッ! 零しちゃうしか、無いわね……!」

バチイイッ…!

村紗「(零しはしたけど、押し切った! あの博麗の巫女を、聖様は……!!)
――大丈夫です聖様! ボールは今私がお返しします! ……『アンカーパス』よっ!」

グワアアッ、バゴオオオオッ!!

天子「ちょ、ちょーい!? せっかくオーバーラップしてやった私の為にそこはタックルで行こうよっ!?」

衣玖「(この局面でのオーバーラップは必要だったのですか、総領娘様……?)」

超人・聖白蓮「――ありがとうございます村紗。 さぁ……後はもう少し!!」

パスカル(解説)「――攻撃の起点になったのは、やはり白蓮さんによるカウンターだった。
リベロとしての仕事を存分に発揮し、中盤底から敵陣までドリブルでド派手に突破。
途中、ボールをはじかれる事もあったが――そこは仲間がフォローしてくれる。
集団による調和と、個人による突破。 命蓮寺ロータスは、このどちらについても一流の域にまで昇華させていた事は間違いない。
白蓮さんはボランチの衣玖さんを軽く吹き飛ばしてバイタルエリアに入り――」

超人・聖白蓮「ぬえ……頼みます!」

バコッ…!

707 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:42:16 ID:???
ぬえ「は、何でアンタの頼みごとなんて聞かなきゃいけないの?
――って、昔だったら言ってたかもだけど。 今じゃあもう、腐れ縁だしね…っと!
これはどうかな、『鵺的スネークショー』!!」

タッ……シュッ、クルンッ……!!

中里「ぬうっ、やり申すなお主!(そして拙者はぬえちゃんと○り申したいで候(^^; なんてね(^^;(ぉ」

ぬえ「()が閉じてないから本音がダダ漏れだけど……その本音はちょっと引くわー」

実況「ぬえ選手、正体不明の巧みなドリブルで中里選手の居る右サイドを突破!
中里選手はタックルも上手いですが、軽い身のこなしを活かしたパスカットが本職!
命蓮寺随一の突破力を持ったぬえ選手の進撃は止められない!!」

パスカル(解説)「前の試合では連携が苦手そうなぬえさんだったが。
あれから色々と絆を深めたのか、今日の試合ではチームにうまく溶け籠めていたと思う。
だから――ここで、彼女を軸とした絡め手が上手く嵌った」

ぬえ「それっ、決めなよ聖!」

バコオオオオッ…!!

萃香「(超人・聖白蓮…! 確かアイツは高空からの『オーバーヘッド』が得意だったね。
……面白い。 ぜひともパンチングで防がせて貰おうじゃないか)」

超人・聖白蓮「(――敵GKは……身構えている! ならば大丈夫。 ここは……)
――ここは私が決める! ……とでも思っていたんですかァ!?」

ブウウウウッ……スッ――!

708 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:43:53 ID:???

萃香「ん、んにゃぴっ!? ここでスルーッ!?(い、いかん! バランスを崩しちまったい!
そんでもってこのスルーパスの先、は……!!)」

バアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

星「一輪達が守り、聖が突破し、村紗が繋ぎ、そして今ぬえが切り開いてくれた道!
その道は天なりて問うべくも無く是たらんッ! 食らいなさい、毘沙門天の示す絶対的な―――『正義の威光』を!!」

バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオン!! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

萃香「ち、ちいいっ……! 私と、した事がッ……!! ――ぁぁああああっ……!!」ドゴオオオオン!!

実況「萃香くん ふっとばされた〜〜〜!!」

――ズバァアアアアアアアアアッ! ピピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


博麗連合2014 1 − 1 命蓮寺ロータス

〜回想終わり〜

パスカル「……後半13分での、命蓮寺ロータスの鮮やかな同点弾。
この時は俺も、『もしかしたら、命蓮寺が勝つか、そうでなくても引き分けるのでは?』――とか、色々考えてしまったな」

パスカルは目を細めて楽しげに思い返している。
やはり、頭の良くプロの世界に身を投じているとはいえ、彼もまた一人のサッカー小僧。
高い実力のチーム同士の対決は、情報収集も関係無く、純粋に面白い物だったのだろう。

709 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:45:01 ID:???
鈴仙「――でも、結果は4−1なんでしょ? ……やっぱり、命蓮寺はこれが限界だったのかしら?」

パスカル「残念ながら。 描写は省いたが、後半開始時点で、命蓮寺は博麗連合に試合を大きく支配されていたんだ。
霊夢さんだけじゃない、アリスさんのパスも厄介だったし――意外な事に、少名針妙丸さん…とかいう少女もまた、
ドリブルによる突破と、そこそこの威力を持つミドルシュートで試合をかき乱していた。SBのオーバーラップも効いていたな。

その結果、FWの星さんやOMFのマミゾウさん達も積極的に守備に向かわざるを得なくなり。
そして同時に、多数のシューターを抱える博麗連合の波状攻撃で一輪さんをはじめとする、
命蓮寺のDF陣は後半開始早々であっという間に壊滅状態。
他のフィールダーにも疲労がたまり、前半同様に持ちこたえ続ける事は出来なかった。

さっき話した得点劇は――まさに、そんな彼女達が魅せてくれた、最後の煌めきだと言わざるを得なかった。
何故なら、一連カウンターで一番動いていた白蓮さんの体力が……その得点を機に、枯渇したからだ」

鈴仙「……花果子念報のチーム分析を見たら、命蓮寺ロータスの支配力も博麗連合の支配力も、
おんなじ☆5つだったと思うけど。 やっぱり、それだけの差があるのね……」

パスカル「……そうだな。 新聞はあくまで新聞、全てが正しいとは限らないし、
そもそもの評価基準だってまちまちだ。 だが、俺があのチーム……博麗連合の実力を正確に☆表記に表わすとすれば。
間違いなく、☆は5つや6で収まらないだろう。 そんな印象だった。 ――あのチームだけは、別格だ」

パスカルの発言には説得力があった。
実際に試合を見ていない鈴仙にも、博麗連合の強さが具体的にイメージできたからだ。
恐らくは、今のままの永遠亭ルナティックスでぶつかれば、確実に負ける。
鈴仙は改めて、自身や自チームの目指す最終目標をイメージするのだが……。


710 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:47:15 ID:???
パスカル「……まぁ、まずは試合結果だな。 とはいえ、1−1で同点になった後は、
体力の限界により命蓮寺ロータスも、その辺の名無しチームとさして変わらない状況だった。

念願のオーバーラップが叶った天子さんのミドルで1点、
衣玖さんのアシストからの、森崎の『リバーシブルボレー』――こいつも威力が上がっていた――で1点。
そして最後に、小町さんのポストプレイからの、魔理沙さんの近距離マスタースパーク
――『実りやすいマスタースパーク』で1点。
疲労したGK相手に得点しても嬉しくない……そんな複雑な顔をした魔理沙さんが、チームメイトに祝福されていた所で試合終了。

かくして、試合は4−1で、博麗連合の圧勝だったという訳だ」

鈴仙「成程……。 でも、結構色々分かったわね。 ありがとう、パスカル君」

パスカル「いいや、礼には及ばないさ」

そう言ってパスカルは、「カグヤさん達に気を揉んで疲れた」と言い残して自室へと去って行った。
一人残された鈴仙は、改めてパスカルの話を反芻し。

鈴仙「(――博麗連合は……やっぱり、全てにおいて別格の強敵。
前までの私だったら、とっくに腰を抜かしていたり、ひょっとしたらルナティックスを逃げ出して
博麗連合に入っちゃうくらいしてたかもしんないけど。 ――でも、今は違う!)」

鈴仙はまるで中山のように。

鈴仙「(なんだか、楽しみ……! こんな強いチームとどう戦うのか。
どうやったら、こんなチームに勝てるのかを考えていくのが、凄く……楽しみ!!)」

――まだ見ぬ強者への飢えを、今確かに感じていた。
それこそが、言葉遣いや態度だけでは顕れない、
鈴仙の心に浮かぶ――『真の強者の証』なのかもしれない。

*博麗連合の情報が少しわかりました。

711 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:48:45 ID:???
リバーシブルボレーってブラジル行ってから身に着けたもんじゃなかったっけ?

712 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:49:31 ID:???
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子
2ゴール 射命丸、勇儀、早苗、神奈子、ピエール
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子、霊夢、魔理沙、森崎、天子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗
2アシスト 小悪魔、ピエール
1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子
       衣玖、針妙丸、小町

713 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:51:20 ID:???
リバーシブルボレーはJrユースで覚えた。使わなかったから影薄いけど

714 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:53:38 ID:???
>>711,713
リバーシブルボレーはJr.ユース編で間違いないと思います。
そして……あれ、使って無かったでしたっけリバーシブルボレー(汗)
そうでしたら、パスカルが威力上がっていた…とか言ってたのは、半分解説だった補正でフォロー願います(泣)

715 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:55:41 ID:???
リバーシブルボレーの初公開はメキシコ、本来の使い手に浴びせる形で

716 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:56:16 ID:???
すいません、こっちの勘違いでした

717 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:00:53 ID:5fllME/s
〜大会3日目・午後〜

鈴仙「ふう、ずいぶんと長い試合観戦だったけど、色々と勉強になったわね…!
妖夢の様子は心配だったけど……他にも、色々行ってみたい事ややってみたい事があるのが困りものね。
地底探検も楽しそうだし、太陽の畑の幽香さんちで、レティさんから守備のレッスンも受けてみたい。
それと、結構前の話になるけど、迷いの竹林周辺にある妹紅の焼き鳥屋さんにも誘われてたような。
練習の為になる本を売っているのは人里の貸本屋だし……。 う〜ん、悩むわね」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
×:チームで試合を見に行く(本日の試合:休み)
C:自主練習をする(一人で練習します。更に分岐)
D:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:16
E:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
F:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※使えるアイテムは「パチェノート(使用時、鈴仙の全スキルに経験点が+! dice+! diceされる。 使い切り)」のみです。
   そのため、Fが選ばれた時点で、自動的に「パチェノートを使用する」と進行します。
   「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの自主練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:各チーム1試合目終了〜ルナティックス2試合目までの大会スケジュール)

3日目    地霊×西行       休   み←今ここ   
        命蓮×博麗       休   み

4日目    休   み         休   み      
        休   み         休   み   

5日目    羽目×バケ       永遠×地霊
        人里×妖精       守矢×命蓮 

718 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:02:20 ID:0pkdVf6I
F

719 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:04:49 ID:yl0LuGmE


720 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:04:52 ID:???
レティの守備レッスンとやらを受ければ守備のフラグもらえる可能性もあるかもだし
ノートはその後で使うのは駄目かな?

721 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:06:18 ID:???
ノートはまだ使うべきじゃない
最後に使うべきかと俺は思う

722 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:06:47 ID:k9Bc9n72
A

723 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:13:11 ID:???
妖夢かつかさか、レティか妹紅か。悩むが妖夢か?

724 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:15:56 ID:5fllME/s
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「うん、とりあえず今日は試合も無いし……。 何か自由に行動してみようかしら?」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

725 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:16:35 ID:???
レティだな、今妖夢にあっても明確なメリットが見えない
少しでもここは自軍を強化すべき

726 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:16:40 ID:O+YXimbE


727 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:17:16 ID:DvzA4c0w
B

728 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:17:45 ID:weSxkWwU
B
妖夢さん励ましたい

729 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:28:44 ID:5fllME/s
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「よし! 今日はいっちょ外に出ますか! さて、どこに行くかが大事だけど……?」

A:人里(貸本屋や道具屋、慧音の住居等があります)
B:霧の湖(妖精大連合メンバーが居ます。プリズムリバー三姉妹の居る廃洋館もあります)
C:紅魔館(レミリアやパチュリーが居ます)
D:冥界(妖夢や幽々子が居ます)
E:迷いの竹林付近(妹紅やミスティアが居ます)
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)
G:妖怪の山(河童のバザーやスタジアム、守矢神社等があります)
H:地底(危険もありますが、旧都には様々な店があります、温泉もあります)
I:命蓮寺(星や白蓮が居ます)
J:香霖堂(霖之助がおり、アイテムが購入できます)
K:魔法の森(魔理沙やアリスが居ます)
L:博麗神社(霊夢や森崎が居ます)
M:無縁塚(危険もありますが、掘り出し物も発掘できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*選択肢の概略について書き足してみました。

730 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:29:09 ID:yl0LuGmE


731 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:29:15 ID:J4Zm184o
F

732 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:29:20 ID:O+YXimbE


733 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:30:17 ID:weSxkWwU
D

734 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 01:34:51 ID:???
Fが選ばれたところで、今日の更新はここまでにしようと思います。
昨日から今日にかけてちょっと、本スレの読み込みが浅い点があり皆様にご迷惑をおかけしております(汗)
私自身、このスレの話を作るにあたり本スレを何度も読み返してはおりますが、やはりまだまだ未熟な点が多々ありますし、
読み返すたびに、新しい発見に気付いて「おおっ」となったりします。

ですので、皆様もこのスレを読んで、「あれっ? リバーシブルボレーってこの時点であったっけ?」「実際に使ってたっけ?」
……など、また本スレを読みなおすきっかけとしていただければ幸いです(無理やりな言い訳&宣伝)

自由行動については悩むところもあるかと思いますが、色々と悩んでいただければ幸いです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。




735 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 01:37:06 ID:???
森崎の攻撃はやっぱりジャイロパスと頭脳的なドリブルがないと物たりんぜよ
乙でしたー

736 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 02:19:56 ID:???
乙です
>鈴仙「(なんだか、楽しみ……! こんな強いチームとどう戦うのか。
 どうやったら、こんなチームに勝てるのかを考えていくのが、凄く……楽しみ!!)」

デッキ構成とかしてるとすごくよくわかるよその気持ち
まぁLoV3は2に比べて相性の優劣かーなーり強いから考えても勝てない時あるけど

737 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 10:04:19 ID:???
森崎の守備力が低いのはゲームシステム上、GKは守備力鍛える意味薄いだけであって
1対1でドリブラーへの対応力とGK時の動きの質を見る限りだと
単純な守備力自体は高く設定されていてもおかしくないと思うの
森崎以外のGKにも言えることだけど

738 :森崎名無しさん:2014/09/06(土) 18:45:03 ID:???
ガレリがデータセービングで止めたのは翼のフライングじゃあ?

