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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[868]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 15:02:16 ID:???
しかし、そんな魔理沙を嘲笑うかのように、霊夢は一発、ぶっつけ本番で成功をさせてみせた。
魔理沙がまだその新技でゴールを決めていない今。
霊夢は空中で、オーバーヘッドの姿勢をとりながら、ボールにドライブ回転をかけるという荒業を成功させ。
見事にゴールを決めてみせたのだ。
魔理沙(私が一発で決めてりゃ良かった……理屈じゃわかるが……)
それでも、納得しきれない。
チームが勝利に近づいたとはいえ、ストライカーとしての意地が納得をさせない。
省48
[869]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 15:03:16 ID:???
シュウウウウッ……
早苗「げふっ……かはっ……はぁっ……」
神奈子「さっ、早苗!」
博麗連合の者達が自陣に戻り始めていた頃、一方で守矢フルーツズのゴール前では。
主要たるメンバーたちが、地面に倒れ伏した早苗の元に群がっていた。
先ほど、全力でのセービングを連発した事により、もはや早苗は体力の限界に近づいており……。
既に超サナエモードは解かれ、姿は元通りに戻っている。
省63
[870]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 15:04:43 ID:???
萃香「……キーパー交代だ、いいね?」
早苗「はい……後は、お願いします……」
いつまでも項垂れる早苗に対し、萃香はポンと肩を叩きながら交代の旨を伝えると。
キーパーグローブを嵌め、ゴール前に移動をする。
それを見ながら、早苗は汗を拭いつつベンチに向かい、名無しの天狗と交代をしようとするのだが……。
神奈子「待ちな、早苗!」
早苗「え……な、なんでしょうか神奈子様?」
諏訪子「交代は無しだ……早苗、最後までフィールダーで出場をしてくれ」
早苗「え!?」
省44
[871]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 15:06:09 ID:???
キーパーとしての早苗は、霊夢と魔理沙の前にほぼ完敗に近い結果を残すだけに終わった。
しかし、まだフィールダーとしてならば……ドリブラーである早苗の能力は、必ず得点を取るのに必要となる。
諏訪子がそう呟くと早苗は迷いを見せながらも……やがて頷き、了承をする。
早苗「……40分まで、フィールダーは実質9人になる事になりますよ」
神奈子「覚悟の上だ。 そうまでしても、早苗にはいてもらわなきゃ困る」
早苗「……わかりました。 では……お任せをします」
省77
[872]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:50:51 ID:???
こうして試合は再び仕切りなおしとなり、守矢フルーツズのボールで再開される。
後半の時間はまだまだ30分以上残っており、1点差ならば十分覆せる……。
昨日の試合、脅威の粘りと執念で2点差をひっくり返し、一度は逆転劇を演出した守矢フルーツズならば。
今日もまた逆転をしてくれるものだと、守矢フルーツズの応援団は誰もが思っていたのだが……。
文「すいすいすい……っと、ここまではやっぱり運べるんですけど……」
コンガラ「もう二度と貴様は通さん!」
文「やっぱり〜!」
省48
[873]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:51:53 ID:???
ジョン「さぁ〜、後半既に30分を過ぎるも、まだ守矢は反撃の糸口すらつかめていません!
試合を押しているのは完全に守矢フルーツズですが……。
しかし、有効打を打てず、未だスコアは2−1! 博麗連合が一歩リードをしている状況!!
果たして守矢フルーツズ、このままなすすべなく敗退してしまうのか!?」
早苗「くっ……!」
萃香「行きたい気持ちはわかるが、しっかり体力の回復に努めな!
今行ったって大した事は出来ないだろう!?」
省55
[874]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:52:53 ID:???
神奈子「!? くっ……私のエクスパンデット・オンバシラでも駄目かい……!!」
諏訪子「あーうー……」
基本的に遠い位置から打つ事を主眼とした神奈子のエクスパンデット・オンバシラの利点は。
センターサークル付近から放とうとも、決して威力が落ちないという点がある。
しかし、逆に言えばそれしか特色が無いものでもあった。
つまり、幻想郷全土で見れば見慣れた威力のシュート。
その程度のシュートならば、ここまで博麗連合のゴールを守りきっているキクリを通す事は不可能である。
省49
[875]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:53:53 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「あっ……あああああ〜っとぉ! これは上手い!!
衣玖選手、キクリ選手のクリアーボールをすばやくパスカット!!
試合から殆ど消えていた衣玖選手、ここで面目躍如の活躍! カウンターのピンチを脱しましたァ!!」
衣玖(豊穣の神様程ではありませんが、私もパスカットにはそれなりの自信を持っておりますので……。
さて、それではこのボールを……)
省46
[876]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:54:54 ID:???
この試合、完全に文を止め続けてきたコンガラ。
それに対して、何度も何度も諏訪子達の指示でドリブル突破を仕掛けていた文。
知らず知らずの内にコンガラは文を、「ドリブルしか能が無い選手」と判断をしていた。
そして、それこそが文が付け入る隙となったのである。
文は決してドリブルしか出来ない選手ではない。
当然、一番の武器はその俊足を生かした圧倒的なドリブル能力。
しかし、射命丸文は烏天狗という種族の才能を忌憚無く発揮した高い空中戦の技量――。
省49
[877]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:56:00 ID:???
天子の落としたボールに向けて走りこんでいたのは、守矢フルーツズの二柱。
キクリは完全に裏をかかれマークに向かえず、他のDF達もブロックに行けない。
完全にフリーの、絶好機。
ポストプレイを成功させた天子はニイと笑みを見せてしてやったりの顔を浮かべ。
センタリングを上げた文は不安そうな顔を二柱へと向ける。
霊夢「玄爺、落ち着きなさい! その二人に低い球のシュートは無い!!」
神奈子「さぁて、そいつはどうかな?」
省40
[878]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/07/17(土) 17:57:04 ID:???
そう、このシュートもまた、今大会に向けて開発をしていた二人の合体シュート。
ロングシューターである神奈子が前線まで上がる機会があまり無い為、自然と使う機会が無かったが……。
しかし、だからこそ奇襲としては見事に成功を果たしていた。
ブレながら回転し、ボールは枠の中に入るのだが……。
玄爺「真正面! これなら取れますぞ!!」
神奈子達の放ったツインシュート――諏訪大戦は、GKである玄爺の真正面に飛んでいた。
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0ch BBS 2007-01-24