キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】

1 :キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/12(日) 12:38:42 ID:???
『はじめに』
この物語はフィクションです。
現実世界で実在する人物も登場いたします。また1983年から91年までの史実を踏まえてはいます。
ただ物語の展開上脚色や私的設定付与も多々あり、純然たる歴史的事実からは離れてしまっております。

またキャプテン翼のキャラクターのみならず、非サッカー漫画以外のキャラクターも多く
登場しておりますが、実在人物同様、物語に沿う形での脚色や設定付与が多く、どうかご寛恕を願います。

最後に、この物語の主人公は岬太郎です。
ここの岬君は原作を参考にしたり、本編をチェックしてみたり、自身の願望を当てはめてみたりと、
どれにもピタリとは当てはまらない、大変面妖な様相をとっております。
それでも彼の物語として、読み進め楽しめてもらえれば幸いです。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
1983年8月、岬太郎はパリに来仏する。その2日後の日本人学校訪問後、
サッカー部員を探すべくブローニュの森のシュッセ運動場まで出かけ、
そこでサッカー部キャプテン天ケ瀬冬馬を発見する。
自己紹介代わりの手合わせで岬に完敗した天ケ瀬は、他のメンバーにも
紹介すべく急遽電話で呼び出す。そして呼びだしたメンバーとの1VS10勝負が
はじまった、といったところまで進んでいます。

246 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:33:50 ID:s85CX2cM
試合が終わった後、カートリッジを早々に抜きとって、またも新しいカートリッジを入れた。
絵を見る限りまたハエが出てくるみたいだが、先程に比べてメカメカしいハエである。

あずみ「ここまでついてきたあんたに、特別に紹介してあげる。あたしのお気に入りの
    シューティングゲーム、ヤーの復讐(Yars' Revenge)(※)!」

右手を高々と掲げる。その手には差し込んだのと同じ、口からビーム弾を撃ちまくる機械バエのカートリッジがあった。

あずみ「これはねー、普通のシューティングとは違うのよ!謎解きというか、ただ撃つだけじゃないの。
それとクリアした後の爽快感がたまらないわね。さ、百聞は一見に如かず、百見はワンプレイに如かず。やってみてよ」

ゲームが始まる。見たところ、ゲーム画面は2分割されている。
左にいるのは僕が操作する機械ハエだろう。右には壁に覆われたビーム砲がある。あれを破壊しろ、という事なのだろう。
奇妙なのは画面中央にバーコードの様な虹色の帯が広がっている。

あずみ「さ、ちゃっちゃとコティル(Qotile)を倒しちゃって!」


※ジェームズ&マイク ATARI(part3) 続・名作編 6分10秒から8分26秒
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25414318

247 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:34:50 ID:s85CX2cM
コティルと呼ばれるビーム砲を倒すべく、機械ハエを動かし、ボタンを発射する。
見る見るうちに防護壁は破壊され、敵は丸裸となった。打ち出される追尾弾もかわし
とどめを指すべく発射した。だが、コティルは破壊されない。何発撃ってもやられる
気配さえ見えない。

そうこうするうちに敵が渦巻き弾を発射した。スピードは速いが事前に姿が見えているので
何てことはない。あっさりとかわす。それからも何十発も撃ち続けたが、何にも変わらない。
撃つ位置を変えたり、弾の着弾位置を変えたりしてみたが、何も変わらない。
そのうちに追尾弾の速度が速くなりはじめた。段々とかわす事に精一杯となり、ついには
逃げきれず撃ち落とされてしまった。

あずみ「あーあ、やっぱり気付かなかった」

ニコニコと嬉しそうに、僕に向かって語り掛ける。さすがにムッとして、あずみに問い質した。

岬「あんなのどうやって倒せばいいんだ」
あずみ「あら、もう少し利口だと思っていたんだけど、思ったより単純なのかな」

フフフとほほえむ。笑顔そのものに悪意は見えない。

あずみ「ま、見てなさい。謎解きをしてあげるから」

あずみは僕の隣に座り、コントローラーを取り上げてゲームを始める。

248 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:35:59 ID:s85CX2cM
あずみ「まずは敵のバリアをはがす」

弾をどんどん打ち込んでバリアを破壊する。ここまでは僕と同じだ。

あずみ「ここからよ。そんじょそこらのシューティングじゃみられないやっつけ方。
行くぞーっ、スーパーフライングカミカゼアターック!」

そう叫ぶや否や、あずみは追尾弾と渦巻き弾をかわし、
コティルに体当たりをかましてみたのだ。やられたかと思いきや何ともない。
いや、左端に何かチョークのようなものが現れた。

あずみ「出たぞ必殺ミサイル、ボルロン(Zorlon)キャノン、ファイヤーッ!」

ボタンを押すと同時に、チョークみたいなミサイルが発射される。
見事にコティルに衝突した。すると画面一面に淡いピンクの光がステージにかぶさり輝きだした。

あずみ「やったあ!」
岬「(ああ、あざやかだ)」

ゲーム画面か、あずみの腕か。よく分からないが、直観的にそう感じた。

249 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:37:20 ID:s85CX2cM
薄い紫、薄い青、ライムグリーンと変化しながら縦に縮まり1本の線に収束して消えていく。
そして再びコティルが現れ、ゲームが再開された。

