キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】
1 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/05/03(木) 10:05:02 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。
〜これまでのお話〜
アリティアカップ最終日。森崎たちアリティア選抜は反町率いる東邦タイガースを打ち破り悲願の全勝優勝を成し遂げる。
だが、大会中様々な妨害工作を仕掛けてきた超モリサキことラムカーネたちの策略により
森崎は残念なことに大会ベストイレブンに選ばれることはなかった。
それでも森崎は大切な仲間たちと勝ち取った優勝という栄冠以上のものはないのだと満足する。
その後、交流会のフードバトル大会が行われたり、上の世代の中心選手小豆沢に激励を送られたりと
アリティア王国で過ごす最後の夜は静かに終わろうとしていた……が!
ついにラムカーネが己の力と身体を取り戻すために森崎に襲いかかる。
手下である暗殺組織の一員を使い、森崎を攫ったラムカーネはサッカーの勝負を持ちかけてくる。
たった一人での孤独な戦いを強いられる森崎。闇の中に助けを呼ぶ声を聞きつけたのは
彼がこのアカネイア大陸で培い、育て上げてきた堅い信頼で結ばれた絆の力の象徴だった。
アカネイア騎士団、ブレーメントリオや早田たちと力を合わせ、森崎はラムカーネと宿命の対決を繰り広げる。
☆前スレ
【結成!】ファイアーモリブレム37【モテナイツ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1330697804/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html
上記のページの『過去ログ』内からどうぞ。
501 :
森崎名無しさん
:2012/06/04(月) 10:09:21 ID:???
★早田の判断→
ダイヤ2
★
502 :
森崎名無しさん
:2012/06/04(月) 18:40:07 ID:???
さすが魂の兄弟
503 :
森崎名無しさん
:2012/06/04(月) 19:05:13 ID:???
分かってくれているな!
504 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 14:05:59 ID:???
>>502
ここでダイヤ引きとは見事ですね〜
>>503
これにより万が一攻撃権を奪われても早田もブロックやクリアーに行きやすい位置に留まってくれます。
============
★早田の判断→ ダイヤ2 ★
>ダイヤ→イスラスに任せ、自分はこのリードを守るべく守備に徹する
姿形は瓜二つだが、人の持つ雰囲気は似ても似つかないあの二人。森崎とラムカーネ。
詳しい事情は後で話すとは言ってはいたが、早田は内心胸騒ぎを感じていた。
そしてそれは彼自身の中にある一つの記憶が原因であった。
遡ること5年前。全国中学選手権にて、前回王者の南葛中学に見事勝利し大物食いをやってのけたという
記憶上の事実とは異なる、しかしその割にはあの時の情景が今でも鮮明に思い出せるという不思議な記憶。
あのラムカーネの姿を見るたび、頭の中でちりちりとその記憶が思い起こされる。
ラムカーネ「くっくっく……苦しそうだな早田ァ。お前には見えているんだろう?
あのまがい物が創りだした世界とは異なる世界。王者南葛を破った新たな英雄、早田誠を称える世界が」
背後から追走してくるラムカーネが呟く。声帯すらも瓜二つなところが不気味さを倍増させていた。
早田「(くそっ、いったいどうなってやがんだ。まだボケるには早すぎるんじゃねぇのかよ)」
初めてこのアカネイア大陸を訪れたあの日。同じく遠征に訪れた日向の口から聞かされたのは『リセット』という耳慣れない言葉だった。
日向の言い分では、そのリセットの力により森崎は多くの勝利と栄光を手に入れてきたという。
本来ならば自分たちが浴びるはずだった喝采を根こそぎ横取りし、都合のいいようにしてきたと。
早田「(あの時俺は言ってやったんだ。それがどうした。んなの今の俺らにゃ関係ないってな)」
505 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 14:07:25 ID:???
もしも日向の言葉が本当だったとしても、早田には森崎に対する怒りや憎しみは湧いて来なかった。
確かにあの一戦で東一中が勝利していたら現在の周りの境遇は大きく変化していたかもしれない。
だが、今こうして紡ぎ続けている森崎との縁はその『リセット』によるものではなかろうか。
そう考えれば、たかが学生時代の一戦など棒に振っても構わない。
それ以上の充実、なにより熱い友情をこうして手に入れることが出来たのだから。
早田「(だのに何故だ。何故今更あの時の記憶がこうも頭をよぎりやがる。まさか、まさか俺は――)」
やはり後悔しているのだろうか。もしも自分にも『リセット』の力があったのなら
過去を遡ることで自分に都合の良い未来を創りだそうとしているとでも言うのだろうか。
早田「――なわけあるかよ。それに、今からだって十分バラ色の未来は作り出せるさ。
いつまでも過去にとらわれるような、ケツ穴の小さい男じゃないんだよ俺は!」
次藤へのコンプレックスに悩む自分を励まし、奮い立たせてくれた森崎。親友。魂の兄弟。
彼は変わったのだ。周囲に気を配り、キャプテンとしてチームを纏めることを第一に考えられるように変わってくれたのだ。
その彼を偽物、まがい物だと貶めるこの瓜二つの存在に対し、早田は怒りとともに哀れみを感じていた。
ラムカーネ「ちっ……お前ならどっちが真実の『キャプテン森崎』なのか見極めてくれるかと思っていたんだけどなぁ。
『魂の兄弟』の誓いだ何とかほざいてたが、所詮俺たちの絆はその程度だったってことか」
早田「……確かにお前のその素直じゃない、生意気な口ぶりは俺の知ってる森崎だよ。けどな」
キキッ!バシッ!
早田は足腰に力を込めると急ブレーキをかけて動きを止める。
ラムカーネがつんのめるようにして前に出たのを見計らい、前方へとボールを流す。
早田「俺は今を、そして未来を生きてんだ。過去のお前じゃない、今の森崎を見て、ここにいるんだよ!
お前が何者かはこの際関係ねぇ。俺の『兄弟』を馬鹿にするやつは容赦しねぇ。覚悟しろこんちくしょう!」
506 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 14:09:09 ID:???
ラムカーネ「(……そうかよ。結局お前も俺のことを無かったことにするのかよ。
いいぜ、お前がそのつもりなら俺にだって考えがあらぁ。
お前はいつか後悔するぜ。偽物の森崎を選んでしまったことを……いつか、必ずな!)」
早田のパスしたボールはイスラスへと渡る。ラムカーネはすぐさま彼のチェックへと切り替えた。
ラムカーネ「テメェだけは楽には潰さねぇ。俺様に楯突いた奴はな、二度と表舞台で輝かさせねぇよ。
一度でも闇のオーブの力に取り込まれたんだ。今更テメェは逃げられはしねぇんだよ!」
イスラス「ならば俺はその闇を振り切ってやる。どこまでも、どこまでもな……!」
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。
★イスラス→! card+ ドリブル45=★
============
★ラムカーネ→! card+ タックル45=★
!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
【攻撃側】−【守備側】
≧2→イスラスが突破。(奇数:そのままドリブル 偶数:マーガスにアーリークロス)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(新田がフォロー)(小豆沢とFローローが競り合い)(Cローローがフォロー)
≦−2→ラムカーネがボールを奪う
【補足・補正】
イスラスカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4
イスラスのカードがスペードで『素早いフェイント』で+2
その他は>>10を参照してください。
507 :
森崎名無しさん
:2012/06/06(水) 14:11:35 ID:???
★イスラス→
ハート9
+ ドリブル45=★
508 :
森崎名無しさん
:2012/06/06(水) 14:13:45 ID:???
★ラムカーネ→
ハート3
+ タックル45=★
509 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 14:58:52 ID:???
★イスラス→ ハート9 + ドリブル45+(高速ドリブル+4)=58★
★ラムカーネ→ ハート3 + タックル45=48★
【攻撃側】−【守備側】
≧2→イスラスが突破。そのままドリブル。
============
イスラス「(この下郎が言うように、確かに俺は一度あの暗黒の力に飲み込まれた)」
誰よりもかけっこが速くなりたい。幼い子供なら一度は願わずにはいられない純粋な願いである。
しかし、イスラスにとってその願いは過去に深く心を傷付けられた重大なキーワードでもある。
目の前でトラックに跳ね飛ばされる友人。あのとき自分が後少しでも速ければ。彼に追いつけるほどのスピードを持っていれば。
その時の後悔はイスラスに無意識に力を求める性格を植え付けさせた。誰よりも速く、速く、駆け抜けられる速さを欲した。
そして彼もまた他の仮面の男たちと同様に、その夢を叶えるための契約を結んだのである。
イスラス「(だが、俺の求めた速さは違う。他人を引きずり下ろすことで自分が速くなったと錯覚させられただけだった。
こんな力じゃ俺は何時まで経ってもアイツに追いつけやしねぇ。あの『光の速さ』のように駆け抜けるアイツの足には…)」
自らの右脚で踏み割ったあの仮面は笑っていたように思えた。やはり走る分にはあの仮面は邪魔すぎる。
自分はより速く、気持よく走ることを望んでいるのだ。やはり風を顔で感じることで、今自分は走っているのだと強く実感できる。
ラムカーネ「馬鹿なやつだ。その仮面は闇のー部に蝕まれた精神を守ってくれるのさ。俺の忠実に指示を聞き入れ理解できるようにな。
それをテメェは捨てやがった。俺に支配されるというありがたさを自ら放棄しやがった!」
イスラス「今度は王様気取りかよ。滑稽なキャプテンがいたものだ。
今に見てろよ。俺以外にも必ずテメェの傲慢な支配から逃げ出す奴がいるはずだ」
ラムカーネ「逃げられねぇよテメェは。いくら速く走ったって、いつかは追いつかれる!
