キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】

1 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/09(日) 12:46:00 ID:xc04KWKg
『はじめに』
この物語はフィクションです。
現実世界で実在する人物も登場いたします。また1983年から91年までの史実を踏まえてはいます。
ただ物語の展開上脚色や私的設定付与も多々あり、純然たる歴史的事実からは離れてしまっております。

またキャプテン翼のキャラクターのみならず、非サッカー漫画以外のキャラクターも多く
登場しておりますが、実在人物同様、物語に沿う形での脚色や設定付与が多く、どうかご寛恕を願います。

最後に、この物語の主人公は岬太郎です。
ここの岬君は原作を参考にしたり、本編をチェックしてみたり、自身の願望を当てはめてみたりと、
どれにもピタリとは当てはまらない、大変面妖な様相をとっております。
それでも彼の物語として、読み進め楽しめてもらえれば幸いです。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
1983年8月、岬太郎はパリに来仏。
日本人学校の都合により10月1日まで投稿できなくなった岬は、
サッカー部員全員を相手に勝負をしたり、人知れぬ共産趣味的商店に訪れたり、
テレビゲームに目覚めたり、パリ特別市第一書記と会食したり、ぶん投げられてパリの空を舞ったり、
トラックに轢かれそうな男の子を助けたりとパリの夏休みを満喫中。現在は学校で
ナムコの誇るレースゲーム、ポールポジションの3本勝負をしようとしています。

284 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/21(水) 19:55:15 ID:/qLr2VrM
★あずみの趣向  スペード3 ★→こずえ「千種、喜んで。生まれながらのアタリアンも、ゼビウスに熱中してるわ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
こずえ「齢は取りたくないものね」

皮肉っぽく笑いながら、表情を口調に移してナムコのお偉いさんに語る。

こずえ「生まれながらのアタリアンも、6歳のころからVCS(※1)で遊んできたあの子も、ゼビウスに熱中してるわ。
    今日は何個ソル(※2)を新しく見つけたとか、何発撃ってもバキュラが破壊できないとか。全くよくやってくれるわ」
千種「今度日本に行く時に遠藤(※3)に伝えておくわ。アタリの支社長が絶賛してたって」
岬「(あのあずみちゃんがねえ。話の種にいつか僕もやっておこうかな)そうですか。あのあずみちゃんが」

こずえ「あづみがどうしたの?」
岬「いや、以前友達の家に行った時、他のゲーム機で遊ぼうとすると怒ってまして」
こずえ「ああ、あれね。ごめんなさいね、あの子よく会社でうろちょろするもんだから変に心配性になったのかしら」

段々と渋い顔になってきている。何か言いたくない事があるのだろう。そう思っていると
ボーイが先程注文した料理を運んで来て、テーブルに並べはじめた。


※1=アタリ2600の正式名称はアタリVideo Computer Sistem。通称アタリVCSまたは単にVCSとも呼ぶ。
※2=ゼビウスに登場するキャラクター。設定ではゼビウス星から物資を受け取る受信機とされ、
   自機のソルバルウの標準が反応したところに地上弾を発射すると現れる隠しキャラクターである。
   日本で初の隠しキャラクターはプレーヤーに大うけし、ゼビウスがヒットする一因となった。
※3=ゼビウスのプログラマーであった遠藤雅伸氏。

285 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/21(水) 19:56:36 ID:/qLr2VrM
千種「はいはい、そこまで。せっかく美味しいパンとコーヒーが出てきたのだから、
   いただきましょう。せっかくの食事が冷めたらもったいない」

千種が食事の開始を提案したところで会話は終わり、食事へと移行する事になった。
千種が手に持つ英国風サンドイッチは、日本でも見た普通のサンドイッチのようだった。
こずえの方はロースハムに生ハム、ソーセージなどの豚肉の盛り合わせで、プリプリとしたソーセージを
何本もフォークで挟みながら、美味しそうに平らげている。
サービスとして出されたパンは黒パンと、格子状に線どられたドーム型のフランスパンが皿の上に載っている。
田舎パンと呼ばれるこの格子状フランスパンをかじってみたが、パサパサとして食べるたびにつばが乾く。


のどを潤そうとしてコーヒーに口をつけて流し込んでみると、
お汁粉をちょっとさわやかにしてみたような、とろりとしたねばっこい感触が舌に感じられる。
改めて見てみると日本のコーヒーよりも色が黒く泡が立っている。

千種「どう、美味しい?」
岬「はい、思ったより苦くなかったです(砂糖をまぶしてくれたのかな?思ったよりは飲みやすいか)」
こずえ「よしよし、これでキミを呼んだ甲斐があるというものよ」

応答に割り込む形でこずえが話に入ってくる。いつの間にハンカチでも使っていたのか、口元は綺麗になっている。

こずえ「アタリ7800、楽しみに待っててね。来年の夏に、1200フランで販売するつもりよ。
    コレコビジョンの3分の2で、ゲーセン並みのゲームが遊べるようになるから、お楽しみに」

286 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/21(水) 19:57:43 ID:/qLr2VrM
千種「それにしてもいいわね。ゲーム機作れるなんてねえ。うちはいつになったらそんな身分になれるかしら。
   こっちはトラブルがあって後始末に追われてたというのに」
こずえ「トラブル?ひょっとしてオープン日に男が暴れてたってやつ?」
千種「そう。あの浮浪者のせいで客は逃げちゃうし、警察とのやり取りで時間は取られるし、
   その後の客の入りも今一つだし……こずえも気をつけなさい、他の所のアーケードでも出てるっていうから」
こずえ「ふーん、浮浪者ねえ、うちのところには一向に来ないけど。ねえ岬くん」
岬「はい」
こずえ「その浮浪者に面と向き合ったんでしょ。何か知ってる事ない?」

無茶を言う。どこの世界に浮浪者と仲のいい外国人の小学生がいるものか。とはいえ相手に取っては仕事の事だ。
少しでも情報をつかんで予防策を打ちたいのだろう。そう思って知っている事を口に出す。



人生を変える一言というものは、思わぬところで出てくるものである。

岬「その男の人が言っていました。自分の名はスコットだって」



こずえ「スコット!?」

いきなり飛びかかるように体を僕に近づけ、詰め寄ってきた。

287 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/21(水) 19:59:19 ID:/qLr2VrM
こずえ「その人、スコットって言った!?」
岬「え、ええ」
こずえ「そいつ、髪の毛とあごひげが一緒になって黒マリモみたいになってた!?何か言ってなかった!?」
岬「はい。えっと、僕に向かって『俺みたいになるな、このスコットのように』って」
こずえ「やっぱり!」