あずみ「このボルロンキャノン、敵への特攻以外にも出す方法があるのよ。それもハエっぽいやり方でね」

ハエっぽいやり方?なんだと思っているうちに、あずみはハエを今度はバリアに突っ込ませた。

あずみ「ヤーは手をする足をする、突っ込んでバリアを食わせても、ボルロンキャノンは出来るのよ。
    あ、ヤーっていうのはこの宇宙バエね。そもそもヤーっていうのは
    人類が滅亡した後に生まれた高度な知能と力を持ったハエのことで……」

あずみの蘊蓄を聞き流しながら、僕は今日の事を振り返っていた。
ゲームセンターやあずみの部屋でプレイしたゲーム。テンペスト、センチピード、アステロイド、
バトルゾーン、ルナランダー、ウォーロード、ドッジ・エム、フロッグアンドフライ、そして、ヤーの復讐。
日常では決してあり得ない架空の、それでいて心に思い描ける未知の世界。
宇宙船に乗り、戦車を操り、ロケットで月面着陸し、果てはカエルやハエになったりと、
様々な世界を移り渡り、なり切り、楽しめた。

岬「(とても良かった。もし先にサッカーに出会えてなかったら、ここでゲーム漬けになっていたかもしれない)」

250 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:39:03 ID:s85CX2cM
あずみ「お、なんかとっても良い顔してるね。凛々しくなったというかさ。そんなに面白かった」

ゲームを終わらせたあずみが僕に尋ねる。さっぱりとした気持ちのまま正直に答えてみた。

岬「うん。ここに来て初めてゲームの素晴らしさを知った気がする」
あずみ「ホント!うれしい!」
岬「うわ、あずみちゃん!ちょっと!」

あずみも相当嬉しかったのだろう!喜びの感情のまま僕に抱きついてきた!

あずみ「良かった良かった!ホント、ゲームって楽しいんだから!もうあんたに恨みなんてない。
    これからは友達、そして仲間よ。ゲーム仲間!」
岬「仲間、それは良かった。僕もあずみちゃんと仲間になれてうれしいよ。あ、あと…」
あずみ「その返事を待ってたわ、もうカンパはしてあげられないけど、また来てね!あ、そうだ」

そう言うなりあずみは後ろを向いて僕から離れ、後ろの棚からゲームソフトの入った箱を取り出し、僕に渡す。

岬「これは、ヤーの復讐。良いの、お気に入りじゃないの」
あずみ「良いの、あんたにはこのゲームを何回もプレイしてほしい。
    それだけの価値はあるゲームだからね。ま、ぶっちゃけるとまだ部屋にヤーの復讐はあるから大丈夫」
岬「そうか、でも、そういえば僕まだアタリ2600持ってないんだけど」
あずみ「あーそれね、まあここで買ってもいいんだけど……」

そこまで言って言いよどむ。何かマズい事でもあるのだろうか。

251 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:42:02 ID:s85CX2cM
岬「どうしたの?マズい事ならいいけど」
あずみ「違うの、いや、友達だからまあいいや実は近いうちにに新しいアタリのゲーム機が完成するの」

岬「新しいゲーム機?」
あずみ「そう、アタリの次世代機。今の奴は正直言ってゲーム内容はともかくグラフィックとか音とかはショボかったでしょ?
    今度出るのはそれを大幅にグレードアップしたやつよ。しかも下位互換機能っていって、
    今までのアタリ2600ソフトも扱えるから、ゲーム機買うならそれの方が良いかなって」

岬「そうなんだ。どうしようかな」
あずみ「まあそのソフトは気にしないでもらっていっちゃって。友達の証として、さ、ね」
岬「わかった。ありがとう、あずみちゃん」


*あずみの感情が以下のようになりました。
あずみ→(対等なゲーム仲間)→岬

*岬の所有物に『ヤーの復讐』が追加されました。

252 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:44:33 ID:s85CX2cM
こうして僕はゲームソフト『ヤーの復讐』を手に入れた。
その後、行きと同じように眼帯をつけさせられた後で、ゲームセンターに戻る。

岬「すっかり誰もいなくなったね」
あずみ「この時期のパリジャンパリジェンヌはみんなバカンスにいっちゃうし、移民の人達は
    忙しくてゲームどころじゃないし、とっても退屈なんだ。だからまた来てね。また部屋にも来てゲームしよ」
岬「うん、必ず来るよ、約束す……」

??????「「ちょっとまて→い!!」」

突如頭上から声がする。あずみと共に上を向くと、僕達よりさらに小さい
女の子2人が、筐体の上に立ってこちらを見下ろしていた。

253 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:48:43 ID:s85CX2cM
台上の2少女は鏡写しのようによく似ている。
ほんわかとした、だがとっても活発そうな童顔、ハート付きの
イエローグリーンのパーカー、髪留めで結わえた短めのポニーテール。
左の子の髪留めが赤、右の子が紫と気付かなければ、
あっという間にこの双子の区別などつかなくなってしまうに違いない。
その双子がこれまた鏡写しになったようなライダーポーズをとりながら、僕に向かって告げた。

???「あずみお姉ちゃんを誑かすあくと→め→!」
???「天がゆるち地がみのがちても!」
??????「「この双海→ズが許さないぞ→っ!とうっ!!」」

高らかに悪人退治を宣言した後、ためらいもなく筐体から飛び降りた。双子の身長の倍はある筐体だが、
落下の衝撃もものともせず着地し、飛ぶような勢いで僕に襲い掛かった。

