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1- レス

【滅びの】俺inキャプ森8【バーストマグナム】


[653]森崎名無しさん:2015/02/22(日) 16:54:52 ID:???
しかしディアス小さいくせに競り合い高すぎよね、原作どおりなんだけど

[654]森崎名無しさん:2015/02/22(日) 17:06:48 ID:???
天才ですから

[655]森崎名無しさん:2015/02/23(月) 01:24:19 ID:???
天才がゆえに。
競り合いは体格は二の次。ポジションが取れればいいからね。


[656]森末(仮):2015/02/23(月) 01:56:16 ID:???
そしてしばしの休息を挟み、後半戦が始まる。
イタリアボールで開始された後半は、まずゲームメイカーのバンビーノが指揮するパスワークで遅攻を仕掛けた。
同点ではあるものの、まだ焦るような時間帯ではない。
ゆっくりとゲームを作り確実にしとめればいいという狙いがイタリアにはあった。

バンビーノ「(それにアルゼンチンは昨日の試合を見る限りパスワークをカットするのが少し苦手なようだからな。
       ここはこれで正解だ)」
ディアス「(そう来るか、まあ予想内だ)」
省48

[657]森末(仮):2015/02/23(月) 01:57:47 ID:???
ディアス「(よし、ここだみんな!)」
アルゼンチンメンバー「「「(わかった!)」」」

マイボールにし、アルゼンチンが為す術もない様を見せつけられた安心感から棒立ちをし思案するバンビーノ。
それが隙に繋がり――ディアスは見逃さず、一つの指示を飛ばすと……。
彼に向けて、パスワークが止まった所で一斉にアルゼンチン守備陣が襲いかかる。

ルジェリ「捕まえたぞ!」
パルス「パスで逃げさせなどしない!」
ブラウン「ここだぁっ!!」

バチィッ!
省49

[658]森末(仮):2015/02/23(月) 01:58:59 ID:???
こうしてボールを奪い返したアルゼンチンは、当然このボールをエースに渡した。
イタリアからボールを奪える機会はそう多くない。
確実なチャンスを確実に決めるには――どうしても絶対的なエースに頼るしか彼らに選択肢は無かったのだ。

ブラウン「頼む、ディアス!」
ディアス「頼まれたぁ!」

ダダダダダダダーッ!!

そして、頼られたエースは、ようやく到来したチャンスに歓喜しながら迷う事なくゴール前からドリブルを開始した。 省48

[659]森末(仮):2015/02/23(月) 01:59:59 ID:???
ディアス「どんどんかかってきな! この俺を止められるもんならなぁ!!」
ヘルナンデス「挑発に乗るなよ、みんな! 下がれ、下がるんだ! PA内を固めろ!」

そして更に速度を上げ、中盤を越え、一気にイタリア陣内に入るディアス。
普通ならばプレスをかけて前目で止めようとするこの状況で、加えて言えばディアスも挑発めいた言葉を吐いている中。
それでもキャプテンのヘルナンデスは、作戦通りディアスから安易にボールを奪いに行く事を禁じ、
引いて守るよう指示を飛ばした。 省66

[660]森末(仮):2015/02/23(月) 02:01:08 ID:???
ヘルナンデスが更に言い含め、絶対に飛び出さないようにと指示を出そうとした瞬間、フィールドに咆哮が響き渡った。
ある者はその声量に驚き、ある者はその形相に驚き――そしてある者は、その姿を見て笑みを浮かべる。
サルバトーレ=ジェンティーレ。
ディアスが挑発を繰り返すたびに再びその顔面を真っ赤に染め上げ、
やがて怒りの沸点が最高潮に達すると同時に彼はヘルナンデスの指示を無視して一気にディアスの元へと駆けて行った――。
そう見えた。

ズダダダダダダダダダダーッ!!
省51

[661]森末(仮):2015/02/23(月) 02:02:28 ID:???
2人が激突する刹那。

トリノ「! ジェンティーレ!!」
ジェンティーレ「!!」

ガキィイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!

イタリアDFの1人、トリノの声がジェンティーレの耳に届き、その数瞬後、ジェンティーレとディアス。
世界最高峰のドリブラーとDFの両者は、一対一でぶつかり合った。

ディアス「(うおっ! やっぱり重い、上に速い! だがそれだけやりやすい!)ぐわあああっ!!」

ガシャアアアアアアアアアアアッ!!
省22

[662]森末(仮):2015/02/23(月) 02:04:22 ID:???
ピピィーッ!!

ディアス「(よし、これで楽出来るな)」

うつ伏せになりながら審判の笛を聞いて、ディアスはほっと安堵の溜息を吐いた。
2度の立て続けのファウル、しかも今度も相手は頭に血が上っておりとても偶然には見えない状況。
この状況でジェンティーレにカードが出されない筈が無いと、ディアスは考えていたのだ。

ざわ……! ざわ……!!

やがてディアスの耳に観客たちのざわめきが聞こえてきた。 省35

[663]森末(仮):2015/02/23(月) 02:05:40 ID:???
ディアス「………………」
ジェンティーレ「(フン、子ザルが。 下手糞なマリーシアにこの俺が二度もかかると思ったのか?)」

何が起きたか理解出来なかったディアスは、不意に視線を横に向けジェンティーレを見やった。
そこには――危険なスライディングタックルではなく、立ちあがった姿勢のままボールを確保しているジェンティーレの姿がある。

ジェンティーレは決して頭に血が上り、平静を失ってディアスに突撃をした訳ではなかった。 省80


0ch BBS 2007-01-24