キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】

1 :キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/12(日) 12:38:42 ID:???
『はじめに』
この物語はフィクションです。
現実世界で実在する人物も登場いたします。また1983年から91年までの史実を踏まえてはいます。
ただ物語の展開上脚色や私的設定付与も多々あり、純然たる歴史的事実からは離れてしまっております。

またキャプテン翼のキャラクターのみならず、非サッカー漫画以外のキャラクターも多く
登場しておりますが、実在人物同様、物語に沿う形での脚色や設定付与が多く、どうかご寛恕を願います。

最後に、この物語の主人公は岬太郎です。
ここの岬君は原作を参考にしたり、本編をチェックしてみたり、自身の願望を当てはめてみたりと、
どれにもピタリとは当てはまらない、大変面妖な様相をとっております。
それでも彼の物語として、読み進め楽しめてもらえれば幸いです。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
1983年8月、岬太郎はパリに来仏する。その2日後の日本人学校訪問後、
サッカー部員を探すべくブローニュの森のシュッセ運動場まで出かけ、
そこでサッカー部キャプテン天ケ瀬冬馬を発見する。
自己紹介代わりの手合わせで岬に完敗した天ケ瀬は、他のメンバーにも
紹介すべく急遽電話で呼び出す。そして呼びだしたメンバーとの1VS10勝負が
はじまった、といったところまで進んでいます。

189 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:24:17 ID:1694cPcU
★アタリアンガールのサッカー  ダイヤ3 ★
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「へえ」
この子もサッカー部員だったのか。ブローニュでは見かけなかったが。

少女「何よその気のない返事、あんたはあたしの話が信じられないの?」
岬「いや、とっても活発だから、きっとそうだろうと思っていたよ」
少女「ホントー?ちょっと待って、証拠持ってくるから」

そう言うなり女の子は僕の返事も待たず、一気に走りだしあっという間に奥の階段へと消えていった。

どうしようもないので明滅するライトに照らされながら待っている。
幸いにして数分でドタバタと駆け戻ってきた少女は、1冊のノートを目の前に突き出した。

少女「ふーう、これが証拠。マネージャーもやってるんだけど、これはその時に取った
サッカー部全員のメモ。このページには全員の能力が記されてるわ。例えば、ほら」

彼女が指さすところを見ると、少し前にサッカー部加入を熱心に進めていた、
あの癖毛の先輩の名前と能力値が記されていた。

天ケ瀬冬馬
ド パ  シ  タ  カ  ブ  せ  総 高/低 ガッツ
14 13  15  14  13  14  14  97 1/1  700

【補足・補正・備考】
・強引なドリブル(1/4の確率でドリブル+2、吹飛係数4)

190 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:31:11 ID:1694cPcU
少女「こんなところね。ちなみにあのプレイしてた3人衆はこんな感じ。あとのFW・MF・DF衆もそんな感じだから」


秋山(FW)
ド パ  シ  タ  カ  ブ  せ  総 高/低 ガッツ
12 11  13  11  10  8   9   74  0/0  600

黒田(MF)
ド パ  シ  タ  カ  ブ  せ  総 高/低 ガッツ
12 12  11  12  10  8   9   74  0/0  600

藤田(DF)
ド パ  シ  タ  カ  ブ  せ  総 高/低 ガッツ
10 11  8  12  11   11   11   74  0/0  600

岬「(へーえ、あの天ケ瀬さんでチーム1になるのか……普通にやると僕のワンマンチームになるな)」
少女「さーていよいよお待ちかね!気になるあたしの実力は…こちら!」

191 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:32:27 ID:1694cPcU
先着で
★「ド パ シ タ カ ブ せ」の順、浮き球補正は共に2、ガッツは500です! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:少女「22、19、23、21、17、19、19、必殺技2つってところね」岬「(僕と互角だって!?)」

ダイヤ:ハート+少女「あと、最近必殺技も覚えたんだからね!」
           A〜7でドリブル、8〜10でシュート、絵柄で高シュート

ハート:少女「16、13、17、15、11、13、13ってところね」岬「(合計値98か、天ケ瀬と同程度……)」

スペード:少女「14、11、15、13、9、11、11ってところね」岬「(合計値84か、レギュラーは固いな)」

クラブ:少女「12、9、13、11、7、9、9ってところね」岬「(他の選手とほぼ同等か……年下の女の子としては上出来だな)」

192 :森崎名無しさん:2018/03/11(日) 22:33:48 ID:???
★「ド パ シ タ カ ブ せ」の順、浮き球補正は共に2、ガッツは500です スペードJ

193 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:38:02 ID:1694cPcU
と、いうところで今日はこれまでと致します。
しかしアタリのゲームについて語ろうと思っていたら、
いつの間にかサッカーの話になっていた、な、何が起こったのか以下略
な状態に。修正力というのがあるのでしょうか……

おまけ、アタリ2600のサッカーゲーム

Pele's Soccer sur Atari 2600
https://www.youtube.com/watch?v=LSEASVJIEx4

International Soccer for the Atari 2600
https://www.youtube.com/watch?v=vm3KQyLIICA

……昔はサッカーをするにも想像力と忍耐力が必要だったのです。

194 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:14:22 ID:hI6TfS7w
★「ド パ シ タ カ ブ せ」の順、浮き球補正は共に2、ガッツは500です スペードJ ★
少女「14、11、15、13、9、11、11ってところね」岬「(合計値84か、レギュラーは固いな)」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(合計値84か、あのチームの中ではレギュラーは固いだろうな)」

思わぬ形で目の前の少女の情報を手に入れる事ができた。
あの時の天ケ瀬の招集に加わっていなかったところを見ると、この少女は他の
有象無象とは一線を画した存在であるかもしれない。

少女「さ、これでいいでしょ。一緒に行きましょレッツゴー!」
岬「え」

異議も抗議も唱える間もなくガっと少女に腕組みをされ、そのまま半ば引きずられる形で
先輩達のいるゲーム筐体前に連行される。
先輩達は見慣れているのか、小娘の蛮行を目にしても一向に手助けせず、
気にかけもせずに浮かれた気分で僕に話しかけてくる。

秋山「おっ、ようやく来たな」
黒田「お前もやってけよ、面白いぞ!」
藤田「ようやくお前のハイスコア超えたぞ、あずみ!」

少女「ふーんだ、あんたなんかのスコアなんか今日中に塗り替えてやる!」
岬「ん、君の名前ってあずみって言うんだ」
少女「あれ、言ってなかったっけ?私の名前は『ここでは』あずみ。外の世界じゃ早川あづみって呼ばれているわ」

195 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:15:34 ID:hI6TfS7w
岬「ここでは?」
黒田「ゲーセン内の中じゃ自分の名前をスコアネームで呼ぶのがしきたりなんだぜ、覚えときな」
あずみ「あたしとしては、外でもあずみって呼んでほしいけどね」

秋山「俺の事はここではアキ(AKI)って呼んでくれ、
   ゲーセン内で先輩後輩なんてのは考えなくていい、ここじゃただのゲーマーだ」
藤田「俺はFUJ。エフ・ユー・ジェイだ。ここのゲームは3文字しか入れられないからなあ。
   まあいいや、さ、お前もやれよ」

そう言ってFUJは椅子から降りた後僕にプレイを要求した。
真横ではパカリと目を見開いて僕をみるあずみの姿が見えた。彼女なりのゲーム仲間の増える期待の表れだろう。
あっという間にゲームプレイを望む空気となったのを察し、僕は筐体の前に向かう。
コイン投入口に2フラン(明るい所で見ると10でなく2フランだった)1枚を投入し、
画面に向かい合う。

まず目に入ったのはゲームで使うであろう、つまみとボタンが配置されたプレートの装飾だ。
十字の入ったブラックホールから放射線状にレーザーが発射され、周りは星や銀河の大星団。
宇宙空間で繰り広げられるゲームという事だろう。

画面にはハイスコアが映し出されるが、すぐに長方形の光の束と化し1点へ縮小・消失した。
そしてその1点から、光々と光の束が展開し、

TEMPEST

と、輝いていた。

196 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:16:51 ID:hI6TfS7w
次に英字と丸や十字架などの図形が描かれた画面に移った。
Press fire to selectとあるところを見ると、どれかの図面を選べという事だろう。
レベルが1とされている丸のところを選ぶべく、右手のパドルを回し、ボタンを押す。

すぐに画面は変わり、黒い空間に青いネオンライトで線どられた円筒形の物体が見える。
円筒形の辺の上にはブーメランを途中で折り曲げたような、黄色い線で描かれた戦闘機らしきものが見える。
パドルを回すと動いた。これが僕が操作する機体だろう。

カタカタブーメランを動かしていると、画面奥から赤い蝶ネクタイが現れ、こっちに迫ってくる。

あずみ「敵が来てる、早く左のボタンで倒すの!」
左手側を見ると、確かに幾つかボタンがある。一番手前のボタンを押すとブーメランから弾が発射された。

岬「(なるほど、パドルでこれを操作して、このボタンで敵を撃ち落とせばいいんだな)」

ルールを理解した後はグリグリとパドルを回し、縦横無尽に駆け回りながら敵を撃ちのめす。
敵も弾を撃ち返したり、パドルがなかなか敵に合わせられなかったりで手間取るところもあったが、
初めてのステージという事なのか敵は遅く、攻撃もささやかで何とかやられる事なく
順調に敵をやっつけていく。すると。



機体が吸い込まれていく。
電光の筒を抜けて星のまたたく宇宙を飛んでいく。
星々をスーッと抜けていく飛遊感に、僕自身が宇宙を駆けているようだった。





197 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:17:58 ID:hI6TfS7w
岬「(すごい)」

ひらめきのように感じてしまった。何が「すごい」かは分からなかったがとにかく、
もっとこの空間にいたい。そう感じたのは確かだった。

次はこれも電光で輝いた直方体のステージが現れ、奥から敵が続々突撃をかけてきた。
パドルを回しボタンを連打して迎撃する。が、

岬「あっ」

指が滑ってパドルが回らない。迫りくる弾をかわせず、被弾した。
機体は星形に爆散した。やられてしまった。

あずみ「どうだった?」
岬「あ、うん。何て言うか分からないけど、なんか良かった。とても」
あずみ「良かった!」

心底嬉しそうにニコッと笑う。そしてあずみは僕に近づき、またも腕を手に取って
僕を立たせる。

あずみ「アタリのゲームはこれだけじゃないわよ!もっともっと面白いのが一杯いーっぱいあるから!速く来て!」

そう断言して再び、同意なんか得もせずに僕を引っ張り走り出した。横目で最後に見た先輩達は
「まただよ」「可哀そうにな」「俺達もそうだった」とでも言いたげな、
同情の視線を向けているばかりだった。

198 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:20:29 ID:hI6TfS7w
あずみ「次はこれ、『センチピード』!」

自慢気にあずみが筐体を指し示す。怪獣のように猛々しい生き物が側面に描かれている。

あずみ「テンペストみたいに敵を撃っていけばいいんだけど、一筋縄ではいかないわよ」

期待しててねと言いたげにニヤッと笑った後僕の方を、正確には僕のプレイする画面をジッとみやっていた。

よくは分からないがゲームがはじまる。
画面には無数のキノコとおぼしきものが幾つも生えている。
下にあるボーリングのピンみたいなものが、自分が操作する機体なのだろう。
プレートに埋め込まれた白い球を回してコリコリとピンを動かしていると、上からウネウネと虫が現れた。
緑色の丸を幾つも連ね、それぞれの丸に足と思われる小さな点を交互に動かしながら横に歩き、
キノコにぶつかると1歩下に向かってまた横を這い、また当たっては下に向かうを繰り返して進んできている。