??????「「お姉ちゃんのて→そ→を汚す奴はちねアターック!!」」

そう言うなりこの双子姉妹はそれぞれ僕の両脚に飛び込み、ぎゅっとひっ捕まってくる。
別に痛くも何もないが、突然の幼き襲撃者に戸惑わざるを得ない。

254 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:52:28 ID:s85CX2cM
???「んっふっふ〜、どうだ、まいったかあ?」
???「泣いて謝ってもゆるさないぞ→この後は必殺フタミツイストを……」
あずみ「いい加減にしなさい、真美、亜美」

ヤレヤレといった顔になってあずみが双子に声をかける。口ぶりからして顔見知りなのだろうか。

あずみ「この人は悪党でもスケコマシでもじゃないの。岬太郎っていう、あたしの友達よ」
真美「え→なんだつまんないの→」
亜美「せっかく面白くなりそ→だったのに→」

あずみ「見知らぬ人でいきなり遊ぶのはやめなさい、それとこんな子供が貞操なんて言葉を軽々しく使っちゃダメでしょ」
真美「う→るさいな→、あずみお姉ちゃん、まるでお母さんみたいだね」
亜美「分かった、愛しの彼氏がいるから大人ぶりたいんだ!そんなに大人ぶってると、いつか行き遅れちゃうぞ→」


小鳥「くしゅん!ああ、風邪かしら。いけない小鳥、今日は光速船とそのソフトを買いに行く日。
   風邪ひくわけにはいかないのよ。あのチャンネルFの悲劇はもう繰り返さないんだから……」


あずみ「違う!そういうんじゃないの!全くこのガキンチョどもは……それでどうしたの?
またゲームのお金が尽きてせびりに来たの?今月はもう……」
真美「ちがうよ!真美達アメリカ旅行から帰ってきたから、そのせんりひんを教えに来たんだよ!」

255 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 19:53:38 ID:s85CX2cM
紫色の髪留めをした女の子があずみに話しかける。となると赤い方が亜美、という事になるな。

真美「フランスで見なかった新しいゲーム機がアメリカで売ってて、
   すっごく絵がきれいだったから、パパにお願いして買ってきてもらえたんだ→!」
亜美「とってもすごかったよ!キレイなだけじゃなくてと→っても、どのソフトも面白かったんだよ!」
あずみ「えっ、ゲーム機!?新しい!?」

ゲーム機という単語を聞いた途端、あずみの目が(今度はまともに)輝いている。
すっかりそのゲーム機に興味津々なのだろう。きっとすぐにでもプレイしたいに違いない。

あずみ「ねえ、今から家に出かけていい?」
真美「い→よ→だいかんげい!」
亜美「そのためにここまで来たんだかんね、オッケ→よ!」

あずみ「ありがと!じゃ、岬君も行きましょ、ね、いい?」
真美「う→ん、ま、遊ぶ人が多い方がおもしろいからいいよ」
亜美「あずみお姉ちゃんのお友達なら仕方ない、岬お兄ちゃん、お姉ちゃんに感謝するんですなあ」
岬「(うーん。どうしようかな。ゲームもしてお昼寝もしたから、
   ここで付き合えばこの後の自由時間は無くなってしまいそうだ。
   でもここで付き合っておけばあずみちゃんとの仲も深くなるし、年下との交流の機会も掴める。どうする)」


A 参加する(自由行動を全て費やします。あずみ+双海姉妹との好感度UPチャンスあり)
B 参加しない(8月4週目の自由行動1つを残す代わりに好感度UPなし)
C その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

256 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 20:02:01 ID:s85CX2cM
双海家でゲームをするか判断を迫られたところで、今日はここまでにします。

ちなみにここの小鳥さんは、1977年10月に日本で発売された
世界初のカセット交換ゲーム機『チャンネルF』を定価128000円で購入し、
その後ソフトを買おうとしたら販売中止となっていて、店先で号泣したという
しょーもない裏設定が有ったりしますww


257 :森崎名無しさん:2018/04/10(火) 20:44:49 ID:l6bA7iqE
A

258 :森崎名無しさん:2018/04/10(火) 20:49:22 ID:Y7mjWIA2
A

259 :森崎名無しさん:2018/04/10(火) 21:11:49 ID:???
双子という共通点のある立花兄弟の事を話してみたら盛り上がるかな

260 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/14(土) 19:33:18 ID:m9q3xldo
A 参加する(自由行動を全て費やします。あずみ+双海姉妹との好感度UPチャンスあり)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

折角の機会だ、僕はよろこんで招待を受け、双海家に向けて4人で出発した。
行く道々でこの不意の来訪者、双海姉妹について彼女達と言葉を交わす。

真美「初心者の岬兄ちゃんはこの髪留めで見分けるといいよ。紫が真美、赤が亜美だかんね」
亜美「亜美たちはつねにいっしんどーたい、一度髪留めを外してしまえば、あずみお姉ちゃん以外には分からないのだ→!」
岬「へえ、すごいねあずみちゃん。この2人の区別ができるなんて」
あずみ「まあね。この子達とは長い付き合いだし、長い付き合いだから」

