キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:13:46 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1509881529/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙はブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験し、仲間と共に成長していくも、
ブラジルサッカーの登竜門・リオカップ。その決勝戦で大きな挫折を味わった。
名門サンパウロFCを牛耳るサッカーの怪物・大空翼。宇宙的な威力のシュートを誇るチェザーレ・ストラット。
そして、かつて道を違えた鈴仙の親友・魂魄妖夢。鈴仙と仲間達は、彼らを前に、為すすべなく敗北しただけでは足りず。
試合後。鈴仙は妖夢を庇い、凶弾に倒れて視力を失ってしまう。

どん底に堕ちた鈴仙を前に、新チーム・リトルウイングズの監督となる筈だった魅魔は冷酷に告げる。
鈴仙達は弱い。このままでは世界で戦えない。リトルウイングズは解散だ。
――しかし、彼女はそう切り捨てると同時に、鈴仙達に最後の希望を与えていた。
1か月後の『魔界カップ』で、我ら魔界ユースに勝利すれば、『幻想スーパーJr.ユース大会』の出場権を与える、と……。

2 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:15:24 ID:???
鈴仙の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  56  55  56  53  53  47  54  374  3  4 

所持中のフラグ:ドリブル(15/20)、タックル(10/20)、
           スキル・アリスさん操作(特殊)、てゐとのコンビプレイ(ワンツー)(10/20)
最大ガッツ:990

ルナティックブラスト(1/4でドリブル+4)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKに転倒ペナ(−4)、吹飛2)250消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドスパークルマイン(低シュート+6、1/4で敵GKに転倒ペナ(−4))300消費
マインドベンディング(近シュート+5)120消費
インビジブルデューパー(シュート+12、要てゐ(※))250×2消費
真実の友情(シュート+14、要佳歩、てゐ(※)、ポスト・枠外無効)250×3消費、1試合1回限り
 ※発動の起点はてゐ。発動には(佳歩と)てゐと鈴仙がゴール前まで上がっている事が必要。
リフレクトバレット(低シュート+6、要パスカル、200×2消費)
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
マインドストッパー(1/4でタックル+3)
アイドリングウェーブ(1/4でタックル+2)
ディスオーダーアイ(1/4でパスカット+3)
アキュラースペクトル(1/4でパスカット+2)
スキル・狂気の瞳(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・失明(自身のスキル・狂気の瞳を封印する)
スキル・心象操作(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)
スキル・オフサイドトラップ(前線へのスルーパスを1/2でオフサイドにできる)
スキル・フェアプレイ精神(鈴仙は反則を犯さず、代わりに鈴仙が反則の条件を満たした場合−3のペナを負う)

3 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:17:57 ID:???
−仲間達の能力値− ※ポジション別、総合力順で並べ替えてみました。
〜FW〜
選手名   ド  .パ シ タ  カ .ブ  せ  総  高/低 ガッツ フラグ
反町    53  55 55 54 51 49 54  371 4 / 4  870  ドリブル、パス、タックル、パスカット、スカイラブ
佳歩    56  55 56 50 54 47 49  367 2 / 3  850  ドリブル、タックル、パスカット
〜MF〜
パチュリ-  .56  55 .53 54 56 51 54  379 4 / 4  850 パス、パスカット、競り合い、特殊スキル
アリスさん .57  54 .52 54 56 52 50 .375 3 / 3  800  ドリブル、タックル、ブロック、特殊スキル
静葉    55  53 51 55 53 50 50  367 3 / 2  830  (特殊スキル)
てゐ    55  56 54 51 54 45 48  363 2 / 3  810  パス、シュート、競り合い、アシ○、コンビプレイ(鈴仙)、OT
〜DF〜
慧音    54 54 ..47 56 56 56 56 379 2 / 2  875 競り合い、特殊スキル
お燐    .54  55 52 54 55 53 47  370 1 / 2  730 ドリブル、パス、シュート、パスカット、ブロック、特殊スキル
穣子    50  49 48 55 53 56 51  362 3 / 3  880  タックル、競り合い
つかさ   52  46 50 53 51 56 51  358 2 / 3  900  ブロック
〜GK〜
さとり    49  48 48 48 48 47 55  343 2 / 2  825 セーブ力56

※必殺技・スキルは次レス以降

4 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:19:23 ID:???
   反町
毒々しいドリブル(1/4でドリブル+2)
トリカブトパス(パス+2)60消費
オオゼリパス(パス+3)80消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
強烈なシュート/ヘディング/ボレー(1/2でシュート+2)
アキュラシーシュート(シュート+4、ポスト無効)120消費
ソリマチドライブ(シュート+9、ポスト・枠外無効)250消費
ポイズンヘッド(高シュート+4)
トクシックインパクト(低シュート+4)200消費
ポイゾナスオーバー(低シュート+6、吹飛5)250消費
ネオポイゾナスタックル(1/2でタックル力+3)
スキル・秋ジスタ(9月〜11月限定でスキル・ファンタジスタを得る)
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
スキル・ポイゾナスセンス(反町のパス時(ワンツーは含まない)、敵の人数補正に−1)

   佳歩
情熱的なドリブル(1/4でドリブル+4、吹飛2)
頭脳的なドリブル(1/4でドリブル+3)
華麗なドリブル(1/4でドリブル+3)
野兎シュート(シュート+4)120消費
ラビットテイル(シュート+7)200消費
ラビットダイブ(空シュート+8)300消費
真実の友情(シュート+14、要鈴仙、てゐ(※)、ポスト・枠外無効)250×3消費、1試合1回限り
 ※発動の起点はてゐ。発動には(佳歩と)てゐと鈴仙がゴール前まで上がっている事が必要。
野兎ボレー(低シュート+3)160消費
プランスラビット(近シュート+4)120消費
野兎タックル(1/4でタックル+2)

5 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:20:35 ID:???
   パチュリー
芸術的なドリブル(1/2でドリブル+5)
華麗なドリブル(1/4でドリブル+3)
エメラルドメガリス(高パス+3)150消費
ロイヤルフレア(シュート+6、吹飛4)200消費
サイレントセレナ(低シュート+5)250消費
賢者の石(高シュート+8、吹飛3)400消費
クワッドスパーク(近シュート+6)200消費
アグニシャイン(1/2でタックル+2)
プリンセスウンディネ(1/2でパスカット+3)
スキル・オフサイドトラップ(スルーパスを1/2でオフサイドにできる)
スキル・ファストブレイク(発動時全選手のパス+1、全行動消費ガッツ1.1倍)
スキル・フォトシンセシス(スキル・喘息を完全無効化。ただし、−3の差で敗北した場合必ず吹き飛ぶ)
スキル・プレースキッカー(フリーキック時、シュート力・パス力+1)
スキル・アシスト○(アシストに繋がるパス成功時、シューターのシュート力+1)
スキル・レジスタ(自分を起点とするプレーが途切れるまで、ボールを受けた味方選手のパス・ドリブル+1)
 ※プレーが途切れる=敵チームのボールとなる又はラインアウトする と定義

   アリス
プリズムターン(1/4でドリブル+4)
都会派なドリブル(1/4でドリブル+3)
頭脳的なドリブル(1/4でドリブル+3)
アーティクルサクリファイス(パス+2)60消費
ドールミラセティ(パス+2の連続ワンツー、要上海or蓬莱)80×2消費
ひとりドールミラセティ(パス+2の連続ひとりワンツー)160消費
アーティフルドライブ(シュート+8)250消費
ドールズ・ウォー(低シュート+5)250消費
トリップワイヤー(1/4でタックル+2)
ムーンサルト上海(1/4でパスカット+4)
上海人形カット(1/4でパスカット+3)

6 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:21:40 ID:???
 静葉
落葉ターン(1/2でドリブル+4)
ダスクフォーリンパス(パス+3)80消費
フォーリンパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
落葉シュート(シュート+5)160消費
無回転落葉シュート(シュート+7)200消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
ロストウインドロウ(3/4でタックル+2)
フォールカット(1/2でパスカット+2)
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)

  てゐ
シロウサギドリブル(1/2でドリブル+3、吹飛2)
バックスピン兎玉(パス+3)80消費
エンシェントデューパー(パス+6)150消費
オリジンデューパー(パス+8)300消費
ロビングシュート(近シュート+7)200消費
シロウサギチャージ(1/2でタックル+2、吹飛4)
フラスターエスケープ(3/4でパスカット+3)
スキル・本気モード(後半以降リードできていない時点から試合終了まで全能力+1、必殺技発動率+1/4)
マリーシア(接触プレイの攻撃時クラブで負けた時相手の反則に出来るが、5以上の差で負けた場合はバレてしまう)

7 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:23:20 ID:???
   慧音
造化三神の結(1/2でドリブル+4)
武烈クライシス(パス+2)60消費
草薙の剣(1/2でタックル+3、吹飛4)
三種の神器 玉(1/4でパスカット+2)
八咫の鏡(1/4でブロック+6)150消費
三種の神器 鏡(1/4でブロック+4)100消費
幻想天皇(高クリア+2)100消費

   お燐※タックル成長限界
キャットランダムウォーク(1/4でドリブル+5)
キャッツウォーク(1/4でドリブル+3)
スプリーンイーター(シュート+5)160消費
地獄の輪禍(1/4でタックル+4、吹飛2)
火焔の車輪(1/4でタックル+3、吹飛2)
ゾンビフェアリーカット(1/2でパスカット+3)
ゴーストブロック(1/4でブロック+4、コーナーキックの時は+6)100消費
ゴーストタウン(1/4でブロック+6、コーナーキックの時は+8)150消費
スキル・サイドプレイヤー(ライン際に居る時、全能力+2)

8 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:25:28 ID:???
  穣子※ブロック成長限界
山神キープ(1/4でドリブル+3)
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
ウォームカラーハーベスト(1/2でタックル+2)
オヲトシハーベスター(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
ロイヤルスイートポテトルーム(1/4でブロック+8)250消費
スイートポテトルーム(1/4でブロック+6)150消費
ポテトルーム(1/4でブロック+4)100消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
スキル・丈夫な身体(必殺ブロック発動時、吹き飛び・負傷無効)
  つかさ
竹林兎キープ(1/4でドリブル+3)
根性タックル(1/4でタックル+3、吹飛2)
反転ブロック(1/4でブロック+6)150消費
顔面ブロック(1/4でブロック+6)150消費
ソウルブロック(1/4でブロック+8)250消費
スキル・ムーンラブ(ムーンラブの土台になれる)※ウサギDが居ないため技は封印中
スキル・ど根性(ガッツが0になるまでガッツペナ無効、ガッツ0になると強制交代)
  さとり※セービング成長限界
パンチング61、キャッチ58
光を掴みます!(1/2でセーブ(必殺技含む)+3(敵リード時はセーブ+4))
テレパシーキャッチ(キャッチ+4)120消費
スキル・覚妖怪(PA内のシュートについてセーブ・とびだし・一対一+3、読み違え発生しない)
スキル・とびだし+5
スキル・一対一+3
スキル・想起(相対する選手の知り得る技をコピーして使用可。その技に使用するガッツの1.5倍を消費)

9 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:26:28 ID:???
☆サッカーのルールについて☆

@カードの強弱及びJOKERの扱い 
カードの強弱は、基本的には、ダイヤ>ハート>スペード>クラブとします。
試合中の判定ではダイスの数値が能力値に加算され、
カードはマーク毎の必殺技発動判定などに使われます。
『JOKERが出た場合はダイスの数値を無視して、マークはダイヤ、数値は15として扱います』。

A試合中の覚醒について 【改訂!】
鈴仙を含む味方選手は、判定のダイスで11以上を出す度に、
その行動に応じたフラグを獲得します。

さらに、もう一回同じ行動で11以上を出すと、フラグを回収、
行動に応じたスキルや必殺技を習得して覚醒し、該当能力が+1されます。
カードでJOKERが出た場合は、ダイスの数値を『15』に変えられ、
更に一発でその行動に応じたスキルや必殺技を習得でき、該当能力が+1されます。

※注意:プレイヤーキャラである鈴仙及び、該当能力が十分高い(現在の目安:56)キャラ、
     イベントによるフラグ回収の場合、能力アップはありません。

ただし、この成長が行われるのは攻撃側は≧2以上で勝った場合のみ、
守備側は最低でも こぼれ玉に出来た場合のみです。そうでない場合は成長しません。
例外として、JOKERで負けた場合は、該当能力のフラグ習得までは認めることとします。
ですが、フラグ回収にはJOKERでも通常と同じように、判定で勝つ必要があります。

Bガッツの自然回復とペナルティについて
試合中5分経過する毎に20回復し、ハーフタイム時に150回復します。
300以下になると全ての行動に(−1)のペナルティがかかります。
200以下で(−2)、100以下で(−3)、0以下で(−5)と、ペナルティは激しくなっていきます。

10 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:39:31 ID:???
Cフリーキック補正
フリーキック、もしくはフリーキック同様のノーマークでゆっくり狙いを定めて蹴れる状況では
キッカーのシュート力とパス力に+2されます。

D人数補正
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じてプラスの補正を受け有利になります。
具体的には2人か3人で+1、4人〜6人で+2、7人以上で+3です。
キーパーのセービングのみ例外でDFが何人居ても補正はつきません(飛び出しならつきます)。

Eマークについて
このスレでは、マークの効果を「タックル判定の増加」としてのみ扱います。
特定のスキルが無い限り、マークによって補正・ペナルティを受けることはありません。

Fスルーについて
シュートを撃つと見せかけてボールに触れない行動です。素のシュート力に+3した状態で
判定が行われ、成功するとキーパーにバランス崩しペナ(−2)をつけることができます。
バランス崩しペナがついている時にもう一度スルーをすると、転倒ペナ(−4)をつけることができます。
ただし、成功してもボールが敵選手に渡ったりフィールドの外に出てしまう事もあります。

Gポストプレイについて
このスレのポストプレイは、敵PA内で行われる、浮き玉のパス全般を指すこととします。
数値は、【(競り合いの数値+パスの数値)÷2+浮き玉補正】(端数切り上げ)とします。
ポストプレイが成功すると、パスの受け手である味方は補正が付くなど、有利な状況でシュートができます。

H反則について
基本的には、接触プレイ時に攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
反則は、止めない方が反則を受けた側にとって有利な場合などは、流されることもあります。

11 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:40:33 ID:???
Iコンディション別の各状況に置けるケガ発生率

ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

(*本スレと同様になります)

12 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:41:45 ID:???
Jシュート時ポストに当たったり枠外に行く確率
シューターとキーパーのカードの数字の和が14の場合シュートはゴールポストに当たり、
更にカードのマークまで一致した場合は枠外になります。
また、これは一対一においても適用されます(ドリブル時は適用外)。しかし、ゴールが空っぽの時はポスト・枠外はありません。
ただし、ツインシュート等の場合はシューター同士のマークが一致でポスト、数字も一致で枠外となります。
キーパーとの和が14になってもシューター同士のマークが違えばポストに当たりません。

KPKについて
PKでは、シューターとキーパーのマークが一致時のみ、
キーパーにセービングのチャンスが与えられることとします。
ポスト・枠外判定については通常のシュートと同様となります。

Lブロック失敗時のシュート威力減少
ブロック時・クリア時にシュートをブロック(クリア)しきれなかった場合でも、
シュート力−ブロック(クリア)力=2〜4だった場合は
シュートの威力が−1されます。この効果は重複されます。

M判定の順番について
このスレでは、『地上における守備判定は上から優先、空中戦における判定は同時に判定をする』こととします。
(ワンツーやツインシュート等攻撃判定は最大値を採用します)
上から優先の場合、二番目以降の判定の結果の方が一番目の結果よりも良い結果であったとしても、
一番目の判定結果が優先されます。
その場合、二番目以降の判定は行われないため二番目以降のキャラのガッツ消費等はありません。
同時に判定をする場合、順番に関わらず最大値を出したキャラの判定を有効とします。

N未記載事項について
その他未記載事項は、原則として本スレに準拠することとします。
また、それだけでは対処しきれない場合が生じた場合には、他の外伝スレや慣例、参加者様のご意見などを
参考としながら、スレ主が決定することとします。

13 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:43:33 ID:???
(登場人物紹介)
〜新チーム『リトルウイングズ』〜
※新チームのメンバーは現在、世界各国へと派遣されています。ここでは派遣国別に紹介します。
 (派遣シナリオを攻略したキャラについては、鈴仙と同じくブラジル派遣組として紹介します)
−ブラジル派遣組−
鈴仙・優曇華院・イナバ
所属:永遠亭ルナティックス→リトルウイングズ
配置:FW、特にCFW、OMFもできる
特徴:ストライカーとして高い能力、豊富で強力なコンビプレイ
性格:気弱で単純だが、ひたむきな性格? 参加者の皆さま次第。
概要:様々な苦難を乗り越え成長した、この物語の主人公……だが、未だにどこか締まらない所もある。
    FWとして高い攻撃力を誇り、仲間と共に放つシュートの威力は絶大。
    感情の揺らぎを『狂気』として瞳に溜め込み放つ能力を持つと言われているが、妖夢を庇った際、視力と共にその力も失われた。

反町 一樹
所属:東邦学園中等部サッカー部→全日本Jr.ユース→妖怪の山FC→リトルウイングズ
配置:FW
特徴:技巧派ながらも強力なシュート類、秋姉妹を活かすスカイラブ
性格:生真面目で常識的な好青年だが、気が弱くて言いたい事を良く言えなくなる。
概要:日向の専制に絶望して自殺しかけた所幻想入りし、彼女が出来たりして成長した。
    言いたい事はあまり言わず、台詞の九割は()の中にある。※無口という訳では無い
    無言で周囲の和を保つ、集団において無くてはならない存在。最近毒の魔法を覚えたらしい。

秋 穣子
所属:妖怪の山FC→リトルウイングズ
配置:DF
特徴:静葉との派手な合体技、強力なブロックを始め単体でも高水準なDF
性格:純朴な性格で、かなり子供っぽい。とても家族想いで仕事が大好き
概要:妖怪の山で細々と焼き芋屋さんをやっていた人畜無害な神様。
    偶然出会った反町と恋人となり、その後色々あった結果、弱小からそこそこ以上の選手に成長した。
    フランスでは反町との関係性に思い悩んだが、反町の無言の男気に救われた。

14 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:44:39 ID:???
秋 静葉
所属:妖怪の山FC→リトルウイングズ
配置:MF
特徴:穣子との派手な合体技、単体でもドリブル、パス、タックルにおいて高水準なMF
性格:基本的に冷静だが、たまに自虐が多かったり地獄の住民になる
概要:妖怪の山で細々と焼き芋屋さんをやっていた(多分)人畜無害な神様。
    一時は信仰不足からカッターナイフを腕にあてがうパフォーマンスに明け暮れるなど荒れていたが、
    フランスにおいては、自らの想いの成就よりも、妹と反町の幸せを心から願い陰から支えた。

アリス・マーガトロイド
所属:博麗連合→リトルウイングズ
配置:MF全般
特徴:ファンタジスタ的な種々の個人技、頭も良い
性格:冷静で頭脳明晰、都会派な性格。……だけど寂しがりやでかなりめんどくさい
概要:魔法の森で自動人形の研究をしている魔法使い。
    最初は勧誘する予定で無かったが、色々あって取りあえず仲間にしておく事にした。
    フランスではトモダチに飢えた結果、何故かファンタジスタに目覚めかけた、ある意味凄い人。

因幡 佳歩
所属:永遠亭ルナティックス→リトルウイングズ
配置:SMF、FW
特徴:頭脳的で直情的で華麗なドリブル、強力なミドルシュートと一対一シュート、守備は軽い
性格:思い込みが激しく考え込みやすい。鈴仙の事を尊敬し心から慕っている。
概要:鈴仙の相棒を自称する、永遠亭の妖怪兎の子ども。
    ルナティックスでは努力の結果、鈴仙の横に立つFWの地位を確立した。
    アルゼンチンで実力及びメンタルを大きく成長させ、鈴仙の横に並ぶどころか、
    追い越し得るまでの真の実力者となった。

15 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:45:54 ID:???
因幡 てゐ
所属:永遠亭ルナティックス→リトルウイングズ
配置:SMF、MF
特徴:軽やかな身のこなし、奇想天外な軌道を描くパス、相手を出し抜くプレイは一流、本気を出すと強い
性格:計算高く悪だくみやイタズラが大好き。しかしなんだかんだで情にも流されやすい…?
概要:ルナティックスの仕事師とも呼ばれる名MF。
    日常ではよく鈴仙をからかっているが、心の底では誰よりも鈴仙の事を想っている。
    阿吽の呼吸を合わせて放つ鈴仙とのコンビシュート・『インビジブルデューパー』の威力は絶大。

因幡 つかさ
所属:永遠亭ルナティックス→リトルウイングズ
配置:CB
特徴:性格とは真逆の根性溢れるブロックにボールキープ、ウサギDへの親愛の情
性格:普段は冷静で理知的な淑女。しかし、守るべき物の前では情熱的で根性に溢れる
概要:妖怪兎達の中では年長に見える、大人びた少女。普段は瀟洒なレディだが、
    いざ試合になると奇声を上げてシュートに突っ込むクレイジーガッツウーマン。
    故郷に置いて来た妹分を心配している。

古明地 さとり
所属:地霊殿サブタレイニアンローゼス→リトルウイングズ
配置:GK、フィールダーもできる
特徴:PA内での守備力は世界一、PA外での守備力はそこそこ、フィジカルも強い
性格:物静かだが気弱では無く、毒舌家で強かな性格。 心の底に熱いものがある?
概要:旧地獄の怨霊を支配・管理する地霊殿のご令嬢。
    普段は外に出ないが、地上と地底の関係改善を目指しており、その為にサッカーを始めた。
    矢車想という男性に対して強い未練があるが、イギリスでの彼との邂逅を経て乗り越えた。
    誰かに渡すつもりだった、シルバーのお洒落なアクセサリーを常に着用している。

16 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:46:55 ID:???
お燐(火焔猫 燐)
所属:地霊殿サブタレイニアンローゼス
配置:SH、WG、SB
特徴:サイド際では世界トップクラスの実力者に変貌。サイドなら守備・攻撃何でもOK
性格:常に笑顔で社交的な性格だが、死体を持ち去るなど恐ろしく狡猾な面もある。
概要:古明地さとりの従者にして世話役的な存在。
    普段は灼熱地獄跡での怨霊管理の業務を一手に引き受けている。
    人懐っこそうに見えるが、その本心は寂しがり屋で仲間想い。
    イギリスではさとりの良き理解者として、不安定な彼女を支え続け

パチュリー・ノーレッジ
所属:紅魔スカーレットムーンズ→リトルウイングズ
配置:FW・MF全般
特徴:幻想郷三大フィールダーの一人、圧倒的な基礎能力と芸術的なドリブル、超強力なシュート
性格:冷静で頭の回る知識人。一方で自分を賢者と思いこんでたりさびしがり屋だったりする
概要:もやしの貴公女とも呼ばれる幻想郷きってのフィールダーだが、
    現実的な打算と友人の後押しもあり、新チームへと加入した。
    イタリアでの修行により、世界最高の『レジスタ』への第一歩を踏み出した他、
    弱点のフィジカル不足についても若干の克服を見せた。

上白沢 慧音
所属:人里FC→永遠亭ルナティックス→リトルウイングズ
配置:CB
特徴:高いDF能力、豊富なディフェンス技、器用貧乏?
性格:常に落ち着いた理知的な性格だが、怒ると怖い。
概要:友人と共に永遠亭ルナティックスのDFとして、不遇ながらも活躍していた寺子屋の教師。
    コツコツと練習を重ねた成果もあり、高い基礎能力を誇るが後ひと押しが足りず、伸び悩んでいるも、
    イタリアでの猛修行によって才能を開花させた。世界一の『カティナチオマステリー』となり、
    人里の子ども達に希望を与える事を夢見ている。

17 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:47:56 ID:???
寅丸 星
所属:命蓮寺ロータス→リトルウイングズ
配置:FW
特徴:強力な地上&空中シュート、前線の高いボールカット能力、フィジカルも充分
性格:基本的に温厚で柔和な性格だが、白蓮以上に感情に流されやすく活発で迂闊。
概要:かつては気弱過ぎて、『ゴールを決められないFW』の烙印を押されていたが、
    とある一件で鈴仙と共闘し、一流のストライカーへと成長した。
    基本的に善人だが、どこか不器用で抜けている為、しばしば周囲から心配されている。

ナズーリン
所属:命蓮寺ロータス→リトルウイングズ
配置:DF
特徴:強力なブロック技を操る半面、タックルやクリア等のフィジカル面は弱い
性格:クールで尊大な性格だが、意外と臆病者である。星の事を何だかんだで心配している。
概要:星が心配で寺を抜け出し勝手に着いて来た、星の従者兼監視役。
    小柄な身体に臆病な性格も相まって接触プレーに対しては弱いのだが、
    主人には怖いのを隠している。星とは正反対で素直じゃない。

河城 にとり
所属:妖怪の山FC→リトルウイングズ
配置:GK、DF
特徴:水を操る能力と謎の機械を使いこなしたセービング、相撲で鍛えた一対一の駆け引き強さ
性格:現金な性格で、すぐに調子に乗って偉そうにするが、実際はどうしようもないまでのビビリ。
概要:妖怪の山に住まう平凡な河童だったが、外界の大企業の社長に目を付けられ社員になる。
    本当は新チームでは無く、社員として海外に行き、居酒屋チェーン店の店長になる予定だったが、
    よくよく考えたらブラック過ぎたため逃げ出した。何だかんだで律儀な性格。

18 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:49:06 ID:???
〜プロジェクト・カウンターハクレイ関係者〜
※プロジェクト・カウンターハクレイ・・・霊夢に対抗し得る選手(チーム)を育て上げ勝利する事で、
                       『異変は巫女が解決する』という幻想郷の秩序に一石を投じる為の計画。
                       スポンサーには幻想郷への進出を図る外界の企業の他、魔界の住人も居る。
                       鈴仙達はこの計画により編成されたチームの一員である。
八意 永琳
鈴仙の師匠であり、プロジェクト・カウンターハクレイにおいても仕掛人として動き、
平凡だった鈴仙を中山と出会わせる事で成長させ、立派なキャプテン候補へと育て上げた。
かつては鈴仙に眠る『狂気』の力を利用しようとしていたが、その目論見が今回の事態を深刻化させた。

日向 小次郎
外界を席巻しつつある大企業・ヒューガーの若社長にして、プロジェクト・カウンターハクレイのスポンサー。
ビジネス圏拡大の為に幻想郷を経済的に支配する野望を持っている。

魅魔
新チーム『リトルウイングズ』の監督兼スカウトマン。
これまで鈴仙を始めとする15名の選手を勧誘し、修行の為に海外へと送り込んだ。
高慢でサバサバした性格だが、目的の為ならプライドを捨てる事も厭わない。

神綺
プロジェクト・カウンターハクレイのスポンサーの一人。
新チームの結成について大きく寄与したらしい。
魅魔の前で、『森崎有三』を蘇生したと喜んでいたが、その言葉が意味する事は不明。

19 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:51:12 ID:???
〜ハイパー・カンピオーネ関係者〜
※ハイパーカンピオーネ・・・豊聡耳神子が提唱した、『人間の人間による人間の為のチーム』。
                 中東の石油王の資産を使ってチームを買い上げ、現在世界各地で暗躍している。

豊聡耳 神子
最近幻想郷に復活した聖人。かつては聖徳太子として日本を統治したが、現在においても同じ野望を持つ。
勝利の為ならば手段を厭わぬ合理主義者でもあり、かつての鈴仙達をその謀略で大きく苦しめた。
イタリアで『ハイパーカンピオーネ』候補生のチームを育成するなど、着実にその力を広げている。

霍 青娥
神子の影となり働く邪悪な意思を持った仙人。神子が華々しい活躍を遂げる裏で、
彼女は陰湿かつ凄惨な仕事を心の底から喜んで行って来た。
神子が『明けの明星〈アルシオン〉』としてハイパー・カンピオーネに君臨する事を望んでいるだけでなく、
他にも、様々な黒い計略を練っている……?