あずみ「センチピードってのはムカデよーっ、ショットを撃って庭の害虫退治をするの、
    ボヤボヤしてるとムカデにやられちゃうわよ!」

あの怪獣はムカデか。随分ハイテクな虫退治だなと感じながら、ボタンを押す。
ムカデの胴体に当たる。途端にムカデは2匹に分かれた。

迎え撃とうと前に進めようとするが、途中で止まって進めない。

あずみ「そのゲームは自機はそこまでしか進まないの、なんとかその場でやり過ごして!」

そういう事か。ならばと、ショットを連打し、キノコやムカデを撃ちまくる。

岬「(よし、あと1個……あっ!)」

頭のみとなったムカデを狙っている最中に、突然後ろからクモが現れ、突進する。
避ける間もなくぶつかり、自機が爆発した。

199 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:22:39 ID:hI6TfS7w
あずみ「やられちゃったかー。時々クモとか色んな生き物が上以外からも来るのよ」
岬「(そう来るのか、これは気が抜けないな)」

不意打ちを受けたが、悪い気はしなかった。どこから来るか分からない緊張感が
心地よい。それにあのムカデも、キノコを上手く利用すればもっと効率的に
狩れるような気がする。

あずみ「次はこっちも良いよ、シューティング以外のゲームも面白いから」

早々とやられてしまった僕を気遣っているのか、今までより少し声が柔らかい。
彼女に連れられた次のゲームは、宇宙基地と思われる球体の建物が筐体に描かれている。

あずみ「これはアステロイド、隕石を戦闘機で破壊するゲームよ。
ちょっと操作方法が特殊だけど慣れれば病みつきになるわ。なんてったって
アメリカじゃ筐体の数がスペースインベーダーより多かったんだから」

まるで自分が作ったかのように自慢気に胸を張って語る。
その自信のほど、確かめさせてもらおう。
そうしてお金を入れ画面をみると中央に自機とみられる小さな三角形、周りに大小さまざまな
隕石が漂っている。
適当に撃つと弾を発射し、隕石を砕く。砕けた隕石は2つに分かれ、そのうちの一つがこっちに向かう。

岬「(まずい!)」

別のボタンを押す。機体は噴射して動き出し隕石を交わすも、そのまま止まらない、
ガタガタとボタンを押して機体を反転・噴射させ、別の隕石もかろうじて交わした。

こうして隕石を撃ち、交わし、ときどき現れるUFOを破壊し、小さくなった隕石を仕留めきれず
ぶつかって宇宙船が壊れてしまった後、あずみから声がかかった。

200 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:26:43 ID:hI6TfS7w
あずみ「どうだった?アタリのゲームは?面白かったでしょ」

僕をジッと見つめている。面白いと言ってほしいのだろう。素直に称賛を期待している顔だ。
正直なところ、まだどれも1度ずつしかプレイしていないとはいえ、ゲームに惹かれるものが有った。
ただ面白いというだけでなく、テンペストのようにゲームには何か別の魅力もあるような気がした。
雰囲気だろうか世界観だろうか、現実とは違う世界に行けるような感覚が、ゲームをしている時に感じていた。
そういう事を口にしようかと思っていた時、奥の方の筐体の異様に気が付いた。

幾つかの筐体が巨大なビニール袋に覆われ、それぞれ貼り紙で「Do not use」と書かれている。
使われている気配はない。

岬「(何だろうあれ……『DIG DAG』『POLE POSITION』『GALAGA』『NEW RALLY X』
   ……『Pac-Man』!日本でも見たことがある)あれ、何だろう」

謎のビニール筐体に向けて指をさして尋ねてみる。
その途端、あずみの顔が急に曇りだす。

あずみ「あれは、もうすぐここから他所へ持って行かれるんだ。帰るって言った方が……」

声まで元気がなくなっている。帰ると言いかけて首を振り、

あずみ「そんな事より、どう、面白かった!?」

語気を強くして僕に尋ねる。どこか虚勢を張っているような気さえ感じたが、今それを
聞いてはいけないと感じていた。

201 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:27:52 ID:hI6TfS7w
岬「良かったよ。ゲームの世界に惹きこまれそうだった」
あずみ「本当!?良かった!もっとどんどん楽しんでいって、
他にもバトルゾーンとかルナランダーとかブレイクアウトとか、面白いの一杯あるんだから!」

期待した発言が得られたためか、安心した様子の笑みを浮かべた。
その様子に一抹の不安を感じながらも、僕はゲームセンターでのプレイを再開した。



註:参考動画

テンペスト
1981 Atari Tempest Arcade Video Gameplay HD
https://www.youtube.com/watch?v=AMto2HJJSSA


センチピード
Centipede - Arcade version, 470,942 score. Atari 1980. Full gameplay.
https://www.youtube.com/watch?v=fUVgcfzIeGI

アステロイド
Classic Game Room - ASTEROIDS arcade game review
https://www.youtube.com/watch?v=w60sfReTsRA

202 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:30:56 ID:hI6TfS7w
先着で
★テンペストの腕前 ! card
 センチピードの腕前 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER: 岬「(やった、ハイスコアだ!)」あずみ「(うそっ!あたしだってあんなスコアは……)」
ダイヤ:ハート・スペード+リラックスポイント1点獲得!
ハート・スペード:岬「( 211 659 点か)
クラブ:岬「うーん、上手くできないなあ」


先着で
★アステロイドの腕前 ! card
 バトルゾーンの腕前 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER: 岬「(やった、ハイスコアだ!)」あずみ「(うそっ!あたしだってあんなスコアは……)」
ダイヤ:ハート・スペード+リラックスポイント1点獲得!
ハート・スペード:岬「( 19 335 点か)
クラブ:岬「うーん、上手くできないなあ」


先着で
★ルナランダーの腕前 ! card
 ブレイクアウトの腕前 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER: 岬「(やった、ハイスコアだ!)」あずみ「(うそっ!あたしだってあんなスコアは……)」
ダイヤ:ハート・スペード+リラックスポイント1点獲得!
ハート・スペード:岬「( 846 479 点か)
クラブ:岬「うーん、上手くできないなあ」

203 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:34:04 ID:hI6TfS7w
ようやくようやくよーやく、アタリゲーム(+あずみ)を紹介できたところで、
今日は終わりにいたします。
来週及び再来週は仕事の都合および親戚の結婚式への出席のため、
今日のようなまとまった更新は出来そうにありません。
「忙中閑あり」といったときにちょっとした埋めネタでも投稿できればと思います。

*リラックスポイントについては後日説明いたします。


204 :森崎名無しさん:2018/03/18(日) 18:09:49 ID:95UuCKO2
少々選択肢が甘めだと思うようになりましたので、こちらの方に投稿してもらえないでしょうか。


先着で
★テンペストの腕前 ! card
 センチピードの腕前 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER: 岬「(やった、ハイスコアだ!)」あずみ「(うそっ!あたしだってあんなスコアは……)」
ダイヤ絵柄:ダイヤ+リラックスポイント1点獲得!
ダイヤ:岬「( 602 192 点か)
ハート::岬「( 57 229 点か)
スペード::岬「( 0 713 点か)
クラブ:岬「うーん、上手くできないなあ」 ミスばかりで上手く行かない


205 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/18(日) 18:10:57 ID:95UuCKO2
先着で
★アステロイドの腕前 ! card
 バトルゾーンの腕前 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER: 岬「(やった、ハイスコアだ!)」あずみ「(うそっ!あたしだってあんなスコアは……)」
ダイヤ絵柄:ダイヤ+リラックスポイント1点獲得!
ダイヤ:岬「( 344 452 点か)
ハート::岬「( 86 947 点か)
スペード::岬「( 2 240 点か)
クラブ:岬「うーん、上手くできないなあ」 ミスばかりで上手く行かない


先着で
★ルナランダーの腕前 ! card
 ブレイクアウトの腕前 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER: 岬「(やった、ハイスコアだ!)」あずみ「(うそっ!あたしだってあんなスコアは……)」
ダイヤ絵柄:ダイヤ+リラックスポイント1点獲得!
ダイヤ:岬「( 585 631 点か)
ハート::岬「( 32 38 点か)
スペード::岬「( 7 571 点か)
クラブ:岬「うーん、上手くできないなあ」 ミスばかりで上手く行かない

206 :森崎名無しさん:2018/03/18(日) 18:12:23 ID:???
★テンペストの腕前  クラブ3
 センチピードの腕前  スペードQ

207 :森崎名無しさん:2018/03/18(日) 18:52:55 ID:???
★アステロイドの腕前  ダイヤ4
 バトルゾーンの腕前  ハートK

208 :森崎名無しさん:2018/03/18(日) 19:10:27 ID:???
★ルナランダーの腕前  ダイヤ3
 ブレイクアウトの腕前  ダイヤ7

209 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:18:48 ID:VKCendUQ
これよりすこしながら、投稿を開始いたします。


★テンペストの腕前  クラブ3
 センチピードの腕前  スペードQ ★
テンペスト:岬「うーん、上手くできないなあ」 ミスばかりで上手く行かない
センチピード:岬「( 713 点か)

★アステロイドの腕前  ダイヤ4
 バトルゾーンの腕前  ハートK ★
アステロイド:岬「( 344452 点か) 36分ほどかかった
バトルゾーン:岬「( 86947 点か)

★ルナランダーの腕前  ダイヤ3
 ブレイクアウトの腕前  ダイヤ7 ★
ルナランダー:岬「( 585631 点か)
ブレイクアウト:岬「( 585631 点か)
※実際は10点単位の計測のため、1桁は切り捨てて描写します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あずみと別れた後でセンチピードを再開するが、プレイが切れて集中も途切れたらしく、
クモ、ノミ、サソリ、そして主敵たるムカデに何度も衝突してしまい、ロクな結果を残せなかった。


210 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:20:35 ID:VKCendUQ
秋山「710点か、さっぱりだな」
黒田「俺なら百万点はいけたな」
藤田「嘘こけ、この間は50万もいかなかったじゃないか」

金が尽きたか休憩か、いつの間にか先輩方が僕のプレイを見物し始めた。
その気はないだろうが見世物のように見られているのが気に入らない。
巻き返しのため椅子から立ち上がって離れ、別の筐体に向かう。

途中で終わらせたアステロイドへ向かう。
1度プレイして操作のコツをつかめたため、次々に隕石やUFOを破壊し続ける事ができた。
指が滑って隕石に衝突しなければいつまでも続けられてだろう。

秋山「30万越えか、やるな」
黒田「俺なら百万はいけたな」
藤田「嘘こけ、岬の方が上手いだろ。小学生なのに、結構すごいぜ」
岬「(よし行けた。やっぱりゲームもサッカーと同じように、上手い人がすぐに尊敬を集められる『GAME』だな)」

先輩達の見方を改めさせたところで、別の所に向かう。
今度は「Battle Zone」と記された筐体に向かった。
どうやら戦車を操縦して敵戦車を撃破するゲームのようだ。

このゲームをはじめておやっと思った。
これは今までのような上または奥からの見下ろし型のゲーム描写ではない。自分の操縦する
戦車は見えず、モニターからはレーザーラインで線どられた山と敵戦車、照準を合わせる十字線にレーダーと、
まるで陸軍軍人訓練用の戦車操縦シミュレーターのような実在感を感じさせ、
さながら自分が防衛大学校の訓練生にでもなったような気がする。