既に全身に痛みが回り始めているはずだ。仮面を失ったその不完全な肉体が悲鳴を上げるぞ!」
イスラス「……追いつかれるものかよ。どこまでも……振り切ってやる!」
510 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 15:03:11 ID:???
ビュンッ!ギュンッ!シュパアッ!
足の回転を上げて、左右への激しい揺さぶりを織り交ぜる。
ビクトリーノのスピードが『直線的』ならば、イスラスのスピードは『変則的』と言えるだろう。
ビクトリーノ「直線の短距離走なら俺のほうが速いが、トラックコースだったら……ギリギリ俺の勝ちかな?」
口では強がっていたものの、曲がるときに減速しないあの足の驚異的な回転はビクトリーノには無いものだった。
ビクトリーノ「(さらに相手を幻惑させるブレーキングもうまいんだよな。まぁ単純なスピードならまだまだ俺のほうが上だけど)」
ラムカーネ「(うぎぎ……どいつもこいつも……俺の邪魔をしやがって……ゆ、許せねぇ……
それだけ走れるくらいの才能を持ちながらさらに力を求めるその図々しさが許せねぇ……!)」
闇のオーブの力に頼らなければとても一流の世界などには食い込めない自分の境遇が憎らしい。
こんなの間違っている。自分が最も努力をしているはずなのに。周りの人間はみんな他の存在を褒め称える。
憎たらしい。許せない。才能を持つ存在が許せない。自分より優れた存在が許せない。
ラムカーネ「(なんでだよ……これじゃあ俺が今までやってきたことがバカみてぇじゃねぇか……!
一体何のために……奴らの性格を歪めてまで……それでも俺は……頂点に立てねぇってのか……!!!!!!)」
徐々に離されていくイスラスの背中を恨めしそうに睨むことしかできなかった。
自分が中心に立ち、輝けるために。様々な画策を練ってきたはずなのに。
結局は才能に優れた者に自分は蹴落とされていくしかないのか。そしてそれが『森崎有三』の運命だとでもいうのか。
ラムカーネ「違う……こんなの間違ってるんだ……認めねぇ……俺は絶対に認めねぇ……」
ガーネフ「(いかん、そろそろ魔力で構築した肉体が限界を迎える時間か。
しかし……お主のその苦しみを理解できる者は残念ながらおらぬな。この儂以外にはな……)」
511 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 15:04:28 ID:???
恵まれぬものにしか分からない苦しみがある。嫉妬という醜い表現だけで押し固められてしまうには収まらないほどの葛藤があるのだ。
そしてその悲しみや欲望は闇のオーブでさえも簡単には取り除いてはくれない。
だからもっと、もっと自分たちと共感できる『駒』を増やして行かなければならないのだ。
イスラス「(あの女店員からもらった『痛み止め』がこんな形で役に立ってくれるとはな。
……だが、もしも奴の言葉が本当ならこの試合が終わる頃には……いや、今はこの試合に勝つことだけを考えろ)」
さらにスピードを上げて相手陣営へ切り込んでいくイスラス。それを止めに走るのはCローローとAローローだ。
Cローロー「よくも……よくも森崎を!お前は俺が止めてやる!」
Aローロー「ふむ、また君か。悪いが君の動きは既に見切らせてもらったよ」
イスラス「(こいつらも奴の甘い言葉に乗せられているだけなのだろうか。だとしたら……可哀想な連中だ)」
あんな力に頼らずとも強くなることを諦めなければ必ず結果は後からついてくるはずだとイスラスは考える。
だが、彼は知らない。同じく恵まれた才能が無い者だからこそラムカーネに付き添おうとする存在がいることを。
これは彼に才能があるがゆえの無知だった。そしてその存在は仮面でその心を隠し目の前に立ちはだかる。
512 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 15:06:09 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。
★イスラス→! card+ ドリブル45=★
============
★Cローロー→! card+ タックル43=
Aローロー→! card+ タックル44=★
!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
【攻撃側】−【守備側】
≧2→イスラスが突破。(奇数:まだまだドリブル 偶数:新田にパスしPA内に切りこむ)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(小豆沢がフォロー)(反町とBローローが競り合い)(Dローローがフォロー)
≦−2→闇の軍団がボールを奪う
【補足・補正】
イスラスの『倍速ドリブル』でドリブル時相手の人数補正を無効化
イスラスカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4
イスラスのカードがスペードで『素早いフェイント』で+2
Cローローのカードがダイヤ・ハートで『シャドータックル』で+4(吹っ飛び2)
その他は>>10を参照してください。
513 :
森崎名無しさん
:2012/06/06(水) 15:06:22 ID:???
★イスラス→
ハートA
+ ドリブル45=★
514 :
森崎名無しさん
:2012/06/06(水) 15:08:21 ID:???
★Cローロー→
クラブ5
+ タックル43=
Aローロー→
クラブ8
+ タックル44=★
イス公……
515 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 15:29:34 ID:???
Aローローのタックル値が間違っていました。とりあえず結果だけ。
============
★イスラス→ ハートA + ドリブル45+(高速ドリブル+4)=50★
★Cローロー→ クラブ5 + タックル43=48
Aローロー→ クラブ8 + タックル42=50★
【攻撃側】−【守備側】
=0→ボールはこぼれ球に。反町とBローローが競り合い
============
短いですが一旦ここまで。残り5分。勝利のカギを握るのは反町一樹!?
次回の更新は明日以降になりそうです。ではでは〜
516 :
森崎名無しさん
:2012/06/06(水) 18:01:08 ID:???
乙でした
フットボールの神よ。ダイスの神よ。ついでに並行世界の神様たちよ……
反町に勝利を…あとできればドライブシュートを授けたまえ……
517 :
森崎名無しさん
:2012/06/06(水) 18:03:01 ID:???
願わくば芋を司る神様も授けたまえ……
518 :
森崎名無しさん
:2012/06/06(水) 22:23:58 ID:???
芋w
519 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/08(金) 14:21:58 ID:???
>>516
乙感謝です!ここで抑えられれば相手はもうロングシュートくらいでしか足掻けませんからね。注目です。
ここの反町にはミドルシュートよりダイレクトシュートに適正があります。
代名詞のダイビングヘッド然り、某ラスボスと同じ名前の浮き球シュートも覚えたりしますからね…w
>>517-518
そんな事言ってると本命の緑髪の神様に怒られちゃいますよ一樹くん?
===========
イスラスの高速ドリブルはその素早いスピードもそうだが
瞬時にドリブルの方向を切り返し相手を翻弄していくことが多い。
同じくオランダ出身であり栄光のミランカルテットの一人である
フーリアが得意とする『直角フェイント』が良い例といえるだろう。
イスラス「(あの人ほどどんな難しい角度にも切り返すにはまだまだだが、俺のスピードならいける)」
Cローロー「(くそっ、こいつ……間違いない。この動きはイスラスだ。
俺たちを、森崎を裏切った憎き相手。だけど……駄目だ、迷うな。迷っている暇なんかない!)」
仮面をつけることで身の安全は保証される。だが、その代償に相手の顔すらも認識できなくなってしまうのだ。
それでもこの独自のフォームは短い間であったが共に過ごし練習に励んでいた彼のドリブルだと確信する。
イスラス「(俺に出来るのはこいつらに勝ち、奴のサッカーが間違っていることを証明してやることだけだ)」
言葉は要らない。必要なのは勝利か敗北か。勝ったほうが正しく、負けた方が間違っている。
これまでの歴史もそうして築きあげられてきたのだ。そしてそれはこれからも変わらない。
イスラス「…らあっ!」
ヒュッ…ギュンッ!!
Cローロー「うっ…は、はやい…」
520 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/08(金) 14:23:12 ID:???
半端に長身であるがゆえに、足元への反応が鈍くなる。中山のマークは剥がされイスラスはさらに突き進もうとする。が、
イスラス「!?」
Aローロー「やはりこちらに動いてきたか。先程も言っただろう。君の動きは見切らせてもらったと」
AローローにはイスラスがCローローをどちらから抜きにかかるかが初めから分かっていた。
それは彼の瞬発力の源であり、高度な切り返しも可能にするブレーキにもなる『右脚』に注目していたからである。
膝の付け根辺りから他の肌の色とは微妙に異なるその脚の馬力で驚異的なスピードを生んでいるイスラス。
だが、それは言ってしまえばこれから進む先の実に分かりやすい『道標』でもある。
多くの者は見逃してしまうほどの僅かな隙でしか無いが、観察眼に優れたAローローは既に彼の弱点を暴いていたのだ。
Aローロー「君はその『脚』に少々頼りすぎている。
腕、腿、なにより体全体のバランスがあってこそ『狼』のように迅速で駆け巡れるものだ」
イスラス「(こいつ……何者だ。何故俺の動きについてこれる!?)」
ドリブルコースを狭まれてしまった際にできる事はただひとつ。無理なく後ろに戻すか、もしくは……
イスラス「うおおおおおっ!!」
Aローロー「! 無理やり抜けてくるか、面白い!」
ガガッ!ガキィン!!
イスラス「…にゃろう」
Aローロー「ぐっ……君、なかなかいいセンスを持っているね。狼騎士団にスカウトしたいくらいだよ」
二人の衝突の衝撃で回転を保ちつつ浮き上がるボールは左サイドへと飛んでいく。
落下地点へと向かうのは反町とBローロー。残り時間の少ない今、勝負を分けるターニングポイントである。
521 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/08(金) 14:24:51 ID:???
