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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】


[348]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 11:00:37 ID:???

アヤソフィア「貴女が永琳さんからどのような説明を受けてるかは知りませんが。
         経験則として、こと人間の狂気程危うく、制御できないものはありません。
         そしてサッカーという場は、人間の狂気を殊更に増幅してしまう。
         ――であれば、こうしたものを放置しておくのもおかしいでしょう?」

カルロス「だ、だが。サッカーを通して救われる人も大勢いる! 俺もそうだった! 省57

[349]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 11:02:08 ID:???
アヤソフィア「前者についての回答はパスで。しかし、後者について。
        ――私がどのように、サッカーを滅ぼそうとしているのかについては、お答えしましょうか。
        ……私は次の幻想スーパーJr.ユース大会で、ブラジル代表として出場します。
        そして、ブラジル代表を優勝へと導きたいと思っています。
        これにより、私はサッカーが滅んでいくものと確信しています」

鈴仙「?? ブラジル代表が優勝すれば……」
省36

[350]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 11:04:47 ID:5lYnVivE
鈴仙は、そんなカルロスに対し……

A:「カルロス君。……アヤソフィアの野望は、止めないといけないわ」カルロスに奮起を促す。
B:「アイツは……多分まだ迷ってる。そんな気がする」アヤソフィアを案じる。
C:「アルツール君が入院している病院、紹介してくれないかしら」アルツールが気になる。
D:「やれやれ。サッカーで世界を平和にするって、コーチと約束したんだけどなぁ……」自分語りする。 省20

[351]森崎名無しさん:2017/07/02(日) 11:11:56 ID:DIDH0ey+

えーりんなら治せるかもだし

[352]森崎名無しさん:2017/07/02(日) 11:12:37 ID:z8oHNFjw
C

[353]森崎名無しさん:2017/07/02(日) 12:28:17 ID:m7R/IVps
E

[354]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 18:13:05 ID:5lYnVivE
C:「アルツール君が入院している病院、紹介してくれないかしら」アルツールが気になる。

鈴仙「――そうだ」

鈴仙はアヤソフィアが言っていた内容を思い出した。
アルツールは今も市内の病院で植物人間状態――ならば、まだ彼は死んでいない。

鈴仙「ねぇ。良ければアルツール君が入院している病院、紹介してくれないかな?」

カルロス「……え? あ、ああ。構わないが」

思い立った鈴仙は泣きだすカルロスを強引に引っ張り、 省39

[355]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 18:15:36 ID:5lYnVivE
〜サンパウロ市内・病院〜

その病院の環境は、鈴仙の想像していた以上に劣悪だった。
医療器具の不備不足は勿論、感染管理についても理解が乏しい様子が見受けられ、
病院は病院でも、野戦病院のようだと鈴仙は感じた。

カルロス「……日本では、誰もが安価で高品質な医療が受けられるんだろう?羨ましいよ」

そう呟くカルロス。話を聞くと、アルツールの養父が残した蓄えのお蔭でここまで持ちこたえられたが、 省51

[356]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 18:16:45 ID:5lYnVivE
カルロス「驚いたな。まさか医師としての知識まであるなんて。
      まるでロベルト本郷と同世代で活躍した名FW・ドトールみたいだな、君は」

鈴仙「ありがとう。でも私はまだ研修医扱いだし。それに……アレとは一緒にされたくないし」

カルロス「?」

その様子に改めて目を丸くするカルロスだったが、彼が引き合いに出した相手が、
今やコリンチャンスのセクハラコーチと堕してしまっている事には気付いていないようだった。 省50

[357]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 18:17:49 ID:5lYnVivE
鈴仙の提案は、カルロスにとってその内容はさておき、とても有り難い物だった。
しかし一方で、優等生的な彼は、彼女がここまで尽くしてくれる事について負い目を感じていた。
無論それがサッカーの試合等で左右する事にはならないにせよ、彼としてはその思いに応えたかった。

カルロス「分かった。君のその他者に尽くす精神を尊重しよう。
      だが――俺は手放しで誰かの助けを受けたくはない。……そうだ」
省62

[358]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/02(日) 18:19:24 ID:5lYnVivE
カルロス「……それに、少なくとも小さい頃の俺は、アルツールの養父を畏怖なんてしなかった。
      だって、そうだろう? サッカーの上手い親友の家のお父さんは、もっとサッカーが上手かった。
      それで、俺とアルツールが切磋琢磨して上手くなる姿を、いつもニコニコして眺めてくれていた。
      たった、それだけの人だったんだ。だから、俺にとってこのノートは、あの伝説のストライカー・ジャイロの遺品ではなく。 省77


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