キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】

1 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/09(日) 12:46:00 ID:xc04KWKg
『はじめに』
この物語はフィクションです。
現実世界で実在する人物も登場いたします。また1983年から91年までの史実を踏まえてはいます。
ただ物語の展開上脚色や私的設定付与も多々あり、純然たる歴史的事実からは離れてしまっております。

またキャプテン翼のキャラクターのみならず、非サッカー漫画以外のキャラクターも多く
登場しておりますが、実在人物同様、物語に沿う形での脚色や設定付与が多く、どうかご寛恕を願います。

最後に、この物語の主人公は岬太郎です。
ここの岬君は原作を参考にしたり、本編をチェックしてみたり、自身の願望を当てはめてみたりと、
どれにもピタリとは当てはまらない、大変面妖な様相をとっております。
それでも彼の物語として、読み進め楽しめてもらえれば幸いです。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
1983年8月、岬太郎はパリに来仏。
日本人学校の都合により10月1日まで投稿できなくなった岬は、
サッカー部員全員を相手に勝負をしたり、人知れぬ共産趣味的商店に訪れたり、
テレビゲームに目覚めたり、パリ特別市第一書記と会食したり、ぶん投げられてパリの空を舞ったり、
トラックに轢かれそうな男の子を助けたりとパリの夏休みを満喫中。現在は学校で
ナムコの誇るレースゲーム、ポールポジションの3本勝負をしようとしています。

357 :【才気煥発】岬沙織【美人巫女】 ◆ma4dP58NuI :2019/01/04(金) 22:04:46 ID:BRzJ2I6c
沙織「こんばんわ、ちょっと遅くなったけど、残った御神籤の結果についてみていくわ。
   と言っても、ねえ、ひどいわ。16人もいて大吉はゼロ、中吉が夕子ちゃんだけ。
   それに比べて凶は5人、大凶は2人もいるんだから。主人公の太郎くんと、親交の深い
   異性のクラスメイト3人が揃って凶なんて……いや、この4人はそうなって当然かもしれない。
   皆々よく胸にとどめてほしいのだけど、神託の吉凶はあくまでその時の運勢の動向を表すもの、
   物理学でいう、物体の動きを示すモーメントの向きに過ぎない。その後で運命を吉に変えるか、
   大凶に堕ちるかは私達の選択と知恵、そして勇気次第よ。どんな状況になっても、その事は忘れずにいなさい」

沙織「最後になってちょっと湿っぽくなったから話を変えるけど、最近スレ主の奴が模写にはまっているそうよ。
   いつかキャプテン岬のイラストを自作するんだっていって、透明紙から原作漫画の絵をトレースしてタッチの癖を
   掴もうとしているんだって。できるのが何年後かわかりゃしないから、何回尻を叩かないといけないやら。
   それじゃ、今年も1年、根性張って頭も使って、頑張りましょう!」


岬沙織の初詣漫談  完

358 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/06(日) 17:45:20 ID:9RJVymVk
遅くなりましたが、森崎板の各物語を楽しんでいる皆様、明けましておめでとうございます。
今年も昨年以上に心躍り物語の世界に浸り切れるように精進いたします。

本編の再開についてですが、やはり昨年に申し上げました通り早くても
今月12日か13日位になりそうです。神道の神事を調べると大変覚える事が多く、
違和感なく話に盛り込んでいくのはさらに大変……
皆様もいつまでも話が進まず不満もあると思いますが、これからの話の展開を広げていく際に
その背景を明らかにしなければ唐突に過ぎてしまうため、何卒ご勘弁を願います。

私事ですが、今年は原作漫画風のデッサンが出来るようにする事を目標の1つにしています。
満足できるものが描き上げられるようになったら、今回の初詣で2回も出た、
レースクイーン姿の岬君を描いてみたいです。

359 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/12(土) 16:29:28 ID:1wYTmN2E
ええ、それでは本年初めての、本編物語の進行を行わせていただきます。
神社の神事については以下の本を参照しています。至らぬところが多すぎて恐縮ですが、
どうか本編を進めさせてください。


朱鷺田祐介『図解 巫女 FFILES No.028』
國學院大學日本文化研究所『縮刷版 神道事典』
西牟田崇生 『平成新編 祝詞事典 増補改訂版』

360 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/12(土) 16:31:33 ID:1wYTmN2E
★無間神社への参拝者  ハート5 ★→特に知っている人は現れなかった
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
幸か不幸か、参拝者の中に知っている人はいなかった。これで余計な心配はせずに済む。
知人への心配をする必要が無くなったため、今気にかけるべき事はただ1つとなった。
これからはじまる新室祭の進行である。

岬「皆様、何卒もう少しだけ下がってください。これよりこの広場にて修祓(しゅばつ)を執り行います」

鳥居と本殿の中間点に立った後周囲に神事の執り行う事を予告する。
僕の足っている周囲は縦横それぞれ10mといった所だろうか、斎竹(いみだけ)を立て注連縄を引いた祓所を設けている。
敷き詰めた玉砂利を乱さぬようゆっくりと祓所から退くと、声がかかってくる。

紳士「シュバ?いったいどんな儀式かね」
岬「修祓というのは、皆様方にたまっているであろう罪や穢れを、
  かみ……精霊や祖先に頼んで綺麗にしてもらうというものです」
紳士「そのケガレとは何だね?」
岬「精神的な汚れのようなものです。
  死や病気などで悩み苦しんだ事による淀んだ感情や状態、そこまで大きなものでなくても、
  日々の肉体的な汚れが精神にも影響を及ぼしていくものだと、私達は考えています。
  例えばお手洗いに行って手を洗わずに帰ってきたら、実際は汚れてなくても汚く感じてしまうように」
紳士「なるほど、そういう考え方か」

何をするか、どんな儀式かと訊いてくる人達に説明をする。
相手は外国人、神道の事は全く知らない相手であり、随分かみ砕いて話したが、
どう話したら理解してもらえるかと考えるのにも、結構神経を使った。

361 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/12(土) 16:32:52 ID:1wYTmN2E
沙織「さ、太郎くんはこれね。兄さんはくれぐれも塩湯をこぼさないように」

本殿から少し離れた母屋で、神事を行うための最後の儀式を行う。
僕は白木の棒に紙垂(しで)をつけた大麻(おおぬさ)と神楽鈴を手に持ち、
父は海水を模した塩湯を入れた杯を両手でつかんでいる。

