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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】
[651]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:28:56 ID:???
>>648-650
なんかよくわかりませんが、流行っちゃいましたからね。
正直中の人としても困惑をしてるのですが、まあ、楽しんでもらえてるんならそれでいいかな、と。
それくらいしか騒ぐネタを用意出来ない中の人の落ち度でもありますしね。
[652]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:30:30 ID:???
ジョン「さぁ〜、現在後半30分を過ぎた所! 残り時間は15分となりましたが……ウルグアイ、まだ諦めない!
右サイドハーフの文選手、またも右サイドを走りチャンスを作りに動きます!!」
シュタタタタタタッ!
ジョルジュ「……やはり私の守備だけは大陸一でないので止められない」
文「(ここで負けたら優勝記事も書けませんし、何より鬼にどやされますからねぇ……。
しかし、こうやってサイドを駆け上がっても……)」
省77
[653]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:31:32 ID:???
ビクトリーノ「(……試してみる価値はあるか! どうせこのまま手を拱いていたら時間切れなんだ!)アヤ!!」
文「(あのサイン……もう一度勇儀様へのパス、ですか。 ……仕方ありませんねぇ!)勇儀様、お願いします!」
パシュッ!!
策を思いついてからのビクトリーノの行動は早かった。
まず彼はボールを持つ文に、再度勇儀にボールを渡すようにサインを送る。
これを受けた文は、またボールが取られるだけだろうと思いながらも指示には逆らわず勇儀へとパス。
省48
[654]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:33:01 ID:???
ビクトリーノ「(よし、ここまでは上手くいった! 後は俺次第……!!)」
こいし「こ、このッ!! 最初っから鬼が突破出来ないのわかってわざと……!!」
ルスト「やーりゃがったなこんちくしょー!!」
しかし、このビクトリーノにもすぐプレスがかかる。
ドゴールと共にマークについていたこいし、守備全般で優れた能力を持つルスト。
彼らを抜かなければ、ビクトリーノの作戦は成功をした事にはならない。
ビクトリーノ「(……抜く! 俺のドリブルは……)」
省27
[655]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:34:16 ID:???
ジョン「あ、あああっ!? これはビクトリーノ選手、素早く勇儀選手のフォローに走り。
こいし選手とルスト選手を吹き飛ばし、そのままゴールまで突き進もうとしますが……。
なんとフランスキャプテン、ピエール選手がここまで戻っていました!!」
ビクトリーノ「(嫌な時に……だがよ、簡単にはやらせねぇぜ!!)」
ピエール「(やはり追加点を取るのは厳しい……この1点は必ず死守してみせる!!)」
正面に回り込んだピエールを見るなり顔を顰めるビクトリーノ。
省38
[656]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:35:26 ID:???
ここでピエールはこの試合で最大の誤解をしてしまった。
ビクトリーノが狙っていたのは、突破をし、ゴールに近づいてからのミドルシュートではなく。
自分が囮となり、ボールをキープしてからストライカーにボールを渡しゴールを奪ってもらうというもの。
これにいち早く気づけたのは最後方から敵の攻めを見ていたさとりだが、その察知も遅く。
ビクトリーノのパスは自分の本来いる場所――左側のストライカーがいるべき場所へと通る……が。
ピエール「通……さんッ!!」
チィッ!!
省43
[657]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:36:26 ID:???
勇儀「(正直、気に入らん……! こんな私を見くびるような策を練った大将が……!!)」
一歩足を出し、踏みしめ、勇儀は前に進む。
彼女は憤慨していた。
自分を見くびるような策を考え、小細工とも言えるその策を弄したビクトリーノに対して。
勇儀「(だが、結局私は抜けなかった……! あのこいしも抜けず……あまつさえ、吹き飛ばされた! 力の勇儀ともあろうものが!!)」
二歩目を出し、更に勇儀は前に。
彼女は憤怒していた。
省53
[658]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:37:27 ID:???
勇儀「 四 天 王 奥 義
三 歩 必 殺 」
[659]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:38:28 ID:???
ヒュンッ!!
ブラボー「シルバースキンッ!!」
ベルジェル「く、くそーっ!! キャラは立ってないけど、こんな所で失点してたまるかーっ!!」
勇儀が吼えると同時、遅れてブラボーとベルジェルはシュートコースを防ぎに向かった。
こいしとドゴールに勇儀を任せきりにしていた為にフォローが遅くなった彼らは、勇儀をフリーにさせてしまった。
その落とし前をつけるべく、なんとかブロックをしようとした。
省43
[660]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/28(月) 02:39:43 ID:???
(BGM:守護神-The guardian
youtube
)
この一瞬の出来事を見て、観客席にいる選手達は誰もが思った。
ヘルナンデス「(あれは取れない! あれは……取れないんだ!!)」
イタリアが誇るヨーロッパNo.1キーパー、ジノ=ヘルナンデス。
彼は実際にウルグアイと戦い、その勇儀のシュートにより2失点を喫していた。
ある意味ではこの中で一番勇儀の恐ろしさを知っている彼は、これは止められないと断定をした。
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0ch BBS 2007-01-24