739 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:16:39 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
ひっそりと、今日の昼にスウェーデンJr.ユースの能力値紹介を、
17スレ目末にさせていただきました。 もし宜しければそちらもご確認ください。
>>735
乙ありがとうございます!
ジャイロパスはまだ先の機会になりますね。
頭脳的なドリブルくらいについては、前倒しの習得もあるかもしれません。
技を教えてくれた中里一家も、丁度一緒に幻想入りしてますし。
>>736
乙ありがとうございます。
lov3とはまた違いますが、このスレでもいろんなキャラのいろんな使い方について検討して、
相性の良い相手とぶつかれるようにしていただければと思います。
それに、lov3だって相性が良くても自分のヘッポコムーブのせいで負ける時もありますし…
>>737
そこを突き詰めると結構きついのですが、ゲーム的な都合と割り切っていただければ幸いです。
敢えてそれっぽく弁解するなら、『PA内での立ち回りと、フィールド全体を見ての立ち回りは別物である』
……とかでしょうか。
>>738
確認してみたらその通りでした(汗)雷獣シュートを止めたのはブローリンでしたね。
大変失礼いたしました。

740 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:19:52 ID:???
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)

鈴仙「(幽香さんがちょっと怖いけど……。 レティさんに会いに行きましょうか)」

なんだかイヤ〜な予感を覚えながら、鈴仙はフワリと竹林上空にまで飛び、
そこから妖怪の山から反対方向、人里からは南のやや奥まった窪地へと向かう。
それが、幻想郷縁起にも記載があった『太陽の畑』の場所だった。

鈴仙「よっ……と」

減速しながらゆらりと近くの地面に軟着陸した鈴仙は。

鈴仙「――うわぁ……! 噂には聞いていたけど、凄い広さの向日葵畑ね!
ただ、今は秋だから向日葵の見所はほとんど終わり。
一部に遅咲きの向日葵が咲いているだけみたいだけど……」

改めて、幻想郷に隠された自然の雄大さと、整然とした向日葵畑の姿に感動を覚えてしまう。
そしてキョロキョロと辺りを見回すと……その畑の外れには木でできたオシャレなログハウスがあった。
前にレティから聞いた話によると、彼女や雑魚妖怪チームのメンバーは、ここに居候しているらしい。

鈴仙「(ここがどうやら、幽香さんの別荘地なのかしら……?
やはりと言うべきか、本人のあのパーソナリティには似つかわしく無い、小洒落た少女チックな家のようだけど)」

741 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:26:15 ID:N/0Tlx5I
コンコン……ガチャッ。

鈴仙「お、おじゃましま〜す」

内心で若干失礼な事を考えつつも、鈴仙は優しくノックをして、
礼儀正しく挨拶をしながらその家に入っていく。 そんな鈴仙を迎えてくれたのは……。

先着1名様で、

★太陽の畑→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ・ハート・スペード→レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」
クラブ→幽香「……あら、誰かと思ったら珍しい。 ――レティなら留守にしてるけど?」
クラブA→幽香「変身!」チェンジ リョウジョカ-? 鈴仙「ゆ、幽香さんが謎の向日葵仮面に変身してるっ!?」
       謎の向日葵仮面「……!?(ヒーローはその正体を明かしてはならない! だから口封じしなきゃ(使命感))」

742 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 00:27:00 ID:???
★太陽の畑→ スペード7

743 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:47:58 ID:N/0Tlx5I
★太陽の畑→ スペード7 ★
ダイヤ・ハート・スペード→レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」

鈴仙「(もしも着替え中(非エロ的な意味で)の幽香さんと出くわしちゃったらどうしよう……)」

内心でビクつきながらも、それを悟られぬよう、キッと目線を一定にして、
そのままドアの奥を見据えて離さない。
果たして、そんな鈴仙の怯えと不安は杞憂に終わる。

レティ「はい、こちら風見ですが……って、あら。 鈴仙じゃないの」

鈴仙「あっ……はい、レティさん。 試合の時ぶりです」

幽香の家から出て来たのは本人ではなく……彼女の友人らしいレティ・ホワイトロックだった。
夏ほどでは無いがまだまだ暑い今日この頃であるが、
レティは健気に山中の住居に帰らず、幽香との居候生活を続けているようだった。

レティ「幽香ならもうしばらくは帰ってこないわ。 遅咲きの向日葵の世話を見ているようだから。
……ところで、ご用は何かしら?」

鈴仙「ええっと……(――う〜ん、どうしよう。 レティさんには前の試合で、
守備能力のコーチを頼みたい! ……みたいな話をしてたのよね。

勿論私としては、出来る事ならすぐにでもレティさんには協力してほしいけど……。
折角だから、それ以外の話もしたいような気がするわね。
それと、どうやら幽香さんもすぐに帰って来るみたいだし、ドア後ろの喧しさを見るに、
リグルやルーミア、それにメディスンみたいな雑魚妖怪チームのメンバーとも交流は出来そう。

さて。 ここは――何を選べば良いかしらね……?」

744 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:50:54 ID:N/0Tlx5I
A:「こないだの約束通り、守備を教えてもらいたく伺いました!」(選択後更に分岐)
B:「ううん、今日は幽香や雑魚妖怪チームの人と話に来たの。 具体的には…(選択後更に分岐)」
C:「ウチのチームのウサギ達と、貴女のチームの下級妖怪とで。 少人数同士の練習試合とか出来ないかな…って」
D:「『幽香さんの日傘』……って。 今どこにあるかわかりますか……?」
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

745 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 00:52:12 ID:???
…と、いったところで短く恐縮ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
皆様、本日もお疲れ様でした。

746 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 00:54:11 ID:djQtruwg
A

747 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 00:58:35 ID:UG0/Yjcg
乙です

A

748 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 01:00:06 ID:Ma74tI0U
A
正直、日傘が気になるけどw

749 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 01:15:41 ID:???
向日葵仮面の強化フォームは風見だけにV3っぽい見た目になると予想
ちなみに向日葵畑棟とマザー3の・・・

750 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 03:47:33 ID:???
E相撲を教えてもらいにきました

751 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 07:35:05 ID:???
E
バストアップの秘訣を教えてもらいにきました

752 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 10:46:06 ID:???
こんにちは、今日はちょっと夜に更新できないかもですし、
今の内に少しでも更新していきます。
>>747
いつも乙をありがとうございます。
言葉には言い表せていませんが、やはり乙をいただけるのは本当にうれしいです。
>>748
日傘イベントも、一応進める事もできました。
ですがかなり難易度高めに設定しているので、無理して狙わなくてもいいかもです。
>>749
多分いつか埋めネタで仮面レイパーヒマワリとかやります。
マザーは1と2しかやってないのですが、3は軽くプレイ動画を見て、話をなんとなく知ってるくらいです。
pollyannaは名曲ですよね。
>>750
多分冥界の方が良いです。
>>751
私の中では鈴仙はスレンダーな印象ですね。

753 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 10:59:47 ID:???
A:「こないだの約束通り、守備を教えてもらいたく伺いました!」(選択後更に分岐)

レティ「……あぁ。 そう言えばそんな話をしていたわね」

鈴仙「ええ……。 自分で基礎固めはやっているんだけど、独学じゃ中々向上しなくって」

レティ「そうね。 私も先の試合で貴女の守備を見ていたけれど。
決して悪くはない水準ではあるものの、それ以上に迫る大技があれば……と、思いもしたわね」

鈴仙「えっ、大技……? それってひょっとして、師匠の『天網蜘網捕蝶の法』とか、
パスカル君の『クリップタックル』みたいな必殺技って事ですか!?」

レティは首肯して続ける。

レティ「――貴女のタックルやパスカット、それにクリア能力は既に一定以上の基礎を有している。
それならば、私としても基礎をいちいち教えるよりは……「必殺技の習得」に関するレクチャーを
した方が良いかと思っているのだけど……基礎の充実の方がよかったかしら?」

鈴仙「いえ、そんなこと……! 私だって、わざわざお願いしている身ですし……。
それに……基礎能力の向上を目指しても、一朝一夕でやれるというのも難しいと思いますから」

レティ「そう。 それなら良かったわ。 ……とはいえ、当然だけど私も天才指導者じゃないし、
貴女も恐らくは天才プレーヤーでは無い。
だから、今日の練習で教えられるのは恐らくタックル・パスカット・ブロック・クリア。
それらの内どれか1分野のみとなると思うのだけど。 ……そこの判断は、貴女の意思を尊重するわ」

鈴仙「は、はい(う〜ん。 タックルとパスカットについては、私は既に何らかの着想……
要するに『フラグ』はあるんだけど。
それを今日一日の練習だけで回収できるかと言われれば、これまでの私の才能からして難しいかも。
逆に、ブロックとかクリアについて、新しいフラグを獲得する方は比較的簡単かもしれないけれど、
実際にその技を使うか、ってのが問題になるのよねぇ。 はてさて、何をお願いしようかしら……)」


754 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 11:04:27 ID:N/0Tlx5I
鈴仙は必死に悩んで、レティにレクチャーを依頼する分野を検討する。
そしてその結果――。

A:タックルを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)
B:パスカットを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)
C:ブロックを教えて貰う。
D:クリアを教えて貰う。
E:全部教えて貰う!
F:その他 自由選択枠 基礎能力を教えて欲しい場合はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*練習内容ですが、
 フラグのある分野→ダイス二つの数値合計分をそのまま経験値に加算
 フラグの無い分野→ダイス二つの数値合計が5以上でフラグ習得、12でフラグ回収
 …と、少し変則的にしようと思います。なお、アイテムは使用不可とします。

755 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 11:15:01 ID:???
と、いったところで一旦ここまで。
皆様、一旦失礼いたします。

756 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:16:06 ID:rcvmQSO+
A

757 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:17:51 ID:7C+eehMU
A

758 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 11:28:19 ID:N/0Tlx5I
すみません、やっぱりもう一判定だけやらせていただきます。

A:タックルを教えて貰う。(*フラグあり、経験値10/20)

鈴仙「それじゃあ、タックルを教えてください!」

レティ「そうね。 FWの貴女は必然的にタックルの機会が多くなるでしょうし。
タックルの強化は急務になるのかしら」

鈴仙「あっ、はい(午前の試合を見る限り、私のタックルはレミリアさんや魔理沙だけじゃなく。
シュート特化の勇儀さんにも大きく劣っている……!
もしも私が一流を目指すとするなら、ここでタックルを鍛えておかなくちゃ!)」

鈴仙はレティの手ほどきを受けながら、太陽の畑にある空き地で必死にタックル練習を行った。

先着1名様で、

★鈴仙のタックル練習→! dice+! dice★

と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在10/20ポイント)

*****

これで今度こそ一旦ここまでです。

759 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:28:26 ID:???
出遅れてしまったわ
フラグの無い分野を鍛えたかった・・・

760 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 11:30:08 ID:???
★鈴仙のタックル練習→ 5 + 3

761 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 12:43:21 ID:???
今話題のエアケイに対抗してエアレイを教えてもらえばよかったぜw

762 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 13:27:17 ID:???
乙です。
毎日更新していて、本当に楽しませてもらっています。

>>ダイス二つの数値合計が5以上でフラグ習得
これだけ見るとお得に思えるけど、現状の鈴仙がブロック技覚えてもガッツの無駄にしかならないし
クリア技も敵のフリーキックやコーナーキックぐらいしか使いどころがないからねえ
過ぎたこと言っても仕方ないけど、パチェノート先に使っておいた方が良かったかも
というか、今使わないことであまりデメリットもない気がするけど
現在鈴仙さんフラグ持ちまくっているのよ?

ドリブル(10/20)、シュート(10/20)、タックル(18/20)、
パスカット(10/20)、スルー(10/20)、
パスカルとのコンビプレイ(17/20)、オフサイドトラップ(8/20)

逆にないのはポストプレイ、パス、クリア、ブロックぐらい?
後はフェアプレイ精神?とかの特殊なものくらいかな?

さて、今思い当たるのはこれくらいかな?
・妹紅との特訓
・つかさとウサギDのコンビプレイ(つかさに会話?)
・ウサギさん達との特訓(つかさ含む)
・妖夢の悩み解決
(好感度上がりやすいから特訓しやすい? 現状ではあまりメリットがないが、かなり後で大きなアドバンテージ?)
・しゃべるボール(せっかくだしパスカルとのコンビプレイかタックル練習で使う?)
・愛のハチマキ(姫様にいつ渡すか、矢車(?)にも関係する?)

763 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 13:29:06 ID:???
そろそろノートも使い時に見えるのよー

764 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 13:30:12 ID:???
しゃべるボールは練習じゃなくてカルロスみたいに
話しかけるなんて怪しいことしちゃあ駄目なの?w

765 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 16:49:08 ID:???
しかし予選の残り二戦もかなり強い相手だよね
だけどウサギさんの成長を考えると師匠抜きで戦ったほうがいいのだろうか
トーナメントまで行くとそういうわけにもいかなくなるだろうし

766 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 16:52:15 ID:???
ウサギさんの成長を考えるなら本番の試合ではなく練習試合とか組んだら?
レティ本田との選択肢にそれっぽいのもあったし

767 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 17:54:57 ID:???
西行対策に士を強化したい

768 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:01:04 ID:???
じゃあディケイドに変身させるんだ

769 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:33:13 ID:???
少なくても鈴仙さんには、決勝までには博霊連合のDFを抜ける突破力と森崎をぶち抜く決定力が必要とされる。
その上でガッツとか考えたら、精々二点が限界。
となると、失点を1以内に抑えるか、鈴仙以外に森崎から点を取れる選手が必要となる。
パスカル君か佳歩さんにやってもらうことになるけど、恐らく厳しい。
師匠は中盤を抑えてもらわないといけないし、アポロでも森崎相手には分が悪い。
その上アポロは燃費も悪い。師匠のシュート力アップも望めない。
となると、恐らく失点を抑える方向になる。
名無しウサギさんがフィールドにいるような状況じゃ、全員実力者の博霊相手は非常に厳しい。
恐らく、決勝までにウサギB〜Dちゃん全員名有り覚醒。
その上でウサギB〜D+つかささん、妹紅さんと特訓するくらいじゃないと博麗相手は厳しいかも。
(つかささんは燃費が悪いから、途中交代を考慮する必要がある)

仲間を鍛えないといけない。自分も強くならないといけない。
両方やらないといけないのが主人公の辛いところだな。

770 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:48:06 ID:???
ところでパスカルとのツインっているのかな?