Bローロー「ウキキ!お前らとの楽しい楽しい時間ももうすぐ終わり。寂しいなぁ」
反町「終わりがやってくるからこそ物事ってのは楽しいのさ。
だからどんなに苦しかろうと何度でも挑めるんだよサッカーってのは。…行くぞ!」
Bローロー「ウッキッキー。俺、いつかまたお前たちと遊びたいぞ。ウキキ!」
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。
★反町→! card+ 競り合い40=★
============
★Bローロー→! card+ 競り合い47=★
!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
【攻撃側】−【守備側】
≧2→反町がキープ。センタリングをあげるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(小豆沢がフォロー)(反町とBローローが競り合い)(Dローローがフォロー)
≦−2→Bローローがキープ。
【補足・補正】
Bローローのカードがダイヤ・ハートで『パワーチャージ』で+3(吹っ飛び3)
その他は>>10を参照してください。
522 :
森崎名無しさん
:2012/06/08(金) 14:36:21 ID:???
★反町→
ダイヤ5
+ 競り合い40=★
523 :
森崎名無しさん
:2012/06/08(金) 14:36:31 ID:???
★反町→
ハートJ
+ 競り合い40=★
524 :
森崎名無しさん
:2012/06/08(金) 14:48:18 ID:???
★Bローロー→
ハートK
+ 競り合い47=★
525 :
森崎名無しさん
:2012/06/08(金) 14:55:36 ID:???
=0分岐がすごいことにw
526 :
森崎名無しさん
:2012/06/08(金) 23:27:10 ID:???
反町「ならダブルスでいくよ」
527 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/10(日) 05:31:35 ID:???
>>525
コピペした後の修正忘れだったのですが、周囲の選手のポゼッションを確認してみると
ちょうど待機状態だったのでキャプ翼特有の空中対決に移行していましたねw
>>526
中里「反町殿にも忍道の素質があるとでも言うのでござろうか…?」
===========
★反町→ ダイヤ5 + 競り合い40=45>吹っ飛び★
★Bローロー→ ハートK+(不利-2) + 競り合い47+(パワーチャージ+3)=61★
【攻撃側】−【守備側】
≦−2→Bローローがキープ。
※BローローがKで勝利したので覚醒します
===========
★Bローロー競り合い覚醒→! card★
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→力+1
ハート→守備+1
スペード→競り合い+1
クラブ→『パワーチャージ』が『ハイパワーチャージ』(+4 1/2 吹っ飛び2)に進化
JOKER→ぜ・ん・ぶ♪
528 :
森崎名無しさん
:2012/06/10(日) 06:26:39 ID:???
★Bローロー競り合い覚醒→
ダイヤ10
★
529 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/10(日) 08:49:42 ID:???
★Bローロー競り合い覚醒→ ダイヤ10 ★
>ダイヤ→力+1
※ローローの力が20→21に上がりました。
===========
言動が無垢で幼い少年のようなこのBローローだが、その筋肉隆々とした体格は大の大人を遙かに凌駕するものだった。
その体格差は瞬発力に勝る反町であっても覆せるものではなかった。
Bローロー「俺たちが追いつけばまだまだまだまだ試合は続く。もっとお前たちと遊べるぞ。ウッキッキー!」
ドゴォッ!!
反町「ぐはあっ!?」
この楽しい『遊び』を楽しみたいがために、普段以上のポテンシャルで飛び上がるBローロー。
反町は紙のように吹き飛びボールを奪われてしまった。
小豆沢「しまった、みんな戻れ!守るんだ!」
Bローロー「ウキッ、そうはさせない。すぐに反撃だー」
残り時間を考えれば前線へのロビング以外にシュートチャンスを手に入れる方法は見当たらない。
Bローローは豪快なフォームでボールを大きく蹴りだす。
★Bローローの判断→! card★
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→Hローローに放り込む
スペード→Eローローに放り込む
クラブ→Jローローに放り込む
JOKER→こ、これは放り込みのパスじゃない!直接ゴールを狙う超超ロングシュートだ〜〜!!
530 :
森崎名無しさん
:2012/06/10(日) 08:52:13 ID:???
★Bローローの判断→
クラブ6
★
531 :
森崎名無しさん
:2012/06/10(日) 08:52:28 ID:???
★Bローローの判断→
ダイヤ5
★
532 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 06:50:16 ID:???
★Bローローの判断→ クラブ6 ★
>クラブ→Jローローに放り込む
===========
Bローロー「ウッキッキー!」
ベ ゴ ォ ッ ! !
ボールが潰れてしまうかのような嫌な音を立てながら、大きな放物線を描いて飛んでいく。
特大のサイドチェンジのロビングを追いかけるのはJローローである。
Jローロー「任されよ。現世に舞い戻る望みは必ず俺が繋いでみせる!」
早田「ちっ、よりにもよって俺が下がっている時に限ってこっちのラインで攻めるのかよ」
一つラインを下げて陣取っていた早田は競り合いに行くことを躊躇する。
森崎の体力が切れた今、ブロックが出来る自分がここを離れることは厳しいからだ。
早田「森崎、指示をくれ。お前も気づいてるとは思うがあのJ番のドリブルは厄介だ。
このままPA内を固めるか、プレスを掛けて一気に勝負をつけるか……お前の判断に任せるぜ」
森崎「(残り3分。ロスタイムを含めると多くても6分程度。ここが勝負の分かれ目だな。…どうする?)」
533 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 06:52:10 ID:???
☆どうしますか?
A 早田をタックルに向かわせる
B シーマをタックルに向かわせる
C 早田とシーマをタックルに向かわせる
D リンダに援護させつつ早田をタックルに向かわせる
E リンダに援護させつつシーマをタックルに向かわせる
F リンダに援護させつつ早田とシーマをタックルに向かわせる
G センタリングやシュートに備えてPAを固めさせる
H 俺がオーバーラップしてボールを奪ってきてやる
I 少しでも体力を回復させるために眠ってしまおう
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
534 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 08:02:23 ID:CLeHjEHQ
D
535 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 08:52:29 ID:W3JiKcbA
D
536 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 09:15:05 ID:???
>D リンダに援護させつつ早田をタックルに向かわせる
今の自分の体力ではもはやまともなセービングはできそうもない。
ここは撃たれる前に止める。魔法ブーストの力を使い、絶対に止めなくてはいけない場面である。
森崎「早田、リンダ、頼んだ!なんとしても奴にこれ以上進ませないでくれ!」
早田「へへ、了解了解。もうお前は寝てていいぜ、これでケリを付けてやる!」
リンダ「後は私達に任せて!絶対に奪ってきてあげるから!」
早田はリンダを伴い、Jローローのサイドアタックの進路へと割り込んでいく。
そんな頼もしい二人の背中を森崎は額にかいた汗を拭いながら見送るのだった。
森崎「(なんとしても止めてくれ。流石に……さっきのセービングのダメージが……ぐっ)」
ズキリ。
背中と腰。後頭部に鈍く重い痛みが残っている。だがこうしてはっきりとした痛みが分かるだけでもまだ幸運だった。
きっとアイツは。中山が破滅のツボを押され再起不能の負傷をしたあの時の苦しみに比べればなんてことはないはずだ。
森崎「(とにかく後少し、後少しでこの試合も終わる。俺の影、ラムカーネとガーネフの企みもここまでだ。
俺は……俺は勝つ。そしてドイツに渡って……世界一の……GKに……なっ……て……)」
クラッ…ドスッ。
森崎「(倒れちゃ駄目だ。キャプテンは最後まで……チームの勝利のために戦い続けなくちゃ駄目なんだから……)」
倒れそうになる体をなんとか踏ん張らせてゴールポストに寄りかかる。
中山と、そして自らの意思で押した『破滅のツボ』の侵攻は確実に森崎の体に広がり続けている。
537 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 09:17:03 ID:???
Jローロー「敵は…二人。だが、ここを抜けさえすればまだ得点の望みはある!」
早田「スピード勝負じゃ分が悪そうだな。ここは一気に距離を詰めるしかないぜ。
よし、ポニーのねーちゃん、一発派手なの頼んだぜ!」
リンダ「分かったわ!(これがこの試合で最後の私の魔法。森崎くんに勝利を届ける奇跡を起こすとっておきの魔法よ!)」
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。
★Jローロー→! card+ ドリブル47=★
============
★早田→! card+ タックル47+(オーラ+10)=★
!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
【攻撃側】−【守備側】
≧2→Jローローが突破。センタリングをあげるぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(Eローローがフォロー)(Hローローとシーマが競り合い)(Fローローと中里が競り合い)
≦−2→早田がボールを奪う。残すはロスタイム。Hローローが雄叫びを上げながら迫ってくる!
【補足・補正】
Jローローのカードがダイヤで『華麗なドリブル』で+3
Jローローのカードがハートで『素早いフェイント』で+2
早田のカードがクラブ以外で『カミソリタックル』で+2(吹っ飛び3)
その他は>>10を参照してください。
538 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 09:18:19 ID:???
★Jローロー→
ダイヤQ
+ ドリブル47=★
539 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 09:20:03 ID:???
★早田→
クラブ4
+ タックル47+(オーラ+10)=★
540 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 09:23:51 ID:???
やばーい
541 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 09:41:55 ID:???
>>540
ま、まだ大丈夫!数値差ではこっちの方が有利なはずですから!