魂魄 妖夢
自分の弱さに絶望し、力を得る為に神子の軍門に下った鈴仙のかつての親友。
現在サンパウロFCに入団し、リオカップ決勝戦では鈴仙と戦ったが、
今一つ成果を挙げられないまま試合が終わり、鈴仙との決着を付けられないまま離別した。
現在は失意に暮れ、失踪中。

20 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:52:45 ID:???
〜全幻想郷選抜代表関係者〜
※『純狐』・・・純化された強烈な怒りと憎しみを持つ狂気の神霊。
        これまでは月に封印されていたが、鈴仙が想定以上に活躍し、大きな感情(=狂気)を人々に振りまいた為、
        幻想郷へと降り立った。現在は力が不完全であるため、自身に共鳴した八雲紫の中で活動している。
八雲 紫
幻想郷と外界を隔てる結界を創り、今も尚幻想郷の平和を愛し守るべき賢者……の筈が、
鈴仙の狂気に導かれて現れた『純狐』に取り憑かれ豹変。
結界を破り、かつての式を切り捨て、怪しげな連中とつるむ彼女の目には、今や愛すべき霊夢の姿しか映らない。

ラズリー
紫の式・八雲藍に代わりコーチを務める謎の女性。
変な柄のTシャツを着こなし、謎の球形のオブジェクトを頭に身に着けるパンクなファッションセンスの持ち主。

ピース
ラズリーのアシスタントを務める可愛らしい妖精。

博麗 霊夢
全幻想郷選抜代表のキャプテンにしてトップ下。かつての大会で親友を失った悲しみから、心を閉ざしてしまった。

21 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:54:10 ID:???
☆第四章(魔界カップ編)のフローチャート☆
今ココ→第三章(リオカップ・海外修行編)終了
             ↓
          第四章開始
             ↓
       ○練習&仲間との交流
             ↓
 ○練習試合(VS:?????ユース)※数か国のユースチームから1つ選択
             ↓
       ○練習&仲間との交流
             ↓
         魔界カップ開幕
             ↓
 ○第1回戦(VS:ネオ・????????????)
             ↓
       ○練習&仲間との交流
             ↓
      ○決勝戦(VS:魔界ユース)
             ↓
       ○練習&仲間との交流
             ↓
       第四章完、最終章へ…

※練習や交流のターン数は別途お知らせします。
※現時点の予定の為、GMの都合により急遽変更する場合があります。

22 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 23:05:02 ID:???
――と、言った所でこのスレのテンプレは以上です。
スレタイを考えてくださった前スレの>>787さん、>>788さん、>>791さん。本当にありがとうございました。
今回は>>791さんのスレタイを使わせていただきました。ありがとうございます。

年末にもコメントをいただきましたが、当スレもとうとう42スレ目と大長編になりました。
更新開始から、もうすぐ足掛け5年となりそうです。休止時期もありましたが、
いつも判定や投票をして頂いたり、乙を頂けているからこそ、ここまで続けられたのだと思います。

前々から言っているとおり、当スレの物語も半ばを超え、少しずつ佳境を迎えつつあります。
折角ここまで来た以上は、打ち切る事なく完結まで持っていきたいです。(まだ数年はかかりそうですが…)
昨年は結構休んでしまいましたが、今年は(リアルの許す限り)精力的に更新していきたいので、
また投票や判定、コメント等を頂ければ大変嬉しいです。

……と言いつつ、今日はこれだけにしたいと思います(爆)
明日は更新したいですが、仕事が遅くなったらまた週末になるかもしれません……(泣)

23 :森崎名無しさん:2018/01/09(火) 23:25:54 ID:???
新スレ乙です
年を跨いで去年の厄もこのスレから去ったと願いたいです

24 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/10(水) 23:52:02 ID:???
星「――『聖輦船《せいれんせん》』。かつて私が、魔界へと聖を救いに行くために乗った、空飛ぶ船です。
  私は、今一度この船を。……大空への翼を、復活させようと思っているのです」

慧音「空飛ぶ船、聖輦船……。私も観た事があるぞ。かつては、人里でも宝船騒ぎがあったからな」

星の発言に真っ先に反応したのは、人里に居を構え、人里の守護者という立場上、
幻想郷の異変や出来事にもある程度詳しい慧音だった。

慧音「しかし……」

そんな彼女だからこそ、星の発言には違和感を覚えた。

慧音「あの船は、形を替えて人里の付近の妖怪寺に――命蓮寺になったのではないか。
    ここは幻想郷から遥か離れたブラジルだ。どうして今になって、その船の話が出てくる?」

星「経緯は、話せば少し長くなりますが。……その船は今、私の手元にあるのです。
  今は翼を折られていますが、皆さんの協力さえあれば、きっと、遥か魔界であっても飛び立つ事ができる筈です」

パチュリー「裏がありそうな位に都合の良い話だけど。私も、あんたの作った急造チームの。
       ……タイガースターズのメンバーだったもの。
       あんたがそんな悪意を持った嘘をつく訳が無さそうなのは、何となく分かるわ」

鈴仙「(パチュリーさんの言う通り。星がある、って言うんだったら。きっと、その空飛ぶ船はあるのよね……たぶん)」

しかし、星は語気を緩めず。また、星の人の良さは、理性的なパチュリーすら絆される程の筋金入りである為に、
周囲の訝しむ雰囲気は少しずつ薄れていく。

25 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/10(水) 23:53:40 ID:???
にとり「……ま。疑うヤツは一回、私らに着いて来ればいいよ。論より証拠ってヤツさね」

また、かつては星と対立するポジション――命蓮寺の破壊を目論むヒューガーの陣営に居た筈のにとりが、
手放しで彼女を信頼仕切った風に振る舞っている事も、当時の事情を知る者にとってプラスに働いた。

ナズーリン「河城にとり。彼女は一見するとがめつくて嫌な奴だが――いや、実際にそんな側面も多々あるが。
       メキシコで行動を共にして分かった。彼女の根は、純粋で真面目な奴なんだ。だから、信じてくれていい」

ナズーリンは鈴仙に対し、ひっそりと耳打ちする。
他者を警戒する向きが強いナズーリンが、こうして他人の事を認めて評価する事は珍しい。

アリスさん「……やれやれね」

と。ここでアリスさんが本来のキャラを取り戻した風に肩を竦めて。

アリスさん「どうやら、寅丸星の言う事は信頼できそう。そして彼女によると、今後の生活および魔界への移動手段は問題ない。
       その証拠もある。……と、言う事だけれど」

ナズーリン「(アリス・マーガトロイド……。強豪・博麗連合で、霊夢に次ぐ第二のゲームメーカーをこなした逸材。
        パチュリー・ノーレッジにも比肩するテクニックと戦術眼を持つ彼女の発言力は、新チームにおいても健在そうだ)」

にとり「(アリスかぁ……。いつかの魔理沙の話じゃあ、悪いヤツじゃないって話だったけど。ちょっと苦手なんだよねぇ。
     なんかお高くとどまってるって言うか、私らの事を小ばかにしてるっていうか)」

アリスさん「(来た! あのナズーリンとにとりの表情! これは私の事を畏敬している表情……!?
        これがかつての私……! そう。魔界カップで、かつての私への復活劇が始まるのよ。
        おもしろ珍走天パコミュ障アリスさんから、七色の人形使いアリス・マーガトロイドへと、回帰していくのよ……!)
        ――どうかしら。今日は鈴仙も目を覚ましたばかりなのだし。ここは……。
        (ここよ! ここで鈴仙の体調を慮って一旦話を打ち切り、後日に持ち越す事で気配りアピールよ!)」

一部の新入りに対して、自分は知的な進行役キャラであるという印象を植え付けようと腐心していたが――。

26 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/10(水) 23:54:59 ID:???
てゐ「……ここは、一旦お開きにしようよ。鈴仙はまだ病み上がりなんだ。
   空飛ぶ船のお披露目会も、鈴仙が退院してからで良いんじゃないかな。
   ねえ、コーチのおっさん。前にも聞いたけど、鈴仙のケガはそんなに深く無いんだよね?」

コーチ「うむ。そうじゃの。意識が混濁しておったのも、負傷じゃなくて肉体的な疲労が原因じゃったし。
     こうして目覚めた以上、退院だけなら、後数日で出来るじゃろうて」

佳歩「そうなんですね。だったら、てゐ様の言うとおりにしましょうよ。
    ここは一旦仕切り直しで、みんなで、聖輦船を見に行く事にしませんか。鈴仙さまも、それで良いですよね?」

鈴仙「うん。そうね……私も目は見えないけど、雰囲気とか気配は感じられるし。皆と一緒に見に行きたいな」

星「だったら決まりですね。確かに、私もずうっと病み上がりの鈴仙と喋ってて、配慮が足りませんでした。
  今日は一旦お開きにしましょう!」

アリスさん「(あ、アレ? また私の言いたかった空気読みセリフが、別の誰かに話されている……?
        もしかして、覚妖怪が私の心を読んで、私の復活を妨害している……?)」

さとり「いや、してませんから。まあ心は読んでますけどね」

アリスさん「(そ、そんなぁ……やっぱり心を読んでるよ。私には脳内にすら逃げ場がないのよぉ……?)」

ナズーリン「(あれ。アリスの……いや、アリスさんの雰囲気が少し変わったような)」

にとり「(……でも。なんか今のアリスさんは、昔よりも親しみやすそうだなぁ)」

さとり「(アリスさん……高いプライドと知能に、周囲への馴染めなさが絡み合い、複雑な精神状況になっているわね。
     イギリスで学んだ精神医学を、今後の共同生活で役立てる事は出来ないものかしら……)」

――そうした雰囲気づくりは他の皆には通用せず、アリスさんのリーダーシップは儚くも流れてしまうのだったが。
……それは本筋とは関係なく。ともかく、てゐの働きかけ等によって、今後の話は一旦打ち切りとなる同時に、
鈴仙は仲間と合流するまでの間、病院にて数日間の療養生活を送ったのだった。

27 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 00:06:04 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
次回から、メキシコ編ダイジェスト(星、ナズーリン、にとりの3人の成長選択)に入りたいです。
ざっくりですが、各キャラ1回ずつ成長方針を選べることとして、

星→強力な地上シュートを前提として、@パス・ポストプレイ特化orAタックル・ドリブル特化 で選択
ナズーリン→一芸特化選手を前提として、@パスカット特化、Aタックル特化、Bブロック特化 で選択
にとり→@必殺キャッチ特化 A基礎セーブ力特化 BDF能力特化 で選択

みたいな成長方針を考えています。
もしもこれらの他に、「星はこんな事が出来る選手になって欲しい」「ナズーリンはユーティリティプレイヤーになって欲しい」
など、現在のチーム戦力を踏まえての意見等がありましたら、選択肢にも反映できますので、コメント頂ければ嬉しいです。

>>23
新スレの乙ありがとうございます!サンパウロ戦は本当に厄い試合でしたね……
試合に入れるのはもう少し先になりそうですが、引き続き参加して頂ければうれしいです。

28 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 23:04:29 ID:???
−星・ナズーリン・にとりの章(メキシコ編)−

鈴仙達が魔界カップで戦う事を決意した、その翌日。仲間達は思い思いにブラジルでの短い休日を過ごす中――。

ナズーリン「……やあ。調子はどうだい、鈴仙」

未だ療養中の鈴仙を、ナズーリンが見舞いに来てくれた。
命蓮寺の寅丸星の従者を名乗る一方で、内実は毘沙門天の代理を務める星の働きぶりを監視する
役目も背負っている彼女だったが、星への忠誠や信頼は本物らしく。
星と共に幻想郷を離れ、今こうして鈴仙と共に居るのも、その忠義の表れと言えた。

鈴仙「ええ。ありがとう。視界はまだ暗いけれど、妖力の糸を手繰らせて、周囲に何があるかは、
    少しずつ分かるようになって来たわ。手に持っているのは―― エビチリ かしら。
    後で頂くわね、ありがとう」

ナズーリン「凄いね。もうそこまで解るようになったのか」

鈴仙「中山さんは言っていた。負傷の時こそ、今まで鍛えて来なかった分野を鍛えるチャンスだ、ってね。
    それに今日は、ただただ泣きじゃくるネイ君位しか見舞いが来なかったから、ヒマだったし」

ナズーリン「(ネイとかという奴は、気の毒だな……)……鈴仙。なんだか、変わったな」

ナズーリンは同時に、鈴仙とも懇意の仲であった。
現在の鈴仙と星には深い友情が刻まれているが、そのきっかけとなったのは、
彼女が――ナズーリンが鈴仙に助けを求め、鈴仙がそれに応じた事だった。
それ以来、直接話す機会は少なかったものの、彼女は鈴仙に強い恩義を感じているのだった。
だからこそ、ナズーリンはそう親し気に話しかける。

ナズーリン「日向小次郎が……ヒューガーが命蓮寺を迫害し、無茶な賭け試合を持ちかけて来た時。
       私は必死だった。ご主人やその仲間達の居場所を守りたかったから。
       でも、そんな絆も何も無く、行きずりで助けを求めただけなのに、誰よりも必死になってるヤツが居た。
       ……鈴仙、君の事だよ」

29 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 23:05:49 ID:???
鈴仙「そ、そんなに必死だったかな? たぶんその時から、私はクールなお姉さんキャラだった気がするけど」

ナズーリン「どの口が言うかな。凄くどもりながら、「私がキャプテンやるー!」って、唐突に叫んでたじゃないか。
       ……そんな顔しなくたっていいじゃないか。だって、私は本当に驚いているんだよ。
       そんな自分の事だけで精一杯だった君が、本当にキャプテンとして皆を率いて。
       今みたいな辛い状況でも、強い心で前を向き続けているなんて」

鈴仙「そう言ってくれると嬉しい。でも、今だって必死なんだよ? ただ、……でも。そうね。
    なんというか、必死なのに慣れて来たというか、無理しなくても必死になれるっていうか」

ナズーリン「はは、何だよそれ。意味が分からないな」

思い出話を交えながら、二人は楽しく語らい合う。失意の中、鈴仙の不安を受け止めてくれた星は勿論友人であるが、
この小さな賢将もまた、鈴仙の仲間である事は間違いなかった。

鈴仙「……それに。変わったのは私だけじゃない。あんたも、星も。それと、にとりだってそうよ。
    なんか、メキシコの空気に焼かれて一皮剥けたんじゃないの〜?」

ナズーリン「まあ、ね。私はともかく、あの二人は――ご主人様と、河城にとり。あの二人は特に、あの国で揉まれて強くなったと思う」

やがて話題は、鈴仙の話からメキシコへと渡ったナズーリン達自身の話へと移った。
他のメンバーと異なり、リオカップまでに合流する事が叶わなかった彼女達だが、
幻想郷に居た頃よりも、明らかに一回りも二回りも成長している事が、見ずともわかる。

鈴仙「聞かせてよ。メキシコの話。あんた達が、そこでどんな風に強くなったのか。
    そしてそこで、どんな人と出会って、どんな事が起きたのか」

ナズーリン「仕方ないな。……まあ、どのみち次に皆で顔を合わせた時は、話題になるだろうし。
        昨日言った、”聖輦船”が何故、ご主人やにとりの手元に渡ったかの答えにもなる」

軽く溜息をつきながら、ナズーリンは語り始める。
しかしその横顔は、決して嫌そうな表情ではない。それはまるで、試練を乗り越えた戦士の表情。

30 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 23:07:11 ID:???
ナズーリン「――私達が来たメキシコは、開発独裁政権の下、途轍もない格差社会が生まれていた。
        今から話すのは、富者であるご主人とその仲間が、貧者である河城にとりとその仲間と、
        如何にして対立し、ぶつかり合い。そして……和解したか。その物語の、ごく一部だ」

やがて彼女は紡ぎ始める。未だ知られざる、星達の戦いの軌跡を――。

〜メキシコ・エルメキシコシティ〜

メキシコの首都・メキシコシティは空に浮かんでいた。
本当に魔法で浮かんでいる訳ではない。巨大なコンクリートの塔が地面から伸びており、
その上には、塔を地表ごと覆い隠すように、更に巨大な鉄のプレートが被さっていた。
エルメキシコシティは、そのプレートの上に造られた未来都市。
そこに住む富者達は、地球上で最も物質的に豊かな暮らしを享受していた。

エスパーニャ「ヘイ、トラマル! 今日も良い天気だな!」

星「……ああ。は、はい(ナズーリンやにとりさんとはぐれたと思ったら、3億ペソ相当の宝くじ券を拾ってしまい。
  そこから寄って来た方々の言う通りにしていたら、みるみる内に資産が増えて、こんな事になってしまうなんて。
  私は、一体どうすれば。幸いにもサッカーの特訓が出来る以上、このまま流されるしかないのでしょうか……?)」

寅丸星は、そんな未来都市で、最高のサッカー環境を与えられていた。
元々財宝が集まる彼女の能力の特性上、彼女の下に資産が集まるのは必定であり。
メキシコに来て暫くで、気付けばプレート上層都市・エルメキシコシティの在住権を得たのだった。

エスパーニャ「さあ、今日も練習頑張ろうぜ。なんたって明日は、社長杯の決勝戦なんだからな」

星「……ええ」

彼女のチームメイトはこの馴れ馴れしい印象の少年・エスパーニャ。
富裕層出身の彼はかつて、コネでスペインのクラブにサッカー留学していた事から
当時(メキシコシティが地上にあった頃)の貧困層のチームメイトにつけられた渾名を、何故か選手登録名にしており、
そこには貧困層のやっかみなど取るに足らない、という傲慢さが見て取れて、星はあまり彼の事が好きになれなかった。

31 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 23:08:58 ID:???
フラン「…………」

そして驚いたのは、星の知り合いがもう一人、このチームに居た事だった。
彼女の名前はフランドール・スカーレット。幻想郷では高名なる紅魔館の子女にして、
当主たるレミリア・スカーレットの実妹。そんな彼女が、何故かこのチームに紛れていた事は、
新天地に怯える星を安心させたのだが――。

フラン「みんな嫌い。私をこんな所においやったお姉様も、あんた達も、嫌い……」

彼女は常に不機嫌さを隠そうとせず、星に限らず決して誰とも親しくなる素振りを見せないのだった。

エスパーニャ「家に金はあるんだろうが、姉から愛想つかされたんだろうよ。可哀想に」

エスパーニャはフランが聞いている事も気にせず、無神経にそう声を上げる。
勿論その度に星は咎めるのだが、彼はそれを無視して、

エスパーニャ「……トラマルには期待してるぜ。お前は、俺がラストパスを上げるに相応しいFWだ」

――と、星の肩を叩いて上機嫌に言う。世代屈指のパサーとも評される彼からの信頼は、
しかし、彼の人格を知る星にとってそう嬉しいものではなかった。

星「(……これまで、私は腕を磨いてきました。しかしそれは全て、命蓮寺の皆の希望となる為。
   それと、親友である鈴仙と、もう一度肩を並べて戦う為。それ以外はありません!)」

星は内心では決然としながら、しかし元の優柔不断でお人好しの性格が祟って、
彼の言葉には曖昧に頷き返す事しか出来ないのだが――そんな中でも思い出していた。
星がここまでに至った道を。自らの成長の軌跡を――。

星「(そう。私は強くなった。具体的には……)」

32 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 23:10:08 ID:???
★★★星・ナズーリン・にとりの章において、練習コース選択の機会は各キャラ【1】回です★★★

〜現在の能力値〜
選手名   ド  パ  シ タ  カ  ブ せ  総 高/低 ガッツ
星..     49  50 51 51 45 49 51  346 3 / 2  800  

レイディアントトレジャー(1/4でドリブル+3)
強引なドリブル(1/4でドリブル+2、吹飛2)
アブソリュートジャスティス(シュート+7、吹飛3)200消費
正義の威光(高シュート+6、吹飛2)300消費
至宝の独鈷杵(低シュート+3)160消費
ハングリータイガー(1/2でタックル+3、吹飛3)

33 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 23:15:58 ID:amlldBQk
☆星の成長方針を選んでください。
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:フライングタイガーコース
  コース概要:私の長所であるパスの上手さ。そして空中戦の競り合い強さを最大限に鍛えます!
          ある時は仲間からのパスをダイレクトにシュートし、またある時は別の仲間にポストプレイ。
          更にある時は敵のクロスプレイ時のクリアラーとして、PA付近で輝ける選手を目指すのです!
  主な上昇能力:パス、競り合い、空中シュート

B:ワイルドタイガーコース
  コース概要:伸びしろのある、地上戦でのラフプレイ力を磨きます!
          強引なドリブル、パワータックル、そして強烈な地上シュート。CFWは勿論のこと、
          後方からボールを奪い取る、リベロやサイドバックとしての起用も視野に入れますよ!
  主な上昇能力:ドリブル、タックル、地上シュート

C:ディフェンシブタイガーコース
  コース概要:一人一芸、私はこの大会ディフェンシブフォワードを目指します!!
          元々得意のタックルやクリアだけでなく、パスカットやブロックも鍛えつつ、
          FWとしての突破力や決定力も忘れません。いつでもどこでも使えるオールラウンダーとも言えますね!
  主な上昇能力:タックル、パスカット、ブロック、競り合い、最大ガッツ

<参考:練習方針選択について>
・練習方針選択において、記載されている能力値は特に上昇しますが、
 記載されていない能力値も自動・固定で上昇します。
 また、その方針に応じた必殺技も、自動で習得出来ます。(一部は判定とします)
・能力値の基準は大体、53くらいが世界でそこそこ、55くらいが世界でもかなり強い、
 57になると世界トップクラス(あるいはトップ)です。(能力値限界は57です)
>>27で地上シュートを前提として、としましたが、ポストプレイヤーと地上シュートは合わないと思ったので、
 Aの場合習得するのは、ダイレクトシュートにしました。
※星たちに限らず、他の仲間キャラクターにも言えますが、第四章(魔界カップ編)においても、各キャラクターの成長イベントはあります。
 ただ、劇的な能力アップ・選手としてのスタイル変更は難しくする予定なので、この時点で色々と考えて頂ければ嬉しいです。

34 :森崎名無しさん:2018/01/11(木) 23:18:23 ID:OJN1YUzU
A

35 :森崎名無しさん:2018/01/11(木) 23:26:20 ID:UQie8dRE
B
中央でしか力を発揮できない黒猫さんだけにサイドを任せるのは不安だし

36 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/12(金) 00:13:50 ID:wo1i8c9s
日付を跨ぎましたが、再投票なしでこのまま募集します。
0時30分までに投票がなければ、今日はここまでにします。

それと、星の能力ですが、スキル・フェアプレイ精神が抜けておりました(汗)
次回以降忘れずに表記します。

>>35
サイド際のお燐って世界トップクラスの基礎力(本スレ換算で517。翼以上シュナイダー相当)
を誇ってる筈なのですが…何故ダイス猫に…(泣)

37 :森崎名無しさん:2018/01/12(金) 10:35:49 ID:ASt+BZzI
B

38 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/12(金) 22:40:10 ID:+XlRHWJc
B:ワイルドタイガーコース

星「(――スウェーデンから輸入した、最新の科学技術を活かしたジムの器具を使わず。
   私は敢えて、前時代的とも揶揄される特訓を繰り返しました)」

星は思い出す。練習後単身海に出かけて、波に目がけてシュートを蹴り放った日々を。
上層部でも比較的貧困層の少年達と紛れ、牛乳配達や新聞配達を行った日々を。

星「(お蔭で、虎の妖怪としてのハングリー精神やワイルドさを少し取り戻せた気がしました。
   そしてそれが、これまでの成果に結びついていたのでしょう)」

――そう述懐する星。果たして、その成果とは……。

39 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/12(金) 22:41:11 ID:+XlRHWJc

先着3名様で、

★星のドリブル特訓→ ! dice + ! dice =★
★星のシュート特訓→! dice + ! dice=★
★星のタックル特訓→ ! dice + ! dice =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

〜結果表〜
ドリブル特訓→10以上でドリブル+2、「マーベリックタイガー」習得
         5以上でドリブル+1、フラグ習得
         2以上でドリブル+1

シュート特訓→10以上でシュート+1、「隙間無い法の独鈷杵」習得
         5以上でシュート+1、フラグ習得
         2以上でシュート+1

タックル特訓→10以上でタックル+2、「ハングリータイガー」の発動率アップ
        5以上でタックル+2、フラグ習得
        2以上でタックル+1

*上記の結果と関係なく、星の全能力が+3され、最大ガッツが+50されます。
*Bを選んだ為、メキシコ編のラストで新地上シュートを習得するフラグが立ちました。

40 :森崎名無しさん:2018/01/12(金) 23:08:27 ID:???
★星のドリブル特訓→ 1 + 3 =★

41 :森崎名無しさん:2018/01/12(金) 23:10:21 ID:???
★星のシュート特訓→ 1 + 1 =★

42 :森崎名無しさん:2018/01/12(金) 23:12:02 ID:???
★星のタックル特訓→ 3 + 2 =★
ブッダはサディスト

43 :森崎名無しさん:2018/01/12(金) 23:32:06 ID:???
三回振って最大が5とか

44 :森崎名無しさん:2018/01/12(金) 23:38:21 ID:???
最低保障無かったらYOUは何しにMEXIKOへ?状態だったな…

45 :森崎名無しさん:2018/01/12(金) 23:55:28 ID:???
やっぱりネコ科はだめだな
ところでストラット君、そろそろ4以上のダイスをこのスレに返してくれませんか?

46 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 01:54:15 ID:hwgZKHu+
★星のドリブル特訓→ 1 + 3 =4★
2以上でドリブル+1
★星のシュート特訓→ 1 + 1 =2★
2以上でシュート+1
★星のタックル特訓→ 3 + 2 =5★
5以上でタックル+2、フラグ習得

星「(とはいえ。基礎力は鍛えられたんですけど、肝心の必殺技とかはあんまりだったんですがね……)」

内心でそう自嘲する星。実際の所は以前から豊富なシュートと高いタックル力を兼ね備えていた彼女は、
メキシコのライバル相手にも十二分に渡りあえていたのだが、内心ではそんな焦燥感も抱いてはいた。

*星の全能力が+3され、更に最大ガッツが+50されました。
*更に、星のドリブルが+1されました。
*更に、星のシュートが+1されました。
*更に、星のタックルが+1され、タックルフラグを習得しました。

47 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 01:56:05 ID:hwgZKHu+

……そして、翌日。エスパーニャが話した”社長杯”の決勝戦がやって来た。
エスタディオ・ネオアステカスタジアムには無数の観客がごったがえしており、
誰もが今日の試合を待ちわびていると分かる。

エスパーニャ「へへっ。これで勝ったらボーナス弾むだろうなァ」

星「(この大会は、かつてのメヒコ・ユースリーグに代わって創設された、
   国内の若手サッカー選手にとって大きな大会。鈴仙が挑んでいるリオカップと同じようなこの大会で勝てば。
   何はともあれ、私の目標は達成できるでしょう。でも……本当に、これで良いのでしょうか)」

陽気に観客からの声援に手を振り返すエスパーニャとは裏腹に、星は未だ迷いを断ち切れないでいた。
自分は確かに強くなった。そして、今日の戦いでの勝利はその証明となるだろう。
しかし、今の状況に甘んじ続けることは。溢れる富を享受し、その裏の病める者、貧する者を救わずにいる事は。
自分が考える『正義』とは、あまりにかけ離れているのではないか。

星「(もしも、聖がここに居たならば。この輝ける空中都市の影にいち早く気付き、
   その法力を以て、強引にでも全てを平らにしてしまっているでしょうね。
   ですが、命蓮寺の皆と。ナズーリンやにとりさんと離れて気付きました。
   私には……やはり、そこまでの勇気が無い。自分一人では、不安で声を出せない)」

白蓮にも負けぬ理想家でありながら、優柔不断さと不器用さを持ち合わせた星は結果として。
理想と現実との耐えがたい格差に気付きつつも、変える力が無いままに苦しみ続ける。
――力を得れば、何かが変わる。自分も白蓮のような、皆の希望となれる。
星はずっとそう思っていたし、実際に、過去には鈴仙との出会いやヒューガーとの戦いによって、
肝心な場面でシュートを撃てない弱さを克服する事が出来た。だが……まだまだ、自分は弱い。
星はメキシコで腕を磨きながらも、そうした自己嫌悪に駆られており。

彼女が自らの無力さにあえぐ事となる大きな原因は、この都市そのものにあった。

48 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 01:57:20 ID:hwgZKHu+
実況「さあ、社長杯の決勝戦が間もなく始まりますが……!
    今回の決勝戦においては、なんとこの大会の主催者にて、我らがアル・メキシコシティの経済を支える大社長!
    株式会社ヒューガーの、日向小次郎様がお見えになっております!
    さあ皆さん! ご一緒に、日向社長を讃える歌を歌いましょう!!」

星「……!(――日向、小次郎……ッ!)」

彼女は早々に、メキシコシティの急速な発展は、外資の――とある日本企業の投資によるものと知った。
そしてそのとある日本企業が借金にあえぐ政府当局と財力で交渉し、都市の統治権ごと買い取った事も知っていた。
更に、そのとある企業の名前が――今や国際社会に名だたる派遣企業となった巨大企業・ヒューガーである事も、
星は知りつつ。それでも、牙を剥く事が出来ずに――彼の恩恵に与るしかなかったのだった。

星「(彼はきっと、かつての命蓮寺にしようとした事と同じ事を、多くのメキシコの人々に対してやって来た。
   でも、私はそんな彼らを救えず。逆に、為すがままに、彼らが為した富で生活している。
   ……悔しい。でも、そうするしか、強くなれない。強くなれないと、皆を救えない……!)」

星の思考はいつも渦を巻き空回り、結果として徒労だけを生んでいる。
これなら、割り切って豪奢な生活を楽しむエスパーニャや、他のチームメイト達の方が、余程生産的だ。
観客達は、選手達は。平然とした顔で、自分達に富を齎す日向大社長を讃える歌を歌っている。

49 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 01:58:20 ID:hwgZKHu+

♪〜日向小次郎歓迎式典のテーマ

                      作詞:沢田 タケシ(徹夜 98 日目)
                      作曲:沢田 タケシ(現在 208 連勤中)

コーーージーロ〜〜 コーーーージーロ〜〜・ヒューガ〜
わーれらがー ヒューガーカンパニー〜
すーんばらしーいー 社長〜
おっ〜 おおっ〜 ヒューガ〜
おっ〜 おおっ〜 ヒューガーカンパニー
ニューエイジ〜 時代を築く〜
ヒューガ〜 コージロ〜〜社長〜〜〜
おっ〜 おおっ〜 ヒューガ〜
おっ〜 おおっ〜 ヒューガーカンパニー
ニューエイジ〜 時代をつくる〜
これからも〜 ヒューガーがいちばん〜



               (参考:https://www.youtube.com/watch?v=g6gBFLr7kL4

50 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 01:59:46 ID:hwgZKHu+

エスパーニャ「おっ〜 おおっ〜 ヒューガ〜♪ってか。いい歌だよな」

上機嫌で、不愉快なまでに明るいマーチを口ずさむエスパーニャ。
彼は。いや、他の貴族階級の少年達は、自分達の暮らしを支える日向正義と信じて疑っていないのだ。

フラン「……」

――もっとも、正確にはもうひとり、星と同じくこの空気に嫌悪感を示す者もいた。
『姉に見限られた』とだけ話し、詳しくを語ろうとせずに心を閉ざす少女・フランドール。
もっとも、彼女はヒューガーに限らず、全ての者を拒絶しているという点で違いはあったが。

星「(フランドールさん。幻想郷に居た頃から姉上であるレミリアさんに軟禁され続けていましたが、
   全幻想郷選抜大会では仲の良さも見せていたと思ったのですが。一体何があったのでしょうか……)」

気弱な星は、フランの問題に深く立ち入る事も出来ないでいた。故に、同じヒューガーのふざけた歌を嫌う者同士でも、
打ち解けられない。ただ、歌っていない星は、彼女がこう呟いていた事には気付けた。

フラン「……みんな、ぶっ壊れちゃえば良いのに」

そして果たして、そんな彼女の言葉が通用したのか、それとも否か。


……ドゴオオオ……ンッ!


スタジアムに、爆音が響いた。フランドールの『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』の発露ではない。
だとしたら、もっと大規模な破壊がもたらされていた筈だからだ。

51 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 02:01:51 ID:hwgZKHu+
エスパーニャ「うわっ、な、なんだァ!? ポリスは仕事してるのか、税金泥棒め!」

ザッ、ザッ、ザッ……。

悪態を付く上流階級の子女達を尻目に、爆発の下から、小汚い服を纏う少年達が群れを成して現れた。

貧しい少年A「ヒャッハー! 死ね死ねェ! 汚い金に塗れた豚どもは、この俺達が退治してやる!」

貧しい少年B「こんな立派なスタジアムで試合なんてしやがって! 俺達は路地裏でしかサッカーが出来ねえんだぞ!」

貧しい少年C「さらば贅沢! さよならお金! さらば貧富の差! こんにちは平等!!」

その先頭では、不良のような髪型をしたやや小柄な少年が、周囲の富裕層達に怒鳴り散らしながら、
周囲の高級な備品を破壊して回っており。その後ろには同年代と思われる様々な背格好の少年達が続いている。

実況「こ、これは……空中都市アル・メキシコシティのプレート下のスラム街。
    アンダーメキシコシティの住民を構成員とするテロリスト集団・『アステカ戦士』の襲撃です!
    大会は中止! 皆さん、一刻も早くスタジアム外にある、絶対安全シェルターへ避難をお願いします!」

観客「キャーッ!」「くそっ、貧乏人どものやっかみも、ここまで来れば恐ろしいな!」「アンダーメキシコ民は根絶やしにしろ!」

アステカ戦士「破壊だ破壊だ!」「俺達が正義だ!」「金持ちは皆悪いヤツ。俺達が正しい!」

星「(彼らは……正義の為に、こんな事をしているのですか?)

