※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[124]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:28:31 ID:???
穣子「へぇ〜。何かワクワクして来たね、一樹君! 私達、これからファンタジーの世界に行っちゃうんだよ!」

反町「(俺からすると、幻想郷の時点で大分ファンタジーの世界なんだけど……)」

パチュリー「質問だけど。そこにはきちんとした、サッカー設備があるのでしょうね。
       書物の知識では、魔界は全体的にサッカーが浸透していないとあるけれど」

ナズーリン「問題は無いと思う。確かに、中央都市であるパンデモニウムよりも、エソテリアは後進的だ。 省53

[125]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:29:32 ID:???
さとり「成程。サッカー設備も、住居の当てもあるという事ですか。
    貴女達、メキシコ派遣組が魔界カップが始まるに先んじて、魔界への移動を提案した理由が分かりました」

にとり「ま、私は一刻も早く、自分で直した聖輦船に乗ってみたいだけだけどね!」

アリスさん「……………」

静葉「どうしたの、アリスさん。何だか神妙な顔をしているけれど……」

アリスさん「!? べ、べべベ別に! 何も無いわ! 私と魔界には、なーんの繋がりも無いのよ! オホホ!!」
省50

[126]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:30:52 ID:???

反町「お、俺、大丈夫なのか……? そんな所行っても」

パチュリー「それが不思議なのよね。あんたは普通の人間だと思っていたけれど。
       調べてみると、強い毒の魔力を感じるのよ。まるで魔術師か何かみたいに……」

穣子「それがなくても、私達の信仰ラブパワーがあるから大丈夫だよっ!! ……たぶん」

――そして、いよいよ一行は出発の時を迎える。

コーチ「鈴仙。……思い残した事は無いかの。タルの中は調べたか?」
省39

[127]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:32:38 ID:???
メオン「次は負けん……! 『マインドスパークルマイン』で来い! レイセン!」

鈴仙「(メオン君……グレミオ戦では負けてボロボロに叩かれた彼も、前を向いているんだ)」

ザガロ「くそったれーーーー! この俺達サントスを無視して魔界に行くなど許さんぞーーーー!!」

ディウセウ「オラ達もこれから、カイオー様って人の所に行って修行するんだぞーー!
       次はぜってー、負けねぇからなーーーーー!」
省65

[128]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:35:44 ID:???
ネイ「れ、レイセーーーーンッ!? なんで行っちゃうんだよ。俺とのデートの約束はーーーッ!?」

鈴仙「そんなモン、約束してないっつーーの! もうっ……!」

トニーニョ「まあ、気を落とすなよネイ。お前だって解ってるだろ? 彼女が喜ぶのは、甘い囁きじゃないって」

ネイ「ああ。分かってるよ……レイセーーン! 俺達ブラジル代表も、4月の『幻想スーパーJr.ユース大会』に出るんだ。
   その時こそ! 君が惚れてしまうようなプレーを連発するからなーーーっ!」
省31

[129]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:36:45 ID:???
星「さあ乗員の皆さん! 我らが聖輦船は……魔界に向けて間もなく出発します!
  5! 4! 3! 2! ……テイク・オフでーーーーーーーーーーーす!」

惜別の時は長くは続かない。
ハイテンションに機器類を制御する星の声を背景に。

フワリ……!

鈴仙達一行を載せた船は、魔法と科学の力で海から僅かに浮き上がり。

ゴ……ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

鈴仙「みんな、さよなら……! またね……!!」
省41

[130]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:38:03 ID:???

反町「ひ、ひいいっ……!? た、高いー!? 酸素が薄いー!」

静葉「(肝心の男の子は震えあがってるわね……無理もないけれど)――反町君、私の手を取って。そうすれば怖くないわ」

穣子「って、ちょーーい! 何お姉ちゃん、一樹君に猛接近してるのー!?」

アリスさん「魔界……。まさか、帰って来る事になるとはね……」

つかさ「(――石崎了。先のサンパウロ戦で見せた彼のプレーは私に似通っていた。 省59

[131]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:39:10 ID:???
仲間達も船室から飛び出して、鈴仙と一緒に空の青さに溶け込んで。
強い風に髪の毛を思いっきりなびかせながら、思い思いに仲の良い友人たちと
これからの戦いに想いを馳せたり、純粋に今を楽しんでいたり、いつも通り雑談をしたりしている。

コーチ「鈴仙よ。ワシはお主のかつての師匠のように、お主を導いてやる事は出来ん。
     じゃが……年長者として、見守る事は出来る。……具体的には、そうじゃの。 省73

[132]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:40:28 ID:???



鈴仙「(次の魔界カップ、必ず勝つ。そして……皆でもっともっと試合をして、強くなって……笑い合うのよ!)」

新チーム・リトルウイングズの戦いは。今ここに始まったばかりなのだと。




[133]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/15(月) 23:50:20 ID:???

                    ――光を失って、視えたものがある。

                  ――光を失っても、失わなかったものがある。

              希望の光は暴風によって打ち砕かれても、しかし決して消えなかった。

            少女は、暗い絶望を歩ききり、その結果、天の果てにある希望を見出したのだ。
省33

[134]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/16(火) 00:02:18 ID:???


〜聖輦船・船室〜

ゴオオオッ……。

パチュリー「さて鈴仙。貴女にこのノートを渡して……と。御免なさいね。今の貴女は目が――」

鈴仙「いえ、大丈夫です、パチュリーさん。集中して手で触れれば感覚で、何が書いてあるか分かりますから」

パチュリー「……そりゃあ、私だって魔力を手繰り寄せれば似たような事は出来るけれど。
       しょっちゅうそんな事をしているんじゃ、妖力のコントロールが大変でしょうに。 省47


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24