211 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:21:46 ID:VKCendUQ
2本のレバーで戦車を動かし、レーダーで発見した戦車を次々に微塵と化していく。
レーザーワイヤーの戦車がバラバラになっていく様が子気味良い。そんな中、

秋山「今だ、下がれ!」

後ろから声がする。急いでレバーを後ろへ倒すと、左斜め後ろから銃弾がかすめる様に飛んで行き、
右横の敵戦車に衝突、爆破した。

秋山「よしっ!」
黒田「やったぜ!さまあみやがれ!」
藤田「やっぱバトルゾーンっていやあこれだよなあ」
岬「(そんな遊び方もあるのか。サッカーにも使えないかなあ)」

得点はそこそこで終わったが、通常の方法以外の遊び方があるのだというアイデアを得て、
バトルゾーンを終えた。

次はブロックくずし……ではない。先輩達曰く、ブレイクアウトが正しい名前だそうな。

秋山「何でも牢屋の囚人がテニスをしているふりをして、刑務所の壁を壊して脱獄するって設定らしいぜ」
黒田「その時の末端スタッフの1人が今やパソコン会社の社長だってよ、俺家にアップルUあるから詳しいんだ」
藤田「詳しいのはお前の兄貴だろ、話もパソコンも兄貴のお下がりのくせに」

212 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:23:07 ID:VKCendUQ
後ろからの無駄話もとい四方山話を伴奏として、着々とポイントを稼ぐ。50万点を超えて
ゲームを終えてから、僕の心のどこからか、次のゲームへの期待が湧き上がってきた。

岬「(他にはどんなのがあるかな)」

このワクワク感は覚えがある。かつてまだ小学校に入ってサッカーをはじめた頃の事だ。
遊ぶたびにどんどん上手くなる。出来なかった技が出来るようになる。
芸達者なクラスメイトや先輩達に技量で勝りゲームを(人知れず)コントロールし、尊敬を勝ち得ていく。

岬「(サッカー以外でこんな体験ができるとは思わなかった)」

そんな感情に加え別の感情も、次のゲームを終えた時に湧き上がってきた。
既に先輩達はそれぞれ別の筐体に散ってしまい、1人黙々とプレイに勤しんでいた。
そして随分と時間がたち、得点が60万点に近づきつつあった頃。

黒田「マジかよ!」

突然素っ頓狂な大声が後ろから上がる。集中力が切れかかっていた時の大声で、
ロケットが月面に墜落してしまった。

213 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:24:15 ID:VKCendUQ
秋山「なんだよ急に」
黒田「おい見ろよあれ!岬がルナランダーで50万点越えしてるぞ!」
藤田「うわあ嘘だろ、あれをそこまでする奴がいるのかよ……」
岬「(これだ。この驚きと尊敬のまなざし。こういう時は、こうする)ど、どうしたんですか?」

相手の反応に戸惑った顔を見せる。それにつられるようにして、先輩達は口々に賛嘆の言葉を口にした。

黒田「知らねえのかよ、俺なんか1度も着地成功してないんだぜ!」
秋山「2フラン玉を何十枚も投入して2、3回月面着陸成功すれば御の字なのに……」
藤田「あずみのスコア超えてるぞ。ゲームの才能あるんじゃね?」

いつの間にかゲームにおいても敬意をもって見られるようになった。
やった。これだ。この優越感だ。
温和で淳良な顔つきをして相手に角を立てず、それでいて圧倒的な実力差を感じさせる。
そうする事で自らの存在を心の底に植え付け、決して無視しえない存在となっていく事で、
秘密裏に影響力を図っていく。

214 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:26:21 ID:VKCendUQ
岬「(今回も上手く行った。この調子でサッカー部員をサッカー以外でも握れば、
今度こそサッカー部を自分のものにできるはずだ)」

野望の達成に一歩近づき、心中ニヤリと笑いながら椅子から降りる。
その途端、足元がぐらりと揺らぎ、バランスを崩した。とっさに手すりを掴んで助かったが、
もう少しで足をくじくところだった。

秋山「大丈夫か?」
岬「大丈夫です。ちょっとボーっとしてただけですから(折角調子が出てきたんだ。もっとプレイしておきたい)」

再び立ち上がって最初にプレイしたテンペストをするも、
嘘のように反応が鈍くなり、何てことないはずの攻撃もかわせず何度もやられてしまう。

秋山「やっぱり駄目だ。ここに来てから軽く3時間はたってるからな、少し休んだ方が良い」
藤田「そうそう、顔洗って寝てればまたイケイケになるから」

先輩達が休憩を勧める。そうしようと思っていた矢先だった。

215 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:28:26 ID:VKCendUQ
黒田「おい見ろよ、あずみの方も凄いぞ!」

黒田が指さすところには、あずみが1人黙々とプレイをしていた。

黒田「ミサイルコマンドで400万越えしてる!」
秋山「400万点!なんだよそれ!俺のハイスコアの10倍以上じゃないか!」
藤田「もう3時間もやってるからなあ、よくやるよ」

あずみは周囲の反応や視線に気づいてないのか、ピクリとも動かずモニターを凝視する。

ビョーンビョーンビョーンビョーン!

警告音が鳴った直後に空から雨あられと攻撃が降り注いでくる。
ウニのようなUFOや戦闘機からも出ているところから見ると、おそらく爆弾だろう。

右手のボールを素早く動かしカーソルを合わせ…ない。爆弾手前で左手ボタンを乱打し、
3か所の発射基地からミサイルを打ちまくる。矢のような勢いで発射されたミサイルは
爆弾手前で爆発する。

ボボボボボボボ!

爆風が爆弾に触れた途端、その爆弾も爆発し爆風を広げる。その誘爆が別の爆弾にかかり
爆発しさらに誘爆する。空を覆うほどの爆弾の雨があっという間に吹き飛んでしまった。

216 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:31:13 ID:VKCendUQ
早業に舌を巻いている間もなく、爆弾の雨が降り注ぐ。先ほど以上の密度に加え
落下まで数秒しかかからない猛スピード。賢明な防御にもかかわらず撃ち漏らして
都市に落下、廃墟と化してしまう。

犠牲を払いながらも第2撃も凌いだが、第3撃はおかしな爆弾がワラワラと降ってきた。
フワフワとした小さな玉だ。爆弾に当てようとミサイルを差し向けても、玉が
ひらりとミサイルをかわしてしまうのだ。

動きは遅いがこの特殊弾自体の数も何発も降っている。普通の爆弾に至っては数十発。
しかも途中で分岐もして軌道確認は困難、ミサイル数は圧倒的に不足、
そんな訳でとうとう残りの都市も支えきれず、全て潰れてしまった。

217 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:33:07 ID:VKCendUQ
あずみがミサイルコマンドでハイスコアを出したところで、今日はここまでにします。
旧聞になりますが、今年アタリが新ハードを出すそうです。
買うかどうか迷ってます。

218 :森崎名無しさん:2018/03/31(土) 22:50:14 ID:???
アタリって今でも新ハード投入出来るんだ。

219 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/01(日) 18:18:34 ID:y9srUIlI
選択肢を出すところまで投稿します。続くかもしれないし続かないかもしれません。

>>218
ATARIBOX改めATARIVCSというハードが、今年中に300ドルぐらいで出るみたいです。
ただ外見と言い、ローンチタイトルが不明だったりと、
あからさまに過去の栄光にすがりちょっと小銭を稼ごうといった雰囲気が強くて、
どうしようか迷っています。スレ主は最近のゲームはさっぱりですし……

220 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/01(日) 18:19:40 ID:y9srUIlI
第7話    テレビにアタリがやって来た!



あずみ「ふーう」

ため息をついて筐体から去る。前人未踏のハイスコア達成を先輩達は褒めたたえるが、
あずみは不機嫌そうに吐き捨てた。

あずみ「アメリカじゃ8000万点越えした人がいるのよ、400万点ぐらい何よ」

顔からしてちっとも満足してない感情が露わになっている。
そんな顔のまま先輩達から離れて僕の方にツカツカと近づき、ポケットに手を突っ込む。
取り出した眼帯を僕に巻き付け、怒り出した。

あずみ「あんたのせいでヘッポコスコアで終わっちゃったのよ!少し来なさい!」

そう言うなりまたも有無を言わさず、今度は視界まで遮られながら、
手首を引っ張り歩き出した。

秋山「あーあ岬も連れ去られるか」
黒田「岬もあずみの洗礼第2章を受けるのか、大変だなあ」
藤田「しかし目隠しなんてさせたの初めてだぞ、怒っているのもだ。どうしたんだ?」
岬「(強引な子だ。だけどこうまでする以上、何か僕にしたい事があるはずだ。ここは黙ってついていくか)」

221 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/01(日) 18:20:50 ID:y9srUIlI
バタバタと目隠しされたままゲームセンターを走る先はどこか。
そう思っていると、不意に牽引者のスピードが落ち、止まった。

あずみ「これから階段だから、注意して進んで。大丈夫、合図してから進むから。
1、2、3で行くからね。1、2、3、はい!」

相変わらず意見も聞こうとせず危ない事をしようとする。
1、2、1、2。合図に沿って僕達は歩調を進める。無意味な危険をする必要はない。

岬「眼帯を外してくれないかな。目隠しで歩くのは危ないよ」
あずみ「ダメ、もうすぐ重要機密ゾーンだから」
岬「重要機密ゾーン?」
あずみ「そ。あ、もうすぐ階段終わる」

階段を登りきったと同時にドアの開く音がする。
ドアの方向へ進む。電話の音やパチパチというテレックス音、そして大人達の話声だ。
ボンジュール、ボンジュール、パルドン。
あずみは慣れた口調で周りに挨拶する。
周りの大人達も特に驚いた様子もなく、いつもの事だという風に挨拶を返している。
そうしてしばらく歩いているうち再びドアが閉まる音がする。
廊下と思われる空間を数十歩歩いた後、またドアが開く。ここでようやく僕の眼帯が外された。

岬「ここは?」
あずみ「ふふふ、よくぞ聞いてくれました。ここは私の部屋、そして……」

両手を大きく横に広げて、高らかに宣言しはじめた。

あずみ「アタリのゲーム機、アタリ2600を遊べる、アタリプレイゾーンよ!
この部屋には今までアタリが発売していた全てのゲームソフトがあるんだから!」

222 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/01(日) 18:23:02 ID:y9srUIlI
キャッキャとさわぎながら目を輝かせ、僕に語りかけてくる。
確かに見回してみると、9畳ほどの部屋の中は机とベッドとクローゼットを除いた壁は
カートリッジがぎっしりと詰まっている。
圧迫感さえ感じる迫力だが、彼女はショーウインドーに飾られた金銀宝石を眺めるような
うっとりとした表情でくるりくるりと回る。

あずみ「岬君にもこれからレッツプレイ!といきたいところだけど」

そういうなりあずみはまたも僕に眼帯をかぶせ、ベッドに押し倒す。

岬「なにを」
あずみ「もう3時間以上もゲームしてたんだから、疲れてるでしょ。
    ちょっと一眠りして、それからゲームするの、絶対だからね!」

確かにそうだ。あのふらつきは確かに疲れの証拠。そう思うと疲れが一気に出てきたのか、急速に眠くなってきた。
あっという間に意識を失う。しばらく眠って起きてみると……