やにわに立ち上がった後、引き裂くように財布を開け小銭を握りしめ、叩きつけるようにしてテーブルに置き走り出した。

こずえ「勘定それで済ませといて!足りない分は後で払うから!」
千種「こずえ!」
こずえ「ごめん千種、今日は勘弁!それじゃ」

あっという間に姿が小さくなり、見えなくなる。周囲を気にせず走り去る姿を見てやはりあずみちゃんの母親だと納得したが、
それよりも突然スコットの名前を聞くなりの反応の変わりぶりだ。あの非常な驚きぶりはどう見ても尋常ではない。

千種「はあ、全くどうしたのかしら。あんなにバタバタしていくなんて」
岬「知り合いなんでしょうか。こずえさんとスコットっていう人」
千種「そうねえ……」


先着で
★千種の回答 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER: ダイヤ+千種「彼はまだゲームを嫌いになっていない。私はそう思う」
ダイヤ:千種「こずえがアメリカで働いてた頃の話だけどね……」
それ以外:千種「知らないわ。他の会社の事だから」

288 :森崎名無しさん:2018/11/21(水) 20:30:53 ID:???
★千種の回答  ハート5

289 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/21(水) 22:35:56 ID:/qLr2VrM
続きが投稿できそうにありませんので、本日はこれまでにいたします。

290 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/24(土) 22:33:29 ID:VvbgOxlk
★千種の回答  ハート5 ★→千種「知らないわ。他の会社の事だから」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ふるふると頭を振って答える。特に答えを隠しているようにも見えない。

千種「今度訊いてみようかしら。こずえがあんなに取り乱すところなんて初めて見たわ。
   厄介ごとに巻き込まれなければいいのだけど」
岬「無いと信じたいです。あの男の人は見ず知らずの僕に忠告してくれたのですから悪い人ではない。そう信じたいです」
千種「そうであってほしいわね。申し訳ないけど、先に上がっていいかしら。
   こずえがいなくなった以上、他の仕事に戻りにいかないといけないから」
岬「あ、はい。どうぞ。僕も食べ終わりましたのでこのまま帰ります」
千種「ごめんなさいね、無理矢理つきあわせてしまった上に、もめ事に巻き込ませちゃって」

給仕を呼んで勘定を済ませた後、僕達は席を立つ。別れ際に、千種から呼び止められた。

千種「今日の食事だけで、息子の命を助けてくれた事への恩返しができたなどとは思っていません。
いずれ改めて、それに値するだけのものを何らかの形で返します。それまでしばらくの間、お待ちください。
そしてもし良ければ、これからも娘と息子の友達になっていてもらえれば」
岬「ええ、こちらこそ、これからもよろしくお願いします」

ありがとうございますと礼を述べ、再び深々と頭を下げた後、僕の前から去っていった。
思いかけず大物との関係が出来た事で、かすかに口元を緩ませながら家路につく。

岬「(こずえとと千種。あずみちゃんの母親に優と千早の母親。それぞれかなりのキャリアウーマンらしい。
   子供達と仲良くしていけば彼女達との縁も出来て、後々美味しい思いができるだろう。
   ……それにしても、そのこずえを慌てさせたスコットっていう男、一体どんな関りがあったんだ?)」

解きようのない、ほんの少しの疑問を抱えながら。

291 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/24(土) 22:34:57 ID:VvbgOxlk
*登場人物間の感情や関係が判明いたしました。

こずえ→(あづみの友)→岬
千種→(息子の恩人)→岬
こずえ→(公私にわたる友人)←千種
こずえ→(???)→スコット

短いですが、今日の物語の展開はここで終わります。
今日はこれより19話で出てきた2人の紹介と、再紹介やアンケートを行いたいと思います。


・早川こずえ(出典:なし、オリジナルキャラクター)
早川あずみの母親にしてアタリフランスの社長。
当然ながら原作漫画の「キャプテン翼」や、テクモ版を中心とした各種ゲームソフトにも一切登場しない、
この物語が初出のオリジナルキャラクターです。
彼女の人となりを知ってもらうため、とりあえず1983年現在までの彼女の歩みについて、触れさせていただきます。

52年:こずえ生誕。この年の11月に宮本茂も生まれる
70年:カリフォルニア工科大学入学、千種と知り合う
71年:あずみ出産。胸に抱きかかえながら大学に通い続ける
72年:狂ったように「ポン」にはまる。無理矢理千種を引き込んで彼女もゲームに染め上げる
73年:カルテク卒業、千種と共にアタリへ入社。
   マリファナの煙が漂う中、スペースレース(世界初のレースゲーム)筐体の設計や配線に悪戦苦闘する
75年:上司の意向により千種は日本へ帰国。以後ただ1人の日本人女性のアタリ社員となる
76〜77年:アタリVCSの開発チームの一員となる。あずみへプレゼントしたVCSはこの研究時に出来たもの
1981〜2年:次世代機の開発リーダーとなり開発に取り掛かるも、アタリの方針転換により開発凍結される。
      その事に強く反発した事で解任、フランスへの左遷が決定される
1983年:アタリフランス社長に就任

最後に、彼女を描写するにあたって「風待ち」ブログを運営する宮沢真琴様、アドバイスを下さりありがとうございました。
まさかこんなイカレポンチな物語になるとは思わなかったでしょうが、
せめて少しでも楽しんでもらえれば、幸せこれに勝るものはありません。

292 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/24(土) 22:36:33 ID:VvbgOxlk
・如月千種(出典:アニメ版アイドルマスター)
千早と優の母親。カルテク卒業時にヒデさんこと後のアタリジャパン社長中島英行氏に見識を認められて引き抜かれます。
その後紆余曲折を経て、今度はナムコアメリカ社長となったヒデさんについて行き、
自分の他は社長と秘書と弁護士の4人しかいない中、ナムコのゲームをアメリカ中に売り歩く毎日を送っていました。
そして81年から始まるパックマン・フィーバーとも呼ばれるアメリカでのパックマンの爆発的ヒットに貢献した後、
今度はヨーロッパの市場を開拓すべしとの命を受け、フランスをはじめとした
西ヨーロッパの国々へナムコゲームを流通させる役を任されている。
私的な面に目を向けますと、息子を亡くし夫とは別れ残った娘からは嫌われるといった本来の世界とは異なり、
家族に恵まれた暖かで平和な日常を送る事が、現在の所で来ています。
彼女のイメージについては以前に紹介いたしました鈴木貫太郎P氏の他に、
作る動画の先々で糖死者(誤字にあらず)を発生させているアスペクト比P氏からも参考にしています。よろしければ是非どうぞ。

