キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/09(火) 22:13:46 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1509881529/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!
しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙はブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験し、仲間と共に成長していくも、
ブラジルサッカーの登竜門・リオカップ。その決勝戦で大きな挫折を味わった。
名門サンパウロFCを牛耳るサッカーの怪物・大空翼。宇宙的な威力のシュートを誇るチェザーレ・ストラット。
そして、かつて道を違えた鈴仙の親友・魂魄妖夢。鈴仙と仲間達は、彼らを前に、為すすべなく敗北しただけでは足りず。
試合後。鈴仙は妖夢を庇い、凶弾に倒れて視力を失ってしまう。

どん底に堕ちた鈴仙を前に、新チーム・リトルウイングズの監督となる筈だった魅魔は冷酷に告げる。
鈴仙達は弱い。このままでは世界で戦えない。リトルウイングズは解散だ。
――しかし、彼女はそう切り捨てると同時に、鈴仙達に最後の希望を与えていた。
1か月後の『魔界カップ』で、我ら魔界ユースに勝利すれば、『幻想スーパーJr.ユース大会』の出場権を与える、と……。

146 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:44:33 ID:???

――そうして鈴仙とパチュリーが、今後の戦略について議論に花を咲かせている内に……。

アリスさん「はぁ、はぁ……。疲れたわ……。でも、無事に……魔界に着いたわよ……!!」

パチュリーの分も魔法的な調整作業を担ってくれていたアリスさんが、肩で息をしながら部屋に入って来る。
紫の魔女は「ご苦労様」と無感情にかつての友人を労いつつ。

パチュリー「……私、魔界って行った事無いのよね。本で見ただけで」

そう言い残して、一人そそくさと甲板へと向かっていった。……ひょっとしたら、地味に楽しみだったのかもしれない。

アリスさん「鈴仙も行きましょうよ。魔界の空気はエーテルに満ちている。人間にとっては害をなす瘴気だけど。
       私達のような人外の物にとっては、とっても有益な物質だもの。一緒にエーテルの風を浴びましょうよ!」

アリスさんは、残された鈴仙の手を引いて、甲板まで介助してくれる。
鈴仙はその気遣いに甘んじて、船の外。甲板に繋がるドアを開いて――。

ゴオオオオッ……!

鈴仙「――暖かい。でも、涼しい……!」

盲目による暗闇を蒼く照らすような、心地よい風を感じた。


〜魔界・法界上空〜


青い雲に赤い空。赤い海。……夕暮れ時の海の中に潜り込んだような絶景が、甲板の外一面に広がっていた。



147 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:46:01 ID:???
佳歩「う、うわぁ……! サンパウロに居た時は、昼過ぎだったのに……!」

星「――魔界の空気は赤いんです。これは、空気の中に、酸素の他に魔力素が多く含まれているから……と聞きました。
  だから、今はお昼時でも、空だけは夕方みたいに赤く見えます。……ただ、暗くはありませんよ。
  昼でも青白く発光する植物が、エソテリアの近辺には沢山生えていますから」

ナズーリン「この辺りは……エソテリアから少し、法界よりに来てしまったみたいだね。
       おーい、にとり! もう少し面舵を一杯にしてくれ。それと、高度をもう少し低く。着陸準備だ!」

にとり「アイアイサー!」

にとりが指示に応じると、聖輦船は大きく転回し、青色の雲を突っ切って、地上へと向かう。
ぽかぽかする感覚はあるけれど、肌はひんやりとして気持ち良い。
鈴仙は目が見えない代わりに、触覚で魔界の空気を味わっていた。

反町「(あ、あれ……全然苦しくないぞ。人間にとって、魔界の空気は瘴気って聞いていたのに。
    ……俺、何時の間にか人間やめてたのか……? しかし、それにしても……凄く、綺麗だ)」

雲の下に降りて、地上が迫るにつれて、魔界の都市の一部が明らかになる。
近代的な無国籍なビルは無く、西洋風の洒落た意匠が施された白い住居が軒並び。
しかし、自然は豊かであるようで、星が言っていた、月のように光る草木が道路や住居間に生え並び。
サンパウロの中心街のような無骨さや慌ただしさでは無く、ゆったりとした時間が流れる印象を受けた。

てゐ「すっげ〜。あたしゃ1万年近く生きて来たけど、こんなファンタジーな街見るのは初めてだよ」

つかさ「あ! サッカーコートが見えました。魔界の地でも、サッカーはあるんですね……」

やがて一同を載せた船は、街から少し外れた平原――白く光る草や虹色の花が咲き、異界染みた美しさがあった――に降り立ち。

星「聖の住居は、エソテリアの郊外。ここから少し離れた場所にある……と、ナズーリンが言ってました。行きましょう」

ナズーリン「(まあ、ご主人が方向音痴な事位は想定の範囲内だよ……)」

148 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 23:51:16 ID:WmNUHaJg
鈴仙一行は、星(の前で目的地をダウジングマシンで探知するナズーリン)の案内を受けて、
平原から白亜の地方都市へと歩き始めた。そして――。

ナズーリン「……ようやく着いた。ここが、ご主人の言っていた場所だよ」

彼女達が辿り着いた、聖白蓮の隠れ屋敷の全貌は――。


先着1名様で、

★第四章の拠点です→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→超ハイテク、サッカーコート3面完備、リゾート設備万全。最高の物件だ!
ダイヤ・ハート→洋風な魔界にそぐわない、豪奢な和風建築だった。
スペード・クラブ→他の魔界の建築物同様、白い壁をした美しい屋敷だった。
クラブA→犬小屋同然のほったて小屋だった。鈴仙「コリンチャンスの時と同じ。いや、それ以下じゃないのよぉ……」

149 :森崎名無しさん:2018/01/16(火) 23:52:38 ID:???
★第四章の拠点です→ ハートQ


150 :森崎名無しさん:2018/01/16(火) 23:59:04 ID:???
>一緒にエーテルの風を浴びましょうよ!
あなたの目は増殖した。

151 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 00:39:07 ID:???
にとりが思ったより強そうだなぁ
過労死寸前まで扱き使ってから交代が良い気がした(酷い)

152 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:09:31 ID:UQyWWvY2
★第四章の拠点です→ ハートQ ★

お燐「うわぁ……」

その建物を見たお燐は、思わず溜息を洩らした。

にとり「うっひゃー……。すっごいなー。……え。ここ。マジで私達の拠点になるの?
    鬼とか天狗とかじゃなくて、河童風情がこんなところに住んで良いの??」

静葉「これは。……私達もいつかは崇められて、こんな社に住みたいわね、穣子……」

穣子「うんうん。晴れて秋パレスを創る事になった暁には、こんな家にしようねぇ……!!」

反町「(何故に八百万の神々なのにパレス……横文字なんだろう……)」

鈴仙「えっ? 何? どんな建物?」

眼帯で両目を隠す鈴仙には、即座に周囲の視覚情報は入って来ない。
だから仲間達の反応を聞きながら、妖力を手繰り寄せてその建物の全容を把握しようとすると。

鈴仙「こ、これは……。和風の、お屋敷……?」

つかさ「その通りです。鈴仙様。……魔界の建物は基本的に、西洋のお城みたいなのですが。
     この家だけは違うんです。幻想郷の人里の、稗田の御屋敷。あんな風な、純和風の家なんです……!」

つかさの言葉を聞いて、鈴仙はいつかの薬売りで入った、稗田家――代々幻想郷の妖怪の脅威を
書物にしたためている、人里きっての良家だ――の景色を思い出す。

鈴仙「(永遠亭をもっと、生活感溢れるようにした感じの。平屋で、土間があって、座敷があって。
    ひろーい縁側と、中庭と、襖で仕切られた沢山の私室があって……。あんな感じね……)」

鈴仙の想像は当たっていた。しかし違う点もあった。

153 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:10:47 ID:UQyWWvY2

星「この屋敷は、魔界神様が、聖のかつて住んでいた世界……即ち、当時の日本建築を真似て作らせたそうです。
  しかし、気合が入ってしまったのか、一人で暮らすには幾分広くて。
  ……丁度、二十人程度が集団で生活できる程度の大屋敷になっているのですよ」

狭い幻想郷の狭い人里に造られるとなると、屋敷の広さには限界もある。
しかし、この魔界は土地が鈴仙達の世界よりも広いようであり。その間取りも、それに合わせて広く大きく作られていたのだ。
屋敷の中に入ると、それが良く分かる。

慧音「これは凄い。屋敷と言うよりは、ちょっとした旅館みたいだ」

パチュリー「移動するだけでも手間ね。読書好きとしては、面倒なのだけれど……」

一団の中では冷静な慧音達も、これからの魔界での戦いに向けて過ごす拠点としては、
この屋敷が快適な環境である事を認めており。パチュリーは文句を言いながらも、
目線ではトレーニングルームやサッカーコートにもなり得る、広い屋内運動場の場所を追って。

パチュリー「……ま。とりあえずはそこに荷物を置いて。今後の方針やざっくりとした計画でも、話し合いましょうか」

……と。選手兼コーチの立場として、そう提案を行った。


154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:13:18 ID:UQyWWvY2

〜聖屋敷・屋内運動場〜

コーチ「……さてと。ここからは暫く、このワシが仕切らせて貰うゾイ」

パチュリーの先導の後、指揮を執る旨を申し出たのはコーチだった。

コーチ「ワシも魅魔さんから、魔界カップまでのおおよその日取りは聞いておる。
     じゃから、ワシは船で魔界に着くまでに……これからのスケジュールを考えておったのじゃよ」

彼は手際よく用具庫から可動式のホワイトボードを持って来ると、
大きな模造紙を磁石を使って貼り付けて、一同に示した。そこには、こう書いてあった。

−魔界カップまでの練習スケジュール案−

2月1日                 魔界着、ミーティング等
2月2日                 紅白戦
2月3日〜2月10日(8日間)    練習、自由行動
2月11日                練習試合
2月12日〜2月19日(8日間)   練習、自由行動
2月20日                魔界カップ開幕

155 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:14:41 ID:UQyWWvY2
コーチ「魔界カップが開かれるのは、今日から20日後※。もうあまり時間は無い。
     じゃが今日は旅の疲れもあるから、今後の方針の打ち合わせだけに済ませようと思う。
     そんでもって……明日はいきなりじゃが、紅白戦を行うぞ」