沙織「さ、行くわよ。しっかりね」


そうして僕達はドアを開き、参拝者達の前に現れる。
無間神社の主として、そして神職として現れた沙織さんは普段のはっちゃけぶりは毛ほども見せぬ、
静粛として穢れのかけらも感じさせない神の従者として存在していた。
少しここで様子を描写してみる事で、ひそかに感心していた僕の心のおどろきの代わりに残しておきたい。

鶴に松の千早を身にまとい、真新しい緋袴がしずしずと音もたてずに祓所へと向かって行く。
頭髪に添え付けられた挿頭(かざし)にはこの時期にどうやってで手に入れたか、
ヤグルマギク、ヒナギク、ヒナゲシが飾り付けられている。

神楽鈴を足元へと付き添えるような静かさで鳴らしながら、祓所の中央、神鏡が設置された祭壇まで進む。
周りは水で打ち静めた砂のように、物音1つもせずまじめな表情で神事を見つめていた。
中央へたどり着いたところで沙織さんは重々しく両まぶたを閉じ、祓詞を唱えだした。

362 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/12(土) 16:34:38 ID:1wYTmN2E
沙織「掛けまくも畏き
   伊邪那岐大神
   筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
   禊ぎ祓へ給ひし時に
   生り坐せる祓戸の大神等
   諸々の禍事・罪・穢
   有らむをば
   祓へ給ひ清め給へと
   白すことを聞こし召せと
   恐み恐みも白す」


(口に出してご尊名を申し上げるのも恐れ多い、
イザナギノ大神が、
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で、
禊祓いをなされた時に、
お生まれになった祓戸の大神達よ、
様々な災難・罪・穢れが
ございましたら、
祓いお清めください
と申しますことをお聞き届けくださいませと、
畏れ多くも申し上げます)


363 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/12(土) 16:38:10 ID:1wYTmN2E
祓詞が終わり僕は身をかがめ、大麻を沙織さんへ捧げる形をとる。
沙織さんはまず大麻を右手に収めて念じるように目をつむった後、右へ左へと腕であおぐ。
穢れを祓う神風を乞うた後は大麻を祭壇へ置き、代わりに桐の箱から榊の枝を取り出して
僕と入れ替わりに差し出された塩湯へ榊を漬ける。左、右、左と榊を振って塩湯を境内へ播き、禊ぎ祓いを行った。

このようにして禊祓、玉串拝礼、直会(なおらえ)へと進んでいき、滞りなく新室祭を終わらせる事ができた。
こうした姿を見るたびに、無茶はするが仕事はきちんとする人だ。この親族の女性を見ながらそう思うばかりだ。

しかし全ての神事が終わってからそんな呑気な事はいっていられなくなる、運命としか言いようのないものを、
受け入れざるを得なくなるとは、この時の僕には思いもするはずが無かったのです。




……というところで、今日はこれまでにいたします。
選択肢が出せるようなところになるまではしばらくお待ちください。
何週間も頑張りましたが、結局書き割り以下の描写しかできませんでした。
やはり得意分野以外の所はそう手は出してはいけないという事でしょうか。
なにとぞお許しを願うばかりです。

364 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/14(月) 21:27:51 ID:???
私事ではありますが、先月ようやくTwitterをはじめまして思う事があればをこれからつぶやこうと思っています。
もしお時間がある方がいましたら、どうか一言物語の感想など、好きな事をつぶやきに来てください。

365 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:53:15 ID:yKt/9G66
            第21話『神おろし、そして宣告』


夜になり、空もようやく暗くなりはじめ、参拝客は皆帰った。ようやく巫女服を脱ぎ普段の服装に戻れたが、
休む間もなく沙織さんの指示により神社に接した鎮守の森まで行かされ水垢離をさせられた。
そうやって体を清めた後は母屋へと連れていかれ、潔斎の場と呼ばれる大部屋で
沙織さんが神おろしを行う準備が整うまで、正座で待機する事となった。

コトコトと時おりかすかに障子が揺れる他は、物音一つしない。
無用なざわめきが場を穢すのを恐れているのか、父さんも神妙な顔つきで目をつむったまま、顔をわずかに傾け口を閉ざしている。
普段とは明らかに異なる父さんの様子を見るたびに、これから本当に神のお告げが下るのだ。神は信じていないはずだったが、
待つごとに未知の出来事への不安や好奇心といった正負ないまぜの感情がつのりだらけた気持ちで迎えようとする気が失せていく。

そんな事を思いながらじっと待つ。遠くに風の音が聞こえるばかりで何の気配もしない。
そよぐ風を体にそそいで祓い清める姿を想像していると、ハッとして風がかき消え氷で研ぎ澄ませたような冷気がピシリと首筋を叩く。
慌てて見開かぬようフっと息をそっとついてから前を見ると、いつの間にか音もたてずに沙織さんが目の前に鎮座していた。

面として向かい合うと、今度は空間を炎であぶったような、空気がチリチリとした具合になる。
目の前の神職は目と口を閉ざし、組み合わせた指を堅く締めたままだ。

沙織「ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ……」

366 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:56:05 ID:yKt/9G66
精神集中のためであろう、かすかに数を詠みあげる声が聞こえる。
何十度もそうして詠みあげている姿が、突如吊るした糸が切れた人形のように、ドウと床に倒れた。
体が震えているが、何が起きたかと思っている間に
すぐに止み、何事もなかったかのようにすっくと立ちあがり、僕達に向けて語りかけた。

祖霊「我が苗裔(びょうえい)よ、畏みて我らが言を授かるがよい、
   我は女にあらず、ただ一人(いちにん)にもあらず、我らは汝ら岬家の祖先の霊が
   諸々に集まりて魂魄を成していると思えばよい。さて、我らをこうして呼び出したは
   汝らの定命(じょうめい)を知りたいがためであろう、謹んで心中に留め、ゆめゆめ疑うなかれ」

沙織さんの声とはとても思えない野太く雄々しい音吐が下される。
歳月を経て神となった先祖の霊達が降臨したのだ。僕と父さんは平伏し、先祖に深い敬意を示す。
僕達の応対を良しとしたのか、霊魂はそれほど間を置かずにお告げを下した。

祖霊「まずは家長の一郎、そなたに対しては心配はいらぬ。これより先は大病も進退窮まる事もなく、
   順調に事を進められるであろう。されどそれは日々の精進あっての事。
   常日頃から刻苦勉励し、己を磨き続ける事を心掛けよ。それよりも」