エスパーニャ「おい、何ボサっとしてるんだトラマル。お前も避難するんだよ!」

ぐっと腕を掴まれて、星は爆発の続くスタジアムからシェルターを目指す。
道すがら、フランドールが呆けたように立ち尽くす姿を見かけて声を掛けようとしたが、
我先にと逃げ出す観客達の波に押され、すぐに見失ってしまう。そんな時だった。

52 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 02:03:05 ID:???

星「あ、あれ……? ほ、宝塔が!? 宝塔がありません! どうやらこの騒ぎで落としてしまったみたいです!」

エスパーニャ「あぁ? そんなモンほっとけ! 今は命のが大事だろ!」

星「そうはいかないのです! また、アレを無くしたとあっては……!」

星は常に手元に持っている法具――毘沙門天の宝塔を無くした事に気づき、慌てて戻ろうとする。
エスパーニャは当然に星を止めるも、彼女の力の象徴でもあるそれを無くしては堪らないと思い、
無理に引きはがして再び混乱極まるスタジアム内をうろついていると――。

ドスンッ。

星「あいたっ!」

???「ひゅいっ!?」

よそ見をしていた星は、透明な何かにぶつかった。その何かは聞き慣れた声を上げていたので、
訝しんで立ち止まると、違和感を覚える。思い立った星は、命蓮寺での修行で得た法力を使い、
周囲を調べようとすると――そこには、光学迷彩服を着た少女が居る事に気付いたのである。

星「に、にとりさん……!?」

にとり「……う、うえっ。って、星じゃんか! あんた、こんなところで何してんのさ!?」

――星とにとり。新チームで同じく肩を並べて戦うべき二人は、混乱のメキシコで、数奇な再開を果たしたのだった。

53 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 02:39:41 ID:???
*****

〜メキシコ・アンダーメキシコシティ〜

にとり「そうか……やっぱり、ヒューガーは悪のブラック企業だったんだね!!
    いやぁ、やっぱり月収が 5 000円しかないってのは、ヘンだなーって思ってたんだよ!」

エスパダス「そうだ。アイツはお前みたいな扱いやすそうなバカを雇い入れて使い捨てて。
        役立たずになったらこのスラム街……アンダーメキシコシティに放り込むのさ!」

ゴミ捨て場に置かれた無数の廃材に興味を示している内に、星やナズーリンとはぐれたにとりは、
エスパダスという奇妙な髪型の少年と意気投合していた。
最初は人見知りなにとりがエスパダスの粗暴さに気圧される形だったが、にとりが以前日向に脅され部下になっていた事を知ると、
彼は態度を大きく変えて、逆にその強い仲間意識で、友人とともににとりの慣れない海外暮らしを支えてくれていた。

にとり「しっかし、あんたらってサッカー上手いねぇ。上層都市のチームに拾って貰えないと、強くなれないと思ってたけど。
    お蔭さんで随分と揉まれて成長出来た気がするよ」

そう朗らかに笑いながら――彼らの人情味に感化され、にとり自身も過去の日向等による恐怖を乗り越え、
大分快活な性格になっていた――、にとりはこれまでの日々を振り返る。

にとり「(今日まで、色々な事をやって来たけれど。特に打ち込んだのは……)」

54 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 02:40:42 ID:???
★★★星・ナズーリン・にとりの章において、練習コース選択の機会は各キャラ【1】回です★★★

〜現在の能力値〜
選手名   ド  パ  シ タ  カ  ブ せ  総 高/低  ガッツ
にとり    45  45 45 47 47 52 52  333 2 / 2  700

パンチング54、キャッチ52
ディバイディングエッジ(1/4でタックル+2)
河童のフラッシュフラッド(1/4でブロック+6)150消費
河童のポロロッカ(1/4でブロック+4)100消費
のびーるアーム・改(キャッチ+6)150消費
ウーズフラッディング(空とびだし/クリア+2)120消費
ウォーターカーペット(1対1+2)120消費
スキル・撃て!バブルドラゴン(1対1でマーク一致時敵能力−2)
スキル・一対一+2
スキル・とびだし+2

55 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 02:42:01 ID:???
☆にとりの成長方針を選んでください。
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:お値段以上のメカニックコース
  コース概要:もう吹っ飛ばされるのは御免だ! だから自慢の『のびーるアーム』の改良に全てを捧げるよ!
          それだけじゃない。セービングも集中的に鍛えて、一流のGKを目指してやる!
          ……競り合いや一対一は、さとり妖怪も居る事だし、そこそこでいいかな。
          競り合いは身構えてセーブしてればいいし、一対一でGKを吹っ飛ばすヤツもそう居ないからね。
  主な上昇能力:セーブ力、必殺キャッチ(威力大、消費大)

B:古色蒼然のSUMOUコース
  コース概要:メカなんて軟弱だ。やっぱりここは昔ながらの河童らしく、SUMOUに目覚めるべきだね!
          SUMOUは良いよー盟友。なんたって、SUMOUは単なる競り合い強さだけじゃない。
          一対一での読み力や基礎体力も鍛えてくれるからね。
          ……さとり妖怪とカブってる? ま、まあ。鍛える分、基礎セーブ力では上回れるから問題ないよ…         
  主な上昇能力:セーブ力、必殺セーブ(確率発動系)、競り合い、最大ガッツ

C:器用万能のDFGK兼任コース
  コース概要:私って元々CBの適性もあったんだよね。だから、磨けばそこそこの腕にはなると思うんだ。
          永遠亭の根性ウサギと違って、競り合いにも強いってのはセールスポイントになるしね。
          それに、勿論GKとしての能力だって疎かにはしないよ!
          CBにしてもGKにしても、主力がダウンした後のサブ扱いになりそうだけど……
  主な上昇能力:フィールダー能力全般、セーブ力

<参考:練習方針選択について>
・練習方針選択において、記載されている能力値は特に上昇しますが、
 記載されていない能力値も自動・固定で上昇します。
 また、その方針に応じた必殺技も、自動で習得出来ます。(一部は判定とします)
・能力値の基準は大体、53くらいが世界でそこそこ、55くらいが世界でもかなり強い、
 57になると世界トップクラス(あるいはトップ)です。(能力値限界は57です)
※星たちに限らず、他の仲間キャラクターにも言えますが、第四章(魔界カップ編)においても、各キャラクターの成長イベントはあります。
 ただ、劇的な能力アップ・選手としてのスタイル変更は難しくする予定なので、この時点で色々と考えて頂ければ嬉しいです。

56 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 03:15:06 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
にとりの成長方針についても、色々考えて頂ければうれしいです。

当スレの指針として、鈴仙の仲間達については、多少の能力差こそあれ、全員が安定して試合で使えるようにしたいと思っています。
そのため、第三章における能力値の上昇については、あまりカード運に左右されないようにしています。(最低保証値を設ける等)
ただ、第四章では、贔屓のキャラやより伸ばしたい、より強くしたいキャラについては、選択次第でそれを反映できるように、
比較的自由度を上げたいとも考えています。

>>42
試練のような引きですね……
>>43-44
4以下の引きが続いてもお荷物にはならないようバランス調整はしていますが、
星の他にも鈴仙、佳歩、反町、パチュリー等がひしめくFW争いに支障が出るかもですね…
>>45
6回ダイス振ってるのに、全部3以下ですね…(白目)

57 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 10:12:21 ID:L0W5/oI6
B

Aと迷ったけどガッツはやはりネック

58 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 10:53:01 ID:p0QOWbyo

ガッツが切れたらさとりと交代させれば良いし

59 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 11:23:42 ID:LjlO49Us
A

60 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 13:39:48 ID:hwgZKHu+
A:お値段以上のメカニックコース

にとり「(まあ、サッカーよりかは、外の世界の機械を弄り倒してた時間の方が長かった気もするけど……)」

技術家肌の河童にとって、外の世界はあまりにも刺激的だった。
そのため、エスパダスや彼の友人達とストリートサッカーで日銭を稼ぐよりは、
一人で引き籠って、外界の技術を取り込み、自前の機械を改良したり、
新たな機械を発明している時間の方が長かったのが実情だ。

にとり「(……で、でも! そのお蔭で自慢のメカも超強化されたし!!
     これが、金輪際吹っ飛ぶことはない……はず。たぶん)」

にとりは、自分の発明の成果を思い返していた。

先着2名様で、

★にとりのセービング特訓→ ! dice + ! dice =★
★にとりの必殺キャッチ特訓→! dice + ! dice=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

〜結果表〜
セービング特訓→10以上でセーブ力+4、「お化けキューカンバー」習得
            5以上でセーブ力+3、フラグ習得
            2以上でセーブ力+3

必殺キャッチ特訓→10以上で「三平ダイビング」習得
             5以上でフラグ習得

*上記の結果と関係なく、にとりのセーブ力・競り合いが+3され、最大ガッツが+50されます。
 また、競り合いを除くフィールダー能力も全て+1されます。
*Aを選んだため、にとりは自動的に「真・のびーるアーム(キャッチ+8)200消費」を習得します。

61 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 13:42:51 ID:???
★にとりのセービング特訓→ 4 + 3 =★

62 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 13:46:29 ID:???
★にとりの必殺キャッチ特訓→ 4 + 3 =★

63 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 13:47:51 ID:???
…と、言ったところで外出するのでここまでです。
続きは出来れば今日の夜までにしたいですが、また遅れるかもしれません(汗)

今回Aが選ばれたので、にとりは爆発的な必殺セーブ型のGKになりましたが、
元々フィジカル面がそこそこ優れていたため、競り合いや一対一もそう悪くはありません。メオン君以上です。
ただ、燃費が悪い上にガッツが低いという弱点もあるので、基礎体力を鍛えるか、上手くさとりと交換するか。
何らかの工夫が必要となります。にとりとさとり、どっちを使うか等を、試合のスタメン選択時で悩んで頂ければと思ってます。

64 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 13:50:07 ID:???
乙でした
さとりもサンパウロ戦の成長のおかげでかなり頼もしくなったしね

65 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 21:35:49 ID:???
文章はまだですが、先にナズーリンの成長方針の投票だけ行いたい為、更新再開します。
>>64
乙ありがとうございます。テレパシーキャッチ習得は大きかったですし、
想起セービングを進化出来れば、さとりの方が正GKに近いかもですね。
ただ、にとりもにとりで大分優秀なので、状況に応じて使い分けるような形になるかと思います。

66 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 21:36:52 ID:???
★にとりのセービング特訓→ 4 + 3 =7★
★にとりの必殺キャッチ特訓→ 4 + 3 =7★

にとり「(外の世界の家電やらなんやらに使われてた、ええっと……”れあめたる”だったっけ。
     あれを色々集めてなんやらして、完成させたんだ。『真・のびーるアーム』を!!)」

にとりのセービングの特徴でもある、リュックサック内のメカを使ったキャッチングはこれまで、
高いセービング精度を誇るが、精密故に衝撃に弱く壊れやすい、初代『のびーるアーム』。
その後改良し、衝撃への抵抗力と燃費の良さを両立させた、『のびーるアーム・改』。
この二種類があり、最近のにとりはもっぱら、後者の『のびーるアーム・改』を使用していた。
しかし一方で、『のびーるアーム・改』は丈夫さを追求するあまり、セービング精度が初代に比べて劣るという欠点があった。

にとり「(でも。新しい『真・のびーるアーム』は、幻想郷には無い、外界の軽くて丈夫な金属を使う事で。
     これまでの課題である精度と丈夫さの両立が可能になったんだ! この機械さえあれば、私は無敵だ!!)」

高いセービング精度を出す為には、にとり自身の妖力を多く消費する必要こそあったが、
実際、この『真・のびーるアーム』はストリートサッカーの実戦においてもほぼ無敵。
練習相手兼実験台になってくれたエスパダスの『リバーシブルボレー』や、
彼の友人達が編み出した合体シュート・『ビッグバンシュート』も7割以上の確率で防ぐ程であり、
それはつまり、メキシコのスラム街において敵なしである事を意味していた。

にとり「(生きる為に無茶な賭けサッカーもやったお蔭で、何だかんだで地力もついたしね!
     こんなに身体が軽いのは初めてだ。もう何も怖くない……!!)」

調子に乗りやすいにとりは、この発明に気を良くして増長してしまうのだが……。
この時の彼女はまだ知らない。世の中はそんなに甘くはないという事を――。

*にとりのセーブ力・せりあいが+3され、更に最大ガッツが+50されました。
*更に、にとりが新必殺キャッチ『真・のびーるアーム(キャッチ+8)200消費』を習得しました。
*更に、にとりのセーブ力が+3されました。
*更に、にとりが、セービングフラグ(確率発動)、セービングフラグ(必殺パンチ)を入手しました。
 ※次にセービングで11以上で勝利した際、どっちのフラグを先に回収するかは判定とします。

67 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 21:41:38 ID:???
更新の円滑化の為、先にナズーリンの成長方針の選択・判定を行います。


★★★星・ナズーリン・にとりの章において、練習コース選択の機会は各キャラ【1】回です★★★

〜現在の能力値〜
選手名   ド  パ  シ タ  カ  ブ せ  総 高/低  ガッツ
ナズーリン  .49 .51 44 46 52 52 46  340 2 / 2  700

ナズーリンロッド(パス+2)60消費
ゴールドラッシュ(1/4でパスカット+2)
ナズーリンペンデュラム(1/2でパスカット+3)
超強力ペンデュラムガード(1/4でブロック+8)250消費
ペンデュラムガード(1/4でブロック+6)150消費
ダイビングブロック(1/4でブロック+4)100消費
スキル・フェアプレイ精神(ナズーリンは反則を犯さず、代わりにナズーリンが反則の条件を満たした場合−3のペナ)

68 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 21:43:40 ID:hwgZKHu+
☆ナズーリンの成長方針を選んでください。
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:テクニカルダウザーコース
  コース概要:命蓮寺ロータスで磨かれたパスセンス及び、ボールカットに関する技巧の習熟に特化するコースだ。
          サイドバックの位置でセンタリングを掠めとり、そのまま前線にボールを渡す。
          地味ではあるが、この仕事に特化する選手は少ない。一定の需要はある筈だ。
  主な上昇能力:パス、パスカット、(タックル※成長率低)

B:パワフルダウザーコース
  コース概要:私の持ち味である、ペンデュラムの出力に磨きをかけて、より爆発力の高いブロック技を習得。
          それに伴う妖力の浪費を補う為、基礎体力及びフィジカルを身に着ける事に特化するコースだ。
          見据えるポジションは勿論センターバック。壁は一枚でも多いに越した事はない。
          問題は、既にその仕事に特化する選手が何人も在籍しており、競争過多であるところか。
  主な上昇能力:ブロック、せりあい、最大ガッツ

C:スピーディダウザーコース
  コース概要:鼠妖怪としての身体的な長所――小柄さ故の機動力に特化するコースだ。
          具体的にはドリブル力とタックル力に特化し、スピードに長けるサイドバック。
          場合によってはサイドハーフを目指したい。私はそもそもタックルが得意でない為不安もあるが。
          走り込む事で、マンマーカーとしても器用されうる体力も身に着くだろう。
  主な上昇能力:ドリブル、タックル、最大ガッツ

D:ユーティリティダウザーコース
  コース概要:……これまで、自分が活躍するには特化型の選手となるしかない、と考えていたが。
          あるいは、全能力を万遍なく鍛える事で、最高のスーパーサブともなり得るだろう。
          無論、器用貧乏との謗りは免れないだろうが、どのポジションに置いても最低限の仕事が出来る事は、
          個性派揃いのチームにとって、案外良い事なのかもしれない。
  主な上昇能力:最大ガッツ、(全能力※成長率低)

69 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 21:47:55 ID:c8iZFCPw
C

70 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 21:58:40 ID:LjlO49Us
C

71 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/13(土) 22:50:33 ID:xjSfz7Io
★ソビエツキ・スポルトのお値段  スペード8 ★早乙女「1冊80フランになるわ」岬「(2000円ぐらいか……)」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
早乙女「1冊80フランになるわ。翻訳や輸送費、少量しか持ってこれない分の価格の積み増し。
ごめんなさいねあんまり安くできなくて」

岬「(2000円ぐらいか……)いえ、そんな高いものをもらえて嬉しいです」

早乙女「そう、それは良かった。喜んでもらえたからついでにこれも。
運動の後にどうぞ、怪我でもしちゃったら、数少ないお客様がいなくなりますから」

そう言って早乙女さんはペットボトル飲料を棚から取り出し、僕の手に握らせてくれた。

岬「これは」

ラベルにはどこかの青光りした高山を中心に清冽とした放射線が放たれ、山裾には
清らかな湖が広がっている。この清澄な景色に光る

OYMPIA

の文字がひときわ目立って見えた。

早乙女「ソ連や東欧のトップアスリート御用達のスポーツ飲料水よ。ここを見て」

早乙女さんがラベルを指さす。読みなれないキリル文字がずらずらと並んでいる。

早乙女「これを飲めば選手のガッツを年齢性別問わず100回復させ、さらに最大ガッツを5上昇させるって書いてあるの。
ちなみに、このオリンピア(※1)の気になるお値段は……」

72 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/13(土) 22:51:48 ID:???
すみません、盛大に誤爆しました……
大変失礼しました。

73 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 23:19:26 ID:hwgZKHu+
C:スピーディダウザーコース

先着3名様で、

★ナズーリンのドリブル特訓→ ! dice + ! dice =★
★ナズーリンのタックル特訓→! dice + ! dice=★
★ナズーリンの最大ガッツ特訓→! dice + ! dice=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

〜結果表〜
ドリブル特訓→10以上でドリブル+6、「ビジーロッド」習得
          5以上でドリブル+5、フラグ習得
          2以上でドリブル+5

タックル特訓→10以上でタックル+9、「レアメタルディテクター」を発動率3/4で習得
          5以上でタックル+8、フラグ習得
          2以上でタックル+8

最大ガッツ特訓→10以上で最大ガッツ+150
            5以上で最大ガッツ+100
            2以上で最大ガッツ+50

*上記の結果と関係なく、ナズーリンの全能力は+1され、最大ガッツが+50されます。
 (元々得意でないタックル分野の成長に特化した為、他分野の成長が緩やかになっています。)
*Cを選んだため、ナズーリンは、
  必殺ドリブル「小賢しいドリブル(1/2でドリブル+3)」、必殺タックル「レアメタルディテクター(1/2でタックル+2)」
  を習得します。 ※タックル特訓で10以上が出た場合、「レアメタルディテクター」の発動率は3/4で習得

74 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 23:20:29 ID:hwgZKHu+
>キャプテン岬さま
お気になさらずです! 私も良くやらかしてました…(遠い目)

75 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 23:21:46 ID:???
★ナズーリンのドリブル特訓→ 3 + 6 =★

76 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 23:22:35 ID:???
★ナズーリンのタックル特訓→ 2 + 4 =★

77 :森崎名無しさん:2018/01/13(土) 23:22:55 ID:???
★ナズーリンの最大ガッツ特訓→ 4 + 4 =★

78 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 23:47:57 ID:???
★ナズーリンのドリブル特訓→ 3 + 6 =9★
 5以上でドリブル+5、フラグ習得
★ナズーリンのタックル特訓→ 2 + 4 =6★
 5以上でタックル+8、フラグ習得
★ナズーリンの最大ガッツ特訓→ 4 + 4 =8★
 5以上で最大ガッツ+100


*ナズーリンの全能力が+1され、更に最大ガッツが+50されました。
 加えて、必殺ドリブル「小賢しいドリブル(1/2でドリブル+3)」と、
 必殺タックル「レアメタルディテクター(1/2でタックル+2)」を習得しました。
*更に、ナズーリンのドリブルが+5され、ドリブルフラグを習得しました。
*更に、ナズーリンのタックルが+8され、タックルフラグを習得しました。
*更に、ナズーリンの最大ガッツが+100されました。

79 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 23:58:51 ID:???
…と、言ったところで今日はここまでにします。続き(文章パート)は、書きあがったら随時投下します。
長い文章パートが終わって第四章に入ったら、紅白戦などにより、
仲間達の能力や使い勝手の確認や、フラグ回収を出来る機会を設けたいと考えています。

なお、ナズーリンの現在の能力値はこうなってます。
(選手としてのタイプ含め大きく変わったので、再表記します)

選手名   ド  パ  シ タ  カ  ブ せ  総 高/低  ガッツ
ナズーリン  .55 .52 45 55 53 53 47  360 2 / 2  850

小賢しいドリブル(1/2でドリブル+3)
ナズーリンロッド(パス+2)60消費
レアメタルディテクター(1/2でタックル+2)
ゴールドラッシュ(1/4でパスカット+2)
ナズーリンペンデュラム(1/2でパスカット+3)
超強力ペンデュラムガード(1/4でブロック+8)250消費
ペンデュラムガード(1/4でブロック+6)150消費
ダイビングブロック(1/4でブロック+4)100消費
スキル・フェアプレイ精神(ナズーリンは反則を犯さず、代わりにナズーリンが反則の条件を満たした場合−3のペナ)


特化と言う割には穏やか目な能力値ですが、ナズーリンの場合は元々パスカットやブロックの技が豊富のため、
DFとして、タックル(と競り合い)以外の仕事も最低限にはこなせるようになっています。
完全にブロックに特化しているつかさと比べたら、広く浅く使えるタイプと言えます。
こうした脇を固める選手についても、ケースバイケースで起用に悩むようになったら良いな、と思っています。

80 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:48:23 ID:???

そんなある日。スラム街のアウトローとして、時には悪い事もして食いつないで来たにとりと友人達だったが、
上層都市の住民からの偏見、締め付けに耐え兼ねてた彼らはついに、テロ行為を決意する。
良心の呵責よりも、失敗した場合の処罰を恐れて反対するにとりだったが、
これまで色々と生活を世話してくれた恩義もあるため、断り切れずに加担する事を約束してしまった。

エスパダス「良いかニトリ。作戦はこうだ。俺達はまず、クソ憎らしいヒューガーの社長がお成りになる、
        社長杯の決勝戦を狙って爆弾を仕掛け、周囲を荒らしまわる。
        その隙に、光学迷彩スーツを着込んだお前が、コッソリ社長を暗殺するんだ」

にとり「ひゅ、ひゅぃぃ!? む、無理無理! 暗殺とか普通に殺人罪で逮捕じゃん!?
    せめて尻子玉を引っこ抜くとか、そんくらいならやるけどさぁ……」

エスパダス「抜かれたら、気力をすとんと失ってしまうとか言うアレか。……まあ、それでも良いが」

妖怪の癖にビビリ屋で、ある程度は常識人な彼女は正直抜けたかったし、
実際の所約束を反故にする事は幾らでも出来るのだが、妙に律儀な所がある故か、そんな発想は無かった。
――何はともあれ、かくして冒頭に星が経験した通り、華々しいヒューガー社長杯の最中、テロ行為及び、
それに乗じた社長・日向小次郎の尻子玉抜き計画が動き出した、のだが……。


*****


〜ネオアステカスタジアム・通路〜

星「に、にとりさん……一体何を……?」

にとり「ぅ……こ、ここは見逃してくれよう」

81 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:50:14 ID:???

彼女の尻子玉抜き計画は早くも頓挫しつつあった。にとりは社長がどこに居るのか知らなかった。
「昔配下だったんなら、場所くらい分かるだろ」というエスパダス達の雑な意見を碌に反芻せず、
にとりは土壇場になって困っており――そんな時、星と再会してしまったのである。

星「ダメですよ! それより、会えてよかった。私と一緒に避難しましょう!」

にとり「あ、いや。そのだね。そーいう事じゃあ無くってだな……」

生真面目な星は、宝塔を探しに来たという主目的すら忘れてにとりを連れ出そうとするが、
実行犯側の彼女は当然、ここで逃げ帰る訳にはいかない。
どうしたもんかと色々と言い訳を考えていたところ――。


エスパダス「金持ちの残党が居やがったな! 殺せー!」

アステカ戦士達「「「「「おうっ!!」」」」」

ダダダダッ……!

にとり「(うわーっ。面倒な事になりそうだ)」

更に間の悪い事に、残党狩りに出たにとりの仲間達も星の下へ駆け寄ってくる。
仲裁する程の甲斐性も無いにとりは、再度光学迷彩を張り直して状況を伺う事を決め込んだ。

82 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:51:38 ID:???
星「……あ、貴方達は。一体何故、こうした行為に出るのですか!
  貴方達の主張は聞こえてきました。確かに、貴方達のおっしゃる事は分かる。
  ですが……こんな暴力や恐怖では何も解決しない。穏便に話し合いをすべきです……!!」

にとりの判断は正解である。星も星で意固地な部分があるため、テロリスト達が武器を手に襲い掛かっても、
命乞いをする事も、逃げる事もなく、こうして食ってかかってしまうのだから。
そして当然、温和な彼女の意見は彼らの心に響かない。

エスパダス「ハン! 何が話し合いだ、何が穏便にだ! そんなモンは所詮、
        金を背景にテメエらが自分の都合を押し付けてるだけじゃねえか!
        俺達から搾取した金でやるサッカーは楽しいか? アーン?」

星「……ッ!」

そして彼らは逆に、星が内心で負い目に感じつつ、しかし何も出来ていない部分を攻めてくる。
星は言い淀み……。しかし、諦めずに対話を続けようとする。

星「私だって、現状を良しとは思っていません。ですが人間は――いえ、人間でなかろうと
  ――互いに互いを分かり合える生物であると、私は信じています。私達は、必ず友になれると」

エスパダス「友だと? 金づるって意味ならトモダチになってやっても良いがな。脳味噌お花畑のお嬢様よ!」

星「……でしたら」

83 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:52:58 ID:???

彼らの挑発に惑わされず、星はおもむろに鞄を開いた。そこには、新品同然のサッカーボールがあった。
星はこれを彼らに差し出して。

星「――このサッカーボールは使い古しですが。これが、私と貴方達との友情の証になればと思います。
  貧困に負けず、サッカーという素晴らしいスポーツを通じて、互いに分かり合える事が――」

エスパダス「……………ッ!」

にとり「(は、はあ??? こいつ、バカじゃないの……!?)」

……彼女は、彼らに対する最も最悪な対応を、完全なる善意で行った。
エスパダスは怒る事すら忘れて顔面を真っ赤にしており、
傍観しているにとりは、そんな彼の心情を良く理解しており、
その上で彼の逆鱗に触れた星の態度を前に、顔面蒼白になる。

エスパダス「……ああ、思い出した。前にも似たような事があったんでな」

スッ……グシャッ。
 ――ペッ!

彼は一瞬だけ冷静にそう呟くと、ポケットから使い古されて空気が抜けたボールを取り出し、それに唾を吐きかける。
そして激昂する。

エスパダス「このボールはてめえの国の金持ちが俺たちに恵んでいった物だ!
        盗んででさえ用具が手に入らなかった俺たちに、新品同様だったボールを使い古しだと言って
        恵んでいったんだ!ご丁寧に”貧しさに負けずに頑張って下さい”とほざきながらな!」

84 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:56:17 ID:???
星「……ッ! ご、ごめん、なさい……!」

星はその瞬間、自らの過ちを悟った。……とどのつまり、これが星の弱点。
彼女は常に財産に、仲間に、環境に恵まれていたが故に。
彼らのような恵まれぬ者達を憐みこそすれ、根本を理解する事が出来なかったのだ。
そして、気付いた頃にはもう遅すぎた。

エスパダス「……テメエは社長よりも先に血祭りに挙げてやる。おい、ガルシア」

ガルシア「さらば金持ち! さよなら現世!!」

ガルシアと呼ばれた、彼の仲間の一人は、その大柄な体躯で飛び出して、
細身で長身な星の身体に覆いかぶろうとする。

エスパダス「殺しはするな。その代わり、暫くサッカーを出来ない身体にしてやれ!」

にとり「(ひゅ、ひゅぃっ!? あいつら、幾らなんでもキレ過ぎだよっ!?
     どどど、どーしよう!? これって私が止めるべき!?
     でもでも、あいつ等は一応アレでも私の生活を助けてくれた盟友だし……!?)」

星「……ッ!」

虎の妖怪でもある星は体術に長けており、ルチャの技巧と体躯を活かしたパワーに溢れる
ガルシアの攻撃を受けたとしても、致命傷になる事はないだろう。
しかし、エスパダス達に自身の弱さを突かれた星は、立ちすくんで動く事が出来ないでいた。
にとりも、同郷の仲間を助けてやりたい気持ちはあったが、
肝心な所で気弱になる性格も相まって、盟友である彼らの暴走を止められない。

85 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:58:11 ID:???
エスパーニャ「おいトラマル、あまりに遅いから様子を見に来た……って、ええっ!?」

ドオオオオオオオンッ……!

――そんな折に駆けつけたエスパーニャは、思わず仰天し言葉を失ってしまった。
ただし。それは星がガルシアの攻撃に倒れたからでは無かった。

ブロロロロロ……

鼠耳の少女「……やれやれ。なんとか間に合ったみたいだね」

スタジアムの通路の壁を破壊し、巨大な怪物バイクが、彼の目の前に立ちふさがったからである。
バイクの乗り手はライダースーツを着込んだ妙齢の女性で、後ろに乗り合わせた鼠耳の少女はほっと溜息をついている。

妙齢の女性「寅丸よ。貴女の理想主義は誠に尊いものです。しかし貴女は、現実に対して臆病すぎる。
        故に、貴方は理想と現実との間で揺れ動き――ついには、何も成す事が出来ない。
        それは実に空虚であり、風旙之論(ふうはんのろん)であるッ!」

星「ナズーリン!? それに。そんな……!? 貴女は……………!!」

エスパダス「なんだァ……?」

運転手の女性は、エスパダス達すら思わず尻込みするまでの気迫で星を叱責し。しかしその瞬間。表情を和らげて、

妙齢の女性「……これまで一人で、よく頑張ったわね、星。
        きっと私がメキシコに派遣されたのも、こうした因果を導く為だったのでしょう」

そう優しく、彼女を慰める。

星「――聖。幻想郷からかくも離れたこの地で、よもや貴女と再開できるとは……!!」

――聖白蓮は、薄く金色に輝く紫の長髪を掻き分けると。彼女に向かってもう一度微笑みかけた。

86 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 15:01:40 ID:???
…と、言ったところで一旦ここまでです。星をメキシコに派遣させたのは日向の絡みもありましたが、
それ以上に富裕層の日本人がサッカーボールをあげるシーンを、星で再現したかった事がありました(爆)
文章パートはもう少し圧縮して、目標として次の更新(目標今夜)でメキシコ編終了、魔界に出発だ!
……と、いう感じにしたいと思っています。

87 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 16:26:02 ID:???