※魅魔は「1か月後の魔界カップ」と言ってましたが、鈴仙はその後も暫く入院してたので、20日となっています。

合流直後で連携も整えていない今の段階で、紅白戦という単語が出て来た事に対し、
一同は僅かに戸惑いを見せるも――淡々と老人は説明を続ける。

コーチ「ま。なんでそんなにせっつくかは、明日試合をしてみたらわかる筈じゃなから、説明はせん。
     そんで、紅白戦の翌日……明後日じゃな。そこから暫くは、午前に集中して練習を行い。
     そして、午後は各自自由行動とする。
     あまり根詰めても効果が出ん事は、腐ってもスポーツ医学者じゃからの、言わせてもらうゾイ。
     そんな日程を8日分程こなしたら――次は、練習試合を行う」

鈴仙「は、ハァ……練習試合!?」

反町「失礼ですが。こんな異世界で練習試合を引き受けてくれるチーム。
    それも、俺達の実力に適合したチームなんて、存在するのでしょうか……!?」

コーチ「フォフォ。その点は心配いらぬ! ……と、だけ言っておこう。
     対戦相手については、試合が近づいたらまた意見を聞こうと思うからの〜」

非常識な発言を繰り返しながらも、コートは飄々と好々爺めいた笑みを浮かべる。
しかし、これが単なる耄碌ではなく。彼なりの考えがあるであろう事が読めたため、
鈴仙はこれ以上の反論はしない。

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:16:02 ID:UQyWWvY2
コーチ「で。練習試合後はもう8日間。練習を行って魔界カップに備えるぞ。
     ……さてさて。この時点で何か質問のある者は?」

最後に、一通りの説明を終えたコーチは話を一旦切り、チームメンバーに質問を求めた。

鈴仙「(どうしよう。いきなり紅白戦をやるだの、魔界に居るのに練習試合をセッティングするだの、
     色々と不可解な事を言ってるコーチだけど……。あの人、普段はボケてるふりをしてるだけで、
     実際はとても賢いんだから、いい加減な事を言ってるとは思えない。
     ――ただ。それを差っ引いても、これからの生活だもの。気になる事は色々と質問はすべきよね)」

鈴仙は、これからの生活について為すべき質問は何かを考えるも――。
その辺りは、利発そうな仲間達が先回りをしてくれていた。


慧音「では、コーチ。システムは何を採用する心算ですか?」

コーチ「結論から言って、それはワシは決めぬ。基本は4−4−2となるじゃろうが……。
     しかし、このチームに居る選手は皆世界で戦えるタレント揃いじゃ。
     故に、様々な起用方法が想定される。それと、相手の戦術、戦法、特徴を加味する事も必要じゃからの」

パチュリー「妥当な判断ね。貴方が居なければ、私が同じ事を言っていたと思うわ。
        ……私からも質問、いいかしら。午前中は練習とあるけれど。具体的にはどんな方針を考えて?」

コーチ「全体練習は皆の連携を確認するに留め。基本的には各自で足りぬ分野、伸ばすべき分野を磨いて貰う。
     しかし、個人練習を強いるつもりはないゾイ。他人と共に練習する。他人を手伝い練習する。
     あるいは、他人に手伝ってもらい練習する……。その辺りのバリエーションは、各々で考えてもよいぞ」

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:18:41 ID:UQyWWvY2
アリスさん「は、はーいっ! えっと、キャプテンとかどうするのかしら!? あ、いやね!?
       鈴仙は心の友だし、別にキャプテンが嫌って訳じゃないのよ!?
       でも、ほら。『キャプテンアリスさん』って語感。魅惑的って言うか、人気者っぽいって言うか……」

コーチ「キャプテンは鈴仙で良いじゃろ。本人が嫌だというのでは無ければ。
     ただし。もしもキャプテンになりたいと言うならばワシかパチュリーに言っておくれ。
     選挙なり何なりを行うか、検討するゾイ」

アリスさん「え?!? 選挙!? なんか、私がキャプテンになるにはカード判定で14回中7回位JOKERが出ないと
       なれなさそうだし、別に良いかなぁ……アハハ、ウフフ……」

反町「(実際、キャプテン選挙の線は無さそうだよな。リオカップの敗北を乗り越えて結束してる俺達なんだ。
     多少の事があっても、チームの絆が揺らぐ事は無いだろう)」

佳歩「ええと。……すみません、あまり真面目な質問では無いのですが。
    ……部屋割りは、どうしましょうか。随分と広い屋敷ですが、人数分の個室は無いようですし……」

コーチ「う〜む……。その辺の勝手は分からぬのう」

ナズーリン「――さっき見て来た。3人が伸び伸びと過ごせる居間が、全部で6つはあったよ。
        私達はコーチを除いて15人だから、3人一組で一部屋に入れば良いんじゃないかな」

コーチ「ふむふむ、そうか。じゃあ、3人組を作って貰おうかのう。
     ……あ! 別にワシだけ個室……とか、そんな気配りは不要じゃからの……グヒョヒョヒョ……」

てゐ「とりあえず、このクソジジイは一人部屋で確定として。
    うん。丁度3で割れるから余りは生じないし、アリスさんはトラウマをフラッシュバックしなくても大丈夫だよ。
    ……そんじゃ。質問が無ければ3人組作って、部屋に荷物入れちゃおうか〜?」

コーチ「がああああ! あ、でもキモチイがああああ!」

コーチにアームロックをかけながら、てゐはそう提案する。一同で反対する者は居なかった。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:20:17 ID:UQyWWvY2
鈴仙「(うーん。3人で一部屋、かぁ。なんだか、いよいよ合宿に来たぞ! ……って感じよねぇ。
    でもどうしようかな。てゐや佳歩でも誘うのが無難っぽいし、色々と込み入った相談も出来そうだけど。
     折角だから、普段は喋らない人と一緒な部屋にしたら、20日間の魔界ライフを通じて打ち解けられるかもしんないし……。
     貴重な機会だから、ちょっと真面目に考えてみよっと)」

ミーティングはなし崩しに解散となり、メンバーはてゐの提案通り、各々が誰と相部屋になるかを相談し合っている。
ただ一人アリスさんだけはガクガクと膝を震わせている。どうやら、トラウマが大きすぎててゐの言葉が聞こえなかったようだ。

鈴仙「(まあ。基本は練習と、その後の自由行動がメインになるんだし。夜に誰と部屋を一緒にするのかはオマケでしかない。
     でもやっぱり、接触の機会が多くなるのは確かだもんね。私は誰を誘おうかな……)」

−リトルウイングズ メンバー一覧−
FW:鈴仙、反町、星、佳歩
MF:パチュリー、アリスさん、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり


★上記のメンバー一覧から、誘いたいキャラを【2名同時に】選択して下さい★
 (例:佳歩、てゐ)
 ※投票は、【完全一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の同室は確定しない
      「佳歩、てゐ」「佳歩、てゐ」で票が入って初めて、二人の同室が確定)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

159 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 01:34:16 ID:UQyWWvY2
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
キャプ森で合宿と言ったら部屋割りなので(?)、投票式にしてみました。

詳細は紅白戦後にお示ししますが、
第四章の鈴仙の行動は、基本的に1日を1ターンとして、

1.練習フェイズ:@自分で練習 A仲間と練習 B仲間の練習を手伝う C仲間に練習を手伝って貰う で選択。
   ↓           
2.自由行動フェイズ:仲間を誘って(1〜2人程)魔界地方都市に遊びに行きます。
   ↓
3.仲間行動フェイズ:仲間が独自に練習したり、別の仲間と交流します。
             鈴仙の自由行動フェイズの内容が影響される事もあります。
   ↓
 (次の日へ)

……という形になります。(当スレ初期の進行を、ちょっとスケールダウンしたようなイメージです)
この際、相部屋の仲間については、交流が進みやすくなったり、夜にランダムでイベントが起きたりする
……事もあるかもしれません。(フレーバーメインで、オマケ程度のボーナスと考えてください)

他にも第4章の進め方について、ご質問等あればコメント頂ければ幸いです。
本日もお疲れ様でした。

>>150
JOKERだったらそれにしようと思いつつ、羽が生えるとかだったら良いですが、
鈴仙の顔が崩れかけたりしたら可哀想かなと思ってやめてしまいました。
>>151
最終的な格ではさとりに一段だけ落ちますが、さとりの弱点を補うという意味では充分強いですね。
テクモ版3の若島津君よろしく、必殺技を連発してから若林に交代させるという戦術も取れるようになっています。

160 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:44:55 ID:0IcAF4fU
乙でした

アリスさん、パチュリー
べ、別に誰からも誘われそうになくて可哀そうとか思ってるわけじゃないんだからね!