223 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/01(日) 18:25:52 ID:y9srUIlI
先着で
★岬君お休み中 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:あずみ「おはよ♡」岬「……え?なんで一緒に……寝てるの?」
ダイヤ絵柄:+岬「あ、 7 時間も経ってる」
      あずみ「ちょっとこれは寝すぎよ。仕方ない。今日は泊ってく?」*さらに分岐
ダイヤ:+岬「これは?」あずみ「チョコレートケーキよ、
    もうすぐ従業員の誕生日パーティーするから、試作品」*さらに分岐
ハート・スペード:+岬「あーよく寝た。あ、 2 時間も経ってる」
         あずみ「やっと起きた。さ、まずはこれよ」
         目の前にはプロジェクタースクリーンが広がっていた!
クラブ:あずみ「これがいいかな、あとこれも…」岬「(ガチャガチャうるさいなあ……)」眠れなかった

*ゲームプレイおよびその後の行動判定でペナルティ発生

224 :森崎名無しさん:2018/04/01(日) 18:28:51 ID:???
★岬君お休み中  ダイヤ8

225 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/01(日) 19:21:26 ID:y9srUIlI
今日は都合が悪くなりましたので、これで失礼します。

追記:左隅の「+」は「+ハート、スペード」の脱漏です。大変失礼しました。

226 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/02(月) 22:49:50 ID:wTSFMWVg
今日は2レスだけ投稿します。


★岬君お休み中  ダイヤ8 ★
ダイヤ:岬「これは?」あずみ「チョコレートケーキよ、もうすぐ従業員の誕生日パーティーするから」*さらに分岐
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あずみの膝の上に皿とチョコレートケーキが載っている。皿は普通だがケーキは
店や家で見るようなケーキとはかけ離れている。
黒い洗濯板が途中で盛り上がっていて、その坂にはレバーのようなホワイトチョコスティックが左右合わせて4本、
中央には部屋のカートリッジが差し込めそうな、手ごろな噛みこみ口が空いてあった。

岬「これは、ひょっとして、ゲーム機?」
あずみ「正解!その名もガトーショコラ2600!アタリのゲーム機アタリ2600(※)そっくりでしょ、
あたしが何日もかけて作り直してできた、傑作なんだから。さ、食べなさい。」

すいっとフォークを僕の手に出して、食べよと告げている。

岬「従業員さんの誕生日用じゃないの」
あずみ「また作るから大丈夫、あんた相当疲れてるから、これ食べて精つけて、
    とことんあたしにつきあってもらわなくちゃあ、さっきの恨みが晴らせないのよ」

岬「(これは食べないと悶着だな。美味しい事を願おう)」

仕方なしと思い、チョコゲーム機の角を切り落とし、ケーキを口に運んだ。そのお味は……

※:参考:アタリ2600(通称「ダースベイダー」)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%A2%93%E5%A0%B4#/
media/File:Atari-2600-Console.jpg


227 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/02(月) 22:52:01 ID:wTSFMWVg
先着で
★ガトーショコラ2600のお味 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:岬「こ、この味(20行省略)旨い、旨いぞおおおおおおおッ!」 次回ゲーム対戦に補正が付く
ハートK:岬「美味しい」あずみ「ホント!?うれしい!」ガバッ 岬「え、ちょ(抱きついて…当たってる!)」
ダイヤ:岬「お店開けるんじゃない(本当に、美味しい!)」あずみ「ホント!?良かった」
ハート:岬「ちょっと甘すぎるけど、美味しいよ」あずみ「そりゃそうよ、あたしが作ったんだから」
スペード:岬「なかなかにしつこいお味うえっ!?」あずみ「言ったなーこの口か?この口かあ?」
クラブ:岬「(これはちょっと……)なんていうか、人生を体現するような味だね」
あずみ「分かった、渋い顔もできない位、コテンパンにしてあげる」
クラブA:岬父「太郎!」 目が覚めると、そこは病室だった

228 :森崎名無しさん:2018/04/02(月) 22:53:26 ID:???
★ガトーショコラ2600のお味  スペード6

229 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:18:16 ID:crRw9Ack
★ガトーショコラ2600のお味  スペード6 ★
スペード:岬「なかなかにしつこいお味うえっ!?」あずみ「言ったなーこの口か?この口かあ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

差し出されたケーキにフォークを通し、口の中に入れる。
小学生の女の子が作ったにしては甘すぎず、程よくカカオの風味がただよっている。
そう感じながらケーキを噛もうとして、異変に気付いた。

岬「(なんだこれ)」

薄力粉と間違えて強力粉でも入れたのか、水を入れ過ぎたのか、妙に生地が粘っている。
噛むたびに生地が広がって、なかなか噛み切れない。

あずみ「どう?美味しいでしょ」
岬「(粘ついてしつこいなあ)なかなかしつこいお味……あ」

しまった、つい本音を言ってしまった。それに気づいて声を上げようとして、唇に痛みを感じた。

岬「うえっ!?」
あずみ「言ったなー、この口か?この口かあ?このあたしが作ったケーキをマズいと抜かした口は!」

三つ指を僕の唇について、不評の弁を吐いた罪を罰しに強く摘まみ上げている。
顔は笑っていて本気では怒ってなさそうだが、全くなんて女だろうか。

あずみ「そうまで言うあん畜生は、これで懲らしめてやるわ」

あずみは唇をつまんで付着したケーキかすをなめとった後、ケーキを後ろへ下げ代わりに
本物を、彼女がこれを模してケーキを作った、アタリのゲーム機が僕の目の前へと突き出しだ。


*あずみの料理スキルが「いまいち」と判明しました。今後の展開に影響するかは不明です。
*岬への感情に変化はありませんでした。

230 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:19:34 ID:crRw9Ack
あずみ「これがアタリ2600!アメリカとヨーロッパで1000万台以上を売り上げた傑作機よ!」

黒く重厚な雰囲気、ピシッとまとまっていて堅実なビジュアル。
じっと見てると気品さえただよってきそうだ。

あずみ「アタリのゲームであんたに勝負するわ!
    ミサイルコマンドでゲーム中断させられた恨み、きっちり晴らさせてもらうわ!」

返事も聞かずにカートリッジを差し込み、ゲーム機左端のパワーレバーを倒す。
テレビが反応し、画面が表示され始める。それと同時に、あずみがゲームソフトのパッケージを
目の前に突き出した。

あずみ「まずはこれ、ウォーロード(Warlords)!
4つの陣営がそれぞれ火の玉を相手にぶつけあって敵の大将を倒していくゲーム。
ブレイクアウトをよりパワーアップしたといった方がイメージしやすいかしら」

西洋甲冑を身にまとう雄々しき騎士がプリントされたパッケージを見ていると、
テレビ画面がゲーム開始状態まで移動したようだ。

岬「(え)」

パッケージの絵と実際のテレビ画面の映像の差に、言葉が呑み込まれてしまった。

231 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:21:56 ID:crRw9Ack
抽象画のようなグラフィックを見ると、モニターの四角に城とおぼしきブロック城壁が
敷かれている。4つの「城」の中心にある片仮名の「ヒ」みたいなのが大将だろう。

あずみ「コラ、しょぼいグラだとか思わない!確かに見た目はアレだけどすっごく面白いから!
さ、このパドルで操作するの。これで騎士を操作して、
相手の攻撃をはじき返し、城壁を破壊して敵を討ち取る。先に5回最後まで生き残った勢力の勝利よ!」

そうして強引にはじまった、初のアタリ2600プレイ。ベテランのあずみに対して僕は……


先着で
★ウォーロードby岬 8+! card
ウォーロードby あずみ 13+! card★
と書き込んで下さい。!とcardの間を埋めると数値化し、カード数値の結果で分岐します

MAX【岬】−MAX【あずみ】
X≧1→あずみ「ウソ、あたしが負けるなんて……」 好感度大幅UP
‐2≦X≦0→あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ」 好感度UP
X<−2→あずみ「どうよ、あたしに勝つなんて10年早いわ!」

※岬基礎値内訳8=5+1×3
(平均的ゲームプレイヤーの水準+高得点を出したアステロイド+ルナランダー+ブレイクアウトの計3点)
あずみの基礎値理由:ゲーマーとしての最高域に達しているため。

参考動画:Classic Game Room HD - WARLORDS for Atari 2600 review
https://www.youtube.com/watch?v=E5bXQdg3DDg

232 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:29:52 ID:crRw9Ack
少々用がありまして、一旦離れます。
もしかしたら今日はこれまでになるかもしれませんが、
その時はご容赦ください。

233 :森崎名無しさん:2018/04/07(土) 20:41:07 ID:???
★ウォーロードby岬 8+ ダイヤ8
ウォーロードby あずみ 13+ スペード5

234 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:37:28 ID:s85CX2cM
★ウォーロードby岬 8+ ダイヤ8 =16
ウォーロードby あずみ 13+ スペード5 =18★
MAX【岬】−MAX【あずみ】
=‐2→あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ」 好感度UP
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピューターが操作する騎士の前に、火の玉と思われるボールが現れる。
コンピューター騎士がボールに触れてゲームが始まった。

岬「(パドルの感じはゲーセンのと同じだな……よし、大丈夫だ)」

互いの城壁を崩すまでの間はプレイ感覚の確認に費やす。
あらかたそれぞれの城壁が崩れたところで、僕の指はパドル操作に慣れてきた。だが。

あずみ「スマアアアアアアシュ!」

勢いよく、しかし丁寧に僕の騎士の逆を突いてボールを返し、大将を討ち取る。
ピカッと画面が黄色く光り、騎士がこの世に未練があるのだというように一瞬影のみ映って、消えた。

あずみ「よし!まずはあたしの勝ちね」
岬「強いなああずみちゃんは。動きに無駄がない」
あずみ「当然よ、今まで先輩後輩国籍問わず何十人も呼び込んで戦って鍛え上げられたあたしの腕、そう負けるわけないでしょ」

ふふんと得意げに鼻息を出している。その後もコンピューターを苦も無く片付け、第2回戦が始まった。

235 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:38:31 ID:s85CX2cM
カンコンカンコン城壁を崩しながら、あずみのプレイを画面で、そしてこっそりと手元を見る。
何か操作の癖でも見つけられないかと思ったのだが、見つからない。
ただ反応が早い。どんなに遠く離れていても即座にボールまでたどり着かせ、
決して自分に不利にならないよう、すぐボールが戻らない、敵陣の薄い箇所を的確につく
巧緻なプレイを見せてくれる。

ゲームの腕が自称では無い事が確認された頃には、またも城壁はほとんど引きはがされ、
あずみの猛攻をしのぐのに精一杯の状況に追い込まれていた。
こちらの反撃は思う所にさえ打ち返せないのに、あちらは迷いなく最速でボールにたどり着き、
打ち返すたびに手の届きにくい嫌らしい箇所へと反撃してくる。
十何回かラリーの応酬を繰り返したが、とうとうボールに騎士が追い付かず、またも討ち取られてしまった。

あずみ「なかなかやるけど、これで2勝。あと1勝であたしの勝利、せいぜいあたしを楽しませなさい」

余裕綽々なんだと僕に見せかけるように、自信をあからさまに見せつけてくる。
こう言われると何とか目にもの見せてやりたくなるが、単純に技量差が段違いなため
時間がたつごとにどんどん追いやられていく。