*****

〜アンダーメキシコシティ・スラム街〜

ナズーリン「鼠妖怪の本性か、清潔な街ってのが嫌いでね。私にはこっちの方が合ってるのさ。
       それに毎日毎日、ご主人の事を一々心配してやるのもバカバカしいし。
       こうして一人で暮らしている時の方が、却ってせいせいするよ」

白蓮「無縁塚に居を構えている貴女らしいわね。……ですが、嘘はいけませんよ。
    本当は、貴女は星の事を心配している。上層都市のチームメイトから虐めにあっていないか。
    忘れ物をしていないか。宝塔を落としていないか。……違いますか?」

ナズーリン「……ハハッ。やはり貴女には敵わないか」

ナズーリンは、星ともにとりとも離れ。プレート下のスラム街でも更に治安の悪い地区に住んでいた。
この地区には上層部に繋がる通路があり、当初彼女は星を探しに上層部へと向かおうとしたが。
最近彗星の如く現れ、地区の治安を向上させている女主人が居ると聞き、
その正体が主人である星が師と仰ぐ超人・聖白蓮であると知ったため。彼女は白蓮の補佐をする事を決意していた。

白蓮「……ですが、ちょっと意外でした。命蓮寺からも距離を置く貴女が、私の手伝いを優先してくれるなんて」

ナズーリン「あまりに見てられなかったからさ。それに、このあたりは本当に性質の悪い連中が多い。
       厳重な治安組織の居る上層都市住まいのご主人は勿論、
       にとりが居る地区はまだマシな連中が多いから、心配していないけれど。
       貴女はいつ、命を狙われてもおかしく無いのだから。
       ……もしも貴女に危害が加われば、それこそ、ご主人様は私を許してはくれまい」

白蓮「ありがとう。でもお蔭で、貴女の力には本当に助かっています」

88 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 16:27:03 ID:???
白蓮は屈託の無い笑みを浮かべそう話す。
彼女は本来、全幻想郷選抜代表として選任され、監督である紫の命令によって、
メキシコへとサッカー留学に来たのだったが……これは行動派の彼女のこと。
この町に渦巻くあまりに酷い格差に憤ると、内定していた上層都市の名門チームへの加入を拒み、
スラム街に居を構え、自ら行動を起こして一人一人の住民の救済を行っているという事だった。

白蓮「命蓮寺を代表する者として、来たる大会では全力を尽くしますし、サッカーの修行は怠りません。
    ですが――それにかまけて行動を起こす事を躊躇っていては、それは誠に空虚なものです。
    仮に困難な理想であったとしても。やる前から諦めていては、何事も始まりません」

そう強く語る彼女の法力により、住民の生活は確実に改善されている。
しかし当然、外部からやって来て街を変えようとする女を嫌う者は絶えない。
ナズーリンは情報を集め、白蓮の身を守る為にあらゆる手を尽くして来たのである。

ナズーリン「私こそ感謝したい。貴女から直々に、サッカーの訓練を付けて貰えた事は僥倖だった。
        お蔭で、ドリブルとタックルについては、世界でも通用する腕前になった気がする」

白蓮「私が教えられるのは、貴女の小柄な体躯を活かすための身のこなし。
    それと、相手からボールを奪う為の体術の基礎くらいですから。でもそれが、貴女の血肉となるのなら。
    私こそ、貴女に感謝しなくてはなりません。なんでも感謝です」

ナズーリンは報酬を受け取らなかったが。
代わりに幻想郷――いや、世界でも有数のサッカー選手でもある白蓮から、訓練を受けていた。
そのため、彼女の実力はメキメキと上達し。一芸だけではあるが、世界でも通用し得る選手へと成長を遂げてもいた。

89 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 16:28:08 ID:???

ナズーリン「……む」

ナズーリンがそうやって、白蓮との談笑を愉しんでいた時。
彼女が斥候として命を与えた配下の鼠から、気になる報告を受けた。

ナズーリン「聖。どうやら、上層部の方で大規模なテロがあったそうだ。
       社長杯――あの日向小次郎が主催する大会に、ここアンダーメキシコシティの住民が乱入したらしい」

白蓮「確かに、彼らの生活はまだまだ苦しい。ですがまさか、このような行動に出るなんて……!」

白蓮は嘆きつつ、口惜しさを隠せないでいた。彼女は確かに、力を用いて問題を解決する事もあった。
しかしそれは、他に手段が無い為であって、決して暴力による支配を肯定している訳ではない。
そしてそんな中、ナズーリンの斥候は更なる情報を彼女達に与える。

ナズーリン「む。こ、これは……! ご主人様の宝塔では無いか! ――お前達、これをどこで!?」

妖力で知能を与えた鼠達から事情を聴きとるナズーリン。鼠達によると、この宝塔はテロの起きたスタジアムで拾ったらしく。
今まさに、星自身もテロリスト達から避難をしている最中であるとのことだった。

白蓮「行くしか、ありませんね」

ナズーリン「ああ。しかし、どうしようか。ここには、上層都市に行く為の隠し通路はある。
       しかし、歩いて行っては時間がかかる。かと言って飛ぶのも、外界に与える影響からして望ましくない」

白蓮「その心配はありませんよ、ナズーリン。何故なら私には、――この子が、居ますからね」

そして、決意した白蓮の行動は気持ちが良い位に早い。彼女は即座に立ち上がると、
決して広いとは言えない住居の奥に消え――。

90 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 16:29:26 ID:???
ブオン。ブロロロ……ッ!

白蓮「さあ、行きましょうナズーリン。星を助けてあげないと!」

ナズーリン「ば、バイク……!? それもこの大きさ……1200ccクラスの大型じゃないか!?」

白蓮「ええ。なんでも、その。”ぶいまっくす”とか言う名前らしくて。結構乗り心地が良いんですよ。コレ」

ナズーリン「(殆どレーシング用の、モンスターバイクじゃないか……!)」

白蓮「さあ、ナズーリンも後ろに乗ってください。しっかりと私の腰に腕を回してね」

ナズーリン「え、ええっと……ちょっと勇気がってどううひゃぁぁぁぁっ!?」

ガシッ! ブロロンッ! ドゴオオオオオオオオオッ!

――そのまま、ナズーリンを片手で掴んで後部座席に乗せると、フルスピードで住居の戸を轢き破ってしまう。

ナズーリン「(ああ、聖。貴女はまさしく超人だ。それこそあの、豊聡耳神子にも比肩する程の……!
        私のような凡庸な妖怪には、貴女のそのペースにはついていけないよ……!?)」

同じく高い理想を掲げながらも、優柔不断に思い悩む星と即断即決で行動に移せる白蓮。
この二人の違いについて思いを馳せながら、時速200km超で突進するバイクの後部座席で、
ナズーリンは意識を失いつつあった――。

91 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 16:31:23 ID:???
ターボババアもといターボおねいさんが出て来たところで一旦ここまでです。

92 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:09:10 ID:???
そうして、白蓮とナズーリンが危機に瀕する星(と傍観するにとり)に合流してからの展開は早かった。
彼女は法力で呆然とするエスパダス達を取り押さえると、ものの僅かな時間で折伏し。

エスパダス「聞いた事がある。ビャクレンって僧侶が、メチャクチャに荒れてた地区を
        短時間で纏め上げたって。まさか、こんな女だったなんてな……」

ロペス「スラム街の一部の奴らも、彼女を崇拝しているらしい。
     真の平等とは、彼女こそが創り上げるべきだ。ビャクレンを次期大統領にすべきだ、ってな」

スアレス「ってなると、俺らが無為に楯突くのも筋違いって事になるのか……?」

アルベス「むしろ、ビャクレンさんと協力して、スタジアムをもっとむちゃくちゃにしちまえば……」

白蓮「……貴女達の行動の全てを否定するつもりは私にはありません。
    ですが、もしも私ならば、よりよい手段を取る事が出来るでしょう」

星「手段……。とは、何でしょうか、聖」

白蓮「実力で抗うのです。ただし、それは暴力では無い。サッカーで。そして……」

この場は一旦落ち着いたが、白蓮は遠巻きに見ているエスパーニャ。
そして、にとりの迷彩を看破した上で、彼らを指さし、こう宣言する。

白蓮「上層都市の方。そして下層都市の方。この両者が協力して打ち倒すのです。
    そもそもの悲劇を招いている元凶――日向小次郎を!」

白蓮は語った。そもそも、なぜこの都市は上層と下層に分かれているのか。
それは恐らく、不満の矛先をヒューガーから逸らす為にあるのだと。
下層の民は上層の民に憧れ、あるいは敵視し。上層の民は下層の民を見下し、あるいは畏怖する。
プレートの上と下という、あまりに明白な格差を作り出し、その間の対立を煽る事で、
ヒューガーは上層民への重税や下層民の搾取に関する不満を避け続けて来たのではないか――と。

93 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:10:32 ID:???

ナズーリン「カーストを作り出しつつ、自分自身は最上位層として批判を免れる……か。
       発想こそあれども、実際に街の構造を『そう』作る事で実行するだなんて事、普通は思いつかないよ」

エスパーニャ「まあ、俺としちゃあ普段の生活が続けばいいんだけどさ。腹が立たないって言えば、ウソになるな」

最初は消極的な立場だったエスパーニャやにとりも、白蓮の筋の通った説明を聞き、
敵は下層(上層)都市民ではなく、ヒューガー自身であると考えるようになり。
――かくして、貧富の差を乗り越えた連合軍は瞬く間に造られたのだった。

星「(やっぱり、聖は凄い。私が思っていながらも出来なかった事を、いとも容易くやってのけた。
   ……私はまだまだ、弟子として修行が足りません。早く私も、聖のようになりたい。
   聖のように、悩まず、迷わず。そして最善の手を取れるようになりたい……!)」


*****


日向「ククク……まさかお前らの方から賭けサッカーを望んで来るとはな。
    良いだろう。再びサッカーが出来ぬよう、貴様等のハラワタを喰らい尽くしてくれるわッ!」

――そして、彼らはいよいよ決戦の日を迎えた。
もはや無視できない程の支持者と影響力を持った白蓮が、
日向に対してメキシコシティの自治権を賭けたサッカーの試合を持ちかけて来たのである。

聖白蓮を中心に、星、エスパーニャ、にとり、エスパダス、彼の友人のアステカ戦士達の連合軍と、
日向小次郎を中心に、エリート社畜(ソルジャー)・沢田、力を求める修羅・若島津。
そして成り行きで同行する若島津の師・茨木華扇他優秀なる社畜(ソルジャー)達に加えて――。

94 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:11:33 ID:???
フラン「アハハハハッ! お姉様の選んでくれたレールに沿って生きるのはもうウンザリ!
    これからの私は、自由に生きてやるんだから!」

――かねてより姉に対して不満を抱いていたフランドールが加入するヒューガー軍。
この両者は激しくぶつかり合った。

日向「ククク……死ねい!『ワイルド・ネオタイガーショット』ォーーー!!」

ドゴオオオオオオオオオオオオオッ!

にとり「ひゅ、ひゅーひゅー……こ、怖くないぞ! 『真・のびーるアーム』……!」

バゴオッ! バチイッ!

エスパダス「(すげえ。あのシュートを弾きやがった……。俺がGKだったら、まず無理だったろうに……!)」

にとりは自慢の機械で失点を抑えるも、日向やフランドールの恐ろしいシュートですっかり自信を失っていたが。
それでも、試合中通して失点を最小限に抑え、最低限の仕事はこなした。

タケシ「これで止められると、反省レポート(5000字以上)を書かされるんです! 許してください!」

ナズーリン「非常に罪悪感はあるが。……抜かせて貰う!」

ススッ!

華扇「(あ、アレ? 一体どうして私はこんな事を? そもそも私は若島津の修行に付き合っていただけでは……?)」

ナズーリン「隙ありだ、仙人!」

ズザアアアアアッ、バシイッ!

95 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:14:19 ID:???

ナズーリンも、白蓮から教わったドリブル技術とタックル技術を活かし、随所随所で光る働きを見せた。
この二人が健闘する中、星の当初の活躍は今一つだった。

星「喰らいなさい、『アブソリュートジャスティス』!」

バゴオオオッ……! ガシイッ!

若島津「どうした、その程度か。ならば殺す!!」

ズンッ! バギイイッ!

星「ああぁぁぁ……ッ!!」

ナズーリン「ご、ご主人!? しっかりしろーーっ!」

星「はぁ、はぁ。この程度は掠り傷です。まだ、やれます……!」

未だ自分への弱さと、皆を導き続ける白蓮への劣等感から試合に集中できない星は、
何度もシュートを放つも、その全てが失敗。逆に競り負けて負傷を負っていまう。

日向「ククク……それでは、そろそろ全力を出させて貰うかな――タケシ!」

タケシ「は、ははははははいっ!」

その中で、日向は更に一同を絶望させる。ハーフタイム中、日向はタケシに命じて、自分の体を巻く鎖を
――「オレのバランス矯正ギプス」を外させると、その動きは一段と向上したのである。
そして――。

96 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:15:37 ID:???
日向「括目せよ。これが俺様の新奥義!!」

グワァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!
バリバリバリバリバリッ!!!

日向「――ライトニング……タイガァァァァァアアアアアアアアアアアアアッ!!」

バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

にとり「……ひゅい? こ、これって……!!」

タケシ「ああーー! もう終わりです! 日向さんが沖縄での個人修行で身に着けた新技、
     『ライトニングタイガー』は、地上にある電イオンを摩擦により600万℃までに上昇させ、
    疑似的なプラズマを作り、それをレールガンの要領で打ち出してる、真の殺人シュート!!
    このシュートを食らったゴールキーパーは、どてっぱらに風穴が空いて死ぬんです!!!」

彼は最強の技をもって、反乱軍を鎮圧しようとする。キックオフの位置から放たれたシュートだが、
フランドールの猛攻も相まって疲弊したにとりに、このシュートを止める術はない。
万事休す。ぼんやりと走馬燈を眺めていたにとりは――。

 ズ    ン   !!

白蓮「はぁ……はぁ……と、止めまし……た」

腹に最大の風穴を開けながら仁王立ちした白蓮が、自分を庇われていた事に気付いた。

にとり「な……なんでだよ。幾ら何でも、やりすぎだろ……!私、あんたの弟子でも何でもないのに……!?」

白蓮「仏教において慈悲とは……苦を抜き、楽を与える事です。
    そして、人間や妖怪にとっての最上の苦は、即ち死。ですから、私は……貴女を、楽にしたかった、だけです……」

殺人シュートを急所に受けた白蓮は倒れ伏せる。もう永くないように思えた。

97 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:16:41 ID:???
星「聖、……ひじりぃ! しっかりしてください……!!」

試合を投げ出し、星は倒れた師に対して駆け寄った。彼女は虚ろな目で星に対して微笑んで。

白蓮「……星。貴女は、あなたのままで……強く、なりなさい」

星「無理です……! 私は弱いです。私は、メキシコに来ても、何も出来なかった!!
   一人では日向も倒そうとすら思えず。こうして戦う事も出来なかった!!
   私には無理なんですよ。聖……! 私は、臆病で優柔不断で……!」

白蓮「星。貴女は自信を持ちなさい。貴女の臆病は、私には理知的で賢明に見えますし。
    優柔不断だって、悪い事じゃあない。優しくて、柔らかくて、断つ事が出来ないだけなんですから。
    ――貴女は、私にならなくても良い。貴女は、あなたらしく……ゴホッ!」

ナズーリン「もう無理だ! 早くスウェーデン産のメディカルマシーンに! でないと危ない!」

日向「ククク……自由に使え。流石の俺も、人が死なれちゃ寝ざめが悪いんでな」

星「(私は、私らしく……決して、聖にならなくても、良い。聖白蓮の代理では無く。
   寅丸星という妖怪として。私は――皆を導く!)――日向、小次郎……!!」

重傷を負いながら退場する白蓮を前に、星はこれまでの悩みを漸く捨て去る。
そして――。

星「……私は、貴様と比べても無力だ。周囲の助けがないと何も出来ないダメ虎だ。
  ――で? それがどうした。私はそれでも戦う。……それが私の決めた意思だから!
  見ていろ! これが私らしく磨き上げた、完全なる浄化……!」

グワァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!

98 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:17:50 ID:???





星「これより正義を執行する! ――『コンプリート……クラリフィケイション』ッ!」






99 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:20:49 ID:???


カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!
バギドゴグシャァァァアァッ!

日向「成程、な。甘ちゃんは甘ちゃんのままだったが。吐き気がする位、
    甘ちゃんを突き抜けて来たってワケか。こりゃあ……面白い!」

星は覚醒し。新たに得た自身最強の地上シュート――『コンプリートクラリフィケイション』により、
ヒューガー軍から合計3点をもぎ取り、試合に勝利した。
――もっとも、試合終了間際の日向はほくそ笑んでおり。
果たしてこれが本当に彼の真の本気であったか否かは未だに謎めいてはいたが。

100 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:22:48 ID:???
*****



白蓮「私が出来る事はやりました。後は、このメキシコシティの街をどうしていくかは、皆さん次第です」

エスパダス「フン……まあ、少しは認めてやるよ。お前のお蔭で、少しは生活がマシになったってな」

エスパーニャ「俺らの生活は酷くなったけどなァ。ま、ムダ使いも省けて、貧乏人からのヘイトも減ったから良しとするかね」

壮絶なヒューガーとの試合を終えてから数日後。すっかり完治した白蓮は、愛車に跨って支持者達に別れを告げていた。
ヒューガーはあれから約束どおりメキシコシティでの自治権を放棄。
白蓮は差別の温床となるプレートを力づくで叩き割って、街は混然としつつも、元の活気を取り戻しつつあった。

星「聖……。ありがとうございます。貴女のお蔭で、私は自分自身を見失わずに済みました」

白蓮「いいえ。貴女が成長したのは、貴女自身がそれを望んだからです。
    他人は、あくまでその人の成長を後押しする事しか出来ません。
    そして、人間の――妖怪の成長とは即ち、意思の力の成長。
    貴女が、よりよい自分を望み、そうなりたいと思い続けたからこそ、今のあなたがあるのですよ」

白蓮は約束の期日が来た為に、幻想郷へと戻り、全幻想郷選抜と合流する事となる。
事情は知っているものの、別れを惜しむ星は、ふとこう聞いてしまう。

星「……私達と共にブラジルに渡り、鈴仙と戦うのは如何ですか」

白蓮「それは出来ません。私は、幻想郷に戻る必要があります。
    豊聡耳神子。我が命蓮寺の地下に廟を構え、幻想郷の支配を虎視眈々と狙う者。
    ――彼女が、本格的に動き出しています」

101 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:24:14 ID:???
ナズーリン「……ムラサや一輪は、大丈夫なんだろうね」

白蓮「彼女達は間違いなく、豊聡耳神子の政策――人間中心主義に反する存在。
    何等かの迫害を受けている可能性は多いにあります。そうした事情があるからこそ、
    私はこれ以上、幻想郷を離れていられません」

にとり「え、ええっと。……その。試合の時は、助けてくれて……ありがとう。
     なんていうか、私って自分で言うのもヘンだけど、縁日でお金巻き上げたりしてるし。
     悪いヤツだから助けてやんない、ってなるかと思ってたんだ」

白蓮「『善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや』……宗派はやや違いますが。
    仏教ではこんな言葉があります。阿弥陀仏は、善人でさえ救うのですから。悪人は尚更救われるのだ、……と。
    自分の悪を認識し、その上で救われたいと願う者を救うこと。それが、仏教の教えの一つでもあります」

にとり「なんか、イマイチ何言っているか分かんないけど。……でも。何となく、宗教も悪くないかも、って思えたや。エヘヘ」

星「にとりさんが我々の弟子になるというなら、是非歓迎しますよ!」

にとり「……ま、老後のヒマ潰しの一つにでも考えとくよ」

共に戦った星とにとりは互いにその絆を深めた。また、それは口数の少ないナズーリンにおいても同様だった。
――三人は、このメキシコで掛けがえの無い財宝を得たのである。また、星の成長はそれだけではない。

フラン「あの……僧侶さん。ありがと」

星「フランさん……ああ。もしかして、お姉様との事ですか。あれでしたら、私は意見を述べたまでですから」

フラン「もう遅いかもしれないけど。私、もうちょっと頑張ってみる。――立派な、『サイドアタッカー』になれるように」

102 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:25:21 ID:???
星はその後、心を閉ざしていたフランドールと接触し――そして、彼女に姉の真意を悟らせ、
再び元の明るい少女へと戻してみせたのだ。

星「(もっとも、私は聖のように上手くは出来なかったから。真正面からケンカでぶつかり合って。
   それで打ち解けた時に話を聞いただけ、なんですけど。そっちの方が……私らしい、ですかね)」

蓋を開けば、練習方針に関する些細なすれ違いがあったのみの簡単な話だったが。
それでも、星は自分なりに思い悩み、自分なりの方法で解決に導いてみせた。
――聖白蓮の代理でもなく、寅丸星として、彼女は誰かの希望となれたのだ。

白蓮「……ああ、そうだ」

白蓮は、そんな星たちの出立の餞として、大きな贈り物を残してくれていた。

白蓮「私は、このメキシコで素晴らしいバイクを見つけました。
    ですから、私が豊聡耳神子の一派から逃れる為に持ち込んだ……”聖輦船”を。
    貴女へと、渡しておきたいと思います」

星「え、ええっ……!?」

ナズーリン「ハハッ……本当に貴女はスケールの大きい御仁だ。
       貴女は、命蓮寺を焼かれる前に、船にして持ち込んで来たというのか……!」

にとり「そ、そそそ……そりゃ凄い! エンジニアとしての血が騒ぐよ!
    あの船、一遍動かしてみたかったんだよね……!」

ナズーリン「それにしても、聖。何から何まで。本当に貴女に頼り切りとなってしまった。
        ……何だか、申し訳なく思えてくるよ」

白蓮「私に出来る事は、この位ですから。私は神子のように、現状の支配体制を覆す事も出来ず。
    ただ、傍観し続け、やがて変わりゆく状況に飲まれつつあるだけ、なのですから……」

103 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:28:08 ID:???
星たちの――あるいは他の仲間達の希望ともなり得るこの申し出をもってしても、白蓮は謙虚にそう話す。
……もしかしたら、と星は思う。

星「(もしかしたら、聖もまた。私のように悩んでいたのかもしれない。
   ライバルである神子さんの攻勢に手も足も出ないまま、
   私やムラサ、そして一輪達を辛い境遇に立たせてしまった、と……。
   だからこそ、聖は出来る限りの事を、私達にしたかったのかもしれない……)」

ブロロロロロ……。

白蓮「――それじゃあ、また幻想郷で会いましょう」

白蓮は最後にそう言って――かつてスラム街でナズーリンを載せた時のように、
目にもとまらぬ速さで、地平線の彼方へと消えていった。

ナズーリン「……聖輦船が隠れている場所は聞いてある。それじゃ……行こうか。私達も」

星「ええ! 行きましょう!」

にとり「ようし、早速構造をチェックだー! 腕が鳴るねぇ!」

そして、三人も街を去り――そして、向かう。鈴仙や他の仲間達が待つブラジルへ。
次なる彼女達の戦いの場へ――。

104 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:30:03 ID:???
        
        今、正義を信じる者は光を受け継いだ。

  彼女達を取り巻く運命は空を飛び、はるか彼方の希望を目指す。

        ――しかし、その瞳に不安はない。

     彼女達は節制を愛し、献身を知り、調和を学んだ。

     その教えは、如何なる地においても同じく通ずる。

    物語を先に進め、一つにまとめるための糸は紡がれた。


                                           〜星・ナズーリン・にとりの章 完〜

105 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:32:38 ID:???
メキシコ編(ダイジェスト)(約70レス)(文章約50kb)が終了したところで一旦ここまでです。
時間のある時に文章パートは更新したいので、出来ればもうちょっと更新して、
予告していた紅白戦(9vs9のミニゲーム)が始まる所まで行けたらいいなと思っています。

106 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 20:59:12 ID:???
乙なのです

俺のバランス矯正ギブスは卑怯(笑)。こんなの笑うに決まってる

107 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:13:11 ID:???
〜第三章・エンディング〜
【さらばブラジル、戦いは新天地で−】

〜サンパウロ・サントス港〜

にとり「――ってな、感動ストーリーがあったワケなんだよ〜」

鈴仙がナズーリンから、彼女達の物語を聞いてから数日後。
晴れて退院した鈴仙はコリンチャンスのコーチやメンバーと、リトルウイングズの仲間達と共に、
サンパウロの港湾都市・サントスへと来ていた。
その道すがら、得意な表情でメキシコでの武勇伝を語るにとりだったが……。

にとり「その時! 日向小次郎の『ライトニングタイガー』をこの私の『真・のびーるアーム』で、
     見事にワンハンドキャッチしちゃったってワケさ〜!」

鈴仙「(ナズーリンから聞いた話だと、泣きながら走馬燈を見てたとか言う話だった気がしたけど……。
    まあ、突っ込んでも可哀想だから良いか……)」

そのストーリーは鈴仙が知る者と若干違っている気がした。

にとり「さてと……。お、あったあった」

やがてにとりは船着き場にある、一隻の木造船を指さした。
時代錯誤な木造の帆船はぷかぷかと穏やかな内海に浮かんでいるが、間違いない。


108 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:14:11 ID:???
慧音「これは……確かに。あの時の宝船だ! しかし、何故海に浮かべている。これでは、普通の帆船のようだが」

星「……私達三人は、この船に乗ってブラジルを目指しました。しかし――」

ナズーリン「――私達の船は、狙われていたんだ。国籍不明の戦闘機が現れ、何とかやり過ごしたものの。
       浮遊機能を攻撃されて、不時着してしまったんだ」

佳歩「な、なんですか、それ……!?」

てゐ「妖夢を狙った狙撃と言い、その話と言い。実力的な手段に訴えてるヤツらが居るって事だねぇ」

パチュリー「八雲紫……では、無いでしょうね。彼女の目的はあくまで、私達を真正面から打ち破る事でしょうから。
       だとすると消去法で、『ハイパーカンピオーネ』側の仕業って事になるけど」

にとり「誰が原因なのかは分からないけれど……。鈴仙が入院してる間。そういう事への対策も練ったんだ。
    ま。その辺りも含めて紹介するからさ、皆入ってよ。一見ボロい船だけどさ」

ナズーリン「悪かったな、ボロい船で……」

まるで聖輦船が実家か何かのように話すにとりにナズーリンがボソリと悪態を付くが、本人は気付かない。
鈴仙はつかさに介助されながら(大体どこに何があるかは、リハビリの結果掴みつつあったが)、船の中へと入ると。

アリスさん「あ! 皆!! 本当に来てくれたのね!」

そこにはいち早く、アリスさんが待ち構えていた。

ナズーリン「ご苦労だったね、アリスさん。……魔法機器の調子は大丈夫そうかい?」

アリスさん「ええ。一晩泊まり込んで調節してたお蔭でバッチリ! これなら、空間転移だって可能な筈よ」


109 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:15:01 ID:???
なんというか、想像してたのの10倍ぐらい酷い状況だったぜ
怖い街だぜメキシコシティ

スウェーデン産のメディカルマシーンってブローリンとかサイヤ人が使ってそうなアレですよね
日向のセリフといい、どこから突っ込んで良いのやらなのに良い話で終わってて余計笑いますわ

110 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:15:31 ID:???
どうやら彼女は率先して面倒な作業を引き受けていたらしい。
トモダチが欲しいがためのいじらしい行動に、鈴仙は何とも言えない感情を抱きつつも、周囲を眺める。
――視力は無いが。妖力を凝らして空間の広さを察知しようとする。

鈴仙「(……結構広いのね。でも、元はお寺だったから当たり前か)」

そんな鈴仙の察知能力は正確だったようで。

穣子「この位広かったら、みんなで暮らす事も出来るねぇ〜」

星「ええ。元々命蓮寺でした訳ですし。最悪何かあれば、ここで雨風を凌ぐ事は出来ますよ」

丁度同じ事を、穣子と星が話しているのが聞こえた。

コーチ「フォフォ……。となると。早速行ってしまうのかな、魔界に……寂しくなるのう」

鈴仙「コーチ……」

鈴仙の傍で老コーチが呟く。ブラジルに降り立って以来、迷惑もかけられたが、
この老コーチのお蔭で鈴仙もまた一回り強くなれたのは確かだ。

さとり「にとりさん達の話を聞くに、私達はよからぬ勢力に狙われているようですから。
    あまり長くブラジルにとどまって、ご迷惑をおかけする訳にはいきません」

お燐「……ま、死んだ時はいつでも言ってよ。死体なら、あたいが持ち去ってあげるしさ」

さとり「あんたはやめなさい、お燐」

近くでさとりが補足をしながら、お燐がいつも通りの冗談(と信じたい)をかましている。
コーチは少しだけ、何かを逡巡するような表情を見せ(髭だらけで分かりづらいが)――。
鈴仙にとって、意外に思える事を提案した。

111 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:27:32 ID:???