771 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 18:52:31 ID:???
769に追加で
ただ鈴仙さんしか点が取れないとなると、当然鈴仙さんに守備を集められる。
パスカル君、佳歩さん、師匠は真正面からのシュートはたぶん森崎相手は無理。
それでも、フリー状態のシュート、1対1からなら点は取れるかも。
というわけで、鈴仙さんにポストプレイをおぼえてもらうのもいいかもしれないかなって。
できればパスカル君とかに覚えて欲しいけど、それはちょっと難しいと思うから。

772 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 23:01:19 ID:???
こんばんは、帰ってはこれたのですがちょっとガッツが無いのと、
次のシーンがまた文章主体の長文になりそうでしたので、今日の夜の更新はお休みします。
コメントだけ、返信させていただきます。
>>759
イレギュラーな時間の更新でしたしね。私も他のスレ様への参加時よくありました。
>>761
そしてそのままテニヌ編突入ですね…w
>>762
乙&まとめを本当にありがとうございます。
>>762さんはじめ、みなさまの参加のお蔭で、こちらも毎日楽しく更新させていただいております。
特訓にしろパチェノートにしろ、色々実行するタイミングは悩む事もあるかもしれませんが、
どちらを取っても相応のメリット・デメリットがあるようになっていると思いますので、
こうして考察頂いた上で、また投票して頂ければ幸いです。
>>763
フラグがたまってますからね。これが全部回収されれば鈴仙も一回り強くなる…かもしれません。
>>764
とりあえず一緒に練習していたら、何か変化が起きるようになる…と思います。
>>765
予選リーグ残りも強敵ですが、一応永琳抜きでも勝てる程度のバランスを想定してますし、
永琳が居ない場合も、鈴仙が目立ちやすく、得点・アシストや人気度を稼げるなどのメリットはあります。
またそこは、永琳にでも相談して頂ければと思います。
>>766
雑魚妖怪チームのほかに、人里でもミニゲームが出来る機会を組んだりは可能です。
ただ、そう簡単に出来るかと言われれば、普通の練習より少しだけ手間はかかると思います。
でも、もしやれれば苦労したなりの価値が出て来ると思います。
>>767-768
他人のそら似ですねw つかさがいろんな世界を渡り歩いたりはしません。
>>770
鈴仙というよりは、パスカルをFW起用するには要る……と言った感じかもです。
むろん、鈴仙にとっても有益なイベントですが。

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/07(日) 23:02:41 ID:???
>博麗連合対策について
現状でしたら、永琳が戻り、中山さんが復帰すれば、総合力的には勝負になる程度かと思います。
仰る通り、如何にして森崎のいる守備陣を突破・攻略するかは大きな問題になるかと思います。
森崎は、本スレや他の外伝でもご存じのとおり体力に難があるので、
とにかくみんなでシュートの波状攻撃をしていく…と、いう作戦もアリかと思われます。
また、ご指摘の通りスルーやポストプレイといった戦略も、時には大事になるでしょう。

ただ、名無しウサギ全員名有化+特訓実施…までは、正直かなり難しいようバランスをとっておりますし、
そこまで出来なかったからと言って即座に勝てない…と、いう風にも考えていません。
ですので、考えつつもあまり深く考えすぎずに、楽しく育成計画を練っていただければと思います。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

774 :森崎名無しさん:2014/09/07(日) 23:31:53 ID:???
乙です
博麗のいやなところは森崎つぶしても威吹鬼や霊夢がGKできるところだよねぇ
ヤバい必殺型つぶしても強い必殺なしのタイプが出てきまくる・・・
DFは天子と中里がオーバーラップしてくるだろうしまぁ硬さにはそこまで恐怖は感じないけど

次の試合の地底は高火力いるけどあまり撃てないし、撃てるのも少ないしだろうから多分殴り合いなら余裕な方かと思う
永琳いるしね

つかさがディケイドに変身しちゃったりすれば相当楽になるんだけど・・・

775 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 08:50:01 ID:???
パチェノートはもう使ったほうがいいかな。
ダイス二つで10以上はそうそうでないし技の練習時間のことも考えたら、
後回しにすると練習の時間が無いかもしれない。

776 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 18:11:44 ID:???
乙です
博麗の強さもっとぶっ飛んでいるかと思いました。
現状でも中山さんいれば勝負にはなるのね。

・ウサギB〜Dちゃんに名前をつけてあげたい。Kちゃん? うん、ごめんさすがに無理
・親友の妖夢をスランプから立ち直らせ、熱い勝負をしたい
・森崎から点を取れて、ポストプレイもできるFWとかいいよね

上の三つは達成したいけど、厳しいかなあ

加えて、幻想郷選抜に佳歩さん、慧音先生、妹紅さん、てゐさんを連れて行きたい
と思うけど厳しいかなー、やっぱり

777 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 18:59:49 ID:???
問題は浮き球以外しょっぱい慧音だと思うんだけどな
後ついでにいえば必殺タックル発動しなきゃ素通しの妹紅も
まあ妹紅は浮き球でも役割持てるから許せるけど慧音はどうにかしときたい

778 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 19:14:56 ID:???
慧音と妹紅は相手は必然的にエースストライカーばかり相手にするから仕方ない。
ぶっちゃけ基礎値は高いから、練習での能力アップは見込めないのがきつい。
逆に言えば覚醒して技覚えてもらえれば飛躍的に伸びると思うんだけど、特に慧音。

なんなら慧音と交流してみようか、ヒントぐらいつかめるかもしれない。

779 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 22:54:44 ID:???
とりあえずパチェノートを使ってしまいたい。
それ次第で技の練習の時間を取るか交流を取るか決まるし。

780 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:27:06 ID:???
こんばんは、ほんのちょっとだけ更新します。
>>774
乙ありがとうございます!
博麗連合に萃香がいる辺りは「森崎をスタミナ切れにさせても若林がいる」
という全日本ユースの恐怖を再現できればと思っています。
もっとも、萃香は若林と比べたらGKとしての格は1段劣るのですが。
地霊チームは如何に中盤を支配するかがカギかもしれませんね。
ディケイドに変身! …というのは埋めネタ以外では難しいですね。何より私が分かりませんし(爆)
>>775
先に使えば、より多くの試合で活躍できる可能性が増える…というのもありますね。
最終的な完成度で言えば、出来るだけとっておいた方が良いかもですが、
少しの差だったら早めに使った方が良い…という意見もあるでしょう。
>>776
乙ありがとうございます!
博麗連合の強さは、他のチームと比べるとぶっ飛んでいますが、
それでも育成に失敗したら勝負にならない…だとあまりに厳しすぎるので。
無論、現状+中山さんだったら勝てても勝率は恐らくそんなに高くないので、
これからの育成は大いに価値があります。
色々と達成したい事はあるかと思いますが、全部は無理でも頑張れば結構達成できると思います。
>>777-778
慧音や妹紅が物足りないのは、姫様を鍛えた代償かもしれません。
(妹紅は持前の引きの良さによる覚醒のお蔭で、競り合いやシュートは中々ですが)
二人とも総合力は鈴仙とほぼ互角(二人の方がやや低いけど)。
慧音はドリブル・ブロックフラグを、妹紅はタックルフラグがありますので、
そこを回収できればそれぞれCB・SBとして頼りになれると思います。

781 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:28:14 ID:???
★鈴仙のタックル練習→ 5 + 3 ★
→8ポイント獲得!(現在18/20)

鈴仙「はぁあああっ!!」

レティ「う〜ん、駄目ね。 いや、悪くはないんだけど……教科書的というか、型に嵌り過ぎてるのよね。
ほら、例えば普通にタックルをするにしても――」

スッ……ズッ、ザァアアアアアアアアッ!!

鈴仙「ひゃあっ!? こ、これって『フェイントタックル』!?」

レティ「そんな感じかしら。 貴女は見るところ、パワータイプでは無いし。
足もそこそこ以上に早いようだけど、それよりも幻想郷の住民らしからぬ水準で基礎技術が出来てるから、
こんな感じの、技巧派タックルが似合うかと思ったんだけど」

鈴仙「えっ? そんなに私の基礎技術って良いんですか?」

レティ「私自身も、どっちかと言えば貴女に近いタイプだから分かるけど……。
――多分、そこまで安定して正確にスライディングタックルを出来る選手なんて、
幻想郷の住民じゃあ、私は貴女の師匠か、それとも……紅魔館のメイド位しか知らないわ。
博麗の巫女や吸血鬼とかは、かなりの感覚派だからね」

鈴仙「わ、私が咲夜さんクラス!? それって、かなり凄いんじゃあ……」

レティ「……基礎『だけは』ね。 大技の存在はもちろんだけど、
咄嗟の機転や場数による勘とかでも、貴女はまだまだ野暮ったい感じだし」

鈴仙「むぅ……機転や勘かぁ。 それって、サッカーに限らず、私が一番苦手な分野なんだけれども」

レティ「私だって一緒よ。 だから……今はそれを補う技巧とテクを身につけなさい」

782 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:39:27 ID:???
時には優しく評価し、時には厳しく叱責するレティの指導は、鈴仙にとって新鮮かつ分かりやすいものだった。
無論、普段の永琳の指導も得る物は大いにあるし、
今こうしてレティに評価された鈴仙の基礎技術の精密さは、間違いなく永琳流の教えによる所が大きい。

しかし、努力型の強豪選手であるレティは、天才型の永琳とは違い、
しばしば鈴仙の目線に立って、丁寧に練習を教えてくれていた。
そして、その練習方針は基礎の定着により、丁度行き詰っていた鈴仙にとってプラスに働いた。
鈴仙は、昼過ぎの時間から日没までというこの短時間でめきめきと技巧を磨き。

鈴仙「でりゃぁああっ!!」

スッ……ズッ、ザァアアアアアアアアッ!!

レティ「そう…! その技巧が出来れば、それは貴女の武器になる!」

鈴仙「はい……ありがとうございます!」

――後僅かの練習で、実戦でも完璧に使いこなせる程度にまで、そのタックル技を鍛えぬく事に成功したのであった。

*鈴仙のタックル経験値が+8されました。(現在18/20)
*レティの評価値がやや上がりました。

783 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:40:59 ID:???
そして練習の疲れをとるためにレティ特製ちゃんこ鍋をごちそうしてもらいましたとさ

784 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/08(月) 23:42:44 ID:???
――と、いったところで本当に短いですが、今日の更新はここまでです。
明日こそは、ちょっと長めのNPCイベントを挟んで永琳復帰、
そして大会4日目(休息日)の行動選択……位までやるのが目標です。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

785 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:43:56 ID:???
乙なのです!

786 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:46:48 ID:???
ごっつぁんです!

787 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:46:50 ID:???
とうとうFF5で存在自体が反則だった薬師の帰還か

788 :森崎名無しさん:2014/09/08(月) 23:55:55 ID:???
ごっつぁん乙

789 :森崎名無しさん:2014/09/09(火) 00:58:32 ID:???
まあパチェノート使ってもピンゾロ引く可能性があるしね、特にうどんちゃんの運だと
(と、フラグを立てておけば大丈夫だろう)

790 :森崎名無しさん:2014/09/09(火) 17:49:44 ID:???
鈴仙「そうだ、変な目だしたらなかったことにしてもらえばいいじゃない!」
慧音「今夜は鈴仙の歴史で満漢全席だ!」

久しぶりに永夜抄に触れたら先生強い、かっこいい。
異変のとき、紫には効かなかったけど、霊夢の目は欺いているんだよね。
先生基礎値は高いから、早いとこ覚醒して欲しい。

791 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:12:01 ID:???
こんばんは、更新します。 ちょっと書くのに時間がかかりすぎたので、
判定無しでコメントも返せないですがご容赦ください。
また、今日の展開は色々と挑戦してみたゆえ、あまりに唐突でおかしい所もあると思いますが…。
なにとぞご容赦頂ければ幸いです。


792 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:14:54 ID:???
戦闘機において、第一にその強さの指標とされるものが低被探知性――即ち「ステルス」性能である。
電波吸収性において最優のフェライト素材をふんだんに使用され、
同時に索敵性能においても最優クラスのレーダーが搭載されたステルス戦闘機は、間違いなく航空戦における核。

そして、この最優のステルス性能を持つとある戦闘機には、
推力変更ノズル――繊細な小回りと短距離離陸を可能とする可動式ジェットノズル――を有していた。
これにより、ただでさえ発見困難な戦闘機の被探知性は大きく向上。
素人はおろか、熟練の航空士を以てしてもそれを発見するのは不可能に近い。

まさに不可視不可触のその魔法仕掛けの凶鳥は極め付けに、
中距離ミサイルを6発、短距離ミサイル2発をその小さな体内に抱え持ち、
それ1機1機が文字通りの最終決戦兵器のように見えてくる。

――米軍最強の戦闘機・F−22。
終わらぬ冷戦に比喩では無い終止符を撃つべく、今なお着々と米国内にて配備が続けられているそれは、
最も場違いな場所――即ち、四度に渡り繰り返され、未だにその残滓が残る中東戦争の主戦地に君臨していた。
レバノン・イスラエル国境を見下ろす広大なゴラン高原。
かつては多くの戦車が集い、悲惨な殺戮が繰り返されたその場所に、その最強戦闘機は「群れ」を形成していた。
朝まだきの漆黒の空には、ブウウ…と静かなエンジンの嘶きを吠えるF−22が……
その数にして数百機。 これから大規模な無差別爆撃を起こすのではないかと疑われるまでの、圧倒的な物量。
そして、一機一機が自らの性能の優位に慢心せず、秩序だった集合を作るその姿は――。
まさにこの戦闘機に付けられた異名――Raptor《猛禽》の名を形容するに相応しい。

――しかし。 この恐るべき航空戦力には、数点ほど不可解な点があった。
まず一点目に、この大部隊を迎え撃つべき敵側戦闘機が一機も見当たらない点。
それは彼らの持つ高性能レーダーを以てしても探知不可能であり。
比較的未熟な操縦士の中には、「我々の戦闘機よりも優秀な戦力を、敵は持っているのではないか」――と、疑問を抱く者さえいた。

793 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:18:07 ID:???
だが、彼らの認識は、残念ながら大きく間違っていたと言わざるを得ない。
何故なら……と、説明に移る前に、二点目の不可解な点に移る事とする。
二点目にして、最大の不可解な点。それは―――。

日向「何機居ようが同じだ……! 食らえハエ共! 
これが俺の――『ワイルド・ネオタイガーショット』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」

グワアアアアアアアアアアアッ……!!
バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオン……!!
ドギュルルルルルッ! バリドゴグシャアアアアアッ!! バキッ! メキメキ…!!
ドォオオオオオオオオオオオッ……ンン!!