岬「そうなんだ。やっぱりあのゲームセンターで?」
真美「そ→!いろんなゲームのコツとか教えてくれたんだよ!そ→して鍛え抜かれた今では、
   お姉ちゃんとよきゲームのライバルとなっているのだ!」
亜美「『早撃ちのアミ』って言えばこの辺じゃちょっとは知られた名前なんだぞ、すごいでしょ→!」
あずみ「ふふふ、最初に来た時よりたしかに随分上手くなった。おかげであたしも張り合いがあるわ」

得意げにはしゃいでいる双子と楽しそうに語る少女。傍から見るとまるで本当の三姉妹のような、
にこやかで微笑ましい光景が広がっている。

岬「(いいなあこういうの。こういう中に溶け込んでいければ強力な味方になってくれるだろう。
さて、どんな事を話そうかな)」

261 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/14(土) 19:36:06 ID:m9q3xldo
A 岬「改めて挨拶するよ。僕は岬太郎、10月から同じ学校で通う」うやうやしくひざまついで姉妹の右手にキスをする
B 岬「君たちはサッカーしてるの?サッカー部について何か知ってる?」
C 岬「僕はサッカーが得意なんだ、日本じゃちょっとは活躍したんだよ(得意分野の話、興味持ってくれるかな?)」
D 岬「日本にも君達みたいな瓜二つの双子がいたなあ(興味を引くかな、立花兄弟の話でもしてみるか)」
E 岬「あずみちゃんって真美ちゃん達のお姉さんみたいだね(関係性を探れるかな?)」
F 岬「君達の間にもゲーム好きってどれ位いるの?(お金儲けのヒントが得られるかな)」
G 岬「実はね、あずみちゃんの部屋で手料理をいただいて、ベットで「寝た」んだよ
   (悪戯好きみたいだし、こういう話の方が面白がってくれるかも)」
H 岬「さっきゲームセンターでルナランダー50万点いったんだ(かるーく自慢でもしてみようかな)」
I 岬「アメリカ旅行どうだった?(特に思いつかないから、四方山話で場をつないでもらおう)」
J 岬「よし、じゃ、髪留めを外してみて。僕が真美ちゃん亜美ちゃんを当ててみせよう」
   ※トリッキーに見分けると3人の好感度大UP
K その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、この選択に限り全ての選択肢に「さらに分岐」と続きます。

262 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/14(土) 21:02:38 ID:m9q3xldo
本日はここまでと致します。どうかゆっくりとどうするかを考えていてください。

なお、岬君が得意としているルナランダーのプレイ動画はこちら。
lunar lander high score
https://www.youtube.com/watch?v=X34MB_P37jM

よく見ると得点の桁が4つ程しかありませんが、
この世界でのルナランダーは桁も得点も段違いだと考えてくださいw
どうかそう考えてください。

263 :森崎名無しさん:2018/04/14(土) 21:03:58 ID:qulm9w16
B

264 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 08:58:50 ID://eVeGXs
B

265 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 10:12:56 ID:nTW49MsY
B 岬「君たちはサッカーしてるの?サッカー部について何か知ってる?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
僕の得意分野は何と言ってもサッカーで、将来はそれを元に立身を企てている身だ。
だから相手がサッカーにどれ位関心を持っているかにはどうしても興味がわく。
初対面の相手にはなおさらだ。それとなく姉妹にサッカーの事について尋ねてみた。


先着で
★姉妹のサッカー能力 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:真美「んっふっふ〜、じゃ、ゲーム終わった後で広場に行こう!」
    亜美「亜美たちのこうそくれんけい、見せつけてやるのだ→!」(さらに分岐)
ダイヤ絵柄:あずみ「結構うまいわよこの子達。2人がかりなら補欠相手には勝てる……かな?」(さらに分岐)
ダイヤ・ハート:真美「遊びでする事はあるよ」亜美「外の学校のチームに混ざって遊ぶんだ」
スペード:真美「遊びでする事はあるよ」亜美「真美としか遊ばないんだけどね」
クラブ:真美「サッカー?やったこともないよ」
    亜美「ヤローどもがタマを足でいじくりまわして開かれた門にブチ込み快感を得るスポーツだっけ?それ」

266 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 10:14:33 ID:nTW49MsY
先着で
★真美のサッカー部情報 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:真美「サッカー部の補欠にシン君ってクラスメイトがいて、
      よく亜美にちょっかいかけてくるんだよね→」(さらに分岐)
ダイヤ:ハート+真美「そういやあまとうの家でゲームしたことがあったよ。聞いたことない会社のゲーム機だった」
ハート:真美「うちのは知らないけど、他の学校のはみーんな知ってるよ」
スペード・クラブ:真美「分かんない。あんまり興味ないや」

先着で
★亜美のサッカー部情報 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:亜美「サッカー部の補欠にシン君ってクラスメイトがいて、
       よく真美にちょっかいかけてくるんだよね→」(さらに分岐)
ダイヤ:ハート+亜美「そういやあまとうの家でゲームしたことがあったよ。聞いたことない会社のゲーム機だった」
ハート:亜美「うちのは知らないけど、他の学校のはみーんな知ってるよ」
スペード・クラブ:亜美「分かんない。あんまり興味ないや」

267 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 10:16:36 ID:nTW49MsY
少々所用がありますので、一旦失礼します。夜になりましたら再開できる、かもしれません。

>>259
提案ありがとうございます。早速選択肢に入れさせてもらいました。

268 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 11:37:58 ID:???
★姉妹のサッカー能力  スペード2

269 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 11:49:41 ID:???
★真美のサッカー部情報  ダイヤ8

270 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 11:51:22 ID:???
★亜美のサッカー部情報  クラブ8

271 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 13:10:40 ID:???
アンサイクロペディアかな?

