※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】


[922]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 11:57:06 ID:???
1990年某月。
ハンブルガーSVユース部門は深刻な人材難に陥っていた。

メッツァ「うわあああああああっ!」

グオオオオオオオオン!
バギグアアアン!

メッツァはキャプつば名物の交通事故にあい、

ボプルセン「なんで跳ね飛ばした位でレッドカード出しやがるんだ、この…ド低脳があーッ!」

バギッ!ゴッ!グシャアッ!

ボプルセンは裁定を下した審判に暴行を加えたかどで、2か月間の出場停止処分が下された。
省23

[923]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 11:58:34 ID:???
ちょうどその頃、若林財閥は秘密裏にあるプロジェクトを進行させていた。
一言でその計画を語るとすれば、最強の肉体に最強の科学装甲をまとう生体強化戦士を作り上げることである。
生物の限界を、コンピューター等に見られるバグ発生とその影響に関する諸現象を生物学的に援用する事により、
肉体的能力を飛躍的に高めようとする試みは若林財閥でも行われ、
かなりの時間と費用と人的資源を費やす事で達成しようとしていた。
そして遂に、1人の生体強化戦士の試作人を生み出すことに成功した。
省30

[924]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:05:22 ID:???
見た目こそ殆ど変っていないものの、腰や胸回りをはじめとした体つきが丸みを帯びており、
色気さえ感じそうな艶めかしさを漂わせている。なによりも、

井沢?「すみません……俺なんかじゃいたって何にもなりませんよね、
    いやそもそもこんな出来損ないなんか目に映るのもけがわらしいですよね……」
若林「待て待て別にこっちはお前を責めてる訳じゃない!……こっちの博士連に文句があるだけだ。
   ……おい、井沢をどうしてくれるんだ?随分と人間が違っているみたいだが」
省40

[925]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:08:27 ID:???
研究員「それでは若林様、しばらくの間ハンブルガーSVで彼を預かってもらいます」
若林「なっ!?こ、こいつをか!?」
井沢?「いいんですよ、俺なんかほっとけばすぐ消えるんですから……」
若林「だから違うって言ってるだろ!どうして俺がこの、えっと……」
研究員「クラウス・ブーアメスター、私どもは彼をこう名付けています」
若林「クラウスか、こいつの名前は……いやそうじゃない、ハンブルガーに預けるって……」
研究員「既にチームには許可を取っております」 省30

[926]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:11:43 ID:???
研究員「研究の現状を申し上げますと、バグ現象に関する研究は緒に就いたばかり、
    分からない所や推測によるところも多々あります。
    我々としましてもそうした事が無いよう吟味を重ねたのですが、残念ながら上手くいかず」
若林「上手くいかずだと!勝手に生み出しておいて何だそれは!」
研究員「1週間後には泡のように消えるようになっています。いまわの際に苦しみを感じる事は無いでしょう」
若林「そんな事を聞いてるんじゃない、クラウスはどうすればいいかって事だ!」 省29

[927]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:13:57 ID:???
呼気にため息を混じらせながらの一言に、一層若林はやるせなくなる。
いくら出会ったばかりとはいえ、超常現象的な消滅であるとは言え、
これからチームメイトになる仲間が一週間後に死ぬという事実に平然としていられる訳が無かった。

若林「……すまん、俺にはどうする事もできん」

人間は他人の不幸に対して無限の忍耐力を持っている。誰の名言か知らない言葉がフッと浮かび、
腹ただしげに返事をする。

クラウス「えっ、いや、若林さんならこういう事知ってると思って」 省18

[928]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:16:32 ID:???
これからのチームメイトとのファーストアタックについて。
思いもしない内容の質問に若林は絶句する。聞き入っていると勘違いしたクラウスは
そのまま話し続ける。

クラウス「いや、人との付き合い方ってやっぱり初めが肝心だと思うんですよ。
     下手すると『なんだこの根暗、ちょっとシメてやろーぜ』とか、
    『なんでもハイハイと聞きそうだな、上手い事金ヅルにしてやるか』とか思われるかもしれませんし」

若林「い、いや……」 省26

[929]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:21:07 ID:???
クラウス「なんかこう、想像できないって言うか、実感がわかないというか、
どうしてかあんまり恐怖心が湧いてこないんです。まだ死んだ事がないせいですからかね……」

場の空気を暗くしないようにと愛想笑いを浮かべるクラウスの言葉に、
今日何度目かの混乱を若林は味わった。

あの時のやり取りはクラウスも間近にいたのだから、聞き逃しはありえない。
海馬に何か細工をされたかとも考えたが、死ぬという事を覚えている以上その可能性はない。
省25

[930]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:24:01 ID:???
ハンブルグ監督「よしみんなきけ」

数日後、試合前のミーティング開始をハンブルガーSVユース監督が告げる。
あれからクラウスは短期研修生として受け入れられ、仲間からは問題なく引き受けられた。

ハンブルグ監督「知っての通り今日はフランスのシャンゼリゼFCとの親善試合が行われる。
        手元にあるこちらの能力を参照し、良く考えて試合に臨め」


(次レスにてハンブルガーSVデータ表示)

省4

[931]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/09(日) 12:26:05 ID:???
ハンブルガーSV選手データ
FW
選手名     ド  パ シ  タ カ  ブ せ  総 高/低  ガッツ 
・クラウス    71 70 71 70 69 70 70 491 2/3    850 
・ヤラ      68 69 70 66 67 66 68 474 2/1    700 
シューア     67 68 69 65 66 65 67 467 1/1    700 
クライン     67 68 69 65 66 65 67 467 1/1    700 
ヘッケル     67 68 69 65 66 65 67 467 1/1    700 

MF 省53


0ch BBS 2007-01-24