千種さん(も)出演した動画 『「隣の麗華さん」の連載シリーズ』
https://www.nicovideo.jp/mylist/37696391


皆様、以前紹介いたしましたスマートフォンのサッカーゲーム『カルチョファンタジスタ』が今月29日に配信停止いたします。
今のうちにwikiサイトを確認して、今後の物語で触れるかもしれない
選手の画像や紹介文を転写し、後日に備えてもらえると助かります。
本来ならだれかがこうした諸データを保存して、歴史資料としておかなければならないのでしょうが……

http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1536464753/91-96

293 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/11/24(土) 22:38:33 ID:VvbgOxlk
あと2週間で、アタリの株価が暴落し、ビデオゲームクラッシュの嚆矢となるアタリショックの36周年を迎えます。
有体に言えばここの所どうも文章が進まない事もありまして、これを機にテレビゲームについてのちょっとした物語を
皆様の希望に基づいて記してみようかと考えているところです。
具体的には、〜〜のゲームをプレイしているところをキャプ森のキャラで描写してみてほしい、
こんなゲームを森崎板に「移植」してほしい、
等々、これから1週間、11月30日23:59まで自由にリクエストを入れてもらえないでしょうか。
スレ主はせいぜい21世紀になるまでのゲームソフトしか触れていませんので最新のものについてはさっぱりですし、
それ以前もそれほど詳しいという訳ではありませんが、できるだけ楽しんで書けるように心がけます。
なお、通常の物語も書けるように努めます。


アタリショックおよびビデオゲームクラッシュについては以下のサイトを参照ください。
・『とあるアタリの市場崩壊(ビデオゲームクラッシュ)』
https://loderun.blog.so-net.ne.jp/project_videogamecrash

・『「アタリショック」の嘘と誤解』、『「アタリショック」と「ヴィデオゲーム・クラッシュ」』
http://d.hatena.ne.jp/hally/20040514#p2
・『「アタリショック」観の変遷』
http://d.hatena.ne.jp/hally/20040523#p1

追伸、雪歩っぽいカルスタのキャラクター。
見えそうで見えない、可愛らしくも雄々しい姿がたまりませんね。
https://game8.jp/calsta/211898

294 :森崎名無しさん:2018/11/25(日) 21:11:40 ID:???
移植できるゲームソフトはファミコンソフトの物でいいですか?
それなら年代は違いますが「ジョイメガファイト」でお願いします
ナポレオンがゼビウスをゲームプレイしているところを描写してみてほしいです
ジョイメガファイトみたいな格ゲーがダメなら無しでお願いします

295 :森崎名無しさん:2018/11/26(月) 04:38:33 ID:???
ああ、すいません。森崎板に移植でしたね
294の移植についての内容は無しでお願いします

296 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/01(土) 22:24:56 ID:ZFjRG9uU
294さん、リクエストありがとうございます。

ご要望にお応えして、とあるゼビウスアーケード筐体にて、汗と筋肉と破壊の
ストライカー人生を猛進するフランスの大砲、ルイ・ナポレオンくんに、
ボールではなく筐体ボタンを狂ったように打たせジョイスティックを乱舞させ
ようという、誰得企画を実施いたします。
アタリショック36周年の12月8日までに投稿いたしますので、今しばらくお待ちください。

297 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/08(土) 22:04:54 ID:pCx5LSl+
大変申し訳ないのですが、現在パソコンが使えなくなってしまいました。
何とか明日には投稿出来るようにしますので、もう少しお待ち願います。
皆様、期待に添えず済みませんでした。

298 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 17:55:18 ID:Z5nxzpaQ
アタリショック36周年記念イベント、遅くなってしまいましたが、これより投稿させていただきます。

294さんリクエストのゼビウスについてですが、キャラクターとステージについては
以下を参照しております。


ゼビウス敵キャラクター
http://hlc6502.web.fc2.com/Xevious/xevi_name.htm

ゼビウス全16面マップ
http://www.kasa0.com/PS/XEVIOUS/

299 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 17:57:52 ID:Z5nxzpaQ
         たまにするなら
        こんなビデオゲーム


?????「えーお葉書が1枚来ております。ペンネーム、ビバ・ブルジョワジーさん。
   『こんにちはルイ・ナポレオンさん、いつも楽しく観ております』
   おお、放送前からファンレターがいただけるとは、期待の高さがうかがえますね。
   『今回ナポレオンさんに紹介したいのは、80年代前半のビデオゲーム業界の王座にいたナムコからのゲームです。
    年中ボールを蹴り相手を殴り倒し、25センチキャノンを恥ずかしげもなく
    口に出してしまうお前には、少々荷が勝ちすぎるかもしれません』」

?????「……は?」

?????「『あと、フランスの大砲とか褒めそやされていますが、近隣諸国を見回すとその懐の寒さに思わず国籍を変更したくなります。
    全力出してイタリアのポストプレーヤーのヘディングより1大きいだけなんて、
    馬鹿なの?バカなの?ばかなの?…………』」


?????「あ゛!?」


?????「おっと、手紙に添えて写真もついていますね、水もしたたる美男子で金満な貴公子……」



ドォォォォン!



シャルポワ「い、いきなり土煙が……ひいっ、ナポレオンさん!」

300 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 17:58:59 ID:Z5nxzpaQ
何という事でしょう。何メートルも離れていたはずの荒々しい男が、
瞬きする間にこちらへ詰め寄り、思い切り壁を叩きつけたではありませんか!