272 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:22:36 ID:nTW49MsY
★姉妹のサッカー能力  スペード2 ★真美「遊びでする事はあるよ」亜美「真美としか遊ばないんだけどね」
★真美のサッカー部情報  ダイヤ8 ★真美「うちのは知らないけど、他の学校のはみーんな知ってるよ」+
                 真美「そういやあまとうの家でゲームしたことがあったよ。
                     聞いたことない会社のゲーム機だった」
★亜美のサッカー部情報  クラブ8 ★亜美「分かんない。あんまり興味ないや」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
真美「遊びでする事はあるよ」
亜美「真美としか遊ばないんだけどね」

先程までのゲームを語る時とは打って変わって、淡々とした様子で答えている。
少なくともサッカーにはそれ程思い入れがある訳ではなさそうだ。

亜美「時々ひまつぶしで真美とボール持って遊ぶぐらいかな。
   PKしたり、ボールの奪いっこしたり。でも真美はもうちょっと遊んでるんだっけ」
真美「そーだね。外の学校のチームに混ざって試合したりしてるよ」
岬「外っていうと、フランス人の学校の事?いきなり入って大丈夫だった」
真美「大丈夫だったよ。入ってい→い→ってきいてOKなら入るし、入った後も特に何も言われなかったよ。
   ダメだったらほかの所へ行けばいいから。今まで結構いろんなところ行ったから、
   そこいらの学校はみーんな知ってるよ」
岬「(そうか。これは将来他チームに飛び入り参加するのに役立ちそうだ。後日また聞いてみよう)
   僕は10月に入学したらすぐにサッカー部に入ろうと思っているんだ。
   よかったら部の事について、何か教えてくれないかな」

273 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:24:15 ID:nTW49MsY
真美「おっ、ほほーう」

足元手前の幼な子の目が不敵に光る。

真美「これはお目が高いですなあお兄様、この真美めがじゅーよーきみつを教えましょうぞ」

時代劇の悪代官にすり寄りへつらう越後屋みたいな声色で、情報を提供すると伝えてくれた。
せっかくなので僕も調子を合わせて答えてみる。

岬「大儀であった。よし、そちの知りえるところを語ってみせい」
真美「ははーっ、それではこれよりサッカー部のキャプテン、あまとうについて語らせていただきまする」
岬「あまとう?それって天ケ瀬冬馬さんの事」
真美「さよう、我らのうちではないないにて、その天ケ瀬とやらをあまとうと呼ぶのがしきたりであります」
あずみ「我らって、そう呼んでるのってあんたと亜美だけじゃない。無駄話は辞めて要点を早く」
真美「やむを得ませぬ。あずみの姐御のたってのおおせ、それでは述べまする。
   実はあまとうの奴、姐御に負けず劣らずのゲームマニアだそうで」

274 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:25:49 ID:nTW49MsY
岬「あずみちゃんと同じぐらいかあ。それは凄い(奇行的な意味で)」
真美「実際にあまとうの家まで出向いてこの目で見ました。奴は家に入った真美に茶菓子をふるまった後、
   見た事もないゲーム機を取り出して褒めたたえた後、ゲームプレイを強いたのでございます」
亜美「ゲーム機?面白かった?」
真美「あまとうが鼻高々にすすめるだけあって、中々に歯ごたえがありました。
   絵もそこそこキレイで、熱中するのもわかる気がいたします」

あずみ「それってどんなゲーム機、どんな会社が作ってた?」
真美「あまとうのゲーム機は今まで見た事がございませぬ。会社の名前は散々申したようでありますが。
   この真美。しっかりと聞き流しておりました。ですが、ゲーム機の名前は見覚えがございます。たしかSG‐1000だったか」
あずみ「SG‐1000?聞いた事ないわ。岬君や亜美は?」
岬「いや、日本でもそんなゲーム機は聞いた事がない」
亜美「ぜんぜんない。ホントにそんなゲーム機あるの?」
真美「あるってば、あ、もうめんどくさいから普段どおりに話すよ、でも真美も他の場所で見てないんだよ」

*天ケ瀬冬馬がとある会社のゲームマニアである事が判明しました。

275 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:30:18 ID:nTW49MsY
第8話『Game Console Wars in 1983』



こうして、まるで幽霊のような幻のゲーム機、SG‐1000について他愛もない話を交わしながら、
僕と少女と童女2人で真夏のパリの街歩きを楽しむ事ができたのであった。

そうしてしばらく歩いてとあるアパルトマンに入った。両親共に仕事中なのか、部屋には誰もいない。
姉妹に連れられて彼女達の部屋に招待される。
ツインベッドの隣に座布団が敷かれ、その上には白い布が何物かに覆いかぶさっている。
この布の中に新しいゲーム機があるのだろう。