そこまで語った後で先祖の霊は僕の方を向く。どのような言葉を授かるか、ひざまずきながらもゆっくりと顔を上げようとしたが、


祖霊「太郎よ!」


雷鳴のようにとどろく声が僕を叩きつけた。


祖霊「心せよ、我らが末裔よ!汝の身に危難が迫っておる」
岬「危難?」
祖霊「左様、天命を受けるが為に訪れるもの、うかとすれば命をも落としかねまい」

367 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:57:46 ID:yKt/9G66
ドキリとして巫女の肉体をまとった先祖へと顔を向ける。命を落とすと言われて心穏やかでいられるものか。

岬「命の危機にあう程の危難と天命とは?」
祖霊「これから一歳(ひととせ)もせぬ間に、汝の親しき者が凶賊に襲われる。
   汝はかの者を助けねばならず、それが為に自らも危地に赴かねばならなくなる」
岬「僕の、親しき者といいますと」
祖霊「友が宝を守るため、逡巡せずに自らの命を路傍に投じようとした幼子だ」
岬「っ!」

ギクリとして息をのむ。命を路傍に投じようとした子というのは、如月家の男の子如月優ではなかったか。
そして優に降りかかろうとする襲撃者から守るために、僕まで危機に合わなければならないという……

祖霊「心してかからねば命は落ち、落命せずとも命運は尽きる。
   だがそれを踏み越え、鬼気を祓えば幼子も汝も定命を背負う事ができよう。
   さすればこの先いかなる艱難辛苦が来ようとも、乗り越える事ができるであろう」
岬「お待ちください。私は叔母とは異なり、隔絶した異能は持ち合わせていない、普通の子供に過ぎません。
  ただ1人でこのような命運に対抗できるとは」
祖霊「案ずるな。一人ばかりでない。汝のすぐ近くの者、世が世なら
   股肱(ここう)の臣ともなりえる親しき者三名と依代たるこの岬沙織、
   かの者らの助力により、凶賊より身を護る事ができる。この女はともかく、
   その者達をいかにして判別するかは、不安に思っているであろう、しばし待て」

368 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:59:25 ID:yKt/9G66
そう告げるなり先祖の霊は、沙織さんの体に降りたまま潔斎の場から立ち去ってしまった。
それから5分か10分は経っただろうか。
ガタリと襖が開いて現れ、手の甲を下に向けた握りこぶしを目の前に伸ばし手を開く。中には3つの勾玉がほのかに青く光っている。

祖霊「この玉を持っているがいい。定命を共にするものあれば、忽ち輝きて天命を明らかとさせるであろう。
   汝とは縁が深いゆえ、断る事はない。安心して、命に向かうがよい。拒んではならぬ。
   安逸に逃げては命あれども、どれほど才覚や財物に恵まれようと、ただ日陰の者となるばかりとなり、
   決して万人の長になる事は出来ぬであろう。
   それが定命を疎かにした者の報いとなる」

内心思っていた不満をも封じられる形で話が進み、僕の件については決着済という流れで終わってしまった。
今だからこうしてあれこれ思う事も出来るが、その時の僕は超常現象と言っても過言ではないこの状況と
思いもよらぬ過酷な運命の宣告に呆然としていて、普段の10分の1も頭が働いてなかったように思える。
いや、そんな事よりも次のお告げの方が問題だったんだ。
あのお告げを聴いた時に感じた、体全体がムカムカして吐き気がこみあげてくるような、
見当のつかない不快感と泥のような鈍くて先の見えない恐怖。


祖霊「残るはこの女の身、岬沙織についてであるな。この者については……」


岬「えっ……」
岬父「なんという、ことだ……」




369 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:01:03 ID:yKt/9G66
沙織「いやー、新室祭は大入り満員で無事終わったし、肩の荷がおりたわ。ささ、私の奢りだから遠慮せずに食べちゃって!」

深夜のパリ。とある高級レストランにて祭の成功を祝っての祝宴が僕と父さんとの3人で催されている。
穢れを厳しく禁じているはずの無間神社神主がステーキを軽やかに切り分け口の中に放り込む様を見ても、
何の気も起きず何を言う気にもなれなかった。
父さんも針のむしろに座っているかのような居たたまれない顔になっている。
気まずく顔をそらし時折顔を沙織さんに向けたかとすぐにそらすの繰り返しだ。

沙織「どうしちゃったの?別に奪い取ったりしないから気にせずどんどん」
岬父「沙織」

とうとうたまりかねたのだろう、沙織さんの言葉を遮り父さんが話す。

岬父「おちゃらけてる場合じゃないだろう。これからどうするか、お前の事なんだぞ」
沙織「何よそんなに深刻な顔して。力んでもどうにかなる訳無いって、兄さんも分かるでしょ」
岬父「それはそうだが。あまりにも重大な事だぞ。ご先祖様が何と言っていたか」

人生で初めて、僕は父さんの切迫した表情を見た。そしてこんな運命を迎える人の表情を見るのも、初めてだった。
今日の事をよく覚えておこう。そう思って、父さんの語る言葉を胸に刻み取る。



祖霊「残りの齢は一歳もあらじ、最期の時に向け心して備えよ」





370 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:02:43 ID:yKt/9G66
岬父「死ぬって言われたんだぞ。お前の神おろしでのお告げは外れた事が無い、なのにどうして」
沙織「決まっているからよ」

父さんの狼狽に対し水面のような穏やかさで応じている。
カチャリと手に持っていたナイフとフォークを皿に揃え口元をハンカチで拭った後、
僕達に向けて遺言ともなるであろう言葉を語りはじめた。

沙織「どんな内容でもお告げはお告げ。バタバタと見苦しくしてたら
   それこそご先祖様から『何だ沙織、好き勝手生きた末路がそれか』ってお叱りを受けちゃうわ。
   それに今まで三十余年、思うままやりたいように生きてきたんだから、後悔とかそんなのもない。
   心配する事じゃないのよ。私の事は。心配しなきゃいけないのは太郎くんの方ね。
   いやはや、大変な役目を背負わされちゃったわね」

まるで他人事のように語る相手の気安さに感化されたか、少し緊張が解けたのかもしれない。
僕はこれからのするべき事を、沙織さんに尋ねてみた。

岬「3人仲間集めて敵にあたれ、というお告げみたいなのですが、集まった後どうすればいいのか。
  いくら何でも、素手で得体のしれない相手に立ち向かうなんて……」
沙織「その事だけど太郎くん。3人の仲間を見つけたらなるべく早く私の所に連れてきなさい。その人達と太郎くんに
   特訓をつけてあげるわ。そうすれば私程とまではいかなくても、
   最低限自分の身を守る術は身につくはず。何としても呼んできなさいね」

