※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】


[563]森末(仮):2015/01/15(木) 23:34:10 ID:???
>A.惜しい所まで行ったにも関わらず、勝てなかった悔しさ
===================================================================
やがて恐怖心が過ぎ去ると、板野の胸中に現れたのは――試合に勝てなかった、という事実に対する純粋な悔しさであった。
キャプテン翼の……そして、キャプテン森崎の読者でありファンである板野には、
このハンブルグ戦というのがどれ程勝つ事が難しい試合であったかは重々承知していた。 省59

[564]森末(仮):2015/01/15(木) 23:35:11 ID:???
松山「! 板野……」

板野の変化に真っ先に気づいたのはこの中で一番付き合いが長いと言える松山だった。
彼は微かに呟くように……しかし、はっきりした声で絞り出された板野の声を聞くと驚いたような表情を浮かべる。
板野の性格は、端的に言えば酷く子供っぽい。
それは純粋で素直とも言え、
それに加えて人並の優しさを持つ彼の口から口汚く『畜生』という言葉が出た所を松山は見た事が無かったからである。
しばらく呆気にとられたように板野を見つめる松山だったのだが……。 省48

[565]森末(仮):2015/01/15(木) 23:36:13 ID:???
板野「ちくしょう……! ちくしょう……!」

新田「(フリーだったってのに決めきれなかった……!
    シュート以外なんの役にも立てない俺が力を見せれるのは、唯一あの場面だけだったってのに!
    これじゃ合宿で散々付き合ってくれた板野さんに申し訳がたたねぇよ!)」
反町「(殆どプレイに絡めなかった……出場出来た時間が短いのもあるけど、結局その程度の選手としか見られてないって事なんだよな。 省55

[566]森末(仮):2015/01/15(木) 23:37:20 ID:???
早田「(2点目のアレは板野の指示もあるが、俺がシュナイダーを止めきれなかったのも一因っちゃ一因だ。
    クソッタレが! カミソリファイター早田誠の名が聞いてあきれるぜ!)」
中西「(DFとしてのアピールはぼちぼち出来たとは思うけど……ほんま、あくまでぼちぼち程度やったなぁ。
    今のまんまやと、ただの立花の土台役や)」
中里「(今日の試合、拙者は何もしておらぬ……オーバーラップも失敗に終わり、守備は言うまでも無し。 省32

[567]森末(仮):2015/01/15(木) 23:38:23 ID:???
そして――それは彼らだけではない。

井沢「(松山ですらハンブルグを相手にまるで何も出来てなかった……俺じゃやっぱりOMFは無理……。
    い、いや、違う! 松山は確かに凄い奴だが……俺だって決してアイツに負けてる訳じゃないんだ。 空中戦での強さとか。
    アイツ以上に力をつけて、奪い取りさえすればいいだけの話なんだ……)」
次藤「(……シュナイダーのファイヤーショット。 あれは……あれは間違いなく板野のマグナムシュート以上タイ。 省63

[568]森末(仮):2015/01/15(木) 23:40:00 ID:???
一旦ここまでです。ここからはNPCシーンが長くなるかもです。

[569]森崎名無しさん:2015/01/16(金) 00:11:45 ID:???
連日更新乙です&おかえりんさい

[570]森末(仮):2015/01/16(金) 02:07:29 ID:???
シュナイダー「すまんな、みんな。 ラストパス、決め切る事が出来なかった」
カルツ「はー……あそこで決めてくれりゃー格好よかったってのによ。
    ま、そこら辺は言いっこなしだ。 誰だってミスキックくらいはあるからな」

こうして全日本のメンバー達が悔しさに身を震わせていた頃。
ハンブルグの選手たちもまた、(一部の者を除いて)集まり声を掛け合っていた。
常にハンブルグは全日本に対してリードを許すという展開だった為に、 省75

[571]森末(仮):2015/01/16(金) 02:08:44 ID:???
若林「(くそっ! くそっ! くそっ!! どうしてこうなった!! どうしてこうなった!!)」

そんなハンブルグの面子とは違い、そう簡単に割り切れない男がいる。
若林源三である。
先ほどからシュナイダー達を恨みがましい目で見つめていた彼であったが、
シュナイダー達が無視を決め込んでいると判断するとすぐさま八つ当たりをするように地団太を踏み始めた。

若林「(こんな筈じゃねぇんだよ! 本当なら5−0くらいで勝ってる筈なんだよ!! 省75

[572]森末(仮):2015/01/16(金) 02:10:13 ID:???
真「ふー、終わったねー。 これでやっと一息つけるよ」
響「実況ってずーっと喋ってないといけないから疲れるぞ……うー、これ本大会でもしないといけないんだよな?」
真「本当なら本職のアナウンサーの人とかにやって貰えればいいんだけどなぁ。
  ま、プロデューサーもこれも一つの経験って言ってたんだし、頑張ろうよ」

一方、この試合の全てを全日本へと中継する為に同行をしていたTVクルー。
そのスタッフの一員である765プロ所属アイドル、菊地真と我那覇響の2人は、 省78

[573]森末(仮):2015/01/16(金) 02:11:34 ID:???
それから数十分後。
やがて選手たちが帰り支度を済ませ、またTVクルーも早々に撤収し……観客たちも誰もいなくなった試合会場にて。
一人、森末は物陰に隠れながらため息を吐いていた。

森末「(はぁ……なんとか引き分け。 もうちょっと勝てそうだった分惜しかったといえば惜しかったけど、それでも十分過ぎる戦果だ。
    板野も若林からゴールを奪えたし、キャプテンもほぼ安泰と言っていいな。
    でもやっぱりイタリアの事が不安過ぎるよ……)」
省78


0ch BBS 2007-01-24