161 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 01:47:55 ID:jyc692UU
乙なのです
アリスさん、慧音

けーねせんせー! アリスさんを導いて!(無茶振り)

162 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 03:50:30 ID:qcIyLOCg
アリス パチュリー

163 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:23:56 ID:UQyWWvY2
更新再開します。
>>160
乙ありがとうございます!
アリスさんは何だかんだで愛されキャラだから…(震え声)
>>161
乙ありがとうございます。
さとり「想起『2人組で余った挙句先生とペア』」アリスさん「がああああ」
アリスさんをどうにかする方法は色々ありますが、慧音先生もその選択肢の一つですね。


今回ですがまず、紅白戦を始める前にちょっとしたイベントが挿入されます。
内容は本スレのパロディなので分かる人はすぐ分かりますが、
鈴仙達にとって有益なイベントであるのは間違いありませんので、気楽に参加して頂ければと思います。

164 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:25:05 ID:UQyWWvY2

>アリスさん、パチュリー

パチュリー「……鈴仙。もし良ければ、相部屋はどうかしら」

鈴仙「あ……はい! 私で良ければ喜んで!」

鈴仙が誰かに声を掛けようとする前に、パチュリーはそう声を掛けてくれた。全幻想郷選抜大会前。
鈴仙はパチュリーから様々な事を教わり、彼女を永琳に次ぐ第二の師……”マスター”として尊敬の念を抱いている。
また、失明した鈴仙の身を案じ、保護者に近い視線から、彼女が戦い続ける事を最後まで反対し続けていたのもパチュリーであり。
この二人は、互いに想い合う理想的な師弟関係にあると言えた。

パチュリー「良かったわ。小悪魔が居ないものだから、雑用をしてくれる奴が居なくって、困っていたのよ。
       ……さあ。喜びなさい。この賢者の弟子として、無限の叡智のお零れに与れる事を……」

鈴仙「(パチュリーさんって。未だに自分の事を賢者って信じて疑わないんだよなぁ……)」

……たぶん。

パチュリー「後一人はどうしようかしら。私の希望としては、イタリアで一緒だった、慧音と一緒が良いのだけれど」

鈴仙「それも良いですね。私も慧音さんとは永遠亭ルナティックスの時からの付き合いですし、話しやすいから。
    私、声掛けてきま――」

そして、少し奇妙な師弟コンビはもう一人のルームメイトに慧音を指名。さっそく勧誘に向かおうとするのだが――。

鈴仙「……う」

165 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:26:11 ID:UQyWWvY2
鈴仙「……う」

アリスさん「あ、……せ、せんせい。わたし……ふたりぐみ……つくれ……なく――て――」

正確には重いフラッシュバックに陥り呆然自失としたアリスさんと――目が、合ってしまった。
さとりに想起技を掛けられた訳でも無いのに、コーチやてゐの『3人組』というキーワードが地雷だったらしく。
魔界カップどころか練習すら始まる前から、既にリタイア寸前の状況に陥っている。

鈴仙「(――だ、駄目よ鈴仙! アリスさんは確かに可哀想だけど……でも私達は、慧音さんを誘うって決めたんだから!)」

正直、声を掛けてもいいなと思っていた鈴仙だけに、彼女の痛ましい姿には同情を禁じ得ないのだが。
……この一瞬の隙が命取り。

さとり「慧音さん。良ければ私と一緒の部屋は如何ですか。……連れが喧しいものだから、少しでも静かな方と相部屋したくて」

慧音「まさか、地霊殿のご令嬢にご指名頂けるとは。当然、断る訳にも行かないな」

さとり「ありがとうございます。でも、私はそんな大層な者じゃないです。気軽にさとり、って呼んでください。
    ……私と貴女はポジションが近い故、緊密な連携を求められるのですから」

お燐「さとり様だって、ぶりっ子モードじゃないですかー。ぶーぶー。もっといつもあたいにしてるみたいに、
    足踏んだりとか耳つねったりとかしないんですかー、って、イテテテ……!」

さとり「あんたは、いつもそうやってお行儀が悪いから。私も心を鬼にしているのよ……!」

慧音「ハハハ……確かに、賑やかな従者だな。だが、寺子屋の子どもを思い出すな。是非、ご一緒させてくれ」

慧音は、さとり・お燐の地霊殿主従コンビに取られてしまうのだった。


166 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:32:34 ID:UQyWWvY2

佳歩「あの……てゐ様。私とつかさちゃんと、一緒な部屋になっていただけませんでしょうか……」

つかさ「やっぱり、同じ永遠亭の兎妖怪同士の方が不安が無くて。……恥ずかしいのですが、どうでしょうか」

てゐ「勿論! 何言ってんだい、水臭いなァ。お前達は二人とも、この私の可愛い舎弟なんだからさ」

佳歩・つかさ「「ありがとうございます!!」」

てゐ「(こいつらは二人とも賢いけど、私からすりゃあまだ子供だ。不安になるのもしゃあないか。私が、守ってやんないとね)」


反町「あの。俺もコーチと相部屋に……」

穣子「一樹君は、私とお姉ちゃんの部屋でキマリだよねぇ〜」

静葉「そうね……反町君に悪い虫がついても困るし――ねぇ、反町君?」チャキッ?

反町「いえ……はい。ありがとうございます……(まあ……穣子さん達と一緒ならいつも通りだし……別に良いか)」


にとり「へっへー、ナズー! 一緒な部屋にしないかい? もう一遍あの坊主が乗ってた、”ぶいまっくす”とやらの話が聞きたいんだ!」

ナズーリン「私は別に構わないが……ご主人も一緒で良いかな?」

星「私はにとりさんは大歓迎ですよ! 同じメキシコで苦難を共にした者同士、仲良くしようじゃありませんか!」

にとり「んじゃ決定だね! ひっひっひ、ナズーは特に、今日は寝かさないぜぇ……!」

星「そ、それはダメです!? ふしだらな!! ナズーリンを狙うなら、代わりに私をやりなさーい!?」


167 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:33:58 ID:UQyWWvY2
――そして残りの部屋割りもびっくりするほど順当に決まって行き。その結果……。

パチュリー「しょうがないわね。私も、同じ種族魔法使い同士として放っておけないし……。
       アリスさん、一緒に部屋に戻るわよ」

アリスさん「!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!」

鈴仙「(凄い顔してる。たぶん、世界で一番最初に地球は丸いって発見した人も、こんな顔してたんだろうなぁ……)」

アリスさん「私が……あまり者に……ならない……!?!?!?」

パチュリー「はぁ。……あんたは算数も出来なくなったの? 15割る3は5。あんたが何をしようとも、余る訳がないじゃない……」

アリスさん「う、ううっ……うっうっ……! パチュリぃい……。持つべき者は、やっぱりトモダチよねぇ……!!」

パチュリー「いや。別にそんなんじゃ無いけれど……あと、鈴仙も一緒だから」

アリスさん「鈴仙も!!? ううっ……あったけぇっ……! 生きてて、生きててよかったぁ……!!」

鈴仙「(アリスさんと相部屋かぁ……ま、まあ。別に良いかな? アリスさんも声を掛けようと思った訳が無い訳でも無いし。
     それにパチュリーさんも、何だかんだで面倒見が良いから。きっと、なんとかなる……よね?)」

鈴仙とパチュリーは、消去法的にアリスさんを3人目のルームメイトにする事で決着し。
アリスさんはこの悪意ばかりの世界に、かくも暖かい絆がある事に驚き、そして涙するのだった。


168 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:35:09 ID:UQyWWvY2
コーチ「フォッフォ……という事は、部屋割りはこうなった、という訳じゃな。
     まあ、それは良かったっちゅー事で。明日は10時に、外にあったグラウンドに集合で良いかの。
     今日はまだ昼過ぎじゃが、旅の疲れもあるじゃろうし。買い出しやら身の回りの準備もあるから、お休みにするゾイ」

――かくして、なし崩し的に魔界ユースまでの強化合宿を取り仕切る立場となったコーチは、そのように述べて……。
一同は以下の部屋割りに沿って、解散するのだった。


1号室
鈴仙、パチュリー、アリスさん

2号室
さとり、お燐、慧音

3号室
てゐ、佳歩、つかさ

4号室
反町、穣子、静葉

5号室
にとり、ナズーリン、星

6号室
コーチ

169 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:36:25 ID:UQyWWvY2
それから一同は、再びナズーリンの案内でエソテリア郊外を散策。
日用品を売っている市場や病院など、生活を送るのに困らない施設を確認し。
(幸いな事に、魔界であっても人々の姿や食べ物の見た目・味は幻想郷や外界と一緒だった)
早速今日からの食料や生活用品を買い出しして、慌ただしく魔界1日目の午後を過ごすのだった。

パチュリー「本で読んだ通り。魔界には、月が二つあるのね……赤い月と青い月」

アリスさん「青い月はガイア。母なる星で、魔界の人間はここからやって来たと言われているわ。
       赤い月はテラ。父なる星で、魔界の人間は、死んだらあの星に帰ると言われてる」

パチュリー「詳しいのね、魔界に。書物にはそんな民間伝承、書かれていなかったわ」

アリスさん「……まあ、ね」

鈴仙「(あれから色々やって、なんとか落ち着いて貰ったのは良いけれど、アリスさんの歯切れが悪いわね……。
     慣れない環境で、適応障害を起こしかけているのかしら?)」

――簡単な夕食と会合を住ますと、相部屋となった鈴仙達3人は自室に戻り寝支度をする。
鈴仙の視力では直接見る事は出来ないが、空が見える窓からは美しい月が見えるようだ。
パチュリーとアリスさんが静かに語らっている姿を見て、鈴仙は。

鈴仙「(私も、二人と一緒に空を。魔界の月を見てみたいな……)」

――と。そんな望まぬ思いを抱きながらも。

鈴仙「(……ううん。それはちょっと贅沢よね。だって私は、今こうやって皆と一緒に居れるんだから。
    魔界の心地よいような、ピリピリするような空気に触れて。白蓮さんが昔居たお屋敷の、
    幻想郷を思い出す、懐かしい匂いを吸って。美味しい魔界の野菜を食べて。……明日からはまた、サッカーが出来るんだから)」

今、自分がここに居る事自体がこの上無い幸せなのだと感じながら、二人よりも先に、布団を被って眠ってしまうことにした。

                                           一日目 終了

170 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:37:29 ID:UQyWWvY2
【二日目】
−特別イベントフェイズ−

そうして迎えた、魔界での初めての朝。鈴仙は、心地よい朝の空気を思い切り吸って、皆での朝食を楽しみ。
(食事は早寝早起きの穣子が作ってくれていた。朝から芋尽くしフルコースはちょっと重かった)

てゐ「さーて。今日は紅白戦をするって話だったけど。コーチはどんな考えなのかね」

つかさ「やはり、私達新チームの弱点を探し。そして明日からの練習に繋げていく為でしょうが……どうなるのでしょうか」

お燐「それよりもあたいは、チームが15人なのにどうやって紅白分けるのか気になりますねぇ」

さとり「成程、『7vs7だと、さとり様が余っちゃうじゃないかぁ……かわいそう』……ですか。
    良いでしょうお燐。その言葉、そっくりそのままあんたにお返ししてあげるんだから。
    というかどうやったら、GKが2人で私が余るとナチュラルに思えるのかしら……?」