===========
★Jローロー→ ダイヤQ + ドリブル47+(華麗なドリブル+3)=62★
★早田→ クラブ4 + タックル47+(オーラ+10)=61★
【攻撃側】−【守備側】
=1→ボールはこぼれ球に。Eローローがフォロー
============
リンダ「(私が扱える中でも最大級の威力を誇る呪文『オーラ』。
このブーストならどんなに相手が素早くてもそれを凌駕できるパワーを得られるはず)」
リンダの目論見は正しく、この超級魔法の加護で強化された早田が抜かれる要素など無きに等しいはずだった。
だが。それでも最後まで何が起こるかわからないのがこのサッカーというスポーツなのだ。
どれだけ可能性が低かろうとも。どれだけ絶望的な状況だろうとも。
それを打破できる瞬間というものはいきなり目の前に転がってくることがある。
絶対的な勝利を前にした油断が招き入れたのか、最後の瞬間まで諦めること無く
勝利を追い続ける気持ちが呼び込んだのかは誰にもわからない。
ガガッ!ボーン……
Jローロー「しまったァ!」
早田「げっ、キープできなかっただと!?こ、こぼれ球は……ああっ!?」
リンダ「う…嘘よ。嘘……こ、こんな事って……」
Eローロー「(ディアスや翼にあって僕に無かったもの。それは『天才』と呼ばれ持て囃される才能なんかじゃなかった。
これなんだ。最後の最後まで諦めずに戦い続けることが出来る『勝利への執着心』。
自分だけでなく仲間すらも奮い立たせることが出来るこの力……この力は!!)」
542 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 09:43:38 ID:???
グアアッ……!!
心を闇に染めてまで縋ってきたあの二人のような力は今の自分には残念ながら無い。
それでも。ここでボールを拾い、目の前に訪れたこの機会が巡ってきたということは。
Eローロー「(決めるよ。何が何でも。僕は……チームを、仲間を絶対に負けさせはしない。
負けてたまるか。このシュートで絶対に……同点に追いついてみせるんだ!!)」
誰もが持っているであろうこの輝きに気づけるかどうかは本人次第なのかもしれない。
それはひょっとして闇のオーブの暗黒のおかげでようやく気付かされるほどの小さな、けれども強い光だった。
Eローロー「僕にだってやれるんだっ!いっけええぇぇぇぇっ!!」
中里「も、森崎殿ーッ!!」
シーマ「狼狽えるなっ!シュートコースを塞げばどうとでもなる!」
森崎「ぐっ…う、動いてくれよ俺の体…!そうじゃなきゃ俺は中山に申し訳が……たたねぇんだよおぉぉぉぉっ!!」
先ほどのリンダの魔法の力で蓄えられた最後の気力を振り絞り、森崎はセービングの構えを取る。
543 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 09:47:02 ID:???
☆どうしますか?
森崎ガッツ 120/530
A キャッチング 威力0 消費20
B パンチング 威力2+1 消費40(1/4で『鋭いパンチ+3』1/4で『リザイアパンチ(ガッツ回復)』)
C がんばりセービング 威力4 消費100
C がんばりヒップアタック 威力10+1 消費100〜400(ダイヤ以外で行動キャンセル)
Eローロー シュート45
中里 ブロック36+(人数補正+2)
シーマ ブロック42+(人数補正+2)
森崎 セービング51+(ガッツ200以下-1)
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
544 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 09:48:46 ID:garkAesM
B
545 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 09:49:16 ID:???
※修正。正しい選択肢は以下のようになります。
A キャッチング 威力0 消費20
B パンチング 威力2+1 消費40(1/4で『鋭いパンチ+3』1/4で『リザイアパンチ(ガッツ回復)』)
C がんばりセービング 威力4 消費100
D がんばりヒップアタック 威力10+1 消費100〜400(ダイヤ以外で行動キャンセル)
546 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 09:53:44 ID:LuXxdNZI
B
547 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 10:10:39 ID:???
>B パンチング 威力2+1 消費40(1/4で『鋭いパンチ+3』1/4で『リザイアパンチ(ガッツ回復)』)
森崎「(何故だ。何故奴らはここまで戦える。あんな奴のためにここまで死力を尽くして戦えるんだ)」
残り僅かになった体力のせいなのか、森崎は仮面軍団のしぶとさに不気味さとともに恐怖を覚えていた。
こんな後ろ向きな感情を抱いてしまうのも、あのラムカーネという存在を自分の心から消し去ってしまったからだというのだろうか。
森崎「(怖がるな。俺は乗り越えたんだ。仲間との絆でチームを、アリティアカップを全勝優勝させたんだ。
恐れることはないはずだ。このシュート、絶対に、絶対に止めてみせる……!!)」
破滅のツボの影響で悲鳴を上げる体にムチを打ち、森崎は拳を固めて腰を落とす。
アベルの店から送られたこの『パンチグローブ』は、きっとこのシュートを止める助けになってくれるはずだ。
中里「(くっ…忍びの技を封印した途端、周囲の世界がこうも変わり果てようとは。
だが、拙者は諦めぬ。僅かだろうと可能性が残っている限りは)」
シーマ「(彼らのこの異様なほどまでの集中力の源はいったい何?
だけど……こうして真剣に立ち向かってくる者を相手できることはやはり嬉しいものね)」
未来への希望を胸に中里は飛び跳ね、全力を尽くせる誇らしさを胸にシーマは構える。
そしてEローロー。天才という雲の上の存在を見上げ続けていたことで、足元と心がぐらついていたこの青年。
彼の名はバビントンといった。母国のため、
そしてチームのために死力を尽くせるこの青年は、今ようやく何かを掴みかけようとしていた。
バビントン「いけェ!」
森崎「(中山。俺は『破滅』なんかには絶対に負けたりしない。それがお前に出来る唯一の償いだから。
だから俺は……この体で世界を目指し続ける。だからこんなところで……)」
バンッ!
森崎「こんなところで終わるわけにはいかないんだ!うおおおおぉぉぉぉっ!!」
548 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 10:12:48 ID:???
先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。
★Eローロー→! card+ シュート45=★
===========
★中里→! card+ ブロック36+(人数補正+2)=
シーマ→! card+ ブロック42+(人数補正+2)=★
===========
★森崎→! card+ パンチング54+(ガッツ200以下-1)=★
!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≧5→そのままキーパーとの対決へ
≧4〜2→威力を減衰しながらキーパーとの対決へ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(Hローローがフォロー)(ラムカーネがフォロー)(シェスターがフォロー)
≦−2→ブロック成功。ボールを奪った!
【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→Eローローのシュートがアリティアのゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(Hローローがねじ込み。森崎は倒れている)(Iローローのねじ込み。森崎は倒れている)(ラインを割り闇の軍団のCK)
≦−2→森崎がボールをパンチ!シェスターがフォロー
【補足・補正】
シーマのカードがダイヤで『大盾ブロック』で+8(消費300 減衰効果+5)
シーマのカードがハート・スペードで『アーマーブロック』で+2
森崎のカードがダイヤで『鋭いパンチング』で+3
森崎のカードがハートで『リザイアパンチ』で勝利時数値差×10/2のガッツ回復
その他は>>10を参照してください。
549 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 10:13:52 ID:???
★Eローロー→
ダイヤ9
+ シュート45=★
550 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 10:14:25 ID:???
★中里→
スペード4
+ ブロック36+(人数補正+2)=
シーマ→
ダイヤJ
+ ブロック42+(人数補正+2)=★
551 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 10:15:15 ID:???
★森崎→
ハート7
+ パンチング54+(ガッツ200以下-1)=★
552 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 10:16:09 ID:???
久々に参加できた
553 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 10:19:16 ID:???
とまった
554 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 10:34:36 ID:???
>>552
最近はかなり不定期な更新になっていますからねw今後とも機会があったときは宜しくお願いします。
>>553
止めてくれましたね!流石は守備に定評のある『ジェネラル』です。
===========
★Eローロー→ ダイヤ9 + シュート45=53★
★中里→ スペード4+(有利+2) + ブロック36+(人数補正+2)=44
シーマ→ ダイヤJ + ブロック42+(人数補正+2)+(大盾ブロック+8)=63★
【攻撃側】−【守備側】(ディフェンダー)
≦−2→ブロック成功。ボールを奪った!
※シーマに20の経験値が入ります
===========
バビントン「いけェ!これが僕の『ドライブシュート』だァ!!」
雄叫びとともに放たれたそのシュートは、天才と呼ばれるスタープレイヤーが放つような
並み居るブロッカーを吹き飛ばし、虹を彷彿とさせる見事な落ち方もしない何の変哲もないシュートだった。
だが確かに彼の中では見事な放物線を描いていた。それは闇のオーブに精神を酷く蝕まれことによる悲しき幻覚だった。
中里「(それでも…今の拙者からしてみれば見事なシュートでござる。だがこの程度では……)」
シーマ「悪いけど、キーパーにすら届かせられないわねそれじゃあ。はあっ!!」
バチィッ!!
Eローロー「あ……ああっ……そん……な…ァ」
ガーネフ「(ふぇふぇふぇ…つかの間の希望の後に覆いかぶさる絶望、か)」
ラムカーネ「(あーあー使えねぇ。ここで決められないようじゃアイツは何時まで経っても『天才』なんかにゃなれねぇな)」
555 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 10:35:58 ID:???
リンダ「やったァ!さっすがシーマ。頼りになるぅ〜」
シーマ「フフッ、こう見えても守備だけは得意なのよね。さァ、後はロスタイムだけ。気を引き締めなさい!」
森崎「(た、助かったのか。だが、不思議なものだ。リンダの話じゃ彼女はただの宮仕えのお嬢さんって聞いてたが)」
まだゴール前にボールが残っているにもかかわらず慌てること無く味方に指示を出し、ボールを繋ごうとする
シーマの堂々とした姿に森崎は頷きながら感心する。
森崎「ああいうのを『カリスマ』っていうのかね。……とにかく、危機は脱した。後数分だ。何としても耐え切るぞ」
Hローロー「くっ……ちくしょう!ボール、ボール、ボールを寄越せェ〜〜!!」
Iローロー「ミアータ…ミアータ…ああっ…ミアータ!俺はまた……何もできずに終わるのか!」
ラムカーネ「(……いい気になるなよ偽物が。俺にはまだとっておきの『切り札』があるんだよ。
覚えておけ。テメェに出来る程度のこと、
本物の『キャプテン森崎』である俺様ができないことなどありゃしないってことをなぁ)」
ロスタイムは3分。だが、ボールを持つのはアリティア特別選抜。
何とかしてボールを奪いたい闇の軍団だったが、仲間との信頼で築きあげられた巧みなパスワークの粗を探すのは困難だった。
シーマ「キャプテン殿。次は誰にボールを預けるべき?最後の指示をお願いしたいの」
森崎「ああ。ここまでよく守ってくれたぜ。よし、みんなきけ!」
556 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 10:37:29 ID:???