シャルポワ「いきなり壁に手をつき乙女に迫って来るなんて。いけません、私にはユウというフィアンセが……」
ナポレオン「黙ってろこの肉欲ポニーテール!やたらと高慢になったピエールもアレだが、とにかく!」

いきなり胸倉を掴まれ、ぐわりと体が浮かび遠心力を感じました。
私にかかる力が感じられなくなり暴れ者の姿が遠ざかっていくのが見えた後、
次に私の目に映ったのは外の風景、その次はバウンドしながら浮遊と接近を繰り返す床でした。

ナポレオン「さっさと俺を元いた場所に戻しやがれ!なんだここは!」

外に向かって指さしながら大声で叫んでいます。その度外れた馬鹿声は苛立ちに隠れて怯えの色がかかっているように思われました。

301 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 18:00:38 ID:Z5nxzpaQ
窓の外には黒く塗りつぶされた人の首が幾つも浮かんでいます。
あるものはそのまま動かないまま空中に停まり、
別のものは瞬時に視界外へ消えたかと思うとパッと元の場所に現れてはまた飛び消える事を繰り返しています。
また別の所ではchicken wing cutの少年とStone headの子供が、首から上がロケットにでもなっているかのように、
猛烈な勢いで頭だけが上へと飛んでいきます。
その脇では自らの頭をボールにしてドリブルをする男子、全身メタリックな色彩が急に文字だけで線どられはじめた人間、
髪ともみあげだけを残し口元あたりの空間を歪ませながら
言語とも叫びともうめきとも判別しがたい音波を放っている人らしきもの。
シュルレアリズムとキュビズムを悪魔合体させたような光景に呆然とするのも無理はありませんが、
早く真実を認識してもらわなければ先に進めません。

シャルポワ「ムッシュ・ナポレオン、ここは普段いる世界とは異なるAsspull Space(御都合主義空間)。
      この世界を生み出した何者かの意図によって作り出された世界。乱暴は禁物よ」
ナポレオン「はあ!?色ボケだけじゃなくて頭脳もおかしくなったか」
シャルポワ「そうかもしれません。まあでも」

ついと横を向いて、建物内とおぼしき空間をさっと一回りして指さします。

302 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 18:06:47 ID:Z5nxzpaQ
チキンカット「のののののののののののしてやるぜ!」
全裸監督「おまえたちに かちめはない」


シャルポワ「こうなるよりはいいんじゃないかしら?
      さっきのピエールくんもこことは違う別世界からのピエールくん、どんな事でも起こりえます。
      闇雲に暴れ回らず、ここは素直に従った方がよいかも」
ナポレオン「チッ、わかったわかった。する事やれば帰れるんだな?で、する事というと、アレか」

彼は薄暗い部屋の中央に置かれた1台のテーブル筐体を指さしました。

シャルポワ「そうでしょうね。他にまともなものはありそうにないですから。
      この筐体はボタンからして1人用みたいですし、ナポレオンさんがプレイしてください」
ナポレオン「なぜ俺が、ってあれか、御都合か。便利だな」
シャルポワ「ええ、便利なものですね」

303 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 18:08:07 ID:Z5nxzpaQ
シャルポワ「ゼビウス。1983年に日本のゲームメーカーであるナムコにより世に送り出された説明不要の超名作。
      今回はこれにチャレンジしてもらう事になっていますが、
      ナポレオンさん、このゲームをプレイした事は?」
ナポレオン「見るのもはじめてだ」
シャルポワ「それは良かった!ではさっそくはじめましょう!」
ナポレオン「おい!」


ドヒャウ!
デーッデデデデデ、デデデデーデデン、デーッデデデデデ、デデデデーン!


シャルポワ「はじまりました。南米の青々と茂る森林の上を飛ぶソルバルウ、
      全16面にも及ぶゲーム構成となっておりますが、
      時間がかかり過ぎるため今回は巨大戦艦アドーアギレネスを撃破するまで続けるべし、との事です。
      さあどのようにたどり着き撃破できるか……」


ギュピーン!


ナポレオン「うおっ!」
シャルポワ「おおっと!なんと1発も撃たないまま、トーロイドにやられました!
      何のためらいもなくカミカゼのように突撃していきましたが、その心は?」
ナポレオン「あれは敵か。ジジイの家で見たサンチームかと思ったぞ」

304 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 18:09:44 ID:Z5nxzpaQ
シャルポワ「そんな事もありましたが、その後はレバーとボタンの使い方に慣れた様子、
      トーロイドのみならず地上物のバーラ、ログラム、ボザログラムを順調に撃破、第2ステージに進みました。
      当てずらいデロータは無視して前に進んでいます。ところでちょっと」
ナポレオン「あん?」
シャルポワ「スタートからずっとソルバルウを上半分から退けていないようですが」
ナポレオン「あー、これか、気になる事があってな」
シャルポワ「気になる事?」
ナポレオン「いや、下がると標的から距離が離れるだろ、離れると威力が落ちるような気がしてな」

シャルポワ「ストライカーのサガがこんなところにも表れている。あと2年は大丈夫なので安心してほしい。
      そう告げようとした時でした」


ヒュン!
ギュピーン!


ナポレオン「うおぉ!」
シャルポワ「高速弾ギドスパリオになすすべなく撃破されてしまう。と、ここで」
ナポレオン「何だあの速いの!あれも戦闘機か?」
シャルポワ「いえ、あれは敵のガンプ軍が後方から撃ちだした弾丸です」
ナポレオン「まだ敵がいるってのか?全く、こっちはどうなってるんだ?
      敵はさっきから何十も飛んでくるのにこっちは1機だけ、無謀にも程があるだろ」



ナポレオン「……そうか、他の奴らは俺の事をそう見てるのか」

シャルポワ「これがエッフェル攻撃を生み出したきっかけである」

305 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 18:11:41 ID:Z5nxzpaQ
シャルポワ「等といった寸劇はさておき、第3ステージに突入。
      森林上空に入った途端、前方から例の銀色の鋼材、バキュラが大挙してやってきました。時にナポレオンさん」
ナポレオン「ん?」
シャルポワ「ナポレオンさんの女性の好みってどんな人ですか?」
ナポレオン「何だそりゃ、女がどうだなんて」
シャルポワ「いや、ここに入ったらふっとそんな気がして。特にイメージ無ければ肉感的な方が良いとか、スマートがいいとか」
ナポレオン「んー、あー、そうだな……」


先着で
★ナポレオンの好み ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→ナポレオン「 タファエル なんかがいい」シャルポワ「ええ……」
ダイヤ→ナポレオン「ごちゃごちゃ言わん静かなやつだ」
ハート・スペード→ナポレオン「やっぱり胸がでかいのが一番だな!」
クラブ→ナポレオン「ガキはダメだな、捕まえるなら年上だ」某国少年「むっ」


私用につき、しばらく席を離れます。

306 :森崎名無しさん:2018/12/09(日) 18:28:14 ID:k+A550iI
★ナポレオンの好み  JOKER

307 :森崎名無しさん:2018/12/09(日) 18:29:23 ID:k+A550iI
よりにもよってタファエルルート突入!?

