キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:13:46 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1509881529/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙はブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験し、仲間と共に成長していくも、
ブラジルサッカーの登竜門・リオカップ。その決勝戦で大きな挫折を味わった。
名門サンパウロFCを牛耳るサッカーの怪物・大空翼。宇宙的な威力のシュートを誇るチェザーレ・ストラット。
そして、かつて道を違えた鈴仙の親友・魂魄妖夢。鈴仙と仲間達は、彼らを前に、為すすべなく敗北しただけでは足りず。
試合後。鈴仙は妖夢を庇い、凶弾に倒れて視力を失ってしまう。

どん底に堕ちた鈴仙を前に、新チーム・リトルウイングズの監督となる筈だった魅魔は冷酷に告げる。
鈴仙達は弱い。このままでは世界で戦えない。リトルウイングズは解散だ。
――しかし、彼女はそう切り捨てると同時に、鈴仙達に最後の希望を与えていた。
1か月後の『魔界カップ』で、我ら魔界ユースに勝利すれば、『幻想スーパーJr.ユース大会』の出場権を与える、と……。

100 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:22:48 ID:???
*****



白蓮「私が出来る事はやりました。後は、このメキシコシティの街をどうしていくかは、皆さん次第です」

エスパダス「フン……まあ、少しは認めてやるよ。お前のお蔭で、少しは生活がマシになったってな」

エスパーニャ「俺らの生活は酷くなったけどなァ。ま、ムダ使いも省けて、貧乏人からのヘイトも減ったから良しとするかね」

壮絶なヒューガーとの試合を終えてから数日後。すっかり完治した白蓮は、愛車に跨って支持者達に別れを告げていた。
ヒューガーはあれから約束どおりメキシコシティでの自治権を放棄。
白蓮は差別の温床となるプレートを力づくで叩き割って、街は混然としつつも、元の活気を取り戻しつつあった。

星「聖……。ありがとうございます。貴女のお蔭で、私は自分自身を見失わずに済みました」

白蓮「いいえ。貴女が成長したのは、貴女自身がそれを望んだからです。
    他人は、あくまでその人の成長を後押しする事しか出来ません。
    そして、人間の――妖怪の成長とは即ち、意思の力の成長。
    貴女が、よりよい自分を望み、そうなりたいと思い続けたからこそ、今のあなたがあるのですよ」

白蓮は約束の期日が来た為に、幻想郷へと戻り、全幻想郷選抜と合流する事となる。
事情は知っているものの、別れを惜しむ星は、ふとこう聞いてしまう。

星「……私達と共にブラジルに渡り、鈴仙と戦うのは如何ですか」

白蓮「それは出来ません。私は、幻想郷に戻る必要があります。
    豊聡耳神子。我が命蓮寺の地下に廟を構え、幻想郷の支配を虎視眈々と狙う者。
    ――彼女が、本格的に動き出しています」

101 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:24:14 ID:???
ナズーリン「……ムラサや一輪は、大丈夫なんだろうね」

白蓮「彼女達は間違いなく、豊聡耳神子の政策――人間中心主義に反する存在。
    何等かの迫害を受けている可能性は多いにあります。そうした事情があるからこそ、
    私はこれ以上、幻想郷を離れていられません」

にとり「え、ええっと。……その。試合の時は、助けてくれて……ありがとう。
     なんていうか、私って自分で言うのもヘンだけど、縁日でお金巻き上げたりしてるし。
     悪いヤツだから助けてやんない、ってなるかと思ってたんだ」

白蓮「『善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや』……宗派はやや違いますが。
    仏教ではこんな言葉があります。阿弥陀仏は、善人でさえ救うのですから。悪人は尚更救われるのだ、……と。
    自分の悪を認識し、その上で救われたいと願う者を救うこと。それが、仏教の教えの一つでもあります」

にとり「なんか、イマイチ何言っているか分かんないけど。……でも。何となく、宗教も悪くないかも、って思えたや。エヘヘ」

星「にとりさんが我々の弟子になるというなら、是非歓迎しますよ!」

にとり「……ま、老後のヒマ潰しの一つにでも考えとくよ」

共に戦った星とにとりは互いにその絆を深めた。また、それは口数の少ないナズーリンにおいても同様だった。
――三人は、このメキシコで掛けがえの無い財宝を得たのである。また、星の成長はそれだけではない。

フラン「あの……僧侶さん。ありがと」

星「フランさん……ああ。もしかして、お姉様との事ですか。あれでしたら、私は意見を述べたまでですから」

フラン「もう遅いかもしれないけど。私、もうちょっと頑張ってみる。――立派な、『サイドアタッカー』になれるように」

102 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:25:21 ID:???
星はその後、心を閉ざしていたフランドールと接触し――そして、彼女に姉の真意を悟らせ、
再び元の明るい少女へと戻してみせたのだ。

星「(もっとも、私は聖のように上手くは出来なかったから。真正面からケンカでぶつかり合って。
   それで打ち解けた時に話を聞いただけ、なんですけど。そっちの方が……私らしい、ですかね)」

蓋を開けば、練習方針に関する些細なすれ違いがあったのみの簡単な話だったが。
それでも、星は自分なりに思い悩み、自分なりの方法で解決に導いてみせた。
――聖白蓮の代理でもなく、寅丸星として、彼女は誰かの希望となれたのだ。

白蓮「……ああ、そうだ」

白蓮は、そんな星たちの出立の餞として、大きな贈り物を残してくれていた。

白蓮「私は、このメキシコで素晴らしいバイクを見つけました。
    ですから、私が豊聡耳神子の一派から逃れる為に持ち込んだ……”聖輦船”を。
    貴女へと、渡しておきたいと思います」

星「え、ええっ……!?」

ナズーリン「ハハッ……本当に貴女はスケールの大きい御仁だ。
       貴女は、命蓮寺を焼かれる前に、船にして持ち込んで来たというのか……!」

にとり「そ、そそそ……そりゃ凄い! エンジニアとしての血が騒ぐよ!
    あの船、一遍動かしてみたかったんだよね……!」

ナズーリン「それにしても、聖。何から何まで。本当に貴女に頼り切りとなってしまった。
        ……何だか、申し訳なく思えてくるよ」

白蓮「私に出来る事は、この位ですから。私は神子のように、現状の支配体制を覆す事も出来ず。
    ただ、傍観し続け、やがて変わりゆく状況に飲まれつつあるだけ、なのですから……」

103 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:28:08 ID:???
星たちの――あるいは他の仲間達の希望ともなり得るこの申し出をもってしても、白蓮は謙虚にそう話す。
……もしかしたら、と星は思う。

星「(もしかしたら、聖もまた。私のように悩んでいたのかもしれない。
   ライバルである神子さんの攻勢に手も足も出ないまま、
   私やムラサ、そして一輪達を辛い境遇に立たせてしまった、と……。
   だからこそ、聖は出来る限りの事を、私達にしたかったのかもしれない……)」

ブロロロロロ……。

白蓮「――それじゃあ、また幻想郷で会いましょう」

白蓮は最後にそう言って――かつてスラム街でナズーリンを載せた時のように、
目にもとまらぬ速さで、地平線の彼方へと消えていった。

ナズーリン「……聖輦船が隠れている場所は聞いてある。それじゃ……行こうか。私達も」

星「ええ! 行きましょう!」

にとり「ようし、早速構造をチェックだー! 腕が鳴るねぇ!」

そして、三人も街を去り――そして、向かう。鈴仙や他の仲間達が待つブラジルへ。
次なる彼女達の戦いの場へ――。

104 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:30:03 ID:???
        
        今、正義を信じる者は光を受け継いだ。

  彼女達を取り巻く運命は空を飛び、はるか彼方の希望を目指す。

        ――しかし、その瞳に不安はない。

     彼女達は節制を愛し、献身を知り、調和を学んだ。

     その教えは、如何なる地においても同じく通ずる。

    物語を先に進め、一つにまとめるための糸は紡がれた。


                                           〜星・ナズーリン・にとりの章 完〜

105 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:32:38 ID:???
メキシコ編(ダイジェスト)(約70レス)(文章約50kb)が終了したところで一旦ここまでです。
時間のある時に文章パートは更新したいので、出来ればもうちょっと更新して、
予告していた紅白戦(9vs9のミニゲーム)が始まる所まで行けたらいいなと思っています。

106 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 20:59:12 ID:???
乙なのです

俺のバランス矯正ギブスは卑怯(笑)。こんなの笑うに決まってる

107 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:13:11 ID:???
〜第三章・エンディング〜
【さらばブラジル、戦いは新天地で−】

〜サンパウロ・サントス港〜

にとり「――ってな、感動ストーリーがあったワケなんだよ〜」

鈴仙がナズーリンから、彼女達の物語を聞いてから数日後。
晴れて退院した鈴仙はコリンチャンスのコーチやメンバーと、リトルウイングズの仲間達と共に、
サンパウロの港湾都市・サントスへと来ていた。
その道すがら、得意な表情でメキシコでの武勇伝を語るにとりだったが……。

にとり「その時! 日向小次郎の『ライトニングタイガー』をこの私の『真・のびーるアーム』で、
     見事にワンハンドキャッチしちゃったってワケさ〜!」

鈴仙「(ナズーリンから聞いた話だと、泣きながら走馬燈を見てたとか言う話だった気がしたけど……。
    まあ、突っ込んでも可哀想だから良いか……)」

そのストーリーは鈴仙が知る者と若干違っている気がした。

にとり「さてと……。お、あったあった」

やがてにとりは船着き場にある、一隻の木造船を指さした。
時代錯誤な木造の帆船はぷかぷかと穏やかな内海に浮かんでいるが、間違いない。


108 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:14:11 ID:???
慧音「これは……確かに。あの時の宝船だ! しかし、何故海に浮かべている。これでは、普通の帆船のようだが」

星「……私達三人は、この船に乗ってブラジルを目指しました。しかし――」

ナズーリン「――私達の船は、狙われていたんだ。国籍不明の戦闘機が現れ、何とかやり過ごしたものの。
       浮遊機能を攻撃されて、不時着してしまったんだ」

佳歩「な、なんですか、それ……!?」

てゐ「妖夢を狙った狙撃と言い、その話と言い。実力的な手段に訴えてるヤツらが居るって事だねぇ」

パチュリー「八雲紫……では、無いでしょうね。彼女の目的はあくまで、私達を真正面から打ち破る事でしょうから。
       だとすると消去法で、『ハイパーカンピオーネ』側の仕業って事になるけど」

にとり「誰が原因なのかは分からないけれど……。鈴仙が入院してる間。そういう事への対策も練ったんだ。
    ま。その辺りも含めて紹介するからさ、皆入ってよ。一見ボロい船だけどさ」

ナズーリン「悪かったな、ボロい船で……」

まるで聖輦船が実家か何かのように話すにとりにナズーリンがボソリと悪態を付くが、本人は気付かない。
鈴仙はつかさに介助されながら(大体どこに何があるかは、リハビリの結果掴みつつあったが)、船の中へと入ると。

アリスさん「あ! 皆!! 本当に来てくれたのね!」

そこにはいち早く、アリスさんが待ち構えていた。

ナズーリン「ご苦労だったね、アリスさん。……魔法機器の調子は大丈夫そうかい?」

アリスさん「ええ。一晩泊まり込んで調節してたお蔭でバッチリ! これなら、空間転移だって可能な筈よ」


109 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:15:01 ID:???
なんというか、想像してたのの10倍ぐらい酷い状況だったぜ
怖い街だぜメキシコシティ

スウェーデン産のメディカルマシーンってブローリンとかサイヤ人が使ってそうなアレですよね
日向のセリフといい、どこから突っ込んで良いのやらなのに良い話で終わってて余計笑いますわ

110 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:15:31 ID:???
どうやら彼女は率先して面倒な作業を引き受けていたらしい。
トモダチが欲しいがためのいじらしい行動に、鈴仙は何とも言えない感情を抱きつつも、周囲を眺める。
――視力は無いが。妖力を凝らして空間の広さを察知しようとする。

鈴仙「(……結構広いのね。でも、元はお寺だったから当たり前か)」

そんな鈴仙の察知能力は正確だったようで。

穣子「この位広かったら、みんなで暮らす事も出来るねぇ〜」

星「ええ。元々命蓮寺でした訳ですし。最悪何かあれば、ここで雨風を凌ぐ事は出来ますよ」

丁度同じ事を、穣子と星が話しているのが聞こえた。

コーチ「フォフォ……。となると。早速行ってしまうのかな、魔界に……寂しくなるのう」

鈴仙「コーチ……」

鈴仙の傍で老コーチが呟く。ブラジルに降り立って以来、迷惑もかけられたが、
この老コーチのお蔭で鈴仙もまた一回り強くなれたのは確かだ。

さとり「にとりさん達の話を聞くに、私達はよからぬ勢力に狙われているようですから。
    あまり長くブラジルにとどまって、ご迷惑をおかけする訳にはいきません」

お燐「……ま、死んだ時はいつでも言ってよ。死体なら、あたいが持ち去ってあげるしさ」

さとり「あんたはやめなさい、お燐」

近くでさとりが補足をしながら、お燐がいつも通りの冗談(と信じたい)をかましている。
コーチは少しだけ、何かを逡巡するような表情を見せ(髭だらけで分かりづらいが)――。
鈴仙にとって、意外に思える事を提案した。

111 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:27:32 ID:???