はいと返事をすると、心底安心したといった笑顔で良かったと言葉を返し、身を乗り上げて僕の頭を撫でてくれた。
どういう心情で頭を撫でてくれたのか、僕にはついに分からなかった。

371 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:09:09 ID:yKt/9G66
優君を助けるために岬君は仲間3人を集める事となった、というところで
第21話は終わりといたします。この仲間集めですが、イベントという事もあり自動的に
判明いたしますので、心配なさらないでください。

この後、聖薇との第3回勉強会についての判定を行って終わりといたします。100点満点となっておりますので、
100点を超えた後はそれ以上の成績アップはありません。



なお、先日の告知で忘れておりましたが、私のTwitterのURLはこちらになります。
https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC
お暇でしたらぜひお越しください。

372 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:12:55 ID:yKt/9G66
A 国語
B 算数
C 理科
D 社会
E フランス語

先に1票入った選択肢で優先的に学習する強化を選択します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
優先学習教科が決定する前の、下の学習判定への投稿は無効になります。


先着1名様で以下のように書き込んでください。!とnumの間の空白は埋めて投稿してください。

★国語 ! num 現在79点
算数 ! num点 現在84点
理科 ! num点 現在79点
社会 ! num点 現在77点
フランス語 !  num点 現在95点★

373 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 19:52:05 ID:YXh75ya+
D

374 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 20:35:19 ID:yKt/9G66
★国語 ! num 現在79点
算数 ! num点 現在84点
理科 ! num点 現在79点
社会 ! num点+! num 現在77点
フランス語 !  num点 現在95点★

間に合えばこれを使って投稿をお願いします。

375 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 22:26:02 ID:???
★国語  2  現在79点
算数  2 点 現在84点
理科  3 点 現在79点
社会  2 点+ 3  現在77点
フランス語 ! num点 現在95点★

376 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 22:28:41 ID:???
★国語  6  現在79点
算数  6 点 現在84点
理科  4 点 現在79点
社会  8 点+ 1  現在77点
フランス語 ! num点 現在95点★

377 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 22:33:42 ID:???
★国語  7  現在79点
算数  0 点 現在84点
理科  0 点 現在79点
社会  1 点+ 0  現在77点
フランス語  7 点 現在95点★

378 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/25(金) 22:53:59 ID:???
今週は仕事の都合上執筆の時間がとれませんので、投稿を休ませてください。

379 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 16:31:20 ID:S3FVxcpM
★国語  7  現在79→86点
算数  0 点 現在84→84点
理科  0 点 現在79→79点
社会  1 点+ 0  現在77→78点
フランス語  7 点 現在95→100点★
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(『汝は親しき者を助けねばならず、それが為に自らも危地に赴かねばならなくなる』……)」

家に戻り普段の生活に戻りただの小学生として登校し、教科書を手に取り勉強をしようとする。
鉛筆を取りノートを広げるが、意識は無間神社でのお告げの事ばかりに気を取られる。

岬「(出会って1月もしない、それも1度あってそれっきりの男の子の命を助けるために、
   僕が殺される危険を背負わないといけないのか?もう既に1度助けているんだ)」
『何を言う。自由奔放勝手放題に生きてきた沙織が、従容と定命を受け入れているではないか。
 それ程重要な事なのだ、おたおたするな』

疑問や不安をこぼすたびに、胸の奥あたりから僕を叱りつける声が聞こえるような気がする。
その声は数多くのご先祖様が口々に語っているようでもあり、全く別人のようにも聞こえる。

岬「(今から思えば、去り際に感じた得体のしれない不安、あの時から僕も危機を感じ取っていたのかもしれない)」

かといって、それではどうすればいいのか。そもそもどんな危機がいつごろに迫ってくるのか。
詳しい事は沙織さんに訊けばいい。そう自分に言い聞かせて騒めきをなだめようとするが、
すぐに胸の奥から黒いもやが立ち込め、心をかき乱してくる。

380 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 16:32:28 ID:S3FVxcpM
???「…さん、……ますか?」

仲間の3人をどうやって探すか。これも難題だ。
今日は勾玉を忘れてしまって探し出せないが、持ってきたところでそう変わりはないだろう。すぐに分かるとは言っていたが、
それにしたってヒントが無さすぎる。光る勾玉の説明をするのも手間だというのに。見つけたとしても

聖薇「岬さん!」

大声にハッとして前を向くと、この勉強会の臨時教師たる早乙女委員長が、柳眉を釣り上げて僕に呼びかけてきている。

聖薇「何をボンヤリしているんですか。今回が最後の勉強会、授業に取り残されないように努力できる最後の機会なのですよ。
   今どこまで話しているか、分かりますか?」

問い詰められてハタと内容を思い返そうとするが、さっぱり思い出せない。

聖薇「もっとしっかりしてください。私達生徒の本分は勉強です、
   そうである以上勉強に取り組んでいる間は真剣に取り組まなければものになりません。そもそも……」

風紀委員長としての目の前の女の子は絵に描いたような厳格さで、間もなく入学しようという生徒を教導している。
お説教をさも聞いている態で受け流した後で、授業は再開される。
余計な叱責を受けないよう意識を集中できたからか、国語とフランス語の授業についてはある程度頭に入ってきた。

聖薇「これで今日の講義は終わりです。次回は確認のテストを行いますから、それまで復習を忘れずに行ってください。
   もし1教科でも80点を下回ったら、10月に入っても居残り勉強してもらいます。そして」

黒板の文字を消した後に、眼鏡を手で押さえながら僕に話しかけてくる。
手を離した後の目元は、くつろいでいて柔らかくなっている。

聖薇「確認テストは私の自宅で行います。絶対に忘れずに来てくださいね」

381 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 16:34:10 ID:S3FVxcpM
岬「(ふう、聖薇の委員長モードがようやく解除されたみたいだ。和やかになったし、何か話でもしようかな)」


