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1- レス

【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】


[736]森崎名無しさん:2014/11/02(日) 22:28:39 ID:???
さとりと1対1やっても必殺パスを使えば簡単にゴールできるよね

[737]森崎名無しさん:2014/11/02(日) 22:30:11 ID:???
イタリア戦でヘルナンデスから点を取ったあの技の出番かな?w

[738]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 00:54:48 ID:dDZFc3Ho
★さとり→想起「エンシェントデューパー」 53 ( ハートK )( 4 + 5 )=62★
★パスカル→パスカット 48 ( クラブJ )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=56
 永琳→パスカット 51 ( ハート10 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)=62★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしててゐがフォロー

さとり「(……一体、私は何をしているのでしょうね)」

いざ放たれた、我ながら不可解な軌道を描くパスを見ながらさとりは、内心でそう呟いた。
省63

[739]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 00:57:28 ID:???
〜回想シーン〜

――あれは幻想郷にサッカーが流行し、地底にも少し間を置いてその余波が届いた頃だったろうか。
この頃には既に例の間欠泉や怨霊騒ぎはひと段落しており、地上の人間の興味が空飛ぶ宝舟に移っていた。
そのため、元々嫌われ者の集まりだった地底の住人を態々気にする地上の妖怪や人間も殆ど消え去っており、
つまりその中でもとりわけ嫌われ者だった地霊殿の一門については、誰からも干渉されない状況が再び続いていた。
省69

[740]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 00:59:12 ID:???

地霊殿全体が揺れる程のノック。 そして、二階奥の私室に潜んでいてもハッキリと聞こえる程の大声。
さとりは辟易した様子でベッドから立ち上がり、愛用するハート柄のスリッパを履きながらドアを開けてエントランスに向かう。
相手が相手なだけに、使用人やペットに処理をさせる訳には行かない。 社交的では無いさとりだったが、その程度の常識はある。

勇儀「おっ、来た来た。 頼むよ古明地ィ。 ウチのチームにゃ、お前さんの実力が必要なんだ。 省69

[741]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 01:00:26 ID:???
さとり「……昨日も言いましたが、私は忌み嫌わられた闇の住人なんです。
勇儀さん。 貴女のように地底に居てもなお太陽のように明るく輝き、人妖に天道を示すような存在には到底理解不能でしょうが。
私は、これ以上人を傷つけたくも無いし、自分も傷つきたく無い。 そんな性根の捻じ曲がった、根暗で醜い女なんです。
だから、私に声を掛けるのは止めて下さい。 代わりに、お燐や空ならばお貸ししますから――」
省60

[742]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 01:03:40 ID:???
その日、勇儀はこれ以上話さなかった。 そして次の日、さとりは後悔する事となった。
「もしもサッカーをやって人気が出たら、外に出るようにする」
……鬼を相手に、軽はずみにそう口約束をしてしまった事を。
また、さとりは考慮していなかった。 自分のペットは自分を慕ってくれてはいるが。
それが即ち、彼女たちが自分のイエスマンであるとは言えないという事を。
――その結果、勇儀が来訪して来たその次の日。


*****


−旧都郊外 仮設サッカーコート−
省49

[743]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 01:04:51 ID:???
――勇儀に加えて、ペット達の陰謀もあって無理やりにサッカーコートへと連れ出されたさとりは、
当然、帰りたい気持ちで一杯だった。 お気に入りの小説も読み切っていないし、新作恋愛小説の執筆もまだ途中なのだ。
勝手に自分を連れ出したお燐と空にもお仕置きをしたい所だが、それ以上に人混みに対する不快感が優っていた。

さとり「帰ります」

さとりはスッ、と立ち上がってサッカーコートから抜け出そうとしたが、ここで根本的な問題に気付く。 省55

[744]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 01:06:03 ID:???
空が言いたい事は分かる。お燐が内心そう考えているという事も読み取れる。
しかし、その上でやはりさとりは帰りたかった。
嫌われたく無いという思いが第一だったが、サッカーなんてやれる自信も普通に無い。
この時のさとりのサッカー知識は、「左右の網にボールが入ったら1点」以上にしか無かったのだ。
(読書好きのさとりだったが、パチュリーのような専門家とは違う為、知識は割と偏っている)

勇儀「大丈夫大丈夫! 私もサッカーのルールは良く分からんのさ。 省59

[745]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 01:08:13 ID:???
勇儀「さ〜て。 今日は私が考えた最強のフォーメーションで行くよ!
まずはFWを3人体制だ! 波状攻撃で攻めていこう! そんでMFだが……」

さとり「(……どうせこの方は、そんな事を感じた事も、そんな目に遭った事すら無いのでしょうね。 ――心底、羨ましいです)」

――勇儀は、さとりの内心も慮らずに意気揚々とフォーメーションの話を始めていた。
この「地底妖怪FC」というチームはどうも、勇儀が地上に居る鬼仲間に対抗すべく最近立ち上げたチームであり、 省60


0ch BBS 2007-01-24