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【SSです】幻想でない軽業師
[395]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/12(月) 22:48:38 ID:???
>>394
マンチーニで運んで翼に打たせるかゴリに打たせるか。
守備の時はとりあえずタックル押して後はお祈りって感じでやってた記憶ですね。
今日更新する予定でしたが書きあがりませんでしたのでお休みさせていただきます。
[396]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:06:00 ID:???
試合などした事が無い――そう、姫海棠はたてという少女は、試合経験というものが一切ない。
何度も言っているように、彼女は人見知りが激しくその上最近サッカーを始めたばかりの少女であった。
故にどこのチームにも所属しておらず……結果、試合をする機会というものがそもそも無かった。
彼女がようやく人並み程度にサッカーの技術が達した頃、
既に世間ではJrユース大会へ向けての活動で幻想郷サッカー界が動いていたのだから。
カルネバーレ「………………」
省66
[397]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:07:38 ID:???
遂にはカルネバーレの堪忍袋の緒が切れるかという矢先、マンチーニが咄嗟に空気を変えた。
このままではまず間違いなくカルネバーレの怒号が響き渡り、
はたてを更に委縮させてしまうと感じての判断である。
ただでさえ緊張をしているはたてを追いつめる事はいけないと考えた、マンチーニのファインプレーである。
こうなってはカルネバーレも矛を収めるより他なく、強くマンチーニを睨み付けながら深く息を吐いた。
省63
[398]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:08:46 ID:???
お燐「にゃあい! やったね、久しぶりにサッカーが出来るよ!」
お燐に関しては、そもそも彼女自身がボールを蹴る事自体久しぶりという事もあり、
純粋に練習でもサッカーが出来るという事に喜んでいた。
幻想郷代表にも選ばれず、腐っていた彼女は新たな環境に向けてとにかく前向きであった。
はたて「れ、練習……(え、普通こういうのって挨拶が終わったらすぐ解散とかじゃないの?
まだ他の人たちと一緒にいなきゃいけないのね……疲れるなぁ……)」
省52
[399]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:09:57 ID:???
早速練習という事になったが、果たして何をするのか。
道中で佐野はキャプテンであるカルネバーレ……ではなく、マンチーニに問いかけた。
マンチーニ「そうだね……まあみっちり練習をしてもいいんだけど、歓迎会を兼ねたレクリエーションとして、
ミニゲームをしようかとさっきカルネバーレとは話したよ。
さっきの感じだとオリンも試合には餓えてるようだったしね」
佐野「ほっほー……。 あのゴリ……でなかった、カルネバーレがそんなんで納得したのか?」
省78
[400]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:11:21 ID:???
とりあえず頭の中でヤス・シオ・カクと情報をインプットしつつ、
佐野は手渡されたビブスを羽織りながら準備運動を開始した。
佐野「ポジションはどーする? えーと……お燐はMFだっけ?」
お燐「そだよー。 ロンゲのお兄さんはFWも出来るならFWする? 天狗のお姉さんは……」
佐野「あー……ポジション、はいいとしても。 そうだな……得意な事とかってあるか?」
はたて「ひぅっ!? え、えぇっと……ドドド、ド、ドリブルなら……あと少しだけなら走れましゅ……。
省76
[401]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:12:39 ID:???
………
……
…
佐野、お燐、はたて、一輪を有するチーム。
対するはレッチェのキャプテンであるカルネバーレと、その補佐役であるマンチーニ……そして、正GKのブルノを有したチーム。
レクリエーションという事で時間は前半後半無しの15分のみとした上での試合は、
まずはジャンケンで勝利した佐野チームのボールではじまり、佐野がその実力を見せる所から始まった。
ポーンッ! クルクルッ!
佐野「あーらよっと! これが俺の必殺! ヒールリフトだ!!」
省48
[402]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:14:30 ID:???
佐野「あ、あれっ?(反則でプレイ止まらないのこれ?)」
カルネバーレ「……今のが反則とでも思ったか? バカタレ、あれくらいの当たりで根を上げるな!」
マンチーニ「(言い方はともかく……まぁ、あれくらいなら試合でも普通にある事だからなぁ。
ただカルネバーレ、レクリエーションなんだから怪我の可能性のあるプレイは……)」
目を丸くしている佐野に対して、カルネバーレは叱るように怒鳴りつける。
省64
[403]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:15:57 ID:???
そしてサイドを完全に抉ろうかといった所で、お燐は斜め前方からやってきていたマンチーニに視線を一つやると、
勝負は避けた方が無難と判断し大きく逆サイドに振った。
これにはマンチーニも追いつけず、また中盤のメンバーもカットには向かえなかったのだが……。
ピューン
お燐「ありゃ……」
佐野「おいおい、ライン割っちまうぞあれ」
試合勘が鈍っていたのか、お燐の蹴ったボールははたての遥か前方目掛けて飛んでいた。
省30
[404]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/14(水) 00:17:13 ID:???
実際の所は文の方がはたての数段上を行く俊足である。
が、それを差し引いてもはたてもまた種族としての特性か足は非常に速い部類であった。
おまけにそれだけの全速力を出しながら、ボールをあっさりとトラップする技術。
少なくともサッカー素人とは思えない動きであるのは間違いない。
佐野「(追いつけたとしても零すくらいが精々かと思ったけどキープ出来てるもんな……って)
おいはたて! 前、前!! 敵が来てるぞ!!」
はたて「へ……ぴ、ぴぃっ!?」
省45
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0ch BBS 2007-01-24