あずみ「ほらこっち!今度はここ!遅い、遅いわ!」
岬「(このままじゃやられてしまう。せめて他に誰か人間がプレイしていれば、
予想外の展開に乗じる事もできるけど、コンピュータじゃそれも無理だ。どうすれば……そうだ!)」

236 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:39:48 ID:s85CX2cM
攻撃を防ぎながらなんとか打開策を考えているうち、ピカリとアイデアが閃いた。

岬「(そうだ!僕一人でコンピュータに予想外の展開を起こさせればいいんだ……今だ!)」

無我夢中でボールをはたき返す。

あずみ「苦し紛れ?それじゃこれで……」
岬「まだだ!」

勢いよくボールが真横にかっとんでいく。その進行方向上に、コンピューターの騎士が
ボールから離れようとするように、横方向にあずみの方へ近づいていた。
ボールがコンピューター騎士にぶつかり、あずみの大将に向かってはじき出された。

あずみ「しまった!」

慌てて防ぎとめようとするも、ボールは騎士の端にあたり打ち返しきれず、内側に入って
大将に衝突、破壊されてしまった。

あずみ「やられた!……そんな!」

勝った。あずみに、僕よりもはるかに上手のゲームプレーヤーに勝てた。
敵将を討ち取った瞬間、サッカーでゴールを決めた時のような爽快感が、ギュンと体中に響き渡った。

237 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:40:57 ID:s85CX2cM
このまま歓喜にうちひしがれていたいところだが、まさかの敗戦で相手がいたく落ち込んでしまっている。
フォローをしようと声をかけようとすると、引き締まった表情に変貌した相手が遮るように告げてきた。

あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ。正直あんな手ができる相手だとは思わなかった。だから」

こちらに指を向けて宣言する。

あずみ「これからは絶対に手加減も油断もしない。全力で、あんたを対等な相手として、迎え撃つ」

これから真剣の果し合いでもするかのような眼差しを発した後。ゲームが再開された。
これまでと同じように無防備状態になるまでボールを防ぎあう。
そして弾いたボールをあずみが受け止めようとした時。

あずみ「今よ、あたしが見つけた、初めてのとっておき……バースト、ファイヤー!」

238 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:42:03 ID:s85CX2cM
必殺技らしきものを発した直後、ボールが騎士に触れる。だが、ボールは張り付いたままで、
今までのように弾き返される気配さえ見えない。

岬「(なにこ……れ!?)」

予想外の動きに戸惑った瞬間、急にボールがこちらめがけて放たれた。それも通常の
倍はあろうかという猛スピードであり、全く対応できず、討ち取られてしまった。

あずみ「ふーう、決まった。まさか、あたしの初めてを使う日が来るなんて……」
岬「凄いな、どうやったの。あんな事をどうやって」

未知のプレイに意表を突かれ、ぜひとも秘密を聞き出すべく尋ねる。相手は再び得意そうな
顔つきに戻りながら答えてくれた。

あずみ「楽しませてくれたお礼に、特別に話してあげるわ。
    プレイ中に横の赤いボタン(※)を押しながら火の玉に触れると、
    ボールをキャッチできる。ボタンを話すといつもより速いスピードで撃ちだすことができるのよ」

そうだったのか。分かってしまえばどうという事は無かった。だが、そうと分かればもっと取れる戦術も増えるだろう。
そう思っていた矢先、ウォーロードが抜き取られ、新たなカートリッジが差し込まれた。


※:アタリ2600のパドルコントローラー
https://ja.wikipedia.org/wiki/Atari_2600#/media/File:AtariPaddle2.JPG

239 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:45:40 ID:s85CX2cM
あずみ「さ、盛り上がってきたところで次はこれ、ドッジ・エム(Dodge 'Em)!
    これはパックマンとレースゲームを組み合わせてパワーアップした、全く新しいゲーム……!」

岬「あ、あずみちゃん?」

僕は困惑した。ゲームについて語りはじめたあずみの目が、心なしか変わり続けている。
ある時は緑、ある時は青、またある時は紫と変色しているではないか。
様々に変わっているが、どれも人間の瞳の色ではない。

あずみ「ドッジ・エム、ドッジ……うおおおおおぉぉぉ――――っ!!!!」

雄叫びをあげて飛び上がるあずみ!頭上から響く笑い声!
これがアタリのゲームに耽溺した者が罹患する膏肓の病であろうか。
先程覚悟を決めた表情を発していた人物とはとても思えない。
天井ぎりぎりまで飛び上がった後落下するあずみを抱きとめ介抱しながら、
僕は1つの教訓の真実性を確認した。「何事もやり過ぎは良くない」と。

あずみ「ごめん、ちょっと興奮しすぎちゃった。これはパックマンみたいに、車で迷路のボールを回収していくの。
    ただ相手の車にぶつかるとクラッシュして一定時間止まっちゃうからね。全てのボールを回収して1番多い方が勝ち。
    今回は3回やって2回先に勝利した方が、この勝負の勝ちよ」

しばらくして正気を取り戻させた後、ゲームを始めてみた。その結果は……

240 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:46:57 ID:s85CX2cM
★ドッジ・エムby岬 8+! card=
ドッジ・エムby あずみ 13+! card=★
と書き込んで下さい。!とcardの間を埋めると数値化し、カード数値の結果で分岐します

【岬】−【あずみ】
X≧1→あずみ「ウソ、あたしが負けるなんて……」 好感度大幅UP
‐2≦X≦0→あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ」 好感度UP
X<−2→あずみ「どうよ、あたしに勝つなんて10年早いわ!」
※岬基礎値内訳8=5+1×3(高得点を出したアステロイド+ルナランダー+ブレイクアウトの計3点)

参考動画:ジェームズ&マイク ATARI(part2) 名作編の5分20秒から6分38秒
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25312413

241 :森崎名無しさん:2018/04/08(日) 13:53:19 ID:???
★ドッジ・エムby岬 8+ クラブ4
ドッジ・エムby あずみ 13+ スペード9 =★

242 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 14:38:23 ID:s85CX2cM
★ドッジ・エムby岬 8+ クラブ4 =12
ドッジ・エムby あずみ 13+ スペード9 =21★
X<−2→あずみ「どうよ、あたしに勝つなんて10年早いわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

画面には、同心円ならぬ同心四角の形をとった、4つのレーンと4つの交差点があるステージが
映し出されている。レーン上にはたくさんの点が散らばっている。

あずみ「プレーの前にコントローラーを代えるわね。はい、ジョイスティック(※)」

ゲームを始める前にパドルではなく、別のコントローラーを渡された。
手のひらほどの台の上にすりこ木のようなレバーがつき、台の端にはオレンジ色のボタンがついている。
レバーに触れると、プニプニと根元が揺れている。このレバーを倒して操作するのだろう。

あずみ「これについてるオレンジのボタン、このゲームでは加速できるから、上手く使ってね。
    それじゃ、スタート!」

試合が始まる。だが、先程とは違い、使ったことの無いジョイスティックは掴み方さえ
あやふやなままであり、手は滑る、力が入らない、逆に入り過ぎて曲がれないなど、
思うような操作さえできなかった。

次の戦いではスティックの扱いには慣れたものの、ボタンによる加速が上手く行かない。
押し過ぎて曲がるべきカーブを通り越してしまったり、同じルートを一周してしまったりと
ロスを繰り返してどうにもならず、あっという間に負け越しとなってしまった。

あずみ「どうよ、あたしに勝つなんて10年早いわ!」

ぐうの音も出ないほどに相手を打ち負かして、嬉しそうに勝ち誇っている。


※アタリ2600のジョイスティック
https://ja.wikipedia.org/wiki/Atari_2600#/media/File:AtariJoystick.jpg

243 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 14:40:10 ID:s85CX2cM
岬「うーん、正直なところ、このコントローラーに慣れるだけで終わっちゃったな」
あずみ「あらそう?ま、初めてだし仕方ないわ。次のもジョイスティックを使うゲームだし、
もっと簡単なルールだから大丈夫よ」

そういってまた早々とドッジ・エムを外し、今度は池から飛び上がるカエルが映ったカートリッジを差し込む。

あずみ「今度はフロッグアンドフライ。私達はカエルになって、ひたすら空飛ぶハエを舌でキャッチして食べるゲームよ。
    日没までに食べたハエの数が多い方が勝つゲームね。ジョイスティックの向きと傾け方でジャンプを調整して、
    ボタンを押して舌を伸ばし、ハエを食べるのよ。
    さあ、行くわよ!」


★フロッグアンドフライby岬 8+! card=
フロッグアンドフライby あずみ 13+! card=★

と書き込んで下さい。!とcardの間を埋めると数値化し、カード数値の結果で分岐します

【岬】−【あずみ】
X≧1→あずみ「ウソ、あたしが負けるなんて……」 好感度大幅UP
‐2≦X≦0→あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ」 好感度UP
X<−2→あずみ「どうよ、あたしに勝つなんて10年早いわ!」

※岬基礎値内訳8=5+1×3(高得点を出したアステロイド+ルナランダー+ブレイクアウトの計3点)


参考動画:ジェームズ&マイク ATARI(part2) 名作編の4分4秒から5分19秒
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25312413

244 :森崎名無しさん:2018/04/08(日) 15:00:21 ID:???
★フロッグアンドフライby岬 8+ クラブ8
フロッグアンドフライby あずみ 13+ ダイヤ5 =★

245 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:32:39 ID:s85CX2cM
★フロッグアンドフライby岬 8+ クラブ8 =16
フロッグアンドフライby あずみ 13+ ダイヤ5 =18★
‐2=あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ」 好感度UP
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

テレビには池の上に浮かぶ大きな葉っぱ。周りには青い空と青々とした木々の葉が
(粗いドットで)描かれていて、先程までの暗い画面とは対照的な、涼やかささえ感じさせる
画面が映し出されていた。

あずみ「とりゃー!」

掛け声で意識はゲームプレイに移る。葉っぱの方に目を移すと灰色のカエルがちょこんと
座っている。灰色ガエルの反対側の葉っぱには何もいない。正確には赤いカエルが
反対側の葉っぱから飛び上がり、空飛ぶハエを捕まえようとしていた。
となると灰色のカエルが、僕だ。

それと心に気合を入れて、スティックを傾ける。飛んだ。飛んだはいいが勢いがあり過ぎて
ハエを飛び越し、そのまま池に落下してしまった。

あずみ「池に落ちても自動で戻ってきてくれるから、落ち着いて狙って」

上級者らしい余裕を持って、アドバイスを暮れている。それを黙って受け取りながら、
葉っぱを這いあがったカエルを再びジャンプさせる。
ハエはどう見ても3点ぐらいでしか構成されていないが、グラグラとした動きや
ちらつき具合からちゃんと羽ばたいて見える。そんな電子バエを今度はやすやすとキャッチする事ができた。

それからは日が暮れるまで黙々とハエ取り合戦である。ハエの飛ぶ位置は一定ではなく、
時々大きく落下したりと、捕まえる楽しさをかき立たせてくれた。
結局は最初のミスが響き、52対56の僅差で負けてしまったが、相手も充実した試合だったらしい。

あずみ「やるじゃない。このゲームでもここまでついてこれるなんてね。このゲームがこんなに上手いのはあんたが初めてよ……そうだ」

246 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:33:50 ID:s85CX2cM
試合が終わった後、カートリッジを早々に抜きとって、またも新しいカートリッジを入れた。
絵を見る限りまたハエが出てくるみたいだが、先程に比べてメカメカしいハエである。