一同はゆっくりと、紅白戦が行われる会場となる、屋外の練習場
――少し古いが、一応近くにサッカーコートがあった――へと向かうと。……そこには。

さとり「えっ……? ええ……? えええ……っ!?」

お燐「どーしたんですか、さとり様。あっちに何か…えっ!?」

にとり「ひゅいいいっ!? もしかしてあの人間!」

パチュリー「あれは……博麗神社の巫女服!」


171 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:40:45 ID:UQyWWvY2
その少女が着ている服装は取り分け奇妙だった。紅と白を基調とした巫女服は何故か脇が開いていて、
長い黒髪には大きな赤いリボンが結われている。下半身はフリルが可愛らしいミニスカート。
これだけならただの腋巫女服だったが、スパイクを履いている事と足元のボールが、彼女がサッカー選手である事を窺わせていた。

見る人が見れば分かるだろう。これは博麗霊夢が身に着ける由緒正しい巫女装束だという事が。
そして彼女の髪型や、セパレートしてヒラヒラしている袖もまた彼女が博麗霊夢である事を示していた。

佳歩「ええええっ!? れ、霊夢さん!」

てゐ「あんだってぇ!? 霊夢は今頃、幻想郷で紫とよろしくやってんじゃなかったの!?」

コーチ「フォフォフォ……」

ここに居る筈の無い少女のまさかの登場に、誰もが紅白戦を忘れ視線を集中させる。
そんな騒めきを聞きつけて、鈴仙もまた動揺を隠せない。

鈴仙「(なんで霊夢がここに……!? まさか、サッカー大会に先立って、私達を退治する為にやって来たとか……!?
    いや、でも。だったら何でサッカーボールが足元にあるんだ、って話だし……!?)」

A:「霊夢ゥ! 一体魔界で何をしているのよ!?」
B:「皆落ち着いて! これから紅白戦でしょ!」
C:「いや……あれは霊夢じゃない! 霊夢は今幻想郷に居る筈よ!」
D:「だらしゃっぁぁぁぁぁい!」怒りに任せてボールを奪いにいく。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*各選択肢に深い意味はありませんので、気軽に投票したり、自由選択してみたりしてください。

172 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:43:02 ID:qQvaYr++
D

173 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:44:34 ID:u29Yxq6I
E
「あああああっ!!」
と大声を上げて気がそれた内に腹パン!
偽者め何しに来た!

174 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:47:40 ID:p8TqRbzc
E
私こそが本物の博麗霊夢だっ!!
食らえっ!必殺のジャンピングゴリラステーション!!

175 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 22:52:47 ID:qcIyLOCg
C

176 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 23:03:44 ID:jyc692UU
C

177 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 23:13:39 ID:UQyWWvY2
C:「いや……あれは霊夢じゃない! 霊夢は今幻想郷に居る筈よ!」

パチュリー「……確かに。ここに居てはいけない理由は山ほどありそうね」

つかさ「それに、何か変ですわ。霊夢さんがあんなスカウターを身に着けてる事なんてありませんでしたが」

ナズーリン「そう言えば、遠くて分からなかったが何か背丈がヤケに短いような……」

鈴仙が”霊夢がここに居る筈がない、つまりあの少女は霊夢ではない”と声高に主張すると、
他の仲間達もそれぞれの違和感を声に出し、ざわざわと騒ぎ出した。
そしてそれが耳に入ったのか、件の少女はボールを拾い上げて鈴仙達に近づいていく。
その少女の正体は……。

先着1名様で、

★出典:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271135559/60-62→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→霊夢「え? なんで私がここに居たらいけないの?」本物だー!?
クラブA→井出(霊夢コス)「流石鈴仙さんなんだな。冷静に正体を見破られてしまったんだなァ」変態だー?!
それ以外→霞「……流石は鈴仙さま。お見事です!」永遠亭ルナティックスのデータ兎・因幡霞だ!

178 :森崎名無しさん:2018/01/17(水) 23:14:33 ID:???
★出典:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1271135559/60-62スペード3

179 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:26:15 ID:KrV4zwO2
★出典(URL略)→ スペード3 ★
それ以外→霞「……流石は鈴仙さま。お見事です!」永遠亭ルナティックスのデータ兎・因幡霞だ!

鈴仙「霞。……あんた、こんなところで何やってるのよ!?」

その利発そうな声を聴いて確信した鈴仙は、思わずすっとんきょうな声を上げた。

にとり「なんだぁ? このちんちくりん。よく見るとウサ耳ついてるし、ルナティックスの妖怪ウサギか?」

静葉「私は少しだけ覚えているわ。確か、妖怪の山FCとして、永遠亭と練習試合をした時に居たような……」

さとり「地霊殿の試合にも居たわね、そう言えば……」

鈴仙を始めとする、旧永遠亭ルナティックスメンバーは驚いて全員が口をあんぐりと開き。
彼女の事を深く知らないメンバーは逆に訝しんだ。一体、この少女は何者なのか?
そんな彼らの思いに応えるように、てゐが口を開いた。

てゐ「えーっと。彼女の名前は因幡霞。ちょっと前までは単に、名も無きウサギBちゃんだったけどね。
    新聞やら情報集めが好きで、ザ・データマンって感じな子だったよ。
    サッカーも上手かったよ。特に、パスが上手かったね。
    ボールキープもそこそこだったし、全体的に総合力が、他の名無しちゃん達よりも高かったかな。
    今回の新チーム・リトルウイングズには……残念ながら、落選したんだけどさ」

霞「すみません。ちょっとヘンな真似しちゃって。スパイする為の変装術を磨いていたんですけど」

反町「(いきなりスパイとか言う不穏な単語が出たのは置いておくとして。
    なぜ、この場面であんな変装をしたんだろうか。必然性が分からない……)」

アリスさん「でも不思議ね。一体どうやって遥々幻想郷から魔界まで。
       それも、この広い魔界の私達の練習場所まで、どうやって割り出して、どうやって来たのかしら?」

霞「それはですね……」

180 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:27:45 ID:KrV4zwO2
それでも絶えない疑問の声に、霞は自ら応じた。腋巫女服から、普段のピンクがかったワンピースに早着替えした霞は、
ポケットから一枚の新聞の切り抜きを差し出した。そこには、傷つき倒れる鈴仙の写真と、
『リオカップ注目のストライカー、鈴仙・優曇華院・イナバ、両目失明により選手引退へ』という見出しが書かれていた。

霞「私は、KちゃんとかFちゃんとか。他の永遠亭のウサギ達と一緒にお留守番していたんですけれど。
  ――ほら。幻想郷の結界が大会の後に壊れてしまったじゃないですか。
  その時から、外の世界の情報が頻繁に入ってくるようになったから、色々と調べてたんですよ。
  鈴仙さまや、他の皆は無事か。どこで何をしているのか……って。そしたら、こんな記事が出回ったものですから……」

霞はこれまでの経緯を簡単に語りだす。鈴仙がブラジルで負傷し倒れた記事を読むや否や、
これまで株や先物取引で稼いだ資金を元手に単身ブラジルに渡ったこと。
お見舞いに行こうと思ったが、時既に遅く(鈴仙の回復が新聞記事の見込みより早かった)、
鈴仙は入れ違いに退院し、サントス港へ向かっていたこと。その時機転を利かして目的地を推理して、
聖輦船の動力室にこっそりと潜りこみ。コーチに匿って貰いながらここまでやって来たこと。
やがて、彼女は懇願する。

霞「ごめんなさい。勝手について来ちゃって。だけど……、ついて来る内に思ったんです。
  やっぱり私も、鈴仙さまや佳歩ちゃん達。そして、皆さんのお役に立ちたいって。
  だから――私を、リトルウイングズに入れてください! お願いします!!」

パチュリー「……役に立てる、と言うと選手としてかしら。悪いけれど、そうは見えないのだけれど……」

パチュリーがやんわりと彼女の想いを却下しようとするが――ルナティックス時代から、
情報を得るには手段を択ばない行動力の高さがウリだった彼女は退かない。

霞「それは――認識してます。実際、皆さんが修行している間、私は永遠亭を切り盛りするのに必死でしたから。
  サッカー選手としては活躍出来ないと思いますし、する気もありません。
  私が加入したいのは選手じゃなくて――”スタッフ”です!」

穣子「す、すたっふ〜? 何それ?? フランス語??」

反町「チームの職員、って意味ですよ(穣子さんのボケが、天然である事を祈りたい……)」

181 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:29:17 ID:KrV4zwO2
霞「はい。私は選手としては皆さんの誰にも及びませんが、データ収集や戦術提案には自信があります。
  それに、『プロジェクト・カウンターハクレイ』から切り離された皆さんには、
  日常生活や事務をサポートする人材が、きっと必ず必要になってくると思うんです。
  私は、後方から皆さんをサポートしたい。そしてその人材は今、不足している。……どうでしょうか」

情報収集の為ならばと、危ない場数を何度も踏んで来たのだろう。
霞は緊張せず、逆に不敵な笑みすら浮かべて自分がチームに必要な人材である事をアピールし。

コーチ「フォフォ……。実はこの子を見つけたのはワシでのう。最初はつまみ出そうと思ったんじゃが。
     どうしても、と言い張るもんじゃし。実際、すこぶる仕事が出来る子みたいでのう。
     そんなこんなで、ここまで着いてくるのを黙認しとった、というワケじゃ」

コーチもまた、ここで彼女の同行の経緯を説明し補足する。

つかさ「そうだったのね……。本当に、大人しそうに見えて、行動力はぶっ飛んでいるんだから」

佳歩「霞ちゃんらしいと言えば、そうですけどね……」

星「でも、話を聞いていると、とても頼り甲斐のある子みたいです。
   私もなんだか、あの子と一緒に居たくなってしまいました」

ナズーリン「ご主人はお人好しだからねぇ……。――でも、実際どうするんだい?
       彼女の――因幡霞のスタッフとしての加入を認めるのかい?」

パチュリー「私は別に。スタッフが必要なのは確かだし。戦術面を検討できる人材が増えるのは良い事だと思うから。
       ……サッカーで役に立たないとは言っても、私達は15人しか居ないもの。
       万一退場や負傷者が続出した時は、16人目のメンバーが居る事は大きいわ」

霞「そうですね……サッカーではお役に立てないとはいえ。全くのデクの棒って訳じゃないと思いますよ!
  特にパスだけなら、世界トップクラス……に、一歩及ばない程度の実力はあると思います!
  ほ、他の分野は、出来れば聞かないで欲しいですけど……」