コーチ「鈴仙よ。もし良ければ、このワシを……魔界に、連れていってはくれまいか」

鈴仙「ぇ……?」

コーチ「心境の変化……ってヤツでのう。ワシも見たくなったのよ。鈴仙……お主らの行く末をな。
     何。決してジャマはせん。セクハラはするかもしれんがの……グヒヒ」

鈴仙「(それってジャマする、って事じゃん……)」

コーチ「……と、言うのは冗談として。どうかの。話を聞くに、今のお主らは本来の監督にも
     見捨てられ、特段の監督役やコーチ役も居ない様子じゃ。ワシでも、役に立てる事はあるやもしれん」

鈴仙「でも……コリンチャンスは大丈夫なんですか? リオカップに準優勝して、
    少しは評判も上向いたそうですけど、未だにクラブハウスは場末のバーですし」

コーチ「どーせワシには元々発言権も何も無かった。話題性があるのは確かじゃから、
     事務局とやらが何とかするじゃて。フォフォフォ……」

コーチの提案は有り難く思えるが……実際の所は鈴仙がこれまでチームを仕切っていたし、コーチにはパチュリーが居る。
チームドクターにしても、メンバーの大多数が丈夫な妖怪である上、鈴仙も医者の卵だから、彼が居なくてもなんら問題は生じない。

鈴仙「(でもそれは、実は頭の良いコーチも知ってる筈。だから、これは単純に聞いているのよね。
     ――自分という、私達の物語からしたら見ず知らずの部外者が。これ以上入り込んで来ても良いか? ……って)」

コーチ「勿論、嫌なら正直に言っておくれ。嫌々で同行するのも、させられるのも互いに得じゃないしのう。
     ここに居たら居たらで、コリンチャンスの立て直しの為に何かできる事もあるかもしれんしな」

112 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:29:49 ID:aPm3BzOY
フォフォフォと、まるで老人のように笑って――実際の彼はそこまで老人では無いのだ――、
鈴仙がどちらにも答えやすい風にフォローをしてくれる。

鈴仙「…………」

そんなコーチに対して、鈴仙は……。

A:「……ええ。良いですよ。監督兼コーチ兼チームドクターが居るのは心強いですし」快諾する。
B:「……いえ。これは私達の問題です。コーチを巻き込む訳には行きません」断る。
C:A+「良ければ、コリンチャンスの選手達も、何人か一緒に連れていきませんか?」選手も連れていく。
D:「コーチを巻き込む訳には行きません。ただ……コリンチャンスの選手を何人か貸してくれませんか?」選手だけ連れていく。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*コーチ及びコリンチャンスの選手を、今後のストーリーにどこまで関わらせていくかを投票で決めます。
 あくまでストーリー上の希望を聞くだけなので、ゲームバランス的にコーチが居ないと(居ると)ダメという事はありません。
*コーチの存在は、戦術決定の内容や負傷選手の治療速度に影響しません。(Aを見ると、影響しそうに見えますが)
<選択肢の詳細>
 ・Aを選んだ場合、コーチのみが魔界について行き、今後のストーリー等に関与します。
 ・Bを選んだ場合、コーチは魔界について行かず、ストーリー等への関与度も落ちます。
 ・C・Dを選んだ場合、コリンチャンスで技持ちのモブ選手、ライア(パス技持ち・MF)、
  ミャージ(タックル技持ち・DF)、ニータ(ブロック技持ち・DF)が加入します。
  (三人共に補欠扱いとなり、大きな成長は見込めません。)
 ・A・Bを選んだ場合は選手の加入はありませんが、代替措置として今後選手が加入する可能性があります。
  (加入しても補欠扱いとなり、大きな成長は見込めません。)

113 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:37:06 ID:pKGgM2pw
A

114 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:38:44 ID:3ECh5DbQ
A

115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:05:18 ID:???
>>106
乙ありがとうございます。
本当は全裸でギブスを巻いてるシーンとか挿入しようと思いましたが、尺の都合でカットしました。
>>109
私自身メキシコは詳しくないのですが、キャプ翼やキャプ森を見る限り貧富の差が激しいのかなーって思って、
描写を盛った結果、F●7に出て来るような都市になりました。
スウェーデンは原作キャプ翼でも未来的な科学サッカーを取り入れてるので、
メディカルマシーンや重力100倍の修行室とかあっても自然だと思います。
原作キャプ翼のさらばサッカー(ryみたく、やってる事は無茶苦茶だけど、
何故かいい話っぽい感じを狙ったので、そう言って頂けると嬉しいです。

116 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:06:19 ID:???
A:「……ええ。良いですよ。監督兼コーチ兼チームドクターが居るのは心強いですし」快諾する。

コーチ「……そうか。それは良かったよ」

鈴仙の答えを聞き、コーチは嬉しそうに頷く。
実際、その提案は新天地で心細い鈴仙達にとっても悪い者では無かったし、
これまでのブラジルでの思い出を振り返ると、コーチには助けられた事も多い。
(セクハラを受けた回数の方がもっと多かったが)

鈴仙「他の皆にも言っておきますね。コーチが引き続き、チームの監督もしてくれるって」

コーチ「うむ。よろしく頼むゾイ」

鈴仙は念のため、他のメンバーに異論がないかを確認するも、

てゐ「ま、ヘンなオッサンだけど悪いヤツじゃないしねぇ〜」

反町「(チームの男性率が高くなって、少し気楽になるな……。
    本当は、コリンチャンスの選手も何人か入って欲しかったけれど)」

パチュリー「彼の戦術眼の深さは知ってるし。反対しないわ」

アリスさん「トモダチは一人でも多い方が良いものね、うんうん!」

仲間達は鈴仙が信頼するコーチであるなら大丈夫、と言った風に賛成ムードであり。

117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:07:21 ID:???
お燐「(ふーん……)」

さとり「(……私とお燐は、彼に纏わる真実を知っている。けれど今は、明かすべき時ではありませんね)」

一部では訝し気な視線を向けている者もいたが……彼女達も反対はしない。

コーチ「私がここに”残っている”理由……。何となく、分かったような気がしたよ」

一方で、そんな周囲の雰囲気と――こうなった事実を認識した上で、彼は小さく独り言ちる。
それの意味するところは、今の鈴仙には全く見当もつかなかった。


*コーチが新チーム・リトルウイングズの監督兼コーチ兼チームドクターに就任しました。
 (ゲーム上のメリットは特にありません、フレーバーです)

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:18:04 ID:???
鈴仙「……さあ。それじゃあ」

佳歩「いよいよ出発……ですね」

星「機械的な修復はにとりさんが。魔法的な回路の修正はアリスさんとパチュリーさんがしてくれました。
   後は座標を固定して――魔界へと飛び立つだけです!」

――そして。いよいよ鈴仙がブラジルの地を離れる時が近づいて来た。
コーチともども、コリンチャンスの仲間達に別れを告げた鈴仙達は、
各々の日用品を聖輦船に詰め込んで、機器類の最終チェックを分担して行い。
後は、テイクオフを待つだけとなった。のだが……。

てゐ「……ん? ちょっと待ってよ」

ナズーリン「どうしたんだい、忘れ物か?」

てゐ「いやいや。違うけどさ。ただ――魔界に行くんだよね、私達」

にとり「しつっこいなー。そうだって言ってるじゃないか。
    魔界カップが来月にあって、『ハイパーカンピオーネ』か何かの追手が居るから、
    ブラジルには長居できないし、今の内にお引越しするんだって話でしょー?」

てゐ「それは知ってる。私の言いたい事はだね? つまり……。
    『魔界に行くとして。具体的にどこが拠点になるの? 魔界のどこに行くの?』って事さ」

にとり「あー。成程ね。そういう事ね。…………ねー、星ー」

つかさ「(分かって無かったのね……自分達が魔界のどこに行く予定なのか……)」

自分達が向かう先がどこなのかも分かっていないまま、様々な指示を出していたにとりに不安を覚えつつも、
一同は甲板に勢ぞろいして、詳しそうな星も交えて、向かうべき場所について確認をする事にした。
そして、発言した者は――。

119 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:19:16 ID:aPm3BzOY

先着1名様で、

★問われる魔界知識→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→反町「俺知ってるぞ。二週クリアしないとエンディングが見れないって言う…」魔界は魔界でも魔界村だ!
ダイヤ・ハート→アリスさん「魔界最大の都市・パンデモニウム。……ここに、小さい頃私が住んでた家があるんだけど」
スペード・クラブ→星「魔界地方都市・エソテリア。……ここに、かつて聖が拠点としていた住居がある筈です」
クラブA→一同「シ〜ン……」しまった! 誰も魔界について詳しくない!

120 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 23:22:08 ID:???
★問われる魔界知識→ スペードQ


121 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 23:28:53 ID:???
JOKERなら有馬とか阿佐とかが加入しそう(CAPCOM感)

122 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:33:17 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
ちなみに原作東方星蓮船で星たちが向かっていたのは法界(魔界の中の一区画)であり、
作中でも魔界(法界上空)としか書かれてないので、
魔界にエソテリアという地方都市があるってのは創作です。(曲名から引っ張って来ただけ)
パチュリーの居る紅魔館の図書館の名前をブワル魔法図書館にしてるのと同じです。

ところで、今東方の人気投票が開かれています。
http://toho-vote.info/

もし当スレを見て興味を持って頂ければ、鈴仙等に投票して頂ければ嬉しいです。

>>121
JOKERなら鈴仙の服がはじけとんでましたね。

123 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:27:05 ID:???
★問われる魔界知識→ スペードQ ★
スペード・クラブ→星「魔界地方都市・エソテリア。……ここに、かつて聖が拠点としていた住居がある筈です」

静まる一同の中で手を挙げたのは、やはり星だった。

星「前にも少し話しましたが、私とナズーリンはかつて、聖を探し、その封印を解く為に仲間達と共に魔界を旅していました。
  ――その途中で、霊夢さんや魔理沙達にとっちめられたのですがね」

鈴仙「(私の時は、まあ。姫様を屋敷に隠すって目的があったけど。
    星ってば、ただ白蓮さんを探してるだけで因縁付けられたんだ……可哀想)」

星「とにかく。……その時に魔界の一部を見ているので、ある程度の土地勘があります。
   今回はまず、そこを目指そうと思っています。具体的には――」

そう言いながら、彼女は甲板の地面に大きな地図を広げた。
世界地図と似ているようで似ていない、様々な大陸が混在している、
輝夜が良くやっていたロールプレイングゲームの地図は――恐らく、魔界の全図なのだろう。
星は手に持つ錫杖で、その広い地図の中の隅の方にある、小さな大陸。その中心部にある盆地を指した。

星「エソテリア。付近に法界……悪しき魔力が入り込まぬ聖域を擁する、小さな地方都市です。
  人口はおよそ50万。魔界最大の都市にして、魔界神のおわしますパンデモニウムから、
  海を挟んで、距離にして5,000ラール――私達の単位で言うと、およそ25,000キロ。
  中央の政争も聞こえぬ、自然と文明が調和した長閑な地ですよ」

124 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:28:31 ID:???
穣子「へぇ〜。何かワクワクして来たね、一樹君! 私達、これからファンタジーの世界に行っちゃうんだよ!」

反町「(俺からすると、幻想郷の時点で大分ファンタジーの世界なんだけど……)」

パチュリー「質問だけど。そこにはきちんとした、サッカー設備があるのでしょうね。
       書物の知識では、魔界は全体的にサッカーが浸透していないとあるけれど」

ナズーリン「問題は無いと思う。確かに、中央都市であるパンデモニウムよりも、エソテリアは後進的だ。
        けれど魔界は全体的に、我々の世界よりも魔術を活かした科学が進歩しているし、生活水準も豊かなんだ」

コーチ「ま。ここにおっても、ストリートサッカーとバーのアルバイト位しかできんがのぉ……ホッホッ」

鈴仙「(コリンチャンスは圧倒的に貧乏だものねぇ……どうなのよ、サッカーコートも無いクラブチームって。
     アヤソフィアが加入時のお礼で遺してくれた、大会期間中の生活費も底をつきそうだし)」

さとり「住居に当てはあるのですか? 最悪、この聖輦船で暮らす事が出来るとは言え。
    やはり、これから魔界カップまでの時間を過ごすならば、相応の拠点は必要です」

さとりの的確な質問に対し、星は少し間を置いて答える。

星「かつて聖は、妖怪との共存を望んでいました。しかし、彼女と同じ人間によって、
  その思想は邪悪だと断罪され。先程述べた魔界の聖域――法界に封印されていました。
  しかし、その境遇を憐れんだ魔界神様が、時たまに恩赦として封印を緩め。
  暫くの間は、法界近郊の都市・エソテリアにて居を構え暮らす事をお許し下さったのです。
  ……今は人が居ない、その邸宅を借りれればと考えています」

125 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:29:32 ID:???
さとり「成程。サッカー設備も、住居の当てもあるという事ですか。
    貴女達、メキシコ派遣組が魔界カップが始まるに先んじて、魔界への移動を提案した理由が分かりました」

にとり「ま、私は一刻も早く、自分で直した聖輦船に乗ってみたいだけだけどね!」

アリスさん「……………」

静葉「どうしたの、アリスさん。何だか神妙な顔をしているけれど……」

アリスさん「!? べ、べべベ別に! 何も無いわ! 私と魔界には、なーんの繋がりも無いのよ! オホホ!!」

静葉「そう……なら良いけれど……」

アリスさん「オホ、ホ……(なら良いけど、じゃないでしょぉ……? ここは誰がどーみても、
       私と魔界との、のっぴきならない因縁を疑ってしかるべきでしょぉ……?)」

冷静な静葉はアリスさんのワケあり感を見事にスルーしたところで、一同に更なる質問は無くなった。


にとり「さあ、さあ! 座標はこれで確定したし、もう質問タイムはこれで良いだろー!
     ほらほら行こうよ〜! 私ゃ早くこの船を飛ばしたくてウズウズしてるんだよ〜!」

ナズーリン「全くもう、こいつと来たら……子どもじゃないんだからさ、しっかりしなよ」

佳歩「でも、私もワクワクしてきました。魔界って、どんなところなんでしょう……!」

つかさ「昔に八意様から聞いた話では、魔法使いのメッカであり、
     幻想郷よりも遥かに高濃度のエーテルが漂っていると聞くわ。
     弱い人間や妖怪では、息をするだけでも体調を崩すと言うけれど……」

てゐ「――ま。あんたらもそこは、アルゼンチンの修行やらなんやらで鍛えこまれたしね。心配ないと思うよ〜」


126 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:30:52 ID:???

反町「お、俺、大丈夫なのか……? そんな所行っても」

パチュリー「それが不思議なのよね。あんたは普通の人間だと思っていたけれど。
       調べてみると、強い毒の魔力を感じるのよ。まるで魔術師か何かみたいに……」

穣子「それがなくても、私達の信仰ラブパワーがあるから大丈夫だよっ!! ……たぶん」

――そして、いよいよ一行は出発の時を迎える。

コーチ「鈴仙。……思い残した事は無いかの。タルの中は調べたか?」

鈴仙「はい。……でも、タルの中を調べるのは、どっちかって言うと船から降りる時のような気が」

鈴仙はコーチと並んで、甲板の柵に立ち。サントス港の波止場で手を振ってくれる、
元々のコリンチャンスメンバーとの別れを惜しんでいた。

ライア「レイセン! 俺達はお前の事を忘れないぞー!」

ミャージ「コーチ! レイセン! 後は任せろー!!」

ニータ「コリンチャンスはこれからが再出発だ! 今度は俺達の手でリオカップに優勝してやる!」

鈴仙「ライア君……ミャージ君にニータ君まで……」

特に別れを惜しんでくれたのは、リオカップ前に急成長し、リザーバーとしての出番の多い三人だった。
彼らは戦友との別れに涙を浮かべながら、しかし前向きに戦う事を決意してくれる。
……鈴仙が驚いたのは、コリンチャンスのメンバー以外にも、この場で手を振ってくれる者が居た事だった。


127 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:32:38 ID:???
メオン「次は負けん……! 『マインドスパークルマイン』で来い! レイセン!」

鈴仙「(メオン君……グレミオ戦では負けてボロボロに叩かれた彼も、前を向いているんだ)」

ザガロ「くそったれーーーー! この俺達サントスを無視して魔界に行くなど許さんぞーーーー!!」

ディウセウ「オラ達もこれから、カイオー様って人の所に行って修行するんだぞーー!
       次はぜってー、負けねぇからなーーーーー!」

ブローリン「カグロットォォォオオオオオオオオオオオオオーーーーーッ!!」

鈴仙「(ザガロ君、ディウセウ君。それからスウェーデンのブローリン君。サントス戦は本当酷かったわよね……
     ……でも。まあ、あれも良い思い出……ではないわね。ガレリ君とか、しれっと殺されてるし)」

カルロス「噂を聞いたんで駆け付けて来たぞ、レイセン! 君は俺のトモダチだ。またサッカーをしよう。
      今度は俺と、君と、アルツールと。そして……アーサーお姉ちゃんとの四人でだ!」

鈴仙「(カルロス君……。フラメンゴ戦ではライバルだったけれど。
    その後、アーサーお姉ちゃん――アヤソフィアとの因縁を通じて、私達は交流を深めたんだっけ。
    あのブン屋。今頃何やってるんだろう……)」

エベルトン「ケッ! なーにが魔界だ、あのクソガキめ! この俺様に土下座してれば今頃、
       パルメイラスで有り難く扱いてやったのによ、勿体ねえ事しやがって!
       しかもあんの老いぼれまで、何考えてやがるんだ! ……二人で仲良く勝ち逃げしてんじゃねえよ。
       もう一遍、コリンチャンスを率いて、俺達と戦うべきだろうがよォ!」

コーチ「(エベルトン……我が友よ。君はレイセンと共に、腐っていた私に檄を入れてくれたな。
     過去の手術ミスで、君の妻と娘を奪った罪は忘れないが。
     ……せめてもの罪滅ぼしを、この少女に対して行いたいんだ。許してくれ)」

128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:35:44 ID:???
ネイ「れ、レイセーーーーンッ!? なんで行っちゃうんだよ。俺とのデートの約束はーーーッ!?」

鈴仙「そんなモン、約束してないっつーーの! もうっ……!」

トニーニョ「まあ、気を落とすなよネイ。お前だって解ってるだろ? 彼女が喜ぶのは、甘い囁きじゃないって」

ネイ「ああ。分かってるよ……レイセーーン! 俺達ブラジル代表も、4月の『幻想スーパーJr.ユース大会』に出るんだ。
   その時こそ! 君が惚れてしまうようなプレーを連発するからなーーーっ!」

鈴仙「はいはい……(でも。ネイ君との交流は私にとっても貴重な経験だったのは確かだし。ま、期待してるわよ……!)」

新田「鈴仙さーーーーん! 見ていて下さい! 俺、絶対強くなります!
    そして、鈴仙さんの代わりに姉御を……妖夢さんを、見つけ出してやりまーーーす!!」

鈴仙「(新田君……ありがとう。サンパウロとの決勝戦前。貴方とやった練習は、掛けがえの無いものだったわ!)」

――鈴仙達の出立は、いつの間かにか彼女のライバル達にも情報が洩れていた。
コリンチャンスメンバーと勢ぞろいでサントス港へと向かう鈴仙達を見て、
彼らはこっそりとその後を付けていたのである。全ては、良き好敵手を見送るため。


129 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:36:45 ID:???
星「さあ乗員の皆さん! 我らが聖輦船は……魔界に向けて間もなく出発します!
  5! 4! 3! 2! ……テイク・オフでーーーーーーーーーーーす!」

惜別の時は長くは続かない。
ハイテンションに機器類を制御する星の声を背景に。

フワリ……!

鈴仙達一行を載せた船は、魔法と科学の力で海から僅かに浮き上がり。

ゴ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

鈴仙「みんな、さよなら……! またね……!!」

そしてそのまま……青空高くへと飛び上がる。ブラジルでは1月末は真夏。
しかし、風は涼しく、何より空が美しい。気付けば、あれだけ別れを惜しんでいたライバル達は、
もう豆粒のように小さくなってしまっていた。

にとり「軌道が安定するまで、このまま高空を300キロ程飛んでようか。
    それで、高度が10000メートルまで行ったら……!」

パチュリー「魔界へのワープ魔法の回路を起動させる。それで良かったのよね」

にとり「イクザクトリー! うっひゃ〜! こんな凄いマシンを操縦できるなんて夢みたいだー!」

さとり「どちらか言えば、高度なマジックアイテムに近い気がするけれど。これは果たしてマシンと言えるのでしょうか……」

お燐「まあまあ、さとり様。空飛ぶ乗り物はホラ。やっぱり、男の子のロマンじゃないですか。分かって下さいよ〜」

さとり「あんたもそこの河童も、女の子でしょうが……」

130 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:38:03 ID:???

反町「ひ、ひいいっ……!? た、高いー!? 酸素が薄いー!」

静葉「(肝心の男の子は震えあがってるわね……無理もないけれど)――反町君、私の手を取って。そうすれば怖くないわ」

穣子「って、ちょーーい! 何お姉ちゃん、一樹君に猛接近してるのー!?」

アリスさん「魔界……。まさか、帰って来る事になるとはね……」

つかさ「(――石崎了。先のサンパウロ戦で見せた彼のプレーは私に似通っていた。
      しかし、全てにおいて、彼は私を上回っていた。……私は、もっと上を目指さなくてはならない!)」

てゐ「大丈夫かい、佳歩ちゃん。怖くない?」

佳歩「……正直、足が震えます。でも、怖いとは感じません。だって、夢だったんですもの。
    こうして私も、鈴仙さまやてゐ様と肩を並べて。つかさちゃんも傍にいて。
    それで、一緒に大きな敵と戦うって事が……!
    ――本当は、霞ちゃん。Cちゃん。Dちゃん。Kちゃんとも一緒に戦いたかったんですけど」

てゐ「なーに。別に今から死にに行く訳じゃないんだ。帰ってから、良い土産話にしちゃおうじゃないか。
    ……もっとも、あいつらも黙ってお家で留守番してる訳じゃないだろうけど。
    CちゃんやらDちゃんは、アルゼンチンでも戦ったワケだしね」

星「ナズーリン。……私は実は、まだ怖いんですよ。自分の実力が、果たして本当に世界に通用するのか。
  私は本当に、寅丸星として、命蓮寺の希望になれるのかどうか」

ナズーリン「……知ってる。ご主人様は隠し事がヘタだからね」

星「むう。そんな言い方しなくても良いじゃないですか。それに、ナズーリンだって。
  出発の前夜は緊張して眠れないって私の部屋に押しかけて――」

ナズーリン「はいちょっとストップ。――これ以上語ったら、死ぬよ?」

131 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:39:10 ID:???
仲間達も船室から飛び出して、鈴仙と一緒に空の青さに溶け込んで。
強い風に髪の毛を思いっきりなびかせながら、思い思いに仲の良い友人たちと
これからの戦いに想いを馳せたり、純粋に今を楽しんでいたり、いつも通り雑談をしたりしている。

コーチ「鈴仙よ。ワシはお主のかつての師匠のように、お主を導いてやる事は出来ん。
     じゃが……年長者として、見守る事は出来る。……具体的には、そうじゃの。
     トイレのゴミ箱にピンホールカメラを仕掛けたり、シャワーの、給水口に……こう、セットしたりとか」

鈴仙「それは見守りじゃなくて盗撮だー!? 流石に通報しますよ!?」

コーチ「……と、言うのは冗談としても。これからの戦いが厳しくなる事は確かじゃ。そんな時、ワシは頼りにならん。
     じゃから。その時は仲間を頼るのじゃよ。……これはワシの勘じゃが。
     鈴仙達の勝利は、ここに居る、14人の仲間達との絆にかかっている。そんな気がするのじゃて」

鈴仙「絆……ですか」

コーチ「左様。絆じゃ。それは功利主義により、往々にして一笑に付されるが、決して侮るべきものではないぞ」

鈴仙「はい……(絆。……絆、か。確かに、先のサンパウロ戦。私達は最低限の信頼こそあれども、
    基本的には各国から合流して来たばかりの急造チームだったのかもしれない。だから、勝てなかった。
    ……そう、考える事も出来るのかもしれないわね)」

魔界へのワープを間近に控え、大空高く飛んだ鈴仙に対し、コーチはそう諭す。
絆。鈴仙はそのある意味では夢想的で理想主義的な都合の良い言葉を。何度も心の中で繰り返した。

鈴仙「(今はまだ、結束したての15人の新チームだけど。……でも、私はこのチームを大事にしていきたい。それは確かだ)」

ここに居る鈴仙の仲間達は、リオカップの敗北や、プロジェクト・カウンターハクレイからの離脱という困難を受けても尚。
鈴仙の為に涙を流し、鈴仙の為に立ち上がってくれた、掛けがえの無い友人達である。
ならば――と。鈴仙は青空を肌に触れて感じながら、思う。リオカップは終わりではない。

132 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:40:28 ID:???



鈴仙「(次の魔界カップ、必ず勝つ。そして……皆でもっともっと試合をして、強くなって……笑い合うのよ!)」

新チーム・リトルウイングズの戦いは。今ここに始まったばかりなのだと。




133 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:50:20 ID:???

                    ――光を失って、視えたものがある。

                  ――光を失っても、失わなかったものがある。

              希望の光は暴風によって打ち砕かれても、しかし決して消えなかった。

            少女は、暗い絶望を歩ききり、その結果、天の果てにある希望を見出したのだ。

              それは決して容易な事ではない。それは誰にでも出来る事ではない。           

              しかし、そんな少女を称える者は居らず。更なる試練を以て迎えられる。

                  しかし、もはや誰も、彼女を絶望させる事は出来ない。

     彼女は全てを失い。にも拘わらず不変なる絆の欠片を、既にその手に握っているのだから――。


                         鈴仙奮闘記 第二部 第三章

                          リオカップ&海外修行編

                                  完

134 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:02:18 ID:???


〜聖輦船・船室〜

ゴオオオッ……。

パチュリー「さて鈴仙。貴女にこのノートを渡して……と。御免なさいね。今の貴女は目が――」

鈴仙「いえ、大丈夫です、パチュリーさん。集中して手で触れれば感覚で、何が書いてあるか分かりますから」

パチュリー「……そりゃあ、私だって魔力を手繰り寄せれば似たような事は出来るけれど。
       しょっちゅうそんな事をしているんじゃ、妖力のコントロールが大変でしょうに。
       良ければ、私が読んであげるけど」

鈴仙「本当に大丈夫ですって。それに、これも修行だと思えば! え〜っと、何々……」

パチュリー「やれやれ……。とんだ修行バカね」

外では空間を突き破る際に生じる轟音が生じているのを聞きながら、鈴仙はパチュリーに呼ばれ、
各々のメンバーに割り当てられた船室に来訪していた。

パチュリー「魔界への空間移動は数時間はかかる。だから今の内に、選手兼コーチとして、
        現時点での戦力状況を、貴女に説明しておこうと思っただけなのだけどね……」

パチュリーの目的は現状分析にあった。リトルウイングズの面々は各国で修行を積んだため、
幻想郷に居た時とは比べ物にならない程に強くなっている。
しかし、彼女達の個人技は未だ拙く、世界を相手取るには物足りない――パチュリー自身も、自身をそう評している
――と考察している為、パチュリーは鈴仙の療養中の時間を使ってデータを分析。
現時点でのメンバーの寸評をノートに記していたのだった。そのノートには、こう書かれている。

135 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:09:37 ID:???
評価基準一覧
突破力:ドリブルとパスを用いた、ボールを前に運ぶ能力。両方上手ければ当然評価は良い。
得点力:地上空中を問わないシュート力。燃費は考慮外とした評価。
ボールカット:タックルとパスカットを使い中盤でボールを奪う能力。便宜上突破力の対義的評価。
ゴール前:ゴール前で何が出来るか、の評価。要はブロックとクリアの上手さ。
スタミナ:読んで字のごとく。技の燃費などは考慮していない。

S:世界屈指。これ以上を求めるのは非現実的。
A:世界トップクラス。ここまで行けば十分に長所と言えるだろう。
B:世界標準クラス。幻想郷ならトップクラスと言えるが、世界で勝つには厳しい。
C:世界下位クラス。幻想郷では標準上位クラスであっても、世界では一山幾ら。
D:世界最下位クラス。幻想郷でも物足りないレベルだろうが、世界では使い物にならない。
E:完全に使い物にならない。お話にならないレベル。

鈴仙「この評価基準は……お師匠様が、全幻想郷選抜大会の時にやってたのと同じだ!」

パチュリー「多分だけど、全く同じじゃないわ。……私は今回、幻想郷の水準じゃなくて、
       世界全体の水準を基礎としてデータを作ったからね。
       いい機会だからハッキリ言うけど、幻想郷のサッカーが外の世界のサッカーより優れてる……ってのは、思い違いも甚だしい。
       むしろ、魔法や妖術を使わず、純粋な技術のみを高めた選手達の方が、
       幻想郷の下手な選手よりも高いセンスを持つと私は考えるわ」

鈴仙「それは……分かります。実際リオカップでも、ブラジルのサッカーレベルの高さを実感しましたから」

パチュリー「多分魅魔達は、そうした思い込みを排除する為にも、私達を海外に派遣したのでしょうね……。
        で、本題に戻るけれど。この評価基準、あんたが昔見た基準よりも、低く評価が出てるかもしんないけれど。
        それはあくまで、基準の平均値が世界に合わせて高くなったからだって事を、最初に付け加えるわね」

そう先に述べてから、パチュリーはページを一枚捲る。1ページ目には、FWの選手の寸評が書かれているようだった。

136 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:35:34 ID:???
FW
鈴仙
突破力:B 得点力:S ボールカット:C ゴール前:C スタミナ:S
備考:インビジブルデューパー等の連携技を考慮しない場合、得点力はA相当。
   失明のハンデがあっても充分に強力なFWだが、欲を言えばシュート以外が物足りない?

反町
突破力:B 得点力:B ボールカット:C ゴール前:C スタミナ:A
備考:バランスの取れた優等生FW。パスセンスは並のMF以上だが、パスカット等守備はやや軽い。
   トップ下やSH等としても起用でき、FW陣の中では一番柔軟に使える。秋姉妹との連携にも注目したい。


突破力:C 得点力:A ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A
備考:タックルでボールを刈り取り、強烈なミドルやダイレクトを撃てる典型的CFW。
   突破力にやや不安が残るのが弱点。高いタックル力を生かしてリベロやサイドバックに配置するのも手か。

佳歩
突破力:A 得点力:A ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:A
備考:守備がやや軽い反面、FW中随一のドリブル力を誇る他、一対一シュートや強力なダイレクトを持つ。
   鈴仙の最強シュート『真実の友情』のキーにもなっている事も大きい。SHとしての起用も可能。

137 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:36:49 ID:???
パチュリー「まずはFWだけど……正直、この面子はかなり贅沢ね。4人いるけれど、
       全員が全員。良い意味で個性があり、それぞれが独自の強みを持っている。
       
       まずは鈴仙、あんた自身だけど……。私が監督だとしたら。失明のハンデがあっても、
       私は貴女を第一のFWに推すわね。理由は勿論、強力な連携シュートよ。
       それだけじゃない。大技は無いけれど、あんたのパスやドリブルはそう悪くないもの。
       FWとして、必要最低限以上の能力は備わっていると思うわ。欲を言えば……
       ポストプレイとかボールカットとか。シュート以外にもう一つ、大きな武器を身に着けて欲しいけどね。

       まずは反町一樹。彼はFWでは鈴仙の次に総合力が高い。
       故に、FWで無くとも前衛であれば、どのポジションに置いても万遍無く輝ける……いや。
       最低限以上のタックル力を有し、パスセンスに優れた彼ならば、ボランチであっても活躍出来るかもしれない。
       シュートの爆発力では他の3人に遅れを取るけれど、この柔軟さは他の3人には無い特徴かしら。
       弱点は、ドリブルがあまり上手くない所と、全体的に中途半端な所かしら。高い水準での中途半端ではあるけど。

       次に寅丸星。彼女はお手本のような優秀なCFWよ。単独で撃てるミドルシュートの爆発力は、
       他の3人の誰よりも優れているし、タックル力の高さもDF顔負けで頼り甲斐があるレベル。
       それこそ、リベロに置いても活躍が見込める程にね。後はダイレクトも優れている。
       弱点は、ボールキープ力がFWにしては今一つなのと、基本的にCFW以外の居場所が無い事だけど。
       ……ドリブルをちょっと鍛えれば、サイドバックに置くのもありかもね。

       総合力では4番手の因幡佳歩だけど、彼女はドリブル力の高さで、他のFW達とは一線を画しているわ。
       永遠亭ルナティックスでも、チームの切り込み隊長として彼女が重宝されてたけれど。
       世界を舞台にしても、その役割は充分担えると思う。しかも、昔と違ってドリブル一芸でなく、
       爆発的な威力のダイレクトシュートも身に着けている。……それと、パスカットも案外上手いから、
       サイドハーフとしても運用できる。弱点はフィジカルの軽さ。そして、ミドルシュートが貧弱な所かしら」

鈴仙「成程……確かに、誰をどう使えば良いか、凄く迷いそうです」

パチュリー「まあ、嬉しい悲鳴ではあるのだけどね。……それはMFも同じよ」

ページを捲る音が聞こえる。意識を凝らしてみると、次のページにはMFの選手の寸評が書かれていた。

138 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:41:39 ID:???
MF
パチュリー
突破力:S 得点力:A ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A
備考:世界屈指のレジスタだが、必殺シュートやポストプレイを活かした、FWとしての起用も可。
   弱点のフィジカル不足の解消や、パス・ポストプレイにおける分野に伸びしろがある。

アリスさん
突破力:S 得点力:C ボールカット:A ゴール前:D スタミナ:B
備考:能力的には第二のゲームメイカーやボランチを任せたいが、紆余曲折の結果ドリブルに特化している。
   感性を磨けば、突破力や得点力が更に成長するかも…?