308 :森崎名無しさん:2018/12/09(日) 18:51:57 ID:???
優秀なGKはどんな手を使っても欲しいと考えているのかな

309 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 19:24:01 ID:Z5nxzpaQ
>>307
小鳥「タファ×ナポかナポ×タファ……どちらにしろ森崎板に一石を投じられるピヨ!」
来生 「当て身」

>>308
ナポレオンは取られた分は自分の力で取り返すという発想だと思われます。
ピエールだったらそう考えるかもしれませんが……


JOKER→ナポレオン「タファエルなんかがいい」シャルポワ「ええ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ナポレオン「タファエルなんかがいい。以前国際試合でパリに来た時に見たブラジルのGKだが、
      あれを見た後じゃ、そこいらの蓮っ葉なんか目に入らないぜ」
シャルポワ「ええ……」

シャルポワは困惑した。今も昔も女子サッカーが活発でない以上、今語ったタファエルなる人物は
男性である可能性が非常に高い。そうだとしたら、私は人生初めての倒錯的性愛者を目にとらえてしまった事になります。

シャルポワ「ええと、その方は、女性なのですよね?(どんな女性かと訊いたんだから、女性なんだ。そのはずなんだ)」

空しい望みにかけ、目の前の疑惑男子に話しかけました。その答えは……


先着で
★タファエルの性別 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER・ハートK→ナポレオン「女に決まってるだろうが」シャルポワ「(神よ、感謝いたします!)」
それ以外→ナポレオン「男に決まってるだろ」シャルポワ「Berk,Jesus(おお、ジーザス)」
           *数値が高いほどナポレオン優位になります。

310 :森崎名無しさん:2018/12/09(日) 19:28:15 ID:???
★タファエルの性別  ハートJ

311 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 19:52:36 ID:Z5nxzpaQ
★タファエルの性別  ハートJ ★ナポレオン「男に決まってるだろ」シャルポワ「Berk,Jesus(おお、ジーザス)」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ナポレオン「男に決まってるだろ」

返ってきたのは、絶望でした。未来のサッカーフランス代表のナンバーワンストライカーがこんな変態野郎だったとは。

ナポレオン「観戦し終わった後で、タファエルから誘われてな。出会うまでは野郎との愛なんて考えた事もなかったが、
      彼を見た瞬間、何と言うか、ときめくものを感じたんだよ。それで一緒にホテルに行ったんだが、
      あの頑強で精悍な体つきとは違ってベッドの上では攻めに弱くて……」

目にするも穢れ、耳にするも恥。
プーシキンの『大尉の娘』の一節がひたすら頭にリフレインしています。
あまりの惨状に肉体が耐え切れず、全身の内容物を思うままに吐き出してしまいたい欲求にかられます。

シャルポワ「(ユウ……助けて、私に力を貸して、ユウ!)」

私に想い人がいなければ、彼を思い描いて聖なる存在というものを強く心に抱いていなければ、
私も醜態をさらしてしまうところでした。


※登場人物の関係が判明いたしました(震え声)
ナポレオン→(アッー!)←タファエル
シャルポワ→(汚物)→ナポレオン

312 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 19:54:39 ID:Z5nxzpaQ
ビュッ!
ビシャーン!


シャルポワ「ここでまたもギドスパリオ突撃!避けきれずまたも散ってしまった!」

何とか苦悩を投げ捨てた後、実況を再開します。例によって高速弾に被弾した模様。

シャルポワ「気を取り直して再び向かいますが」


ビュッ! ビュッ! ビュッ!
ビシャーン!

ナポレオン「次々来すぎだ、こいつら!」

シャルポワ「間髪置かずに何発も襲い掛かる砲弾に対処しきれない」

ビシャーン! ビシャーン!
ビシャーン! ビシャーン! ビシャーン!

シャルポワ「しばし南米の花火大会を見物すること十数分、ようやく弾丸の雨を抜けたかと思うと」

ポン!ポン!
ポッ! ポッ! ポッ!
ビシャーン!

シャルポワ「ザカートの発射した弾につかまり、チリくずと化しました」

313 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 20:00:01 ID:Z5nxzpaQ
ビシャーン! ビシャーン!
ビシャーン! ビシャーン!
ビシャーン! ビシャーン!

シャルポワ「その後も何度も挑戦するも、ギドスパリオとザカートに翻弄され、
      撃ち落とされるばかり。手詰まりとなってしまったところで」

???「こんにちは」

シャルポワ「颯爽と謎の人物が現れた!この場を救う救世主となるか?」

先着で
★謎の助っ人 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

ハート→優「こんにちは、シャルポワさん」
クラブ→タファエル「コンニチハ、ラブリールイ!」
それ以外→ イスラス だった。



314 :森崎名無しさん:2018/12/09(日) 21:28:24 ID:???
★謎の助っ人  クラブ8

315 :森崎名無しさん:2018/12/09(日) 21:32:32 ID:???
シャルポワ「ブ…ブルガリアヨーグルト…」

もうやめてっ!シャルポワのライフゲージはゼロよっ!

316 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:09:38 ID:Z5nxzpaQ
★謎の助っ人  クラブ8 ★→タファエル「コンニチハ、ラブリールイ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その人物はまず変態の方に向かい、親し気に呼びかけた後熱い抱擁を交わしました。猛烈に嫌な予感がします。

タファエル「HAHAHA元気だったかねルイ、寂しくなかったかい?」
ナポレオン「寂しかった、という事にしておくぜ。そう思っておけば燃えるだろ」
タファエル「なるほど、いい得て妙だ。では思う事にして早く済ませよう、濃密な語らいの時間が無くなってしまいそうだ」
ナポレオン「そうしたいんだが、今これに手間取ってな。これをクリアしないと外へ出られねえんだ」

新しく現れた人間は、今最も会いたくない汚猥でした。
身なりは私と同じGK、体つきや身のこなしからして幾度も激戦を乗り越えてきた歴戦の防壁、
本来なら尊敬すべき相手なのでしょうが、身にまとう空気が穢れきっています。

タファエル「おお、これは失礼しましたマドモアゼル。私はブラジルのCAブラガンチーノの正GK、
      ダニエル・ルイス・タファエルと申します。美味しいソーセージの街から来ました」
シャルポワ「ソーセ……!?ウグウッ!」


ダメです。このままでは人間として終わってしまいます。
男性器の隠語を恥ずかしげもなく口にする破廉恥が私の身体に衝撃を与えました。
吐き気が喉からあふれんばかりにこみ上げるばかりでなく、腹部からドラムを叩いたような衝撃が響きます。
もはや立つ事さえ出来なくなり、かろうじて口と腹を抑え込みながら倒れた後、
嘔吐感に全身を支配され何も考えられなくなりました。