――猛禽の群れは、何故、自らが虎の恰好の餌である事すら知らずに、
野生の虎が支配する縄張りへと、無謀にも立ち入ったのか、という事だった。


〜3日目午後・固定イベント〜
【邪仙と虎】

***

夢美「お疲れ様、社長。 相変わらずバケモノ染みたシュートね」

日向「戦闘機を……しかも、その精密な構造故に壊れやすいステルス機を破壊する程度で褒められても、ちっとも嬉しくないな。
世界にはカウンターシュートで生じる摩擦熱と波動で、既に幻想種と化した筈の竜族を召喚するDFや、
摂氏1万度相当の熱量をシュートにぶつけ、プロミネンス現象を発生させるFWが居る。
――最も、破壊効率に掛けては俺も他の奴に負けている自信は無いがな」

数百もの戦闘機を一人で撃墜させて疲労したのだろう、
日向小次郎は額の汗をぬぐいながら手下(タケシ)に用意させた、キンキンに冷えたコーラを一気に呷る。
草が焼けこげ鉄が燃える臭いが漂う高原は、日向の実力によって再び元の静謐さを取り戻していた。

794 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:21:48 ID:???
永琳「……私の出番って、ひょっとしたら無かったんじゃないかしら?」

そして、そこに永琳は居た。
鈴仙が雑魚妖怪チームとの試合に挑んだ夜、彼女たちは遥々中東の地へと向かっていた。

夢美「最初は、ここまで来てもらうつもりも無かったんだけどね。
ただ、私達の計画――『プロジェクト・カウンターハクレイ』の妨害に噛んでいたのが、
八雲紫では無く……例の、聖徳太子一派だったと発見した以上。
こうして直接、奴らの資金源を潰しておく必要が出て来たという訳よ」

――元々永琳が呼ばれた理由は、こうした血生臭い話では無かった。
夢美がかつて語ったように、永琳の助力は、
あくまで何者かによる破壊工作を受けた組織の立て直しと言う事務的なもの。
遥々中東の地にまで赴くべき用事では決してなかったのだが……
聖徳太子一派――即ち、神子の一派が絡んでいる問題と判明した事で、事情は変わった。

ちゆり「聖徳太子一派は、ある意味じゃあ八雲紫よりも怖いんだぜ。
奴らは最初、金も力も人脈もまるで無い烏合の衆だと思ったが……。
それゆえに、やって来る破壊工作がエグいっていうか、しっかりと考えられてるっていうか。
で、そんな奴らが金や力や人脈を持っちまったらどうなるか……。
きっと、私達の計画なんぞゴリ押しでつぶした上に、幻想郷を自分らの都合の良いように変えて来るに違いないぜ。 
私らは、そこまでラディカルな事は求めてないってのに」

永琳「――で、やる事が私達精鋭部隊による資金源の根絶、っていう訳ね。
……こっちもこっちで、やってる事がチンケというか」

夢美「しょうが無いでしょう? 精々が一企業であり、私兵にも限度がある上練度も低い私達の軍団が、
国内財閥を一手に総べる、アラブの金満武器商人相手に勝てる訳が無い。
とならば、すべき事は――暗殺よ」

永琳「……言っておくけれど。 私は、姫を守る為以外では人の命を奪わない。
私がする事は、精々がターゲットの「洗脳」の解除まで。 殺しはしないわ」

795 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:22:13 ID:???
この日向さん人間やめてますね

796 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:24:07 ID:???
元からキャプ翼には人間やめてるのちらほらいたからね

797 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:25:07 ID:???
――永琳たちの遠征目標は、神子の一派に結託しようとしている、とあるアラブの資産家の無力化。
神子の一派は、幻想郷でつまらない稼業をして小銭を稼ぎ……そうして八雲紫の警戒を薄めながら、
外界にて密かに暗躍を続けた結果――あまりに莫大なバックアップを得る事となったのだ。
そして、それを受けた日向は、まず先に第三極たる神子の一派を潰す事に決意。
プロジェクト・カウンターハクレイの一翼を担う永琳もまた、彼らに同行する事となったというのが、事の顛末である。

日向「結果が出れば、何でも構わん」

夢美と永琳の口論を受けて、日向はぶっきらぼうにそう呟く。
結果が出れば構わない……それが彼らに課された使命の全てだった為、その発言は正確だった。

夢美「……社長の言う通りね。 私達の戦いは、あくまで幻想郷を揺るがしはすれども、
破壊するまでになってはならない。
第三極の存在が、ここまで巨大な物となってしまえば、その戦いの軸が大きく不安定になってしまう。
今まで気付けなかった私達のミスもあるけれど。
だからこそ……今、彼女たちの企みは止めなくてはならない」

科学が絡まずとも聡明な夢美は、今回の作戦の成否が、神子の一派の台頭。
そして、それによる望まぬ混沌を防ぐための大一番であると読んでいた。
――そして、その考えは間の悪い事に……敵の方としても同じ認識だったようだ。


青娥「あら……。 私の作った?屍《キョンシー》に、おじ様が作って下さった飛行機が一遍に瓦礫の山に。
これはちょっとあんまりですわ、虎の王子様」


798 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:26:48 ID:???
>とあるアラブの資産家の無力化
ヒドラェ…

799 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:27:14 ID:???
まるで死臭の如くむせ返る硝煙の中。青く透き通る黒髪に、空のように薄い羽衣を纏った美しい女性の名は霍青娥。
豊聡耳神子に道教の秘術を伝えた張本人にして、古来より名を轟かせる邪仙は、
まるで天界から降りて来た天使かと錯覚してしまうほど清楚な笑みを浮かべながら、可愛らしく拗ねてみせる。

日向「来たな……邪仙とやら。 ボケた金満豚を口説き落とす遊びは楽しかったか」

青娥「あら……。 おじ様の事を豚だなんて。 なんと酷い殿方なのでしょう」

ちゆり「一機あたり1億二千万ドル(日本円で約140億円)の飛行機100台、
そのおじ様とやらの名義で勝手に買い上げといて、良く言うぜ」

日向の人を殺すような視線も、ちゆりのあきれたような声も、霍青娥の眼には耳には届かない。
仙人でありながらその力を享楽の為に使う彼女にとって、自分にとってつまらない物は全く興味が無かった。

夢美「成程。 どうにもこうにも事を大きく荒立てた元凶というのは、
この邪仙だった……と、言うわけね。 聖徳太子も、幻想郷でさぞビックリしてるんじゃないかしら?
自分の家来だか師匠だか分からない人物が、まさか人類史上最大の石油王にして武器商人
――ユブンタイ家を手中にしていると知ったら」

最後に夢美がそう皮肉を言ってみせた後、暫くの沈黙が訪れる。

青娥「……それだけかしら、言いたいことは」

そして、その沈黙を十分に味わった青娥は――ここで漸く心底楽しげな笑顔を浮かべて告げる。
その笑顔は、先程の天使のような無垢な微笑みでは無く、自らの力を誇示できる事に喜びを感じる邪仙らしい、まさしく邪なる嗤いだった。


青娥「……それなら……道士様の面白い計画を、貴女達に邪魔される訳にはいかないわね。
さぁ――まだ、動けるでしょう? 私の可愛い…空飛ぶキョンシー達!!」

ゴゴゴゴゴ……ギィッ、ガシィイイイイッ……! ウィーン……!
ブウウッ………ウウウウン!! ガタガタガタ………!

800 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:29:03 ID:???
――彼女から発せられる冥の波動を感じ、再びそのバラバラになった機体を無理やりに結合させていく100余りのラプター。
その動きは、無機質でできた機械でありながら気持ち悪いまでに有機的で、
ぐちゃぐちゃの挽肉がこね上がる様子を想起させる。
やがて、不細工な鳥の形を模した『戦闘機のキョンシー』達は先程と同じように空へと舞い上がり、
今にも爆発しそうなエンジン音を立てながら……日向や永琳へと捨身の特攻を仕掛けていく。

沢田「ひ、ヒィイイイイイイ!! 日向さんバンザーイ!!」

日向「早まるなタケシ。 ダイナマイトを体中に巻き付けるのはまだ早いぞ……!」

グワアアアアアアアアッ……

日向「『タイガーショット』!」


バギュウウウウウン! ドオン!
  ……ギィッ、ガシィイイイイッ……! ウィーン……!

日向「……自己蘇生機能持ち、か。 これはウチの便利グッズ部門のアイデアに使えそうだな」

ちゆり「い、いいい、言ってる場合かなんだぜ!? 社長のタイガーショットを食らっても、
あの戦闘機、また破片を磁石みたいにくっつけてまた攻めてくるんだぜ!?」

青娥がその妖術で作り出した戦闘機のキョンシーは、日向のタイガーショットに、
ちゆりの必殺の武器を以てして粉砕しても尚――その破片を再び集めてまた立ち上がる。
無機質であるにも関わらず――否、無機質であるが故にその底なしの復活が恐ろしく、
日向一行は少しずつ押されていた。

801 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:38:54 ID:???
そして、恐るべき破壊力を持つ日向のシュートが。
ちゆりの必殺の武器が、夢美の人間離れした叡智による正体不明の攻撃が。
その全て通らないとなると、それは即ち――。

夢美「……こんな展開は予想していたけれど。 やっぱり、貴女に貸しを作るのは後が怖くていい気がしないわ」

永琳「……貴女は、人を何だと思っているの。 こんな所にまで私を駆り出した時点で、
正直私は怒っているのだけど。 私には守るべき姫が居るというのに……」

夢美「そこについても謝る。 だから……やっぱり、貴女の力を……貸して欲しい。
貴女の愛する姫君と……そして――『弟子』の為に」

夢美が高いプライドを折ってまで行った懇願は、果たして永琳の心にどこまで響いたかは疑問であるが。
「愛する姫君と弟子の為に」。最後にそう述べた時――永琳の瞳が僅かに変わったような錯覚を夢美は感じた。
無数の戦闘機が接近する中、永琳は退屈そうにかぶりを振ってため息を吐いた。


永琳「……はぁ。 こうなったら、さっさと終わらせるしかないわね」


――そしてその後。彼女たちは否応なしに思い知らされることとなる。
掲げる宗教の違いなど、心底馬鹿馬鹿しく思えるまでに圧倒的で絶対的な存在が、
今この宇宙に、地球に………今、この場に――『居る』のだという事を。

802 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:39:17 ID:???
ここは主人公が颯爽と登場する場面……!?

803 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 00:40:42 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
アラブの金持ち=ユブンタイという設定は某スレ様の設定を借用させていただきましたが、
多分このスレでヒドラさんが出て来る事は多分ないかと思っておりますので、ほんのフレーバーという感じです。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

804 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 00:55:30 ID:???
ヒドラ乙

805 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 07:28:58 ID:???
外の世界危なすぎる、これも全て妖怪の仕業
ゆかりんが幻想郷を維持するわけじゃけ

806 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 07:44:28 ID:???
なるほど、シュートで火の玉を発生させたり、戦闘機を打ち落とす・・・
こんな人間がごろごろいたらそら妖怪も結界貼って引きこもりますわ(確信)

807 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:28:36 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
本当はここから永琳がアカシックレコードを改竄して世界を3回位改変したり、
旧支配者を1撃で射殺す程度の威力の矢を一秒間に千百五十二連発したりする予定でしたが、
ゲームの趣旨から外れてぶっ飛んでいるので没にしました。今日は永琳の復帰イベントから入ります。

>>802
主人公(えーりん)ですね、わかります。
>>804
乙ありがとうございました。ヒドラは多分大丈夫です。
>>805-806
強くなってきた人間に対して、妖怪が隠れ住む為に作られたのが幻想郷…という設定だった筈ですし、
キャプ森(キャプ翼)ワールドには、原作からして人間離れした人間がゴロゴロいるので、
両者の設定から見てもどこもおかしくはないです。…たぶん。
あと、永琳とか鬼とかはもっと強いのでバランスは大丈夫です。その代わり戦闘力がインフレしてますが。


808 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:30:14 ID:???
〜3日目午後・固定イベント〜
【薬師の帰還】

*****

鈴仙がレティとのタックル練習を終えて帰宅した頃には、もう日は沈み夜になっていた。
秋の夜長とは良く言ったもので、夏の日長に慣れてしまうと、
その反動で途端に秋の夜が長く感じてしまうものだ。

鈴仙「はぁ……。 今日は疲れたし、さっさとご飯食べてお風呂入って寝ようっと」

筋肉痛で痛む右ひざのふくらはぎあたりをさすりながら、
鈴仙は耳も体もくたっとした様子で永遠亭の戸を開こうとすると、
遠く――竹林の奥からこっちに向かい、女性の話し声が聞こえてきた。

女性「ええ。 ええ……そう。 逃がした……残念だったわね。
でも仕方ないわ、あれから細菌兵器まで持ち出して来られたら……私達は、人命を優先するしか無いのだから」

鈴仙「(……この声は。 そして、この良く分からないけれど物騒な話題は……)」

鈴仙は女性の声に聞き覚えがあった。
振り向くと、先程までは見えなかったが竹林の奥から小さなシルエットが見え、
その影がこちらに向かって少しずつ大きくなって行くのが分かる。

鈴仙「もしかして、あれは――」

鈴仙にははっきりと分かった。 声など聞かずとも、シルエットが見えなかったとしても。
周囲に、穢れ無きオーラと糸のように張り詰めた緊張感を齎しているあの人物こそが…。
まさしく、鈴仙達が最も待ち望んでいる人物の一人であるという事に。

809 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:33:50 ID:CTOKjZSw

女性「……」

女性はいつの間にか、鈴仙のすぐ近く前にまで立っていた。
先程までは携帯式の電話で誰かと話していたのだろう彼女は、
既に通話を止めて、懐かしさを感じるような微妙な目線で鈴仙を見つめていた。

鈴仙「あなたは……」

その女性は、そう。 もちろん――。

先着1名様で、

★薬師の帰還→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→女装したロベルト本郷(全裸)だった。
クラブA→傷つきボロボロになった永琳だった!?
その他→もちろん、鈴仙の不動の師匠・八意永琳だった。

810 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:34:31 ID:???
★薬師の帰還→ ハート5

811 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:34:41 ID:???
★薬師の帰還→ クラブ5

812 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:39:11 ID:???
うん?女装した(全裸)?
異議あり!この分岐はあきらかにムジュンしています!