☆どうしますか?
A マーガスに大きく放り込め!
B 新田に大きく放り込め!
C 小豆沢に放り込め!
D イスラスに放り込め!
E シェスターにキープさせるんだ!
F 来い、俺に持って来い!森崎のオーバーラップだ!
G シーマの判断に任せる
H もはや為す術なしのラムカーネたちを挑発する
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
557 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 10:45:28 ID:LuXxdNZI
E
558 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 10:47:18 ID:7iKr/Kzo
E
559 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 11:01:55 ID:???
大丈夫か、これ?
560 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 11:08:03 ID:???
>E シェスターにキープさせるんだ!
森崎「シェスターに渡してくれ。アイツのキープ力ならこの残り時間、逃げ切ってくれるはず」
シーマ「彼のこと、信頼しているのね。分かったわ。私も彼のことを信じてみる」
バコッ!パシッ!
シェスター「サンキューかわいこちゃん。君から託されたこのボール、絶対に渡させないからね」
軽口は叩きながらも、その瞳は真剣そのものだ。先程は自分が突破されたことであわや失点の危機まで陥ってしまった。
その借りを返しておきたいというのもあったが、何より目前に迫った勝利に対して心が滾らないわけなどなかった。
ラムカーネ「この野郎、おとなしくボールを渡しやがれ!」
Fローロー「俺たちが生き返るためには勝たなくちゃならないんだ。絶対に奪わなくちゃ!」
シェスター「(彼ら仮面の正体が何かは分からないが、これだけ必死になるということは
きっと相応の目標みたいなものがあるんだろうね。だけど……)」
ババッ!ザッ!
シェスター「俺は意地でもブレーメンの宿舎にアイツを連れて帰らなきゃいけないんでね。
悪いがここまでだ。華麗に決めさせてもらうよ!」
561 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 11:09:53 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。
★シェスター→! card+ ドリブル48=★
============
★ラムカーネ→! card+ タックル45+(人数補正+2)=
Fローロー→! card+ タックル41+(人数補正+2)=★
!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
【攻撃側】−【守備側】
≧2→シェスターが突破。試合終了!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→ボールを奪った選手がすかさずシュートを放つ!
【補足・補正】
シェスターのカードがダイヤで『フラミンゴクリップ』で+5
シェスターのカードがハートで『華麗なドリブル』で+3
Fローローのカードがダイヤ・ハートで『パワータックル』で+3(吹っ飛び3)
その他は>>10を参照してください。
562 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 11:10:13 ID:???
★シェスター→
クラブ4
+ ドリブル48=★
563 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 11:10:35 ID:???
★ラムカーネ→
ハート6
+ タックル45+(人数補正+2)=
Fローロー→
ハート8
+ タックル41+(人数補正+2)=★
564 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/14(木) 11:15:07 ID:???
★シェスター→ クラブ4 + ドリブル48=52★
★ラムカーネ→ ハート6 + タックル45+(人数補正+2)=53★
【攻撃側】−【守備側】
=−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
===========
ラムカーネ、おとなしくダロスに任せておけばまだ望みはあったのに……
といったところで一旦ここまで。ようやく『前日編』も佳境に差し掛かってきましたね。
第2部本編にはまだもう少しかかるとは思いますが、どうぞお付き合いくださいませ。それではまた〜
565 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 11:16:32 ID:???
乙でしたー
566 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 15:11:57 ID:???
乙でしたー
何とか勝ったがパッとしない試合だったな
森崎が得たものは大きいが敵味方バンバン覚醒して遺恨の無い試合になって欲しかったが……
567 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 15:21:23 ID:???
イベントを全然起こせなかったのが痛恨だよなあ……
ミディア出せなかったのは特につらい。
568 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 23:55:49 ID:???
後半は特に、敵味方ともあんまりぱっとしなかったからねえ。
試合通して存在感発揮してたのは草原の狼さんだけな気すら。
569 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 23:57:45 ID:???
後半は一応、森崎が頑張ってたよw
570 :
森崎名無しさん
:2012/06/14(木) 23:59:42 ID:???
90分通して開幕のイスラスショーが一番の見せ場だった
そういうこともサッカーにはあるな
571 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:37:50 ID:???
>>565-566
乙どもですー。ラムカーネ戦はこの後も何度か行われるので、次の試合に期待しましょう。
>>567
彼女とはしばらくの間お別れですからね。Jローローの復帰は難しくなりましたね。
>>568
アリティア選抜は一本もシュートが撃てませんでしたね。Kローローの出番が……
>>569
ガッツが枯渇するまで止め続けてくれましたからね。JOKER覚醒もしましたし、個人としては言うことなしだと思います。
>>570
あれも半分イベントでの得点でしたからねぇ…。確かに消化不良な展開でした。
===========
シェスター「(くっ…しつっこいなぁ。最後くらいかっこよく決めたかったのに)」
シェスターのドリブルは試合終了間際での疲れもあるのか普段のキレは失われていた。
ラムカーネとJローローの執拗なマークを振り払えずに動きが止まってしまう。
中里「(シェスター殿、無理は禁物でござる。一旦後ろに下げてやり過ごすでござるよ)」
シュタタタッ…
Fローロー「(後ろの選手が上がってきている。よ〜し、ここは…)」
相手の行動を完璧に読み切り、先回りでのボールカットを狙うFローロー。
後は相手が勝手にこちらにボールを渡してくれるのを待つだけだった。だが。
ラムカーネ「今ならボールを楽に奪えるぜ。おらっ、よこしやがれェ!!」
シェスター「うわっ!」
ドガァッ!!
572 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:39:25 ID:???
ラムカーネ「ギャハハっ!!ざまあみろ!見たか!これが本物の森崎様の実力だァ〜ハッハッハ!!」
反則ギリギリのラフプレイでシェスターのボールを奪いにかかるラムカーネ。
だが、この無理なボール奪取は残り僅かのロスタイムを大幅に消費する悪手だった。
試合の展開よりも自らの活躍を重視してしまったツケはすぐに支払われることになる。
ピッピッピ〜〜〜〜〜〜ッ!!
ラムカーネ「ハッハッハッハッハ……ハァ!?」
シェスター「くくっ……助かったよ。わざわざ貴重な時間を浪費してくれたことに感謝しなくちゃね」
森崎「お、終わった……勝った!勝った……ぐうっ……」
体全体を襲う痛みに顔を歪めつつも、チームの勝利に喜び、拳を天に突き上げる森崎。
妖しい赤い月の光も、今ならば素敵な祝福の演出にさえ思える晴れやかな気分だった。
ラムカーネ「う…うそだ。こんなの何かの間違いだ。俺が負けるわけねぇ。負けるわけねぇのに……」
ラムカーネは敗北という現実に打ちのめされて崩れ落ちる。
それと同時に仮面の男たちも電池が切れたかのように動かなくなる。
負けた。偽物から力を奪い、不完全な肉体を完全なものにするという野望はここに潰える。
それはラムカーネだけではない。不幸にも前大戦で命を失ったアカネイア同盟軍の勇士たちにも言えることだった。
Cローロー「そんなァ……俺たちが……森崎が……負けた……?」
Aローロー「わ、我々の復活の望みは……絶たれてしまったのか……む、無念……」
Jローロー「ミディア……ごめん……俺は結局君の元へは……帰れそうに……な……」
573 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:40:26 ID:???
絶望に絶望を重ねた重苦しい雰囲気が闇の軍団を包み込む。
だがその陰惨な光景を見つめるガーネフは何故か嬉しそうな笑みを浮かべていた。
この惨めな敗北すらも、自分たちの野望の一端になるとでも言わんばかりに。
ガーネフ「(あの裏切り者の小僧の存在が全てじゃったな。奴が心変わりさえしなければこんな無様な結果にならずに済んだものの。
じゃが……ふぇっふぇっふぇ。お主にとっても儂にとっても
『裏切り』とは切っても切れぬ関係よ。これも運命と言えるかもしれぬのう)」
試合の結果など些細な問題でしかない。あの力さえ用いれば、なんということはない。
何度でもやり直せばいいのだから。勝つまで。都合の良い世界が巡り巡ってくるその日まで。何度でも。
森崎「(へへ……なんだか一気に疲れがのしかかってきやがったぜ。だが、まだ俺にはやるべきことがあるよな)」
ラムカーネに打ち勝ち、自分の存在という証明をしてくれた仲間たちにねぎらいの言葉をかけなければ。
暗闇に一人取り残され、どうしようもなかったはずの森崎を助けに来てくれた彼らがいなければ、この結果は無かったから。
森崎「みんな、ありがとう。俺たちの勝利だ!」
早田「へへっ、なぁに。気にすることねぇよ。兄弟のピンチに駆けつけるのは当然だろ?」
シェスター「大事なチームメイトにリーグ開幕前に潰れてもらっちゃ困るんだよねぇ」
マーガス「それで、気になっていたんだが……あのお前そっくりの謎の男は一体何者なんだ?」
森崎「ああ。ちょっと信じられない話かもしれないんだが、実はあいつは……」
森崎は曖昧ながらも自分の知る限りのラムカーネの情報を仲間たちに話した。
昔の自分の性格や心を色濃く受け継ぐもう一人の自分自身。言わば森崎の『影』であると。
574 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:41:43 ID:???