A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
B 岬「早乙女さんはどうしてパリに来たの?」
C 岬「早乙女さんの母さん、早乙女電子の社長さんって聞いたけど、本当?」
D 岬「今度の休みに、一緒にどこか出かけない?」(さらに分岐)
E 岬「お母さんとは仲良さそうだね」
F 岬「サッカー部に入ろうかと思うんだけど、何か知ってることってある?」
G 岬「天ケ瀬先輩ってどんな人?サッカー部のキャプテンってこと以外知らなくて」
H 岬「早川さんって女の子なのにとってもサッカー上手いよね」
I 岬「如月さんってどんな人?一緒に風紀委員してるみたいだけど」
J 岬『こんど一緒にどこかへ出かけない?パリの外れに出来た神社へ行ってみようよ』
K 岬「双海っていう双子の女の子、イタズラ好きだよね」
L 岬「水谷さんの話聞いたけど、大丈夫なのかな」
M 岬「弓の方はどう?忙しそうだけどさ」
N 岬『早乙女さんはサッカーに興味ある?一緒に出来たら嬉しいかな』
O 岬『この頃パリも物騒になってきたね、ゲームセンターで暴漢が現れたっていうし、色々事件も起こるし』
P その他、自由回答(要2票)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(『』内は前回の会話時の選択から新たに追加した項目です)

382 :森崎名無しさん:2019/02/02(土) 19:25:27 ID:WrApm4lg
A

383 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 20:06:43 ID:S3FVxcpM
所用につき、しばらく席を離れます。今日中に続きを投稿出来るとは思いますが、
何時位から再開出来るかは不明です。

384 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:00:50 ID:S3FVxcpM
A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(そろそろ遠回しに僕達の危機について、話してみよう)」

今後の事を考え、これからの準備としてほんの少しずつお告げの事について話をする事にした。
これから学校内で仲間が見つかり、協力を求める事となった際、いきなりでは混乱が大きすぎる。
少しでも責任の大きい人間に話を通しておいて、いざというときに説得を容易にしておきたい。

岬「もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?」
聖薇「命、ですか」
岬「うん。自分だけじゃなくて、例えば僕や如月さんとか、学校の誰かが危ない人に襲われたら」
聖薇「その時はこの命にかけても守ります」

要件を伝えきる前に、ゆるみの無い口調でピシリと宣言した。
真面目な顔つきと声色で断言する様子からは、その場の思い付きや冗談を発する時に感じられる軽みは見られない。

聖薇「学校で毎日を過ごすあなた達の安全と安心を守るのが、風紀委員長に与えられた使命です。
   恐怖におびえる人がこれから1人も出ないように、体を張ってでも守ってみせます」
岬「(『これから』?)」

ただ、何か引っかかる言葉も聞こえてきた。

これから。

何か以前にあったのだろうか。その事も気になって話を続けようと思った時だった。



あずみ「ヤッホーっ、久しぶりー岬くん!」

385 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:05:59 ID:S3FVxcpM
A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(そろそろ遠回しに僕達の危機について、話してみよう)」

今後の事を考え、これからの準備としてほんの少しずつお告げの事について話をする事にした。
これから学校内で仲間が見つかり、協力を求める事となった際、いきなりでは混乱が大きすぎる。
少しでも責任の大きい人間に話を通しておいて、いざというときに説得を容易にしておきたい。

岬「もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?」
聖薇「命、ですか」
岬「うん。自分だけじゃなくて、例えば僕や如月さんとか、学校の誰かが危ない人に襲われたら」
聖薇「その時はこの命にかけても守ります」

要件を伝えきる前に、ゆるみの無い口調でピシリと宣言した。
真面目な顔つきと声色で断言する様子からは、その場の思い付きや冗談を発する時に感じられる軽みは見られない。

聖薇「学校で毎日を過ごすあなた達の安全と安心を守るのが、風紀委員長に与えられた使命です。
   恐怖におびえる人がこれから1人も出ないように、体を張ってでも守ってみせます」
岬「(『これから』?)」

ただ、何か引っかかる言葉も聞こえてきた。

これから。

何か以前にあったのだろうか。その事も気になって話を続けようと思った時だった。



あずみ「ヤッホーっ、久しぶりー岬くん!」

386 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:07:41 ID:S3FVxcpM
今日はこれまでにいたします。思ったより再開に時間がかかり過ぎてしまいました。
明日はもう少し投稿できるようにしたいです。

387 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:20:42 ID:m0OntpQw
これより投稿を開始いたします。なお、幕間にて演出の都合上
物語描写の視点が変更されます事をご了承願います。

388 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:22:06 ID:m0OntpQw
教室後ろのドアから、短髪サッカー少女が現れる。
会話中である事などお構いなしの開けっぴろげなあいさつの後、トタトタとこちらへ歩み寄ってドカリと隣の席に座りこむ。

あずみ「あらやだデート中だった?面白そうねえたまには忘れ物してみるもんだわ」
聖薇「早川さん」

再び指で眼鏡の縁を押さえ、あずみちゃんを問い質す。顔は険がかかっていて、傍目にも苛立っているのが分かる。

聖薇「人との話中に割り込んで放埓に座り込んで茶々を入れるなど、少々無礼が過ぎるのではありませんか」
あずみ「うるさいわねえ、クドクドクドクド行儀に注文付けて
    華道教室の師範のお小言ですかこのヤロー。三つ指ついてお辞儀しないとおしゃべりもできない訳?」

聖薇「早川さん!この際ですからあなたに話しておきたい事があります、あなたは少し自由奔放すぎます!
   学校は成績が良ければいいというところではありません。
   身を修めて行いを正し、世に出て人から後ろ指を指されぬような生き方を身に付けていくところです。
   それをあなたは自分はおろか、他人まで巻き込んで遊び回って」
あずみ「他人までって、もしかしてあたしのゲームセンターに友達連れて行った事?それならこっちも言ってやるわよ!
    あたしの所へ遊びに来る友達に、1人のワルもいないんだから!
    あたしより勉強出来るのも一杯いるし、優しい人もいーっぱいいるわ!」

389 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:23:24 ID:m0OntpQw
まさに泥沼。性状的に反りが合わないらしく、数分もしないうちにいがみ合いをはじめてしまった。
このまま喧嘩されては収拾がつかない。早いところどうにか収めなければ。

あずみ「だいたい……」
聖薇「そもそも……」

パアン!