コーチ「鈴仙よ。もし良ければ、このワシを……魔界に、連れていってはくれまいか」

鈴仙「ぇ……?」

コーチ「心境の変化……ってヤツでのう。ワシも見たくなったのよ。鈴仙……お主らの行く末をな。
     何。決してジャマはせん。セクハラはするかもしれんがの……グヒヒ」

鈴仙「(それってジャマする、って事じゃん……)」

コーチ「……と、言うのは冗談として。どうかの。話を聞くに、今のお主らは本来の監督にも
     見捨てられ、特段の監督役やコーチ役も居ない様子じゃ。ワシでも、役に立てる事はあるやもしれん」

鈴仙「でも……コリンチャンスは大丈夫なんですか? リオカップに準優勝して、
    少しは評判も上向いたそうですけど、未だにクラブハウスは場末のバーですし」

コーチ「どーせワシには元々発言権も何も無かった。話題性があるのは確かじゃから、
     事務局とやらが何とかするじゃて。フォフォフォ……」

コーチの提案は有り難く思えるが……実際の所は鈴仙がこれまでチームを仕切っていたし、コーチにはパチュリーが居る。
チームドクターにしても、メンバーの大多数が丈夫な妖怪である上、鈴仙も医者の卵だから、彼が居なくてもなんら問題は生じない。

鈴仙「(でもそれは、実は頭の良いコーチも知ってる筈。だから、これは単純に聞いているのよね。
     ――自分という、私達の物語からしたら見ず知らずの部外者が。これ以上入り込んで来ても良いか? ……って)」

コーチ「勿論、嫌なら正直に言っておくれ。嫌々で同行するのも、させられるのも互いに得じゃないしのう。
     ここに居たら居たらで、コリンチャンスの立て直しの為に何かできる事もあるかもしれんしな」

112 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:29:49 ID:aPm3BzOY
フォフォフォと、まるで老人のように笑って――実際の彼はそこまで老人では無いのだ――、
鈴仙がどちらにも答えやすい風にフォローをしてくれる。

鈴仙「…………」

そんなコーチに対して、鈴仙は……。

A:「……ええ。良いですよ。監督兼コーチ兼チームドクターが居るのは心強いですし」快諾する。
B:「……いえ。これは私達の問題です。コーチを巻き込む訳には行きません」断る。
C:A+「良ければ、コリンチャンスの選手達も、何人か一緒に連れていきませんか?」選手も連れていく。
D:「コーチを巻き込む訳には行きません。ただ……コリンチャンスの選手を何人か貸してくれませんか?」選手だけ連れていく。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*コーチ及びコリンチャンスの選手を、今後のストーリーにどこまで関わらせていくかを投票で決めます。
 あくまでストーリー上の希望を聞くだけなので、ゲームバランス的にコーチが居ないと(居ると)ダメという事はありません。
*コーチの存在は、戦術決定の内容や負傷選手の治療速度に影響しません。(Aを見ると、影響しそうに見えますが)
<選択肢の詳細>
 ・Aを選んだ場合、コーチのみが魔界について行き、今後のストーリー等に関与します。
 ・Bを選んだ場合、コーチは魔界について行かず、ストーリー等への関与度も落ちます。
 ・C・Dを選んだ場合、コリンチャンスで技持ちのモブ選手、ライア(パス技持ち・MF)、
  ミャージ(タックル技持ち・DF)、ニータ(ブロック技持ち・DF)が加入します。
  (三人共に補欠扱いとなり、大きな成長は見込めません。)
 ・A・Bを選んだ場合は選手の加入はありませんが、代替措置として今後選手が加入する可能性があります。
  (加入しても補欠扱いとなり、大きな成長は見込めません。)

113 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:37:06 ID:pKGgM2pw
A

114 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:38:44 ID:3ECh5DbQ
A

115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:05:18 ID:???
>>106
乙ありがとうございます。
本当は全裸でギブスを巻いてるシーンとか挿入しようと思いましたが、尺の都合でカットしました。
>>109
私自身メキシコは詳しくないのですが、キャプ翼やキャプ森を見る限り貧富の差が激しいのかなーって思って、
描写を盛った結果、F●7に出て来るような都市になりました。
スウェーデンは原作キャプ翼でも未来的な科学サッカーを取り入れてるので、
メディカルマシーンや重力100倍の修行室とかあっても自然だと思います。
原作キャプ翼のさらばサッカー(ryみたく、やってる事は無茶苦茶だけど、
何故かいい話っぽい感じを狙ったので、そう言って頂けると嬉しいです。

116 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:06:19 ID:???
A:「……ええ。良いですよ。監督兼コーチ兼チームドクターが居るのは心強いですし」快諾する。

コーチ「……そうか。それは良かったよ」

鈴仙の答えを聞き、コーチは嬉しそうに頷く。
実際、その提案は新天地で心細い鈴仙達にとっても悪い者では無かったし、
これまでのブラジルでの思い出を振り返ると、コーチには助けられた事も多い。
(セクハラを受けた回数の方がもっと多かったが)

鈴仙「他の皆にも言っておきますね。コーチが引き続き、チームの監督もしてくれるって」

コーチ「うむ。よろしく頼むゾイ」

鈴仙は念のため、他のメンバーに異論がないかを確認するも、

てゐ「ま、ヘンなオッサンだけど悪いヤツじゃないしねぇ〜」

反町「(チームの男性率が高くなって、少し気楽になるな……。
    本当は、コリンチャンスの選手も何人か入って欲しかったけれど)」

パチュリー「彼の戦術眼の深さは知ってるし。反対しないわ」

アリスさん「トモダチは一人でも多い方が良いものね、うんうん!」

仲間達は鈴仙が信頼するコーチであるなら大丈夫、と言った風に賛成ムードであり。

117 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:07:21 ID:???
お燐「(ふーん……)」

さとり「(……私とお燐は、彼に纏わる真実を知っている。けれど今は、明かすべき時ではありませんね)」

一部では訝し気な視線を向けている者もいたが……彼女達も反対はしない。

コーチ「私がここに”残っている”理由……。何となく、分かったような気がしたよ」

一方で、そんな周囲の雰囲気と――こうなった事実を認識した上で、彼は小さく独り言ちる。
それの意味するところは、今の鈴仙には全く見当もつかなかった。


*コーチが新チーム・リトルウイングズの監督兼コーチ兼チームドクターに就任しました。
 (ゲーム上のメリットは特にありません、フレーバーです)

118 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:18:04 ID:???
鈴仙「……さあ。それじゃあ」

佳歩「いよいよ出発……ですね」

星「機械的な修復はにとりさんが。魔法的な回路の修正はアリスさんとパチュリーさんがしてくれました。
   後は座標を固定して――魔界へと飛び立つだけです!」

――そして。いよいよ鈴仙がブラジルの地を離れる時が近づいて来た。
コーチともども、コリンチャンスの仲間達に別れを告げた鈴仙達は、
各々の日用品を聖輦船に詰め込んで、機器類の最終チェックを分担して行い。
後は、テイクオフを待つだけとなった。のだが……。

てゐ「……ん? ちょっと待ってよ」

ナズーリン「どうしたんだい、忘れ物か?」

てゐ「いやいや。違うけどさ。ただ――魔界に行くんだよね、私達」

にとり「しつっこいなー。そうだって言ってるじゃないか。
    魔界カップが来月にあって、『ハイパーカンピオーネ』か何かの追手が居るから、
    ブラジルには長居できないし、今の内にお引越しするんだって話でしょー?」

てゐ「それは知ってる。私の言いたい事はだね? つまり……。
    『魔界に行くとして。具体的にどこが拠点になるの? 魔界のどこに行くの?』って事さ」

にとり「あー。成程ね。そういう事ね。…………ねー、星ー」

つかさ「(分かって無かったのね……自分達が魔界のどこに行く予定なのか……)」

自分達が向かう先がどこなのかも分かっていないまま、様々な指示を出していたにとりに不安を覚えつつも、
一同は甲板に勢ぞろいして、詳しそうな星も交えて、向かうべき場所について確認をする事にした。
そして、発言した者は――。

119 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:19:16 ID:aPm3BzOY

先着1名様で、

★問われる魔界知識→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→反町「俺知ってるぞ。二週クリアしないとエンディングが見れないって言う…」魔界は魔界でも魔界村だ!
ダイヤ・ハート→アリスさん「魔界最大の都市・パンデモニウム。……ここに、小さい頃私が住んでた家があるんだけど」
スペード・クラブ→星「魔界地方都市・エソテリア。……ここに、かつて聖が拠点としていた住居がある筈です」
クラブA→一同「シ〜ン……」しまった! 誰も魔界について詳しくない!

120 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 23:22:08 ID:???
★問われる魔界知識→ スペードQ


121 :森崎名無しさん:2018/01/14(日) 23:28:53 ID:???
JOKERなら有馬とか阿佐とかが加入しそう(CAPCOM感)

122 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:33:17 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
ちなみに原作東方星蓮船で星たちが向かっていたのは法界(魔界の中の一区画)であり、
作中でも魔界(法界上空)としか書かれてないので、
魔界にエソテリアという地方都市があるってのは創作です。(曲名から引っ張って来ただけ)
パチュリーの居る紅魔館の図書館の名前をブワル魔法図書館にしてるのと同じです。

ところで、今東方の人気投票が開かれています。
http://toho-vote.info/

もし当スレを見て興味を持って頂ければ、鈴仙等に投票して頂ければ嬉しいです。

>>121
JOKERなら鈴仙の服がはじけとんでましたね。

123 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:27:05 ID:???
★問われる魔界知識→ スペードQ ★
スペード・クラブ→星「魔界地方都市・エソテリア。……ここに、かつて聖が拠点としていた住居がある筈です」

静まる一同の中で手を挙げたのは、やはり星だった。

星「前にも少し話しましたが、私とナズーリンはかつて、聖を探し、その封印を解く為に仲間達と共に魔界を旅していました。
  ――その途中で、霊夢さんや魔理沙達にとっちめられたのですがね」

鈴仙「(私の時は、まあ。姫様を屋敷に隠すって目的があったけど。
    星ってば、ただ白蓮さんを探してるだけで因縁付けられたんだ……可哀想)」

星「とにかく。……その時に魔界の一部を見ているので、ある程度の土地勘があります。
   今回はまず、そこを目指そうと思っています。具体的には――」

そう言いながら、彼女は甲板の地面に大きな地図を広げた。
世界地図と似ているようで似ていない、様々な大陸が混在している、
輝夜が良くやっていたロールプレイングゲームの地図は――恐らく、魔界の全図なのだろう。
星は手に持つ錫杖で、その広い地図の中の隅の方にある、小さな大陸。その中心部にある盆地を指した。

星「エソテリア。付近に法界……悪しき魔力が入り込まぬ聖域を擁する、小さな地方都市です。
  人口はおよそ50万。魔界最大の都市にして、魔界神のおわしますパンデモニウムから、
  海を挟んで、距離にして5,000ラール――私達の単位で言うと、およそ25,000キロ。
  中央の政争も聞こえぬ、自然と文明が調和した長閑な地ですよ」

124 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:28:31 ID:???
穣子「へぇ〜。何かワクワクして来たね、一樹君! 私達、これからファンタジーの世界に行っちゃうんだよ!」

反町「(俺からすると、幻想郷の時点で大分ファンタジーの世界なんだけど……)」

パチュリー「質問だけど。そこにはきちんとした、サッカー設備があるのでしょうね。
       書物の知識では、魔界は全体的にサッカーが浸透していないとあるけれど」

ナズーリン「問題は無いと思う。確かに、中央都市であるパンデモニウムよりも、エソテリアは後進的だ。
        けれど魔界は全体的に、我々の世界よりも魔術を活かした科学が進歩しているし、生活水準も豊かなんだ」

コーチ「ま。ここにおっても、ストリートサッカーとバーのアルバイト位しかできんがのぉ……ホッホッ」

鈴仙「(コリンチャンスは圧倒的に貧乏だものねぇ……どうなのよ、サッカーコートも無いクラブチームって。
     アヤソフィアが加入時のお礼で遺してくれた、大会期間中の生活費も底をつきそうだし)」

さとり「住居に当てはあるのですか? 最悪、この聖輦船で暮らす事が出来るとは言え。
    やはり、これから魔界カップまでの時間を過ごすならば、相応の拠点は必要です」

さとりの的確な質問に対し、星は少し間を置いて答える。

星「かつて聖は、妖怪との共存を望んでいました。しかし、彼女と同じ人間によって、
  その思想は邪悪だと断罪され。先程述べた魔界の聖域――法界に封印されていました。
  しかし、その境遇を憐れんだ魔界神様が、時たまに恩赦として封印を緩め。
  暫くの間は、法界近郊の都市・エソテリアにて居を構え暮らす事をお許し下さったのです。
  ……今は人が居ない、その邸宅を借りれればと考えています」

125 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:29:32 ID:???
さとり「成程。サッカー設備も、住居の当てもあるという事ですか。
    貴女達、メキシコ派遣組が魔界カップが始まるに先んじて、魔界への移動を提案した理由が分かりました」

にとり「ま、私は一刻も早く、自分で直した聖輦船に乗ってみたいだけだけどね!」

アリスさん「……………」

静葉「どうしたの、アリスさん。何だか神妙な顔をしているけれど……」

アリスさん「!? べ、べべベ別に! 何も無いわ! 私と魔界には、なーんの繋がりも無いのよ! オホホ!!」

静葉「そう……なら良いけれど……」

アリスさん「オホ、ホ……(なら良いけど、じゃないでしょぉ……? ここは誰がどーみても、
       私と魔界との、のっぴきならない因縁を疑ってしかるべきでしょぉ……?)」

冷静な静葉はアリスさんのワケあり感を見事にスルーしたところで、一同に更なる質問は無くなった。


にとり「さあ、さあ! 座標はこれで確定したし、もう質問タイムはこれで良いだろー!
     ほらほら行こうよ〜! 私ゃ早くこの船を飛ばしたくてウズウズしてるんだよ〜!」

ナズーリン「全くもう、こいつと来たら……子どもじゃないんだからさ、しっかりしなよ」

佳歩「でも、私もワクワクしてきました。魔界って、どんなところなんでしょう……!」

つかさ「昔に八意様から聞いた話では、魔法使いのメッカであり、
     幻想郷よりも遥かに高濃度のエーテルが漂っていると聞くわ。
     弱い人間や妖怪では、息をするだけでも体調を崩すと言うけれど……」

てゐ「――ま。あんたらもそこは、アルゼンチンの修行やらなんやらで鍛えこまれたしね。心配ないと思うよ〜」


126 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:30:52 ID:???