イスラス「……なるほど。奴が執拗にお前のことを狙う理由がようやく分かった。
お前に存在を認められなかったもう一つの人格が、何らかの力を得て実態を得た。
そしてこの『仮面』で手駒を集めてお前に成り代わろうとしてやがったってわけか」
そう言うとイスラスはポケットから何かを取り出す。青白く輝くそれは、森崎は何処かで見覚えがあった。
森崎「それは……星のオーブ?にしては随分小さいが……」
前対戦にて、魔王ガーネフを倒すために用いられたスターライトの魔導書。
この魔導書を錬成するための力の源として使われたのが、
今はアカネイアの王宮で厳重に保管されている光のオーブと、この星のオーブである。
イスラス「これは奴から与えられた『仮面』を踏み割った時に出てきたものだ。
値打ちものの宝石か何かかと思ってお守りがわりに持っていたんだが……
お前の話を聞いてはっきりした。こんな不気味なものを持ち続ける趣味は俺にはない」
そう言うと森崎の方へとその青い炎が宿るように燃え、輝くかけらを放り投げてくる。
咄嗟にキャッチしたが、確かに彼からしてみれば都合の良い『駒』として扱われそうになった曰くつきのモノに違いない。
森崎「(一応引き取っておくか。マルスやマリクなら何か知ってるかもしれないしな)」
※イスラスから謎のかけらを受け取りました。
575 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:42:55 ID:???
赤い月の光が徐々に消え、東の方から徐々に明るさが戻ってくる。
そんな夜明け前の見事なグラデーションの空の下、この試合を一人見守る男がいた。
その男も『仮面』をしていた。だが、森崎たちと戦った男の仮面とは随分と趣が違う。
相手に威圧を与える鬼のような仮面ではなく、純粋に顔を覆い隠すようなシンプルなデザインである。
????「良かった。どうやら『彼』は負けなかったようだ。いざとなれば俺が出ていくつもりだったが……」
その男の表情は仮面で隠れているため分からない。だが、少なくともこの試合へ強い意識があったのは確実だった。
疼いていたからだ。自分も彼らと同じフィールドに立ち、ボールを蹴り駆けまわりたい。
そう願わずにはいられない質なのは『こんな姿』になっても変わらないことに妙におかしくなってしまう。
????「君にはこれからも勝ち続けてもらわなければいけない。そう、それが『あの人』の願いであり、そして――」
何よりも自分のために。この因果から逃れるための唯一無二の存在。森崎有三。いや……
????「―――。」
もうすぐ夜が明ける。そしてそれからが始まりだ。この広大な大空をいつか再び駆け巡れる日が来ることを祈って。
576 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:43:56 ID:???
森崎「……さて。後はアイツだけだな」
仲間と勝利の喜びをわかちあった森崎は、やり残した仕事を終えるためにゆっくりと歩き出す。
未だ自分の敗北を受けいられずに呆然と立ち尽くす男の前に。
髪の一房が心奪われるほどに黄金に輝いている以外、自分と瓜二つの存在の前へと立つ。
ラムカーネ「うそだ…こんなの間違いだ…俺は負けない…負けるわけないのに…」
森崎「……ラムカーネ。いや、もう一人の森崎有三。俺が生み出してしまった……『影』」
ラムカーネ「こんなのありえない…信じられない…認められない…」
森崎「おい、聞こえてるのか。返事くらいしろ!」
ラムカーネ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ……そう、嘘さ。夢さ。幻さ。
そうさ、これは全て空想、妄想。作り物のまがい物。ひひ…うひひひひ…」
森崎「…駄目だ。完全に我を失ってやがる。だが、いったいどうすれば」
身から出た錆というわけではないが、彼という存在を宿さなければ
自分は一生『キャプテン』という立場を目指すことも、そして翼や若林に立ち向かおうとさえ思わなかっただろう。
そのことだけに関しては、正直感謝してもしきれないところがある。
ドイツブンデスリーガでプロとして戦っていけるようになったのも、
彼と、そして自分の体に宿る『リセット』と『星のオーブ』の力があればこそだと森崎は思っていた。
彼をこのまま放っておく訳にはいかない。森崎はなんとか彼とコンタクトを取るべく色んな行動をとってみる。
森崎「なぁ、何か返事しろよ。おい、ラムカーネ!」
顔の前にひらひらと手を翻してみたり、耳や鼻を引っ張ってみたが、相変わらずうわ言をブツブツと呟くだけのもうひとりの自分。
それどころかその表情は次第に狂気じみてきており、語気も荒々しくなっていく。
577 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:45:12 ID:???
ラムカーネ「ひひ…うひひ……さぁて、そろそろこんな間違った世界にはおさらばしねぇとな。
俺が目立ち、輝ける世界。『森崎有三』という存在が主役として生きられる世界……
ひゃっはっはっはっは、そうとも!『キャプテン森崎』という素晴らしき世界に行けば俺は…俺はァ!!」
ギシィッ!!
森崎「!?」
森崎が見たのは、一生で一度も見たくないし想像もしたくない悲惨な光景だった。
自分と同じ顔、同じ姿の人間が自ら首を絞めながらも笑っている。
ラムカーネ「俺は…何度だってやり直す。絶対に諦めるものか…諦めてたまるものかヨォ……グギギ……」
森崎「て、テメェ……ま、まさか……!」
それは森崎にも無自覚にだが見知った光景だった。再起不能に陥り、志半ばで倒れた無数の自分自身の影たち。
彼らは以前、森崎をラムカーネの魔の手から助けてくれた。だが、もしもこのラムカーネが自分と同じ存在なのだとしたら。
ラムカーネ「テメェにできて俺にできないことは何もない。覚えておけ。俺は絶対に諦めねぇ。
森崎有三が。大空翼や若林源三を足蹴にし、日本サッカーの救世主と崇められる夢のような世界だ……
お前にも見せてやらァ。ひひっ…うぎひっ……げっ……かかっ……」
ミシミシと嫌な音が漏れるほどに、ラムカーネの両手には凄まじい力が込められている。
既に顔も青ざめ、泡を吹き出した自分と同じ顔の男の最期の瞬間が、森崎の神経を飲み込む。
森崎「や、やめろ!それ以上続けたらお前、本当に……!!」
ラムカーネ「ひゃひゃ……ひゃ……あ…ばよ…また……会おう……ぜ」
578 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:46:32 ID:???
グ キ ン 。
森崎「わあああああああああああああああああっ!!!!!」
ガバッ!!
森崎「な、何だ今のは…!?お、俺が自分の首を絞めて……自分で自分を、ころ……」
悪夢に耐え切れず、目覚めて跳び起きた森崎は辺りを見回す。
そこはアリティア王宮のバルコニーへと続く渡り廊下だった。
アリティアカップが終わり、後夜祭で盛り上がり、
酔いを覚ますためにと屋上へと上がった記憶がぼんやりと浮かび上がってくる。
そこで小豆沢からドイツへと旅立つ際の餞別の言葉をもらい、そしてここでカタリナと出会い……
森崎「あ、れ…?じゃあ……今のは……夢……だったのか……?」
頭に鉛を詰め込まれたかのように重い。体全体が悲鳴を上げているかのようだ。
早田やシェスターたちと共に、ラムカーネたちとサッカーで勝負をしたあの光景は全て夢だったのだろうか。
ふと周囲を見渡すと城の兵士たちもいたるところで酔いつぶれて寝てしまっているではないか。
森崎「くそっ…なんという寝覚めの悪い夢だ。ううっ、寝冷えしちまったのか寒気までしやがるぜ。
まだまだ夜は冷える時期だしな。何か暖が欲しいところだぜ。そうそう、こんな風に。うーあったけー」
都合よくパチパチと音を立てる炎に手を当てる森崎。だが、その炎が明らかにおかしいことに気がつく。
ここは城の中。焚き火などして良い場所ではないことは馬鹿でもわかる。そして次の瞬間――
「「「「「うわあああああああああああああ」」」」」
森崎「ななな、なんだぁ!?」
579 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:47:46 ID:???
ただごとではないことはすぐに理解できた。あちらこちらから火の手が周り、助けを呼ぶ悲鳴が聞こえてくるのだから。
森崎「一体全体どういうことなんだよ……マルス、アベル、カインは……みんなは何処だ!」
酔いや気だるさは一瞬で吹き飛んだ。頭を覚醒させつつ、森崎は急いで階段を駆け下り、玉座の間へと急ぐ。
明日の近衛騎士受勲式の準備のため、クリスを始めとする第七小隊の面々はジェイガンに玉座の間へ集められていた。
ルーク「なぁクリス。明日は待ちに待った騎士受勲の日だぜ!ここまで来たのはクリスのおかげだな。
俺が隊長譲ってエースポジションを全うしたおかげだな!はっはっは!」
セシル「ったく、口だけは既に一人前の騎士よねぇ。でも、確かにルークの言うとおりかもね。
クリス。あなたが隊長として私達を纏めてくれなければ今の私たちはなかったわ」
クリス「そんなことないわ。私達全員の力で掴みとった栄光よ。
……そして、多くの他の従騎士の夢の犠牲の上に立っていることも忘れてはいけないわ」
ロディ「森崎殿の言葉は厳しかったな。だが、現実は確かにその通りだろう。
私たちはライバルを蹴落とすことで、今まさに正騎士の資格を得ようとしているのだから」
カタリナ「でも、そうしなければ誰も夢を叶えることはできません。
誰かが幸せになれば、必ず他の誰かが不幸になる。それは今回の騎士試験だけじゃなく
生きている上で、絶対に避けては通れない現実なんです。……仕方ないんですよ」
クリス「……本当にそうなのかしら」
カタリナ「えっ…?」
580 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:49:17 ID:???