あずみ「うふふ、これが真美ちゃん亜美ちゃんの愛しのゲーム機?」
真美「そのと→り!あずみお姉ちゃん、岬兄ちゃん、見て見て→!」
亜美「これが亜美達のお気に入りゲーム機!」


共に片膝をつき、口真似で効果音を発しながら、バッと布を取り上げた。



真美亜美「「コレコビジョン(※)で→→→す!!」」



参考:コレコビジョン
https://ja.wikipedia.org/wiki/
%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3#/media/File:ColecoVision.jpg

276 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:31:24 ID:nTW49MsY
インテリビジョンを黒く塗ったようなゲーム機だ。インテリビジョンにあったゆったりとした
家具のような趣きは無くなり、かわりにずっしりとした武骨なつくりが、
自分は高性能なゲーム機だと無言で訴えているような気がした。

真美「どーだ!カッコいいだろ→!」
亜美「ゲーム屋で一目見て分かったよ、これは凄いって!それで実際にプレイしたら
予想通り面白かったよ!」
岬「(ん、カートリッジの差込口の下に、別の差込口がある。これは何だ?)」

キャッキャと自慢の宝物を披露する双子姉妹。
ゲーム機を見回し、その形状について考察する僕。
そのせいで気付くのが遅れてしまった。

あずみ「……どうして……」
真美「あずみお姉ちゃん、早くゲームしよう!」
亜美「絶対お姉ちゃんも気に入るよ!」

青くなった顔、震える手、目頭にまたたきだした光。そして、



あずみ「どうしてコレコなんて買うのよおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」



彼女の、怒りに。

277 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:33:13 ID:nTW49MsY
あずみ「何であんた達がコレコなんて買うのよ!あんた達だけはそんな事しないって思っていたのに!」
真美「え?え?ええっ!?」
亜美「な、なんであずさお姉ちゃん、そんなに怒ってるの!?」
あずみ「アタリの成果をパクってばかりいるからよ!
    アタリのゲームを遊べるモジュールなんて勝手に作るなんて!
    あれのせいでどれだけ客がアタリから盗られたと思ってるのよ!
    母さん達も裁判でどれ程引っ掻き回されたか……!それだけじゃない!母さんから聞いたけど、
    今度アタリ2600のコンパチハード『コレコジェミニ』まで売る予定だそうじゃない!
    どこまで人をコケにすれば気が済むのよ!」

最後には絶句して顔を上に向けている。まるで真美と亜美がコレコビジョンの開発責任者でも
あるかのような口ぶりで、怒りの様を思うままぶつけていた。

あずみ「信じてたのに……」

顔を下ろすと、あずみの顔はさめざめと涙が流れていた。姉妹はギョッとしてすくんでいる。

あずみ「信じてたのに!あれだけアタリゲームに熱中していたあんた達ならそんな事しないって信じてたのに!
    もういい!あんた達には新しいゲーセンマシンも、次世代機アタリゲーム機でも遊ばせてあげないんだから!」

岬「(マズい!)」

278 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:34:30 ID:nTW49MsY
僕は感じた。このままでは間違いなくあずみはこの家を去る。

そしてこのままではこの姉妹との関係性は修復不可能となるだろう。
それだけではない。今後あずみと会うと必ずゲームの「党派性」を問われる事になる。
そうすればこの姉妹との関係も悪くなるし、ひいては学校内の評判も悪くなる。
かといってあずみを見捨てる訳にもいかない。彼女をぞんざいに扱えば、今度は同年代の
評判が悪くなるかもしれない。日本人学校の規模を考えると、サッカー部にまで
悪評が達するのもそう遠い事ではない。
だがこれで対処を誤ると怒りの矛先がこちらに向かい、より悲惨な事態に陥るかもしれない。

岬「(ゲームしに来てこんな修羅場になるとは思わなかった。ともかく、どうする!)」

グズグズしている暇はない。とっさに出した僕の結論は……


A あずみを追いかける(さらに分岐)
B この場に留まり、姉妹から事情を聴く
C 岬「待てっ!」 できる限りの大声であずみを呼び止める
D 岬「ゲームは面白いかどうかだよ。一度実際にプレイすればいいじゃないか」道理を説く
E 岬「アタリのソフトで一番売れたゲームソフトは?初めて出たソフトは?」質問を投げかけて頭を冷やさせる
F その他、自由回答(要3票)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

279 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 18:36:11 ID:nTW49MsY
あずみから始まったゲハ戦争の対処を考えているところで、今日はここまでにします。

>>271
その通りです。たまたまその記事を見て吹いたため、ネタに使ってみましたw

280 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 18:56:57 ID:???
うわあ、序盤でこんな修羅場とは…
このスレで八方美人を目指すのはやめといた方がいいな

281 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 19:03:46 ID:iNj+y+Vk


282 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 19:19:45 ID:???
ゲハ戦争って面倒くさいな、おい
そもそもアタリ創始者のブッシュネルもゲームやプログラム基盤の盗作とかしてるんだがあずみには納得は出来んのか

283 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 20:26:44 ID://eVeGXs
A

284 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 22:06:56 ID:nTW49MsY
少々展開についての注釈と、分岐展開の選択肢公開のため、もう数レスだけ投稿します。