あずみ「ここまでついてきたあんたに、特別に紹介してあげる。あたしのお気に入りの
    シューティングゲーム、ヤーの復讐(Yars' Revenge)(※)!」

右手を高々と掲げる。その手には差し込んだのと同じ、口からビーム弾を撃ちまくる機械バエのカートリッジがあった。

あずみ「これはねー、普通のシューティングとは違うのよ!謎解きというか、ただ撃つだけじゃないの。
それとクリアした後の爽快感がたまらないわね。さ、百聞は一見に如かず、百見はワンプレイに如かず。やってみてよ」

ゲームが始まる。見たところ、ゲーム画面は2分割されている。
左にいるのは僕が操作する機械ハエだろう。右には壁に覆われたビーム砲がある。あれを破壊しろ、という事なのだろう。
奇妙なのは画面中央にバーコードの様な虹色の帯が広がっている。

あずみ「さ、ちゃっちゃとコティル(Qotile)を倒しちゃって!」


※ジェームズ&マイク ATARI(part3) 続・名作編 6分10秒から8分26秒
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25414318

247 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:34:50 ID:s85CX2cM
コティルと呼ばれるビーム砲を倒すべく、機械ハエを動かし、ボタンを発射する。
見る見るうちに防護壁は破壊され、敵は丸裸となった。打ち出される追尾弾もかわし
とどめを指すべく発射した。だが、コティルは破壊されない。何発撃ってもやられる
気配さえ見えない。

そうこうするうちに敵が渦巻き弾を発射した。スピードは速いが事前に姿が見えているので
何てことはない。あっさりとかわす。それからも何十発も撃ち続けたが、何にも変わらない。
撃つ位置を変えたり、弾の着弾位置を変えたりしてみたが、何も変わらない。
そのうちに追尾弾の速度が速くなりはじめた。段々とかわす事に精一杯となり、ついには
逃げきれず撃ち落とされてしまった。

あずみ「あーあ、やっぱり気付かなかった」

ニコニコと嬉しそうに、僕に向かって語り掛ける。さすがにムッとして、あずみに問い質した。

岬「あんなのどうやって倒せばいいんだ」
あずみ「あら、もう少し利口だと思っていたんだけど、思ったより単純なのかな」

フフフとほほえむ。笑顔そのものに悪意は見えない。

あずみ「ま、見てなさい。謎解きをしてあげるから」

あずみは僕の隣に座り、コントローラーを取り上げてゲームを始める。

248 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:35:59 ID:s85CX2cM
あずみ「まずは敵のバリアをはがす」

弾をどんどん打ち込んでバリアを破壊する。ここまでは僕と同じだ。

あずみ「ここからよ。そんじょそこらのシューティングじゃみられないやっつけ方。
行くぞーっ、スーパーフライングカミカゼアターック!」

そう叫ぶや否や、あずみは追尾弾と渦巻き弾をかわし、
コティルに体当たりをかましてみたのだ。やられたかと思いきや何ともない。
いや、左端に何かチョークのようなものが現れた。

あずみ「出たぞ必殺ミサイル、ボルロン(Zorlon)キャノン、ファイヤーッ!」

ボタンを押すと同時に、チョークみたいなミサイルが発射される。
見事にコティルに衝突した。すると画面一面に淡いピンクの光がステージにかぶさり輝きだした。

あずみ「やったあ!」
岬「(ああ、あざやかだ)」

ゲーム画面か、あずみの腕か。よく分からないが、直観的にそう感じた。

249 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:37:20 ID:s85CX2cM
薄い紫、薄い青、ライムグリーンと変化しながら縦に縮まり1本の線に収束して消えていく。
そして再びコティルが現れ、ゲームが再開された。

あずみ「このボルロンキャノン、敵への特攻以外にも出す方法があるのよ。それもハエっぽいやり方でね」

ハエっぽいやり方?なんだと思っているうちに、あずみはハエを今度はバリアに突っ込ませた。

あずみ「ヤーは手をする足をする、突っ込んでバリアを食わせても、ボルロンキャノンは出来るのよ。
    あ、ヤーっていうのはこの宇宙バエね。そもそもヤーっていうのは
    人類が滅亡した後に生まれた高度な知能と力を持ったハエのことで……」

あずみの蘊蓄を聞き流しながら、僕は今日の事を振り返っていた。
ゲームセンターやあずみの部屋でプレイしたゲーム。テンペスト、センチピード、アステロイド、
バトルゾーン、ルナランダー、ウォーロード、ドッジ・エム、フロッグアンドフライ、そして、ヤーの復讐。
日常では決してあり得ない架空の、それでいて心に思い描ける未知の世界。
宇宙船に乗り、戦車を操り、ロケットで月面着陸し、果てはカエルやハエになったりと、
様々な世界を移り渡り、なり切り、楽しめた。

岬「(とても良かった。もし先にサッカーに出会えてなかったら、ここでゲーム漬けになっていたかもしれない)」

250 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:39:03 ID:s85CX2cM
あずみ「お、なんかとっても良い顔してるね。凛々しくなったというかさ。そんなに面白かった」

ゲームを終わらせたあずみが僕に尋ねる。さっぱりとした気持ちのまま正直に答えてみた。

岬「うん。ここに来て初めてゲームの素晴らしさを知った気がする」
あずみ「ホント!うれしい!」
岬「うわ、あずみちゃん!ちょっと!」

あずみも相当嬉しかったのだろう!喜びの感情のまま僕に抱きついてきた!

あずみ「良かった良かった!ホント、ゲームって楽しいんだから!もうあんたに恨みなんてない。
    これからは友達、そして仲間よ。ゲーム仲間!」
岬「仲間、それは良かった。僕もあずみちゃんと仲間になれてうれしいよ。あ、あと…」
あずみ「その返事を待ってたわ、もうカンパはしてあげられないけど、また来てね!あ、そうだ」

そう言うなりあずみは後ろを向いて僕から離れ、後ろの棚からゲームソフトの入った箱を取り出し、僕に渡す。

岬「これは、ヤーの復讐。良いの、お気に入りじゃないの」
あずみ「良いの、あんたにはこのゲームを何回もプレイしてほしい。
    それだけの価値はあるゲームだからね。ま、ぶっちゃけるとまだ部屋にヤーの復讐はあるから大丈夫」
岬「そうか、でも、そういえば僕まだアタリ2600持ってないんだけど」
あずみ「あーそれね、まあここで買ってもいいんだけど……」

そこまで言って言いよどむ。何かマズい事でもあるのだろうか。

251 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:42:02 ID:s85CX2cM
岬「どうしたの?マズい事ならいいけど」
あずみ「違うの、いや、友達だからまあいいや実は近いうちにに新しいアタリのゲーム機が完成するの」

岬「新しいゲーム機?」
あずみ「そう、アタリの次世代機。今の奴は正直言ってゲーム内容はともかくグラフィックとか音とかはショボかったでしょ?
    今度出るのはそれを大幅にグレードアップしたやつよ。しかも下位互換機能っていって、
    今までのアタリ2600ソフトも扱えるから、ゲーム機買うならそれの方が良いかなって」

岬「そうなんだ。どうしようかな」
あずみ「まあそのソフトは気にしないでもらっていっちゃって。友達の証として、さ、ね」
岬「わかった。ありがとう、あずみちゃん」


*あずみの感情が以下のようになりました。
あずみ→(対等なゲーム仲間)→岬

*岬の所有物に『ヤーの復讐』が追加されました。

252 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:44:33 ID:s85CX2cM
こうして僕はゲームソフト『ヤーの復讐』を手に入れた。
その後、行きと同じように眼帯をつけさせられた後で、ゲームセンターに戻る。

岬「すっかり誰もいなくなったね」
あずみ「この時期のパリジャンパリジェンヌはみんなバカンスにいっちゃうし、移民の人達は
    忙しくてゲームどころじゃないし、とっても退屈なんだ。だからまた来てね。また部屋にも来てゲームしよ」
岬「うん、必ず来るよ、約束す……」

??????「「ちょっとまて→い!!」」

突如頭上から声がする。あずみと共に上を向くと、僕達よりさらに小さい
女の子2人が、筐体の上に立ってこちらを見下ろしていた。

253 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:48:43 ID:s85CX2cM
台上の2少女は鏡写しのようによく似ている。
ほんわかとした、だがとっても活発そうな童顔、ハート付きの
イエローグリーンのパーカー、髪留めで結わえた短めのポニーテール。
左の子の髪留めが赤、右の子が紫と気付かなければ、
あっという間にこの双子の区別などつかなくなってしまうに違いない。
その双子がこれまた鏡写しになったようなライダーポーズをとりながら、僕に向かって告げた。

???「あずみお姉ちゃんを誑かすあくと→め→!」
???「天がゆるち地がみのがちても!」
??????「「この双海→ズが許さないぞ→っ!とうっ!!」」

高らかに悪人退治を宣言した後、ためらいもなく筐体から飛び降りた。双子の身長の倍はある筐体だが、
落下の衝撃もものともせず着地し、飛ぶような勢いで僕に襲い掛かった。

??????「「お姉ちゃんのて→そ→を汚す奴はちねアターック!!」」

そう言うなりこの双子姉妹はそれぞれ僕の両脚に飛び込み、ぎゅっとひっ捕まってくる。
別に痛くも何もないが、突然の幼き襲撃者に戸惑わざるを得ない。

254 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:52:28 ID:s85CX2cM
???「んっふっふ〜、どうだ、まいったかあ?」
???「泣いて謝ってもゆるさないぞ→この後は必殺フタミツイストを……」
あずみ「いい加減にしなさい、真美、亜美」

ヤレヤレといった顔になってあずみが双子に声をかける。口ぶりからして顔見知りなのだろうか。

あずみ「この人は悪党でもスケコマシでもじゃないの。岬太郎っていう、あたしの友達よ」
真美「え→なんだつまんないの→」
亜美「せっかく面白くなりそ→だったのに→」

あずみ「見知らぬ人でいきなり遊ぶのはやめなさい、それとこんな子供が貞操なんて言葉を軽々しく使っちゃダメでしょ」
真美「う→るさいな→、あずみお姉ちゃん、まるでお母さんみたいだね」
亜美「分かった、愛しの彼氏がいるから大人ぶりたいんだ!そんなに大人ぶってると、いつか行き遅れちゃうぞ→」


小鳥「くしゅん!ああ、風邪かしら。いけない小鳥、今日は光速船とそのソフトを買いに行く日。
   風邪ひくわけにはいかないのよ。あのチャンネルFの悲劇はもう繰り返さないんだから……」


あずみ「違う!そういうんじゃないの!全くこのガキンチョどもは……それでどうしたの?
またゲームのお金が尽きてせびりに来たの?今月はもう……」
真美「ちがうよ!真美達アメリカ旅行から帰ってきたから、そのせんりひんを教えに来たんだよ!」

255 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:53:38 ID:s85CX2cM
紫色の髪留めをした女の子があずみに話しかける。となると赤い方が亜美、という事になるな。

真美「フランスで見なかった新しいゲーム機がアメリカで売ってて、
   すっごく絵がきれいだったから、パパにお願いして買ってきてもらえたんだ→!」
亜美「とってもすごかったよ!キレイなだけじゃなくてと→っても、どのソフトも面白かったんだよ!」
あずみ「えっ、ゲーム機!?新しい!?」

