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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】


[518]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:06:34 ID:???
アモロ「(……学校には、嫌な思い出もあった。ナポレオンにイジメられたり、先生から補修で叱られたり……。
     だけど、それ以上に楽しい思い出も多かった。皆と食べるお弁当、文化祭、そしてサッカーの練習!
     今まで僕は皆に守られてきたけれど、それじゃあ駄目なんだ。僕が……守る!)
     ――う、うおおおおっ!」

バァァァァッ!!

アモロは思い切って飛んだ。ザルキーパーの蔑称が付いて回る彼だが、 省40

[519]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:09:04 ID:???
美鈴のシュートはアモロの身体をも飛び出して、ゴールへと推進していく。
アモロは決死の覚悟を嘲笑われた事に対して狼狽するも、それ以上に身体が動かない。
ボールはコロコロとゴールネットへと吸い寄せられて行き――。

パサッ……。
――ピピィィィィィィイイイイイイイイイイイイイッ!!


レジスタンス 1 − 3 生徒会チーム



実況「呆気なく決まってしまいました。これで試合は1−3! 省70

[520]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:18:53 ID:???
ナポレオン「……おいソリマチ。何笑ってやがる」

FWとして近くに居たナポレオンは、反町が乾いた笑いを漏らすのを見逃さなかった。
彼は反町の襟首を掴みあげて不良さながらの剣幕を飛ばすも、反町の反応は変わらない。

反町「(……いや。ナポレオンはまだマシかな。俺と違って不良のリーダーだし、皆を纏め上げる力もありそうだ。
    日向程じゃないにしても、後はコイツに任せるのが一番良いんじゃないのか……?)」
省41

[521]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:26:13 ID:???

ぱちんっ。

早苗がそう思い至った時、「彼女」は既に行動に移していた。
彼女は反町に歩み寄ると可愛らしく、しかし確かな強さで彼の頬を叩いていた。
顔に涙を湛え、その素朴な表情をくしゃっと歪め、虚ろな反町に呼びかける彼女は――。



穣子「一樹君……違うよ。一樹君が言いたいのは、そんな事じゃない。私には……私だから、分かるもん」



反町「……みのりこ、さん……」
省9

[522]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/26(木) 01:27:45 ID:???
すみません、今日の更新はここまでです。明日は愛の力で反町君が覚醒します。(恐らく)

[523]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:49:53 ID:???
仕事とか外出で期間が空いてしまいましたが更新します。

私事ですが、今日漸く秘封新作の燕石博物誌を入手しました。
ピュアヒューリーズや凍り付いた永遠の都など最近お気に入りな曲がアレンジされてて、私的にはかなりツボな曲集でした。
オリジナル曲はブックレットの文がちょっと怖かったのもあり、禁忌の膜壁が印象に残ってます。
同人ショップで750円程度で買えるので、軽い気持ちで買ってみても良いと思います(宣伝)

[524]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:51:42 ID:???
穣子「違うよ……一樹君は、そんな事。本当は思ってない」

穣子は虚ろな反町に対してそう断言した。

穣子「一樹君はずっと私達の事を想ってくれていた。でも、それだけじゃない……!」

反町「…………」

反町は泣きながら必死になって何かを伝えようとする穣子の綺麗な顔を静かに見つめていた。見つめる事しかできなかった。

穣子「……一樹君は、本当は自分も輝きたいって思ってる。日向くんや森崎くんや翼くん。ピエールくんみたいに、 省53

[525]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:54:41 ID:???
穣子「うん。それで大体あってるけれど、正確には違うんだ。神様と、そうじゃない人間や妖怪達。
    この二つの違いはね……本当は、そんなに変わらないの。
    肉体を持った人間だって、他者からの信仰を受ければ現人神になれるし、
    精神に依拠する妖怪も、強い信仰によって仏神になったりもする。
    ――だから、要するに。神様ってのは、私やお姉ちゃんだけじゃなくって……」
省68

[526]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:57:11 ID:???
反町は最初、自分にしかできない事など何もないと、途方に暮れる気持ちだった。
自分は日向のようには勿論、森崎や翼のようにも、ピエールのようにも、強い意思と力でチームメイトを従える事はできない。
また、幻想郷で出会い、共に戦う事となった少女――鈴仙のようにもなれないと思った。
鈴仙は確かに強い意思や力は無いが、その弱さを素直に認め、それを埋めてくれる多くの仲間達に恵まれている。
……しかし、自分には鈴仙程自分の弱さに対し素直になれないし、仲間の数も多くない。 省66

[527]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/05/29(日) 02:58:44 ID:???
――ピィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!


静葉「……一樹君、穣子! 一気に行くのよ!」

バッ! ――バシュウッ、バシュウッ!

実況「静葉選手、ここでワンツー……! いや、これはただのワンツーではありません!」

早苗「あれは……連続ワンツー! 相手はきっと、穣子さんと、そして……!」

反町「(……俺にしかない武器。それは穣子さんと、そして静葉さんとの愛の力だ!)――行くぞ、ピエール!」

バッ! バシュウウッ!
省17


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