静葉
突破力:A 得点力:D ボールカット:B ゴール前:D スタミナ:B
備考:静謐でテクニカルなドリブルとパスに定評。また、タックルも強く、小粒ながらも
   トップ下・ボランチ・SH・SBに万遍なく適正を持つ。穣子や反町との連携も強い。

てゐ
突破力:A 得点力:C ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:B
備考:他の追随を許さない必殺パスや、鈴仙との連携シュートで光る存在。守備面では基礎力不足が露呈しがち?
   ボランチやSHが適正だが、強力な一対一シュートを活かしたWGも可?

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:46:57 ID:???
パチュリー「まずは私自身だけど……。まだまだ、世界を前にやれる事があると考えているわ。
        ドリブルはあまり伸びしろが無いかもしれないけれど、パスについてはまだまだ発展途上と思ってるし。
        それと……フィジカル不足――喘息を止める魔法・フォトシンセシスの影響なんだけど。
        それの克服も必要ね。それが出来れば、FWとして、ポストプレイヤーにもなれると思ってるわ。
        ……もっとも、豊富なFW陣を前に、私がわざわざFWになる理由は無いかもしれないけどね。

        次はアリスさんね。同じ魔女として認めるわ、彼女は優秀なゲームメイカー……で、あったと。
        一体何が起きたのか知れないけれど、どこかの天パ宜しくドリブルに特化しちゃって……
        ただ、その技術が世界屈指レベルに限りなく近いってのは、本気を出した彼女らしいけどね。
        アリスさんには二つの道があると思うわ。即ち、幻想郷時代の冷静なゲームメイカーと戻るか。
        それとも、独特の感性を磨ききり、爆発的な突破力と得点力を誇るトリックスターに目覚めるか。

        秋静葉。私とアリスさんの影で目立たないけれど。彼女もまた優秀なMFよ。
        ドリブルもパスも上手いし、タックルの腕もチームでは有数クラスで、単体でも中々の物。
        これに加えて妹の穣子や恋人?の反町との連携プレーで強化されるのだからね。
        弱点は得点力が低く、トップ下は任せられないところだけど。お得意の連携を鍛えれば変わるかも。
        『オータムスカイラブ』を攻撃でも活かせれば、彼女達の使い方はガラリと変わると思うわ。

        因幡てゐは総合力ではこの中で劣るけれど……でも、彼女を要らないという奴は居ないでしょうね。
        なんせこいつは、鈴仙の最強シュートの鍵を担っている最重要人物なんだから。
        それを差し引いても、『エンシェントデューパー』の威力は反則的だし、『ロビングシュート』で点も取れる。
        それに、ボールキープにタックルやパスカットも、ある程度はこなせる。概ね理想的なMFと言えるわ。
        ただ……、基礎力の不足は立派な弱点よ。今のままでは、強敵に力負けする機会が増えるわね」

鈴仙「(こうして見ると、パチュリーさんとアリスさんがOMF寄りで、静葉さんとてゐがDMF寄りなのかな。
    ただ、パチュリーさんやアリスさんはFWにもなれるし、てゐがWGになるのも悪くない。
    前のリオカップでも、静葉さんはサイドバックとして、ボールキープに穣子との連携に活躍してたから、
    FWのポジションは流動的になりそうね……)」

パチュリー「……次はDF。ここのポジションが一番数が多くて、五人居るのよね。
       ただこっちは、CB向きが3人にSB向きが2人と、あまりポジションの流動性が無いのが特徴かしら。
       ……じゃ、ページ捲るわね」

140 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:48:11 ID:???
DF
慧音
突破力:B 得点力:E ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:A
備考:世界屈指に限りなく近いCBとして成長したが、ブロックの大技が無いという大きな欠点がある。
   DFリーダーとしての指揮力も磨きたいと思っているようだが…?

お燐
突破力:B 得点力:D ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:C
備考:サイド際に居る場合は、全評価を1ランク上として考える。
   サイド際ならWG、SH、SBどこでも出来る万能選手だが、中央に居ると全てが中途半端。

穣子
突破力:E 得点力:E ボールカット:B ゴール前:A スタミナ:A
備考:中々高水準のCB。静葉や反町との連携があればもっと強くなるが、攻撃力は皆無。
   オータムスカイラブを発展させれば、CB以外の活用法が出て来るかも?

つかさ
突破力:D 得点力:E ボールカット:D ゴール前:S スタミナ:S
備考:シュートをブロックで受け止める事のみに特化した選手。疲労を感じさせないド根性を持つ。
   総合力は低いがブロック力はDF陣トップのため、彼女の存在感は大きい。

ナズーリン
突破力:B 得点力:E ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A
備考:メキシコでドリブルとタックルを大きく鍛えたが、パスカットやブロックもある程度出来るため、
   DFに置いていても決して腐らない。運び屋やタックラーが欲しい時には重宝する。

141 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:55:29 ID:???
……と、言ったところで超中途半端ですが、明日があるので今日はここまでにします(汗)
キャプ森本編でも、こうした能力評価があるのってワクワクしませんでしたでしょうか?私はしました。
そんな訳で、すみませんがもう少しだけお付き合い頂ければ幸いです。

今後の予定ですが、

@パチュリーによる現時点での選手の紹介 ←今ココ
 ↓
A魔界着、ちょっとイベントと第四章のスケジュール紹介
 ↓
B紅白戦(モブ選手等を交え、9vs9くらいでやる事を検討中。鈴仙の失明状態の仕様もここで明確化)
 ↓
C練習・自由行動選択開始

……と、言った風に進行したいと思っています。
質問があれば、ネタバレにならない範囲でお答えしたいと思います。
本日もお疲れ様でした。

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:38:37 ID:???
更新再開します。

今見てみると、能力評価ですがパチュリーとアリスさん(と静葉)の突破力がちょっと過大だったかもです。
パチュリー・アリスさんは突破力A。その二人に一歩劣る静葉は、突破力Bが妥当かと思いました。
パチュリーはパス技を覚える、アリスさんはファンタジスタに覚醒orドリブル技4/4発動orパスもっと強化
くらいが、突破力S相当だと思います。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:39:57 ID:???
パチュリー「まあ、選手一人一人の細かい特徴は備考欄を見て貰うとして、なんだけど……。
        さっきも言った通り、DFは各選手の特性がハッキリと分かれているから分かりやすい。
        そして何より、慧音という明確なディフェンスリーダーが存在する事が大きいわね。
        彼女はCBしか出来ないしさせるべきで無いけれど。タックル、パスカット、ブロック、クリア。
        DFとして必要な能力が全て高水準で纏まっているわ」

鈴仙「随分と推しますね……」

パチュリー「まあ、私もイタリアで彼女の成長は見届けているしね。身内びいきがあるのかもしれないけど。
       ただ、ブロックに大技を持たないという点だけは気がかりね。
       少し時間を取って練習すれば、問題なく解決するとは思うけれど……」

パチュリーは一拍置いて、他の選手の特長を雑駁に話し出す。

パチュリー「逆に、慧音以外の4人は小粒揃いになるかしら。
       お燐はちょっと特別な選手ね。サイド限定では頼もしいけれど、中央では並の選手になってしまう。
       彼女だけは唯一、DF以外にもSHやWGとしての起用が可能よ。
       必殺シュートも持っているから、少し鍛えれば、コーナーキックの奇襲とかも出来るようになるかも」

鈴仙「(なんかリオカップだけ見てると、サイドよりも中央の方が頼れそうな気がしたんだけどなぁ……)」

パチュリー「穣子は、慧音を一回り小さくしたようなスイーパーね。ただ、ブロックは現状では慧音を上回って、
       チームNo.2の実力者でもある。ボールキープの弱さで不安は残るけれど、
       静葉や反町を近くに置けば、弱点をフォローしつつ、強力な連携技で守備力を更に高める事が出来る。
       単独でも起用に足り得るけれど、やはり彼女の持ち味は、連携による爆発力でしょうね」

鈴仙「ナズーリンはどうでしょうか。話を聞くに、メキシコでドリブルとタックルを磨いたようですが……」

パチュリー「ナズーリンね。私もあんたが入院してる時、データ測定の為にも一緒に練習したけれど。
        一芸特化という印象はあまり無かったわね。ドリブルとタックルは元々苦手だったんでしょう、
        充分上手いし世界でも上位だとは思うけれど、それぞれ屈指レベルの選手には敵わないでしょうね。
        でも、彼女は元々パスカットやブロックで多彩な技を持っているから、他の分野も広くこなせるわ」

144 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:41:14 ID:???
パチュリー「そんな彼女とは逆とも言えるのが、因幡つかさね。彼女の総合力はチームで最下位。
       一応ボールキープやタックルも出来ない事は無いけれど、世界ではほぼ使い物にならない。
       だけど……彼女はことブロックとスタミナにおいて、他の選手の追随を許さない。
       現時点でも決して侮れない選手だし。もしも他の分野も鍛えれば、
       慧音に次ぐ、第二のディフェンスリーダーともなり得るわね」

鈴仙「慧音さんが守備の中心になるとして。CBには連携の穣子と、ブロック特化のつかさ。
    SBには変幻自在のお燐に、広く仕事をこなせるナズーリンが居るって事ですね」

パチュリー「そういう事。選手の格としては慧音が抜きん出ていて、穣子とお燐が続く。
       そして、つかさとナズーリンはその後を追うって感じだけど。
       格の低い選手にもそれぞれの強みがある。決して、足手纏いにはならない筈だわ。
       さて、最後にGKの二人だけど……これも、中々悩ましい二人ね」

パチュリーは次のページを捲る。最後はGKの二人、さとりとにとりの二人の評価が載っていた。

145 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:43:18 ID:???
GK
さとり
セーブ力:B 一対一:S 飛び出し:S
備考:シューターがPA内に居る場合は、セーブ力を2ランク上として考える。
   PA内では天下無敵のGKだが、ミドルシュートに滅法弱い。試合に応じて、にとりと使い分ける必要がある。

にとり
セーブ力:A 一対一:A 飛び出し:B
備考:機械の力で高水準なセービングを繰り出せるし、一対一もさとり程ではないが上手い。
   燃費の悪さが最大の弱点のため、前半に使うだけ使いきって、後半はさとりに交代させるという手もある。

パチュリー「PA内での安定感だけを言えば、古明地さとりを選ばない理由は無い。
       PA内で彼女の守るゴールを破れるのは、それこそ、同じく世界屈指の選手しか居ないのだからね。
       ……だからこそ。リオカップ決勝でチェザーレ・ストラットがPA内で彼女からゴールを奪ったのは心底驚いたわ」

鈴仙「(逆にパルメイラスのサトルステギ君あたりは、大分攻めあぐねいていたものねぇ……)」

パチュリー「ただし……。彼女にはミドルシュートに弱いという大きな欠点がある。PA内ギリギリの場所。
       バイタルエリアで放たれたシュートに対しては、彼女の実力は一流半と言ったところ。
       まあ、それでも並のGK以上に強いんだけど。ああ、それと……。不安定な想起技を除けば、燃費が良いのは長所ね」

鈴仙「で。さとりさんとは逆にミドルシュートに強いのが、にとりになるって事でしょうか」

パチュリー「その通り。彼女は古明地さとりに無い大きな武器――いつでも発動できる、爆発的なセービング技を持っている。
        しかも、元々の素養があったからか、一対一もさとり程で無いにせよ優秀だし、飛び出しも出来る。
        ――セービング、一対一、飛び出し。その全てが大技だから、すぐにガス欠になるという明確な欠点があるけれど」

鈴仙「さとりさんはPA内に強いしスタミナはあるけれど、PA外からのミドルシュートに弱い。
    にとりはPA外からのミドルシュートには強いし、PA内も決して弱くは無いけれど、スタミナが無い。
    ……それぞれの長所と短所が、見事に食い違ってますね」

パチュリー「……このチームに、絶対的な正GKは存在しない。この二人のどちらをどう使うかは、悩み所になり続けると思うわ」

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:44:33 ID:???

――そうして鈴仙とパチュリーが、今後の戦略について議論に花を咲かせている内に……。

アリスさん「はぁ、はぁ……。疲れたわ……。でも、無事に……魔界に着いたわよ……!!」

パチュリーの分も魔法的な調整作業を担ってくれていたアリスさんが、肩で息をしながら部屋に入って来る。
紫の魔女は「ご苦労様」と無感情にかつての友人を労いつつ。

パチュリー「……私、魔界って行った事無いのよね。本で見ただけで」

そう言い残して、一人そそくさと甲板へと向かっていった。……ひょっとしたら、地味に楽しみだったのかもしれない。

アリスさん「鈴仙も行きましょうよ。魔界の空気はエーテルに満ちている。人間にとっては害をなす瘴気だけど。
       私達のような人外の物にとっては、とっても有益な物質だもの。一緒にエーテルの風を浴びましょうよ!」

アリスさんは、残された鈴仙の手を引いて、甲板まで介助してくれる。
鈴仙はその気遣いに甘んじて、船の外。甲板に繋がるドアを開いて――。

ゴオオオオッ……!

鈴仙「――暖かい。でも、涼しい……!」

盲目による暗闇を蒼く照らすような、心地よい風を感じた。


〜魔界・法界上空〜


青い雲に赤い空。赤い海。……夕暮れ時の海の中に潜り込んだような絶景が、甲板の外一面に広がっていた。



147 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:46:01 ID:???
佳歩「う、うわぁ……! サンパウロに居た時は、昼過ぎだったのに……!」

星「――魔界の空気は赤いんです。これは、空気の中に、酸素の他に魔力素が多く含まれているから……と聞きました。
  だから、今はお昼時でも、空だけは夕方みたいに赤く見えます。……ただ、暗くはありませんよ。
  昼でも青白く発光する植物が、エソテリアの近辺には沢山生えていますから」

ナズーリン「この辺りは……エソテリアから少し、法界よりに来てしまったみたいだね。
       おーい、にとり! もう少し面舵を一杯にしてくれ。それと、高度をもう少し低く。着陸準備だ!」

にとり「アイアイサー!」

にとりが指示に応じると、聖輦船は大きく転回し、青色の雲を突っ切って、地上へと向かう。
ぽかぽかする感覚はあるけれど、肌はひんやりとして気持ち良い。
鈴仙は目が見えない代わりに、触覚で魔界の空気を味わっていた。

反町「(あ、あれ……全然苦しくないぞ。人間にとって、魔界の空気は瘴気って聞いていたのに。
    ……俺、何時の間にか人間やめてたのか……? しかし、それにしても……凄く、綺麗だ)」

雲の下に降りて、地上が迫るにつれて、魔界の都市の一部が明らかになる。
近代的な無国籍なビルは無く、西洋風の洒落た意匠が施された白い住居が軒並び。
しかし、自然は豊かであるようで、星が言っていた、月のように光る草木が道路や住居間に生え並び。
サンパウロの中心街のような無骨さや慌ただしさでは無く、ゆったりとした時間が流れる印象を受けた。

てゐ「すっげ〜。あたしゃ1万年近く生きて来たけど、こんなファンタジーな街見るのは初めてだよ」

つかさ「あ! サッカーコートが見えました。魔界の地でも、サッカーはあるんですね……」

やがて一同を載せた船は、街から少し外れた平原――白く光る草や虹色の花が咲き、異界染みた美しさがあった――に降り立ち。

星「聖の住居は、エソテリアの郊外。ここから少し離れた場所にある……と、ナズーリンが言ってました。行きましょう」

ナズーリン「(まあ、ご主人が方向音痴な事位は想定の範囲内だよ……)」

148 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:51:16 ID:WmNUHaJg
鈴仙一行は、星(の前で目的地をダウジングマシンで探知するナズーリン)の案内を受けて、
平原から白亜の地方都市へと歩き始めた。そして――。

ナズーリン「……ようやく着いた。ここが、ご主人の言っていた場所だよ」

彼女達が辿り着いた、聖白蓮の隠れ屋敷の全貌は――。


先着1名様で、

★第四章の拠点です→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→超ハイテク、サッカーコート3面完備、リゾート設備万全。最高の物件だ!
ダイヤ・ハート→洋風な魔界にそぐわない、豪奢な和風建築だった。
スペード・クラブ→他の魔界の建築物同様、白い壁をした美しい屋敷だった。
クラブA→犬小屋同然のほったて小屋だった。鈴仙「コリンチャンスの時と同じ。いや、それ以下じゃないのよぉ……」

149 :森崎名無しさん:2018/01/16(火) 23:52:38 ID:???
★第四章の拠点です→ ハートQ


150 :森崎名無しさん:2018/01/16(火) 23:59:04 ID:???
>一緒にエーテルの風を浴びましょうよ!
あなたの目は増殖した。

151 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 00:39:07 ID:???
にとりが思ったより強そうだなぁ
過労死寸前まで扱き使ってから交代が良い気がした(酷い)

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:09:31 ID:UQyWWvY2
★第四章の拠点です→ ハートQ ★

お燐「うわぁ……」

その建物を見たお燐は、思わず溜息を洩らした。

にとり「うっひゃー……。すっごいなー。……え。ここ。マジで私達の拠点になるの?
    鬼とか天狗とかじゃなくて、河童風情がこんなところに住んで良いの??」

静葉「これは。……私達もいつかは崇められて、こんな社に住みたいわね、穣子……」

穣子「うんうん。晴れて秋パレスを創る事になった暁には、こんな家にしようねぇ……!!」

反町「(何故に八百万の神々なのにパレス……横文字なんだろう……)」

鈴仙「えっ? 何? どんな建物?」

眼帯で両目を隠す鈴仙には、即座に周囲の視覚情報は入って来ない。
だから仲間達の反応を聞きながら、妖力を手繰り寄せてその建物の全容を把握しようとすると。

鈴仙「こ、これは……。和風の、お屋敷……?」

つかさ「その通りです。鈴仙様。……魔界の建物は基本的に、西洋のお城みたいなのですが。
     この家だけは違うんです。幻想郷の人里の、稗田の御屋敷。あんな風な、純和風の家なんです……!」

つかさの言葉を聞いて、鈴仙はいつかの薬売りで入った、稗田家――代々幻想郷の妖怪の脅威を
書物にしたためている、人里きっての良家だ――の景色を思い出す。

鈴仙「(永遠亭をもっと、生活感溢れるようにした感じの。平屋で、土間があって、座敷があって。
    ひろーい縁側と、中庭と、襖で仕切られた沢山の私室があって……。あんな感じね……)」

鈴仙の想像は当たっていた。しかし違う点もあった。

153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:10:47 ID:UQyWWvY2

星「この屋敷は、魔界神様が、聖のかつて住んでいた世界……即ち、当時の日本建築を真似て作らせたそうです。
  しかし、気合が入ってしまったのか、一人で暮らすには幾分広くて。
  ……丁度、二十人程度が集団で生活できる程度の大屋敷になっているのですよ」

狭い幻想郷の狭い人里に造られるとなると、屋敷の広さには限界もある。
しかし、この魔界は土地が鈴仙達の世界よりも広いようであり。その間取りも、それに合わせて広く大きく作られていたのだ。
屋敷の中に入ると、それが良く分かる。

慧音「これは凄い。屋敷と言うよりは、ちょっとした旅館みたいだ」

パチュリー「移動するだけでも手間ね。読書好きとしては、面倒なのだけれど……」

一団の中では冷静な慧音達も、これからの魔界での戦いに向けて過ごす拠点としては、
この屋敷が快適な環境である事を認めており。パチュリーは文句を言いながらも、
目線ではトレーニングルームやサッカーコートにもなり得る、広い屋内運動場の場所を追って。

パチュリー「……ま。とりあえずはそこに荷物を置いて。今後の方針やざっくりとした計画でも、話し合いましょうか」

……と。選手兼コーチの立場として、そう提案を行った。


154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:13:18 ID:UQyWWvY2

〜聖屋敷・屋内運動場〜

コーチ「……さてと。ここからは暫く、このワシが仕切らせて貰うゾイ」

パチュリーの先導の後、指揮を執る旨を申し出たのはコーチだった。

コーチ「ワシも魅魔さんから、魔界カップまでのおおよその日取りは聞いておる。
     じゃから、ワシは船で魔界に着くまでに……これからのスケジュールを考えておったのじゃよ」

彼は手際よく用具庫から可動式のホワイトボードを持って来ると、
大きな模造紙を磁石を使って貼り付けて、一同に示した。そこには、こう書いてあった。

−魔界カップまでの練習スケジュール案−

2月1日                 魔界着、ミーティング等
2月2日                 紅白戦
2月3日〜2月10日(8日間)    練習、自由行動
2月11日                練習試合
2月12日〜2月19日(8日間)   練習、自由行動
2月20日                魔界カップ開幕

155 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:14:41 ID:UQyWWvY2
コーチ「魔界カップが開かれるのは、今日から20日後※。もうあまり時間は無い。
     じゃが今日は旅の疲れもあるから、今後の方針の打ち合わせだけに済ませようと思う。
     そんでもって……明日はいきなりじゃが、紅白戦を行うぞ」

※魅魔は「1か月後の魔界カップ」と言ってましたが、鈴仙はその後も暫く入院してたので、20日となっています。

合流直後で連携も整えていない今の段階で、紅白戦という単語が出て来た事に対し、
一同は僅かに戸惑いを見せるも――淡々と老人は説明を続ける。

コーチ「ま。なんでそんなにせっつくかは、明日試合をしてみたらわかる筈じゃなから、説明はせん。
     そんで、紅白戦の翌日……明後日じゃな。そこから暫くは、午前に集中して練習を行い。
     そして、午後は各自自由行動とする。
     あまり根詰めても効果が出ん事は、腐ってもスポーツ医学者じゃからの、言わせてもらうゾイ。
     そんな日程を8日分程こなしたら――次は、練習試合を行う」

鈴仙「は、ハァ……練習試合!?」

反町「失礼ですが。こんな異世界で練習試合を引き受けてくれるチーム。
    それも、俺達の実力に適合したチームなんて、存在するのでしょうか……!?」

コーチ「フォフォ。その点は心配いらぬ! ……と、だけ言っておこう。
     対戦相手については、試合が近づいたらまた意見を聞こうと思うからの〜」

非常識な発言を繰り返しながらも、コートは飄々と好々爺めいた笑みを浮かべる。
しかし、これが単なる耄碌ではなく。彼なりの考えがあるであろう事が読めたため、
鈴仙はこれ以上の反論はしない。

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:16:02 ID:UQyWWvY2
コーチ「で。練習試合後はもう8日間。練習を行って魔界カップに備えるぞ。
     ……さてさて。この時点で何か質問のある者は?」

最後に、一通りの説明を終えたコーチは話を一旦切り、チームメンバーに質問を求めた。

鈴仙「(どうしよう。いきなり紅白戦をやるだの、魔界に居るのに練習試合をセッティングするだの、
     色々と不可解な事を言ってるコーチだけど……。あの人、普段はボケてるふりをしてるだけで、
     実際はとても賢いんだから、いい加減な事を言ってるとは思えない。
     ――ただ。それを差っ引いても、これからの生活だもの。気になる事は色々と質問はすべきよね)」

鈴仙は、これからの生活について為すべき質問は何かを考えるも――。
その辺りは、利発そうな仲間達が先回りをしてくれていた。


慧音「では、コーチ。システムは何を採用する心算ですか?」

コーチ「結論から言って、それはワシは決めぬ。基本は4−4−2となるじゃろうが……。
     しかし、このチームに居る選手は皆世界で戦えるタレント揃いじゃ。
     故に、様々な起用方法が想定される。それと、相手の戦術、戦法、特徴を加味する事も必要じゃからの」

パチュリー「妥当な判断ね。貴方が居なければ、私が同じ事を言っていたと思うわ。
        ……私からも質問、いいかしら。午前中は練習とあるけれど。具体的にはどんな方針を考えて?」

コーチ「全体練習は皆の連携を確認するに留め。基本的には各自で足りぬ分野、伸ばすべき分野を磨いて貰う。
     しかし、個人練習を強いるつもりはないゾイ。他人と共に練習する。他人を手伝い練習する。
     あるいは、他人に手伝ってもらい練習する……。その辺りのバリエーションは、各々で考えてもよいぞ」

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:18:41 ID:UQyWWvY2
アリスさん「は、はーいっ! えっと、キャプテンとかどうするのかしら!? あ、いやね!?
       鈴仙は心の友だし、別にキャプテンが嫌って訳じゃないのよ!?
       でも、ほら。『キャプテンアリスさん』って語感。魅惑的って言うか、人気者っぽいって言うか……」

コーチ「キャプテンは鈴仙で良いじゃろ。本人が嫌だというのでは無ければ。
     ただし。もしもキャプテンになりたいと言うならばワシかパチュリーに言っておくれ。
     選挙なり何なりを行うか、検討するゾイ」

アリスさん「え?!? 選挙!? なんか、私がキャプテンになるにはカード判定で14回中7回位JOKERが出ないと
       なれなさそうだし、別に良いかなぁ……アハハ、ウフフ……」

反町「(実際、キャプテン選挙の線は無さそうだよな。リオカップの敗北を乗り越えて結束してる俺達なんだ。
     多少の事があっても、チームの絆が揺らぐ事は無いだろう)」

佳歩「ええと。……すみません、あまり真面目な質問では無いのですが。
    ……部屋割りは、どうしましょうか。随分と広い屋敷ですが、人数分の個室は無いようですし……」

コーチ「う〜む……。その辺の勝手は分からぬのう」

ナズーリン「――さっき見て来た。3人が伸び伸びと過ごせる居間が、全部で6つはあったよ。
        私達はコーチを除いて15人だから、3人一組で一部屋に入れば良いんじゃないかな」

コーチ「ふむふむ、そうか。じゃあ、3人組を作って貰おうかのう。
     ……あ! 別にワシだけ個室……とか、そんな気配りは不要じゃからの……グヒョヒョヒョ……」

てゐ「とりあえず、このクソジジイは一人部屋で確定として。
    うん。丁度3で割れるから余りは生じないし、アリスさんはトラウマをフラッシュバックしなくても大丈夫だよ。
    ……そんじゃ。質問が無ければ3人組作って、部屋に荷物入れちゃおうか〜?」

コーチ「がああああ! あ、でもキモチイがああああ!」

コーチにアームロックをかけながら、てゐはそう提案する。一同で反対する者は居なかった。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:20:17 ID:UQyWWvY2
鈴仙「(うーん。3人で一部屋、かぁ。なんだか、いよいよ合宿に来たぞ! ……って感じよねぇ。
    でもどうしようかな。てゐや佳歩でも誘うのが無難っぽいし、色々と込み入った相談も出来そうだけど。
     折角だから、普段は喋らない人と一緒な部屋にしたら、20日間の魔界ライフを通じて打ち解けられるかもしんないし……。
     貴重な機会だから、ちょっと真面目に考えてみよっと)」

ミーティングはなし崩しに解散となり、メンバーはてゐの提案通り、各々が誰と相部屋になるかを相談し合っている。
ただ一人アリスさんだけはガクガクと膝を震わせている。どうやら、トラウマが大きすぎててゐの言葉が聞こえなかったようだ。

鈴仙「(まあ。基本は練習と、その後の自由行動がメインになるんだし。夜に誰と部屋を一緒にするのかはオマケでしかない。
     でもやっぱり、接触の機会が多くなるのは確かだもんね。私は誰を誘おうかな……)」

−リトルウイングズ メンバー一覧−
FW:鈴仙、反町、星、佳歩
MF:パチュリー、アリスさん、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり


★上記のメンバー一覧から、誘いたいキャラを【2名同時に】選択して下さい★
 (例:佳歩、てゐ)
 ※投票は、【完全一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の同室は確定しない
      「佳歩、てゐ」「佳歩、てゐ」で票が入って初めて、二人の同室が確定)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

159 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:34:16 ID:UQyWWvY2
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
キャプ森で合宿と言ったら部屋割りなので(?)、投票式にしてみました。

詳細は紅白戦後にお示ししますが、
第四章の鈴仙の行動は、基本的に1日を1ターンとして、

1.練習フェイズ:@自分で練習 A仲間と練習 B仲間の練習を手伝う C仲間に練習を手伝って貰う で選択。
   ↓           
2.自由行動フェイズ:仲間を誘って(1〜2人程)魔界地方都市に遊びに行きます。
   ↓
3.仲間行動フェイズ:仲間が独自に練習したり、別の仲間と交流します。
             鈴仙の自由行動フェイズの内容が影響される事もあります。
   ↓
 (次の日へ)

……という形になります。(当スレ初期の進行を、ちょっとスケールダウンしたようなイメージです)
この際、相部屋の仲間については、交流が進みやすくなったり、夜にランダムでイベントが起きたりする
……事もあるかもしれません。(フレーバーメインで、オマケ程度のボーナスと考えてください)

他にも第4章の進め方について、ご質問等あればコメント頂ければ幸いです。
本日もお疲れ様でした。

>>150
JOKERだったらそれにしようと思いつつ、羽が生えるとかだったら良いですが、
鈴仙の顔が崩れかけたりしたら可哀想かなと思ってやめてしまいました。
>>151
最終的な格ではさとりに一段だけ落ちますが、さとりの弱点を補うという意味では充分強いですね。
テクモ版3の若島津君よろしく、必殺技を連発してから若林に交代させるという戦術も取れるようになっています。

160 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:44:55 ID:0IcAF4fU
乙でした

アリスさん、パチュリー
べ、別に誰からも誘われそうになくて可哀そうとか思ってるわけじゃないんだからね!