317 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:11:18 ID:Z5nxzpaQ
ナポレオン「そんな女ほっとけよ、ずっと年下のガキに欲情してる変態なんかほっといて、こっちを助けてほしいんだが」
タファエル「ふむ、たしかにそうですね。今行きます」

突然倒れてしまった娘の事も気になりますが、まずは愛する人の苦を取り除くのが先決です。
上着を彼女にかけた後、彼が向かっている筐体に近づきます。

タファエル「おお、ゼビウスですか。良いゲームですねえ。
      私のクラブのオーナーがゲームマニアで、ブラガンチーノでも良くプレイできたものですよ」
ナポレオン「思い出にふけってないでどうにかしてくれ、3ステージから先に進めないんだ」
タファエル「3ステージ……はあはあ、なるほど。簡単な事ですよ。
      この高速弾ギドスパリオは自分がいる所に向かって発射されるようになってますから、
      空中弾のザッパーを発射し続けながら左右に逃げ続ければいいんです」
ナポレオン「途中で出てくる黒玉はどうする」
タファエル「ザカートはここではそれ程出てきませんし弾も遅いですから、ギドスパリオを避ける事を優先してください。
      対処するのは出なくなってからでも大丈夫です」
ナポレオン「そうか、それ聞いてると出来そうな気がしてきた。やるとするか」
タファエル「その意気ですよ、ルイ」

そうしてやる気を取り戻したルイは、荒れ狂うギドスパリオの嵐とザカートの攻撃をかわして
第3ステージを抜ける事に成功しました。その後も回転戦闘機ジアラや
再び来たギドスパリオにやられながらも押し進み、ついにアレのところまでやってきました。

ナポレオン「やって来たぞ!あの巨大UFOが奴か!?」
タファエル「そうです!あれこそがガンプ軍の目玉、巨大戦艦アンドアジェネシスです!
      あいつは中央のコアを地上弾のブラスターで打ち抜けば止まります」
ナポレオン「そうか、やってや……うおっ!すげえ撃ってきた!」


ギュピーン!



318 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:12:41 ID:Z5nxzpaQ
ナポレオン「狂ったように撃って来たぞ、戦闘機1機に対して派手にやってきやがる」
タファエル「代わりましょうか?」
ナポレオン「馬鹿言え!ちょっと強そうな奴が来たからって、俺が怖じ気つくとでも思ったのか?」
タファエル「まさか。さすがは私のルイです」

その後もルイはアンドアジェネシスやその周りに湧き出るザカートに散々に苦しめられましたが、
何度も何度も挑戦して行くうちに敵の習性をつかみ攻撃をかわせるようになってきました。
そして4ステージを挑戦する事 23 回目。


ボオオオオン!


ナポレオン「よっしゃ!」
タファエル「やりました!」

ついに中央コアを撃ち抜き、アンドアジェネシスの機能を停止させました。
それと同時にこのゲーム筐体も闇に溶けるようにしてかき消え、私達はパリの街に戻ってきました。

ナポレオン「おっしゃあ!やったぜ!やっと元の場所に戻れた!」
タファエル「ふー、ようやく呪われた場所から抜け出せたようですね」
ナポレオン「一時はどうなるかと思ったが、よく考えれば俺がいるんだ、他の奴がどうこうできる訳がねえな!
      全て済んだところで、腹ごしらえでもするか」
タファエル「いいですね。それが終わった後で2人『休憩』するとしましょう」


アハハハハハ……
ウフフフフフ……
ハーッハッハッハ……



319 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:13:56 ID:Z5nxzpaQ
アハハハハハ……
ウフフフフフ……
ハーッハッハッハ……


シャルポワ「イヤアアアアアアアアアアッ!」

金切り声を上げて目を覚ますと、目の前には見覚えのある私のベッドがありました。
左右を振り返っても見えるのはサッカーボールにユニフォーム、アタリ2600にZXスペクトラムと私の愛用品ばかり。
魑魅魍魎と汚物たちは影も形も見えません。


戻ってきたのだ!


ようやくにして、私の体中に喜びが炸裂しました。あれほど感じていた嘔吐感など欠片もありません。
地の底から至高天にまで達したと思われるほどのみなぎる生の活力の赴くまま、
ほとんど本能的な反応で外へ飛び出し、ユウの家へ駆けだしました。
一秒でも早く会いたい、合いたい、ただそれだけが全身を支配していました。
ようやく想い人が目の前に現れた時、ゴールに向かうボールに飛び掛かるよりも早く、彼の胸に飛び込みます。

320 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:16:06 ID:Z5nxzpaQ
優「シャ、シャルポワさ……」
シャルポワ「ユウウウウウウ!!会いたかった!会いたかったよおおおおおっ!」

彼の腕の中に身を任せると(体が小さかったので顔と肩以外の大半が外に出てしまいましたが)
声を上げて泣き出してしまいました。あれほどの人外魔境から完全に抜け出せた。
ユウの腕の中で確信し安心できたのでしょうか。声がおさまった後も
たっぷりそのまま体を押し付け、身体を震わせていました。

後で聞いた話ですが、その後 67 分ほどもユウに抱かれていたようで、
姉君によって家に連れてかれた後ようやく平静を取り戻しました。
その後ユウの計らいによってデートに行ける事となり、
着ぐるみ へ着替えなおした後 便所 へ出向き、至福の時を過ごしたのでした。


      たまにするなら
     こんなビデオゲーム  完


321 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:25:38 ID:Z5nxzpaQ
……というところで、特別企画はここで終わりになります。

本来は普段ゲームをした事も無いだろうナポレオンにゲームをやらせて
その反応を楽しむといった趣旨で書き始めたつもりだったのですが、
カード神の御乱心でトチ狂った展開となってしまいました。
いや、こんな話がかけるのも、任天堂やセガといった方々が
ゲーム業界を力一杯盛り上げてくれたおかげですね(責任転嫁)。
それにしても、シャルポワ達は折角のデートで一緒に便所に出向いて
「至福の時を過ごした」なんて、一体何をしていたのでしょうか(無知)。


>>315
ブルガリアヨーグルト「オレにだって……できない事ぐらい、ある……」

322 :森崎名無しさん:2018/12/10(月) 18:26:31 ID:???
乙でした。どうしてこうなった!