反町「お、俺、大丈夫なのか……? そんな所行っても」

パチュリー「それが不思議なのよね。あんたは普通の人間だと思っていたけれど。
       調べてみると、強い毒の魔力を感じるのよ。まるで魔術師か何かみたいに……」

穣子「それがなくても、私達の信仰ラブパワーがあるから大丈夫だよっ!! ……たぶん」

――そして、いよいよ一行は出発の時を迎える。

コーチ「鈴仙。……思い残した事は無いかの。タルの中は調べたか?」

鈴仙「はい。……でも、タルの中を調べるのは、どっちかって言うと船から降りる時のような気が」

鈴仙はコーチと並んで、甲板の柵に立ち。サントス港の波止場で手を振ってくれる、
元々のコリンチャンスメンバーとの別れを惜しんでいた。

ライア「レイセン! 俺達はお前の事を忘れないぞー!」

ミャージ「コーチ! レイセン! 後は任せろー!!」

ニータ「コリンチャンスはこれからが再出発だ! 今度は俺達の手でリオカップに優勝してやる!」

鈴仙「ライア君……ミャージ君にニータ君まで……」

特に別れを惜しんでくれたのは、リオカップ前に急成長し、リザーバーとしての出番の多い三人だった。
彼らは戦友との別れに涙を浮かべながら、しかし前向きに戦う事を決意してくれる。
……鈴仙が驚いたのは、コリンチャンスのメンバー以外にも、この場で手を振ってくれる者が居た事だった。


127 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:32:38 ID:???
メオン「次は負けん……! 『マインドスパークルマイン』で来い! レイセン!」

鈴仙「(メオン君……グレミオ戦では負けてボロボロに叩かれた彼も、前を向いているんだ)」

ザガロ「くそったれーーーー! この俺達サントスを無視して魔界に行くなど許さんぞーーーー!!」

ディウセウ「オラ達もこれから、カイオー様って人の所に行って修行するんだぞーー!
       次はぜってー、負けねぇからなーーーーー!」

ブローリン「カグロットォォォオオオオオオオオオオオオオーーーーーッ!!」

鈴仙「(ザガロ君、ディウセウ君。それからスウェーデンのブローリン君。サントス戦は本当酷かったわよね……
     ……でも。まあ、あれも良い思い出……ではないわね。ガレリ君とか、しれっと殺されてるし)」

カルロス「噂を聞いたんで駆け付けて来たぞ、レイセン! 君は俺のトモダチだ。またサッカーをしよう。
      今度は俺と、君と、アルツールと。そして……アーサーお姉ちゃんとの四人でだ!」

鈴仙「(カルロス君……。フラメンゴ戦ではライバルだったけれど。
    その後、アーサーお姉ちゃん――アヤソフィアとの因縁を通じて、私達は交流を深めたんだっけ。
    あのブン屋。今頃何やってるんだろう……)」

エベルトン「ケッ! なーにが魔界だ、あのクソガキめ! この俺様に土下座してれば今頃、
       パルメイラスで有り難く扱いてやったのによ、勿体ねえ事しやがって!
       しかもあんの老いぼれまで、何考えてやがるんだ! ……二人で仲良く勝ち逃げしてんじゃねえよ。
       もう一遍、コリンチャンスを率いて、俺達と戦うべきだろうがよォ!」

コーチ「(エベルトン……我が友よ。君はレイセンと共に、腐っていた私に檄を入れてくれたな。
     過去の手術ミスで、君の妻と娘を奪った罪は忘れないが。
     ……せめてもの罪滅ぼしを、この少女に対して行いたいんだ。許してくれ)」

128 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:35:44 ID:???
ネイ「れ、レイセーーーーンッ!? なんで行っちゃうんだよ。俺とのデートの約束はーーーッ!?」

鈴仙「そんなモン、約束してないっつーーの! もうっ……!」

トニーニョ「まあ、気を落とすなよネイ。お前だって解ってるだろ? 彼女が喜ぶのは、甘い囁きじゃないって」

ネイ「ああ。分かってるよ……レイセーーン! 俺達ブラジル代表も、4月の『幻想スーパーJr.ユース大会』に出るんだ。
   その時こそ! 君が惚れてしまうようなプレーを連発するからなーーーっ!」

鈴仙「はいはい……(でも。ネイ君との交流は私にとっても貴重な経験だったのは確かだし。ま、期待してるわよ……!)」

新田「鈴仙さーーーーん! 見ていて下さい! 俺、絶対強くなります!
    そして、鈴仙さんの代わりに姉御を……妖夢さんを、見つけ出してやりまーーーす!!」

鈴仙「(新田君……ありがとう。サンパウロとの決勝戦前。貴方とやった練習は、掛けがえの無いものだったわ!)」

――鈴仙達の出立は、いつの間かにか彼女のライバル達にも情報が洩れていた。
コリンチャンスメンバーと勢ぞろいでサントス港へと向かう鈴仙達を見て、
彼らはこっそりとその後を付けていたのである。全ては、良き好敵手を見送るため。


129 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:36:45 ID:???
星「さあ乗員の皆さん! 我らが聖輦船は……魔界に向けて間もなく出発します!
  5! 4! 3! 2! ……テイク・オフでーーーーーーーーーーーす!」

惜別の時は長くは続かない。
ハイテンションに機器類を制御する星の声を背景に。

フワリ……!

鈴仙達一行を載せた船は、魔法と科学の力で海から僅かに浮き上がり。

ゴ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

鈴仙「みんな、さよなら……! またね……!!」

そしてそのまま……青空高くへと飛び上がる。ブラジルでは1月末は真夏。
しかし、風は涼しく、何より空が美しい。気付けば、あれだけ別れを惜しんでいたライバル達は、
もう豆粒のように小さくなってしまっていた。

にとり「軌道が安定するまで、このまま高空を300キロ程飛んでようか。
    それで、高度が10000メートルまで行ったら……!」

パチュリー「魔界へのワープ魔法の回路を起動させる。それで良かったのよね」

にとり「イクザクトリー! うっひゃ〜! こんな凄いマシンを操縦できるなんて夢みたいだー!」

さとり「どちらか言えば、高度なマジックアイテムに近い気がするけれど。これは果たしてマシンと言えるのでしょうか……」

お燐「まあまあ、さとり様。空飛ぶ乗り物はホラ。やっぱり、男の子のロマンじゃないですか。分かって下さいよ〜」

さとり「あんたもそこの河童も、女の子でしょうが……」

130 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:38:03 ID:???

反町「ひ、ひいいっ……!? た、高いー!? 酸素が薄いー!」

静葉「(肝心の男の子は震えあがってるわね……無理もないけれど)――反町君、私の手を取って。そうすれば怖くないわ」

穣子「って、ちょーーい! 何お姉ちゃん、一樹君に猛接近してるのー!?」

アリスさん「魔界……。まさか、帰って来る事になるとはね……」

つかさ「(――石崎了。先のサンパウロ戦で見せた彼のプレーは私に似通っていた。
      しかし、全てにおいて、彼は私を上回っていた。……私は、もっと上を目指さなくてはならない!)」

てゐ「大丈夫かい、佳歩ちゃん。怖くない?」

佳歩「……正直、足が震えます。でも、怖いとは感じません。だって、夢だったんですもの。
    こうして私も、鈴仙さまやてゐ様と肩を並べて。つかさちゃんも傍にいて。
    それで、一緒に大きな敵と戦うって事が……!
    ――本当は、霞ちゃん。Cちゃん。Dちゃん。Kちゃんとも一緒に戦いたかったんですけど」

てゐ「なーに。別に今から死にに行く訳じゃないんだ。帰ってから、良い土産話にしちゃおうじゃないか。
    ……もっとも、あいつらも黙ってお家で留守番してる訳じゃないだろうけど。
    CちゃんやらDちゃんは、アルゼンチンでも戦ったワケだしね」

星「ナズーリン。……私は実は、まだ怖いんですよ。自分の実力が、果たして本当に世界に通用するのか。
  私は本当に、寅丸星として、命蓮寺の希望になれるのかどうか」

ナズーリン「……知ってる。ご主人様は隠し事がヘタだからね」

星「むう。そんな言い方しなくても良いじゃないですか。それに、ナズーリンだって。
  出発の前夜は緊張して眠れないって私の部屋に押しかけて――」

ナズーリン「はいちょっとストップ。――これ以上語ったら、死ぬよ?」

131 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:39:10 ID:???
仲間達も船室から飛び出して、鈴仙と一緒に空の青さに溶け込んで。
強い風に髪の毛を思いっきりなびかせながら、思い思いに仲の良い友人たちと
これからの戦いに想いを馳せたり、純粋に今を楽しんでいたり、いつも通り雑談をしたりしている。

コーチ「鈴仙よ。ワシはお主のかつての師匠のように、お主を導いてやる事は出来ん。
     じゃが……年長者として、見守る事は出来る。……具体的には、そうじゃの。
     トイレのゴミ箱にピンホールカメラを仕掛けたり、シャワーの、給水口に……こう、セットしたりとか」

鈴仙「それは見守りじゃなくて盗撮だー!? 流石に通報しますよ!?」

コーチ「……と、言うのは冗談としても。これからの戦いが厳しくなる事は確かじゃ。そんな時、ワシは頼りにならん。
     じゃから。その時は仲間を頼るのじゃよ。……これはワシの勘じゃが。
     鈴仙達の勝利は、ここに居る、14人の仲間達との絆にかかっている。そんな気がするのじゃて」

鈴仙「絆……ですか」

コーチ「左様。絆じゃ。それは功利主義により、往々にして一笑に付されるが、決して侮るべきものではないぞ」

鈴仙「はい……(絆。……絆、か。確かに、先のサンパウロ戦。私達は最低限の信頼こそあれども、
    基本的には各国から合流して来たばかりの急造チームだったのかもしれない。だから、勝てなかった。
    ……そう、考える事も出来るのかもしれないわね)」

魔界へのワープを間近に控え、大空高く飛んだ鈴仙に対し、コーチはそう諭す。
絆。鈴仙はそのある意味では夢想的で理想主義的な都合の良い言葉を。何度も心の中で繰り返した。

鈴仙「(今はまだ、結束したての15人の新チームだけど。……でも、私はこのチームを大事にしていきたい。それは確かだ)」

ここに居る鈴仙の仲間達は、リオカップの敗北や、プロジェクト・カウンターハクレイからの離脱という困難を受けても尚。
鈴仙の為に涙を流し、鈴仙の為に立ち上がってくれた、掛けがえの無い友人達である。
ならば――と。鈴仙は青空を肌に触れて感じながら、思う。リオカップは終わりではない。

132 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:40:28 ID:???



鈴仙「(次の魔界カップ、必ず勝つ。そして……皆でもっともっと試合をして、強くなって……笑い合うのよ!)」

新チーム・リトルウイングズの戦いは。今ここに始まったばかりなのだと。




133 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:50:20 ID:???

                    ――光を失って、視えたものがある。

                  ――光を失っても、失わなかったものがある。

              希望の光は暴風によって打ち砕かれても、しかし決して消えなかった。

            少女は、暗い絶望を歩ききり、その結果、天の果てにある希望を見出したのだ。

              それは決して容易な事ではない。それは誰にでも出来る事ではない。           

              しかし、そんな少女を称える者は居らず。更なる試練を以て迎えられる。

                  しかし、もはや誰も、彼女を絶望させる事は出来ない。

     彼女は全てを失い。にも拘わらず不変なる絆の欠片を、既にその手に握っているのだから――。


                         鈴仙奮闘記 第二部 第三章

                          リオカップ&海外修行編

                                  完

134 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:02:18 ID:???


〜聖輦船・船室〜

ゴオオオッ……。

パチュリー「さて鈴仙。貴女にこのノートを渡して……と。御免なさいね。今の貴女は目が――」

鈴仙「いえ、大丈夫です、パチュリーさん。集中して手で触れれば感覚で、何が書いてあるか分かりますから」

パチュリー「……そりゃあ、私だって魔力を手繰り寄せれば似たような事は出来るけれど。
       しょっちゅうそんな事をしているんじゃ、妖力のコントロールが大変でしょうに。
       良ければ、私が読んであげるけど」

鈴仙「本当に大丈夫ですって。それに、これも修行だと思えば! え〜っと、何々……」

パチュリー「やれやれ……。とんだ修行バカね」

外では空間を突き破る際に生じる轟音が生じているのを聞きながら、鈴仙はパチュリーに呼ばれ、
各々のメンバーに割り当てられた船室に来訪していた。

パチュリー「魔界への空間移動は数時間はかかる。だから今の内に、選手兼コーチとして、
        現時点での戦力状況を、貴女に説明しておこうと思っただけなのだけどね……」

パチュリーの目的は現状分析にあった。リトルウイングズの面々は各国で修行を積んだため、
幻想郷に居た時とは比べ物にならない程に強くなっている。
しかし、彼女達の個人技は未だ拙く、世界を相手取るには物足りない――パチュリー自身も、自身をそう評している
――と考察している為、パチュリーは鈴仙の療養中の時間を使ってデータを分析。
現時点でのメンバーの寸評をノートに記していたのだった。そのノートには、こう書かれている。

135 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:09:37 ID:???
評価基準一覧
突破力:ドリブルとパスを用いた、ボールを前に運ぶ能力。両方上手ければ当然評価は良い。
得点力:地上空中を問わないシュート力。燃費は考慮外とした評価。
ボールカット:タックルとパスカットを使い中盤でボールを奪う能力。便宜上突破力の対義的評価。
ゴール前:ゴール前で何が出来るか、の評価。要はブロックとクリアの上手さ。
スタミナ:読んで字のごとく。技の燃費などは考慮していない。

S:世界屈指。これ以上を求めるのは非現実的。
A:世界トップクラス。ここまで行けば十分に長所と言えるだろう。
B:世界標準クラス。幻想郷ならトップクラスと言えるが、世界で勝つには厳しい。
C:世界下位クラス。幻想郷では標準上位クラスであっても、世界では一山幾ら。
D:世界最下位クラス。幻想郷でも物足りないレベルだろうが、世界では使い物にならない。
E:完全に使い物にならない。お話にならないレベル。

鈴仙「この評価基準は……お師匠様が、全幻想郷選抜大会の時にやってたのと同じだ!」

パチュリー「多分だけど、全く同じじゃないわ。……私は今回、幻想郷の水準じゃなくて、
       世界全体の水準を基礎としてデータを作ったからね。
       いい機会だからハッキリ言うけど、幻想郷のサッカーが外の世界のサッカーより優れてる……ってのは、思い違いも甚だしい。
       むしろ、魔法や妖術を使わず、純粋な技術のみを高めた選手達の方が、
       幻想郷の下手な選手よりも高いセンスを持つと私は考えるわ」

鈴仙「それは……分かります。実際リオカップでも、ブラジルのサッカーレベルの高さを実感しましたから」

パチュリー「多分魅魔達は、そうした思い込みを排除する為にも、私達を海外に派遣したのでしょうね……。
        で、本題に戻るけれど。この評価基準、あんたが昔見た基準よりも、低く評価が出てるかもしんないけれど。
        それはあくまで、基準の平均値が世界に合わせて高くなったからだって事を、最初に付け加えるわね」

そう先に述べてから、パチュリーはページを一枚捲る。1ページ目には、FWの選手の寸評が書かれているようだった。

136 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:35:34 ID:???
FW
鈴仙
突破力:B 得点力:S ボールカット:C ゴール前:C スタミナ:S
備考:インビジブルデューパー等の連携技を考慮しない場合、得点力はA相当。
   失明のハンデがあっても充分に強力なFWだが、欲を言えばシュート以外が物足りない?

