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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[905]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/25(木) 00:50:00 ID:???
******

※システムメッセージ※
収穫祭での「○○大会」は剣術・馬術・体術の内、その時点で最も高いパラメータで
自動的にエントリーされます。
難易度及び判定内容、報酬はどの大会であっても変わりません。

大会はトーナメント制で行われ、判定は1〜3回戦、準々決勝までが能力チェック。
準決勝、決勝戦は個人戦闘形式で行われます。
なお、収穫祭での戦闘で使用するガッツは通常のガッツとは別個のパラメータとして扱い、 省23

[906]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/25(木) 00:51:30 ID:???


「……ハン、こんなんじゃ肩慣らしにもならねえな」

サウスドルファンの広場に、剣術大会の会場として設けられたステージがどよめいている。
その中心にしてどよめきの対象は、他ならぬ森崎有三であった。

「ほら、審判さん。頼むぜ」
「あ、そ……そこまで! しょ……勝者、ユーゾー・モリサキ!!」

森崎自身に促され、審判の男が片手を上げて宣言する。
小さく息をついた森崎が剣を収め、ステージから降りていこうとするその時になって、 省30

[907]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/25(木) 00:53:27 ID:???
***

『これでベスト4……あとは準決勝と決勝戦だね』
「ま、ここまでは楽勝だったが……この先は、そうはいかねえかもな」

ふわりと肩に乗ってきた小さな相方に向かって、森崎が呟く。
天幕の中に戻ってきた勝者は、森崎が四人目。
即ち、準決勝に残った最後の一人である。
ぴりりとした空気を発するのは、それぞれ距離を置いて座る三人の男たちであった。

「……」
『次に当たるのは……あの人だよね』
省41

[908]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/25(木) 00:54:30 ID:H96KMhgc
一見すればただ座しているだけに思えるが、しかし森崎はその静かな佇まいの中に
確かな鍛錬の証を見て取っていた。

『クラウディオ・メオン……だっけ?』
「個人でエントリーしてるみたいだな。西洋圏出身らしいが……さすがにここまで残ってるだけはある。
 見た感じ、立ち居振る舞いに隙はねえ。いい感じに気合いも乗ってるぜ」
『ふうん。油断はできないんだね』
「ああ。それで、あいつと当たるのが―――」

森崎が、向かって右に目線を移す。
そこに座っていたのは、

省24

[909]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/10/25(木) 01:03:58 ID:???
四天王最後の一人 →  ダイヤ7
二回引きなおせるし…。

[910]傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/10/25(木) 01:05:06 ID:???
一回くらいは引き直しますか、リドローで。
四天王最後の一人 →  ダイヤK

[911]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:47:53 ID:???
***

ダイヤ→ 確か以前に埠頭で見かけたスキンヘッドだ。長棍を磨いているぞ。


天幕の隅でこちらに背を向け、得物らしき棍を磨いている男。
顔は見えなかったが、その禿頭と背格好、そして何より特徴的な得物を見紛うことはない。

『あの人、キミがこの国に来た日に会った……』
「トサカ野郎の兄貴……だな。名前は何て言ったっけか」

夕暮れの埠頭。
ソフィアに絡んでいたチンピラを叩きのめした森崎の前に悠然と立ちはだかった男である。 省35

[912]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:48:57 ID:???
何を想像したのか、ピコが怪訝そうな表情で言うのへ森崎がため息をつく。

「おいおい、相手はこそ泥や引ったくりだけとは限らねえんだぞ。
 火付け、押し込み、殺しの捜査、武器弾薬の密輸にテロ、麻薬まで区警の領分だ。
 最前線は命懸け、実戦経験じゃそこらの騎士なんぞ足元にも及ばねえだろうぜ」
『で、あのサムって人は最前線にいたの?』
「知らねえよ、んなこた」
『……』
「ま、ここまで残ってんだ。運もあるかも知れねえが……それだけじゃねえ、ってことさ」
省35

[913]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:49:58 ID:???
「……!」
『うわ……おっきい』

森崎とて、南欧の人間と比べても決して背の低い方ではない。
しかし眼前の男は、その森崎よりも頭一つ分以上の差をつける巨漢であった。
全身を覆う鎧のせいもあろうが、肩幅や胸板は森崎の倍はあろうかとさえ思える。

「……」
「ん? どうした、これから戦う者と交わす言葉はないか?
 グアッハハハ、いかんぞ、あまり硬くなってはいざという時に力が出ん!」
省39

[914]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:50:59 ID:???
***


広場の熱狂は既に最高潮に達している。
午後の陽射しを跳ね返すような歓声が、天幕から出た森崎に浴びせかけられる。
今更緊張を覚えるでもなく、心地良さすら感じながら舞台の中央へと歩み出る森崎。

「―――先程までの戦い、見せてもらった」

声は正面、漆黒の鎧の男である。
兜こそ被っていないが、全身をくまなく覆う板金鎧を纏いながら呼吸を乱すこともない。
手にしたハルバードの穂先が、陽光にぎらりと照り映える。
省35

[915]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:52:00 ID:???

「いざ、参る―――!」

男の斧槍が、大気を切り裂いた。


******

森崎有三
ガッツ:50
ATK:192 DEF:198 SPD:128 ini:25

発動中パッシブスキル:
受身/個人戦闘時、DEF値を+10する。

アクティブスキル:
(名称/消費ガッツ/効果)
牽制打/10/そのターンの攻撃ダメージを70%とし、命中値を+30する。
スマッシュ/10/攻撃の最終ダメージを150%として計算する。
シールドワーク/ 0/攻撃ダメージを必中で5、防御ダメージを50%にする。 省15


0ch BBS 2007-01-24