クリス「森崎さんが言っていた『他人の夢を壊すことは悪いことじゃない』って言葉はそういうことじゃないと思うの。
確かに私達が正騎士になることで、夢を遠回りにされた人は絶対にいるわ。
その人達から酷い恨みを買うことも覚悟しなくちゃいけないと思う。でも!」
ライアン「クリスさん……」
ライアンの心配そうな声を聞いて、不安にさせまいとクリスはにこりと微笑む。
クリス「でもね。そんな張り詰めた気持ちだけ抱えてて、私達が本当に近衛騎士に選ばれたと思う?
……私は違うと思うんだ。騎士は、主君を、民を、皆を守るための存在よ。
その身を犠牲にしてまで、守るべきもののために戦い続けることが出来る覚悟。
どんなに苦しくても前を向き続けることが出来る強さも……あの人から学んだから。だから!」
ジェイガン「その言葉を聞けただけで、近衛騎士に任命したかいがありましたな、王子」
マルス「うん。僕もそう思うよ」
クリス「えっ…?」
ルーク「マ、マルス王子!」
ジェイガンを伴って現れたのはマルスだった。近衛騎士たちの様子を自ら見てみたいとジェイガンについてきたのである。
マルス「人の上に立つ者がいる場所というのは、自らがのし上がって出来上がるものじゃない。
多くの人に支えられることで、ようやく立つことが出来る、脆い場所でもあるんだ。
それを分からない者に、人の上に立つ資格はないと僕は思っている」
立場や権力に溺れること無く、自分を支え、共に戦ってきてくれた仲間を自分の身以上に大切に思うことが大事なのだ。
だが、クリスは一つ腑に落ちないところがある。マルスは前大戦中に同盟国の裏切りを受け、父を失い、亡国の王子にならざるを得なかった。
そんな境遇を経験したにも関わらず、どうしてこうも人を信ずるという意思を強く持ち続けることが出来るのだろう。
581 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:50:22 ID:???
クリス「マルス様。私はまだ未熟な騎士です。だから迷っているんだと思います。
人を信じる絆の強さは、マルス様や森崎さんを見ていればわかります。
……でも、やっぱり怖いんです。その信頼はいつ、どんな状況でも本当に壊れることはないのかと」
マルス「信頼という言葉だけなら誰でも紡げる。そしてその言葉は一瞬で裏返されることもある。
僕もそれは分かってはいるんだ。でもね」
マルスは懐から藍色に輝く勲章を取り出す。アリティア中の憧れの的である正騎士を表す勲章だ。
マルス「信じることをやめてしまえば、この勲章もただの飾りになってしまう。
騙されようとも、裏切られようとも、それでも相手を信じ続けることが出来た時。
……初めて『信頼』というものが生まれるんじゃないかな」
カタリナ「……騙されようとも、裏切られようとも……」
マルス「だから僕は明日、この勲章を君たちに託したい。アリティアの名の下に、誇りある近衛騎士として僕の傍で仕えて欲しいんだ。
君たちが立派な正騎士になれる日が来ることを僕は信じ続ける。だから君たちも、信じて欲しい。
僕が立派な王になれるように。この国が豊かで笑顔であふれるように。そして、大陸に真の平和が訪れるようにと」
ジェイガン「その勲章を身につけるからには信条を行動に移すことを義務付けられる。
覚悟せよ。お主たちはマルス様とともに、このアリティア王国を支えることになるのだから」
ルーク「おっしゃあ!正騎士になったからには次は一人前の聖騎士を目指さなきゃな。
ゆくゆくは大陸最強の聖騎士の称号も得て……うひひ、夢が広がるぜ!」
ロディ「この身に余る光栄だ。まずは家族に報告したい。幼い兄弟たちに、自慢できそうだ」
ライアン「これからもクリスさん、いいえ、クリス隊長の元で立派な騎士を目指して頑張りますね!」
セシル「そういうことね。今までありがとう。そして、これからもよろしくねクリス!」
582 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:51:36 ID:???
クリス「あ、あはは…なんだか改めてそんな事言われるとちょっと落ち着かないわね……」
セシル「なになに〜照れてるの?意外と可愛いとこあるじゃない。ね、カタリナ?」
カタリナ「はい。クリス…。クリスと私が会ってから今まであっという間でしたね。
私、忘れません。今まであなたと一緒に入られたこと……絶対に」
クリス「どど、どうしたのよカタリナ。急に改まって。私たちはこれからも今までどおりよ。
あなたの軍略があるからこそ、私は輝けるの。だから、ね?」
先程から何か様子がおかしいカタリナを心配そうに覗きこむクリス。
カタリナは恥ずかしいのかなかなか目を合わそうとしてくれない。
カタリナ「……クリス。あの、あのですね。……私……」
バ ァ ン ! !
城の兵士が火急の出来事だと言わんばかりの形相で玉座の間に飛び込んできたのだ。
ジェイガン「何事だ!騒々しい!」
兵士「も、申し上げます!し、襲撃です!何者かがこのアリティア城に侵入を!」
ジェイガン「!? なんだと……賊は何人だ!?」
兵士「わ、わかりません。気がつけば城内に…すでにあちこちに火の手をあげられて…」
583 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:52:38 ID:???
ジェイガン「ええい、宴で気の緩んだ所を狙ってきおったか。分かった、儂が前線で指揮を執る。マルス様、どうかあれを」
マルス「うん。分かった」
マルスはクリスたちに先程取り出した『正騎士』の勲章を渡していく。
ジェイガン「受勲の儀式は後回しになってしまうが、お前たちにアリティア近衛騎士の初の任務を申し付ける。
この玉座の間と、マルス様をお守りするのだ。分かったな」
ルーク「お、押忍!」
ロディ「了解しました」
ジェイガンは慌ただしく這いずりまわる兵士を叱咤しつつ、賊が侵入したという場所へと向かった。
既に1時間は過ぎただろうか。煙の匂いや喧騒の声が徐々に近づいてくるのが分かる。
まだ玉座の間に賊の侵入はないものの、このまま待機していては危険なのではと誰もが思い始めていた。
ルーク「おいおいおい、なんだかやばくないか?俺たちも加勢しに向かったほうが…」
ロディ「心配ない。城内は大勢の兵が守っているはずだ。いざとなれば賊の数人など……」
カタリナ「……数人ではないですよ。50ほどの一兵団と呼んでいい規模の集団です」
クリス「カタリナ…?」
この緊急事態に努めて冷静な口調で語りだすカタリナの様子にクリスは嫌な予感を覚えながら首を傾げた。
カタリナ「後夜祭の宴でただでさえ気が緩んでいる兵士など、カカシのようなものです。薬も盛られていますから」
584 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:54:14 ID:???
ライアン「薬……?な、なんの話をしてるんですかカタリナさん……」
カタリナ「城内を自由に動ける内通者がいれば兵に一服盛るのも、仲間を手引きするのも簡単にできます。
だから信用されるまで、何日も何日も過ごして機会を待つ。そういう命令だったんです」
コツ、コツ、コツ。
セシル「カタリナ!ちょ、ちょっと何処行くの!勝手に外に出ちゃ危ないわ。そっちからは……!?」
賊たちの声が。そう言おうとした瞬間、セシルは気づいてしまった。
彼女の言葉の意図が。何故こうも容易く賊の侵入を許してしまった原因が。
セシル「…………うそ。嘘よねカタリナ。こんな芝居、冗談じゃすまないっての!」
クリス「待ってカタリナ!待ちなさい!」
カタリナ「私はカタリナではありません。…すみません皆さん。
私の本当の名前は『アイネ』。このアリティア城に侵入した賊の仲間。
私の目的はただひとつ。英雄王マルス。あなたの暗殺です」
紫色の炎が地面を走る。玉座の前に立つマルスの足元の絨毯が一瞬で灰のかけらへと変貌する。
マルス「――!」
アイネ「……これが、私の『夢』なんです。ごめんなさい、クリス……」
585 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 12:56:16 ID:???
森崎「あちいあちいっ!城の中がまるで火の海じゃねぇか。玉座の間は……ええと、どっちだったけ?」
ただでさえ道に迷いやすい構造の城が、炎が舞う所為で方向がうまく定められない。
とにかく玉座の間へたどり着けばきっと誰かがいるはずだ。森崎は炎をかき分けながら突き進んでいく。
★炎の道を抜けて→! card★
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→カイン「マルス様、何処におわす!」カインと合流したぞ
ハート→シーダ「マルス様は、マルス様は無事なの?」シーダと合流したぞ
スペード→オグマ「あちらこちらから妙な仮面が襲ってきやがる」オグマと合流したぞ
クラブ→リフ「ひええっ、森崎殿ー助けてくだされー!」リフと合流したぞ
JOKER→エリス「皆さん、落ち着いてこちらの方に避難を!」エリスと合流したぞ
586 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 12:56:32 ID:???
★炎の道を抜けて→
ハート2
★
587 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 13:10:06 ID:???
ラムカーネとまたやるのかキャプテン森崎と中山さんディスクられるのはもう見たくない…
588 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 13:11:24 ID:???
完全に別の話なのだからそこまで気にすることじゃないだろ
589 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 13:24:26 ID:???
傲慢で脅迫したり暴力もふるってキャプテンに就任した森崎、本来ない才能を与えられて輝く中山政男
彼らにそれを望んだのは参加してた人達だったわけだから
咎められたり悪役として否定されると、釈然としない気持ちが生まれるのはわからないでもないが……
上のほうで闇のオーブも必要ってあたり、変化はある筈。 不満あるならぶちまけるより選択で変えていけばいい。
それが参加式の醍醐味だよ
590 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 14:25:26 ID:???