ゲーム機という単語を聞いた途端、あずみの目が(今度はまともに)輝いている。
すっかりそのゲーム機に興味津々なのだろう。きっとすぐにでもプレイしたいに違いない。

あずみ「ねえ、今から家に出かけていい?」
真美「い→よ→だいかんげい!」
亜美「そのためにここまで来たんだかんね、オッケ→よ!」

あずみ「ありがと!じゃ、岬君も行きましょ、ね、いい?」
真美「う→ん、ま、遊ぶ人が多い方がおもしろいからいいよ」
亜美「あずみお姉ちゃんのお友達なら仕方ない、岬お兄ちゃん、お姉ちゃんに感謝するんですなあ」
岬「(うーん。どうしようかな。ゲームもしてお昼寝もしたから、
   ここで付き合えばこの後の自由時間は無くなってしまいそうだ。
   でもここで付き合っておけばあずみちゃんとの仲も深くなるし、年下との交流の機会も掴める。どうする)」


A 参加する(自由行動を全て費やします。あずみ+双海姉妹との好感度UPチャンスあり)
B 参加しない(8月4週目の自由行動1つを残す代わりに好感度UPなし)
C その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

256 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 20:02:01 ID:s85CX2cM
双海家でゲームをするか判断を迫られたところで、今日はここまでにします。

ちなみにここの小鳥さんは、1977年10月に日本で発売された
世界初のカセット交換ゲーム機『チャンネルF』を定価128000円で購入し、
その後ソフトを買おうとしたら販売中止となっていて、店先で号泣したという
しょーもない裏設定が有ったりしますww


257 :森崎名無しさん:2018/04/10(火) 20:44:49 ID:l6bA7iqE
A

258 :森崎名無しさん:2018/04/10(火) 20:49:22 ID:Y7mjWIA2
A

259 :森崎名無しさん:2018/04/10(火) 21:11:49 ID:???
双子という共通点のある立花兄弟の事を話してみたら盛り上がるかな

260 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/14(土) 19:33:18 ID:m9q3xldo
A 参加する(自由行動を全て費やします。あずみ+双海姉妹との好感度UPチャンスあり)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

折角の機会だ、僕はよろこんで招待を受け、双海家に向けて4人で出発した。
行く道々でこの不意の来訪者、双海姉妹について彼女達と言葉を交わす。

真美「初心者の岬兄ちゃんはこの髪留めで見分けるといいよ。紫が真美、赤が亜美だかんね」
亜美「亜美たちはつねにいっしんどーたい、一度髪留めを外してしまえば、あずみお姉ちゃん以外には分からないのだ→!」
岬「へえ、すごいねあずみちゃん。この2人の区別ができるなんて」
あずみ「まあね。この子達とは長い付き合いだし、長い付き合いだから」

岬「そうなんだ。やっぱりあのゲームセンターで?」
真美「そ→!いろんなゲームのコツとか教えてくれたんだよ!そ→して鍛え抜かれた今では、
   お姉ちゃんとよきゲームのライバルとなっているのだ!」
亜美「『早撃ちのアミ』って言えばこの辺じゃちょっとは知られた名前なんだぞ、すごいでしょ→!」
あずみ「ふふふ、最初に来た時よりたしかに随分上手くなった。おかげであたしも張り合いがあるわ」

得意げにはしゃいでいる双子と楽しそうに語る少女。傍から見るとまるで本当の三姉妹のような、
にこやかで微笑ましい光景が広がっている。

岬「(いいなあこういうの。こういう中に溶け込んでいければ強力な味方になってくれるだろう。
さて、どんな事を話そうかな)」

261 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/14(土) 19:36:06 ID:m9q3xldo
A 岬「改めて挨拶するよ。僕は岬太郎、10月から同じ学校で通う」うやうやしくひざまついで姉妹の右手にキスをする
B 岬「君たちはサッカーしてるの?サッカー部について何か知ってる?」
C 岬「僕はサッカーが得意なんだ、日本じゃちょっとは活躍したんだよ(得意分野の話、興味持ってくれるかな?)」
D 岬「日本にも君達みたいな瓜二つの双子がいたなあ(興味を引くかな、立花兄弟の話でもしてみるか)」
E 岬「あずみちゃんって真美ちゃん達のお姉さんみたいだね(関係性を探れるかな?)」
F 岬「君達の間にもゲーム好きってどれ位いるの?(お金儲けのヒントが得られるかな)」
G 岬「実はね、あずみちゃんの部屋で手料理をいただいて、ベットで「寝た」んだよ
   (悪戯好きみたいだし、こういう話の方が面白がってくれるかも)」
H 岬「さっきゲームセンターでルナランダー50万点いったんだ(かるーく自慢でもしてみようかな)」
I 岬「アメリカ旅行どうだった?(特に思いつかないから、四方山話で場をつないでもらおう)」
J 岬「よし、じゃ、髪留めを外してみて。僕が真美ちゃん亜美ちゃんを当ててみせよう」
   ※トリッキーに見分けると3人の好感度大UP
K その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、この選択に限り全ての選択肢に「さらに分岐」と続きます。

262 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/14(土) 21:02:38 ID:m9q3xldo
本日はここまでと致します。どうかゆっくりとどうするかを考えていてください。

なお、岬君が得意としているルナランダーのプレイ動画はこちら。
lunar lander high score
https://www.youtube.com/watch?v=X34MB_P37jM

よく見ると得点の桁が4つ程しかありませんが、
この世界でのルナランダーは桁も得点も段違いだと考えてくださいw
どうかそう考えてください。

263 :森崎名無しさん:2018/04/14(土) 21:03:58 ID:qulm9w16
B

264 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 08:58:50 ID://eVeGXs
B

265 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 10:12:56 ID:nTW49MsY
B 岬「君たちはサッカーしてるの?サッカー部について何か知ってる?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
僕の得意分野は何と言ってもサッカーで、将来はそれを元に立身を企てている身だ。
だから相手がサッカーにどれ位関心を持っているかにはどうしても興味がわく。
初対面の相手にはなおさらだ。それとなく姉妹にサッカーの事について尋ねてみた。


先着で
★姉妹のサッカー能力 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:真美「んっふっふ〜、じゃ、ゲーム終わった後で広場に行こう!」
    亜美「亜美たちのこうそくれんけい、見せつけてやるのだ→!」(さらに分岐)
ダイヤ絵柄:あずみ「結構うまいわよこの子達。2人がかりなら補欠相手には勝てる……かな?」(さらに分岐)
ダイヤ・ハート:真美「遊びでする事はあるよ」亜美「外の学校のチームに混ざって遊ぶんだ」
スペード:真美「遊びでする事はあるよ」亜美「真美としか遊ばないんだけどね」
クラブ:真美「サッカー?やったこともないよ」
    亜美「ヤローどもがタマを足でいじくりまわして開かれた門にブチ込み快感を得るスポーツだっけ?それ」

266 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 10:14:33 ID:nTW49MsY
先着で
★真美のサッカー部情報 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:真美「サッカー部の補欠にシン君ってクラスメイトがいて、
      よく亜美にちょっかいかけてくるんだよね→」(さらに分岐)
ダイヤ:ハート+真美「そういやあまとうの家でゲームしたことがあったよ。聞いたことない会社のゲーム機だった」
ハート:真美「うちのは知らないけど、他の学校のはみーんな知ってるよ」
スペード・クラブ:真美「分かんない。あんまり興味ないや」

先着で
★亜美のサッカー部情報 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:亜美「サッカー部の補欠にシン君ってクラスメイトがいて、
       よく真美にちょっかいかけてくるんだよね→」(さらに分岐)
ダイヤ:ハート+亜美「そういやあまとうの家でゲームしたことがあったよ。聞いたことない会社のゲーム機だった」
ハート:亜美「うちのは知らないけど、他の学校のはみーんな知ってるよ」
スペード・クラブ:亜美「分かんない。あんまり興味ないや」

267 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 10:16:36 ID:nTW49MsY
少々所用がありますので、一旦失礼します。夜になりましたら再開できる、かもしれません。

>>259
提案ありがとうございます。早速選択肢に入れさせてもらいました。

268 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 11:37:58 ID:???
★姉妹のサッカー能力  スペード2

269 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 11:49:41 ID:???
★真美のサッカー部情報  ダイヤ8

270 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 11:51:22 ID:???
★亜美のサッカー部情報  クラブ8

271 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 13:10:40 ID:???
アンサイクロペディアかな?

272 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:22:36 ID:nTW49MsY
★姉妹のサッカー能力  スペード2 ★真美「遊びでする事はあるよ」亜美「真美としか遊ばないんだけどね」
★真美のサッカー部情報  ダイヤ8 ★真美「うちのは知らないけど、他の学校のはみーんな知ってるよ」+
                 真美「そういやあまとうの家でゲームしたことがあったよ。
                     聞いたことない会社のゲーム機だった」
★亜美のサッカー部情報  クラブ8 ★亜美「分かんない。あんまり興味ないや」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
真美「遊びでする事はあるよ」
亜美「真美としか遊ばないんだけどね」

先程までのゲームを語る時とは打って変わって、淡々とした様子で答えている。
少なくともサッカーにはそれ程思い入れがある訳ではなさそうだ。

亜美「時々ひまつぶしで真美とボール持って遊ぶぐらいかな。
   PKしたり、ボールの奪いっこしたり。でも真美はもうちょっと遊んでるんだっけ」
真美「そーだね。外の学校のチームに混ざって試合したりしてるよ」
岬「外っていうと、フランス人の学校の事?いきなり入って大丈夫だった」
真美「大丈夫だったよ。入ってい→い→ってきいてOKなら入るし、入った後も特に何も言われなかったよ。
   ダメだったらほかの所へ行けばいいから。今まで結構いろんなところ行ったから、
   そこいらの学校はみーんな知ってるよ」
岬「(そうか。これは将来他チームに飛び入り参加するのに役立ちそうだ。後日また聞いてみよう)
   僕は10月に入学したらすぐにサッカー部に入ろうと思っているんだ。
   よかったら部の事について、何か教えてくれないかな」

273 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:24:15 ID:nTW49MsY
真美「おっ、ほほーう」

足元手前の幼な子の目が不敵に光る。

真美「これはお目が高いですなあお兄様、この真美めがじゅーよーきみつを教えましょうぞ」

時代劇の悪代官にすり寄りへつらう越後屋みたいな声色で、情報を提供すると伝えてくれた。
せっかくなので僕も調子を合わせて答えてみる。

岬「大儀であった。よし、そちの知りえるところを語ってみせい」
真美「ははーっ、それではこれよりサッカー部のキャプテン、あまとうについて語らせていただきまする」
岬「あまとう?それって天ケ瀬冬馬さんの事」
真美「さよう、我らのうちではないないにて、その天ケ瀬とやらをあまとうと呼ぶのがしきたりであります」
あずみ「我らって、そう呼んでるのってあんたと亜美だけじゃない。無駄話は辞めて要点を早く」
真美「やむを得ませぬ。あずみの姐御のたってのおおせ、それでは述べまする。
   実はあまとうの奴、姐御に負けず劣らずのゲームマニアだそうで」

274 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:25:49 ID:nTW49MsY
岬「あずみちゃんと同じぐらいかあ。それは凄い(奇行的な意味で)」
真美「実際にあまとうの家まで出向いてこの目で見ました。奴は家に入った真美に茶菓子をふるまった後、
   見た事もないゲーム機を取り出して褒めたたえた後、ゲームプレイを強いたのでございます」
亜美「ゲーム機?面白かった?」
真美「あまとうが鼻高々にすすめるだけあって、中々に歯ごたえがありました。
   絵もそこそこキレイで、熱中するのもわかる気がいたします」