161 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:47:55 ID:jyc692UU
乙なのです
アリスさん、慧音

けーねせんせー! アリスさんを導いて!(無茶振り)

162 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 03:50:30 ID:qcIyLOCg
アリス パチュリー

163 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:23:56 ID:UQyWWvY2
更新再開します。
>>160
乙ありがとうございます!
アリスさんは何だかんだで愛されキャラだから…(震え声)
>>161
乙ありがとうございます。
さとり「想起『2人組で余った挙句先生とペア』」アリスさん「がああああ」
アリスさんをどうにかする方法は色々ありますが、慧音先生もその選択肢の一つですね。


今回ですがまず、紅白戦を始める前にちょっとしたイベントが挿入されます。
内容は本スレのパロディなので分かる人はすぐ分かりますが、
鈴仙達にとって有益なイベントであるのは間違いありませんので、気楽に参加して頂ければと思います。

164 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:25:05 ID:UQyWWvY2

>アリスさん、パチュリー

パチュリー「……鈴仙。もし良ければ、相部屋はどうかしら」

鈴仙「あ……はい! 私で良ければ喜んで!」

鈴仙が誰かに声を掛けようとする前に、パチュリーはそう声を掛けてくれた。全幻想郷選抜大会前。
鈴仙はパチュリーから様々な事を教わり、彼女を永琳に次ぐ第二の師……”マスター”として尊敬の念を抱いている。
また、失明した鈴仙の身を案じ、保護者に近い視線から、彼女が戦い続ける事を最後まで反対し続けていたのもパチュリーであり。
この二人は、互いに想い合う理想的な師弟関係にあると言えた。

パチュリー「良かったわ。小悪魔が居ないものだから、雑用をしてくれる奴が居なくって、困っていたのよ。
       ……さあ。喜びなさい。この賢者の弟子として、無限の叡智のお零れに与れる事を……」

鈴仙「(パチュリーさんって。未だに自分の事を賢者って信じて疑わないんだよなぁ……)」

……たぶん。

パチュリー「後一人はどうしようかしら。私の希望としては、イタリアで一緒だった、慧音と一緒が良いのだけれど」

鈴仙「それも良いですね。私も慧音さんとは永遠亭ルナティックスの時からの付き合いですし、話しやすいから。
    私、声掛けてきま――」

そして、少し奇妙な師弟コンビはもう一人のルームメイトに慧音を指名。さっそく勧誘に向かおうとするのだが――。

鈴仙「……う」

165 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:26:11 ID:UQyWWvY2
鈴仙「……う」

アリスさん「あ、……せ、せんせい。わたし……ふたりぐみ……つくれ……なく――て――」

正確には重いフラッシュバックに陥り呆然自失としたアリスさんと――目が、合ってしまった。
さとりに想起技を掛けられた訳でも無いのに、コーチやてゐの『3人組』というキーワードが地雷だったらしく。
魔界カップどころか練習すら始まる前から、既にリタイア寸前の状況に陥っている。

鈴仙「(――だ、駄目よ鈴仙! アリスさんは確かに可哀想だけど……でも私達は、慧音さんを誘うって決めたんだから!)」

正直、声を掛けてもいいなと思っていた鈴仙だけに、彼女の痛ましい姿には同情を禁じ得ないのだが。
……この一瞬の隙が命取り。

さとり「慧音さん。良ければ私と一緒の部屋は如何ですか。……連れが喧しいものだから、少しでも静かな方と相部屋したくて」

慧音「まさか、地霊殿のご令嬢にご指名頂けるとは。当然、断る訳にも行かないな」

さとり「ありがとうございます。でも、私はそんな大層な者じゃないです。気軽にさとり、って呼んでください。
    ……私と貴女はポジションが近い故、緊密な連携を求められるのですから」

お燐「さとり様だって、ぶりっ子モードじゃないですかー。ぶーぶー。もっといつもあたいにしてるみたいに、
    足踏んだりとか耳つねったりとかしないんですかー、って、イテテテ……!」

さとり「あんたは、いつもそうやってお行儀が悪いから。私も心を鬼にしているのよ……!」

慧音「ハハハ……確かに、賑やかな従者だな。だが、寺子屋の子どもを思い出すな。是非、ご一緒させてくれ」

慧音は、さとり・お燐の地霊殿主従コンビに取られてしまうのだった。


166 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:32:34 ID:UQyWWvY2

佳歩「あの……てゐ様。私とつかさちゃんと、一緒な部屋になっていただけませんでしょうか……」

つかさ「やっぱり、同じ永遠亭の兎妖怪同士の方が不安が無くて。……恥ずかしいのですが、どうでしょうか」

てゐ「勿論! 何言ってんだい、水臭いなァ。お前達は二人とも、この私の可愛い舎弟なんだからさ」

佳歩・つかさ「「ありがとうございます!!」」

てゐ「(こいつらは二人とも賢いけど、私からすりゃあまだ子供だ。不安になるのもしゃあないか。私が、守ってやんないとね)」


反町「あの。俺もコーチと相部屋に……」

穣子「一樹君は、私とお姉ちゃんの部屋でキマリだよねぇ〜」

静葉「そうね……反町君に悪い虫がついても困るし――ねぇ、反町君?」チャキッ?

反町「いえ……はい。ありがとうございます……(まあ……穣子さん達と一緒ならいつも通りだし……別に良いか)」


にとり「へっへー、ナズー! 一緒な部屋にしないかい? もう一遍あの坊主が乗ってた、”ぶいまっくす”とやらの話が聞きたいんだ!」

ナズーリン「私は別に構わないが……ご主人も一緒で良いかな?」

星「私はにとりさんは大歓迎ですよ! 同じメキシコで苦難を共にした者同士、仲良くしようじゃありませんか!」

にとり「んじゃ決定だね! ひっひっひ、ナズーは特に、今日は寝かさないぜぇ……!」

星「そ、それはダメです!? ふしだらな!! ナズーリンを狙うなら、代わりに私をやりなさーい!?」


167 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:33:58 ID:UQyWWvY2
――そして残りの部屋割りもびっくりするほど順当に決まって行き。その結果……。

パチュリー「しょうがないわね。私も、同じ種族魔法使い同士として放っておけないし……。
       アリスさん、一緒に部屋に戻るわよ」

アリスさん「!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!」

鈴仙「(凄い顔してる。たぶん、世界で一番最初に地球は丸いって発見した人も、こんな顔してたんだろうなぁ……)」

アリスさん「私が……あまり者に……ならない……!?!?!?」

パチュリー「はぁ。……あんたは算数も出来なくなったの? 15割る3は5。あんたが何をしようとも、余る訳がないじゃない……」

アリスさん「う、ううっ……うっうっ……! パチュリぃい……。持つべき者は、やっぱりトモダチよねぇ……!!」

パチュリー「いや。別にそんなんじゃ無いけれど……あと、鈴仙も一緒だから」

アリスさん「鈴仙も!!? ううっ……あったけぇっ……! 生きてて、生きててよかったぁ……!!」

鈴仙「(アリスさんと相部屋かぁ……ま、まあ。別に良いかな? アリスさんも声を掛けようと思った訳が無い訳でも無いし。
     それにパチュリーさんも、何だかんだで面倒見が良いから。きっと、なんとかなる……よね?)」

鈴仙とパチュリーは、消去法的にアリスさんを3人目のルームメイトにする事で決着し。
アリスさんはこの悪意ばかりの世界に、かくも暖かい絆がある事に驚き、そして涙するのだった。


168 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:35:09 ID:UQyWWvY2
コーチ「フォッフォ……という事は、部屋割りはこうなった、という訳じゃな。
     まあ、それは良かったっちゅー事で。明日は10時に、外にあったグラウンドに集合で良いかの。
     今日はまだ昼過ぎじゃが、旅の疲れもあるじゃろうし。買い出しやら身の回りの準備もあるから、お休みにするゾイ」

――かくして、なし崩し的に魔界ユースまでの強化合宿を取り仕切る立場となったコーチは、そのように述べて……。
一同は以下の部屋割りに沿って、解散するのだった。


1号室
鈴仙、パチュリー、アリスさん

2号室
さとり、お燐、慧音

3号室
てゐ、佳歩、つかさ

4号室
反町、穣子、静葉

5号室
にとり、ナズーリン、星

6号室
コーチ

169 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:36:25 ID:UQyWWvY2
それから一同は、再びナズーリンの案内でエソテリア郊外を散策。
日用品を売っている市場や病院など、生活を送るのに困らない施設を確認し。
(幸いな事に、魔界であっても人々の姿や食べ物の見た目・味は幻想郷や外界と一緒だった)
早速今日からの食料や生活用品を買い出しして、慌ただしく魔界1日目の午後を過ごすのだった。

パチュリー「本で読んだ通り。魔界には、月が二つあるのね……赤い月と青い月」

アリスさん「青い月はガイア。母なる星で、魔界の人間はここからやって来たと言われているわ。
       赤い月はテラ。父なる星で、魔界の人間は、死んだらあの星に帰ると言われてる」

パチュリー「詳しいのね、魔界に。書物にはそんな民間伝承、書かれていなかったわ」

アリスさん「……まあ、ね」

鈴仙「(あれから色々やって、なんとか落ち着いて貰ったのは良いけれど、アリスさんの歯切れが悪いわね……。
     慣れない環境で、適応障害を起こしかけているのかしら?)」

――簡単な夕食と会合を住ますと、相部屋となった鈴仙達3人は自室に戻り寝支度をする。
鈴仙の視力では直接見る事は出来ないが、空が見える窓からは美しい月が見えるようだ。
パチュリーとアリスさんが静かに語らっている姿を見て、鈴仙は。

鈴仙「(私も、二人と一緒に空を。魔界の月を見てみたいな……)」

――と。そんな望まぬ思いを抱きながらも。

鈴仙「(……ううん。それはちょっと贅沢よね。だって私は、今こうやって皆と一緒に居れるんだから。
    魔界の心地よいような、ピリピリするような空気に触れて。白蓮さんが昔居たお屋敷の、
    幻想郷を思い出す、懐かしい匂いを吸って。美味しい魔界の野菜を食べて。……明日からはまた、サッカーが出来るんだから)」

今、自分がここに居る事自体がこの上無い幸せなのだと感じながら、二人よりも先に、布団を被って眠ってしまうことにした。

                                           一日目 終了

170 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:37:29 ID:UQyWWvY2
【二日目】
−特別イベントフェイズ−

そうして迎えた、魔界での初めての朝。鈴仙は、心地よい朝の空気を思い切り吸って、皆での朝食を楽しみ。
(食事は早寝早起きの穣子が作ってくれていた。朝から芋尽くしフルコースはちょっと重かった)

てゐ「さーて。今日は紅白戦をするって話だったけど。コーチはどんな考えなのかね」

つかさ「やはり、私達新チームの弱点を探し。そして明日からの練習に繋げていく為でしょうが……どうなるのでしょうか」

お燐「それよりもあたいは、チームが15人なのにどうやって紅白分けるのか気になりますねぇ」

さとり「成程、『7vs7だと、さとり様が余っちゃうじゃないかぁ……かわいそう』……ですか。
    良いでしょうお燐。その言葉、そっくりそのままあんたにお返ししてあげるんだから。
    というかどうやったら、GKが2人で私が余るとナチュラルに思えるのかしら……?」

一同はゆっくりと、紅白戦が行われる会場となる、屋外の練習場
――少し古いが、一応近くにサッカーコートがあった――へと向かうと。……そこには。

さとり「えっ……? ええ……? えええ……っ!?」

お燐「どーしたんですか、さとり様。あっちに何か…えっ!?」

にとり「ひゅいいいっ!? もしかしてあの人間!」

パチュリー「あれは……博麗神社の巫女服!」


171 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:40:45 ID:UQyWWvY2
その少女が着ている服装は取り分け奇妙だった。紅と白を基調とした巫女服は何故か脇が開いていて、
長い黒髪には大きな赤いリボンが結われている。下半身はフリルが可愛らしいミニスカート。
これだけならただの腋巫女服だったが、スパイクを履いている事と足元のボールが、彼女がサッカー選手である事を窺わせていた。

見る人が見れば分かるだろう。これは博麗霊夢が身に着ける由緒正しい巫女装束だという事が。
そして彼女の髪型や、セパレートしてヒラヒラしている袖もまた彼女が博麗霊夢である事を示していた。

佳歩「ええええっ!? れ、霊夢さん!」

てゐ「あんだってぇ!? 霊夢は今頃、幻想郷で紫とよろしくやってんじゃなかったの!?」

コーチ「フォフォフォ……」

ここに居る筈の無い少女のまさかの登場に、誰もが紅白戦を忘れ視線を集中させる。
そんな騒めきを聞きつけて、鈴仙もまた動揺を隠せない。

鈴仙「(なんで霊夢がここに……!? まさか、サッカー大会に先立って、私達を退治する為にやって来たとか……!?
    いや、でも。だったら何でサッカーボールが足元にあるんだ、って話だし……!?)」

A:「霊夢ゥ! 一体魔界で何をしているのよ!?」
B:「皆落ち着いて! これから紅白戦でしょ!」
C:「いや……あれは霊夢じゃない! 霊夢は今幻想郷に居る筈よ!」
D:「だらしゃっぁぁぁぁぁい!」怒りに任せてボールを奪いにいく。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*各選択肢に深い意味はありませんので、気軽に投票したり、自由選択してみたりしてください。

172 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:43:02 ID:qQvaYr++
D

173 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:44:34 ID:u29Yxq6I
E
「あああああっ!!」
と大声を上げて気がそれた内に腹パン!
偽者め何しに来た!

174 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:47:40 ID:p8TqRbzc
E
私こそが本物の博麗霊夢だっ!!
食らえっ!必殺のジャンピングゴリラステーション!!

175 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:52:47 ID:qcIyLOCg
C

176 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 23:03:44 ID:jyc692UU
C

177 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 23:13:39 ID:UQyWWvY2
C:「いや……あれは霊夢じゃない! 霊夢は今幻想郷に居る筈よ!」

パチュリー「……確かに。ここに居てはいけない理由は山ほどありそうね」

つかさ「それに、何か変ですわ。霊夢さんがあんなスカウターを身に着けてる事なんてありませんでしたが」

ナズーリン「そう言えば、遠くて分からなかったが何か背丈がヤケに短いような……」

鈴仙が”霊夢がここに居る筈がない、つまりあの少女は霊夢ではない”と声高に主張すると、
他の仲間達もそれぞれの違和感を声に出し、ざわざわと騒ぎ出した。
そしてそれが耳に入ったのか、件の少女はボールを拾い上げて鈴仙達に近づいていく。
その少女の正体は……。

先着1名様で、

★出典:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271135559/60-62→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→霊夢「え? なんで私がここに居たらいけないの?」本物だー!?
クラブA→井出(霊夢コス)「流石鈴仙さんなんだな。冷静に正体を見破られてしまったんだなァ」変態だー?!
それ以外→霞「……流石は鈴仙さま。お見事です!」永遠亭ルナティックスのデータ兎・因幡霞だ!

178 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 23:14:33 ID:???
★出典:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271135559/60-62スペード3

179 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:26:15 ID:KrV4zwO2
★出典(URL略)→ スペード3 ★
それ以外→霞「……流石は鈴仙さま。お見事です!」永遠亭ルナティックスのデータ兎・因幡霞だ!

鈴仙「霞。……あんた、こんなところで何やってるのよ!?」

その利発そうな声を聴いて確信した鈴仙は、思わずすっとんきょうな声を上げた。

にとり「なんだぁ? このちんちくりん。よく見るとウサ耳ついてるし、ルナティックスの妖怪ウサギか?」

静葉「私は少しだけ覚えているわ。確か、妖怪の山FCとして、永遠亭と練習試合をした時に居たような……」

さとり「地霊殿の試合にも居たわね、そう言えば……」

鈴仙を始めとする、旧永遠亭ルナティックスメンバーは驚いて全員が口をあんぐりと開き。
彼女の事を深く知らないメンバーは逆に訝しんだ。一体、この少女は何者なのか?
そんな彼らの思いに応えるように、てゐが口を開いた。

てゐ「えーっと。彼女の名前は因幡霞。ちょっと前までは単に、名も無きウサギBちゃんだったけどね。
    新聞やら情報集めが好きで、ザ・データマンって感じな子だったよ。
    サッカーも上手かったよ。特に、パスが上手かったね。
    ボールキープもそこそこだったし、全体的に総合力が、他の名無しちゃん達よりも高かったかな。
    今回の新チーム・リトルウイングズには……残念ながら、落選したんだけどさ」

霞「すみません。ちょっとヘンな真似しちゃって。スパイする為の変装術を磨いていたんですけど」

反町「(いきなりスパイとか言う不穏な単語が出たのは置いておくとして。
    なぜ、この場面であんな変装をしたんだろうか。必然性が分からない……)」

アリスさん「でも不思議ね。一体どうやって遥々幻想郷から魔界まで。
       それも、この広い魔界の私達の練習場所まで、どうやって割り出して、どうやって来たのかしら?」

霞「それはですね……」

180 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:27:45 ID:KrV4zwO2
それでも絶えない疑問の声に、霞は自ら応じた。腋巫女服から、普段のピンクがかったワンピースに早着替えした霞は、
ポケットから一枚の新聞の切り抜きを差し出した。そこには、傷つき倒れる鈴仙の写真と、
『リオカップ注目のストライカー、鈴仙・優曇華院・イナバ、両目失明により選手引退へ』という見出しが書かれていた。

霞「私は、KちゃんとかFちゃんとか。他の永遠亭のウサギ達と一緒にお留守番していたんですけれど。
  ――ほら。幻想郷の結界が大会の後に壊れてしまったじゃないですか。
  その時から、外の世界の情報が頻繁に入ってくるようになったから、色々と調べてたんですよ。
  鈴仙さまや、他の皆は無事か。どこで何をしているのか……って。そしたら、こんな記事が出回ったものですから……」

霞はこれまでの経緯を簡単に語りだす。鈴仙がブラジルで負傷し倒れた記事を読むや否や、
これまで株や先物取引で稼いだ資金を元手に単身ブラジルに渡ったこと。
お見舞いに行こうと思ったが、時既に遅く(鈴仙の回復が新聞記事の見込みより早かった)、
鈴仙は入れ違いに退院し、サントス港へ向かっていたこと。その時機転を利かして目的地を推理して、
聖輦船の動力室にこっそりと潜りこみ。コーチに匿って貰いながらここまでやって来たこと。
やがて、彼女は懇願する。

霞「ごめんなさい。勝手について来ちゃって。だけど……、ついて来る内に思ったんです。
  やっぱり私も、鈴仙さまや佳歩ちゃん達。そして、皆さんのお役に立ちたいって。
  だから――私を、リトルウイングズに入れてください! お願いします!!」

パチュリー「……役に立てる、と言うと選手としてかしら。悪いけれど、そうは見えないのだけれど……」

パチュリーがやんわりと彼女の想いを却下しようとするが――ルナティックス時代から、
情報を得るには手段を択ばない行動力の高さがウリだった彼女は退かない。

霞「それは――認識してます。実際、皆さんが修行している間、私は永遠亭を切り盛りするのに必死でしたから。
  サッカー選手としては活躍出来ないと思いますし、する気もありません。
  私が加入したいのは選手じゃなくて――”スタッフ”です!」

穣子「す、すたっふ〜? 何それ?? フランス語??」

反町「チームの職員、って意味ですよ(穣子さんのボケが、天然である事を祈りたい……)」

181 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:29:17 ID:KrV4zwO2
霞「はい。私は選手としては皆さんの誰にも及びませんが、データ収集や戦術提案には自信があります。
  それに、『プロジェクト・カウンターハクレイ』から切り離された皆さんには、
  日常生活や事務をサポートする人材が、きっと必ず必要になってくると思うんです。
  私は、後方から皆さんをサポートしたい。そしてその人材は今、不足している。……どうでしょうか」

情報収集の為ならばと、危ない場数を何度も踏んで来たのだろう。
霞は緊張せず、逆に不敵な笑みすら浮かべて自分がチームに必要な人材である事をアピールし。

コーチ「フォフォ……。実はこの子を見つけたのはワシでのう。最初はつまみ出そうと思ったんじゃが。
     どうしても、と言い張るもんじゃし。実際、すこぶる仕事が出来る子みたいでのう。
     そんなこんなで、ここまで着いてくるのを黙認しとった、というワケじゃ」

コーチもまた、ここで彼女の同行の経緯を説明し補足する。

つかさ「そうだったのね……。本当に、大人しそうに見えて、行動力はぶっ飛んでいるんだから」

佳歩「霞ちゃんらしいと言えば、そうですけどね……」

星「でも、話を聞いていると、とても頼り甲斐のある子みたいです。
   私もなんだか、あの子と一緒に居たくなってしまいました」

ナズーリン「ご主人はお人好しだからねぇ……。――でも、実際どうするんだい?
       彼女の――因幡霞のスタッフとしての加入を認めるのかい?」

パチュリー「私は別に。スタッフが必要なのは確かだし。戦術面を検討できる人材が増えるのは良い事だと思うから。
       ……サッカーで役に立たないとは言っても、私達は15人しか居ないもの。
       万一退場や負傷者が続出した時は、16人目のメンバーが居る事は大きいわ」

霞「そうですね……サッカーではお役に立てないとはいえ。全くのデクの棒って訳じゃないと思いますよ!
  特にパスだけなら、世界トップクラス……に、一歩及ばない程度の実力はあると思います!
  ほ、他の分野は、出来れば聞かないで欲しいですけど……」

182 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:30:36 ID:KrV4zwO2
苦笑する霞だったが、次第に彼女の価値を認める者が増えているのは明らかだった。
そこで。満を持したかのようにコーチが告げる。

コーチ「……ワシの意見はこうじゃ。ここの霞ちゃんは、原則はスタッフとして加入させる。
     が、特別に選手が入り用の場合――8vs8で紅白戦を行いたい時とか――には、
     特別選手として、皆と一緒にプレーして貰う。今みたいにの」

反町「(成程……確かにこうすれば、8vs8で最低限試合としては成り立つな……)」

鈴仙「(最初っから、霞の存在も織り込み済みで、紅白戦やらを想定していたって事ね……)」

そこまで聞いて、鈴仙はコーチの狙いに納得しつつ。
……霞のスタッフ兼リザーバーとしての起用について思いを馳せる。

鈴仙「(私としては、一緒に戦った霞が、立場は違えども同じチームに来てくれるのは嬉しいし。
    霞の言う通り、色々と私達だけじゃあ手が回らない事をやってくれるのもありがたい。
    そう考えたら、大歓迎なんだけど……私達は元から、アウトローな身だもの。
    霞を無為に危険な目に遭わせても良いのか、っていう想いだってある)」

パチュリー「鈴仙。あんたは、どう思うの。私としては、あんたの意思に従うけれど。
       ……同じルナティックスの選手だったんなら、色々と事情も詳しいだろうしね」

183 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:33:02 ID:KrV4zwO2
パチュリーに急かされ、鈴仙は自分の意見を述べる。その内容は――。

A:霞をスタッフ兼リザーバーとして加入させる。
B:霞をスタッフとして加入させる(選手としては起用しない)
C:霞はリトルウイングズに加入させない。
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*霞を加入させたいかどうかを選ぶ投票です。
*霞の存在は、戦術決定やデータの把握に大きな影響を与えません。
 (霞が加入しない場合、戦術提案やデータ収集は他の仲間が行います)
*霞の選手としての実力は低く、加入しても補欠扱いとなり、大きな成長は見込めません。
 (自由選択で、選手専任として加入させるとした場合でも、成長の見込みは薄いです)
*霞をリザーバーとして加入させない場合、今後補欠として別のキャラクターが加入する可能性があります。
 (霞がリザーバーとして加入してもチャンスはありますが、可能性は下がります)

184 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:36:34 ID:qb9ttbn+
A

185 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:40:49 ID:1saK2Cpw
B

部屋は6室だっけ、部屋割り考え直さなくちゃ
アリスさん一人用テントとか持ってる?

186 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:43:47 ID:???
>>185
A・Bの場合部屋割りについては、霞はてゐ、佳歩、つかさと同室ということにしますので、アリスさんは死にません。
コーチは魔乳フェチなので同室でも大丈夫ですが、倫理的に考えて…

187 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:51:00 ID:???
良かった、可哀そうなアリスさんは居ないんだ

188 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 01:10:30 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
次回更新くらいから、紅白戦に入りたいと思っています。ルールについては、

*試合は15分ハーフ
*反則はあり(イエロー・レッドはなし)
*負傷はなし

を前提に、メンバー数を8vs8か11vs11(足りない分は名無しで数合わせ)にするかをちょっと悩み中と言った感じです。
人数が多い方が本番っぽくて楽しいかもですが、その分1キャラごとの行動回数は減るかもです。ご意見頂ければ幸いです。

>>187
クラブAとかで優しい世界(ただしアリスさんは除く)になるかもしれません(爆)
一応、アリスさんにも真面目な見せ場を作りたいとは思っていますが…どうなるか分かりません。

189 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 01:21:53 ID:???
乙でした

システム的に無理がなければ8VS8に1票
中盤スカスカで乱打戦になるならそれもまた良しということで

190 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 05:42:27 ID:N1BqtmY+
A

191 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:05:21 ID:???
正直コーチとか霞ぐらいのキャラなら判定なしで自動加入でいいと思う……テンポ止まるし

192 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:17:25 ID:???
そこは難しいところだよね……
このスレはどちらかというとストーリー重視なところはあるけどゲーム性はやっぱり重要だろうし
GMが勝手にゲーム上重要な事を決めるとそれはそれで不満が上がるわけで……
ダイスやカード運に一番翻弄されてるのはGMさんだろうし

193 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:25:32 ID:???
更新再開します。
>>189
乙ありがとうございます。ご意見頂いたので、8vs8の方向で考えました。
ただ、乱打戦であまりに大味になってつまらなくなってもな、と思ったので。

*人数補正の強化(3人で+2、6人で+3とする。普段より−1人)
*フィールドの大きさを気持ちコンパクトに(通常よりも判定数が増えそう?)
通   常    8vs8仕様
−H−J−  −G−H−
−−−−−  −−−−−
−G−I−  D−E−F
−−−−−  −−−−−
−E−F−  −−C−−
B−D−C  −A−B−
−−A−−  −−@−−
−−@−−

…という仕様を追加してみたいと思います。(もし上手くいかなければ、ハーフタイムで変えます)
色々と変則的ですが、色んな事が試せる試合にしたいと思ってます。

194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:27:01 ID:???
A:霞をスタッフ兼リザーバーとして加入させる。

鈴仙「私はいいと思う」

鈴仙は右手を挙げて、賛成の意を表する事にした。

鈴仙「割と無鉄砲な霞の事だから、断っても色々と無茶をしそうだしね。
    だったら、望み通りに、チームを手伝って貰うのが良いと思うわ。
    ……ただの永遠亭の子だったら帰してるところだけど。霞が優秀なのは、私が良く知ってるしね」

霞「鈴仙さま……! ありがとうございます!!」

霞は鈴仙の判断に両手を挙げて喜び、子供っぽく大きくお辞儀をしてみせる。

てゐ「やれやれ。まさか本当に、こんな展開になるとはねぇ……。いや、嬉しいんだけどさ」

佳歩「霞ちゃん! 後で私達の部屋に来てよ。久しぶりにお喋りしたいな……!」


195 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:28:20 ID:???
アリスさん「!?(これでメンバーが16人になる……?! これは、鈴仙達に見捨てられ、
       私が一人用のテントで宿泊するフラグとなるのでは……!?)」ガクガクガク

反町「アリスさん……寒いなら、毛布でも持って来ようか?」

静葉「無理よ。彼女の凍てついた心は、どんな毛布をもってしても、温める事はできないわ……」

にとり「それよりも私は、あのスカウターっていう片眼鏡が気になるよぉ……! ああ、分解してみたい……!」

チームメンバーも、霞が決して悪い少女ではなく。むしろ、鈴仙やてゐも認める
策略家かつデータマンである事を知ったために、加入を断る向きは無い。

霞「私は皆さんの縁の下の力持ちとして、タオル配りにボール拭きから。
  諜報活動やハッキングまで、何でもこなします! これから、宜しくお願いします!!」

鈴仙「(霞ちゃんは良い子なんだけど。時たま不穏な単語が出て来るのが怖いのよねぇ……ハッキングとか)」

鈴仙は、霞が張り切るあまり、社会倫理的に好ましくない行為に手を染めないかだけは不安だったが……。
――それでも、この16人目の仲間の参入を喜ばしく思うのだった。

*因幡 霞がリトルウイングズのスタッフ(兼リザーバー)として加入しました。
*能力値は概ね低いですが、パスが得意です。


196 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:29:47 ID:???
コーチ「さてと……んじゃ、前フリは置いといて。紅白戦の説明でも初めていこうかの」

霞が皆に歓迎された事を確認すると、コーチは軽く咳払いして本題に入った。

コーチ「紅白戦と言っても、ワシらは16人しかおらん。よって、8vs8の簡易的なマッチとして、
     皆の現状をチェックさせて貰おうと思う」

コーチは細かいルールを更に挙げていく。試合は15分ハーフ。反則は取るが、カードは出さない。
本来よりも縦幅、横幅ともに狭いコートを使用する……など。

穣子「えっ? なんで狭いコートにしちゃうの? いつもと同じ方が、本番感があって良いんじゃないの?」

さとり「通常のコートで8vs8をすれば、あまりにスペースが空きすぎるからでしょう。
    プレスを掛けたりする間も無く、余裕たっぷりのパスワークがまかり通り。
    更には中盤省略やロングシュートがあまりりやり易くなってしまいます。
    ……そうなると、流石に都合が悪いからでは?」

パチュリー「やっぱり、貴女は察しが良いわね、古明地さとり。レミィにあんたの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい位よ。
       私としても……概ね異論は無いルールね。選手はどうやって分けましょうか?」

コーチ「それも考えておる。まずは両チームのキャプテンを決めて、選ばれたキャプテンは二人ずつ、
     自分のチームに入れたい選手を入れることとする。しかし、そうなるとリザーバーの霞が余るのは必然で。
     そして、後攻のキャプテンは、ただでさえ先攻のキャプテンに欲しい選手を先取りされる上、
     最後に余るであろう、霞を入れなくてはならない事となる。