323 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:42:44 ID:7MzI+t9+
これより投稿を開始いたします。

>>322
まさかとは思いますが、これからの展開をカード神が敏感に感じ取り、先走ってしまったのでしょうか。
邪険にするとろくな事になりませんので、ただ良い場所で御力を発揮してほしいと願うばかりです。



              第20話『無間神社建立式』



岬「(皆様こんにちは。岬太郎です。こちらはパリ郊外、
   見渡す限り畑が広がり、風景が単調にならない程度に家と木がそこここに見えるのどかな場所。そんな所で僕は)」

紳士「これがジャポネシャーマン、東洋の美か。よろしければ写真を撮らせてもらえませんかな」
婦人「まあかわいい。手にキスをしてもよろしくて?」
青年「俺と一緒に写真を撮ろうぜ!よかったら後で食事でも……」


岬「(巫女をやってます)」



324 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:44:00 ID:7MzI+t9+
事のはじまりは神社ができるから来いと、あの沙織さんから動員令が下った事からだった。
断ると何をされるか分からないので、昨日から地下鉄とバスを乗り継いで神社に行き、
神社を立て終わった後に行われる神事、新室祭(にいむろまつり)の準備を手伝う事となった。
手伝い自体はすぐに終わり、簡単な夕食を済ませた後、おもむろに沙織さんが尋ねてきた。

沙織「ねえ太郎くん。明日は私、忙しいの。修祓(しゅばつ)やら、祝詞奏上やら、玉串拝礼やら
   諸々の神事を1人でこなさないといけないからね。だからこそ、明日も手伝ってほしいの」

口調こそ柔らかいが、ピシリとした気が僕を襲う。これは命令であるぞ、断れば当然の報いを覚悟せよ。
無言の宣言を受けてなお挑みかかれるほど、僕は豪胆ではない。命は惜しいし勝算も薄い。
ならば参加によってどれだけ利益を引っ張り出せるかに焦点を当てるべきだろう。
そう算段を固めて命令を受託した後の事だった。

沙織「そう言ってもらえて嬉しいわ。明日は太郎くんがどうしても必要なのよ」

そう言うなりおもむろに立ち上がって僕の所へと近づき、

ヒュッ

という風切り音が聞こえた。そう感じた時には沙織さんの両手指が僕の腰へと突き刺さっている。
あまりの事に身じろごうとしたが、まるで金縛りにあったかのように指先1つピクリとも動かない。
いや、動く事は動いた。知らぬ間に両腕が真横に伸ばされてしまっていたのだ。

岬父「沙織」
沙織「大丈夫、ちょっと体が動かなくなるツボを押しただけ、同じ所を突けば治るから。
   ちょっと取ってくるものがあるから、兄さんはそこで待っていて」

325 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:45:09 ID:7MzI+t9+
子供が友達にイタズラを明かしたみたいな気軽さで答えた後、襖を開けていずこかに去ってしまった。
ハアとため息をつく父の姿が見える。何とか身動きしようと体中の神経に何度も命令を下したが、
まるで他人の体になったかのように言う事を聞いてくれない。
空しい努力を続けているうちに元凶が戻って来たらしく、勢いよく襖が開く音が聞こえてきた。

沙織「お待たせ!」

随分上機嫌で僕達に話しかけてくる。襖は僕の背にあって、動けない身では様子を見る事は出来ない。
父はポカンとした表情で沙織さんを見ている。ろくでもない事をされる事だけは確実のようだ。

岬父「おい、まさかそれを」
沙織「これから着替えをさせるから、兄さんは鏡台を持ってきて!速くしないと手が滑って兄さんの背中に刺さっちゃうかも」
岬父「恐ろしい事を言う奴だ。太郎にイタズラをしてくれるなよ」

咎めようとするも可愛らしい脅迫に屈し、観念して父は立ち去ってしまった。
姿が見えなくなったのを見届けてから、ハチマキのようなものをまぶたの上に巻き付けて僕の視界を奪ってしまう。

沙織「ちょーっとだけ待っててね。すぐ終わるから、どうなるかは後のお楽しみに、ね」

326 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:46:31 ID:7MzI+t9+
のんきな様子で僕に告げた後、手早く僕の衣服を上下ともに脱がせ取り、代わりに別の服を着せていた。
いつも着る服に比べてゆったりとした感じがする。時々腰のあたりから
引っ張られる感覚からして、紐のようなものでズボンか何かを締めているようだ。
その後で両手が僕の頭に乗り、わさわさと髪の毛をかき回したと思うとずしりと重みが加わった。
どうやら何かカツラでもつけられたようだ。結構長いらしく背筋に時折髪の毛がかかってくる。
こうして全ての準備が整ったのであろう。ポンポンと勢いよく沙織さんが僕の肩をたたく。

沙織「うん、これでよし!やっぱり私が見込んだ通り、太郎くんに素質があると思ったわ。これで参拝者にもうけるはずよ」

大変ご満悦といった様子だ。何を着せたのだと不安がますます高まる。
そう思っているうちに父が戻って来たらしく、ドスンと大きな音を出して鏡台を置く。

沙織「ありがと。もう少し右に置いて。そうそこ。うん、それじゃ、目隠し取るわね」

するすると布を取り除き、僕は自分の姿が目に映った。

上半身には白い小袖が身に付けられており、まだ腰に入るか入らないか位の高さから
やわらかい色合いの緋袴がスラリと足先にまで伸びている。
短く整えていたはずの髪は肩よりも下へ、一本にまとめられて長く伸びている。


典型的な、巫女装束である。僕は巫女にされてしまった。

327 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:47:47 ID:7MzI+t9+
沙織「良いわねー、実に良い。この無垢な顔つきに柔らかな肌つき。可愛いわ。
やっぱり私の想った通り、可愛い子は女装をさせてみるものね。兄さんも可愛いと思うでしょ」
岬父「太郎に巫女の真似事をさせる気か。知り合いにバレたら一大事だぞ。
   それに太郎は神事の事なぞ全く分からない」
沙織「大丈夫よ。太郎くんには参拝客の案内とか賽銭箱への誘導とか、簡単な事だけだから。
   それに知り合いが巫女やってるなんて普通の人は思わないもの。知らぬ顔して振舞えば案外何ともない物よ」

自信満々に父の批判をはねつけた後、僕の方へと向かい先に押した背中のツボを再び突く。
途端に金縛りは嘘のように解け、体勢が崩れる。倒れきってしまう前に沙織さんが抱き止め、僕に向かって告げた。

沙織「太郎くんはどう思う?たまには可愛く着飾ってチヤホヤされるのも悪くないと思うんだけど。
   違和感を感じる事があったとしても、ゆっくり自分の姿を眺めてみれば、考えも変わると思うわ」