反町
突破力:B 得点力:B ボールカット:C ゴール前:C スタミナ:A
備考:バランスの取れた優等生FW。パスセンスは並のMF以上だが、パスカット等守備はやや軽い。
   トップ下やSH等としても起用でき、FW陣の中では一番柔軟に使える。秋姉妹との連携にも注目したい。


突破力:C 得点力:A ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A
備考:タックルでボールを刈り取り、強烈なミドルやダイレクトを撃てる典型的CFW。
   突破力にやや不安が残るのが弱点。高いタックル力を生かしてリベロやサイドバックに配置するのも手か。

佳歩
突破力:A 得点力:A ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:A
備考:守備がやや軽い反面、FW中随一のドリブル力を誇る他、一対一シュートや強力なダイレクトを持つ。
   鈴仙の最強シュート『真実の友情』のキーにもなっている事も大きい。SHとしての起用も可能。

137 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:36:49 ID:???
パチュリー「まずはFWだけど……正直、この面子はかなり贅沢ね。4人いるけれど、
       全員が全員。良い意味で個性があり、それぞれが独自の強みを持っている。
       
       まずは鈴仙、あんた自身だけど……。私が監督だとしたら。失明のハンデがあっても、
       私は貴女を第一のFWに推すわね。理由は勿論、強力な連携シュートよ。
       それだけじゃない。大技は無いけれど、あんたのパスやドリブルはそう悪くないもの。
       FWとして、必要最低限以上の能力は備わっていると思うわ。欲を言えば……
       ポストプレイとかボールカットとか。シュート以外にもう一つ、大きな武器を身に着けて欲しいけどね。

       まずは反町一樹。彼はFWでは鈴仙の次に総合力が高い。
       故に、FWで無くとも前衛であれば、どのポジションに置いても万遍無く輝ける……いや。
       最低限以上のタックル力を有し、パスセンスに優れた彼ならば、ボランチであっても活躍出来るかもしれない。
       シュートの爆発力では他の3人に遅れを取るけれど、この柔軟さは他の3人には無い特徴かしら。
       弱点は、ドリブルがあまり上手くない所と、全体的に中途半端な所かしら。高い水準での中途半端ではあるけど。

       次に寅丸星。彼女はお手本のような優秀なCFWよ。単独で撃てるミドルシュートの爆発力は、
       他の3人の誰よりも優れているし、タックル力の高さもDF顔負けで頼り甲斐があるレベル。
       それこそ、リベロに置いても活躍が見込める程にね。後はダイレクトも優れている。
       弱点は、ボールキープ力がFWにしては今一つなのと、基本的にCFW以外の居場所が無い事だけど。
       ……ドリブルをちょっと鍛えれば、サイドバックに置くのもありかもね。

       総合力では4番手の因幡佳歩だけど、彼女はドリブル力の高さで、他のFW達とは一線を画しているわ。
       永遠亭ルナティックスでも、チームの切り込み隊長として彼女が重宝されてたけれど。
       世界を舞台にしても、その役割は充分担えると思う。しかも、昔と違ってドリブル一芸でなく、
       爆発的な威力のダイレクトシュートも身に着けている。……それと、パスカットも案外上手いから、
       サイドハーフとしても運用できる。弱点はフィジカルの軽さ。そして、ミドルシュートが貧弱な所かしら」

鈴仙「成程……確かに、誰をどう使えば良いか、凄く迷いそうです」

パチュリー「まあ、嬉しい悲鳴ではあるのだけどね。……それはMFも同じよ」

ページを捲る音が聞こえる。意識を凝らしてみると、次のページにはMFの選手の寸評が書かれていた。

138 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:41:39 ID:???
MF
パチュリー
突破力:S 得点力:A ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:A
備考:世界屈指のレジスタだが、必殺シュートやポストプレイを活かした、FWとしての起用も可。
   弱点のフィジカル不足の解消や、パス・ポストプレイにおける分野に伸びしろがある。

アリスさん
突破力:S 得点力:C ボールカット:A ゴール前:D スタミナ:B
備考:能力的には第二のゲームメイカーやボランチを任せたいが、紆余曲折の結果ドリブルに特化している。
   感性を磨けば、突破力や得点力が更に成長するかも…?

静葉
突破力:A 得点力:D ボールカット:B ゴール前:D スタミナ:B
備考:静謐でテクニカルなドリブルとパスに定評。また、タックルも強く、小粒ながらも
   トップ下・ボランチ・SH・SBに万遍なく適正を持つ。穣子や反町との連携も強い。

てゐ
突破力:A 得点力:C ボールカット:C ゴール前:E スタミナ:B
備考:他の追随を許さない必殺パスや、鈴仙との連携シュートで光る存在。守備面では基礎力不足が露呈しがち?
   ボランチやSHが適正だが、強力な一対一シュートを活かしたWGも可?

139 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:46:57 ID:???
パチュリー「まずは私自身だけど……。まだまだ、世界を前にやれる事があると考えているわ。
        ドリブルはあまり伸びしろが無いかもしれないけれど、パスについてはまだまだ発展途上と思ってるし。
        それと……フィジカル不足――喘息を止める魔法・フォトシンセシスの影響なんだけど。
        それの克服も必要ね。それが出来れば、FWとして、ポストプレイヤーにもなれると思ってるわ。
        ……もっとも、豊富なFW陣を前に、私がわざわざFWになる理由は無いかもしれないけどね。

        次はアリスさんね。同じ魔女として認めるわ、彼女は優秀なゲームメイカー……で、あったと。
        一体何が起きたのか知れないけれど、どこかの天パ宜しくドリブルに特化しちゃって……
        ただ、その技術が世界屈指レベルに限りなく近いってのは、本気を出した彼女らしいけどね。
        アリスさんには二つの道があると思うわ。即ち、幻想郷時代の冷静なゲームメイカーと戻るか。
        それとも、独特の感性を磨ききり、爆発的な突破力と得点力を誇るトリックスターに目覚めるか。

        秋静葉。私とアリスさんの影で目立たないけれど。彼女もまた優秀なMFよ。
        ドリブルもパスも上手いし、タックルの腕もチームでは有数クラスで、単体でも中々の物。
        これに加えて妹の穣子や恋人?の反町との連携プレーで強化されるのだからね。
        弱点は得点力が低く、トップ下は任せられないところだけど。お得意の連携を鍛えれば変わるかも。
        『オータムスカイラブ』を攻撃でも活かせれば、彼女達の使い方はガラリと変わると思うわ。

        因幡てゐは総合力ではこの中で劣るけれど……でも、彼女を要らないという奴は居ないでしょうね。
        なんせこいつは、鈴仙の最強シュートの鍵を担っている最重要人物なんだから。
        それを差し引いても、『エンシェントデューパー』の威力は反則的だし、『ロビングシュート』で点も取れる。
        それに、ボールキープにタックルやパスカットも、ある程度はこなせる。概ね理想的なMFと言えるわ。
        ただ……、基礎力の不足は立派な弱点よ。今のままでは、強敵に力負けする機会が増えるわね」

鈴仙「(こうして見ると、パチュリーさんとアリスさんがOMF寄りで、静葉さんとてゐがDMF寄りなのかな。
    ただ、パチュリーさんやアリスさんはFWにもなれるし、てゐがWGになるのも悪くない。
    前のリオカップでも、静葉さんはサイドバックとして、ボールキープに穣子との連携に活躍してたから、
    FWのポジションは流動的になりそうね……)」

パチュリー「……次はDF。ここのポジションが一番数が多くて、五人居るのよね。
       ただこっちは、CB向きが3人にSB向きが2人と、あまりポジションの流動性が無いのが特徴かしら。
       ……じゃ、ページ捲るわね」

140 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:48:11 ID:???
DF
慧音
突破力:B 得点力:E ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:A
備考:世界屈指に限りなく近いCBとして成長したが、ブロックの大技が無いという大きな欠点がある。
   DFリーダーとしての指揮力も磨きたいと思っているようだが…?

お燐
突破力:B 得点力:D ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:C
備考:サイド際に居る場合は、全評価を1ランク上として考える。
   サイド際ならWG、SH、SBどこでも出来る万能選手だが、中央に居ると全てが中途半端。

穣子
突破力:E 得点力:E ボールカット:B ゴール前:A スタミナ:A
備考:中々高水準のCB。静葉や反町との連携があればもっと強くなるが、攻撃力は皆無。
   オータムスカイラブを発展させれば、CB以外の活用法が出て来るかも?

つかさ
突破力:D 得点力:E ボールカット:D ゴール前:S スタミナ:S
備考:シュートをブロックで受け止める事のみに特化した選手。疲労を感じさせないド根性を持つ。
   総合力は低いがブロック力はDF陣トップのため、彼女の存在感は大きい。

ナズーリン
突破力:B 得点力:E ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A
備考:メキシコでドリブルとタックルを大きく鍛えたが、パスカットやブロックもある程度出来るため、
   DFに置いていても決して腐らない。運び屋やタックラーが欲しい時には重宝する。

141 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:55:29 ID:???
……と、言ったところで超中途半端ですが、明日があるので今日はここまでにします(汗)
キャプ森本編でも、こうした能力評価があるのってワクワクしませんでしたでしょうか?私はしました。
そんな訳で、すみませんがもう少しだけお付き合い頂ければ幸いです。

今後の予定ですが、

@パチュリーによる現時点での選手の紹介 ←今ココ
 ↓
A魔界着、ちょっとイベントと第四章のスケジュール紹介
 ↓
B紅白戦(モブ選手等を交え、9vs9くらいでやる事を検討中。鈴仙の失明状態の仕様もここで明確化)
 ↓
C練習・自由行動選択開始

……と、言った風に進行したいと思っています。
質問があれば、ネタバレにならない範囲でお答えしたいと思います。
本日もお疲れ様でした。

142 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:38:37 ID:???
更新再開します。

今見てみると、能力評価ですがパチュリーとアリスさん(と静葉)の突破力がちょっと過大だったかもです。
パチュリー・アリスさんは突破力A。その二人に一歩劣る静葉は、突破力Bが妥当かと思いました。
パチュリーはパス技を覚える、アリスさんはファンタジスタに覚醒orドリブル技4/4発動orパスもっと強化
くらいが、突破力S相当だと思います。

143 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:39:57 ID:???
パチュリー「まあ、選手一人一人の細かい特徴は備考欄を見て貰うとして、なんだけど……。
        さっきも言った通り、DFは各選手の特性がハッキリと分かれているから分かりやすい。
        そして何より、慧音という明確なディフェンスリーダーが存在する事が大きいわね。
        彼女はCBしか出来ないしさせるべきで無いけれど。タックル、パスカット、ブロック、クリア。
        DFとして必要な能力が全て高水準で纏まっているわ」

鈴仙「随分と推しますね……」

パチュリー「まあ、私もイタリアで彼女の成長は見届けているしね。身内びいきがあるのかもしれないけど。
       ただ、ブロックに大技を持たないという点だけは気がかりね。
       少し時間を取って練習すれば、問題なく解決するとは思うけれど……」

パチュリーは一拍置いて、他の選手の特長を雑駁に話し出す。

パチュリー「逆に、慧音以外の4人は小粒揃いになるかしら。
       お燐はちょっと特別な選手ね。サイド限定では頼もしいけれど、中央では並の選手になってしまう。
       彼女だけは唯一、DF以外にもSHやWGとしての起用が可能よ。
       必殺シュートも持っているから、少し鍛えれば、コーナーキックの奇襲とかも出来るようになるかも」

鈴仙「(なんかリオカップだけ見てると、サイドよりも中央の方が頼れそうな気がしたんだけどなぁ……)」

パチュリー「穣子は、慧音を一回り小さくしたようなスイーパーね。ただ、ブロックは現状では慧音を上回って、
       チームNo.2の実力者でもある。ボールキープの弱さで不安は残るけれど、
       静葉や反町を近くに置けば、弱点をフォローしつつ、強力な連携技で守備力を更に高める事が出来る。
       単独でも起用に足り得るけれど、やはり彼女の持ち味は、連携による爆発力でしょうね」

鈴仙「ナズーリンはどうでしょうか。話を聞くに、メキシコでドリブルとタックルを磨いたようですが……」

パチュリー「ナズーリンね。私もあんたが入院してる時、データ測定の為にも一緒に練習したけれど。
        一芸特化という印象はあまり無かったわね。ドリブルとタックルは元々苦手だったんでしょう、
        充分上手いし世界でも上位だとは思うけれど、それぞれ屈指レベルの選手には敵わないでしょうね。
        でも、彼女は元々パスカットやブロックで多彩な技を持っているから、他の分野も広くこなせるわ」