あずみ「それってどんなゲーム機、どんな会社が作ってた?」
真美「あまとうのゲーム機は今まで見た事がございませぬ。会社の名前は散々申したようでありますが。
   この真美。しっかりと聞き流しておりました。ですが、ゲーム機の名前は見覚えがございます。たしかSG‐1000だったか」
あずみ「SG‐1000?聞いた事ないわ。岬君や亜美は?」
岬「いや、日本でもそんなゲーム機は聞いた事がない」
亜美「ぜんぜんない。ホントにそんなゲーム機あるの?」
真美「あるってば、あ、もうめんどくさいから普段どおりに話すよ、でも真美も他の場所で見てないんだよ」

*天ケ瀬冬馬がとある会社のゲームマニアである事が判明しました。

275 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:30:18 ID:nTW49MsY
第8話『Game Console Wars in 1983』



こうして、まるで幽霊のような幻のゲーム機、SG‐1000について他愛もない話を交わしながら、
僕と少女と童女2人で真夏のパリの街歩きを楽しむ事ができたのであった。

そうしてしばらく歩いてとあるアパルトマンに入った。両親共に仕事中なのか、部屋には誰もいない。
姉妹に連れられて彼女達の部屋に招待される。
ツインベッドの隣に座布団が敷かれ、その上には白い布が何物かに覆いかぶさっている。
この布の中に新しいゲーム機があるのだろう。

あずみ「うふふ、これが真美ちゃん亜美ちゃんの愛しのゲーム機?」
真美「そのと→り!あずみお姉ちゃん、岬兄ちゃん、見て見て→!」
亜美「これが亜美達のお気に入りゲーム機!」


共に片膝をつき、口真似で効果音を発しながら、バッと布を取り上げた。



真美亜美「「コレコビジョン(※)で→→→す!!」」



参考:コレコビジョン
https://ja.wikipedia.org/wiki/
%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3#/media/File:ColecoVision.jpg

276 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:31:24 ID:nTW49MsY
インテリビジョンを黒く塗ったようなゲーム機だ。インテリビジョンにあったゆったりとした
家具のような趣きは無くなり、かわりにずっしりとした武骨なつくりが、
自分は高性能なゲーム機だと無言で訴えているような気がした。

真美「どーだ!カッコいいだろ→!」
亜美「ゲーム屋で一目見て分かったよ、これは凄いって!それで実際にプレイしたら
予想通り面白かったよ!」
岬「(ん、カートリッジの差込口の下に、別の差込口がある。これは何だ?)」

キャッキャと自慢の宝物を披露する双子姉妹。
ゲーム機を見回し、その形状について考察する僕。
そのせいで気付くのが遅れてしまった。

あずみ「……どうして……」
真美「あずみお姉ちゃん、早くゲームしよう!」
亜美「絶対お姉ちゃんも気に入るよ!」

青くなった顔、震える手、目頭にまたたきだした光。そして、



あずみ「どうしてコレコなんて買うのよおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」



彼女の、怒りに。

277 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:33:13 ID:nTW49MsY
あずみ「何であんた達がコレコなんて買うのよ!あんた達だけはそんな事しないって思っていたのに!」
真美「え?え?ええっ!?」
亜美「な、なんであずさお姉ちゃん、そんなに怒ってるの!?」
あずみ「アタリの成果をパクってばかりいるからよ!
    アタリのゲームを遊べるモジュールなんて勝手に作るなんて!
    あれのせいでどれだけ客がアタリから盗られたと思ってるのよ!
    母さん達も裁判でどれ程引っ掻き回されたか……!それだけじゃない!母さんから聞いたけど、
    今度アタリ2600のコンパチハード『コレコジェミニ』まで売る予定だそうじゃない!
    どこまで人をコケにすれば気が済むのよ!」

最後には絶句して顔を上に向けている。まるで真美と亜美がコレコビジョンの開発責任者でも
あるかのような口ぶりで、怒りの様を思うままぶつけていた。

あずみ「信じてたのに……」

顔を下ろすと、あずみの顔はさめざめと涙が流れていた。姉妹はギョッとしてすくんでいる。

あずみ「信じてたのに!あれだけアタリゲームに熱中していたあんた達ならそんな事しないって信じてたのに!
    もういい!あんた達には新しいゲーセンマシンも、次世代機アタリゲーム機でも遊ばせてあげないんだから!」

岬「(マズい!)」

278 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:34:30 ID:nTW49MsY
僕は感じた。このままでは間違いなくあずみはこの家を去る。

そしてこのままではこの姉妹との関係性は修復不可能となるだろう。
それだけではない。今後あずみと会うと必ずゲームの「党派性」を問われる事になる。
そうすればこの姉妹との関係も悪くなるし、ひいては学校内の評判も悪くなる。
かといってあずみを見捨てる訳にもいかない。彼女をぞんざいに扱えば、今度は同年代の
評判が悪くなるかもしれない。日本人学校の規模を考えると、サッカー部にまで
悪評が達するのもそう遠い事ではない。
だがこれで対処を誤ると怒りの矛先がこちらに向かい、より悲惨な事態に陥るかもしれない。

岬「(ゲームしに来てこんな修羅場になるとは思わなかった。ともかく、どうする!)」

グズグズしている暇はない。とっさに出した僕の結論は……


A あずみを追いかける(さらに分岐)
B この場に留まり、姉妹から事情を聴く
C 岬「待てっ!」 できる限りの大声であずみを呼び止める
D 岬「ゲームは面白いかどうかだよ。一度実際にプレイすればいいじゃないか」道理を説く
E 岬「アタリのソフトで一番売れたゲームソフトは?初めて出たソフトは?」質問を投げかけて頭を冷やさせる
F その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

279 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:36:11 ID:nTW49MsY
あずみから始まったゲハ戦争の対処を考えているところで、今日はここまでにします。

>>271
その通りです。たまたまその記事を見て吹いたため、ネタに使ってみましたw

280 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 18:56:57 ID:???
うわあ、序盤でこんな修羅場とは…
このスレで八方美人を目指すのはやめといた方がいいな

281 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 19:03:46 ID:iNj+y+Vk


282 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 19:19:45 ID:???
ゲハ戦争って面倒くさいな、おい
そもそもアタリ創始者のブッシュネルもゲームやプログラム基盤の盗作とかしてるんだがあずみには納得は出来んのか

283 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 20:26:44 ID://eVeGXs
A

284 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 22:06:56 ID:nTW49MsY
少々展開についての注釈と、分岐展開の選択肢公開のため、もう数レスだけ投稿します。

>>280
確かに修羅場となりましたが、先程の選択肢でも両者を上手に和解させる選択肢はありましたし、
「関係性は修復不可能」というのもあくまであずみ・双海姉妹だけでの事であって、岬などの
第3者が仲介となって心を解きほぐしていく事で、解決は可能になります。
さらにいえば今後のイベントの都合上、来年(スレ内時間)の夏頃に和解のチャンスが訪れますので、
まだまだ諦めないでください。

>>282
ネタバレになりかねないのであまり詳しくは言えませんが、ここでは2つ、
83年8月当時の状況が背景にある事、
岬とプレイしたフロッグアンドフライがサードパーティ製のゲーム
(Mネットワーク)であるように、偏執的な優越心によるものでは無い事を、ここで申し上げておきます。

285 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 22:10:16 ID:nTW49MsY
A あずみを追いかける(さらに分岐)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

先着で
★岬、あずみを追う 21+! card+(双海家初訪問‐1)★
★あずみ、泣き走る 14+! card+(激情+1)★
と書き込んで下さい。数値差で分岐します。!との間のスペースは埋めてください。

【岬】‐【あずみ】
X≧6→部屋から出る前にあずみを捕まえられた!
4≦ X<6→双海家内であずみを捕まえた! (岬の選択肢判断あり)
2≦ X<4→屋外であずみを捕まえた!(さらに分岐)
0≦ X<2→あずみを掴むもTシャツが勢いで脱げた!あずみは下着姿のまま逃げてしまった……(岬の選択肢判断あり)
X <0→あずみに逃げられてしまった……(双海家に戻ります)

ただし、岬がクラブA〜3を出してしまった場合「双海ツイスト」が発動され、足止めされてしまいます。



それでは今度こそ、失礼いたします。

286 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 22:38:51 ID:???
★岬、あずみを追う 21+ ハート7 +(双海家初訪問‐1)★

287 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 22:39:21 ID:???
★あずみ、泣き走る 14+ ハート6 +(激情+1)★

288 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:10:55 ID:HA8Joy+M
★岬、あずみを追う 21+ ハート7 +(双海家初訪問‐1)=27★
★あずみ、泣き走る 14+ ハート6 +(激情+1)=21★
X=6→部屋から出る前にあずみを捕まえられた!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
激高した少女はクルリと後ろを向く。やはり立ち去ろうとしている。

ダンと荒く右足を踏みしめ脚をあげようとするところを、まず肩を掴み次いで両脇に僕の腕を挟み込んで抱き止めた。

あずみ「離して!」

かき抱いた僕の腕を振りのけようと、手足をばたつかせてもがく。
僕はただ黙って混乱している少女を抱き締め動きを抑える。心乱れている時は落ち着くまで待つのが良い。
多少の傷はつくかもしれないが、今後の目標のための、いたし方ない犠牲だ。

あずみ「いや、いや、離して、どいて、あたしは、アタリなんだ。あたしには、アタリしかないんだ……」

289 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:12:41 ID:HA8Joy+M
それから何分たったか。泣きながら暴れるあずみに対し、時には圧迫し、またある時は重心を
ずらして動きを乱れさせ、すったもんだと立ち乱れた後、とりあえず大人しくさせる事ができた。
落ち着いたあずみは火の消えたロウソクのように、活気どころか生気もなくうつむいている。
そのあずみと向かい合う形になっている姉妹も、「自分たちがあずみお姉ちゃんを傷つけた」
と思っているのか、罪悪感あふれた表情で黙って座っていた。

あずみ「……あたしはアメリカのサンフランシスコの南にある、サンタクララって街で生まれた」

唇の間から漏れ出るようなか細い声で、言葉を発しはじめた。

あずみ「母さんはその頃からアタリで働いてた。あたしを背中でおんぶしながら、
    ゲーセンで使う機械の基盤を設計したり、筐体を組み立てたりしてたんだって。
    周りの人達はみんなマリファナ吸って、大声で歌ったり騒いだりしてうるさかったって、
    楽しそうにあたしに話してくれた」

身の上話を耳にして、姉妹も僕も神妙な面持ちとなる。重要な情報だ。しっかり覚えておかなくては。

あずみ「あたしが7歳の誕生日に、母さんからプレゼントでアタリVCS、今日プレイした2600をもらったんだ。
    やっとプレゼントができたぞーって言ってね。母さんはアタリ2600の開発者の1人だったから、
    その頃は毎日いつ寝てるのか分からない位遅くまで頑張っていたわ。
    VCSを手に入れてから、外ではゲーセン家では2600で毎日遊んでた。
    新しいゲームができる前、テストプレイで何十個のゲームをプレイできた。
    あたしの背丈が大きくなった頃から、アタリ以外の会社のゲームも出てきた。毎日楽しかったわ」

母の活躍を語るあたりから、あずみの顔に幾分か生気が戻ったように見えた。
が、それもつかの間だった。

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