言い争う2人の間に手を伸ばし勢いよく叩く。不意打ちと高音で2人とも動きが止まったのを見計らって、事態の収拾を図る。

岬「そこまで。こっちの話は、えっと、今度早乙女さんの家で
  テストとかをするって事なんだから。そう聞かれて困る話じゃないよ」

命の危機については伏せておきながら、あらましをさっと述べ、解決案を提示してみる。

岬「そういえば話を聞いて思いついた事があるんだけど、早乙女さん。今度の勉強会に早川さんも招いてみたら」
聖薇「えっ、それは」
あずみ「いやよ!こいつの家で勉強なんて」

岬「まあまあ、勉強するのは僕だけだから、あずみちゃんは家でゆっくりしていればいい。
  早乙女さんの家は珍しいものがいっぱい置いてあるから、退屈しないと思うよ。
  それに如月さんも一緒に来る予定になっているから」
あずみ「如月って、千早の方?」
岬「そう。如月さんとは仲が良いの?」
あずみ「姉っていうより弟の方はね。うちの所にあの双子ちゃん達に
    連れられてやって来たことがあって、それ以来一緒に楽しくやってるわよ。
    それが縁で千早とも知り合って、時々おしゃべりするようになったかな」
岬「そうか。それは良かった」
聖薇「岬さん、ちょっと」

390 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:24:45 ID:m0OntpQw
横から聖薇が口を挟んでくる。異議を差し込まれる前に機先を制する形で、彼女に話しかける。

岬「早乙女さん、早川さんとは何回か色んな場所で交流の場を持った事があったけど、元気で真面目で裏表のない、良い子だと思う。
  一度親しくつきあう場を作って話し合えばきっと理解しあえると思う。どうかお願いします」
聖薇「え、いや、そんな」

聖薇に向けて頭を下げる。恭しく懇願する姿を見てうろたえ気味に相手は僕の言葉を受け止め、観念して提案を了承した。

聖薇「分かりました。母に頼んで早川さんも受け入れてもらえるようにします。ただし食事が始まるまでの間
   マロニエの調理の手伝いをしてもらうのが条件です。手伝うといってもそれほど多くはありませんから、
   見物をしたり話をする時間は十分にあります。それでいいですね」
あずみ「そうね。そういえばコイツの家に来るのも初めてだし、マロニエ料理を作るのも初めてだから、
    いい暇つぶしになりそう。うん、行くわ」
岬「うん、決まり。それじゃあ時間も遅くなったし、残りは歩きながら話そう」

こうして半ば強引に仲直りの場を持たせた後、疑問を持たせぬうちに席を立たせ帰路につかせた。
これまでの様子からしてテスト時間中の聖薇は僕に付きっきりでもう1人は千早を加えて調理に勤しむだろうし、
食事中は僕が仲裁に加われるからどうにかなるだろう。こうして、
どうにか事が大きくならないうちに、家路につく事ができたのであった。


*早乙女家の食事会にあずみも加わる事になりました!
登場人物間の感情が明らかになりました!
あずみ→(うるさい)→聖薇
聖薇→(だらしない)→あずみ

391 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:26:19 ID:m0OntpQw
           第22−23話間幕間 『知らせ』


早乙女「マロニエよし、もち米よし、蒸籠に破れはなし、砂ふるいに穴は開いていないっと」

今日は娘が初めて学校の友達を呼んで家にやってくる。そのうちの1人はあの日に訪れた男の子、
彼の勉強成果を確認するテストを家で行い、ついでに食事会を行うという事だが、
せっかく人足となる子が来てもらったのだ。その子にも力仕事で調理を手伝ってもらおう。

早乙女「(それにしてもあの子が男の子をねえ。ようやく立ち直って来たかしら)」

娘の回復にホッとしながら料理の準備を始めてようとすると、チリリリリと電話の鳴る音がする。
掴みかけた布巾を置き、受話器を取り上げると、懐かしい声が聞こえてきた。

早乙女「もしもし、あら、石清水社長さんじゃない」
石清水「ははは、随分なあいさつだなあ愛、だいぶ前に婿入りしていたはずじゃないか」
早乙女「ふふふ、ごめんなさいねあなた、ちょっとふざけてみたくなりました」

電話から聞こえてきたのは大切な人からの声でした。久しぶりに声が聞けて顔がほころんでしまいます。

早乙女「樹里亜は元気かしら?」
石清水「元気だよ、日に日にやんちゃになってきて相手になるのは格闘みたいなものだよ、すっかり元気になった」
早乙女「良かった。聖薇の方も人を恐れなくなったみたいで、今日はお友達を家に連れてくるのよ」
石清水「そうか、それは良かった……と言いたいところだが、実はそうも言っていられなくなった」
早乙女「言っていられないって、何かありましたの?」
石清水「ああ、聖薇を襲った犯人の事だ」

392 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:28:09 ID:m0OntpQw
早乙女「えっ!?」

思わず大声を出した後、ハッとなってキッチンのドアを開けて周囲を見回しました。
幸い、私の他には誰もいません。すぐに戻って犯人の詳細を尋ねます。

早乙女「本当!?」
石清水「ああ、本当だ。3年前にガードマン3人を膾のように切り刻み、聖薇を恐怖のどん底に陥れた憎むべき男、
    正体もろくに分からず、かき消すように姿を消していた奴が、どうも愛と聖薇のいるパリに来ているらしい」
早乙女「それは確かな事?警察ですらろくな手掛かりを掴んでいないというのに」
石清水「残念だが、確かなようだ。うちの会社のパリ支社から、犯人の人相に似た人物が入ったとの連絡があった。
    それを確認すべく調査部の専門の人員にその人物を追跡させたが……
    2日後、路地裏で全員遺体で発見された。バラバラに切り刻まれて」
早乙女「!」

一瞬、フラリと体がよろけそうになりましたが、何とか手すりに手を伸ばして事なきを得ました。
何人もの人間を躊躇なく殺し、娘を一時恐怖と不信の底に叩き込んだ悪魔。
好奇の目に晒される聖薇を守るため、ひっそりとパリの隅に隠れ住みようやく落ち着いたところで湧いて出た災難。
信じたくはありませんでしたが、事実である以上は娘を守る方策を取らなくてはいけません。

石清水「大丈夫か?」
早乙女「ええ平気よ。心配しないで」
石清水「それならいいんだが、愛は昔から無茶しやすい。気を付けてくれよ」

393 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:29:42 ID:m0OntpQw
早乙女「あなたこそそんな事を。私に負けず劣らず命がけの事をしたではありませんか。それより、今後の事について」
石清水「そうだその事だ。愛の父上や母上とも相談したのだが、やはりここは警備の厚い日本に戻るべきかと」
早乙女「いえ、ここで迂闊にバタバタするべきではありません。
    まだ相手の出方や意図も分からないのに、無暗に動くと相手に存在を悟られるかもしれません。
    しばらくはじっとしているべきかと」
石清水「し、しかし」
早乙女「私が命にかけても、娘は守りぬいてみせます。
    あなたは会社から、必要なら外部の人間を雇い入れてでも、犯人の意図を調べ上げてください」

キッパリと帰国の勧めを断り、様子が分かるまでじっと息を潜めている事を伝えました。
主人はしばらく黙っていましたが、決心がついたようでもう声に迷いは無くなったようです。