     ――これは不公平じゃから、こうしようと思う。
     【先攻での選手選択を希望する場合、先攻のチームには、最初から霞が加入していることとする】。

     つまり、先攻は選手の選択で優越する代わりに、リザーバーに1枠を取られるというハンデを負う。
     逆に、後攻は先攻に選手を奪われるハンデがある代わりに、正規選手のみで8枠を固められる。
     お邪魔虫みたいな扱いで、ちょっと可哀想じゃが。この方が公平性が保たれると思う」


197 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:31:10 ID:???
霞「ちなみに私は全然気にしてませんよ。むしろこのルールを考えたの、私ですから」

穣子「え? 最初から加入している? え? えーっと、つまり……?」

静葉「(まずいわ。穣子の頭がパンク寸前ね……。一旦、話題を逸らさなくては)――選手の選択方法については良いとしまして。
    キャプテンはどうやって決めるつもりですか?」

コーチ「おお。まずはそっちの方が大事じゃな。キャプテンはワシが、独断と偏見で決めさせて貰う。
     まず。赤チームのキャプテンじゃが……鈴仙!」

鈴仙「は、はいっ! ルールは聞いて、何となく分かりました! 頑張ります!」

静葉の妹を想う計らいが成功し、特殊なルールの詰まった紅白戦の説明は一段落。
コーチは先に、キャプテンを指名する事にした。紅白のうちの赤チームのキャプテンは……やはり鈴仙。
リオカップでもキャプテンとして、皆の前に立ち続けた彼女が外れる道理はない。

コーチ「そして、白チームのキャプテンじゃが……」

――故に、問題は白チームの。もう一方のチームのキャプテンだった。


198 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:32:12 ID:???
反町「(ウチのチームに、全日本みたいな派閥争いは無い。一体誰がキャプテンになるんだろう……?)」

アリスさん「(も、もしかして私!? 来ちゃう!? 超アリスさん伝説来ちゃう!?)」

さとり「それだけはない、と言っておきましょう」

お燐「割と真面目な話、さとり様じゃないですか。病院のお姉さん除きでこの中でキャプテン経験が一番長いのって、さとり様ですし。
    地霊殿サブタレイニアンローゼスは、幻想郷でもそこそこ名門チームだったしねぇ」

ナズーリン「キャプテンと言えば、ご主人もそうだが……」

星「仲間同士で戦い、結束を深める……! うおおおっ!! 燃えて来ましたぁぁッ!」

にとり「星は賢いし凄くイイヤツだけど、色々と残念だからなぁ〜……」

つかさ「てゐ様はどうですか? 統率力もありますし、駆け引きも上手ですから……」

てゐ「いやいや。私は人の上に立つタイプじゃないって。二番手三番手で後ろから支えるのが好きなのさ」

佳歩「パチュリーさんはどうですか?」

パチュリー「私も吝かでは無いけれど。現時点でコーチ兼選手的なポジションだからねぇ……」

慧音「(私も昔は、人里FCのキャプテンではあったが。他にも適任は多い。声は掛からんだろう)」

幾ら鈴仙がキャプテンである事に異論は無いとは言っても、今までこうした話が持ち上がらなかっただけに、
場は少しだけ色めき立つ。果たして、コーチが指名した選手とは……

199 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:34:45 ID:KrV4zwO2

先着1名様で、

★白組キャプテン→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→自由選択+選ばれたキャラにちょっとだけボーナス!
ダイヤ→コーチ「てゐ。お主は控えめじゃが、その実、皆を纏める適正がある!」
ハート→コーチ「反町……と、言ったの。お主の雰囲気は、どこか鈴仙と似ておる」
スペード→コーチ「慧音先生。第一FWとバランスを取る意味でも、信頼感という意味でも宜しくじゃゾイ」
クラブ→コーチ「パチュリーよ。マスターとして、弟子である鈴仙の前に立ちはだかるのじゃ!」
クラブA→コーチ「おめえの出番じゃ、アリスさん!」一同「なにィ!?!?!?」

200 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:40:35 ID:???
★白組キャプテン→! card★

201 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:41:37 ID:???
★白組キャプテン→ クラブ4

202 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:55:37 ID:KrV4zwO2
>>191
ご意見ありがとうございます。
コーチ及びコリンチャンスの選手達については、入れるかどうか純粋に迷った結果、選択制にしました。
霞については、井出互換のキャラとしてスタッフ加入は前々から考えていましたが、
リザーバー選手として入れるかどうかは、霞に思い入れのある人や、他に魔界出身の選手を探したい人で
票が割れるかな、と思ったために選択制にしました。
また、最近文章パート続きで、読者参加があった方が面白いかな、と思ったのもあります。
>>192
お気遣いありがとうございます。最近長文続きだったので、
ゲーム性とか自由度を出していきたいと思っていましたが、塩梅が難しいですね……
第四章では、原点に立ち返ってダイスやカード運任せの展開を増やしたいなと思ってます。

203 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:57:30 ID:KrV4zwO2
★白組キャプテン→ クラブ4 ★
クラブ→コーチ「パチュリーよ。マスターとして、弟子である鈴仙の前に立ちはだかるのじゃ!」

パチュリー「……まあ、良いけど」

ノリノリで言い放ったコーチに対し、パチュリーは気だるげに答えた。

佳歩「パチュリーさんが……キャプテン……!?」

てゐ「そういや、むか〜し昔は、あいつもキャプテンやってたっけ。ブワルなんちゃらりーとか。
    喘息の影響で、後半しか出て無かったけど」

コーチ「このチームで、現時点で指揮力や統率力が最も高いのはお主じゃろう。
     また、実力面においても鈴仙を超えチームトップじゃ。
     鈴仙が今後、単なる精神的な支柱ではなく。司令官としてもキャプテンに相応しくなるためには、
     お主を超える必要がどうしても出て来る」

鈴仙「(つまりこれは、私への試練でもある、ってワケね……)」

パチュリー「そう言う事ならば、仕方ないわね。さあ鈴仙。この私を超えて見せなさい……フフフ……」

静葉「(パチュリーの事は余り詳しく知らなかったけれど。意外とチョロそうね……)」

204 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 00:03:04 ID:EIz7KZpo

昔からコーチ兼選手として、紅魔スカーレットムーンズを筆頭に様々なチームを後ろから導いて来たパチュリーだが、
キャプテンとして前面に出る機会は存外に少ない。そのため、簡易的な紅白戦と言えども、
仲間達は彼女のキャプテンシーに半分期待、半分不安を入り混ぜつつ、その采配を見守った。

パチュリー「さて……。コーチも言ってたと思うけど。まず私達はどっちが先に選手を選ぶかを協議して決める。
       この時、先攻の方は有利なんだけど、デメリットとして8人の内1人を、リザーバーである霞にしないといけなくなる。
       後攻はその逆がメリットになるって訳ね。……質問は?」

鈴仙「確認ですけど。先攻の方は最初、霞を加入させた上で。選手を二人、先に選べるって意味で良いんですよね?」

パチュリー「そうよ。つまり先攻はまず、霞、○○、××……と。3名の選手を加入させる事になる、という訳ね」

鈴仙「そうなると、先攻は一番最後に余った選手を取らないといけない、って訳ですけど。
    ……それはそれで、不公平とかはありませんか?」

パチュリー「無いわね。リザーバーを除く私達は、能力差こそあれども、皆何かしらの一芸を持っている。
       最後に余る選手にしても、極端な役立たずである事はあり得ないわ」

鈴仙「分かりました。それじゃ、選びましょうか」

205 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 00:05:29 ID:EIz7KZpo

★これより紅白戦の仲間選手を選択します。まず最初に、先攻で選手選択を行うか、後攻で選手選択を行うかを選んでください★

A:先攻で選手選択を行う。(最初の選択前、自動的に霞が加入します。霞加入後、自由に二名、選手を選べます。)
B:後攻で選手選択を行う。(パチュリーが先に霞及び二名の選手を選びます。その後、自由に二名選手、を選べます。)
C:その他 2人ずつ選手選択してたらテンポが悪いから、自動で決めて欲しい…など意見あればください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

206 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 00:07:51 ID:kfIqJq/s
B

207 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:05:25 ID:EIz7KZpo
すみません、早速ですが難しい判断を投票にして、テンポが悪くなってしまったかもしれません。
なので、投票して頂いた>>206さんには申し訳ないですが、どっちが先に選手を選ぶかは、
投票ではなく判定で決めたいと思います。


先着1名様で、

★選択権のコイントス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→??「ちょっと待ちな!!」その時 エスパーニャ 互換の選手が登場!
ダイヤ・ハート→鈴仙が先攻選択だ!
スペード・クラブ→パチュリーが先攻選択だ!

208 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 01:08:58 ID:???
★選択権のコイントス→ ダイヤ8

209 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:22:10 ID:EIz7KZpo
★選択権のコイントス→ ダイヤ8 ★
ダイヤ・ハート→鈴仙が先攻選択だ!

鈴仙「……では、私が先に選手を選びます!」

パチュリー「という事は。枠のうち1つはリザーバーの霞となるけれど、良いのね?」

鈴仙「ええ。同じルナティックスのよしみですから。逆にコンビネーションは取りやすいと思いますし」

パチュリー「そう……。じゃあ、自分と、霞と、残り6枠。選びたい選手を二人、選んでしまいなさいな」

鈴仙「(パチュリーさん、余裕綽綽ね……ルナティックスに居た頃の師匠を……永琳様を思い出すなぁ。
    ――ようし。目の前のパチュリーさんを疑似師匠だと思って。この練習試合、勝って見せるんだから!)」

鈴仙は意気込んで、自分と霞に次ぐ、第三と第四の選手を選び始めた。

210 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:23:44 ID:EIz7KZpo
−リトルウイングズ メンバー一覧(残っている選手)−
FW:反町、星、佳歩
MF:アリスさん、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり

★上記のメンバーから、鈴仙チーム3人目と4人目の選手を【2名同時に】選択してください★
 (例:佳歩、てゐ)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

 ※投票は、【部分一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の加入が確定し、てゐとつかさは1票ずつ。
      次に「つかさ」で票が入った場合、つかさに2票が入ったこととなり、つかさの加入が確定)

鈴仙チーム(赤):残り6枠
FW 鈴仙
MF 霞
DF
GK


パチュリーチーム(白):残り7枠
FW
MF パチュリー
DF
GK

211 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 01:31:25 ID:1N7pvrWk
にとり、つかさ

さとりをマインドエクスプロージョンでぶち抜く作戦で

212 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:37:26 ID:EIz7KZpo
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

コメントにて進行について意見を頂き、本当にありがとうございました。8vs8にするか11vs11にするかという事や、
コーチや霞の加入イベントについては、自分自身本気で悩んでいた事でしたので、意見があると本気で助かります。
今後もスレの進行についてご意見頂ければ(可能な限りですが)反映したいと思います。

自分の思いとしては、第三章(リオカップ編)ではストーリー性を重視して、判定や選択のダイナミズムを抑えていましたが、
それはゲームへの参加しやすさや面白さを損ね過ぎたのではないかと思っています。
そのため、第四章(魔界カップ編)では以前のゲーム性をある程度復活させ、かつ投票へのハードルをより低く自由にする事で、
少しでも多くの方に参加して頂けるようなスレ運営をしたいと考えています。(と、言いつつ長文を書く時もありますが…)
勿論作者である私自身が楽しいのを最優先なのは最初から変わりませんが、自分が楽しい事で他の方も楽しんで貰えればもっと楽しいので…。

そんなわけで、今回の紅白戦につきましても、色々と投票なり意見交換なりして頂ければ嬉しいです。
テンプレの能力値や、>>135-145あたりで各選手の評価など、参考となるデータは色々書いてあるつもりです。
鈴仙及び仲間達15人とも特徴があり、良い意味で迷えるチーム構成になっていると思っています。
ただ、皆強いので、○○を選ばないと詰み、みたいな事はありません(GKは選ばないと流石にマズいです)。
なので、考えつつも、気楽に投票等をして頂ければと思います。
長くなりましたが、本日もお疲れ様でした。

213 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 02:13:56 ID:???
乙でした
加入によるデメリットが無いなら自動でもいいかなーと思いますけど、
書きやすいように書いてもらうのが一番かと

214 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 04:31:39 ID:05kcr2BM
乙でした

てゐ 慧音

215 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 09:30:51 ID:yyfVL3J2
にとり つかさ

216 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 22:59:20 ID:Hjf6wXFQ
更新していきます。
>>213
乙ありがとうございます。
ストーリー的に他のキャラの見せ場や活躍機会が奪われる(かもしれない)等、
デメリットがあると思って選択制にしましたが、確かにゲーム的にデメリットが無いなら自動でも良いかもですね。
書きやすいように書くのは、私も常に第一優先でさせて貰ってます。
ただ、未熟なGM故、やはり一人だと迷ってしまう時もありますので、その際は助けて頂ければ嬉しいです。
(書きやすいように書くの優先で、折角のご意見が反映されない場合は、すみません…)
>>214
乙と投票ありがとうございます。助かります。

217 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:02:25 ID:Hjf6wXFQ
>にとり つかさ

鈴仙「私はまず、GKを選択するわ! ……にとり!」

にとり「オッケェ! 私の自慢のメカで零封にしくさってやるよ!」

鈴仙「そしてDFも。つかさ、あんたのブロックと根性は一級品だもの。よろしく頼むわね」

つかさ「……! はいっ!(総合力では下位の私がまず選ばれるなんて。
     ここは、鈴仙さまのご期待に沿う活躍をしなければ……!!)」

一番に指名されて誇らしげに胸を張るにとりと、一芸を見込まれて選ばれたのだと感じるつかさは、
互いに方向こそ違えど、高い闘志を抱きながら鈴仙の下に着いた。

パチュリー「成程。シュートに強い選手を組み入れたと言う訳ね。では、私は……。まず一人目に、古明地さとり。
        万一鈴仙が、次に貴女を選ばないとも限らないしね。
        まあ、純粋な練習の為の紅白戦で、そんな深読みまでは本来不要なんだけど……そうする方が、フェアっぽいからね」

さとり「(消去法的な選択でしょうが、構いません。私は何時でも、光を掴もうともがき続けるのみ……!)」

パチュリー「そして、二人目だけど――」

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:08:21 ID:Hjf6wXFQ
紅白戦であっても、本気で対峙する時と同じような思考法から。パチュリーはまず、GKの古明地さとりを選んだ。
万一鈴仙が次にさとりを選んだ場合、白チームには他にGKの適性を持つ選手は居らず、大量失点の恐れが生じる。
無論、鈴仙がそのような事をする筈は無いのだが……この選択は、パチュリーがこの試合を、
単なる馴れ合いの仲良し試合にはしたくないと考えている所作だった。

パチュリー「そして、次は……」

――その思考のまま、パチュリーは次の選手を指名する。

先着1名様で、

★パチュリーの選択1→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パチュリー「アリスさん一択ね! 彼女からはエースの匂いを感じるわ……ハァハァ!!」三杉互換だ!
ダイヤ・ハート→「上白沢慧音。総合力で他を圧倒する貴女を取らない理由が無いわ」
スペード・クラブ→パチュリー「……星。寅丸星、こっちに来なさい」

219 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:10:46 ID:???
★パチュリーの選択1→ ダイヤ6

220 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:14:44 ID:???
そういえば星って新しい地上シュート覚えたんでしたっけ?
性能はまだ秘密ですかね

221 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:20:25 ID:Hjf6wXFQ
★パチュリーの選択1→ ダイヤ6 ★
ダイヤ・ハート→「上白沢慧音。総合力で他を圧倒する貴女を取らない理由が無いわ」

パチュリー「慧音。貴女の実力の高さは、この私が一番知っている」

慧音「感謝する、パチュリー。必ずやその信頼に応えよう」

二人は長年付き添った戦友同士のように、多くを語らず傍に寄り添う。
修行先のイタリアでは当初、パチュリーに対立していた慧音だったが。
その対立を乗り越えて、彼女達は強い信頼関係を結んでいた。

パチュリー「さあ。私はさとりと慧音を取った。次はあんたの番よ、鈴仙」

鈴仙「……はい!(パチュリーさんと慧音さん。ウチのチームの総合力トップ2が、
    一気に集まってしまったわね……。でも、サッカーは総合力だけじゃあ無い。
    戦術や戦略で、強い選手を破る事だってできるんだ!
    ――と、言う訳で。私は次に、誰を選ぼうかしら……)」

222 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:23:33 ID:Hjf6wXFQ
>>220
すみません、星はメキシコ編ラストで新地上シュート『コンプリートクラリフィケイション』を習得しています。アナウンス漏れです。
威力は圧巻の+12、吹飛係数1、消費ガッツ400です。
鈴仙にも佳歩にも反町にも無い彼女の武器の一つが、この最強格の地上シュートです。

223 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:24:42 ID:Hjf6wXFQ

−リトルウイングズ メンバー一覧(残っている選手)−
FW:反町、星、佳歩
MF:アリスさん、静葉、てゐ
DF:お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:

★上記のメンバーから、鈴仙チーム5人目と6人目の選手を【2名同時に】選択してください★
 (例:佳歩、てゐ)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

 ※投票は、【部分一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の加入が確定し、てゐとつかさは1票ずつ。
      次に「つかさ」で票が入った場合、つかさに2票が入ったこととなり、つかさの加入が確定)

鈴仙チーム(赤):残り4枠
FW 鈴仙
MF 霞
DF つかさ
GK にとり


パチュリーチーム(白):残り5枠
FW
MF パチュリー
DF 慧音
GK さとり

224 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:26:44 ID:yyfVL3J2
てゐ 穣子

225 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:27:08 ID:Ke3+3NoA
アリスさん 星

226 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:28:22 ID:05kcr2BM
反町 てゐ

227 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:30:34 ID:???
てゐは二票で決定です。
現在、穣子、アリスさん、星、反町が各一票ずつ入っている状況です。

228 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:31:36 ID:1N7pvrWk


229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:39:15 ID:???
>てゐ、星

鈴仙「私の五人目はてゐよ。いつも通りちゃんと仕事しなさいよ」

てゐ「はいはい。鈴仙ちゃんは私が居ないと何にもできないしねぇ〜」

てゐは軽口を叩きながらも、どことなく嬉しそうに鈴仙の下に着いた。

鈴仙「六人目は……星! 久しぶりにタイガースターズの2トップの力、見せてやりましょう!」

星「ええ! 今こそ貴女の刃として、必ずやお役に立って見せますよ、鈴仙!」

星もまた、かねてより鈴仙との親交は深く。久しぶりに肩を並べて戦える事を喜んだ。

230 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:42:17 ID:Hjf6wXFQ
パチュリー「(『インビジブルデューパー』に、『コンプリートクラリフィケイション』。
        強烈な中距離シュートが、どんどん揃って来たわね。
        ブロックを不得手とする慧音のみをスイーパーに置くのは、少し厳しいかしら。攻撃面については……)」

その流れで、パチュリーは冷静なままに次の指名を行う。選ばれたのは――。

先着1名様で、

★パチュリーの選択2→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→コーチ「ええい! お主たち若造には任せられん。ワシが出るゾイ!」ここだ! ここで乱心だ!!
ダイヤ→「佳歩。そしてアリスさん。相手がシューターを取るならば、こっちはドリブラーを取るわ」
ハート・スペード・クラブ→「静葉。そして穣子。あんた達の連携が必要よ」

231 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:43:56 ID:???
★パチュリーの選択2→ スペード3

232 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:53:02 ID:Hjf6wXFQ
★パチュリーの選択2→ スペード3 ★
ハート・スペード・クラブ→「静葉。そして穣子。あんた達の連携が必要よ」

パチュリー「(秋穣子は因幡つかさに次いで強力なブロッカー。守備力も総じて高い。
        秋静葉はアリスさんには実力で劣るけど、主に性格面で安定感があり。
        おまけに連携技で、穣子の守備力を更に底上げする事が出来る。彼女達をセットで呼びましょうか)
        ――静葉。そして穣子。あんた達の連携が必要よ」

静葉「良かったわ。最後まで選ばれなかったらどうしようかと」

穣子「紫のもやしさんありがとう! お礼に今度紫芋あげるね!」

パチュリー「誰がもやしの貴公女よ。誰が……」

温厚で牧歌的な秋姉妹に対し、パチュリーは不愛想な表情で文句たらたらであったが。
彼女達の連携が試合を左右すると考え、強い期待を抱きつつ二人を迎えていた。

233 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:55:25 ID:Hjf6wXFQ
鈴仙「(紫芋良いなァ……じゃなくて。8vs8だから、もう大分枠が埋まって来たわね!
     パチュリーさんは次に反町君を入れるつもりかしら?
     FW居ないし、彼も確か、土台としてなら『オータムスカイラブ』に参加できた気がするし……。
     私達は一応、全部のポジションに人は揃っているけれど……攻撃力を高めるべきか、守備力を高めるべきか)」

−リトルウイングズ メンバー一覧(残っている選手)−
FW:反町、佳歩
MF:アリスさん
DF:お燐、ナズーリン
GK:

★上記のメンバーから、鈴仙チーム5人目と6人目の選手を【2名同時に】選択してください★
 (例:佳歩、てゐ)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

 ※投票は、【部分一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の加入が確定し、てゐとつかさは1票ずつ。
      次に「つかさ」で票が入った場合、つかさに2票が入ったこととなり、つかさの加入が確定)

鈴仙チーム(赤):残り2枠
FW 鈴仙、星
MF 霞、てゐ
DF つかさ
GK にとり


パチュリーチーム(白):残り3枠
FW
MF パチュリー、静葉
DF 慧音、穣子
GK さとり

234 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:57:27 ID:Ke3+3NoA
お燐 アリスさん

235 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:59:31 ID:Hjf6wXFQ
『5人目と6人目』、とありますが、正しくは『7人目と8人目』でしたね…失礼しました。これがラストの選択となります。
なお、日付跨ぎギリギリの投票ですが、多重投票を行う方は居ないと考え、再投票は行いません。


ついでに>>204で、
鈴仙「そうなると、先攻は一番最後に余った選手を取らないといけない、って訳ですけど。
    ……それはそれで、不公平とかはありませんか?」
とか頭の悪い事を言っていますが、鈴仙チームはこれでもう8人が埋まるので、
最後に余った選手3人は、自動的にパチュリーチームに入る事になります。

236 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 00:02:10 ID:tEu5WCvE
アリスさん、ナズーリン

237 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 00:04:22 ID:ClnrJLs2
現在アリスさんが2票で決定です。
お燐とナズーリンで一票ずつ入っています。

238 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 00:09:56 ID:cjPAVcMg
ナズーリン

239 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:35:09 ID:ClnrJLs2
>アリスさん ナズーリン

鈴仙「(敵にはパチュリーさんと慧音さんという二大巨頭が居るんだし。
    ここはあの二人に次ぐ、強力な選手を入れたいんだけど……)」

アリスさん「ちらっ……ちらっ……」

鈴仙「(うん。なんかすごくつらいけど。でも、強いのは事実だし……)――じゃ。七人目はアリスさんで」

アリスさん「も、もーーっ! 鈴仙ったら、私の力を借りたいの!? 仕方ないわねぇーーッ!!?!!」

鈴仙「……やっぱなしで」

アリスさん「ご、ごめんなさいっ!? だからもう二度と、私をハブった仲良しライングループとか作ったりしないで!?!?」

鈴仙「(ライングループって何だろう……)――冗談よ。まあ、アリスさんは強いしね。うん……なんか、宜しく」

アリスさんの謎のテンションに軽くドン引きしながらも、その実力を信頼する鈴仙はアリスさんを選んだ。

鈴仙「最後の8人目は……ナズーリンね。サイドバックとしての実力、見せて頂戴。
    (ホントはお燐にしようか迷ったけど。なんかヘタれそうだしね……)」

ナズーリン「……ああ、了解だ。出来るところまでやってやるさ」

鈴仙に対し友情の念を抱いているナズーリンは、鈴仙の申し出に快諾してチームに着いた。


240 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:37:10 ID:ClnrJLs2
パチュリー「……これで決まりね。私は余ってしまった、佳歩、反町、そしてお燐。
        この3名を自分のチームに加えるわ」

佳歩「(ううっ、鈴仙さまと一緒のチームが良かったなぁ……。てゐ様も、霞ちゃんも、つかさちゃんも、
     鈴仙さまと一緒だし、羨ましいなぁ……)」

反町「(やはり、俺のFWとしての実力は中途半端か……? ――いや。後ろ向きになってはいけないな。
     俺には穣子さんと静葉さんがいる! 俺達は、1+1+1で300だ。 67倍だぞ67倍!!)」

お燐「(サイドでの実力なら、誰にも負けてない自信があるのに〜。やっぱ、前の大会のしくじりが大きいのかねぇ)」

――かくして、鈴仙チーム(赤)とパチュリーチーム(白)は、以下のように分かれる事となった。

鈴仙チーム(赤):
FW 鈴仙、星
MF 霞、てゐ、アリスさん
DF つかさ、ナズーリン
GK にとり

パチュリーチーム(白):
FW 反町、佳歩
MF パチュリー、静葉
DF 慧音、穣子、お燐
GK さとり

コーチ「(総合力ではパチュリーチームが大きく上回っておるな。
     また、反町、静葉、穣子という連携プレーが活きる3人を確保できたのは大きいかの。
     対する鈴仙チームは、選手のパワーという意味では劣るものの、てゐやアリスさん、つかさ等、
     一芸において非常に強い選手を配置しておるから、そこまで不利では無い。
     逆に、さとりに対して相性の良い、強力なミドルシューターである星。
     強力なパスを持ち、『インビジブルデューパー』の鍵となるてゐを擁している分、有利ですらあるかもしれん。
     果たして、どうなるかなこの試合……グヒョヒョ)」

241 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:38:55 ID:ClnrJLs2

両チームの顔ぶれを見ながら、この試合審判役を務めるコーチは、気持ち悪い笑みを浮かべ……。
それぞれのチームは集まって、どんな布陣で行くかの検討を開始した。

鈴仙「いつものポジション通り、って事だったら。こんな風になるけれど」

鈴仙は棒きれを拾って、地面にいつもより少し小さめなコートと、
その中でのフォーメーション案として、こんな風に記載した。
(瞳は相変わらず眼帯で覆われているが、気配を察知する訓練の成果が出ており、
 自分が何を書いているかは察知できた)

−F−G− F星 G鈴仙
−−−−−
C−D−E C霞 Dアリスさん Eてゐ
−−−−−
−A−B− Aつかさ Bナズーリン
−−@−− @にとり

つかさ「2−3−2。8vs8サッカーでは、バランスの取れた編成だと思いますわ」

てゐ「でもさ〜、折角だったらいろいろ試してみたい気はするよね。折角の紅白戦なんだしさ」

ナズーリン「試す……と言うと。例えばどんな配置があるだろうか」


242 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:39:56 ID:ClnrJLs2

霞「そうですね……私のデータによると、星さんのタックル力は、このチームでも慧音さんに並んでトップ。
  でしたら、そのワイルドさを活かして、リベロをやってみるのはどうでしょうか?」

星「わ、私がですかっ!?」

にとり「星ったら、大袈裟に驚き過ぎ! へー。でも、星がリベロ……つまり、DFの位置にいて、
     ボールを持ったら適宜オーバーラップなりして、奇襲のミドルシュートを撃つ! ……みたいな感じなんだろ?
     う〜ん。中々動きが難しいそうだなぁ。即席で出来んのかなぁ……?」

アリスさん「でも。やってみる価値はありそうね。即席で失敗したとしても、本番の試合で成功すれば良いんだしね」

鈴仙「(アリスさんって、たまにまともになるから困るのよねぇ……キャラがつかめなくて)
    ――そういう事だったら、他にもありそうね。例えば……アリスさんがウインガーになるとかもアリかも」

てゐ「(確かに、あの凄いドリブルを見たらそれもアリな気がする。けど……)」

つかさ「(アリスさんが、果たして本当に、鈴仙さまの言う事を聞いてセンタリングを上げてくれるのでしょうか……?)」

――仲間達は鈴仙の図面をたたき台に、色々な案を出してくれている。
星をDFとした鈴仙のワントップ。鈴仙をトップ下とした星のワントップ。
ドリブルや一対一シュートが上手いアリスさんやてゐをウインガーとし、
2−2−3という攻撃的な布陣を実現する案も挙げられた。

鈴仙「(どうしようかしら。どっちにしろ紅白戦なんだから、
     今のうちに、今しかできない事を試すっていう事も大事。
     だけど、敵はそんな甘えも許さず攻め続けるかもしれない。
     ……どれも正解、ってのは無さそうね)」

意見を反芻しつつ、鈴仙は更に考える。

243 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:48:46 ID:ClnrJLs2
鈴仙「(私自身にしたって、瞳を失った事に伴う弱体化は避けられないんだ。
    瞳の力で敵のパフォーマンスを落とす事はできないし、シュートでGKの体勢を崩す事もできなくなってる。
    ……この事実も、しっかり受け止めないといけないのよね)」

仲間の能力に適正。自身が負ったハンデ。色々なものを考慮して、鈴仙チームが打ち出した布陣は……。


A:元のポジション通り、2−3−2がベストだろう。
B:鈴仙をワントップ、星をリベロのDFとした、3−2−1を試してみてはどうか。
C:星をワントップ、鈴仙をトップ下とした、2−3−1を試してみてはどうか。
D:アリスさんをWGとした、2−2−3を試してみてはどうか。
E:てゐをWGとした、2−2−3を試してみてはどうか。
F:その他 組みたい布陣があればご自由にどうぞ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*鈴仙は当分の間、スキル・失明により、
   @スキル・狂気の瞳の効果が完全封印
   A”マインド〜”で始まるシュートの効果である、敵GKのバランス崩し・転倒効果が封印(威力は据え置き)
 のハンデを負うこととなります。(>>2の効果から、シュート弱体の効果が加わっています。)

244 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 03:57:59 ID:0OMohTXA
D

245 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:59:42 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
すみません、>>239まで寝落ちしてました(汗)

色々書いてしまってますが、今回の紅白戦については、パチュリーチームも覚醒の機会を得ますし、
敗北しても大きなペナルティ等は全く発生しないので(勝ったらほんの少しだけボーナスを出します)、
キャラの今後の起用法も含めて、色々と試行錯誤して頂ければ幸いです。

鈴仙の弱体化については、狂気の瞳の封印に加えて、マインド系統の弱体化が含まれます。
ただ、弱体化は転倒効果のみであり、シュートの補正等は変わりませんので、
鈴仙が極端に使えなくなる、という事は無いと思います。
失明した割には弱体化がマイルドですが、この辺りは、入院中もたゆまぬリハビリを続けた鈴仙の努力と、
鈴仙もまた人外の妖怪(玉兎)であるが故の、特異な体質によるものであると解釈して頂ければ幸いです。
それでは、本日もお疲れ様でした。

246 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 07:57:00 ID:tEu5WCvE
D

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