144 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:41:14 ID:???
パチュリー「そんな彼女とは逆とも言えるのが、因幡つかさね。彼女の総合力はチームで最下位。
       一応ボールキープやタックルも出来ない事は無いけれど、世界ではほぼ使い物にならない。
       だけど……彼女はことブロックとスタミナにおいて、他の選手の追随を許さない。
       現時点でも決して侮れない選手だし。もしも他の分野も鍛えれば、
       慧音に次ぐ、第二のディフェンスリーダーともなり得るわね」

鈴仙「慧音さんが守備の中心になるとして。CBには連携の穣子と、ブロック特化のつかさ。
    SBには変幻自在のお燐に、広く仕事をこなせるナズーリンが居るって事ですね」

パチュリー「そういう事。選手の格としては慧音が抜きん出ていて、穣子とお燐が続く。
       そして、つかさとナズーリンはその後を追うって感じだけど。
       格の低い選手にもそれぞれの強みがある。決して、足手纏いにはならない筈だわ。
       さて、最後にGKの二人だけど……これも、中々悩ましい二人ね」

パチュリーは次のページを捲る。最後はGKの二人、さとりとにとりの二人の評価が載っていた。

145 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:43:18 ID:???
GK
さとり
セーブ力:B 一対一:S 飛び出し:S
備考:シューターがPA内に居る場合は、セーブ力を2ランク上として考える。
   PA内では天下無敵のGKだが、ミドルシュートに滅法弱い。試合に応じて、にとりと使い分ける必要がある。

にとり
セーブ力:A 一対一:A 飛び出し:B
備考:機械の力で高水準なセービングを繰り出せるし、一対一もさとり程ではないが上手い。
   燃費の悪さが最大の弱点のため、前半に使うだけ使いきって、後半はさとりに交代させるという手もある。

パチュリー「PA内での安定感だけを言えば、古明地さとりを選ばない理由は無い。
       PA内で彼女の守るゴールを破れるのは、それこそ、同じく世界屈指の選手しか居ないのだからね。
       ……だからこそ。リオカップ決勝でチェザーレ・ストラットがPA内で彼女からゴールを奪ったのは心底驚いたわ」

鈴仙「(逆にパルメイラスのサトルステギ君あたりは、大分攻めあぐねいていたものねぇ……)」

パチュリー「ただし……。彼女にはミドルシュートに弱いという大きな欠点がある。PA内ギリギリの場所。
       バイタルエリアで放たれたシュートに対しては、彼女の実力は一流半と言ったところ。
       まあ、それでも並のGK以上に強いんだけど。ああ、それと……。不安定な想起技を除けば、燃費が良いのは長所ね」

鈴仙「で。さとりさんとは逆にミドルシュートに強いのが、にとりになるって事でしょうか」

パチュリー「その通り。彼女は古明地さとりに無い大きな武器――いつでも発動できる、爆発的なセービング技を持っている。
        しかも、元々の素養があったからか、一対一もさとり程で無いにせよ優秀だし、飛び出しも出来る。
        ――セービング、一対一、飛び出し。その全てが大技だから、すぐにガス欠になるという明確な欠点があるけれど」

鈴仙「さとりさんはPA内に強いしスタミナはあるけれど、PA外からのミドルシュートに弱い。
    にとりはPA外からのミドルシュートには強いし、PA内も決して弱くは無いけれど、スタミナが無い。
    ……それぞれの長所と短所が、見事に食い違ってますね」

パチュリー「……このチームに、絶対的な正GKは存在しない。この二人のどちらをどう使うかは、悩み所になり続けると思うわ」

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:44:33 ID:???

――そうして鈴仙とパチュリーが、今後の戦略について議論に花を咲かせている内に……。

アリスさん「はぁ、はぁ……。疲れたわ……。でも、無事に……魔界に着いたわよ……!!」

パチュリーの分も魔法的な調整作業を担ってくれていたアリスさんが、肩で息をしながら部屋に入って来る。
紫の魔女は「ご苦労様」と無感情にかつての友人を労いつつ。

パチュリー「……私、魔界って行った事無いのよね。本で見ただけで」

そう言い残して、一人そそくさと甲板へと向かっていった。……ひょっとしたら、地味に楽しみだったのかもしれない。

アリスさん「鈴仙も行きましょうよ。魔界の空気はエーテルに満ちている。人間にとっては害をなす瘴気だけど。
       私達のような人外の物にとっては、とっても有益な物質だもの。一緒にエーテルの風を浴びましょうよ!」

アリスさんは、残された鈴仙の手を引いて、甲板まで介助してくれる。
鈴仙はその気遣いに甘んじて、船の外。甲板に繋がるドアを開いて――。

ゴオオオオッ……!

鈴仙「――暖かい。でも、涼しい……!」

盲目による暗闇を蒼く照らすような、心地よい風を感じた。


〜魔界・法界上空〜


青い雲に赤い空。赤い海。……夕暮れ時の海の中に潜り込んだような絶景が、甲板の外一面に広がっていた。



147 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:46:01 ID:???
佳歩「う、うわぁ……! サンパウロに居た時は、昼過ぎだったのに……!」

星「――魔界の空気は赤いんです。これは、空気の中に、酸素の他に魔力素が多く含まれているから……と聞きました。
  だから、今はお昼時でも、空だけは夕方みたいに赤く見えます。……ただ、暗くはありませんよ。
  昼でも青白く発光する植物が、エソテリアの近辺には沢山生えていますから」

ナズーリン「この辺りは……エソテリアから少し、法界よりに来てしまったみたいだね。
       おーい、にとり! もう少し面舵を一杯にしてくれ。それと、高度をもう少し低く。着陸準備だ!」

にとり「アイアイサー!」

にとりが指示に応じると、聖輦船は大きく転回し、青色の雲を突っ切って、地上へと向かう。
ぽかぽかする感覚はあるけれど、肌はひんやりとして気持ち良い。
鈴仙は目が見えない代わりに、触覚で魔界の空気を味わっていた。

反町「(あ、あれ……全然苦しくないぞ。人間にとって、魔界の空気は瘴気って聞いていたのに。
    ……俺、何時の間にか人間やめてたのか……? しかし、それにしても……凄く、綺麗だ)」

雲の下に降りて、地上が迫るにつれて、魔界の都市の一部が明らかになる。
近代的な無国籍なビルは無く、西洋風の洒落た意匠が施された白い住居が軒並び。
しかし、自然は豊かであるようで、星が言っていた、月のように光る草木が道路や住居間に生え並び。
サンパウロの中心街のような無骨さや慌ただしさでは無く、ゆったりとした時間が流れる印象を受けた。

てゐ「すっげ〜。あたしゃ1万年近く生きて来たけど、こんなファンタジーな街見るのは初めてだよ」

つかさ「あ! サッカーコートが見えました。魔界の地でも、サッカーはあるんですね……」

やがて一同を載せた船は、街から少し外れた平原――白く光る草や虹色の花が咲き、異界染みた美しさがあった――に降り立ち。

星「聖の住居は、エソテリアの郊外。ここから少し離れた場所にある……と、ナズーリンが言ってました。行きましょう」

ナズーリン「(まあ、ご主人が方向音痴な事位は想定の範囲内だよ……)」

148 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:51:16 ID:WmNUHaJg
鈴仙一行は、星(の前で目的地をダウジングマシンで探知するナズーリン)の案内を受けて、
平原から白亜の地方都市へと歩き始めた。そして――。

ナズーリン「……ようやく着いた。ここが、ご主人の言っていた場所だよ」

彼女達が辿り着いた、聖白蓮の隠れ屋敷の全貌は――。


先着1名様で、

★第四章の拠点です→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→超ハイテク、サッカーコート3面完備、リゾート設備万全。最高の物件だ!
ダイヤ・ハート→洋風な魔界にそぐわない、豪奢な和風建築だった。
スペード・クラブ→他の魔界の建築物同様、白い壁をした美しい屋敷だった。
クラブA→犬小屋同然のほったて小屋だった。鈴仙「コリンチャンスの時と同じ。いや、それ以下じゃないのよぉ……」

149 :森崎名無しさん:2018/01/16(火) 23:52:38 ID:???
★第四章の拠点です→ ハートQ


150 :森崎名無しさん:2018/01/16(火) 23:59:04 ID:???
>一緒にエーテルの風を浴びましょうよ!
あなたの目は増殖した。

151 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 00:39:07 ID:???
にとりが思ったより強そうだなぁ
過労死寸前まで扱き使ってから交代が良い気がした(酷い)

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:09:31 ID:UQyWWvY2
★第四章の拠点です→ ハートQ ★

お燐「うわぁ……」

その建物を見たお燐は、思わず溜息を洩らした。

にとり「うっひゃー……。すっごいなー。……え。ここ。マジで私達の拠点になるの?
    鬼とか天狗とかじゃなくて、河童風情がこんなところに住んで良いの??」

静葉「これは。……私達もいつかは崇められて、こんな社に住みたいわね、穣子……」

穣子「うんうん。晴れて秋パレスを創る事になった暁には、こんな家にしようねぇ……!!」

反町「(何故に八百万の神々なのにパレス……横文字なんだろう……)」

鈴仙「えっ? 何? どんな建物?」

眼帯で両目を隠す鈴仙には、即座に周囲の視覚情報は入って来ない。
だから仲間達の反応を聞きながら、妖力を手繰り寄せてその建物の全容を把握しようとすると。

鈴仙「こ、これは……。和風の、お屋敷……?」

つかさ「その通りです。鈴仙様。……魔界の建物は基本的に、西洋のお城みたいなのですが。
     この家だけは違うんです。幻想郷の人里の、稗田の御屋敷。あんな風な、純和風の家なんです……!」

つかさの言葉を聞いて、鈴仙はいつかの薬売りで入った、稗田家――代々幻想郷の妖怪の脅威を
書物にしたためている、人里きっての良家だ――の景色を思い出す。

鈴仙「(永遠亭をもっと、生活感溢れるようにした感じの。平屋で、土間があって、座敷があって。
    ひろーい縁側と、中庭と、襖で仕切られた沢山の私室があって……。あんな感じね……)」

鈴仙の想像は当たっていた。しかし違う点もあった。

153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:10:47 ID:UQyWWvY2

星「この屋敷は、魔界神様が、聖のかつて住んでいた世界……即ち、当時の日本建築を真似て作らせたそうです。
  しかし、気合が入ってしまったのか、一人で暮らすには幾分広くて。
  ……丁度、二十人程度が集団で生活できる程度の大屋敷になっているのですよ」

狭い幻想郷の狭い人里に造られるとなると、屋敷の広さには限界もある。
しかし、この魔界は土地が鈴仙達の世界よりも広いようであり。その間取りも、それに合わせて広く大きく作られていたのだ。
屋敷の中に入ると、それが良く分かる。

慧音「これは凄い。屋敷と言うよりは、ちょっとした旅館みたいだ」

パチュリー「移動するだけでも手間ね。読書好きとしては、面倒なのだけれど……」

一団の中では冷静な慧音達も、これからの魔界での戦いに向けて過ごす拠点としては、
この屋敷が快適な環境である事を認めており。パチュリーは文句を言いながらも、
目線ではトレーニングルームやサッカーコートにもなり得る、広い屋内運動場の場所を追って。

パチュリー「……ま。とりあえずはそこに荷物を置いて。今後の方針やざっくりとした計画でも、話し合いましょうか」

……と。選手兼コーチの立場として、そう提案を行った。


154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:13:18 ID:UQyWWvY2

〜聖屋敷・屋内運動場〜

コーチ「……さてと。ここからは暫く、このワシが仕切らせて貰うゾイ」

パチュリーの先導の後、指揮を執る旨を申し出たのはコーチだった。

コーチ「ワシも魅魔さんから、魔界カップまでのおおよその日取りは聞いておる。
     じゃから、ワシは船で魔界に着くまでに……これからのスケジュールを考えておったのじゃよ」

彼は手際よく用具庫から可動式のホワイトボードを持って来ると、
大きな模造紙を磁石を使って貼り付けて、一同に示した。そこには、こう書いてあった。

−魔界カップまでの練習スケジュール案−

2月1日                 魔界着、ミーティング等
2月2日                 紅白戦
2月3日〜2月10日(8日間)    練習、自由行動
2月11日                練習試合
2月12日〜2月19日(8日間)   練習、自由行動
2月20日                魔界カップ開幕

155 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:14:41 ID:UQyWWvY2
コーチ「魔界カップが開かれるのは、今日から20日後※。もうあまり時間は無い。
     じゃが今日は旅の疲れもあるから、今後の方針の打ち合わせだけに済ませようと思う。
     そんでもって……明日はいきなりじゃが、紅白戦を行うぞ」

※魅魔は「1か月後の魔界カップ」と言ってましたが、鈴仙はその後も暫く入院してたので、20日となっています。

合流直後で連携も整えていない今の段階で、紅白戦という単語が出て来た事に対し、
一同は僅かに戸惑いを見せるも――淡々と老人は説明を続ける。

コーチ「ま。なんでそんなにせっつくかは、明日試合をしてみたらわかる筈じゃなから、説明はせん。
     そんで、紅白戦の翌日……明後日じゃな。そこから暫くは、午前に集中して練習を行い。
     そして、午後は各自自由行動とする。
     あまり根詰めても効果が出ん事は、腐ってもスポーツ医学者じゃからの、言わせてもらうゾイ。
     そんな日程を8日分程こなしたら――次は、練習試合を行う」

鈴仙「は、ハァ……練習試合!?」

反町「失礼ですが。こんな異世界で練習試合を引き受けてくれるチーム。
    それも、俺達の実力に適合したチームなんて、存在するのでしょうか……!?」

コーチ「フォフォ。その点は心配いらぬ! ……と、だけ言っておこう。
     対戦相手については、試合が近づいたらまた意見を聞こうと思うからの〜」

非常識な発言を繰り返しながらも、コートは飄々と好々爺めいた笑みを浮かべる。
しかし、これが単なる耄碌ではなく。彼なりの考えがあるであろう事が読めたため、
鈴仙はこれ以上の反論はしない。