813 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:51:31 ID:CTOKjZSw
★薬師の帰還→ ハート5 ★
その他→もちろん、鈴仙の不動の師匠・八意永琳だった。

鈴仙「師匠……!」

永琳「遅くなって御免なさいね、ウドンゲ。
ちょっと日本行きのボーイングが、謎の大災害の影響で運行停止になってしまっていて。
最終的には私が適当に運転したから、何とか今日に間に合ったけれど……申し訳ない事をしたわ」

鈴仙「は、はぁ……(この分かって当然、って感じで意味わかんない話を押し付ける感じ……本物の師匠だ!)」

永琳は普段通りの余裕を見せていたが、その奥には多少なりの疲弊があったのだろうか。
普段の(鈴仙のみに対する)尊大な態度が失せ、しおらしく鈴仙に対して謝意を向けていたのだ。

鈴仙「(それにしても。 あの師匠が私にこうも丁寧に謝るなんて……余程何かヤバい事があったのね。
多分、地球が二回か三回程滅亡するレベルの)」

そしてその様子を、永年永琳に付き添ってきた鈴仙は容易に看破出来た。
――最も、鈴仙は永琳がここまで消耗する様子を見たことは初めてだったのだが。

鈴仙「(普段は1%の力で過ごしている師匠も、今回は5%位の力を出さざるを得なかった……って感じかしら。
そしてますます、師匠の身にどんな事があったのか聞いてみたいのだけれど……。
まずはやっぱり、姫様をお呼びするべきかな?
でも、私だって師匠の弟子。 少し位は、師匠の身の上について聞く権利はあると思うんだけどなぁ……)」

814 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 21:53:02 ID:CTOKjZSw

鈴仙は永琳に何と言葉を掛けるべきか迷った。
事情を聴くべきか、まずはすぐに輝夜に会わせるべきか。
鈴仙は永琳の手荷物(永琳は旅行客のように、左手にローラー付きのトランクを持っていた)を預かりながら、
永琳に掛けるべき言葉や、とりあえずの応対を必死で考えて……。

A:「師匠! 本当に心配しましたよ……!」まずは素直に心配していたと告げる。
B:「一体、どこで何をなさっていたんですか……?!」何をしていたのかを聞く。
C:「ま、まずは姫様の元へ!」とにかく輝夜に会わせる。
D:「アンタはニセ者ね! 師匠が私にそんな優しい態度を取る訳が無いもの!」偽者だと疑ってみる。
E:「この荷物重たいですね。 中には一体何が……!?」預かった手荷物を開けてみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

815 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:53:55 ID:TionMIKc
C

816 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 21:56:18 ID:SBGqLniE


817 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:04:32 ID:wa3+LNuM
E

818 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/10(水) 22:24:01 ID:CTOKjZSw
C:「ま、まずは姫様の元へ!」とにかく輝夜に会わせる。

鈴仙「(い、色々聞きたい事や言いたいことはあるけど……それは姫様だって同じ筈!)
――師匠! まずは姫様の元へ!!」

鈴仙は弟子としての立場より、永琳と輝夜の従者としての立場を優先した。
つまり、自分よりも永琳と輝夜が一番望むであろう言葉を鈴仙は告げたのである。

永琳「――悪いわね。 まさか、貴女にこうも気遣いをさせてしまうなんて」

永琳は苦々しく微笑みながら、鈴仙に荷物を預けて急ぎ足で永遠亭の中へと入っていく。
その足取りから、彼女が如何に輝夜との再会を渇望していたのか。
そして、そうまで愛する輝夜を見捨てて、外界へと出た事がどれだけのストレスだったのかを、
鈴仙は僅かばかりであるが理解する事が出来た。

永琳「……ウドンゲ」

そんな永琳は振り向きざまに……鈴仙にこう告げた。

先着1名様で、

★薬師の帰還2→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ→「……貴女も私に同行するのよウドンゲ。 話があるわ」
ハート・スペード→「――ありがとうね」
クラブ→「……相変わらず謙虚ね」

819 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:24:51 ID:???
★薬師の帰還2→ ダイヤQ

820 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:24:52 ID:???
★薬師の帰還2→ ハート3

821 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:29:38 ID:???
おっしおっしこれはたぶん大きい

822 :森崎名無しさん:2014/09/10(水) 22:31:52 ID:???
よしよし鈴仙も本格参戦か

823 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 00:08:03 ID:???
すみません、ちょっと文章を分かりやすく推敲したいのと、
明日にまとめて更新したいのがありまして、今日の更新はここまでにしたいと思います。
>>821-822
大体の流れを言えば、これで鈴仙も永琳たちの『プロジェクト・カウンターハクレイ』計画の一端を理解し。
その上で、ゲームキャプテンを優先的に任せられるようになりました。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。


824 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 00:36:48 ID:???
乙です
主人公としても、弟子としても話の根幹に関われないと寂しいもんね

825 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 22:34:57 ID:???
なんかこの永琳なら完成したオーベロンといい勝負しそうですね・・・
それはそうとファミ通やサイト見てたらまたバージョンアップするらしいですよ
またマジックザギャザリングとコラボするそうな
ガラクとジェイスがのってました

826 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:10:49 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>824
乙ありがとうございます。
このダイヤで、本当は予選突破後に行おうとしていたイベントが前倒しになりましたね。
>>825
lov3の話ですね。永琳がカード化したら本気だします。多分永琳は超大型で、鈴仙は荒らしだと思います。


827 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:11:58 ID:???
★薬師の帰還2→ ダイヤQ ★
ダイヤ→「……貴女も私に同行するのよウドンゲ。 話があるわ」

鈴仙「えっ……?」

鈴仙はこの時、我が耳を疑った。

永琳「聞こえなかったかしら、ウドンゲ? ――話がある、と」

鈴仙「い、いえその。 聞こえましたが……。 私も、姫様と同じく話を聞いても良いんですか?」

鈴仙にとって、この扱いは破格だった。
普段は、どうしても輝夜の扱いが第一となり二の次三の次にされえる事の多い鈴仙が、
今日この場で輝夜と同列に話を聞くよう命ぜられた。
これはきっと、特別な意味があっての同行。 鈴仙は直観的にそう感じ、

鈴仙「……分かりました、師匠」

そう、意志の籠った瞳を永琳に向ける事で返した。


***


〜永遠亭・輝夜の私室〜

輝夜「永琳……良く帰って来てくれたわね。 必ず無事と、私は確信していたけれどね」

永琳「申し訳ございません、姫。 ……篤い信頼を頂き、恐悦至極に存じます」

鈴仙「(う、うわぁ……! なんか二人ともいつもと違う……! 特に姫様とか、本当の姫様みたいじゃないの!?)」

828 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:13:42 ID:???
――余計な物がほとんど無い輝夜の私室。
輝夜と永琳がそれぞれ主従の会話を繰り広げる中、鈴仙はその後ろで座布団も無く正座していた。
普段妹紅と喧嘩をしている様子からは考えられぬ程、落ち着き威厳のある様子の輝夜を前に、
永琳は普段の尊大で聡明な態度からは考えられぬ程、恭しく頭を下げて謝意を示す。

鈴仙「(それにしても。 一体どんな話でこの私が呼ばれたのかしら……?
今みたいな様子じゃあ、私の出る幕なんて殆どない筈だけど……?)」

そして、いつも通りのビクビクを抑えられない鈴仙は、
この二人のやりとりを見ていると心底自分が場違いな存在ではないかと勘ぐっていた。
今自分がこの場に呼ばれたのも何かの間違いか、それとも新手の嫌がらせか。
当初呼ばれた時の緊張感はどこへやらという風に、鈴仙はさっさと帰って寝たいと心底思っていたが。

永琳「……さて。 早速本題に入りましょうか」

輝夜「そうね。 ちょっと立て込んだ話だから、早々に済ませておかないと。
……永琳も、そう思ってあの子を今、連れてきたんでしょう?」

永琳「はい。 私達の予測以上に、事態は急速に進んでいたもので。 ――鈴仙」

鈴仙「えっ……?」

永琳と輝夜は、不意に鈴仙の方に向き直った。
自分を置き去りにして話を進めていた輝夜と輝夜は、今や自分を中心に据えたような位置で座り直している。
これでは、まるで――今夜の話の中心が……永琳の旅の報告でも無く、輝夜の訓令でもなければ。

鈴仙「(この構図。 まるで……私が、この話の『主人公』みたいな位置じゃない……!?)」

この夜のこれからの出来事は、これまでの鈴仙にとって。
そして恐らく、これからの鈴仙にとっても――全く予想外の事態だった。


829 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:15:28 ID:???

永琳「鈴仙。 今宵は、貴女にこそ話があるの」

永琳は鈴仙の動揺を感じながらも、いつものようにからかう事もせず。

輝夜「驚くかもしれないけれど……これは、貴女に課せられた運命。
いや、正確には。  ――私達が、貴女に課した重く抗いがたい運命よ。
だからこそ、鈴仙。 貴女は少なくとも私達の話を聞く権利があるし、同時に聞く義務がある。
――だから、聞きなさい」

輝夜は、普段の子供っぽさとも、好々爺めいた大物さとも違った、
人の感情を狂わせるような不思議な瞳を鈴仙に向けて――告げた。


輝夜「鈴仙・優曇華院・イナバ。 ――おめでとう、貴女は……。
我が『プロジェクト・カウンターハクレイ』が新たに創るチームの、キャプテン候補として選ばれました」

830 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:16:44 ID:???

鈴仙「プロジェクト……カウンター……ハクレイ……? 何ですか、それ……?」

永琳「それについては、私が説明するわ」

ポカンと口を開く鈴仙の為に、永琳は説明を加えた。

永琳「プロジェクト・カウンターハクレイとは、サッカーを通じた幻想郷と外界との交流促進事業。
外界の民は、幻想郷の民の自由で奔放な生き方を学び、
幻想郷の民は、外界の民の秩序と努力を学ぶ事により、互いのサッカー技術の向上を図る事が、
主な事業内容とされているわ」

鈴仙「……色々と突っ込みたい事はあるんですが。 ――その事業と、私になんの関係が……?
(ついでに言うと、そういう綺麗な話って大体胡散臭いのよねぇ。 今朝てゐと話してた、グルグル不死トールの話じゃないけど)」

永琳の概略を聞く限りは、とても素晴らしい企画であるように見えるそのプロジェクト。
しかし、鈴仙にはその話の全貌がどうにも見えてこない。

永琳「――まぁ、貴女が大体考えている事は分かるわ、ウドンゲ。
『こういう上辺が綺麗な話って、大体胡散臭いのよね…』とか、そんな感じでしょう?

その通り、この事業には当然の如く裏の顔があるわ。
即ち――、【外界勢力による、幻想郷の秩序体制の大規模な革新】。

そしてウドンゲ、貴女はいずれ……その活動の急先鋒となる『とある企業』をスポンサーに抱え。
保守的な幻想郷の体制に、サッカーで一石を投じて貰いたいと思っているの。

――幻想郷の保守的な権威の象徴となる『博麗の巫女』と、それを取り巻く保守派の妖怪……具体的に言えば『八雲一家』。
この二つの勢力に、サッカーの試合で勝利する事によってね」


831 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:17:59 ID:???

鈴仙「は……!? な、なんですかそれ!? 第一、私は今は永遠亭ルナティックスのメンバー。
そんな変テコな活動に協力している暇もないし。 それに、この大会が終わったら今度は、
かつてのJr.ユース参加国と幻想郷選抜によって行われる親善大会の、全幻想郷代表として……!?
――あ、いえ。 そりゃあ、もちろん選考漏れとかも十分にあり得ますけど」

永琳「それについては問題無いわ。
私達は、その親善大会に向けて1国のJr.ユースメンバーを買い占めて、大会にねじ込ませるから。
だからさっき輝夜が言ってた『プロジェクト・カウンターハクレイが新たに創るチーム』ってのは、
その親善大会での参加チームよ。
――だから。 貴女にはいずれどっちに付くかを考えて貰う必要があるわね。
【私達が創る新チームに付く】か。 それとも、【八雲紫を中心とした、全幻想郷選抜チームに付く】か」

鈴仙「あ、あはは……何ですか、その冗談」

輝夜「冗談では無いわ、鈴仙」

永琳のあまりにスケールの大きすぎる話に、鈴仙は乾いた笑いを零さざるを得なかった。
輝夜は鈴仙を普段呼ばない名前で呼び、現実を直視しない彼女を制する。
気が狂うかのような底深い輝夜の瞳を見た鈴仙は、何とかそれで少しだけ気を取り直すも。

鈴仙「――でも、やっぱり信じられません。 大体どうして、師匠と姫様がそんな計画に?
それにどうして、無理をして幻想郷の秩序を変える必要が?
それと最初の方に、事態が急速に進んだ……とか言ってましたけど。 そもそも、師匠はどうして外界に行って、何をしていたんですか?
私には、分からない事だらけです。 突然にこうして中央に立たされても、わかりません……」

832 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:19:21 ID:???
――鈴仙はやはり、勇者でもなければ英雄でも無い。
聖人でもなければ天才でも無いし、覇王でもなければ当然狂王でも無かった。
サッカーの実力を磨き、前を見る勇気を身に着けたとしても……。
それでも、鈴仙はまだ、主人公としてはあまりに頼りない、臆病な少女だった。

だから……永琳の言葉を聞いても、受け入れる受け入れない以前に、
まず、何をどうすれば良いのかすらも理解する事が出来なかった。
そして、鈴仙がこうした反応を見せる事は……輝夜にとっても永琳にとっても予想通りだった。

輝夜「……その感情も、無理もないわね。 私達は今まで、貴女が可愛いばかりに大事にし過ぎていた。
それこそ、従者と主人。 もしくは師匠と弟子という関係があったとしても。
私と永琳は貴女を優しく包む母のように、厳しく叱る父のように、明るくお転婆な妹のように、もしくは冷静で頼れる姉のように。
貴女に対して接して来ていたつもり。
だから、今日の話は貴女にとってはとても唐突で厳しい話に見えるかもしれない。
何故なら、私達は可愛い貴女を、無理にでも巣立てさせようとしているのだからね」

輝夜は、思い悩む鈴仙の頭を優しく撫でる事でその心を落ち着かせた。
今にして思えば、その所業に手を焼かされながらも、輝夜の存在はいつも鈴仙の心を温かく保ってくれていた。

永琳「――鈴仙。 貴女には聞く権利がある事を、私は当然に自覚している。
これまで私は、貴女にとって常に良い師匠では無かったかもしれない。
貴女の成長を慮るあまり、貴女の才能の芽を摘んでしまい、意欲という翼を折ってしまっていたかもしれない。
そして、それはこれからも続くかもしれないけれど。 ――私は、貴女の事を常に考えているわ」

永琳は、機械的な口調ながらも、彼女なりの全力で鈴仙にその慈愛を伝えた。
普段鈴仙に辛く当たる事も多い永琳だったが、鈴仙はその行動の裏には、彼女の天才であるが故の不器用さがあると知った。

鈴仙「……ありがとう、ございます。 姫様、そして……師匠」

気付けば、鈴仙の頬には何か熱いものが伝っていた。
こうして二人に礼を告げようにも、胸が熱くて目がじんわりとして、言葉が上手く紡ぎだせなかった。


833 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:20:23 ID:???
*****

永琳「……さて、話を少しだけ戻すけれど」

鈴仙がひとしきり泣き止んで落ち着いた後、先程の自身の発言が相当に恥ずかしかったのか、
永琳は顔を隠して、普段通りの事務的な声で告げる。

永琳「――私と輝夜は、先程言った通り『プロジェクト・カウンターハクレイ』に携わっている。
だからこそ、私達が貴女に説明をするとなると。
恐らくはどうしても貴女に、我々のプロジェクトへの参加を誘導する説明になってしまう可能性が高いわ。
そうなると、私は貴女の【これまでの目的通り、全幻想郷代表メンバーになる】…という目標を、
こちらの都合でへし折ってしまう事になる」