182 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:30:36 ID:KrV4zwO2
苦笑する霞だったが、次第に彼女の価値を認める者が増えているのは明らかだった。
そこで。満を持したかのようにコーチが告げる。

コーチ「……ワシの意見はこうじゃ。ここの霞ちゃんは、原則はスタッフとして加入させる。
     が、特別に選手が入り用の場合――8vs8で紅白戦を行いたい時とか――には、
     特別選手として、皆と一緒にプレーして貰う。今みたいにの」

反町「(成程……確かにこうすれば、8vs8で最低限試合としては成り立つな……)」

鈴仙「(最初っから、霞の存在も織り込み済みで、紅白戦やらを想定していたって事ね……)」

そこまで聞いて、鈴仙はコーチの狙いに納得しつつ。
……霞のスタッフ兼リザーバーとしての起用について思いを馳せる。

鈴仙「(私としては、一緒に戦った霞が、立場は違えども同じチームに来てくれるのは嬉しいし。
    霞の言う通り、色々と私達だけじゃあ手が回らない事をやってくれるのもありがたい。
    そう考えたら、大歓迎なんだけど……私達は元から、アウトローな身だもの。
    霞を無為に危険な目に遭わせても良いのか、っていう想いだってある)」

パチュリー「鈴仙。あんたは、どう思うの。私としては、あんたの意思に従うけれど。
       ……同じルナティックスの選手だったんなら、色々と事情も詳しいだろうしね」

183 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:33:02 ID:KrV4zwO2
パチュリーに急かされ、鈴仙は自分の意見を述べる。その内容は――。

A:霞をスタッフ兼リザーバーとして加入させる。
B:霞をスタッフとして加入させる(選手としては起用しない)
C:霞はリトルウイングズに加入させない。
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*霞を加入させたいかどうかを選ぶ投票です。
*霞の存在は、戦術決定やデータの把握に大きな影響を与えません。
 (霞が加入しない場合、戦術提案やデータ収集は他の仲間が行います)
*霞の選手としての実力は低く、加入しても補欠扱いとなり、大きな成長は見込めません。
 (自由選択で、選手専任として加入させるとした場合でも、成長の見込みは薄いです)
*霞をリザーバーとして加入させない場合、今後補欠として別のキャラクターが加入する可能性があります。
 (霞がリザーバーとして加入してもチャンスはありますが、可能性は下がります)

184 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:36:34 ID:qb9ttbn+
A

185 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:40:49 ID:1saK2Cpw
B

部屋は6室だっけ、部屋割り考え直さなくちゃ
アリスさん一人用テントとか持ってる?

186 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:43:47 ID:???
>>185
A・Bの場合部屋割りについては、霞はてゐ、佳歩、つかさと同室ということにしますので、アリスさんは死にません。
コーチは魔乳フェチなので同室でも大丈夫ですが、倫理的に考えて…

187 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 00:51:00 ID:???
良かった、可哀そうなアリスさんは居ないんだ

188 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 01:10:30 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
次回更新くらいから、紅白戦に入りたいと思っています。ルールについては、

*試合は15分ハーフ
*反則はあり(イエロー・レッドはなし)
*負傷はなし

を前提に、メンバー数を8vs8か11vs11(足りない分は名無しで数合わせ)にするかをちょっと悩み中と言った感じです。
人数が多い方が本番っぽくて楽しいかもですが、その分1キャラごとの行動回数は減るかもです。ご意見頂ければ幸いです。

>>187
クラブAとかで優しい世界(ただしアリスさんは除く)になるかもしれません(爆)
一応、アリスさんにも真面目な見せ場を作りたいとは思っていますが…どうなるか分かりません。

189 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 01:21:53 ID:???
乙でした

システム的に無理がなければ8VS8に1票
中盤スカスカで乱打戦になるならそれもまた良しということで

190 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 05:42:27 ID:N1BqtmY+
A

191 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:05:21 ID:???
正直コーチとか霞ぐらいのキャラなら判定なしで自動加入でいいと思う……テンポ止まるし

192 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:17:25 ID:???
そこは難しいところだよね……
このスレはどちらかというとストーリー重視なところはあるけどゲーム性はやっぱり重要だろうし
GMが勝手にゲーム上重要な事を決めるとそれはそれで不満が上がるわけで……
ダイスやカード運に一番翻弄されてるのはGMさんだろうし

193 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:25:32 ID:???
更新再開します。
>>189
乙ありがとうございます。ご意見頂いたので、8vs8の方向で考えました。
ただ、乱打戦であまりに大味になってつまらなくなってもな、と思ったので。

*人数補正の強化(3人で+2、6人で+3とする。普段より−1人)
*フィールドの大きさを気持ちコンパクトに(通常よりも判定数が増えそう?)
通   常    8vs8仕様
−H−J−  −G−H−
−−−−−  −−−−−
−G−I−  D−E−F
−−−−−  −−−−−
−E−F−  −−C−−
B−D−C  −A−B−
−−A−−  −−@−−
−−@−−

…という仕様を追加してみたいと思います。(もし上手くいかなければ、ハーフタイムで変えます)
色々と変則的ですが、色んな事が試せる試合にしたいと思ってます。

194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:27:01 ID:???
A:霞をスタッフ兼リザーバーとして加入させる。

鈴仙「私はいいと思う」

鈴仙は右手を挙げて、賛成の意を表する事にした。

鈴仙「割と無鉄砲な霞の事だから、断っても色々と無茶をしそうだしね。
    だったら、望み通りに、チームを手伝って貰うのが良いと思うわ。
    ……ただの永遠亭の子だったら帰してるところだけど。霞が優秀なのは、私が良く知ってるしね」

霞「鈴仙さま……! ありがとうございます!!」

霞は鈴仙の判断に両手を挙げて喜び、子供っぽく大きくお辞儀をしてみせる。

てゐ「やれやれ。まさか本当に、こんな展開になるとはねぇ……。いや、嬉しいんだけどさ」

佳歩「霞ちゃん! 後で私達の部屋に来てよ。久しぶりにお喋りしたいな……!」


195 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:28:20 ID:???
アリスさん「!?(これでメンバーが16人になる……?! これは、鈴仙達に見捨てられ、
       私が一人用のテントで宿泊するフラグとなるのでは……!?)」ガクガクガク

反町「アリスさん……寒いなら、毛布でも持って来ようか?」

静葉「無理よ。彼女の凍てついた心は、どんな毛布をもってしても、温める事はできないわ……」

にとり「それよりも私は、あのスカウターっていう片眼鏡が気になるよぉ……! ああ、分解してみたい……!」

チームメンバーも、霞が決して悪い少女ではなく。むしろ、鈴仙やてゐも認める
策略家かつデータマンである事を知ったために、加入を断る向きは無い。

霞「私は皆さんの縁の下の力持ちとして、タオル配りにボール拭きから。
  諜報活動やハッキングまで、何でもこなします! これから、宜しくお願いします!!」

鈴仙「(霞ちゃんは良い子なんだけど。時たま不穏な単語が出て来るのが怖いのよねぇ……ハッキングとか)」

鈴仙は、霞が張り切るあまり、社会倫理的に好ましくない行為に手を染めないかだけは不安だったが……。
――それでも、この16人目の仲間の参入を喜ばしく思うのだった。

*因幡 霞がリトルウイングズのスタッフ(兼リザーバー)として加入しました。
*能力値は概ね低いですが、パスが得意です。


196 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:29:47 ID:???
コーチ「さてと……んじゃ、前フリは置いといて。紅白戦の説明でも初めていこうかの」

霞が皆に歓迎された事を確認すると、コーチは軽く咳払いして本題に入った。

コーチ「紅白戦と言っても、ワシらは16人しかおらん。よって、8vs8の簡易的なマッチとして、
     皆の現状をチェックさせて貰おうと思う」

コーチは細かいルールを更に挙げていく。試合は15分ハーフ。反則は取るが、カードは出さない。
本来よりも縦幅、横幅ともに狭いコートを使用する……など。

穣子「えっ? なんで狭いコートにしちゃうの? いつもと同じ方が、本番感があって良いんじゃないの?」

さとり「通常のコートで8vs8をすれば、あまりにスペースが空きすぎるからでしょう。
    プレスを掛けたりする間も無く、余裕たっぷりのパスワークがまかり通り。
    更には中盤省略やロングシュートがあまりりやり易くなってしまいます。
    ……そうなると、流石に都合が悪いからでは?」

パチュリー「やっぱり、貴女は察しが良いわね、古明地さとり。レミィにあんたの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい位よ。
       私としても……概ね異論は無いルールね。選手はどうやって分けましょうか?」

コーチ「それも考えておる。まずは両チームのキャプテンを決めて、選ばれたキャプテンは二人ずつ、
     自分のチームに入れたい選手を入れることとする。しかし、そうなるとリザーバーの霞が余るのは必然で。
     そして、後攻のキャプテンは、ただでさえ先攻のキャプテンに欲しい選手を先取りされる上、
     最後に余るであろう、霞を入れなくてはならない事となる。

     ――これは不公平じゃから、こうしようと思う。
     【先攻での選手選択を希望する場合、先攻のチームには、最初から霞が加入していることとする】。

     つまり、先攻は選手の選択で優越する代わりに、リザーバーに1枠を取られるというハンデを負う。
     逆に、後攻は先攻に選手を奪われるハンデがある代わりに、正規選手のみで8枠を固められる。
     お邪魔虫みたいな扱いで、ちょっと可哀想じゃが。この方が公平性が保たれると思う」


197 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:31:10 ID:???
霞「ちなみに私は全然気にしてませんよ。むしろこのルールを考えたの、私ですから」

穣子「え? 最初から加入している? え? えーっと、つまり……?」

静葉「(まずいわ。穣子の頭がパンク寸前ね……。一旦、話題を逸らさなくては)――選手の選択方法については良いとしまして。
    キャプテンはどうやって決めるつもりですか?」