石清水「分かった。詳しい事が分かり次第すぐに伝える。
    愛の方も動きが知れたり、万一危険な目にあったらすぐに伝えてほしい」

分かりました、そうしますと主人に伝え、受話器を置いた後すぐにぐらりと体が崩れ落ちそうになりました。
すぐ近くに椅子が無ければそのまま醜態を晒していたかもしれません。
そうして聖薇がコツコツとノックをするまで、私は混乱した感情を押さえ込むため、椅子から身動き1つできませんでした。

394 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:32:15 ID:m0OntpQw
            第23話『テスト、食事会、そして告白』


岬「早乙女さん、おはよう」
聖薇「おはようございます、岬さん」

朝7時。太陽こそ昇っているとはいえ、何とも早い時間だ。
これまで受けてきた個人学習の総仕上げとして、僕はこれからテストを受ける事になっている。
ここで1教科でも80点を下回れば、入学してからも補習を受けるはめになってしまう。
昼ごはんとその後のおやつ、マロニエ餅作りのために強行軍とはなるが、なんとしてもクリアしておきたい。
別室に案内された後、試験時間等の簡単な説明を受けて、最終テストがはじまった。

先着1名様で以下のように書き込んでください。!とnumの間の空白は埋めて投稿してください。

★国語 86+! num点
算数  84+! num点
理科  79+! num点
社会  78+! num点
フランス語  100点
(前回の段階で100点越えしているため固定)★



以上で本日の投稿は終わります。

395 :森崎名無しさん:2019/02/03(日) 22:46:50 ID:???
★国語 86+ 0
算数  84+ 2
理科  79+ 3
社会  78+ 4
フランス語  100点
(前回の段階で100点越えしているため固定)★

396 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:48:10 ID:WmYfsMY2
★国語 86+ 0 点 算数  84+ 2 点 理科  79+ 3 点 社会  78+ 4 点
フランス語  100点(前回の段階で100点越えしているため固定)
⇒国語86点、算数86点、理科82点、社会82点、フランス語100点★
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドアは閉まり、聖薇と向かい合った2人きりでの形でテストがはじまる。
家に返ってからきちんと復習に取り組んできたおかげで、苦手だった理科や社会もスラスラと
答えを書き入れる事が出来ている。おそらくは目標たる80点を突破していく事が出来るだろう。

そうやって苦手科目を突破し、比較的自信のある国語のテストに入る。
昼食までにテストを終わらせるという予定上、それほど休み時間は多くない。
そのため3教科目の問題を全て書き終わった頃には体が沈み始め、指先には乳酸がたまっていて動きが鈍くなりかけてきていた。

幸い監督官は今、先に解いた理科・社会のテストの問題と解答用紙を見比べ、答え合わせをしている。
これまでに時折母親に呼ばれて中座して、戻った後はしばらくの間
一層の厳戒態勢で臨んでくるため、未だにチェックが終わっていないらしい。
そう言う訳で現在若干の余裕が生まれている。僕の座る席は窓に接していて、視線を横にそらすだけでも外の様子がよく見える。
聖薇の視線がこちらからそれているのを確認してから、悟られないようにそっと目玉だけを動かし、外の景色を眺めた。

マロニエの葉は秋を感じさせる黄色い色づきとなっている。
棒で叩き落としたためだろうか、幹の高さが上がるごとに枝先のマロニエが多く実っている。
丸々とした実から視線を下ろし木の下の光景に目をやると、ちょうどル・エストへ向かおうとする、
千早とあずみちゃんの姿が見えた。

彼女達2人はほとんどくっつかんばかりに密着して歩いている。
よく見るとあずみちゃんの右手にはウォークマンが握りしめられ、そこからそれぞれの右耳左耳にイヤホンがかかっている。
ウォークマンの持ち主は空いた左手を突き出し、次にグルグル勢いよく振り回しながら、
右へ左へとリズムを取っていて、傍目にも分かるほどノリノリになっている。
その傍らで同じ曲を鑑賞している同伴者も、じっとしてこれといった身動きはしていなかったものの、
表情は満足気で音楽に聞き惚れている様子がありありと伝わってくるものだった。

397 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:50:00 ID:WmYfsMY2
聖薇「お疲れさまでした。これで試験は全て終わりです。結果は昼食後に集計して返却しますので、しばらくお待ちくださいね」

5教科全てのテストがようやく終わり、肩をなでおろす。

岬「ようやく終わった。ああ、疲れた」
聖薇「問題を解くのは大変ですが、この事を忘れようとしたら、またここで勉強ですよ。これからも頑張ってくださいね」

試験官だった目の前の相手もホッとした様子で言葉を返す。試験中の定規で測ったような固い口調が和やかに丸まっている。
階段を下りて皆で昼食を食べる部屋まで行くと、千早にあずみちゃんが配膳をしていた。
2人ともエプロンを着けているが、どちらも粉や水滴がかかっているところを見ると、料理作りに奮闘してくれたのだろう。

千早「あら、岬君。こんにちは」
あずみ「ようやく生きて帰って来たか、お疲れさん!」
早乙女「2人ともお疲れ様、ちょうどご飯が出来たところだから、みんなでいただきましょう」

後ろからCDプレーヤーの用意をする、このお店の主人の声がする。千早が手に持つ皿をテーブルに置いた後、
パタパタとプレーヤーの所へかけて行き、プレーヤーそばのケースを取りCDを出す。

398 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:52:11 ID:WmYfsMY2
千早「あの、次はこれを流してもらえませんか。みんなで一緒に」
早乙女「そうね。はい、どうぞ」

CDをセットして開き口を閉ざし、再生ボタンを押す。
流れてきたのはいかにも折り目正しいクラシック・ミュージックだった。

早乙女「あら、モーツァルトの弦楽四重奏曲じゃない。たしか、ええと」
千早「『狩』です。弦楽四重奏第17番変ロ長調K458の。これが好きなんです」
早乙女「あら本当。あれは佳いわ。優雅さと活き活きとした気っぷの良さが両立して互いに損なっていない。
    14小節目のあたりからの、風にそよぐ木の葉のさざめきの中から、憂をおびた少女が立ち現れてきそうな風情が心地いい感じ」
千早「はい。私もそこは大好きです。チェロがスービト・ピアノ(※1)にかかる中、
   ヴァイオリンが息をひそめて途切れそうになるか細い、それでいて心臓を高鳴らせる旋律を奏でる所は特に。他にも……」