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:16:02 ID:UQyWWvY2
コーチ「で。練習試合後はもう8日間。練習を行って魔界カップに備えるぞ。
     ……さてさて。この時点で何か質問のある者は?」

最後に、一通りの説明を終えたコーチは話を一旦切り、チームメンバーに質問を求めた。

鈴仙「(どうしよう。いきなり紅白戦をやるだの、魔界に居るのに練習試合をセッティングするだの、
     色々と不可解な事を言ってるコーチだけど……。あの人、普段はボケてるふりをしてるだけで、
     実際はとても賢いんだから、いい加減な事を言ってるとは思えない。
     ――ただ。それを差っ引いても、これからの生活だもの。気になる事は色々と質問はすべきよね)」

鈴仙は、これからの生活について為すべき質問は何かを考えるも――。
その辺りは、利発そうな仲間達が先回りをしてくれていた。


慧音「では、コーチ。システムは何を採用する心算ですか?」

コーチ「結論から言って、それはワシは決めぬ。基本は4−4−2となるじゃろうが……。
     しかし、このチームに居る選手は皆世界で戦えるタレント揃いじゃ。
     故に、様々な起用方法が想定される。それと、相手の戦術、戦法、特徴を加味する事も必要じゃからの」

パチュリー「妥当な判断ね。貴方が居なければ、私が同じ事を言っていたと思うわ。
        ……私からも質問、いいかしら。午前中は練習とあるけれど。具体的にはどんな方針を考えて?」

コーチ「全体練習は皆の連携を確認するに留め。基本的には各自で足りぬ分野、伸ばすべき分野を磨いて貰う。
     しかし、個人練習を強いるつもりはないゾイ。他人と共に練習する。他人を手伝い練習する。
     あるいは、他人に手伝ってもらい練習する……。その辺りのバリエーションは、各々で考えてもよいぞ」

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:18:41 ID:UQyWWvY2
アリスさん「は、はーいっ! えっと、キャプテンとかどうするのかしら!? あ、いやね!?
       鈴仙は心の友だし、別にキャプテンが嫌って訳じゃないのよ!?
       でも、ほら。『キャプテンアリスさん』って語感。魅惑的って言うか、人気者っぽいって言うか……」

コーチ「キャプテンは鈴仙で良いじゃろ。本人が嫌だというのでは無ければ。
     ただし。もしもキャプテンになりたいと言うならばワシかパチュリーに言っておくれ。
     選挙なり何なりを行うか、検討するゾイ」

アリスさん「え?!? 選挙!? なんか、私がキャプテンになるにはカード判定で14回中7回位JOKERが出ないと
       なれなさそうだし、別に良いかなぁ……アハハ、ウフフ……」

反町「(実際、キャプテン選挙の線は無さそうだよな。リオカップの敗北を乗り越えて結束してる俺達なんだ。
     多少の事があっても、チームの絆が揺らぐ事は無いだろう)」

佳歩「ええと。……すみません、あまり真面目な質問では無いのですが。
    ……部屋割りは、どうしましょうか。随分と広い屋敷ですが、人数分の個室は無いようですし……」

コーチ「う〜む……。その辺の勝手は分からぬのう」

ナズーリン「――さっき見て来た。3人が伸び伸びと過ごせる居間が、全部で6つはあったよ。
        私達はコーチを除いて15人だから、3人一組で一部屋に入れば良いんじゃないかな」

コーチ「ふむふむ、そうか。じゃあ、3人組を作って貰おうかのう。
     ……あ! 別にワシだけ個室……とか、そんな気配りは不要じゃからの……グヒョヒョヒョ……」

てゐ「とりあえず、このクソジジイは一人部屋で確定として。
    うん。丁度3で割れるから余りは生じないし、アリスさんはトラウマをフラッシュバックしなくても大丈夫だよ。
    ……そんじゃ。質問が無ければ3人組作って、部屋に荷物入れちゃおうか〜?」

コーチ「がああああ! あ、でもキモチイがああああ!」

コーチにアームロックをかけながら、てゐはそう提案する。一同で反対する者は居なかった。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:20:17 ID:UQyWWvY2
鈴仙「(うーん。3人で一部屋、かぁ。なんだか、いよいよ合宿に来たぞ! ……って感じよねぇ。
    でもどうしようかな。てゐや佳歩でも誘うのが無難っぽいし、色々と込み入った相談も出来そうだけど。
     折角だから、普段は喋らない人と一緒な部屋にしたら、20日間の魔界ライフを通じて打ち解けられるかもしんないし……。
     貴重な機会だから、ちょっと真面目に考えてみよっと)」

ミーティングはなし崩しに解散となり、メンバーはてゐの提案通り、各々が誰と相部屋になるかを相談し合っている。
ただ一人アリスさんだけはガクガクと膝を震わせている。どうやら、トラウマが大きすぎててゐの言葉が聞こえなかったようだ。

鈴仙「(まあ。基本は練習と、その後の自由行動がメインになるんだし。夜に誰と部屋を一緒にするのかはオマケでしかない。
     でもやっぱり、接触の機会が多くなるのは確かだもんね。私は誰を誘おうかな……)」

−リトルウイングズ メンバー一覧−
FW:鈴仙、反町、星、佳歩
MF:パチュリー、アリスさん、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり


★上記のメンバー一覧から、誘いたいキャラを【2名同時に】選択して下さい★
 (例:佳歩、てゐ)
 ※投票は、【完全一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の同室は確定しない
      「佳歩、てゐ」「佳歩、てゐ」で票が入って初めて、二人の同室が確定)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

159 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:34:16 ID:UQyWWvY2
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
キャプ森で合宿と言ったら部屋割りなので(?)、投票式にしてみました。

詳細は紅白戦後にお示ししますが、
第四章の鈴仙の行動は、基本的に1日を1ターンとして、

1.練習フェイズ:@自分で練習 A仲間と練習 B仲間の練習を手伝う C仲間に練習を手伝って貰う で選択。
   ↓           
2.自由行動フェイズ:仲間を誘って(1〜2人程)魔界地方都市に遊びに行きます。
   ↓
3.仲間行動フェイズ:仲間が独自に練習したり、別の仲間と交流します。
             鈴仙の自由行動フェイズの内容が影響される事もあります。
   ↓
 (次の日へ)

……という形になります。(当スレ初期の進行を、ちょっとスケールダウンしたようなイメージです)
この際、相部屋の仲間については、交流が進みやすくなったり、夜にランダムでイベントが起きたりする
……事もあるかもしれません。(フレーバーメインで、オマケ程度のボーナスと考えてください)

他にも第4章の進め方について、ご質問等あればコメント頂ければ幸いです。
本日もお疲れ様でした。

>>150
JOKERだったらそれにしようと思いつつ、羽が生えるとかだったら良いですが、
鈴仙の顔が崩れかけたりしたら可哀想かなと思ってやめてしまいました。
>>151
最終的な格ではさとりに一段だけ落ちますが、さとりの弱点を補うという意味では充分強いですね。
テクモ版3の若島津君よろしく、必殺技を連発してから若林に交代させるという戦術も取れるようになっています。

160 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:44:55 ID:0IcAF4fU
乙でした

アリスさん、パチュリー
べ、別に誰からも誘われそうになくて可哀そうとか思ってるわけじゃないんだからね!

161 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:47:55 ID:jyc692UU
乙なのです
アリスさん、慧音

けーねせんせー! アリスさんを導いて!(無茶振り)

162 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 03:50:30 ID:qcIyLOCg
アリス パチュリー

163 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:23:56 ID:UQyWWvY2
更新再開します。
>>160
乙ありがとうございます!
アリスさんは何だかんだで愛されキャラだから…(震え声)
>>161
乙ありがとうございます。
さとり「想起『2人組で余った挙句先生とペア』」アリスさん「がああああ」
アリスさんをどうにかする方法は色々ありますが、慧音先生もその選択肢の一つですね。


今回ですがまず、紅白戦を始める前にちょっとしたイベントが挿入されます。
内容は本スレのパロディなので分かる人はすぐ分かりますが、
鈴仙達にとって有益なイベントであるのは間違いありませんので、気楽に参加して頂ければと思います。

164 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:25:05 ID:UQyWWvY2

>アリスさん、パチュリー

パチュリー「……鈴仙。もし良ければ、相部屋はどうかしら」

鈴仙「あ……はい! 私で良ければ喜んで!」

鈴仙が誰かに声を掛けようとする前に、パチュリーはそう声を掛けてくれた。全幻想郷選抜大会前。
鈴仙はパチュリーから様々な事を教わり、彼女を永琳に次ぐ第二の師……”マスター”として尊敬の念を抱いている。
また、失明した鈴仙の身を案じ、保護者に近い視線から、彼女が戦い続ける事を最後まで反対し続けていたのもパチュリーであり。
この二人は、互いに想い合う理想的な師弟関係にあると言えた。

パチュリー「良かったわ。小悪魔が居ないものだから、雑用をしてくれる奴が居なくって、困っていたのよ。
       ……さあ。喜びなさい。この賢者の弟子として、無限の叡智のお零れに与れる事を……」

鈴仙「(パチュリーさんって。未だに自分の事を賢者って信じて疑わないんだよなぁ……)」

……たぶん。

パチュリー「後一人はどうしようかしら。私の希望としては、イタリアで一緒だった、慧音と一緒が良いのだけれど」

鈴仙「それも良いですね。私も慧音さんとは永遠亭ルナティックスの時からの付き合いですし、話しやすいから。
    私、声掛けてきま――」

そして、少し奇妙な師弟コンビはもう一人のルームメイトに慧音を指名。さっそく勧誘に向かおうとするのだが――。

鈴仙「……う」

165 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:26:11 ID:UQyWWvY2
鈴仙「……う」

アリスさん「あ、……せ、せんせい。わたし……ふたりぐみ……つくれ……なく――て――」

正確には重いフラッシュバックに陥り呆然自失としたアリスさんと――目が、合ってしまった。
さとりに想起技を掛けられた訳でも無いのに、コーチやてゐの『3人組』というキーワードが地雷だったらしく。
魔界カップどころか練習すら始まる前から、既にリタイア寸前の状況に陥っている。

鈴仙「(――だ、駄目よ鈴仙! アリスさんは確かに可哀想だけど……でも私達は、慧音さんを誘うって決めたんだから!)」

正直、声を掛けてもいいなと思っていた鈴仙だけに、彼女の痛ましい姿には同情を禁じ得ないのだが。
……この一瞬の隙が命取り。

さとり「慧音さん。良ければ私と一緒の部屋は如何ですか。……連れが喧しいものだから、少しでも静かな方と相部屋したくて」

慧音「まさか、地霊殿のご令嬢にご指名頂けるとは。当然、断る訳にも行かないな」

さとり「ありがとうございます。でも、私はそんな大層な者じゃないです。気軽にさとり、って呼んでください。
    ……私と貴女はポジションが近い故、緊密な連携を求められるのですから」

お燐「さとり様だって、ぶりっ子モードじゃないですかー。ぶーぶー。もっといつもあたいにしてるみたいに、
    足踏んだりとか耳つねったりとかしないんですかー、って、イテテテ……!」

さとり「あんたは、いつもそうやってお行儀が悪いから。私も心を鬼にしているのよ……!」

慧音「ハハハ……確かに、賑やかな従者だな。だが、寺子屋の子どもを思い出すな。是非、ご一緒させてくれ」

慧音は、さとり・お燐の地霊殿主従コンビに取られてしまうのだった。


166 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:32:34 ID:UQyWWvY2

佳歩「あの……てゐ様。私とつかさちゃんと、一緒な部屋になっていただけませんでしょうか……」

つかさ「やっぱり、同じ永遠亭の兎妖怪同士の方が不安が無くて。……恥ずかしいのですが、どうでしょうか」

てゐ「勿論! 何言ってんだい、水臭いなァ。お前達は二人とも、この私の可愛い舎弟なんだからさ」

佳歩・つかさ「「ありがとうございます!!」」

てゐ「(こいつらは二人とも賢いけど、私からすりゃあまだ子供だ。不安になるのもしゃあないか。私が、守ってやんないとね)」


反町「あの。俺もコーチと相部屋に……」

穣子「一樹君は、私とお姉ちゃんの部屋でキマリだよねぇ〜」

静葉「そうね……反町君に悪い虫がついても困るし――ねぇ、反町君?」チャキッ?