コーチ「おお。まずはそっちの方が大事じゃな。キャプテンはワシが、独断と偏見で決めさせて貰う。
     まず。赤チームのキャプテンじゃが……鈴仙!」

鈴仙「は、はいっ! ルールは聞いて、何となく分かりました! 頑張ります!」

静葉の妹を想う計らいが成功し、特殊なルールの詰まった紅白戦の説明は一段落。
コーチは先に、キャプテンを指名する事にした。紅白のうちの赤チームのキャプテンは……やはり鈴仙。
リオカップでもキャプテンとして、皆の前に立ち続けた彼女が外れる道理はない。

コーチ「そして、白チームのキャプテンじゃが……」

――故に、問題は白チームの。もう一方のチームのキャプテンだった。


198 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:32:12 ID:???
反町「(ウチのチームに、全日本みたいな派閥争いは無い。一体誰がキャプテンになるんだろう……?)」

アリスさん「(も、もしかして私!? 来ちゃう!? 超アリスさん伝説来ちゃう!?)」

さとり「それだけはない、と言っておきましょう」

お燐「割と真面目な話、さとり様じゃないですか。病院のお姉さん除きでこの中でキャプテン経験が一番長いのって、さとり様ですし。
    地霊殿サブタレイニアンローゼスは、幻想郷でもそこそこ名門チームだったしねぇ」

ナズーリン「キャプテンと言えば、ご主人もそうだが……」

星「仲間同士で戦い、結束を深める……! うおおおっ!! 燃えて来ましたぁぁッ!」

にとり「星は賢いし凄くイイヤツだけど、色々と残念だからなぁ〜……」

つかさ「てゐ様はどうですか? 統率力もありますし、駆け引きも上手ですから……」

てゐ「いやいや。私は人の上に立つタイプじゃないって。二番手三番手で後ろから支えるのが好きなのさ」

佳歩「パチュリーさんはどうですか?」

パチュリー「私も吝かでは無いけれど。現時点でコーチ兼選手的なポジションだからねぇ……」

慧音「(私も昔は、人里FCのキャプテンではあったが。他にも適任は多い。声は掛からんだろう)」

幾ら鈴仙がキャプテンである事に異論は無いとは言っても、今までこうした話が持ち上がらなかっただけに、
場は少しだけ色めき立つ。果たして、コーチが指名した選手とは……

199 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:34:45 ID:KrV4zwO2

先着1名様で、

★白組キャプテン→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→自由選択+選ばれたキャラにちょっとだけボーナス!
ダイヤ→コーチ「てゐ。お主は控えめじゃが、その実、皆を纏める適正がある!」
ハート→コーチ「反町……と、言ったの。お主の雰囲気は、どこか鈴仙と似ておる」
スペード→コーチ「慧音先生。第一FWとバランスを取る意味でも、信頼感という意味でも宜しくじゃゾイ」
クラブ→コーチ「パチュリーよ。マスターとして、弟子である鈴仙の前に立ちはだかるのじゃ!」
クラブA→コーチ「おめえの出番じゃ、アリスさん!」一同「なにィ!?!?!?」

200 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:40:35 ID:???
★白組キャプテン→! card★

201 :森崎名無しさん:2018/01/18(木) 23:41:37 ID:???
★白組キャプテン→ クラブ4

202 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:55:37 ID:KrV4zwO2
>>191
ご意見ありがとうございます。
コーチ及びコリンチャンスの選手達については、入れるかどうか純粋に迷った結果、選択制にしました。
霞については、井出互換のキャラとしてスタッフ加入は前々から考えていましたが、
リザーバー選手として入れるかどうかは、霞に思い入れのある人や、他に魔界出身の選手を探したい人で
票が割れるかな、と思ったために選択制にしました。
また、最近文章パート続きで、読者参加があった方が面白いかな、と思ったのもあります。
>>192
お気遣いありがとうございます。最近長文続きだったので、
ゲーム性とか自由度を出していきたいと思っていましたが、塩梅が難しいですね……
第四章では、原点に立ち返ってダイスやカード運任せの展開を増やしたいなと思ってます。

203 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 23:57:30 ID:KrV4zwO2
★白組キャプテン→ クラブ4 ★
クラブ→コーチ「パチュリーよ。マスターとして、弟子である鈴仙の前に立ちはだかるのじゃ!」

パチュリー「……まあ、良いけど」

ノリノリで言い放ったコーチに対し、パチュリーは気だるげに答えた。

佳歩「パチュリーさんが……キャプテン……!?」

てゐ「そういや、むか〜し昔は、あいつもキャプテンやってたっけ。ブワルなんちゃらりーとか。
    喘息の影響で、後半しか出て無かったけど」

コーチ「このチームで、現時点で指揮力や統率力が最も高いのはお主じゃろう。
     また、実力面においても鈴仙を超えチームトップじゃ。
     鈴仙が今後、単なる精神的な支柱ではなく。司令官としてもキャプテンに相応しくなるためには、
     お主を超える必要がどうしても出て来る」

鈴仙「(つまりこれは、私への試練でもある、ってワケね……)」

パチュリー「そう言う事ならば、仕方ないわね。さあ鈴仙。この私を超えて見せなさい……フフフ……」

静葉「(パチュリーの事は余り詳しく知らなかったけれど。意外とチョロそうね……)」

204 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 00:03:04 ID:EIz7KZpo

昔からコーチ兼選手として、紅魔スカーレットムーンズを筆頭に様々なチームを後ろから導いて来たパチュリーだが、
キャプテンとして前面に出る機会は存外に少ない。そのため、簡易的な紅白戦と言えども、
仲間達は彼女のキャプテンシーに半分期待、半分不安を入り混ぜつつ、その采配を見守った。

パチュリー「さて……。コーチも言ってたと思うけど。まず私達はどっちが先に選手を選ぶかを協議して決める。
       この時、先攻の方は有利なんだけど、デメリットとして8人の内1人を、リザーバーである霞にしないといけなくなる。
       後攻はその逆がメリットになるって訳ね。……質問は?」

鈴仙「確認ですけど。先攻の方は最初、霞を加入させた上で。選手を二人、先に選べるって意味で良いんですよね?」

パチュリー「そうよ。つまり先攻はまず、霞、○○、××……と。3名の選手を加入させる事になる、という訳ね」

鈴仙「そうなると、先攻は一番最後に余った選手を取らないといけない、って訳ですけど。
    ……それはそれで、不公平とかはありませんか?」

パチュリー「無いわね。リザーバーを除く私達は、能力差こそあれども、皆何かしらの一芸を持っている。
       最後に余る選手にしても、極端な役立たずである事はあり得ないわ」

鈴仙「分かりました。それじゃ、選びましょうか」

205 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 00:05:29 ID:EIz7KZpo

★これより紅白戦の仲間選手を選択します。まず最初に、先攻で選手選択を行うか、後攻で選手選択を行うかを選んでください★

A:先攻で選手選択を行う。(最初の選択前、自動的に霞が加入します。霞加入後、自由に二名、選手を選べます。)
B:後攻で選手選択を行う。(パチュリーが先に霞及び二名の選手を選びます。その後、自由に二名選手、を選べます。)
C:その他 2人ずつ選手選択してたらテンポが悪いから、自動で決めて欲しい…など意見あればください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

206 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 00:07:51 ID:kfIqJq/s
B

207 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:05:25 ID:EIz7KZpo
すみません、早速ですが難しい判断を投票にして、テンポが悪くなってしまったかもしれません。
なので、投票して頂いた>>206さんには申し訳ないですが、どっちが先に選手を選ぶかは、
投票ではなく判定で決めたいと思います。


先着1名様で、

★選択権のコイントス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→??「ちょっと待ちな!!」その時 エスパーニャ 互換の選手が登場!
ダイヤ・ハート→鈴仙が先攻選択だ!
スペード・クラブ→パチュリーが先攻選択だ!

208 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 01:08:58 ID:???
★選択権のコイントス→ ダイヤ8

209 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:22:10 ID:EIz7KZpo
★選択権のコイントス→ ダイヤ8 ★
ダイヤ・ハート→鈴仙が先攻選択だ!

鈴仙「……では、私が先に選手を選びます!」

パチュリー「という事は。枠のうち1つはリザーバーの霞となるけれど、良いのね?」

鈴仙「ええ。同じルナティックスのよしみですから。逆にコンビネーションは取りやすいと思いますし」

パチュリー「そう……。じゃあ、自分と、霞と、残り6枠。選びたい選手を二人、選んでしまいなさいな」

鈴仙「(パチュリーさん、余裕綽綽ね……ルナティックスに居た頃の師匠を……永琳様を思い出すなぁ。
    ――ようし。目の前のパチュリーさんを疑似師匠だと思って。この練習試合、勝って見せるんだから!)」

鈴仙は意気込んで、自分と霞に次ぐ、第三と第四の選手を選び始めた。

210 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:23:44 ID:EIz7KZpo
−リトルウイングズ メンバー一覧(残っている選手)−
FW:反町、星、佳歩
MF:アリスさん、静葉、てゐ
DF:慧音、お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:さとり、にとり

★上記のメンバーから、鈴仙チーム3人目と4人目の選手を【2名同時に】選択してください★
 (例:佳歩、てゐ)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

 ※投票は、【部分一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の加入が確定し、てゐとつかさは1票ずつ。
      次に「つかさ」で票が入った場合、つかさに2票が入ったこととなり、つかさの加入が確定)

鈴仙チーム(赤):残り6枠
FW 鈴仙
MF 霞
DF
GK


パチュリーチーム(白):残り7枠
FW
MF パチュリー
DF
GK

211 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 01:31:25 ID:1N7pvrWk
にとり、つかさ

さとりをマインドエクスプロージョンでぶち抜く作戦で

212 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 01:37:26 ID:EIz7KZpo
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

コメントにて進行について意見を頂き、本当にありがとうございました。8vs8にするか11vs11にするかという事や、
コーチや霞の加入イベントについては、自分自身本気で悩んでいた事でしたので、意見があると本気で助かります。
今後もスレの進行についてご意見頂ければ(可能な限りですが)反映したいと思います。

自分の思いとしては、第三章(リオカップ編)ではストーリー性を重視して、判定や選択のダイナミズムを抑えていましたが、
それはゲームへの参加しやすさや面白さを損ね過ぎたのではないかと思っています。
そのため、第四章(魔界カップ編)では以前のゲーム性をある程度復活させ、かつ投票へのハードルをより低く自由にする事で、
少しでも多くの方に参加して頂けるようなスレ運営をしたいと考えています。(と、言いつつ長文を書く時もありますが…)
勿論作者である私自身が楽しいのを最優先なのは最初から変わりませんが、自分が楽しい事で他の方も楽しんで貰えればもっと楽しいので…。