中山さんはともかく、キャプテン森崎のほうは悪い部分だけを抽出した感じだろw
仲間を信じるのと、手駒としか考えてないのは、両立してたりするしな。
591 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 14:28:41 ID:???
最近の森崎はともかく初期森崎は普通に結構外道である
それに本編森崎はキャプテンにも正GKにもなれて能力もトップクラスというのがあるからな
もしそうなれなかった場合はもっと外道に走ってたと思うよ
592 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 14:32:44 ID:???
まあこのスレは【リセット】を盛大にDisってるし(スレ主自身からはルール的に必要だったと思いますよ、って言葉もあったけど)
わざわざ「キャプテン森崎」なんてタイトルまで引っ張ってのラムカーネの凶行だし、ある程度嫌な気分になるのはしょうがないでしょ。
それに対して「口にもするな」「嫌なら出ていけ」なんて他のスレでよく見る対応は、少なくとも俺にはできないよ。
更に言うなら、このスレでは「最後はみんなハッピーな結末になるように」とアナウンスされてるから、そこを信じようよ。
593 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 16:36:35 ID:???
1さんと2さんとではリセットの意味が結構違うから、もやもやはする
594 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/16(土) 18:34:50 ID:???
>>587
この苦しい状況から這い上がるであろう彼らの活躍に期待して欲しいというのが本音なのですが…
彼らのファンにはちょっと嫌な展開を描写してしまいましたね。すみません。
一つ言うならばラムカーネも中山も『悪役』ではないです。そこだけははっきりと言わせてください。
>>588
ありがとうございます。けれどもこういった本編の事項と照らしあわせて意見が出てくれるのはとても嬉しいのです。
>>589
外道に振る舞える選択肢は適度に混ぜていますし、森崎の性格を矯正していくことは不可能ではありません。
ただ、このスレは基本的に善人が多いのでちょっと躊躇してしまうかもしれませんね。
>>590
しつこいくらいに何度もオーバーに表現することを心がけてますねw
今の私からはこれからの展開に期待して下さいとしか言えません……。
>>591
ギャグとして済まされる行動と済まされない行動が織り交ざった、絶妙な行動基準だったと思います。
原作の森崎の性格では到底考えられない行動もあったりと、当時の盛り上がり具合は素晴らしかったですね。
>>592
ディスるという表現にはちょっとう〜んと考えてしまいますね。
このスレで使わせてもらっている『ファイアーエムブレム』という作品が
【リセット】と切っても切れない関係のゲームだけに、主題の一つとして盛り込んでいるだけであり、
私はリセットという行動を馬鹿にしたいとも否定したいとも思ってはいません。
ゲーム進行の際には絶対に必要なことですし、リセットがあるからこそ出来るギャグには何度も笑わせてもらいました。
リセットした際に無かった事にされた記憶や存在たちがもしもその場に留まることができたらどうなるのか?
リセットしても『敗北数』がきっちりと残るこの作品だから書けるお話を、私は皆さんと作っていければいいなと思います。
>>593
そのもやもやを取り除ける展開をいつか書けるように、私も頑張らなければいけませんね。精進します。
===========
とりあえずお返事だけ。更新は明日の朝になると思います。
これからも様々な意見がいただけるなら是非お願いしたいです。
このスレは皆さんの言葉と熱意、そして私の拙い文章力で成り立っておりますのでw
多分きっとこれからの『ファイアーモリブレム』も、今後もよろしくお願いいたします。
595 :
森崎名無しさん
:2012/06/16(土) 21:16:41 ID:???
乙です。
長く続けていれば穏当な発言や表現ばかりといかないでしょうし、難しいテーマに挑戦継続してる主さんに感心させられます。
因縁の試合第一節を終えて新展開、これからもぐいぐい引っ張ってくださるよう、楽しみにしてます!
596 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/17(日) 09:04:01 ID:???
>>595
乙ありがとうございます。今回のことにかぎらず、ゲームバランスで不安なところや
シナリオで疑問に思ったことなどは遠慮なく言っていただければ幸いです。
ラムカーネや中山たち仮面軍団との対決は試合結果だけでなく
如何にして特定の選手同士を『接触』させていくかも大事になってくると思います。
===========
★炎の道を抜けて→ ハート2 ★
>ハート→シーダ「マルス様は、マルス様は無事なの?」シーダと合流したぞ
森崎「えーっと、確かこっちの中庭を経由していけば中央館に……だっけ?」
だ〜っ、こんな時空から見渡すことが出来れば一発で分かるってのに」
その時である。何かが羽ばたくような大きな音が上空から聞こえてくる。
見上げてみると、そこにはいつか手斧を当て損なった天馬の尻が目に入った。
森崎「あの美味そうな…じゃなかった、あの馬はまさか!」
シーダ「森崎くん!無事なのね?無事だったら手を振って返事をしてちょうだーい!!」
森崎「やっぱりシーダだ。こいつはラッキーだぜ。おーーーい、ここだ!俺は無事だぞ〜〜〜っ!!」
シーダは森崎の無事を確認すると、愛馬の天馬、エルカイトの手綱を引いて
徐々に地面へと降りてくる。そしてこの騒ぎは何事なのかと尋ねてきた。
シーダ「私は南武フースバル用の離宮にある陽子さんの部屋に行っていたんだけれど…。
王宮の方の空がまるで火事にあったみたいに真っ赤になっていたから慌てて飛んできたの」
こちらに向かう途中、山賊らしき男たちが何人も押し寄せて城門をこじ開けようとしているのを見たらしい。
森崎「もしかすればジェイガンさんが言っていた最近辺りをを騒がせている山賊かもしれないな」
597 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/17(日) 09:06:02 ID:???
新人騎士の訓練で戦ったサムシアンの残党。捕らえたはずの彼らの仲間が再び襲いかかってきたのかもしれない。
森崎「とりあえず玉座の間へ行ってみれば誰かがいるはずだ。
きっとマルスもそこにいる。シーダ、エルカイトの背に乗せてくれないか?」
シーダ「ええ、もちろんよ。急いでマルス様の無事を確かめないと……」
シーダは鞍の位置を変えて少し前の方へとまたがる。後ろの空いたスペースに乗るように促す。
森崎「(そういえば今まで誰かの馬に同乗することはあってもペガサスに乗るのはもしかして初めてかも)」
まさかこんな非常事態に初めての空中散歩の機会が訪れるとは思わなかった森崎は少し緊張する。
しかしグズグズしてはいられない。意を決して森崎はペガサスの背へと飛び乗った。
目指すは王宮にある玉座の間。天馬の羽ならばすぐにでもたどり着けるはずだが……
★エルカイトのぼうけん→! card★
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→カイン・ドーガ「この辺りの賊は殲滅した。すぐにそっちに向かう!」カイン・ドーガと合流したぞ
ハート→エスト「大変だよ、城下町にも山賊が!」エストと合流したぞ
スペード→オグマ「姫、ご無事で何より」オグマを回収しつつ玉座の間へ!
クラブ→エルカイト「(この男からは何故か危険を感じる)」なんと森崎が乗るのを嫌がり出す!
JOKER→夢の中で見たような仮面をした大男が裏手口に入っていくのを見つける。追ってみよう!
598 :
森崎名無しさん
:2012/06/17(日) 09:06:29 ID:???
★エルカイトのぼうけん→
クラブ6
★
599 :
森崎名無しさん
:2012/06/17(日) 10:08:08 ID:???
ここでクラブを引くとはねぇ…
600 :
森崎名無しさん
:2012/06/17(日) 11:16:27 ID:???
食おうとしてるのバレてるwww
601 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/06/18(月) 08:50:13 ID:???
★エルカイトのぼうけん→ クラブ6 ★
>クラブ→エルカイト「(この男からは何故か危険を感じる)」なんと森崎が乗るのを嫌がり出す!
それは森崎がアカネイア大陸に送り込まれてまだ間もない頃。
ガルダの海賊の根城に迷い込んだ彼は、途方に暮れた彼はとりあえず
身の安全を確保するため海賊の一味として振る舞うことにしたのである。
その後、成り行き上でアリティア騎士団の滞在する砦へと攻撃を仕掛けることになり、
道中で応援を呼ぶために空を飛ぶシーダのペガサスを見つけたのが全ての事の始まりだった。
そう。あのとき森崎はシーダの乗るペガサス、エルカイトに非常に興味を惹かれていた。
それは珍しい動物だの空を飛んでいるだのとは全くベクトルの違うもの。
ただただ『美味しそうだなぁ』という食欲という本能が生み出す生理的な興味だった。
エルカイト「(なんやこの男、さっきからワイの尻じっと見て。やらしいわぁ、ほんまやらしいわぁ)」
ペガサスという生物は非常に繊細で、人の言葉や行動、心理まで理解できる賢い動物と呼ばれている。
森崎の自分に対する『おまえうまそうだな』という深層心理を察知したエルカイトは身の危険を感じ、暴れだす。
ブヒヒヒヒーーーーン!!ブルルルッ!!
森崎「のわわっ!?なな、なんだァ!?」
シーダ「どど、どうしたのエルカイト。どうどう、落ち着いて!」
エルカイト「(堪忍やぁシーダ。こいつ、さっきからワイのこといやらしい目で見とるさかい。
悪いけどこの男を安心して背中に乗せられん。ただでさえ炎が回って熱くて敵わんのに)」
シーダ「……なんだか森崎くんのことを警戒しちゃってるみたいね。ちょっと人見知りなところがある子なの。気を悪くしないでね」
森崎「うっ……べ、別に気にはしてないさ。問題はこれからどうするかだな……」
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0ch BBS 2007-01-24