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【SSです】幻想でない軽業師


[51]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:47:42 ID:???
>>50
乙ありです。
ここから章タイトル回収です。ちょっとだけまた投下します。

[52]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:49:04 ID:???
反町「(……改めて見ると個性的な面子だなぁ、本当)」

手の中にある杯(中身は酒ではなくジュースにしてもらった)を傾けながら、内心そう思う反町。
実際、全日本にも負けずとも劣らない個性的な面々ばかりだ。
彼女らとの思い出を肴に、しみじみと杯の中(何度も言うがジュース)を啜る反町だったが……。

穣子「反町、飲んでる!?」
反町「おぶふっ!」
リグル「ひえぇ……」
静葉「穣子、そんな急に叩いちゃ駄目でしょ。 ……はい、ハンカチ」
省57

[53]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:50:50 ID:???
そのまま、借りていたハンカチを穣子の姉である秋静葉へと返し、
そしてオータムスカイズで常にツートップを張り続けた相棒――リグル=ナイトバグの具合を心配する。
因みに、リグル自身は思った以上に顔にかかったジュースが甘かった為、喜んでいたという。
甘い水は蛍の大好物だからね。仕方ないね。

穣子「にしたってなんでこんな端っこにいんのよ。 あんたがキャプテンで大会MVPまで取ったんだから、
   もっと堂々とど真ん中にデーンと立ってなさいよ」 省80

[54]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:52:15 ID:???
反町「(静葉さんも……)」

オータムスカイズを誰よりも思っていたのは誰か。
これについても意見は分かれるだろうが、恐らく、1番強くチームを強く思っていたのは秋静葉に違いない。
まだチームの人員自体が足りない頃は、その微笑みを持ってして仲間を勧誘し、
チームが結成してからは中盤の要としてチームを牽引した。

途中、風見幽香が加入をした際にはいざこざがあったものの……。
それも、全てはチームを思っての行動である。 省36

[55]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:55:15 ID:???
反町「(もしも俺が帰るとすれば……オータムスカイズはどうなるんだ?)」

先ほど、輝夜と話した反町の今後の身の振り方。
もしも外の世界に帰るとなった場合――オータムスカイズはどうなるのだろう、と夢想をする。
自分1人が抜けた所で大丈夫だろう、と安易に考えられる程には、反町は卑屈でもなければ責任感が無い訳でもない。
キャプテンであり、エースストライカーである。その程度の自覚はある。 省48

[56]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:56:47 ID:???
むにぃ

反町「ふへ?」
穣子「なーにをまたムッツリ考え込んでんのよ、私と姉さんを前にしときながら」

と、反町が悶々とまた考え事を始めた所で、不意に頬をムニンと引っ張られた。
意識を再び現実へと引き戻してみれば、そこには頬を膨らませながら右手で反町の頬を抓む穣子。
その横では苦笑をしながら、そんな2人の様子を見守る静葉の姿がある。

穣子「こんな時まで難しい顔してうんうん唸る事無いでしょ」
反町「にゃにするんだよ……」 省39

[57]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 21:58:03 ID:???
早苗「反町くーん♪」
反町「へ? え、早苗さん?」

と、そこに反町の耳に飛び込んできたのは――やけに陽気な声。
振り向けばそこには、頬を赤らめグラスを片手にニコニコと笑みを浮かべる緑の巫女。
その背後で疲れ切ったような表情を浮かべぐったりしている、赤の巫女。
東風谷早苗と博麗霊夢、両者の姿があった。

早苗「えへへ、大会お疲れ様でした!」
反町「は、はい……(あれー?なんだか凄く上機嫌だぞ……?)」
省57

[58]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 22:00:28 ID:???
反町「で、霊夢さんは一体どうしてそんなに疲れ切ってるんです?」
霊夢「……こいつがあんたんとこ行くって言って聞かないのを止めてたのよ」
反町「? なんでまた……」
霊夢「嫌な予感するのよねぇ……すっごい嫌な予感」

酔っ払いを放っておく、というのは――確かにあまりいい事ではない。
が、あくまで所詮は酔っ払いである。
倒れこむ程飲んでいる訳でもなければ、気分を悪くしている訳でもない。 省42

[59]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 22:01:48 ID:???















         「「「「「はあああああああああああああああああああああああああああああああっ!?!?!?!?!?!?」」」」」

















[60]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 22:03:35 ID:???
反町一樹と東風谷早苗。
2人の出会いは遥か昔である。
かつて常識に囚われないとしていた早苗は、常識にまるで捉えられないシュート力を持つ反町に一目ぼれ。
その後、早苗は紆余曲折を得てやっぱり常識は大切ですねと無意味にオーバーラップをする事を控えるようになり、
また、反町もなんだかんだで容姿端麗で(常識が戻れば)大和撫子。
男の理想とするタイプを具現化したような早苗に惹かれたのは当然の事であり、
両者は紅魔杯が終わった際、人知れず両想いの恋人となっていた。
省33

[61]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/23(火) 22:07:05 ID:???
これには思わず、周囲の者たちもどよめくのだが……。

早苗「……反町くん、お答えを」
反町「え、え? いや、その……(まさかいきなり来るとは思わなかったっていうか!? え、ここで俺が答え出すの!?)」

東風谷早苗は反町一樹が逃げる事を許早苗。
魔王がにげるコマンドを選ぶ事を選択出来ないとはどういう事かと混乱する反町だったが、
それでも……それでも……!

反町「(そ、そうだよな。 思えばようやく……)はい……そうですね、ようやく表に出せますね早苗さん」
省47


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