輝夜「八雲紫は八雲紫で、幻想郷の事をしっかりと考えている賢者だからね。
全幻想郷のメンバーに入って、あいつの事情を理解した上で、中から自分や幻想郷の在り方を変えていく…。
という物語だって、あるのかもしれないし」

永琳「……そういう事ね。 私達はね、ウドンゲ。 あれだけ言っておきながらも、
貴女には、貴女自身の考えた道を選んでもらいたいの。
そしてそこには当然、得られるべき要素もあるし、けして得られぬ要素もある。
ただ――貴女に、後悔だけはして欲しくない……そういう事よ。 要するに……」

輝夜「――前置きが長くなってしまったけれど。 これから暫く、質問タイムを設けるわね。
中にはどうしても、今の段階じゃ答えられないような質問もあるけれど……。
答えるだけ、答えようと思っているわ」

鈴仙「は、はい(質問タイム、か。 色々と聞きたい事はあるけれども……一体何について聞こうかしら)」

834 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:23:57 ID:FzJa1S5+
永琳たちは最後に、このような質問の時間を設けてくれた。
鈴仙が来るべき『選択の時』に備えて、後悔しない適切な選択を行えるように。
鈴仙は二人の主人の優しさを改めて噛みしめつつ、二人に対して質問を行った。 それは……。

A:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
B:永琳を外界に向かわせた理由について。
C:新チームのメンバーの選抜方法について。
D:輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。(*ぼかされる確率高)
E:その他 自由質問枠
F:質問はもういい。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*質問回数に上限はありませんが、1度選ばれた選択肢は二度と選択できません。
*自由質問については、1票入った時点で答えられるか否か、どこまで答えられるか(判定あり)、回答不可かをお示しします。
*このイベントにより、第3章の二大分岐が判明しました。
 【全幻想郷選抜メンバーの一員として大会を勝ち抜く】か、【永琳たちの新チームの一員として大会を勝ち抜く】かです。
 この分岐内容の詳細については、後日(明日以降)別途まとめようと思います。
 第3章の分岐選択については、大会終了後に行われます。

835 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:26:13 ID:PhpGZeuE
C

人気が思ったより稼げなかったからこういう選択肢ができたのかな?それとも既定路線かな?

836 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:28:19 ID:???
E:「永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか」

837 :836:2014/09/11(木) 23:29:41 ID:pSNBCam2
E:「永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか」
すみません。下げてました。

838 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:30:34 ID:AS+UkOmU
C

839 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:31:50 ID:IY/POxVY
A

840 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:32:18 ID:2veIrmo2
海東が14を裏切る前のディエンドの世界みたいだな、最もそう考えると永琳が始めから
何か危険な予感がするが

E これは誰が考えたプロジェクトなのか

841 :森崎名無しさん:2014/09/11(木) 23:32:28 ID:yPHmRLEs
A

842 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:33:38 ID:FzJa1S5+
>>835
規定路線です。
あとすみません、この一連の文章を見ていても分からないのですが…。
【仮に新チームに入るとしても、人気度は従来通り70ポイント必要になります】。
鈴仙はあくまでも新チームのキャプテン「候補」だからです。
>>836
判定無しに有効な選択肢とします。
>>840
判定ありで有効な選択肢とします。

とりあえずCに2票が入ったので、Cで進行します。少々お待ちください。

843 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:57:54 ID:FzJa1S5+
C:新チームのメンバーの選抜方法について。

鈴仙「新チームを作って、私がそれに入るとしたら。
一体私以外のメンバーは誰に? まさか、師匠と姫様が……?」

永琳「――それは無いわね。 特に、こと私に限っては」

輝夜「永琳のような生まれながらの強者が勝利して、幻想郷の秩序が変わったとしても。
それはあくまで、権威の象徴が『博麗の巫女』から『八意永琳』に変わったに過ぎないの。
このプロジェクトは、あくまで幻想郷の『革新』が目標。
強者の首を挿げ替えるだけでは、決して成立しない」

鈴仙「強者が強者を倒すんでは無くて、弱者……たとえば、私みたいに今まで添え物扱いだった選手が、
霊夢や八雲紫を倒すという事が大事……と、いう事でしょうか」

永琳「その通りよ。 だから、この新メンバーというのは貴女と同じように――
【幻想郷の中でも、決して強豪とは言えない人妖】を中心とし。
それに加えて、【外界の選手から、努力と気力で伸し上がって来た人間】を含めるような形となると思うわ。
無論【多少の例外はある】と思うけど」

鈴仙「(決して強豪とは言えない人妖……例えばやっぱり、チルノとかかしら。
決して強豪では無いの定義が広ければ……きっと、妖夢や星、それからお燐みたいな従者クラスも対象に入るかも。
【外界の選手から、努力と気力で伸し上がって来た人間】っていうと、中山さんが真っ先に思いつくけれど。
例えば反町君とか、気力って意味では来生君とかだって対象に上がりそうね……)」

輝夜「……このプロジェクトにはいろんなメンバーが関わっている。
実際、既にスカウトが貴女以外の何人かの選手にも声掛け位はしているかもね」


844 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/12(金) 00:01:16 ID:/6Wi3S92
永琳「ただ、これは私のカンというかメタ発言なんだけれども……。
【一部の例外を除き、大体は鈴仙と繋がりの深い人妖が優先的にメンバーになる】ような気がするわ。
無論、あまりに強い選手とかは例外として、ね。

それと……【このルートを選んだ場合、ルナティックスメンバーから、鈴仙とつながりの深い者と一緒に戦えそう】ね。
中山君やパスカル君のように既に帰るべき祖国がある者や、私のようなあまりに強い選手は、また例外になりそうだけど。
――今話せるのは、こうした傾向だけかしら?
また時間が経つにつれて、色々と新メンバーについても明らかになると思うけれど」


鈴仙「成程……何となく分かりました。
(となると、少なくとも【新チームは、傾向として、全幻想郷選抜よりも実力では大きく劣る】事になりそうね。
そしてその代わり、【新チームは、傾向として、これまでの私とつながりの深い選手が入りやすい】っていうメリットがある、と。
他に聞きたい事はあるかしら……?)」

A:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
B:永琳を外界に向かわせた理由について。
×:新チームのメンバーの選抜方法について。
D:輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。(*ぼかされる確率高)
E:永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか
F:これは誰が考えたプロジェクトなのか(*ぼかされる確率高)
G:その他 自由質問枠
H:質問はもういい。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*質問回数に上限はありませんが、1度選ばれた選択肢は二度と選択できません。
*自由質問については、1票入った時点で答えられるか否か、どこまで答えられるか(判定あり)、回答不可かをお示しします。

845 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:04:36 ID:v1VGsKhg
おや、誰が考えたのかはぼかされるのか
それじゃあ質問をこっちにしようかな

G なんで消耗していたのかを聞く


まずは外堀を埋めるか

846 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:05:28 ID:v3bi513E
A もう片っ端から聞いていこう。
パッチぇさんどっち側かな? アリスは生まれが貴族だし……親族かな?

847 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:05:31 ID:qpF/dlX+


848 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:06:20 ID:ok4+o4NA
A この世界の来生と戦えるのか

849 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:08:09 ID:???
アリスならちょっと仲良くなれば引き込めそうw

850 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:11:34 ID:???
星が入れるラインだと意外と間口広い感じがするな

851 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:13:39 ID:sryogO5A
活動の急先鋒となる『とある企業』、「ヒューガー」関連について

スポンサーとしての要望は?信用足りうるのか?
そしてこの計画を見越して命蓮寺の騒動を吹っかけたのか?

852 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:18:41 ID:???
レティとリグルも同じチームか

853 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/12(金) 00:25:31 ID:/6Wi3S92
Aが選ばれた! と、いったところで今日の更新はここまでです。
自由質問枠ですが、これから寝て仕事に行って……と、
答えられるか否かに時間が掛かりますので、ひとまず質問案だけ出して頂ければ幸いです。
選ばれなくても、>>836.>>840のように次の質問投票の時に追加できますので。

>>845
その質問はBと同内容とさせていただこうと思います。
ちなみに、Eでぼかされた場合、永琳は「ヒューガーが主体となっているわ」と回答します。
かなり誤解を与えてしまってますが、
永琳がヒューガーとつるんでいるのは別に隠すべき情報では無いと考えています。
これまでも散々NPCパートで描写してますし。
>>850
強豪…と、いうよりは各勢力の顔では無い、という感じでしょうか。
(求聞口授を見ると、「星の強さの八割は宝塔の力で、体術は弱い」とか言われてはいますが…)
具体的な強さというよりは、これまでのストーリー展開を重視してメンバーを選抜し。
場合によっては二者択一を行ってメンバーを決定していこうと考えています。
>>851
Bが選ばれたらヒューガーには触れようと思っていましたが、
その際に、頂いたコメントの内容についても無判定で盛り込もうと思います。

それでは、皆様、本日もお疲れさまでした。

854 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 00:52:21 ID:???
G チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?

855 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 01:22:39 ID:???
>これまでも散々NPCパートで描写してますし。
ってことはNPCパートのことは鈴仙もおおむね知ってるつもりで質問してもいいということですか?
G勝算はあるのか?

856 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 01:37:52 ID:???
このプロジェクトに了承したとしたら今まで反対だったが妖夢のイベントも進めることに賛成だな
利用価値が出て来やすくなるし正直このスレで妖夢を取るかどうかで悩んでいたことに対しては大きい
・・・がまずはやっぱ目先の大会かな、ここで博麗連合粉砕すれば相当有利になるだろうし


857 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 02:26:36 ID:70GIm2Ws
G メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?

858 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 02:35:36 ID:qB4MexuY
G 既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?

859 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 02:38:13 ID:???
利用価値だけで言うなら妖夢は微妙
他のFW候補が鈴仙、星、来生と他にすごいのがいるし

860 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 08:40:58 ID:???
妖夢は佳歩以上の火力持ちだから充分強いと思うけど
新チームなら少なくても要らないなんてことにならない気がする

完全に予想だけど
少なくても師匠、姫様は参加不可
それに来生や反町はまだ日本チームに戻るかも知れないし

勝手に候補
FW 鈴仙、佳歩、星、妖夢、文(評判的にアウトかも)
MF アリス、てゐ、ウサギB、村紗、早苗、ウサギC、
パチュ(評判的にアウトかも)、椛、お燐
DF 咲夜、レティ、チルノ、つかさ、ウサギD、慧音、妹紅
GK 大妖精、ウサギK、にとり

まあまあ鈴仙とつながりのある人を上げればこうなるか
(早苗さんやアリスさんとか椛さん辺りは、ちと薄いけど)

あれ、GK以外それなりに強いな
さすがに光の三妖精、リリー辺りはちと厳しいかな?
上に挙げた人も、もちろん入るとは限らないし、もし新チーム入りなら
これから交流薄い、早苗さんとかアリスさん、妖夢当たりと交流
まず鈴仙についてきてくれるだろう、てゐ、ウサギさん、慧音、妹紅辺りも仲を深めないとね

861 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 12:35:39 ID:???
FW来生とMFで反町は欲しいな

862 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 13:39:18 ID:???
G 監督は誰ー?

863 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 14:25:18 ID:???
>>860 いや、それはない、特にモブウサギはないそれだと永遠亭主軸のチームになるしこれで勝ったとしたら
    永遠亭の勝利になる、本田も朔也さんも選抜に選ばれそうだし多分ないし
    来生も反町も多分日本に入る、一応レベルアップしてるんだし日本にいく可能性
    は高いと思う(反町はまぁほんの少し微妙かもしれんラインだが)
    でもちょっとヒューガーのプロジェクトだってことは効いておくべきかもしれない
    そのヒューガーということに対してすごく不可解な点があるし

864 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 14:25:31 ID:???
上のリストにナズーリン、はたて、小悪魔、小傘さん、山彦さんとか忘れてたか
すいか、白蓮辺りは完全にアウトだろうなー

新チームはウサギさんとかてゐ、星や妖夢辺りも連れていける確率がかなり上がるのが魅力的だ

865 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 16:07:16 ID:???
>>843で来生と反町は新チームに参加かもって書いてあるし期待してもいい
今の来生VSディアスとか面白そう

866 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 16:14:07 ID:???
まずは優勝優先、ついでに人気度も稼ぐでいいんじゃない
新チームに参加するもまだ決まってない上に
話が進むと全く別のルートも見えるかもしれないし

867 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 16:51:58 ID:???
新チームのFW候補、空中戦要員でお空も入りそう
火力もあるしパスも悪くないならターゲット(ウー)マンもいける

868 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 19:58:41 ID:???
パチュリーさんはチーム加入は無理なんだろうな。

869 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 20:34:35 ID:???
たしかに本文でも反町と来生は書かれているのは知ってる
けど、やはり日本代表がある以上、勧誘はワンランク難しいかも
反町は日向への対抗心があるから……ヒューガーが絡んでるとなると
来生も来生で俺がいないと日本代表ダメでしょとか素で思ってそうだ

モブウサギが入っても鈴仙、てゐ、ウサギ六名
ベンチ含むとしたら永遠亭に染まることはなさそう
現状、名無しウサギちゃん達は、実力的に新チームの方でもベンチ入りも出来るか分からないけど
逆に現状がそんな状態で、これから伸びたら新チームの主旨には当てはまるね
先生と妹紅は人里枠だし

870 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 20:48:45 ID:qpF/dlX+
G この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。


871 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:28:16 ID:???
>869
反町は奥さん2人がこっちの女性だからそこを上手くつけば……
つーかまだまだ先の話だし>866の言うように仮定に仮定を重ねてまでヒートアップする段階でもないわな

872 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:41:35 ID:???
「分からなかったら人に聞く!」ってことで永琳に聞こうぜ。
で、ある程度分かってから仲間にしたい人決めればいいし。
そして、>>844以降の質問まとめ(sage除く)
G なんで消耗していたのかを聞く
G メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?
G この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。

873 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:44:00 ID:???
そうだね、まずは情報揃ってからだね
それにまずは予選突破をせねば
ただ先を見通すのは悪くはないはず

訊けるだけ訊いとこう
まとめ乙です

874 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:48:43 ID:???
全部聞いてるとえらく長くなりそう
もうまとめて聞けないかな

875 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 21:54:44 ID:???
まとめ

なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)
メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870)