>>280
確かに修羅場となりましたが、先程の選択肢でも両者を上手に和解させる選択肢はありましたし、
「関係性は修復不可能」というのもあくまであずみ・双海姉妹だけでの事であって、岬などの
第3者が仲介となって心を解きほぐしていく事で、解決は可能になります。
さらにいえば今後のイベントの都合上、来年(スレ内時間)の夏頃に和解のチャンスが訪れますので、
まだまだ諦めないでください。

>>282
ネタバレになりかねないのであまり詳しくは言えませんが、ここでは2つ、
83年8月当時の状況が背景にある事、
岬とプレイしたフロッグアンドフライがサードパーティ製のゲーム
(Mネットワーク)であるように、偏執的な優越心によるものでは無い事を、ここで申し上げておきます。

285 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/15(日) 22:10:16 ID:nTW49MsY
A あずみを追いかける(さらに分岐)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

先着で
★岬、あずみを追う 21+! card+(双海家初訪問‐1)★
★あずみ、泣き走る 14+! card+(激情+1)★
と書き込んで下さい。数値差で分岐します。!との間のスペースは埋めてください。

【岬】‐【あずみ】
X≧6→部屋から出る前にあずみを捕まえられた!
4≦ X<6→双海家内であずみを捕まえた! (岬の選択肢判断あり)
2≦ X<4→屋外であずみを捕まえた!(さらに分岐)
0≦ X<2→あずみを掴むもTシャツが勢いで脱げた!あずみは下着姿のまま逃げてしまった……(岬の選択肢判断あり)
X <0→あずみに逃げられてしまった……(双海家に戻ります)

ただし、岬がクラブA〜3を出してしまった場合「双海ツイスト」が発動され、足止めされてしまいます。



それでは今度こそ、失礼いたします。

286 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 22:38:51 ID:???
★岬、あずみを追う 21+ ハート7 +(双海家初訪問‐1)★

287 :森崎名無しさん:2018/04/15(日) 22:39:21 ID:???
★あずみ、泣き走る 14+ ハート6 +(激情+1)★

288 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:10:55 ID:HA8Joy+M
★岬、あずみを追う 21+ ハート7 +(双海家初訪問‐1)=27★
★あずみ、泣き走る 14+ ハート6 +(激情+1)=21★
X=6→部屋から出る前にあずみを捕まえられた!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
激高した少女はクルリと後ろを向く。やはり立ち去ろうとしている。

ダンと荒く右足を踏みしめ脚をあげようとするところを、まず肩を掴み次いで両脇に僕の腕を挟み込んで抱き止めた。

あずみ「離して!」

かき抱いた僕の腕を振りのけようと、手足をばたつかせてもがく。
僕はただ黙って混乱している少女を抱き締め動きを抑える。心乱れている時は落ち着くまで待つのが良い。
多少の傷はつくかもしれないが、今後の目標のための、いたし方ない犠牲だ。

あずみ「いや、いや、離して、どいて、あたしは、アタリなんだ。あたしには、アタリしかないんだ……」

289 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:12:41 ID:HA8Joy+M
それから何分たったか。泣きながら暴れるあずみに対し、時には圧迫し、またある時は重心を
ずらして動きを乱れさせ、すったもんだと立ち乱れた後、とりあえず大人しくさせる事ができた。
落ち着いたあずみは火の消えたロウソクのように、活気どころか生気もなくうつむいている。
そのあずみと向かい合う形になっている姉妹も、「自分たちがあずみお姉ちゃんを傷つけた」
と思っているのか、罪悪感あふれた表情で黙って座っていた。

あずみ「……あたしはアメリカのサンフランシスコの南にある、サンタクララって街で生まれた」

唇の間から漏れ出るようなか細い声で、言葉を発しはじめた。

あずみ「母さんはその頃からアタリで働いてた。あたしを背中でおんぶしながら、
    ゲーセンで使う機械の基盤を設計したり、筐体を組み立てたりしてたんだって。
    周りの人達はみんなマリファナ吸って、大声で歌ったり騒いだりしてうるさかったって、
    楽しそうにあたしに話してくれた」

身の上話を耳にして、姉妹も僕も神妙な面持ちとなる。重要な情報だ。しっかり覚えておかなくては。

あずみ「あたしが7歳の誕生日に、母さんからプレゼントでアタリVCS、今日プレイした2600をもらったんだ。
    やっとプレゼントができたぞーって言ってね。母さんはアタリ2600の開発者の1人だったから、
    その頃は毎日いつ寝てるのか分からない位遅くまで頑張っていたわ。
    VCSを手に入れてから、外ではゲーセン家では2600で毎日遊んでた。
    新しいゲームができる前、テストプレイで何十個のゲームをプレイできた。
    あたしの背丈が大きくなった頃から、アタリ以外の会社のゲームも出てきた。毎日楽しかったわ」

母の活躍を語るあたりから、あずみの顔に幾分か生気が戻ったように見えた。
が、それもつかの間だった。

290 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:14:35 ID:HA8Joy+M
あずみ「でもその頃から母さんは辛そうだった……アタリの偉い人達はバカな事ばかりしてるって。
    ゲームを作るプログラマーさん達を何人もクビにしたり、
    クリスマスに間に合わせるために開発途中のゲームを売り出させたり。
    母さんは何回も反対して偉い人に直談判までしたんだけど、結局ダメ。
    それで母さん、このフランスに飛ばされちゃった。母さんがリーダーになってた次世代機開発をはずさせられて。
    母さん。大泣きしてた。どんなに仕事がきつくても涙どころか、疲れた顔さえ見せてなかったのに……」