反町「いえ……はい。ありがとうございます……(まあ……穣子さん達と一緒ならいつも通りだし……別に良いか)」


にとり「へっへー、ナズー! 一緒な部屋にしないかい? もう一遍あの坊主が乗ってた、”ぶいまっくす”とやらの話が聞きたいんだ!」

ナズーリン「私は別に構わないが……ご主人も一緒で良いかな?」

星「私はにとりさんは大歓迎ですよ! 同じメキシコで苦難を共にした者同士、仲良くしようじゃありませんか!」

にとり「んじゃ決定だね! ひっひっひ、ナズーは特に、今日は寝かさないぜぇ……!」

星「そ、それはダメです!? ふしだらな!! ナズーリンを狙うなら、代わりに私をやりなさーい!?」


167 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:33:58 ID:UQyWWvY2
――そして残りの部屋割りもびっくりするほど順当に決まって行き。その結果……。

パチュリー「しょうがないわね。私も、同じ種族魔法使い同士として放っておけないし……。
       アリスさん、一緒に部屋に戻るわよ」

アリスさん「!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!」

鈴仙「(凄い顔してる。たぶん、世界で一番最初に地球は丸いって発見した人も、こんな顔してたんだろうなぁ……)」

アリスさん「私が……あまり者に……ならない……!?!?!?」

パチュリー「はぁ。……あんたは算数も出来なくなったの? 15割る3は5。あんたが何をしようとも、余る訳がないじゃない……」

アリスさん「う、ううっ……うっうっ……! パチュリぃい……。持つべき者は、やっぱりトモダチよねぇ……!!」

パチュリー「いや。別にそんなんじゃ無いけれど……あと、鈴仙も一緒だから」

アリスさん「鈴仙も!!? ううっ……あったけぇっ……! 生きてて、生きててよかったぁ……!!」

鈴仙「(アリスさんと相部屋かぁ……ま、まあ。別に良いかな? アリスさんも声を掛けようと思った訳が無い訳でも無いし。
     それにパチュリーさんも、何だかんだで面倒見が良いから。きっと、なんとかなる……よね?)」

鈴仙とパチュリーは、消去法的にアリスさんを3人目のルームメイトにする事で決着し。
アリスさんはこの悪意ばかりの世界に、かくも暖かい絆がある事に驚き、そして涙するのだった。


168 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:35:09 ID:UQyWWvY2
コーチ「フォッフォ……という事は、部屋割りはこうなった、という訳じゃな。
     まあ、それは良かったっちゅー事で。明日は10時に、外にあったグラウンドに集合で良いかの。
     今日はまだ昼過ぎじゃが、旅の疲れもあるじゃろうし。買い出しやら身の回りの準備もあるから、お休みにするゾイ」

――かくして、なし崩し的に魔界ユースまでの強化合宿を取り仕切る立場となったコーチは、そのように述べて……。
一同は以下の部屋割りに沿って、解散するのだった。


1号室
鈴仙、パチュリー、アリスさん

2号室
さとり、お燐、慧音

3号室
てゐ、佳歩、つかさ

4号室
反町、穣子、静葉

5号室
にとり、ナズーリン、星

6号室
コーチ

169 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:36:25 ID:UQyWWvY2
それから一同は、再びナズーリンの案内でエソテリア郊外を散策。
日用品を売っている市場や病院など、生活を送るのに困らない施設を確認し。
(幸いな事に、魔界であっても人々の姿や食べ物の見た目・味は幻想郷や外界と一緒だった)
早速今日からの食料や生活用品を買い出しして、慌ただしく魔界1日目の午後を過ごすのだった。

パチュリー「本で読んだ通り。魔界には、月が二つあるのね……赤い月と青い月」

アリスさん「青い月はガイア。母なる星で、魔界の人間はここからやって来たと言われているわ。
       赤い月はテラ。父なる星で、魔界の人間は、死んだらあの星に帰ると言われてる」

パチュリー「詳しいのね、魔界に。書物にはそんな民間伝承、書かれていなかったわ」

アリスさん「……まあ、ね」

鈴仙「(あれから色々やって、なんとか落ち着いて貰ったのは良いけれど、アリスさんの歯切れが悪いわね……。
     慣れない環境で、適応障害を起こしかけているのかしら?)」

――簡単な夕食と会合を住ますと、相部屋となった鈴仙達3人は自室に戻り寝支度をする。
鈴仙の視力では直接見る事は出来ないが、空が見える窓からは美しい月が見えるようだ。
パチュリーとアリスさんが静かに語らっている姿を見て、鈴仙は。

鈴仙「(私も、二人と一緒に空を。魔界の月を見てみたいな……)」

――と。そんな望まぬ思いを抱きながらも。

鈴仙「(……ううん。それはちょっと贅沢よね。だって私は、今こうやって皆と一緒に居れるんだから。
    魔界の心地よいような、ピリピリするような空気に触れて。白蓮さんが昔居たお屋敷の、
    幻想郷を思い出す、懐かしい匂いを吸って。美味しい魔界の野菜を食べて。……明日からはまた、サッカーが出来るんだから)」

今、自分がここに居る事自体がこの上無い幸せなのだと感じながら、二人よりも先に、布団を被って眠ってしまうことにした。

                                           一日目 終了

170 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:37:29 ID:UQyWWvY2
【二日目】
−特別イベントフェイズ−

そうして迎えた、魔界での初めての朝。鈴仙は、心地よい朝の空気を思い切り吸って、皆での朝食を楽しみ。
(食事は早寝早起きの穣子が作ってくれていた。朝から芋尽くしフルコースはちょっと重かった)

てゐ「さーて。今日は紅白戦をするって話だったけど。コーチはどんな考えなのかね」

つかさ「やはり、私達新チームの弱点を探し。そして明日からの練習に繋げていく為でしょうが……どうなるのでしょうか」

お燐「それよりもあたいは、チームが15人なのにどうやって紅白分けるのか気になりますねぇ」

さとり「成程、『7vs7だと、さとり様が余っちゃうじゃないかぁ……かわいそう』……ですか。
    良いでしょうお燐。その言葉、そっくりそのままあんたにお返ししてあげるんだから。
    というかどうやったら、GKが2人で私が余るとナチュラルに思えるのかしら……?」

一同はゆっくりと、紅白戦が行われる会場となる、屋外の練習場
――少し古いが、一応近くにサッカーコートがあった――へと向かうと。……そこには。

さとり「えっ……? ええ……? えええ……っ!?」

お燐「どーしたんですか、さとり様。あっちに何か…えっ!?」

にとり「ひゅいいいっ!? もしかしてあの人間!」

パチュリー「あれは……博麗神社の巫女服!」


171 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:40:45 ID:UQyWWvY2
その少女が着ている服装は取り分け奇妙だった。紅と白を基調とした巫女服は何故か脇が開いていて、
長い黒髪には大きな赤いリボンが結われている。下半身はフリルが可愛らしいミニスカート。
これだけならただの腋巫女服だったが、スパイクを履いている事と足元のボールが、彼女がサッカー選手である事を窺わせていた。

見る人が見れば分かるだろう。これは博麗霊夢が身に着ける由緒正しい巫女装束だという事が。
そして彼女の髪型や、セパレートしてヒラヒラしている袖もまた彼女が博麗霊夢である事を示していた。

佳歩「ええええっ!? れ、霊夢さん!」

てゐ「あんだってぇ!? 霊夢は今頃、幻想郷で紫とよろしくやってんじゃなかったの!?」

コーチ「フォフォフォ……」

ここに居る筈の無い少女のまさかの登場に、誰もが紅白戦を忘れ視線を集中させる。
そんな騒めきを聞きつけて、鈴仙もまた動揺を隠せない。

鈴仙「(なんで霊夢がここに……!? まさか、サッカー大会に先立って、私達を退治する為にやって来たとか……!?
    いや、でも。だったら何でサッカーボールが足元にあるんだ、って話だし……!?)」

A:「霊夢ゥ! 一体魔界で何をしているのよ!?」
B:「皆落ち着いて! これから紅白戦でしょ!」
C:「いや……あれは霊夢じゃない! 霊夢は今幻想郷に居る筈よ!」
D:「だらしゃっぁぁぁぁぁい!」怒りに任せてボールを奪いにいく。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*各選択肢に深い意味はありませんので、気軽に投票したり、自由選択してみたりしてください。

172 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:43:02 ID:qQvaYr++
D

173 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:44:34 ID:u29Yxq6I
E
「あああああっ!!」
と大声を上げて気がそれた内に腹パン!
偽者め何しに来た!

174 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:47:40 ID:p8TqRbzc
E
私こそが本物の博麗霊夢だっ!!
食らえっ!必殺のジャンピングゴリラステーション!!

175 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:52:47 ID:qcIyLOCg
C

176 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 23:03:44 ID:jyc692UU
C

177 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 23:13:39 ID:UQyWWvY2
C:「いや……あれは霊夢じゃない! 霊夢は今幻想郷に居る筈よ!」

パチュリー「……確かに。ここに居てはいけない理由は山ほどありそうね」

つかさ「それに、何か変ですわ。霊夢さんがあんなスカウターを身に着けてる事なんてありませんでしたが」

ナズーリン「そう言えば、遠くて分からなかったが何か背丈がヤケに短いような……」

鈴仙が”霊夢がここに居る筈がない、つまりあの少女は霊夢ではない”と声高に主張すると、
他の仲間達もそれぞれの違和感を声に出し、ざわざわと騒ぎ出した。
そしてそれが耳に入ったのか、件の少女はボールを拾い上げて鈴仙達に近づいていく。
その少女の正体は……。

先着1名様で、

★出典:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271135559/60-62→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→霊夢「え? なんで私がここに居たらいけないの?」本物だー!?
クラブA→井出(霊夢コス)「流石鈴仙さんなんだな。冷静に正体を見破られてしまったんだなァ」変態だー?!
それ以外→霞「……流石は鈴仙さま。お見事です!」永遠亭ルナティックスのデータ兎・因幡霞だ!

178 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 23:14:33 ID:???
★出典:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271135559/60-62→ スペード3

179 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:26:15 ID:KrV4zwO2
★出典(URL略)→ スペード3 ★
それ以外→霞「……流石は鈴仙さま。お見事です!」永遠亭ルナティックスのデータ兎・因幡霞だ!

鈴仙「霞。……あんた、こんなところで何やってるのよ!?」

その利発そうな声を聴いて確信した鈴仙は、思わずすっとんきょうな声を上げた。

にとり「なんだぁ? このちんちくりん。よく見るとウサ耳ついてるし、ルナティックスの妖怪ウサギか?」

静葉「私は少しだけ覚えているわ。確か、妖怪の山FCとして、永遠亭と練習試合をした時に居たような……」

さとり「地霊殿の試合にも居たわね、そう言えば……」

鈴仙を始めとする、旧永遠亭ルナティックスメンバーは驚いて全員が口をあんぐりと開き。
彼女の事を深く知らないメンバーは逆に訝しんだ。一体、この少女は何者なのか?
そんな彼らの思いに応えるように、てゐが口を開いた。

てゐ「えーっと。彼女の名前は因幡霞。ちょっと前までは単に、名も無きウサギBちゃんだったけどね。
    新聞やら情報集めが好きで、ザ・データマンって感じな子だったよ。
    サッカーも上手かったよ。特に、パスが上手かったね。
    ボールキープもそこそこだったし、全体的に総合力が、他の名無しちゃん達よりも高かったかな。
    今回の新チーム・リトルウイングズには……残念ながら、落選したんだけどさ」

霞「すみません。ちょっとヘンな真似しちゃって。スパイする為の変装術を磨いていたんですけど」

反町「(いきなりスパイとか言う不穏な単語が出たのは置いておくとして。
    なぜ、この場面であんな変装をしたんだろうか。必然性が分からない……)」

アリスさん「でも不思議ね。一体どうやって遥々幻想郷から魔界まで。
       それも、この広い魔界の私達の練習場所まで、どうやって割り出して、どうやって来たのかしら?」

霞「それはですね……」

180 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:27:45 ID:KrV4zwO2
それでも絶えない疑問の声に、霞は自ら応じた。腋巫女服から、普段のピンクがかったワンピースに早着替えした霞は、
ポケットから一枚の新聞の切り抜きを差し出した。そこには、傷つき倒れる鈴仙の写真と、
『リオカップ注目のストライカー、鈴仙・優曇華院・イナバ、両目失明により選手引退へ』という見出しが書かれていた。

霞「私は、KちゃんとかFちゃんとか。他の永遠亭のウサギ達と一緒にお留守番していたんですけれど。
  ――ほら。幻想郷の結界が大会の後に壊れてしまったじゃないですか。
  その時から、外の世界の情報が頻繁に入ってくるようになったから、色々と調べてたんですよ。
  鈴仙さまや、他の皆は無事か。どこで何をしているのか……って。そしたら、こんな記事が出回ったものですから……」

霞はこれまでの経緯を簡単に語りだす。鈴仙がブラジルで負傷し倒れた記事を読むや否や、
これまで株や先物取引で稼いだ資金を元手に単身ブラジルに渡ったこと。
お見舞いに行こうと思ったが、時既に遅く(鈴仙の回復が新聞記事の見込みより早かった)、
鈴仙は入れ違いに退院し、サントス港へ向かっていたこと。その時機転を利かして目的地を推理して、
聖輦船の動力室にこっそりと潜りこみ。コーチに匿って貰いながらここまでやって来たこと。
やがて、彼女は懇願する。

霞「ごめんなさい。勝手について来ちゃって。だけど……、ついて来る内に思ったんです。
  やっぱり私も、鈴仙さまや佳歩ちゃん達。そして、皆さんのお役に立ちたいって。
  だから――私を、リトルウイングズに入れてください! お願いします!!」

パチュリー「……役に立てる、と言うと選手としてかしら。悪いけれど、そうは見えないのだけれど……」

パチュリーがやんわりと彼女の想いを却下しようとするが――ルナティックス時代から、
情報を得るには手段を択ばない行動力の高さがウリだった彼女は退かない。

霞「それは――認識してます。実際、皆さんが修行している間、私は永遠亭を切り盛りするのに必死でしたから。
  サッカー選手としては活躍出来ないと思いますし、する気もありません。
  私が加入したいのは選手じゃなくて――”スタッフ”です!」

穣子「す、すたっふ〜? 何それ?? フランス語??」

反町「チームの職員、って意味ですよ(穣子さんのボケが、天然である事を祈りたい……)」

181 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:29:17 ID:KrV4zwO2
霞「はい。私は選手としては皆さんの誰にも及びませんが、データ収集や戦術提案には自信があります。
  それに、『プロジェクト・カウンターハクレイ』から切り離された皆さんには、
  日常生活や事務をサポートする人材が、きっと必ず必要になってくると思うんです。
  私は、後方から皆さんをサポートしたい。そしてその人材は今、不足している。……どうでしょうか」

情報収集の為ならばと、危ない場数を何度も踏んで来たのだろう。
霞は緊張せず、逆に不敵な笑みすら浮かべて自分がチームに必要な人材である事をアピールし。

コーチ「フォフォ……。実はこの子を見つけたのはワシでのう。最初はつまみ出そうと思ったんじゃが。
     どうしても、と言い張るもんじゃし。実際、すこぶる仕事が出来る子みたいでのう。
     そんなこんなで、ここまで着いてくるのを黙認しとった、というワケじゃ」