876 :森崎名無しさん:2014/09/12(金) 22:41:20 ID:???
でも一応質問の順序ってのは考えたほうがいいかもしれない
ぼかされる判定が有利になるパターンがあると思う

877 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 01:53:33 ID:AnWPXtc2
すみません、職場の付き合いがありやっと今帰れました(汗)
今日はちょっと体力がきついので、明日にまとめて更新しようと思います、すみません。

>自由質問について
質問を考えてくださったみなさま、
まとめてくださった>>872さん、>>875さんにつきましては、本当にありがとうございました。

私の予想以上に皆さまが色々たくさん考えてくださり、とてもうれしいのですが、
改めて考えると、これらを一つひとつ投票で聞いていたらちょっと長くなりすぎるかな…とも思いましたし、
聞けるのならば、聞ける事は全部聞いておきたい、とお考えの方も多くいるかと思われます。
(あと、質問パートで時間を掛けすぎるのもどうかな…と個人的に考えています)

ですので、方針を転換して申し訳ないのですが、頂いた質問や、こちらで用意した質問への回答については、
【全て一律かつ、質問が出た順番に、無投票で鈴仙が質問していく】
……と、いう方法を取りたいと思います。
(内容が重複していると感じたものについては、こちらの独断でまとめさせていただきます)

中には無条件でぼかされたり、満足にお答えできない質問もあるかもしれませんが、
それらについては今後のストーリー進行等で明かしていければと思いますので、ご容赦願います。


878 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 01:55:27 ID:???
お疲れ乙です。仙豆だ、くえ

879 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 01:56:57 ID:6lAsb2Sw
G 新チームの監督とコーチについて

880 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 01:57:44 ID:AnWPXtc2
すみません、更に別件について補足です。

現状スレ容量が488kbと結構な域に達しているので、
質問への回答を書いていたら、途中でスレが満杯になる可能性も否定できません。
ですので、今の内にスレタイも募集させて頂こうかと思います。

【】鈴仙奮闘記21【】

の形で考えて頂ければ嬉しく思います。
恐らく次スレは、大会予選第二試合・地霊殿サブタレイニアンローゼスとの対戦がメインになるかと思います。

明日は昼以降に更新していければ…と思っています。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

881 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 08:54:32 ID:???
乙です

まとめ追加

なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)
メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870)
新チームの監督とコーチについて(>>879)

【永琳の5%】鈴仙奮闘記21【外界がやばい】
【永遠亭VS】鈴仙奮闘記21【永遠亭!】
【さとりのGK】鈴仙奮闘記21【玉兎のストライカー】
【突然の】鈴仙奮闘記21【転機】
【魂のDF】鈴仙奮闘記21【つかさです!】

882 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 10:17:47 ID:BwAuc/HA
G 一国のユースチームを買い取るということは、外界に団体が関わっているんですか?
その団体はなにを目的でこのプロジェクトに参加を?

883 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 10:38:21 ID:???
【地獄を見るのは】鈴仙奮闘記21【どっちか?】
【いきなりの】鈴仙奮闘記21【急展開】


884 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 10:49:46 ID:nYjFIE5E
G チーム結成から大会までどれだけ猶予があるのか?

全幻想郷選抜に勝てるほどのチームを作るのは相当時間がかかりそうだし。

885 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 14:11:57 ID:YfoWN3JQ
ついでにsageのやつもまとめた

G チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?
>これまでも散々NPCパートで描写してますし。
ってことはNPCパートのことは鈴仙もおおむね知ってるつもりで質問してもいいということですか?
G勝算はあるのか?
G 監督は誰ー?

ところでこの質問タイムはまとめて聞くということはまとめて聞いたら終わりということでしょうか?

886 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 19:06:31 ID:???
これ全部書いていくのは大変そう

お疲れ様です

887 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 19:12:28 ID:???
【新チームの】鈴仙奮闘記21【枠組み】

888 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 19:41:11 ID:???
【いつか】鈴仙奮闘記21【輝ける日のために】
【地獄の底】鈴仙奮闘記21【決定戦】
【地獄はいいとこ】鈴仙奮闘記21【一度はおいで】
【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】

大変だけど永琳ならきっと
鈴仙「師匠! ○○について質問があります」
永琳「いい質問ね優曇華。後ろを見てみなさい、フリップにまとめておいたわ」
鈴仙「こ、これはいつの間に…………!(まだ聞きたかったことの答えもある!)」
Y・E・S!(やっぱり・えいりんは・すごい!)

889 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 20:18:43 ID:???
個人的には質問タイムはまとめて2〜3回はほしい

【世界は私を】鈴仙奮闘記21【中心に回っている】
【世界を敵に回しても】鈴仙奮闘記21【勝ち取るべきもの】
【目覚める】鈴仙奮闘記21【主人公】

890 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:31:58 ID:AnWPXtc2
こんばんは、結局体力回復をしてたらこんな時間になりました(汗)
更新していきます。
また、スレタイ案もスレが埋まるまで募集をしていこうと思いますので、
もし追加で何か思いつきましたら、更新中でもご遠慮なく書き込みいただければ幸いです。
>>878
乙と仙豆ありがとうございました。
>>881
乙&まとめ&スレタイ提案、本当にありがとうございます。
>>882
スレタイ提案ありがとうございました。
>>1のあらすじで、
>物語は次の局面へと向けて、ゆっくりと動き出す。
……と書いてたので、ウソにならなくてよかったとホッとしています。(「ゆっくりと」では無かったかもですがw)
>>885
まとめありがとうございます。
ご質問ですが、一応一通り聞き終わったら
A:話は良い。
B:いや、もう少し聞きたい事がある。それは…
…のような感じで、選択肢自体は設けようと思っていますが、
恐らくは本当に大事でかつ、私が示し忘れたような内容をフォローする程度になると思います。

私としては、このイベントはあくまで「こういうルートがあるよ」との提示に過ぎないので、
詳しくについては、今後のゲーム進行で明らかにしていきたいと思っております。
また、本格的にルートを選ぶ時には、再びこうした自由質問を設けるつもりですので、
あまり明らかにならなかったり、軽く触れる程度になってもご容赦頂けないかと考えています。
>>886
ありがとうございます。
正直に言いますと、ここまで質問が出るとは思っていませんでした(汗)
ただ、ここはルートのアウトラインを示せればOK、詳しい事は今後のイベントで…
と、いう考えが根底にありますので、その辺りは濃淡をハッキリさせて、無理の無いようにさせていただこうと思います。


891 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:34:36 ID:AnWPXtc2
>>887
スレタイ提案ありがとうございます。
>>888
スレタイ提案ありがとうございます。 多分それについては、永琳が大会が終わるまでにwikiにまとめてくれると思います(爆)
>>889
スレタイ提案ありがとうございます。
実際に全幻想郷選抜を選ぶか、新チームを選ぶかの選択の時には、細かく質問を行っていこうと思います。

質問メニューについてですが、以下のような3種類にまとめさせていただこうと思います。
(申し訳ないですが、更新テンポを考えて、判定ありとした項目についても無判定で進めさせて頂こうと思います。)
もしも提案いただいた質問が抜けていたり、答えや纏めかたが意図と違うなどございましたら、
質問後にまとめて承りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

@:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
  ・これは誰が考えたプロジェクトなのか
  ・永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか
  ・輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。
A:永琳を外界に向かわせた理由について。
  ・なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)
  ・一国のユースチームを買い取るということは、外界に団体が関わっているんですか?
   その団体はなにを目的でこのプロジェクトに参加を?
  ・活動の急先鋒となる『とある企業』、「ヒューガー」関連について
   スポンサーとしての要望は?信用足りうるのか?そしてこの計画を見越して命蓮寺の騒動を吹っかけたのか?
B:新チームの詳細について等
  ・メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
  ・既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
   最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
  ・新チームの監督とコーチについて(>>879)
  ・チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?
  ・勝算はあるのか?
  ・監督は誰ー?
  ・この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870

892 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:35:51 ID:AnWPXtc2

鈴仙は色々とこのプロジェクトについて聞きたいことがあった。
当初こそ、あまりに突拍子も無い突然の話を提示された事による動揺の方が優っていたが。
……落ち着いた上で冷静に思考を巡らせると、疑問に思える事は山ほどある。
そのため、鈴仙は永琳や輝夜に対して、疑問に思った事や知りたいことを一つずつ、丁寧に聞きだす事にした。

鈴仙「師匠、姫様。 聞きたい事なんですけど、色々考えて……大まかに考えたんですけど、
全部で5つ程あります。 ひとつずつ、答えて頂いても良いでしょうか」

永琳と輝夜は無言で頷いたので、鈴仙はひとつずつ、質問をし始める――。

@:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。
  ・永琳達は妖怪を、ひいては賢者達をどうしたいのか。あるいはどう思っているのか
  ・これは誰が考えたプロジェクトなのか

鈴仙「――まず第一に。 このプロジェクトで、幻想郷にはどんな影響があるんでしょうか?
幻想郷の秩序に一石を投じるって事でしたけど、それで幻想郷が崩壊しちゃうような話だったら、私だって素直には頷けませんし。
そもそも、師匠と姫様は妖怪を――幻想郷を守る八雲紫達を、どうしたいのですか? どう思っているのですか?」

永琳「……もしもウドンゲが幻想郷の崩壊とか、妖怪の消滅だとか、
そんな事を心配しているのだったら、それは心配しなくて良いわ。 私達の目的はそうでは無い。
ただ――このプロジェクトが成功すれば、【幻想郷と外界との違いが、曖昧な物となるかもしれない】。
それは良い事もあるけれど、当然に悪い事もあるでしょうね」

輝夜「外の世界は私達の多くよりも豊かな生活をしているけれど、決して精神も同様に豊かとは言えないからね。
基本的に枠組みさえ守っていれば、皆がゆったり出来る幻想郷じゃあ信じられないけど。
外の世界では、真面目にルールを守り、勤労な人間ですら、社会の圧力に耐えられず自ら命を絶っている程だから。
それも、ヘタな戦争による戦死者に匹敵する程にね」

永琳「――ただ。 外界には幻想郷と比べたら合理的な仕組みや制度が整っているのも事実。
それは多くの弱者を、より良い方向に導く事にはなるとは思うわ」


893 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:36:57 ID:AnWPXtc2
永琳「――それと、私達が妖怪や賢者をどうしたいか、どう思っているかについてだけど……。
私達は、特にどうも思っていないわ。 八雲紫はかつて月に攻め入った事――月面戦争、と呼ばれているんだったかしら――
もあったし、私自身彼女に一度出し抜かれた事もあったけれど……それだけで、彼女を恨んだりはしていないわ。
ただ、歴史は、人間は移ろい変わり行くもの。 時代の変革を受けて、彼女たちがどう動くか。
そこに彼女たちが取り残されたとしても、私はそれを可哀想だとは思ったりはしない」

鈴仙「影響については、考えなくとも大丈夫……と、いうのは分かりましたが。
妖怪や賢者をどうしたいのか、について特に考えていない……というのは解せません。
ではどうして、師匠達はこんな面倒くさそうなプロジェクトに参加を?
そして、このプロジェクトは、一体誰が考えた物なんでしょうか……?」

永琳「ひとつ目、このプロジェクトへの参加理由だけど……。
じゃあ、そうね。 『第二次月面戦争での、八雲紫への借りを返すため』――とかでどうかしら?」

鈴仙「とかでどうかしら、って……。 早速、さっきまでの発言と矛盾していますよ師匠。
八雲紫を特に恨みはしていない、って言ったばかりじゃないですか」

永琳「――まぁ、恨んでは無い、とは言っても。 ちょっと位いたずらをしても良いかな…って。そんな感じのニュアンスよ。
どうせ私達は定命から外れた身、たまにはこんな大がかりないたずらもしたくなる時だってあるわ」

鈴仙「は、はぁ……(あやしい。 絶対になんか隠してるよ師匠……!)」

無限に等しい生命を持つ輝夜と永琳ならば、ほんの僅かな戯れの為に、
こうした大したことの無い理由で大きな異変に加担する可能性も確かにあるが……何となく怪しいような気がしてならない。
とはいえ、そこをこれ以上突っ込んでも何も出てこないであろう事を確信した鈴仙は、ひとまず納得をするのだった。

永琳「それと二つ目、このプロジェクトを考えた者についてだけど……。
――プロジェクトの原案者は、外界のとある大企業。 その名も――ヒューガー株式会社よ」

894 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:38:03 ID:AnWPXtc2
鈴仙「え、えええっ……!? し、師匠達があの日向とグル!?」

永琳「……それについては、私が外界に向かった理由と含めて話そうと思うわ」

A:永琳を外界に向かわせた理由について。
  ・一国のユースチームを買い取るということは、外界に団体が関わっているんですか?
   その団体はなにを目的でこのプロジェクトに参加を?
  ・活動の急先鋒となる『とある企業』、「ヒューガー」関連について
   スポンサーとしての要望は?信用足りうるのか?そしてこの計画を見越して命蓮寺の騒動を吹っかけたのか?
  ・なんで消耗していたのかを聞く(>>845 Bに含まれる)

永琳「……ただ、まず先に。 ヒューガーという会社について説明をしておこうかしら。
日向小次郎が社長を務めるヒューガーは、外界でも指折りの大企業にして、小売、外食、輸出、建築、金融、福祉……。
ありとあらゆる分野に手を広げる一種の財閥でもある。

業績が伸びて来たのはここ数年程だけど、その伸びはまさに異常。
これまで国内の経済界を支配し続けていた片桐コーポレーションとは既にその時価総額で並び、
経常収支やシェアの一部についてはヒューガーがそれを上回っている。

最近では防衛省を中心とした官僚との結び付きをも強め、次の参議院選挙での出馬も打診されている。
また、ふらの近郊にはヒューガーの私兵たる艦隊――大和などの超弩級戦艦や大鳳や瑞鶴などの空母。
脇を固める金剛、榛名、霧島、比叡等の高速戦艦や重雷装巡洋艦に潜水艦までも――
がズラリと並んでいる上、それが黙認されている。
――まぁ、そこはウドンゲも丁稚奉公に行ってたから知ってるかしらね。

とにかく一言で纏めると、恐るべき資産と権力、そして実力を兼ね備えた経済界の急先鋒――と、いったところかしら」

鈴仙「(聞けば聞くほどデタラメな話ねぇ……)――で、そこが持ち込んだプロジェクトというのが、
『プロジェクト・カウンターハクレイ』……って事ですか? なんだか、非常に胡散臭い気がするんですが……」