呪文のような昔の音楽の題名をスラリと言ってのけ、生き生きとした表情で音楽の魅力を語っている。

岬「(僕の周りにはどうしてマニアな女の子が集まるんだろう)」

ふっとそんな事が頭に浮かんだが、思案を深める間もないまま、今度はあずみちゃんが目ざとく腰につけた袋に目をつけてきた。

あずみ「あ、なにそれ?お土産?プレゼント?」

沙織さんからもらった勾玉を入れた袋を物欲しげに指さしている。優を助ける仲間を見つけるため、
肩に紐かけぶら下げて持ち歩く事にしている。
ル・エストに来るまでも、袋から取り出して日にかざして、該当者がいないか探した。
本当にパリの中から3人も探し出せるものか、どうか。
それでもこの食事会の話題にはなるし、これから人探しを行うにあたって協力とはいかなくとも、
理解してもらえればこれからの活動の助けになる。そう思って袋から取り出した時だった。


勾玉が、光った。



399 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:53:17 ID:WmYfsMY2
爆発のような、光だ。

青白く蛍の光のようにボンヤリと光っていた勾玉が、袋から外に取り出した途端照明弾の如く爆発的に発光した。
沙織さんから渡された3つの勾玉は全て手で握りしめているが、その隙間からも眩しく光が照りつける。
思わぬ事に動転して手を開くと、青く輝く光源は矢を射る勢いで光を放ち、あずみと千早と聖薇に刺し貫かんばかりの速さで照射した。


あずみ「うわっ!?」
千早「えっ!?」
聖薇「ま、まぶし……!」


目がくらむ程の閃光だった。3人をバッと照射した後は急激に光勢が衰えたが、
それでも埃1つない白熱電球程に、勾玉は輝き続けている。

余りの事に少女3人は言葉も出ない。僕もあほうのようにポカンとして言葉を失っていたが、
ようやく落ち着きを取り戻して、事の次第を説明しようとした。

岬「あの、これは」
早乙女「岬くん」

400 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:54:55 ID:WmYfsMY2
聖薇の母親にやんわりと呼び止められる。
これ程の異常時にも関わらず、この人は顔にほほ笑みを絶やさず、声に少しの震えも見られない。
何を話すかとジッと集中して目の前の婦人を見つめる。

早乙女「食事にしましょう」
岬「えっ」

目の前に羽虫がまぎれこんだ程度の涼やかさで僕の動揺は受け流された。

早乙女「せっかく聖薇の友達が手伝ってくれた料理、冷ましてしまったら勿体ないわ」

吹き込んだ風をお便りにしたような軽やかな仕草で、スッと手の平をテーブルに指し示す。
その仕草で魔法が解けたかのようにハタと反応をしはじめる。
はじめどのようにすればいいか逡巡しているようだったが、結局どうしていいか分からず指示通りに席へついた。
僕も間が抜けた形となり、再び何か言う気力も起きなかったので、大人しく自分の席に座る。

早乙女「ふふふ、どれもとても美味しそう。それでは、いただきます」

岬「い、いただきます」
あずみ「……いただきます」
千早「……いただきます」
聖薇「……いただきます」

401 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:57:09 ID:WmYfsMY2
目の前には小さなフランスパンが数切れに、衣とセロリの葉に覆われたカツレツ、
玉ねぎニンジンベーコンに月桂樹の葉1枚がプカリと浮かんだビーフシチューが置かれている。

カツレツは噛むほどに口の中いっぱいに滋味あふれる肉汁がほとばしり、香草の豊かな香りが鼻の中を心地よく刺激する。
お肉の味は鶏とは違うようだ。おそらく仔羊の肉を使っているのだろう。
ビーフシチューの肉は煮込んで柔らかくなっていて脂もよくまわっている。
噛むたびに滋味あふれる肉汁がにじみ出てきて、とてもおいしい。

おいしい料理と女の子達に囲まれて食べる食事だが、今の事態を考えるととても楽しむ気にはなれなかった。
周囲の女の子達も何を話せばいいのか分からないようで、ただモーツァルトの四重奏が流れるままになっている。
曲はすでに最初の所から随分進んだようで、舞い踊った蝶が年老いて打ち沈んだような、憂いる空気が流れていた。

岬「(まいったなあ、こんな空気になったら協力させづらいや。もう一度話しかけた方が良いかな。
   それともここは黙って自分の考えをまとめるか、そうでなければ他の人に別の話題を振って、
   この場の雰囲気とこれからの状況を変えておくのが良いか。どうしよう)」

あれこれ考えた結果、僕はこうすることにした。

402 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:58:50 ID:WmYfsMY2
A 岬「すいません、やはり今ここで話させてください」(光る勾玉、そしてお告げの事について語ろうとする)
B 岬「僕はこれからどんなお手伝いをすればよろしいですか?」(午後からの予定を尋ねる)
C 岬「早乙女の、お母さん?何か面白そうなものありますか?」(雑誌などのアイテムについて訊いてみる)
D 岬「如月さんorあずみちゃん達がここに聞いてた曲って何?」(千早とあずみが聞いていた曲について尋ねる)
E 岬「如月さん、あれから優君は元気です?」(当事者に最も近い千早になんとかそれとなく察しさせる)
F 岬「あずみちゃん、詳しい事はあとで話すけど……本来君には関係ない事なんだ」
   (一旦こちらから距離を置かせることで断るタイミングを失わせ、
    その後の関係の進展から引き受けるように持って行く)
G 岬「ああ、美味しいね、早乙女さん」
   (頑張った2人について触れるように話を持って行き、和解のきっかけを作る)
H  その他、自由回答(要2票)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、Dを選択する際は、話しかける相手の名前も記載してください。

403 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 15:05:00 ID:WmYfsMY2
用事があるため一旦失礼します。続きが今日のうちに書けるかどうかは今のところ分かりません。

※1:スービト(subito)=ただちに、すぐに。つまりスービト・ピアノは
  「すぐに音の強さをピアノほどにちいさくせよ」との意味。


あと、テクモ版キャプテン翼6を熱望する方が、こんなサイトを作っていました。
とても興味深いので皆様もぜひどうぞ。

「キャプテン翼6 夢のワールドカップ」
https://www65.atwiki.jp/captaintsubasa6/

404 :森崎名無しさん:2019/02/11(月) 15:34:02 ID:++8ZGTlE
G

405 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 17:30:19 ID:WmYfsMY2
済みません、今日は投稿できそうにありません。
どうか今しばらくお待ちくださいませ。

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