そんなわけで、今回の紅白戦につきましても、色々と投票なり意見交換なりして頂ければ嬉しいです。
テンプレの能力値や、>>135-145あたりで各選手の評価など、参考となるデータは色々書いてあるつもりです。
鈴仙及び仲間達15人とも特徴があり、良い意味で迷えるチーム構成になっていると思っています。
ただ、皆強いので、○○を選ばないと詰み、みたいな事はありません(GKは選ばないと流石にマズいです)。
なので、考えつつも、気楽に投票等をして頂ければと思います。
長くなりましたが、本日もお疲れ様でした。

213 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 02:13:56 ID:???
乙でした
加入によるデメリットが無いなら自動でもいいかなーと思いますけど、
書きやすいように書いてもらうのが一番かと

214 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 04:31:39 ID:05kcr2BM
乙でした

てゐ 慧音

215 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 09:30:51 ID:yyfVL3J2
にとり つかさ

216 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 22:59:20 ID:Hjf6wXFQ
更新していきます。
>>213
乙ありがとうございます。
ストーリー的に他のキャラの見せ場や活躍機会が奪われる(かもしれない)等、
デメリットがあると思って選択制にしましたが、確かにゲーム的にデメリットが無いなら自動でも良いかもですね。
書きやすいように書くのは、私も常に第一優先でさせて貰ってます。
ただ、未熟なGM故、やはり一人だと迷ってしまう時もありますので、その際は助けて頂ければ嬉しいです。
(書きやすいように書くの優先で、折角のご意見が反映されない場合は、すみません…)
>>214
乙と投票ありがとうございます。助かります。

217 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:02:25 ID:Hjf6wXFQ
>にとり つかさ

鈴仙「私はまず、GKを選択するわ! ……にとり!」

にとり「オッケェ! 私の自慢のメカで零封にしくさってやるよ!」

鈴仙「そしてDFも。つかさ、あんたのブロックと根性は一級品だもの。よろしく頼むわね」

つかさ「……! はいっ!(総合力では下位の私がまず選ばれるなんて。
     ここは、鈴仙さまのご期待に沿う活躍をしなければ……!!)」

一番に指名されて誇らしげに胸を張るにとりと、一芸を見込まれて選ばれたのだと感じるつかさは、
互いに方向こそ違えど、高い闘志を抱きながら鈴仙の下に着いた。

パチュリー「成程。シュートに強い選手を組み入れたと言う訳ね。では、私は……。まず一人目に、古明地さとり。
        万一鈴仙が、次に貴女を選ばないとも限らないしね。
        まあ、純粋な練習の為の紅白戦で、そんな深読みまでは本来不要なんだけど……そうする方が、フェアっぽいからね」

さとり「(消去法的な選択でしょうが、構いません。私は何時でも、光を掴もうともがき続けるのみ……!)」

パチュリー「そして、二人目だけど――」

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:08:21 ID:Hjf6wXFQ
紅白戦であっても、本気で対峙する時と同じような思考法から。パチュリーはまず、GKの古明地さとりを選んだ。
万一鈴仙が次にさとりを選んだ場合、白チームには他にGKの適性を持つ選手は居らず、大量失点の恐れが生じる。
無論、鈴仙がそのような事をする筈は無いのだが……この選択は、パチュリーがこの試合を、
単なる馴れ合いの仲良し試合にはしたくないと考えている所作だった。

パチュリー「そして、次は……」

――その思考のまま、パチュリーは次の選手を指名する。

先着1名様で、

★パチュリーの選択1→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パチュリー「アリスさん一択ね! 彼女からはエースの匂いを感じるわ……ハァハァ!!」三杉互換だ!
ダイヤ・ハート→「上白沢慧音。総合力で他を圧倒する貴女を取らない理由が無いわ」
スペード・クラブ→パチュリー「……星。寅丸星、こっちに来なさい」

219 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:10:46 ID:???
★パチュリーの選択1→ ダイヤ6

220 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:14:44 ID:???
そういえば星って新しい地上シュート覚えたんでしたっけ?
性能はまだ秘密ですかね

221 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:20:25 ID:Hjf6wXFQ
★パチュリーの選択1→ ダイヤ6 ★
ダイヤ・ハート→「上白沢慧音。総合力で他を圧倒する貴女を取らない理由が無いわ」

パチュリー「慧音。貴女の実力の高さは、この私が一番知っている」

慧音「感謝する、パチュリー。必ずやその信頼に応えよう」

二人は長年付き添った戦友同士のように、多くを語らず傍に寄り添う。
修行先のイタリアでは当初、パチュリーに対立していた慧音だったが。
その対立を乗り越えて、彼女達は強い信頼関係を結んでいた。

パチュリー「さあ。私はさとりと慧音を取った。次はあんたの番よ、鈴仙」

鈴仙「……はい!(パチュリーさんと慧音さん。ウチのチームの総合力トップ2が、
    一気に集まってしまったわね……。でも、サッカーは総合力だけじゃあ無い。
    戦術や戦略で、強い選手を破る事だってできるんだ!
    ――と、言う訳で。私は次に、誰を選ぼうかしら……)」

222 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:23:33 ID:Hjf6wXFQ
>>220
すみません、星はメキシコ編ラストで新地上シュート『コンプリートクラリフィケイション』を習得しています。アナウンス漏れです。
威力は圧巻の+12、吹飛係数1、消費ガッツ400です。
鈴仙にも佳歩にも反町にも無い彼女の武器の一つが、この最強格の地上シュートです。

223 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:24:42 ID:Hjf6wXFQ

−リトルウイングズ メンバー一覧(残っている選手)−
FW:反町、星、佳歩
MF:アリスさん、静葉、てゐ
DF:お燐、穣子、ナズーリン、つかさ
GK:

★上記のメンバーから、鈴仙チーム5人目と6人目の選手を【2名同時に】選択してください★
 (例:佳歩、てゐ)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

 ※投票は、【部分一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の加入が確定し、てゐとつかさは1票ずつ。
      次に「つかさ」で票が入った場合、つかさに2票が入ったこととなり、つかさの加入が確定)

鈴仙チーム(赤):残り4枠
FW 鈴仙
MF 霞
DF つかさ
GK にとり


パチュリーチーム(白):残り5枠
FW
MF パチュリー
DF 慧音
GK さとり

224 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:26:44 ID:yyfVL3J2
てゐ 穣子

225 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:27:08 ID:Ke3+3NoA
アリスさん 星

226 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:28:22 ID:05kcr2BM
反町 てゐ

227 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:30:34 ID:???
てゐは二票で決定です。
現在、穣子、アリスさん、星、反町が各一票ずつ入っている状況です。

228 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:31:36 ID:1N7pvrWk


229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:39:15 ID:???
>てゐ、星

鈴仙「私の五人目はてゐよ。いつも通りちゃんと仕事しなさいよ」

てゐ「はいはい。鈴仙ちゃんは私が居ないと何にもできないしねぇ〜」

てゐは軽口を叩きながらも、どことなく嬉しそうに鈴仙の下に着いた。

鈴仙「六人目は……星! 久しぶりにタイガースターズの2トップの力、見せてやりましょう!」

星「ええ! 今こそ貴女の刃として、必ずやお役に立って見せますよ、鈴仙!」

星もまた、かねてより鈴仙との親交は深く。久しぶりに肩を並べて戦える事を喜んだ。

230 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:42:17 ID:Hjf6wXFQ
パチュリー「(『インビジブルデューパー』に、『コンプリートクラリフィケイション』。
        強烈な中距離シュートが、どんどん揃って来たわね。
        ブロックを不得手とする慧音のみをスイーパーに置くのは、少し厳しいかしら。攻撃面については……)」

その流れで、パチュリーは冷静なままに次の指名を行う。選ばれたのは――。

先着1名様で、

★パチュリーの選択2→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→コーチ「ええい! お主たち若造には任せられん。ワシが出るゾイ!」ここだ! ここで乱心だ!!
ダイヤ→「佳歩。そしてアリスさん。相手がシューターを取るならば、こっちはドリブラーを取るわ」
ハート・スペード・クラブ→「静葉。そして穣子。あんた達の連携が必要よ」

231 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:43:56 ID:???
★パチュリーの選択2→ スペード3

232 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:53:02 ID:Hjf6wXFQ
★パチュリーの選択2→ スペード3 ★
ハート・スペード・クラブ→「静葉。そして穣子。あんた達の連携が必要よ」

パチュリー「(秋穣子は因幡つかさに次いで強力なブロッカー。守備力も総じて高い。
        秋静葉はアリスさんには実力で劣るけど、主に性格面で安定感があり。
        おまけに連携技で、穣子の守備力を更に底上げする事が出来る。彼女達をセットで呼びましょうか)
        ――静葉。そして穣子。あんた達の連携が必要よ」

静葉「良かったわ。最後まで選ばれなかったらどうしようかと」

穣子「紫のもやしさんありがとう! お礼に今度紫芋あげるね!」

パチュリー「誰がもやしの貴公女よ。誰が……」

温厚で牧歌的な秋姉妹に対し、パチュリーは不愛想な表情で文句たらたらであったが。
彼女達の連携が試合を左右すると考え、強い期待を抱きつつ二人を迎えていた。

233 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:55:25 ID:Hjf6wXFQ
鈴仙「(紫芋良いなァ……じゃなくて。8vs8だから、もう大分枠が埋まって来たわね!
     パチュリーさんは次に反町君を入れるつもりかしら?
     FW居ないし、彼も確か、土台としてなら『オータムスカイラブ』に参加できた気がするし……。
     私達は一応、全部のポジションに人は揃っているけれど……攻撃力を高めるべきか、守備力を高めるべきか)」

−リトルウイングズ メンバー一覧(残っている選手)−
FW:反町、佳歩
MF:アリスさん
DF:お燐、ナズーリン
GK:

★上記のメンバーから、鈴仙チーム5人目と6人目の選手を【2名同時に】選択してください★
 (例:佳歩、てゐ)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

