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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】
[308]森崎名無しさん:2011/11/17(木) 23:18:03 ID:???
三杉「君こそ何を言っているんだ」
[309]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:23:19 ID:???
後半開始から1分も立たない内に入れられた、幻想郷4点目のゴール。
これを受けて更に窮地に立たされたアルゼンチンは、次のキックオフをディアスに頼らぬ攻撃方法で攻めようとした。
ディアスの体力、そして調子を考えればこの考えは妥当であり。
事実上、フィールドの指揮官となっていた永琳は左サイドのパルスを使ったサイドアタックを仕掛けさせる。
リグル「わはははは! そんなドリブルでこの私を止められると思うてかー!! リグルタックルー!!」
パルス「何をする!!」
省74
[310]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:24:30 ID:???
ディアス「(なんでだ……どうしてだ……俺は……俺は……。 俺は、ファン=ディアスだぞ!!)」
ヒューイ「ぎゅぎゅーんタックルだ〜!!」
ディアス「ぐおっ!?」
パスカル「ディアス……!(駄目だ……もう……もう、脚が痙攣しちまってる!)」
その後もアルゼンチンは――ファン=ディアスは攻勢を仕掛けた。
彼は自分が天才であると認識していたし、大層な自信家でもあったし、事実、類稀な才能を持った選手だった。
省68
[311]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:25:33 ID:???
お空「うにゅううううう! 天に二つのストライカーはいらにゅう! さとり様……昔のように、もう一度ぬくもりを……」
ガルバン「ぐばば……があああああああああっ!?」
輝夜「んー……お空も絶好調ねぇ。 ……なんだか守備もだいぶ楽になりそうだし、パチュリー、レティと交代していってくれる?」
パチュリー「……必要性が無い交代だと思うけれど?」
輝夜「いいから、行って頂戴よ(早く試合勘を取り戻してもらわないとこっちは困るのよ……)」
省57
[312]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:26:43 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「こ、これは……これは幻想郷、なんとなんと、アルゼンチンを相手に10−0という大差をつけてしまったァ!!
なんという事でしょう! どうした事でしょう!! 誰がこのような結果を予想したでしょうか!?
まさかまさかの結果に、この私も、もはや言葉もありません! どうしてこうなった! どうしてこうなった!?」
省80
[313]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:27:50 ID:???
誰もが、もう終わりだと思っていた。誰もが、このままアルゼンチンが終わると思っていた。
それは観客たちもそうだったし、フィールドで戦う戦士たちもまた、そうだった。
試合の残り時間は5分となく、点差は10点差で、ここからひっくり返されるというのは常識で考えて無理な事だった。
ピピィーッ!!
バムッ パシッ ……タタタタ
ディアス「はぁっ……はぁっ……」
反町「なっ……?!」
お空「ま、まだ来るの!?」
省45
[314]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:28:51 ID:???
ヘロヘロ……
ディアス「ぐっ……はぁ、はぁ……!」
パチュリー「……仕掛けるわよ、紅葉の神、ヒューイ」
静葉「(着地した衝撃から立ち直れていない……その上、私はともかくパチュリーとヒューイちゃんに囲まれては……)」
ヒューイ「(もうボロボロなのにどうしてまだ戦おうとするのかな〜)」
ディアス「……こんな囲みで……もう、奪った……つもりかァ!!!」
ダシュッ! ポーンッ!! バシィッ!!
静葉「は……は……!?」
ヒューイ「えっ、な、なんで……!?」
省57
[315]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:30:12 ID:???
にとり「かぱー! そんなボロボロじゃ私たちだって抜けないよ!」
妖精1「(河童と一緒なら止められる!)」
ディアス「はぁっ……はぁっ……ど、け……よッ!!」
シュパンッ!
にとり「ひゅいぃっ!?」
妖精1「ま、股抜き……!?」
そして、ディアスはボールをにとりの股下を通して最後の壁を突破した。
ディアスにしてみれば地味な抜き方ではあるが、彼にはこうするより他に手は無かった。
省58
[316]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:31:12 ID:???
妹紅「ゴールなんてさせないぞっ! それぇぇえええええええええええええっ!!」
バカァァァァンッ!!
このボールに、CB――藤原妹紅が追いつき、豪快にクリアーをする事に成功した。
もしもディアスの体力があれば、ディアスが本調子なら、ボールに勢いがしっかりあれば、入っていたかもしれない。
だが、そのループシュートはあまりにも遅く、あまりにも稚拙だった。
妹紅がクリアー出来たのも当然と言えば当然であり。
省32
[317]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/18(金) 01:32:43 ID:???
もこたん空気嫁。という事で判定はありませんが本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。
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0ch BBS 2007-01-24