コーチもまた、ここで彼女の同行の経緯を説明し補足する。

つかさ「そうだったのね……。本当に、大人しそうに見えて、行動力はぶっ飛んでいるんだから」

佳歩「霞ちゃんらしいと言えば、そうですけどね……」

星「でも、話を聞いていると、とても頼り甲斐のある子みたいです。
   私もなんだか、あの子と一緒に居たくなってしまいました」

ナズーリン「ご主人はお人好しだからねぇ……。――でも、実際どうするんだい?
       彼女の――因幡霞のスタッフとしての加入を認めるのかい?」

パチュリー「私は別に。スタッフが必要なのは確かだし。戦術面を検討できる人材が増えるのは良い事だと思うから。
       ……サッカーで役に立たないとは言っても、私達は15人しか居ないもの。
       万一退場や負傷者が続出した時は、16人目のメンバーが居る事は大きいわ」

霞「そうですね……サッカーではお役に立てないとはいえ。全くのデクの棒って訳じゃないと思いますよ!
  特にパスだけなら、世界トップクラス……に、一歩及ばない程度の実力はあると思います!
  ほ、他の分野は、出来れば聞かないで欲しいですけど……」

182 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:30:36 ID:KrV4zwO2
苦笑する霞だったが、次第に彼女の価値を認める者が増えているのは明らかだった。
そこで。満を持したかのようにコーチが告げる。

コーチ「……ワシの意見はこうじゃ。ここの霞ちゃんは、原則はスタッフとして加入させる。
     が、特別に選手が入り用の場合――8vs8で紅白戦を行いたい時とか――には、
     特別選手として、皆と一緒にプレーして貰う。今みたいにの」

反町「(成程……確かにこうすれば、8vs8で最低限試合としては成り立つな……)」

鈴仙「(最初っから、霞の存在も織り込み済みで、紅白戦やらを想定していたって事ね……)」

そこまで聞いて、鈴仙はコーチの狙いに納得しつつ。
……霞のスタッフ兼リザーバーとしての起用について思いを馳せる。

鈴仙「(私としては、一緒に戦った霞が、立場は違えども同じチームに来てくれるのは嬉しいし。
    霞の言う通り、色々と私達だけじゃあ手が回らない事をやってくれるのもありがたい。
    そう考えたら、大歓迎なんだけど……私達は元から、アウトローな身だもの。
    霞を無為に危険な目に遭わせても良いのか、っていう想いだってある)」

パチュリー「鈴仙。あんたは、どう思うの。私としては、あんたの意思に従うけれど。
       ……同じルナティックスの選手だったんなら、色々と事情も詳しいだろうしね」

183 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:33:02 ID:KrV4zwO2
パチュリーに急かされ、鈴仙は自分の意見を述べる。その内容は――。

A:霞をスタッフ兼リザーバーとして加入させる。
B:霞をスタッフとして加入させる(選手としては起用しない)
C:霞はリトルウイングズに加入させない。
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*霞を加入させたいかどうかを選ぶ投票です。
*霞の存在は、戦術決定やデータの把握に大きな影響を与えません。
 (霞が加入しない場合、戦術提案やデータ収集は他の仲間が行います)
*霞の選手としての実力は低く、加入しても補欠扱いとなり、大きな成長は見込めません。
 (自由選択で、選手専任として加入させるとした場合でも、成長の見込みは薄いです)
*霞をリザーバーとして加入させない場合、今後補欠として別のキャラクターが加入する可能性があります。
 (霞がリザーバーとして加入してもチャンスはありますが、可能性は下がります)

184 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:36:34 ID:qb9ttbn+
A

185 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:40:49 ID:1saK2Cpw
B

部屋は6室だっけ、部屋割り考え直さなくちゃ
アリスさん一人用テントとか持ってる?

186 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:43:47 ID:???
>>185
A・Bの場合部屋割りについては、霞はてゐ、佳歩、つかさと同室ということにしますので、アリスさんは死にません。
コーチは魔乳フェチなので同室でも大丈夫ですが、倫理的に考えて…

187 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:51:00 ID:???
良かった、可哀そうなアリスさんは居ないんだ

188 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 01:10:30 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
次回更新くらいから、紅白戦に入りたいと思っています。ルールについては、

*試合は15分ハーフ
*反則はあり(イエロー・レッドはなし)
*負傷はなし

を前提に、メンバー数を8vs8か11vs11(足りない分は名無しで数合わせ)にするかをちょっと悩み中と言った感じです。
人数が多い方が本番っぽくて楽しいかもですが、その分1キャラごとの行動回数は減るかもです。ご意見頂ければ幸いです。

>>187
クラブAとかで優しい世界(ただしアリスさんは除く)になるかもしれません(爆)
一応、アリスさんにも真面目な見せ場を作りたいとは思っていますが…どうなるか分かりません。

189 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 01:21:53 ID:???
乙でした

システム的に無理がなければ8VS8に1票
中盤スカスカで乱打戦になるならそれもまた良しということで

190 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 05:42:27 ID:N1BqtmY+
A

191 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:05:21 ID:???
正直コーチとか霞ぐらいのキャラなら判定なしで自動加入でいいと思う……テンポ止まるし

192 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:17:25 ID:???
そこは難しいところだよね……
このスレはどちらかというとストーリー重視なところはあるけどゲーム性はやっぱり重要だろうし
GMが勝手にゲーム上重要な事を決めるとそれはそれで不満が上がるわけで……
ダイスやカード運に一番翻弄されてるのはGMさんだろうし

193 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:25:32 ID:???
更新再開します。
>>189
乙ありがとうございます。ご意見頂いたので、8vs8の方向で考えました。
ただ、乱打戦であまりに大味になってつまらなくなってもな、と思ったので。

*人数補正の強化(3人で+2、6人で+3とする。普段より−1人)
*フィールドの大きさを気持ちコンパクトに(通常よりも判定数が増えそう?)
通   常    8vs8仕様
−H−J−  −G−H−
−−−−−  −−−−−
−G−I−  D−E−F
−−−−−  −−−−−
−E−F−  −−C−−
B−D−C  −A−B−
−−A−−  −−@−−
−−@−−

…という仕様を追加してみたいと思います。(もし上手くいかなければ、ハーフタイムで変えます)
色々と変則的ですが、色んな事が試せる試合にしたいと思ってます。

194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:27:01 ID:???
A:霞をスタッフ兼リザーバーとして加入させる。

鈴仙「私はいいと思う」

鈴仙は右手を挙げて、賛成の意を表する事にした。

鈴仙「割と無鉄砲な霞の事だから、断っても色々と無茶をしそうだしね。
    だったら、望み通りに、チームを手伝って貰うのが良いと思うわ。
    ……ただの永遠亭の子だったら帰してるところだけど。霞が優秀なのは、私が良く知ってるしね」

霞「鈴仙さま……! ありがとうございます!!」

霞は鈴仙の判断に両手を挙げて喜び、子供っぽく大きくお辞儀をしてみせる。

てゐ「やれやれ。まさか本当に、こんな展開になるとはねぇ……。いや、嬉しいんだけどさ」

佳歩「霞ちゃん! 後で私達の部屋に来てよ。久しぶりにお喋りしたいな……!」


195 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:28:20 ID:???
アリスさん「!?(これでメンバーが16人になる……?! これは、鈴仙達に見捨てられ、
       私が一人用のテントで宿泊するフラグとなるのでは……!?)」ガクガクガク

反町「アリスさん……寒いなら、毛布でも持って来ようか?」

静葉「無理よ。彼女の凍てついた心は、どんな毛布をもってしても、温める事はできないわ……」

にとり「それよりも私は、あのスカウターっていう片眼鏡が気になるよぉ……! ああ、分解してみたい……!」

チームメンバーも、霞が決して悪い少女ではなく。むしろ、鈴仙やてゐも認める
策略家かつデータマンである事を知ったために、加入を断る向きは無い。

霞「私は皆さんの縁の下の力持ちとして、タオル配りにボール拭きから。
  諜報活動やハッキングまで、何でもこなします! これから、宜しくお願いします!!」

鈴仙「(霞ちゃんは良い子なんだけど。時たま不穏な単語が出て来るのが怖いのよねぇ……ハッキングとか)」

鈴仙は、霞が張り切るあまり、社会倫理的に好ましくない行為に手を染めないかだけは不安だったが……。
――それでも、この16人目の仲間の参入を喜ばしく思うのだった。

*因幡 霞がリトルウイングズのスタッフ(兼リザーバー)として加入しました。
*能力値は概ね低いですが、パスが得意です。


196 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:29:47 ID:???
コーチ「さてと……んじゃ、前フリは置いといて。紅白戦の説明でも初めていこうかの」

霞が皆に歓迎された事を確認すると、コーチは軽く咳払いして本題に入った。

コーチ「紅白戦と言っても、ワシらは16人しかおらん。よって、8vs8の簡易的なマッチとして、
     皆の現状をチェックさせて貰おうと思う」

コーチは細かいルールを更に挙げていく。試合は15分ハーフ。反則は取るが、カードは出さない。
本来よりも縦幅、横幅ともに狭いコートを使用する……など。

穣子「えっ? なんで狭いコートにしちゃうの? いつもと同じ方が、本番感があって良いんじゃないの?」

さとり「通常のコートで8vs8をすれば、あまりにスペースが空きすぎるからでしょう。
    プレスを掛けたりする間も無く、余裕たっぷりのパスワークがまかり通り。
    更には中盤省略やロングシュートがあまりりやり易くなってしまいます。
    ……そうなると、流石に都合が悪いからでは?」

パチュリー「やっぱり、貴女は察しが良いわね、古明地さとり。レミィにあんたの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい位よ。
       私としても……概ね異論は無いルールね。選手はどうやって分けましょうか?」

コーチ「それも考えておる。まずは両チームのキャプテンを決めて、選ばれたキャプテンは二人ずつ、
     自分のチームに入れたい選手を入れることとする。しかし、そうなるとリザーバーの霞が余るのは必然で。
     そして、後攻のキャプテンは、ただでさえ先攻のキャプテンに欲しい選手を先取りされる上、
     最後に余るであろう、霞を入れなくてはならない事となる。

     ――これは不公平じゃから、こうしようと思う。
     【先攻での選手選択を希望する場合、先攻のチームには、最初から霞が加入していることとする】。

     つまり、先攻は選手の選択で優越する代わりに、リザーバーに1枠を取られるというハンデを負う。
     逆に、後攻は先攻に選手を奪われるハンデがある代わりに、正規選手のみで8枠を固められる。
     お邪魔虫みたいな扱いで、ちょっと可哀想じゃが。この方が公平性が保たれると思う」


197 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:31:10 ID:???
霞「ちなみに私は全然気にしてませんよ。むしろこのルールを考えたの、私ですから」

穣子「え? 最初から加入している? え? えーっと、つまり……?」

静葉「(まずいわ。穣子の頭がパンク寸前ね……。一旦、話題を逸らさなくては)――選手の選択方法については良いとしまして。
    キャプテンはどうやって決めるつもりですか?」

コーチ「おお。まずはそっちの方が大事じゃな。キャプテンはワシが、独断と偏見で決めさせて貰う。
     まず。赤チームのキャプテンじゃが……鈴仙!」

鈴仙「は、はいっ! ルールは聞いて、何となく分かりました! 頑張ります!」

静葉の妹を想う計らいが成功し、特殊なルールの詰まった紅白戦の説明は一段落。
コーチは先に、キャプテンを指名する事にした。紅白のうちの赤チームのキャプテンは……やはり鈴仙。
リオカップでもキャプテンとして、皆の前に立ち続けた彼女が外れる道理はない。

コーチ「そして、白チームのキャプテンじゃが……」

――故に、問題は白チームの。もう一方のチームのキャプテンだった。


198 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:32:12 ID:???
反町「(ウチのチームに、全日本みたいな派閥争いは無い。一体誰がキャプテンになるんだろう……?)」

アリスさん「(も、もしかして私!? 来ちゃう!? 超アリスさん伝説来ちゃう!?)」

さとり「それだけはない、と言っておきましょう」

お燐「割と真面目な話、さとり様じゃないですか。病院のお姉さん除きでこの中でキャプテン経験が一番長いのって、さとり様ですし。
    地霊殿サブタレイニアンローゼスは、幻想郷でもそこそこ名門チームだったしねぇ」

ナズーリン「キャプテンと言えば、ご主人もそうだが……」

星「仲間同士で戦い、結束を深める……! うおおおっ!! 燃えて来ましたぁぁッ!」

にとり「星は賢いし凄くイイヤツだけど、色々と残念だからなぁ〜……」

つかさ「てゐ様はどうですか? 統率力もありますし、駆け引きも上手ですから……」

てゐ「いやいや。私は人の上に立つタイプじゃないって。二番手三番手で後ろから支えるのが好きなのさ」

佳歩「パチュリーさんはどうですか?」

パチュリー「私も吝かでは無いけれど。現時点でコーチ兼選手的なポジションだからねぇ……」

慧音「(私も昔は、人里FCのキャプテンではあったが。他にも適任は多い。声は掛からんだろう)」

幾ら鈴仙がキャプテンである事に異論は無いとは言っても、今までこうした話が持ち上がらなかっただけに、
場は少しだけ色めき立つ。果たして、コーチが指名した選手とは……

199 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:34:45 ID:KrV4zwO2

先着1名様で、

★白組キャプテン→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→自由選択+選ばれたキャラにちょっとだけボーナス!
ダイヤ→コーチ「てゐ。お主は控えめじゃが、その実、皆を纏める適正がある!」
ハート→コーチ「反町……と、言ったの。お主の雰囲気は、どこか鈴仙と似ておる」
スペード→コーチ「慧音先生。第一FWとバランスを取る意味でも、信頼感という意味でも宜しくじゃゾイ」
クラブ→コーチ「パチュリーよ。マスターとして、弟子である鈴仙の前に立ちはだかるのじゃ!」
クラブA→コーチ「おめえの出番じゃ、アリスさん!」一同「なにィ!?!?!?」

200 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:40:35 ID:???
★白組キャプテン→! card★

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