 ※投票は、【部分一致制】で行います。
   (例:「佳歩、てゐ」「佳歩、つかさ」で票が入った場合、佳歩の加入が確定し、てゐとつかさは1票ずつ。
      次に「つかさ」で票が入った場合、つかさに2票が入ったこととなり、つかさの加入が確定)

鈴仙チーム(赤):残り2枠
FW 鈴仙、星
MF 霞、てゐ
DF つかさ
GK にとり


パチュリーチーム(白):残り3枠
FW
MF パチュリー、静葉
DF 慧音、穣子
GK さとり

234 :森崎名無しさん:2018/01/19(金) 23:57:27 ID:Ke3+3NoA
お燐 アリスさん

235 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/19(金) 23:59:31 ID:Hjf6wXFQ
『5人目と6人目』、とありますが、正しくは『7人目と8人目』でしたね…失礼しました。これがラストの選択となります。
なお、日付跨ぎギリギリの投票ですが、多重投票を行う方は居ないと考え、再投票は行いません。


ついでに>>204で、
鈴仙「そうなると、先攻は一番最後に余った選手を取らないといけない、って訳ですけど。
    ……それはそれで、不公平とかはありませんか?」
とか頭の悪い事を言っていますが、鈴仙チームはこれでもう8人が埋まるので、
最後に余った選手3人は、自動的にパチュリーチームに入る事になります。

236 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 00:02:10 ID:tEu5WCvE
アリスさん、ナズーリン

237 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 00:04:22 ID:ClnrJLs2
現在アリスさんが2票で決定です。
お燐とナズーリンで一票ずつ入っています。

238 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 00:09:56 ID:cjPAVcMg
ナズーリン

239 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:35:09 ID:ClnrJLs2
>アリスさん ナズーリン

鈴仙「(敵にはパチュリーさんと慧音さんという二大巨頭が居るんだし。
    ここはあの二人に次ぐ、強力な選手を入れたいんだけど……)」

アリスさん「ちらっ……ちらっ……」

鈴仙「(うん。なんかすごくつらいけど。でも、強いのは事実だし……)――じゃ。七人目はアリスさんで」

アリスさん「も、もーーっ! 鈴仙ったら、私の力を借りたいの!? 仕方ないわねぇーーッ!!?!!」

鈴仙「……やっぱなしで」

アリスさん「ご、ごめんなさいっ!? だからもう二度と、私をハブった仲良しライングループとか作ったりしないで!?!?」

鈴仙「(ライングループって何だろう……)――冗談よ。まあ、アリスさんは強いしね。うん……なんか、宜しく」

アリスさんの謎のテンションに軽くドン引きしながらも、その実力を信頼する鈴仙はアリスさんを選んだ。

鈴仙「最後の8人目は……ナズーリンね。サイドバックとしての実力、見せて頂戴。
    (ホントはお燐にしようか迷ったけど。なんかヘタれそうだしね……)」

ナズーリン「……ああ、了解だ。出来るところまでやってやるさ」

鈴仙に対し友情の念を抱いているナズーリンは、鈴仙の申し出に快諾してチームに着いた。


240 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:37:10 ID:ClnrJLs2
パチュリー「……これで決まりね。私は余ってしまった、佳歩、反町、そしてお燐。
        この3名を自分のチームに加えるわ」

佳歩「(ううっ、鈴仙さまと一緒のチームが良かったなぁ……。てゐ様も、霞ちゃんも、つかさちゃんも、
     鈴仙さまと一緒だし、羨ましいなぁ……)」

反町「(やはり、俺のFWとしての実力は中途半端か……? ――いや。後ろ向きになってはいけないな。
     俺には穣子さんと静葉さんがいる! 俺達は、1+1+1で300だ。 67倍だぞ67倍!!)」

お燐「(サイドでの実力なら、誰にも負けてない自信があるのに〜。やっぱ、前の大会のしくじりが大きいのかねぇ)」

――かくして、鈴仙チーム(赤)とパチュリーチーム(白)は、以下のように分かれる事となった。

鈴仙チーム(赤):
FW 鈴仙、星
MF 霞、てゐ、アリスさん
DF つかさ、ナズーリン
GK にとり

パチュリーチーム(白):
FW 反町、佳歩
MF パチュリー、静葉
DF 慧音、穣子、お燐
GK さとり

コーチ「(総合力ではパチュリーチームが大きく上回っておるな。
     また、反町、静葉、穣子という連携プレーが活きる3人を確保できたのは大きいかの。
     対する鈴仙チームは、選手のパワーという意味では劣るものの、てゐやアリスさん、つかさ等、
     一芸において非常に強い選手を配置しておるから、そこまで不利では無い。
     逆に、さとりに対して相性の良い、強力なミドルシューターである星。
     強力なパスを持ち、『インビジブルデューパー』の鍵となるてゐを擁している分、有利ですらあるかもしれん。
     果たして、どうなるかなこの試合……グヒョヒョ)」

241 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:38:55 ID:ClnrJLs2

両チームの顔ぶれを見ながら、この試合審判役を務めるコーチは、気持ち悪い笑みを浮かべ……。
それぞれのチームは集まって、どんな布陣で行くかの検討を開始した。

鈴仙「いつものポジション通り、って事だったら。こんな風になるけれど」

鈴仙は棒きれを拾って、地面にいつもより少し小さめなコートと、
その中でのフォーメーション案として、こんな風に記載した。
(瞳は相変わらず眼帯で覆われているが、気配を察知する訓練の成果が出ており、
 自分が何を書いているかは察知できた)

−F−G− F星 G鈴仙
−−−−−
C−D−E C霞 Dアリスさん Eてゐ
−−−−−
−A−B− Aつかさ Bナズーリン
−−@−− @にとり

つかさ「2−3−2。8vs8サッカーでは、バランスの取れた編成だと思いますわ」

てゐ「でもさ〜、折角だったらいろいろ試してみたい気はするよね。折角の紅白戦なんだしさ」

ナズーリン「試す……と言うと。例えばどんな配置があるだろうか」


242 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:39:56 ID:ClnrJLs2

霞「そうですね……私のデータによると、星さんのタックル力は、このチームでも慧音さんに並んでトップ。
  でしたら、そのワイルドさを活かして、リベロをやってみるのはどうでしょうか?」

星「わ、私がですかっ!?」

にとり「星ったら、大袈裟に驚き過ぎ! へー。でも、星がリベロ……つまり、DFの位置にいて、
     ボールを持ったら適宜オーバーラップなりして、奇襲のミドルシュートを撃つ! ……みたいな感じなんだろ?
     う〜ん。中々動きが難しいそうだなぁ。即席で出来んのかなぁ……?」

アリスさん「でも。やってみる価値はありそうね。即席で失敗したとしても、本番の試合で成功すれば良いんだしね」

鈴仙「(アリスさんって、たまにまともになるから困るのよねぇ……キャラがつかめなくて)
    ――そういう事だったら、他にもありそうね。例えば……アリスさんがウインガーになるとかもアリかも」

てゐ「(確かに、あの凄いドリブルを見たらそれもアリな気がする。けど……)」

つかさ「(アリスさんが、果たして本当に、鈴仙さまの言う事を聞いてセンタリングを上げてくれるのでしょうか……?)」

――仲間達は鈴仙の図面をたたき台に、色々な案を出してくれている。
星をDFとした鈴仙のワントップ。鈴仙をトップ下とした星のワントップ。
ドリブルや一対一シュートが上手いアリスさんやてゐをウインガーとし、
2−2−3という攻撃的な布陣を実現する案も挙げられた。

鈴仙「(どうしようかしら。どっちにしろ紅白戦なんだから、
     今のうちに、今しかできない事を試すっていう事も大事。
     だけど、敵はそんな甘えも許さず攻め続けるかもしれない。
     ……どれも正解、ってのは無さそうね)」

意見を反芻しつつ、鈴仙は更に考える。

243 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:48:46 ID:ClnrJLs2
鈴仙「(私自身にしたって、瞳を失った事に伴う弱体化は避けられないんだ。
    瞳の力で敵のパフォーマンスを落とす事はできないし、シュートでGKの体勢を崩す事もできなくなってる。
    ……この事実も、しっかり受け止めないといけないのよね)」

仲間の能力に適正。自身が負ったハンデ。色々なものを考慮して、鈴仙チームが打ち出した布陣は……。


A:元のポジション通り、2−3−2がベストだろう。
B:鈴仙をワントップ、星をリベロのDFとした、3−2−1を試してみてはどうか。
C:星をワントップ、鈴仙をトップ下とした、2−3−1を試してみてはどうか。
D:アリスさんをWGとした、2−2−3を試してみてはどうか。
E:てゐをWGとした、2−2−3を試してみてはどうか。
F:その他 組みたい布陣があればご自由にどうぞ

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*鈴仙は当分の間、スキル・失明により、
   @スキル・狂気の瞳の効果が完全封印
   A”マインド〜”で始まるシュートの効果である、敵GKのバランス崩し・転倒効果が封印(威力は据え置き)
 のハンデを負うこととなります。(>>2の効果から、シュート弱体の効果が加わっています。)

244 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 03:57:59 ID:0OMohTXA
D

245 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/20(土) 03:59:42 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
すみません、>>239まで寝落ちしてました(汗)

色々書いてしまってますが、今回の紅白戦については、パチュリーチームも覚醒の機会を得ますし、
敗北しても大きなペナルティ等は全く発生しないので(勝ったらほんの少しだけボーナスを出します)、
キャラの今後の起用法も含めて、色々と試行錯誤して頂ければ幸いです。

鈴仙の弱体化については、狂気の瞳の封印に加えて、マインド系統の弱体化が含まれます。
ただ、弱体化は転倒効果のみであり、シュートの補正等は変わりませんので、
鈴仙が極端に使えなくなる、という事は無いと思います。
失明した割には弱体化がマイルドですが、この辺りは、入院中もたゆまぬリハビリを続けた鈴仙の努力と、
鈴仙もまた人外の妖怪(玉兎)であるが故の、特異な体質によるものであると解釈して頂ければ幸いです。
それでは、本日もお疲れ様でした。

246 :森崎名無しさん:2018/01/20(土) 07:57:00 ID:tEu5WCvE
D

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