あずみ「その後、フランスへ行く準備をしている間にどんどんアタリの調子が悪くなっていった。
    毎日毎日山のようにゲームソフトが店から帰ってきた。毎日どこかの支社か直営店が店じまいしてた。
    1年前に100ドルで飛ぶように売れてたアタリ2600が、今は40ドルでも売れなくなってた。
    売れないゲームソフトをトラックに満載して砂漠に捨てたって噂もある。
    小さいあたしでも分かったわ。このままじゃアタリが無くなっちゃうって」

岬「(そうか。初対面の僕にお金まで出して熱心に勧めていたのは、このためか)」
真美「あずみお姉ちゃん、ごめんなさい……」
亜美「そこまで、あずみお姉ちゃん、が追い詰められてた、なんて、思わなかったよ……」

話を続けるにつれ、哀愁が姉妹にも伝わって来たらしく、暗い面持ちになって謝りだす。
あずみは気づいていないのか、答える元気がないのか、返事をせずに言葉を発し続ける。

291 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:15:52 ID:HA8Joy+M
あずみ「アタリが無くなるなんて嫌だ。ビデオゲームを創ったのはアタリなんだ。
    アメリカ中のテレビをコンピューターゲームに変えたのはアタリなんだ。
    テレビの中でなんでも出来る、なんにでもなれる世界を作り出したのはアタリなんだ……」

最後はぼそぼそとした声でつぶやきながら、おもむろにあずみは立ち上がった。

あずみ「ごめんね真美、亜美、あんた達は何にも悪くない。あたしがバカなことを口走っただけ。
    アタリに愛想を尽かしてなかったら、またゲーセンでプレイしても良いしあたしの部屋に来てもいい。
    あのゲーム機だって性能は良いし、好きになるのも無理はないわ。でも」

ふらふらと後ろを向いて部屋を出ようとしている。先程とは異なり、僕はあずみを止めようと
する気にはなれなかった。今触れると粉々にあずみの体が砕ける。幽霊のように動くさまを見て、
そう思ってしまったのだ。

あずみ「あたしはアタリのゲーセンとゲーム機のゲームしかやらない。
    あたしからアタリが消えるなんて、あっちゃいけないんだ」

返事も待たず目を向けもせず、あずみは玄関を出て、家から消えてしまった。

僕も真美も亜美も、何もそれ以上口に出せなかった。

292 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:17:03 ID:HA8Joy+M
それから何十分たっただろうか。結局ゲームどころではなくなり、僕も双海家を出る事になった。

真美「それじゃあ、岬兄ちゃん、またね。せっかく来てくれたのに、真美のせいでこんなことになってごめんなさい」
亜美「あんなあずみお姉ちゃん初めて見たよ、亜美たちどうすればいいんだろう」
岬「真美ちゃん亜美ちゃん安心して。あずみちゃんも言ってたよ。2人とも悪くないって。
  そんな湿っぽい顔してる方が、ますます悲しむよ」

真美「そ、そうだね。次会うときまでに元気になってるよ」
亜美「兄ちゃん、またここに来てくれる?今度こそ一緒にゲームしたいと思ってるんだ。
   お姉ちゃんの気持ちも分かるけど、やっぱりコレコのゲームも遊びたいから」
岬「うん、また近いうちに遊びに来るよ。それじゃあね」

こうして、波乱に満ちた今日のゲーム体験は終わったのであった。


岬「(これもゲームの魅力、と言えるのかな。深くのめりこむからこそ悩み、苦しみ、悲しむ。
サッカーがただの球蹴りで終わらないように、ただの物理的運動で終わらない、人の心に響く
ところがあるからのめりこむ……覚えておこう)」

293 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:18:26 ID:HA8Joy+M
今日の事から教訓を引き出そうと思考を働かせながら、帰路途中にヴォルテール通りへと戻る。
あのアタリのゲームセンターを通りがかりながらふっと横を見ると、向かい側のビルに
横断幕が掲げられていた。1階はガラス張りで中が良く見え、その中はアタリと同じような
ゲーム筐体が幾つも並べられている。そして横断幕には、こう書かれていた。


9/17,NAMCOLAND L'ouverture!


岬「(L'ouverture、たしか「開店」って意味だったな。それであの内装、となると)」

フランスでもあずみの苦悩はなかなか収まらないだろう。
少女の状況にただ同情するばかりであった。


*岬の訪問可能な場所に「アタリフランス」「双海家」が追加されました!
*人間関係について、以下の関係・変更が追加されました!

真美・亜美→(姉的存在)→あずみ
真美・亜美→(あずみの友達)→岬
あずみ→(手のかかる妹)→真美・亜美

294 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/21(土) 23:21:49 ID:HA8Joy+M
というところで今日はこれまでにします。次回はトレーニングの選択から始めます。
ちなみに1983年9月17日は9月の第3週にあたります。

今更ながら気づきましたが、ここまで書いてようやく、
アイドルマスター出身キャラクターの紹介を全くしていませんでした。
かつて森崎板で東方をからめた外伝が発表され始めた頃、各キャラクターの簡単な説明がされていましたが、
ここでもアイマスキャラの説明は必要でしょうか?

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