輝夜「あら、そうかしら? 私は凄く信用できると思うけど。
――だってこういう連中って、自分の儲けになる話である限りは、絶対に忠実だと思うし」

895 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:39:56 ID:AnWPXtc2
永琳「……輝夜の言う通り。彼らの目的は、幻想郷の体制革新だけでは無い。
彼らは単純に、その販路を幻想郷にまで広げ。
また、幻想郷にある優れた技術をも自らの物にしたいと考えているでしょうね。
だからこそ、このプロジェクトが成功するまでは彼らの発言は信用出来るし――。
それによりプロジェクトが成功した暁には、それを望むヒューガーの発言力は、否応無しにも高まる。
こうしたストーリーが描けている以上、彼らは信頼出来るわ。

――恐らくは、先に彼らが命蓮寺に乗り込んだのも、その主目的はデパートの進出では無く。
幻想郷の下見と、『プロジェクト・カウンターハクレイ』候補生の、データ測定がメインだったのでしょうね。
……そして、ウドンゲ達の勝利により、彼らは確信したのでしょう。
『プロジェクト・カウンターハクレイ』には、一定以上の勝算がある、と」

鈴仙「そ、そんな……! そんな前から、私の知らない所で、計画が進行していたなんて……!」

ヒューガーの用意周到かつ大規模な計画を知り、鈴仙は思わず日向小次郎の大胆さと聡明さに恐怖した。
『幻想郷の革新』というイデオロギーを武器に彼は壮大なストーリーと強力な仲間を集める事に成功し。
そして実際に今、全ては彼の想定した通りに動いているのだから。

鈴仙「――と、いうことは。 師匠が外出していたのも、ひょっとしてヒューガーの依頼で……?」

永琳「その通り。 そこで第三極の妨害工作に遭ってしまって。 それで、私も消耗していたという訳よ」

輝夜「第三極――聖徳ホウリューズのメンツね。
彼女たちの目的は、私達と八雲紫の内乱に便乗して人心を掌握。
そして幻想郷を支配しちゃおうっていう事らしいわ。 ……まぁ、わかりやすい目的と言えばそうね」

永琳「彼女達は、我々や……恐らく八雲紫も想像が付かないペースで資金や人脈を工面していた。
だから、ある程度は恐れるべき存在ではあるけれど――今は、率先して叩きには行けないわね。
彼女達を潰すのに手間取っていて、肝心のチーム編成やスカウトが遅れていては本末転倒だもの。
……それに、仮に彼女たちが力を得ても。 恐らくは、全ての手を見せた八雲紫よりは脅威において劣るでしょうから」

896 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:42:45 ID:AnWPXtc2
B:新チームの詳細について
  ・監督は誰ー?
  ・既に参加確定、もしくは参加濃厚な選手はいるんですか?
   最悪、メンバーが集まらないことが想定されるのでは?(>>858)
  ・新チームの監督とコーチについて(>>879)
  ・この件について第三者と相談することは厳禁ですか? たとえば、てゐや慧音さん、妖夢とか。(>>870)
  ・チームを編成してから大会までどれだけ猶予があるのか?
  ・メンバー候補なら分かりますが、なぜ私がキャプテン候補に?(>>857)
  ・勝算はあるのか?

輝夜「――新チームの詳細について、か。
ただ、これについてはスカウトマンの怠惰があってね。 まだあまり進んでいないのが実情なのよ」

永琳「ええ。だから、【チームの確定メンバーについてはまだ話せない……というか決まっていない】の。
【監督やコーチについては、ヒューガーのメンバーやスカウトマンのコネから選んで行こう】という方針はあるけれど、
そこについては、今後おいおい…って感じかしら。
無論、それでメンバーが集まらない場合はどうするのか、とも考えてはいるけれど。
【一部のメンバーについては、ウドンゲが直にスカウトをしてもらう必要があるかもしれない】と認識しているわ。
――さすがに、10人全部スカウトしろ、という話にはならないと思うけどね」

鈴仙「成程……。 ちなみに、スカウトマンっていうのは誰なんです?」

輝夜「それについては言えないわね。 無いとは思うけど、イナバがそれをバラしちゃったら、
私等がこうしてコソコソやっているのが八雲紫にバレちゃうしね。
あ、そうそう。 だから【このプロジェクト全般についても、第三者については相談はしないようにして欲しいわね】」

鈴仙「……その件なんですが、そもそもどうして私がキャプテン候補に?
メンバー候補とかだったら、さっき仰ってた条件から何となく分かるんですが……」

ある意味ではそこが、鈴仙にとって聞きたい核心の一つでもあった。
確かに自分は才能では無く努力で実力を伸ばしてきた選手ではあるかもしれないが、
少なくともキャプテンをする器では無いと真剣に考えていたからだ。

897 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:44:12 ID:AnWPXtc2
そんな鈴仙の疑問に対する永琳の答えは、奇しくも別の誰かが鈴仙を敵視する理由と全く同じだった。

永琳「――それは、たまたまプロジェクトの根幹に居る私達の身内だったという理由も大きいけれど。
最大の理由は――【貴女が、中山政男と深く接触をしていたから】よ。
中山政男が他者に与える影響力は本当に大きい。
それこそ、内気で人見知りな少女を、不器用ながらも社交的で努力家に変えてしまう位にね」

鈴仙「…………!」

つまり、八雲紫が中山が他者に与える影響力を脅威とみなしていたのと同様に。
永琳たちは、中山のその力こそが、幻想郷の革新には欠かせぬ力であると見抜いていたのだ。
驚く鈴仙を尻目に、輝夜は淡々と続ける。

輝夜「――勝算があるのか、と聞かれたら厳しいわ。
【チームを編成してから大会までは相当の日数がある】けれど、
それでもなお、新チームは世界の強豪を相手に、ほぼ毎試合劣勢を強いられると思うわ。
だけど……それをやって見せるのが、今回の計画だし。
――私は、個人的には、鈴仙だったらやって見せそうな気がするのよね。

……さあ、質問はこんなところかしら? あまり答えられない所が多かったけど。
今回はほんのオリエンテーション。
貴女が実際に進むべき道を決める時は、もう少し説明できるかと思うわ」

鈴仙「ありがとう、ございます(――一連の質問で、大体の事は分かったかしら。
むろん、色々不明点は多いけれど……少なくとも、今の私には全幻想郷メンバーでは無い、
もう一つの道があるという事は知ることが出来た。
さて、追加質問とかはしなくて良いかしら。
もっとも、これ以上の事を聞くってのは、今の段階じゃあ難しそう、ってのもあるけれど……)」

898 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 21:49:17 ID:AnWPXtc2
不明点や未確定点こそあれども、普段の扱いからはとても考え付かぬ程、
丁寧に答えてくれた輝夜と永琳に感謝しつつ――鈴仙は追加の質問や聞き忘れていた事が無いか整理する。
そして――。

A:……ひとまずは、質問は大丈夫だ。。
B:いや、もう少し聞きたい事がある。それは……。(自由選択枠)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*今回のイベントはあくまでイベントの概略についての説明ですので、あまり踏み込んだことについては聞けません。
 こちらが書き洩らしていたり、趣旨を勘違いしているような質問を補足する形で、Bを選んで頂ければ幸いです。
*NPCパートのことは鈴仙もおおむね知ってるつもりで質問してもいいということですか?
 というご質問について、質問して構いません。(見えない所で、ざっくりと永琳がNPCシーンについて語ってくれたという体です)

899 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:52:04 ID:BwAuc/HA


現状はここまでかな

900 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:52:18 ID:6lAsb2Sw


901 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:54:15 ID:???
この後矢車の事やヘルナンデスのことを話せるかな?

902 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 21:54:30 ID:nYjFIE5E
A
また聞く機会はあるし、どちらにしても今できるのは自分の強化と
チームに入りそうな選手と交流を深めていく以外にないし。

903 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:40:04 ID:AnWPXtc2
A:……ひとまずは、質問は大丈夫だ。。

鈴仙「――質問は……もう大丈夫です」

鈴仙はとりあえず、今日の夜に聞けることはこれくらいであると思った。
それに、これだけ大きな話が目の前にあったとしても、自分のなすべき事、やるべき事は変わらない。
つまり――。

永琳「そう。 ……まぁ、色々と先の話をしてしまったけれど。
どれもこれも、貴女が今大会で期待通りの活躍と成長を見せてくれなければ意味が無いからね。
今日はもう寝て、明後日の試合に備えなさいな。
――まだ確定ではないけれど。 次の試合、貴女をゲームキャプテンに任せようと思っているから。
……無論、貴女を鍛える為に、ね」

鈴仙「は……はい!(師匠の言う通り。 結局は私のやる事はどうあっても一緒。
まずはこの大会で活躍して、私が師匠と並ぶ選手であると見せつける事なんだから!)」

……裏に誰の手が入っていようとも、どんな思惑があろうとも。
鈴仙は、ただひたすらサッカーをし続け、そして勝つ。
それが最大の目標であり、また、自分が努力を続ける意味としては十分過ぎる道標だったからだ。
突然に運命を告げられつつも、昔のように拒絶したり愕然ともせず。
しっかりとした足取りで私室へと向かっていた弟子を見て、永琳はこう独り言ちた。

永琳「……淋しいものね、弟子が巣立って行くというのも」

そんな情けない表情をする永琳を見て、輝夜は何も言わず、永琳の頭を優しく撫でていた。

*永琳印象値が上がりました。32→34
*輝夜の評価値が上がりました。
*鈴仙が次の試合ゲームキャプテンを任される確率が大きく上がりました。
*第二部の分岐『新チーム設立』が判明しました。今後、その分岐に関するイベントが発生していきます。

904 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:41:31 ID:AnWPXtc2
〜4日目午前・固定イベント〜
【花果子念報・その3】

鈴仙「昨日はまさか、あんな話をされるなんてね……」

次の日の朝。鈴仙はあくびをしながら食後の新聞を興じていた。
昨日永琳と輝夜になされた話を何度も頭の中で反芻させつつ、
鈴仙は記事は読みながら 10秒で摂れる朝ご飯 を飲む。
今日は大会休養日。何をするにも、比較的余裕を感じていた。

佳歩「鈴仙さま、新聞読まれているんですか?」

鈴仙「ああ……佳歩。 そっちも朝ごはんは終わったのね」

佳歩「そうですっ! それで、何となく鈴仙さまいないかなーって、来ちゃいました。
……でも、ひょっとしてお邪魔でしたか?」

鈴仙「ううん、そんな事ないわ。 それに、新聞は一人で読むより、
皆で意見や感想を共有し合う方が面白いからね。
――そういえば、佳歩も恋愛小説とか好きだったから、字は読めるのよね?
一緒に、面白そうな記事でも探してみない?」

佳歩「えっ…! い、いいんですか!?」

鈴仙「勿論。 ――ただ、佳歩にとってはつまんない記事も多いかもだけどね」

佳歩「そんな事ないですっ! 鈴仙さまとご一緒に読める記事だったら、 きっと何でも面白いですっ!」

鈴仙「ふふ、ありがと。 ……それじゃ佳歩、こっち来て」

905 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:44:16 ID:AnWPXtc2
鈴仙は佳歩を膝に乗っけて、パラパラと面白そうな新聞記事を見つくろった。
その中でも、特に気になった記事は……?

A:特集記事「幻想郷の有力チームに迫る! 第3回」(※内容は更に判定)
B:温泉旅館「森屋」からお知らせ・日帰り温泉始めました(*クーポン券付)
C:妖怪の山の明日を問う〜大天狗達の権力闘争劇〜
D:地底の雑貨屋に新作インスタントラーメン二種・同時発売!!
E:子供の人妖向けサッカー教室開催します!(主催:命蓮寺)
F:伝説の超人 ヒジリー ストーリー 伝説 物語 絵巻 連載小説
G:通販コーナー「夢のカパネットにとり」(協賛:ヒューガー)
H:四コマ漫画『元祖! やっこい九十九姉妹』
I:適当にお茶を濁す。(すぐにイベントを終了できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで選択できます。
*色モノな記事ばかりにも見えますが、どの記事も内容は意味あるものになっていると思います。

906 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 22:45:44 ID:6lAsb2Sw
D 例の兄貴塩とか弟味噌ですかw

907 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 22:46:00 ID:BwAuc/HA
E

908 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 22:48:18 ID:fsE4t9Nw
E

909 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/13(土) 22:54:14 ID:???
Eが選ばれたところで、容量が511kbまでいきましたので、
このスレでの更新はここまでにして、新スレを立てようかと思います。
>>901
このイベントでは話せませんでしたが、試合前のミーティングの際に、
自動的に鈴仙が永琳たちに報告するようにしたいと思います。

それでは、次スレでも鈴仙奮闘記をよろしくお願いいたします。

910 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 23:02:17 ID:???
乙でした

911 :森崎名無しさん:2014/09/13(土) 23:31:36 ID:???
【月と地底の】鈴仙奮闘記21【間には】


912 :森崎名無しさん:2014/09/14(日) 02:00:24 ID:???
あちゃー、質問終わっちゃったか、せっかく時間消費しないから聞けること洗いざらいはいてもらおうかと思ってたのに
一応ヒューガーがバックっていったところで気になったのは親善大会のところかな
この会話内容と作者さんのことから考えて親善大会は
トーナメントじゃなくてリーグ戦なのはほぼ間違いないとして


中山が参加する問うことは日向も参加するのか(多分YESだろうけど念のため)
その親善大会とやらのスポンサーはヒューガーなのか

つぎにこの2つは聞きたい

913 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/14(日) 19:43:19 ID:???
次スレです。
【ブースターV.S.】鈴仙奮闘記21【ホッパー】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1410674111/

914 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/18(火) 00:35:51 ID:LkYUKk52
鈴仙「(有効そうな選択肢は、さっき慧音さんが言ってた通り、
パスカル君に直接『バナナシュート』を撃って貰うか、それとも、師匠に『爆宙アポロ』を撃って貰うか。
前者は消費は抑えられるし、さとりさんの能力を発揮させずに済むけれど、敵のブロックを防げるかが不安ね。
一方で後者は、師匠の消費は半端ないけれど、相手取らなければならないのは、全力のさとりさん一人だけ。
それでもPA内のさとりさん相手には若干不利なのが気になるけれど……ど、どうしようかしら!?
何か搦め手とかがあれば、やっても面白いかもしれないけれど……)」

A:パスカルにコーナーから直接『バナナシュート』を撃って貰う。
B:永琳にセンタリング。『爆宙アポロ』を撃って貰う。
C:永琳にセンタリングしてポストプレイ。 そこをてゐが一対一で狙う。
D:鈴仙にセンタリングして貰って低いスルー。 そこを永琳が一対一で狙う。(鈴仙のスルー:56-1)
E:妹紅にバックパス。 こいしがタックルに来れない30m地点からネオヴォルケイノを撃って貰う!
F:ウサギBにバックパス。無理に攻めず、パス回しで時間を稼ぐ。
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:210/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

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0ch BBS 2007-01-24