話の終わり際に指を緩やかに動かす。断ればまたツボを突いて動きを封じる気に違いない。
こうなれば請ける他無い。せめて何か利益を出そう。そう思って僕は沙織さんに提案をしてみた。


A 岬「お守りの値段を下げてもらえませんか」 *価格については後で決定します
B 岬「いつか代わりの女の子を連れてきますから、お小遣いをもらえまえんか」
C 岬「お守りを買うクラスメイトを連れてきますから、お小遣いをもらえませんか」
D 岬「サッカーに役立ちそうな修行を、させてもらえませんか」
E 岬「今は大丈夫ですが、将来何か助けてほしい時に力を貸してくれませんか
   (無茶苦茶する人だけど、約束は破る人じゃない)」
F その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

328 :森崎名無しさん:2018/12/15(土) 18:35:07 ID:h7jDq/y6
D

329 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 21:03:40 ID:7MzI+t9+
D 岬「サッカーに役立ちそうな修行を、させてもらえませんか」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
沙織「へえ、太郎くんってサッカーやってるんだ」
岬「はい。少しでも上手くなりたくて。沙織お姉さんに教えてもらえればきっと凄く強くなれるんじゃないかと」
沙織「そうねえ、私に目をつけたのは流石と言わざるを得ないけど。スポーツに使えるものねえ。うーん」

しばし目をつぶって考え込み始めた。
さっきのような技は悪用されると危険なため、どこまで教えて良いか迷っているのだろう。

沙織「そうね。ちょっと待ってて。ちょっと教材を持ってくるから。
   兄さん、悪いんだけど手伝ってくれる?結構重いし、万一神器を傷つけるとマズいから」

そう言って再び襖を開けて行ってしまう。その後をついて父も部屋を去る。
しばらく待っていると、沙織さんが桐の箱と巻物を抱えて現れ、次いで父が1mはある長い箱を2箱も脇に挟んでやってきた。
沙織さんが手に持つ巻物を壁に掛けて広げる。巻物には人体図と、体のあちこちに点とその名前が記されていた。

沙織「これは経絡図って言って、人体のツボの位置を示す地図みたいなものね。
   このツボをただ押すだけじゃなくて色々と工夫を加えて押す事で、
   能力を引き出したり発揮させたりできるの。太郎くんが覚えられそうで、この中でサッカーに使えそうなのはこの3つね」

そう言って人差し指を経絡図の鼻の下に当てて話し続ける。

330 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 21:05:40 ID:7MzI+t9+
沙織「これは定神。精神を落ち着かせ、活動の波を穏やかにする効果がある。
   具体的には試合時のダイズ値合計が2〜4なら5になるわ。
   こめかみにあるのは健明。目がよく見えるようになり、相手の動作が把握しやすくなるの。
   より分かりやすく言うと、使用時にパスカット値かタックル値の能力値が+1されるようになるわ。
   最後に鎖骨の上のくぼみにあるのが亜血愁。出血や激痛を止めて、怪我を1段階和らげる事が出来るのよ。
   具体的には1回の訓練で! numnum経験値がたまり、20溜まれば的確にツボを押せるようになるわ。
   ただ定神と健明はそれぞれ1人のみ1回、亜血愁は1試合につき1人のみ1回しか使えないし、
   何よりチームメイトにしか使えないのが難点ね。自分の能力を引き上げたいと思った時はこれ」

今度は長箱を開ける。中に入っているのは2振りの刀である。共に反りも鍔もない、
博物館でしか見る事の出来ないであろう昔の刀だ。
うっすらとではあるが1本は青く、もう1本は赤く光っているような気がする。

沙織「この2振りは直刀(ちょくとう)で、青い方が静剣(せいけん)、赤い方が振剣(ふつるぎ)。
   飛鳥の昔に作られたと言われるうちの神器のうちの2つよ。
   プレーする姿を念じながら一心に素振りを行えば、目指す能力が上がるとされているものよ。
   具体的にはこれも1回の練習で! numnum経験値がたまり、20溜まるごとに
   静剣はパス値・ドリブル値・パスカット値が+1、
   振剣はシュート値・タックル値・ブロック値・せりあい値が+1上がるわ」
岬「え、えっと、! numnumとか、経験値って」
沙織「それ以上いけない。人には知ってはいけない事があるのよ」
岬「は、はあ……」
沙織「それはともかく、これから神社へ来たら神器を借りて練習するか、私と一緒にツボ押しの特訓をする事ね。
   普通に練習するよりはずっと早く上達できるはずよ。さて、と」

331 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 21:07:58 ID:7MzI+t9+
ここまで長々と語り続けた後、今度は桐の箱を取り出した。中には以前突き落とされる前に見たお守りが幾つも見えている。

沙織「さて、と。練習のサポートはこれまで。ここからは営業になるわね。
   明日は神事と神おろしで時間が無くなるから、今しか売り込みの時間がないのよね。
   ここに交通安全と商売繁盛、開運招来に恋愛成就の4つがあります。
   交通安全は試合中の怪我を防ぎ、
   商売繁盛はお金をもらう機会があった時、本来もらえる収入の倍額がもらえるようになるのよ。
   開運招来はカード値もしくはダイズ合計値を1回だけ倍にして、
   恋愛成就は念じるだけで意中の相手とのデートができるようになるわ。
   1回使えば消えてしまうとはいえ、これ程霊験あらたかなお守りが
   いつもは1枚500フランのところ、今日だけ1枚100フラン!さ、今のうちに買っておきなさいな」

神器の説明時の神妙な面持ちが打って変わって、商売人じみた様子になっている。
表情はともかく効果としては十分魅力的だ。だが値下げしてもなお、
今の自分の所持金は454フラン。4枚も買えば無くなってしまう。

岬「(うーんどうしよう、買おうかな、やめようかな)」


A 交通安全
B 商売繁盛
C 開運招来
D 恋愛成就
E 今回は何も買わない(今回のみ1枚100フラン、所持金454フラン)

先に1票入った選択肢で進行します。A1枚B2枚というように具体的回答を添え、
メール欄を空白にしIDを出して投票してください。

332 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 21:11:14 ID:7MzI+t9+
お守りを買うかどうしようかといったところで、今日はこれまでにいたします。
それにしても岬君の女装姿、結構似合いそうですが誰か描いてもらえないものでしょうか……


I社長「なかなか有望そうな子ね。あの子に加えてもう1人スカウトしようかしら」
R・A「やめて!」

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